JP2021048300A - サーボドライバ - Google Patents

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大雅 加納
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Abstract

【課題】放熱効率を良好に保ちつつ、その小型化が図られたサーボドライバを提供する。【解決手段】サーボドライバ1は、第1ないし第3発熱部品30,40,50と、ヒートシンク20と、筐体10とを備える。ヒートシンク20は、第1板状部21と、第1板状部21の一端部から立設された第2板状部22と、第1板状部21の他端部から立設された第3板状部23とを有し、ヒートシンク20の内側には、内部空間が設けられる。第1発熱部品30は、第1板状部21に熱接触するように組付けられ、第2発熱部品40は、第2板状部22に熱接触するように組付けられ、第3発熱部品50は、第3板状部23に熱接触するように組付けられる。第1ないし第3板状部21,22,23のうちの少なくともいずれかには、上記内部空間に向けて突出するように放熱フィンが設けられる。【選択図】図3

Description

本開示は、サーボモータの動作を制御するためのサーボドライバに関する。
サーボドライバは、上位コントローラからの指令に追従してサーボモータの動作を制御するものであり、より特定的には、サーボモータの出力トルクや回転速度、位置等を制御するものである。サーボドライバは、適切なタイミングで適切な大きさの電力をサーボモータに供給するために、コンバータ回路、平滑回路、インバータ回路、制御回路、回生抵抗器等を備えたインバータを具備しており、これにより任意の周波数に調整された交流電力をサーボモータに供給する。
ここで、インバータのうち、インバータ回路を構成するパワーモジュールと、コンバータ回路を構成するダイオードモジュールと、回生抵抗器とは、通電によって特に大きく発熱する発熱部品であり、それらの放熱を適切に行なうことが必要不可欠となる。そのため、通常は、これらパワーモジュール、ダイオードモジュールおよび回生抵抗器にて発生する熱を効率的に放熱するために、サーボドライバには、ヒートシンクが設置される。
一般に、サーボドライバにおいては、ヒートシンクの一面に、パッケージ部品からなるパワーモジュールおよびダイオードモジュールが互いに並ぶように組付けられるとともに、ヒートシンクの上記一面に隣接する部分である周囲部(たとえばフィン部等)に、パッケージ部品からなる回生抵抗器が配置される場合が多い。当該構成を採用することにより、パワーモジュール、ダイオードモジュールおよび回生抵抗器にて発生する熱がヒートシンクを介して外部に適切に放熱されることになる。
なお、このような構成が開示された文献としては、たとえば特開2012−138485号公報(特許文献1)や特開2019ー12772号公報(特許文献2)がある。ここで、上記特許文献1に開示のサーボドライバは、筐体の壁部の一部をヒートシンクとして利用したものであり、上記特許文献2に開示のサーボドライバは、筐体の内部にヒートシンクが設置されてなるものである。
特開2012−138485号公報 特開2019ー12772号公報
しかしながら、上述した従来公知の構成を採用した場合には、いずれも、パワーモジュール、ダイオードモジュール、回生抵抗器およびヒートシンクからなる構造体の占有体積が大きくなってしまい、サーボドライバの小型化を図る上で大きな障害となってしまう。すなわち、従来公知の構成は、占有体積と放熱効率との観点から見た場合に未だ改善の余地があるものであり、その改善が強く求められているところである。
したがって、本開示は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、放熱効率を良好に保ちつつ、従来に比してその小型化が図られたサーボドライバを提供することを目的とする。
本開示のある態様に従ったサーボドライバは、サーボモータの動作を制御するためのものであって、第1発熱部品、第2発熱部品および第3発熱部品と、ヒートシンクと、筐体とを備えている。上記第1発熱部品、上記第2発熱部品および上記第3発熱部品の各々は、通電することによって発熱する。上記ヒートシンクは、上記第1発熱部品、上記第2発熱部品および上記第3発熱部品にて発生した熱を放熱するためのものである。上記筐体には、上記ヒートシンク、上記第1発熱部品、上記第2発熱部品および上記第3発熱部品が収容されている。上記ヒートシンクは、第1板状部、第2板状部および第3板状部を含んでいる。上記第1板状部の厚み方向である第1方向と直交する第2方向における上記第1板状部の一端部から上記第2板状部が立設されるとともに、上記第2方向における上記第1板状部の他端部から上記第3板状部が立設されることにより、上記ヒートシンクの内側には、少なくとも上記第1板状部、上記第2板状部および上記第3板状部によって規定されるとともに、上記第1方向および上記第2方向の双方に直交する第3方向における両端が開放されてなる内部空間が設けられている。上記第1発熱部品は、上記第1板状部のうちの上記内部空間を規定する主面とは反対側に位置する第1主面に熱接触するように、上記第1板状部に組付けられている。上記第2発熱部品は、上記第2板状部のうちの上記内部空間を規定する主面とは反対側に位置する第2主面に熱接触するように、上記第2板状部に組付けられている。上記第3発熱部品は、上記第3板状部のうちの上記内部空間を規定する主面とは反対側に位置する第3主面に熱接触するように、上記第3板状部に組付けられている。上記第1板状部、上記第2板状部および上記第3板状部のうちの少なくともいずれかには、上記内部空間に向けて突出するように、放熱フィンが設けられている。
このように構成することにより、ヒートシンクに設けた第1主面、第2主面および第3主面の三面において第1発熱部品、第2発熱部品および第3発熱部品をそれぞれヒートシンクに組付けることが可能になるとともに、これら第1主面、第2主面および第3主面の各々を規定する第1板状部、第2板状部および第3板状部の内側に放熱フィンを配置するためのスペースである内部空間を形成することが可能になる。そのため、第1発熱部品、第2発熱部品、第3発熱部品およびヒートシンクからなる構造体の占有体積を小さく構成することが可能になる。したがって、放熱効率を良好に保ちつつ、従来に比してその小型化が図られたサーボドライバとすることができる。
