JP2021040256A - 幾何学歪補正装置、幾何学歪補正方法、プログラム及びプロジェクタ - Google Patents

幾何学歪補正装置、幾何学歪補正方法、プログラム及びプロジェクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2021040256A
JP2021040256A JP2019160941A JP2019160941A JP2021040256A JP 2021040256 A JP2021040256 A JP 2021040256A JP 2019160941 A JP2019160941 A JP 2019160941A JP 2019160941 A JP2019160941 A JP 2019160941A JP 2021040256 A JP2021040256 A JP 2021040256A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
geometric distortion
distortion correction
image
correction device
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019160941A
Other languages
English (en)
Inventor
木村 辰夫
Tatsuo Kimura
辰夫 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp NEC Display Solutions Ltd
Original Assignee
Sharp NEC Display Solutions Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp NEC Display Solutions Ltd filed Critical Sharp NEC Display Solutions Ltd
Priority to JP2019160941A priority Critical patent/JP2021040256A/ja
Publication of JP2021040256A publication Critical patent/JP2021040256A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】部分的な幾何学歪を、高精度、高効率及び低コストで補正する。【解決手段】幾何学歪補正装置10は、補正部110及びオーバーレイ部120を備えている。補正部110は、映像データ内の映像の一部分である部分的映像に対して幾何学歪補正を施す。オーバーレイ部120は、幾何学歪補正を施された部分的映像を、映像データ内の映像に重畳させる。【選択図】図2

Description

本発明は、幾何学歪補正装置、幾何学歪補正方法、プログラム及びプロジェクタに関する。
プロジェクタは、幾何学歪補正装置を備えることがある。幾何学歪補正装置は、プロジェクタから例えば湾曲面等の非平面状のスクリーンに投写された映像の幾何学歪を補正する。
特許文献1には、幾何学歪補正装置の一例について記載されている。この幾何学歪補正装置は、格子パターンを映像に重畳して表示する。幾何学歪補正装置は、格子パターン内の格子線の交点で示される調整点を移動させて、幾何学歪を補正する。
特許文献2には、幾何学歪補正装置の一例について記載されている。この幾何学歪補正装置は、四角形状の映像の4頂点のそれぞれを移動させて、幾何学歪を補正する。
特許文献3には、幾何学歪補正装置の一例について記載されている。この幾何学歪補正装置は、ステレオカメラ等の撮像部を備えている。撮像部は、プロジェクタからスクリーンに投写された映像を撮像する。幾何学歪補正装置は、撮像部の撮像結果を用いて、幾何学歪を補正する。
特開2013−78001号公報 特開2015−119381号公報 特開2014−134611号公報
本発明者は、部分的な幾何学歪を、高精度、高効率及び低コストで補正することを検討した。例えば、特許文献1の方法では、映像の全体に亘って複数の調整点が配置される。このため、複数の調整点が低密度に配置される場合は、調整点が部分的な幾何学歪と良く一致しないことがある。一方、複数の調整点が高密度に配置される場合は、複数の調整点の配置に時間がかかり、調整の効率が低くなり得る。また、特許文献2の方法は、映像の全体にかけての幾何学歪を補正しており、部分的な幾何学歪の補正に適さない。また、特許文献3の方法には、撮像部が必要であり、コストが増加し得る。
