JP2021076651A - 光送信装置およびバイアス制御方法 - Google Patents

光送信装置およびバイアス制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】送信信号の多値化やスペクトルの狭窄化により変調光が弱まった場合に顕在化する、変調器のバイアス制御に起因する送信信号の品質の劣化を抑制する。【解決手段】光送信装置2は、変調光18を増幅した光20の一部を光検出部8により、光電変換して得た電気信号22をもとに、出力光24が増幅光の強度変更により変動しない様に補正信号23を生成し、この補正信号で変調部4のバイアスを制御することにより、送信信号の品質の劣化を抑制する。【選択図】図2

Description

本発明は、光送信装置およびバイアス制御方法に関する。
10Gbps以上の光通信では、マッハツェンダ変調器(以下、MZ変調器と呼ぶ)が使用される。MZ変調器は、バイアス電圧に重畳された駆動信号に応答して入力光の強度を変調する変調器である。
MZ変調器は、印加された電圧の大きさに応じて、出力光の強度を変化させる。しかし、同じ大きさの電圧が印加されても出力光の強度は、温度の変化や時の経過と共に変動する。このためバイアス電圧および駆動信号が同じでも、マッハツェンダ変調器の出力光の強度は、温度の変化や時の経過と共に変化する。
そこで、印加された電圧と出力光の強度の関係(以下、光出力特性と呼ぶ)の変化に応じて、バイアス電圧を制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1〜6および非特許文献1)。
この技術では例えば、低周波数の交流信号(以下、「ディザ信号」と呼ぶ)が重畳された直流電圧(すなわち、バイアス電圧)をMZ変調器に印加しこの変調器に駆動信号を入力して、変調光(すなわち、変調された光)を生成する。更にこの変調光を光電変換して、電気信号を生成する。この電気信号からディザ信号の周波数で振動する低周波成分を検出し、バイアス電圧の発生回路にフィードバックすることで、バイアス電圧を適切な値に制御する。
この制御によれば、光出力特性のドリフト(すなわち、温度の変化や時の経過による変化)による変調特性(具体的には、駆動信号の強度に対する変調光の強度および位相の関係)の変化を抑制することができる。
100GHz以上の光通信は、ナイキストフィルタ等により帯域が制限された変調光や多値化された変調光により実現される。これらの変調光も、バイアス電圧が制御されたMZ変調器により生成される。変調光の帯域制限や多値化は、MZ変調器等により生成される変調光を小さくする。
特開2007−133176号公報 特開2013−88702号公報 国際公開2013/114628号明細書 国際公開WO2011/104838 国際公開WO2011/030763 特開2018−54907号公報
Hiroto Kawakami, "Auto bias control technique for optical 16-QAM transmitter with asymmetric bias dithering,"OPTICS EXPRESS, Vol.19, No.26, p.B308-B312, Dec. 2001.
MZ変調器におけるバイアス電圧の制御は、変調光の一部を光電変換した電気信号に基づいて実行される。この光電変換により、変調光の一部が失われる。
帯域制限や多値化により小さくなった変調光の一部をバイアス制御のため光電変換によると、元々小さかった変調光が更に小さくなる。その結果、変調光から生成される送信信号(例えば、変調光を増幅した信号)の品質(例えば、信号対雑音比)が劣化する。そこで、本発明は、このような問題を解決することを課題とする。
上記の問題を解決するために、本装置の一観点によれば、低周波信号が重畳されたバイアスが印加されながら光を変調して変調光を生成する変調部と、前記変調光を増幅して増幅光を生成しながら前記増幅光の強度を変更可能な目標値に保持する光増幅部と、前記増幅光の一部を光電変換して電気信号を生成する光検出部と、前記電気信号を増幅しながら前記電気信号の増幅を制御することで前記目標値の変更による前記増幅された電気信号の変化を抑制する増幅部と、前記抑制された電気信号から前記低周波信号により生成される低周波成分を検出し前記検出された低周波成分に基づいて前記バイアスを制御する制御部とを有する光送信装置が提供される。
一つの側面では、本発明によれば、変調器のバイアス制御に起因する送信信号の品質の劣化を抑制できる。
図1は、実施の形態1の光送信装置2の機能ブロックの一例である。 図2は、実施の形態1の光送信装置2の動作を説明する図である。 図3は、実施の形態1のバイアス制御方法を示す図である。 図4は、実施の形態2の光送信装置202のハードウエア構成の一例を示す図である。 図5は、実施の形態2の光送信装置202の機能ブロック図の一例である。 図6は、実施の形態2の光送信装置202の動作を説明する図である。 図7は、電流制御部221が実行する処理の一例を示す図である。 図8は、補正部46が実行する処理の一例を示す図である。 図9は、補正部46の処理に用いられるルックアップテーブル224の一例を示す図である。 図10は、バイアス制御部228が実行する処理の一例を示す図である。 図11は、バイアス制御部228が実行する処理の一例を示す図である。 図12は、変形例の光送信装置302の機能ブロック図の一例である。 図13は、変形例の光送信装置302の動作を説明する図である。 図14は、実施の形態3の光送信装置402の機能ブロック図の一例である。 図15は、実施の形態3の光送信装置402の動作を説明する図である。 図16は、バイアス制御部428が実行する処理の一例を示す図である。 図17は、バイアス制御部428が実行する処理の一例を示す図である。 図18は、光増幅部406が実行する処理の一例を示す図である。 図19は、増幅部410が実行する処理の一例を示す図である。
以下、図面にしたがって本発明の実施の形態について説明する。但し、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された事項とその均等物まで及ぶものである。尚、図面が異なっても対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
(実施の形態1)
(1)構造
図1は、実施の形態1の光送信装置2の機能ブロックの一例である。図1に示すように、光送信装置2は、変調部4と光増幅部6と光検出部8とを有する。光送信装置2は更に、増幅部10と制御部12とを有する。光送信装置2のハードウエア構成は、実施の形態2で説明する(図4参照)。変調部4は、少なくとも一つの変調器(例えば、MZ変調器)を含む装置である。
(2)動作
図2は、光送信装置2の動作を説明する図である。変調部4は、低周波信号(すなわち、ディザ信号)が重畳されたバイアス14(例えば、直流電圧)が印加されながら、駆動信号に応答して光16(例えば、強度が一定の連続光)を変調して変調光18(すなわち、変調された光)を生成する。
