JP2021061805A - 両軸受リール - Google Patents

両軸受リール Download PDF

Info

Publication number
JP2021061805A
JP2021061805A JP2019189641A JP2019189641A JP2021061805A JP 2021061805 A JP2021061805 A JP 2021061805A JP 2019189641 A JP2019189641 A JP 2019189641A JP 2019189641 A JP2019189641 A JP 2019189641A JP 2021061805 A JP2021061805 A JP 2021061805A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
shaft
guide member
hole
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019189641A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7345348B2 (ja
Inventor
幸平 中村
Kohei Nakamura
幸平 中村
邦生 武智
Kunio Takechi
邦生 武智
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP2019189641A priority Critical patent/JP7345348B2/ja
Priority to KR1020200065053A priority patent/KR20210045288A/ko
Priority to TW109125916A priority patent/TWI848156B/zh
Priority to US16/995,061 priority patent/US11241000B2/en
Priority to CN202011110082.7A priority patent/CN112655676B/zh
Publication of JP2021061805A publication Critical patent/JP2021061805A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7345348B2 publication Critical patent/JP7345348B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/015Reels with a rotary drum, i.e. with a rotating spool

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)

Abstract

【課題】ガイド部材の軽量化、ガイド部材に対するクラッチヨークの摺動性、及びガイド部材の強度の確保を、同時に実現できる両軸受リールを、提供する。【解決手段】両軸受リールは、フレームと、クラッチヨークと、ガイド部材45とを、備える。ガイド部材45は、クラッチヨークを軸方向に案内する。ガイド部材45は、フレームに装着される金属製の本体部46と、本体部46から軸方向に延びる金属製のボス部47と、ボス部47を覆い且つガイド孔に挿通される樹脂製のカバー部49とを、有する。【選択図】図4

