JP2021055431A - 防水シートの敷設工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】配管などが既に敷設されている溝の、手などが入らないところへの防水シートの敷設を短時間で実施可能にする防水シートの敷設工法を提供する。【解決手段】配管2が敷設されている側溝1において、両側壁部12A・12Bや底部12Cに防水シート7を圧着する、防水シート7の敷設工法では、エアチューブ3を配管2に仮止めする工程Aと、防水シート7を、エアチューブ3に仮止めする工程Bと、両側壁部12A・12Bや底部12Cに接着剤を塗布する工程Cと、防水シート7の仮止めを解いて、防水シート7を両側壁部12A・12Bや底部12Cに仮貼りする工程Dと、エアチューブ3の仮止めを解いて、防水シート7と配管2との間にエアチューブ3を配置した状態で、エアチューブ3に空気を供給し、内圧が所定値になるまで膨張させた後、エアチューブ3の内圧を保持させておく工程Eとを行う。【選択図】図9

Description

本発明は、コンクリート構造物のコンクリート面に防水シートなどの防水層を形成する防水工法に関するものであって、例えば、高架橋や建物屋上などで側溝等のU字溝に対する防水工法の内、既に配管等がU字溝内に敷設されている場合の、所謂、狭あいなところに対して防水層を形成する工法であり、特に目地部やコンクリート亀裂発生部などの水漏れを起こしやすい箇所とその周縁部のコンクリート面へ、防水シートを敷設する工法である。
橋桁等の両側に設けられた側溝(U字溝)は、橋の上に降った雨水を排水したり、或いは、豪雪地帯などの高架橋において積もった雪を温水などで融かして、貯水槽に返水したりする役割があり、通水経路としていずれも重要な役割を担っている。
橋桁(側溝含む)と橋桁との接合部には、隙間のあいている目地部が存在し、この目地部から水が漏れないようにするために、一般に目地部にはその全領域に亘って、止水するためのゴム製の目地部シール部材が嵌め込まれている。この目地部シール部材は、寒暖の差などの気候条件や橋桁の伸縮の繰り返し等が原因でシール性が確保できなくなり、高架橋の水漏れの起点となる場合がある。そのため、この目地部シール部材が劣化したり、穴があいたりして傷んだ場合には、目地部補修工法を施すことが特許文献1などにより知られている。
特開2008−133655号公報
高架橋からの水漏れの最大の起点となるのが目地部であるが、特に、目地部の中でも橋桁の側溝は、水にさらされている頻度が最も高いため、重要な水漏れ対策エリアである。その他の水漏対策エリアとしては、目地部ではなくても、たとえば躯体に発生したひび割れ等が起点となって、そこから水が浸入し、結果、水漏れが発生することが考えられるため、同様に、橋桁の側溝内における亀裂発生箇所を含んだエリアが重要な水漏れ対策エリアとして挙げられる。従って、これら局所的なエリアが起点となって発生する水漏れに対して、何らかの防水施工を施す必要がある。
ここで、側溝に配管などが既に敷設されている場合に、例えば、特許文献1に記載の方法で目地部の補修工事をしようとすると、目地部に既設された目地材を取り外す工程と、前記目地部の端面の目地切りを行い、目地部の目地幅を拡げる工程と、拡げた目地幅に対応させて新たな目地補修材を目地部に接着する工程と、からなる目地部の一連の補修工事を施すことは、配管等が敷設されたままの状態で行うことは極めて困難である。
また、側溝に配管等が敷設されたままの状態で、目地部の補修のために、防水シート等を接着剤等で貼り付けようとする場合、目地部等の被着対象と配管等との隙間が狭くて手が入り難い部分への接着作業は、接着剤の塗布が上手くいかず、また転圧ローラなどが入らないなど、防水シートを被着対象へ十分に接着させられず、防水シートが剥がれるおそれがある。
