JP2021046116A - 運行情報作成支援装置、運行情報作成支援方法 - Google Patents

運行情報作成支援装置、運行情報作成支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】担当者の負担を大きくすることなく、精度よく運行情報を提供する。【解決手段】列車の運行に関する運用情報と、列車の運行異常に関する異常情報と、運用情報と異常情報との関連性の度合いを算出するための条件を定めた関連度特徴情報とに基づいて、現在の列車の運行情報の候補を作成する候補作成部と、運行情報の候補と、異常情報と運用情報との関連度に基づいて定められた、運行情報を配信するか否かを示す制御情報とを用いて、列車の運行情報を作成する案内制御部と、制御情報に基づいて関連度特徴情報を更新し、更新した関連度特徴情報を蓄積する関連度特徴更新部と、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、運行情報作成支援装置、運行情報作成支援方法に関する。
鉄道においては、車両故障、悪天候や事故などを原因として、あらかじめ設定されたダイヤ通りの運行を維持できず、一部の区間、期間において運行を見合わせたり、遅延が発生したりする。旅客は、上記状況に納得したり、今後の行動計画を立てたりするために、上記状況に関する情報(運行情報)を迅速に把握することを求めている。
これに対し、大型ディスプレイやスマートフォン等の個人端末を用いて、路線図上に異常区間や状況を図示する運行情報配信システムが知られている。前記運行情報配信システムでは、例えば指令の口頭での指示に従い、入力者が前記運行情報の各項目をGUI(Graphical User Interface)上でそれぞれ入力して配信する。
このような技術として、例えば、特許文献1に係る運転整理支援システムでは、運行管理装置等から送信された運行異常情報と、過去の運行異常情報と案内実績からなる案内実績とを照合して、運行乱れの原因及び影響(不通区間、振替の有無等)並びに収束見込みの案内情報である運行情報を生成することで、精度よく運行情報を提供している。
特開2019−18688号公報
特許文献1に記載の技術では、運行情報に含まれる運転見合わせ等の運用情報は過去の実績であるため、現在の運用情報と異なる場合があり、運行情報と実際の運用に差が生じる場合がある。このため、特許文献1のような技術では、依然として運行情報の精度が高いとは言えず、誤案内につながる可能性がある。さらに、仮に現在の運用情報が別の手段で取得できている場合であっても、鉄道の運行に関する異常情報と運用情報の対応付けを入力者が行い、現在の運用情報をもとに運行情報を修正する必要が生じるため、入力担当者の負担が大きい。運行の複雑化にともない、広域的に異常が発生した場合には、同時に複数の運用情報を入力することが求められ、より一層、入力者の負担が大きくなる。
本発明の一側面は、担当者の負担を大きくすることなく、精度よく運行情報を提供することが可能な運行情報作成支援装置、運行情報作成支援方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様にかかる運行情報作成支援装置は、列車の運行に関する運用情報と、列車の運行異常に関する異常情報と、前記運用情報と前記異常情報との関連性の度合いを算出するための条件を定めた関連度特徴情報とに基づいて、現在の列車の運行情報の候補を作成する候補作成部と、前記運行情報の候補と、前記異常情報と前記運用情報との関連度に基づいて定められた、運行情報を配信するか否かを示す制御情報とを用いて、列車の運行情報を作成する案内制御部と、前記制御情報に基づいて前記関連度特徴情報を更新し、更新した関連度特徴情報を蓄積する関連度特徴更新部と、を備えることを特徴とする運行情報作成支援装置として構成される。
本発明の一態様によれば、担当者の負担を大きくすることなく、精度よく運行情報を提供することができる。
運行情報作成支援装置ブロック図の一例である。 運行情報作成支援装置ハードウェアブロック図の一例である。 指令会話のデータの一例である。 運行情報のデータの一例である。 異常情報もしくは運用情報の検出から運行情報出力までの処理フローの一例である。 異常情報蓄積部のデータの一例である。 運用情報蓄積部のデータの一例である。 関連度特徴蓄積部のデータの一例である。 関連度算出部の処理フローの一例である。 関連度算出結果の一例である。 端末の操作画面の一例である。 制御情報のデータの一例である。 関連度特徴更新部の処理フローの一例である。 更新後の関連度特徴蓄積部のデータの一例である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