本発明の目的の一例は、部分的な幾何学歪を、高精度、高効率及び低コストで補正することにある。本発明の他の目的は、本明細書の記載から明らかになるであろう。
本発明の一態様は、
映像データ内の映像の一部分である部分的映像に対して幾何学歪補正を施す補正手段と、
前記幾何学歪補正を施された前記部分的映像を、前記映像データ内の前記映像に重畳させるオーバーレイ手段と、
を備える幾何学歪補正装置である。
本発明の他の一態様は、
映像データ内の映像の一部分である部分的映像に対して幾何学歪補正を施すことと、
前記幾何学歪補正を施された前記部分的映像を、前記映像データ内の前記映像に重畳させることと、
を含む幾何学歪補正方法である。
本発明のさらに他の一態様は、
コンピュータに、
映像データ内の映像の一部分である部分的映像に対して幾何学歪補正を施す機能と、
前記幾何学歪補正を施された前記部分的映像を、前記映像データ内の前記映像に重畳させる機能と、
を持たせるためのプログラムである。
本発明のさらに他の一態様は、
上記幾何学歪補正装置と、
前記幾何学歪補正装置によって補正された映像を表示する表示パネルと、
前記表示パネルによって表示された前記映像を投写する投写レンズと、
を備えるプロジェクタである。
本発明の上述した態様によれば、部分的な幾何学歪を、高精度、高効率及び低コストで補正することができる。
実施形態に係るプロジェクタのブロック図である。 図1に示した幾何学歪補正装置のブロック図である。 (a)は、図2に示した幾何学歪補正装置の動作の一例を説明するための図であり、(b)は、図2に示した幾何学歪補正装置の動作の一例を説明するための図であり、(c)は、図2に示した幾何学歪補正装置の動作の一例を説明するための図であり、(d)は、図2に示した幾何学歪補正装置の動作の一例を説明するための図である。 部分的映像の幾何学歪補正に用いられる格子パターンの選択方法の一例を説明するための図である。 図4に示した格子パターンの一部分(格子パターン内の1つの枠及びその周辺)の拡大図である。 OSD生成部によって生成されるOSDメニューの一例を示す図である。 図6に示したOSDメニューを用いた幾何学歪補正の第1例を示す図である。 図6に示したOSDメニューを用いた幾何学歪補正の第2例を示す図である。 部分的映像を囲む外枠と、部分的映像に重畳して表示される格子パターンとの、関係の一例を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、実施形態に係るプロジェクタ20のブロック図である。図2は、図1に示した幾何学歪補正装置10のブロック図である。図3(a)から(d)は、図2に示した幾何学歪補正装置10の動作の一例を説明するための図である。
なお、以下に示す説明において、幾何学歪補正装置10の補正部110及びオーバーレイ部120は、ハードウエア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。幾何学歪補正装置10の補正部110及びオーバーレイ部120は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶メディア、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウエアとソフトウエアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置には様々な変形例がある。
図2及び図3を用いて、幾何学歪補正装置10の概要を説明する。図2に示すように、幾何学歪補正装置10は、補正部110及びオーバーレイ部120を備えている。図3(c)に示すように、補正部110は、映像データ内の映像Iの一部分である部分的映像PIに対して幾何学歪補正を施す。図3(d)に示すように、オーバーレイ部120は、幾何学歪補正を施された部分的映像PIを、映像データ内の映像Iに重畳させる。