そこで、本発明では配管(既設物)などが既に敷設されている溝(U字溝など)への、所謂、手などが入らない狭あいなところへの防水シートの敷設を短時間で実施可能にする防水シートの敷設工法を提供する。
本発明の1つは、既設物が敷設されている溝において、当該溝の内壁部と前記既設物との間に防水シートを配置し、前記溝の内壁部に対して前記防水シートを圧着する、防水シートの敷設工法であって、
膨張前のチューブを、前記既設物側に取り付けて仮止めする工程Aと、
前記防水シートを、前記既設物側に仮止めした前記チューブ側に取り付けて仮止めする工程Bと、
前記溝の内壁部において、前記防水シートの敷設対象になる領域、又は、前記防水シートにおいて、前記溝の内壁部に対向する面上に、接着剤を塗布する工程Cと、
前記チューブ側に仮止めされた、前記防水シートの仮止めを解いて、前記防水シートを前記溝の内壁部に仮貼りする工程Dと、
前記既設物側に仮止めされた、前記チューブの仮止めを解いて、前記溝の内壁部に仮貼りされた前記防水シートと前記既設物との間に前記チューブを配置した状態で、前記チューブに気体を供給し、前記チューブ内の内圧が所定値になるまで前記チューブを膨張させた後、前記チューブ内の内圧を保持させておく工程Eと、
を含むことを特徴としている。
上記工法によれば、溝に配管等の既設物が敷設されており、隙間があまりない溝の内壁部に対して、防水シートを圧着させる際に、防水シートと既設物との隙間に、チューブを配置して、所定の内圧でチューブを膨らますことにより、既設物から受ける反力を利用して、防水シートを、溝の内壁部に一様に押付けることが可能となる。また、仮に、溝の内壁部の表面に凹凸が存在しても、この凹凸をチューブが吸収して防水シートを均一な力で押付けることができる。これにより、既設物が敷設されている溝の内壁部に対して防水シートを確実に圧着することができる。
従って、本発明により防水シートを敷設した、溝の内壁部に水が染み入ることなく、水が、防水シート上を通過することとなり、防止シートを敷設した箇所を起点とした水漏れを防止することが可能となる。
また、配管等の既設物が敷設された、隙間があまりない溝の内壁部に対する防水シートの敷設を短時間で実施することができる。
また、本発明の1つは、上記防水シートの敷設工法において、前記接着剤を塗布する、前記工程Cを、前記工程Bの前に実施することを特徴としている。
上記工法によれば、防水シートを、既設物側に仮止めしたチューブ側に取り付けて仮止めする前に、溝の内壁部に接着剤を塗布する場合は、防水シートをチューブ側に仮止めしていない分だけ、既設物と溝の内壁部との間の隙間を広く保てることから、溝の内壁部に接着剤を塗布し易くすることができる。また、接着剤を塗布した防水シートを、既設物側に仮止めしたチューブ側に取り付けて仮止めする場合は、予め防水シートに接着剤を塗布することができ、防水シートの敷設をより短時間で実施することができる。
また、本発明の1つは、上記防水シートの敷設工法の、前記工程Eにおいて、前記チューブ内の内圧が0.2MPaになるまで加圧することを特徴としている。
上記工法によれば、既設物から受ける反力を考慮して、チューブ内の内圧が0.2MPaになるまで加圧して、チューブを膨張させることにより、溝の内壁部に対して防水シートをより確実に圧着することができる。
また、本発明の1つは、上記防水シートの敷設工法の前記工程Eの前に、前記溝の隅部において、仮貼りされた前記防水シートと仮止めされた前記チューブとの間に、断面多角形状の柱状物を配置することを特徴としている。
上記工法によれば、チューブからの押し圧が掛かり難い、溝の隅部(角)において、断面多角形状の柱状物(例えば、三角柱状物など)を、防水シートとチューブとの間に介在させた状態で、チューブを膨張させることにより、溝の隅部に対する防水シートの圧着をより強固にすることが可能となり、溝の隅部における水漏れを防止することができる。
