JP2021026855A - プラズマ処理装置及び制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】プラズマの状態を監視できる技術を提供する。【解決手段】本開示の一態様によるプラズマ処理装置は、開口部が形成された天板を有する処理容器と、前記開口部に前記天板と絶縁された状態で設けられた導電性を有する円環状部材と、前記天板の上に前記円環状部材の中心を含んで配置され、前記処理容器の内部にマイクロ波を放射するマイクロ波放射機構50と、前記円環状部材に接続され、生成されたプラズマの状態を検出するプラズマ検出部80と、を備える。【選択図】図4
Description
本開示は、プラズマ処理装置及び制御方法に関する。
処理容器の壁面に処理容器の壁面から処理容器の径方向の内側に突出するプローブを設けることで、処理容器の内部にて生成されたプラズマの電子密度及び電子温度の少なくともいずれかをモニタする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
本開示は、プラズマの状態を監視できる技術を提供する。
本開示の一態様によるプラズマ処理装置は、開口部が形成された天板を有する処理容器と、前記開口部に前記天板と絶縁された状態で設けられた導電性を有する円環状部材と、前記天板の上に前記円環状部材の中心を含んで配置され、前記処理容器の内部にマイクロ波を放射するマイクロ波放射機構と、前記円環状部材に接続され、生成されたプラズマの状態を検出するプラズマ検出部と、を備える。
本開示によれば、プラズマの状態を監視できる。
以下、添付の図面を参照しながら、本開示の限定的でない例示の実施形態について説明する。添付の全図面中、同一又は対応する部材又は部品については、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。
〔マイクロ波プラズマ処理装置〕
図1は、一実施形態のマイクロ波プラズマ処理装置100の縦断面の一例を示す図である。マイクロ波プラズマ処理装置100は、半導体ウエハ(以下「ウエハW」という。)を収容するチャンバ1を有する。マイクロ波プラズマ処理装置100は、マイクロ波によってチャンバ1側の表面に形成される表面波プラズマにより、ウエハWに対して所定のプラズマ処理を行うプラズマ処理装置の一例である。所定のプラズマ処理の一例としては、成膜処理又はエッチング処理が例示される。
図1は、一実施形態のマイクロ波プラズマ処理装置100の縦断面の一例を示す図である。マイクロ波プラズマ処理装置100は、半導体ウエハ(以下「ウエハW」という。)を収容するチャンバ1を有する。マイクロ波プラズマ処理装置100は、マイクロ波によってチャンバ1側の表面に形成される表面波プラズマにより、ウエハWに対して所定のプラズマ処理を行うプラズマ処理装置の一例である。所定のプラズマ処理の一例としては、成膜処理又はエッチング処理が例示される。
チャンバ1は、気密に構成されたアルミニウム又はステンレス鋼等の金属材料からなる略円筒状の処理容器であり、接地されている。マイクロ波プラズマ源2は、チャンバ1の天板の内壁に形成された開口部1aからチャンバ1の内部に臨むように設けられている。マイクロ波プラズマ源2から開口部1aを通ってチャンバ1内にマイクロ波が導入されると、チャンバ1内に表面波プラズマが形成される。
チャンバ1内にはウエハWを載置する載置台11が設けられている。載置台11は、チャンバ1の底部中央に絶縁部材12aを介して立設された筒状の支持部材12により支持されている。載置台11及び支持部材12を構成する材料としては、表面をアルマイト処理(陽極酸化処理)したアルミニウム等の金属や内部に高周波用の電極を有した絶縁部材(セラミックス等)が例示される。載置台11には、ウエハWを静電吸着するための静電チャック、温度制御機構、ウエハWの裏面に熱伝達用のガスを供給するガス流路等が設けられてもよい。
載置台11には、整合器13を介して高周波バイアス電源14が電気的に接続されている。高周波バイアス電源14から載置台11に高周波電力が供給されることにより、ウエハW側にプラズマ中のイオンが引き込まれる。なお、高周波バイアス電源14はプラズマ処理の特性によっては設けなくてもよい。
