JP2021027073A - 発光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フェイスダウン型で実装した時に溶融した半田などの接着部材が半導体発光素子まで這い上がることを抑制することが可能な構造を備えた発光装置を提供する。【解決手段】発光装置は、活性層と、活性層を挟んで配置されたp側半導体層およびn側半導体層とを含む半導体積層構造と、半導体積層構造の上面に配置され、p側半導体層と電気的に接続されたp電極構造と、n側半導体層と電気的に接続されたn電極構造と、実装基板と、p電極構造およびn電極構造の上面と実装基板の間に位置する接合部材とを備え、p電極構造およびn電極構造の少なくとも一方は、半導体積層構造に電気的に接続された第1導電層と、第1導電層の上面に配置された第1金属層と、第1金属層の上面に配置された第2導電層とを含み、第1金属層の接合部材に対する濡れ性は、第2導電層の接合部材に対する濡れ性よりも小さく、第1金属層の側面は、第1導電層および第2導電層から露出している。【選択図】図2A

Description

本発明は発光装置に関する。
発光ダイオード等の半導体発光素子を用いた発光装置は小型で、かつ高い発光効率が得られることから広く用いられている。半導体発光素子の実装方法は、大別すると、実装基板に実装するときに、半導体発光素子にパッド電極が設けられた面を、実装基板と反対側の面に位置させるフェイスアップ型と、実装基板と対向する面に位置させるフェイスダウン型(フリップチップ型)の2種類がある。
フェイスアップ型の実装方法では半導体発光素子をリード等にマウントし、半導体発光素子とリードとの間をボンディングワイヤ等により接続する。このため、実装基板に実装して同基板の表面に垂直な方から平面視した場合、ボンディングワイヤの一部が半導体発光素子よりも外側に位置する必要がある。
一方、フェイスダウン型の実装方法では、半導体発光素子の表面に設けたパッド電極と、実装基板上に設けた配線とを、実装基板の表面に垂直な方向から平面視した場合に半導体発光素子の大きさの範囲内に位置するバンプ又は金属ピラー等の接続手段により電気的に接続することが可能である。フェイスダウン型で実装した半導体発光素子によれば、発光装置のサイズ(とりわけ実装基板に垂直な方向から平面視したサイズ)を半導体発光素子の大きさに近いレベルまで小型化したCSP(Chip Size Package又はChip Scale Package)とすることができる。
半導体発光素子を実装基板にフェイスダウン型で実装する際、半田などを用いるリフロー法を用いる場合がある。この時、過剰な半田が半導体発光素子に達すると、半導体発光素子の信頼性に影響を与える可能性がある。
特許文献1は、発光素子のパッド電極と接続された金属ピラーの側面を樹脂で覆った構造を開示している。
特開2011―187679号公報
本開示の例示的な実施形態は、フェイスダウン型で実装した時に溶融した半田などの接着部材が半導体発光素子まで這い上がることを抑制することが可能な構造を備えた発光装置を提供する。
本開示の例示的な実施形態による発光装置は、活性層と、前記活性層を挟んで配置されたp側半導体層およびn側半導体層とを含む半導体積層構造と、前記半導体積層構造の上面に配置され、前記p側半導体層と電気的に接続されたp電極構造と、前記n側半導体層と電気的に接続されたn電極構造と、実装基板と、前記p電極構造および前記n電極構造の上面と前記実装基板の間に位置する接合部材とを備え、前記p電極構造およびn電極構造の少なくとも一方は、前記半導体積層構造に電気的に接続された第1導電層と、前記第1導電層の上面に配置された第1金属層と、前記第1金属層の上面に配置された第2導電層とを含み、前記第1金属層の前記接合部材に対する濡れ性は、前記第2導電層の前記接合部材に対する濡れ性よりも小さく、前記第1金属層の側面は、前記第1導電層および前記第2導電層から露出している。
本開示の例示的な実施形態によれば、実装時に溶融した半田などの接着部材が半導体発光素子まで這い上がること抑制することが可能な構造を備えた発光装置が得られる。
図1は、本開示の発光装置の第1の実施形態を示す断面図である。 図2Aは、第1の実施形態の発光装置に用いられる発光素子の断面図である。 図2Bは、第1の実施形態の発光装置に用いられる発光素子の平面図である。 図2Cは、図2Aに示す発光素子の半導体構造の平面図である。 図2Dは、図2Aに示す発光素子の光反射電極の構造を説明するための平面図である。 図2Eは、図2Aに示す発光素子の第1絶縁層の構造を説明するための平面図である。 図2Fは、図2Aに示す発光素子の第2絶縁層の構造を説明するための平面図である。 図2Gは、図2Aに示す発光素子のn側電極およびp側電極の構造を説明するための平面図である。 図3は、本開示の発光装置の製造方法の第1の実施形態を示すフローチャートである。 図4Aは、本開示の発光装置の製造方法の第1の実施形態における工程断面図である。 図4Bは、本開示の発光装置の製造方法の第1の実施形態における工程断面図である。 図4Cは、本開示の発光装置の製造方法の第1の実施形態における工程断面図である。 図4Dは、本開示の発光装置の製造方法の第1の実施形態における工程断面図である。 図4Eは、本開示の発光装置の製造方法の第1の実施形態における工程断面図である。 図4Fは、本開示の発光装置の製造方法の第1の実施形態における工程断面図である。 図4Gは、本開示の発光装置の製造方法の第1の実施形態における工程断面図である。 図4Hは、本開示の発光装置の製造方法の第1の実施形態における工程断面図である。 図4Iは、本開示の発光装置の製造方法の第1の実施形態における工程断面図である。 図4Jは、本開示の発光装置の製造方法の第1の実施形態における工程断面図である。 図4Kは、本開示の発光装置の製造方法の第1の実施形態における工程断面図である。 図4Lは、本開示の発光装置の製造方法の第1の実施形態における工程断面図である。 図5Aは、本開示の発光装置の第2の実施形態を示す断面図である。 図5Bは、第2の実施形態の発光装置に用いられる発光素子の断面図である。 図5Cは、第2の実施形態の発光装置に用いられる発光素子の平面図である。 図5Dは、第2の実施形態の発光装置に用いられる他の形態の発光素子の断面図である。 図5Eは、本開示の発光装置の製造方法の第2の実施形態における工程断面図である。 図5Fは、本開示の発光装置の製造方法の第2の実施形態における工程断面図である。 図5Gは、本開示の発光装置の製造方法の第2の実施形態における工程断面図である。 図5Hは、本開示の発光装置の製造方法の第2の実施形態における工程断面図である。 図6Aは、本開示の発光装置の第3の実施形態を示す断面図である。 図6Bは、第3の実施形態の発光装置に用いられる発光素子の断面図である。 図7は、本開示の発光装置の製造方法の第3の実施形態を示すフローチャートである。 図8Aは、本開示の発光装置の製造方法の第3の実施形態における工程断面図である。 図8Bは、本開示の発光装置の製造方法の第3の実施形態における工程断面図である。 図9Aは、本開示の発光装置の第4の実施形態を示す断面図である。 図9Bは、第3の実施形態の発光装置に用いられる発光素子の断面図である。 図10は、本開示の発光装置の製造方法の第3の実施形態を示すフローチャートである。 図11Aは、本開示の発光装置の製造方法の第3の実施形態における工程断面図である。 図11Bは、本開示の発光装置の製造方法の第3の実施形態における工程断面図である。 図11Cは、本開示の発光装置の製造方法の第3の実施形態における工程断面図である。 図11Dは、本開示の発光装置の製造方法の第3の実施形態における工程断面図である。 図11Eは、本開示の発光装置の製造方法の第3の実施形態における工程断面図である。