本実施形態によれば、部分的な幾何学歪を、高精度、高効率及び低コストで補正することができる。具体的には、本実施形態においては、高精度及び高効率な幾何学歪補正が可能になるように、部分的映像PIに適当な密度の調整点APを配置することができる。言い換えると、本実施形態においては、映像Iの全体に亘って高密度に調整点APを配置する必要がない。仮に、映像Iの全体に亘って、高密度に調整点APを配置すると、幾何学歪補正の効率が低下する可能性がある。一方、映像Iの全体に亘る調整点APの密度を低くすると、幾何学歪補正の精度が低下する可能性がある。これに対して、本実施形態においては、部分的映像PIに高密度に調整点APを配置しても、映像Iの全体に亘って高密度に調整点APを配置した場合と比較して、幾何学歪補正の効率を高く維持することができる。さらに、本実施形態に係る幾何学歪補正おいては、撮像装置等の外部素子を用いる必要がない。したがって、幾何学歪を低コストで補正することができる。
図1を用いて、プロジェクタ20の詳細を説明する。
プロジェクタ20は、幾何学歪補正装置10、バス200、入力端子210、入力インタフェース(I/F)部212、映像入力処理部214、スケーラ部216、受信部220、CPU(Central Processing Unit)230、ROM(Read Only Memory)232、フレームメモリ240、フレームメモリ制御部242、OSD(On Screen Display)生成部244、光源250、光源駆動部252、表示パネル260、表示パネル駆動部262及び投写レンズ270を備えている。幾何学歪補正装置10、入力I/F部212、映像入力処理部214、スケーラ部216、受信部220、CPU230、フレームメモリ制御部242、OSD生成部244、光源駆動部252及び表示パネル駆動部262は、バス200を介して相互に接続されている。
入力端子210には、外部機器(例えば、パーソナルコンピュータ)から信号が入力される。入力I/F部212は、入力端子210に入力された信号を受け取り、この信号を、映像信号及び同期信号を含む信号に変換し、この信号を出力する。映像入力処理部214は、入力I/F部212から出力された信号によって示される映像の各種条件(例えば、表示範囲、ブランキング、コントラスト又はブライトネス)を調整する。スケーラ部216は、映像入力処理部214から出力された信号によって示される映像を拡大し、又は縮小する。
CPU230は、入力装置30(例えば、リモコン)から受信部220によって受け付けられた操作信号に応じて、幾何学歪補正装置10、入力I/F部212、映像入力処理部214、スケーラ部216、OSD生成部244、光源駆動部252及び表示パネル駆動部262を制御する。ROM232は、例えば、フラッシュROMである。ROM232は、CPU230において使用されるプログラムを記憶している。
フレームメモリ制御部242は、映像入力処理部214から出力された信号によって示される映像をフレームごとに映像データとしてフレームメモリ240に書き込む。フレームメモリ240は、映像データを格納する。また、フレームメモリ制御部242は、幾何学歪補正装置10の要求に応じて、フレームメモリ240に格納された映像データを読み出して、読み出された映像データを幾何学歪補正装置10に出力する。さらに、フレームメモリ制御部242は、OSD生成部244から出力されたOSDメニューを示すデータをフレームメモリ240に書き込む。
光源駆動部252は、CPU230の制御に応じて、光源250を制御する。光源250は、例えば、ランプ、レーザ又はLED(Light Emitting Device)である。例えば、光源駆動部252は、光源250から発せられる光のオン/オフ又は光源250から発せられる光の輝度を制御する。光源250から発せられた光は、表示パネル260に入射する。
表示パネル駆動部262は、CPU230の制御に応じて、表示パネル260を制御する。表示パネル260は、例えば、DMD(Digital Mirror Device)又は液晶パネルである。表示パネル260は、光源250から発せられた光を用いて、映像データに基づいて、投写される映像を表示する。
投写レンズ270は、表示パネル260によって表示された映像をスクリーン(不図示)に向けて投写する。本実施形態においては、表示パネル260は、幾何学歪補正装置10によって補正された映像を表示することができ、投写レンズ270は、表示パネル260によって表示された映像を投写することができる。
次に、図2及び図3を用いて、幾何学歪補正装置10の動作の一例を説明するための図である。
