JP2021026167A - 光コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】フェルール内におけるマルチコアファイバの角度を、所定の角度に容易に決めることが可能な光コネクタを提供する。【解決手段】光コネクタ1Aは、複数のコア11を有するマルチコアファイバ10Aと、マルチコアファイバのうち、クラッド12が露出した部分を収容するフェルール20と、を備える。クラッドの外周面には、少なくとも1つの平坦なクラッド側当接面が形成され、フェルールの内部には、クラッド側当接面に当接する、少なくとも1つの平坦なフェルール側当接面が形成されている。【選択図】図1
Description
本発明は、光コネクタに関する。
特許文献1には、光ファイバと、光ファイバの先端部を収容するフェルールと、を有する光コネクタが開示されている。
また、近年ではより大容量の通信を行うため、光ファイバとして、複数のコアを有するマルチコアファイバを用いることが提案されている。
また、近年ではより大容量の通信を行うため、光ファイバとして、複数のコアを有するマルチコアファイバを用いることが提案されている。
特許文献1に示すような光コネクタにおいてマルチコアファイバを用いた場合、相手側の光コネクタのコアの位置と合わせるために、フェルール内におけるマルチコアファイバの中心軸線回りの角度(以下、単に「角度」という。)を、所定の角度に合わせることが求められる。例えば顕微鏡などを用いてフェルール内におけるマルチコアファイバの角度を調整することも考えられるが、この作業には多大な時間を要する。
本発明はこのような事情を考慮してなされ、フェルール内におけるマルチコアファイバの角度を、所定の角度に容易に決めることが可能な光コネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る光コネクタは、クラッドと、前記クラッドの内部に設けられた複数のコアと、前記クラッドを被覆する被覆層と、を有するマルチコアファイバと、前記マルチコアファイバのうち、前記クラッドが露出した部分を収容するフェルールと、を備え、前記クラッドの外周面には、少なくとも1つの平坦なクラッド側当接面が形成され、前記フェルールの内部には、前記クラッド側当接面に当接する、少なくとも1つの平坦なフェルール側当接面が形成されている。
上記態様によれば、平坦なクラッド側当接面と平坦なフェルール側当接面とを互いに当接させることで、フェルール内におけるマルチコアファイバの角度を容易に決めることが可能となる。
ここで、上記態様の光コネクタは、複数の前記マルチコアファイバを有し、前記フェルールには、複数の前記マルチコアファイバの各クラッドを収容する貫通孔が形成され、前記貫通孔の前側の開口部において、複数の前記マルチコアファイバの前記クラッド同士が接触していてもよい。
また、前記フェルールは、本体部と、第1保持部材と、第2保持部材と、を有し、前記本体部の内部に前記第1保持部材および前記第2保持部材が収容され、前記第1保持部材に形成された第1溝部および前記第2保持部材に形成された第2溝部によって、前記クラッドが保持され、前記第1溝部および前記第2溝部の少なくとも一方の内面が前記フェルール側当接面であってもよい。
また、上記態様の光コネクタは、複数の前記マルチコアファイバを有し、前記複数のマルチコアファイバは、前記被覆層が形成された部分において束ねられてバンドル部を構成し、前記フェルール内において複数の前記マルチコアファイバの各クラッドが並べられた方向を並列方向とし、複数の前記マルチコアファイバが延びる方向を長手方向とし、前記並列方向および前記長手方向の双方に直交する方向を上下方向とするとき、前記複数のマルチコアファイバには、前記バンドル部において上側に位置する上側ファイバと、前記バンドル部において下側に位置する下側ファイバと、が含まれ、前記フェルール内において、前記上側ファイバの前記クラッドと、前記下側ファイバの前記クラッドとが、前記並列方向において交互に配置されていてもよい。
本発明の上記態様によれば、フェルール内におけるマルチコアファイバの角度を、所定の角度に容易に決めることが可能な光コネクタを提供することができる。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態の光コネクタについて図面に基づいて説明する。