以下、本発明に係る発光装置及びその製造方法の実施形態について説明する。なお、以下の説明において参照する図面は、本発明を概略的に示したものであるため、各部材のスケールや間隔、位置関係などが誇張、あるいは、部材の一部の図示が省略されている場合がある。また、斜視図、平面図、断面図の間において、各部材のスケールや間隔が一致しない場合もある。また、以下の説明では、同一の名称及び符号については原則として同一又は同質の部材を示しており、詳細な説明を適宜省略することとする。
また、本発明の各実施形態に係る発光装置において、「上」、「下」、「左」及び「右」などは、状況に応じて入れ替わるものである。本明細書において、「上」、「下」などは、説明のために参照する図面において構成要素間の相対的な位置を示すものであって、特に断らない限り絶対的な位置を示すことを意図したものではない。
(第1の実施形態)
1.発光装置201の構造
本開示の発光装置の第1の実施形態を説明する。図1は、本開示の発光装置の第1の実施形態の一例を示す発光装置201の断面図である。発光装置201は、発光素子101と、接合部材140と、実装基板150とを備え、発光素子101は接合部材140によって実装基板150に実装されている。発光素子101は、光が出射する光取り出し面101aと、光取り出し面101aの反対側に位置する電極面101bとを有し、電極面101bが実装基板150と対向している。
図2Aは、発光素子101の断面図である。発光素子101は、本実施形態では、基板10と、半導体積層構造20と、n電極構造40と、p電極構造50とを備える。発光素子101は、さらに、光反射電極31、第1絶縁層32および第2絶縁層33を備えている。半導体装置は、一般に基板上に半導体構造が形成され、半導体構造上に種々の電極が構成される。このため、基板を図面の下側に配置して構造を説明することが多い。本願明細書では、図2Aに示すように基板10を下側に配置した状態において、発光素子101の構造の「上」および「下」を説明する。しかしこれら「上」、「下」あるは、「右」、「左」は、図2Aに示される発光素子101における相対的な位置関係を意味しているにすぎない。
発光素子101において、光取り出し面101a側に基板10が位置しており、電極面101b側にn電極構造40と、p電極構造50とが位置している。図2Bは、発光素子101の上面側から見た平面図(上面図)である。発光素子101は、平面視で略正方形の形状を有している。図2Aは、図2Bにおいて2A−2A線で示す位置における断面が示されている。以下に示す平面図では、分かりやすさのため、各構成要素を図2Aに示す断面のハッチングと同じハッチングで示している。
以下、発光素子101の各構成要素を詳細に説明する。
[基板10]
基板10は、半導体積層構造20をエピタキシャル成長させるための基板であり、半導体積層構造20を支持する。基板10は、半導体積層構造20が発する光の波長に対して透光性を有する。基板10としては、例えば、半導体積層構造20が窒化物半導体からなる場合は、サファイア基板を用いることができる。基板10は半導体積層構造20が形成された後、除去されてもよい。また、基板10は、半導体積層構造20を支持するためにのみ機能してもよい。この場合、半導体積層構造20が他の支持基板に形成され、半導体積層構造20が、他の支持基板から剥離され基板10に接合される。
[半導体積層構造20]
半導体積層構造20は基板10上に支持されており、n側半導体層21と、活性層22と、p側半導体層23とを含む。半導体積層構造20において、活性層22は、n側半導体層21とp側半導体層23とに挟まれている。半導体積層構造20は、基板10側から、n側半導体層21と、活性層22と、p側半導体層23とがこの順に形成され、n側半導体層21は基板10と接している。
図2Cは、半導体積層構造20の上面側から見た平面図(上面図)である。半導体積層構造20は、上面20aおよび下面20bを有しており、上面20aに、図2Cに示すように、段差部20rおよび複数の穴20hを有する。段差部20rは、上面20aの外周に沿って位置しており、段差部20rにおいて、p側半導体層23および活性層22は設けられておらず、底面においてn側半導体層21が露出している。
複数の穴20hは、上面20aにおいて、分散して配置されている。例えば、図2Cに示す例では、半導体積層構造20は、4行3列に配置された12個の穴20hを有する。各穴20hは非貫通穴であり、穴20hにおいて、p側半導体層23および活性層22は設けられていない。穴20hの底面には、n側半導体層21が露出している。段差部20rおよび穴20hには、後述するようにn電極構造40の一部が配置され、段差部20rの底部および穴20hの底部において、n電極構造40とn側半導体層21とが電気的に接続される。
半導体積層構造20は、例えば、InAlGa1―X―YN(0≦X、0≦Y、X+Y<1)等の窒化物半導体によって構成される。n側半導体層21、活性層22およびp側半導体層23は、それぞれ単層構造を有していてもよいし、組成および/または膜厚が異なる複数の半導体層を含む積層構造、超格子構造等を備えていてもよい。特に、活性層22は、量子効果が生ずる薄膜を積層した単一量子井戸又は多重量子井戸構造を備えていることが好ましい。また、半導体積層構造20は、n側半導体層21、活性層22およびp側半導体層23以外にバッファ層などの他の層を備えていてもよい。
[光反射電極31]
光反射電極31は、p側半導体層23の上面に設けられる。図2Dは光反射電極31の構造を説明するための平面図である。光反射電極31は、活性層22から出射する光のうち、電極面101b側へ向かう光を反射し、光取り出し面101a側に向かわせる。また、光反射電極31は、後述するp電極構造50から供給される電流を均一にp側半導体層23に拡散させる部材としても機能する。光反射電極31は、半導体積層構造20の上面20aを構成するp側半導体層23の下面の略全体を覆って配置される。光反射電極31は、段差部20rおよび穴20hが設けられた領域には配置されていない。また、光反射電極31は、穴20hに対応する場所に位置し、穴20hよりも大きい穴31hを有している。
光反射電極31は、良好な導電性および良好な光反射性を有する金属材料によって形成することができる。例えば、光反射電極31として、可視光領域で良好な反射性を有する金属材料によって形成される膜を用いることができる。具体的には、光反射電極31には、Ag、Alからなる金属膜、または、これらの金属を主成分とする合金からなる金属膜を好適に用いることができる。光反射電極31は、これらの金属膜を1または複数含んでいてもよい。
[第1絶縁層32、第2絶縁層33]
第1絶縁層32は、光反射電極31を構成する金属材料のマイグレーションを防止するためのバリア層である。特に光反射電極31として、マイグレーションを起こしやすいAgまたはAgを主成分とする合金を用いる場合には、第1絶縁層32を設けることが好ましい。第1絶縁層32は、光反射電極31のうち、半導体積層構造20と接していない部分を覆うことが好ましい。具体的には、光反射電極31の下面の一部および側面を覆うことが好ましい。図2Eは、第1絶縁層32の構造を説明するための平面図である。第1絶縁層32は、半導体積層構造20の穴20hが設けられている領域に対応して設けられた第1貫通孔32hを有する。第1絶縁層32は、光反射電極31の一部を露出する複数の第2貫通孔32gを有する。
第1絶縁層32としては、バリア性を有する絶縁性材料の膜を用いることができ、例えば、金属酸化物、金属窒化物等からなる膜を第1絶縁層32として用いることができる。具体的には、Si、Ti、Zr、Nb、Ta、Alからなる群より選択された少なくとも一種の酸化物または窒化物からなる膜を第1絶縁層32として好適に用いることができる。第1絶縁層32は、これらの絶縁性材料の膜を1または複数含んでいてもよい。
第2絶縁層33は、第1絶縁層32および第1絶縁層32から露出している半導体積層構造20の側面を覆うように設けられている。第2絶縁層33は、必要な領域以外において、半導体積層構造20とn電極構造40およびp電極構造50が電気的に接触するのを抑制する。
