JP2021032922A - 撮像レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】諸収差が良好に補正される小型の撮像レンズを提供する。
【解決手段】物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、正の屈折力を有する第4レンズL4と、第5レンズL5と、第6レンズL6と、正の屈折力を有する第7レンズL7と、負の屈折力を有する第8レンズL8とを配置する。第8レンズL8を、光軸近傍においてメニスカス形状となり、変曲点が設けられた非球面形状の像面側の面を有する形状に形成する。レンズ系全体の焦点距離をf、第2レンズL2の焦点距離をf2、第4レンズL4の焦点距離をf4としたとき、撮像レンズは次の条件式を満足する。−5.00<f2/f<−2.00、10.00<f4/f<25.00。
【選択図】図1

Description

本発明は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子上に被写体像を形成する撮像レンズに係り、携帯電話機や携帯情報端末等の携帯機器に内蔵されるカメラ、デジタルスティルカメラ、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等の比較的小型のカメラへの組み込みが好適な撮像レンズに関する。
被写体を精細に撮影したり被写体に関してより多くの情報を取得したりするためには、高画素の撮像素子とともに解像度の高い撮像レンズが必要になる。撮像レンズの高解像度化を実現するための方法の一つとして、撮像レンズを構成するレンズの枚数を諸収差の補正の難易度に応じて増加させる方法がある。
8枚のレンズから成るレンズ構成は、撮像レンズを構成するレンズの枚数が多いことから設計上の自由度が高く、諸収差を良好に補正できる。8枚構成の撮像レンズとしては、例えば特許文献1に記載の撮像レンズが知られている。
特許文献1には、物体側に凸面を向けた正の屈折力を有する第1レンズと、第2レンズと、第3レンズと、第4レンズと、第5レンズと、第6レンズと、負の屈折力を有する第7レンズと、像面側に凹面を向けた負の屈折力を有する第8レンズとから構成された撮像レンズが記載されている。
特開2017−116594号公報
上記特許文献1に記載の撮像レンズによれば比較的良好に諸収差を補正できるものの、当該撮像レンズはレンズ系全体の焦点距離に対して光学全長が長いため、スマートフォン等の薄型の機器に内蔵される小型のカメラに組み込むには小型化や低背化が不十分である。特許文献1に記載の撮像レンズによって更なる小型化や低背化を図りつつより良好な収差補正を実現することは困難である。
なお、こうした問題はスマートフォンに組み込まれる撮像レンズに特有の問題ではなく、携帯電話機、携帯情報端末、デジタルスティルカメラ、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等の比較的小型のカメラに組み込まれる撮像レンズにおいて共通の問題である。
本発明の目的は、撮像レンズの小型化と良好な収差補正との両立を図ることのできる撮像レンズを提供することにある。
本発明の撮像レンズは、撮像素子上に被写体像を形成する撮像レンズであって、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正の屈折力を有する第4レンズと、第5レンズと、第6レンズと、正の屈折力を有する第7レンズと、負の屈折力を有する第8レンズとを備える。第8レンズは、変曲点が設けられた非球面形状の像面側の面を有する。
本発明の撮像レンズにおいては、正の屈折力を有する第1レンズの像面側に、負の屈折力を有する第2レンズを配置する。これにより、撮像レンズの低背化を好適に図りつつ色収差を良好に補正できる。また、第3レンズが正の屈折力を有することから、第1レンズから第3レンズまでの屈折力の配列が正負正となり、広範囲の波長について色収差を良好に補正できる。さらに、正の屈折力を有するレンズを第4レンズとして配置することによって、第3レンズおよび第4レンズの2枚のレンズによって正の屈折力を分担できるため、これらレンズの屈折力の増大を抑制することができる。この結果、第3レンズの中心肉厚やエッジ厚の増大を好適に抑制できるとともに諸収差を良好に補正できる。
本発明の撮像レンズにおいてはまた、正の屈折力を有する第7レンズの像面側に、負の屈折力を有する第8レンズを配置する。このような屈折力の配列によって軸上色収差および倍率色収差を良好に補正できる。さらに、第8レンズの像面側の面を、変曲点を有する非球面形状に形成することにより、バックフォーカスを確保しつつ画像周辺部の像面湾曲および歪曲収差を良好に補正できる。第8レンズのこのような形状によれば、撮像レンズから出射した光線の撮像素子の像面への入射角度を主光線角度(CRA:Chief Ray Angle)の範囲内に抑制しつつ近軸および周辺の諸収差についても良好に補正できる。
なお、本発明において「レンズ」とは、屈折力を有する光学要素を指すものとする。よって、光の進行方向を変えるプリズムや平板のフィルタ等の光学要素は本発明の「レンズ」に含まれず、これら光学要素は適宜、撮像レンズの前後や各レンズ間に配置することができる。
上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をf、第2レンズの焦点距離をf2としたとき、次の条件式(1)を満足することが望ましい。