以下の説明では、「テーブル」、「リスト」等の表現にて各種情報を説明することがあるが、各種情報は、これら以外のデータ構造で表現されていてもよい。データ構造に依存しないことを示すために「XXテーブル」、「XXリスト」等を「XX情報」と呼ぶことがある。識別情報について説明する際に、「識別情報」、「識別子」、「名」、「ID」、「番号」等の表現を用いた場合、これらについてはお互いに置換が可能である。
同一あるいは同様な機能を有する構成要素が複数ある場合には、同一の符号に異なる添字を付して説明する場合がある。ただし、これらの複数の構成要素を区別する必要がない場合には、添字を省略して説明する場合がある。
また、以下の説明では、プログラムを実行して行う処理を説明する場合があるが、プログラムは、プロセッサ(例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit))によって実行されることで、定められた処理を、適宜に記憶資源(例えばメモリ)および/またはインターフェースデバイス(例えば通信ポート)等を用いながら行うため、処理の主体がプロセッサとされてもよい。同様に、プログラムを実行して行う処理の主体が、プロセッサを有するコントローラ、装置、システム、計算機、ノードであってもよい。プログラムを実行して行う処理の主体は、演算部であれば良く、特定の処理を行う専用回路(例えばFPGA(Field-Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit))を含んでいてもよい。
プログラムは、プログラムソースから計算機のような装置にインストールされてもよい。プログラムソースは、例えば、プログラム配布サーバまたは計算機が読み取り可能な記憶メディアであってもよい。プログラムソースがプログラム配布サーバの場合、プログラム配布サーバはプロセッサと配布対象のプログラムを記憶する記憶資源を含み、プログラム配布サーバのプロセッサが配布対象のプログラムを他の計算機に配布してもよい。また、以下の説明において、2以上のプログラムが1つのプログラムとして実現されてもよいし、1つのプログラムが2以上のプログラムとして実現されてもよい。
本実施例は、運行情報作成支援装置の処理を説明するものである。本実施例では、図3に示すような会話で示された経緯の列車運行において、図4に示すような運行情報を算出するものとして説明する。
図1は、運行情報作成支援装置100を含む運行情報作成支援システム1のブロック図の一例である。図1に示すように、運行情報作成支援システム1は、運行情報作成支援装置100と、音声認識装置101と、異常情報収集装置102と、運用情報収集装置103と、端末104と、運行情報配信部105とを有して構成されている。
運行情報作成支援装置100は、異常情報検出部110と、運用情報検出部120と、異常情報蓄積部130Aと、運用情報蓄積部140Aと、候補作成部150と、案内制御部160と、関連度特徴蓄積部170Aと、制御情報蓄積部180Aと、関連度特徴更新部190と、を備える。また、運行情報作成支援装置100と、異常情報収集装置102および運用情報収集装置103、端末104との間は一般的なネットワークN1により接続され、運行情報作成支援装置100と運行情報配信部105との間は、一般的なネットワークN2により接続される。なお、特に図示していないが、音声認識装置101と、異常情報収集装置102および運用情報収集装置103との間は、LAN(Local Area Network)等の構内ネットワークにより電気的に接続されている。また、運行情報配信部105は、運行情報作成支援装置100と同様、通信機能を有した一般的なコンピュータから構成される。
図2に、運行情報作成支援装置100のハードウェアブロック図の一例を示す。運行情報作成支援装置100は、サーバシステムとして構成されてよく、プロセッサ、又は、コントローラとしてのCPU(演算部201)と、更新処理を実行するための制御プログラムや制御用データを記録するメモリ14(1次記憶部203)と、各種データ及びデータベースを記録するストレージ(2次記憶部202)と、を備える。また、運行情報作成支援装置100はパブリッククラウドなどで提供されているサービスや、異常情報収集装置102および運用情報収集装置103から情報を受信して利用したり、運行情報を提供するための通信部206を有している。また、ユーザから本システムで利用するための各種情報の入力を受け付けるキーボード等から構成された入力部204や、入力部204から入力された情報のほか、本システムで利用する各種情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)等の表示部205を有していてもよい。