図3(a)は、フレームメモリ240に格納された映像データ内の映像Iを示している。図3(a)には、格子パターンGPが映像Iに重畳して表示されている。図3(a)内の格子パターンGPは、水平方向に沿って並ぶ13本の格子線GLと、垂直方向に沿って並ぶ7本の格子線GLと、を含んでいる。
図3(b)に示すように、補正部110は、映像Iから、図3(a)において破線で示された外枠OFによって囲まれた領域を選択して切り取る。外枠OFは、部分的映像PIを囲んでいる。図3(b)には、格子パターンGPが部分的映像PIに重畳して表示されている。図3(b)内の複数の格子パターンGPは、水平方向に沿って並ぶ3本の格子線GLと、垂直方向に沿って並ぶ2本の格子線GLと、を含んでいる。複数の格子線GLの交点によって、3×2(水平方向×垂直方向)の行列状に並ぶ6個の調整点APが画定されている。これら6個の調整点APは、外枠OFと重ならずに外枠OFの内側に位置している。
次いで、図3(c)に示すように、補正部110は、調整点APを移動させて、部分的映像PIに対して幾何学歪補正を施す。
次いで、図3(d)に示すように、オーバーレイ部120は、幾何学歪補正を施された部分的映像PIを囲む外枠OFを、幾何学歪補正が施される前(図3(a))に外枠OFが存在していた位置(座標)と同じ位置(座標)に重畳させる。このようにして、オーバーレイ部120は、幾何学歪補正を施された部分的映像PIを映像Iに重畳させる。
図4は、部分的映像PIの幾何学歪補正に用いられる格子パターンGPの選択方法の一例を説明するための図である。図5は、図4に示した格子パターンGPの一部分(格子パターンGP内の1つの枠FR及びその周辺)の拡大図である。図4では、矩形状の映像Iの左上側の頂点VT及びその周辺が拡大されている。図4では、幾何学歪補正装置10に幾何学歪補正をさせたい領域を、ハッチングで示された領域ARとして示している。格子パターンGPは、部分的映像PIと重畳して表示されている。
補正部110は、映像Iの頂点VTから水平方向に沿って右側に距離HSかつ垂直方向に沿って下側に距離VS離れた点を始点SPとして選択し、始点SPから水平方向に沿って右側に幅HWかつ垂直方向に沿って下側に幅VWを有する領域を格子パターンGPとして選択する。図4には、格子パターンGPは、水平方向に沿って並ぶ5本の格子線GLと、垂直方向に沿って並ぶ5本の格子線GLと、を含んでいる。複数の格子線GLの交点によって、5×5(水平方向×垂直方向)の行列状に並ぶ25個の調整点APが画定されている。また、水平方向に沿って隣り合う格子線GLと、垂直方向に沿って隣り合う格子線GLと、によって、4×4(水平方向×垂直方向)の行列状に並ぶ16個の枠FRが画定されている。各枠FRは、水平方向に沿って幅hwを有し、かつ垂直方向に沿って幅vwを有している。
補正部110は、格子パターンGPの少なくとも一つの位置を、表示パネル260の映像Iの解像度のドットDT(ピクセル)単位で指定可能になっている。図4に示す例では、補正部110は、格子パターンGPの始点SPを、映像Iの解像度のドットDT単位で指定可能になっている。したがって、格子パターンGPの位置を高精度に調整することができる。このため、領域AR(すなわち、幾何学歪補正装置10に幾何学歪補正をさせたい領域)と、調整点APと、を高精度に重畳させることができる。
複数の調整点APのそれぞれは、映像Iの解像度のドットDTと重なっている。補正部110は、隣り合う調整点APの間隔を、隣り合うドットDTの間隔のm倍(mは、1以上の整数である。)に調整可能になっている。具体的には、枠FRの水平方向の幅hw(すなわち、水平方向に隣り合う調整点APの間隔)は、水平方向に隣り合うドットDT(ピクセル)の間隔hdの整数倍(図5に示す例では、4倍)であり、枠FRの垂直方向の幅vw(すなわち、垂直方向に隣り合う調整点APの間隔)は、垂直方向に隣り合うドットDT(ピクセル)の間隔vdの整数倍(図5に示す例では、4倍)である。補正部110の幾何学歪補正の精度を高くする場合は、隣り合うドットDTの間隔に対する、隣り合う調整点APの間隔の比を小さくすることができる。これに対して、調整点APの数が多すぎてユーザの手間が大きい場合は、隣り合うドットDTの間隔に対する、隣り合う調整点APの間隔の比を大きくすることができる。