―5.00<f2/f<−2.00 (1)
条件式(1)を満足することにより、撮像レンズの低背化を図りつつ色収差を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をf、第4レンズの焦点距離をf4としたとき、次の条件式(2)を満足することが望ましい。
10.00<f4/f<25.00 (2)
条件式(2)を満足することにより、撮像レンズの低背化を図りつつ球面収差および像面湾曲を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第1レンズの焦点距離をf1、第3レンズの焦点距離をf3としたとき、次の条件式(3)を満足することが望ましい。
1.20<f3/f1<5.50 (3)
条件式(3)を満足することにより、撮像レンズの低背化を図りつつ球面収差および像面湾曲を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をf、第3レンズの焦点距離をf3としたとき、次の条件式(4)を満足することが望ましい。
1.50<f3/f<5.00 (4)
条件式(4)を満足することにより、撮像レンズの低背化を図りつつ球面収差および像面湾曲を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第3レンズを、光軸近傍において像面側に凹面を向けた形状に形成することが望ましい。
第3レンズをこのような形状に形成することにより、像高が高い位置における下光線の入射角度の増大を抑制しつつ、像面湾曲、コマ収差、および全反射等を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第3レンズおよび第4レンズの合成焦点距離をf34としたとき、次の条件式(5)を満足することが望ましい。
1.50<f34/f<3.50 (5)
条件式(5)を満足することにより、撮像レンズの低背化を図りつつ球面収差および像面湾曲を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第3レンズと第4レンズとの間の光軸上の距離をD34としたとき、次の条件式(6)を満足することが望ましい。
0.030<D34/f<0.100 (6)
条件式(6)を満足することにより、撮像レンズの広角化を図りつつバックフォーカスを確保することができる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第3レンズと第4レンズとの間の光軸上の距離をD34、第4レンズと第5レンズとの間の光軸上の距離をD45としたとき、次の条件式(7)を満足することが望ましい。
0.50<D45/D34<4.00 (7)
条件式(7)を満足することにより、撮像レンズの低背化および広角化の両立を好適に図ることができる。
上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をf、第5レンズおよび第6レンズの合成焦点距離をf56としたとき、次の条件式(8)を満足することが望ましい。
−8.00<f56/f<−0.50 (8)
条件式(8)を満足することにより、色収差および像面湾曲をバランスよく良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第6レンズを、光軸近傍において物体側に凹面を向けた形状に形成することが望ましい。
第6レンズをこのような形状に形成することにより、各像高における光線の入射角度の増大を抑制することができ、像面湾曲および全反射等を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、レンズ系全体の焦点距離をf、第7レンズの焦点距離をf7としたとき、次の条件式(9)を満足することが望ましい。
1.40<f7/f<4.50 (9)
条件式(9)を満足することにより、撮像レンズの低背化を図りつつ球面収差および歪曲収差を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第7レンズの光軸上の厚さをT7、第8レンズの光軸上の厚さをT8としたとき、次の条件式(10)を満足することが望ましい。
0.30<T7/T8<1.50 (10)
撮像レンズの低背化を図ると、像面に近い位置に配置されるレンズ程、有効径が大きくなる傾向にある。条件式(10)を満足することにより、有効径が比較的大きくなりがちな第7レンズと第8レンズの光軸上の厚みが良好に保たれる。このため、撮像レンズの低背化を図りつつ諸収差を良好に補正できる。また、バックフォーカスの確保も可能となる。なお、第7レンズおよび第8レンズをプラスチック材料から形成する場合には、当該条件式(10)を満足することにより、レンズの製造コストの低減とともにレンズの成形性を確保できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第7レンズの焦点距離をf7、第8レンズの焦点距離をf8としたとき、次の条件式(11)を満足することが望ましい。
−2.00<f8/f7<−0.30 (11)