以下に説明するように、運行情報作成支援システム1で行われる各処理は、例えば、運行情報作成支援装置100のCPUが、ROM(Read Only Memory)からプログラムを読み出し、RAMに対して読み書きして処理を実行することにより実現される。上記プログラムは、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の記憶媒体から読み出されたり、ネットワークを介した他のコンピュータ(例えば、ECUを管理するサーバやクラウド)からダウンロードする等して提供されてもよい。
図3は、本実施例の列車運行状況を説明する指令の会話テキスト300である。会話テキスト300は、例えば、指令室に設けられた音声認識装置101により出力される。指令室は、鉄道の駅舎等の現場を監視し、現場で勤務する職員や列車の運転手や車掌等の職員との間で、鉄道の運行に関する様々な指令を伝達する。本例では、音声認識装置101が、指令室の職員と現場の職員との間で行われた指令やその指令に対する応答に関する情報を認識し、会話テキスト300として出力する。なお、上記指令やその応答は、各職員が装着している一般的な無線機により送受信され、音声認識装置101がこれらの情報を読み取って認識するものとする。
図3に示すように、会話テキスト300は、会話ID(301)、テキスト(302)、時刻(302)を含む。図3では、例えば、音声認識装置101は、会話ID「P1」で識別される会話として、「○○駅で車両故障が発生した。」という会話を、2018年4月10日の午前11:00に認識し、会話テキスト300として出力されたことを示している。このように、会話テキスト300には、指令室の職員と現場の職員との間、あるいは現場の職員間、指令室の職員間における鉄道の運行に関する様々な情報が時系列に蓄積して記憶される。当該情報としては、例えば、列車の運行を止めた、列車の運行を再開した、列車の運行速度を低速にしたといった、列車の運行についてどのような運用をしているのかを示す運用情報が含まれる。また、運用情報として記憶されている列車の停止といった運行異常の要因を示す異常情報が含まれる。上記要因としては、車両故障やお客様トラブルといった列車の運行に直接的に影響を与える直接的要因や、車両故障やお客様トラブル等の直接的要因に起因して列車の速度を低速にせざるを得なくなったといった列車の運行に間接的に影響を与える間接的要因を含む。
図4は、図3の会話テキストを用いて運行情報作成支援装置100が出力する運行情報400の一例を示す図である。運行情報400は、後述するように、運行情報作成支援装置100が、会話テキスト300の中から上述した運用情報や異常情報を抽出し、以下に示す処理を行うことにより出力される。図4に示すように、運行情報400は、運行情報ID(401)と、路線(402)、時刻(403)、駅(404)、原因(405)、状況(406)とを含む。図4では、運行情報ID「運行情報1」で識別される運行情報として、○○線では午前11:05に××駅から△△駅までの間、車両故障により運転見合わせが行われていることを示している。図3に示した会話テキスト300の会話ID「P1」〜「P3」までの会話が発話された時点では、運行情報作成支援装置100は、運行情報400として「運行情報1」で識別される運行情報を出力する。また、図3の会話テキスト300の会話ID「P4」までの会話が発話された時点では、運行情報作成支援装置100は、運行情報400として「運行情報2」で識別される運行情報を出力する。
図5は、運行情報作成支援装置100が、後述する異常情報または運用情報が入力されてから、運行情報を出力し、かつ関連度特徴蓄積部170Aを更新するまでの動作を示すフローチャートの一例である。以下では、音声認識装置101が認識した会話を出力した会話テキスト300を、異常情報収集装置102が入力し、会話テキスト300の中から抽出した異常情報130が出力されているものとする。また、音声認識装置101が認識した会話を出力した会話テキスト300を、運用情報収集装置103が入力し、会話テキスト300の中から抽出した運用情報140が出力されているものとする。異常情報130、運用情報140の抽出方法については、キーワード検索等、従来から知られている様々な技術を用いてよい。