図1に示すように、光コネクタ1Aは、4本(複数)のマルチコアファイバ10A〜10Dと、フェルール20と、を備えている。なお、光コネクタ1Aが備えるマルチコアファイバの数は特に限定されず、例えば1本であってもよいし、2〜3本、あるいは5本以上であってもよい。フェルール20はいわゆるMTフェルールであり、光コネクタ1AはいわゆるMT形光コネクタである。
以下、第1実施形態の光コネクタについて図面に基づいて説明する。
図1に示すように、光コネクタ1Aは、4本(複数)のマルチコアファイバ10A〜10Dと、フェルール20と、を備えている。なお、光コネクタ1Aが備えるマルチコアファイバの数は特に限定されず、例えば1本であってもよいし、2〜3本、あるいは5本以上であってもよい。フェルール20はいわゆるMTフェルールであり、光コネクタ1AはいわゆるMT形光コネクタである。
各マルチコアファイバ10A〜10Dは、複数のコア11と、クラッド12と、被覆層13と、を有している。複数のコア11は、クラッド12の内部に設けられている。図1、図2では、各マルチコアファイバ10A〜10Dが5つのコア11を有しているが、コア11の数は適宜変更してもよい。コア11およびクラッド12は石英ガラス等により形成されている。クラッド12の屈折率はコア11の屈折率よりも低い。これにより、クラッド12はコア11内に光を閉じ込めることができる。被覆層13は、樹脂などにより形成されており、クラッド12を被覆している。
図1に示すように、各マルチコアファイバ10A〜10Dの先端部には被覆層13が設けられておらず、クラッド12が剥き出しになっている。そして、各マルチコアファイバ10A〜10Dのうち、クラッド12が剥き出しになっている部分が、フェルール20内に収容されている。各マルチコアファイバ10A〜10Dの被覆層13が設けられた部分は、束ねられてバンドル部2を構成している。
(方向定義)
本実施形態では、フェルール20内において、複数のマルチコアファイバ10A〜10Dの各クラッド12が並べられた方向を並列方向Xという。また、複数のマルチコアファイバ10A〜10Dが延びる方向を長手方向Yという。また、並列方向Xおよび長手方向Yの双方に直交する方向を上下方向Zという。並列方向Xにおける一方側を+X側といい、他方側を−X側という。長手方向Yにおける一方側(前側)を+Y側といい、他方側(後側)を−Y側という。上下方向Zにおける一方側(上側)を+Z側といい、他方側(下側)を−Z側という。また、長手方向Yに直交する断面を横断面という。+Y側は、バンドル部2から見て、フェルール20が設けられた側である。+Y側は、光コネクタ1Aから見て、接続対象となる他の光コネクタが位置する側でもある。
本実施形態では、フェルール20内において、複数のマルチコアファイバ10A〜10Dの各クラッド12が並べられた方向を並列方向Xという。また、複数のマルチコアファイバ10A〜10Dが延びる方向を長手方向Yという。また、並列方向Xおよび長手方向Yの双方に直交する方向を上下方向Zという。並列方向Xにおける一方側を+X側といい、他方側を−X側という。長手方向Yにおける一方側(前側)を+Y側といい、他方側(後側)を−Y側という。上下方向Zにおける一方側(上側)を+Z側といい、他方側(下側)を−Z側という。また、長手方向Yに直交する断面を横断面という。+Y側は、バンドル部2から見て、フェルール20が設けられた側である。+Y側は、光コネクタ1Aから見て、接続対象となる他の光コネクタが位置する側でもある。
バンドル部2では、被覆層13同士が接着されていてもよいし、バンドル材によって束ねられていてもよい。バンドル部2では、半数(2つ)のマルチコアファイバ10A、10Bが+Z側に位置しており、残り半数(2つ)のマルチコアファイバ10C、10Dが−Z側に位置している。本明細書では、バンドル部2において、+Z側に位置するマルチコアファイバ10A、10Bを「上側ファイバ」といい、−Z側に位置するマルチコアファイバ10C、10Dを「下側ファイバ」という。
