JP2021048124A - ロック機構を有するプラグイン・コネクタ - Google Patents

Abstract

【課題】接続プラグおよびプラグイン・コネクタを提供すること。【解決手段】接続プラグが提供される。接続プラグは、接続プラグのコネクタ面に配置されたロック・ピンを備え、ロック・ピンは、少なくとも１つのラッチ要素およびカウンタ・ピースを備え、少なくとも１つのラッチ要素は、第２のコネクタ部の少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するように構成される。ロック・ピンは、少なくとも１つのラッチ要素およびカウンタ・ピースを互いに弾性的に押し付けるように構成されるばね部材を備える。カウンタ・ピースは、少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合すると、直ちにその少なくとも１つのラッチ要素を半径方向外側の方向に押圧し、その少なくとも１つのラッチ要素を係合位置で確実にロックする形状を有して構成される。【選択図】図４

Description

本発明は接続プラグに係る。本発明は、接続プラグと第２のコネクタ部とを備えるプラグイン・コネクタに関する。

米国特許第７１９２３０３（Ｂ２）号明細書（特許文献１）には、電気設備に接続され、保持するためのデバイスが開示されている。このデバイスは、オス型の電気プラグ、これに接続されるメス型の電気ソケット、および当該プラグとソケットとを固定し、装置の支持面や筐体（electrical box）上に機械的にマウントする、着脱可能なラッチ部を備えている。プラグは、ソケットが備える同様の形状のメス型の凹部内に受け入れられて接続される、同心円環状のオス型コネクタを備えて、電気設備を複数の任意の方向に、あるいは取り付け方向に回転可能となっている。また、簡便なプッシュロッドを、ユーザが指で押し込むことで制御される解除可能なラッチ・アセンブリを備えている。

ドイツの特許出願である独国特許出願公開第１０２０１６１０５９７５（Ａ１）号明細書（特許文献２）には、プラグ・コネクタのための固定具（locking device）が開示されている。この固定具は、第１のロック手段および第２のロック手段を備えている。２つのロック手段は、相互に接続されて互いに係合可能となっている。少なくとも１つのブロック要素が、第１のロック手段を第２のロック手段と係合させるために備えられている。このブロック要素は、アクチュエータを介して駆動され、解除可能な状態で機械的な係合を行うのに適したものである。さらに第１のロック手段または第２のロック手段には、別のアクチュエータが、固定具の故障に対処するために備えられる。第１のロック手段および第２のロック手段は、プラグと対応するカウンタ・プラグとして用いられる。

国際公開第２０００／１６４４２（Ａ２）号パンフレット（特許文献３）には、電力を供給するとともに、電気的装置を機械的に支持するためのソケットおよびプラグの組合せが開示されている。この組合せは、ａ）壁または天井に取り付けて固定可能なソケットであって、電源に接続可能な、互いに間隔を隔てて配された少なくとも２つの中空レセプタクルを含み、また、第１機械的連結部を備えるソケットと、ｂ）電気的装置に取り付けて固定可能で、電気的装置を機械的に支持するように構成されるプラグであって、上記２つの中空レセプタクルに連結して、電気的装置に電力を供給するための導線に接続可能な、少なくとも２つの突出ピンを支持するプラグと、ｃ）上記組合せに取り付けられた、ソケットとプラグの間の保持力を与えて電気的装置を支持する、解除可能なラッチ手段とを備えている。

米国特許出願公開第２０１８／０３２３５５６（Ａ１）号明細書（特許文献４）には多極コネクタが開示されている。このコネクタは、実質的に円筒形状をなすベースと、ベースに着脱可能な方法でベースに接続できるプラグを備えており、プラグ内部には複数の接点が配置されている。ベースは、少なくとも一つの円弧形状を有する導電性トラック（conducting track）が、その面上あるいは面内に配された導電面を備え、当該導電性トラックが有する円弧の中心は実質的に導電面の中心と一致しており、またこのトラックはさらに、上記接点のうちの１つとの電気的、機械的に接続可能な状態で配置されている。

米国特許第８７６４４７３（Ｂ２）号明細書（特許文献５）には、ボール・ロック・コネクタが開示されている。この例では係合ボール（engagement balls）は、筒状部材の内部に形成されたボール格納孔に配されている。内スリーブおよび外スリーブが、筒状部材の外側に配され、筒状部材の軸方向に移動可能となっている。対応するコネクタが接続されると、係合ボールの一部が筒状部材の内周面から突出する第１の位置から、外スリーブの第１の内周面に近い第２の位置であって、係合ボールの一部が内周面から突出しない第２の位置へ、各係合ボールが移動し、その後第１の位置へ戻る。対応するコネクタが取り外されると、個々の係合ボールが、第１の位置から外スリーブの第２の内周面に近い第３の位置であって、係合ボールの一部が内周面から突出しない第３の位置へ各係合ボールが移動し、その後、第１の位置へ戻る。つまり、このコネクタは、比較的小さい直径を有し、滑らかに取り付けることができ、あるいは滑らかに取り外すことが可能で、低コストで実現される。

米国特許第７１９２３０３（Ｂ２）号明細書 独国特許出願公開第１０２０１６１０５９７５（Ａ１）号明細書 国際公開第２０００／１６４４２（Ａ２）号パンフレット 米国特許出願公開第２０１８／０３２３５５６（Ａ１）号明細書 米国特許第８７６４４７３（Ｂ２）号明細書

本発明の目的の一つは、確実で、信頼性の高い接続を可能とし、また取り扱いが容易で、ウェアラブル技術の分野での使用に好適な、接続プラグおよびプラグイン・コネクタを提供することである。もっとも、この接続プラグとプラグイン・コネクタとは、この技術分野に限って使用されるものではない。

本発明によれば接続プラグが提供される。この接続プラグは、接続プラグのコネクタ面に配置されたロック・ピンを備え、ロック・ピンは、少なくとも１つのラッチ要素およびカウンタ・ピースを備え、少なくとも１つのラッチ要素は、第２のコネクタ部の少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するように構成される。ロック・ピンは、少なくとも１つのラッチ要素およびカウンタ・ピースを互いに弾性的に押し付けるように構成されるばね部材（spring element）を備える。カウンタ・ピースは、少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合すると、その少なくとも１つのラッチ要素を半径方向外側に押圧し、その少なくとも１つのラッチ要素を係合位置で確実にロックする形状を有し、かつ、そのように構成される。

電気的接続を確立するための少なくとも１つの接触エレメントに加えて、本発明の接続プラグは、接続プラグが第２のコネクタ部と連結されると、第２のコネクタ部との確実、かつ、信頼性の高い機械的接続を確立するのに適したロック・ピンをさらに備える。このロック・ピンは、接続プラグと第２のコネクタ部とが連結したとき、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するように構成される少なくとも１つのラッチ要素を備える。本発明によれば、ロック・ピンは、カウンタ・ピースをさらに備える。カウンタ・ピースはロック・ピンの追加的要素であり、カウンタ・ピースと少なくとも１つのラッチ要素とは互いに弾性的に押し付けられる。このカウンタ・ピースは２つの異なる機能を奏する。第１に、少なくとも１つのラッチ要素とのカウンタ・ピースの相互作用のため、ラッチ要素は、ロック・ピンの半径外側方向に弾性的に押圧される。このため少なくとも１つのラッチ要素は、対応するカウンタ・ラッチ要素と弾性的に係合可能となる。第２に、カウンタ・ピースは、少なくとも１つのラッチ要素を係合位置で確実にロックする形状をなし、かつ、そのように構成される。係合位置では、少なくとも１つのラッチ要素は、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合する。カウンタ・ピースは、押圧要素としての機能と、また、少なくとも１つのラッチ要素と少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素との間の係合をロックするように構成されたロック要素としての機能とを果たす。これにより第２のコネクタ部から接続プラグをうっかり取り外すことがないように保証される。接続プラグと第２のコネクタ部の間の確実で、かつ、信頼性の高い接続が確立される。接続プラグと第２のコネクタ部とを連結させるためには、単にラッチ要素が係合するまで接続プラグを第２のコネクタ部に押し付けられればよい。

さらに本発明によれば、接続プラグが提供される。接続プラグは、少なくとも１つのラッチ要素、少なくとも１つのラッチ要素を保持するためのホルダ・エレメント、およびカウンタ・ピースを具備したロック・ピンを含み、当該少なくとも１つのラッチ要素は、第２のコネクタ部の少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するように構成され、カウンタ・ピースは、少なくとも１つのラッチ要素を係合位置で確実にロックする形状を有して構成される。少なくとも１つのラッチ要素を有するホルダ・エレメントは、ロック・ピン内に、またはロック・ピンの場所に、移動可能な状態で配され、また、カウンタ・ピースはロック・ピンに固定される。ロック・ピンは、少なくとも１つのラッチ要素の係合位置では、ホルダ・エレメントをカウンタ・ピースに対して移動させることによって少なくとも当該１つのラッチ要素を解放するように構成される。

