JP2021024151A - 液体吐出ヘッド、および液体吐出装置 - Google Patents

液体吐出ヘッド、および液体吐出装置 Download PDF

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仁司 鷹合
Hitoshi Takaai
仁司 鷹合
祐馬 福澤
Yuma Fukuzawa
祐馬 福澤
田中 秀一
Shuichi Tanaka
秀一 田中
克智 塚原
Katsutomo Tsukahara
克智 塚原
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Abstract

【課題】吐出特性の偏差を低減する液体吐出ヘッド、および液体吐出装置を提供する。【解決手段】液体吐出ヘッドは、圧電体と、前記圧電体の上部に位置する第1電極と、前記圧電体の下部に位置する第2電極と、前記第1電極または前記第2電極に電圧を印加する配線と、前記圧電体の上部の空間を形成する保護部と、を有し、前記圧電体と前記保護部の間の距離が第1距離である位置を第1位置、前記圧電体と前記保護部の間の距離が前記第1距離よりも短い第2距離である位置を第2位置としたとき、前記第1位置における前記配線の厚さは、前記第2位置における前記配線の厚さよりも大きい。【選択図】図7

Description

本発明は、液体吐出ヘッド、および液体吐出装置に関する。
圧電素子により圧力室内の液体をノズルから吐出する液体吐出ヘッドが従来から提案される。特許文献1に記載の圧電素子は、圧電体と、圧電体の一方面に設けられる個別電極と、圧電体の他方面に設けられる共通電極と、とを備える。
特開2009−172878号公報
一般的に、個別電極および共通電極にはそれぞれ配線を介して電圧が印加される。例えば配線の長さが長くなると、電圧降下が生じることにより、圧電素子に対して所望の電圧を印加できないおそれがある。例えば配線全体の厚さを厚くすることにより配線抵抗を低くすれば電圧降下を低減することができる。しかし、配線全体の厚さを厚くすると、厚くした配線を配置するスペースが必要となり、その結果、液体吐出ヘッドが大型化してしまう。
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様に係る液体吐出ヘッドは、液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、圧電体と、前記圧電体の上部に位置する第1電極と、前記圧電体の下部に位置する第2電極と、前記第1電極または前記第2電極に電圧を印加する配線と、前記圧電体の上部の空間を形成する保護部と、を有し、前記圧電体と前記保護部の間の距離が第1距離である位置を第1位置、前記圧電体と前記保護部の間の距離が前記第1距離よりも短い第2距離である位置を第2位置としたとき、前記第1位置における前記配線の厚さは、前記第2位置における前記配線の厚さよりも大きい。
実施形態に係る液体吐出装置の構成を例示するブロック図である。 液体吐出ヘッドの分解斜視図である。 液体吐出ヘッドの断面図である。 振動板の一部をおよび圧電素子を示す平面図である。 圧電素子の断面図である。 圧電素子の平面図である。 圧電素子およびその近傍の一部を拡大した断面図である。
1.実施形態
1−1.液体吐出装置100の全体構成
図1は、実施形態に係る液体吐出装置100を例示する構成図である。なお、以下では、説明の便宜上、X軸、Y軸、およびZ軸を適宜用いて説明する。X軸、Y軸、およびZ軸は互いに直交する。また、X軸のうち矢印の指す方向を+X方向、その反対方向を−X方向とする。なお、Y軸およびZ軸についても同様である。X軸とY軸とを含むX-Y平面は水平面に相当する。Z軸は鉛直方向に沿う軸線であり、+Z方向は鉛直方向の下方に相当する。+Z方向を「上」とし、−Z方向を「下」とする。本明細書において、「第1方向」は、+Y方向である。「第2方向」は、+X方向である。また、本明細書において「要素Aの上部に要素Bが配置される」という表現は、要素Aと要素Bとが直接的に接触する構成に限定されない。要素Aと要素Bとが直接的に接触していない構成も、「要素Aの上部に要素Bが配置される」という概念に包含される。「要素Aの下部に要素Bが配置される」という表現も同様に、要素Aと要素Bとが直接的に接触する構成に限定されない。
液体吐出装置100は、「液体」の一例であるインクを媒体12に吐出するインクジェット方式の印刷装置である。媒体12は、典型的には印刷用紙であるが、樹脂フィルムまたは布帛等の任意の材質の印刷対象が媒体12として利用される。図1に例示される通り、液体吐出装置100には、インクを貯留する液体容器14が設置される。例えば液体吐出装置100に着脱可能なカートリッジ、可撓性のフィルムで形成された袋状のインクパック、またはインクを補充可能なインクタンクが、液体容器14として利用される。