図2に示すように、横断面視において、上側ファイバ10A、10Bと下側ファイバ10C、10Dとは、並列方向Xにおいて半ピッチずれて配置されている。そして図1に示すように、フェルール20内では、上側ファイバ10A、10Bのクラッド12と、下側ファイバ10C、10Dのクラッド12とが、並列方向Xにおいて交互に並べられている。このような構成により、バンドル部2とフェルール20との間における、クラッド12の湾曲を小さくすることができる。バンドル部とフェルール20との間では、被覆層13が設けられておらずクラッド12が剥き出しになっているため、クラッド12の湾曲を小さくして、クラッド12の破損等を抑制することが好ましい。
図2に示すように、横断面視において、クラッド12は四角形状に形成されている。すなわち、クラッド12は全体として四角柱状に形成されている。また、被覆層13は、横断面視において、四角形の枠状に形成されている。このような形状のクラッド12は、四角柱状の光ファイバ母材を紡糸することで製造することができる。また、クラッド12の周囲に均一な厚みの液状樹脂を塗布し、液状樹脂を硬化させることで、被覆層13を形成することができる。
図1に示すように、フェルール20は、本体部21と、本体部21より−Y側に位置する幅広部22と、を有している。幅広部22は、本体部21よりも並列方向Xおよび上下方向Zの寸法が大きい。本体部21および幅広部22は一体に形成されている。+Y側から見て、本体部21および幅広部22は、並列方向Xにおける寸法が上下方向Zにおける寸法よりも大きい長方形状に形成されている。フェルール20には、本体部21および幅広部22を長手方向Yに貫通する貫通孔20aが形成されている。本実施形態では、この貫通孔20aが、クラッド12を収容する収容部となっている。
貫通孔20aは、+Y側および−Y側の双方に向けて開口している。光コネクタ1Aを製造する際には、貫通孔20aの−Y側の開口を通して、クラッド12を挿入する。クラッド12を挿入する作業を容易にするため、貫通孔20aの−Y側の開口面積を、貫通孔20aの+Y側の開口面積より大きくしてもよい。本実施形態では、貫通孔20a+Y側の開口部において、各マルチコアファイバ10A〜10Dのクラッド12同士が接触している。
本体部21には充填孔23が形成されている。充填孔23は、光コネクタ1Aを製造する際に、貫通孔20a内に接着剤を充填するために用いられる。図1では本体部21の上面に充填孔23が形成されているが、本体部21の下面に充填孔23を形成してもよい。また、本体部21の上面および下面にそれぞれ充填孔23を形成してもよい。各クラッド12は、貫通孔20a内において、接着剤によってフェルール20に固定されている。これにより、フェルール20からクラッド12が抜けることが抑制されている。
本体部21の+Y側の端面には、2つの位置決め部24が形成されている。2つの位置決め部24は、並列方向Xにおいて貫通孔20aを間に挟むように配置されている。位置決め部24は、光コネクタ1Aを他の光コネクタに接続する際に、コネクタ同士の位置を決めるために用いられる。図1では、位置決め部24が孔部であるため、相手側のコネクタにはピンが設けられる。なお、光コネクタ1Aの位置決め部24としてピンを配置し、相手側のコネクタに孔部を形成してもよい。
ここで、光コネクタ1Aを相手側の光コネクタに接続する際には、光コネクタ1Aのコア11の位置と、相手側の光コネクタのコアの位置と、が一致していることが求められるる。例えばマルチコアファイバのクラッドが円柱状である場合には、当該円柱の中心軸線回りにクラッドが回転して、コアの位置が所定の位置からずれてしまうことが考えられる。このようなコアの位置ずれを防ぐために、クラッドの端面を顕微鏡で観察し、クラッドが所定の角度にある状態で、クラッドをフェルールに接着固定することも可能である。しかしながら、この作業には多大な時間を要する。
そこで本実施形態では、クラッド12の平坦面とフェルール20内の平坦面とを当接させることで、フェルール20内におけるマルチコアファイバ10A〜10Dの角度を決めている。
より詳しくは、図3に示すように、貫通孔20aは+Y側から見て長方形状に形成されている。つまり、貫通孔20aの内側には、4つの平坦な面が形成されている。この4つの平坦な面のうち、少なくとも1つが、フェルール側当接面20bとされている。