接触エレメントに加えて、接続プラグは、第２のコネクタ部との安定した（stable）機械的接続を確立するためのロック・ピンを備える。ロック・ピンはホルダ・エレメントを有する。ホルダ・エレメントは、少なくとも１つのラッチ要素を支持するように構成される部品である。例えばボールがラッチ要素として使用される場合、このホルダはボール・ケージでよい。ラッチ要素は、第２のコネクタ部の対応するカウンタ・ラッチ要素をラッチするように構成される。ロック・ピンは、ラッチ要素に弾性的に押し付けられるカウンタ・ピースをさらに備える。本発明によれば、カウンタ・ピースは、接続ピンに固定される静的な構成要素として実現され、一方、ラッチ要素を有するホルダ・エレメントは可動なものとして実現される。ラッチ要素を有するホルダ・エレメントは、ばね部材によって静的なカウンタ・ピースに弾性的に押し付けられる。本発明によれば、カウンタ・ピースを静的な構成要素として実現することが有利であることが理解され、このような実施態様は、係合位置におけるラッチ要素のより安定で、かつ、信頼性の高いロックを可能にする。特に振動が存在する場合、静的なカウンタ・ピースは、接続プラグと第２のコネクタ部の間の接続の信頼性の高いロックを可能にする。

さらに本発明によれば、接続プラグおよび第２のコネクタ部を備えるプラグイン・コネクタが提供される。この接続プラグは、少なくとも１つのラッチ要素とカウンタ・ピースとを有するロック・ピンを備える。接続プラグは少なくとも１つの第１の接触エレメントをさらに備える。第２のコネクタ部は、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素を有するロック・スリーブを備え、このロック・スリーブは、接続プラグが第２のコネクタ部と連結するとロック・ピンを受け入れるように構成され、少なくとも１つのラッチ要素は、ロック・スリーブの少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するように構成される。第２のコネクタ部は、少なくとも１つの第１の接触エレメントと電気的に接触するように構成される少なくとも１つの第２の接触エレメントをさらに備える。ロック・ピンは、少なくとも１つのラッチ要素とカウンタ・ピースとを互いに弾性的に押し付けるように構成されるばね部材を備える。カウンタ・ピースは、少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合すると、当該少なくとも１つのラッチ要素を半径方向外側方向に押圧し、かつ、当該少なくとも１つのラッチ要素を係合位置で確実にロックする形状を有して構成される。

ここでは接続プラグに関して、「前端」、「後端」、「前面」、「後部」などの用語は、接続プラグの連結方向との関連で述べられる。接続プラグの連結方向は、接続プラグが第２のコネクタ部に挿入される方向である。第２のコネクタ部に関して、「前端」、「後端」、「前面」、「後部」などの用語は、第２のコネクタ部の連結方向との関連で述べられるもので、この方向は、接続プラグの連結方向とは逆方向となる。つまり、第２のコネクタ部の前端は、第２のコネクタ部のプラグの前端を最初に受け入れる場所である。「半径方向内側」および「半径方向外側」等の語は、軸方向における接続プラグの中心軸に関連するものであり、ここで軸方向は、接続プラグの連結方向に対応している。

さらに本発明によれば、接続プラグと第２のコネクタ部とを備えるプラグイン・コネクタが提供される。この接続プラグは、少なくとも１つのラッチ要素を有するロック・ピンを備える。接続プラグは、ロック・ピン内部、またはロック・ピンの場所に、移動可能に配される駆動部材と、このロック・ピンの周囲に配置される少なくとも１つの第１の接触エレメントをさらに備える。第２のコネクタ部は、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素を有するロック・スリーブを備え、ロック・スリーブは、接続プラグが第２のコネクタ部と連結するとロック・ピンを受け入れるよう構成され、少なくとも１つのラッチ要素は、ロック・スリーブの少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するように構成される。第２のコネクタ部は、少なくとも１つの第１の接触エレメントと電気的に接触するように構成される少なくとも１つの第２の接触エレメントをさらに備える。ロック・ピンとロック・スリーブとは、少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合すると、直ちにその少なくとも１つのラッチ要素を確実にロックする形状を有して構成される。さらに、ロック・ピンとロック・スリーブとは、少なくとも１つのラッチ要素の係合を解除するために駆動部材を駆動する必要があるような形状を有して構成される。このロック・ピンは、駆動部材を駆動することなくロック・スリーブに挿入され得るように構成される。

ロック・ピンがロック・スリーブに挿入されたときには、少なくとも１つのばね様ラッチ要素（springy latching element）、またはばね力によって付勢された少なくとも１つのラッチ要素が、半径方向内側に押圧され、ロック・ピンは、少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するまで、ロック・スリーブに挿入される。これより接続プラグと第２のコネクタ部との連結は、駆動部材を駆動することなく行われ、接続プラグと第２のコネクタ部の連結は単純、かつ、直感的に行われ得るものとなる。

さらに本発明によれば、接続プラグおよび第２のコネクタ部を備えるプラグイン・コネクタが提供される。この接続プラグは、少なくとも１つのラッチ要素と、少なくとも１つのラッチ要素を保持するためのホルダ・エレメントと、カウンタ・ピースとを具備するロック・ピンを備える。第２のコネクタ部は、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素を有するロック・スリーブを備え、ロック・スリーブは、接続プラグが第２のコネクタ部と連結されるときにロック・ピンを受け入れるように構成される。少なくとも１つのラッチ要素は、第２のコネクタ部の少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するように構成され、カウンタ・ピースは、少なくとも１つのラッチ要素を係合位置で確実にロックするような形状を有して構成される。少なくとも１つのラッチ要素を有するホルダ・エレメントは、ロック・ピン内部、またはロック・ピンの場所に移動可能に配置され、また、カウンタ・ピースはロック・ピンに固定される。ロック・ピンは、少なくとも１つのラッチ要素の係合位置では、ホルダ・エレメントをカウンタ・ピースに対して移動させることによって少なくとも１つのラッチ要素を解放できるように構成される。

さらに本発明によれば、接続プラグおよび第２のコネクタ部を備えるプラグイン・コネクタが提供される。接続プラグは、少なくとも１つのラッチ要素とカウンタ・ピースとを具備するロック・ピンを備える。第２のコネクタ部は、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素を有するロック・スリーブを備え、ロック・スリーブは、接続プラグが第２のコネクタ部と連結するときにロック・ピンを受け入れるように構成される。ここで少なくとも１つのラッチ要素は、第２のコネクタ部の少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するように構成され、カウンタ・ピースは、少なくとも１つのラッチ要素を係合位置で確実にロックする形状を有して構成される。少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素およびカウンタ・ピースは、少なくとも１つのラッチ要素の係合位置では、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素およびカウンタ・ピースによってその少なくとも１つのラッチ要素に加えられる力が、その少なくとも１つのラッチ要素を半径方向内側に移動させるのに適した力の成分を構成しないような形状を有して構成される。

この例によると、カウンタ・ラッチ要素およびカウンタ・ピースの配置（geometry）は、ラッチ要素を半径方向内側に移動させるような力の成分を含む力を、これらの要素が上記少なくとも１つのラッチ要素に加えないようになっている。これより少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合すると、直ちにその係合がロックされる。

さらに本発明によれば、接続プラグおよび第２のコネクタ部を備えるプラグイン・コネクタが提供される。接続プラグは、少なくとも１つのラッチ要素およびカウンタ・ピースを有するロック・ピンを備える。接続プラグは少なくとも１つの第１の接触エレメントをさらに備える。第２のコネクタ部は、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素を有するロック・スリーブを備え、このロック・スリーブは、接続プラグが第２のコネクタ部と連結するときにロック・ピンを受け入れるように構成され、少なくとも１つのラッチ要素は、ロック・スリーブの少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するように構成される。第２のコネクタ部は、少なくとも１つの第１の接触エレメントと電気的に接触するように構成される少なくとも１つの環状接触エレメントをさらに備える。接続プラグはアンギュラー・コネクタである。

この例においては、確実で、かつ、信頼性の高い機械的接続を確立するために、ロック・ピンおよびロック・スリーブを備えるロック機構が提供される。この例においては、接続プラグはアンギュラー・コネクタとして実現される。アンギュラー・コネクタは、ケーブルの向きが接続プラグの軸の方向とは異なる方向に配向されているコネクタである。本発明のロック機構は、アンギュラー・コネクタのために適している。アンギュラー・コネクタを第２のコネクタ部と連結させるためには、ラッチ要素が係合するまでアンギュラー・コネクタを第２のコネクタ部に単に押し付ればよい。接触エレメントが環状の形状を有しているため、アンギュラー・コネクタは任意の角度で第２のコネクタ部と連結できる。これよりプラグイン・コネクタの取扱いが容易になる。