図1に例示される通り、液体吐出装置100は、制御ユニット20と搬送機構22と移動機構24と液体吐出ヘッド26とを具備する。制御ユニット20は、「制御部」の例示である。制御ユニット20は、例えばCPU(Central Processing Unit)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)等の1または複数の処理回路と半導体メモリー等の1または複数の記憶回路とを含み、液体吐出装置100の各要素を統括的に制御する。例えば、制御ユニット20は、液体吐出ヘッド26の動作を制御する。
搬送機構22は、制御ユニット20による制御のもとで媒体12を+Y方向に搬送する。移動機構24は、制御ユニット20による制御のもとで液体吐出ヘッド26をX軸に沿って往復させる。X軸は、媒体12が搬送される方向に沿うY軸に交差する。移動機構24は、液体吐出ヘッド26を収容する略箱型の搬送体242と、搬送体242が固定された搬送ベルト244とを具備する。なお、複数の液体吐出ヘッド26を搬送体242に搭載した構成、または、液体容器14を液体吐出ヘッド26とともに搬送体242に搭載した構成も採用され得る。
液体吐出ヘッド26は、液体容器14から供給されるインクを制御ユニット20による制御のもとで複数のノズルから媒体12に吐出する。搬送機構22による媒体12の搬送と搬送体242の反復的な往復とに並行して各液体吐出ヘッド26が媒体12にインクを吐出することで、媒体12の表面に画像が形成される。
1−2.液体吐出ヘッド26の全体構成
図2は、液体吐出ヘッド26の分解斜視図である。図3は、図2おけるa−a線の断面図である。図3に図示された断面は、X−Z平面に平行な断面である。Z軸は、液体吐出ヘッド26によるインクの吐出方向に沿う軸線である。
図2に例示される通り、液体吐出ヘッド26は、Y軸に沿って配列された複数のノズルNを具備する。複数のノズルNは、X軸に沿って相互に間隔をあけて並設された第1ノズル列Laと第2ノズル列Lbとに区分される。第1ノズル列Laおよび第2ノズル列Lbの各々は、Y軸に沿って直線状に配列された複数のノズルNの集合である。液体吐出ヘッド26は、第1ノズル列Laの各ノズルNに関連する要素と第2ノズル列Lbの各ノズルNに関連する要素とが略面対称に配置された構造である。そこで、以下の説明では、第1ノズル列Laに対応する要素を重点的に説明し、第2ノズル列Lbに対応する要素の説明は適宜に割愛する。
図2および図3に例示される通り、液体吐出ヘッド26は、流路構造体30と複数の圧電素子34と保護部35と筐体部36と配線基板51とを具備する。流路構造体30は、複数のノズルNの各々にインクを供給するための流路が内部に形成された構造体である。流路構造体30は、流路基板31と圧力室基板32と振動板33とノズルプレート41と吸振体42とで構成される。流路構造体30を構成する各部材は、Y軸に沿った長尺な板状部材である。流路基板31における+Z軸側の表面に圧力室基板32と筐体部36とが設置される。他方、流路基板31における−Z軸側の表面に、ノズルプレート41および吸振体42が設置される。例えば接着剤により各部材が固定される。
ノズルプレート41は、複数のノズルNが形成された板状部材である。複数のノズルNの各々は、インクを吐出する円形状の貫通孔である。例えばフォトリソグラフィおよびエッチング等の半導体製造技術を利用してシリコン(Si)の単結晶基板を加工することで、ノズルプレート41が製造される。ただし、ノズルプレート41の製造には公知の材料や製法が任意に採用され得る。
図2および図3に例示される通り、流路基板31には、空間Raと複数の供給流路312と複数の連通流路314と中継液室316とが形成される。空間Raは、Y軸に沿う長尺状に形成された開口である。供給流路312および連通流路314の各々は、ノズルN毎に形成された貫通孔である。中継液室316は、複数のノズルNにわたりY軸に沿う長尺状に形成された空間であり、空間Raと複数の供給流路312とを相互に連通させる。複数の連通流路314の各々は、当該連通流路314に対応する1個のノズルNに+Z方向から見た平面視で重なる。
図2および図3に例示される通り、圧力室基板32には複数の圧力室C1が形成される。圧力室C1は、ノズルプレート41と振動板33の間に位置し、圧力室基板32の壁面320により形成される。圧力室C1は、+Z方向から見た平面視でX軸に沿う長尺状の空間である。圧力室C1は、ノズルN毎に形成される。複数の圧力室C1はY軸に沿って配列される。流路基板31および圧力室基板32は、前述のノズルプレート41と同様に、例えば半導体製造技術を利用してシリコンの単結晶基板を加工することで製造される。ただし、流路基板31および圧力室基板32の製造には公知の材料や製法が任意に採用され得る。