光増幅部6は、変調光18を増幅して増幅光20(すなわち、増幅された変調光)を生成しながら、増幅光20の強度を変更可能な目標値に保持する。光検出部8は増幅光20の一部を光電変換して、電気信号22を生成する。増幅光20の残りの部分(すなわち、送信信号24)は、光送信装置2から出力される。送信信号24は例えば、デジタルコヒーレント通信に用いられる光信号である。
増幅部10は電気信号22を増幅しながら、増幅光20の強度の目標値の変更による、増幅された電気信号22(以下、増幅信号と呼ぶ)の変化(具体的には、強度の変化)を抑制する。例えば、増幅部10は光増幅部6から取得した情報26(例えば、光増幅率)に基づいて、電気信号22に対する増幅率を制御する。増幅部10はこの様に電気信号22の増幅を制御することで、増幅光20の強度の目標値の変更による変化が抑制された増幅信号(以下、補正信号23と呼び)を出力する。
制御部12は、低周波信号(すなわち、変調部4のバイアス14に重畳された信号)により生成される低周波成分を補正信号23から検出し、検出した低周波成分に基づいて変調部4のバイアスを制御する。
(3)バイアス制御方法
図3は、実施の形態1のバイアス制御方法を示す図である。
光送信装置2は、低周波信号が重畳されたバイアス14が印加された変調器により、光16を変調して変調光18を生成する(ステップS2)。変調器は例えば、図1の変調部4に含まれる。
光送信装置2は更に、変調光18を増幅して増幅光20を生成しながら、増幅光20の強度を変更可能な目標値に保持する(ステップS4)。
光送信装置2は更に、増幅光20の一部を光電変換して電気信号22を生成する(ステップS6)。
光送信装置2は更に、電気信号22を増幅しながら、増幅率等を制御することで増幅光20の強度の目標値の変更による増幅信号(すなわち、増幅された電気信号22)の変化を抑制する(ステップS8)。例えば、ステップS4における変調光18の利得(すなわち、光増幅率)に基づいて電気信号22の増幅率を制御することで、増幅光20の強度の目標値の変更による増幅信号の変化を抑制する。
光送信装置2は更に、変化が抑制された増幅信号(すなわち、補正信号23)から低周波信号(すなわち、変調器のバイアスに重畳された信号)により生成される低周波成分を検出し、検出した低周波成分に基づいて変調器のバイアスを制御する(ステップS10)。
ステップS2〜S10は一度開始されると継続され、後から開始されたステップと並行して実行される。その結果、複数のシンボルを含む送信信号24が生成される。図3に示された方法を実行する主体は、図1の光送信装置2には限られない。例えば図3に示された方法は、図1の光送信装置2に光受信ユニットを加えた装置(すなわち、光受信機能を備えた光送信装置)により実行されてもよい。
(4)変調光によるバイアス制御
図2を参照して説明した例では、増幅後の変調光(すなわち、増幅光20)に基づいて変調部4のバイアスが制御される。しかし、増幅前の変調光18に基づいて、バイアスを制御することも考えられる。この場合、光検出部8は変調部4と光増幅部6の間に配置され、増幅部10の増幅率は固定される。
光通信に用いられる光信号は、バイアスが高精度に制御された変調器により生成される。高精度なバイアス制御は、一定の強度(例えば、数十μV)以上のフィードバック信号(例えば、変調光の一部が光電変換された電気信号)により実現される。
変調光18の強度が強い場合には、変調光18の一部を僅かに光電変換するだけで、十分に強いフィードバック信号を生成できる。しかし、帯域制限や多値化により変調光18が弱くなると、変調光18の多くを光電変換しないと、高精度なバイアス制御は実現できない。
変調光18の多くが光電変換されると、帯域制限や多値化により弱まった変調光18(例えば、-15dBm程度の光)は更に弱くなる。この様に弱体化した変調光でも、高い利得(すなわち、光増幅率)で増幅すれば、光通信に適した強い光信号(例えば、0dBm程度の光)に変換できる。しかし弱い変調光を高い利得で増幅すると、増幅後の変調光の信号対雑音比が劣化する。その結果、変調光18から生成される送信信号(すなわち、光送信装置の出力光)の品質が劣化する。
この問題は、増幅光20(すなわち、増幅後の変調光)からフィードバック信号を生成することで解決できるようにも思われる。この場合、光検出部8は光増幅部6の後に配置され、増幅部10の増幅率は固定される。
しかしこの解決策でも、送信信号の劣化は回避できない。光送信装置は出力光(すなわち、送信信号)の強度を一定の値に保持するが、この値は適宜変更される。送信信号の強度の変更は、増幅光20(すなわち、増幅後の変調光)の強度を変更することで実現される。この強度変更は、増幅光20の強度の目標値を変更することで実現される。
増幅光20の強度が変更されると、増幅光20から生成される電気信号22の強度が変化する。すると増幅部10の出力が変化して、変調部4のバイアス制御の円滑な実行が妨げられる。その結果、送信信号の品質が劣化する(実施の形態2参照)。
実施の形態1の光送信装置2は、増幅光20を光電変換してフィードバック信号(ここでは、電気信号22)を生成することで、送信信号24の信号対雑音比の増大を抑制する。実施の形態1の光送信装置2は更に、増幅光20の強度変更による増幅部10の出力(すなわち、補正信号23)の変化を、例えば増幅部10の増幅率を制御することで抑制する。
従って、送信信号24の強度が変更されても、増幅部10の出力(すなわち、補正信号23)は殆ど変化しない。従って、送信信号24は劣化がしない。すなわち、実施の形態1の光送信装置2によれば、変調部4のバイアス制御に起因する送信信号の劣化を抑制できる。
繰り返しになるが、バイアス制御に起因する送信信号の劣化は、送信信号の多値化やスペクトルの狭窄化により変調光18が弱まった場合に顕在化する。高度に多値化された光変調(例えば、64-Quadrature Amplitude Modulation)では、その狭いシンボル間隔に対応するため、バイアス電圧に重畳される低周波信号の振幅が縮小される。このため、バイアス制御に起因する送信信号の劣化は更に深刻になる。
実施の形態1の光送信装置2によれば、バイアス制御に起因する送信信号の劣化を抑制できるので、これらの問題を解決することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1に類似している。従って、実施の形態1と同じ構成等については、説明を省略または簡単にする。
(1)構造
図4は、実施の形態2の光送信装置202のハードウエア構成の一例を示す図である。実施の形態2の光送信装置202は、I/O(Input/Output)コネクタ28、DSP(digital signal processor)30、および光源32を有する。光送信装置202は更に、変調器ドライバ33、変調器34、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)36、および光アンプ38を有する。光送信装置202は更に、光分岐器40、光検出回路42、電気アンプ44、および電源部46を有る。光送信装置202はASICの代わりに、CPU(Central Processing Unit)およびCPUに結合されたメモリを有してもよい。CPUは例えば、メモリに記録されたプログラムを実行するように構成されている。メモリは例えば、CPUが実行するプログラムが記録された不揮発性メモリおよびDRAM(Dynamic Random Access Memory)である。メモリに記録されるプログラムは例えば、後述するユニット(例えば、電流制御部、補正部、バイアス制御部、光増幅部)が実行する処理のためのプログラムである。
