JP2021061530A - 情報処理システム、情報処理装置、方法およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 情報処理装置を提供すること。【解決手段】 本情報処理装置は、情報端末を用いた利用開始の要求を受け付ける受付手段と、利用開始にかかる情報端末との第1の通信方式の通信に基づいて、第1の通信方式よりも広い通信範囲を有する第2の通信方式の通信の事前準備を行う通信手段と、情報端末との第2の通信方式の通信を確立する通信確立手段と、利用終了の契機に応答して、情報端末との第2の通信方式の通信に基づいて利用終了処理を完了する終了処理手段とを含む。【選択図】 図4

Description

本開示は、情報処理システム、情報処理装置、方法およびプログラムに関する。
従来、NFC(Near Field Communication)などの近接無線通信機能を備えたスマートフォンなどの携帯型情報端末を用いて、複合機などのシステムにログイン(利用開始)し、また、システムからログアウト(利用終了)する技術が知られている。
上述したログインおよびログアウト処理に関連し、特開2018−045666号公報(特許文献1)が知られている。特許文献1は、ユーザの腕に装着されたウェアラブル端末の加速度センサにより、ウェアラブル端末の移動状態に対応する加速度を検出し、この加速度情報を、ブルートゥース(登録商標)モジュールにより、ユーザ認証用のユーザ情報と共にMFPに送信する構成を開示する。このMFPは、受信した加速度情報から特定のログイン用のジェスチャを検出した場合、受信したユーザ情報に基づいてユーザ認証処理を行い、正規のユーザである場合にログイン処理を行う。このMFPは、さらに、受信した加速度情報から特定のログアウト用のジェスチャを検出した場合、一定時間、加速度情報を受信しない場合に、ユーザ認証状態を解除してログアウト処理を行う。
しかしながら、上記特許文献1の従来技術は、一定時間、加速度情報を受信しない場合に、ユーザ認証状態を解除してログアウト処理を行うというものである。そのため、ログアウト処理時には既にMFPのとの通信が切断しており、正しくログアウトを完了させることができない場合があった。
本開示は、上記点に鑑みてなされたものであり、利用者の利便性を損なうことなく利用終了処理を安全に完了することが可能な情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、下記特徴を有する情報処理装置を提供する。本情報処理装置は、情報端末を用いた利用開始の要求を受け付ける受付手段を含む。情報処理装置は、また、利用開始にかかる情報端末との第1の通信方式の通信に基づいて、第1の通信方式よりも広い通信範囲を有する第2の通信方式の通信の事前準備を行う通信手段を含む。情報処理装置は、さらに、情報端末との第2の通信方式の通信を確立する通信確立手段を含む。情報処理装置は、またさらに、利用終了の契機に応答して、前記情報端末との前記第2の通信方式の通信に基づいて利用終了処理を完了する終了処理手段を含む。
上記構成により、利用者の利便性を損なうことなく利用終了処理を安全に完了することが可能となる。
図1は、本実施形態による画像処理システムのネットワーク環境を示す図である。 図2は、本実施形態による画像処理システムにおける携帯型情報端末および認証サーバとして用いられ得るコンピュータのハードウェア構成の実施形態を示す図である。 図3は、本実施形態による画像処理システムにおける画像処理装置のハードウェア構成の実施形態を示す図である。 図4は、本実施形態による画像処理システムにおける画像処理装置上で実現される機能ブロック図である。 図5は、本実施形態による画像処理システムにおける携帯型情報端末上で実現される機能ブロック図である。 図6は、本実施形態による画像処理システムで実行される、ログイン処理の流れを示すシーケンス図である。 図7は、本実施形態による画像処理システムで実行される、ログアウト処理の流れを示すシーケンス図である。 図8は、本実施形態による画像処理装置が実行するログイン制御を示すフローチャートである。 図9は、他の実施形態による画像処理装置が実行するログイン制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を説明するが、本発明の実施形態は、以下の実施形態に限定されるものではない。なお、以下の実施形態では、情報処理装置、および、情報処理装置と情報端末とを含む情報処理システムの一例として、画像処理装置20、および、画像処理装置20と携帯型情報端末30とを含む画像処理システム10を用いて説明が行われる。
図1は、本実施形態による画像処理システム10のネットワーク環境を示す図である。図1に示す画像処理システム10は、画像処理装置20と、携帯型情報端末30とを含み構成される。なお、図1では、複数の画像処理装置20a〜20fが示されているが、画像処理装置20の数は、限定されるものではなく、ネットワーク環境に1つの画像処理装置20のみが含まれてもよい。また、図1では、1つの携帯型情報端末30が示されているが、携帯型情報端末30の数は、限定されるものではなく、ネットワーク環境に複数の携帯型情報端末30が含まれてもよい。
図1に示すネットワーク環境では、複数の画像処理装置20a〜20fは、それぞれ、中継機器として動作することで、互いに対等な関係で網の目のネットワーク、すなわち、メッシュネットワーク12を構成している。複数の画像処理装置20a〜20fそれぞれは、直接、または1以上の中継器としての装置を経由して、他の画像処理装置20と相互に通信可能に構成されている。メッシュネットワーク12としては、特に限定されるものではないが、Zigbee(登録商標)などを挙げることができる。
なお、説明する実施形態では、好ましくは、メッシュネットワークが構成されるものとして説明するが、これに限定されるものではない。他の実施形態では、イーサネット(登録商標)やTCP/IP(Transmission Control Protocol / Internet Protocol)などのトランザクション・プロトコルによるLAN(Local Area Network)、ローカル5G、VPN(Virtual Private Network)や専用線を使用して接続されるWAN(Wide Area Network)、インターネットなどが含まれて構成されてもよい。
画像処理装置20と携帯型情報端末30とは、NFC(Near Field Communication)などの近接無線通信、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信および無線ローカル・エリア・ネットワーク(無線LAN、Wi−fi(登録商標))などの無線通信の少なくとも1つを介して接続可能とされている。特定の実施形態では、画像処理装置20と携帯型情報端末30とは、互いに直接通信する形態で接続される。特定の実施形態においては、例えば、画像処理装置20と携帯型情報端末30とは、無線LANのアドホックモードで接続可能とされている。あるいは、他の実施形態において、画像処理装置20は、アクセスポイントとして、携帯型情報端末30と、無線LANのインフラストラクチャモードで接続可能とされている。
画像処理装置20は、説明する実施形態では、コピー機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを備える複合機として構成されている。画像処理装置20は、携帯型情報端末30を用いたログイン(利用開始)およびログアウト(利用終了)を受け付ける機能を備えており、本実施形態の情報処理装置として動作する。
特定の実施形態では、画像処理装置20は、携帯型情報端末30を載置するための載置台22(画像処理装置20aについて図示されている。)を備える。載置台22には、NFCなどの近接無線通信の通信部位が設けられる。利用者は、載置台22の上に、携帯型情報端末30を載置することで、当該画像処理装置20へログインする意思表示を画像処理装置20に伝達することができる。また、利用者は、載置台22から携帯型情報端末30を取ることで、画像処理装置20からログアウトする意思表示を画像処理装置20に伝達することができる。あるいは、他の実施形態では、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信を用いる場合、利用者は、携帯型情報端末30を付帯して画像処理装置20を中心とした一定範囲24に進入することにより、ログインをする意思表示を画像処理装置20に伝達することができる。また、利用者は、画像処理装置20の一定の範囲24から離脱することによってログアウトする意思表示を画像処理装置20に伝達することができる。
携帯型情報端末30は、利用者が、画像処理装置20の機能を利用するために付帯する端末装置である。携帯型情報端末30は、上述したNFCなどの近接無線通信、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信および無線LANなどの無線通信の機能を備えることができる。また、携帯型情報端末30には、上述した画像処理装置20にログインおよびログアウトするためのアプリケーションがインストールされており、本実施形態の情報端末として動作する。
図1に示すように、画像処理システム10は、さらに、認証サーバ40を含み構成されてもよい。認証サーバ40は、ディレクトリサーバなどであり、1または複数の画像処理装置20の利用者を認証し、正当な利用者各々について、画像処理装置20が備える各機能を利用する権限を管理する。認証サーバ40は、いずれかの画像処理装置20(図1では、20f)と接続されており、メッシュネットワーク12に参加する。認証サーバ40は、利用者からの携帯型情報端末30を用いたログインの要求をした画像処理装置20からの照会を受けて、利用者の携帯型情報端末30から取得した認証情報に基づいて、利用者の正当性を検証し、認証結果および必要に応じてその利用者に与えられた権限情報を画像処理装置20に応答する。