異常情報検出部110は、異常情報収集装置102から出力された異常情報130を受信し、もしくは運用情報検出部120は、運用情報収集装置103から出力された運用情報140を受信する。異常情報検出部110は、受信した異常情報130を異常情報蓄積部130Aに蓄積して更新する。また、運用情報検出部120は、受信した運用情報140を運用情報蓄積部140Aに蓄積して更新する(ステップ501)。
異常情報蓄積部130Aもしくは運用情報蓄積部140Aが更新されると、候補作成部150は、更新された異常情報130と運用情報140とをもとに運行情報の候補を作成する(ステップ502)。ステップ502の処理については、図9を用いて後述する。
案内制御部160は、候補作成部150が作成した運行情報の候補を端末104等に表示し、入力者が入力した制御情報をもとに運行情報を作成する(ステップ503)。関連度特徴更新部190は、制御情報蓄積部180Aに蓄積された制御情報をもとに関連度特徴蓄積部170Aに蓄積された関連度特徴情報を更新する(ステップ504)。ステップ504の処理については、図13を用いて後述する。
図6は、異常情報130を格納する異常情報蓄積部130Aの一例である。図6に示すように、異常情報蓄積部130Aは、異常情報ID(601)と、路線(602)、時刻(603)、駅(604)、内容(605)を含む1または複数の異常情報130を蓄積する。図6では、例えば、異常情報IDが「異常情報1」で識別される異常情報130では、路線「○○線」の〇〇駅で午前11:00に車両故障が発生したことを示している。
図7は、運用情報140を格納する運用情報蓄積部140Aの一例である。図7に示すように、運用情報蓄積部140Aは、運用情報ID(701)と、路線(702)、時刻(703)、駅(704)、内容(705)を含む1または複数の運用情報140を蓄積する。図7では、例えば、運用情報IDが「運用情報1」で識別される運用情報140では、路線「○○線」の□□駅〜●●駅の間で、午前11:05時点で運転見合わせされていることを示している。
図8は、関連度特徴情報170を格納する関連度特徴蓄積部170Aの一例である。関連度特徴情報170は、異常情報130と運用情報140との関連性の度合いを算出するための条件を定めた情報である。図8に示すように、関連度特徴蓄積部170Aは、特徴ID(801)、条件(802)、点数(803)を含む1または複数の関連度特徴情報170を蓄積する。図8では、特徴IDが「特徴1」で識別される関連度特徴情報170では、異常情報130の路線と、運用情報140の路線とが一致している場合、関連度として「+5」が加算されることを示している。このように、条件(802)は、異常情報130もしくは運用情報140のデータ項目に対する条件が定義され、また、点数(803)は、条件(802)が一致したときの関連度の加算値が定義される。後述する処理では、候補作成部150は、このような少なくとも、路線上の駅の位置関係(例えば、図8の「特徴2」、「特徴3」)と、列車の運用プロセスの順序(例えば、図8の「特徴4」、「特徴5」)とを条件とした関連度特徴情報を用いて、運行情報の候補を作成する。図8の「特徴4」、「特徴5」では、列車の運用プロセスの順序として「運転見合わせ」が例示されているが、このような「列車の運行をしない」ためのプロセスのほか、例えば、運転を再開させる路線の順序のような「列車の運行を再開させる」ためのプロセスが、上記条件として定められている。
図9は、候補作成部150がステップ502において運行情報の候補を作成する処理フローの一例である。
まず、候補作成部150は、運行情報の候補リストを初期化する(ステップ901)。次に、候補作成部150は、あらかじめ決められた路線について以下の繰り返し処理を行う(ステップ902)。候補作成部150は、当該路線に該当する運用情報140が運用情報蓄積部140Aにあるか否かを判定し(ステップ903)、当該路線に該当する運用情報140が運用情報蓄積部140Aにないと判定した場合(ステップ903;No)次の路線の処理に移る。
候補作成部150は、当該路線に該当する運用情報140が運用情報蓄積部140Aにあると判定した場合は(ステップ903;Yes)、当該路線の運用情報のなかで最新の時刻の値を読み取る(ステップ904)。候補作成部150は、異常情報蓄積部130Aに蓄積されている異常情報について繰り返し以下の処理を行う(ステップ905)。