チャンバ1の底部には排気管15が接続されており、この排気管15には真空ポンプを含む排気装置16が接続されている。排気装置16を作動させるとチャンバ1内が排気され、これにより、チャンバ1内が所定の真空度まで高速に減圧される。チャンバ1の側壁には、ウエハWの搬入出を行うための搬入出口17と、搬入出口17を開閉するゲートバルブ18とが設けられている。
マイクロ波プラズマ源2は、マイクロ波出力部30と、マイクロ波伝送部40と、マイクロ波放射機構50とを有する。マイクロ波出力部30は、複数経路に分配してマイクロ波を出力する。
マイクロ波伝送部40は、マイクロ波出力部30から出力されたマイクロ波を伝送する。マイクロ波伝送部40に設けられた周縁マイクロ波導入機構43a及び中央マイクロ波導入機構43bは、アンプ部42から出力されたマイクロ波をマイクロ波放射機構50に導入する機能及びインピーダンスを整合する機能を有する。
周縁マイクロ波導入機構43a及び中央マイクロ波導入機構43bは、筒状の外側導体52及びその中心に設けられた棒状の内側導体53を同軸状に配置する。外側導体52と内側導体53の間には、マイクロ波電力が給電され、マイクロ波放射機構50に向かってマイクロ波が伝送されるマイクロ波伝送路44となっている。
周縁マイクロ波導入機構43a及び中央マイクロ波導入機構43bには、スラグ61と、その先端部に位置するインピーダンス調整部材140とが設けられている。スラグ61を移動させることにより、チャンバ1内の負荷(プラズマ)のインピーダンスをマイクロ波出力部30におけるマイクロ波電源の特性インピーダンスに整合させる機能を有する。インピーダンス調整部材140は、誘電体で形成され、その比誘電率によりマイクロ波伝送路44のインピーダンスを調整するようになっている。
マイクロ波放射機構50は、チャンバ1の上部に設けられた支持リング129に気密にシールされた状態で設けられ、マイクロ波出力部30から出力され、マイクロ波伝送部40を伝送したマイクロ波をチャンバ1内に放射する。マイクロ波放射機構50は、チャンバ1の天板に設けられ、天井部の一部を構成している。
マイクロ波放射機構50は、本体部120、遅波材121,131、マイクロ波透過部材122,132及びスロット123,133を有する。本体部120は、金属から構成されている。
本体部120は、6つの周縁マイクロ波導入機構43aと1つの中央マイクロ波導入機構43bとに接続されている。図2は、一実施形態のマイクロ波プラズマ処理装置100の天板の内壁の一例を示す図である。図2では、ガスの供給孔は省略している。図2に示されるように、6つの周縁マイクロ波導入機構43aは、チャンバ1の天板(本体部120)の外側にて周方向に等間隔に配置される。1つの中央マイクロ波導入機構43bは、チャンバ1の天板の中央に配置される。
図1に戻り、遅波材121は、周縁マイクロ波導入機構43aに接続された状態で本体部120に嵌め込まれている。遅波材131は、中央マイクロ波導入機構43bに接続された状態で本体部120に嵌め込まれている。遅波材121,131は、マイクロ波を透過させる円盤状の誘電体から形成されている。遅波材121,131は、真空よりも大きい比誘電率を有しており、例えば、石英、アルミナ(Al2O3)等のセラミックス、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂やポリイミド系樹脂により形成され得る。真空中ではマイクロ波の波長が長くなることから、遅波材121,131は、比誘電率が真空よりも大きい材料で構成されることにより、マイクロ波の波長を短くしてスロット123,133を含むアンテナを小さくする機能を有する。
遅波材121,131の下方では、円盤状のマイクロ波透過部材122,132が本体部120に嵌め込まれている。遅波材121とマイクロ波透過部材122との間の部分にはスロット123が形成されている。遅波材131とマイクロ波透過部材132との間の部分にはスロット133が形成されている。
マイクロ波透過部材122,132は、マイクロ波を透過する材料である誘電体材料で構成されている。
図2に示されるように、一実施形態では、6つの周縁マイクロ波導入機構43aに対応する6つのマイクロ波透過部材122が、本体部120において周方向に等間隔に配置され、チャンバ1の内部に円形に露出する。また、中央マイクロ波導入機構43bに対応する1つのマイクロ波透過部材132が、チャンバ1の中央にて内部に向けて円形に露出する。