条件式(11)を満足することにより、球面収差、像面湾曲、および倍率色収差を好ましい範囲内にバランスよく良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては第8レンズを、物体側の面の曲率半径および像面側の面の曲率半径が共に正となる形状であって、光軸近傍において像面側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状に形成することが望ましい。
第8レンズをこのような形状に形成することにより、撮像レンズの低背化を図りつつ、球面収差、像面湾曲、および歪曲収差をバランス良く良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第8レンズの物体側の面の曲率半径をR8f、第8レンズの像面側の面の曲率半径をR8rとしたとき、次の条件式(12)を満足することが望ましい。
1.00<R8f/R8r<2.50 (12)
条件式(12)を満足することにより、像面湾曲および歪曲収差を良好に補正できる。
本発明の撮像レンズにおいて第3レンズおよび第4レンズは共に正の屈折力を有する。そこで、本発明に係る撮像レンズにおいて色収差をより良好に補正するためは、第3レンズのアッベ数をνd3、第4レンズのアッベ数をνd4としたとき、次の条件式(13)および(14)を満足することが望ましい。
35<νd3 (13)
35<νd4 (14)
上記構成の撮像レンズにおいては、さらに次の条件式(13a)および(14a)を満足することが望ましい。
35<νd3<90 (13a)
35<νd4<90 (14a)
上記構成の撮像レンズにおいて、軸上色収差および倍率色収差をより良好に補正するため、第7レンズのアッベ数をνd7、第8レンズのアッベ数をνd8としたとき、次の条件式(15)および(16)を満足することが望ましい。
35<νd7 (15)
35<νd8 (16)
上記構成の撮像レンズにおいては、さらに次の条件式(15a)および(16a)を満足することが望ましい。
35<νd7<90 (15a)
35<νd8<90 (16a)
本発明の撮像レンズは、レンズ系全体の焦点距離をf、第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上の距離をTLとしたとき、次の条件式(17)を満足することが望ましい。当該条件式(17)を満足することにより、撮像レンズの小型化を好適に図ることができる。
TL/f<1.3 (17)
なお、撮像レンズと像面との間には通常、赤外線カットフィルターやカバーガラス等の挿入物が配置されることが多いが、本明細書ではこれら挿入物の光軸上の距離については空気換算長を用いる。
ところで、薄型の携帯機器、例えばスマートフォンに内蔵される撮像レンズにおいては、限られたスペース内に撮像レンズを収納する必要があることから、撮像素子の大きさに対する撮像レンズの光軸方向の長さについて厳しい制約が課されることが多い。すなわち、撮像レンズの低背化が強く求められる。そこで、本願発明の撮像レンズは、第1レンズの物体側の面から像面までの光軸上の距離をTL、最大像高をHmaxとしたとき、次の条件式(18)を満足することが望ましい。
1.00<TL/Hmax<1.55 (18)
本発明の撮像レンズにおいては、第1レンズから第8レンズまでの各レンズを、空気間隔を隔てて配列することが望ましい。各レンズが空気間隔を隔てて配列されることにより、本発明の撮像レンズは接合レンズを一枚も含まないレンズ構成になる。このようなレンズ構成では、撮像レンズを構成する8枚のレンズの全てをプラスチック材料から形成できるため、撮像レンズの製造コストを好適に抑制できる。
本発明の撮像レンズにおいては、第1レンズから第8レンズまでの各レンズの両面を非球面形状に形成することが望ましい。各レンズの両面を非球面形状に形成することにより、レンズの光軸近傍から周辺部に亘って諸収差をより良好に補正できる。特にレンズ周辺部における諸収差を良好に補正できる。
上記構成の撮像レンズにおいては、第7レンズおよび第8レンズのうち少なくとも二面を、変曲点を有する非球面形状で形成することが望ましい。第8レンズの像面側の面に加えて、変曲点を有する非球面形状のレンズ面をさらに一面設けることにより、撮像レンズから出射した光線の像面への入射角度をCRAの範囲内により好適に抑制できるとともに、画像周辺部の諸収差をより良好に補正できる。
本発明の撮像レンズは、画角を2ωとしたとき、70°≦2ωを満足することが望ましい。本条件式を満足することにより、撮像レンズの広角化が図られ、撮像レンズの小型化と広角化との両立を好適に図ることができる。
なお、本発明においては、上述のようにレンズの形状を曲率半径の符号を用いて特定している。曲率半径が正か負かは一般的な定義、すなわち光の進行方向を正として、曲率半径の中心がレンズ面からみて像面側にある場合には曲率半径を正とし、物体側にある場合には曲率半径を負とする定義に従っている。よって、「曲率半径が正となる物体側の面」とは、物体側の面が凸面であることを指し、「曲率半径が負となる物体側の面」とは、物体側の面が凹面であることを指す。また、「曲率半径が正となる像面側の面」とは、像面側の面が凹面であることを指し、「曲率半径が負となる像面側の面」とは、像面側の面が凸面であることを指す。なお、本明細書での曲率半径は近軸の曲率半径を指しており、レンズ断面図におけるレンズの概形にそぐわない場合がある。
本発明の撮像レンズによれば、諸収差が良好に補正された高い解像度を有しながらも、小型のカメラへの組込みに特に適した小型の撮像レンズを提供することができる。