候補作成部150は、運用情報と異常情報の組合せについての関連度を算出する(ステップ906)。候補作成部150は、関連度を算出するために、関連度特徴蓄積部170Aに記憶された関連度特徴情報170を参照する。具体的には、候補作成部150は、関連度特徴蓄積部170Aに記憶されたそれぞれの関連度特徴情報170について、運用情報と異常情報の組合せが条件に一致するか否かを判定する。候補作成部150は、運用情報と異常情報の組合せが条件に一致すると判定した場合は、当該条件に対応する点数を加算する。
候補作成部150は、算出した関連度があらかじめ定められた閾値以上であるか否かを判定し(ステップ907)、算出した関連度があらかじめ定められた閾値以上でないと判定した場合(ステップ907;No)、ステップ905に戻り、次の異常情報に関する処理に移る。
候補作成部150は、算出した関連度があらかじめ定められた閾値以上であると判定した場合(ステップ907;Yes)、異常情報と運用情報から運行情報を作成し、候補リストに追加する(ステップ908)。このように、候補作成部150は、異常情報130と運用情報140との組合せのそれぞれについて関連度を算出し、算出した関連度が高い組み合わせを運行情報の候補として出力する。
図10に、ある路線についての関連度の算出結果の例を示す。図10に示すように、関連度1000は、組み合わせID(1001)、異常情報ID(1002)、運用情報ID(1003)、関連度(1004)を含む。図10では、例えば、組み合わせIDが「組み合わせ1」で識別される算出結果は、図6に示した「異常情報1」で識別される異常情報130と、図7に示した「運用情報1」で識別される運用情報140との関連度算出結果を示している。「異常情報1」で識別される異常情報130と、「運用情報1」で識別される運用情報140は、図8に示した関連度特徴情報170のうち、「特徴1」、「特徴2」、「特徴5」のそれぞれの条件に当てはまる。そのため、関連度の値は5+3+2=10となる。また、組み合わせIDが「組み合わせ2」で識別される算出結果は、図6に示した「異常情報2」で識別される異常情報130と、図7に示した「運用情報1」で識別される運用情報140との関連度算出結果を示している。「異常情報1」で識別される異常情報130と、「運用情報1」で識別される運用情報140は、図8に示した関連度特徴情報170のうち、「特徴1」、「特徴2」、「特徴4」のそれぞれの条件に当てはまる。そのため、関連度の値は5+3+3=11となる。図9に示した候補作成の処理において、例えば閾値が5の場合は組み合わせ1、組み合わせ2、とも候補リストに追加される。
図11は、端末104に表示する画面の例を示す。当該画面には、現在の運行情報の候補リスト1100を表示するとともに、入力者にどの候補を運行情報として用いるかを選択されるユーザインタフェース(図10では、選択ボタンB)が表示される。この例では、入力者が1件目の運行情報を選択していることを示している。端末104は、この選択をもとに、制御情報180を作成する。このように、案内制御部160は、運行情報400を配信するか否かについてユーザにより選択された制御情報180を用いて、列車の運行情報を作成する。
図12は、制御情報180を格納する制御情報蓄積部180Aの一例である。制御情報180は、異常情報と運用情報の関連度に基づいて、運行情報を配信するか否かを定めるための情報である。本例ではユーザにより選択されることを前提としているが、過去の選択基準に従って機械的に運行情報を選択してもよい。
図12に示すように、制御情報蓄積部180Aは、組み合わせID(1201)と、配信(1202)を含む1または複数の関連度特徴情報170を蓄積する。組み合わせID(1201)は、図10で示した関連度1000の組合せID(1001)に対応するIDである。配信(1202)は、図11で示したユーザインタフェースで、入力者が選択した結果を示す情報である。例えば、入力者が選択した運行情報の候補は「配信する」、入力者が選択しなかった運行情報の候補は「配信しない」として設定される。
図13は、関連度特徴更新部190が、ステップ504において関連度特徴蓄積部170Aを更新する処理フローの一例である。
関連度特徴更新部190は、1次記憶部203に記憶している更新完了フラグをTrueで初期化する(ステップ1301)。関連度特徴更新部190は、制御情報蓄積部180Aに格納された制御情報180ごとに繰り返し以下の処理を行う(ステップ1302)。