図2Fは、第2絶縁層33の構造を説明するための平面図である。半導体積層構造20の穴20hの内側面も覆っている穴20hの底面において、第2絶縁層33には、第3貫通孔33hが配置されている。第3貫通孔33h内において、半導体積層構造20のn側半導体層21が露出している。第2絶縁層33には、複数の第4貫通孔33gがさらに設けられており、第4貫通孔33gは第1絶縁層32の第2貫通孔32gと連通している。第4貫通孔33g内において、光反射電極31が露出している。
第2絶縁層33は、絶縁性の材料によって形成される。例えば、金属酸化物、金属窒化物等からなる膜を第2絶縁層33として用いることができる。具体的には、Si、Ti、Zr、Nb、Ta、Alからなる群より選択された少なくとも一種の酸化物または窒化物からなる膜を第2絶縁層33として好適に用いることができる。第2絶縁層33は、これらの材料の膜を1または複数含んでいてもよい。また、第2絶縁層33は、屈折率の異なる2種以上の透光性誘電体が積層されたDBR(Distributed Bragg Reflector)膜であってもよい。
[n電極構造40、p電極構造50]
n電極構造40およびp電極構造50は第2絶縁層33上に配置される。n電極構造40は第3貫通孔33hを介して半導体積層構造20のn側半導体層21と接続され、p電極構造50は、第4貫通孔33gおよび第2貫通孔32gを介して光反射電極31と接続される。光反射電極31は、p側半導体層23と接続されているので、p電極構造50は、p側半導体層23と電気的に接続される。n電極構造40およびp電極構造50は、実装基板150にフリップチップボンディングが可能な電極構造、および、実装基板150から半導体積層構造20へ電力を供給する経路を提供する。
n電極構造40は、n側電極41と、第1導電層42と、第1金属層43と、第2導電層44とを含む。同様に、p電極構造50は、p側電極51と、第1導電層52と、第1金属層53と、第2導電層54とを含む。これらのn電極構造40およびp電極構造50が含む各層は導電性を有している。n側電極41と第1導電層42との間およびp側電極51と第1導電層52との間には、第1導電層42をめっき法などにより形成するためのシード層が設けられていてもよい。
図2Fは、n側電極41およびp側電極51の構造を説明するための平面図である。n側電極41は、半導体積層構造20段差部20rにおいて露出したn側半導体層21、第3貫通孔33h内に露出したn側半導体層21および第2絶縁層33の一部上に配置される。また、p側電極51は、第4貫通孔33g内に露出した光反射電極31および第2絶縁層33の他の一部上に配置される。n側電極41およびp側電極51は第2絶縁層33上の同じ高さに位置しているため、互いに電気的に接触しないように、第2絶縁層33上において、n側電極41とp側電極51との間には隙間34が設けられている。隙間34は、例えば、10μm以上30μm以下とすることができる。n側電極41は、n側半導体層21と直接接続される。このため、できるだけn側半導体層21全体に電流経路が形成されるように、n側半導体層21全体に対して、n側電極41と接続される領域ができるだけ広い範囲に分布するようにn側電極41とn側半導体層21とが接続される。一方、p側電極51は、電流経路を拡散させる光反射電極31を介してp電極構造50と電気的に接続される。このような構造を採用することによって、半導体積層構造20全体に電流を拡散させ、効率よく発光素子101を発光させることが可能となる。
n電極構造40において、第1導電層42は、n側電極41上に配置されており、n側電極41を介して半導体積層構造20のn側半導体層21と電気的に接続されている。第1金属層43は、第1導電層42の上面に配置されている。第2導電層44は、第1金属層43の上面に配置されている。
図2Aに示すように、本実施形態では、第1導電層42、第1金属層43および第2導電層44は、概ね同じサイズの平面形状を有しており、互いに積層されている。第1金属層43の側面43sは、全周にわたって第1導電層42および第2導電層44には覆われておらず、第1導電層42および第2導電層44から露出している。
同様に、p電極構造50において、第1導電層52は、p側電極51上に配置されており、p側電極51および光反射電極31を介して半導体積層構造20のp側半導体層23と電気的に接続されている。第1金属層53は、第1導電層52の上面に配置されている。第2導電層54は、第1金属層53の上面に配置されている。
図2Aに示すように、本実施形態では、第1導電層52、第1金属層53および第2導電層54は、概ね同じサイズの平面形状を有しており、互いに積層されている。第1金属層53の側面53sは、全周にわたって第1導電層52および第2導電層54には覆われておらず、第1導電層52および第2導電層54から露出している。
n側電極41およびp側電極51には、金属材料の膜を用いることができ、例えば、Ag、Al、Ni、Rh、Au、Cu、Ti、Pt、Pd、Mo、Cr、Wなどの金属、または、これらの金属を主成分とする合金の膜を好適に用いることができる。合金膜を用いる場合は、例えば、AlSiCu合金(ASC)のように、組成元素としてSiなどの非金属元素を含有する合金を用いることもできる。n側電極41およびp側電極51は、これらの金属または合金の膜を1または複数含んでいてもよい。
第1導電層42、52および第2導電層44、54には、Cu、Au、Niなどの金属の膜を好適に用いることができる。第1導電層42、52および第2導電層44、54は、これらの金属の膜を1または複数含んでいてもよい。特に、導電性および熱伝導性がよいという観点で、第1導電層42、52および第2導電層44、54は、Cuを含んでいることが好ましい。第2導電層44、54が複数の膜を含む場合、複数腐食防止およびAu―Sn共晶半田などのAu合金系の接着部材を用いた実装基板との接合性を高めるために、少なくとも実装面となる最上層をAuの膜で形成することが好ましい。第2導電層44、54が複数の膜を含み、下層がCuなどの、Au以外の金属で形成されている場合は、Auとの密着性を高めるために、上層部をNi/AuやNi/Pd/Auのような積層構造を備えていてもよい。
また、第1金属層43、53と第1導電層42、52との界面、および第1金属層43、53と第2導電層44、54との界面における密着性をより向上させるために、第1金属層43、53の最上層、および、第1金属層43、53の最下層に、密着性がよい金属、例えば、Ni、Tiなどの膜を用いてもよい。
第1金属層43、53は、接合部材140に対する濡れ性が、第2導電層44、54の接合部材140に対する濡れ性よりも小さい材料で構成されている。具体的には、第1金属層43、53は、Ti、Cr、Ni、WおよびMoからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む膜によって構成されている。これらの金属は、上述したCu、Au、Niを主成分とする金属材料に比べて、後述する接合部材140に対する濡れ性が小さい。接合部材140に対する濡れ性とは、接合部材140が溶融し、液体として移動可能な状態において、評価対象となる部材表面に配置された接合部材140の接触角の大きさで評価される。接触角が大きいほど、濡れ性は小さい。ただし、必ずしも、接触角の値を求める必要はない。例えば、第1金属層43、53および第2導電層44の表面に溶融した接合部材140を配置した場合において、どちらの層において、接触角度が大きいかを決定できれば、上述した濡れ性に対する特性を第1金属層43、53が有し得るか否かを判断することができる。第1金属層43、53および第2導電層44、54にそれぞれ用いる金属材料としては、第1金属層43、53をめっき法で形成する場合には、例えば、第1金属層43、53をNiとし、第2導電層44、54をAuとすることができる。また、第1金属層43、53をスパッタ法で形成する場合には、第1金属層43、53をWとし、第2導電層44、54をCuとすることができる。また、第1導電層42、52と第2導電層44、54とは、工程簡略化の観点から、同じ金属材料で設けることが好ましい。