さらに本発明によれば、接続プラグが提供される。接続プラグは少なくとも１つのラッチ要素を有するロック・ピンを備え、この少なくとも１つのラッチ要素は、第２のコネクタ部の少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するように構成される。接続プラグは、ロック・ピンの周囲に配置される少なくとも１つの接触エレメントと、ロック・ピンの内部またはロック・ピンの位置に移動可能に配置される駆動部材とをさらに備える。少なくとも１つのラッチ要素が、ロック・スリーブの少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するように構成され、この少なくとも１つのラッチ要素と少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素とは、当該少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合すると、直ちにその少なくとも１つのラッチ要素が確実にロックされるような形状を有して構成される。少なくとも１つのラッチ要素は、少なくとも１つのばね様ラッチ要素（springy latching element）として、またはばね力によって与圧された少なくとも１つのラッチ要素として実現され、この少なくとも１つのラッチ要素は、ロック・ピンの半径方向外側の方向に弾性的に押圧されるよう構成される。駆動部材は、この駆動部材が駆動されると、少なくとも１つのラッチ要素の少なくとも一部が半径方向内側に移動して、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素から係合を解除する方法で少なくとも１つのラッチ要素と相互作用するように構成される。

さらに本発明によれば、接続プラグおよび第２のコネクタ部を備えるプラグイン・コネクタが提供される。この接続プラグは、少なくとも１つのラッチ要素を有するロック・ピンを備える。この接続プラグは、ロック・ピンの周囲に配置される少なくとも１つの第１の接触エレメントと、ロック・ピン内部またはロック・ピンの位置に、移動可能に配置される駆動部材をさらに備える。第２のコネクタ部は、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素を有するロック・スリーブを備え、ロック・スリーブは、接続プラグが第２のコネクタ部と連結したときにロック・ピンを受け入れるように構成される。少なくとも１つのラッチ要素は、ロック・スリーブの少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するように構成され、当該少なくとも１つのラッチ要素と少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素とは、少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合すると、直ちに当該少なくとも１つのラッチ要素が確実にロックされるような形状を有して構成される。第２のコネクタ部は、少なくとも１つの第１の接触エレメントと電気的に接触するための少なくとも１つの第２の接触エレメントをさらに備える。少なくとも１つのラッチ要素は、少なくとも１つのばね様ラッチ要素（springy latching element）として、またはばね力によって与圧された少なくとも１つのラッチ要素として実現され、少なくとも１つのラッチ要素は、ロック・ピンの半径方向外側の方向に弾性的に押圧されるように構成される。駆動部材は、この駆動部材が駆動されると、少なくとも１つのラッチ要素の少なくとも一部が半径方向内側に移動して、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素から係合を解除する方法で少なくとも１つのラッチ要素と相互作用するように構成される。

本発明の実施形態は、概略構成図を参照して、より詳細に説明される。

接続プラグおよび第２のコネクタ部を備えるプラグイン・コネクタを示す図である。 接続プラグの後端を示す図である。 接続プラグの前端を示す図である。 第２のコネクタ部の前端を示す図である。 第２のコネクタ部の後端を示す図である。 接続プラグの断面を示す図である。 第２のコネクタ部の断面を示す図である。 連結した状態の接続プラグおよび第２のコネクタ部の断面を示す図である。 カウンタ・ピースの別の例を示す図である。 本発明の第２の実施形態に係る接続プラグの分解図である。

単独で、あるいは組み合わせて適用できる本発明の好ましい実施形態、また、従属請求項に係る実施形態を、以下に説明する。

ロック・ピンは、少なくとも１つのラッチ要素を保持するように構成されたホルダ・エレメントを備えることが好ましい。ホルダ・エレメントとラッチ要素とは、例えば個別の部品として構成されてもよい。あるいは別の態様として、ホルダ・エレメントと少なくとも１つのラッチ要素は、例えば一体に形成されてもよい。ホルダ・エレメントは、例えば１つまたは複数のラッチ要素を保持するように構成されたケージであってもよい。少なくとも１つのラッチ要素は、少なくとも１つのばね様ラッチ要素（springy latching element）として、または、ばね力によって与圧された少なくとも１つのラッチ要素として実現されることが好ましい。少なくとも１つのラッチ要素は、ロック・ピンの半径方向外側の方向に弾性的に押圧されるように構成されることが好ましい。例えば少なくとも１つのラッチ要素は、少なくとも１つのラッチ要素を半径方向に移動させることができるようにホルダ・エレメントの中に保持することができる。

ロック・ピースはカウンタ・ピースを備えることが好ましい。ホルダ・エレメントとカウンタ・ピースとのうちの少なくとも一方は、ロック・ピン内部、またはロック・ピンの位置に、移動可能な状態で配されることが好ましい。ホルダ・エレメントとカウンタ・ピースとは、ロック・ピンの軸方向に互いに相対移動可能な状態に構成されることがさらに好ましい。例えばホルダ・エレメントおよびカウンタ・ピースは、互いに弾性的に押し付けられるように構成され得る。これよりカウンタ・ピースは、ラッチ要素に作用してラッチ要素をロック・ピンの半径方向外側の方向に移動強制できる。

好ましい実施形態では、ロック・ピンはばね部材（spring element）を備えており、ばね部材は、少なくとも１つのラッチ要素とカウンタ・ピースとを互いに押し付けるように構成される。例えばロック・ピンは、少なくとも１つのラッチ要素とカウンタ・ピースとを互いに弾性的に押し付けるように構成されたばね部材を備えることができ、カウンタ・ピースは、少なくとも１つのラッチ要素がカウンタ・ピースによって半径方向外側に弾性的に押圧される形状を有する。このカウンタ・ピースは、例えば少なくとも１つのラッチ要素と相互作用するように、また、少なくとも１つのラッチ要素を半径方向外側に弾性的に押圧する形状を有し、そのように配置される。

カウンタ・ピースは進入面（approach surface）を有していることが好ましい。カウンタ・ピースは傾斜した進入面を有していることがさらに好ましい。傾斜した進入面は、ラッチ要素との明示的な相互作用を可能にする。カウンタ・ピースの進入面は、少なくとも１つのラッチ要素と相互作用するように、また、少なくとも１つのラッチ要素をロック・ピンの半径方向外側の方向に弾性的に押圧するように構成されることが好ましい。

好ましい実施形態では、接続プラグは駆動部材を備え、この駆動部材は、駆動されると、少なくとも１つのラッチ要素と少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素との間の係合をアンロックするように、また、少なくとも１つのラッチ要素を解放するように構成される。

好ましい実施形態では、駆動部材は、接続プラグの軸方向に移動可能に構成される。駆動部材を軸方向に移動することにより、ラッチ要素とカウンタ・ラッチ要素との間の係合をアンロックされる。

駆動部材は、駆動部材を接続プラグの軸方向に引っ張ることによって駆動されるように構成されることが好ましい。駆動部材は、駆動部材を接続プラグの連結方向とは逆の方向に引っ張ることによって駆動されるように構成されることがさらに好ましい。駆動部材は、例えば駆動部材を駆動することによって、少なくとも１つのラッチ要素とカウンタ・ピースの間の軸方向の相対移動が生じるように構成することができる。例えば駆動部材を駆動することにより、ホルダ・エレメントをカウンタ・ピースから離れる方向に移動させることができ、それにより少なくとも１つのラッチ要素が解放される。

好ましい実施形態によれば、少なくとも１つのラッチ要素を有するホルダ・エレメントは、ロック・ピン内部、またはロック・ピンの位置で、移動可能に配され、また、カウンタ・ピースはロック・ピンに固定される。カウンタ・ピースは、ラッチ要素のロック部材として機能する。ロック・ピンに固定される静的なカウンタ・ピースを用いることで、係合位置においてラッチ要素を安定してロックできるようになる。カウンタ・ピースは静的なドーム形のカウンタ・ピースであることが好ましい。

少なくとも１つのラッチ要素を有するホルダ・エレメントは、ロック・ピン内部、またはロック・ピンの位置で、移動可能に配され、ロック・ピンは、少なくとも１つのラッチ要素が係合位置にあるとき、ホルダ・エレメントをカウンタ・ピースに対して移動させることによって少なくとも１つのラッチ要素を解放するように構成されることが好ましい。

ロック・ピンはばね部材を備え、ばね部材は、ホルダ・エレメントをカウンタ・ピースに向かって押すように構成されることが好ましい。この点で、ホルダ・エレメントは付勢された（spring-loaded）ホルダ・エレメントである。駆動部材は、ホルダ・エレメントと機械的に連結されることが好ましい。駆動部材が、駆動されると、ばね部材のばねの力に逆らってホルダ・エレメントをカウンタ・ピースから離れる方向に移動させるように構成されることがさらに好ましい。これより、駆動部材を駆動することによってラッチ要素が解放される。

好ましいもう一つの実施形態によれば、カウンタ・ピースは、ロック・ピン内部、またはロック・ピンの位置で、移動可能に配され、また、少なくとも１つのラッチ要素を有するホルダ・エレメントはロック・ピンに固定される。この実施形態では、カウンタ・ピースは可動部品として実現され、一方で、ホルダ・エレメントは固定される。

少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素は、凹部、溝、少なくとも１つの打刻痕（indentation）、円周上に形成された凹部、円周溝のうちの少なくとも１つであることが好ましい。

