JP2021036401A - 表示装置、表示方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理システムにおいて新たに表示する画像の表示位置を固定せずに表示できる表示装置を提供する。【解決手段】取得した画像11を表示する表示装置2は、メニュー画面生成部と、表示処理部と、を有する。メニュー画面生成部は、画像の縦横比と画像が表示される表示領域の縦横比が異なる場合、表示領域のどの位置に画像を表示するかの指定を受け付ける表示位置指定画面100を表示する。表示処理部は、表示位置指定画面で指定された表示位置に画像を表示する。【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置、表示方法、及び、プログラムに関する。
液晶や有機ELなどのディスプレイに情報を表示する表示装置が知られている。例えばタッチパネルにユーザがペンや指で手書きしたデータを表示する表示装置や、通行人などに広告などを表示する表示装置などがある。
これらの表示装置が有するディスプレイの縦横比(アスペクト比)は表示装置によって様々であり、ディスプレイの縦横比に応じて画像を表示する技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、他の表示装置から受信した表示範囲を示す情報と表示装置における対象データの表示領域の情報とに基づいて、表示範囲の画像が表示領域に含まれるように、表示範囲及びその周囲の画像を拡大又は縮小して表示する表示装置が開示されている。
しかしながら、従来の技術は、新たに表示する画像の表示位置が固定されてしまうという問題があった。記憶媒体から画像を読み込んでディスプレイに表示する場合、ディスプレイにおける画像の表示領域の縦横比が画像の縦横比と異なっている場合がある。このような場合、表示領域の全面に画像を表示することは困難なため、表示装置は画像の長い辺が表示領域に入るように変倍して(長辺フィット)、表示領域の中央など決まった表示位置に画像を表示する。
本発明は、上記課題に鑑み、新たに表示する画像の表示位置を固定せずに表示できる表示装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、取得した画像を表示する表示装置であって、前記画像の縦横比と前記画像が表示される表示領域の縦横比が異なる場合、前記表示領域のどの位置に前記画像を表示するかの指定を受け付ける表示位置指定画面を表示するメニュー画面生成部と、前記表示位置指定画面で指定された表示位置に前記画像を表示する表示処理部と、を有することを特徴とする。
新たに表示する画像の表示位置を固定せずに表示できる表示装置を提供することができる。
表示装置が画像を表示する場合の比較技術を説明する図である。 縦長の表示装置が画像を表示する場合の比較技術を説明する図である。 画像を読み込む場合に表示装置が表示する表示位置指定画面の一例を示す図である。 画像処理システムの全体構成図の一例である。 表示装置のハードウェア構成図の一例である。 表示装置の機能をブロック状に分けて説明する機能ブロック図の一例である。 各画像レイヤの構成図の一例である。 読み込む画像とディスプレイのアスペクト比に応じた画像の表示位置の決定に関する表示装置の機能を示す機能ブロック図の一例である。 ディスプレイ方向を説明する図である。 ディスプレイ方向に応じた表示位置指定画面の一例を示す図である。 メニュー画面生成部が表示する設定画面の一例を示す図である。 表示装置が読み込む画像とディスプレイのアスペクト比に応じて画像の表示位置を決定する手順を示すフローチャート図の一例である。 画像の変倍を説明する図である。 画像の上、下、又は両方に余白を形成する設定を受け付ける表示位置指定画面の一例を示す図である。 表示位置への画像の表示例について説明する図である。 表示位置指定画面の一例を示す図である(実施例2)。 表示装置の他の構成例を示す図である。 表示装置の他の構成例を示す図である。 表示装置の他の構成例を示す図である。 表示装置の他の構成例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、表示装置及び表示装置が行う表示方法について図面を参照しながら説明する。
<比較技術について>
本実施形態の表示装置を説明するにあたり、好適な比較技術について説明する。
図1は、表示装置2が画像11を表示する場合の比較技術を説明する図である。まず、表示装置2には、縦長のディスプレイ3を搭載したもの(以下、縦型の表示装置2という)と、横長のディスプレイ3を搭載したもの(以下、横型の表示装置2という)がある。図1(a)では縦型の表示装置2がディスプレイ3に表示していた画像11を取り込んだ。なお、取り込むことを「保存する」「キャプチャする」ともいう。ディスプレイ3が縦長のため、保存された画像11も縦長となる(図1(b))。
この画像11を図1(c)に示す横型の表示装置2が表示する場合、画像11のアスペクト比と横型の表示装置2のディスプレイ3のアスペクト比が合わない。このため、横型の表示装置2は画像11の長い方の辺がディスプレイ3の縦方向の長さに一致するように画像11を変倍して表示する(図1(d))。この場合、画像11の表示位置は左右方向の例えば中央に固定されていた。画像11の左右の領域は余白となる。
図2は、縦長の表示装置2が画像11を表示する場合の比較技術を説明する図である。図2(a)では横型の表示装置2がディスプレイ3に表示していた画像11を取り込んだ。ディスプレイ3が横長のため、保存された画像11も横長となる(図2(b))。
この画像11を図2(c)に示す縦型の表示装置2が表示する場合、画像11のアスペクト比と縦型の表示装置2のディスプレイ3のアスペクト比が合わない。このため、縦型の表示装置2は画像11の長い方の辺がディスプレイ3の横方向の長さに一致するように画像11を変倍して表示する(図2(d))。この場合、画像11の表示位置は上下方向の例えば中央に固定されていた。画像11の上下の領域は余白となる。
しかしながら、ユーザとしては画像11をディスプレイ3の端に表示して中央に余白を作り、余白に手書きしたり、余白に資料を表示したりしたい場合がある。一方、画像11をディスプレイ3の中央に表示して画像11について説明したい場合もある。いったん表示された画像11は、後からユーザが移動させることができるが、表示後に移動させることは手間となっていた。
<本実施例の表示装置の動作の概略>
そこで、本実施形態の表示装置2は、読み込む画像11とディスプレイ3のアスペクト比が異なる場合、画像11をディスプレイ3のどの表示位置に表示するかをユーザが指定する表示画面(以下、表示位置指定画面と記載する)を表示する。
図3は、画像11を読み込む場合に表示装置2が表示する表示位置指定画面100の一例である。図3(a)の表示位置指定画面100には、中央101、右寄せ102、左寄せ103というボタンがあり、ユーザはいずれかを選択できる。
ユーザが左寄せ103を選択した場合、図3(b)に示すように、表示装置2はディスプレイ3の左端に画像11を表示する。ユーザが中央101を選択した場合、図3(c)に示すように、表示装置2はディスプレイ3の中央101に画像11を表示する。ユーザが右寄せ102を選択した場合、図3(d)に示すように、表示装置2はディスプレイ3の右端に画像11を表示する。