マイクロ波透過部材122,132は、周方向に均一な表面波プラズマを形成するための誘電体窓としての機能を有する。マイクロ波透過部材122,132は、遅波材121,131と同様、例えば、石英、アルミナ(Al2O3)等のセラミックス、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂やポリイミド系樹脂により形成されてもよい。
また、マイクロ波透過部材122,132には、それぞれプローブ70が設けられている。プローブ70は、円環形状を有するリングプローブであり、マイクロ波透過部材122,132の外周部に設けられている。プローブ70については、後述する。
なお、一実施形態では、周縁マイクロ波導入機構43aの数は6つであるが、これに限らず、N個配置される。Nは、2以上であればよいが、3以上が好ましく、例えば3〜6であってもよい。
図1に戻り、マイクロ波放射機構50にはシャワー構造の第1のガス導入部21が設けられており、第1のガス導入部21には、ガス供給配管111を介して第1のガス供給源22が接続されている。第1のガス供給源22から供給される第1のガスは、第1のガス導入部21を通ってチャンバ1内にシャワー状に供給される。第1のガス導入部21は、チャンバ1の天井部に形成された複数のガス孔から第1の高さで第1のガスを供給する第1のガスシャワーヘッドである。第1のガスの一例としては、例えばArガス等のプラズマ生成用のガスや、例えばO2ガスやN2ガス等の高エネルギーで分解させたいガスが挙げられる。
チャンバ1内の載置台11とマイクロ波放射機構50との間の位置には、第2のガス導入部の一例であるガス供給ノズル27がチャンバ1に設けられている。ガス供給ノズル27は、チャンバ1の側壁からチャンバ1の内側に向けて水平方向に突出している。ガス供給ノズル27には、ガス供給配管28を介して第2のガス供給源29が接続されている。
第2のガス供給源29から、成膜処理やエッチング処理等のプラズマ処理の際に、極力分解させずに供給したい処理ガス、例えばSiH4ガスやC5F8ガス等の第2のガスが供給されるようになっている。ガス供給ノズル27は、第1のガス供給源22から供給される第1のガスを供給する複数のガス孔の高さよりも低い高さで複数のガス孔から第2のガスを供給する。なお、第1のガス供給源22及び第2のガス供給源29から供給されるガスとしては、プラズマ処理の内容に応じた種々のガスを用いることができる。
マイクロ波プラズマ処理装置100の各部は、制御装置3により制御される。制御装置3は、マイクロプロセッサ4、ROM(Read Only Memory)5、RAM(Random Access Memory)6を有する。ROM5やRAM6には、マイクロ波プラズマ処理装置100のプロセスシーケンス及び制御パラメータであるプロセスレシピが記憶されている。マイクロプロセッサ4は、プロセスシーケンス及びプロセスレシピに基づき、マイクロ波プラズマ処理装置100の各部を制御する制御部の一例である。また、制御装置3は、タッチパネル7及びディスプレイ8を有し、プロセスシーケンス及びプロセスレシピに従って所定の制御を行う際の入力や結果の表示等が可能になっている。
係るマイクロ波プラズマ処理装置100においてプラズマ処理を行う際には、まず、ウエハWが、搬送アーム(図示せず)上に保持された状態で、開口したゲートバルブ18から搬入出口17を通りチャンバ1内に搬入される。ゲートバルブ18はウエハWを搬入後に閉じられる。ウエハWは、載置台11の上方まで搬送されると、搬送アームからプッシャーピン(図示せず)に移され、プッシャーピンが降下することにより載置台11に載置される。チャンバ1の内部の圧力は、排気装置16により所定の真空度に保持される。第1のガスが第1のガス導入部21からシャワー状にチャンバ1内に導入され、第2のガスがガス供給ノズル27からシャワー状にチャンバ1内に導入される。周縁マイクロ波導入機構43a及び中央マイクロ波導入機構43bを介して6つの周縁マイクロ波導入機構43a及び中央マイクロ波導入機構43bの下面に設けられた各マイクロ波放射機構50からマイクロ波が放射される。これにより、第1及び第2のガスが分解され、チャンバ1側の表面に生成される表面波プラズマによってウエハWにプラズマ処理が施される。
〔マイクロ波プラズマ源〕