Description

本発明は、両軸受リール、特に、ハンドルとスプールとを連結及び連結解除するクラッチ機構を有する両軸受リールに、関する。
従来の両軸受リールには、ハンドルとスプールとの間にクラッチ機構が設けられている(例えば、特許文献1参照)。クラッチ機構は、ハンドルとスプールとを連結及び連結解除する。
従来の両軸受リールは、クラッチヨークと、ガイド部材とを、有する。クラッチヨークは、クラッチ機構を連結状態及び連結解除状態に切り換えるための部材である。ガイド部材は、クラッチヨークを軸方向に案内する。
例えば、ガイド部材は、フレームに固定される固定部と、固定部に立設された1対のガイド軸とを、有する。1対のガイド軸は、固定部と一体に形成される。1対のガイド軸は、クラッチヨークを軸方向に案内する。
特開2010−172203号公報
従来の両軸受リールでは、クラッチヨークが、ピニオンギアを軸方向に移動させる。ピニオンギアには、駆動ギアが噛み合っている。この状態で、ガイド部材はクラッチヨークを軸方向に案内する必要があるので、一般的には、ガイド部材は、強度が高い金属によって、構成される。この場合、ガイド部材が重くなるという問題がある。
また、ガイド部材は、水や塩水等が付着するおそれがあるので、耐食性が高い金属によって、構成される。この場合、ガイド部材に対するクラッチヨークの摺動性が低下するという問題がある。
これらの問題を解決するために、例えばガイド部材が樹脂等によって構成された場合、ガイド部材の軽量化及びクラッチヨークの摺動性の向上を、図ることはできるものの、ガイド部材の強度を確保することが難しいという問題がある。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、ガイド部材の軽量化、ガイド部材に対するクラッチヨークの摺動性、及びガイド部材の強度の確保を、同時に実現できる両軸受リールを、提供することにある。
本発明の一側面に係る両軸受リールは、ハンドルとスプールとを連結及び連結解除するクラッチ機構を、有する。両軸受リールは、フレームと、クラッチヨークと、ガイド部材とを、備える。
フレームは、ハンドルのハンドル軸を支持する。クラッチヨークは、貫通孔を有する。クラッチヨークは、クラッチ機構を連結状態及び連結解除状態に切り換えるためのものである。
ガイド部材は、クラッチヨークを軸方向に案内する。ガイド部材は、フレームに装着される金属製の本体部と、本体部から軸方向に延びる金属製の軸部と、軸部を覆い且つ貫通孔に挿通される樹脂製のカバー部とを、有する。
本両軸受リールでは、ガイド部材における本体部及び軸部が金属から構成され、ガイド部材のカバー部が樹脂から構成される。これにより、金属製の本体部及び金属製の軸部によってガイド部材の強度を確保した上で、樹脂製のカバー部によってガイド部材の軽量化及びクラッチヨークの摺動性の向上を、図ることができる。すなわち、本両軸受リールでは、ガイド部材の軽量化、ガイド部材に対するクラッチヨークの摺動性、及びガイド部材の強度の確保を、同時に実現することができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、上記の連結状態において、クラッチヨークが、ガイド部材の軸部の径方向外側に、配置されることが好ましい。この構成によって、上記の連結状態において、クラッチヨークを金属製の軸部によって好適に保持することができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、連結状態において、ガイド部材の軸部の少なくとも一部が、クラッチヨークの貫通孔の内側に配置されることが好ましい。この構成によって、上記の連結状態において、クラッチヨークを金属製の軸部によって好適に保持することができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、カバー部が穴部を有することが好ましい。この場合、軸部は穴部に圧入される。この構成によって、樹脂製のカバー部を金属製の軸部に好適に装着することができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、カバー部の穴部においてガイド部材の軸部の先端部が配置される部分が、ガイド部材の軸部の外径より小さい内径を有するように、形成されることが、好ましい。
この構成によって、樹脂製のカバー部を金属製の軸部の先端部により支持することができる。すなわち、樹脂製のカバー部の開口部は、薄肉になったとしても、金属製の軸部から押圧力を受けにくい。これにより、カバー部49の耐久性を向上することができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、ガイド部材の軸部が、先細り形状に形成されることが好ましい。この場合、ガイド部材の軸部を先細り形状に形成することによって、樹脂製のカバー部を金属製の軸部に好適に装着することができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールは、フレームに装着される側カバーを、さらに備えることが好ましい。この場合、カバー部の先端部は、側カバーに対向して配置される。軸部の長さは、カバー部の先端部及び側カバーの間の間隔より、大きい。この構成によって、カバー部が軸部に装着された状態において、カバー部が側カバーに向けて移動したとしても、軸部からのカバー部の離脱を防ぐことができる。