関連度特徴更新部190は、制御情報180の組合せIDに対応する過去の異常情報と運用情報を、それぞれ異常情報蓄積部130Aと運用情報蓄積部140Aから取り出す(ステップ1303)。関連度特徴更新部190は、取り出した異常情報と運用情報の関連度を算出する。さらに、関連度特徴更新部190は、算出した関連度とあらかじめ定められた閾値とを比較して、配信予測結果を含む配信予測データを出力する。配信予測データは、図12で示した制御情報180と同様のデータ項目を持ち、関連度特徴更新部190は、配信(1202)に、現状の関連度特徴蓄積部170Aをもとに算出された関連度が、閾値を超えていれば「配信する」、超えていなければ「配信しない」を格納する(ステップ1304)。
関連度特徴更新部190は、配信予測データと、制御情報180を比較し、それぞれに含まれる配信(1202)が一致しているか否かを判定する(ステップ1305)。関連度特徴更新部190は、配信予測データと制御情報180に含まれる配信(1202)が一致していると判定した場合は(ステップ1305;Yes)、ステップ1302に戻り、次の制御情報180に関する処理に移る。
一方、関連度特徴更新部190は、配信予測データと制御情報180に含まれる配信(1202)が一致していないと判定した場合は(ステップ1305;No)、上記更新完了フラグをFalseに設定する(ステップ1307)。関連度特徴更新部190は、制御情報180ごとの繰り返し処理が終わったら、更新完了フラグがTrueであるか否かを判定し(ステップ1308)、更新完了フラグがTrueであると判定した場合(ステップ1308;Yes)、処理を完了する。一方、関連度特徴更新部190は、更新完了フラグがTrueでないと判定した場合(ステップ1308;No)、ステップ1305において配信予測データと制御情報180に含まれる配信(1202)が一致していないと判定されているため、関連度特徴蓄積部170Aに蓄積されている関連度特徴情報170の点数をランダムに変更した後(ステップ1306)、ステップ1301に戻り、処理を継続する。このように、関連度特徴更新部190は、過去の運用情報140と過去の異常情報130との組み合わせのそれぞれについて上記関連度を算出し、当該算出した関連度を用いて運行情報を配信するか否かを示す配信予測データを出力し、当該出力した配信予測データと制御情報180とが所定の関係にある場合(例えば、ステップ1305において配信予測データと制御情報180に含まれる配信(1202)が一致していない場合)に、蓄積された関連度特徴情報を更新する。
図14は、図13で説明した関連度更新の処理によって更新された関連度特徴蓄積部170Aの一例である。図8と比較して、「特徴4」で識別される関連度特徴情報170の点数1401が「−4」に更新されている。これは、関連度更新部190によって、入力者により選択されなかった「組み合わせ2」で識別される制御情報180に対応する異常情報130と運用情報140との組み合わせが閾値を超えないように、関連度特徴蓄積部170Aを更新した結果である。関連度特徴更新部190は、このように更新することにより、選択しなかった候補が提示されないように関連度を算出可能になる。
以上説明したように、本実施例によれば、候補作成部150が、列車の運行に関する運用情報140と、列車の運行異常に関する異常情報130と、運用情報140と異常情報130との関連性の度合いを算出するための条件を定めた関連度特徴情報170とに基づいて、現在の列車の運行情報400の候補を作成し、案内制御部160が、運行情報400の候補と、異常情報130と運用情報140との関連度に基づいて定められた、運行情報400を配信するか否かを示す制御情報180とを用いて、列車の運行情報400を作成し、関連度特徴更新部170が、制御情報180に基づいて関連度特徴情報170を更新し、更新した関連度特徴情報170を蓄積するので、担当者の負担を大きくすることなく、精度よく運行情報を提供することができる。
1 運行情報作成支援システム
100 運行情報作成支援装置
101 音声認識装置
102 異常情報収集装置
103 運用情報収集装置
104 端末
105 運行情報配信部
110 異常情報検出部
120 運用情報検出部
130 異常情報
130A 異常情報蓄積部
140 運用情報
140A 運用情報蓄積部
150 候補作成部
160 案内制御部
170 関連度特徴情報