また、本発明の1つは、上記防水シートの敷設工法において、前記工程Eの後、前記チューブ内の内圧を保持した、当該チューブを、前記既設物と前記防水シートとの間に配置した状態のまま、当該防水シートの敷設を完了することを特徴としている。
上記工法によれば、チューブ内の内圧を保持したままの状態で(気体を抜かない状態)、チューブを取除かずに、防水シートの敷設を完了すれば、常時、防水シートに対して内圧をかけ続けることができる。これにより、防水シートが、溝の内壁部から浮き上がったり、剥がれたりすることを防止することができる。
配管(既設物)などが既に敷設されている溝(U字溝など)への、所謂、手などが入らない狭あいなところへの防水シートの敷設を短時間で実施可能にする防水シートの敷設工法を提供することができる。
本実施形態における、防水シートの敷設対象となる側溝の断面斜視図である。 本実施形態における、防水シートの敷設対象となる側溝の、漏水起点エリア及び、漏水補修工事エリアの説明図である。 本実施形態で使用するエアチューブの説明図である。 本実施形態に係る防水シートの敷設工法の準備工程の説明図である。 本実施形態に係る防水シートの敷設工法の工程Aの説明図である。 本実施形態に係る防水シートの敷設工法の工程Bの説明図である。 本実施形態に係る防水シートの敷設工法の工程Cの説明図である。 本実施形態に係る防水シートの敷設工法の工程Dの説明図である。 本実施形態に係る防水シートの敷設工法の工程Eの説明図である。 本実施形態に係る防水シートの敷設工法の工程Eの説明図である。 本実施形態に係る防水シートの敷設工法の追記工程の説明図である。 その他の実施形態に係る、防水シートの敷設工法を施す漏水補修工事エリアの説明図である。 その他の実施形態に係る、防水シートの敷設工法を施す漏水補修工事エリアの説明図である。 その他の実施形態に係る、防水シートの敷設工法を施す漏水補修工事エリアの説明図である。
(実施形態)
まず、本実施形態の防水シートの敷設工法を説明するにあたり、防水シートを敷設する箇所について説明する。
(防水シートの敷設箇所)
図1に示すように、側溝1は、側溝1の内部に、筒状の配管2(既設物に相当)が敷設されている。具体的には、配管2は、側溝1の、両側壁部12A・12B(内壁部に相当)と底部12Cと(内壁部に相当)に囲われている。また、側溝1の接合部分には、隙間のあいている目地部11が存在している。一般的に、この目地部11には、ゴム製のシール材がはめ込まれたり、或いは、図2に示す様にシート材を使った防水施工(いずれも公知技術)が施されており、目地部11から水が漏れないような施工が施されている。
本実施形態の防水シートの敷設工法を施すエリアは、主として、図2に示すように、目地部11など、特に水が漏れやすい箇所や、予め何らかの防水施工が施されている箇所であっても、長年の使用により水漏れが発生しやすいこれら箇所(漏水起点エリア:亀裂発生箇所など、目地部11と異なる箇所も含む)よりも広いエリアを対象(漏水補修工事エリア)としている。
漏水補修工事エリアを含む側溝1の寸法は、例えば、本実施形態でいえば、溝深さが450mm、溝幅が510mmであり、配管2と側壁部12Aとの隙間21A、及び、配管2と側壁部12Bとの隙間21Bが、それぞれ20mm程度である。
上記のように、本実施形態の防水シートの敷設工法は、基本的には、人の手などが入らない狭い隙間への防水施工に関するものである。例えば、上記側溝1のように、防水施工を施したい、側溝1の両側壁部12A・12Bや底部12Cから僅かに空間側にオフセットされたところに、施工の妨げとなる配管2(既設物であり、どうしても取除けない物、あるいは取除くことが難しい物)が存在している状況が想定される。
(防水シートの敷設工法)