なお、図1に示す実施形態では、利用者の情報を保持し、専ら認証機能を有する別個の認証サーバ40が設けられるものとして説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、いずれかの1または複数の画像処理装置20が、認証サーバ40が備える機能を兼ねていてもよいし、画像処理装置20が、それぞれ、認証サーバ40が備える機能を備えていてもよい。
上述した画像処理システム10において、携帯型情報端末30を用いてログインする動作は、携帯型情報端末30を画像処理装置20が備える載置台22の上に載置したり、画像処理装置20に近づき、所定の範囲24内に進入したりする動作である。これらの動作は、特定の画像処理装置20を利用したい利用者にとって自然な動作であり、また、信号強度が強くなる状況への変化をもたらす。このため、携帯型情報端末30を用いたログイン処理は、利便性を有するといえる。一方で、携帯型情報端末30を用いてログアウトする動作は、携帯型情報端末30を載置台22から取ったり、画像処理装置20から離れて、所定の範囲24外へ離脱したりする動作である。これらの動作は、特定の画像処理装置20の利用を済ませた利用者にとって自然な動作であるといえる。しかしながら、これらの動作は、信号強度が弱くなる方向への変化をもたらすことになる。このため、ログアウトの意思表示が判定された際に、既に画像処理装置20と携帯型情報端末30との通信が切断されている場合があり、適切にログアウトを完了することができない可能性がある。つまり、ログアウト時の利便性および安全性には改善の余地がある。
例えば、画像処理装置20がログアウト中に行うべき処理に失敗する場合や画像処理装置20の他の機能によりログアウトがロックされて失敗する場合がある。そのような場合は、画像処理装置20から立ち去ってしまった利用者に失敗を通知し、ログアウトを正しく完了させることが望ましい。また、ログアウト処理時に画像処理装置20と携帯型情報端末30との間の通信を行ってデータを授受したいという要望もある。また、利用者は、明示的にログアウトをするためのボタンを押下してログアウトの意思表示を明示的に伝達することもできる。しかしながら、ログアウトするためにボタンを押すという行為は、用事が済んだユーザにとって自然な行動ではない。また、仮に利用者が、ログアウトすることを明示的に伝達したとしても、その後にログアウトの処理に問題があった場合に、利用者がそのまま立ち去ってしまうことも多い。したがって、利用者の利便性を損なうことなくログアウト処理を安全に完了することを可能とする技術が望まれる。
そこで、本実施形態における画像処理システム10では、画像処理装置20は、携帯型情報端末30を用いたログインの要求を受け付け、ログインにかかる携帯型情報端末30との第1の通信方式の通信に基づいて、第1の通信方式よりも広い通信範囲を有する第2の通信方式の通信の事前準備を行う構成を採用する。画像処理装置20は、さらに、携帯型情報端末30との第2の通信方式の通信を確立し、ログアウトの契機に応答して、携帯型情報端末30との第2の通信方式の通信に基づいてログアウト処理を完了する。これにより、ログアウト時またはログアウト処理中に既に第1の通信方式の通信が切断していた場合でも、第2の通信方式の通信に引き継いで、携帯型情報端末30との通信を継続し、ログアウト処理を完了させることができる。このため、利用者の利便性を損なうことなく、ログアウト処理を安全に完了することが可能となる。
本実施形態による画像処理システム10におけるログイン機能およびログアウト機能について説明するが、まず、図2および図3を参照しながら、本実施形態における主要な装置のハードウェア構成を説明する。
図2は、携帯型情報端末30および認証サーバ40として用いられ得るコンピュータシステムのハードウェア構成図である。ここでは、コンピュータシステム5のハードウェア構成について説明する。
図2に示されているように、コンピュータシステム5は、汎用なコンピュータによって構築されており、図2に示されているように、CPU501、ROM502、RAM503、HD(Hard Disk)504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、データバス510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD−RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516およびモーションセンサ517を備えている。
これらのうち、CPU501は、コンピュータシステム5全体の動作を制御する。ROM502は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、または画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、ネットワーク12を利用してデータ通信をするためのインタフェースである。バスライン510は、図2に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD−RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD−RW513に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御する。なお、DVD−RWに限らず、DVD−R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出しまたは書き込み(記憶)を制御する。モーションセンサ517は、3軸加速度センサ、3軸角速度センサおよび地磁気センサの少なくとも1つを備え、加速度データ、角速度データ、地磁気データなどを取得する。
なお、図1に示す実施形態は、一例であり、DVD-RW514やキーボード511など具体的な構成要素を備えるものとして説明した。しかしながら、スマートフォン、タブレット・コンピュータ、スマートウォッチ、スマートグラスなどである他の実施形態では、図1に示した一部のハードウェア・コンポーネントが省略されてもよいし、図1に示した以外のハードウェア・コンポーネントが備えられてもよい。
図3は、例えば複合機(MFP,Multi-Function Peripheral/Product/Printer)9である画像処理装置20のハードウェア構成図である。図3に示されているように、複合機9は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940およびネットワークI/F950を備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901、システムメモリ(MEM−P)902、ノースブリッジ(NB)903、サウスブリッジ(SB)904、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906、記憶部であるローカルメモリ(MEM−C)907、HDDコントローラ908、および、HD909を有し、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU901は、複合機9の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM−P902、SB904およびAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM−P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタおよびAGPターゲットとを有する。
MEM−P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、およびメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB904は、NB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDDコントローラ908およびMEM−C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC906は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM−C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931およびプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC906には、USB(Universal Serial Bus)のインタフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインタフェースを接続するようにしてもよい。
MEM−C907は、コピー用画像バッファおよび符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HDDコントローラ908は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出または書込を制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM−P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)、無線LANなどの通信回路である。