図3は、一実施形態のマイクロ波プラズマ源の一例を示す図である。図3に示されるように、マイクロ波プラズマ源2のマイクロ波出力部30は、マイクロ波電源31と、マイクロ波発振器32と、発振されたマイクロ波を増幅するアンプ33と、増幅されたマイクロ波を複数に分配する分配器34とを有する。
図3は、一実施形態のマイクロ波プラズマ源の一例を示す図である。図3に示されるように、マイクロ波プラズマ源2のマイクロ波出力部30は、マイクロ波電源31と、マイクロ波発振器32と、発振されたマイクロ波を増幅するアンプ33と、増幅されたマイクロ波を複数に分配する分配器34とを有する。
マイクロ波発振器32は、所定周波数のマイクロ波を例えばPLL(Phase Locked Loop)発振させる。分配器34では、マイクロ波の損失を極力抑えるように、入力側と出力側のインピーダンス整合を取りながらアンプ33で増幅されたマイクロ波を分配する。なお、マイクロ波の周波数としては、700MHzから3GHzまでの範囲の種々の周波数を用いることができる。
マイクロ波伝送部40は、複数のアンプ部42と、アンプ部42に対応して設けられた周縁マイクロ波導入機構43a及び中央マイクロ波導入機構43bとを有する。アンプ部42は、分配器34にて分配されたマイクロ波を周縁マイクロ波導入機構43a及び中央マイクロ波導入機構43bに導く。アンプ部42は、位相器46と、可変ゲインアンプ47と、ソリッドステートアンプを構成するメインアンプ48と、アイソレータ49とを有する。
位相器46は、マイクロ波の位相を変化させることにより放射特性を変調させることができる。例えば、周縁マイクロ波導入機構43a及び中央マイクロ波導入機構43bのそれぞれに導入されるマイクロ波の位相を調整することにより指向性を制御してプラズマ分布を変化させることができる。また、隣り合うマイクロ波導入機構において90°ずつ位相をずらすようにして円偏波を得ることができる。また、位相器46は、アンプ内の部品間の遅延特性を調整し、チューナ内での空間合成を目的として使用できる。ただし、このような放射特性の変調やアンプ内の部品間の遅延特性の調整が不要な場合には位相器46は設けなくてもよい。
可変ゲインアンプ47は、メインアンプ48へ入力するマイクロ波の電力レベルを調整し、プラズマ強度を調整する。可変ゲインアンプ47をアンテナモジュール毎に変化させることによって、発生するプラズマに分布を生じさせることができる。
ソリッドステートアンプを構成するメインアンプ48は、例えば、入力整合回路と、半導体増幅素子と、出力整合回路と、高Q共振回路とを有する。アイソレータ49は、スロットアンテナ部で反射してメインアンプ48に向かう反射マイクロ波を分離するものであり、サーキュレータとダミーロード(同軸終端器)とを有する。サーキュレータは、反射したマイクロ波をダミーロードへ導き、ダミーロードはサーキュレータによって導かれた反射マイクロ波を熱に変換する。周縁マイクロ波導入機構43a及び中央マイクロ波導入機構43bは、アンプ部42から出力されたマイクロ波をマイクロ波放射機構50に導入する。
〔プローブ〕
図4は、図1のマイクロ波プラズマ処理装置のプローブの一例を示す図である。図4では、6つの周縁マイクロ波導入機構43aのうちの1つに接続されたマイクロ波放射機構50に対応して設けられるプローブ70を拡大して示す。ただし、残りの周縁マイクロ波導入機構43a及び中央マイクロ波導入機構43bに接続されたマイクロ波放射機構50に対応して設けられるプローブ70についても同様の構成である。
図4は、図1のマイクロ波プラズマ処理装置のプローブの一例を示す図である。図4では、6つの周縁マイクロ波導入機構43aのうちの1つに接続されたマイクロ波放射機構50に対応して設けられるプローブ70を拡大して示す。ただし、残りの周縁マイクロ波導入機構43a及び中央マイクロ波導入機構43bに接続されたマイクロ波放射機構50に対応して設けられるプローブ70についても同様の構成である。
プローブ70は、絶縁体リング71と、導電性シート72と、保持部73と、シール部材74と、シール部材75と、を含む。
絶縁体リング71は、マイクロ波透過部材122の外周部に設けられている。絶縁体リング71は、マイクロ波透過部材122の外径よりも小さい内径を有し、マイクロ波透過部材122の外径よりも大きい外径を有する円環形状の絶縁部材であり、マイクロ波透過部材122の下面の一部を覆うように配置されている。絶縁体リング71とマイクロ波透過部材122の下面との間には、Oリング等のシール部材74が設けられ、気密にシールされている。絶縁体リング71は、例えばアルミナ(Al2O3)、窒化アルミニウム(AlN)等のセラミックス材料により形成されている。