本発明の他の側面に係る両軸受リールでは、ガイド部材における本体部及び軸部は、アルミニウムを含む合金によって、ダイキャスト成型されることが好ましい。この構成によって、本体部及び軸部を精度良く形成することができる。
本発明では、両軸受リールにおいて、ガイド部材の軽量化、ガイド部材に対するクラッチヨークの摺動性、及びガイド部材の強度の確保を、同時に実現することができる。
本発明の一実施形態が採用された両軸受リールの側面図。 図1の切断線II−IIにおける両軸受リールの断面図。 両軸受リールのフレームに配置されたクラッチ制御装置の斜視図。 ガイド部材の斜視図。 ガイド部材の上面図。 図5の切断線VIーVIにおけるガイド部材の断面図。 ガイド部材の部分拡大断面。 図1の切断線II−IIにおけるクラッチ制御装置の部分拡大断面図。
本発明の一実施形態を採用した両軸受リール1は、図1に示すように、釣り竿に装着可能なリール本体3と、リール本体3の側方に配置されたスプール回転用のハンドル4と、リール本体3に回転自在に装着されたスプール7(図2を参照)とを、備える。
図2に示すように、両軸受リール1は、ハンドル4及びスプール7を連結可能、且つハンドル4及びスプール7の連結を解除可能なクラッチ機構25を、さらに備える。図2及び図3に示すように、両軸受リール1は、フレーム5と、クラッチヨーク41と、ガイド部材45とを、さらに備える。
なお、以下では、スプール7の回転中心軸が、スプール軸心Xと記される。また、スプール軸心Xが延びる方向、及びスプール軸心Xに沿う方向が、“スプール軸方向(軸方向の一例)”と記される。スプール軸心Xを中心としてスプール軸心Xまわりの方向が、“周方向(回転方向)”と記される。スプール軸心Xを中心としてスプール軸心Xから離れる方向が、“径方向”と記される。
釣り糸が繰り出される方向(糸繰り出し方向)が、“前方”と記される。糸繰り出し方向とは反対の方向が、“後方”と記される。両軸受リール1において“前方”に位置する部分が、“前部”と記される。両軸受リール1において“後方”に位置する部分が、“後部”と記される。
(リール本体)
図2に示すように、リール本体3は、フレーム5と、フレーム5の両側方を覆うように装着された第1側カバー6a及び第2側カバー6bと、フレーム5の前方に装着された前カバー8(図1を参照)とを、有する。
フレーム5は、互いに間隔を隔てて対向配置された第1側板9a及び第2側板9bを、有する。第1側板9a及び第2側板9bは、連結部9cによって連結される。フレーム5は、ハンドル4のハンドル軸17を、支持する。
第1側板9aは、第1開口9dを有する。第1開口9dには、軸受収納部16が固定される。第2側板9bには、クラッチ制御装置30(図3を参照)が、装着される。第2側板9bは、スプール軸15が通過する第2開口9eを、有する。第1側カバー6aは、フレーム5の第1側板9aに装着される。第2側カバー6bは、フレーム5の第2側板9bに装着される。
図2及び図3に示すように、第1側板9a及び第2側板9bの間には、スプール7と、クラッチ操作部材11とが、配置される。図3に示すように、フレーム5と第2側カバー6bとの間には、例えば、回転伝達機構13と、クラッチ制御装置30とが、配置される。すなわち、両軸受リール1は、クラッチ操作部材11と、回転伝達機構13と、クラッチ制御装置30とを、さらに備える。
(スプール)
図2及び図3に示すように、スプール7は、第1側板9aと第2側板9b間に回転自在に配置される。スプール7は、スプール軸15と一体回転可能なように、スプール軸15に固定される。
スプール軸15は、リール本体3に対して回転可能に構成される。例えば、図2に示すように、スプール軸15の一端部は、軸受収納部16に配置された軸受16aを介して、第1側板9aに対して回転自在に支持される。スプール軸15の他端部は、ピニオンギア23を介して、第2側板9bに回転自在に支持される。スプール軸15には、クラッチ機構25を構成する係合ピン15aが、装着される。
(クラッチ操作部材)
図1及び図3に示すように、クラッチ操作部材11は、リール本体3の後部に配置される。クラッチ操作部材11は、クラッチ制御装置30に連結される。クラッチ操作部材11は、クラッチオン位置(図1の実線を参照)及びクラッチオフ位置(図1の破線を参照)の間で移動可能に構成される。クラッチ操作部材11は、サミングの際のサムレストとしても使用される。
(回転伝達機構)
