JP2021077572A - 照明器具 - Google Patents

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森山 厳與
Iwatomo Moriyama
厳與 森山
大介 石坂
daisuke Ishizaka
大介 石坂
将人 渡邉
Masahito Watanabe
将人 渡邉
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Abstract

【課題】光信号の受光による誤動作を防止できる照明器具を提供する。【解決手段】光源ユニット12は、光照射方向17に向けて光を照射する。無線ユニット16は、光源ユニット12の光照射方向17に対して反対の背面側に配置されるとともに一端側が光源ユニット12よりも側方に突出する位置に配置されるケース62、ケース62の一端側に設けられ光源ユニット12の光照射方向17に向けて開口する受光角度制御孔69、および受光角度制御孔69に対向してケース62内に配置され受光角度制御孔69から入射する光信号を受光する受光部70を有する。反射板20は、光源ユニット12の側方に光照射方向17に対して傾斜状に配置され背面側に無線ユニット16の一端側が対向される傾斜面部33、および傾斜面部33に設けられ無線ユニット16の受光角度制御孔69に対向する開口部34を有する。開口部34は、光照射方向17から見て受光角度制御孔69よりも大きい形状に設けられている。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、無線ユニットを備えた照明器具に関する。
従来、送信部からの光信号によって遠隔操作可能とする照明器具が知られている。この照明器具では、光源を覆う拡散透光カバーの内側に光信号を受光する受光部が配置され、受光部に対して広い範囲からの光信号が受光されるように構成されている。
そのため、例えば、オフィス等の施設において複数の照明器具が設置されている場合、特定の照明器具を動作させるためにその照明器具に送信部を向けて操作しても、近くに位置する他の照明器具が誤動作してしまうことが懸念される。
特開2019−169481号公報
本発明は、光信号の受光による誤動作を防止できる照明器具を提供することを目的とする。
実施形態の照明器具は、光源ユニット、無線ユニットおよび反射板を備える。光源ユニットは、光照射方向に向けて光を照射する。無線ユニットは、光源ユニットの光照射方向に対して反対の背面側に配置されるとともに一端側が光源ユニットよりも側方に突出する位置に配置されるケース、ケースの一端側に設けられ光源ユニットの光照射方向に向けて開口する受光角度制御孔、および受光角度制御孔に対向してケース内に配置され受光角度制御孔から入射する光信号を受光する受光部を有する。反射板は、光源ユニットの側方に光照射方向に対して傾斜状に配置され背面側に無線ユニットの一端側が対向される傾斜面部、および傾斜面部に設けられ無線ユニットの受光角度制御孔に対向する開口部を有する。開口部は、光照射方向から見て受光角度制御孔よりも大きい形状に設けられている。
実施形態の照明器具によれば、光信号の受光による誤動作を防止することが期待できる。
第1の実施形態を示す照明器具の断面図である。 同上照明器具の下側からの斜視図である。 同上照明器具の上側からの斜視図である。 同上照明器具の一部の拡大底面図である。 同上照明器具の受光部の受光角度と反射板の開口部との関係を示す断面図である。 同上照明器具の受光部の受光角度と反射板の開口部との関係を示す表である。 第2の実施形態を示す照明器具の断面図である。
以下、第1の実施形態を、図1ないし図6を参照して説明する。
図1ないし図3に、天井面等の設置面に設けられた埋込開口に埋め込み設置される埋込形の照明器具10を示す。この照明器具10は、例えばオフィスや店舗等の施設の天井面に複数の照明器具10が設置される場合に、照明器具10を1台単位または予め設定されたグループ単位に調光制御する照明システムに対応している。この照明器具10は、無線通信機能を有し、例えばリモコンや携帯端末等の送信部(送信機)からの無線信号を受信し、設定を受け付けたり調光を制御する。