次に、上記で説明した、配管2が敷設されている側溝1において、側溝1の、両側壁部12A・12Bや底部12Cと配管2との間に防水シート7を配置し、側溝1の両側壁部12A・12Bや底部12Cに対して防水シート7を圧着する、防水シート7の敷設工法について説明する。
(エアチューブ3の準備)
まず、側溝1の、両側壁部12A・12Bや底部12Cと配管2との間に配置されるエアチューブ3について説明する。エアチューブ3は、図3に示すように、例えば、シート状のものから、その周縁部に接着処理を施した後、二つ折りにして、内部を空洞状態(空気が漏れない袋状)にしたものである。このエアチューブ3の端に、外部から空気を送り込む為の空気口31(エアポンプからの空気を供給するためのホースを接続するカプラ、プラグ、いずれも公知)を取り付けている。
エアチューブ3に使われるシート状の材質は、袋状に形成できるものであればよく、また、エアチューブ3を膨張させたときにエアチューブ3内の内圧が0.2MPaでも破れない耐久性があるものであればよく、また、エアチューブ3を膨張させた際に塑性変形など起こすものでなければよい。例えば、材質としては、一般的な加硫ゴムシートや樹脂製のシート、熱可塑性エラストマー製のシート、或いは、空気が漏れない加工が施された布製・繊維製の袋状のものなどが挙げられる。何れの素材も、伸縮性(弾性)を有しているものが好ましい。本実施形態では、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)シートを、図3に示す方法でチューブ状にして用いている。本実施形態のエアチューブ3の空気注入前のサイズは1500mm×500mm程度である(図3参照)。
(準備工程)
次に、エアチューブ3及び後述する防水シート7を配管2に仮止めするために、これらエアチューブ3及び防水シート7を何れも、側溝1の内部に敷設された配管2の下側を通して、その両端部を配管2の上側で仮止めする、という作業を行う必要がある。この作業を容易に行うための方法を説明する。
例えば、図4に示すように、タコ糸などのロープ5を、配管2の下側をくぐらせて、側溝1をわたらせておけば、そのロープ5を頼りに、エアチューブ3と防水シート7を配管2に仮止めすることができる。このロープ5を配管2の下側をくぐらせて、側溝1を渡らせる方法としては、例えば、図4に例示したように、半円筒状の板4の端に、ロープ5を取りつけたものを準備しておき、この板4を、筒状の配管2に被せて円筒状の板4を筒状の配管2に沿って回転させることでロープ5を配管2の下側から上側に引き出することにより、ロープ5を配管2の下側をくぐらせて、側溝1を渡らせることができる。
(工程A)
次に、工程Aでは、膨張前のエアチューブ3を配管2の外周に取り付けて仮止めする工程を説明する。
図5に示すように、配管2の下側をくぐらせて側溝1を渡らせた、ロープ5の一端に、エアチューブ3の一方端を繋ぎとめる(例えば、エアチューブ3の周縁の接着部分に穴を空けてロープ5を結び付けるなど)か、または、テープやクリップ等を使ってエアチューブ3とロープ5とを仮止めするかなどした後、ロープ5にエアチューブ3が繋がった状態で、ロープ5を他方端側へゆっくりと引っ張っていくことで、エアチューブ3を配管2の下側から上側へ引き出す。そして、エアチューブ3を配管2の下側を通した状態で、側溝1にエアチューブ3を渡らせる。その後、配管2の上側でエアチューブ3の両端をクリップ6で仮止めすることにより、エアチューブ3を配管2に仮止めする。なお、エアチューブ3の両端を仮止めする方法は、クリップ6に限らず公知の方法であれば特に限定はされない。例えば、エアチューブ3の両端の周縁の接着部分にそれぞれ穴をあけ、その両端の穴を糸を通して結ぶことにより、エアチューブ3の両端を仮止めしてもよい。
(工程B)
次に、工程Bでは、防水シート7を、配管2に仮止めしたエアチューブ3の外周に取り付けて仮止めする工程を説明する。
