JP2021032166A - 送風装置及び送風装置の取り付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化しつつ簡素な構成によりモータとドライバとを接続できる送風装置及びこの送風装置の取り付け構造を提供する。【解決手段】送風装置1は、車体のエンジンルームに配置され、モータ21と、モータ21の回転軸22回りに回転するファン2と、ファン2が収容される第一開口部32を有し、モータ21を支持するシュラウド3と、回転軸22の軸方向から見て、モータ21と重ならないようにシュラウド3に取り付けられるドライバ4と、シュラウド3と一体形成され、モータ21とドライバ4とを電気的に接続するバスバー5と、を備える。バスバー5は、シュラウド3にインサート成形されている。【選択図】図2

Description

本発明は、送風装置及び送風装置の取り付け構造に関するものである。
従来、自動車などの車両において、エンジン等の熱源を冷却風により空冷するための送風装置が搭載された構成が知られている。
このような車両に搭載される送風装置として、ファン及びシュラウドと、ファンを回転駆動させるモータと、モータを制御する制御ボックス(ドライバ)と、を備える構成が開示されている。モータはファンの回転軸と同軸上に配置され、ドライバはファンフレームに配置され、モータ及びドライバは配線により電気的に接続されている。
特開2007−276637号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術にあっては、送風装置の近傍にエンジン等の熱源が配置された場合、熱源からの熱により、モータとドライバとを接続する配線が損傷するおそれがある。また、配線の引き回し等を考慮する必要があり、設計自由度が制限されるおそれがある。
一方、配線の損傷を抑制するために、従来、モータとドライバとを隣接配置させることにより配線の露出を抑えた構成とする場合がある。
図7は、従来技術に係る送風装置の背面図である。図8は、従来技術に係る送風装置の側面図である。
図7及び図8に示すように、ドライバ104及びモータ121がモータ121の回転軸122の軸方向に並んで隣接配置された場合、ドライバ104とモータ121とを接続する配線を設ける必要がなく、配線の損傷を考慮する必要がない。しかしながら、モータ121とドライバ104とが軸方向に並んで配置されるので、軸方向に沿う送風装置101の厚み寸法L1が増大するおそれがある。また、図7に示すように、モータ121の軸方向から見てドライバ104とエンジン11等の熱源11aとが重なる位置に配置され、かつドライバ104と熱源11aとの距離が近づくので、熱源11aからドライバ104を保護するためのカバー部材100を別途設ける必要がある。これにより、部品点数が増加するとともに、送風装置101の厚み寸法がさらに増大し、送風装置101が大型化するおそれがある。
そこで、本発明は、小型化しつつ簡素な構成によりモータとドライバとを接続できる送風装置及びこの送風装置の取り付け構造を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る送風装置は、モータと、前記モータの回転軸回りに回転するファンと、前記ファンが収容される第一開口部を有し、前記モータを支持するシュラウドと、前記回転軸の軸方向から見て、前記モータと重ならないように前記シュラウドに取り付けられるドライバと、前記シュラウドと一体形成され、前記モータと前記ドライバとを電気的に接続するバスバーと、を備えることを特徴としている。
本発明に係る送風装置において、前記バスバーは、前記シュラウドにインサート成形されていることを特徴としている。
本発明に係る送風装置において、前記ドライバは、前記ドライバを前記シュラウドの覆い面に取り付けるための係合部を有し、前記シュラウドは、前記覆い面に設けられ前記ドライバの前記係合部が係合される受部を有することを特徴としている。
本発明に係る送風装置において、前記シュラウドは、前記軸方向から見て、前記第一開口部の径方向内側に設けられたモータステーを有し、前記モータステーは、前記バスバーと接続される前記モータのコネクタが取り付けられるモータ取付部と、前記モータ取付部から前記第一開口部の内周部に向かって放射状に突出する複数の支持部と、を有することを特徴としている。