更に、エンジン制御部930は、スキャナ部931およびプリンタ部932によって構成されている。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキーおよびコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作部を備えている。コントローラ910は、複合機9全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931またはプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、複合機9は、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F950は、ネットワーク12を利用してデータ通信をするためのインタフェースである。近距離通信回路920およびネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
以下、図4および図5を参照しながら、本実施形態による、携帯型情報端末30を用いて画像処理装置20へのログインおよびログアウトが可能な画像処理システム10について、より詳細に説明する。
図4は、本実施形態による画像処理システム10における画像処理装置20上で実現される機能ブロック図である。図5は、本実施形態による画像処理システム10における携帯型情報端末30上で実現される機能ブロック図である。
まず、図4を参照しながら、画像処理装置20側の構成について説明を行う。画像処理装置20の機能ブロック100は、複数の構成要素からなり、利用者が付帯する携帯型情報端末30を用いたログインおよびログアウトを受け付け、利用者に対し、画像処理装置20が備える各種機能を、付与された権限の範囲で提供する。図4に示すように、画像処理装置20の機能ブロック100は、操作部110と、認証制御部120と、ログイン制御部130と、第1通信部140と、第2通信部150とを含み構成される。以下、画像処理装置20の機能ブロック100におけるログインおよびログアウト処理に関連する主要な構成について、より詳細に説明する。
操作部110は、図3に示した操作パネル940を含み構成され、利用者からの各種指示を受け付ける。利用者からの各種指示としては、特に限定されるものではないが、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能などの各種機能を利用するための設定指示および実行指示を挙げることができる。また、携帯型情報端末30を用いたログインおよびログアウトを中心に説明するが、操作部110は、ログイン画面やログアウトボタンを表示し、利用者からの直接のログインおよびログアウトの意思表示を受け付けることもできる。
認証制御部120は、当該画像処理装置20へログインする利用者を認証するための制御を行う。ログイン制御部130は、画像処理装置20へのログイン処理および画像処理装置20からのログアウト処理を制御する。
第1通信部140は、第1の通信方式の通信を制御する。第1の通信方式は、特定の実施形態においては、通信部位の位置合わせに基づいて通信を確立する近接無線通信規格であり、より具体的には、NFC(Near Field Communication)である。他の特定の実施形態においては、第1の通信方式は、近距離無線通信規格であり、より具体的には、Bluetooth(登録商標)である。
第1通信部140は、より詳細には、通信確立部142と、送信部144と、受信部146とを含み構成される。通信確立部142は、相手方(携帯型情報端末30)との第1の通信方式の通信を確立する。なお、第1の通信方式がNFCである場合は、通信部位の位置合わせを行うことにより、事前の情報共有無しに通信が確立される。第1の通信方式がBluetooth(登録商標)である場合は、必要に応じて、相手方と事前の情報共有(ペアリング)が行われているものとする。送信部144は、通信確立部142により確立された第1の通信方式の通信を介して、相手方にデータを送信する。受信部146は、確立された第1の通信方式の通信を介して、相手方からデータを受信する。
第2通信部150は、第2の通信方式の通信を制御する。ここで、第2の通信方式は、第1の通信方式と比較してより広い通信範囲を有するものである。NFCは、数センチから10センチメートル前後の通信距離を有する。Bluetooth(登録商標)は、実際上多くの製品で用いられているClass2の場合、10メートル前後の通信距離を有し、ここでは、Class2の通信距離であるものとする。無線LANは、具体的な規格や出力、通信環境に依存するが、直線距離で50〜100メートル、あるいはそれ以上の通信距離を有し得る。したがって、通信距離の短い順に並べると、近接無線通信(NFC)、近距離無線通信(Bluetooth(登録商標))、無線通信(無線LAN)の順となる。
第1の通信方式がNFCである実施形態では、第2の通信方式は、Bluetooth(登録商標)または無線LANとすることができる。なお、伝送データ容量の観点からは、無線LANであることが好ましい。第1の通信方式が、Bluetooth(登録商標)である実施形態では、第2の通信方式は、無線LANとすることができる。なお、同一規格内で複数の通信距離がある場合に、第1の通信方式と第2の通信方式とが同一規格であることを妨げるものではない。例えば、第1の通信方式および第2の通信方式は、それぞれ、Bluetooth(登録商標)のClass2およびClass1であってよい。
第2通信部150は、より詳細には、通信確立部152と、送信部154と、受信部156とを含み構成される。通信確立部152は、相手方(携帯型情報端末30)との第2の通信方式の通信を確立する。なお、第2の通信方式の通信の確立には、詳細は後述するが、上述した第1通信部140を用いて、通信を確立するための情報(SSIDやパスワードなど。以下、事前準備情報と参照する場合がある。)が共有される。送信部154は、通信確立部152により確立された第2の通信方式の通信を介して、相手方にデータを送信する。受信部156は、第2の通信方式の通信を介して、相手方からデータを受信する。
認証制御部120は、より詳細には、認証情報取得部122と、認証照会部124とを含み構成される。
認証情報取得部122は、例えば第1通信部140を用いて、携帯型情報端末30から、IDやパスワードといった利用者認証情報を取得する。なお、特定の実施形態においては、ログイン開始時に利用者認証情報の取得が行われる。他の実施形態では、実際のログインの要求を受け付ける前に、事前に利用者認証情報の取得が行われてもよい。認証情報取得部122は、本実施形態における取得手段を構成する。
認証照会部124は、自身が1または複数の利用者の認証情報のデータベースを保持する場合は、取得された利用者認証情報に基づいて、自身のデータベースを照会する。認証照会部124は、照会の結果、当該利用者の正当性を確認し、正当性がある場合には、当該利用者に付与された権限を取得する。認証情報のデータベースが外部にある場合は、認証照会部124は、外部の認証サーバ40に対し、認証情報取得部122が取得した利用者認証情報に基づいて照会を行う。なお、図1に示したように、複数の画像処理装置20がメッシュネットワークを構成している場合は、外部の認証を担当する認証サーバ40と直接接続していない場合でも、他の画像処理装置20を中継装置として経由して、照会することができる。また、認証サーバ40が備える認証情報の一部または全部を同期している画像処理装置20がある場合は、同期している画像処理装置20とメッシュネットワーク12を介して通信することによって、利用者認証を行うこともできる。
ログイン制御部130は、より詳細には、利用開始受付部132と、利用開始処理部134と、利用終了検知部136と、利用終了処理部138とを含み構成される。
利用開始受付部132は、携帯型情報端末30を用いたログイン要求を受け付ける。ここで、ログインは、当該画像処理装置20への利用を開始する操作である。また、ログイン要求は、特定の実施形態においては、上述した第1通信部140による比較的狭い通信範囲を有する第1の通信方式などの通信の確立に基づくものである。
第1の通信方式がNFCである実施形態において、利用者は、携帯型情報端末30を、そのNFCの通信部位と載置台22の通信部位とを位置合わせして載置台22上に置くことで、ログインを要求することができる。第1の通信方式がBluetooth(登録商標)である実施形態では、利用者は、携帯型情報端末30を付帯して、画像処理装置20を中心とした所定の範囲24内に進入することによって、ログインを要求することができる。また、携帯型情報端末30を載置台22上に置く、または、近づけた上で、操作パネル940に表示したログイン画面で利用者からの直接のログインの要求を受け付けることとしてもよい。あるいは、接続中の携帯型情報端末30から、そのアプリケーションで受け付けた明示的なログイン指示、または備えるモーションセンサによってジェスチャなどして検知したログイン指示に応答して、ログインの要求を受け付けてもよい。利用開始受付部132は、本実施形態における受付手段を構成する。
利用開始処理部134は、携帯型情報端末30を用いたログインの要求に応答して、上述した認証制御部120と連携し、ログイン処理を行う。ログイン処理では、携帯型情報端末30にかかる利用者の正当性が検証され、正当な利用者である場合には、その利用者に付与された権限に基づいて、当該画像処理装置20の機能が利用可能に構成される。説明する実施形態では、携帯型情報端末30が載置台22上に載置されている間、または、携帯型情報端末30が、当該画像処理装置20を中心とした所定範囲24内に存在する間、当該画像処理装置20の機能が利用可能とされる。