数値実施例1に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図1に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図1に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例2に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図4に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図4に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例3に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図7に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図7に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例4に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図10に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図10に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。 数値実施例5に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。 図13に示す撮像レンズの球面収差、非点収差、歪曲収差を示す収差図である。 図13に示す撮像レンズの横収差を示す収差図である。
以下、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1、図4、図7、図10、および図13は、本実施の形態の数値実施例1〜5に係る撮像レンズの概略構成を示す断面図である。いずれの数値実施例も基本的なレンズ構成は同一であるため、ここでは数値実施例1の断面図を参照しながら本実施の形態に係る撮像レンズについて説明する。
図1に示すように本実施の形態に係る撮像レンズは、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズL1と、負の屈折力を有する第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、正の屈折力を有する第4レンズL4と、第5レンズL5と、第6レンズL6と、正の屈折力を有する第7レンズL7と、負の屈折力を有する第8レンズL8とを備える。これら第1レンズL1から第8レンズL8までの各レンズは空気間隔を隔てて配列する。第8レンズL8と撮像素子の像面IMとの間にはフィルタ10を配置する。なお、フィルタ10は省略できる。
第1レンズL1は、物体側の面の曲率半径r2および像面側の面の曲率半径r3が共に正となる形状を有する。第1レンズL1は、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。第1レンズL1の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。第1レンズL1の形状は、第1レンズL1の屈折力が正となるような形状であればよい。第1レンズL1の形状としては、曲率半径r2およびr3が共に負となる形状や、曲率半径r2が正となり曲率半径r3が負となる形状でもよい。前者は近軸において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状であり、後者は近軸において両凸レンズとなる形状である。撮像レンズの小型化を図る点からは、曲率半径r2が正となる形状が望ましい。
本数値実施例1では第1レンズL1の物体側に開口絞りSTを設けている。この開口絞りSTの位置は本数値実施例1の位置に限定されるものではない。第1レンズL1と第2レンズL2との間に開口絞りSTを設けてもよいし、第2レンズL2と第3レンズL3との間に開口絞りSTを設けてもよい。または、第3レンズL3と第4レンズL4との間や、第4レンズL4と第5レンズL5の間等に開口絞りSTを設けるようにしてもよい。
第2レンズL2は、物体側の面の曲率半径r4および像面側の面の曲率半径r5が共に正となる形状を有する。第2レンズL2は、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。第2レンズL2の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。第2レンズL2の形状は、第2レンズL2の屈折力が負となるような形状であればよい。第2レンズL2の形状としては、曲率半径r4およびr5が共に負となる形状であって、近軸において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状でもよいし、曲率半径r4が負となり曲率半径r5が正となり、近軸において両凹レンズとなる形状でよい。撮像レンズの小型化の観点からは、曲率半径r4が正となる形状が望ましい。
