JP2021021627A - 測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】テーブルの上部面に置いた測定対象物が反射部に接触することが生じない測定装置を提供する。【解決手段】照射光が透過する透明テーブル3と、透明テーブル3の下面に設けた照射光を反射する反射片と、透明テーブル3の下方に設けられた、照射光を上方に向けて照射する照射部8、該照射光の反射光を検出する光検出部9とを有してなる照射検出ユニット10と、を備えた構成である。【選択図】図1

Description

本発明は、光を透過する透明テーブルの上面又は該透明テーブルの上方に位置された測定対象物に、前記透明テーブルの下方又は上方から光を照射し、前記測定対象物からの反射光を前記透明テーブルの下方又は上方に位置させた光検出部(撮像部等)で検出(撮像等)して、基準とする位置からの前記測定対象物の距離(浮き距離)を測定可能とした測定装置に関する。
従来技術として、透明板1(透明テーブル)の上面の一部分に散乱光反射物質2(反射部)がコーティングされ、透明板1の下方にレーザ光源4(照射部)と一次元センサ7(光検出部)が設けられ、被測定物11(測定対象物)を透明板1の上面に載せた状態でレーザ光源4から散乱光反射物質2及び被測定物11にレーザ光線を照射し、その反射光線を一次元センサ7で検出して散乱光反射物質2及び被測定物11の位置を特定し、レーザ光源4から散乱光反射物質2にレーザ光線を照射しその反射光線を一次元センサ7で検出して散乱光反射物質2の下面位置を特定し、散乱光反射物質2の下面位置から測定物11の位置の距離(浮き距離)を測定する測定装置が知られている。(例えば特許文献1)
また、光パターン(正弦波パターン)を投影し拡散反射させる上面(反射面)からなる非透明のテーブルと、この非透明のテーブルの上方に設けた照射部及びCCDカメラ(光検出部)とからなり、非透明のテーブルの上面に測定対象物を載せた状態で、照射部から光パター(正弦波パターン)を測定対象物及び該非透明のテーブル上面に向けて照射し、投影された光パターンを上方からCCDカメラ(光検出部)によって撮像(検出)し、撮像によって得られたテーブル上面の画像データと測定対象物の画像データに基づき位相シフト法により、テーブル上面からの測定対象物の高さ(浮き距離)を測定する三次元計測装置が知られている。(例えば特許文献2)
特開平5−215524号広報 特開2001?349710号公報
上述した特許文献1の技術は、透明板1(透明テーブル)の上面に散乱光反射物質2(反射部)が露出状態にあるため、測定対象物が接触する、ピンセットなどの工具が接触するなどで擦れとれた乱光反射物質2の一部が透明板1の上面を汚すという問題を有するものであった。
また、透明板1の上面を拭き掃除する際に散乱光反射物質2の上面も拭き取るので、散乱光反射物質2の上面が汚れて行くという問題を持つものであった。
上述した特許文献2の技術では、テーブル上面からの測定対象物の高さ距離を得るためには、測定対象物だけでなくテーブル上面の位置も特定する必要がある。そのためには、テーブル上面は光パターンが投影される(拡散反射が得られる)微細な凹凸を有する非透明の反射面(例えばセラミックス面等)である必要がある。
しかるに、拡散反射が得られる面は表面の粗いもの、光沢や艶のないものであり、それは微細な凹凸面であるため、測定対象物の端子が擦れて削れた粒子、微細な埃、油脂などの汚れが入り込んだ状態で付着しやすく、それを取り除く除去は困難でありテーブル上面の反射品質が変わって行くという欠点を有するものであった。
位相シフト法は「三角測量」を基礎として距離を面で測定できる三次元計測手法である。測定対象物に縞パターン(正弦波パターン・サイン波パターン)を投影し、その反射光の位置を画像センサ(光検出部)の各画素(各位置(x、y))で検知するものである。照射(投光)された光を画像センサが検知できるかが計測可否のポイントになる。測定対象物の表面が拡散反射である場合は、反射光を画像センサで検知することができる。投影した光パターンが拡散反射され、それぞれのカメラで見た像は同じものであることが前提となっている。
しかし、テーブルが透明である場合は、正弦波パターン(サイン波パターン)の光は、透明物体の内部で反射・屈折・通過(透過)するため環境によって見え方が大きく変化するので光検出部で計測できる投影(拡散反射)が得られない。
また、テーブルが鏡などの鏡面反射の表面の場合には、正弦波パターン(サイン波パターン)の光は特定の方向にしか反射されない正反射なので、反射光はカメラに向かわず計測できない。
透明体の計測および鏡面の計測は、位相シフト法というより、その基礎にある三角測量自体が、苦手としており、XYZ精度、計測範囲、速度のバランスが良い位相シフト法のメリットは享受できない。