回転伝達機構13は、ハンドル4からの回転力をスプール7に伝達するためのものである。図3に示すように、例えば、回転伝達機構13は、ハンドル軸17と、ドラグ機構19と、駆動ギア21と、ピニオンギア23とを、有する。
ハンドル軸17には、ハンドル4が装着される。ハンドル軸17は、フレーム5によって回転可能に支持される。例えば、ハンドル軸17は、第2側カバー6b及びフレーム5に回転可能に支持される。
ドラグ機構19は、ハンドル軸17の回転を駆動ギア21に伝達し、且つ糸繰り出し時のスプール7の回転を制動する。図3に示すように、ドラグ機構19は、ハンドル軸17及び駆動ギア21の間に配置される。
駆動ギア21は、ハンドル軸17に回転自在に装着される。図3に示すように、駆動ギア21には、ドラグ機構19を介して、ハンドル軸17の回転が伝達される。糸繰り出し時にスプール7に対して所定以上のトルクが作用した場合、ドラグ機構19が作動し、駆動ギア21がハンドル軸17に対して相対回転する。
ピニオンギア23は、駆動ギア21の回転をスプール軸15に伝達する。図2及び図3に示すように、ピニオンギア23は、実質的に筒状に形成され、スプール軸15の外周側に配置される。ピニオンギア23は、軸受16bを介して、フレーム5例えば第2側カバー6b及び第2側板9bに対して、回転するように支持される。
図2に示すように、ピニオンギア23は、斜歯の歯部23aと、係合溝23bと、小径部23cとを、有する。歯部23aは、駆動ギア21に噛み合う。係合溝23bは、ピニオンギア23の端部に形成され、径方向に延びる。小径部23cは、歯部23a及び係合溝23bの間に形成される。小径部23cには、クラッチヨーク41が係合する。
(クラッチ機構)
クラッチ機構25は、ハンドル4及びスプール7を連結可能、且つハンドル4及びスプール7の連結を解除可能に、構成される。図2に示すように、クラッチ機構25は、ピニオンギア23の係合溝23b、及びスプール軸15の係合ピン15aによって、構成される。
例えば、ピニオンギア23が、スプール軸15に沿ってスプール7から離れる方向に、移動し、係合溝23b及びスプール軸15の係合ピン15aの係合が解除されると、クラッチオフ状態(連結解除状態)になる。この場合、スプール7が自由に回転可能になる。
一方で、ピニオンギア23が、スプール軸15に沿ってスプール7に近づく方向に、移動し、係合ピン15aに係合溝23bが係合すると、クラッチオン状態(連結状態)になる。この場合、スプール7は、ハンドル軸17の回転に連動して回転する。
(クラッチ制御装置)
クラッチ制御装置30は、クラッチ操作部材11の操作に応じて、クラッチ機構25を制御可能に構成される。図3に示すように、クラッチ制御装置30は、クラッチヨーク41と、クラッチカム43と、ガイド部材45とを、有する。
・クラッチヨーク
クラッチヨーク41は、クラッチ機構25をクラッチオン状態及びクラッチオフ状態に切り換えるためのものである。図3に示すように、クラッチヨーク41は、クラッチカム43及びガイド部材45によって、スプール軸方向に案内される。クラッチヨーク41は、付勢部材44(図2を参照)によって、スプール7に向けて付勢されている。
図2及び図3に示すように、クラッチヨーク41は、ピニオンギア23に係合可能な係合凹部41aと、1対のガイド孔41b(貫通孔の一例)とを、有する。係合凹部41aは、ピニオンギア23の小径部23cに係合する(図2を参照)。
1対のガイド孔41bは、スプール軸方向にクラッチヨーク41を貫通する。各ガイド孔41bには、ガイド部材45のカバー部49(後述する)が挿通される。クラッチヨーク41の両端部は、クラッチカム43に係合する。
・クラッチカム
クラッチカム43は、クラッチヨーク41をスプール軸方向に移動させるためのものである。クラッチカム43は、スプール軸心Xまわりに回動可能なように、ガイド部材45に配置される。
図3に示すように、クラッチカム43には、連結部材42が装着される。連結部材42は、クラッチ操作部材11及びクラッチカム43を連結する。クラッチ操作部材11が操作されると、連結部材42を介して、クラッチカム43が回動する。クラッチカム43は、ガイド部材45の外周側に配置され、ガイド部材45に対して回動可能である。
クラッチカム43は、クラッチヨーク41を軸方向に案内するためのカム部43aを、有する。クラッチ操作部材11の操作によってクラッチカム43が回動すると、カム部43aは、クラッチヨーク41の両端部を押圧する。すると、クラッチヨーク41の両端部は、スプール7から離れるスプール軸方向に、移動する。これにより、クラッチ機構25が、クラッチオン状態からクラッチオフ状態へと切り換えられる。
一方で、ハンドル4操作によってクラッチ復帰機構(図示しない)が作動すると、クラッチカム43が、上記の回動方向とは反対の方向に、回動する。すると、クラッチヨーク41の両端部は、スプール7に近づくスプール軸方向に、移動する。これにより、クラッチ機構25が、クラッチオフ状態からクラッチオン状態へと切り換えられる。
・ガイド部材