第3レンズL3は、物体側の面の曲率半径r6および像面側の面の曲率半径r7が共に正となる形状を有する。第3レンズL3は、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。またこの第3レンズL3は、レンズ周辺部において第4レンズ側に凹面を向けた形状を有する。なお、第3レンズL3の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。第3レンズL3の形状は、第3レンズL3の屈折力が正となるような形状であればよい。第3レンズL3の形状としては、曲率半径r6およびr7が共に負となる形状や、曲率半径r6が正となり曲率半径r7が負となる形状でもよい。前者は近軸において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状であり、後者は近軸において両凸レンズとなる形状である。撮像レンズの小型化の観点からは、曲率半径r6が正となる形状が望ましい。
第4レンズL4は、物体側の面の曲率半径r8および像面側の面の曲率半径r9が共に正となる形状を有する。第4レンズL4は、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。またこの第4レンズL4は、レンズ周辺部において第3レンズ側に凹面を向けた形状を有する。このため、上記第3レンズL3と当該第4レンズL4とはレンズ周辺部において互いに凹面を向けた態様で配置されることとなり、像面湾曲および非点収差を良好に補正することができる。
なお、第4レンズL4の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。第4レンズL4の形状は、第4レンズL4の屈折力が正となるような形状であればよい。数値実施例2は、曲率半径r8が正となり曲率半径r9が負となる形状、すなわち近軸において両凸レンズとなる形状の例である。数値実施例3は、曲率半径r8およびr9が共に負となる形状であって、近軸において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状の例である。
第5レンズL5は正の屈折力を有する。この第5レンズL5の屈折力は正に限定されない。第5レンズL5の屈折力が負となるレンズ構成の例を数値実施例2、3、5に示す。また、第5レンズL5の屈折力が近軸において零となるレンズ構成の例を数値実施例4として示す。
第5レンズL5は、物体側の面の曲率半径r10および像面側の面の曲率半径r11が共に負となる形状を有する。第5レンズL5は、近軸において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。第5レンズL5の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。数値実施例3は曲率半径r10が負となり曲率半径r11が正となる形状、すなわち近軸において両凹レンズとなる形状の例である。第5レンズL5の形状としてはこの他にも、曲率半径r10およびr11が共に正となる形状や、曲率半径r10が正となり曲率半径r11が負となる形状でもよい。前者は近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状であり、後者は近軸において両凸レンズとなる形状である。また、数値実施例4は、光軸近傍において曲率半径r10および曲率半径r11が共に無限大となる形状の例である。この第5レンズL5は、近軸では屈折力が無いものの、レンズ周辺部においては屈折力を有する。この種の第5レンズL5はレンズ周辺部における諸収差の補正に適する。
第6レンズL6は負の屈折力を有する。この第6レンズL6の屈折力は負に限定されない。第6レンズL6の屈折力が正となるレンズ構成の例を数値実施例2に示す。また、第6レンズL6の屈折力が近軸において零となるレンズ構成の例を数値実施例5として示す。
第6レンズL6は、物体側の面の曲率半径r12および像面側の面の曲率半径r13が共に負となる形状を有する。第6レンズL6は、近軸において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。第6レンズL6の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。第6レンズL6の形状としては、本数値実施例1に係る形状の他、曲率半径r12およびr13が共に正となる形状や、曲率半径r12が正となり曲率半径r13が負となる形状でもよい。前者は近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状であり、後者は近軸において両凸レンズとなる形状である。また、第6レンズL6の形状は、曲率半径r12が負となり曲率半径r13が正となる形状であって、近軸において両凹レンズとなる形状でもよい。数値実施例5は、光軸近傍において曲率半径r12および曲率半径r13が共に無限大となる形状の例である。この第6レンズL6は、近軸では屈折力が無いものの、レンズ周辺部においては屈折力を有する。よって、この種の第6レンズL6はレンズ周辺部における諸収差の補正に適する。