このように、本実施例の表示装置2は、ユーザが画像11の表示位置を選択できるため、これから表示する画像の表示位置が固定されず、どこに余白が生じるように画像11を表示するかをユーザが決定できる。
<用語について>
縦横比とは、画面や画像の縦と横の長さ(ピクセル数)の比である。本実施形態ではアスペクト比という用語で説明する。アスペクト比が異なる場合、相似でないともいえる。
ディスプレイ方向が横向きとはアスペクト比が1より大きい場合を言い、ディスプレイ方向が縦向きとはアスペクト比が1より小さい場合を言う(アスペクト比が1の場合はどちらでもよい)。ただし、本実施形態では以下のように定義する。縦H、横Wとした場合、W:Hと表記し、
アスペクト比=W/H とする。
画像が表示される表示領域とは、ディスプレイのうち画像が表示される領域である。最大の表示領域はディスプレイ全体である。
表示領域のどの位置に画像を表示するかとは、画像が表示領域に入るように変倍した場合に、表示位置に任意性があり、一意に決まらない場合にどの位置に表示するかである。
<システムの概要>
図4は、本実施形態の画像処理システム1の全体構成図である。なお、図4では、説明を簡略化するために、2台の表示装置2a,2b及びこれに付随する電子ペン4a,4b等を示しているだけであって、3台以上の表示装置2や電子ペン等を利用してもよい。
図4に示されているように、画像処理システム1は、複数の表示装置2a,2b、複数の電子ペン4a,4b、USBメモリ5a,5b、外部装置6a,6b、テレビ(ビデオ)会議端末7a,7b、及びPC(Personal Computer)8を有する。また、表示装置2a,2b、及びPC8は、通信ネットワークNを介して通信可能に接続されている。更に、複数の表示装置2a,2bには、それぞれディスプレイ3a,3bが設けられている。
また、表示装置2aには、電子ペン4aによって生じたイベント(ディスプレイ3aに電子ペン4aのペン先、又は、電子ペン4aのペン尻のタッチ)による描画された画像11を、ディスプレイ3aに表示させることができる。なお、電子ペン4aだけでなく、ユーザの指を含む手Ha等によって生じたイベント(拡大、縮小、ページめくり等のジェスチャ)に基づいて、ディスプレイ3a上に表示されている画像11を変更させることもできる。
また、表示装置2aには、USBメモリ5aが接続可能であり、表示装置2aはUSBメモリ5aからPDF等の電子ファイルを読み出したり、表示装置2aはUSBメモリ5aに電子ファイルを記録したりすることができる。また、表示装置2aには、DisplayPort(登録商標)、DVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標。High−Definition Multimedia Interface)及びVGA(Video Graphics Array)等の規格による通信が可能なケーブル10a1を介して、外部装置6aが接続されている。ケーブル10a1はネットワークでもよい。
そして、表示装置2aは、ディスプレイ3aに対する接触によってイベントを発生させ、このイベントを示すイベント情報を、マウスやキーボード等の入力装置からのイベントと同様に、外部装置6aに送信する。同じく、表示装置2aには、上記規格による通信が可能なケーブル10a2を介して、テレビ(ビデオ)会議端末7aが接続されている。なお、外部装置6a、及びテレビ会議端末7aは、Bluetooth(登録商標)等の各種無線通信プロトコルに準拠した無線通信により、表示装置2aと通信してもよい。
一方、表示装置2bが設置されている他の拠点では、上記と同様に、ディスプレイ3bを備えた表示装置2b、電子ペン4b、USBメモリ5b、外部装置6b、テレビ会議端末7b、ケーブル10b1、ケーブル10b2が利用される。更に、ユーザの手Hb等によって生じたイベントに基づいて、ディスプレイ3b上に表示されている画像11を変更させることもできる。
これにより、一の拠点で表示装置2aのディスプレイ3a上に描画された画像11は、他の拠点で表示装置2bのディスプレイ3b上にも表示され、逆に他の拠点で表示装置2bのディスプレイ3b上に描画された画像11は、一の拠点で表示装置2aのディスプレイ3a上に表示される。このように、画像処理システム1では、遠隔地において同じ画像11を共有する遠隔共有処理を行うことができるため、遠隔地での会議等に用いると、非常に便利である。
なお、以下では、複数の表示装置2のうち任意の表示装置2を示す場合には「表示装置2」と示す。複数のディスプレイ3のうち任意のディスプレイ3を示す場合には「ディスプレイ3」と示す。複数の電子ペンのうち任意の電子ペンを示す場合には「電子ペン4」と示す。複数のUSBメモリのうち任意のUSBメモリを示す場合には「USBメモリ5」と示す。複数の外部装置のうち任意の外部装置を示す場合には「外部装置6」と示す。複数のテレビ会議端末のうち任意のテレビ会議端末を示す場合には「テレビ会議端末7」と示す。また、複数のユーザの手のうち任意の手を示す場合には「手H」と示す。複数のケーブルのうち任意のケーブルを示す場合には「ケーブル10」と示す。
また、本実施形態では、情報処理装置の一例として、表示装置2を説明するが、これに限るものではなく、情報処理装置の他の例として、電子看板(デジタルサイネージ)、スポーツや天気予報等で利用されるテレストレータ、又は、遠隔画像(映像)診断装置等であってもよい。また、外部装置6の一例としてノートPCが挙げられるが、外部装置6としては、デスクトップ型PCやタブレット型PC、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルビデオカメラ、デジタルカメラ、ゲーム機等の画像フレームを供給可能な端末であってもよい。なお、これら情報処理装置では表示装置2用の所定のアプリケーション(プログラム)が動作しており、アプリケーションがタッチパネルに対する接触位置に基づいて手書きデータを表示する。
更に、通信ネットワークNには、インターネット、LAN(Local Area Network)、携帯電話通信網等が含まれる。また、本実施形態では、記録媒体の一例として、USBメモリを説明するが、これに限るものではなく、記録媒体の他の例として、SDカード(登録商標)等の各種記録メディアであってもよい。
<表示装置のハードウェア構成>
図5は、表示装置のハードウェア構成図の一例である。図5では表示装置2として電子黒板を想定して説明する。図5に示されているように、表示装置2は、CPU(Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、SSD(Solid State Drive)204、ネットワークI/F205、及び、外部機器接続I/F(Interface)206を備えている。
これらのうち、CPU201は、表示装置2全体の動作を制御する。ROM202は、CPU201やIPL(Initial Program Loader)等のCPU201の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM203は、CPU201のワークエリアとして使用される。SSD204は、電子黒板用のプログラム等の各種データを記憶する。ネットワークI/F205は、通信ネットワークNとの通信を制御する。外部機器接続I/F206は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリ230、外付け機器(マイク240、スピーカ250、カメラ260)である。