より詳しくは、図3に示すように、貫通孔20aは+Y側から見て長方形状に形成されている。つまり、貫通孔20aの内側には、4つの平坦な面が形成されている。この4つの平坦な面のうち、少なくとも1つが、フェルール側当接面20bとされている。
また、クラッド12は四角柱状に形成されているため、クラッド12の外周面には、4つの平坦な面が形成されている。この4つの平坦な面のうち、少なくとも1つが、クラッド側当接面12aとされている。平坦なクラッド側当接面12aが平坦なフェルール側当接面20bに当接することで、フェルール20内におけるマルチコアファイバ10A〜10Dの角度が定まる。
本実施形態では、クラッド12が四角柱状であるため、クラッド12は4つの平坦面を有している。これら4つの平坦面のうち、1つのみをクラッド側当接面12aとして用いてもよいし、2つ以上をクラッド側当接面12aとして用いてもよい。クラッド12が2つ以上のクラッド側当接面12aを有している場合、フェルール20も、2つ以上のフェルール側当接面20bを有していてもよい。
複数のクラッド側当接面12aおよび複数のフェルール側当接面20bをそれぞれ当接させた場合、マルチコアファイバ10A〜10Dの角度だけでなく、並列方向Xあるいは上下方向Zにおける位置も決めることができる。ただし、フェルール20内におけるマルチコアファイバ10A〜10Dの角度を決めるためには、少なくとも1つのクラッド側当接面12aと、少なくとも1つのフェルール側当接面20bと、が設けられていればよい。
以上説明したように、本実施形態の光コネクタ1Aでは、クラッド12の外周面には少なくとも1つの平坦なクラッド側当接面12aが形成されている。そしてフェルール20の内部には、少なくとも1つのフェルール側当接面20bが形成されている。この構成によれば、平坦なクラッド側当接面12aを平坦なフェルール側当接面20bに当接させることで、フェルール内20におけるマルチコアファイバ10A〜10Dの角度を容易に決めることが可能となる。
また、光コネクタ1Aは、複数のマルチコアファイバ10A〜10Dを有しており、フェルール20には、複数のマルチコアファイバ10A〜10Dの各クラッド12を収容する貫通孔20aが形成されている。そして、貫通孔20aの前側(+Y側)の開口部において、各マルチコアファイバ10A〜10Dのクラッド12同士が接触している。この構成により、より高密度にマルチコアファイバ10A〜10Dを配置することが可能となる。
また、複数のマルチコアファイバ10A〜10Dは、被覆層13が形成された部分において束ねられてバンドル部2を構成している。複数のマルチコアファイバ10A〜10Dには、バンドル部2において上側に位置する上側ファイバ10A、10Bと、バンドル部2において下側に位置する下側ファイバ10C、10Dと、が含まれている。そして、フェルール20内において、上側ファイバ10A、10Bのクラッド12と、下側ファイバ10C、10Dのクラッド12とが、並列方向Xにおいて交互に配置されている。この構成により、フェルール20とバンドル部2との間の部分において、剥き出しになったクラッド12の湾曲を小さくすることができる。したがって、剥き出しになったクラッド12が損傷することを抑制できる。
なお、クラッド12の形状を適宜変更してもよい。例えば図4に示すように、クラッド12の外周面に、平坦なクラッド側当接面12aと、湾曲したクラッド側当接面12bと、が形成されていてもよい。そして、貫通孔20aの内側には、平坦なフェルール側当接面20bと、湾曲したフェルール側当接面20cと、が形成されていてもよい。この場合、湾曲したクラッド側当接面12bおよびフェルール側当接面20cを互いに当接させることで、クラッド12の角度および並列方向Xの位置の両方、またはどちらか一方を決めることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図5、図6に示すように、本実施形態の光コネクタ1Bでは、フェルール20が、本体部21と、第1保持部材30と、第2保持部材40と、を有している。第1保持部材30および第2保持部材40は、本体部21の貫通孔20aの内側に配置されている。第1保持部材30は+Z側に配置され、第2保持部材40は−Z側に配置されている。第1保持部材30および第2保持部材40は、上下方向Zにおいて対向している。