本開示の上記ある態様に従ったサーボドライバにあっては、上記放熱フィンが、上記第1板状部に設けられた第1放熱フィンを含んでいてもよく、その場合には、上記第1発熱部品の発熱量が、上記第2発熱部品および上記第3発熱部品の各々の発熱量よりも大きくてもよい。
このように、最も発熱量が大きい第1発熱部品が組付けられた第1板状部に放熱フィンを設けることにより、当該第1発熱部品にて発生する熱をより効率的に放熱することが可能になる。ここで、第1板状部は、第2板状部および第3板状部の双方に直接的に接続されているため、第1発熱部品にて発生した熱の一部は、第1板状部を介して第2板状部および第3板状部にも伝熱することになる。したがって、第2板状部および第3板状部のいずれかに最も発熱量が大きい第1発熱部品を組付ける場合よりも、より効率的に放熱を行なうことができる。
本開示の上記ある態様に従ったサーボドライバにあっては、上記放熱フィンが、上記第2板状部に設けられた第2放熱フィンおよび上記第3板状部に設けられた第3放熱フィンを含んでいてもよく、その場合には、上記第1放熱フィンの表面積が、上記第2放熱フィンおよび上記第3放熱フィンの各々の表面積よりも大きくてもよい。
このように、最も発熱量が大きい第1発熱部品が組付けられた第1板状部に設けられた放熱フィンの表面積を相対的に大きくし、比較的発熱量が小さい第2発熱部品および第3発熱部品が組付けられた第2板状部および第3板状部に設けられた放熱フィンの表面積を相対的に小さくすることにより、より効率的に放熱を行なうことができる。
本開示の上記ある態様に従ったサーボドライバにあっては、上記第2板状部および上記第3板状部が、いずれも上記第1板状部と直交するように位置していてもよい。
このように構成することにより、第1発熱部品、第2発熱部品、第3発熱部品およびヒートシンクからなる構造体の占有体積を確実に小さく構成することができ、また、ヒートシンク自体の剛性を高めることもできる。
本開示の上記ある態様に従ったサーボドライバにあっては、上記放熱フィンが、上記第3方向に沿って延在する複数のフィン部を有していてもよい。
このように構成することにより、第3方向における両端が開放されてなる内部空間に、当該第3方向に沿って延びる複数の空気の流路を形成することが可能になるため、ヒートシンクの表面積を増加させつつも当該内部空間におけるスムーズな空気の流動が実現できることになり、効率的な放熱が行なえることになる。
本開示の上記ある態様に従ったサーボドライバにあっては、上記内部空間が、上記第3方向における一端部側に、上記放熱フィンが設けられていない収容空間を有していてもよく、その場合には、上記収容空間に送風機が設置されていてもよい。
このように構成することにより、送風機によって強制的に空気が内部空間を流動するようになるため、さらなる放熱性能の向上を図ることができる。
本開示の上記ある態様に従ったサーボドライバにあっては、上記第3方向が上記筐体の上下方向に合致するように、上記ヒートシンクが、上記筐体に組付けられていてもよい。
このように構成することにより、ヒートシンクからの熱を受け取ることで暖められた空気が上昇気流となって内部空間を流動することになるため、内部空間に対して鉛直下方側から空気が効率的に流入し、かつ、内部空間から鉛直上方側に向けて空気が効率的に流出することになり、効率的な放熱が行なえることになる。
本開示の上記ある態様に従ったサーボドライバにあっては、上記第3方向において上記内部空間に面する部分の上記筐体に、上記筐体の外部に通じる通気口が設けられていてもよい。
このように構成することにより、第3方向に沿った空気の流れが筐体によって遮られてしまうことが未然に防止できることになり、効率的な放熱が行なえることになる。
本開示の上記ある態様に従ったサーボドライバにあっては、上記内部空間から見て上記第1板状部が位置する側とは反対側に位置する部分の上記筐体によって上記内部空間が閉鎖されるように、上記ヒートシンクが、上記筐体に組付けられていてもよい。
このように構成することにより、第1板状部、第2板状部および第3板状部が並ぶヒートシンクの周方向において内部空間を閉鎖することが可能になるため、内部空間を流動する空気に乱れを生じさせることなくこれを整流することが可能になり、効率的な放熱が行なえることになる。
本開示の上記ある態様に従ったサーボドライバにあっては、上記ヒートシンクのうちの少なくとも上記第1板状部、上記第2板状部および上記第3板状部が、押し出し成形にて形成された単一の部材にて構成されていてもよい。
このように構成することにより、ヒートシンクを容易にかつ低コストに製造することが可能になり、サーボドライバの製造コストの削減が図れることになる。
本開示の上記ある態様に従ったサーボドライバにあっては、上記第1発熱部品が、インバータ回路を構成するパワーモジュールであってもよく、上記第2発熱部品が、コンバータ回路を構成するダイオードモジュールであってもよく、上記第3発熱部品が、回生抵抗器であってもよい。
このように構成することにより、特に大きく発熱する発熱部品であるパワーモジュール、ダイオードモジュールおよび回生抵抗器にて発生する熱をヒートシンクを用いて効率的に放熱することが可能になるため、良好な放熱性能を有するサーボドライバとすることができる。
本開示の上記ある態様に従ったサーボドライバにあっては、上記第3主面に凹部が設けられるとともに、上記凹部を覆うように上記第3板状部にカバー部材が組付けられていてもよく、その場合には、上記回生抵抗器の抵抗器本体が、上記凹部の底面に当接するように上記凹部に収容されていてもよい。
このように、回生抵抗器の抵抗器本体を直接的にヒートシンクに熱接触させる構成とすることにより、パッケージ部品からなる回生抵抗器をヒートシンクに組付ける構成とした場合に比べ、回生抵抗器のパッケージが介在しない分だけ放熱性能を高めることが可能になり、さらなる効率的な放熱が実現できることになる。