少なくとも１つのラッチ要素は、少なくとも１つの回転要素として実現されることが好ましい。ホルダ・エレメントは、少なくとも１つの回転要素を保持するように構成されたケージとして実現されることがさらに好ましい。ラッチ要素を回転要素として実現することにより、機能面は曲面となる。

好適な実施形態の一つとして、少なくとも１つのラッチ要素が、少なくとも１つのボールとして実現される。またホルダ・エレメントは、当該少なくとも１つのボールを保持するように構成されたボール・ケージとして実現されることとしてもよい。この例でのボール・ロック・ピンは、接続プラグと第２のコネクタ部との間の安定した機械的接続を提供する。好適には、少なくとも１つのラッチ要素は少なくとも１つのボールであり、また、ホルダ・エレメントは、当該少なくとも１つのボールを半径方向内側に押圧する態様でその少なくとも１つのボールを保持するように構成されたボール・ケージである。

駆動部材を駆動することなく、接続プラグと第２のコネクタ部とが連結可能となっていることが好適である。ここでラッチ要素は弾性的に支持され、また、半径方向内側に押圧された状態となっていてよく、これより駆動部材を駆動することなくロック・ピンをロック・スリーブの中に導入することを可能とする。ロック・ピンは、少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するまで、駆動部材を駆動することなくロック・スリーブに挿入されるように構成されることが好ましい。ロック・ピンは、駆動部材の駆動を要せずにロック・スリーブに挿入されるよう構成されることが好ましい。これより、接続プラグと第２のコネクタ部の連結は、駆動部材を駆動することなく好適に行なわれる。例えば、連結プロセスの間、ユーザが駆動部材を押圧していても、接続プラグと第２のコネクタ部との連結が可能となっている。一例として、少なくとも１つのラッチ要素は、ロック・ピンがロック・スリーブに挿入されたときに、半径方向内側に弾性的に押されるよう構成されている。少なくとも１つのラッチ要素は、カウンタ・ピースによって加えられる弾性力に逆らって、半径方向内側に弾性的に押されるよう構成されることがさらに好ましい。他の好ましい実施形態によれば、接続プラグと第２のコネクタ部との連結を解除するために、駆動部材の駆動を必要とする。

少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合したときに、直ちにその係合がロックされることが好ましい。このために、少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合したとき直ちに、例えばカウンタ・ピースが、少なくとも１つのラッチ要素を確実にロックすることとしてもよい。好適には、少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合した後は、接続プラグに引張り力を加えても、接続プラグと第２のコネクタ部との連結を解除することができないようにしておく。

カウンタ・ピースは、少なくとも１つのラッチ要素を半径方向外側に押圧するような形状を有して構成されることが好ましい。このカウンタ・ピースは、少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合したとき、直ちにその少なくとも１つのラッチ要素を係合位置で確実にロックするような形状を有して構成されることがさらに好ましい。カウンタ・ピースは、少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合したとき、直ちにその少なくとも１つのラッチ要素を半径方向外側に押圧して、当該少なくとも１つのラッチ要素を係合位置で確実にロックするような形状を有して構成されることがさらに好ましい。このために、カウンタ・ピースは二つの機能を果たす。すなわちカウンタ・ピースは、少なくとも１つのラッチ要素のための押圧要素（pressing element）として、また、少なくとも１つのラッチ要素のためのロック部材としての、双方の役割を果たすことが好ましい。このカウンタ・ピースは、例えば進入面を備えてもよく、カウンタ・ピースの進入面は、少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合したとき、直ちにその少なくとも１つのラッチ要素を半径方向外側に押圧し、かつ、その少なくとも１つのラッチ要素を係合位置で確実にロックするような形状を有して構成される。このために、カウンタ・ピースは、少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合したとき、直ちにロック部材として作用することが好ましい。

少なくとも１つのラッチ要素の係合位置では、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素とカウンタ・ピースとによって当該少なくとも１つのラッチ要素に加えられる力が、当該少なくとも１つのラッチ要素を半径方向内側に移動させるのに適した力の成分を構成しないように、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素とカウンタ・ピースとの形状が定められ、また、これらがそのように構成されることが好ましい。具体的には、外力が接続プラグに加えられても、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素とカウンタ・ピースとによって少なくとも１つのラッチ要素に加えられる力に、当該少なくとも１つのラッチ要素を半径方向内側に移動させるのに適した力の成分が生じないようにしておく。少なくとも１つのラッチ要素に作用する力は、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素からその少なくとも１つのラッチ要素の係合を解除するように機能しない。これにより係合がロックされ、ロック・ピンをロック・スリーブから引き出すことはできないようになっている。

好ましい実施形態では、少なくとも１つのラッチ要素の係合位置では、当該少なくとも１つのラッチ要素が、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素とカウンタ・ピースの間に挟まれて動かなくなり（ジャムし）、当該少なくとも１つのラッチ要素と少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素との係合がロックされるよう、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素とカウンタ・ピースとの形状が定められ、またこれらはそのように配置される。係合位置では、カウンタ・ラッチ要素とカウンタ・ピースとの形状によってロックが生じる。

少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合した状態で、接続プラグに力が加えられたとき、当該少なくとも１つのラッチ要素がロック状態に維持されるよう、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素とカウンタ・ピースとの形状が定められ、また、これらはそのように配置されることが好ましい。

他の好ましい実施形態では、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素は、第２の傾斜進入面を備える円周溝として実現される。カウンタ・ピースは第１の傾斜進入面を備えてもよく、またラッチ要素は、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素の第２の傾斜進入面と、カウンタ・ピースの第１の傾斜進入面との間に挟まれて動けなくなる（ジャムする）ように配されることがさらに好ましい。カウンタ・ピースはロック面を有してもよく、ラッチ要素は、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と、カウンタ・ピースのロック面との間に挟まれて動けなくなる（ジャムする）よう構成されることがさらに好ましい。カウンタ・ピースは第１の傾斜進入面を有してもよく、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素は、第２の傾斜進入面を備える円周溝として実現され、また、ロック・ピンの軸方向に対する第２の傾斜進入面の角度が、軸方向に対する第１の傾斜進入面の角度に等しいか、それより大きくなるよう形成される。カウンタ・ピースはロック面を有していることがさらに好ましく、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素は、第２の傾斜進入面を備える円周溝として実現され、また、ロック・ピンの軸方向に対する第２の傾斜進入面の角度は、軸方向に対するロック面の角度に等しいか、それより大きくなるよう形成される。この幾何学的構成により、安定したロックが達成される。

好ましい実施形態によれば、ロックの解放には駆動部材の駆動が必要であり、駆動部材は、当該駆動部材が駆動されたとき、少なくとも１つのラッチ要素がカウンタ・ピースから離れる方向に移動して、少なくとも１つのラッチ要素を解放するように構成される。

好ましい実施形態によれば、駆動部材は、当該駆動部材が駆動されることにより、少なくとも１つのラッチ要素を有するホルダ・エレメントがカウンタ・ピースから離れる方向に移動して、上記少なくとも１つのラッチ要素が解放されるように構成される。つまり、駆動部材を駆動することにより、ラッチ要素とカウンタ・ラッチ要素との間の係合が解放される。駆動部材は、当該駆動部材が駆動されることによって少なくとも１つのラッチ要素が解放され、その少なくとも１つのラッチ要素を半径方向内側に移動させることができ、また、ロック・ピンをロック・スリーブから引き出すことができるように構成されることが好ましい。

接続プラグは、少なくとも１つの第１の接触エレメントを備えることが好ましい。第２のコネクタ部は、接続プラグの少なくとも１つの第１の接触エレメントとの少なくとも１つの電気的な接続を確立するように構成された少なくとも１つの第２の接触エレメントを備えることがさらに好ましい。

ロック・ピンは、接続プラグのコネクタ面の中心に配置されることが好ましい。ロック・スリーブは、第２のコネクタ部のコネクタ面の中心に配置されることがさらに好ましい。

少なくとも１つの第１の接触エレメントはロック・ピンの周囲に配されることが好ましい。少なくとも１つの第１の接触エレメントは、ロック・ピンの半径方向であって、ロック・ピンの外側に配されることがさらに好ましい。少なくとも１つの第１の接触エレメントは、接続プラグのコネクタ面に、ロック・ピンの半径方向であって、ロック・ピンの外側に配されることがよりいっそう好ましい。少なくとも１つの第２の接触エレメントはロック・スリーブの周囲に配されることが好ましい。少なくとも１つの第２の接触エレメントは、第２のコネクタ部のコネクタ面に、ロック・スリーブの半径方向であって、ロック・スリーブの外側に配されることがさらに好ましい。少なくとも１つの第２の接触エレメントは、ロック・スリーブの半径方向、ロック・スリーブの外側に配されることがよりいっそう好ましい。

好ましい実施形態によれば、第２のコネクタ部は少なくとも１つの環状接触エレメントを備える。第２のコネクタ部は、２つ以上の環状接触エレメント、およびそれぞれ隣り合う環状接触エレメントの間に配置された環状絶縁部を備えることがさらに好ましい。