I/Oコネクタ28は、光送信装置202の外部の回路と光送信装置202に実装されている回路とを接続する。この接続により送信データや制御データが、I/Oコネクタ28を介してDSP30等に導かれる。
DSP30は、指定された変調方式に応じて、送信データから送信シンボル列を生成する。送信シンボル列に含まれる各シンボルは、I成分データとQ成分データとを有する。I成分データは例えば、搬送波と同位相の成分(すなわち同相成分、In Phase)を表すデータである。Q成分データは例えば、同相成分と直交する成分(直交位相成分、Quadrature Phase)を表すデータである。
光源32は例えば、分布帰還型(Distributed Feedback)レーザーとその駆動電源とを有する。光源32は光(例えば、連続光)を生成し、変調器34に供給する。変調器ドライバ33は、DSP30により生成されるI成分データおよびQ成分データから1組の駆動信号(駆動信号Iおよび駆動信号Q)を生成する。
変調器34は、光源32から出力される光を駆動信号Iおよび駆動信号Qで変調して変調光を生成する。すなわち実施の形態2の変調器34は、I/Q変調器である。変調器34は例えば、LiNbO3基板に形成されるLN変調器である。変調器34は、InPまたはシリコンから形成された半導体光変調器であってもよい。
ASIC36は、変調器34、光アンプ38、および電気アンプ44を制御する。例えばASIC36は、変調器34のバイアス電圧を制御する。ASIC36は、光送信装置202に実装されている他の回路または素子を制御してもよい。
光アンプ38は、変調器34により生成される変調光を増幅する。光アンプ38は例えば、光ファイバ増幅器(例えば、エルビウムが添加された光ファイバ)とその励起光源とを有する。光アンプ38は更に、励起光源の電流源を有する。光アンプ38は、半導体光増幅器および半導体光増幅器の電流源を有する装置であってもよい。
光分岐器40は、光アンプ38により増幅された変調光(すなわち、増幅光)の一部を分岐して、光検出回路42に供給する。光分岐器40は例えば、ファイバカプラである。分岐比は例えば、0.01〜0.1である。
光検出回路42は、光分岐器40からの光(変調光の一部)を光電変換して、電気信号を生成する。光検出回路42は例えば、フォトダイオードとその駆動回路とを有する。光検出回路42は更に、フォトダイオードの出力電流を電圧に変換して、電気信号を生成する電流-電圧変換回路を有する。電気信号は、アナログ信号およびデジタル信号のいずれであってもよい。
電気アンプ(電気回路)44は、光検出回路42により生成された電気信号(例えば、電圧)を増幅する。電気アンプ44の増幅率は、ASIC36により制御される。電源回路46は、光送信装置202に実装されている回路および素子に電力を供給する。
図5は、実施の形態2の光送信装置202の機能ブロック図の一例である。図5に示すように、光送信装置202は、光源部216と変調部204とを有する。変調部204は、実施の形態1の変調部4の一例である。
光送信装置202は更に、光増幅部206と光検出部208とを有する。光増幅部206は、実施の形態1の光増幅部6の一例である。光検出部208は、実施の形態1の光検出部8の一例である。
光送信装置202は更に、増幅部210と制御部212とを有する。増幅部210は、実施の形態1の増幅部10の一例である。制御部212は、実施の形態1の制御部12の一例である。
光送信装置202は更に、信号源214を有する。信号源214および光源部216は、省略されてもよい。その場合、信号源214が生成する信号および光源部216が生成する光は例えば、光送信装置202の外部から供給される。光送信装置202は更に、ドライバ217aおよびドライバ217bを有する。
(2)動作
図6は、光送信装置202の動作を説明する図である。
―光源部―
光源部216は、光16(例えば、連続光)を出力する。光源部216は、光源32(図4参照)により実現される。
―信号源―
信号源214は、指定された変調方式に応じて、送信データからI成分データおよびQ成分データを生成する。信号原214は、DSP30により実現される。
―ドライバ―
ドライバ217aは、I成分データから駆動信号Iを生成する。ドライバ217bは、Q成分データから駆動信号Qを生成する。駆動信号Iおよび駆動信号Qは、それぞれ差動信号である。駆動信号Iおよび駆動信号Qは、シングル信号であってもよい。ドライバ217aおよびドライバ217bは例えば、図4に示す変調器ドライバ33により実現される。
―変調部―
変調部204は、変調器34により実現される。後述する実施の形態3の変調部404についても同様である。
変調器34(図5参照)は例えば、第1の分波部213a、第1のマッハツェンダ変調器215a、および第2のマッハツェンダ変調器215bを有する。変調器34は更に、第1の合波部219aおよび位相シフト部215cを有する。第1の分波部213aおよび第1の合波部219aは例えば、Y分岐導波路である。変調器34は、マッハツェンダ変調器である。
第1の分波部213aは、光源部216から出力される光16を分割して第1の光L1と第2の光L2とを生成する。第1のマッハツェンダ変調器215aは、低周波信号が重畳された第1のバイアス電圧V1が印加されながら、駆動信号Iで第1の光L1を変調して第1の変調光を生成する。第2のマッハツェンダ変調器215bは、低周波信号が重畳された第2のバイアス電圧V2が印加されながら、駆動信号Qで第2の光L2を変調して第2の変調光を生成する。第1のバイアス電圧V1および第2のバイアス電圧V2は例えば、直流電圧である。実施の形態1のバイアス14(図2参照)は例えば、低周波信号が重畳された第1のバイアス電圧V1および低周波信号が重畳された第2のバイアス電圧V2を含むバイアスである。
位相シフト部215cは、第2の変調光の位相を一定量変化させて、第1の変調光と第2の変調光との間に位相差を与える。与えられる位相差は例えば、π/2+nπ(nは、ゼロを含む整数)である。位相シフト部215cは例えば、第2の変調光が導波する光導波路とこの光導波路の近傍に形成された電極とを有する。位相シフト部215cはこの電極に印加されるバイアス電圧(例えば、直流電圧)Vpにより、第2の変調光の位相を変化させる。
第1の合波部219aは、第1の変調光と位相差が与えられた第2の変調光とを合波して、変調光218を生成する。変調光218は、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)により変調された変調光である。
―光増幅部―
光増幅部206は、光アンプ38(図4および図6参照)と電流制御部221とを有する。電流制御部221は、ASIC36により実現される。後述する実施の形態3の電流制御部421についても同様である。光アンプ38は変調光218を増幅して、増幅光220を生成する。
電流制御部221は、外部の回路から受信したデータから目標値を検出し、光アンプ38に含まれる電流源(励起光源の電流源)に送信する。電流制御部221は更に、光検出部208が生成する電気信号222の強度を検出し、検出した強度(以下、強度情報と呼ぶ)を光アンプ38の電流源に送る。