また、表示装置2は、キャプチャデバイス211、GPU212、ディスプレイ3コントローラ213、接触センサ214、センサコントローラ215、電子ペンコントローラ216、近距離通信回路219、及び近距離通信回路219のアンテナ219a、電源スイッチ222、選択スイッチ類223、カメラ224、及び、方向検知センサ225を備えている。
これらのうち、キャプチャデバイス211は、外付けのPC(Personal Computer))270のディスプレイ3に対して映像情報を静止画又は動画として表示させる。GPU(Graphics Processing Unit)212は、グラフィクスを専門に扱う半導体チップである。ディスプレイ3コントローラ213は、GPU212からの出力画像をディスプレイ3等へ出力するために画面表示の制御及び管理を行う。接触センサ214は、ディスプレイ3上に電子ペン290やユーザの手H等が接触したことを検知する。センサコントローラ215は、接触センサ214の処理を制御する。接触センサ214は、赤外線遮断方式による座標の入力及び座標の検出を行う。この座標の入力及び座標の検出する方法は、ディスプレイ3の上側両端部に設置された2つ受発光装置が、ディスプレイ3に平行して複数の赤外線を放射し、ディスプレイ3の周囲に設けられた反射部材によって反射されて、受光素子が放射した光の光路と同一の光路上を戻って来る光を受光する方法である。接触センサ214は、物体によって遮断された2つの受発光装置が放射した赤外線のIDをセンサコントローラ215に出力し、センサコントローラ215が、物体の接触位置である座標位置を特定する。電子ペンコントローラ216は、電子ペン290と通信することで、ディスプレイ3へのペン先のタッチやペン尻のタッチの有無を判断する。近距離通信回路219は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信回路である。電源スイッチ222は、表示装置2の電源のON/OFFを切り換えるためのスイッチである。選択スイッチ類223は、例えば、ディスプレイ3の表示の明暗や色合い等を調整するためのスイッチ群である。
カメラ224はディスプレイ3の例えばベゼルに内蔵されている撮像装置であり、表示装置2の前方を撮像する。カメラ224があればカメラ260のように外付け型のカメラはなくてもよい。
方向検知センサ225は、ディスプレイ3の方向を検知するセンサである。ディスプレイ3の方向には縦向きと横向きがある。本実施例の表示装置2は、ディスプレイ3をユーザが縦向き又は横向きに切り替えることができる。このよう機能をピボット機能という。回転自体はディスプレイ3を支えるスタンドの機構によるが、方向検知センサ225はディスプレイ3の回転角度を検知する。例えば、加速度センサにより重力方向を検出して、縦向きか横向きかを検出する。あるいは、スタンド部分の回転を検出してもよい。表示装置2はディスプレイ3が横向きでも縦向きでも、画像11の上下を天地方向に合わせて回転させる。
更に、表示装置2は、バスライン210を備えている。バスライン210は、図5に示されているCPU201等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
なお、接触センサ214は、赤外線遮断方式に限らず、静電容量の変化を検知することにより接触位置を特定する静電容量方式のタッチパネル、対向する2つの抵抗膜の電圧変化によって接触位置を特定する抵抗膜方式のタッチパネル、接触物体が表示部に接触することによって生じる電磁誘導を検知して接触位置を特定する電磁誘導方式のタッチパネルなどの種々の検出手段を用いてもよい。また、電子ペンコントローラ216が、電子ペン290のペン先及びペン尻だけでなく、電子ペン290のユーザが握る部分や、その他の電子ペンの部分のタッチの有無を判断するようにしてもよい。
<表示装置の機能構成>
続いて、図6、図7を用いて、表示装置2の機能構成について説明する。なお、先ずは、図6を用いて、表示装置2の全体的な機能構成について説明する。図6は、表示装置2の機能をブロック状に分けて説明する機能ブロック図である。
表示装置2は、図5に示されているハードウェア構成及びプログラムによって、図6に示されている各機能構成を有する。表示装置2は、最初に遠隔共有処理を開始する「主催装置」となり得ると共に、既に開始されている遠隔共有処理に後から参加する「参加装置」にもなり得る。また、表示装置2は、大きく分けて、クライアント部20及びサーバ部90の両方によって構成されている。
クライアント部20及びサーバ部90は、表示装置2の1台の筐体内で実現される機能である。そして、表示装置2が主催装置となる場合には、この表示装置2では、クライアント部20とサーバ部90が実現される。また、表示装置2が参加装置となる場合には、この表示装置2では、クライアント部20は実現されるが、サーバ部90は実現されない。即ち、図4において、表示装置2aが主催装置で、表示装置2bが参加装置となる場合、表示装置2aのクライアント部20は、同じ表示装置2a内に実現されたサーバ部90を介して、他の表示装置2bのクライアント部20と通信を行う。一方、表示装置2bのクライアント部20は、他の表示装置2a内に実現されたサーバ部90を介して、他の表示装置2aのクライアント部と通信を行う。
〔クライアント部の機能構成〕
続いて、主に図6、図7を用いて、クライアント部20の機能構成について説明する。クライアント部20は、映像取得部21、座標検知部22、自動調整部23、接触検知部24、イベント振分部25、操作処理部26、ジェスチャ処理部27、映像重畳部28、画像処理部30、及び通信制御部60を有する。
このうち、映像取得部21は、ケーブル10に接続された外部装置6の出力画像を取得する。映像取得部21は、外部装置6から映像を受信すると、この映像を解析して、この映像によって形成される外部装置6の表示画像である画像フレームの解像度や、この画像フレームの更新頻度などの画像情報を導出し、画像取得部31に出力する。
座標検知部22は、ディスプレイ3上でユーザが入力手段を接触させた座標位置を検出する。ユーザがディスプレイ3上で入力手段を連続的に移動させた軌跡が手書きデータである。また、この手書きデータをストロークという場合がある。なお、入力手段は電子ペン4又はユーザの手Hのどちらでもよい。また、座標検知部22は、タッチされた面積も検出する。
自動調整部23は、表示装置2の起動時(再起動時と表現してもよい)に起動され、座標検知部22が適切な値を出力できるように、光センサ方式により座標を検知する座標検知部22がセンサーカメラの画像を処理する際のパラメータを調整する。
接触検知部24は、ユーザによって生じたイベント(ディスプレイ3上に電子ペン4のペン先又は電子ペン4のペン尻が押下(タッチ)された動作等)を検出する。
イベント振分部25は、座標検知部22によって検知されたイベントの座標位置と接触検知部24によって検出された検出結果を、ストローク描画、UI操作、及びジェスチャ操作の各イベントに振り分ける。ここで、「ストローク描画」は、ディスプレイ3上に図7に示されている後述のストローク画像(B)が表示されている場合に、ユーザがディスプレイ3上で電子ペン4を押下し、この押下した状態で電子ペン4を移動させ、最終的にディスプレイ3上から電子ペン4を離すまでのイベントである。このストローク描画により、例えば、アルファベット「S」や「T」等がディスプレイ3上に描画される。なお、この「ストローク描画」には、画像を描画するだけでなく、既に描画された画像を削除したり、描画された画像を編集したりするイベントも含まれる。