本発明に係る送風装置において、複数の前記モータステーのうち少なくともひとつは、前記シュラウドと別体で、かつ前記シュラウドに着脱され、前記バスバーが一体形成された接続用ステーであることを特徴としている。
本発明に係る送風装置において、前記シュラウドは、前記ドライバが配置される第二開口部を有することを特徴としている。
本発明に係る送風装置の取り付け構造は、上述の送風装置を、車両に設けられたエンジンの進行方向前方に配置し、前記進行方向から見て、前記ドライバは、少なくとも一部が前記エンジンと重ならない位置に配置されていることを特徴としている。
本発明によれば、小型化しつつ簡素な構成によりモータとドライバとを接続できる送風装置及びこの送風装置の取り付け構造を提供できる。
第1実施形態に係る送風装置を搭載した車体の前方を示す斜視図。 第1実施形態に係る送風装置の背面図。 第1実施形態に係る送風装置の側面図。 図2のIV−IV線に沿う断面図。 第2実施形態に係る接続用ステーの斜視図。 第3実施形態に係るドライバとシュラウドの断面図。 従来技術に係る送風装置の背面図。 従来技術に係る送風装置の側面図。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
(送風装置)
図1は、第1実施形態に係る送風装置1を搭載した車体10の前方を示す斜視図である。以下の説明において、前後方向は車体10の前後方向(請求項の進行方向)と一致し、上下方向は車体10の上下方向と一致している。
車体10は、例えばエンジン車やハイブリッド車等の内燃機関(エンジン11)を備えたものである。送風装置1は、車体10の前方に設けられたエンジンルーム内に配置されている。送風装置1より後方には、エンジン11等の熱源11aが配置されている。送風装置1は、車体10の前方から取り入れた空気を後方へ向かって送風することにより、エンジン11を空冷している。
送風装置1は、回転軸22の軸線C(図2参照)回りに回転して前方から後方へ向かう空気の流れを発生させる2個のファン2と、各ファン2の周りを覆うように囲む矩形状のシュラウド3と、シュラウド3に取り付けられたドライバ4(図2参照)と、シュラウド3と一体に設けられたバスバー5(図2参照)と、を備える。2個のファン2は、車幅方向に並んでいる。
(ファン)
図2は、第1実施形態に係る送風装置1を後方から見た背面図である。図3は、第1実施形態に係る送風装置1の側面図である。
2個のファン2,2は同等の構成であるため、図2及び図3では1個のファン2のみ図示し、もう1個のファン2の図示を省略している。また、以下の説明において、1個のファン2の回転軸22の軸線Cに沿う方向を軸方向といい、軸線Cに直交する方向を径方向といい、軸線C回りの方向を周方向ということがある。
ファン2は、樹脂材料により形成されている。ファン2は、モータ21の回転軸22に固定されるボス部23と、ボス部23から径方向の外側に突出する複数の羽24と、複数の羽24同士を周方向に連結するリング部材25と、を有する。ファン2は、モータ21の回転軸22の軸線C回りに回転することにより、軸線Cの軸方向に沿って空気を送風する軸流ファン2である。モータ21は、ボス部23の後方に配置されている。モータ21は、詳しくは後述するシュラウド3に固定され、シュラウド3に対してファン2が回転するようにファン2とシュラウド3とを接続している。モータ21の回転軸22は、軸方向が水平方向と平行かつ車体10の前後方向と一致するように配置されている。
ボス部23は、モータ21よりも前方に設けられている。ボス部23は、回転軸22と同軸な有底円筒状に形成されている。
羽24は、ボス部23の外周面から放射状に突出している。羽24は、ボス部23と一体に形成されている。羽24は、周方向において等間隔に複数(本実施形態では7枚)設けられている。軸方向から見て、羽24は、径方向の内側から外側へ向かうにつれて周方向の幅寸法が増加するとともに、周方向の一方に凸となるように湾曲した形状に形成されている。
複数の羽24同士を周方向に連結するリング部材25は、軸線Cと同軸な環状に形成されている。リング部材25は、羽24の径方向の最も外側に位置する先端部26より径方向の内側にオフセットした位置を環状に連結している。
(シュラウド)