n電極構造40およびp電極構造50において、n側電極41、p側電極51の厚さは、例えば、500nm〜2μm程度である。また、第1導電層42、52および第2導電層44、54の厚さは、例えば、5μm〜25μm程度である。第1金属層43、53は、後述するように、接合部材140に対する濡れ性を利用して、接合部材140が発光素子101に這い上がるのを抑制する。この効果を得るために、第1金属層43、53は100nm以上の厚さを有していることが好ましい。厚さが、100nmよりも小さい場合、過剰な接合部材140が配置された場合に、第1金属層43、53を超えて、第1導電層42、52に接合部材140が達する可能性がある。上述の効果を得る観点では、第1金属層43、53の厚さに上限はない。しかし、上述した第1金属層43、53の金属材料の中には、電気抵抗が比較的高い材料がある。また、製造法に制限があり、厚い第1金属層43、53を形成するのが困難であったり、形成に長い時間を要し、製造コスト上の課題が生じる金属材料がある。これらの点を考慮すると、第1金属層43、53の厚さは5μm以下であることが好ましい。また、第1金属層43、53の厚さは、1μm以上5μm以下程度であることがさらに好ましい。
[接合部材140]
接合部材140は、リフロー法などによって、発光素子101を実装基板150に接合することが可能な接合部材である。具体的には、接合部材140は、AuSn、AgSn、CuSnからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む。
[実装基板150]
実装基板150は、発光素子101を支持し、発光素子101に電力を供給する。図1に示すように、実装基板150は、基体151と基体151の上面に配置された導電性パターン152とを含む。基体151は、絶縁性材料によって形成されていてもよいし、導電性材料によって形成されていてもよい。例えば、実装基板150は、絶縁性樹脂からなる基体151の上面に導体配線が印刷されたプリントあるいはフレキシブル基板であってもよい。より具体的には、銅箔などからなる導電性パターンが表面に設けられたガラスエポキシ基板、あるいは、絶縁性樹脂で結合された金属体の基板などを好適に用いることができる。また、アルミニウムや銅からなる金属材料に絶縁性材料を介して導体配線が施された基板を用いてもよい。アルミニウムや銅からなる金属材料を用いた基板は高い放熱性を有する。また、実装基板150は、発光素子101を収納する凹部を有する樹脂パッケージであってもよい。この場合、実装基板150は、絶縁性を樹脂および導電性を有するリード電極によって構成される。
実装基板150の導電性パターン152と、n電極構造40およびp電極構造50の上面の間に接合部材140が位置しており、発光素子101が実装基板150に接合される。
2.発光装置201の製造方法
次に発光装置201の製造方法を説明する。図3は、発光装置201の製造法方法の一例を示すフローチャートであり、図4A〜図4Lは、発光装置201の製造法方法の一例を示す工程断面図である。以下の製造方法において、特に言及しない場合には、半導体装置の製造に一般的に用いられる、CVD装置、真空蒸着装置、スパッタ装置、露光装置、現像装置等を用いた薄膜形成技術、フォトリソグラフィ技術などを用いて各工程を行うことができる。
(1)半導体積層体構造の形成(S1)
まず、基板上に、半導体積層構造を形成する。図4Aに示すように、サファイアなどからなる基板10の上面にn側半導体層21、活性層22およびp側半導体層23を順次エピタキシャル成長させ、基板10に支持された半導体積層構造20を形成する。
次に図4Bに示すように、半導体積層構造20上に光反射電極31および第1絶縁層32を形成する。第1絶縁層32は、光反射電極31の上面および側面を覆って形成される。
次に図4Cに示すように、半導体積層構造20に穴20hおよび段差部20rを形成する。穴20hおよび段差部20rは、例えば、穴20hおよび段差部20rを規定する開口を有するマスクを第1絶縁層32上に形成し、そのマスクを用いて第1絶縁層32および半導体積層構造20をエッチングすることによって形成する。その後マスクを除去する。さらに図4Dに示すように、第1絶縁層32および半導体積層構造20の側面を覆って第2絶縁層33を形成する。その後、第3貫通孔33h、第4貫通孔33gを規定する開口を有するマスクを第2絶縁層33上に形成し、そのマスクを用いて第2絶縁層33をエッチングすることによって、第3貫通孔33h、第4貫通孔33gを形成する。第4貫通孔33gの位置では、第1絶縁層32もエッチングすることによって第4貫通孔33gに連通する第2貫通孔32gを形成し、光反射電極31を第4貫通孔33gの底部において露出させる。
(2)n電極構造40、p電極構造50の形成
図4Eに示すように、半導体積層構造20上にn側電極41およびp側電極51を形成する。n側電極41およびp側電極51は、例えば、第2絶縁層33全体を覆うように、電極を構成する金属材料の膜を形成した後、マスクを用いてパターニングを行うことによって形成する。
(2−1)第1フォトレジスト層を形成する工程(S2)
図4Fに示すように、n側電極41上に位置する第1開口61nおよびp側電極51上に位置する第2開口61pを有する第1フォトレジスト層61を形成する。第1フォトレジスト層61は、第2絶縁層33、光反射電極31および第1絶縁層32を介して半導体積層構造20に支持される。
(2−2)第1導電層を形成する工程(S3)
図4Gに示すように、第1フォトレジスト層61の第1開口61nおよび第2開口61p内に第1導電層42、52をめっき法により形成する。具体的には、n側電極41およびp側電極51を電解めっき液に浸漬し、n側電極41およびp側電極51を陰極として、電解めっきを行う。これにより、第1開口61nおよび第2開口61p内に露出したn側電極41およびp側電極51上に第1導電層42、52がそれぞれ形成される。
(2−3)第1金属層を形成する工程(S4)
図4Hに示すように、第1フォトレジスト層61の第1開口61nおよび第2開口61p内に位置する第1導電層42、52上に第1金属層43、53を形成する。第1金属層43、53は、例えば、めっき法により好適に形成することができる。
(2−4)第2導電層を形成する工程(S5)
図4Iに示すように、第1フォトレジスト層61の第1開口61nおよび第2開口61p内に位置する第1金属層43、53上に第2導電層44、54をめっき法により形成する。具体的には、第1金属層43、53を電解めっき液に浸漬し、第1金属層43、53を陰極として、電解めっきを行う。これにより、第1開口61nおよび第2開口61p内に露出した第1金属層43、53上に第2導電層44、54が形成される。
(2−5)第1フォトレジスト層を除去する工程(S6)
図4Jに示すように、第1フォトレジスト層61を除去する。これにより、図2Aに示すように、n側電極41、第1導電層42、第1金属層43および第2導電層44を含むn電極構造40および、p側電極51、第1導電層52、第1金属層53および第2導電層54を含むp電極構造50を備えた発光素子101が完成する。
3.発光素子101を実装する工程(S7)
図4Kに示すように、実装基板150を用意し、実装基板150の導電性パターン152上に接合部材のペースト141を印刷法などによって配置する。その後、発光素子101をn電極構造40の上面およびp電極構造50上面が、実装基板150と対向する向きで、発光素子101を実装基板150に位置合わせし、n電極構造40の上面およびp電極構造50上面をペースト141と接触させる。