光アンプ38は変調光218を増幅して増幅光220を生成しながら、電流制御部221からの情報(具体的には、目標値および強度情報)に基づいて、増幅光220の強度を目標値に保持する。光アンプ38は、例えばAPC(Automatic Power Control)制御により増幅光220の強度を目標値に保持する。
具体的には、電流制御部221から目標値および強度情報(すなわち、電気信号222の強度)を受信した電流源が、光アンプ38の励起光源に供給する電流(以下、バイアス電流と呼ぶ)を制御することで、増幅光220の強度を目標値に保持する。
図7は、電流制御部221が実行する処理の一例を示す図である。電流制御部221は先ず、増幅光220の強度の目標値の初期値(例えば、0mW)を光アンプ38に送る(ステップS12)。
ステップS12の後、電気信号222の強度を検出し、検出した強度(すなわち、強度情報)を光アンプ38に送る(ステップS14)。
ステップS14の後、電流制御部221は新たな目標値を、例えば外部から受信しているか否か判断する(ステップS16)。新たな目標値を受信していない場合、電流制御部221は光アンプ38に既存の目標値(例えば、最後に受信した目標値)を送る(ステップS18)。
ステップS18の後、電流制御部221はステップS14に戻る。
新たな目標値を受信している場合、電流制御部221は新たな目標値を、光アンプ38に送信する(ステップS20)。ステップS20の後、電流制御部221はステップS14に戻る。
―光検出部―
光検出部208は、光分岐器40(図4参照)および光検出回路42により実現される。光検出部208は、光分岐器40により増幅光220から分岐された光(すなわち、増幅光220の一部)を光電変換して電気信号222を生成する。
―増幅部―
増幅部210は、電気アンプ44(図4および図6参照)および補正部46を有する。補正部46は、ASIC36により実現される。実施の形態3の補正部446についても同様である。
電気アンプ44は、電気信号222(すなわち、光検出部208の出力)を増幅して、増幅された電気信号222(以下、増幅信号と呼ぶ)を生成する。補正部46は、例えば電気アンプ44の増幅率を制御することで、目標値(すなわち、増幅光220の強度の目標値)の変更による増幅信号の強度変化を抑制する。増幅部210は、強度変化が抑制された増幅信号(以下、補正信号223と呼び)を出力する。
電気信号222は増幅光220の一部を光電変換した信号なので、増幅光220の強度に応じて変化する。従って、目標値の変更により増幅光220の強度が変化すると、電気信号222の強度も一緒に変化する。このような信号は、変調器のバイアス制御には適さない。しかし、実施の形態2の増幅部210によれば、増幅光220の強度が変化しても強度が殆ど変化しない増幅信号(すなわち、補正信号223)を生成することができる。
図8は、補正部46が実行する処理の一例を示す図である。図9は、増幅部210の処理に用いられるルックアップテーブル224の一例を示す図である。ルックアップテーブル224の一列目には、光アンプ38のバイアス電流が記録されている。ルックアップテーブル224の二列目には、光アンプ38の光増幅率が記録されている。
増幅部210は先ず、増幅光220の生成が開始するまで待機する(ステップS22)。ステップS22の後、増幅部210はステップS22の実行時点におけるバイアス電流IBの値を光アンプ38から取得する(ステップS24)。
ステップS24の後、増幅部210はルックアップテーブル224(図9参照)を参照して、ステップS24で取得したバイアス電流IBの値のうち最新の電流値(例えば、100mA)に対応する光増幅率a1(例えば、10dB)を特定する(ステップS26)。
ステップS26の後、増幅部210は、電気アンプの増幅率a2をA/a1(例えば2倍)に設定する(ステップS28)。Aは後述するループ利得の最適値である。最適値Aが15dBで光増幅率が10dBの場合、電気アンプの増幅率a2は5dB(=15dB−10dB)に設定される。
電気アンプ44は変更された増幅率a2で電気信号222を増幅して、補正信号223を生成する。ステップS28の後、増幅部210は、ステップS24に戻る。
以上の例では、補正部46は光アンプ38のバイアス電流IBに基づいて、電気アンプ44を制御している。しかし、補正部46は強度情報(すなわち、電気信号222の強度)に基づいて、電気アンプ44を制御してもよい。
―制御部―
制御部212は、フィルタ226、バイアス制御部228、低周波発生部230、第1の加算部229a、および第2の加算部229bを有する。制御部212の各ユニット(例えば、フィルタ226)は、ASIC36により実現される。後述する変形例の制御部312および実施の形態3の制御部412についても同様である。
バイアス制御部228は、第1の加算部229aを介して第1のマッハツェンダ変調器215aに第1のバイアス電圧V1(直流電圧)を印加する。バイアス制御部228は更に、第2の加算部229bを介して第2のマッハツェンダ変調器215bに第2のバイアス電圧V2(直流電圧)印加する。
バイアス制御部228は更に、位相シフト部215cにバイアス電圧Vp(直流電圧)印加する。図6に示す例では、位相シフト部215cはバイアス電圧Vpが印加されて、第1の変調光と第2の変調光との間に位相差を与える。与えられる位相差は例えば、π/2+nπ(nは、ゼロを含む整数)である。制御部212は例えば、ABC(Automatic Bias Control)制御により、第1のバイアス電圧V1および第2のバイアス電圧V2を制御する。
例えば、低周波発生部230が、周波数f0のディザ信号(以下、低周波信号f0と呼ぶ)を生成する。第1の加算部229aは、低周波信号f0を第1のバイアス電圧V1に重畳する。第2の加算部229bは、低周波信号f0を第2のバイアス電圧V2に重畳する。低周波信号f0の周波数f0は、変調部204が光16を変調する周波数(例えば、10GHz)より十分に低い周波数(例えば、1〜1000kHz)である。
低周波信号f0が重畳された第1のバイアス電圧V1は、第1のマッハツェンダ変調器215aに印加される。低周波信号f0が重畳された第2のバイアス電圧V2は、第2のマッハツェンダ変調器215bに印加される。
低周波信号f0は、第1の変調光(すなわち、第1のマッハツェンダ変調器215aが生成する変調光)に周波数f0で振幅が振動する低周波成分fIを与える。低周波信号f0は更に、第2の変調光(すなわち、第2のマッハツェンダ変調器215bが生成する変調光)に周波数f0で振幅が振動する低周波成分fQを与える。低周波成分fIおよび低周波成分fQは、変調光218および電気信号222を介して、補正信号223に伝わる。
フィルタ226は、補正信号223から低周波成分fIおよび低周波成分fQを検出して、バイアス制御部228に送信する。バイアス制御部228は、フィルタ226からの低周波成分fIの強度が減少するように、第1のバイアス電圧V1を制御する。バイアス制御部228は更に、フィルタ226からの低周波成分fQの強度が減少するように、第2のバイアス電圧V2を制御する。