ガイド部材45は、クラッチヨーク41をスプール軸方向に案内する。図2及び図3に示すように、ガイド部材45は、フレーム5に装着される。図4に示すように、ガイド部材45は、金属製の本体部46と、1対の金属製のボス部47(軸部の一例)と、1対の樹脂製のカバー部49とを、有する。
本体部46は、フレーム5に装着される。詳細には、図4及び図5に示すように、本体部46は、実質的に円環板状に形成される。本体部46は、外周部に設けられた凹部46aを介して、固定手段例えばネジ部材(図示しない)によって、第2側板9bに固定される。
図4から図6に示すように、1対のボス部47は、本体部46からスプール軸方向に延びる。各ボス部47は、先細り形状に形成される。詳細には、各ボス部47は、円錐台形状に形成される。各ボス部47は、本体部46と一体に形成される。例えば、各ボス部47及び本体部46は、アルミニウムを含む合金によって、ダイキャスト成型される。
ボス部47の径方向外側からボス部47を見た場合、各ボス部47の外周面は、ボス部47の軸方向において、テーパ状に形成される。各ボス部47の最大外径は、各ボス部47の基端における外径である。各ボス部47の最小外径は、各ボス部47の先端における外径である。各ボス部47の第1テーパ角度α1は、所定の角度に設定される(図6を参照)。
ボス部47は、軸心C1を含む。図6に示した第1テーパ角度α1は、ボス部47の軸心C1に対する角度である。ボス部47の軸方向は、ボス部47の軸心C1が延びる方向に、定義される。ボス部47の径方向は、ボス部47の軸心C1を中心として、ボス部47の軸心C1から離れる方向に定義される。なお、ガイド部材45がフレーム5に装着された状態では、ボス部47の軸心C1は、スプール軸心Xと実質的に平行である。
図4から図6に示すように、1対のカバー部49は、ボス部47を覆う。各カバー部49は、実質的に有底筒状に形成される。各カバー部49は、合成樹脂によって形成される。
図7に示すように、各カバー部49は、軸本体49aと、穴部49bとを、有する。軸本体49aは、実質的に円柱状に形成される。穴部49bは、軸本体49aに設けられる。穴部49bは、軸本体49aの一端部から他端部に向けて延びる。穴部49bには、ボス部47が圧入される。
これにより、各カバー部49は、各ボス部47に取り付けられる。各カバー部49が各ボス部47に取り付けられた状態において、各カバー部49は、クラッチヨーク41のガイド孔41bに挿通される。なお、各カバー部49は、接着剤等を用いて、各ボス部47に接着してもよい。
以下では、各カバー部49の穴部49bについて、詳細な説明が行われる。各カバー部49が各ボス部47に取り付けられていない状態では、穴部49bは、テーパ穴になるように形成される。穴部49bの第2テーパ角度α2は、所定の角度に設定される。第2テーパ角度α2は、第1テーパ角度α1より大きい。カバー部49は、軸心C2を含む。第2テーパ角度α2は、カバー部49の軸心C2に対する角度である。
なお、カバー部49がボス部47に取り付けられた状態では、カバー部49の軸心C2は、ボス部47の軸心C1と実質的に一致する。
カバー部49の軸方向は、カバー部49の軸心が延びる方向に、定義される。カバー部49の径方向は、カバー部49の軸心を中心として、カバー部49の軸心C2から離れる方向に定義される。
穴部49bの最小内径は、ボス部47の最小外径より小さい。穴部49bの最小内径は、穴部49bの底部側の内径である。ボス部47の最小外径は、ボス部47の先端における外径である。
穴部49bの最大内径は、ボス部47の最大外径より大きい。穴部49bの最大内径は、穴部49bの開口側の内径である。ボス部47の最大外径は、ボス部47の基端における外径である。
図7に示すように、穴部49bは、第1部分49b1と、第2部分49b2とを、有する。図7は、各カバー部49が各ボス部47に取り付けられていない状態の図である。
第1部分49b1は、ボス部47の先端部が配置される部分である。第1部分49b1は、ボス部47の外径より小さい内径を有するように、形成される。例えば、第1部分49b1の内径は、ボス部47の先端部の外径より小さい。
第1部分49b1の最小内径は、穴部49bの底部側の内径である。第1部分49b1の最小内径は、ボス部47の先端B1の最大外径より小さい。第1部分49b1の最大内径は、ボス部47の先端部の基端B2の最大外径より小さい。
第2部分49b2は、ボス部47の先端部を除いた部分が配置される部分、例えばボス部47の基端部が接触する部分である。第2部分49b2は、ボス部47の外径より大きい内径を有するように、形成される。例えば、第2部分49b2の内径は、ボス部47の基端部の外径より大きい。
このように各カバー部49の穴部49bを構成することによって、第1部分49b1には、ボス部47の先端部が圧入される。第2部分49b2及びボス部47の基端部は、接触しても、非接触であってもよい。これにより、穴部49bがテーパ穴に形成されたとしても、穴部49bの開口側の薄肉部が、ボス部47からの押圧力を受けにくい。すなわち、カバー部49の耐久性を向上することができる。