照明器具10は、長尺状に設けられており、発光領域が長手方向に沿ってライン状に連続するベースライトである。照明器具10は、器具本体11、この器具本体11に配置される光源ユニット(光源バー)12、この光源ユニット12を器具本体11に対して着脱可能に取り付ける着脱機構13、器具本体11と光源ユニット12との間に配置される端子台14、電源ユニット15および無線ユニット(無線制御ユニット)16等を備えている。なお、本実施形態では、照明器具10が天井面に埋込設置される状態を基準として、照明器具10の前面側を下側、背面側を上側、光源ユニット12からの光照射方向17を下方向(直下方向)として説明する。
そして、器具本体11は、金属製(板金製)であり、下面側が開口されている。器具本体11は、長尺な反射板20、およびこの反射板20の長手方向の両端に取り付けられた端板21を有している。
反射板20は、本体部22、この本体部22の短手方向の両側から突出された両側の反射板部23、およびこれら反射板部23の端部に設けられた化粧枠部24を有している。
本体部22は、天板部25、およびこの天板部25の短手方向の両側から折曲された側板部26を有し、断面略コ字形に形成されている。天板部25と両側の側板部26と両端の端板21との間に、下方に開口する凹状の収容部27が形成されている。天板部25の長手方向の両端側付近には、埋込開口の上方で天井構造物に設置された吊ボルトに取り付けるための複数の取付孔28が設けられている。天板部25の長手方向の中央付近には、天井裏に配線される電源線を引き込むための配線孔29が設けられている。
本体部22の一側の側板部26には、無線ユニット16の配置位置に対応して、無線ユニット16が挿通される挿通開口30、および無線信号通過用の無線信号通過部31が設けられている。これら挿通開口30および無線信号通過部31は、収容部27の内部と外部とを連通して設けられている。側板部26の上側(天板部25に寄った位置)に挿通開口30が設けられ、この挿通開口30の下側(収容部27の下面開口に寄った位置)に無線信号通過部31が設けられている。無線信号通過部31は、器具本体11と光源ユニット12との間に連通される。無線信号通過部31は、器具本体11の長手方向に細長いスリット状の開口で、電波を媒体とした無線信号(以下、単に無線信号という)の通過に適した長さおよび幅に設けられている。すなわち、無線信号の周波数は例えば920MHz、無線信号通過部31の長さは1/4波長またはその整数倍とされている。この無線信号通過部31の長さは、挿通開口30およびこの挿通開口30に挿通される無線ユニット16の幅よりも広く設けられている。挿通開口30と無線信号通過部31は連通されている。
反射板部23は、本体部22から側方に向けて突出される段部32、およびこの段部32から斜め下方に向けて突出される傾斜面部33を有している。傾斜面部33は、光照射方向17に対して傾斜状に配置されている。段部32および傾斜面部33の内面は、光源ユニット12に対向され、光源ユニット12の光を光照射方向17へ向けて反射させる反射面に形成されている。なお、反射板部23は、段部32が省略され、本体部22から傾斜面部33が設けられていてもよい。
反射板部23の一側の段部32および傾斜面部33には、無線ユニット16の配置位置に対応して、例えば赤外線等の光媒体による無線信号(以下、光信号という)の透光部としての開口部34が設けられている。開口部34は、傾斜面部33に垂直な方向から見て、傾斜面部33の傾斜方向に沿って長孔状に形成されているが、図4に示すように、光照射方向17から見て、円形または円形に近似した形状に形成されている。開口部34は、無線ユニット16との関係によって、段部32と傾斜面部33に亘って形成される場合の他、傾斜面部33のみに形成される場合もある。なお、開口部34は、光信号が通過する透光部材で閉塞されていてもよい。
端板21は、反射板20の少なくとも反射板部23の長手方向の端部を閉塞している。端板21は、反射板20の化粧枠部24に連続する化粧枠部35を有している。