本開示に従えば、放熱効率を良好に保ちつつ、従来に比してその小型化が図られたサーボドライバとすることができる。
実施の形態に係るサーボドライバの斜視図である。 図1に示すサーボドライバを他の方向から見た場合の斜視図である。 図1に示すサーボドライバの筐体の一部ならびに内部構成部品の一部の図示を省略した斜視図である。 図1に示すサーボドライバの筐体の一部ならびに内部構成部品の一部の図示を省略した平面図である。 図1に示すサーボドライバの筐体の一部ならびに内部構成部品の一部の図示を省略した左側面図である。 図3ないし図5に示すヒートシンク、パワーモジュール、ダイオードモジュールおよび回生抵抗器からなる構造体の斜視図である。 図6に示す構造体の平面図である。 図1に示すサーボドライバの主要部の組付構造を示す分解斜視図である。
以下、実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。なお、以下に示す実施の形態においては、同一のまたは共通する部分について図中同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
<A.サーボドライバの概略的な構成>
図1は、実施の形態に係るサーボドライバを前側斜め右上方から見た斜視図であり、図2は、当該サーボドライバを後側斜め左下方から見た斜視図である。また、図3ないし図5は、それぞれ図1に示すサーボドライバの筐体の一部ならびに内部構成部品の一部の図示を省略した斜視図、平面図および左側面図である。まず、これら図1ないし図5を参照して、本実施の形態に係るサーボドライバ1の概略的な構成について説明する。
ここで、図3ないし図5において図示を省略した内部構成部品は、主として、後述するパワーモジュール30およびダイオードモジュール40等を除く電子部品等であり、図3および図5において図示を省略した筐体の一部は、後述する前壁10a、左側壁10c、右側壁10dおよび上壁10e(図1および図2参照)であり、図4において図示を省略した筐体10の一部は、後述する右側壁10dおよび上壁10e(図1および図2参照)である。
図1ないし図5に示すように、サーボドライバ1は、略直方体形状の外形を有する電子機器であり、筐体10と、筐体10の内部に収容された各種の内部構成部品とによって構成されている。サーボドライバ1は、図示しない上位コントローラからの指令に追従して図示しないサーボモータの動作を制御するものであり、より特定的には、サーボモータの出力トルクや回転速度、位置等を制御するものである。
サーボドライバ1は、コンバータ回路、平滑回路、インバータ回路、制御回路、回生抵抗器等を備えたインバータを具備している。上述した筐体10の内部に収容された各種の内部構成部品には、インバータを構成するこれらコンバータ回路、平滑回路、インバータ回路、制御回路、回生抵抗器等が含まれる。なお、インバータ回路は、主として後述するパワーモジュール30によって構成され、コンバータ回路は、主として後述するダイオードモジュール40によって構成される。
図1および図2に示すように、筐体10は、前後に位置する前壁10aおよび後壁10bと、左右に位置する左側壁10cおよび右側壁10dと、上下に位置する上壁10eおよび下壁10fとを有している。サーボドライバ1は、制御盤等の壁面に壁掛け状態で設置されることが企図されており、そのために筐体10の後壁10bには、サーボドライバ1を当該壁面に固定するための固定用孔部等が設けられている。
ここで、以下の説明においては、サーボドライバ1の中央部から見て前壁10aおよび後壁10bが位置する方向をそれぞれX1方向およびX2方向と称し、これらX1方向およびX2方向に合致する方向である前後方向をX軸方向とも称する。また、サーボドライバ1の中央部から見て左側壁10cおよび右側壁10dが位置する方向をそれぞれY1方向およびY2方向と称し、これらY1方向およびY2方向に合致する方向である左右方向をY軸方向とも称する。さらに、サーボドライバ1の中央部から見て上壁10eおよび下壁10fが位置する方向をそれぞれZ1方向およびZ2方向と称し、これらZ1方向およびZ2方向に合致する方向である上下方向をZ軸方向とも称する。
なお、後述するヒートシンク20(図3ないし図5等参照)の第1板状部21の厚み方向である第1方向は、本実施の形態においてはこれがY軸方向に合致しており、第1方向に直交する第2方向は、本実施の形態においてはこれがX軸方向に合致しており、第1方向および第2方向の双方に直交する第3方向は、本実施の形態においてはこれがZ軸方向に合致している。
筐体10は、上述した前壁10a、後壁10b、左側壁10c、右側壁10d、上壁10eおよび下壁10fからなる箱体にて構成されており、前壁10a、上壁10eおよび下壁10fには、上述した上位コントローラやサーボモータ等に接続するための各種の接続端子が設けられている。また、筐体10の上壁10eおよび下壁10fには、その全面にわたって多数の通気口11が設けられており、当該通気口11を介して筐体10の内側の空間と筐体10の外側の空間とが通じている。
筐体10の前壁10aの所定位置には、上述したインバータの平滑回路を構成するコンデンサの蓄電状態を示すための表示用窓部12が設けられている。この表示用窓部12の後方には、たとえばLED(Light Emitting Diode)等からなる発光体が設けられている。これにより、発光体が点灯した際には、発光体から出射された光がこの表示用窓部12を介して外部に向けて出射されることになり、ユーザが当該発光体の点灯の有無が視認できるように構成されている。なお、発光体は、コンデンサが蓄電された状態にある場合に点灯し、コンデンサが十分に放電された状態にある場合に消灯する。
図3ないし図5に示すように、筐体10の内側には、上述した各種の内部構成部品が収容された空間が設けられている。当該空間には、ヒートシンク20が配置されており、当該ヒートシンクには、上述したインバータ回路を構成するパワーモジュール30と、上述したコンバータ回路を構成するダイオードモジュール40と、上述した回生抵抗器50とが組付けられている。