「UI操作」は、ディスプレイ3上に図7に示されている後述のUI画像(A)が表示されている場合に、ユーザが電子ペン4又は手Hによって所定の位置を押下したイベントである。このUI操作により、例えば、電子ペン4により描画される線の色や幅等が設定される。
「ジェスチャ操作」は、ディスプレイ3上に図7に示されている後述のストローク画像(B)が表示されている場合に、ユーザが手Hでディスプレイ3上をタッチしたり移動させたりするイベントである。このジェスチャ操作により、例えば、ユーザがディスプレイ3に手Hをタッチさせた状態で手Hを移動させることで、画像の拡大(若しくは縮小)、表示領域の変更、又は、ページ切り換え等を行うことができる。
操作処理部26は、イベント振分部25によってUI操作と判断されたものから、イベントが発生されたUIの要素にしたがって、各種操作を実行する。このUIの要素としては、例えば、ボタン、リスト、チェックボックス、テキストボックスが挙げられる。ジェスチャ処理部27は、イベント振分部25によってジェスチャ操作と判断されたものに対応した操作を実行する。
映像重畳部28は、後述の表示処理部36で重畳された画像を映像として表示部29に対して表示する。表示部29はディスプレイ3により実現される表示機能を示す。また、映像重畳部28は、外部装置6等からの映像に対して、テレビ会議端末7等から送られて来た映像をピクチャーインピクチャーする。更に、映像重畳部28は、ピクチャーインピクチャーされて表示部29の一部に表示された映像を、表示部29の全体に表示させるための切り替えを行う。
画像処理部30は、図7に示されているような各画像レイヤの重畳処理等を行う。この画像処理部30は、画像取得部31、ストローク処理部32、メニュー画面生成部33、画像生成部34、レイアウト管理部35、表示処理部36、ページ処理部37、ファイル処理部40、ページデータ記憶部300、及び遠隔ライセンス管理テーブル310を有している。
このうち、画像取得部31は、映像取得部21で取得された映像から、各フレームを画像として取得する。画像取得部31は、この画像のデータを、ページ処理部37に出力する。この画像は、図7に示されている外部装置6等からの出力画像(C)に相当する。本実施形態では出力画像(C)を映像と称している。
ストローク処理部32は、イベント振分部25によって割り振られたストローク描画に係るイベントに基づいて、画像(手書きデータ)を描画したり、描画された画像を削除したり、描画された画像を編集する。このストローク描画による画像は、図7に示されているストローク画像(B)に相当する。また、このストローク描画に基づいた画像の描画、削除、編集の各結果は、後述の操作データとして、データ管理部80に記憶される。
メニュー画面生成部33は、表示装置2に予め設定されているUI(ユーザインターフェース)画像を生成する。このUI画像は、図7に示されているUI画像(A)に相当する。
画像生成部34は、ページ処理部37がページデータ記憶部300から読み出したページデータのうちのメディアデータを、ページ処理部37から受信する。画像生成部34は、この受信したメディアデータを表示処理部36に出力する。また、このメディアデータによる画像は、図7に示されている背景画像(D)に相当する。背景画像(D)のパターンは、無地、グリッド表示等である。
レイアウト管理部35は、表示処理部36に対して、画像取得部31、ストローク処理部32、及びメニュー画面生成部33(又は画像生成部34)から出力された各画像のレイアウトを示すレイアウト情報を管理している。これにより、レイアウト管理部35は、表示処理部36に対して、出力画像(C)及びストローク画像(B)を、UI画像(A)及び背景画像(D)中のどの位置に表示させるか又は非表示にさせるかを指示することができる。
表示処理部36は、レイアウト管理部35から出力されたレイアウト情報に基づき、画像取得部31、ストローク処理部32、及びメニュー画面生成部33(画像生成部34)から出力された各画像のレイアウトを行う。
ページ処理部37は、ストローク画像(B)のデータと出力画像(C)のデータを、1つのページデータにまとめてページデータ記憶部300に記憶する。ストローク画像(B)のデータは、ストローク配列データ(各ストロークデータ)としてページデータの一部を成す。出力画像(C)のデータは、メディアデータとしてページデータの一部を成す。そして、このメディアデータは、ページデータ記憶部300から読み出されると、背景画像(D)のデータとして取り扱われる。
また、ページ処理部37は、一旦記憶されたページデータのうちのメディアデータを、画像生成部34を介して表示処理部36に送信することで、映像重畳部28が背景画像(D)をディスプレイ3に再表示させることができる。また、ページ処理部37は、ページデータのうちのストローク配列データ(各ストロークデータ)を、ストローク処理部32に戻すことで、ストロークの再編集ができる状態にすることができる。更に、ページ処理部37は、ページデータを削除したり複製したりすることもできる。
即ち、ページ処理部37がページデータ記憶部300にページデータを記憶する時点でディスプレイ3上に表示されている出力画像(C)のデータは、一旦、ページデータ記憶部300に記憶され、その後にページデータ記憶部300から読み出される際には、背景画像(D)を示すメディアデータとして読みされる。そして、ページ処理部37は、ページデータ記憶部300から読み出したページデータのうち、ストローク画像(B)を示すストローク配列データを、ストローク処理部32に出力する。また、ページ処理部37は、ページデータ記憶部300から読み出したページデータのうち、背景画像(D)を示すメディアデータを、画像生成部34に出力する。
表示処理部36は、画像取得部31からの出力画像(C)、ストローク処理部32からのストローク画像(B)、メニュー画面生成部33からのUI画像(A)、及び、画像生成部34からの背景画像(D)を、レイアウト管理部35によって指定されたレイアウトにしたがって重畳する。これにより、図7に示されているように、各画像が重なってもユーザが見える順に、UI画像(A)、ストローク画像(B)、出力画像(C)、及び背景画像(D)の各レイアの構成となっている。
また、表示処理部36は、図7に示されている画像(C)と画像(D)を切り替えて、画像(A)及び画像(B)に対して排他的に重畳することも可能である。例えば、当初、画像(A)、画像(B)及び画像(C)が表示されている状態で、表示装置2と外部装置6等との間のケーブル10が抜かれた場合には、レイアウト管理部35の指定によって、画像(C)を重畳対象から外し、画像(D)を表示させることができる。この場合に、また、表示処理部36は、表示の拡大、表示の縮小、表示領域の移動処理も行う。
ファイル処理部40は、ファイルの入力と出力に関する処理を行う。ファイル処理部40は、USBメモリ5等の記憶装置から画像データを読み込み、各ページをページデータとしてページデータ記憶部300に記憶する。また、ファイル処理部40は、ページデータ記憶部300に記憶されているページデータを、PDF形式のファイルに変換して、USBメモリ5等の記憶装置に記憶させる。この他、PDFファイルを電子メールに添付して送信する。
〔サーバ部の機能構成〕