以上のように制御部212は、低周波信号f0により生成される低周波成分fI,fQを補正信号223から検出し、検出した低周波成分fI,fQの強度が減少するように第1のバイアス電圧V1および第2のバイアス電圧V2を制御する。
図10〜11は、バイアス制御部228が実行する処理の一例を示す図である。
バイアス制御部228は先ず、第1のバイアス電圧V1および第2のバイアス電圧V2の初期値を設定する(ステップS30)。バイアス制御部228は更に、比例定数C1および比例定数C2の初期値を設定する(ステップS30)。
ステップS30の後、バイアス制御部228は、フィルタ226の出力信号の強度E(以下、エラー量と呼ぶ)を検出し、変数E-1に代入する(ステップS32)。フィルタ226は、補正信号223から周波数f0で振動する低周波成分227を抽出する。フィルタ226の出力(すなわち、低周波成分227)は、低周波成分fIおよび低周波成分fQを含む。
ステップS32の後、バイアス制御部228は、第1のバイアス電圧V1をC1×Eだけ増加させる(ステップS34)。ステップS34の後、バイアス制御部228は、エラー量を再度検出する(ステップS36)。
ステップS36の後、バイアス制御部228は、再度検出したエラー量Eと変数E-1とを比較する(ステップS38)。エラー量Eが変数E-1以上の場合、バイアス制御部228はステップS40に進む。
ステップS40では、バイアス制御部228は、比例定数C1を(−1)×C1に変更する(ステップS40)。バイアス制御部228は更に、ステップS36で検出したエラー量Eを変数E-1に代入する(ステップS40)。ステップS40の後、バイアス制御部228は、ステップS34に戻る。
ステップS38でエラー量Eが変数E-1より小さいと判断された場合、バイアス制御部228はステップS42に進む。ステップS42では、バイアス制御部228は、第2のバイアス電圧V2をC2×Eだけ増加させる。
ステップS42の後、バイアス制御部228は、エラー量を再度検出する(ステップS44)。ステップS44の後、バイアス制御部228は、再度検出したエラー量Eと変数E-1とを比較する(ステップS46)。エラー量Eが変数E-1以上の場合、バイアス制御部228はステップS48に進む。
ステップS48では、バイアス制御部228は、比例定数C2を(−1)×C2に変更する(ステップS48)。バイアス制御部228は更に、ステップS44で検出したエラー量Eを変数E-1代入する(ステップS48)。ステップS48の後、バイアス制御部228は、ステップS42に戻る。ステップS46でエラー量Eが変数E-1より小さいと判断された場合、バイアス制御部228はステップS34に戻る。
ステップS34〜S40の繰り返しにより、低周波成分fIの強度が減少する。低周波成分fIの減少は、低周波成分fIの強度が最小値近傍に到達するまで続く。その結果、第1のバイアス電圧V1は、第1のマッハツェンダ変調器215aのヌル点近傍に到達する。第1のバイアス電圧V1は、そのままヌル点近傍に保持される。ヌル点とは、駆動信号が入力されない場合に出力光の強度が最低になる変調器の印加電圧(直流電圧)のことである。
ステップS42〜S48の繰り返しにより、低周波成分fQの強度が減少する。低周波成分fQの減少は、低周波成分fQの強度が最小値近傍に到達するまで続く。その結果、第2のバイアス電圧V2は、第1のマッハツェンダ変調器215aのヌル点近傍に到達する。第2のバイアス電圧V2は、そのままヌル点近傍に保持される。第1のバイアス電圧V1および第2のバイアス電圧V2の双方がヌル点近傍に到達することで、第1のバイアス電圧V1および第2のバイアス電圧V2が最適化される。例えば駆動電圧の振幅が2Vπの場合、第1のバイアス電圧V1および第2のバイアス電圧V2の双方がヌル点近傍に到達することで、変調光218の強度が最大化される。Vπは、半波長電圧(MZ変調器の印加電圧対光出力特性において光出力が最大から最小になるまでの電圧幅)である。
比例定数C1および比例定数C2は、光アンプ38の光増幅率a1と光電気アンプ44の増幅率a2の積(=a1×a2)が特定の値A(以下、最適値Aと呼ぶ)の場合に、バイアス制御が最も効率的に行われるように設定されている。以下の説明では、光増幅率a1と増幅率a2の積はループ利得と呼ばれる。
増幅光220の目標値が変更されると、この変更を実現するため光アンプ38は光増幅率a1を変更する。光アンプ38の光増幅率a1の変更に応じて電気アンプ44の増幅率a2が修正されない場合、光アンプ38による光増幅率a1の変更により、ループ利得(a1×a2)が変化する。その結果、ループ利得が最適値Aから乖離し、第1のバイアス電圧V1および第2のバイアス電圧V2の効率的な制御が困難になる。
一方、図8等を参照して説明した例によれば、ステップS24〜S28により、増幅光220の目標値が変更されてもループ利得は最適値Aに保たれる。従って、増幅光220の目標値が変更されても、第1のバイアス電圧V1および第2のバイアス電圧V2は効率的に制御される。
図10〜11に示された第1のバイアス電圧V1および第2のバイアス電圧V2の制御は、比例制御である。しかし、第1のバイアス電圧V1および第2のバイアス電圧V2の制御は別の制御であってもよい。例えば、第1のバイアス電圧V1および第2のバイアス電圧V2の制御は、PID(Proportional Integral Differential)制御であってもよい。
図10〜11に示された制御では、第1のバイアス電圧V1および第2のバイアス電圧V2はヌル点近傍に保持される。しかし、第1のバイアス電圧V1および第2のバイアス電圧V2はヌル点以外の動作点(例えば、変調光が最大化されるバイアス電圧)に、保持されてもよい。
図10〜11に示された制御では、位相シフタ204のバイアス電圧Vpは制御されない。しかし、位相シフタ204のバイアス電圧Vpも制御されてもよい(例えば、特許文献6参照)。
図10〜11では、ステップS34〜S40はステップS42〜S48より先に実行される。しかし、ステップS42〜S48は、ステップS34〜S40の前に実行されてもよい。
図5等を参照して説明した光送信装置202によれば、QPSKで光を変調する変調器のバイアス制御に起因する送信信号の劣化を抑制ができる。
(3)変形例
図12は、変形例の光送信装置302の機能ブロック図の一例である。図13は、この光送信装置202の動作を説明する図である。図5を参照して説明した光送信装置302の変調部204は、QPSKにより光16を変調する。一方、図12の変調部304は、DP−QPSK(Dual Polarization-Quadrature Phase Shift Keying)により光16(図13参照)を変調する。
図12の変調部304は例えば、第2の分波部213b、第1の変調部M1、および第2の変調部M2を有する。変調部304は更に、第2の合波部219bおよび偏波回転部250を有する。第2の分波部213bおよび第2の合波部219bは例えば、Y分岐導波路である。変調部304は、マッハツェンダ変調器である。第1の変調部M1および第2の変調部M2は例えば、図5等を参照して説明した変調部204と同じ構造を有する変調器である。変調部304は、実施の形態1の変調部4(図1参照)の一例である。