また、光源ユニット12は、光源ユニット本体部であるシャーシ40、このシャーシ40の下面に取り付けられる発光モジュール41、およびシャーシ40との間に発光モジュール41を収容するカバー42を備えている。
シャーシ40は、金属製で、器具本体11に対応して長尺状に設けられている。シャーシ40は、細長い長方形状の基板取付部43、この基板取付部43の短手方向の両側に設けられた側縁部44を有している。側縁部44の上部側は、外面側に円弧状に屈曲形成されている。
発光モジュール41は、長尺な基板45、およびこの基板45の下面側に実装された複数の発光素子(半導体発光素子)46を備えている。発光素子46は例えば表面実装形のLEDが用いられ、複数の発光素子46が基板45の長手方向に沿って1列または複数列に実装されている。なお、発光素子46は、LEDに限らず、有機EL等の他の素子でもよい。
カバー42は、長尺状の透光カバー47、およびこの透光カバー47の両端に取り付けられる端面カバー48を備えている。透光カバー47は、電波が通過する樹脂製で、透光性および光拡散性を有している。透光カバー47の下面側は長手方向に直交する断面が凸湾曲状に形成され、上面側は発光モジュール41が対向または配置されるように開口されている。透光カバー47の上面側開口の両側縁には、シャーシ40の基板取付部43の下面に当接する当接部49、およびシャーシ40の両側の側縁部44に係合して取り付けられる断面略L字状の取付部50が設けられている。そして、透光カバー47は、長手方向に沿ってライン状に発光する発光領域となる。また、端面カバー48は、電波が通過する樹脂製であるが、非透光性であってもよいし透光性を有していてもよい。端面カバー48は、シャーシ40に保持された透光カバー47の端部に取り付けられ、シャーシ40に透光カバー47を保持する。
また、着脱機構13は、器具本体11の天板部25の下面側で長手方向の両端側付近に取り付けられる一対のばね受金具53と、光源ユニット12のシャーシ40の上面側で長手方向の両端側付近に取り付けられる一対のばねユニット54とを有している。ばねユニット54は、シャーシ40に取り付けられるばね取付金具55、およびこのばね取付金具55に両端側が取り付けられた取付ばね56を有している。取付ばね56は、下方へ向けてばね力が付与された状態でばね取付金具55に取り付けられている。そして、着脱機構13は、ばね受金具53に引っ掛けられた取付ばね56のばね力によって光源ユニット12を器具本体11に引き上げ、光源ユニット12を器具本体11に取り付ける。また、取付ばね56のばね力に抗して光源ユニット12を引き下げることにより、取付ばね56をばね受金具53から外し、光源ユニット12を器具本体11から取り外せる。
また、端子台14は、器具本体11の天板部25の下面側で長手方向の中央付近に取り付けられ、配線孔29から引き込まれる電源線が接続される。端子台14は、内部配線によって電源ユニット15と電気的に接続されている。
また、電源ユニット15は、一次側である外部電源入力側が端子台14に内部配線によって電気的に接続され、二次側である点灯電源出力側が接続ケーブルによって光源ユニット12に電気的に接続される。電源ユニット15は、一次側が配線孔29および端子台14に向けて対向するように、器具本体11の天板部25の下面側で長手方向の中央付近に取り付けられている。接続ケーブルは、コネクタ接続によって光源ユニット12と着脱可能とする。
電源ユニット15は、端子台14を通じて供給される外部電源を、発光モジュール41の発光素子46を点灯させるための所定の点灯電源に変換して光源ユニット12の発光モジュール41に供給する。例えば、電源ユニット15は、外部電源である交流電源から供給される交流電圧を整流する整流回路、この整流回路で整流された交流電圧を直流電圧に変換する昇圧チョッパ回路等の力率改善回路、この力率改善回路からの直流電圧を発光素子に供給する所定の直流電圧に変換する降圧チョッパ回路等の駆動回路、およびこれら力率改善回路や駆動回路を制御する制御部等を備えている。駆動回路は、スイッチング素子を有し、このスイッチング素子のスイッチング動作によって発光素子46に供給する電流を制御し、発光素子46を調光する。制御部は、無線ユニット16から入力する調光信号等の制御信号に応じて、力率改善回路および駆動回路を制御する。