図6に示すように、第1保持部材30および第2保持部材40は、並列方向Xおよび長手方向Yに沿って延びる板状に形成されている。
第1保持部材30の下面31には、複数の第1溝部32が形成されている。複数の第1溝部32は、並列方向Xにおいて間隔を空けて形成されている。各第1溝部32は、−Z側に向けて開口するV字状に形成されており、長手方向Yに沿って延びている。
第1保持部材30の下面31には、複数の第1溝部32が形成されている。複数の第1溝部32は、並列方向Xにおいて間隔を空けて形成されている。各第1溝部32は、−Z側に向けて開口するV字状に形成されており、長手方向Yに沿って延びている。
第2保持部材40の上面41には、複数の第2溝部42が形成されている。複数の第2溝部42は、並列方向Xにおいて間隔を空けて形成されている。各第2溝部42は、+Z側に向けて開口するV字状に形成されており、長手方向Yに沿って延びている。
第1溝部32および第2溝部42は、上下方向Zにおいて対向している。
第1溝部32および第2溝部42は、上下方向Zにおいて対向している。
本実施形態では、第1溝部32および第2溝部42によって囲まれた空間が、クラッド12を収容する収容部となっている。そして、第1溝部32および第2溝部42の内面が、平坦なフェルール側当接面となっており、クラッド12のクラッド側当接面12aに当接する。
本実施形態では、光コネクタ1Bが備えるマルチコアファイバ10A〜10Dの数が4つであるため、第1溝部32および第2溝部42の数も各4つである。ただし、第1溝部32および第2溝部42の数は、マルチコアファイバの数以上であれば、適宜変更してもよい。例えば、マルチコアファイバの数が1本である場合、第1溝部32および第2溝部42の数は1以上であればよい。
本実施形態の光コネクタ1Bを製造する際には、第1溝部32および第2溝部42の内側にクラッド12が位置するように、第1保持部材30および第2保持部材40によってクラッド12を挟持する。その状態で、第1保持部材30、第2保持部材40、およびクラッド12を、フェルール20の貫通孔20aの−Y側の開口部から挿入する。そして、充填孔23を通して接着剤を貫通孔20a内に充填することで、第1保持部材30および第2保持部材40を、フェルール20の本体部21に固定することができる。
なお、第1保持部材30などを貫通孔20a内に挿入する前に、第1保持部材30、第2保持部材40、およびクラッド12を、接着剤などによって予め固定してもよい。この場合、貫通孔20a内に第1保持部材30などを挿入する際に、第1溝部32や第2溝部42からクラッド12が移動してしまうことを抑制できる。
以上のように、本実施形態の光コネクタ1Bは、マルチコアファイバ10A〜10Dと、マルチコアファイバ10A〜10Dのうち各クラッド12が露出した部分を収容するフェルール20と、を備えている。そして、フェルール20の内部には、クラッド側当接面12aに当接する、少なくとも1つの平坦なフェルール側当接面(第1溝部32または第2溝部42の内面)が形成されている。この構成により、クラッド側当接面12aとフェルール側当接面とを当接させることで、フェルール内20におけるマルチコアファイバ10A〜10Dの角度を容易に決めることが可能となる。
また、本実施形態では、フェルール20が、本体部21と、第1保持部材30と、第2保持部材40と、を有しており、本体部21の内部に第1保持部材30および第2保持部材40が収容されている。そして、第1保持部材30に形成された第1溝部32および第2保持部材40に形成された第2溝部42によってクラッド12が保持され、第1溝部32および第2溝部42の少なくとも一方の内面が、クラッド側当接面12aに当接するフェルール側当接面となっている。この構成によれば、本体部21の外側において、クラッド側当接面12aとフェルール側当接面とを当接させる作業を行うことができる。したがって、より容易にフェルール20内におけるクラッド12の角度を決めることが可能となる。