なお、工程Bで使用する防水シート7は、防水性を有するシートであればよく、例えば、エチレン酢酸ビニル樹脂系(EVA)シートの表面に特殊起毛処理したシート材などが挙げられる。本実施形態の防水シート7は、エアチューブ3の空気注入前のサイズよりも小さいことが好ましい。即ち、防水シート7は、膨張前のエアチューブ3に防水シート7を重ねた場合に、エアチューブ3が防水シート7の周りにはみ出る程度の大きさであることが好ましい。これにより、後述する工程Eにおいて、エアチューブ3の膨張時に、防水シート7の全面を確実に押圧することができる。
まず、再度、上述の準備工程で説明した作業を行い、ロープ5を、エアチューブ3が仮止めされた配管2の下側をくぐらせて、側溝1を渡らせる。
次に、図6に示すように、エアチューブ3が仮止めされた配管2の下側をくぐらせて側溝1を渡らせた、ロープ5の一端に、防水シート7の一方端を繋ぎとめる(例えば、防水シート7の一方端に穴を空けてロープ5を結び付けるなど)か、または、テープやクリップ等を使って防水シート7とロープ5とを仮止めするかなどした後、ロープ5に防水シート7が繋がった状態で、ロープ5を他方端側へゆっくりと引っ張っていくことで、防水シート7を、エアチューブ3が仮止めされた配管2の下側から上側へ引き出す。そして、防水シート7を、エアチューブ3が仮止めされた配管2の下側を通した状態で、側溝1に防水シート7を渡らせる。その後、エアチューブ3が仮止めされた配管2の上側で防水シート7の両端をクリップ8で仮止めすることにより、防水シート7を、配管2に仮止めしたエアチューブ3の外周に仮止めする。なお、防水シート7の両端を仮止めする方法は、クリップ8に限らず公知の方法であれば特に限定はされない。例えば、防水シート7の両端にそれぞれ穴をあけ、その両端の穴を糸を通して結ぶことにより、防水シート7の両端を仮止めしてもよい。
(工程C)
次に、工程Cでは、側溝1の両側壁部12A・12Bや底部12Cにおいて、防水シート7の敷設対象になる領域に、接着剤を塗布して接着層10を形成する工程を説明する。
図7に示すように、エアチューブ3及び防水シート7が仮止めされた配管2と側壁部12Aとの隙間21A(及び隙間21B)から、ヘラ9AやL字型の棒状治具9B(いずれも公知)を挿入することにより、防水シート7の施工用の接着剤(公知技術)を、両側壁部12A・12Bや底部12Cにおいて、防水シート7の敷設対象になる領域の全面に塗布し、接着層10を形成する。
(工程D)
次に、工程Dでは、エアチューブ3の外周に仮止めされた、防水シート7の仮止めを解いて、防水シート7を両側壁部12A・12Bや底部12Cに仮貼りする工程を説明する。
図8に示すように、防水シート7の両端を仮止めしているクリップ8を外して、エアチューブ3の外周に仮止めされている防水シート7を、両側壁部12A・12Bや底部12Cの表面に形成された、接着層10の上に当接させる。そして、L字型の棒状治具9B(公知)などを使って防水シート7を、両側壁部12A・12Bや底部12Cに押し付けて仮貼りする。
(工程E)
次に、工程Eでは、配管2に仮止めされているエアチューブ3の仮止めを解いて、両側壁部12A・12Bや底部12Cに仮貼りされた防水シート7と配管2との間にエアチューブ3を配置した状態で、エアチューブ3に空気(気体)を供給し、エアチューブ3内の内圧が所定値になるまで膨張させた後、エアチューブ3内の内圧を保持させる工程を説明する。
まず、図9に示すように、エアチューブ3の両端を仮止めしているクリップ6を外して、配管2の外周に仮止めされているエアチューブ3を、両側壁部12A・12Bや底部12Cに仮貼りされた防水シート7上に沿わせるように重ねる。そして、エアチューブ3の端に設けた空気口31に、エアポンプ(不図示)からのホース32を接続してエアチューブ3内に空気を送りこみ、エアチューブ3を膨張させる。