このようにヒートシンク20にパワーモジュール30、ダイオードモジュール40および回生抵抗器50が組付けられることにより、これらヒートシンク20、パワーモジュール30、ダイオードモジュール40および回生抵抗器50は、一つの構造体(サブアセンブリ)として構成されている。当該構造体は、筐体10の後壁10bおよび左側壁10cに隣接するように、筐体10の内側の空間のうちの左奥の部分に配置されている。
パワーモジュール30は、通電によって発熱する第1発熱部品に該当し、スイッチング素子ならびにダイオード素子を内部に含むパッケージ部品として構成されている。パワーモジュール30は、直流電力を交流電力に変換するインバータ回路を構成しており、その底部に放熱板を有するとともに、その天面に複数の接続端子を有している。当該パワーモジュール30は、スイッチング素子のオン/オフ動作を制御する制御回路が設けられた制御基板を具備したIPM(Intelligent Power Module)であってもよい。
ダイオードモジュール40は、通電によって発熱する第2発熱部品に該当し、ダイオード素子を内部に含むパッケージ部品として構成されている。ダイオードモジュール40は、交流電力を直流電力に変換するコンバータ回路を構成しており、その底部に放熱板を有するとともに、その天面に複数の接続端子を有している。
回生抵抗器50は、通電によって発熱する第3発熱部品に該当し、たとえばセメント抵抗にて構成されている。回生抵抗器50は、サーボモータにて発生する回生エネルギのうちの余剰分(すなわち、サーボドライバ1に別途設けられる回生処理回路で吸収しきれない余剰の回生エネルギ)を吸収するためのものであり、金属巻線をセメントで封止してなる抵抗器本体と、当該抵抗器本体から引き出された接続端子とを有している。
回生抵抗器50としては、パッケージ部品からなるもの(すなわち、上述した抵抗器本体が放熱板が設けられたパッケージの内部に収容されてなるもの等)を利用することもできるが、本実施の形態においては、上述した抵抗器本体がヒートシンク20に直接的に組付けられることにより、パッケージが省略されたものとして構成されている。なお、その詳細な構造については後述することとする。
ヒートシンク20は、パワーモジュール30、ダイオードモジュール40および回生抵抗器50にて発生する熱を放熱するためのものである。これらパワーモジュール30、ダイオードモジュール40および回生抵抗器50は、サーボドライバ1に含まれる他の電子部品に比べて通電によって顕著に発熱するものであり、ヒートシンク20による放熱が必要不可欠なものである。
そのため、上述したように、パワーモジュール30、ダイオードモジュール40および回生抵抗器50は、ヒートシンク20に組付けられており、これによりヒートシンク20によってその放熱が行なわれる。したがって、ヒートシンク20は、熱伝導率に優れた金属製の部材にて構成されていることが好ましく、本実施の形態においては、アルミニウム合金製の部材にて構成されている。
なお、通常は、パワーモジュール30、ダイオードモジュール40および回生抵抗器50のうち、パワーモジュール30の発熱量が最も大きくなる。そのため、これらパワーモジュール30、ダイオードモジュール40および回生抵抗器50の放熱設計を行なうに際しては、パワーモジュール30が特に効率的に放熱されるように考慮することが重要である。
<B.ヒートシンクの構造ならびにその近傍の構成>
図6は、上述したヒートシンク、パワーモジュール、ダイオードモジュールおよび回生抵抗器からなる構造体の斜視図である。ここで、図6(A)は、当該構造体を前側斜め右上方から見た斜視図であり、図6(B)は、当該構造体を後側斜め左下方から見た斜視図である。図7は、図6に示す構造体の平面図である。また、図8は、図1に示すサーボドライバの主要部の組付構造を示す分解斜視図である。次に、上述した図3ないし図5と、これら図6ないし図8とを参照して、本実施の形態に係るサーボドライバ1におけるヒートシンク20の構造ならびにその近傍の構成について詳細に説明する。
図3ないし図8に示すように、ヒートシンク20は、第1板状部21と、第2板状部22と、第3板状部23とを含んでいる。第1板状部21は、その厚み方向がY軸方向(すなわち第1方向)に合致するようにXZ平面に沿って延在している。第2板状部22は、第1板状部21のX軸方向(すなわち第2方向)における一端部(すなわちX1方向側の端部)からY2方向に向けて立設されており、その厚み方向がX軸方向に合致するようにYZ平面に沿って延在している。第3板状部23は、第1板状部21のX軸方向(すなわち第2方向)における他端部(すなわちX2方向側の端部)からY2方向に向けて立設されており、その厚み方向がX軸方向に合致するようにYZ平面に沿って延在している。すなわち、第2板状部22および第3板状部23は、いずれも第1板状部21と直交するように位置している。
これにより、ヒートシンク20の内側には、第1板状部21、第2板状部22および第3板状部23によって規定されるとともに、Z軸方向(すなわち第3方向)における両端が開放された内部空間が形成されている。また、当該内部空間から見て第1板状部21が位置する側とは反対側に位置する部分のヒートシンク20は、外部に向けて開放されているものの、当該部分を覆うように筐体10の左側壁10cが位置することにより、この左側壁10cによって閉鎖されている(図4参照)。
したがって、本実施の形態に係るサーボドライバ1においては、ヒートシンク20の内側に設けられた内部空間が延在する方向である第3方向が、サーボドライバ1の上下方向であるZ軸方向に合致するように、ヒートシンク20が筐体10の内部に収容されている。
ここで、ヒートシンク20の後端面(すなわち、X軸方向に位置する両端面のうちのX2方向側の端面)には、複数のネジ穴が設けられており、ヒートシンク20の上端面および下端面(すなわち、Z軸方向に位置する両端面)には、それぞれ複数のネジ穴が設けられており、ヒートシンク20の左端面(すなわち、Y軸方向に位置する両端面のうちのY1方向側の端面)には、複数のネジ穴が設けられている。また、筐体10の後壁10b、上壁10e、下壁10fおよび左側壁10cには、ヒートシンク20に設けられたこれらネジ穴に対応して貫通孔が設けられている。