説明する実施形態において、利用開始処理部134は、また、ログイン処理の一部として、第1通信部140に対し、ログイン要求にかかる携帯型情報端末30との第1の通信方式の通信に基づく上記第2の通信方式の通信の事前準備を行わせる。第1通信部140は、本実施形態において、事前準備を行う通信手段を構成する。
なお、事前準備では、通信を確立するための事前準備情報(SSIDやパスワードなど。ハンドオーバ情報ともいう。)を交換する。送信部144は、相手方に対して、自身に接続するための事前準備情報を送信することができる。あるいは、受信部146は、相手方から、当該画像処理装置20が相手方に接続するための事前準備情報を受信することができる。なお、ここでは、あくまでも事前準備であり、第2通信部150の通信確立部152による第2の通信方式の通信の確立自体は、できる限り遅延されることが好ましい。これは、第2の通信方式の通信の占有や第2の通信方式の接続数の消費を抑制し、当該ログインの前にログインしていた別の利用者のログアウト処理への影響を軽減する観点からである。
利用終了検知部136は、ログアウトの契機を検知する。ここで、ログアウトは、当該画像処理装置20の利用を終了する操作をいう。また、ログアウトの契機は、特定の実施形態において、上述した第1通信部140による比較的狭い通信範囲を有する第1の通信方式などの通信に基づくものである。例えば、通信の信号強度が所定の基準を満たしたこと(例えば、電波強度が所定の閾値を下回ったこと。あるいは、通信自体が切断したこと)をログアウトの契機とすることができる。あるいは、接続中の携帯型情報端末30から、そのアプリケーション上で受け付けた明示的なログアウト指示、またはモーションセンサによってジェスチャなどとして検知したログアウト指示に応答して、ログアウトの要求を受け付けてもよい。なお、既に第2の通信方式の通信が確立されている場合は、第2の通信方式の通信の信号強度が所定基準を満たしたことを、ログアウトの契機としてもよい。また、上述したように、操作パネル940の画面にログアウトボタンを表示し、利用者からの直接のログアウトの要求を受け付けてもよい。
利用終了処理部138は、ログアウトの契機に応答して、ログアウト処理を開始する。ログアウト処理では、利用者に付与された権限に基づいて利用可能とされていた当該画像処理装置20の機能が利用不可能とされる。あるいは、ゲストの利用者に対して、制限された権限で機能を提供する実施形態では、ゲスト利用者の利用権限での当該画像処理装置20の機能が利用可能とされてもよい。また、本実施形態におけるログアウト処理では、その処理中に携帯型情報端末30と通信を発生させ、利用終了処理部138は、この通信に基づいてログアウト処理を完了する。
ログアウト処理における携帯型情報端末30との通信としては、特に限定されるものではないが、ログアウトの成功の通知、ログアウトの失敗の通知、ログアウトが失敗した場合の失敗事由の通知、画像データの送信、利用者による画像処理装置20の操作履歴データの送信、利用者に関する画像処理装置20のジョブ実行履歴データの送信などを挙げることができる。ここで、操作履歴データが挙げられているが、このような情報は、携帯型情報端末30の利用者固有の情報であり、個々で管理し、画像処理装置20に残しておきたくない場合も多い。そのため、ログアウト時に携帯型情報端末30に送っておきたいというニーズがある。利用終了処理部138は、本実施形態における終了処理手段を構成する。
上述したように、ログアウトした利用者は、自身の携帯型情報端末30を付帯して画像処理装置20から離れて行くことになる。このため、ログアウト処理時、あるいはログアウト処理の実行途中に、確立されていた第1の通信方式の通信が切断してしまう可能性がある。そのため、第2通信部150の通信確立部152は、上記ログアウトの契機に対応して、ログアウト処理を開始する前に、ログアウト処理を開始したタイミングで、または、ログアウト処理を開始した後第1の通信方式の通信の通信強度が所定の基準を満たした(切断することを含む。)タイミングで、第2の通信方式による通信を確立し、ハンドオーバしてログアウト処理時のデータ通信を継続することができる。なお、第2の通信方式による通信の確立は、典型的には、携帯型情報端末30側から開始されるが、画像処理装置20側から開始されることを妨げない。また、利用者は、ログイン中、画像データなどを画像処理装置20から自身の携帯型情報端末30に転送したい場合に、第2の通信方式による通信に明示的に切り替える指示を行うこともできる。明示的に切り替えた場合は、ログアウト開始前に既に第2の通信方式による通信が確立されているので、明示的に接続が解除されていない限り、改めての通信の確立は不要である。
引き続いて、図5を参照しながら、携帯型情報端末30側の構成について説明を行う。携帯型情報端末30の機能ブロック200は、複数の構成要素からなり、利用者により付帯され、画像処理装置20が備える各種機能を利用するために用いられる。図5に示すように、携帯型情報端末30の機能ブロック200は、操作部210と、ログイン認証処理部220と、第1通信部230と、第2通信部240とを含み構成される。以下、携帯型情報端末30の機能ブロック200のログインおよびログアウト処理に関連する主要な構成について、より詳細に説明する。なお、図5に示す各部は、例えば、携帯型情報端末30にインストールされたアプリケーションやオペレーティング・システムを構成するソフトウェア・コンポーネントとして実装されてもよい。
操作部210は、利用者からの各種指示を受け付ける。操作部210は、本実施形態において、ログイン後に利用者から、画像データなどの所定のデータ通信の指示を受けることができる。利用者からの各種指示としては、特に限定されるものではないが、アプリケーション画面上でなされたログインおよびログアウトの明示的な指示、パスワードやアカウントの入力、ログアウトの成功や失敗を通知するか否かの通知設定などを挙げることができる。また、操作部210には、ログアウトの成功、ログアウトの失敗、ログアウトの事由などを表示することができる。
ログイン認証処理部220は、当該携帯型情報端末30を用いた、画像処理装置20へのログインおよびログアウトの手続処理を行う。第1通信部230および第2通信部240は、画像処理装置20側の構成に対応して、それぞれ、第1の通信方式および第2の通信方式による通信を制御する。第1の通信方式は、NFCなどの近接無線通信規格、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格である。第2の通信方式は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格または無線LANなどの他の無線通信規格である。
第1通信部230は、より詳細には、通信確立部232と、送信部234と、受信部236とを含み構成される。通信確立部232は、相手方と第1の通信方式の通信を確立する。送信部234は、第1の通信方式の通信を介して、相手方にデータを送信する。受信部236は、第1の通信方式の通信を介して相手方からデータを受信する。
第2通信部240は、より詳細には、通信確立部242と、送信部244と、受信部246とを含み構成される。通信確立部242は、相手方の携帯型情報端末30との第2の通信方式の通信を確立する。説明する実施形態では、通信確立部242は、所定の契機に応答して、事前準備にかかる情報に基づいて、画像処理装置20との第2の通信方式の通信を確立することができる。送信部244は、確立された第2の通信方式の通信を介して、相手方にデータを送信する。受信部246は、確立された第2の通信方式の通信を介して、相手方からデータを受信する。
ログイン認証処理部220は、より詳細には、認証情報提供部222と、ハンドオーバ情報記憶部224と、終了契機検知部226とを含み構成される。
認証情報提供部222は、例えば第1通信部230を用いて、画像処理装置20に対し、IDやパスワードといった利用者認証情報を提供する。なお、特定の実施形態においては、ログイン開始時に利用者認証情報の提供が行われる。他の実施形態では、実際のログインを要求する前に、事前に利用者認証情報の提供が行われてもよい。認証情報提供部222は、本実施形態における提供手段を構成する。
ハンドオーバ情報記憶部224は、事前準備にかかる情報を記憶する。画像処理装置20から、該画像処理装置20に接続するための事前準備情報を受信する実施形態では、受信した事前準備情報が記憶される。これに対して、画像処理装置20へ、当該携帯型情報端末30に接続するための事前準備情報を送信する場合は、その送信すべき事前準備情報を記憶する。ハンドオーバ情報記憶部224は、本実施形態における記憶手段を構成する。なお、ここでは、あくまでも事前準備であり、好ましくは、第2通信部240の通信確立部242による第2の通信方式の通信の確立自体は、できる限り遅延される。説明する実施形態では、通信確立部242が画像処理装置20との第2の通信方式の通信を確立するための所定の契機としては、ログアウトの契機、ログアウト処理中の通信の信号強度が所定基準を満たしたこと、携帯型情報端末30が備えるモーションセンサ517のセンサデータが所定の条件を満たしたこと(例えば取り上げる動作など)、または、ログイン後に利用者から所定のデータ通信の指示を受けたことを挙げることができる。第2の通信方式の通信の確立を遅延させることにより、第2の通信方式の通信の占有や第2の通信方式の接続数の消費を抑制し、また、その前にログインしていた利用者のログアウト処理への影響を軽減することができる。