そして、エアチューブ3が膨張し続けると、次第に、配管2と防水シート7との間の狭あいな空間がエアチューブ3で満たされていくと共に、この狭あいな空間を満たしたエアチューブ3内からの内圧により、両側壁部12A・12Bや底部12Cと配管2との間に挟まれたエアチューブ3から防水シート7に押し圧が作用する。この作用により、人の手や工具などでは圧着作業が困難な防水シート7の施工が可能になる。
その後、エアチューブ3の内圧が規定圧力(本実施形態の場合0.1MPaで固定)に達したら、空気の供給を止め、空気口31を閉栓し、規定圧力に達した状態でエアチューブ3をそのままの状態でしばらく(所定期間)保持する。
そして、防水シート7と側溝1(両側壁部12A・12Bや底部12Cや上面部12D)のコンクリート層との境界部分に対しては、公知技術に属する防水施工方法を用いて、シールを行う(図10参照)。例えば、コーキング材を使用したシール施工でもよく、また、防水シート7の内表面から周縁部に押し出てくる接着剤をヘラなどを使って、境界部分をシールするように施工してもよい。
なお、エアチューブ3の圧力保持時間(所定期間)であるが、使用する接着剤や施工環境、および使用する防水シート7などから推奨される防水工事標準仕様等により適宜定められる範囲を適用すればよく、従来の防水施工技術の範囲内の事項である。
また、エアチューブ3による圧力保持は、一定の時間(施工終了時)の後に、このエアチューブ3を取除いてもよいし、エアチューブ3を取除かずに、圧力を保持したエアチューブ3を、配管2と防水シート7との間に配置した状態のまま、施工を終了しても良い。膨張したエアチューブ3を取除かずに施工を終了することで、常時、防水シート7に対して押圧が作用している状態となり、防水シート7が両側壁部12A・12Bや底部12Cから浮き上がったり、剥がれたりすることを防止することができる。また、施工時間の短縮にもなる。なお、膨張したエアチューブ3を長時間(例えば一日以上)放置した後にエアチューブ3を取除いてもよい。
(追記工程)
なお、工程Eの前に、側溝1の隅部12Eにおいて、仮貼りされた防水シート7と、配管2に仮止めされたエアチューブ3との間に、断面が直角三角形状の三角柱状物21を配置してもよい。
具体的には、図11に示すように、隅部12Eなど、エアチューブ3から防水シート7へ押圧の掛かりにくいところには、エアチューブ3を膨張させる前に、断面が直角三角形状の三角柱状物21を防水シート7の上から隅部12Eに配置(三角柱状物21の直角を構成する面を、それぞれ側壁部12A側と底部12C側とに沿わせる)させてから、エアチューブ3を膨張させてもよい。これにより、エアチューブ3からの押圧が掛かりにくい、側溝1の隅部12E(角)において、三角柱状物21を、防水シート7とエアチューブ3との間に介在させた状態で、エアチューブ3を膨張させることにより、側溝1の隅部12Eに対する防水シート7の圧着をより強固にすることが可能となり、側溝1の隅部12Eにおける水漏れを防止することができる。
なお、本実施形態では、断面が直角三角形状の三角柱状物21を使用した場合について説明したが、これは、断面多角形状の柱状物であればよく、例えば、断面正方形状の四角柱状物や、長方形状の四角柱状物や、正三角形状の三角柱状物であってもよい。
上記工法によれば、側溝1に配管2等の既設物が敷設されており、隙間があまりない側溝1の両側壁部12A・12Bと底部12Cに対して、防水シート7を圧着させる際に、防水シート7と配管2との隙間に、エアチューブ3を配置して、所定の内圧でエアチューブ3を膨らますことにより、配管2から受ける反力を利用して、防水シート7を、側溝1の両側壁部12A・12Bと底部12Cに一様に押付けることが可能となる。また、仮に、側溝1の両側壁部12A・12Bの表面や底部12Cの表面に凹凸が存在しても、この凹凸をエアチューブ3が吸収して防水シート7を均一な力で押付けることができる。これにより、配管2頭の既設物が敷設されている側溝1の両側壁部12A・12Bと底部12Cに対して防水シート7を確実に圧着することができる。