これにより、これら貫通孔を挿通するようにビスが筐体10の外側から差し込まれて上述したネジ孔にビスが螺合させられることにより、ヒートシンク20が筐体10に固定されることで筐体10に対して組付けられることになる。なお、図1、図2、図4および図5ならびに後述する図8において符号60にて示したビスが、このヒートシンク20を筐体10に対して固定するためのビスに該当する。
ヒートシンク20の第1板状部21は、上述したヒートシンク20の内部空間を規定する内側主面と、当該内側主面とは反対側に位置する外側主面である第1主面21aとを有している。この第1主面21aには、パワーモジュール30が固定されており、これによりパワーモジュール30が、ヒートシンク20の第1板状部21に組付けられている。
より詳細には、第1主面21aには、一対のビス穴が設けられており、当該第1主面21aにパワーモジュール30の底部に設けられた放熱板が熱接触するようにパワーモジュール30が第1板状部21に宛がわれ、この状態において一対のビス穴にビス31が螺合させられることにより、パワーモジュール30が第1主面21aに固定されている(特に図8等参照)。
パワーモジュール30の放熱板とヒートシンク20の第1板状部21との間には、放熱グリースや放熱シートが介装されていてもよい。このように構成すれば、ヒートシンク20によってより効率的にパワーモジュール30にて発生する熱を放熱させることが可能になる。
ヒートシンク20の第2板状部22は、上述したヒートシンク20の内部空間を規定する内側主面と、当該内側主面とは反対側に位置する外側主面である第2主面22aとを有している。この第2主面22aには、ダイオードモジュール40が固定されており、これによりダイオードモジュール40が、ヒートシンク20の第2板状部22に組付けられている。
より詳細には、第2主面22aには、一対のビス穴が設けられており、当該第2主面22aにダイオードモジュール40の底部に設けられた放熱板が熱接触するようにダイオードモジュール40が第2板状部22に宛がわれ、この状態において一対のビス穴にビス41が螺合させられることにより、ダイオードモジュール40が第2主面22aに固定されている(特に図8等参照)。
ダイオードモジュール40の放熱板とヒートシンク20の第2板状部22との間には、放熱グリースや放熱シートが介装されていてもよい。このように構成すれば、ヒートシンク20によってより効率的にダイオードモジュール40にて発生する熱を放熱させることが可能になる。
ヒートシンク20の第3板状部23は、上述したヒートシンク20の内部空間を規定する内側主面と、当該内側主面とは反対側に位置する外側主面である第3主面23aとを有している。この第3主面23aには、上述した回生抵抗器50の抵抗器本体(当該抵抗器本体は図3ないし図7においては現れず、また図8においては不図示)が収容された凹部23d(図8参照)が設けられており、これにより回生抵抗器50が、ヒートシンク20の第3板状部23に組付けられている。
より詳細には、第3板状部23の第3主面23aのY軸方向における両端部には、Z軸方向に沿って延在する一対の立壁部23cが設けられており、これにより第3主面23aには、これら一対の立壁部23cの間に位置する溝状の凹部23dが形成されている(特に図8等参照)。第3板状部23には、この溝状の凹部23dを閉鎖するようにカバー部材24a〜24cがビス51によって組付けられており、これにより凹部23dは、概ね閉塞された空間として構成されている(特に図6(B)および図8等参照)。なお、カバー部材24a,24bは、溝状の凹部23dの延在方向に位置する一対の開放端(すなわち、凹部23dのZ軸方向に位置する一対の開放端)を閉鎖しており、カバー部材24cは、凹部23dの底面に対面する天面側の開放端(すなわち、凹部23dのX2方向側に位置する開放端)を閉鎖している。
回生抵抗器50の抵抗器本体は、この第3板状部23の第3主面23aに設けられた凹部23dに収容されており、カバー部材24cによって押圧されることにより、凹部23dの底面を規定する部分の第3主面23aに当接している。これにより、回生抵抗器50がヒートシンク20の第3板状部23に一体的に組付けられることになり、回生抵抗器50(厳密にはその抵抗器本体)が、第3板状部23の第3主面23aに熱接触することになる。なお、上述した回生抵抗器50の接続端子は、本実施の形態においては、カバー部材24bに設けられた貫通孔から外部に向けて引き出されている(図6(B)および図8参照)。
ここで、上述した回生抵抗器50の抵抗器本体が収容されたヒートシンク20の凹部23dには、当該回生抵抗器50の抵抗器本体に加えて、他の発熱部品が収容されていてもよい。当該他の発熱部品としては、たとえばダイナミックブレーキ抵抗器等が挙げられる。
ヒートシンク20の第1板状部21の上述した内側主面(すなわち、パワーモジュール30が組付けられた第1主面21aとは反対側の主面)には、ヒートシンク20の内部空間に向けて突出するように、第1放熱フィン21bが設けられている。当該第1放熱フィン21bは、Z軸方向(すなわち第3方向)に沿って延在する複数のフィン部を有している。
ヒートシンク20の第2板状部22の上述した内側主面(すなわち、ダイオードモジュール40が組付けられた第2主面22aとは反対側の主面)には、ヒートシンク20の内部空間に向けて突出するように、第2放熱フィン22bが設けられている。当該第2放熱フィン22bは、Z軸方向(すなわち第3方向)に沿って延在する複数のフィン部を有している。
ヒートシンク20の第3板状部23の上述した内側主面(すなわち、回生抵抗器50が組付けられた第3主面23aとは反対側の主面)には、ヒートシンク20の内部空間に向けて突出するように、第3放熱フィン23bが設けられている。当該第3放熱フィン23bは、Z軸方向(すなわち第3方向)に沿って延在する複数のフィン部を有している。