また、無線ユニット16は、光源ユニット12の光照射方向17に対して反対の背面側で、反射板20の天板部25に配置されているとともに、反射板20の天板部25の長手方向において一対のばね受金具53の間の位置に配置されている。本実施形態では、無線ユニット16は、外部電源からの雑音の影響を低減するために、電源ユニット15の二次側である点灯電源出力側と一端側のばね受金具53との間の位置に配置されている。
無線ユニット16は、天板部25と光源ユニット12との間に配置される無線ユニット本体部60、および光源ユニット12よりも外側に突出した位置に配置される一端側である無線通信部61を備えている。無線ユニット本体部60が天板部25の下面側に取り付けられている。無線通信部61は、照明器具10の平面視または底面視、あるいは光照射方向17である直下方向から見て、光源ユニット12よりも側方に突出した位置に配置されている。
無線ユニット16は、ケース62、およびこのケース62内に収容された制御基板63を備えている。
ケース62は、電波が通過する樹脂製で、長方形箱状に設けられている。ケース62は、上下に二分割された上側のケース部64と下側のケース部65とを組み合わせて構成されている。ケース62の無線ユニット本体部60の箇所には、ねじ止め用のボス66が上下に貫通して設けられているとともに、複数の位置決め用の突起67が上面から突設されている。ケース62の無線ユニット本体部60は、天板部25の下面側に配置され、複数の突起67が天板部25に嵌合して位置決めされるとともに、天板部25を挿通する取付ねじ68がボス66に螺着されることにより、天板部25に取り付けられている。光照射方向17に対向するケース62の無線通信部61の下面には、光照射方向17に向けて開口する受光角度制御孔69が設けられている。なお、受光角度制御孔69は、光信号が通過する透光部材で閉塞されていてもよい。
制御基板63は、ケース62内で、無線ユニット本体部60から無線通信部61に亘って配置されている。制御基板63は、例えば赤外線等の光信号を受光する受光部70、所定の周波数の電波媒体による無線信号を送受信する送受信部71、無線ユニット16の動作を制御する制御部、および設定事項や各種データを記憶する記憶部等を備えている。受光部70および送受信部71は、無線通信部61に配置されている。受光部70は、ケース62に設けられた受光角度制御孔69に対向され、受光角度制御孔69から入射する光信号を受光する。受光部70は、光信号を受光する受光面の中心に垂直な仮想の受光中心軸72を有し、この受光中心軸72がケース62に設けられた受光角度制御孔69の中心を通過するように配置されている。受光部70は、光信号を受光可能とする範囲である受光角度(入射角度)が、受光角度制御孔69によって制御されている。なお、受光角度制御孔69は、受光中心軸72を中心とする円筒状に形成されている。
制御基板63上には、電源ユニット15と電気的に接続されるコネクタCが実装されている。コネクタCは、無線ユニット本体部60に配置され、ケース62の外部に突出されている。コネクタCは、電源ユニット15側から動作電源を入力し、電源ユニット15との間で相互に通信可能としている。
そして、無線通信部61は、反射板20の一側の側板部26に設けられた挿通開口30を通じて収容部27から側方に突出されている。無線通信部61は、反射板20の長手方向に対して交差する短手方向に突出されている。無線通信部61は、反射板部23(段部32および傾斜面部33)の背面側に対向する位置に配置されている。つまり、無線通信部61の受光部70および送受信部71は、照明器具10の平面視または底面視、あるいは光照射方向17である直下方向から見て、光源ユニット12よりも側方に突出した位置に配置されている。