図8に示すように、上記の構成を有するガイド部材45がフレーム5(第2側板9b)に装着された状態において、各カバー部49の先端部は、第2側カバー6bに対向して配置される。詳細には、各カバー部49の先端部は、スプール軸方向において、第2側カバー6bに対向して配置される。
各カバー部49の先端部及び第2側カバー6bの間の間隔D1、例えば各カバー部49の先端部及び第2側カバー6bの軸方向間隔は、各ボス部47の長さL1より小さい。軸方向間隔D1は、スプール軸方向において最も小さい間隔である。各ボス部47の長さL1は、クラッチヨーク41の厚さT1の半分以上である。本実施形態では、ボス部47の長さL1は、クラッチヨーク41の厚さT1より大きい。
ここで、ボス部47の長さL1は、スプール軸方向における長さである。例えば、ボス部47の長さL1は、本体部46の外面からボス部47の先端までの長さである。なお、ボス部47の長さL1は、カバー部49の穴部49bの内部に配置されたボス部47の長さであると、解釈してもよい。
図8に示すように、クラッチ機構25がクラッチオンである状態では、各ガイド部材45のボス部47の径方向外側には、クラッチヨーク41が配置される。例えば、クラッチ機構25がクラッチオンである状態では、ボス部47の少なくとも一部が、クラッチヨーク41のガイド孔41bの内側に配置される。
本実施形態では、クラッチ機構25がクラッチオンである状態において、ボス部47は、クラッチヨーク41のガイド孔41bの内側を、通過している。すなわち、クラッチ機構25がクラッチオンである状態では、クラッチヨーク41は、ボス部47の先端B1及び本体部46の間に配置される。
(まとめ)
上述した両軸受リール1では、ガイド部材45における本体部46及びボス部47が金属から構成され、ガイド部材45のカバー部49が樹脂から構成される。これにより、金属製の本体部46及び金属製のボス部47によってガイド部材45の強度を確保した上で、樹脂製のカバー部49によってガイド部材45の軽量化及びクラッチヨーク41の摺動性の向上を、図ることができる。すなわち、両軸受リール1では、ガイド部材45の軽量化、ガイド部材45に対するクラッチヨーク41の摺動性、及びガイド部材45の強度の確保を、同時に実現することができる。
また、クラッチ機構25がクラッチオンである状態において、クラッチヨーク41が、ガイド部材45のボス部47の径方向外側に、配置されるので、クラッチヨーク41を金属製のボス部47によって好適に保持することができる。
また、クラッチ機構25がクラッチオンである状態において、ガイド部材45のボス部47の少なくとも一部が、クラッチヨーク41のガイド孔41bの内側に配置されるので、クラッチヨーク41を金属製のボス部47によって好適に保持することができる。
また、金属製のボス部47を樹脂製のカバー部49の穴部49bに圧入することによって、樹脂製のカバー部49を金属製のボス部47に好適に装着することができる。
また、樹脂製のカバー部49における第1部分49b1の内径が、ガイド部材45のボス部47の外径より小さいので、樹脂製のカバー部49を金属製のボス部47の先端部により支持することができる。すなわち、樹脂製のカバー部49の開口部は、薄肉になったとしても、金属製のボス部47から押圧力を受けにくい。これにより、カバー部49の耐久性を向上することができる。
また、ガイド部材45における金属製のボス部47を先細り形状に形成することによって、樹脂製のカバー部49を金属製のボス部47に好適に装着することができる。
また、ボス部47の長さが、カバー部49の先端部及び第2側カバー6bの間の間隔より、大きいので、カバー部49が第2側カバー6bに向けて移動したとしても、ボス部47からのカバー部49の離脱を防ぐことができる。
さらに、ガイド部材45における本体部46及びボス部47は、アルミニウムを含む合金によって、ダイキャスト成型されるので、本体部46及びボス部47を精度良く形成することができる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(a)前記実施形態では、ボス部47が先細り形状に形成される場合の例が示されたが、ボス部47は円柱状に形成されてもよい。また、ボス部47の先端部だけが先細り形状に形成され、ボス部47の基端部は円柱状に形成されてもよい。
(b)前記実施形態では、穴部49bの全体がテーパ穴に形成される場合の例を示したが、穴部49bの第1部分49b1だけがテーパ穴に形成されてもよい。
1 両軸受リール
3 リール本体
4 ハンドル
5 フレーム
7 スプール
17 ハンドル軸
25 クラッチ機構
30 クラッチ制御装置
41 クラッチヨーク
41b ガイド孔
45 ガイド部材
46 本体部
47 ボス部
49 カバー部
49a 軸本体
49b 穴部
49b1 第1部分
49b2 第2部分