第7レンズL7は、物体側の面の曲率半径r14および像面側の面の曲率半径r15が共に正となる形状を有する。第7レンズL7は、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。第7レンズL7の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。第7レンズL7の形状は、曲率半径r14およびr15が共に負となる形状であって、近軸において物体側に凹面を向けたメニスカスレンズとなる形状でもよい。また、第7レンズL7の形状としてはこの他、曲率半径r14が正となり曲率半径r15が負となる形状であって、近軸において両凸レンズとなる形状でもよい。要するに第7レンズL7の形状は、第7レンズL7の屈折力が正となるような形状であればよい。
第8レンズL8は、物体側の面の曲率半径r16(=R8f)および像面側の面の曲率半径r17(=R8r)が共に正となる形状を有する。第8レンズL8は、近軸において物体側に凸面を向けたメニスカスレンズとなる形状である。第8レンズL8の形状は本数値実施例1に係る形状に限定されない。第8レンズL8の形状としては、曲率半径r16が負となり曲率半径r17が正となる形状であって、近軸において両凹レンズとなる形状でもよい。この他にも第8レンズL8の形状としては、曲率半径r16およびr17が共に負となる形状でもよい。第8レンズL8の形状は、第8レンズL8の屈折力が負となるような形状であればよい。
また、上記第8レンズL8において像面側の面は変曲点が設けられた非球面形状である。ここで変曲点とは、曲線上で曲率の符号が変化する点を指し、レンズ面上の曲線で曲がる方向が変わる点を指すものとする。なお、本実施の形態に係る撮像レンズにおける第8レンズL8の像面側の面は、極点を有する非球面形状である。第8レンズL8の有するこのような形状により、軸上の色収差のみならず軸外の倍率色収差が良好に補正されるとともに、撮像レンズから出射した光線の像面IMへの入射角度がCRAの範囲内に好適に抑制される。本数値実施例1に係る撮像レンズでは、第7レンズL7および第8レンズL8の両面が、変曲点を有する非球面形状である。このため、画像周辺部の諸収差はより良好に補正されることになる。なお、要求される光学性能や撮像レンズの小型化の程度によっては、第7レンズL7および第8レンズL8のレンズ面のうち、第8レンズL8の像面側の面を除く他のレンズ面を、変曲点の無い非球面形状に形成するようにしてもよい。
本実施の形態に係る撮像レンズは、以下に示す条件式(1)〜(18)を満足する。
―5.00<f2/f<−2.00 (1)
10.00<f4/f<25.00 (2)
1.20<f3/f1<5.50 (3)
1.50<f3/f<5.00 (4)
1.50<f34/f<3.50 (5)
0.030<D34/f<0.100 (6)
0.50<D45/D34<4.00 (7)
−8.00<f56/f<−0.50 (8)
1.40<f7/f<4.50 (9)
0.30<T7/T8<1.50 (10)
−2.00<f8/f7<−0.30 (11)
1.00<R8f/R8r<2.50 (12)
35<νd3 (13)
35<νd3<90 (13a)
35<νd4 (14)
35<νd4<90 (14a)
35<νd7 (15)
35<νd7<90 (15a)
35<νd8 (16)
35<νd8<90 (16a)
TL/f<1.3 (17)
1.00<TL/Hmax<1.55 (18)
但し、
f:レンズ系全体の焦点距離
f1:第1レンズL1の焦点距離
f2:第2レンズL2の焦点距離
f3:第3レンズL3の焦点距離
f4:第4レンズL4の焦点距離
f7:第7レンズL7の焦点距離
f8:第8レンズL8の焦点距離
f34:第3レンズL3および第4レンズL4の合成焦点距離
f56:第5レンズL5および第6レンズL6の合成焦点距離
T7:第7レンズL7の光軸上の厚さ
T8:第8レンズL8の光軸上の厚さ
νd3:第3レンズL3のアッベ数
νd4:第4レンズL4のアッベ数
νd7:第7レンズL7のアッベ数
νd8:第8レンズL8のアッベ数
R8f:第8レンズL8の物体側の面の近軸曲率半径
R8r:第8レンズL8の像面側の面の近軸曲率半径
D34:第3レンズL3と第4レンズL4との間の光軸上の距離
D45:第4レンズL4と第5レンズL5との間の光軸上の距離
Hmax:最大像高
TL:第1レンズL1の物体側の面から像面IMまでの光軸X上の距離
(フィルタ10は空気換算長)
本実施の形態に係る撮像レンズは次の条件式を満足する。
70°≦2ω
なお、上記各条件式の全てを満たす必要はなく、上記各条件式のそれぞれを単独に満たすことにより、各条件式に対応する作用効果をそれぞれ得ることができる。
本実施の形態では各レンズのレンズ面が非球面で形成されている。これら非球面の非球面式を次式に示す。
Figure 2021032922
但し、
Z:光軸方向の距離
H:光軸に直交する方向の光軸からの距離
C:近軸曲率(=1/r、r:近軸曲率半径)
k:円錐定数
An:第n次の非球面係数
次に、本実施の形態に係る撮像レンズの数値実施例を示す。各数値実施例において、fはレンズ系全体の焦点距離、FnoはFナンバー、ωは半画角を示す。iは物体側より数えた面番号、rは曲率半径、dは光軸上のレンズ面間の距離(面間隔)、ndは基準波長588nmにおける屈折率、νdは当該基準波長におけるアッベ数をそれぞれ示す。なお、面番号に*(アスタリスク)の符号が付加された面は非球面であることを示す。
数値実施例1
基本的なレンズデータ
Figure 2021032922
f34=22.394mm
f56=-13.809mm
R8f=2.554mm
R8r=2.058mm