サーバ部90は、各表示装置2に設けられており、いずれの表示装置2であっても、サーバ部としての役割を果たすことができる。そのため、サーバ部90は、通信制御部70、及びデータ管理部80を有している。
通信制御部70は、同じ表示装置2内のクライアント部20における通信制御部70、及び通信ネットワークNを介して他の表示装置2内のクライアント部20における通信制御部70との通信を制御する。データ管理部80は、操作データや画像データ等を管理する。
<読み込む画像とディスプレイのアスペクト比に応じた画像の表示位置の決定に関する表示装置の機能>
続いて、図8を参照して、画像11の表示位置の決定に関する表示装置の機能について説明する。図8は、読み込む画像11とディスプレイ3のアスペクト比に応じた画像11の表示位置の決定に関する表示装置2の機能を示す機能ブロック図の一例である。図8の表示装置は、図6に示した機能から一部が抽出された機能と、新たにディスプレイ方向検出部42とアスペクト比比較部41とを有している。また、画像記憶部43とアスペクト比記憶部44を有している。
画像記憶部43には表示装置2が表示する画像11の画像データが記憶されている。画像記憶部43は、上記USBメモリ5だけでなく、クラウド上のサーバ、及び、NAS(Network Attached Storage)なども含む。表示装置2のRAM203又はSSD204が対応する場合もある。また、スマートフォンなどの携帯端末が記憶している画像データを近距離通信回路219(Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi、NFC)などで受信してもよい。また、他の拠点の表示装置2が画像データを記憶している場合、画像記憶部43に他の拠点の表示装置2も含まれる。
なお、表示装置2は、同じ表示装置2が保存した画像11を表示する場合もあるし、異なる表示装置2が保存した画像11を保存する場合もある。また、同じ表示装置2又は異なる表示装置2が保存した画像11を表示する場合、保存時と表示時とでディスプレイ方向が異なる場合と同じ場合がある。
また、画像記憶部43に記憶されている画像11は、表示装置2が取り込んだ画像11だけでなく、任意の画像11が含まれる。例えば、カメラで撮像した画像、電子メールで送信された画像、ネットワークからダウンロードした画像などでもよい。
操作処理部26はユーザがUI画像に対し行った画像11(ファイル)の読み込み操作を受け付けて、ファイル処理部40に選択された画像11を通知する。ファイル処理部40は画像記憶部43からユーザが選択した画像11を読み込んで、アスペクト比をアスペクト比比較部41に通知する。
アスペクト比は、画像11のメタデータに記載の縦と横の解像度又はサイズから算出できる。画像データのフォーマットには、JPEG、TIFF、BMP、PNG、GIFなどがあるが、JPEGとTIFFにはEXIF(Exchangeable image file format)という規格のメタデータが付随していており、メタデータの中に縦と横の解像度又はサイズが格納されている。その他のフォーマットの画像にも縦と横の解像度又はサイズがメタデータに含まれている。
したがって、ファイル処理部40は画像データの本体まで読み込まなくてもアスペクト比を検出できる。なお、画像11のメタデータにアスペクト比がそのまま記載されていてもよい。
また、ディスプレイ方向検出部42は、現在のディスプレイ方向を検出する。図9は、ディスプレイ方向を説明する図である。図9(a)は横向きのディスプレイ方向を示し、図9(b)は縦向きのディスプレイ方向を示す。図9に示すように、ディスプレイ3は少なくとも90度回転できる。回転はユーザが行っても、モーターが行ってもよい。
ディスプレイ方向検出部42は方向検知センサ225の検知結果に基づいて、ユーザが回転させたディスプレイ方向が横向きか又は縦向きかを検出する。ディスプレイ方向検出部42は検出したディスプレイ方向をアスペクト比比較部41に通知する。なお、表示装置2のディスプレイは方向が固定されていてもよく(ユーザが回転させる機構がない)、この場合、ディスプレイ方向は横向き又は縦向きに固定となる。
図8に戻って説明する。アスペクト比比較部41は、ファイル処理部40が通知したアスペクト比と、アスペクト比記憶部44に記憶されているアスペクト比を比較する。表1に示すように、アスペクト比記憶部44にはディスプレイ方向に対応づけて、アスペクト比が記憶されている。
Figure 2021036401

表1は、アスペクト比記憶部44に記憶されているアスペクト情報の一例である。アスペクト情報は、ディスプレイ方向に対応づけられたディスプレイ3のアスペクト比を有している。例えば、縦向きの場合のアスペクト比は9:16であり、横向きの場合のアスペクト比は16:9である。
ディスプレイ3のアスペクト比はディスプレイ3の物理的な形状(縦横の解像度)で決まるため、ディスプレイ3の全体が画像の表示領域となる場合、アスペクト情報には表1に示すように2つのアスペクト比が登録されていればよい。しかし、例えば、ディスプレイ3の一部(表示領域)にのみ表示装置2が画像11を表示する場合であって、その表示領域のアスペクト比がディスプレイ3のアスペクト比と異なる場合、アスペクト情報には表示領域用のアスペクト比が記憶されている。この場合、表示領域ごとに横方向と縦方向の2つのアスペクト比が登録されている。
また、表示装置2においてユーザが任意の表示領域を指定できる場合、アスペクト比比較部41はOS(Operating System)から表示領域のアスペクト比を取得できる。
アスペクト比比較部41は、ディスプレイ方向に対応づけられているアスペクト比をアスペクト比記憶部44から読み出して、ファイル処理部40が通知したアスペクト比と比較する。アスペクト比比較部41は比較結果(異)とディスプレイ方向をメニュー画面生成部33に通知する。アスペクト比比較部41は比較結果(同)に表示を画像生成部34に通知する。
なお、表示装置2のディスプレイ方向が横向き又は縦向きに固定の場合、アスペクト比記憶部44にはアスペクト比が1つのみ記憶されているので、アスペクト比比較部41はアスペクト比記憶部44のアスペクト比と、画像11のアスペクト比を比較する。
メニュー画面生成部33は、比較結果が異なる場合、図3に示したような、表示位置指定画面100をディスプレイ3に表示する。
操作処理部26は、表示位置指定画面100に対するユーザの操作(画像11の表示位置)を受け付け、表示位置情報を画像生成部34に通知する。ファイル処理部40は読み取った画像11を画像生成部34に通知するので、画像生成部34はこの画像11を表示位置情報に基づいて背景画像に配置する。
また、比較結果(同)を通知された画像生成部34は、背景画像の全面にファイル処理部40が読み取った画像11を配置する。
<表示位置指定画面の例>
以下、図10を参照して、ディスプレイ方向に応じた表示位置指定画面100について説明する。
・ディスプレイ方向が横向きの場合
図10(a)は、ディスプレイ方向が横向きの場合にディスプレイ3に表示される表示位置指定画面100の一例である。メニュー画面生成部33は、ディスプレイ方向が横向きなので、水平方向における画像11の表示位置を受け付ける表示位置指定画面100を表示する。このため、表示位置指定画面100は、中央101、右寄せ102、左寄せ103という表示位置の候補、ラジオボタン110、OKボタン104、及び、キャンセルボタン105を有している。ユーザは中央101、右寄せ102又は左寄せ103に対応するラジオボタン110を選択して、OKボタン104を押下する。