図4Lに示すように、発光素子101が位置合わせされた実装基板150をリフロー炉に導入し、実装基板150を加熱する。これにより、ペースト141中のAu-Sn等の接合部材140が溶融する。また、ペースト141中の揮発成分が蒸発する。この時、溶融した接合部材140の一部は、n電極構造40の第2導電層44の上面および側面に這い上がり、p電極構造50の第2導電層54の上面および側面に這い上がる。しかし、第1金属層43、53の接合部材140に対する濡れ性は、第2導電層の接合部材140に対する濡れ性よりも小さい。そのため、溶融した接合部材140が、第2導電層44、54の側面から第1金属層43、53の側面に達しても、濡れ性が悪いため、溶融した接合部材140がさらに這い上がるのが抑制される。その結果、実装基板150への実装時に発光素子101に溶融した接合部材140が這い上がり、発光素子101に形成された電極構造を短絡させたり、半導体積層構造20に好ましくない影響を与えることが抑制される。
溶融した接合部材140が、n電極構造40の上面およびp電極構造50の上面と導電性パターン152との間に均一に配置された後、実装基板150をリフロー炉から取り出し、実装基板150を冷却する。これにより発光装置201が完成する。ここで、実装基板150と発光素子101との間に熱膨張係数差がある場合、上述した冷却過程で発光素子101を構成する部材に熱応力が発生する。第1導電層42、52及び第2導電層44、54に、接合部材140と比較し柔らかい材料を採用することで、各部材に発生する熱応力を緩和し、主に半導体積層構造20に悪影響が生じることを抑制することができる。このような場合に、第1金属層43、53で半導体積層構造20への接合部材140の這い上がりが抑制されることで、少なくとも第1導電層42、52の側面が接合部材140に覆われることが抑制される。その結果、実装基板150と半導体積層構造20との間に、接合部材140に覆われていない第1導電層42、52が存在するため、第1導電層42、52による熱応力の緩和機能を維持することができる。その結果、実装時に熱応力により半導体積層構造20に生じる悪影響を効果的に抑制することができる。
このように本実施形態によれば、第1金属層43、53の接合部材140に対する濡れ性は、第2導電層44、54の接合部材140に対する濡れ性よりも小さいため、発光素子101を実装基板150に実装する際、溶融した接合部材140がn電極構造40およびp電極構造50の側面を這い上がるのを抑制することができる。また、第1金属層43、53は、薄膜形成技術を用いて形成することができるため、n電極構造40およびp電極構造50を形成する際の製造プロセスを大きく変更したり、手間のかかる別のプロセスを必要としない。このため、製造コストやリードタイムの大幅な増大を避けることが可能である。
(第2の実施形態)
本開示の発光装置の第2の実施形態を説明する。図5Aは、本開示の発光装置の第2の実施形態の一例を示す発光装置202の断面図である。発光装置202は、発光素子102と、接合部材140と、実装基板150とを備え、発光素子102は接合部材140によって実装基板150に実装されている。図5Bおよび図5Cは、発光素子の断面図および平面図である。
発光素子102は、第1の実施形態の発光素子101とは異なる形状のn電極構造40およびp電極構造50を備えている。
図5Bおよび図5Cに示すように、n電極構造40において、第1金属層43の上面43aは、第2導電層44の下面44bよりも大きく、第1金属層43の上面43aの一部は、第1金属層43の上面43aの周縁部において第2導電層44から露出している。
同様に、p電極構造50において、第1金属層53の上面53aは、第2導電層54の下面54bよりも大きく、第1金属層53の上面53aの一部は、第1金属層53の上面53aの周縁部において第2導電層54から露出している。
n電極構造40およびp電極構造50がこのような構造を備えていることによって、第1金属層43、53は、側面に加え、上面の一部も露出している。このため、溶融した接合部材140が這い上がる経路が、第1の実施形態よりも長くなっており、溶融した接合部材140が、n電極構造40およびp電極構造50の側面を這い上がりにくくなっている。また、溶融した接合部材140が這い上がる経路中、接合部材140に対して濡れ性の低い第1金属層43、53が露出している部分がより長くなっているため、より確実に、溶融した接合部材140がn電極構造40およびp電極構造50の側面を這い上がるのを抑制することができる。
発光装置202は図5Dに示す発光素子102’を備えていてもよい。発光素子102’では、第1金属層43の下面43bは、第1導電層42の上面42aよりも大きく、第1金属層43の下面43bの一部は、第1金属層43の下面43bの周縁部において第1導電層42から露出している。また、第1金属層53の下面53bは、第1導電層52の上面52aよりも大きく、第1金属層53の下面53bの一部は、第1金属層53の下面53bの周縁部において第1導電層52から露出している。
発光素子102’を備えた発光装置202においても、第1金属層43、53は、側面に加え、下面の一部も露出している。このため、溶融した接合部材140が這い上がる経路が、第1の実施形態よりも長くなっており、溶融した接合部材140が、n電極構造40およびp電極構造50の側面を這い上がりにくくなっている。また、溶融した接合部材140が這い上がる経路中、接合部材140に対して濡れ性の低い第1金属層43、53が露出している部分がより長くなっているため、より確実に、溶融した接合部材140がn電極構造40およびp電極構造50の側面を這い上がるのを抑制することができる。
発光素子102、102’は、下記する工程以外は第1の実施形態の発光素子101と同様の製造方法によって製造することができる。発光素子102を製造する場合には、図4Hに示すように、第1金属層43、53を第1フォトレジスト層61の第1開口61nおよび第2開口61p内に形成する。第1金属層43、53は、例えばめっき法により形成する。そして、図3に示す第2導電層の形成工程(S5)において、図5Eに示すように、第1フォトレジスト層61および第1金属層43,53上に第3開口62nおよび第4開口62pを有する第2フォトレジスト層62を形成する。第3開口62nおよび第4開口62pは、第1フォトレジスト層61の第1開口61nおよび第2開口61pよりもそれぞれ小さく、平面視において、第1開口61nおよび第2開口61p内にそれぞれ位置している。そして、第3、第4開口内に第2導電層44、54を形成し、その後、第1フォトレジスト層61及び第2フォトレジスト層62を除去すればよい。
また、発光素子102’を製造する場合には、図4Gに示すように、第1フォトレジスト層61よりも薄い厚さを有する第1導電層42、52をめっき法により形成する。その後、図5Fに示すように、金属層71を、第1導電層42、52の上面と、第1フォトレジスト層61の上面及び側面とに連続して形成する。第1金属層43、53は、例えばスパッタ法により形成する。次に、図5Gに示すように、金属層71上に第3開口62nおよび第4開口62pを有する第2フォトレジスト層62を形成する。第3開口62nおよび第4開口62pは、第1フォトレジスト層61の第1開口61nおよび第2開口61pよりもそれぞれ大きく、平面視において、第1開口61nおよび第2開口61pを含む領域にそれぞれ位置している。そして、図5Hに示すように、第3開口62nおよび第4開口62p内に位置する金属層71上に第2導電層44、54を形成し、その後、第1フォトレジスト層61及び第2フォトレジスト層62を除去すればよい。
(第3の実施形態)
本開示の発光装置の第3の実施形態を説明する。図6Aは、本開示の発光装置の第3の実施形態の一例を示す発光装置203の断面図である。発光装置203は、発光素子103と、接合部材140と、実装基板150とを備え、発光素子103は接合部材140によって実装基板150に実装されている。図6Bは、発光素子103の断面図である。発光素子103は、n電極構造40が第2金属層45と、第3導電層46とを備えている点で第2の実施形態の発光素子102と異なる。さらに、p電極構造50において、第2金属層55と、第3導電層56とを備えている点で第2の実施形態の発光素子102と異なる。