図3に例示される通り、圧力室C1の上部には、弾性的に変形可能な振動板33が配置される。振動板33は、圧力室基板32における流路基板31とは反対の表面に接触する。振動板33は、+Z方向から見た平面視でY軸に沿う長尺な矩形状に形成された板状部材である。図2および図3に例示される通り、圧力室C1は、連通流路314および供給流路312に連通する。したがって、圧力室C1は、連通流路314を介してノズルNに連通し、かつ、供給流路312と中継液室316とを介して空間Raに連通する。なお、図2では説明のし易さのため圧力室基板32と振動板33を別基板のように図示しているが、実際には1つのシリコン基板に積層されたものである。振動板33の一部または全部は、圧力室基板32と別部材であってもよいし、一体であってもよい。
図3に例示される通り、振動板33のうち圧力室C1とは反対側の表面には圧力室C1毎に圧電素子34が形成される。圧電素子34は、+Z方向から見た平面視でX軸に沿う長尺状の受動素子である。図2に例示される通り、複数の圧電素子34は、X軸に沿って相互に間隔をあけて並設された第1圧電素子列L1と第2圧電素子列L2とに区分される。第1圧電素子列L1および第2圧電素子列L2の各々は、直線状に配列された複数の圧電素子34の集合である。第1圧電素子列L1に含まれる複数の圧電素子34が並ぶ方向は、+Y方向に沿う方向である。同様に、第2圧電素子列L2に含まれる複数の圧電素子34が並ぶ方向は、+Y方向に沿う方向である。第1圧電素子列L1と第2圧電素子列L2とが並ぶ方向は、+X方向に沿う方向である。
図3に例示される筐体部36は、複数の圧力室C1に供給されるインクを貯留するためのケースであり、例えば樹脂材料の射出成形で形成される。筐体部36には空間Rbと供給口361とが形成される。供給口361は、液体容器14からインクが供給される管路であり、空間Rbに連通する。筐体部36の空間Rbと流路基板31の空間Raとは相互に連通する。空間Raと空間Rbとで構成される空間は、複数の圧力室C1に供給されるインクを貯留する液体貯留室Rとして機能する。液体容器14から供給されて供給口361を通過したインクが液体貯留室Rに貯留される。液体貯留室Rに貯留されたインクは、中継液室316から各供給流路312に分岐して複数の圧力室C1に並列に供給および充填される。また、図2および図3に例示される通り、筐体部36の中央には、配線基板51が挿通される貫通孔362が形成される。また、吸振体42は、液体貯留室Rの壁面を構成する可撓性のフィルムであり、液体貯留室R内のインクの圧力変動を吸収する。
保護部35は、複数の圧電素子34を保護するとともに圧力室基板32および振動板33の機械的な強度を補強する構造体である。保護部35は、振動板33の表面等に例えば接着剤70で固定される。保護部35には、凹部350が形成される。凹部350は、保護部35のうち振動板33との対向面に形成された凹みである。凹部350は、複数の圧電素子34に共通で形成され、複数の圧電素子34の上部の空間を形成する。凹部350は、圧電素子34の振動による変位を許容する。保護部35は、例えば半導体製造技術を利用してシリコンの単結晶基板を加工することで製造される。また、保護部35の中央には、配線基板51が挿通される貫通孔301が形成される。
図3に例示される通り、配線基板51は、筐体部36の貫通孔362および保護部35の貫通孔301に挿通され、かつ、振動板33の表面に接合される。配線基板51は、制御ユニット20と液体吐出ヘッド26とを電気的に接続するための複数の配線が形成された実装部品である。例えばFPC(Flexible Printed Circuit)やFFC(Flexible Flat Cable)等の可撓性の配線基板51が好適に採用される。圧電素子34を駆動するための駆動信号および基準電圧が配線基板51から各圧電素子34に供給される。
1−3.液体吐出ヘッド26の一部の詳細構成
振動板33、圧電素子34、および、圧電素子34に電気的に接続される配線300について詳述する。図4は、振動板33の一部をおよび圧電素子34を示す平面図である。図4では、便宜的に後述の圧電体343の図示が省略される。図5は、圧電素子34の断面図であり、図4中のb−b線の断面図に相当する。図6は、圧電素子34の平面図である。図6においては、便宜的に後述の第1電極341および配線300の図示が省略される。また、図6においては、後述の圧電体343に便宜的にドットが付されている。
1−3a.振動板33
図4から図6に例示される振動板33は、圧電素子34の駆動により振動する。図5に例示される通り、振動板33は、第1絶縁層331と第2絶縁層332との積層体で構成される。第1絶縁層331は、圧力室基板32に接触する。第2絶縁層332は、第1絶縁層331に対して圧力室基板32とは反対に位置する。第1絶縁層331は、二酸化シリコン(SiO)等の弾性材料で形成される弾性膜である。第2絶縁層332は、二酸化ジルコニウム(ZrO)等の絶縁材料で形成される。第1絶縁層331および第2絶縁層332の各々は、熱酸化またはスパッタリング等の公知の成膜技術により形成される。なお、所定の板厚の板状部材のうち圧力室C1に対応する領域について板厚方向の一部を選択的に除去することで、圧力室基板32と振動板33の一部または全部とを一体に形成することが可能である。