拡散反射(乱反射)とは、入射光が反射面で乱反射し様々な方向へされることいい、一般的に、表面の粗いもの、光沢や艶のないものは拡散反射の特性を強く持っている。
正反射は、入射角と反射角が反射面に対して等しく反射することをいい、一般的に、鏡、光沢や艶のあるものは正反射の特性を強く持っている。
本発明は以上のような従来技術の欠点に鑑み、テーブルの上部面に置いても測定対象物が反射部に接触することが生じない、反射部の上面が埃等で汚れることが生じない測定装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は次に述べるような構成としている。
<請求項1記載の発明>
照射部が照射する照射光が透過する透明テーブルの上面又は上方に測定対象物を位置させて、前記測定対象物からの前記照射光の反射光である対象物反射光を検出する光検出部を備えた測定装置において、
前記透明テーブルの下面、該透明テーブルの下面に開口を有する凹部内又は該透明テーブルの下方側に、前記透明テーブルを透過した前記照射光を反射して前記光検出部が検出可能な反射部反射光が得られる1つの反射片又は複数の反射片からなる反射部を設けたことを特徴とする測定装置である。
「反射片」の形状は多角形、円形、不規則形状など多様な形態のものを含む。また、反射片は、全面が反射面であるもの、一部が反射面であるもの(例えば、反射部分と非反射部分との組み合わせが格子状形態のもの、同一形状の非反射部が規則正しく整列されたものなど)などが含まれる。
<請求項2記載の発明>
前記照射部及び前記光検出部が前記透明テーブルの下方に設けられ、
前記反射部が、前記測定対象物の測定を可能としている測定可能領域の周囲に設けられた複数の前記反射片と、前記測定対象物の測定不要箇所の真下に当たる位置に設けられた前記反射片とかなるものであることを特徴とする請求項1記載の測定装置である。
「測定可能領域」は、測定対象物をセットする範囲が枠などによって物理的に規定されている範囲、光検出部の検出視野範囲、照射部の照射範囲などによって規定される範囲(領域)である。
<請求項3記載の発明>
前記照射部及び前記光検出部が前記透明テーブルの上方に設けられ、
前記反射部の前記反射片が1つでありかつ該1つの反射片の大きさが前記測定可能領域の大きさと略同じ大きさないし該測定可能領域を超える大きさであり、又は、前記反射部の前記反射片が複数でありかつ該複数の反射片が隙間を開けて前記測定可能領域の略全面を埋め尽くす配置形態で設けられてなることを特徴とする請求項1記載の測定装置である。
「配置形態」には、反射片が規則をもって整列配置されている形態、反射片が規則性なく配置(ランダム配置)されている形態を含む。
<請求項4記載の発明>
前記測定対象物を加熱する加熱炉が設けられ、
前記透明テーブルの上面は前記加熱炉内に位置し、
前記透明テーブルの下面は前記加熱炉外に位置し、
以上のように構成されてなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の測定装置である。
以上の説明から明らかなように、本発明にあって次に列挙する効果が得られる。
<請求項1記載の発明の効果>
透明テーブルの下面、該透明テーブルの下側に解開口を有する凹部内又は透明テーブルの下方側(以下「透明テーブル下面等」という。)に反射部を設けた構成であるので、透明テーブル上面に置いた測定対象物、人の指又はピンセットなどの工具等が反射部に接触することがない測定装置を実現するとともに、透明テーブル上面を拭き取り清掃しても反射部が汚れることはないので該反射部の反射品質が影響を受けることがないという効果を奏する。
<請求項2記載の発明の効果>
前記請求項1記載の発明と同様な効果を奏するとともに、反射部が、測定可能領域の周囲に設けられた複数の反射片(以下「周囲反射片」という。)と、測定対象物の測定不要箇所の真下に当たる位置に設けられた反射片(以下「非周囲反射片」という。)とからなるものであるので、測定対象物の大きさに対して光検出部の検出視野域が狭い場合に、該狭い検出視野域において周囲反射片に加えて非周囲反射片を検出することができるので、周囲反射片の測定データと非周囲反射片の測定データによる、例えば基準面の取得を可能とする。
<請求項3記載の発明の効果>
前記請求項1記載の発明と同様な効果を奏するとともに、透明テーブルの上方から照射光を照射し該透明テーブルの上方から反射部反射光を検出する形態の測定装置において、透明テーブルの下面ないし下側の反射部は測定対象物や工具等の擦れ、油脂の付着、テーブル上面の汚れ除去清掃等の影響を全く受けないので、反射品質が変化しない反射部を実現するという作用効果を奏する。