また、無線ユニット16の受光部70および送受信部71と反射板部23の開口部34とが対向して配置されている。受光部70は、反射板部23の開口部34を通じて、受光角度制御孔69によって制御される受光角度(入射角度)の範囲内から入射する光信号を受光する。図4に示すように、反射板部23の開口部34は、光照射方向17(受光部70の受光中心軸72に沿った方向であって直下方向でもある)から見て、受光角度制御孔69よりも大きい形状に設けられている。さらに、反射板部23の開口部34は、光照射方向17から見て、受光部70の受光中心軸72を中心とする円形または円形に近似した形状に形成されている。なお、図4に示す反射板部23の開口部34は、円形に近似した形状であって、反射板20の傾斜面部33の傾斜方向に少し長い長孔状に視認されるように形成されている。
ここで、受光部70の受光角度(入射角度)と反射板20の開口部34との関係について、図5の断面図、および図6の表を参照して説明する。
受光角度制御孔69によって制御される受光部70が光信号を受光可能とする受光角度(入射角度)を2θ1、受光角度制御孔69が開口するケース62の表面62aから受光部70の受光中心軸72と反射板20の傾斜面部33との交点Pまでの距離をH、その距離Hでの受光中心軸72を中心とする開口半径(距離Hでの受光中心軸72から受光部70の受光角度範囲73との交点までの開口半径)をRとすると、開口部34はR=H・tanθ1の関係を有している。
図6の表に具体的な実施例を示す。なお、表において、器具幅は照明器具10の短手方向の最大幅であり、Lは傾斜面部33の上端(段部32がある場合には傾斜面部33の上端の延長線と受光部70の受光角度範囲73との交点)から受光部70の受光中心軸72までの距離であり、H1は傾斜面部33の上端である段部32から交点Pまでの距離であり、H2はケース62の表面62aから傾斜面部33の上端である段部32までの距離であり、孔径φは開口半径Rに基づいて計算によって求められる開口径であり、θ1は例えば14.2°であり、θ2は傾斜面部33の水平方向に対する傾斜角度である。孔径φについては、計算の簡略化のために距離Hでの径を求めたもので、φ=2(1/cosθ2)・Rの式で求められる。開口部34の実際の径は、求められた孔径φに傾斜角度θ2に応じた所定の係数を掛けたり所定の割合分を加算することにより、受光角度制御孔69によって制御される受光部70の受光角度(入射角度)に対応した反射板20の開口部34の最適な大きさを規定できる。そして、この表では、Lとθ2は可変パラメータであるが、Lは7.2とした固定値で求められている。
傾斜面部33の水平方向に対する傾斜角度θ2が大きいほど、開口半径Rが大きく、開口部34の孔径φも大きくなり、一方、傾斜面部33の水平方向に対する傾斜角度θ2が小さいほど、開口半径Rが小さく、開口部34の孔径φも小さくなる。
開口部34は、R=H・tanθ1の関係を有することにより、傾斜面部33の水平方向に対する傾斜角度θ2や、受光角度制御孔69が開口するケース62の表面62aから受光中心軸72と傾斜面部33との交点Pまでの距離Hが変化しても、受光角度制御孔69によって制御される受光部70の受光角度(入射角度)に対応した反射板20の開口部34の最適な大きさを規定できる。例えば、開口部34の大きさが小さ過ぎると、送信部からの光信号を受光可能とする範囲が狭くなり過ぎて送信部の操作性が低下し、一方、開口部34の大きさが大き過ぎると、外観が損なわれやすいが、R=H・tanθ1の関係によって開口部34の最適な大きさを規定できる。
そして、このように構成された照明器具10は、施工時において、天井等の設置面に設けられた埋込開口に埋込設置される。
天井等の設置面に複数の照明器具10が設置された後、リモコン等の送信部によって照明器具10の初期設定を行う。送信部は、照明器具10の設定や調光制御するために、照明器具10の無線ユニット16の受光部70で受光可能な光信号を出力する。
送信部の光信号出力部を設定しようとする照明器具10の反射板20に設けられた開口部34に向け、送信部を操作して設定事項に応じた光信号を出力する。