図6は、OSD生成部244によって生成されるOSDメニューの一例を示す図である。図7は、図6に示したOSDメニューを用いた幾何学歪補正の第1例を示す図である。図8は、図6に示したOSDメニューを用いた幾何学歪補正の第2例を示す図である。図7及び図8では、フルHD(FHD)(1920(水平方向のドット数)×1080(垂直方向のドット数))の解像度を有する表示パネル260が用いられている場合において、部分的映像PIに対して幾何学歪補正が施されている。図7及び図8では、格子パターンGP内の枠FRの水平方向の幅hwは、隣り合うドット(図7及び図8において、ドットは不図示)の間隔の64倍となっており、格子パターンGP内の各枠FRの垂直方向の幅vwは、隣り合うドット(図7及び図8において、ドットは不図示)の間隔の64倍となっている。
図6に示すように、OSD生成部244によって生成されるOSDメニューは、「エリア補正」、「水平開始位置」、「垂直開始位置」、「水平幅」、「垂直幅」、「パターン表示」及び「調整開始」の各項目を含んでいる。各項目は、入力装置30(例えば、リモコン)によって設定可能になっている。
「エリア補正」の項目では、部分的映像PIの幾何学歪補正のオン又はオフ、すなわち、オーバーレイ部120による部分的映像PIの重畳のオン又はオフが切り替え可能になっている。
「水平開始位置」の項目では、映像Iの頂点VTと格子パターンGPの始点SPとの間の水平方向の距離HSが調整可能になっている。距離HSは、表示パネル260の映像Iの解像度の水平方向のドット単位で選択可能になっている。図7及び図8に示す例(FHD:1920×1080)では、距離HS(単位:ドット)は、0以上1856(1920から枠FRの水平方向の幅hw内のドット数(64)を差し引いた値)以下の範囲から選択可能になっている。
「垂直開始位置」の項目では、映像Iの頂点VTと格子パターンGPの始点SPとの間の水平方向の距離VSが調整可能になっている(図8では、距離VSは、ゼロとなっており、図示されていない。)。距離VSは、表示パネル260の解像度のドット単位で調整可能になっている。図7及び図8に示す例(FHD:1920×1080)では、距離HS(単位:ドット)は、0以上1016(1080から枠FRの垂直方向の幅vw内のドット数(64)を差し引いた値)以下の範囲から選択可能になっている。
「水平幅」の項目では、格子パターンGPの水平方向の幅HWが調整可能になっている。幅HWは、水平方向の枠FRの数単位で調整可能になっている。図7及び図8に示す例(FHD:1920×1080)では、幅HW(単位:水平方向の枠FRの数)は、1以上30以下(格子パターンGPの水平方向の全ドット数(1920)を、枠FRの水平方向の幅hw内のドット数(64)で割って切り上げた値)の範囲から選択可能になっている。
「垂直幅」の項目では、格子パターンGPの垂直方向の幅VWが調整可能になっている。幅VWは、垂直方向の枠FRの数単位で調整可能になっている。図7及び図8に示す例(FHD:1920×1080)では、幅VW(単位:垂直方向の枠FRの数)は、1以上17以下(格子パターンGPの垂直方向の全ドット数(1080)を、枠FRの垂直方向の幅hw内のドット数(64)で割って切り上げた値)の範囲から選択可能になっている。
「パターン表示」の項目では、複数の格子線GLの表示のオン又はオフが切り替え可能になっている。
「調整開始」の項目では、「調整開始」の項目が選択されることで、図6に示したOSDメニューを消去し、移動させる調整点APを選択するマーカMKを表示する。
図7に示す例では、ODSメニュー(図6)において、「水平開始位置」の項目(距離HS)が200(単位:ドット)となっており、「垂直開始位置」の項目(距離VS)が200(単位:ドット)となっており、「水平幅」の項目(幅HW)が4(単位:水平方向の枠FRの数)となっており、「垂直幅」の項目(幅VW)が4(単位:垂直方向の枠FRの数)となっている。
図8に示す例では、OSDメニュー(図6)において、「水平開始位置」の項目(距離HS)が1792(単位:ドット)となっており、「垂直開始位置」の項目(距離VS)が0(図8では、距離VS(図7)は図示されていない。)となっており、「水平幅」の項目(幅HW)が2(単位:枠FRの数)となっており、「垂直幅」の項目(幅VW)が10(単位:枠FRの数)となっている。
次に、図6に示したOSDメニューを用いた処理の一例を説明する。
まず、入力装置30(例えば、リモコン)からの操作信号によって、OSD生成部244は、図6に示したOSDメニューを表示する。