終了契機検知部226は、携帯型情報端末30が備えるモーションセンサ517のセンサデータが所定の条件(ここでは、第2の通信方式の通信を確立するための所定の契機の条件とは異なるものとする)を満たしたことに応答して、ログインやログアウトの契機を検知することができる。センサデータに対する所定の条件としては、例えば、携帯型情報端末30を取り上げる動作を補足するパターンであったり、携帯型情報端末30を振る動作などの特定のジェスチャを補足するパターンであったりする。終了契機検知部226は、ログインの契機を検知すると、第1の通信方式または第2の通信方式の通信を介して、画像処理装置20にログアウトの要求を通知する。
以下、図6および図7を参照しながら、本実施形態による画像処理システム10で実行されるログインおよびログアウト処理の流れについて説明する。
図6は、ログイン処理の流れを示すシーケンス図である。ステップS100では、画像処理装置20の第1通信部140は、定期的にポーリングを行い、通信範囲に携帯型情報端末30が存在しないかを確認する。ステップS100では、応答がなく、携帯型情報端末30が存在しないと判定される。このとき画像処理装置20は、ログアウト状態である。
ここで、ステップS101で、利用者が、載置台22上に携帯型情報端末30を置くとする。そうすると、その後のステップS102において、画像処理装置20の第1通信部140は、ポーリングを行い、ステップS103では、携帯型情報端末30の第1通信部230は、応答を返し、画像処理装置20は、通信範囲に携帯型情報端末30が存在することを検知する。ステップS104では、画像処理装置20の第1通信部140は、ログイン制御部130に対し、端末接続検知通知を行う。
ステップS105では、ログイン制御部130は、認証制御部120に対して認証開始を依頼する。ステップS106〜ステップS108では、認証制御部120は、画像処理装置20の第1通信部140および携帯型情報端末30の第1通信部230を介して、携帯型情報端末30のログイン認証処理部220に対し、利用者認証情報の取得要求を行う。ステップS109〜ステップS111では、ログイン認証処理部220は、第1通信部230および第1通信部140を介して、画像処理装置20の認証制御部120に対し利用者認証情報を応答する。ここで、利用者認証情報は、携帯型情報端末30に保存された利用者の情報であったり、携帯型情報端末30が利用者に認証情報を入力するように促して、入力された情報として取得されてもよい。また、携帯型情報端末30に保存された認証情報を返す場合において、携帯型情報端末30が備える生体認証を利用してロック解除することもできる。ステップS112では、認証制御部120は、取得した認証情報に基づいて、利用者の認証を行う。
ここで、認証に成功した場合は、ステップS120では、認証制御部120は、ログイン制御部130に対し認証の成功および利用者の権限を通知する。ステップS121では、ログイン制御部130は、得られた利用者の権限に基づいてログイン処理を行う。
ステップS122〜S124では、ログイン制御部130は、画像処理装置20の第1通信部140および携帯型情報端末30の第1通信部230を介して、ログイン認証処理部220に対し、ログイン成功通知を行うとともに、ハンドオーバ事前要求を行う。ここでは、ハンドオーバ事前要求には、第2の通信方式の通信を確立するための事前準備情報が含まれる。ステップS125では、ログイン認証処理部220は、受信した事前準備情報をハンドオーバ情報記憶部224に記憶する。ここでは、画像処理装置20と携帯型情報端末30との間で大容量のデータをやりとりする場合に瞬時にハンドオーバできるように、事前に通信方法の選択や認証が行われてもよい。携帯型情報端末30は、ハンドオーバ事前要求に対する処理を行ってもよい。必要であれば利用者に対し、ハンドオーバを許可するかどうか、通信方法をいずれにするかなどを携帯型情報端末30の操作部に表示して選択させてもよい。あらかじめ所定の項目を携帯型情報端末30で設定値として保存しておくことで利用者からの入力を省略することもできる。
ステップS126〜ステップS128では、ログイン認証処理部220は、携帯型情報端末30の第1通信部230および画像処理装置20の第1通信部140を介して、ログイン制御部130に対し、応答を返す。ステップS129では、ログイン制御部130は、例えばアプリケーション画面上や通知インジケータにログインの成功を表示させる。ステップS130では、利用者は、画像処理装置20の操作を開始する。利用者は、画像処理装置20へのログイン完了後から画像処理装置20に対しコピー、スキャン、プリントなどの操作することができる。画像処理装置20操作中も、画像処理装置20の載置台22に置いた携帯型情報端末30を操作することもできる。
ここで、ステップS112での認証に失敗した場合は、ステップS140では、認証制御部120は、ログイン制御部130に対し認証の失敗を通知する。ステップS141〜S143では、ログイン制御部130は、画像処理装置20の第1通信部140および携帯型情報端末30の第1通信部230を介して、携帯型情報端末30のログイン認証処理部220に対し、ログイン失敗通知を行う。ステップS144〜ステップS146では、ログイン認証処理部220は、携帯型情報端末30の第1通信部230および画像処理装置20の第1通信部140を介して、画像処理装置20のログイン制御部130に対し、応答を返す。ステップS147では、ログイン認証処理部220は、例えばアプリケーション画面上や通知インジケータにログインが失敗したことを示すアイコンやメッセージを表示させるなどして通知することができる。この場合は、利用者は、画像処理装置20の操作できないか、ゲスト利用者の権限での操作が可能となる。
図7は、ログアウト処理の流れを示すシーケンス図である。ステップS200では、画像処理装置20の第1通信部140は、ポーリングを行い、通信範囲に携帯型情報端末30が存在するかを確認する。ステップS201では、携帯型情報端末30の第1通信部230は、ポーリングに対する応答を返し、画像処理装置20は、未だ通信範囲に携帯型情報端末30が存在すると判定する。画像処理装置20は、ログアウトするまでの間、携帯型情報端末30と第1の通信方式の通信により接続していることが望ましい。このため、携帯型情報端末30を載置台22などの任意の場所に置いておくことが望ましい。ポーリングに対する応答がある間は、画像処理装置20は、ログイン状態である。
ここで、ステップS202で、利用者が、載置台22から携帯型情報端末30を取るとする。そうすると、その後のステップS203において、画像処理装置20の第1通信部140は、ポーリングを行い、応答がないため、通信範囲に携帯型情報端末30が存在しなくなったことを検知する。ステップS204では、画像処理装置20の第1通信部140は、ログイン制御部130に端末切断検知通知を行うことができる。一方、携帯型情報端末30側でも、ステップS205で、携帯型情報端末30の第1通信部230は、通信できなくなったこと、つまり切断を検知し、ステップS206で、ログイン認証処理部220に対し画像処理装置20との通信の切断を検知した旨を通知する。
ステップS207では、ログイン認証処理部220は、携帯型情報端末30の第2通信部240に対し通信の切り替えを指示する。ステップS208では、携帯型情報端末30の第2通信部240は、画像処理装置20の第2通信部150に対し通信確立(ハンドオーバ)要求を行う。ステップS209では、画像処理装置20の第2通信部150は、携帯型情報端末30の第2通信部240に対し、通信確立(ハンドオーバ)要求に対する応答を行う。ここで、画像処理装置20は、画像処理装置20が保持するハンドオーバ情報と照らし合わせてハンドオーバを確立する。ステップS210では、画像処理装置20の第2通信部150は、ログイン認証処理部220に対し、通信切替の完了を応答する。ステップS211では、画像処理装置20の第2通信部150は、ログイン制御部130に対し、第2の通信方式による通信が確立した旨を通知する。なお、説明する実施形態では、ハンドオーバは、携帯型情報端末30から開始するものとして説明した。しかしながら、これに限定されるものではなく、端末切断を検知した画像処理装置20側からハンドオーバを要求してもよい。
ステップS204の端末切断検知通知、または、ステップS211の通信確立通知に応答して、ステップS212では、ログイン制御部130は、ログアウト処理を開始する。ログアウト処理では、利用者が利用した画像処理装置20の利用情報や利用する機能の傾向などの情報を外部のシステムに転送することや画像処理装置20の主記憶装置からHDDなどの補助記憶装置に保存するなどの処理をした後、画像処理装置20からログアウトを行う。
ステップS213〜S215では、ログイン制御部130は、画像処理装置20の第2通信部150および携帯型情報端末30の第2通信部240を介して、ログイン認証処理部220に対しデータ送信を行う。ログアウト処理が充分できていない場合には、切り替えた第2の通信方式の通信を介して、データ転送が行われてもよい。ログアウト処理を十分に完了できない例としては、外部のシステムにデータを転送する場合や、外部システムとの接続に失敗する場合や、補助記憶装置の容量が足りない場合などがある。またログアウト処理で扱うデータは、画像処理装置20の機能により様々であるが、ユーザ自身が行った操作など個人に直接紐づく内容を含む場合、そのような内容の情報は、利用者の携帯型情報端末30に転送するデータとしては好ましい。