このように、ヒートシンク20の内部空間に向けて突出する第1放熱フィン21b、第2放熱フィン22bおよび第3放熱フィン23bが設けられることにより、ヒートシンク20の内部空間には、Z軸方向(すなわち第3方向)に沿って延びる複数の空気の流路が形成されている。このように構成することにより、ヒートシンク20の表面積を増加させつつも当該内部空間におけるスムーズな空気の流動が実現できることになり、効率的な放熱が行なえることになる。
ここで、第1放熱フィン21bに含まれる複数のフィン部の各々の突出量は、第2放熱フィン22bおよび第3放熱フィン23bに含まれる複数のフィン部の各々の突出量よりも大幅に大きく構成されており、第1放熱フィン21bに含まれる複数のフィン部の各々の先端部は、ヒートシンク20の内部空間から見て第1板状部21が位置する側とは反対側に位置する部分のヒートシンク20の開放端にまで達している。
このように構成することにより、第1放熱フィン21bの表面積を第2放熱フィン22bおよび第3放熱フィン23bの各々の表面積よりも顕著に大きくすることが可能になり、ヒートシンク20に組付けられたパワーモジュール30、ダイオードモジュール40および回生抵抗器50のうちの最も発熱量が大きい発熱部品であるパワーモジュール30にて発生する熱を効果的に放熱することが可能になる。
なお、ヒートシンク20は、好ましくは押し出し成形にて形成された押し出し成形品にて構成することが好ましい。このように構成すれば、ヒートシンク20を容易にかつ低コストに製造することが可能になり、サーボドライバ1の製造コストの削減が図れることになる。しかしながら、その突出量が極端に大きいフィン部は、これを押し出し成形にて形成することが困難な場合がある。
そのため、本実施の形態においては、ヒートシンク20のうち、第1板状部21、第2板状部22および第3板状部23と、その突出量が比較的小さい第2放熱フィン22bおよび第3放熱フィン23bとを、押し出し成形にて形成された単一の部材にて構成するとともに、その突出量が極端に大きい第1放熱フィン21bに含まれる複数のフィン部の各々を、当該単一の部材とは別体からなる複数の板状部材にて構成し、これら複数の板状部材の各々を、第1板状部21の内側主面に設けられた複数の溝状の部位に差し込んでこれらを個別にかしめ固定することにより、上記形状のヒートシンク20の製造を可能にしている。このようにすれば、他の製造方法(たとえば切削加工等)に基づいてヒートシンク20を製造する場合に比べ、大幅にその製造コストを削減することができる。
ヒートシンク20の内部空間のうちのZ軸方向における一端部側(より厳密には、筐体10の下壁10fが位置するZ2方向側の端部側)には、上述した第1放熱フィン21b、第2放熱フィン22bおよび第3放熱フィン23bがいずれも設けられていない収容空間25が設けられている。この収容空間25には、送風機26が設置されている。より詳細には、送風機26は、筐体10の下壁10fにビス61によって固定されており、当該送風機26を覆うようにヒートシンク20が筐体10に組付けられている(図5および図8等参照)。
これにより、複数のフィン部が設けられることによってヒートシンク20の内部空間に設けられた上述した複数の空気の流路の一端側に送風機26が配置されることになり、当該送風機26が駆動されることで強制的にヒートシンク20の内部空間を空気が流動することになる。したがって、このように構成することにより、さらなる放熱効率の向上が図られることになる。
ここで、上述したように、筐体10の上壁10eおよび下壁10fには、多数の通気口11が設けられており、Z軸方向に沿ってヒートシンク20の内部空間に面する部分の上壁10eおよび下壁10fにも、複数の通気口11が設けられている。このように構成することにより、Z軸方向に沿った空気の流れが筐体10によって遮られてしまうことが未然に防止できることになり、効率的な放熱が行なえることになる。
また、上述したように、ヒートシンク20は、その内部空間に形成された複数の空気の流路の延びる方向が、サーボドライバ1の上下方向であるZ軸方向に合致するように、筐体10に組付けられている。このように構成することにより、ヒートシンク20からの熱を受け取ることで暖められた空気が上昇気流となって当該内部空間を流動することになるため、内部空間に対して鉛直下方側から空気が効率的に流入し、かつ、内部空間から鉛直上方側に向けて空気が効率的に流出することになる。したがって、さらに効率的に放熱を行なうことができる。
さらには、上述したように、ヒートシンク20の内部空間から見て第1板状部21が位置する側とは反対側に位置する部分のヒートシンク20の開放端は、筐体10の左側壁10cによって閉鎖されている。このように構成することにより、第1板状部21、第2板状部22および第3板状部23が並ぶヒートシンク20の周方向において、ヒートシンク20の内部空間を完全に閉じることが可能になるため、当該内部空間を流動する空気に乱れを生じさせることなくこれを整流することが可能になり、この点においても効率的な放熱が行なえることになる。
<C.まとめ>
以上において説明したように、本実施の形態に係るサーボドライバ1とすることにより、ヒートシンク20に設けた第1主面21a、第2主面22aおよび第3主面23aの三面においてパワーモジュール30、ダイオードモジュール40および回生抵抗器50をそれぞれヒートシンク20に組付けることが可能になるとともに、これら第1主面21a、第2主面22aおよび第3主面23aの各々を規定する第1板状部21、第2板状部22および第3板状部23の内側に第1放熱フィン21b、第2放熱フィン22bおよび第3放熱フィン23bを配置するためのスペースである内部空間を形成することが可能になる。したがって、パワーモジュール30、ダイオードモジュール40、回生抵抗器50およびヒートシンク20からなる構造体の占有体積を小さく構成することが可能になり、放熱効率を良好に保ちつつ、従来に比してその小型化が図られたサーボドライバ1とすることができる。
また、本実施の形態に係るサーボドライバ1においては、上述したように、第2板状部22および第3板状部23がいずれも第1板状部21と直交してなるヒートシンク20を用いることとしている。このように構成することにより、パワーモジュール30、ダイオードモジュール40、回生抵抗器50およびヒートシンク20からなる構造体の占有体積を確実に小さく構成することができ、また、ヒートシンク20自体の剛性を高めることもできる。