次いで、入力装置30からの操作信号によって、OSDメニューの「エリア補正」の項目をオンに設定する。
次いで、入力装置30からの操作信号によって、OSDメニューの「パターン表示」の項目をオンに設定し、補正部110は、格子パターンGPを映像I上に重畳して表示させる。
次いで、格子パターンGPが幾何学歪補正を施したい部分と重なるように、入力装置30からの操作信号によって、OSDメニューの「水平開始位置」、「垂直開始位置」、「水平幅」及び「垂直幅」の各項目を設定し、補正部110は、この設定に応じた格子パターンGPを映像Iに重畳して表示させる。
次いで、入力装置30からの操作信号によって、「調整開始」の項目が選択され、OSD生成部244は、OSDメニューを消去し、補正部110は、マーカMKを映像I上に重畳して表示させる。初期状態において、マーカMKは、格子パターンGP内の左上の調整点AP(すなわち、格子パターンGPの始点SPと重なる調整点AP)上に配置される。入力装置30からの操作信号(例えば、マーカMKを上下左右のいずれかの方向に移動させる信号)によって、マーカMKは、各調整点APに移動する。マーカMKは、各調整点APのみに移動可能であり、例えば、格子パターンGPの外側又は隣り合う調整点APの間には移動することができない。
次いで、マーカMKが、移動させる調整点APに達したとき、入力装置30からの操作信号によって、調整点APの確定を実施する。この場合、調整点APの確定前のマーカMKの色と、調整点APの確定後のマーカMKの色と、異ならせることで、マーカMKの状態の識別が容易になるようにしてもよい。次いで、入力装置30からの操作信号(例えば、調整点APを上下左右のいずれかの方向に移動させる信号)によって、目的の調整点APを移動させる。次いで、入力装置30からの操作信号によって、調整点APの確定を解除する。上述した調整点AP以外にも、移動させる調整点APが存在する場合は、入力装置30からの操作信号によって、上述した処理を繰り返す。
すべての補正が完了した場合、入力装置30の操作信号によって、OSD生成部244は、OSDメニューを再度表示し、「パターン表示」の項目をオフに設定し、処理を終了する。
図9は、部分的映像PIを囲む外枠OFと、部分的映像PIに重畳して表示される格子パターンGPとの、関係の一例を説明するための図である。
補正部110は、部分的映像PIを囲む外枠OFの内側に位置する調整点APを移動させて、部分的映像PIに対して幾何学歪補正を施す。オーバーレイ部120は、幾何学歪補正を施された部分的映像を囲む外枠OFを、幾何学歪補正が施される前に外枠OFが存在していた位置(座標)と同じ位置(座標)に重畳させる。部分的映像PIの幾何学歪補正の前後において、外枠OFの位置(座標)は、同じにする必要がある。したがって、外枠OFと重なる部分を調整点として移動させることは避ける必要がある。図9に示す例においては、外枠OFは、外枠OFの外側に位置する格子線GL上に位置している。また、外枠OFは、部分的映像PIの幾何学歪補正前の格子パターンGPの最外枠から枠FRの1つ分の幅だけ離れて位置している。ただし、格子パターンGPの最外枠と、外枠OFと、の間の距離は、図9に示す例に限定されない。例えば、格子パターンGPの最外枠と、外枠OFと、の間の距離は、枠FRの幅の整数倍であってもよい。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限定されない。
1. 映像データ内の映像の一部分である部分的映像に対して幾何学歪補正を施す補正手段と、
前記幾何学歪補正を施された前記部分的映像を、前記映像データ内の前記映像に重畳させるオーバーレイ手段と、
を備える幾何学歪補正装置。
2. 1.に記載の幾何学歪補正装置において、
前記補正手段は、前記幾何学歪補正に用いられる格子パターンの少なくとも一つの位置を、前記映像データ内の前記映像の解像度のドット単位で指定する、幾何学歪補正装置。
3. 1.又は2.に記載の幾何学歪補正装置において、
前記補正手段は、前記映像データ内の前記映像の解像度のドットと重なる調整点を移動させて、前記部分的映像に対して前記幾何学歪補正を施す、幾何学歪補正装置。
4. 3.に記載の幾何学歪補正装置において、
前記補正手段は、隣り合う前記調整点の間隔を、隣り合う前記ドットの間隔のm倍(mは、1以上の整数である。)に調整する、幾何学歪補正装置。
5. 1.から4.までのいずれか一つに記載の幾何学歪補正装置において、