ステップS216では、ログイン制御部130は、受信したデータに対する処理を実行する。このとき必要に応じて、利用者にログアウト処理に失敗したことを通知して処理する方法を選択させたりすることができる。携帯型情報端末30で行う処理としては、次回、画像処理装置20へのログインまで携帯型情報端末30内にデータを保持しておくことや、可能であれば画像処理装置20の代わりに外部システムへデータを転送しておくなどを挙げることができる。
ステップS217〜S220では、ログイン認証処理部220は、携帯型情報端末30の第2通信部240および画像処理装置20の第2通信部150を介して、ログイン制御部130に対しデータ送信に対する応答を行う。第2の通信方式の通信にハンドオーバすることにより、利用者が立ち去った後でも通信が続く限り、ログアウト処理中の重要な情報を転送することができる。
なお、説明する実施形態では、第2の通信方式の通信に基づくデータ送信が行われるものとして説明するが、第1の通信方式で接続されている間にログアウト処理が十分に完了できる場合には、かかるデータ送信が省略されてもよい。
ステップS221では、ログイン制御部130は、ログアウトを完了させる。ステップS222〜S225では、ログイン制御部130は、画像処理装置20の第2通信部150および携帯型情報端末30の第2通信部240を介して、ログイン認証処理部220に対しログアウト成功通知を行う。ステップS226〜S229では、ログイン認証処理部220は、携帯型情報端末30の第2通信部240および画像処理装置20の第2通信部150を介して、ログイン制御部130に対し応答を行う。ステップS230では、ログイン制御部130は、例えばアプリケーション画面上や通知インジケータにログアウトの成功を表示させる。この場合は、利用者は、画像処理装置20の操作できないか、ゲスト利用者の権限での操作が可能となる。
一方、ログアウトが完了できなかった場合は、ステップS222〜S225では、ログイン制御部130は、ログイン認証処理部220に対しログアウト失敗通知を行う。ステップS230では、ログイン制御部130は、例えばアプリケーション画面上や通知インジケータにログアウトの失敗を表示させる。この場合は、利用者は、再び画像処理装置20の前に行き、所定の操作をすることが求められる。なお、ログアウトの成功の場合は、通知を省略してもよい。
ステップS231では、画像処理装置20の第2通信部150は、携帯型情報端末30の第2通信部240に対し、通信の終了を通知し、携帯型情報端末30の第2通信部240は、ステップS232で、応答する。
以下、図8を参照しながら、本実施形態による画像処理システム10で実行されるログイン制御について説明する。図8は、本実施形態による画像処理装置20が実行するログイン制御を示すフローチャートである。図8に示す処理は、例えば、画像処理装置20が起動したことに応答して、ステップS300から開始される。
ステップS301では、画像処理装置20は、第1通信部140により第1の通信方式でポーリングをする。ステップS302では、画像処理装置20は、ポーリングに対する応答の有無を判定する。ステップS302で、ポーリングに対する応答がないと判定された場合(NO)は、ステップS301へ制御が戻される。一方、ステップS302で、ポーリングに対する応答があったと判定された場合(YES)は、携帯型情報端末30を用いたログイン要求を受け付けたとして、ステップS303へ制御が進められる。
ステップS303では、画像処理装置20は、第1通信部140により第1の通信方式での通信に基づいて、携帯型情報端末30から利用者認証情報を取得する。ステップS304では、画像処理装置20は、取得した利用者認証情報に基づいて、例えば外部の認証サーバ40に照会する。ステップS305では、画像処理装置20は、認証照会の結果、認証に成功したか否かを判定する。ステップS305で、認証に成功したと判定された場合は、ステップS306へ制御を進める。ステップS306では、画像処理装置20は、ログイン処理を行い、利用者に対し、与えられた権限の範囲で、画像処理装置20の機能を利用可能とする。ステップS307では、画像処理装置20は、第1の通信方式の通信に基づいてログイン成功通知およびハンドオーバ事前要求を行う。
ログイン成功後、ステップS308では、画像処理装置20は、第1通信部140により第1の通信方式の通信でポーリングをする。ステップS309では、画像処理装置20は、ポーリングに対する応答の有無を判定する。ステップS309で、ポーリングに対する応答があると判定された場合(YES)は、まだログイン中であると見なせるので、ステップS308へ制御が戻される。一方、ステップS309で、ポーリングに対する応答がなくなったと判定された場合(NO)は、ステップS310へ制御が進められる。ステップS310では、画像処理装置20は、ハンドオーバ事前要求にかかる事前準備情報に基づいて、第2通信部150により第2の通信方式の通信を確立する。
ステップS311では、画像処理装置20は、ログアウト処理を開始する。ステップS312では、画像処理装置20は、第2通信部150により第2の通信方式の通信でデータ送信を行う。ステップS313では、画像処理装置20は、第2の通信方式の通信でログアウト成功を通知し、ステップS315で本制御を終了させる。そして、ステップS300から再び制御が開始される。
一方、ステップS305で、認証失敗したと判定された場合(NO)は、ステップS314へ分岐される。ステップS314では、画像処理装置20は、認証失敗を通知し、ステップS315で本制御を終了させる。そして、ステップS300から再び制御が開始される。
以上、図1、図4〜図8を参照しながら、本実施形態による画像処理システム10におけるネットワーク環境、画像処理装置20および携帯型情報端末30上で実現される機能ブロック100,200、ログイン処理、ログアウト処理およびログイン制御について説明した。ところで、図4および図5には、点線により、他の実施形態による画像処理装置20が備える機能ブロック100および携帯型情報端末30が備える機能ブロック200も説明されている。以下、図1、図4、図5および図9を参照しながら、他の実施形態について説明する。
まず、図4を参照しながら、他の実施形態における画像処理装置20側の構成について説明を行う。図4に示す他の実施形態による画像処理装置20の機能ブロック100は、さらに、第3通信部160を含み構成される。
上述した第1通信部140は、事前準備情報を授受するための通信手段である。上述した第2通信部150は、事前準備情報に基づいて確立されるハンドオーバ先の通信手段である。これに対し、第3通信部160は、本実施形態において、上述した認証情報の授受を行うための第3の通信方式による通信を行うための通信手段を構成する。ここで、第3の通信方式は、好ましくは、第1の通信方式よりも広く、第2の通信方式よりも狭い通信範囲を有する。特定の実施形態においては、上述した第1の通信方式を近接無線通信(NFC)とし、第2の通信方式を無線通信(無線LAN)とした場合、第3の通信方式は、近距離無線通信(Bluetooth(登録商標))とすることができる。
第3通信部160は、より詳細には、通信確立部162と、送信部164と、受信部166とを含み構成される。通信確立部162は、携帯型情報端末30(を付帯する利用者)が、画像処理装置20を中心とした所定範囲(第3の通信方式の通信範囲)内に進入した場合に、携帯型情報端末30との第3の通信方式の通信を確立する。送信部164は、確立された第3の通信方式の通信を介して、相手方にデータを送信する。受信部166は、確立された第3の通信方式の通信を介して、相手方からデータを受信する。
続いて、図5を参照しながら、他の実施形態における携帯型情報端末30側の構成について説明を行う。図5に示す他の実施形態による携帯型情報端末30の機能ブロック200は、さらに、第3通信部250を含み構成される。
第3通信部250は、より詳細には、通信確立部252と、送信部254と、受信部256とを含み構成される。通信確立部252は、当該携帯型情報端末30(を付帯する利用者)が、特定の画像処理装置20を中心とした所定範囲内に進入した場合に、特定の画像処理装置20との第3の通信方式の通信を確立する。送信部254は、通信確立部252により確立された第3の通信方式の通信を介して、相手方にデータを送信する。受信部256は、通信確立部252により確立された第3の通信方式の通信を介して、相手方からデータを受信する。
他の実施形態において、複数の画像処理装置20は、図1に点線で示すように、それぞれ1または複数の画像処理装置を含む複数のグループ(20a〜20c,20d〜20f)に分かれている。グループは、それぞれ、自身に属する1または複数の画像処理装置20の第3の通信方式の通信範囲を合算した通信エリア10a,10bを有している。
利用者は、特定の画像処理装置20にログインする前に、所定の画像処理装置20群が構成するエリア(例えば画像処理装置20a〜20cを含むエリア10a)などに仮ログイン(エリアログインとも参照される。)することができるように構成されている。ここで、エリアログインは、所定の画像処理装置群の利用を開始する動作という。所定の画像処理装置群内のいずれかが、仮ログイン時に認証情報を事前取得し、事前取得した認証情報は、所定の画像処理装置群内で共有される。あるいは、取得された認証情報に基づいて利用者の正当性が検証され、所定の画像処理装置群内で認証結果が共有される。利用者は、所定の画像処理装置群に仮ログインした後、その中の特定の画像処理装置20の載置台22上に携帯型情報端末30を載置することで、当該特定の画像処理装置20にログインし、使用を開始することができる。