さらには、本実施の形態に係るサーボドライバ1においては、上述したように、最も発熱量が大きいパワーモジュール30が組付けられた第1板状部21に最も表面積が大きく形成された第1放熱フィン21bを設けることとし、これにより当該パワーモジュール30にて発生する熱を効率的に放熱することが可能に構成されている。ここで、第1板状部21は、第2板状部22および第3板状部23の双方に直接的に接続された構成であるため、パワーモジュール30にて発生した熱の一部は、当該第1板状部21を介して第2板状部22および第3板状部23にも伝熱することになり、この点においてもより効率的な放熱が実現可能となる。
<D.付記>
上述した本実施の形態に係るサーボドライバ1の特徴的な構成を要約すると、以下のとおりとなる。
[構成1]
サーボモータの動作を制御するためのサーボドライバであって、
通電することで各々が発熱する第1発熱部品(30)、第2発熱部品(40)および第3発熱部品(50)と、
前記第1発熱部品、前記第2発熱部品および前記第3発熱部品にて発生した熱を放熱するためのヒートシンク(20)と、
前記ヒートシンク、前記第1発熱部品、前記第2発熱部品および前記第3発熱部品が収容された筐体(10)とを備え、
前記ヒートシンクは、第1板状部(21)、第2板状部(22)および第3板状部(23)を含み、
前記第1板状部の厚み方向である第1方向と直交する第2方向における前記第1板状部の一端部から前記第2板状部が立設されるとともに、前記第2方向における前記第1板状部の他端部から前記第3板状部が立設されることにより、前記ヒートシンクの内側には、少なくとも前記第1板状部、前記第2板状部および前記第3板状部によって規定されるとともに、前記第1方向および前記第2方向の双方に直交する第3方向における両端が開放されてなる内部空間が設けられ、
前記第1発熱部品が、前記第1板状部のうちの前記内部空間を規定する主面とは反対側に位置する第1主面(21a)に熱接触するように、前記第1板状部に組付けられ、
前記第2発熱部品が、前記第2板状部のうちの前記内部空間を規定する主面とは反対側に位置する第2主面(22a)に熱接触するように、前記第2板状部に組付けられ、
前記第3発熱部品が、前記第3板状部のうちの前記内部空間を規定する主面とは反対側に位置する第3主面(23a)に熱接触するように、前記第3板状部に組付けられ、
前記第1板状部、前記第2板状部および前記第3板状部のうちの少なくともいずれかには、前記内部空間に向けて突出するように、放熱フィンが設けられている、サーボドライバ。
[構成2]
前記放熱フィンが、前記第1板状部に設けられた第1放熱フィン(21b)を含み、
前記第1発熱部品の発熱量が、前記第2発熱部品および前記第3発熱部品の各々の発熱量よりも大きい、構成1に記載のサーボドライバ。
[構成3]
前記放熱フィンが、前記第2板状部に設けられた第2放熱フィン(22b)および前記第3板状部に設けられた第3放熱フィン(23b)を含み、
前記第1放熱フィンの表面積が、前記第2放熱フィンおよび前記第3放熱フィンの各々の表面積よりも大きい、構成2に記載のサーボドライバ。
[構成4]
前記第2板状部および前記第3板状部が、いずれも前記第1板状部と直交するように位置している、構成1から3のいずれかに記載のサーボドライバ。
[構成5]
前記放熱フィンが、前記第3方向に沿って延在する複数のフィン部を有している、構成1から4のいずれかに記載のサーボドライバ。
[構成6]
前記内部空間が、前記第3方向における一端部側に、前記放熱フィンが設けられていない収容空間(25)を有し、
前記収容空間に送風機(26)が設置されている、構成1から5のいずれかに記載のサーボドライバ。
[構成7]
前記第3方向が前記筐体の上下方向に合致するように、前記ヒートシンクが、前記筐体に組付けられている、構成1から6のいずれかに記載のサーボドライバ。
[構成8]
前記第3方向において前記内部空間に面する部分の前記筐体に、前記筐体の外部に通じる通気口(11)が設けられている、構成1から7のいずれかに記載のサーボドライバ。
[構成9]
前記内部空間から見て前記第1板状部が位置する側とは反対側に位置する部分の前記筐体によって前記内部空間が閉鎖されるように、前記ヒートシンクが、前記筐体に組付けられている、構成1から8のいずれかに記載のサーボドライバ。
[構成10]
前記ヒートシンクのうちの少なくとも前記第1板状部、前記第2板状部および前記第3板状部が、押し出し成形にて形成された単一の部材にて構成されている、構成1から9のいずれかに記載のサーボドライバ。
[構成11]
前記第1発熱部品が、インバータ回路を構成するパワーモジュールであり、
前記第2発熱部品が、コンバータ回路を構成するダイオードモジュールであり、
前記第3発熱部品が、回生抵抗器である、構成1から10のいずれかに記載のサーボドライバ。
[構成12]
前記第3主面に凹部(23d)が設けられるとともに、前記凹部を覆うように前記第3板状部にカバー部材(24a〜24c)が組付けられ、
前記回生抵抗器の抵抗器本体が、前記凹部の底面に当接するように前記凹部に収容されている、構成11に記載のサーボドライバ。
<E.その他の形態等>
上述した実施の形態においては、ヒートシンクに設けられた第2板状部および第3板状部が、いずれも第1板状部と直交するように構成されてなる場合を例示して説明を行なったが、これらが必ずしも第1板状部と直交している必要はなく、またこれらが互いに平行に配置されている必要もない。ただし、スペース効率の観点からは、これらが第1板状部に直交していることが好適である。
また、上述した実施の形態においては、ヒートシンクの第1板状部、第2板状部および第3板状部の各々に放熱フィンが設けられてなる構成とした場合を例示して説明を行なったが、必ずしもこれらのすべてに放熱フィンが設けられている必要はなく、これらのうちのいずれかに放熱フィンが設けられていればよい。また、これらのうちの2つ以上に放熱フィンを設ける場合にあっては、これら2つ以上の放熱フィンの突出量をレイアウトが許容する限りにおいて同じにしたり差をもたせたりすることが可能であり、これによって放熱性能を自由に設計することが可能になる。