・ディスプレイ方向が縦向きの場合
図10(b)は、ディスプレイ方向が縦向きの場合にディスプレイ3に表示される表示位置指定画面100の一例である。メニュー画面生成部33は、ディスプレイ方向が縦向きなので、垂直方向における画像11の表示位置を受け付ける表示位置指定画面100を表示する。このため、表示位置指定画面100は、上寄せ106、中央107、下寄せ108という表示位置の候補、ラジオボタン110、OKボタン104、及び、キャンセルボタン105を有している。ユーザは上寄せ106、中央107又は下寄せ108に対応するラジオボタン110を選択して、OKボタン104を押下する。
なお、図10(a)(b)の表示位置指定画面100は一例であり、例えば、4つ以上の表示位置を選択可能に表示してもよい。
また、図10(c)に示すようにユーザは数値で表示位置を指定してもよい。図10(c)の表示位置指定画面100は数値入力欄111を有し、数値入力欄111には左端からの乖離量をユーザが入力する。数値入力欄111には「A%(図では30%)」というように、ユーザが0〜100までの数値を指定できる。なお、図10(c)の表示位置指定画面100はディスプレイ方向が横向きの場合の例であるが、ディスプレイ方向が縦向きの場合の表示位置指定画面100でも同様に数値で表示位置を指定できる。
また、表示装置2は表示位置指定画面100の代わりに、表示位置の候補となる点線の枠(画像11と同じアスペクト比の枠)をディスプレイ3に表示して、ユーザからの選択を受け付けてもよい。これにより、ユーザは画像11が表示される位置をイメージしやすくなる。
<方向検知センサを有さない場合>
本実施例では表示装置2が方向検知センサ225を有する場合を前提に説明しているが、方向検知センサ225はなくてもよい。この場合、ディスプレイ3が縦向きか横向きかはユーザが設定する。
図11はメニュー画面生成部33が表示する設定画面120の一例である。設定画面120は、初期設定時や起動時にユーザが表示させてもよいし、画像11の読み込み時に自動的に表示してもよい。設定画面120は、横向き121と縦向き122に対応するラジオボタン125、OKボタン123、及び、キャンセルボタン124を有している。ユーザは、自分の目で確認したディスプレイ3の方向を設定画面120で設定する。操作処理部26はこの設定を受け付けるので、アスペクト比比較部41はアスペクト比記憶部44からディスプレイ方向に対応しているアスペクト比を読み込むことができる。
<動作手順>
図12は、表示装置2が読み込む画像11とディスプレイ3のアスペクト比に応じて画像11の表示位置を決定する手順を示すフローチャート図の一例である。
まず、ユーザが画像11を読み込む操作を行うため、操作処理部26が画像11(ファイル)の読み取り操作を受け付ける(S1)。ファイル処理部40が指定された画像11を読み込む(S2)。これにより、画像11のアスペクト比が検出される。
一方、ディスプレイ方向検出部42が現在のディスプレイ方向を検出する(S3)。ディスプレイ方向は、リアルタイムに検出してもよいし、最後に検出したディスプレイ方向を保持していてもよい。ユーザが設定したディスプレイ方向を使用してもよい。
次に、アスペクト比比較部41が画像11のアスペクト比と、ディスプレイ方向に応じてアスペクト比記憶部44から読み取ったアスペクト比を比較する(S4)。例えば、画像11のアスペクト比がW1:H1で、アスペクト比記憶部44から読み取ったアスペクト比がW2:H2の場合、
W2/H2−α < W1/H1 < W2/H2+α
を満たす場合はアスペクト比が同じであり、満たさない場合は異なると判断する。
αは許容誤差であり、アスペクト比が完全に一致しなくても、アスペクト比が同じであると見なすことができる範囲を示す。許容誤差を設けることで全画面表示する機会を多くすることができる。なお、αはH2/W2の数%とすればよいが、例えばユーザが任意に設定してもよい。例えば、W1:H1が9:16、W2:H2が4:3、αを5%とすると、
4/3−0.067 < 16/9は成り立つが、 16/9 > 4/3+0.067 なので、アスペクト比が異なると判断される。
アスペクト比が異なる場合(S5のNo)、メニュー画面生成部33がディスプレイ方向に応じた表示位置指定画面100をディスプレイ3に表示する(S6)。すなわち、ディスプレイ方向が横向きの場合、図10(a)に示した表示位置指定画面100を表示し、ディスプレイ方向が縦向きの場合、図10(b)に示した表示位置指定画面100を表示する。
ユーザは表示位置指定画面100に対し表示位置を指定するので、操作処理部26が表示位置を受け付ける(S7)。
画像生成部34は表示位置にファイル処理部40が読み取った画像11を配置する(S8)。具体的には画像11の長い方の辺が、ディスプレイ3側の対応する辺の長さに一致するように、画像11を変倍する(拡大又は縮小する)。詳細は、図13にて説明する。
アスペクト比が同じ場合(S5のYes)、画像生成部34がディスプレイの全面にファイル処理部40が読み取った画像11を配置する(S9)。この場合も、画像11を変倍する場合が多い。
表示処理部36は背景画像をストローク画像などと重畳して、ディスプレイ3に表示する(S10)。
<画像の変倍>
図13は、画像11の変倍を説明する図である。なお、図13ではディスプレイ3が横向きの場合を説明する。図13(a)に示す画像11の縦のサイズをH1、横のサイズをW1とする。また、図13(b)に示すディスプレイ3の縦のサイズをH2、横のサイズをW2とする。画像11をディスプレイ3内に収めるには、画像11の長い方の辺(図ではH1)をディスプレイ3内に収める必要がある。このためH2/H1を比率として、画像生成部34は、画像11を変倍する。
変倍後の画像11の縦のサイズ=H1×H2/H1
変倍後の画像11の横のサイズ=W1×H2/H1
こうすることで、画像11を最大限大きくしてディスプレイ3内に表示することができる。なお、画像11とディスプレイ3のアスペクト比が同じ場合も計算方法は同じになる。
また、図13の計算例では、変倍により画像11の縦の長さがディスプレイ3の縦の長さと一致するが、必ずしも両者は一致しなくてよい。例えば、実際よりも小さいH2(例えば80〜90%など)を使用すれば、ディスプレイ3に表示された画像11の上又は下、又は両方に余白を形成できる。
図14(a)は画像11の上、下、又は両方に余白を形成する設定を受け付ける表示位置指定画面100の一例である。図14(a)の表示位置指定画面100では、ユーザが表示位置を選択するとサブメニューが開く。サブメニューには、「やや小さめ」に対応したラジオボタン131、余白位置を指定するためのラジオボタン132がある。「やや小さめ」が選択された場合、画像11の短い方の辺と表示領域の端までの間に余白が設けられる。
ユーザが「上」に対応するラジオボタン132を選択した場合、図14(b)に示すように、画像11の上側に余白が設けられる。ユーザが「下」に対応するラジオボタン132を選択した場合、図14(c)に示すように、画像11の下側に余白が設けられる。ユーザが「両方」に対応するラジオボタン132を選択した場合、図14(d)に示すように、画像11の上下に余白が設けられる。
このように、ユーザは表示位置指定画面100により、画像11の上、下、又は両方のどこに余白を形成するかを指定できる。
なお、どの程度小さくするかをユーザが手動で入力できてもよいし、いくつかの候補から選択できてもよい。