また、本実施形態でも第1実施形態と同様に、複数のマルチコアファイバ10A〜10Dは、被覆層13が形成された部分において束ねられてバンドル部2を構成している。複数のマルチコアファイバ10A〜10Dには、バンドル部2において上側に位置する上側ファイバ10A、10Bと、バンドル部2において下側に位置する下側ファイバ10C、10Dと、が含まれている。そして、フェルール20内において、上側ファイバ10A、10Bのクラッド12と、下側ファイバ10C、10Dのクラッド12とが、並列方向Xにおいて交互に配置されている。この構成により、フェルール20とバンドル部2との間の部分において、剥き出しになったクラッド12の湾曲を小さくすることができる。したがって、剥き出しになったクラッド12が損傷することを抑制できる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、クラッド12の形状は図1〜図6の例に限らず、適宜変更可能である。円の一部を切り欠いた形状(略D字状)の横断面形状を有するクラッド12を採用してもよい。この場合、切り欠かれた部分に形成された平坦面を、クラッド側当接面12aとすることができる。
あるいは、横断面視でN角形状(Nは3以上の自然数)のクラッド12を採用してもよい。
あるいは、横断面視でN角形状(Nは3以上の自然数)のクラッド12を採用してもよい。
また、光コネクタ1A、1Bは、フェルール20とバンドル部2との間の部分を覆う保護部材を備えていてもよい。この場合、保護部材によって、剥き出しになったクラッド12を保護することができる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1A、1B…光コネクタ 2…バンドル部 10A〜10D…マルチコアファイバ 11…コア 12…クラッド 12a…クラッド側当接面 13…被覆層 20…フェルール 20a…貫通孔 20b…フェルール側当接面 21…本体部 30…第1保持部材 32…第1溝部 40…第2保持部材 42…第2溝部 X…並列方向 Y…長手方向 Z…上下方向
Claims (4)
- クラッドと、前記クラッドの内部に設けられた複数のコアと、前記クラッドを被覆する被覆層と、を有するマルチコアファイバと、
前記マルチコアファイバのうち、前記クラッドが露出した部分を収容するフェルールと、を備え、
前記クラッドの外周面には、少なくとも1つの平坦なクラッド側当接面が形成され、
前記フェルールの内部には、前記クラッド側当接面に当接する、少なくとも1つの平坦なフェルール側当接面が形成されている、光コネクタ。 - 複数の前記マルチコアファイバを有し、
前記フェルールには、複数の前記マルチコアファイバの各クラッドを収容する貫通孔が形成され、
前記貫通孔の前側の開口部において、複数の前記マルチコアファイバの前記クラッド同士が接触している、請求項1に記載の光コネクタ。 - 前記フェルールは、本体部と、第1保持部材と、第2保持部材と、を有し、
前記本体部の内部に前記第1保持部材および前記第2保持部材が収容され、
前記第1保持部材に形成された第1溝部および前記第2保持部材に形成された第2溝部によって、前記クラッドが保持され、
前記第1溝部および前記第2溝部の少なくとも一方の内面が前記フェルール側当接面である、請求項1に記載の光コネクタ。 - 複数の前記マルチコアファイバを有し、
前記複数のマルチコアファイバは、前記被覆層が形成された部分において束ねられてバンドル部を構成し、
前記フェルール内において複数の前記マルチコアファイバの各クラッドが並べられた方向を並列方向とし、複数の前記マルチコアファイバが延びる方向を長手方向とし、前記並列方向および前記長手方向の双方に直交する方向を上下方向とするとき、
前記複数のマルチコアファイバには、前記バンドル部において上側に位置する上側ファイバと、前記バンドル部において下側に位置する下側ファイバと、が含まれ、
前記フェルール内において、前記上側ファイバの前記クラッドと、前記下側ファイバの前記クラッドとが、前記並列方向において交互に配置されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の光コネクタ。
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- 2019-08-08 JP JP2019146336A patent/JP2021026167A/ja active Pending
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