<請求項4記載の発明の効果>
加熱炉内に位置する透明テーブルの上面は加熱温度に直接さらされることになるのであるが、反射片は加熱炉外に位置する透明テーブルの下面ないし下方に設けた構成であるので、透明テーブルの断熱効果等によって反射片は加熱炉内の温度よりも低温での加熱影響となり、上面に設ける形態よりも加熱温度による影響が低減される。
本発明の実施例1の側面図及び制御部の構成を示す図。 本発明の実施例1の測定対象物を載置した状態のテーブル部位の断面図。 本発明の実施例1の測定原理を示す図。 本発明の実施例1の測定対象物を載置した状態のテーブル部位(断熱ガラス7を除く)の底面図。 本発明の実施例1の測定対象物を載置した状態のテーブル部位の平面図。 本発明の実施例2の測定対象物を載置した状態のテーブル部位(断熱ガラス7を除く)の底面図。 本発明の実施例3のテーブル部位の断面図。 本発明の実施例4のテーブル部位の断面図。 本発明の実施例5のテーブル部位の断面図。 本発明の実施例6の測定対象物を載置した状態のテーブル部位の断面図。 本発明の実施例6の測定対象物を載置した状態の透明テーブルの底面図。 本発明の実施例7の測定対象物を載置した状態の断面図。 本発明の実施例7の測定対象物を載置した状態の透明テーブルの底面図。 本発明の実施例8の測定対象物を載置した状態の断面図。 本発明の実施例9のテーブル部位の断面図。
以下、本発明を実施するための最良の形態である実施例について説明する。但し、本発明をこれら実施例のみに限定する趣旨のものではない。また、後述する実施例の説明に当って、前述した実施例の同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図1〜図5に示す本発明の実施例1において、測定装置1は、
照射光2が透過する透明テーブル3と、
透明テーブル3の下面に設けた照射光2を反射する反射片4と、
透明テーブル3の上部に設けられた貫通開口5を有する照射光2を透過する透過性部材(ここでは「石英ガラス」)からなる位置決め枠6(ここでは「石英ガラス」)と、
貫通開口21を有する側壁枠11と、
断熱ガラス7と、
側壁枠11の上部に透明テーブル3を位置させ下部に断熱ガラス7を位置させて、該側壁枠11、該透明テーブル3と断熱ガラス7とを一体化させている4本のボルト17と、
透明テーブル3と断熱ガラス7の間で側壁枠11の内側に形成された空間部14と、
透明テーブル3の下方である断熱ガラス7の下側に設けられた、照射光2を上方に向けて照射する照射部8、該照射光2の反射光を検出する光検出部9とを有してなる照射検出ユニット10と、
センサ基準距離算出部12と、を備えた構成となっている。
断熱ガラス7の無い形態でもよい。
位置決め枠6は測定対象物Wをその内壁にあてた状態で位置決めするためのものであって、位置決め枠6の内側範囲が測定対象物Wの測定が可能な測定可能領域26に規定されている。
測定可能領域26の周囲で透明テーブル3の下面に、適当な隙間をあけて略等間隔で複数の反射片4が配列(ここでは22個)されてなる反射部27が設けられている
反射片4は微細粉末セラミック系製の耐熱塗料を塗布したものであるが、これに限定されず、例えば、良好な反射面(鏡面を除く)のプレート片を透明テーブル3の下面に当接した形態で設けたもの又は非当接で位置させ設けたものなどでもよい。
図1に破線で示す筐体19の上部に、該筐体19と側壁枠11とにより加熱炉18が形成されており、加熱炉18内の下部側に透明テーブル3が配置されている。加熱炉18の熱源は熱風を流し込む加熱形態、透明テーブル3の上面や下面に透明ヒータを設けて加熱する加熱形態、ハロゲンランプなどの輻射熱で加熱する加熱形態などがある。
加熱炉18の天井に断熱性の透明石英ガラスからなる天井窓20が設けられ、該天井窓20から光検出手段によって、中の測定対象物Wの挙動を計測したり観察したりできるようになっている。
透明テーブル3及び断熱ガラス7は耐熱性の石英ガラスからなっているが、テーブル上面を拭き取り清掃をしても該テーブル上面に汚れ等が残らない状態となる硬質透明面であれば石英ガラスや、一般的な透明ガラスに限定されず、例えば、透明プラスチックプレートの表面に硬質の透過膜を形成したものなどもよい。
照射検出ユニット10はX,Y軸方向に水平移動可能に構成されており、水平移動は制御部30によって制御されている。
測定対象物Wは、透明テーブル3の上面又は上方に測定対象物Wを位置する形態でセットする(ここでは、透明テーブル3の上面に載置して測定する)。
照射部8から照射された照射光2は測定対象物Wと反射片4で拡散反射され、測定対象物Wからの反射光である対象物反射光15及び反射片4からの反射光である反射部反射光16は光検出部9で検出され、その検出データ13はセンサ基準距離算出部12に送られる。