第2の分波部213bは、光16(図13参照)を分割して第3の光L3と第4の光L4とを生成する。図13に示す例では、光16は光送信装置302の外部から供給される。
第1の変調部M1は、第1の低周波信号f1が重畳された第3のバイアス電圧V3が印加されながら、第3の光L3を変調して第3の変調光を生成する。第1の低周波信号f1は、繰り返し第3のバイアス電圧V3に重畳される。換言するならば、第1の低周波信号f1は、間欠的に第3のバイアス電圧V3に重畳される。
第2の変調部M2は、第2の低周波信号f2が重畳された第4のバイアス電圧V4が印加されながら、第4の光を変調して第4の変調光を生成する。第2の低周波信号f2は、第1の低周波信号f1の第3のバイアス電圧V3への重畳の繰り返しの合間に、第4のバイアス電圧V4に重畳される。すなわち、変調部304のバイアスは、第1の低周波信号f1と第2の低周波信号f2とが時分割で重畳される電圧である。第2の低周波信号f2の周波数は例えば、第1の低周波信号f1と同じ周波数である。
光送信装置302は、実施の形態1で説明した光送信装置2(図1参照)の一例である。実施の形態1のバイアス14(図2参照)は例えば、第1の低周波信号f1が間欠的に重畳された第3のバイアス電圧V3および第2の低周波信号f2が間欠的に重畳された第4のバイアス電圧V4を含むバイアスである。実施の形態1の低周波信号は例えば、第1の低周波信号f1および第2の低周波信号f2を含む信号である。
偏波回転部250は、第3の変調光の偏波方向を変更する。具体的には偏波回転部250は、第3の変調光の偏光方向を90°回転する。偏波回転部250は例えば、1/4波長板および半波長板を含む光学素子である。
第2の合波部219bは、偏波方向が変更された第3の変調光と第4の変調光とを合波して、変調光318を生成する。
光増幅部206、光検出部208、および増幅部210は、図5等を参照して説明したユニットである。光増幅部206、光検出部208、および増幅部210は協働して、変調光318から補正信号323を生成する。
制御部312は、第1の制御部312aおよび第2の制御部312bを有する。第1の制御部312aは、第1の低周波信号f1により生成される第1の低周波成分を補正信号323から検出し、検出した第1の低周波成分に基づいて第3のバイアス電圧V3を制御する。第2の制御部312bは、第2の低周波信号f2により生成される第2の低周波成分を補正信号323から検出し、検出した第2の低周波成分に基づいて第4のバイアスを制御する。制御部312は、実施の形態1で説明した制御部12の一例である。
上述したように、第1の低周波信号f1と第2の低周波信号f2は時分割(例えば、交互に)で変調部304のバイアスに重畳される。従って、第1の低周波信号f1の周波数と第2の低周波信号f2の周波数が同じでも、第1の低周波成成分と第2の低周波成成分とを別々に検出することができる。但し第1の低周波信号f1と第2の低周波信号f2とは、別々の周波数であってもよい。
図13の光送信装置302によれば、DP−QPSKで光を変調する変調器のバイアス制御に起因する送信信号の劣化を抑制ができる。
実施の形態2の光送信装置によれば、QPSKやDP−QPSK等のデジタルコヒーレント通信における送信信号のバイアス制御に起因する劣化を抑制できる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態2に類似している。従って、実施の形態2と同じ構成等については、説明を省略または簡単にする。
実施の形態3の光送信装置によれば、送信信号24の出力の開始または再開と同時に、強度変動が抑制された高品質の送信信号24を送信することができる。
実施の形態3の光送信装置のハードウエア構成は、図4を参照して説明した実施の形態2のハードウエア構成と略同じである。但し、実施の形態3の変調器434(図4参照)は、第1の合波部219a(図5参照)から放射される光(以下、放射光と呼ぶ)を検出する光検出器(以下、モニタと呼ぶ)を有している。実施の形態3のASIC436(図4参照)は、モニタの出力(以下、モニタ信号と呼ぶ)を受信できるように構成されている。
図14は、実施の形態3の光送信装置402の機能ブロック図の一例である。実施の形態3の光送信装置402に含まれるユニットの一部(変調部404、光増幅部406、増幅部410、および制御部412)は、実施の形態2の光送信装置202に含まれるユニットに類似している。実施の形態3の光送信装置402に含まれるユニットの残りの部分(光検出部208等)は、実施の形態2の光送信装置202に含まれるユニットと実質的に同一である。図15は、実施の形態3の光送信装置402の動作を説明する図である。
―変調部―
変調部404の構成および動作は、実施の形態2の変調部204の構成と略同じである。但し変調部404は、光源部216からの光16のうち第1の合波部219aから放射される放射光を光電変換して、モニタ信号401を生成するモニタ403を有する。
―制御部−
制御部412の構成は、実施の形態2の制御部212(図5参照)の構成と略同じである。但し制御部412は、スイッチ450を有する。
制御部412は、変調部404のモニタ信号401から低周波信号f0(実施の形態2参照)により生成される低周波成分427(以下、別の周波数成分と呼ぶ)を検出する。制御部412は、この別の低周波成分427に基づいて変調部404のバイアスを調整しその後、補正信号223の低周波成分227(実施の形態2参照)に基づく制御を開始する。別の低周波成分427の周波数は例えば、低周波発生部230が生成する低周波信号f0の周波数f0である。変調部404のバイアスの調整では、別の低周波成分427の強度が減少するように、変調部404のバイアスが調整される。
低周波発生部230の動作は、実施の形態2で説明した動作と実質的に同じである。フィルタ226は、実施の形態2で説明した動作を実行する。フィルタ226は更に、別の低周波成分427をモニタ信号401から検出する。
光送信装置402が起動されると、光源部216は光16の出力を開始する。制御部412は、モニタ信号401に基づき変調部404のバイアスの調整を開始する。
光アンプ38は、モニタ信号401に基づくバイアス調整の終了後に、変調光218の増幅および増幅光220の強度の保持を開始される。
図16〜17は、バイアス制御部428が実行する処理の一例を示す図である。
光送信装置402が起動されると、バイアス制御部428は先ず、スイッチ450を制御して、フィルタ226にモニタ403を接続する(ステップS50)。
ステップS50の後、バイアス制御部428は、変調部404のバイアスを調整する(ステップS52)。フィルタ226は、ステップS50でモニタ403に接続されると、モニタ信号401から別の低周波成分427を検出する。バイアス制御部428はこの別の低周波成分427の強度E(すなわち、エラー量)を検出し、検出したエラー量に基づいて変調部404のバイアスを調整する。
調整の手順は、図10〜11を参照して説明した実施の形態2のバイアス制御の手順と略同じである。但しステップS46(図11参照)で、エラー量Eが変数E-1より小さいと判断された場合、バイアス制御部428はステップS42(図11参照)ではなく、ステップS54(図16参照)に進む。