また、利用者は、特定の画像処理装置20の載置台22から携帯型情報端末30を取ることで、当該特定の画像処理装置20からログアウトすることができる。さらに、利用者は、所定の画像処理装置群を含むエリア(例えば10a)から退出することで、仮ログイン状態を解除(エリアログアウトとも参照される。)することができる。所定の画像処理装置群の中で共有されている利用者の情報(認証情報または認証結果)は、エリアログアウトに伴って破棄される。
なお、上述した説明では、エリアログインする動作および特定の画像処理装置20へログインする動作は、別の動作としていた。また、特定の画像処理装置20からログアウトする動作およびエリアログアウトする動作は、別の動作としていた。さらに、エリアログインおよびエリアログアウトは、エリアへの進入および退出の動作を契機とし、特定の装置へのログインおよびログアウトは、携帯型情報端末30を載置台へ置く、載置台から取るという動作を契機とした。しかしながら、これらに限定されるものではない。
特定の実施形態においては、利用者は、上記と同様に、エリアへの進入で仮ログインし、携帯型情報端末30を載置台へ置くことで、特定の画像処理装置20にログインする。一方で、利用者が、載置台22から携帯型情報端末30を取った段階では、当該特定の画像処理装置20からログアウトはなされず、画像処理装置20は、携帯型情報端末30が再び載置台22上に置かれるまで一時的にロックする。そして、携帯型情報端末30がエリア(例えば図1に示す10a)から退出することで、エリアログアウトおよび特定の画像処理装置からのログアウトが同時に行われる。
以下、図9を参照しながら、他の実施形態による画像処理システムで実行されるログイン制御について説明する。図9は、他の実施形態による画像処理装置20が実行するログイン制御を示すフローチャートである。図9に示す処理は、例えば、画像処理装置20が起動したことに応答して、ステップS400から開始される。なお、図9に示すログイン制御は、携帯型情報端末30がエリアから退出したことに応答して、エリアログアウトおよび特定の画像処理装置のログアウトが行われる場合に対応する。
ステップS401では、画像処理装置20は、第3の通信方式でポーリングをする。ステップS402では、画像処理装置20は、ポーリングに対する応答の有無を判定する。ステップS402で、ポーリングに対する応答がないと判定された場合(NO)は、ステップS401へ制御が戻される。一方、ステップS402で、ポーリングに対する応答があったと判定された場合(YES)は、携帯型情報端末30を用いたエリアログイン要求を受け付けたとして、ステップS403へ制御が進められる。
ステップS403では、画像処理装置20は、第3通信部160により第3の通信方式での通信に基づいて、携帯型情報端末30から利用者認証情報を取得する。ステップ404では、画像処理装置20は、取得した利用者認証情報に基づいて、例えば外部の認証サーバ40に照会し、認証結果を取得する。認証結果は、所定の画像処理装置群内で共有される。
ステップS405では、画像処理装置20は、第1の通信方式および第3の通信方式でポーリングをする。ステップS406では、画像処理装置20は、ポーリングに対する応答の有無を判定する。ステップS406で、第3の通信方式のポーリングに対する応答のみがあると判定された場合は、ステップS405へ制御が戻される。この場合は、携帯型情報端末30が通信エリア内に継続的にあるが、未だ、特定の画像処理装置20にログインの要求がなされていない状態である。一方、ステップS406で、第1の通信方式および第3の通信方式のポーリングに対する両方の応答がないと判定された場合は、ステップS407へ処理を分岐させて、認証結果を破棄し、ステップS401へ制御を戻す。この場合は、携帯型情報端末30が通信エリアから退出した状態であり、エリアログインは解除される。一方、ステップS406で、第1の通信方式および第3の通信方式のポーリングに対する両方の応答があると判定された場合は、ステップ408へ制御が進められる。
ステップS408では、画像処理装置20は、ステップS404で得られた認証結果が成功を示していたか否かを判定する。ステップS408で、認証の成功を示していたと判定された場合は、ステップS409へ制御を進める。ステップS409では、画像処理装置20は、ログイン処理を行い、利用者に対し、与えられた権限の範囲で、画像処理装置20の機能を利用可能とする。ステップS410では、画像処理装置20は、第1の通信方式の通信に基づいてログイン成功通知およびハンドオーバ事前要求を行う。
ログイン成功後、ステップS411では、画像処理装置20は、第3の通信方式でポーリングをする。ステップS412では、画像処理装置20は、ポーリングに対する応答の有無を判定する。ステップS412で、第3の通信方式のポーリングに対する応答がまだあると判定された場合(YES)は、ステップS411へ制御が戻され、当該画像処理装置20へのログイン状態を維持する。一方、ステップS412で、第3の通信方式のポーリングに対する応答がもうないと判定された場合(NO)は、ステップS413へ制御が進められる。ステップS413では、画像処理装置20は、ハンドオーバ事前要求にかかる事前準備情報に基づいて、第2通信部150により第2の通信方式の通信を確立する。
ステップS414では、画像処理装置20は、ログアウト処理を開始する。ステップS415では、画像処理装置20は、第2通信部150により第2の通信方式の通信でデータ送信を行う。ステップS416では、画像処理装置20は、第2の通信方式の通信でログアウト成功を通知し、ステップS418で本制御を終了させる。なお、ここでは、特定の画像処理装置20からのログアウトとともにエリアログインも解除される。そして、ステップS400から再び制御が開始される。
一方、ステップS408で、認証失敗したと判定された場合(NO)は、ステップS417へ分岐される。ステップS417では、画像処理装置20は、認証失敗を通知し、ステップS418で本制御を終了させる。そして、ステップS400から再び制御が開始される。
上述した説明では、ログイン成功後、ステップS411で第3の通信方式でのみポーリングをするものとして説明した。つまり、第1の通信方式での通信が継続しているか否かにかかわらず、第3の通信方式の通信がつながっている間はログイン状態を維持するものとしていた。しかしながら、これに限定せれず、他の実施形態では、第1の通信方式でもポーリングを行い、応答がない場合は、画像処理装置20の利用をロックし、応答があった場合に、画像処理装置20の利用のロックを解除するという制御が組み込まれていてもよい。また、上述までの説明では、ポーリングに対する応答の有無を判定してきたが、電波強度が所定の閾値以上あるか否かを判定することとしてもよい。
さらに、図9に示す制御は、携帯型情報端末30を用いたエリアログインを、ログイン対象である当該画像処理装置20が実行するものとして説明した。しかしながら、上述したように、エリアログイン自体は、所定の画像処理装置群のいずれが行ってもよい。そのため、ステップS401〜S404の処理は、別の画像処理装置が行う場合がある。その場合には、ステップS405のポーリングは、同一の群内の他の画像処理装置への第3の通信方式の通信による携帯型情報端末30との接続状態の確認および第1の通信方式でのポーリングを行えばよく、ステップS411のポーリングも、同一の群内の他の画像処理装置への第3の通信方式の通信による携帯型情報端末30との接続状態の確認を行えばよい。
以上、図1、図4、図5および図9を参照して、3つの通信方式を用いる実施形態について説明した。上述した実施形態では、事前準備情報を授受するため第1の通信方式を近接無線通信(NFC)とし、ハンドオーバ先の第2の通信方式を無線通信(無線LAN)とし、認証情報の授受を行うための第3の通信方式は、近距離無線通信(Bluetooth(登録商標))としていた。そして、第1の通信方式の通信に基づいてログインを検出し、第3の通信方式の通信に基づいてログアウトを検出していた。しかしながら、3つの通信方式を用いる場合でも、上述した実施形態に限定されるものではない。
さらに他の特定の実施形態においては、事前準備情報を授受するため第1の通信方式を近距離無線通信(Bluetooth(登録商標))とし、ハンドオーバ先の第2の通信方式を無線通信(無線LAN)とし、認証情報の授受を行うための第3の通信方式を、近接離無線通信(NFC)としてもよい。そして、第3の通信方式の通信に基づいてログインおよびログアウトを検出してもよい。あるいは、第3の通信方式の通信に基づいてログインを検出し、第1の通信方式の通信に基づいてログアウトを検出してもよい。
以上説明したように、上述までの実施形態によれば、利用者の利便性を損なうことなく利用終了処理を安全に完了することが可能な画像処理装置、画像処理システム、方法およびプログラムを提供することができる。
上述した実施形態においては、画像処理装置と、携帯型情報端末との通信接続を、ログアウトの際に切り替えることができる。そのため、ログアウト時またはログアウト処理中に既に第1の通信方式の通信が切断していた場合でも、第2の通信方式の通信で引き継いで、携帯型情報端末30との通信を継続し、ログアウト処理を完了させることができる。このため、利用者の利便性を損なうことなく、ログアウト処理を安全に完了することが可能となる。
なお、上述までの実施形態では、情報処理装置の一例として、画像処理装置20を用いて説明した。しかしながら、情報処理装置は、ログインおよびログアウトを受け付け、利用者に対し所定の機能を提供するような装置であれば、画像処理装置20に限られない。情報処理装置は、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等であってもよい。