従って、本実施形態により防水シート7を敷設した、側溝1の両側壁部12A・12Bと底部12Cに水が染み入ることなく、水が、防水シート7上を通過することとなり、防水シート7を敷設した箇所を起点とした水漏れを防止することが可能となる。
また、配管2等の既設物が敷設された、隙間があまりない側溝1の両側壁部12A・12Bと底部12Cに対する防水シート7の敷設を短時間で実施することができる。
(その他の実施形態)
(1)上記実施形態の工程Cでは、側溝1の両側壁部12A・12Bや底部12Cにおいて、防水シート7の敷設対象になる領域に、接着剤を塗布して接着層10を形成する場合について説明したが、防水シート7において、側溝1の両側壁部12A・12Bや底部12Cに対向する面上に、接着剤を塗布して接着層10を形成してもよい。
この場合、エアチューブ3の外周に仮止めされた状態の防水シート7の表面に、ヘラ9AやL字型の棒状治具9Bを使用して、接着剤を塗布し、接着層10を形成する。
(2)接着剤を塗布する工程Cを、工程Bの前に実施してもよい。
例えば、防水シート7を、配管2に仮止めしたエアチューブ3の外周に仮止めする前に、側溝1の、両側壁部12A・12Bや底部12Cにおいて、防水シート7の敷設対象になる領域の全面に接着剤を塗布して接着層10を形成する場合は、防水シート7をエアチューブ3の外周に仮止めしていない分だけ、配管2と両側壁部12A・12Bや底部12Cとの間の隙間を広く保てることから、両側壁部12A・12Bや底部12Cにおいて、防水シート7の敷設対象になる領域に接着剤を塗布し易くすることができる。
また、予め接着剤を塗布して接着層10を形成した防水シート7を、配管2に仮止めしたエアチューブ3に仮止めする場合(接着層10が、両側壁部12A・12Bや底部12Cに対向するように仮止めする)は、予め防水シート7に接着剤を塗布することができ、防水シート7の敷設をより短時間で実施することができる。
(3)上記実施形態の工程Eでは、エアチューブ3の内圧が0.1MPaに達したら、空気の供給を止め、空気口31を閉栓し、エアチューブ3をそのままの状態でしばらく保持しているが、エアチューブ3内の内圧が0.2MPaになるまで加圧して、0.2MPaに達したら、空気の供給を止め、空気口31を閉栓し、エアチューブ3をそのままの状態でしばらく保持してもよい。この場合、筒状の配管2から受ける反力を考慮して、エアチューブ3内の内圧が0.2MPaになるまで加圧して、エアチューブ3を膨張させることにより、両側壁部12A・12Bや底部12Cに対して防水シート7をより確実に圧着することができる。
(4−1)上記実施形態の防水シートの敷設工法を施すエリア(漏水補修工事エリア)は、漏水起点エリアよりも大きければよく、図12(A)に示すように、目地部11を含む、側溝1の上面部12Dまでを全て防水シート7で覆ってもよいし、図12(B)に示すように、漏水起点エリア(目地部11を含む底部12C)より少し高い位置を防水シート7で覆う程度でもよい。
(4−2)また、図13に示すように、複数の側溝1が並列しており、各側溝1を横断するように同一線状に目地部11が形成されている場合には、各側溝1に形成された目地部11を含む底部12C(漏水起点エリア)より少し高い位置までを漏水補修工事エリアとして、防水シート7で覆ってもよいし(図13参照)、図14に示すように、各側溝1を横断する目地部11全てを漏水補修工事エリアとして、1枚の防水シート7が各側溝1を跨ぐようにして覆ってもよい(防水シート7に継ぎ目無く施工)。
(5)上述した実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々に変形可能である。