D34=0.401mm
D45=1.153mm
T7=0.432mm
T8=0.692mm
TL=8.367mm
Hmax=5.8mm
Figure 2021032922
各条件式の値を以下に示す。
f2/f=-2.23
f4/f=12.98
f3/f1=4.21
f3/f=3.65
f34/f=2.88
D34/f=0.051
D45/D34=2.88
f56/f=-1.77
f7/f=3.06
T7/T8=0.63
f8/f7=-1.62
R8f/R8r=1.24
TL/f=1.1
TL/Hmax=1.44
このように、本数値実施例1に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図2は、球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示した収差図である。非点収差図および歪曲収差図には基準波長(588nm)における収差量を示す。また、非点収差図にあってはサジタル像面(S)およびタンジェンシャル像面(T)をそれぞれ示す(図5、図8、図11、および図14においても同じ)。図3は、最大像高Hmaxに対する各像高の比H(以下、「像高比H」という)に対応する横収差をタンジェンシャル方向とサジタル方向とに分けて示した収差図である(図6、図9、図12、および図15においても同じ)。図2および図3に示されるように、本数値実施例1に係る撮像レンズによれば諸収差を良好に補正できる。
数値実施例2
基本的なレンズデータ
Figure 2021032922
f34=16.941mm
f56=-44.962mm
R8f=4.228mm
R8r=1.997mm
D34=0.482mm
D45=0.419mm
T7=0.563mm
T8=0.519mm
TL=7.703mm
Hmax=5.8mm
Figure 2021032922
各条件式の値を以下に示す。
f2/f=-3.36
f4/f=15.38
f3/f1=2.44
f3/f=2.99
f34/f=2.53
D34/f=0.072
D45/D34=0.87
f56/f=-6.72
f7/f=1.77
T7/T8=1.09
f8/f7=-0.65
R8f/R8r=2.12
TL/f=1.2
TL/Hmax=1.33
このように、本数値実施例2に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図5は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図6は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図5および図6に示されるように、本数値実施例2に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例3
基本的なレンズデータ
Figure 2021032922
f34=11.081mm
f56=-20.326mm
R8f=4.214mm
R8r=1.986mm
D34=0.445mm
D45=0.332mm
T7=0.610mm
T8=0.791mm
TL=7.154mm
Hmax=5.8mm
Figure 2021032922
各条件式の値を以下に示す。
f2/f=-3.36
f4/f=11.43
f3/f1=1.67
f3/f=2.23
f34/f=1.90
D34/f=0.076
D45/D34=0.75
f56/f=-3.49
f7/f=1.92
T7/T8=0.77
f8/f7=-0.72
R8f/R8r=2.12
TL/f=1.2
TL/Hmax=1.23
このように、本数値実施例3に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図8は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図9は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図8および図9に示されるように、本数値実施例3に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例4
基本的なレンズデータ
Figure 2021032922
f34=19.232mm
f56=-10.342mm
R8f=3.079mm
R8r=2.363mm
D34=0.343mm
D45=1.181mm
T7=0.432mm
T8=0.833mm
TL=8.105mm
Hmax=5.8mm
Figure 2021032922
各条件式の値を以下に示す。
f2/f=-2.15
f4/f=13.52
f3/f1=3.50
f3/f=3.09
f34/f=2.53
D34/f=0.045
D45/D34=3.45
f56/f=-1.36
f7/f=2.36
T7/T8=0.52
f8/f7=-1.78
R8f/R8r=1.30
TL/f=1.1
TL/Hmax=1.40
このように、本数値実施例4に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図11は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図12は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図11および図12に示されるように、本数値実施例4に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