導電性シート72は、絶縁体リング71の内部に埋め込まれている。導電性シート72は、例えば円環形状を有し、絶縁体リング71の周方向に沿って設けられている。導電性シート72は、絶縁体リング71の内部に完全に埋め込まれていることが好ましい。これにより、プラズマ処理中に導電性シート72によるチャンバ1内の金属汚染の発生を回避し、パーティクルの発生を抑制できる。ただし、導電性シート72は、一部が絶縁体リング71から露出していてもよい。導電性シート72には、後述するプラズマ検出部80の給電線84が接続されている。導電性シート72は、例えばフィルム状であってもよく、メッシュ状であってもよい。導電性シート72は、例えばアルミニウム(Al)等の金属材料により形成されている。
保持部73は、絶縁体リング71の外周部に設けられている。保持部73は、絶縁体リング71の外径よりも小さい内径を有し、絶縁体リング71の外径よりも大きい外径を有する円環形状の部材であり、絶縁体リング71の下面の一部を覆うように配置されている。保持部73と絶縁体リング71の下面との間には、Oリング等のシール部材75が設けられ、気密にシールされている。保持部73は、本体部120の下面に固定されることで、マイクロ波透過部材122の外周部に絶縁体リング71を保持する。保持部73は、例えばAl等の金属材料により形成されている。
プラズマ検出部80は、交流電源81と、測定器82と、ローパスフィルタ83と、を含む。
交流電源81は、給電線84を介してプローブ70の導電性シート72と接続されている。交流電源81は、制御装置3の制御により、給電線84を介して導電性シート72に交流電圧を印加する。交流電圧の電圧値は例えば数Vであり、周波数は例えば数十kHzである。なお、交流電源81は、7つのプローブ70の各々に設けられていてもよく、7つのプローブ70に対して共通で1つ設けられていてもよい。
測定器82は、交流電源81から給電線84を介して導電性シート72に交流電圧が印加されると、プラズマ処理中に導電性シート72に流れる電流を、給電線84を介して測定する。このとき、導電性シート72が絶縁体リング71の内部に埋め込まれているため、導電性シート72と本体部120及び保持部73とは絶縁体リング71により電気的に絶縁される。これにより、導電性シート72から本体部120及び保持部73に流れる電流(浮遊電流)が小さくなるため、測定器82による測定感度(S/N比)が向上する。
ローパスフィルタ83は、給電線84に介設されている。ローパスフィルタ83は、給電線84を流れる交流電流のうち不要な高周波成分を除去することにより、交流電源81が導電性シート72に交流電圧を印加したときに生じる不要な高周波成分が給電線84を通って測定器82に流れ込むことを防止する。また、給電線84には、コンデンサが介設されていてもよい。
係るプラズマ検出部80では、制御装置3の制御により交流電源81からプローブ70の導電性シート72に交流電圧が印加されると、測定器82はプラズマ処理中に導電性シート72に流れる電流を、給電線84を介して測定する。導電性シート72に流れる電流は、チャンバ1の内部において生成されるプラズマに流れる電流と等価である。そのため、プラズマ処理中に導電性シート72に流れる電流を測定することで、チャンバ1の内部において生成されるプラズマの状態を検出できる。
測定器82は、測定した電流の波形を示す信号を制御装置3に送信する。信号を受信した制御装置3のマイクロプロセッサ4は、信号に含まれる電流の波形をフーリエ変換して解析し、プラズマの状態を算出する。プラズマの状態は、例えば電子密度Ne、電子温度Teである。これにより、6つのマイクロ波透過部材122及び1つのマイクロ波透過部材132の各々の下方におけるプラズマの状態をリアルタイムで監視できる。その結果、プラズマ処理中のプラズマの状態の経時変化や面内分布の変動を検知できる。