1−3b.圧電素子34
図5に例示される通り、圧電素子34は、概略的には、第2電極342と圧電体343と第1電極341とを振動板33側から以上の順番で積層した構造体である。第1電極341は、圧電体343の上部に位置する。第2電極342は圧電体343の下部に位置する。なお、本明細書において「要素Aの面上に要素Bが形成される」という表現は、要素Aと要素Bとが直接的に接触する構成には限定されない。すなわち、要素Aの表面に要素Cが形成され、要素Cの表面に要素Bが形成された構成でも、要素Aと要素Bとの一部または全部が+Z方向から見た平面視で重なる構成であれば、「要素Aの面上に要素Bが形成される」という概念に包含される。
図5に例示される通り、第2電極342は、振動板33の面上に形成される。第2電極342は、圧電素子34毎に相互に離間して形成された個別電極である。第2電極342には、電圧が変動する駆動信号が印加される。図4に例示される通り、第2電極342は、X軸に沿う長尺状をなす。第1圧電素子列L1の各第2電極342は、相互に間隔をあけてY軸に沿って配列される。同様に、第2圧電素子列L2の各第2電極342は、相互に間隔をあけてY軸に沿って配列される。第2電極342は、例えば白金(Pt)またはイリジウム(Ir)等の導電材料で形成される。
図5に例示される通り、圧電体343は、第2電極342の上部に形成され、かつ第2電極342に接触する。図6に例示される圧電体343は、複数の圧電素子34にわたりY軸に沿って連続する帯状の誘電膜である。圧電体343は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O)等の公知の圧電材料で形成される。圧電体343のうち相互に隣り合う各圧力室C1の間隙に対応する領域には、X軸に沿う切欠Gが形成される。切欠Gは、圧電体343を貫通する開口である。切欠Gが形成されることで、各圧電素子34は圧力室C1毎に個別に変形し、圧電素子34の相互間における振動の伝播が抑制される。なお、圧電体343の厚さ方向の一部を除去した有底孔を切欠Gとして形成してもよい。
図5に例示される通り、圧電体343は、切欠Gによって圧力室C1毎に個別に分離された複数の圧電体部340を有する。圧電体部340は、圧力室C1毎に設けられ、XY平面における平面視で圧力室C1と重なる。複数の圧電体部340のうち任意の圧電体部340が第1圧電体340aである。複数の圧電体部340のうち第1圧電体340aとY軸に沿って並び、第1圧電体340aと異なる位置に設けられた他の任意の圧電体部340が第2圧電体340bである。
図5に例示される通り、第1電極341は、圧電体343に接触する。第1電極341は、第1圧電体340aと第2圧電体340bとに対して共通に設けられる共通電極である。なお、前述の第2電極342は、第1圧電体340aと第2圧電体340bとに対して個別に設けられる。図4に例示される通り、第1電極341は、複数の圧電素子34にわたり連続するようにY軸に沿って延在する帯状の電極である。また、第1電極341は第1圧電素子列L1および第2圧電素子列L2のそれぞれに設けられる。なお、第1圧電素子列L1に設けられる第1電極341と、第2圧電素子列L2に設けられる第1電極341とは、接続されてもよい。
第1電極341には所定の基準電圧が印加される。基準電圧は一定の電圧であり、例えば接地電圧よりも高い電圧に設定される。すなわち、第1電極341には、例えば、電圧が一定である保持信号が印加される。第1電極341に印加される基準電圧と第2電極342に供給される駆動信号との差分に相当する電圧が圧電体343に印加される。駆動信号は、吐出量に応じて異なる。保持信号は、吐出量によらず一定であり、変動しない。なお、第1電極341には、接地電圧が印加されてもよい。また、第1電極341は、例えば白金(Pt)またはイリジウム(Ir)等の低抵抗な導電材料で形成される。
第2電極342と第1電極341との間に電圧が印加されることで圧電体343が変形することにより、圧電素子34は、振動板33を撓み変形させるエネルギーを生成する。圧電素子34が生成したエネルギーにより振動板33が振動することにより圧力室C1の圧力が変化し、圧力室C1内のインクが図3に示すノズルNから吐出される。
1−3c.配線300
図7は、圧電素子34およびその近傍の一部を拡大した断面図であり、図4中のc−c線の断面図に相当する。なお、図7に例示される通り、圧力室基板32には複数の圧力室C1に連通する連通流路314の一部が形成される。連通流路314は圧力室基板32と前述の流路基板31とにより形成される。また、第2絶縁層332と圧電体343との間には、これらの間を埋め、第2電極342とは絶縁される金属層344が配置される。