環状接触エレメントは、第２のコネクタ部のロック・スリーブに対して同軸で配置されることが好ましい。環状接触エレメントおよび環状絶縁部は、第２のコネクタ部のロック・スリーブに対して同軸で配置されることがさらに好ましい。

好ましい実施形態では、接続プラグは、接続プラグのコネクタ面に配置された少なくとも１つの接触ピンを備える。接続プラグは、ロック・ピンの周囲に配された複数の接触ピンを備えることがさらに好ましい。接続プラグの接触ピンのうちの少なくとも１つは、第２のコネクタ部の少なくとも１つの環状接触エレメントとの電気的な接触を確立するように配置され、かつ、構成されることが好ましい。少なくとも１つの接触ピンは、弾性体により付勢された接触ピンとして実現されることがさらに好ましい。

接続プラグの接触ピンのうちの少なくとも２つが、第２のコネクタ部の同じ環状接触エレメントとの電気的な接触を確立するように配され、かつ、そのように構成されることが好ましい。好ましい実施形態の一つによれば、ロック・ピンおよびロック・スリーブは電気的な接触を確立するようには構成されない。もう一つの好適な実施形態によれば、ロック・ピンおよびロック・スリーブは電気的な接触を確立するように構成される。プラグイン・コネクタ部分と第２のコネクタ部とは、それぞれシールド・コンタクトを備えることが好ましい。

好ましい実施形態では、接続プラグはアンギュラー・コネクタである。接続プラグのケーブルの向きは、接続プラグのコネクタ面の法線に対して６０度から１２０度の間の角度であることが好ましい。好適な一例は、ケーブルの向きを、接続プラグのコネクタ面の法線に対して約９０度の角度としたものである。

好ましい実施形態では、接続プラグは、第２のコネクタ部の軸方向に対して任意の角度で第２のコネクタ部と連結するように構成される。また別の好適な実施形態によれば、接続プラグは、第２のコネクタ部の軸方向に対して、互いに異なる角度のセットに含まれる角度のうち、一つの角度で第２のコネクタ部と連結するように構成される。

第２のコネクタ部は回転対称であることが好ましい。また別の好適な実施形態によれば、第２のコネクタ部はｎ回回転対称（n-fold rotationally symmetric）である。

プラグイン・コネクタは、ウェアラブル技術の分野で使用されることが好ましい。第２のコネクタ部は、衣服に取り付けられるように構成されることがさらに好ましい。第２のコネクタ部は洗濯可能であることが好ましい。

好ましい実施形態によれば、第２のコネクタ部は、成形材を使用して密閉封止される。また接続プラグも、成形材を使用して密閉封止されることがさらに好ましい。好ましい実施形態の一つでは、接続プラグと第２のコネクタ部との間の接続はＯ−リングを使用して封止される。

環状接触エレメントおよび環状絶縁部は、第２のコネクタ部の滑らかな表面を形成することが好ましい。環状接触エレメントおよび環状絶縁部は、第２のコネクタ部の凹形表面または漏斗形表面を形成することが好ましい。例えばこれら凹形表面または漏斗形表面は、接続プラグのロック・ピンを、第２のコネクタ部のロック・スリーブへ案内するように構成することができる。好ましい実施形態によれば、ロック・ピンはその前端にキャップを備える。キャップは、第２のコネクタ部の表面の損傷を防止するのに適した材料でできていることが好ましい。例えば、このキャップはプラスチック材料でできていることが好ましい。好適な態様の一つとして、ロック・スリーブは、第２のコネクタ部全体を貫通して延びていることとしてよい。

接続プラグは、少なくとも１つのばね様ラッチ要素（springy latching element）、またはばね力によって付勢されている少なくとも１つのラッチ要素を有してもよい。

好ましい実施形態によれば、少なくとも１つのラッチ要素は少なくとも１つの板ばねとして実現される。

この少なくとも１つの板ばねは、少なくとも１つのＵ字形および／またはΩ字形板ばねを備えることが好ましい。少なくとも１つの板ばねの一部は、ロック・ピンがロック・スリーブに挿入されるとき、ロック・スリーブの少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するように構成されることがさらに好ましい。

少なくとも１つのラッチ要素と少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素とは、少なくとも１つのラッチ要素が少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素と係合するとき、直ちにその少なくとも１つのラッチ要素が確実にロックされる形状を有し、そのように構成されることが好ましい。

少なくとも１つのラッチ要素と少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素とは、ロック・ピンに力を加えても少なくとも１つのラッチ要素を少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素から係合解除不能な形状を有することが好ましい。

少なくとも１つの板ばねと少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素とは、駆動部材を駆動することなく、少なくとも１つのラッチ要素を少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素から係合解除できない形状を有することが好ましい。

駆動部材は、駆動部材が少なくとも１つのラッチ要素に対して、ロック・ピンの軸方向に移動することができるように、ロック・ピン内部、またはロック・ピンの位置に、移動可能に配されることが好ましい。

駆動部材の駆動は、ばね部材のばね力に逆らって実施されることが好ましい。駆動部材は、この駆動部材が駆動されると、少なくとも１つのラッチ要素の少なくとも一部が半径方向内側に移動して、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素から、その係合を解除する態様で、少なくとも１つのラッチ要素と相互作用するように構成されることがさらに好ましい。駆動部材は、この駆動部材が駆動されると、少なくとも１つのラッチ要素の少なくとも一部が弾性変形する態様で、少なくとも１つのラッチ要素と相互作用するように構成されることがさらに好ましい。

少なくとも１つの板ばねは、少なくとも１つのＵ字形またはΩ字形板ばねを備えることが好ましく、駆動部材は、主として軸方向に延びる少なくとも１つの駆動アームを備え、少なくとも１つの駆動アームは、駆動部材が駆動されると、Ｕ字形またはΩ字形板ばねの少なくとも１つの脚が半径方向内側に引かれるよう、少なくとも１つの板ばねと相互作用するように構成される。

本発明の好ましい実施形態についての以下の説明では、同一の符号は、同一の構成要素または類似の構成要素を表している。

図１は、接続プラグ１および第２のコネクタ部２を備えるプラグイン・コネクタを示したものであり、接続プラグ１および第２のコネクタ部２は、軸方向３に連結することができる。図２Ａおよび図２Ｂには、接続プラグ１の後端および前端が示されている。図３Ａおよび図３Ｂは、第２のコネクタ部２の前端および後端を示したものである。

接続プラグ１はアンギュラー・コネクタ（angular connector）として実現されており、また、ケーブル５のためのケーブル出口４を備えており、ケーブル５は固定リング６によって固定されている。接続プラグ１の後端には、リング８を有する駆動部材７が配置されており、この駆動部材７は、矢印９で示される、接続プラグの連結方向とは逆の方向に引っ張ることができる。接続プラグ１のハウジングは、第１のハウジング部１０および第２のハウジング部１１を備えている。

図２Ｂは、接続プラグ１のコネクタ面１２を示したものである。コネクタ面１２の中心にロック・ピン１３が配置されている。ボール・ケージ１５によって支持されているボール１４はラッチ要素として働いている。ロック・ピン１３の前端にはキャップ１６が配置されている。このキャップ１６は例えばプラスチック材料でできていてもよい。複数の接触ピン１７がロック・ピン１３の周囲に配置されており、接触ピン１７は、好適には、ばねによって付勢された（spring-loaded）接触ピンとして実現されている。

図３Ａは、第２のコネクタ部２のコネクタ面１８を示したものである。このコネクタ面１８の中心には、ロック・スリーブ１９が配されている。接続プラグ１が第２のコネクタ部２と連結するとき、接続プラグ１を第２のコネクタ部２に対してラッチし、かつ、ロックするために、対応するロック・スリーブ１９にロック・ピン１３が挿入される。第２のコネクタ部２のコネクタ面１８は、ロック・スリーブ１９の周囲に、同心に配置されている複数の環状接触エレメント２０を備えており、ロック・スリーブ１９は中心に配されている。これよりロック・ピン１３およびロック・スリーブ１９は、接続プラグ１と第２のコネクタ部２の間の確実な機械的接続を確立するように構成されている。

接触ピン１７および環状接触エレメント２０は、接続プラグ１が第２のコネクタ部２と連結すると、複数の電気接続を確立するように構成されている。具体的に、接触ピン１７の各々は、対応する環状接触エレメント２０との電気的な接触を確立するように構成されている。接触ピン１７と環状接触エレメント２０の間の信頼性の高い電気的接触を達成するために、環状接触エレメント２０毎に２つ以上の接触ピン１７が提供されており、したがって２つ以上の接触ピン１７を介して電気接続が確立される。この方法によれば、対応する接触ピン１７によって複数の環状接触エレメント２０の各々を電気的に接触させることができる。

ロック・スリーブ１９の周囲に同心で配置された環状接触エレメント２０のため、接続プラグ１は、軸方向３に対して、第２のコネクタ部２に対して接続プラグ１の任意の角配向で第２のコネクタ部２と連結することができる。第２のコネクタ部２は、例えば回転対称コネクタ部として実現されてもよい。別の実施形態では、第２のコネクタ部に対する接続プラグの可能な配向の数は、予め定めた配向の数に限定されてもよい。