マイクロプロセッサ4は、プローブ70を用いた測定結果に基づき算出したプラズマの電子密度Ne及び電子温度Teに応じて、算出に使用したプローブ70に対応する周縁マイクロ波導入機構43aからチャンバ1に導入されるマイクロ波の出力(パワー)をプラズマ処理中にリアルタイムに制御する。具体的には、マイクロプロセッサ4は、算出したプラズマの電子密度Ne及び電子温度Teに応じて、対応する周縁マイクロ波導入機構43aにマイクロ波を出力するアンプ部42の可変ゲインアンプ47を制御し、メインアンプ48へ入力するマイクロ波の電力レベルを調整する。これにより、対応する周縁マイクロ波導入機構43aに導入されるマイクロ波のプラズマ強度を調整することによりプラズマ分布を変化させる。
また、マイクロプロセッサ4は、算出したプラズマの電子密度Ne及び電子温度Teに応じて、算出に使用したプローブ70に対応する周縁マイクロ波導入機構43aを伝播するマイクロ波の位相をリアルタイムに制御する。具体的には、マイクロプロセッサ4は、算出したプラズマの電子密度Ne及び電子温度Teに応じて、対応する周縁マイクロ波導入機構43aにマイクロ波を出力するアンプ部42の位相器46を制御し、マイクロ波の位相を変化させることで放射特性を変調させる。これにより、対応する周縁マイクロ波導入機構43aに導入されるマイクロ波の位相を調整することにより指向性を制御してプラズマ分布を変化させる。
このように、一実施形態では、マイクロ波のパワー及びマイクロ波の位相を制御するが、マイクロ波のパワー及びマイクロ波の位相の少なくともいずれかを制御すればよい。ただし、マイクロ波のパワー及びマイクロ波の位相の両方を制御することが好ましい。
図5は、図1のマイクロ波プラズマ処理装置のプローブの別の例を示す図である。図5では、6つの周縁マイクロ波導入機構43aのうちの1つに接続されたマイクロ波放射機構50に対応して設けられるプローブ70Aを拡大して示す。ただし、残りの周縁マイクロ波導入機構43a及び中央マイクロ波導入機構43bに接続されたマイクロ波放射機構50に対応して設けられるプローブ70Aについても同様の構成である。
プローブ70Aは、導体リング72Aと、保持部73Aと、シール部材74Aと、シール部材75Aと、を含む。
導体リング72Aは、マイクロ波透過部材122の外周部に設けられている。導体リング72Aは、マイクロ波透過部材122の外径よりも小さい内径を有し、マイクロ波透過部材122の外径よりも大きい外径を有する円環形状の導電部材であり、マイクロ波透過部材122の下面の一部を覆うように配置されている。導体リング72Aとマイクロ波透過部材122の下面との間には、Oリング等のシール部材74Aが設けられ、気密にシールされている。導体リング72Aの下面は、本体部120の下面と同じ高さ又は略同じ高さである。導体リング72Aは、例えばAl等の金属材料により形成されており、金属材料の表面には絶縁膜76Aが形成されている。これにより、導体リング72Aは、本体部120及び保持部73Aに対して絶縁されている。絶縁膜76Aは、例えばアルマイト処理、絶縁材料の溶射等の絶縁処理により形成される。導体リング72Aには、プラズマ検出部80の給電線84が接続されている。
保持部73Aは、導体リング72Aの外周部に設けられている。保持部73Aは、導体リング72Aの外径よりも小さい内径を有し、導体リング72Aの外径よりも大きい外径を有する円環形状の部材であり、導体リング72Aの下面の一部を覆うように配置されている。保持部73Aと導体リング72Aの下面との間には、Oリング等のシール部材75Aが設けられ、気密にシールされている。保持部73Aは、本体部120の下面に固定されることで、マイクロ波透過部材122の外周部に導体リング72Aを保持する。保持部73Aは、例えばAl等の金属材料により形成されている。
プラズマ検出部80は、図4に示される例と同様であり、交流電源81と、測定器82と、ローパスフィルタ83と、を含む。
図5の例では、制御装置3の制御により交流電源81からプローブ70Aの導体リング72Aに交流電圧が印加されると、測定器82はプラズマ処理中に導体リング72Aに流れる電流を、給電線84を介して測定する。導体リング72Aに流れる電流は、チャンバ1の内部において生成されるプラズマに流れる電流と等価である。そのため、プラズマ処理中に導体リング72Aに流れる電流を測定することで、チャンバ1の内部において生成されるプラズマの状態を検出できる。
図6は、図1のマイクロ波プラズマ処理装置のプローブの更に別の例を示す図である。図6では、6つの周縁マイクロ波導入機構43aのうちの1つに接続されたマイクロ波放射機構50に対応して設けられるプローブ70Bを拡大して示す。ただし、残りの周縁マイクロ波導入機構43a及び中央マイクロ波導入機構43bに接続されたマイクロ波放射機構50に対応して設けられるプローブ70Bについても同様の構成である。