図4に例示されるとおり、配線300は、第2電極342に電圧を印加する複数の第2配線39と、第1電極341に電圧を印加する複数の第1配線38と、を含む。図4に例示される通り、第2配線39の平面視形状は、X軸に沿って延在する長手形状である。図7に例示される通り、第2配線39は、第2電極342の上面に接触する部分と、圧電体343の上面349に接触する部分とを有する。また、第2配線39は、圧電体343の−X軸側の端3430に接触する。第2配線39は、第2電極342に駆動信号を印加する。第2配線39は、図3に示す配線基板51に搭載された図示しない駆動回路から駆動信号が供給されるリード配線である。
図4に例示される通り、本実施形態では、第1配線38の数は2個である。各第1配線38は、Y軸に沿って延在する枠状をなす。2個の第1配線38の一方は、第1圧電素子列L1の第1電極341に対応して設けられる。2個の第1配線38の他方は、第2圧電素子列L2の第1電極341に対応して設けられる。ただし、第1配線38の数は、1個でもよい。その場合、図4に示す2個の第1配線38は、互いに接続されてもよい。
図7に例示される通り、第1配線38は、第1電極341の上部に位置し、かつ第1電極341に接触する。図示の例では、第1配線38は、圧電体343に接触する部分を有するが、有していなくてもよい。また、第1配線38は、第1電極341に基準電圧を印加する。第1配線38には、図3に示す配線基板51を介して図示しない基準電圧が供給される。また、第1配線38が設けられることで、第1電極341における基準電圧の電圧降下が抑制される。また、第1配線38は、振動板33の振動を抑制するための錘としても機能する。
図4および図7に例示される通り、第1配線38は、+Y方向に延びる帯状の第1配線部分381と、+Y方向に延びる帯状の第2配線部分382とを有する。第1配線部分381および第2配線部分382は、X軸に沿って並ぶ。すなわち、第1配線部分381と第2配線部分382とは、+Y方向と交差する+X方向において異なる位置に設けられる。
図7に例示される通り、第1配線38は、第1層383と第2層384とを有する。第1層383は、第1電極341に接触する。図示の例示では、第1層383の厚さD15は、第2配線39の厚さD20と等しく、第2層384の厚さD16よりも小さい。厚さは、Z軸に沿った長さである。第1層383のXY平面における平面積は、第2層384のXY平面における平面積よりも大きい。また、第2層384は、保護部35の凹部350内に配置される。第2層384は、第1層383の一部に接する。別の言い方をすると、第1層383の上面のうちの一部には、第2層384が積層されていない。第1層383のうちの第2層384が積層されていない部分は、接着剤70により保護部35に接合される。第1層383のうちの第2層384が積層される部分は、XY平面における平面視で凹部350と重なる。
第1配線38のうち+Z方向からみた平面視で凹部350と重なる部分の厚さD10は、第1配線38のうち+Z方向からみた平面視で凹部350と重ならない部分の厚さD15、すなわち第1層383の厚さD15よりも大きい。厚さD10は、第1電極341の上面から第2層384の上面までの距離である。厚さD15は、第1電極341の上面から第1層383の上面までの距離である。なお、厚さD10は、圧電体343の上面349から第2層384の上面までの距離と捉えてもよい。同様に、厚さD15は、圧電体343の上面349から第1層383の上面までの距離と捉えてもよい。
図7に例示される通り、保護部35は、圧電体343と離間している。保護部35の凹部350の底面358と圧電体343の上面349との間の第1距離D1は、保護部35の下面359と圧電体343の上面349との間の第2距離D2よりも長い。なお、図示の例では、第1距離D1はほぼ一定であり、第2距離D2はほぼ一定である。また、第1配線38は、凹部350内において、保護部35と離間している。
+X方向において、第1距離D1である位置P1での第1配線38の厚さD10は、第2距離D2である位置P2Aでの第1配線38の厚さD15よりも大きい。位置P1は、「第1位置」の例示であり、位置P2Aは、「第2位置」の例示である。第1配線38は、位置P1と位置P2Aの両方に設けられる。それゆえ、第1配線38は、厚さが異なる箇所を有する。位置P1は、凹部350内での+X方向における位置である。一方、位置P2Aは、第1電極341の端3410の近傍である。よって、位置P2Aは、位置P1よりも端3410に近い。端3410は、第1電極341の+X方向における第2配線39に近い端である。