前記補正手段は、前記部分的映像を囲む外枠の内側に位置する調整点を移動させて、前記部分的映像に対して前記幾何学歪補正を施し、
前記オーバーレイ手段は、前記幾何学歪補正を施された前記部分的映像を囲む前記外枠を、前記幾何学歪補正が施される前に前記外枠が存在していた位置と同じ位置に重畳させる、幾何学歪補正装置。
6. 映像データ内の映像の一部分である部分的映像に対して幾何学歪補正を施すことと、
前記幾何学歪補正を施された前記部分的映像を、前記映像データ内の前記映像に重畳させることと、
を含む幾何学歪補正方法。
7. コンピュータに、
映像データ内の映像の一部分である部分的映像に対して幾何学歪補正を施す機能と、
前記幾何学歪補正を施された前記部分的映像を、前記映像データ内の前記映像に重畳させる機能と、
を持たせるためのプログラム。
8. 1.から5.までのいずれか一つに記載の幾何学歪補正装置と、
前記幾何学歪補正装置によって補正された映像を表示する表示パネルと、
前記表示パネルによって表示された前記映像を投写する投写レンズと、
を備えるプロジェクタ。
10 幾何学歪補正装置
20 プロジェクタ
30 入力装置
110 補正部
120 オーバーレイ部
200 バス
210 入力端子
212 部
214 映像入力処理部
216 スケーラ部
220 受信部
230 CPU
232 ROM
240 フレームメモリ
242 フレームメモリ制御部
244 OSD生成部
250 光源
252 光源駆動部
260 表示パネル
262 表示パネル駆動部
270 投写レンズ
AP 調整点
AR 領域
DT ドット
FR 枠
GL 格子線
GP 格子パターン
I 映像
MK マーカ
OF 外枠
PI 部分的映像
SP 始点
VT 頂点

Claims (8)

  1. 映像データ内の映像の一部分である部分的映像に対して幾何学歪補正を施す補正手段と、
    前記幾何学歪補正を施された前記部分的映像を、前記映像データ内の前記映像に重畳させるオーバーレイ手段と、
    を備える幾何学歪補正装置。
  2. 請求項1に記載の幾何学歪補正装置において、
    前記補正手段は、前記幾何学歪補正に用いられる格子パターンの少なくとも一つの位置を、前記映像データ内の前記映像の解像度のドット単位で指定する、幾何学歪補正装置。
  3. 請求項1又は2に記載の幾何学歪補正装置において、
    前記補正手段は、前記映像データ内の前記映像の解像度のドットと重なる調整点を移動させて、前記部分的映像に対して前記幾何学歪補正を施す、幾何学歪補正装置。
  4. 請求項3に記載の幾何学歪補正装置において、
    前記補正手段は、隣り合う前記調整点の間隔を、隣り合う前記ドットの間隔のm倍(mは、1以上の整数である。)に調整する、幾何学歪補正装置。
  5. 請求項1から4までのいずれか一項に記載の幾何学歪補正装置において、
    前記補正手段は、前記部分的映像を囲む外枠の内側に位置する調整点を移動させて、前記部分的映像に対して前記幾何学歪補正を施し、
    前記オーバーレイ手段は、前記幾何学歪補正を施された前記部分的映像を囲む前記外枠を、前記幾何学歪補正が施される前に前記外枠が存在していた位置と同じ位置に重畳させる、幾何学歪補正装置。
  6. 映像データ内の映像の一部分である部分的映像に対して幾何学歪補正を施すことと、
    前記幾何学歪補正を施された前記部分的映像を、前記映像データ内の前記映像に重畳させることと、
    を含む幾何学歪補正方法。
  7. コンピュータに、
    映像データ内の映像の一部分である部分的映像に対して幾何学歪補正を施す機能と、
    前記幾何学歪補正を施された前記部分的映像を、前記映像データ内の前記映像に重畳させる機能と、
    を持たせるためのプログラム。
  8. 請求項1から5までのいずれか一項に記載の幾何学歪補正装置と、
    前記幾何学歪補正装置によって補正された映像を表示する表示パネルと、
    前記表示パネルによって表示された前記映像を投写する投写レンズと、
    を備えるプロジェクタ。