図３Ｂは、第２のコネクタ部２の後端を示したものである。ロック・スリーブ１９は、第２のコネクタ部２を完全に貫通して延設されていることが理解される。別の態様として、このロック・スリーブ１９は、第２のコネクタ部２を部分的に貫通して延設されてもよい。さらに、第２のコネクタ部２の背面には、複数の接続ピン２１が配置されており、この接続ピン２１は、環状接触エレメント２０のそれぞれの対応する環状接触エレメント２０と電気的に接続されている。

接続プラグ１が第２のコネクタ部２と連結すると、ピンおよびスリーブがラッチし、かつ、ロックするまで、ロック・ピン１３がロック・スリーブ１９に挿入される。第２のコネクタ部２との接続プラグ１の連結は、駆動部材７を駆動することなく実施される。接続プラグと第２のコネクタ部の連結は、連結プロセスの間、ユーザが駆動部材７を押し付けている場合であっても実施することができる。ロック・ピン１３がロック・スリーブ１９と係合すると、その時点で、接続プラグ１と第２のコネクタ部２の連結を解除することができなくなり、連結を解除するためには、例えばリング８を引っ張るなどにより、駆動部材７を矢印９で示されている方向に引っ張ってロック・ピン１３とロック・スリーブ１９の間の係合をアンロックする必要がある。ロック・ピン１３とロック・スリーブ１９の間の係合がアンロックされれば、ロック・ピン１３をロック・スリーブ１９から引き出すことができ、また、２つのコネクタ部を分離することができる。

図１、図２Ａ、図２Ｂ、図３Ａ、図３Ｂに示されているタイプのプラグイン・コネクタは、例えばウェアラブル技術の分野で使用することができ、例えば身体に装着されている、あるいは衣服に統合されている異なる電気デバイスを接続するために使用することができる。例えば第２の接続部分２は、衣服、例えばチョッキに固定することができる。つまり、身体に装着されているデバイスを例えばヘルメットに統合されているデバイスと接続することができる。もっとも、これら図１、図２Ａ、図２Ｂ、図３Ａ、図３Ｂに示されているプラグイン・コネクタの使用は、ウェアラブル技術の分野に限定されない。このプラグイン・コネクタは、他の技術分野においても同様に、使用できるものである。

図４は、接続プラグ１の断面を示したものである。接続プラグ１のハウジングは、第１のハウジング部１０および第２のハウジング部１１を備えている。ロック・ピン１３はコネクタ面１２の中心に配されており、ばねによって付勢された複数の接触ピン１７がロック・ピン１３の周囲に配置されている。キャップ１６が、ロック・ピン１３の先端に配置されている。接触ピン１７は、回路基板２２の電気配線と電気的に接続されている。ケーブル５の撚線（ワイヤーストランド）２３は、撚線２３と接触ピン１７の間の電気的接続が確立されることで、回路基板２２の電気配線に、同様に接続されている。成形材（casting compound）２４を使用して、接続プラグ１の内側の回路基板２２を絶縁し、また、接続プラグ１を封止してもよい。

ラッチおよびロック機構はロック・ピン１３に統合されている。ロック・ピン１３は、ロック・ピン１３の中で移動可能に配されているボール１４を備えたボール・ケージ１５を有し、このボール・ケージ１５は軸方向に移動可能となっている。ロック・ピン１３は、第１の傾斜進入面２６（slanted approach surface）を有する静的なカウンタ・ピース２５をさらに備えている。

図４の例では、ロック・ピン１３は、コイルばね２７を備え、これによりボール１４を有するボール・ケージ１５をカウンタ・ピース２５に対して連結方向２８の方向に、弾性的に押し付ける。このコイルばね２７は、内部スリーブ２９の円形凹部内に配されており、またこのコイルばね２７は、ボール１４を備えたボール・ケージ１５を、カウンタ・ピース２５の方向に弾性的に押し付けるように構成されている。このため、カウンタ・ピース２５の第１の傾斜進入面２６は、ボール１４に作用して、ボール１４を半径方向外側に押し出す。

ボール・ケージ１５は、中間部３０を介して駆動部材７と堅固に接続されている。図４の例では、仲介部３０は、ボール・ケージ１５に圧入（press-fit）されている。さらに、仲介部３０と駆動部材７の間は、スナップフィット接続が確立されている。ボール・ケージ１５と仲介部３０と駆動部材７との間の堅固な機械的接続は、他の方法で同様に実現されてもよい。例えばボール・ケージ１５と仲介部３０とは一体に形成されてもよい。他の例として、ボール・ケージ１５と仲介部３０と駆動部材とを一体に形成してもよい。駆動部材７が矢印３１で示されている、図中上方に引っ張られると、ボール・ケージ１５は、コイルばね２７によって加えられるばね力に逆らって、カウンタ・ピース２５から離れる方向に移動する。

ロック・ピン１３がロック・スリーブ１９に挿入されると、ロック・スリーブ１９の壁によってボール１４が半径方向内側に向かって押し付けられ、また、ボール・ケージ１５がコイルばね２７によるばね力に逆らって図面の上向きに押し付けられる。したがってロック・ピン１３をロック・スリーブ１９に挿入するために駆動部材７を駆動する必要はない。ロック・ピン１３がロック・スリーブ１９に挿入されると、駆動部材７を押し付けても連結プロセスが妨害されることはない。つまり連結プロセスの間、ユーザが駆動部材７を押圧している場合であっても、接続プラグ１と第２のコネクタ部２を連結させることができる。

接続プラグ１は、接続プラグ１を第２のコネクタ部２に対して封止するためのＯ−リング３２、および駆動部材７を第１のハウジング部１０に対して封止するように構成されたＯ−リング３３をさらに備えている。

図５は、第２のコネクタ部２の断面を示したものである。この第２のコネクタ部２はハウジング３４を備えている。コネクタ面１８の中心にロック・スリーブ１９が配される。ロック・スリーブ１９は、ボール１４に対応するラッチ要素として機能する円周溝３５を備えている。円周溝３５には第２の傾斜進入面３６が形成されている。ロック・ピン１３がロック・スリーブ１９に挿入されると、ボール１４は円周溝３５と係合する。

ロック・スリーブ１９の内部にはＯ−リング３７が配置される。ロック・ピン１３がロック・スリーブ１９に挿入されると、このＯ−リング３７が、ロック・ピン１３とロック・スリーブ１９の間の封止を確立するように構成されている。

複数の環状接触エレメント２０がロック・スリーブ１９を中心として同心に配置されている。互いに隣り合う環状接触エレメント２０の間には環状絶縁層３８が配置され、互いに隣り合う環状接触エレメント２０の間を電気的に絶縁している。環状接触エレメント２０は、第２のコネクタ部２のコネクタ面１８まで延びており、また、この環状接触エレメント２０は、接続プラグ１の接触ピン１７との間で複数の電気的接触を確立するように構成されている。これらの環状接触エレメント２０は、ロック・スリーブ１９の周囲に同心に配列されることが好ましい。コネクタ面１８は、環状接触エレメント２０および環状絶縁層３８によって形成され、表面は滑らかな面であることが好ましい。またこのコネクタ面１８は、凹面状、あるいは漏斗形の面となっていることがさらに好ましい。これによると接続プラグ１が第２のコネクタ部２と連結すると、ロック・ピン１３は、コネクタ面１８の凹面状の表面に沿って滑って移動し、ロック・スリーブ１９へ案内される。第２のコネクタ部２の背面には複数の接続ピン２１が配されており、これらの接続ピン２１は環状接触エレメント２０と電気的に接続されている。環状接触エレメント２０および環状絶縁層３８を環境から密封して封止するために、成形材（casting compound）３９が使用されてもよい。第２のコネクタ部は、さらに、ハウジング３４と電気的に接触するように構成された、少なくとも１つのシールド接触エレメント４０をさらに備えている。

図６は、接続プラグ１と第２のコネクタ部２とが連結した後の接続プラグ１および第２のコネクタ部２の断面を示した断面図である。この状態では、ロック・ピン１３はロック・スリーブ１９に挿入されており、また、ボール１４は半径方向外側の方向に移動されて、円周溝３５と係合していることが理解される。具体的にボール１４は、カウンタ・ピース２５の第１の傾斜進入面２６と円周溝３５の第２の傾斜進入面３６とにより移動が規制され、かつ、それらの間に押し込まれた状態となっていることが理解される。ボール１４はラッチされているだけでなく、カウンタ・ピース２５と円周溝３５との間にロックされている。これによってロック・ピン１３をロック・スリーブ１９から引き出すことができなくなる。ロック・ピン１３に力を加えると、ロック・ピン１３に固着されているカウンタ・ピース２５がボール１４を押圧するが、第１の傾斜進入面２６によって加えられるこの力によっては、ボール１４が半径方向内側の方向に移動することはない。すなわち、第２の傾斜進入面３６と軸３の間の角度は、軸３に対する第１の傾斜進入面２６の角度より大きいか、あるいは等しいため、第１の傾斜進入面２６および第２の傾斜進入面３６によってボール１４に加えられる力は、第１の傾斜進入面２６に沿ってボール１４を半径方向内側の方向に移動させる成分を有しない。その結果、ボール１４は、第２の傾斜進入面３６と第１の傾斜進入面２６の間でブロックされ、円周溝３５とのボール１４の係合がロックされる。