このように形成されたファン2の周りを覆うように囲むシュラウド3は、軸方向と交差する平面を有する覆い面31と、覆い面31の中央の大部分に設けられた第一開口部32と、覆い面31から第一開口部32の径方向内側に向かって突出するモータステー33と、を有する。シュラウド3は、ファン2から吹き出された空気が再度ファン2に吸引されるのを抑制している。シュラウド3は、樹脂材料により形成されている。
覆い面31は、軸方向を厚み方向とする矩形板状に形成されている。
第一開口部32は、覆い面31を軸方向に貫通する孔である。第一開口部32には、ファン2が収容されている。第一開口部32は、軸方向から見て、ファン2の回転軸22の軸線Cと同軸な円形状に形成されている。シュラウド3は、ファン2の外周部に間隙を介して配置されている。
図4は、図2のIV−IV線に沿う断面図である。
覆い面31のうち、第一開口部32から車幅方向に離間した位置には受部34が形成されている。受部34は、覆い面31の背面31aから後方へ向かって突出している。受部34は、覆い面31と一体形成されている。
図2に戻って、モータステー33は、第一開口部32の内周部から、第一開口部32の径方向の内側に向かって放射状に突出する支持部35と、支持部35の径方向の内側の端部に接続されるモータ取付部36と、を有する。
支持部35は、周方向に複数(本実施形態では10個)設けられている。各支持部35は、径方向から見てL字状に形成されている。具体的に、支持部35は、覆い面31の背面31aから後方へ突出する第一部分37と、第一部分37の後端から径方向の内側に向かって突出する第二部分38と、を有する。
各支持部35の第二部分38における径方向の内側端部には、モータ取付部36が接続されている。モータ取付部36は、支持部35と一体形成されている。モータ取付部36は、第一開口部32の径方向における中央部に配置されている。モータ取付部36は、軸方向から見てU字状に形成された板状部材である。モータ取付部36のうち前方を向く前面には、モータ21が取り付けられている。具体的に、モータ取付部36には、モータ21のコネクタ(不図示)が取り付けられる不図示のコネクタ受部が設けられ、コネクタ受部にモータ21のコネクタを接続するとともにモータ21の本体とモータ取付部36とがボルトで締結されている。このように、モータステー33は、ファン2のモータ21を支持している。これにより、シュラウド3とファン2とがモータステー33を介して連結されている。
(ドライバ)
シュラウド3の覆い面31には、モータ21を制御するためのドライバ4が設けられている。ドライバ4は、不図示の配線等を介して車体10の電源や電気機器等(いずれも不図示)に接続されている。ドライバ4は、覆い面31の後方を向く背面31aに取り付けられている。ドライバ4は、軸方向から見て第一開口部32と重ならない位置に設けられている。ドライバ4は、覆い面31の受部34に係合する係合部41を有する。ドライバ4は、係合部41がシュラウド3の受部34に係合するとともにボルト等で覆い面31に締結されて固定されている。
図3に示すように、送風装置1の車幅方向から見て、ドライバ4は、シュラウド3と重なる位置に配置されている。具体的に、ドライバ4は、シュラウド3の軸方向の幅内に収まっている。換言すれば、ドライバ4を配置することによる送風装置1の厚み寸法の増加量は零である。
(バスバー)
モータ21とドライバ4とを電気的に接続するバスバー5は、例えば銅合金やアルミニウム合金等の金属材料により形成されている。バスバー5は、シュラウド3と一体形成されている。バスバー5は、シュラウド3にインサート成形されている。バスバー5は、シュラウド3から露出することなく内部に埋設されている。バスバー5は、シュラウド3の内部において、覆い面31からモータステー33の1個の支持部35を通ってモータ取付部36へ至るように配設されている。モータ取付部36に設けられたバスバー5の一端部には、モータ21の不図示のコネクタが接続されている。覆い面31に設けられたバスバー5の他端部には、ドライバ4の不図示のコネクタ等が接続されている。
(送風装置の取り付け構造)
このように形成された送風装置1は、車体10に搭載された状態において、エンジン11等の熱源11aよりも前後方向の前方に配置されている。また、送風装置1が車体10に搭載された状態で、送風装置1のドライバ4の少なくとも一部は、軸方向から見て車体10に搭載されたエンジン11等の熱源11aと重ならない位置に配置されている。
(作用)
次に、上述した送風装置1の組立手順について説明する。