このとき、受光角度範囲73内に位置する送信部から光信号が出力された場合には、光信号が反射板20の開口部34、および無線ユニット16の受光角度制御孔69を通過し、この光信号を受光部70が受光する。
一方、受光角度範囲73外に位置する送信部から光信号が出力された場合等には、光信号が反射板20の開口部34を通過しても無線ユニット16の受光角度制御孔69からずれたケース62の下面に入射し、この光信号を受光部70は受光しない。あるいは、受光角度範囲73外に位置する送信部からの光信号を開口部34の縁で遮光し、その光信号を受光部70は受光しない。したがって、照明器具10としては、無線ユニット16の受光部70で光信号を受光する指向性が狭くなり、送信部から他の照明器具10に向けて出力された光信号を受光して誤動作するのを防止できる。
無線ユニット16は、受光部70が光信号を受光すると、光信号に含まれた設定事項等を取得し、記憶部に記憶する。初期設定では、例えば、照明器具10の個別の識別番号や、一括して調光制御するためのグループ番号等が設定される。そして、照明器具10を1台ずつ個別に初期設定する。なお、照明器具10は、設定が完了した場合に、光源ユニット12が点灯する等の設定完了を報知するようにしてもよい。
そして、照明器具10の使用時には、例えばタブレット等の端末や調光制御装置等の送信部から電波媒体による無線信号を送信する。送信する無線信号には、制御しようとする照明器具10の識別番号、グループ番号、調光信号等が含まれる。
照明器具10は、無線ユニット16の送受信部71で無線信号を受信する。このとき、無線信号は、反射板20と光源ユニット12のシャーシ40との間、反射板20の無線信号通過部31等を通過し、送受信部71によって受信される。
無線信号を受信した無線ユニット16は、該当する識別番号やグループ番号である場合、調光信号に応じた制御信号を電源ユニット15に送り、電源ユニット15によって光源ユニット12を調光制御する。また、無線ユニット16は、受信した無線信号を送受信部71によって他の照明器具10に対して送信し、無線信号を中継することも可能とする。
このように構成された照明器具10によれば、光源ユニット12の背面側に無線ユニット16が配置されていても、無線ユニット16の受光角度制御孔69および受光部70が光源ユニット12よりも側方に突出する位置に配置されるとともに受光角度制御孔69に対向して反射板20に開口部34が設けられることにより、光源ユニット12や反射板20が影響することなく、受光部70は受光角度制御孔69によって制御される受光角度(入射角度)の範囲内から入射する光信号を受光することができる。
さらに、反射板20の開口部34は、反射板20の傾斜面部33に設けられるが、光照射方向17から見て受光角度制御孔69よりも大きい形状に設けられることにより、反射板20が影響することなく、受光部70は受光角度制御孔69によって制御される受光角度(入射角度)の範囲内から入射する光信号を確実に受光することができる。しかも、受光部70は、受光角度制御孔69に加えて、反射板20の開口部34によっても光信号の受光が制御されることにより、受光部70で光信号を受光する指向性を狭く制限することができ、送信部から他の照明器具10に向けて出力された光信号を受光して誤動作するのを防止できる。
さらに、反射板20の傾斜面部33に設けられる開口部34は、R=H・tanθ1の関係を有しているため、傾斜面部33の水平方向に対する傾斜角度θ2や、受光角度制御孔69が開口するケース62の表面62aから受光中心軸72と傾斜面部33との交点Pまでの距離Hが変化しても、受光角度制御孔69によって制御される受光部70の受光角度(入射角度)に対応した反射板20の開口部34の最適な大きさを規定でき、傾斜面部33に設けられる開口部34の大きさの設計も容易にできる。
また、無線ユニット16は、反射板20の天板部25に配置されているとともに、反射板20の天板部25の長手方向において一対のばね受金具53の間の位置に配置されていることにより、着脱機構13による光源ユニット12の着脱に影響なく反射板20に配置できる。