<各表示位置への画像11の表示例>
図15を用いて各表示位置への画像11の表示例について説明する。なお、ディスプレイ3が横向きの場合は図3で説明したので、図15ではディスプレイ3が縦向きの場合を説明する。
図15は、画像11を読み込む場合に表示装置2が表示する表示位置指定画面100の一例である。図15(a)の画面には、上寄せ106、中央107、下寄せ108というボタンがあり、ユーザはいずれかに対応したラジオボタン110を選択できる。
ユーザが上寄せ106を選択した場合、図15(b)に示すように、表示装置2はディスプレイ3の上端に画像11を表示する。ユーザが中央107を選択した場合、図15(c)に示すように、表示装置2はディスプレイ3の中央に画像11を表示する。ユーザが下寄せ108を選択した場合、図15(d)に示すように、表示装置2はディスプレイ3の右端に画像11を表示する。
<まとめ>
以上説明したように、本実施例の表示装置2は、ユーザが画像11の表示位置を選択できるため、これから表示する画像データの表示位置が固定されず、どこに余白が生じるように画像11を表示するかをユーザが決定できる。
本実施例では、ユーザが画像11を移動して表示位置を指定することができる表示装置2について説明する。
なお、本実施例においては、上記の実施例1にて説明した図5のハードウェア構成図、及び、図8に示した機能ブロック図を援用できるものとして説明する。
<本実施例の表示位置指定画面の例>
図16は、本実施例の表示位置指定画面100の一例を示す。
・ディスプレイ3が横向きの場合
図16(a)に示すように、メニュー画面生成部33は、水平方向に移動できる態様で画像11を表示すると共に、操作処理部26は画像11の水平方向の移動を受け付ける。ユーザは画像11を手や電子ペンでタッチして、画面に接したまま手又は電子ペンを左又は右に移動させる。表示位置指定画面100は確定ボタン140を有しており、ユーザが確定ボタン140を押下すると、表示位置が決定される。画像生成部34は背景画像のユーザが決定した表示位置に画像11を表示する。
・ディスプレイ3が縦向きの場合
図16(b)に示すように、メニュー画面生成部33は、上下方向に移動できる態様で画像11を表示すると共に、操作処理部26は画像11の上下方向の移動を受け付ける。ユーザは画像11を手や電子ペンでタッチして、画面に接したまま手又は電子ペンを上又は下に移動させる。表示位置指定画面100は確定ボタン140を有しており、ユーザが確定ボタン140を押下すると、表示位置が決定される。画像生成部34は背景画像のユーザが決定した表示位置に画像11を表示する。
なお、図16では実際の画像11が表示されているが、表示装置2は点線の枠(画像11と同じアスペクト比の枠)などを画像11の代わりに表示して、枠に対する移動を受け付けてもよい。
<動作手順>
表示装置2の動作手順は実施例1の図12と同様でよい。ただし、ステップS7では、操作処理部26が画像11の移動(ドラッグ)により表示位置を受け付ける。
<まとめ>
本実施例によれば、実施例1の効果に加え、ユーザが実際に画像11を表示させて確認した表示位置に画像11を表示できる。また、無段階に表示位置を決定できる。
本実施例では画像を投影することで表示する表示装置について説明する。
<<表示装置の構成の別の例1>>
本実施形態の表示装置は大型のタッチパネルを有するものとして説明されているが、表示装置はタッチパネルを有するものに限られない。
図17は、表示装置の他の構成例を示す図である。図17では、通常のホワイトボード413の上辺にプロジェクター411が設置されている。このプロジェクター411が表示装置に相当する。通常のホワイトボード413とは、タッチパネルと一体のフラットパネルディスプレイではなく、ユーザがマーカーで直接、手書きするホワイトボードである。なお、ホワイトボードは黒板でもよく、映像を投影するだけの広さの平面であればよい。
プロジェクター411は超短焦点の光学系を有しており、10cm程度から歪みの少ない映像をホワイトボード413に投影できる。この映像は、無線又は有線で接続されたPC400ー1から送信されてもよいし、プロジェクター411が記憶していてもよい。
ユーザは専用の電子ペン2501を使ってホワイトボード413に手書きする。電子ペン2501は、ユーザが手書きのためにホワイトボード413に押しつけるとスイッチがONになり発光する発光部を例えば先端部に有している。光の波長は近赤外や赤外なのでユーザの目には見えない。プロジェクター411はカメラを有しており、発光部を撮像して画像を解析し電子ペン2501の方向を特定する。また、電子ペン2501は発光と共に音波を発信しており、プロジェクター411は音波の到達時間により距離を算出する。方向と距離により電子ペン2501の位置を特定できる。電子ペン2501の位置にはストロークが描画(投影)される。
プロジェクター411はメニュー430を投影するので、ユーザが電子ペン2501でボタンを押下すると、プロジェクター411が電子ペン2501の位置とスイッチのON信号により押下されたボタンを特定する。例えば、保存ボタン431が押下されると、ユーザが手書きしたストローク(座標の集合)がプロジェクター411で保存される。プロジェクター411は、予め定められたサーバ412又はUSBメモリ2600等に手書き情報を保存する。手書き情報はページごとに保存されている。画像データではなく座標のまま保存されるので、ユーザが再編集することができる。ただし、本実施形態では操作コマンドを手書きで呼び出せるのでメニュー430は表示されなくてもよい。
<<表示装置の構成の別の例2>>
図18は、表示装置の他の構成例を示す図である。図18の例では、表示装置として、端末装置600、画像投影装置700A、及び、ペン動作検出装置810を有する。
端末装置600は、画像投影装置700A及びペン動作検出装置810と有線で接続されている。画像投影装置700Aは、端末装置600により入力された画像データをスクリーン800に投影させる。
ペン動作検出装置810は、電子ペン820と通信を行っており、スクリーン800の近傍における電子ペン820の動作を検出する。具体的には、電子ペン820は、スクリーン800上において、電子ペン820が示している点を示す座標情報を検出し、端末装置600へ送信する。
端末装置600は、ペン動作検出装置810から受信した座標情報に基づき、電子ペン820によって入力されるストローク画像の画像データを生成し、画像投影装置700Aによってストローク画像をスクリーン800に描画させる。
また、端末装置600は、画像投影装置700Aに投影させている背景画像と、電子ペン820によって入力されたストローク画像とを合成した重畳画像を示す重畳画像データを生成する。
<<表示装置の構成の別の例3>>
図19は、表示装置の構成例を示す図である。図19の例では、表示装置として、端末装置600とディスプレイ800Aと、ペン動作検出装置810とを有する。
ペン動作検出装置810は、ディスプレイ800Aの近傍に配置され、ディスプレイ800A上に、電子ペン820Aが示している点を示す座標情報を検出し、端末装置600へ送信する。なお、図19の例では、電子ペン820Aは、端末装置600によってUSBコネクタを介して充電されても良い。
端末装置600は、ペン動作検出装置810から受信した座標情報に基づき、電子ペン820Aによって入力されるストローク画像の画像データを生成し、ディスプレイ800Aに表示させる。
<<表示装置の構成の別の例4>>