バイアス制御部428はステップS54に進むと、最後に検出したエラー量Eが許容値より大きいか否か判断する(ステップS54)。エラー量Eが許容値より大きい場合、バイアス制御部428はステップS52に戻る。この時、バイアス制御部428は、ステップS30〜S32(図10参照)を飛ばして、ステップS34から実行する。
エラー量Eが許容値以下の場合、バイアス制御部428はステップS56に進む。バイアス制御部428はステップS56に進むと、スイッチ450を制御して、フィルタ226からモニタ403を切り離す。バイアス制御部428は更に、フィルタ226に電気アンプ44を接続する(ステップ56)。
ステップ56の後、バイアス制御部428は、光増幅部406に光増幅の開始を指示する(ステップS58)。バイアス制御部428は更に、増幅部410に補正信号223の生成と出力を指示する(ステップS58)。補正信号223の生成が光増幅の開始後に始まるように、増幅部410への指示は例えば、光増幅部406への指示の後に行われる。
ステップS58の後、バイアス制御部428は、バイアス電圧V1,V2の制御を開始する(ステップS60)。バイアス電圧の制御の手順は、図10〜11を参照して説明した。
―光増幅部―
光増幅部406は、モニタ信号401によるバイアス電圧V1,V2の調整の終了後に、変調光218の増幅を開始し、増幅光220を生成しながら増幅光220の強度を目標値に保持する。図18は、光増幅部406が実行する処理の一例を示す図である。
光送信装置402が起動されると、光増幅部406は、バイアス制御部428から光増幅開始の指示を受け取ったか否か判断する(ステップS62)。指示を受け取っていない場合には、光増幅部406は再度ステップS62を実行する。
指示を受け取っている場合、光増幅部406はステップS64に進む。ステップS64では、光増幅部406は変調光218の増幅を開始し、増幅光220を生成しながら増幅光220の強度を目標値に保持する。
ステップS62は例えば、電流制御部421により実行される。ステップS62に続くステップS64は、電流制御部421および光アンプ38により実行される。
―増幅部−
増幅部410は、変調光218の増幅の開始後に、増幅された変調光218(すなわち、増幅光220)の強度の目標値の変更による増幅信号(すなわち、増幅された電気信号)の変化の抑制を開始する。図19は、増幅部410が実行する処理の一例を示す図である。
光送信装置402が起動されると、増幅部410は、バイアス制御部428から補正信号223の生成および出力の開始の指示を受け取ったか否かを判断する。すなわち増幅部410は、電気信号222の補正開始の指示を受け取ったか否かを判断する(ステップS70)。指示を受け取っていない場合には、増幅部410は再度ステップS70を実行する。
指示を受け取っている場合、増幅部410はステップS72に進む。ステップS72では、増幅部410は補正信号223の生成と出力を開始する。すなわち増幅部410は、電気信号222の補正を開始する(ステップS72)。電気信号222の補正は、そのまま継続される。
ステップS70は例えば、補正部446により実行される。ステップS70に続くステップS72は、補正部446および電気アンプ44により実行される。
光送信装置402が起動された直後のバイアス電圧V1,V2は殆どの場合、最適値から乖離している。このような状態で生成される変調光218は低品質である。そこで実施の形態3の光送信装置402は先ず、モニタ信号401によるバイアス電圧V1、V2の調整で、バイアス電圧V1、V2を最適値に粗く近づける。
バイアス電圧V1、V2の調整が終了した後に、光送信装置402は変調光218の増幅を開始し、送信信号24を出力する。略同時に光送信装置402は、増幅された変調光218(すなわち、増幅光220)の一部の光電変換を開始し、この光電変換により生成される電気信号222に基づいてバイアス電圧V1、V2の制御を開始する。この制御により、バイアス電圧V1、V2はその最適値に略一致する。
従って、実施の形態3の光送信装置402によれば、送信信号24の出力開始後まもなく、高品質の送信信号24を送信できる。放射光(すなわち、第1の合波部219aから放射される光)の特質により、モニタ信号401による調整でバイアス電圧V1、V2をその最適値に略一致させる事は困難である。従って実施の形態3の光送信装置402は、光増幅の開始後は、増幅光220の一部を光電変換した電気信号222に基づいてバイアス電圧V1、V2を制御する。
―シャットダウン中の制御―
光送信装置402は、送信信号24の出力開始後、例えば外部からの要求に応答して、送信信号24の出力を一時的に停止(すなわち、シャットダウン)することがある。光送信装置402は、シャットダウン中もバイアス電圧V1,V2の調整を続けることで、送信信号24の出力再開直後から、高品質の送信信号24を送信することができる。
光送信装置402は例えば、外部からの要求に応答して送信信号24の出力を停止した場合、図16〜19を参照して説明したプロセスを開始する。但し、ステップS54(図16参照)では、送信信号24の出力再開を求める指示が受信されているか否か判断する。出力再開の指示が受信されていない場合は、バイアス制御部428はステップS52に戻る。出力再開の指示が受信されている場合には、バイアス制御部428はステップS56に進む。
図15等を参照して説明した例では、光増幅部406および増幅部410は、制御部412(具体的には、バイアス制御部428)の指示に従って起動時の処理を実行する。しかし起動時の処理は、制御部412以外からの指示に基づいて実行されてもよい。例えば起動時の処理は、図15に示されていないユニットからの指示に従って実行されてもよい。シャットダウン後の送信開始時の処理についても同様である。
以上のように、実施の形態3では、送信信号24の送信の開始または再開の前に、モニタ信号401に基づくバイアス電圧の調整が行われる。従って、実施の形態3によれば、送信信号24の出力の開始または再開と同時に、品質の高い送信信号24を送信することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく種々変形可能である。例えば、実施の形態の変調部4,204,304,404は電圧の変化により光を変調するが、変調部4,204,304,404は電流の変化により光を変調してもよい。この場合、変調部のバイアスは電流(すなわち、バイアス電流)である。
以上の例では、送信信号24はデジタルコヒーレント通信に用いられる光信号である。しかし、送信信号24は多値化された振幅変調に用いられる光信号であってもよい。
以上の実施の形態1〜3に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
低周波信号が重畳されたバイアスが印加されながら、光を変調して変調光を生成する変調部と、
前記変調光を増幅して増幅光を生成しながら、前記増幅光の強度を変更可能な目標値に保持する光増幅部と、
前記増幅光の一部を光電変換して、電気信号を生成する光検出部と、
前記電気信号を増幅しながら、前記電気信号の増幅を制御することで前記目標値の変更による前記増幅された電気信号の変化を抑制する増幅部と、
前記抑制された電気信号から前記低周波信号により生成される低周波成分を検出し、前記検出された低周波成分に基づいて前記バイアスを制御する制御部とを有する