また、無線ユニット16は、光源ユニット12の背面側に配置されるとともに、一端側が光源ユニット12の側方に突出して反射板20の傾斜面部33の背面側に配置されることにより、照明器具10の長手方向の寸法が大きくなることがなく、あるいは光源ユニット12の長手方向の発光領域が短くなることがなく、無線ユニット16を照明器具10に配置できる。
また、無線ユニット16の無線通信部61は、光信号を受光する受光部70、および電波の無線信号を送受信する送受信部71を有するため、光信号と電波による無線信号の両方で設定や調光制御ができ、しかも、光信号の受光や、電波による無線信号の送受信が容易になり、無線通信性能を向上できる。
また、反射板20には、反射板20と光源ユニット12との間に連通し、無線通信部61の送受信部71に対して電波媒体による無線信号が通過するのに適した無線信号通過部31が設けられているため、無線通信性能を向上できる。
なお、開口部34は、段部32と傾斜面部33に亘って形成される場合を示したが、傾斜面部33のみに形成されてもよい。例えば、図1において、無線ユニット16を右方向に移動した位置に配置し、傾斜面部33のみに開口部34が形成されてもよい。この場合にも、反射板20の開口部34は、光照射方向17から見て受光角度制御孔69よりも大きい形状に設けられ、さらに、R=H・tanθ1の関係を有している。
次に、図7に第2の実施形態を示す。
照明器具10は、天井面等の設置面に設置される直付形照明器具である。照明器具10は、反射傘を有する逆富士形と呼ばれる器具形状を有している。反射板20の傾斜面部33は、段部32から斜め上方に向けて突出されている。反射板20の傾斜面部33には、無線ユニット16の受光角度制御孔69に対向して開口部34が形成されている。反射板20の開口部34は、光照射方向17から見て受光角度制御孔69よりも大きい形状に設けられ、さらに、R=H・tanθ1の関係を有している。なお、他の構成は、第1の実施形態と同様である。
この直付形の照明器具10の場合にも、例えば光信号の受光による誤動作を防止できる等の第1の実施形態と同様の作用効果が得られる。
なお、各実施形態において、電源ユニット15は、光源ユニット12が備えていてもよい。
また、照明器具10は、長尺状の器具形状に限らず、四角形状や円形状等の器具形状であってもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10 照明器具
12 光源ユニット
16 無線ユニット
17 光照射方向
20 反射板
33 傾斜面部
34 開口部
62 ケース
69 受光角度制御孔
70 受光部
72 受光中心軸
P 交点

Claims (2)

  1. 光照射方向に向けて光を照射する光源ユニットと;
    前記光源ユニットの前記光照射方向に対して反対の背面側に配置されるとともに一端側が前記光源ユニットよりも側方に突出する位置に配置されるケース、このケースの一端側に設けられ前記光源ユニットの前記光照射方向に向けて開口する受光角度制御孔、およびこの受光角度制御孔に対向して前記ケース内に配置され前記受光角度制御孔から入射する光信号を受光する受光部を有する無線ユニットと;
    前記光源ユニットの側方に前記光照射方向に対して傾斜状に配置され背面側に前記無線ユニットの一端側が対向される傾斜面部、およびこの傾斜面部に設けられ前記無線ユニットの前記受光角度制御孔に対向する開口部を有し、前記開口部は前記光照射方向から見て前記受光角度制御孔よりも大きい形状に設けられている反射板と;
    を備えることを特徴とする照明器具。
  2. 前記受光部は受光中心軸を有し、前記受光角度制御孔によって制御される前記受光部の受光角度を2θ1、前記受光角度制御孔が開口する前記ケースの表面から前記受光中心軸と前記傾斜面部との交点までの距離をH、この距離Hでの前記受光中心軸を中心とする開口半径をRとすると、前記開口部はR=H・tanθ1の関係を有する
    ことを特徴とする請求項1記載の照明器具。
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