プローブ70Bは、導体リング72Bと、保持部73Bと、シール部材74Bと、シール部材75Bと、を含む。
導体リング72Bは、マイクロ波透過部材122の外周部に設けられている。導体リング72Bは、マイクロ波透過部材122の外径よりも小さい内径を有し、マイクロ波透過部材122の外径よりも大きい外径を有する円環形状の導電部材であり、マイクロ波透過部材122の下面の一部を覆うように配置されている。導体リング72Bとマイクロ波透過部材122の下面との間には、Oリング等のシール部材74Bが設けられ、気密にシールされている。導体リング72Bの下面は、本体部120の下面よりも上方に位置し、導体リング72Bの下面が保持部73Bにより保持される。導体リング72Bは、例えばAl等の金属材料により形成されており、金属材料の表面には絶縁膜76Bが形成されている。これにより、導体リング72Bは、本体部120及び保持部73Bに対して絶縁されている。絶縁膜76Bは、例えばアルマイト処理、絶縁材料の溶射等の絶縁処理により形成される。導体リング72Bには、プラズマ検出部80の給電線84が接続されている。
保持部73Bは、導体リング72Bの外周部に設けられている。保持部73Bは、導体リング72Bの外径よりも小さい内径を有し、導体リング72Bの外径よりも大きい外径を有する円環形状の部材であり、導体リング72Bの下面の一部を覆うように配置されている。保持部73Bと導体リング72Bの下面との間には、Oリング等のシール部材75Bが設けられ、気密にシールされている。保持部73Bは、本体部120の下面に固定されることで、導体リング72Bの下面を保持してマイクロ波透過部材122の外周部に導体リング72Bを固定する。保持部73Bは、例えばAl等の金属材料により形成されている。
プラズマ検出部80は、図4に示される例と同様であり、交流電源81と、測定器82と、ローパスフィルタ83と、を含む。
図6の例では、制御装置3の制御により交流電源81からプローブ70Bの導体リング72Bに交流電圧が印加されると、測定器82はプラズマ処理中に導体リング72Bに流れる電流を、給電線84を介して測定する。導体リング72Bに流れる電流は、チャンバ1の内部において生成されるプラズマに流れる電流と等価である。そのため、プラズマ処理中に導体リング72Bに流れる電流を測定することで、チャンバ1の内部において生成されるプラズマの状態を検出できる。
以上に説明したように、マイクロ波プラズマ処理装置100によれば、チャンバ1内に導電性の円環状部材(導電性シート72、導体リング72A,72B)が設けられているので、チャンバ1内に生成されるプラズマの状態を監視できる。また、マイクロ波放射機構50が導電性の円環状部材の中心を含んで配置されているので、マイクロ波放射機構50の近傍におけるプラズマの状態を監視できる。
ところで、チャンバ1内に、チャンバ1の天板や側壁を貫通して棒状のプローブを挿入することで、チャンバ1内のプラズマの状態を監視する方法がある。しかし、棒状のプローブをプラズマ空間に挿入すると、プラズマの擾乱が発生してプロセスに影響が生じ得る。これに対し、一実施形態のマイクロ波プラズマ処理装置100では、導電性の円環状部材を用いるので、プラズマを遮蔽しない構造であるため、プラズマの擾乱の発生を抑制できる。
なお、上記の実施形態において、チャンバ1は処理容器の一例であり、導電性シート72、導体リング72A,72Bは導電性を有する円環状部材の一例である。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその趣旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
例えば、本開示のマイクロ波プラズマ処理装置は、膜厚のモニタリングを行うことができる。具体的には、プラズマ処理中にプローブに膜が付くことで、測定器が測定する、各プローブに流れる電流の波形が変わる。よって、本開示のマイクロ波プラズマ処理装置の制御装置は、各プローブから取得する信号の強度の変化を解析することで、プローブに付着した膜厚を推定できる。これにより、チャンバの内部の状態を把握できる。