位置P1における第1配線38の厚さD10を位置P2Aにおける第1配線38の厚さD15よりも厚くすることで、第1配線38全体の厚さを均一に厚くせずに、配線抵抗を低下させることができる。そのため、第1配線38および第1電極341における電圧降下を抑制することができる。よって、液体吐出ヘッド26の大型化を回避しつつ、電圧降下に基づく吐出特性の偏差を低減することができる。第1配線38の厚さを保護部35の形状に応じて設定することで、液体吐出ヘッド26の大型化を回避しつつ、電圧降下の基づく吐出特性の偏差を低減する効果を好適に発揮することができる。また、第1配線38の一部、具体的には第1電極341の端3410およびその近傍は、接着剤70により保護部35に接合される。そのため、液体吐出ヘッド26の製造時に圧電素子34を好適に保護することができ、よって、圧電素子34の破損等を抑制することができる。
位置P1における第1配線38は、第1層383と第2層384との積層体で構成される。一方、位置P2Aにおける第1配線38は、第2層384が積層されない部分によって構成される。すなわち、位置P2Aにおける第1配線38は、第2層384が積層されておらず、第1層383で構成される。言い換えると、位置P2Aにおける第1配線38は、第2層384を有さない。第2層384を位置P1に選択的に形成することで、第1配線38の位置P1における厚さD10を第1配線38の位置P2Aにおける厚さD15よりも簡単にかつ適切に大きくすることができる。そのため、位置P1における第1配線38が単層である場合に比べて、位置P1と位置P2Aとで厚さの異なる2つの部分を有する第1配線38を簡単にかつ設計通りに製造することができる。なお、位置P1における第1配線38は、第1層383および第2層384に加え、さらに他の層を含む積層体で構成されてもよい。
第2層384の厚さD16は、第1層383の厚さD15よりも大きい。そのため、厚さD16が厚さD15よりも小さい場合に比べ、第1配線38の配線抵抗を低下させることができる。なお、厚さD16は厚さD15よりも小さくても等しくてもよい。
また、+X方向において、位置P1での第1配線38の厚さD10は、第2距離D2である位置P2Bでの第2配線39の厚さD20よりも大きい。位置P2Bは、「第2位置」の例示である。第1配線38は、位置P1に設けられ、第2配線39は、位置P2Bに設けられる。図7において、圧電体343の−X軸側の端3430の+X方向における位置が、位置P2Bと一致する。端3430は、圧電体343の+X方向における第2配線39に接する端である。前述のように、第1配線38のY軸に沿った長さは第2配線39のX軸に沿った長さよりも長い。そのため、第1配線38は、第2配線39よりも電圧抵抗により電圧降下が生じ易い。それゆえ、第1配線38の厚さを第2配線39の厚さよりも厚くすることで、電圧降下に基づく吐出特性の偏差を特に効果的に低減することができる。つまり、第1配線38が位置P1に設けられることで、電圧降下に基づく吐出特性の偏差を特に効果的に低減することができる。
前述のように、第1配線38は、電圧が一定である保持信号を第1電極341に印加する。第1電極341は、図5に示す第1圧電体340aと第2圧電体340bとに対して共通に設けられる共通電極である。これに対し、第2配線39は、電圧が変動する駆動信号を第2電極342に印加する。第2電極342は、図5に示す第1圧電体340aと第2圧電体340bとに対して個別に設けられる個別電極である。第1電極341が複数の圧電素子34における共通電極であるため、第1電極341における電圧の偏差により、複数の圧電素子34における電圧の偏差に影響が生じてしまう。それゆえ、第1配線38が位置P1に設けられることで、電圧降下に基づく吐出特性の偏差を特に効果的に低減することができる。
図7に例示される通り、第1配線38は、第1配線部分381および第2配線部分382を含む。第1配線38が第1配線部分381および第2配線部分382を含むことで、第1配線38が第1配線部分381および第2配線部分382のいずれか一方のみで構成される場合に比べ、電圧降下に基づく吐出特性の偏差を低減することができる。
図4に例示される通り、第1配線部分381および第2配線部分382との間の少なくとも一部には、第1配線38が設けられていない。具体的には、第1配線38は、貫通孔C3を有する枠状である。第1配線38が第1配線部分381と第2配線部分382とに分離した構成であることで、貫通孔C3を設けることができる。それゆえ、各圧力室C1の中心を避けて第1配線38を配置することができる。そのため、振動板33の変形を阻害せずに、第1配線38の平面積を増大させることができる。よって、振動板33の必要な変形量を確保しつつ、電圧降下を低減することができる。
図7に例示される第2配線39は、第2電極342よりも低抵抗な導電材料で形成される。同様に、第1配線38は、第1電極341よりも低抵抗な導電材料で形成される。第1層383は、第1電極341に対する密着性に優れ、かつ低抵抗な導電材料を含むことが好ましい。具体的には例えば、第2配線39および第1層383は、それぞれ、ニクロム(NiCr)で形成された導電膜の表面に金(Au)の導電膜を積層した構造の導電パターンである。一方、第2層384は、第1層383と同一の金属を含むことが好ましい。例えば、第1層383が金(Au)を含む場合、第2層384は金(Au)等の導電膜であることが好ましい。