このロックをアンロックするためには、リング８を矢印３１で示されている方向に引っ張って駆動部材７を駆動する必要がある。それによりコイルばね２７によって加えられたばねの力に逆らってボール・ケージ１５がカウンタ・ピース２５から離れる方向に移動する。ボール１４は、第２の傾斜進入面３６によって半径方向内側へ押し込まれる。これによりボール１４と円周溝３５の間の係合３５が解除され、ロック・ピン１３がロック・スリーブ１９から引き出され、接続プラグ１と第２のコネクタ部２との連結が解除される。２つのコネクタ部の連結を解除するためには、駆動部材７を連結方向２８とは逆の方向に引っ張る必要がある。このようなロック・ピン１３のロック機構によって、接続プラグ１と第２のコネクタ部２の間の確実で、かつ、信頼性の高い機械的接続が保証される。

図７に示されているもう一つの実施形態によると、ボール４１はボール・ケージ４２によって支持され、カウンタ・ピース４３と相互作用する。図７に示されているカウンタ・ピース４３は、筒状ロッキング面４４および第３の傾斜進入面４５を備えている。ロック・ピンをロック・スリーブに挿入したとき、ロック・ピンが筒状ロッキング面４４と当接するため、半径方向内側へのボール４１の移動が妨げられる。したがってロック・ピンがロック・スリーブに挿入されると、矢印４６で示されているように、コイルばねのばねの力に逆らって、ボール４１およびボール・ケージ４２は、カウンタ・ピース４３に対して押し付けられる。ボール４１が第３の傾斜進入面４５の位置に到達すると、ボール４１は、半径方向内側に移動可能となる。そしてこのときに、ロック・ピンは、ロック・スリーブに挿入可能となる。

ボール４１がロック・スリーブのカウンタ・ラッチ要素に到達すると、ボール４１はカウンタ・ラッチ要素と係合し、半径方向外側に移動する。ボール４１がカウンタ・ラッチ要素と係合すると、ボール・ケージ４２はボール４１とともに、矢印４７で示されているように、直ちにその元の位置へ移動して戻る。このときボール４１は、筒状ロッキング面４４によって、係合した状態でロックされる。このロックされた状態から解放するためには駆動部材７を駆動する必要がある。駆動部材７を駆動すると、ボール・ケージ４２がボール４１とともに矢印４６の方向に移動する。ボール４１が第３の傾斜進入面４５に到達すると、ボール４１は、直ちにカウンタ・ラッチ要素から係合解除され、ロック・ピンをロック・スリーブから引き出すことができる。

図８には、本発明のさらに別の実施形態に係る接続プラグが示されている。図８は、接続プラグ４８の分解斜視図である。接続プラグ４８は、第１のハウジング部４９、第２のハウジング部５０および絶縁体部５１を備えており、接触ピン５２およびロック・ピン５３はこの絶縁体部５１に取り付けられている。ロック・ピン５３は、内部スリーブ５４と、コイルばね５５と、ロック・ピン５３の中に移動可能に配される駆動体５６とを備えており、この駆動体５６は、主として軸方向に延びる２つの駆動アーム５７を有する。ロック・ピン５３は板ばね５８をさらに備えており、この板ばね５８は、Ｕ字形またはΩ字形であることが好ましく、ロック・ピン５３が第２のコネクタ部のロック・スリーブに挿入されたときに、対応するカウンタ・ラッチ要素と係合するよう構成された突出部５９を備えることが好ましい。ロック・ピン５３は、さらに、フロント部６０とキャップ要素６１とをさらに備えている。

この接続プラグ４８は、第２のコネクタ部と連結するように構成されている。第２のコネクタ部は、その中心にロック・スリーブを備えており、また、ロック・スリーブの周囲に配置された複数のアンギュラー・コンタクト・エレメント（angular contact element）を備えている。ロック・スリーブは、板ばね５８の突出部５９のためのカウンタ・ラッチ・エレメントとして働く円周溝を備えている。ロック・ピン５３がロック・スリーブに押し込まれると、板ばね５８の突出部５９が半径方向外側に弾性的に押圧されて、円周溝と係合することになる。突出部５９および円周溝は、ロック・ピン５３に力を加えることによっては、ロック・ピン５３と円周溝との係合を解除できないよう形成され、また、そのように構成されている。具体的には、ロック・スリーブの円周溝は傾斜進入面を備えていない。このため駆動部材５６を駆動することなく、接続プラグ４８および対応する第２のコネクタ部の連結を解除することはできない。ロックを解除するためには、駆動部材５６を駆動し、かつ、駆動部材５６を軸方向に引くことが必要である。このとき駆動部材５６は、コイルばね５５によって加えられるばねんの力に逆らって移動する。駆動アーム５７は、Ｕ字形またはΩ字形の板ばね５８の脚と相互作用して、突出部５９を半径方向内側に引く。これより突出部５９と円周溝との係合が解除され、ロック・ピン５３をロック・スリーブから引っ張り出すことが可能となる。

ここまでの説明、特許請求の範囲および図の中で説明されている特徴の任意に組み合わせは、本発明に関連する。特許請求の範囲における符号の表示は、単に特許請求の範囲を読みやすくするために導入されているにすぎない。それらは限定を意味するものではない。

１ 接続プラグ
２ 第２のコネクタ部
３ 軸方向
４ ケーブル出口
５ ケーブル
６ 固定リング
７ 駆動部材
８ リング
９ 矢印
１０ 第１のハウジング部
１１ 第２のハウジング部
１２ コネクタ面
１３ ロック・ピン
１４ ボール
１５ ボール・ケージ
１６ キャップ
１７ 接触ピン
１８ コネクタ面
１９ ロック・スリーブ
２０ 環状接触エレメント
２１ 接続ピン
２２ 回路基板
２３ 撚線
２４ 成形材
２５ カウンタ・ピース
２６ 第１の傾斜進入面
２７ コイルばね
２８ 連結方向
２９ 内部スリーブ
３０ 中間部分
３１ 矢印
３２ Ｏ−リング
３３ Ｏ−リング
３４ ハウジング
３５ 円周溝
３６ 第２の傾斜進入面
３７ Ｏ−リング
３８ 環状絶縁層
３９ 成形材
４０ シールド接触エレメント
４１ ボール
４２ ボール・ケージ
４３ カウンタ・ピース
４４ 筒状ロッキング面
４５ 第３の傾斜進入面
４６ 矢印
４７ 矢印
４８ 接続プラグ
４９ 第１のハウジング部
５０ 第２のハウジング部
５１ 絶縁体部
５２ 接触ピン
５３ ロック・ピン
５４ 内部スリーブ
５５ コイルばね
５６ 駆動部材
５７ 駆動アーム
５８ 板ばね
５９ 突出部
６０ フロント部
６１ キャップ要素

Claims (16)