n電極構造40において、第2金属層45は、第2導電層44の上面44aに配置され、第3導電層46は、第2金属層45の上面45aに配置されている。第2金属層45の下面45bは、第2導電層44の上面44aよりも大きく、前記第2金属層45の下面45bの一部は、第2金属層45の下面45bの周縁部において第2導電層44から露出している。また、第2金属層45の側面は第2導電層44および第3導電層46から露出している。
同様に、p電極構造50において、第2金属層55は、第2導電層54の上面54aに配置され、第3導電層56は、第2金属層55の上面55aに配置されている。第2金属層55の下面55bは、第2導電層54の上面44aよりも大きく、前記第2金属層55の下面55bの一部は、第2金属層55の下面45bの周縁部において第2導電層44から露出している。また、第2金属層55の側面は第2導電層54および第3導電層56から露出している。
第2金属層45、55は、第1金属層43、53と同様の材料によって構成されており、第3導電層46、56は第1導電層42、52と同様の材料によって構成されている。このため、第2金属層45、55の接合部材140に対する濡れ性は、第3導電層46、56よりも小さい。第2金属層45、55の厚さは、第1金属層43、53と同様の厚みとすることができ、例えば、100nm以上5μm以下程度である。
発光装置203によれば、第1金属層43、53に加え、第2金属層45、55の側面および下面の一部が露出している。このため、溶融した接合部材140が這い上がる経路が、第2の実施形態よりも長くなっており、溶融した接合部材140が、n電極構造40およびp電極構造50の側面をさらに這い上がりにくくなっている。また、溶融した接合部材140が這い上がる経路中、接合部材140に対して濡れ性の低い第1金属層43、53および第2金属層45、55が露出している部分が長くなっているため、より確実に、溶融した接合部材140がn電極構造40およびp電極構造50の側面を這い上がるのを抑制することができる。
発光装置203は、第2の実施形態の発光素子102の製造方法において、第2金属層45、55および第3導電層46、56を形成する工程を追加することによって製造することができる。
図7は発光素子103の製造工程を示すフローチャートであり、図8A、図8Bは、発光素子103の製造工程の一部を示す工程断面図である。
まず、第1、第2の実施形態の発光素子101、102の製造と同様の工程を行い、図8Aに示すように、第2導電層44、54までを形成する(S1〜S6)。第2の実施形態で説明したように、第2フォトレジスト層62は、第1開口61nおよび第2開口61pよりもそれぞれ小さく、平面視において、第1開口61nおよび第2開口61pに内に位置する第3開口62nおよび第4開口62pを有している。第2導電層44、54は、第3開口62nおよび第4開口62p内に形成されている。その後以下の工程を行う。
(3−1)第3フォトレジスト層を形成する工程(S31)
図8Bに示すように、第3フォトレジスト層63を第2フォトレジスト層62上に形成する。第3フォトレジスト層63は、第3開口62nおよび第4開口62pよりもそれぞれ大きく、平面視において、第3開口62nおよび第4開口62pを含む領域に位置する第5開口63nおよび第6開口63pを有する。
(3―2)第2金属層を形成する工程(S32)
図8Bに示すように、第3フォトレジスト層63の第5開口63nおよび第6開口63p内の第2導電層44、54および第2フォトレジスト層62上に、第2金属層45、55をめっき法により形成する。
(3−3)第3導電層を形成する工程(S33)
第3フォトレジスト層63の第5開口63nおよび第6開口63p内の第2金属層45、55上に第3導電層46、56をめっき法により形成する。
(3−4)第1フォトレジスト層61、第2フォトレジスト層62および第3フォトレジスト層63を除去する工程(S34)
第1フォトレジスト層61、第2フォトレジスト層62および第3フォトレジスト層63を除去する。これにより、第1金属層43、53および第2金属層45、55がパターニングされる。そして、上述した図6Bに示すように、n側電極41、第1導電層42、第1金属層43、第2導電層44、第2金属層45および第3導電層46を含むn電極構造40、および、p側電極51、第1導電層52、第1金属層53、第2導電層54、第2金属層55および第3導電層56を含むp電極構造50を備えた発光素子103が完成する。
以降、第1の実施形態と同様、発光素子103を実装基板150に実装することによって発光装置203が完成する。
(第4の実施形態)
本開示の発光装置の第4の実施形態を説明する。図9Aは、本開示の発光装置の第4の実施形態の一例を示す発光装置204の断面図である。発光装置204は、発光素子104と、接合部材140と、実装基板150とを備え、発光素子104は接合部材140によって実装基板150に実装されている。図9Bは、発光素子104の断面図である。発光素子104は、発光素子101とは異なるn電極構造40’およびp電極構造50’を備えている。
具体的には、図9Bに示すように、n電極構造40’において、第2導電層44’は、第1導電層42の上面42aに配置され、第1導電層42の上面42aよりも小さい下面44b’を有する。また、第1金属層43’は、第1導電層42の上面42aの周縁部であって、第2導電層44’が配置されておらず、露出している領域に配置されている。第1金属層43’の側面および上面は、第1導電層42および第2導電層44’から露出している。
同様に、p電極構造50’において、第2導電層54’は、第1導電層52の上面52aに配置され、第1導電層52の上面52aよりも小さい下面54b’を有する。また、第1金属層53’は、第1導電層52の上面52aの周縁部であって、第2導電層54’が配置されておらず、露出している領域に配置されている。第1金属層53’の側面および上面は、第1導電層52および第2導電層54’から露出している。
発光装置204によれば、第2の実施形態と同様、発光素子104のn電極構造40’およびp電極構造50’において、第1金属層43’、53’の側面および上面が露出している。このため、接合部材140に対して濡れ性の低い第1金属層43、53が露出している部分により、溶融した接合部材140がn電極構造40およびp電極構造50の側面を這い上がることを抑制することができる。
また、n電極構造40’およびp電極構造50’において、第2導電層44’、54’は、第1導電層42、52と、第1金属層43’、53’を介在することなく、直接接している。このため、第2導電層44’、54’は、第1金属層43’、53’と第1導電層42、52、または、第2導電層44’、54’との間の密着性の良否に依存せず、第2導電層44’、54’がn電極構造40’およびp電極構造50’から剥離することが抑制される。さらに、第1金属層43’、53’の抵抗が高い場合でも、低抵抗なn電極構造40’およびp電極構造50’が実現し得る。第1金属層43’、53’の上面の一部に、絶縁膜を形成してもよい。この絶縁膜には、上述した第1絶縁層32と同様の絶縁性材料の膜を用いることができる。このような絶縁膜は、接合部材140に対する濡れ性が第1金属層43’、53’よりも比較的低い。そのため、第1金属層43’、53’のみが設けられている場合に比較して、接合部材140がn電極構造40およびp電極構造50の側面を這い上がることをさらに抑制することができる。
発光装置204は、例えば、以下の工程によって製造することができる。
図10は発光素子104の製造工程を示すフローチャートであり、図11A〜図11Eは、発光素子104の製造工程の一部を示す工程断面図である。