第1層383および第2層384が金(Au)を含むことで、第2電極342よりも低抵抗な第1配線38を実現し易い。また、第1層383および第2層384が金(Au)を含むことで、第2電極342の構成材料の選択性を高めることができる。また、第1層383と第2層384とが同一の金属を含むことで、含まない場合に比べ、第1層383と第2層384との密着性を向上させ易い。また、第1層383および第2層384が同一の金属で構成されることで、第1配線38の製造プロセスの工程負荷が多大に増大することを防ぐことができる。
なお、第1層383および第2層384は、異なる材料で構成されてもよいし、第1層383を構成する全ての材料および第2層384を構成する全ての材料が同じでもよい。また、第1層383は、ニクロムおよび金以外の金属を含んでもよい。第2層384は、金以外の金属を含んでもよい。また、第2配線39および第1配線38は金属以外の材料を含んでもよい。また、第1層383と第2配線39とは異なる材料で構成されてもよく、異なる工程で形成されてもよい。第1層383および第2層384は、それぞれ複数層で形成されてもよいし、単層で形成されてもよい。第2配線39は、複数層で形成されてもよいし、単層で形成されてもよい。
第1配線38および第2配線39の製造方法は、任意である。具体的には例えば、第2層384は、フォトリソグラフィにより選択的に第1層383の上面に形成される。また、第2層384は、例えば、第1層383上に金属層を形成した後、当該金属層の一部をフォトリソグラフィにより除去することにより形成されてもよい。また、第2層384は、例えば、ディスペンサーを用いた塗布、転写塗布、およびインクジェットを用いた塗布等の塗布法によって形成されてもよい。
以上で説明した、制御ユニット20の制御のもとで動作する液体吐出ヘッド26は、吐出特性の偏差を特に効果的に低減することができる。そのため、液体吐出装置100によれば、高精度な液体吐出を実現することができる。
2.変形例
以上に例示した実施形態は多様に変形され得る。前述の実施形態に適用され得る具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
前述の実施形態では、第1電極341の全てが、圧電体343の上部に位置するが、第1電極341の一部は、圧電体343の上部に位置しなくてもよい。第2電極342の全てが、圧電体343の下部に位置するが、第2電極342の一部は、圧電体343の下部に位置しなくてもよい。
前述の実施形態では、振動板33は第1絶縁層331と第2絶縁層332とを備えるが、振動板33は例えば第2絶縁層332が省略されてもよい。
前述の実施形態では、圧電素子34の第1電極341を共通電極として第2電極342を個別電極としたが、第1電極341を個別電極として第2電極342を共通電極としてもよい。また、第1電極341および第2電極342の双方を個別電極としてもよい。
前述の実施形態では、圧電素子34は、第2電極342と圧電体343と第1電極341とが積層した構造体であるが、第2電極342と圧電体343との間には、圧電素子34としての機能を損なわない程度に他の要素が介在していてもよい。同様に、第1電極341と圧電体343との間には、他の要素が介在していてもよい。
前述の実施形態では、液体吐出ヘッド26を搭載した搬送体242を往復させるシリアル方式の液体吐出装置100を例示したが、複数のノズルNが媒体12の全幅にわたり分布するライン方式の液体吐出装置にも本発明を適用することが可能である。
前述の実施形態で例示した液体吐出装置100は、印刷に専用される機器のほか、ファクシミリ装置やコピー機等の各種の機器に採用され得る。もっとも、本発明の液体吐出装置の用途は印刷に限定されない。例えば、色材の溶液を吐出する液体吐出装置は、液晶表示パネル等の表示装置のカラーフィルターを形成する製造装置として利用される。また、導電材料の溶液を吐出する液体吐出装置は、配線基板の配線や電極を形成する製造装置として利用される。また、生体に関する有機物の溶液を吐出する液体吐出装置は、例えばバイオチップを製造する製造装置として利用される。