JP2019160941A 2019-09-04 2019-09-04 幾何学歪補正装置、幾何学歪補正方法、プログラム及びプロジェクタ Pending JP2021040256A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019160941A JP2021040256A (ja) 2019-09-04 2019-09-04 幾何学歪補正装置、幾何学歪補正方法、プログラム及びプロジェクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019160941A JP2021040256A (ja) 2019-09-04 2019-09-04 幾何学歪補正装置、幾何学歪補正方法、プログラム及びプロジェクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021040256A true JP2021040256A (ja) 2021-03-11

Family

ID=74847425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019160941A Pending JP2021040256A (ja) 2019-09-04 2019-09-04 幾何学歪補正装置、幾何学歪補正方法、プログラム及びプロジェクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021040256A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8162487B2 (en) Video projector
JP3846592B2 (ja) 画像処理システム、プロジェクタ、プログラム、情報記憶媒体および画像処理方法
US8322862B2 (en) Projector, computer program product, and trapezoidal distortion correcting method
JP6205777B2 (ja) 投影装置、投影方法、及び投影のためのプログラム
JP6155717B2 (ja) 画像処理装置、プロジェクター及び画像処理方法
US9224321B2 (en) Projector for performing trapezoidal distortion correction and method of controlling projector
JP6645687B2 (ja) 表示装置及び制御方法
EP2887658B1 (en) Geometric correction adjustment method
JP2010026870A (ja) 画像処理装置、画像表示装置および画像データ生成方法
JP2009239638A (ja) プロジェクタの投射画像の歪補正方法、及びプロジェクタ
US11069038B2 (en) Information processing apparatus, information processing method, and image display apparatus
JP6418010B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び表示装置
JP2006033672A (ja) 曲面マルチスクリーン投射方法及び曲面マルチスクリーン投射装置
JP2010130385A (ja) 画像表示方法及び画像表示装置
JP2021064848A (ja) 制御装置、投影装置、投影システム、投影装置の制御方法、プログラム、および記憶媒体
US20220309967A1 (en) Projection image adjustment method, information processing device, and projection system
JP2021040256A (ja) 幾何学歪補正装置、幾何学歪補正方法、プログラム及びプロジェクタ
JP6700955B2 (ja) 投影装置及び投影方法
JP2010021929A (ja) 画像投影装置
JP2020191586A (ja) 投影装置
JP6064699B2 (ja) 画像処理装置、プロジェクター及び画像処理方法
JP2012199734A (ja) 投写型表示装置および投写型表示装置の制御方法
JP2019191443A (ja) 投影装置
US20230209026A1 (en) Projection method and projector
JP7327958B2 (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20200824