図20は、表示装置の構成例を示す図である。図20の例では、表示装置として、端末装置600と、画像投影装置700Aとを有する。
端末装置600は、電子ペン820Bと無線通信(Bluetooth(登録商標)等)を行って、スクリーン800上において電子ペン820Bが示す点の座標情報を受信する。そして、端末装置600は、受信した座標情報に基づき、電子ペン820Bにより入力されるストローク画像の画像データを生成し、画像投影装置700Aにストローク画像を投影させる。
また、端末装置600は、画像投影装置700Aに投影させている背景画像と、電子ペン820によって入力されたストローク画像とを合成した重畳画像を示す重畳画像データを生成する。
以上のように、上記した各実施形態は、様々なシステム構成において適用することができる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では、電子黒板として使用できる表示装置を説明したが、表示装置は画像を表示できればよく、例えばデジタルサイネージなどでもよい。
また、表示する画像11は動画でも静止画でもよい。
また、本実施形態では電子黒板を一例として説明したが、タッチパネルを有する情報処理装置であれば好適に適用できる。タッチパネルを搭載した情報処理装置としては、例えば、PJ(Projector:プロジェクター)、デジタルサイネージ等の出力装置、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPC又はデスクトップPC等であってもよい。
また、本実施形態ではペン先の座標をタッチパネルで検知する方法でペンの座標を検出したが、ペン先の座標を超音波により検出してもよい。ペンは発光と共に超音波を発信しており、表示装置2は超音波の到達時間により距離を算出する。方向と距離によりペンの位置を特定できる。ペンの軌跡をストロークとしてプロジェクターが描画(投影)する。
また、図6,図8などの構成例は、表示装置2による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。表示装置2の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
1 画像処理システム
2 表示装置
3 ディスプレイ
5 USBメモリ
11 画像
100 表示位置指定画面
特開2015−106222号公報

Claims (12)

  1. 取得した画像を表示する表示装置であって、
    前記画像の縦横比と前記画像が表示される表示領域の縦横比が異なる場合、
    前記表示領域のどの位置に前記画像を表示するかの指定を受け付ける表示位置指定画面を表示するメニュー画面生成部と、
    前記表示位置指定画面で指定された表示位置に前記画像を表示する表示処理部と、
    を有することを特徴とする表示装置。
  2. 前記表示位置指定画面は、複数の表示位置の候補を表示し、前記候補から前記画像を表示する表示位置を受け付ける画面であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記表示位置指定画面は、前記表示領域に表示した前記画像に対するユーザによる移動を受け付ける画面であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記表示領域が表示されるディスプレイが横向きか縦向きかを検出するディスプレイ方向検出部を有し、
    前記メニュー画面生成部は、前記ディスプレイが横向きの場合、前記表示領域における画像の水平方向の表示位置を受け付ける前記表示位置指定画面を表示し、
    前記ディスプレイが縦向きの場合、前記表示領域における画像の垂直方向の表示位置を受け付ける前記表示位置指定画面を表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記メニュー画面生成部は、前記表示領域が表示されるディスプレイが横向きか縦向きかの設定を受け付ける設定画面を表示し、
    前記メニュー画面生成部は、前記ディスプレイが横向きであると設定されている場合、前記表示領域における前記画像の水平方向の表示位置を受け付ける前記表示位置指定画面を表示し、
    前記ディスプレイが縦向きであると設定されている場合、前記表示領域における前記画像の垂直方向の表示位置を受け付ける前記表示位置指定画面を表示することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 前記画像の縦横比と前記画像が表示される表示領域の縦横比が同じ場合、
    前記表示処理部は、前記表示領域の全面に前記画像を表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の表示装置。
  7. 前記表示領域の前記表示位置に配置される前記画像を生成する画像生成部を有し、
    取得した前記画像の縦横比と前記画像が表示される前記表示領域の縦横比が異なる場合、
    前記画像生成部は、前記画像の長い方の辺が、前記表示領域の対応する辺の長さに一致するように前記画像を変倍して、前記表示位置に前記画像を配置することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 前記表示位置指定画面は、前記画像の長い方の辺を、前記表示領域の対応する辺の長さよりも小さく変倍する設定を有し、
    該設定を受け付けた場合、前記画像生成部は、前記画像の短い方の辺と前記表示領域の端までの間に余白を設けることを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 画像を表示するディスプレイは少なくとも90度回転でき、
    前記表示装置は前記画像を保存した時とは異なるディスプレイ方向に回転した状態で、前記画像を取得し、
    前記ディスプレイ方向が異なるために、前記画像の縦横比と前記画像が表示される表示領域の縦横比が異なる場合、
    前記メニュー画面生成部は、前記表示位置指定画面を表示することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置。
  10. 前記表示装置は、前記画像を表示する表示装置とは異なる表示装置が保存した前記画像を表示することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の表示装置。
  11. 取得した画像を表示装置が表示する表示方法であって、
    前記画像の縦横比と前記画像が表示される表示領域の縦横比が異なる場合、
    メニュー画面生成部が、前記表示領域のどの位置に前記画像を表示するかの指定を受け付ける表示位置指定画面を表示するステップと、
    表示処理部が、前記表示位置指定画面で指定された表示位置に前記画像を表示するステップと、を有することを特徴とする表示方法。
  12. 取得した画像を表示する表示装置を、
    前記画像の縦横比と前記画像が表示される表示領域の縦横比が異なる場合、
    前記表示領域のどの位置に前記画像を表示するかの指定を受け付ける表示位置指定画面を表示するメニュー画面生成部と、
    前記表示位置指定画面で指定された表示位置に前記画像を表示する表示処理部、
    として機能させるためのプログラム。
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