12…媒体、14…液体容器、20…制御ユニット、22…搬送機構、24…移動機構、26…液体吐出ヘッド、30…流路構造体、31…流路基板、32…圧力室基板、33…振動板、34…圧電素子、35…保護部、36…筐体部、38…第1配線、39…第2配線、41…ノズルプレート、42…吸振体、51…配線基板、70…接着剤、100…液体吐出装置、242…搬送体、244…搬送ベルト、300…配線、301…貫通孔、312…供給流路、314…連通流路、316…中継液室、320…壁面、331…第1絶縁層、332…第2絶縁層、340…圧電体部、340a…第1圧電体、340b…第2圧電体、341…第1電極、342…第2電極、343…圧電体、349…上面、350…凹部、358…底面、359…下面、361…供給口、362…貫通孔、381…第1配線部分、382…第2配線部分、383…第1層、384…第2層、3410…端、3430…端、C1…圧力室、C3…貫通孔、D1…第1距離、D2…第2距離、G…切欠、L1…第1圧電素子列、L2…第2圧電素子列、La…第1ノズル列、Lb…第2ノズル列、N…ノズル、R…液体貯留室、Ra…空間、Rb…空間、D10…厚さ、D15…厚さ、D16…厚さ、D20…厚さ、P1…位置、P2A…位置、P2B…位置。

Claims (13)

  1. 液体を吐出する液体吐出ヘッドであって、
    圧電体と、
    前記圧電体の上部に位置する第1電極と、
    前記圧電体の下部に位置する第2電極と、
    前記第1電極または前記第2電極に電圧を印加する配線と、
    前記圧電体の上部の空間を形成する保護部と、を有し、
    前記圧電体と前記保護部の間の距離が第1距離である位置を第1位置、
    前記圧電体と前記保護部の間の距離が前記第1距離よりも短い第2距離である位置を第2位置としたとき、
    前記第1位置における前記配線の厚さは、前記第2位置における前記配線の厚さよりも大きいことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記第1位置における前記配線は、第1層と、前記第1層の上部に積層された第2層と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記第2位置における前記配線は、前記第2層を含まないことを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記第1層と前記第2層とは、同一の金属を含むことを特徴とする請求項2または3に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記第2層の厚さは、前記第1層の厚さよりも大きいことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記配線は、前記第1電極に電圧を印加する第1配線と、前記第2電極に電圧を印加する第2配線と、を含み、
    前記第1配線は、前記第1位置と前記第2位置の両方に設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記第2位置は、前記第1位置よりも前記第1電極の端に近いことを特徴とする請求項6に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記配線は、前記第1電極に電圧を印加する第1配線と、前記第2電極に電圧を印加する第2配線と、を含み、
    前記第1配線は、前記第1位置に設けられ、前記第2配線は、前記第2位置に設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記第1配線は、液体の吐出量によらず一定の保持信号を前記第1電極に印加し、
    前記第2配線は、液体の吐出量に応じて異なる駆動信号を前記第2電極に印加することを特徴とする請求項6から8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記第1配線は、
    第1方向に延びる第1配線部分と、
    前記第1方向と交差する第2方向において前記第1配線部分と異なる位置に設けられ、前記第1方向に延びる第2配線部分と、を含むことを特徴とする請求項6から9のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  11. 前記第1配線部分と前記第2配線部分との間の少なくとも一部には、前記配線は設けられないことを特徴とする請求項10に記載の液体吐出ヘッド。
  12. 前記圧電体は、第1圧電体と、前記第1圧電体と異なる位置に設けられた第2圧電体と、を含み、
    前記第1電極は、前記第1圧電体と前記第2圧電体とに対して共通に設けられ、
    前記第2電極は、前記第1圧電体と前記第2圧電体とに対して個別に設けられることを特徴とする請求項1から11のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  13. 請求項1から12のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドと、
    前記液体吐出ヘッドの動作を制御する制御部と、を有することを特徴とする液体吐出装置。
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