まず、内部にバスバー5が配設されたシュラウド3と、ボス部23とモータ21とが予め固定されたファン2と、をそれぞれ準備する。
次に、シュラウド3のモータ取付部36から露出したバスバー5の一端部と、モータ21の不図示のコネクタと、が導通するようにモータ取付部36にモータ21を取り付ける。具体的には、モータ取付部36の前面にモータ21を配置し、モータ21のコネクタをモータ取付部36のコネクタ受部(不図示)に係合させ、モータ取付部36とモータ21の本体とをボルト等の締結部材で締結する。これにより、シュラウド3の第一開口部32内にファン2が配置される。また、バスバー5とモータ21とが接続される。
次に、シュラウド3の覆い面31に設けられた受部34にドライバ4の係合部41を係合させる。さらに、ドライバ4とシュラウド3の覆い面31とをボルト等の締結部材で締結することにより、シュラウド3の覆い面31にドライバ4を装着する。このとき、シュラウド3の覆い面31から露出したバスバー5の他端部と、ドライバ4の不図示のコネクタと、が導通するようにドライバ4を装着する。これにより、バスバー5とドライバ4とが接続される。なお、ドライバ4は、例えばスナップフィット等を用いてワンタッチでシュラウド3に取り付けられてもよい。
このように、シュラウド3にモータ21及びドライバ4を取り付けることで、シュラウド3のバスバー5を介してモータ21とドライバ4とが電気的に接続される。なお、モータ21及びドライバ4をシュラウド3に取り付ける順番は逆であってもよい。
(効果)
次に、上述した送風装置1及び送風装置1の取り付け構造の効果について説明する。
モータ21は第一開口部32の内側に収容され、ドライバ4はシュラウド3の覆い面31に配置される。このように、モータ21及びドライバ4は、モータ21の回転軸22の軸方向から見て重ならないように配置されるので、モータ21とドライバ4とが軸方向に並んで配置された場合の厚み寸法L1(図8参照)と比較して、送風装置1の軸方向に沿う厚み寸法L2を小さくすることができる。よって、送風装置1を軸方向に小型化できる。
モータ21とドライバ4とはバスバー5により接続され、バスバー5は、シュラウド3と一体形成されている。これにより、シュラウド3にハーネスを別途設ける必要がないので、部品点数を削減することによりコストの削減及び構成の簡素化ができる。また、シュラウド3の表面に沿ってハーネスを配索する必要がなくなるので、ハーネスの取り回しによる設計自由度の低下を抑制できる。さらに、例えば送風装置1の近傍にエンジン11等の熱源11aが配置された場合であっても、熱源11aからの熱に対するハーネスの耐熱性を考慮する必要がなく、簡素な構成によりモータ21とドライバ4とを接続できる。
したがって、小型化しつつ簡素な構成によりモータ21とドライバ4とを接続できる送風装置1を提供できる。
バスバー5はシュラウド3にインサート成形されているので、容易にシュラウド3とバスバー5とを一体形成できる。特に、バスバー5がシュラウド3の内部に配置された場合、バスバー5がシュラウド3に覆われることにより、熱源11aからの熱に対してバスバー5を保護できる。よって、簡素な構成でバスバー5を熱から保護しつつモータ21とドライバ4とを接続できる。
ドライバ4は係合部41を有し、シュラウド3の覆い面31には係合部41が係合する受部34が設けられている。これにより、受部34に対して係合部41を係合させることで、容易にシュラウド3にドライバ4を取り付けることができる。また、シュラウド3とドライバ4との位置決めができるので、シュラウド3内のバスバー5とドライバ4とを確実に接続できる。よって、送風装置1の組付け性を向上できる。
モータステー33はモータ取付部36と支持部35とを有し、モータ取付部36には、モータ21のコネクタが取り付けられる。このように、モータ取付部36にモータ21のコネクタを取り付けることにより、モータ取付部36に設けられたバスバー5とモータ21とを接続できる。これにより、モータ取付部36、支持部35及び覆い面31にそれぞれ設けられたバスバー5を介してモータ21とドライバ4とを容易に接続できる。また、モータ21の組付け性を向上できる。