170A 関連度特徴蓄積部
180 制御情報
180A 制御情報蓄積部
190 関連度特徴更新部
400 運行情報

Claims (10)

  1. 列車の運行に関する運用情報と、列車の運行異常に関する異常情報と、前記運用情報と前記異常情報との関連性の度合いを算出するための条件を定めた関連度特徴情報とに基づいて、現在の列車の運行情報の候補を作成する候補作成部と、
    前記運行情報の候補と、前記異常情報と前記運用情報との関連度に基づいて定められた、運行情報を配信するか否かを示す制御情報とを用いて、列車の運行情報を作成する案内制御部と、
    前記制御情報に基づいて前記関連度特徴情報を更新し、更新した関連度特徴情報を蓄積する関連度特徴更新部と、
    を備えることを特徴とする運行情報作成支援装置。
  2. 前記候補作成部は、前記異常情報と前記運用情報との組合せのそれぞれについて前記関連度を算出し、算出した関連度が高い組み合わせを前記運行情報の候補として出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運行情報作成支援装置。
  3. 前記候補作成部は、少なくとも、路線上の駅の位置関係と、列車の運用プロセスの順序とを前記条件とした前記関連度特徴情報を用いて、前記運行情報の候補を作成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運行情報作成支援装置。
  4. 前記案内制御部は、前記運行情報を配信するか否かについてユーザにより選択された前記制御情報を用いて、列車の運行情報を作成する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運行情報作成支援装置。
  5. 前記関連度特徴更新部は、過去の前記運用情報と過去の前記異常情報との組み合わせのそれぞれについて前記関連度を算出し、当該算出した関連度を用いて運行情報を配信するか否かを示す配信予測データを出力し、当該出力した配信予測データと前記制御情報とが所定の関係にある場合に、前記蓄積された関連度特徴情報を更新する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運行情報作成支援装置。
  6. 候補作成部が、列車の運行に関する運用情報と、列車の運行異常に関する異常情報と、前記運用情報と前記異常情報との関連性の度合いを算出するための条件を定めた関連度特徴情報とに基づいて、現在の列車の運行情報の候補を作成し、
    案内制御部が、前記運行情報の候補と、前記異常情報と前記運用情報との関連度に基づいて定められた、運行情報を配信するか否かを示す制御情報とを用いて、列車の運行情報を作成し、
    関連度特徴更新部が、前記制御情報に基づいて前記関連度特徴情報を更新し、更新した関連度特徴情報を蓄積する、
    ことを特徴とする運行情報作成支援方法。
  7. 前記候補作成部は、前記異常情報と前記運用情報との組合せのそれぞれについて前記関連度を算出し、算出した関連度が高い組み合わせを前記運行情報の候補として出力する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の運行情報作成支援方法。
  8. 前記候補作成部は、少なくとも、路線上の駅の位置関係と、列車の運用プロセスの順序とを前記条件とした前記関連度特徴情報を用いて、前記運行情報の候補を作成する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の運行情報作成支援方法。
  9. 前記案内制御部は、前記運行情報を配信するか否かについてユーザにより選択された前記制御情報を用いて、列車の運行情報を作成する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の運行情報作成支援方法。
  10. 前記関連度特徴更新部は、過去の前記運用情報と過去の前記異常情報との組み合わせのそれぞれについて前記関連度を算出し、当該算出した関連度を用いて運行情報を配信するか否かを示す配信予測データを出力し、当該出力した配信予測データと前記制御情報とが所定の関係にある場合に、前記蓄積された関連度特徴情報を更新する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の運行情報作成支援方法。
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