光送信装置。
(付記2)
前記制御部は、前記低周波成分の強度が減少するように、前記バイアスを制御することを特徴とする
付記1に記載の光送信装置。
(付記3)
前記制御部は、前記光のうち前記変調部から放射される放射光の光電変換により得られるモニタ信号から前記低周波信号により生成される別の低周波成分を検出し更に、前記検出された別の低周波成分に基づいて前記バイアスを調整しその後、前記低周波成分に基づく前記制御を開始し、
前記光増幅部は、前記調整の終了後に、前記変調光の増幅と前記保持とを開始することを
特徴とする付記1または2に記載の光送信装置。
(付記4)
前記調整では、前記別の低周波成分の強度が減少するように、前記バイアスが調整されることを特徴とする
付記3に記載の光送信装置。
(付記5)
前記変調部は、前記光を分割して第1の光と第2の光とを生成する第1の分波部と、前記バイアスに含まれる第1のバイアスが印加されながら前記第1の光を変調して第1の変調光を生成する第1のマッハツェンダ変調器と、前記バイアスに含まれる第2のバイアスが印加されながら前記第2の光を変調して第2の変調光を生成する第2のマッハツェンダ変調器と、前記第2の変調光の位相を一定量変化させる位相シフト部と、前記位相が変化させられた前記第2の変調光と前記第1の変調光とを合波して前記変調光を生成する第1の合波部とを有することを
特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載の光送信装置。
(付記6)
前記変調部は、前記光を分割して第3の光と第4の光とを生成する第2の分波部と、第1の低周波信号が繰り返し重畳される第3のバイアスが印加されながら前記第3の光を変調して第3の変調光を生成する第1の変調部と、前記繰り返しの合間に第2の低周波信号が重畳される第4のバイアスが印加されながら前記第4の光を変調して第4の変調光を生成する第2の変調部と、前記第3の変調光の偏波方向を変更する偏波回転部と、前記偏波方向が変更された前記第3の変調光と前記第4の変調光とを合波して前記変調光を生成する第2の合波部とを有し、
前記バイアスは、前記第3のバイアスと前記第4のバイアスとを含み、
前記低周波信号は、前記第1の低周波信号と前記第2の低周波信号とを含み、
前記制御部は、前記抑制された電気信号から前記第1の低周波信号により生成される第1の低周波成分を検出し、前記検出された第1の低周波成分に基づいて前記第3のバイアスを制御する第1の制御部と、前記抑制された電気信号から前記第2の低周波信号により生成される第2の低周波成分を検出し、前記検出された第2の低周波成分に基づいて前記第4のバイアスを制御する第2の制御部とを有することを
特徴とする付記1〜4のいずれか1項に記載の光送信装置。
(付記7)
前記低周波信号の周波数は、前記変調部が前記光を変調する周波数より低いことを
特徴とする付記1〜6のいずれか1項に記載の光送信装置。
(付記8)
低周波信号が重畳されたバイアスが印加された変調器により、光を変調して変調光を生成する工程と、
前記変調光を増幅して増幅光を生成しながら、前記増幅光の強度を変更可能な目標値に保持する工程と、
前記増幅光の一部を光電変換して、電気信号を生成する工程と、
前記電気信号を増幅しながら、前記電気信号の増幅を制御することで前記目標値の変更による前記増幅された電気信号の変化を抑制する工程と、
前記抑制された電気信号から前記低周波信号により生成される低周波成分を検出し、前記検出された低周波成分に基づいて前記バイアスを制御する工程とを有する
バイアス制御方法。
2,202,302,402 :光送信装置
4,204,304,404 :変調部
6,206,406 :光増幅部
8,208 :光検出部
10,210,410 :増幅部
12,212,312,412 :制御部
14 :バイアス
16 :光
18,218,318 :変調光
20,220 :増幅光
22,222 :電気信号
23,223,323 :補正信号
34,434 :変調器
213a :第1の分波部
213b :第2の分波部
215a :第1のマッハツェンダ変調器
215b :第2のマッハツェンダ変調器
215c :位相シフト部
219a :第1の合波部
219b :第2の合波部
227 :低周波成分
250 :偏波回転部
312a :第1の制御部
312b :第2の制御部
401 :モニタ信号
403 :モニタ
427 :別の低周波成分
L1 :第1の光
L2 :第2の光
L3 :第3の光
L4 :第4の光
M1 :第1の変調部
M2 :第2の変調部
0 :低周波信号
1 :第1の低周波信号
2 :第2の低周波信号
I :低周波成分
Q :低周波成分

Claims (6)

  1. 低周波信号が重畳されたバイアスが印加されながら、光を変調して変調光を生成する変調部と、
    前記変調光を増幅して増幅光を生成しながら、前記増幅光の強度を変更可能な目標値に保持する光増幅部と、
    前記増幅光の一部を光電変換して、電気信号を生成する光検出部と、
    前記電気信号を増幅しながら、前記電気信号の増幅を制御することで前記目標値の変更による前記増幅された電気信号の変化を抑制する増幅部と、
    前記抑制された電気信号から前記低周波信号により生成される低周波成分を検出し、前記検出された低周波成分に基づいて前記バイアスを制御する制御部とを有する
    光送信装置。
  2. 前記制御部は、前記低周波成分の強度が減少するように、前記バイアスを制御することを特徴とする
    請求項1に記載の光送信装置。
  3. 前記制御部は、前記光のうち前記変調部から放射される放射光の光電変換により得られるモニタ信号から前記低周波信号により生成される別の低周波成分を検出し更に、前記検出された別の低周波成分に基づいて前記バイアスを調整しその後、前記低周波成分に基づく前記制御を開始し、
    前記光増幅部は、前記調整の終了後に、前記変調光の増幅と前記保持とを開始することを
    特徴とする請求項1または2に記載の光送信装置。
  4. 前記調整では、前記別の低周波成分の強度が減少するように、前記バイアスが調整されることを特徴とする
    請求項3に記載の光送信装置。
  5. 前記低周波信号の周波数は、前記変調部が前記光を変調する周波数より低いことを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の光送信装置。
  6. 低周波信号が重畳されたバイアスが印加された変調器により、光を変調して変調光を生成する工程と、
    前記変調光を増幅して増幅光を生成しながら、前記増幅光の強度を変更可能な目標値に保持する工程と、
    前記増幅光の一部を光電変換して、電気信号を生成する工程と、
    前記電気信号を増幅しながら、前記電気信号の増幅を制御することで前記目標値の変更による前記増幅された電気信号の変化を抑制する工程と、
    前記抑制された電気信号から前記低周波信号により生成される低周波成分を検出し、前記検出された低周波成分に基づいて前記バイアスを制御する工程とを有する
    バイアス制御方法。
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