Claims (8)

  1. ハンドルとスプールとを連結及び連結解除するクラッチ機構を有する両軸受リールであって、
    前記ハンドルのハンドル軸を支持するフレームと、
    貫通孔を有し、前記クラッチ機構を連結状態及び連結解除状態に切り換えるためのクラッチヨークと、
    前記フレームに装着される金属製の本体部と、前記本体部から軸方向に延びる金属製の軸部と、前記軸部を覆い且つ前記貫通孔に挿通される樹脂製のカバー部とを、有し、前記クラッチヨークを軸方向に案内するガイド部材と、
    備える両軸受リール。
  2. 前記連結状態において、前記クラッチヨークは、前記軸部の径方向外側に配置される、
    請求項1に記載の両軸受リール。
  3. 前記連結状態において、前記軸部の少なくとも一部は、前記貫通孔の内側に配置される、
    請求項2に記載の両軸受リール。
  4. 前記カバー部は、穴部を有し、
    前記軸部は、前記穴部に圧入される、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の両軸受リール。
  5. 前記穴部において前記軸部の先端部が配置される部分は、前記軸部の外径より小さい内径を有するように、形成される、
    請求項4に記載の両軸受リール。
  6. 前記軸部は、先細り形状に形成される、
    請求項5に記載の両軸受リール。
  7. 前記フレームに装着される側カバー、
    をさらに備え、
    前記カバー部の先端部は、前記側カバーに対向して配置され、
    前記軸部の長さは、前記カバー部の先端部及び前記側カバーの間の間隔より、大きい、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の両軸受リール。
  8. 前記本体部及び前記軸部は、アルミニウムを含む合金によって、ダイキャスト成型される、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の両軸受リール。
JP2019189641A 2019-10-16 2019-10-16 両軸受リール Active JP7345348B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019189641A JP7345348B2 (ja) 2019-10-16 2019-10-16 両軸受リール
KR1020200065053A KR20210045288A (ko) 2019-10-16 2020-05-29 양 베어링 릴
TW109125916A TWI848156B (zh) 2019-10-16 2020-07-31 雙軸承捲線器
US16/995,061 US11241000B2 (en) 2019-10-16 2020-08-17 Dual-bearing reel
CN202011110082.7A CN112655676B (zh) 2019-10-16 2020-10-16 双轴承绕线轮