また、本開示のマイクロ波プラズマ処理装置は、プローブに付着した推定膜厚を監視することで、チャンバ1の内部に付着した堆積物を除去するチャンバクリーニングの実行タイミングを把握できる。また、チャンバクリーニングの実行中にプローブに付着した推定膜厚を監視することで、チャンバクリーニングの終点検知を行うことができる。
1 チャンバ
1a 開口部
2 マイクロ波プラズマ源
3 制御装置
70 プローブ
71 絶縁体リング
72 導電性シート
72A 導体リング
72B 導体リング
80 プラズマ検出部
100 マイクロ波プラズマ処理装置
120 本体部
1a 開口部
2 マイクロ波プラズマ源
3 制御装置
70 プローブ
71 絶縁体リング
72 導電性シート
72A 導体リング
72B 導体リング
80 プラズマ検出部
100 マイクロ波プラズマ処理装置
120 本体部
Claims (14)
- 開口部が形成された天板を有する処理容器と、
前記開口部に前記天板と絶縁された状態で設けられた導電性を有する円環状部材と、
前記天板の上に前記円環状部材の中心を含んで配置され、前記処理容器の内部にマイクロ波を放射するマイクロ波放射機構と、
前記円環状部材に接続され、生成されたプラズマの状態を検出するプラズマ検出部と、
を備える、プラズマ処理装置。 - 前記プラズマ検出部は、前記円環状部材に交流電圧を印加して該円環状部材に流れる電流を測定することにより、前記プラズマの状態を検出する、
請求項1に記載のプラズマ処理装置。 - 前記円環状部材は、前記天板に支持された絶縁部材に埋め込まれている、
請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。 - 前記円環状部材は、フィルム状又はメッシュ状である、
請求項3に記載のプラズマ処理装置。 - 前記円環状部材は、前記天板に支持されている、
請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。 - 前記円環状部材は、金属材料により形成されており、該金属材料の表面には絶縁膜が形成されている、
請求項1、2又は5に記載のプラズマ処理装置。 - 前記円環状部材の下面は、前記天板の下面よりも上方に位置する、
請求項5又は6に記載のプラズマ処理装置。 - 前記円環状部材の下面は、前記天板の下面と同じ高さ又は略同じ高さである、
請求項5又は6に記載のプラズマ処理装置。 - 前記プラズマの状態は、プラズマの電子密度、電子温度の少なくともいずれかを含む、
請求項1乃至8のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。 - プラズマ処理の際に前記プラズマ検出部が検出した前記プラズマの状態に基づいて、前記プラズマ処理の条件を制御する制御部を備える、
請求項1乃至9のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。 - 前記プラズマ処理の条件は、前記マイクロ波の出力を含む、
請求項10に記載のプラズマ処理装置。 - 前記開口部は、前記天板に複数形成されており、
前記円環状部材は、複数の前記開口部の各々に前記天板と絶縁された状態で設けられており、
前記プラズマ検出部は、複数の前記円環状部材の各々に流れる電流を測定することにより、複数の前記円環状部材の各々に対応する前記プラズマの状態を検出し、前記プラズマの状態の面内分布の変動を検知する、
請求項1乃至11のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。 - 複数の前記開口部は、前記天板の周方向に沿って配置されている、
請求項12に記載のプラズマ処理装置。 - 開口部が形成された天板を有する処理容器と、
前記開口部に前記天板と絶縁された状態で設けられた導電性を有する円環状部材と、
前記天板の上に前記円環状部材の中心を含んで配置され、前記処理容器の内部にマイクロ波を放射するマイクロ波放射機構と、
前記円環状部材に接続され、生成されたプラズマの状態を検出するプラズマ検出部と、
を備えるプラズマ処理装置を使用して、プラズマを制御する制御方法であって、
プラズマ処理の際に前記プラズマ検出部が検出した前記プラズマの状態に基づいて、前記プラズマ処理の条件を制御する、
制御方法。
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