前後方向から見て、ドライバ4は、少なくとも一部がエンジン11と重ならない位置に配置されている。これにより、前後方向から見てドライバ4とエンジン11とが重なるように配置される場合と比較して、ドライバ4は、エンジン11等の熱源11aからの輻射熱の影響を受けにくい。よって、ドライバ4を熱源11aの熱から保護できる。また、ドライバ4を熱源11aから保護するためのカバー部材等を設ける必要がなく、送風装置1を簡素化及び軽量化することができる。
(第2実施形態)
次に、図5に基づいて、本発明に係る第2実施形態について説明する。
図5は、第2実施形態に係る接続用ステー235の斜視図である。以下の説明において、上述した第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。また、図5に記載のない符号については、適宜図1から図4を参照されたい。
本第2実施形態と前述の第1実施形態との相違点は、本第2実施形態では、モータステー33の複数の支持部35のうち1個がシュラウド3と別体で形成される点で上述した第1実施形態と相違している。
本実施形態において、モータステー33の複数の支持部35のうちの1個は、シュラウド3と別体で形成された接続用ステー235とされている。接続用ステー235の内部にはバスバー5がインサート成形により一体形成されている。接続用ステー235は、シュラウド3に対して着脱自在に構成されている。接続用ステー235の両端部には、覆い面31及びモータ取付部36にそれぞれ係合するための取付部(不図示)が設けられている。接続用ステー235をシュラウド3に装着することにより、接続用ステー235の内部のバスバー5を介して、覆い面31のバスバー5とモータ取付部36のバスバー5とが接続される。換言すれば、接続用ステー235をシュラウド3に装着することにより、モータ21とドライバ4とを電気的に接続するための導通経路が形成される。
本実施形態によれば、モータステー33のうちバスバー5が一体形成された接続用ステー235は、シュラウド3に対して別体で設けられている。ここで、例えばモータステー33が複雑な形状に形成された場合、シュラウド3と一体で形成されたモータステー33と、バスバー5と、を一体形成するのが難しくなり、製造性が低下するおそれがある。本実施形態の送風装置1によれば、接続用ステー235はシュラウド3と別体で形成されているので、バスバー5を有するモータステー33を容易に形成できる。また、シュラウド3が形成された後に接続用ステー235を取り付けることにより、シュラウド3の覆い面31とモータステー33とを電気的に接続することができる。よって、製造性を向上しつつモータ21とドライバ4とを容易に接続できる送風装置1とすることができる。
(第3実施形態)
次に、図6に基づいて、本発明に係る第3実施形態について説明する。
図6は、第3実施形態に係るドライバ4とシュラウド3の断面図(第1実施形態における図4の断面図に相当)である。以下の説明において、上述した第1実施形態と同様の構成については、同一の符号を付して適宜説明を省略する。また、図6に記載のない符号については、適宜図1から図4を参照されたい。
本第3実施形態と前述の第1実施形態及び第2実施形態との相違点は、本第3実施形態では、ドライバ4がシュラウド3の覆い面31を貫通している点で上述した第1実施形態及び第2実施形態と相違している。
本実施形態において、シュラウド3は、第二開口部339を有する、第二開口部339は、ファン2が配置される第一開口部32より車幅方向の外側に設けられている。第二開口部339は、覆い面31を軸方向に貫通する例えば矩形状の孔である。第二開口部339内には、ドライバ4が収容されている。ドライバ4は、シュラウド3の覆い面31に対して前方及び後方に突出して配置されている。ドライバ4は、ドライバ4の上端や下端等の端部において、シュラウド3に接続されて固定されている。
本実施形態によれば、シュラウド3は第二開口部339を有し、第二開口部339にはドライバ4が配置される。このため、ドライバ4は、シュラウド3を通過する流体の上流側に位置する前面に一部が露出した状態でシュラウド3に固定される。これにより、シュラウド3の前面に露出したドライバ4に流体が当たり、ドライバ4が空冷されることにより、ドライバ4の冷却効率を向上できる。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれら実施例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。本発明は前述した説明によって限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