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019189641A JP7345348B2 (ja) 2019-10-16 2019-10-16 両軸受リール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021061805A true JP2021061805A (ja) 2021-04-22
JP7345348B2 JP7345348B2 (ja) 2023-09-15

Family

ID=75403272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019189641A Active JP7345348B2 (ja) 2019-10-16 2019-10-16 両軸受リール

Country Status (4)

Country Link
US (1) US11241000B2 (ja)
JP (1) JP7345348B2 (ja)
KR (1) KR20210045288A (ja)
CN (1) CN112655676B (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5139212A (en) * 1981-11-11 1992-08-18 Shimano Corporation Fishing reel
JP2005013153A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Daiwa Seiko Inc 魚釣用リールの構成部材
JP2019068775A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 株式会社シマノ 両軸受リール
JP2019122273A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 グローブライド株式会社 魚釣用リールの構成部材
JP2019170343A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 シマノコンポネンツ マレーシア エスディーエヌ.ビーエッチディー. 両軸受リール

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6095444A (en) * 1996-01-24 2000-08-01 Daiwa Seiko, Inc. Attachment unit for a double bearing type reel for fishing
JP4361169B2 (ja) * 1999-06-23 2009-11-11 Thk株式会社 滑り案内ユニット
SG112961A1 (en) * 2003-12-09 2005-07-28 Shimano Kk Spinning-reel oscillating device
JP2007159427A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Shimano Inc 釣り用部品
JP4863891B2 (ja) * 2007-01-23 2012-01-25 株式会社シマノ 両軸受リール
JP5143759B2 (ja) 2009-01-27 2013-02-13 株式会社シマノ 両軸受リールのクラッチ制御装置
JP5746841B2 (ja) * 2010-09-22 2015-07-08 株式会社シマノ 両軸受リールのクラッチ制御装置
JP5906017B2 (ja) * 2011-01-28 2016-04-20 グローブライド株式会社 魚釣用リール、魚釣用リールの構成部材、及びそれらの製造方法
US8777146B2 (en) * 2012-01-27 2014-07-15 Shimano Inc. Dual-bearing reel
JP2015084765A (ja) * 2013-09-21 2015-05-07 有限会社 Office Zpi 両軸受型リールのレベルワインド装置用釣糸案内部材
JP6376848B2 (ja) * 2014-06-03 2018-08-22 株式会社シマノ 両軸受リールのクラッチ復帰機構
JP6530615B2 (ja) * 2015-02-26 2019-06-12 株式会社シマノ 両軸受リール

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5139212A (en) * 1981-11-11 1992-08-18 Shimano Corporation Fishing reel
JP2005013153A (ja) * 2003-06-27 2005-01-20 Daiwa Seiko Inc 魚釣用リールの構成部材
JP2019068775A (ja) * 2017-10-10 2019-05-09 株式会社シマノ 両軸受リール
JP2019122273A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 グローブライド株式会社 魚釣用リールの構成部材
JP2019170343A (ja) * 2018-03-29 2019-10-10 シマノコンポネンツ マレーシア エスディーエヌ.ビーエッチディー. 両軸受リール

Also Published As

Publication number Publication date
US20210112797A1 (en) 2021-04-22
KR20210045288A (ko) 2021-04-26
CN112655676B (zh) 2023-11-07
CN112655676A (zh) 2021-04-16
TW202116159A (zh) 2021-05-01
US11241000B2 (en) 2022-02-08
JP7345348B2 (ja) 2023-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9901084B2 (en) Dual-bearing reel
EP2245926A1 (en) Spool For Dual-Bearing Reel
US20180064083A1 (en) Dual-bearing reel
KR102491582B1 (ko) 듀얼 베어링 릴
JP2009124942A (ja) 魚釣用リール
JP2021061805A (ja) 両軸受リール
US10568311B2 (en) Dual-bearing reel
CN110402902B (zh) 双轴承渔线轮
JP2019170343A5 (ja)
US10321670B2 (en) Dual-bearing reel
JP2019187343A5 (ja)
JP6979789B2 (ja) 両軸受リール
CN112005979A (zh) 钓鱼用绕线轮
US9635844B2 (en) Reel body of a dual-bearing reel
KR102689224B1 (ko) 양 베어링 릴
JP2019004865A (ja) 両軸受リール
JP7042040B2 (ja) 両軸受リール
JP2023060526A (ja) 両軸受リール
JP2018174763A (ja) 発音機構を備えた両軸受型リール
KR20170113016A (ko) 양 베어링 릴
JP2018174768A (ja) 発音機構を備えた両軸受型リール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7345348

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150