1. 接続プラグ（１）であって、
   当該接続プラグ（１）のコネクタ面（１２）に配され、少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）およびカウンタ・ピース（２５、４３）を備えるロック・ピン（１３）
   を具備し、
   前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）が、第２のコネクタ部（２）の少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（３５）と係合するように構成され、
   前記ロック・ピン（１３）が、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）と前記カウンタ・ピース（２５、４３）とを互いに弾性的に押し付けるよう構成したばね部材（２７）を有し、
   当該カウンタ・ピース（２５、４３）は、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）が前記少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（３５）と係合すると、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）を半径方向外側の方向に押圧し、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）を係合位置で確実にロックする形状を有して構成されることを特徴とする、接続プラグ（１）。
2. 駆動部材（７）をさらに備え、この駆動部材（７）が駆動されると、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）と前記少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（３５）との間の係合をアンロックし、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）を解放するように、当該駆動部材（７）が構成される、請求項１に記載の接続プラグ。
3. 前記駆動部材（７）が前記接続プラグ（１）の軸方向（３）に移動することができるように構成される、請求項２に記載の接続プラグ。
4. 前記駆動部材（７）が、前記駆動部材（７）が駆動されることによって、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）と前記カウンタ・ピース（２５、４３）との間の前記軸方向（３）の相対移動が生じるように構成される、請求項２または３に記載の接続プラグ。
5. 前記ロック・ピン（１３）が、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）を保持するように構成されるホルダ・エレメント（１５、４２）を備える、請求項１から４のいずれか一項に記載の接続プラグ。
6. 前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）を有する前記ホルダ・エレメント（１５）が、前記ロック・ピン（１３）内、または前記ロック・ピン（１３）の位置に移動可能に配置され、また、前記カウンタ・ピース（２５、４３）が前記ロック・ピン（１３）に固定される、請求項５に記載の接続プラグ。
7. 前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）が前記係合位置にあるとき、前記ホルダ・エレメント（１５、４２）を前記カウンタ・ピース（２５、４３）に対して相対移動させることによって前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）を解放可能に、前記ロック・ピン（１３）が構成される、請求項６に記載の接続プラグ。
8. 前記ホルダ・エレメント（１５、４２）が、少なくとも１つのボールを保持するように構成されるボール・ケージとして実現される、請求項５から７のいずれか一項に記載の接続プラグ。
9. 前記接続プラグ（１）がアンギュラー・コネクタである、請求項１から８のいずれか一項に記載の接続プラグ。
10. 接続プラグ（１）であって、
    少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）を保持するためのホルダ・エレメント（１５、４２）、およびカウンタ・ピース（２５、４３）を有するロック・ピン（１３）
    を備え、
    前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）が、第２のコネクタ部（２）の少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（３５）と係合するように構成され、前記カウンタ・ピース（２５、４３）が、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）を係合位置で確実にロックする形状を有して構成され、
    前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）を有する前記ホルダ・エレメント（１５、４２）が、前記ロック・ピン（１３）内、または前記ロック・ピン（１３）の位置に移動可能に配置され、また、前記カウンタ・ピース（２５、４３）が前記ロック・ピン（１３）に固定されており、
    前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）が前記係合位置にあるとき、前記ホルダ・エレメント（１５、４２）を前記カウンタ・ピース（２５、４３）に対して相対移動させることによって前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）を解放することができるよう、前記ロック・ピン（１３）が構成されることを特徴とする、接続プラグ（１）。
11. 接続プラグ（１、４８）および第２のコネクタ部（２）を備えるプラグイン・コネクタであって、
    前記接続プラグ（１、４８）が、
    少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１、５８）を有するロック・ピン（１３、５３）を備え、
    前記接続プラグ（１、４８）が、前記ロック・ピン（１３、５３）内、または前記ロック・ピン（１３、５３）の位置に移動可能に配置される駆動部材（７、５６）と、
    前記ロック・ピン（１３、５３）の周囲に配置される少なくとも１つの第１の接触エレメント（１７、５２）と
    をさらに備え、
    前記第２のコネクタ部（２）が、少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（３５）を有するロック・スリーブ（１９）を備え、前記ロック・スリーブ（１９）が、前記接続プラグ（１、４８）が前記第２のコネクタ部（２）と連結するときに前記ロック・ピン（１３、５３）を受け入れるように構成され、
    前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１、５８）が、前記ロック・スリーブ（１９）の前記少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（３５）と係合するように構成され、
    前記第２のコネクタ部（２）が、前記少なくとも１つの第１の接触エレメント（１７、５２）と電気的に接触するように構成される少なくとも１つの第２の接触エレメント（２０）をさらに備え、
    前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１、５８）が前記少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（３５）と係合するときに、直ちに前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１、５８）を確実にロックするような形状に、前記ロック・ピン（１３、５３）と前記ロック・スリーブ（１９）とが形成されて構成され、
    前記ロック・ピン（１３、５３）と前記ロック・スリーブ（１９）とが、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１、５８）の係合を解除するために前記駆動部材（７、５６）を駆動する必要があるような形状に形成されて構成され、
    前記ロック・ピン（１３、５３）が、前記駆動部材（７、５６）を駆動することなく前記ロック・スリーブ（１９）に挿入されるように構成されることを特徴とする、プラグイン・コネクタ。
12. 前記ロック・ピン（１３）が、カウンタ・ピース（２５、４３）と、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）および前記カウンタ・ピース（２５、４３）を互いに弾性的に押し付けるように構成されるばね部材（２７）と、をさらに備え、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）が前記少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（３５）と係合すると、直ちに前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）を半径方向外側の方向に押圧し、かつ、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）を係合位置で確実にロックするような形状に、前記カウンタ・ピース（２５、４３）が形成されて構成される、請求項１１に記載のプラグイン・コネクタ。
13. 前記少なくとも１つのラッチ要素（５８）が、少なくとも１つのばね様ラッチ要素（springy latching element）として、またはばね力によって与圧されが少なくとも１つのラッチ要素として実現され、前記少なくとも１つのラッチ要素（５８）が、前記ロック・ピン（５３）の半径方向外側方向に弾性的に押圧されるように構成され、前記駆動部材（５６）が、前記駆動部材（５６）が駆動されると、前記少なくとも１つのラッチ要素（５８）の少なくとも一部が半径方向内側に移動して、前記少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素から係合を解除する態様で、前記少なくとも１つのラッチ要素（５８）と相互作用するように構成される、請求項１１に記載のプラグイン・コネクタ。
14. 接続プラグ（１）および第２のコネクタ部（２）を備えるプラグイン・コネクタであって、
    前記接続プラグが、
    少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）およびカウンタ・ピース（２５、４３）を有するロック・ピン（１３）を備え、
    前記第２のコネクタ部（２）が、
    少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（３５）を有するロック・スリーブ（１９）であって、前記接続プラグ（１）が前記第２のコネクタ部（２）と連結するときに前記ロック・ピン（１３）を受け入れるように構成される、ロック・スリーブ（１９）を備え、
    前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）が、前記第２のコネクタ部（２）の前記少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（３５）と係合するように構成され、前記カウンタ・ピース（２５、４３）は、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）を係合位置で確実にロックする形状を有して構成され、
    前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）が前記係合位置にあるときには、前記少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（３５）と前記カウンタ・ピース（２５、４３）とによって前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）に加えられる力が、前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）を半径方向内側に移動させるのに適した力の成分を構成しないような形状に、前記少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（３５）と前記カウンタ・ピース（２５、４３）とが形成されて構成されることを特徴とする、プラグイン・コネクタ。
15. 接続プラグ（１）および第２のコネクタ部（２）を備えるプラグイン・コネクタであって、
    前記接続プラグ（１）が、
    少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）およびカウンタ・ピース（２５、４３）を有するロック・ピン（１３）を備え、
    前記接続プラグ（１）は、少なくとも１つの第１の接触エレメント（１７）をさらに備え、
    前記第２のコネクタ部（２）が、
    少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（３５）を有するロック・スリーブ（１９）であって、前記接続プラグ（１）が前記第２のコネクタ部（２）と連結するときに前記ロック・ピン（１３）を受け入れるように構成される、ロック・スリーブ（１９）を備え、
    前記少なくとも１つのラッチ要素（１４、４１）が、前記ロック・スリーブ（１９）の前記少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（３５）と係合するように構成され、
    前記第２のコネクタ部（２）が、前記少なくとも１つの第１の接触エレメント（１７）と電気的に接触するように構成される少なくとも１つの環状接触エレメント（２０）をさらに備え、
    前記接続プラグ（１）がアンギュラー・コネクタであることを特徴とする、プラグイン・コネクタ。
16. 接続プラグ（４８）と第２のコネクタ部とを備えるプラグイン・コネクタであって、
    前記接続プラグ（４８）が、
    少なくとも１つのラッチ要素（５８）を有するロック・ピン（５３）
    を備え、
    前記接続プラグ（４８）が、前記ロック・ピン（５３）の周囲に配置される少なくとも１つの第１の接触エレメントと、
    前記ロック・ピン（５３）内、または前記ロック・ピン（５３）の位置に移動可能に配置される駆動部材（５６）と
    をさらに備え、
    前記第２のコネクタ部が、
    少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（５８）を有するロック・スリーブであって、前記接続プラグ（４８）が前記第２のコネクタ部と連結するときに、前記ロック・ピン（５３）を受け入れるように構成される、ロック・スリーブを備え、
    前記少なくとも１つのラッチ要素（５８）が、前記ロック・スリーブの前記少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（５８）と係合するように構成され、前記少なくとも１つのラッチ要素（５８）と前記少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（５８）との形状が、前記少なくとも１つのラッチ要素（５８）が前記少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（５８）と係合すると、直ちに前記少なくとも１つのラッチ要素（５８）が確実にロックされるように形成されて構成され、
    前記第２のコネクタ部が、前記少なくとも１つの第１の接触エレメントと電気的に接触するための少なくとも１つの第２の接触エレメントをさらに備え、
    前記少なくとも１つのラッチ要素（５８）が、少なくとも１つのばね様ラッチ要素（springy latching element）として、またはばね力によって与圧された少なくとも１つのラッチ要素として実現され、前記少なくとも１つのラッチ要素（５８）が、前記ロック・ピン（５３）の半径方向外側の方向に弾性的に押し付けられるように構成され、
    前記駆動部材（５６）が、この駆動部材（５６）が駆動されると、前記少なくとも１つのラッチ要素（５８）の少なくとも一部が半径方向内側に移動して、前記少なくとも１つのカウンタ・ラッチ要素（５８）から係合を解除する態様で、前記少なくとも１つのラッチ要素（５８）と相互作用するように構成されることを特徴とする、プラグイン・コネクタ。
    
    

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