まず、第1の実施形態の発光素子101の製造と同様の工程を行い、図11A、11Bに示すように、第1金属層43、53までを形成する(S1〜S4)。その後以下の工程を行う。なお、図11Bに示す第1金属層43、53を形成する工程において、第1金属層43、53をスパッタ法により、第1導電層42、52及び第1フォトレジスト層61の上面に連続して形成することもできる。
(4−1)第2フォトレジスト層を形成する工程(S41)
図11Cに示すように、第1金属層43、53上に第1開口61nおよび第2開口61pよりもそれぞれ小さく、平面視において、第1開口61nおよび第2開口61p内に位置する第3開口62nおよび第4開口62pを有する第2フォトレジスト層62を形成する。
(4−2)第1導電層を露出させる工程(S42)
第2フォトレジスト層62をマスクとして、第1金属層43、53をエッチングし、第1開口61nおよび第2開口61p内において、図11Dに示すように、第3開口62nおよび第4開口62pに対応した大きさで、第1導電層42、52を露出させる。第1金属層43、53のエッチングには、例えば、ドライエッチン法を用いることができる。これにより、第1金属層43、53の一部がエッチングされ、平面視において、環状を有する第1金属層43’、53’が形成される。
(4−3)第2導電層を形成する工程(S43)
図11Eに示すように、第3開口62nおよび第4開口62p内の第1導電層42、52上に、めっき法により、第2導電層44’、54’を形成する。具体的には、基板10全体を電解めっき液に浸漬し、n側電極41およびp側電極51を陰極として、電解めっきを行う。これにより、第3開口62nおよび第4開口62p内において、第1導電層42、52と接続された第2導電層44’、54’が形成される。
(4−4)第1フォトレジスト層および第2フォトレジスト層を除去する工程(S44)
第1フォトレジスト層61および第2フォトレジスト層62を除去する。これにより、図9Bに示すように、第1金属層43、53がパターニングされる。そして、n側電極41、第1導電層42、第1金属層43’および第2導電層44’を含むn電極構造40および、p側電極51、第1導電層52、第1金属層53’および第2導電層54’を含むp電極構造50を備えた発光素子104が完成する。
以降、第1の実施形態と同様、発光素子104を実装基板150に実装することによって発光装置204が完成する。
(他の形態)
本開示の発光装置は、上記実施形態に限られず、種々の改変が可能である。例えば、実装基板に実装される発光素子は1つに限られず、発光装置は、実装基板に実装された複数の発光素子を備えていてもよい。また、上述したように、実装基板は板状に限られず、リードを含む樹脂パッケージの底部であってもよい。また、上記実施形態では、n電極構造およびp電極構造の両方が、第1金属層を含んでいたが、発光装置は、n電極構造およびp電極構造にいずれか一方が第1金属層を含んでいれば、第1金属層を含む電極構造において上記効果を得ることができる。
参考のため、本開示の発光装置の製造法の要旨を以下にまとめる。
[項目1]
基板上に、活性層と、前記活性層を挟んで配置されたp型半導体層およびn型半導体層とを含む半導体積層構造を形成する工程と、
前記半導体積層構造に支持され、n電極構造およびp電極構造に対応する第1および第2開口を有する第1フォトレジスト層を形成する工程と、
前記第1フォトレジスト層の前記第1および第2開口内に第1導電層をめっき法により形成する工程と、
前記第1および第2開口内の前記第1導電層上にめっき法またはスパッタ法により、第1金属層を形成する工程と、
前記第1および第2開口内の前記第1金属層上に、めっき法により、第2導電層を形成する工程と、
前記第1フォトレジスト層を除去することにより、前記半導体構造に支持されており、前記第1金属層の側面が露出した前記第1電極構造および前記第2電極構造を形成する工程と、
を含み、
前記第1金属層の、接合部材に対する濡れ性は、前記第2導電層よりも小さい、半導体装置の製造方法。
[項目2]
基板上に、活性層と、前記活性層を挟んで配置されたp型半導体層およびn型半導体層とを含む半導体積層構造を形成する工程と、
前記半導体積層構造に支持され、第1電極構造および第2電極構造に対応する第1および第2開口を有する第1フォトレジスト層を形成する工程と、
前記第1フォトレジスト層の前記第1および第2開口内に第1導電層をめっき法により形成する工程と、
前記第1および第2開口内の前記第1導電層上に、めっき法またはスパッタ法により、第1金属層を形成する工程と、
前記第1開口および前記第2開口よりもそれぞれ小さく、平面視において、前記第1開口および前記第2開口に内に位置する第3開口および第4開口を有する第2フォトレジスト層を前記第1フォトレジスト層および前記第1金属層上に形成する工程と、
前記第3および第4開口内の前記第1金属層上に、めっき法により、第2導電層を形成する工程と、
前記第1フォトレジスト層および前記第2フォトレジスト層を除去することにより、前記半導体構造に支持されており、前記第1金属層の側面および前記第1金属層の上面の外縁部が露出した前記第1電極構造および前記第2電極構造を形成する工程と、
を含み、
前記第1金属層の、接合部材に対する濡れ性は、前記第2導電層よりも小さい、半導体装置の製造方法。
[項目3]
基板上に、活性層と、前記活性層を挟んで配置されたp型半導体層およびn型半導体層とを含む半導体積層構造を形成する工程と、
前記半導体積層構造に支持され、第1電極構造および第2電極構造に対応する第1および第2開口を有する第1フォトレジスト層を形成する工程と、
前記第1フォトレジスト層の前記第1および第2開口内に、前記第1フォトレジスト層と略同じ厚さを有する第1導電層をめっき法により形成する工程と、
前記第1開口および前記第2開口よりもそれぞれ大きく、平面視において、前記第1開口および前記第2開口を含む第3開口および第4開口を有する第2フォトレジスト層を前記第1フォトレジスト層上に形成する工程と、
前記第3および第4開口内の前記第1フォトレジスト層および第1導電層上に、めっき法またはスパッタ法により、第1金属層を形成する工程と、
前記第3および第4開口内の前記第1金属層上に、めっき法により、第2導電層を形成する工程と、
前記第1フォトレジスト層および前記第2フォトレジスト層を除去することにより、前記半導体構造に支持されており、前記第1金属層の側面および前記第1金属層の下面の外縁部が露出した前記第1電極構造および前記第2電極構造を形成する工程と、
を含み、
前記第1金属層の、接合部材に対する濡れ性は、前記第2導電層よりも小さい、半導体装置の製造方法。
[項目4]
基板上に、活性層と、前記活性層を挟んで配置されたp型半導体層およびn型半導体層とを含む半導体積層構造を形成する工程と、
前記半導体積層構造に支持され、第1電極構造および第2電極構造に対応する第1および第2開口を有する第1フォトレジスト層を形成する工程と、
前記第1フォトレジスト層の前記第1および第2開口内に第1導電層をめっき法により形成する工程と、
前記第1および第2開口内の前記第1導電層上にめっき法またはスパッタ法により、第1金属層を形成する工程と、
前記第1開口および前記第2開口よりもそれぞれ小さく、平面視において、前記第1開口および前記第2開口に内に位置する第3開口および第4開口を有する第2フォトレジスト層を前記第1フォトレジスト層および前記第1金属層上に形成する工程と、
前記第3および第4開口内の前記第1金属層上に、めっき法により、前記第2フォトレジスト層と同じ厚さを有する第2導電層を形成する工程と、
前記第3開口および前記第4開口よりもそれぞれ大きく、平面視において、前記第3開口および前記第4開口を含む第5開口および第6開口を有する第3フォトレジスト層を前記第2フォトレジスト層上に形成する工程と、
前記第2フォトレジスト層上および前記第1金属層上にめっき法またはスパッタ法により、第2金属層を形成する工程と、
前記第5および第6開口内の前記第2金属層上に、めっき法により、第3導電層を形成する工程と、