数値実施例5
基本的なレンズデータ
Figure 2021032922
f34=21.644mm
f56=-29.422mm
R8f=2.775mm
R8r=1.984mm
D34=0.416mm
D45=1.137mm
T7=0.290mm
T8=0.650mm
TL=8.411mm
Hmax=5.8mm
Figure 2021032922
各条件式の値を以下に示す。
f2/f=-2.28
f4/f=13.13
f3/f1=3.89
f3/f=3.50
f34/f=2.79
D34/f=0.054
D45/D34=2.73
f56/f=-3.79
f7/f=3.73
T7/T8=0.45
f8/f7=-0.63
R8f/R8r=1.40
TL/f=1.1
TL/Hmax=1.45
このように、本数値実施例5に係る撮像レンズは上記各条件式を満足する。
図14は球面収差(mm)、非点収差(mm)、および歪曲収差(%)をそれぞれ示したものであり、図15は像高比Hに対応する横収差を示したものである。図14および図15に示されるように、本数値実施例5に係る撮像レンズによっても諸収差を良好に補正できる。
以上説明した本実施の形態に係る撮像レンズは70°以上の非常に広い画角(2ω)を有する。ちなみに、上述の数値実施例1〜5に係る撮像レンズは73.4°〜89.7°の画角を有する。本実施の形態に係る撮像レンズによれば、従来の撮像レンズよりも広い範囲を撮影することが可能となる。
また近年では、撮像レンズを通じて得られた画像の任意の領域を画像処理によって拡大するデジタルズーム技術の進歩により、高画素の撮像素子と高解像度の撮像レンズとが組み合わせられることが多い。高画素の撮像素子では1画素当りの受光面積が減少することが多く、撮影した画像が暗くなる傾向にある。数値実施例1〜5の撮像レンズのFnoは1.7〜2.3と小さな値である。本実施の形態に係る撮像レンズによれば、上述のような高画素の撮像素子にも対応した十分に明るい画像を得ることができる。
したがって、上記実施の形態に係る撮像レンズをスマートフォン、携帯電話機、および携帯情報端末等の携帯機器に内蔵されるカメラや、デジタルスティルカメラ、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等の撮像光学系に適用した場合、当該カメラの高機能化と小型化の両立を図ることができる。
本発明は、スマートフォン、携帯電話機、および携帯情報端末等の携帯機器に内蔵されるカメラ、デジタルスティルカメラ、セキュリティカメラ、車載カメラ、ネットワークカメラ等の比較的小型のカメラに組み込まれる撮像レンズに適用できる。
X 光軸
ST 開口絞り
L1 第1レンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ
L4 第4レンズ
L5 第5レンズ
L6 第6レンズ
L7 第7レンズ
L8 第8レンズ
10 フィルタ
IM 像面

Claims (6)

  1. 撮像素子上に被写体像を形成する撮像レンズであって、物体側から像面側に向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズと、負の屈折力を有する第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正の屈折力を有する第4レンズと、第5レンズと、第6レンズと、正の屈折力を有する第7レンズと、負の屈折力を有する第8レンズとを備え、
    前記第8レンズは、変曲点が設けられた非球面形状の像面側の面を有し、
    レンズ系全体の焦点距離をf、前記第2レンズの焦点距離をf2、前記第4レンズの焦点距離をf4としたとき、
    ―5.00<f2/f<−2.00、
    10.00<f4/f<25.00、
    を満足する撮像レンズ。
  2. 前記第1レンズの焦点距離をf1、前記第3レンズの焦点距離をf3としたとき、
    1.20<f3/f1<5.50、
    を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
  3. 前記第3レンズおよび前記第4レンズの合成焦点距離をf34としたとき、
    1.50<f34/f<3.50、
    を満足する請求項1または2に記載の撮像レンズ。
  4. 前記第3レンズと前記第4レンズとの間の光軸上の距離をD34としたとき、
    0.030<D34/f<0.100、
    を満足する請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
  5. レンズ系全体の焦点距離をf、前記第7レンズの焦点距離をf7としたとき、
    1.40<f7/f<4.50、
    を満足する請求項1〜4のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
  6. 前記第7レンズのアッベ数をνd7、前記第8レンズのアッベ数をνd8としたとき、
    35<νd7、
    35<νd8、
    を満足する請求項1〜5のいずれか一項に記載の撮像レンズ。
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