例えば、上述した第1実施形態では、ドライバ4がシュラウド3の覆い面31の背面31aに取り付けられる構成について説明したが、これに限らない。ドライバ4は、覆い面31の前面に取り付けられてもよい。
シュラウド3に設けられた受部34が凹形状とされ、ドライバ4の係合部41が凸形状とされてもよい。
モータ取付部36は、軸方向から見て円形状や環状等、U字状以外の形状に形成されてもよい。モータステー33全体を覆い面31に対して着脱自在に形成してもよい。
モータステー33の支持部35の個数及びファン2の羽24の個数は上述した実施形態に限定されない。
バスバー5の一部がシュラウド3から露出していてもよい。バスバー5は、インサート成形以外の方法によりシュラウド3と一体化されてもよい。例えば、バスバー5、シュラウド3と別に製造された後、シュラウド3に組み付けられることによりシュラウド3と一体化されてもよい。
ファン2のリング部材25は、羽24の先端部26同士を環状に連結してもよい。
送風装置1は車体10の前方に設けられたエンジンルーム内に配置される構成について説明したが、送風装置1の配置は上述の実施形態に限定されない。また、ファン2の軸方向は、車体10の前後方向と交差していてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した実施形態を適宜組み合わせてもよい。
1…送風装置
2…ファン
3…シュラウド
4…ドライバ
5…バスバー
11…エンジン
21…モータ
22…回転軸
31…覆い面
32…第一開口部
33…モータステー
34…受部
35…支持部
36…モータ取付部
41…係合部
235…接続用ステー
339…第二開口部

Claims (7)

  1. モータと、
    前記モータの回転軸回りに回転するファンと、
    前記ファンが収容される第一開口部を有し、前記モータを支持するシュラウドと、
    前記回転軸の軸方向から見て、前記モータと重ならないように前記シュラウドに取り付けられるドライバと、
    前記シュラウドと一体形成され、前記モータと前記ドライバとを電気的に接続するバスバーと、
    を備えることを特徴とする送風装置。
  2. 前記バスバーは、前記シュラウドにインサート成形されていることを特徴とする請求項1に記載の送風装置。
  3. 前記ドライバは、前記ドライバを前記シュラウドの覆い面に取り付けるための係合部を有し、
    前記シュラウドは、前記覆い面に設けられ前記ドライバの前記係合部が係合される受部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の送風装置。
  4. 前記シュラウドは、前記軸方向から見て、前記第一開口部の径方向内側に設けられたモータステーを有し、
    前記モータステーは、前記バスバーと接続される前記モータのコネクタが取り付けられるモータ取付部と、前記モータ取付部から前記第一開口部の内周部に向かって放射状に突出する複数の支持部と、を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の送風装置。
  5. 複数の前記モータステーのうち少なくともひとつは、前記シュラウドと別体で、かつ前記シュラウドに着脱され、前記バスバーが一体形成された接続用ステーであることを特徴とする請求項4に記載の送風装置。
  6. 前記シュラウドは、前記ドライバが配置される第二開口部を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の送風装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の送風装置を、車両に設けられたエンジンの進行方向前方に配置し、
    前記進行方向から見て、前記ドライバは、少なくとも一部が前記エンジンと重ならない位置に配置されていることを特徴とする送風装置の取り付け構造。
JP2019154255A 2019-08-27 2019-08-27 送風装置及び送風装置の取り付け構造 Pending JP2021032166A (ja)

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