前記第1フォトレジスト層、前記第2フォトレジスト層および前記第3フォトレジスト層を除去することにより、前記半導体構造に支持されており、前記第1金属層の側面、前記第1金属層の上面の外縁部、前記第2金属層の側面および前記第2金属層の下面の外縁部が露出した前記第1電極構造および前記第2電極構造を形成する工程と、
を含み、
前記第1金属層の、接合部材に対する濡れ性は、前記第2導電層よりも小さく、前記第2金属層の、接合部材に対する濡れ性は、前記第3導電層よりも小さい、半導体装置の製造方法。
[項目5]
基板上に、活性層と、前記活性層を挟んで配置されたp型半導体層およびn型半導体層とを含む半導体積層構造を形成する工程と、
前記半導体積層構造に支持され、第1電極構造および第2電極構造に対応する第1および第2開口を有する第1フォトレジスト層を形成する工程と、
前記第1フォトレジスト層の前記第1および第2開口内に第1導電層をめっき法により形成する工程と、
前記第1および第2開口内の前記第1導電層上にめっき法またはスパッタ法により、第1金属層を形成する工程と、
前記第1開口および前記第2開口よりもそれぞれ小さく、平面視において、前記第1開口および前記第2開口に内に位置する第3開口および第4開口を有する第2フォトレジスト層を前記第1フォトレジスト層および前記第1金属層上に形成する工程と、
前記第2フォトレジスト層をマスクとして、前記第1金属層をエッチングし、前記第1開口および前記第2開口内に前記第1導電層を露出させる工程と、
前記第3および第4開口内の前記第1導電層上に、めっき法により、第2導電層を形成する工程と、
前記第1フォトレジスト層および前記第2フォトレジスト層を除去することにより、前記半導体構造に支持されており、前記第1金属層が前記第1導電層の上面の露出した部分および前記第2導電層の側面の一部を覆っており、前記第1金属層の側面および上面は露出している、前記第1電極構造および前記第2電極構造を形成する工程と、
を含み、
前記第1金属層の、接合部材に対する濡れ性は、前記第2導電層よりも小さい、半導体装置の製造方法。
本開示の実施形態は、各種照明用光源、車載用光源、ディスプレイ用光源等に有用である。
10 基板
20 半導体積層構造
20a、42a、43a、44a、52a、53a、54a、55a 上面
20b、42b、43b、44b、52b、53b、54b、55b 下面
20h 穴
20r 段差部
21 n側半導体層
22 活性層
23 p側半導体層
31 光反射電極
32 第1絶縁層
32h 第1貫通孔
32g 第2貫通孔
33 第2絶縁層
33h 第3貫通孔
33g 第4貫通孔
34 隙間
40、40’ n電極構造
41 n側電極
42、52 第1導電層
43、43’53、53’ 第1金属層
43s、44s、53s 側面
44、44’、54、54’ 第2導電層
45、45’、55、55’ 第2金属層
46、56 第3導電層
50、50’ p電極構造
51 p側電極
61 第1フォトレジスト層
61n 第1開口
61p 第2開口
62 第2フォトレジスト層
62n 第3開口
62p 第4開口
63 第3フォトレジスト層
63n 第5開口
63p 第6開口
101〜104 発光素子
101a 光取り出し面
101b 電極面
140 接合部材
141 ペースト
150 実装基板
151 基体
152 導電性パターン
201〜204 発光装置

Claims (12)

  1. 活性層と、前記活性層を挟んで配置されたp側半導体層およびn側半導体層とを含む半導体積層構造と、
    前記半導体積層構造の上面に配置され、前記p側半導体層と電気的に接続されたp電極構造と、前記n側半導体層と電気的に接続されたn電極構造と、
    実装基板と、
    前記p電極構造および前記n電極構造の上面と前記実装基板の間に位置する接合部材と、
    を備え、
    前記p電極構造およびn電極構造の少なくとも一方は、
    前記半導体積層構造に電気的に接続された第1導電層と、
    前記第1導電層の上面に配置された第1金属層と、
    前記第1金属層の上面に配置された第2導電層と、
    を含み、
    前記第1金属層の前記接合部材に対する濡れ性は、前記第2導電層の前記接合部材に対する濡れ性よりも小さく、
    前記第1金属層の側面は、前記第1導電層および前記第2導電層から露出している、発光装置。
  2. 前記第1金属層の上面は、前記第2導電層の下面よりも大きく、
    前記第1金属層の上面の一部は、前記第1金属層の上面の周縁部において前記第2導電層から露出している、請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1金属層の下面は、前記第1導電層の上面よりも大きく、
    前記第1金属層の下面の一部は、前記第1金属層の下面の周縁部において前記第1導電層から露出している、請求項1に記載の発光装置。
  4. 前記第2導電層の上面に配置された第2金属層と、
    前記第2金属層の上面に配置された第3導電層と、
    をさらに備え、
    前記第2金属層の接合部材に対する濡れ性は、前記第3導電層よりも小さく、前記第2金属層の側面は前記第2導電層および前記第3導電層から露出しており、
    前記第1金属層の前記上面は、前記第2導電層の下面よりも大きく、前記第1金属層の上面は、前記第1金属層の上面の周縁部において前記第2導電層から露出しており、
    前記第2金属層の下面は、前記第2導電層の上面よりも大きく、前記第2金属層の下面の一部は、前記第2金属層の下面の周縁部において前記第2導電層から露出している、請求項1に記載の発光装置。
  5. 活性層と、前記活性層を挟んで配置されたp側半導体層およびn側半導体層とを含む半導体積層構造と、
    前記半導体積層構造の上面に配置され、前記p側半導体層と電気的に接続されたp電極構造と、前記n側半導体層と電気的に接続されたn電極構造と、
    前記p電極構造および前記n電極構造の上面が接合部材により接合される実装基板と、
    を備え、
    前記p電極構造およびn電極構造の少なくとも一方は、
    前記半導体積層構造と電気的に接続された第1導電層と、
    前記第1導電層の上面に配置され、前記第1導電層の上面よりも小さい下面を有する第2導電層と、
    前記第1導電層の上面の周縁部に配置された第1金属層と、
    を備え、
    前記第1金属層の前記接合部材に対する濡れ性は、前記第2導電層の前記接合部材に対する濡れ性よりも小さく、
    前記第1金属層の側面および上面は、前記第1導電層および前記第2導電層から露出している、発光装置。
  6. 前記第1導電層および前記第2導電層は、Cu又はAuを含む、請求項1から5のいずれかに記載の発光装置。
  7. 前記第1金属層は、Ti、Cr、Ni、WおよびMoからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1から6のいずれかに記載の発光装置。
  8. 前記第1金属層の厚さは、100nm以上5μm以下である、請求項1から7のいずれかに記載の発光装置。
  9. 前記第3導電層は、Cu又はAuを含む、請求項4に記載の発光装置。
  10. 前記第2金属層は、Ti、Cr、Ni、WおよびMoからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項4に記載の発光装置。
  11. 前記第2金属層の厚さは、100nm以上5μm以下である、請求項4に記載の発光装置。
  12. 前記接合部材は、AuSn、AgSn、CuSnからなる群から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1から11のいずれかに記載の発光装置。
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