例えば、防水シートの敷設対象となる、溝、構造物、床、壁の各部の形状やサイズ、および狭あいな空間のサイズ(本実施形態では配管と側壁部との隙間)について、上述した形状や数値は全て例示であり本発明を限定するものではない。同様に、溝、構造物、床、壁の各部の材質について上述した材質は全て例示であり本発明を限定するものではない。同様に、既設物について、上述した中空円筒状の配管、およびそのサイズは全て例示であり本発明を限定するものではない。例えば、既設物は中空円筒以外の形状(断面四角形状等)を有していてもよい。同様に、防水シートや使用する接着剤も、防水効果を有するものであれば、いかなる素材が採用されていてもよい。
また、上記実施形態による防水シートの敷設工法を実施した後に、別の手段で敷設後の防水シートの周縁部等に対して、シール性をより高めるための追加の施工、例えば、シーリング材を充填したり、アルミアングルを装着してもよい。
また、上記実施形態で述べた、隅部へ配置する断面多角形状の柱状物(三角柱状物21など)は、そのサイズ、材質、硬さ、重量、配置形態などは、(施工条件に応じて)様々に変更可能である。
また、上記実施形態で述べた、施工道具(ロープ5、半円筒状の板4、ヘラ9A、L字型の棒状治具9B)は全て例示であり本発明を限定するものではない。
また、上記実施形態で述べた防水シートの敷設工法の対象(漏水補修工事エリア)は、あくまで例示であり、本発明を限定するものではない。
1 側溝
11 目地部
12A、12B 側壁部
12C 底部
12D 上面部
12E 隅部
2 配管
21A、21B 隙間
3 エアチューブ
4 半円筒状の板
5 ロープ
6 クリップ
7 防水シート
8 クリップ
9A ヘラ
9B L字型の棒状治具9B
10 接着層

Claims (5)

  1. 既設物が敷設されている溝において、当該溝の内壁部と前記既設物との間に防水シートを配置し、前記溝の内壁部に対して前記防水シートを圧着する、防水シートの敷設工法であって、
    膨張前のチューブを、前記既設物側に取り付けて仮止めする工程Aと、
    前記防水シートを、前記既設物側に仮止めした前記チューブ側に取り付けて仮止めする工程Bと、
    前記溝の内壁部において、前記防水シートの敷設対象になる領域、又は、前記防水シートにおいて、前記溝の内壁部に対向する面上に、接着剤を塗布する工程Cと、
    前記チューブ側に仮止めされた、前記防水シートの仮止めを解いて、前記防水シートを前記溝の内壁部に仮貼りする工程Dと、
    前記既設物側に仮止めされた、前記チューブの仮止めを解いて、前記溝の内壁部に仮貼りされた前記防水シートと前記既設物との間に前記チューブを配置した状態で、前記チューブに気体を供給し、前記チューブ内の内圧が所定値になるまで前記チューブを膨張させた後、前記チューブ内の内圧を保持させておく工程Eと、
    を含むことを特徴とする、防水シートの敷設工法。
  2. 前記接着剤を塗布する、前記工程Cを、前記工程Bの前に実施することを特徴とする、請求項1に記載の防水シートの敷設工法。
  3. 前記工程Eにおいて、前記チューブ内の内圧が0.2MPaになるまで加圧することを特徴とする、請求項1又は2に記載の防水シートの敷設工法。
  4. 前記工程Eの前に、前記溝の隅部において、仮貼りされた前記防水シートと仮止めされた前記チューブとの間に、断面多角形状の柱状物を配置することを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の防水シートの敷設工法。
  5. 前記工程Eの後、前記チューブ内の内圧を保持した、当該チューブを、前記既設物と前記防水シートとの間に配置した状態のまま、当該防水シートの敷設を完了することを特徴とする、請求項1〜4の何れかに記載の防水シートの敷設工法。
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