上記で説明した実施形態の各機能は、一または複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また上記機能は、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)、などのレガシープログラミング言語やオブジェクト指向プログラミング言語などで記述されたコンピュータ実行可能なプログラムにより実現でき、ROM、EEPROM、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、ブルーレイディスク、SDカード、MOなど装置可読な記録媒体に格納して、あるいは電気通信回線を通じて頒布することができる。
これまで本発明の実施形態について説明してきたが、本発明の実施形態は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、変更、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
10…画像処理システム、20…画像処理装置、22…載置台、24…通信範囲、
30…携帯型情報端末、40…認証サーバ、100,200…機能ブロック、110,210…操作部、120…認証制御部、122…認証情報取得部、124…認証照会部、130…ログイン制御部、132…利用開始受付部、134…利用開始処理部、136…利用終了検知部、138…利用終了処理部、140,230…第1通信部、150,240…第2通信部、160,250…第3通信部、142,152,162,232,242,252…通信確立部、144,154,164,234,244,254…送信部、146,156,166,236,246,256…受信部
特開2018−045666号公報

Claims (17)

  1. 情報端末を用いた利用開始の要求を受け付ける受付手段と、
    前記利用開始にかかる情報端末との第1の通信方式の通信に基づいて、前記第1の通信方式よりも広い通信範囲を有する第2の通信方式の通信の事前準備を行う通信手段と、
    前記情報端末との前記第2の通信方式の通信を確立する通信確立手段と、
    利用終了の契機に応答して、前記情報端末との前記第2の通信方式の通信に基づいて利用終了処理を完了する終了処理手段と
    を含む、情報処理装置。
  2. 前記第2の通信方式の通信の確立は、前記利用終了の契機に応答して、前記利用終了処理中の通信の信号強度が所定基準を満たしたことに応答して、前記利用開始の後に利用者から所定のデータ通信の指示を受けたことに応答して、または、前記情報端末が備えるモーションセンサのセンサデータが所定の条件を満たしたことに応答して、前記事前準備にかかる情報に基づいて行われる、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記利用終了の契機は、前記第1の通信方式の通信の信号強度が所定基準を満たしたこと、前記第2の通信方式の通信の信号強度が所定基準を満たしたこと、前記第1および第2の通信方式とは異なる通信方式の通信の信号強度が所定基準を満たしたこと、および、前記情報端末が備えるモーションセンサのセンサデータが所定の条件を満たしたこと、からなる群から選択された少なくとも1つの契機を含む、請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記利用開始の要求は、前記第1の通信方式との通信の確立、または、前記第1および第2の通信方式とは異なる通信方式の通信の確立に基づくものであり、前記利用開始は、当該情報処理装置の利用または、当該情報処理装置を含む装置群の利用を開始することである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の通信方式は、通信部位の位置合わせに基づいて通信を確立する近接無線通信規格であり、前記第2の通信方式は、前記第1の通信方式とは異なる無線通信規格である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1の通信方式は、NFC(Near Field Communication)であり、前記第2の通信方式は、Bluetooth(登録商標)または無線ローカル・エリア・ネットワークである、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1の通信方式は、Bluetooth(登録商標)であり、前記第2の通信方式は、無線ローカル・エリア・ネットワークである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記利用開始の要求を受け付ける前に、前記第1の通信方式とは異なる第3の通信方式の通信を介して、または、前記第1の通信方式を介して、前記情報端末から利用者認証情報を事前取得する取得手段をさらに含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記情報処理装置は、1または複数の他の情報処理装置とメッシュネットワークを構成しており、前記情報処理装置は、
    前記1または複数の他の情報処理装置のうちの、認証を担当する装置と同期している情報処理装置と前記メッシュネットワークを介して通信することにより利用者認証を行う認証照会手段を
    を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記情報処理装置は、複合機である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 情報処理装置および情報端末を含む情報処理システムであって、前記情報処理装置は、
    情報端末を用いた利用開始の要求を受け付ける受付手段と、
    前記利用開始にかかる情報端末との第1の通信方式に基づいて、前記第1の通信方式よりも広い通信範囲を有する第2の通信方式の通信の事前準備を行う通信手段と、
    利用終了の契機に応答して、前記情報端末との前記第2の通信方式の通信に基づいて利用終了処理を完了する終了処理手段と
    を含み、前記情報端末は、
    前記事前準備にかかる情報を記憶する記憶手段と、
    所定の契機に応答して、前記事前準備にかかる情報に基づいて、前記情報処理装置との前記第2の通信方式の通信を確立する通信確立手段と
    を含む、情報処理システム。
  12. 前記所定の契機は、前記利用終了の契機、前記利用終了処理中の通信の信号強度が所定基準を満たしたこと、前記利用開始の後に利用者から所定のデータ通信の指示を受けたこと、または、前記情報端末が備えるモーションセンサのセンサデータが所定の条件を満たしたことである、請求項11に記載の情報処理システム。
  13. 前記利用終了の契機は、前記第1の通信方式の通信の信号強度が所定基準を満たしたこと、前記第2の通信方式の通信の信号強度が所定基準を満たしたこと、前記第1および第2の通信方式とは異なる通信方式の通信の信号強度が所定基準を満たしたこと、および、前記情報端末が備えるモーションセンサのセンサデータが所定の条件を満たしたこと、からなる群から選択された少なくとも1つの契機を含む、請求項11または12に記載の情報処理システム。
  14. 前記情報端末は、
    前記利用開始の要求の前に、前記第1の通信方式とは異なる第3の通信方式の通信を介して、または、前記第1の通信方式を介して、前記情報処理装置に対して利用者認証情報を事前提供する提供手段
    をさらに含む、請求項11〜13のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  15. 前記情報処理装置は、1または複数の他の情報処理装置とメッシュネットワークを構成しており、前記情報処理装置は、
    前記1または複数の他の情報処理装置のうちの認証を担当する装置と同期している情報処理装置と前記メッシュネットワークを介して通信することにより利用者認証を行う認証照会手段をさらに含む、請求項11〜14のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  16. 情報端末を用いて情報処理装置を利用する方法であって、
    前記情報処理装置が、情報端末を用いた利用開始の要求を受け付けるステップと、
    前記情報処理装置が、前記利用開始にかかる情報端末との第1の通信方式の通信に基づいて、前記第1の通信方式よりも広い通信範囲を有する第2の通信方式の通信の事前準備を行うステップと、
    前記情報端末は、所定の契機に応答して、前記事前準備にかかる情報に基づいて、前記情報処理装置との前記第2の通信方式の通信を確立するステップと、
    前記情報処理装置が、利用終了の契機に応答して、前記情報端末との前記第2の通信方式の通信に基づいて利用終了処理を完了するステップと
    を含む、方法。
  17. 情報処理装置を実現するためのプログラムであって、コンピュータを、
    情報端末を用いた利用開始の要求を受け付ける受付手段、
    前記利用開始にかかる情報端末との第1の通信方式の通信に基づいて、前記第1の通信方式よりも広い通信範囲を有する第2の通信方式の通信の事前準備を行う通信手段、
    前記情報端末との前記第2の通信方式の通信を確立する通信確立手段、および、
    利用終了の契機に応答して、前記情報端末との前記第2の通信方式の通信に基づいて利用終了処理を完了する終了処理手段
    として機能させるためのプログラム。
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