また、上述した実施の形態においては、ヒートシンクに隣接して送風機を設置してなる場合を例示して説明を行なったが、発熱量が比較的小さい場合等には、送風機の設置を省略することも可能である。また、送風機を設置する場合にあっても、必ずしもヒートシンクの内部空間に送風機を収容するための収容室を設ける必要はなく、ヒートシンクと送風機が隣り合うようにこれらを配置することとしてもよい。
さらには、上述した実施の形態においては、ヒートシンクの内部空間に形成される空気の流路の延びる方向がサーボドライバの上下方向に合致するように構成された場合を例示して説明を行なったが、当該空気の流路の延びる方向がサーボドライバの水平方向や斜め方向に合致するように構成されていてもよい。
このように、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
1 サーボドライバ、10 筐体、10a 前壁、10b 後壁、10c 左側壁、10d 右側壁、10e 上壁、10f 下壁、11 通気口、12 表示用窓部、20 ヒートシンク、21 第1板状部、21a 第1主面、21b 第1放熱フィン、22 第2板状部、22a 第2主面、22b 第2放熱フィン、23 第3板状部、23a 第3主面、23b 第3放熱フィン、23c 立壁部、23d 凹部、24a〜24c カバー部材、25 収容空間、26 送風機、30 パワーモジュール、31 ビス、40 ダイオードモジュール、41 ビス、50 回生抵抗器、51 ビス、60,61 ビス。

Claims (12)

  1. サーボモータの動作を制御するためのサーボドライバであって、
    通電することで各々が発熱する第1発熱部品、第2発熱部品および第3発熱部品と、
    前記第1発熱部品、前記第2発熱部品および前記第3発熱部品にて発生した熱を放熱するためのヒートシンクと、
    前記ヒートシンク、前記第1発熱部品、前記第2発熱部品および前記第3発熱部品が収容された筐体とを備え、
    前記ヒートシンクは、第1板状部、第2板状部および第3板状部を含み、
    前記第1板状部の厚み方向である第1方向と直交する第2方向における前記第1板状部の一端部から前記第2板状部が立設されるとともに、前記第2方向における前記第1板状部の他端部から前記第3板状部が立設されることにより、前記ヒートシンクの内側には、少なくとも前記第1板状部、前記第2板状部および前記第3板状部によって規定されるとともに、前記第1方向および前記第2方向の双方に直交する第3方向における両端が開放されてなる内部空間が設けられ、
    前記第1発熱部品が、前記第1板状部のうちの前記内部空間を規定する主面とは反対側に位置する第1主面に熱接触するように、前記第1板状部に組付けられ、
    前記第2発熱部品が、前記第2板状部のうちの前記内部空間を規定する主面とは反対側に位置する第2主面に熱接触するように、前記第2板状部に組付けられ、
    前記第3発熱部品が、前記第3板状部のうちの前記内部空間を規定する主面とは反対側に位置する第3主面に熱接触するように、前記第3板状部に組付けられ、
    前記第1板状部、前記第2板状部および前記第3板状部のうちの少なくともいずれかには、前記内部空間に向けて突出するように、放熱フィンが設けられている、サーボドライバ。
  2. 前記放熱フィンが、前記第1板状部に設けられた第1放熱フィンを含み、
    前記第1発熱部品の発熱量が、前記第2発熱部品および前記第3発熱部品の各々の発熱量よりも大きい、請求項1に記載のサーボドライバ。
  3. 前記放熱フィンが、前記第2板状部に設けられた第2放熱フィンおよび前記第3板状部に設けられた第3放熱フィンを含み、
    前記第1放熱フィンの表面積が、前記第2放熱フィンおよび前記第3放熱フィンの各々の表面積よりも大きい、請求項2に記載のサーボドライバ。
  4. 前記第2板状部および前記第3板状部が、いずれも前記第1板状部と直交するように位置している、請求項1から3のいずれかに記載のサーボドライバ。
  5. 前記放熱フィンが、前記第3方向に沿って延在する複数のフィン部を有している、請求項1から4のいずれかに記載のサーボドライバ。
  6. 前記内部空間が、前記第3方向における一端部側に、前記放熱フィンが設けられていない収容空間を有し、
    前記収容空間に送風機が設置されている、請求項1から5のいずれかに記載のサーボドライバ。
  7. 前記第3方向が前記筐体の上下方向に合致するように、前記ヒートシンクが、前記筐体に組付けられている、請求項1から6のいずれかに記載のサーボドライバ。
  8. 前記第3方向において前記内部空間に面する部分の前記筐体に、前記筐体の外部に通じる通気口が設けられている、請求項1から7のいずれかに記載のサーボドライバ。
  9. 前記内部空間から見て前記第1板状部が位置する側とは反対側に位置する部分の前記筐体によって前記内部空間が閉鎖されるように、前記ヒートシンクが、前記筐体に組付けられている、請求項1から8のいずれかに記載のサーボドライバ。
  10. 前記ヒートシンクのうちの少なくとも前記第1板状部、前記第2板状部および前記第3板状部が、押し出し成形にて形成された単一の部材にて構成されている、請求項1から9のいずれかに記載のサーボドライバ。
  11. 前記第1発熱部品が、インバータ回路を構成するパワーモジュールであり、
    前記第2発熱部品が、コンバータ回路を構成するダイオードモジュールであり、
    前記第3発熱部品が、回生抵抗器である、請求項1から10のいずれかに記載のサーボドライバ。
  12. 前記第3主面に凹部が設けられるとともに、前記凹部を覆うように前記第3板状部にカバー部材が組付けられ、
    前記回生抵抗器の抵抗器本体が、前記凹部の底面に当接するように前記凹部に収容されている、請求項11に記載のサーボドライバ。
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