センサ基準距離算出部12は、光検出部9の基準面であるセンサ基準面DTから測定対象物Wの距離である対象物センサ基準距離zwとセンサ基準面DTから反射片4の距離である反射部センサ基準距離zhを算出する(図3の(a)図)。
センサ基準面DTは、照射検出ユニット10を制御する制御部30においてプログラムによって任意に決められた位置であり、値は0値(平坦度0値面)とされている。センサ基準面DTは「幾何公差の基準「データム」」である。
透明プレート3の上面の上方に測定対象物Wを位置(セット)する形態には、例えば、測定対象物Wの上部面を吸着する吸着部を有するアーム等による支持する形態などがある。
本実施例1においては、照射検出ユニット10の測定方法は位相シフト法である。
左右それぞれに位置するプロジェクタである照射部8、8から正弦波形(縞パターン)の照射光2が測定対象物W及び反射片4に投影され、その拡散反射光である対象物反射光15及び反射部反射光16が中央に位置するCMOSカメラからなる光検出部9で検出(撮像)され、その画像データである検出データ13は制御部30のセンサ基準距離算出部12に送られる。
CMOSカメラである光検出部9は、例えば2048×2048=419万画素(ピクセル)の解像度であり、対象物反射光15及び反射部反射光16を各画素(各位置(x、y))それぞれにおいて検出して検出データ13が作成される。反射片4と測定対象物Wが無い箇所は、照射光が透過等してしまうので光検出部9では検出不可となる。
反射部センサ基準距離zhは各反射片4毎に定められる代表値(代表点)であり、かかる代表値(代表点)は各反射片4内の複数の位置(x、y)のうちの最も低い位置(x、y)、最も高い位置(x、y)又は各位置(x、y)の平均値などにより定めることができ、このどれを採用するかをオペレータが選択できるようにしてもよいし、当初からいずれかに固定され自動的に特定するようにしてもよい。
照射検出ユニット10として、例えば、株式会社キーエンス製の「超高速・高容量マルチカメラ対応画像処理システムXG−8000シリーズXR−HT40MD」がある。これは、対象物(反射部、測定対象物)に対して、左右2つのプロジェクタからなる照射部から高速で投影される複数のストライプパターン(縞模様)を、中央のカメラからなる光検出部で撮影して3次元形状データを得るものである。
光検出部9の一回の検出視野域24の視野幅23は33.9mm×33.9mmであり、すべての反射片4を含めた測定可能域(光検出部9の水平移動範囲)を全域計測するには9回の検出(視野域24a〜視野域24iの検出)による9個の画像データの取得が必要であり、視野域24a〜視野域24iにまたがるような大きさの測定対象物Wの全体データを得るには、画像データ合成部25において9個の画像データを合成する(図4参照)。
<offset基準面の設定>
透明テーブル3の上面と下面はほぼ平行になるように作製される(ここでは、両面ともに平坦度3μm以下の互いに平行な面であることが好ましい)。但し、透明テーブル3はその自重によりミクロ単位では反りが生じ、実際の平坦度はこの反りの影響を受けた傾斜した値(平坦度が0値ではない)となる。この反り等の影響によって、透明テーブル3の下面に設けた反射片4の面は傾斜面となり、さらにそれぞれの反射片4の下面位置は同じではないので、プログラム上に作成される、例えば三か所の反射片を結ぶ三角平面は傾斜面(平坦度が0値ではない)となってしまう。よって、反射片4の測定データによるプログラム上の基準面等を特定するにあたって、プログラム上で傾きを補正して平坦度が0値の平面の基準面データにして、平坦度が0値の基準面からの測定対象物Wの浮き距離を取得できるようにする必要がある。基準面eh及びoffset基準面EFはプログラム上の仮想的な平面である。
制御部30には、基準面設定部31及びoffset部32が設けられている。
基準面設定部31において、反射部センサ基準距離zhを求め、これに基づいて基準面ehを作成する(図3の(a)図)。
基準面ehは、以下のように作成される。
手動操作によって又は自動的に選択された3つの反射片4の各代表値(代表点)を特定して、この3つの反射片4の各代表値(代表点)を結んで三角形面を作成する。次に、該三角形面の傾き(計算されたプログラム上の傾斜面)を平坦度0値の平面に補正し、この補正した平坦度0値の平面(計算されたプログラム上の平面)を全体の面位置としそれを基準面ehとする。
offset部32により、図3(b)に示すようなoffset基準面EFが設定される。offset基準面EFは、基準面ehから、例えば、透明テーブル3の厚さに相当する所定の指定された距離だけZ軸方向に離れた位置に設定される。
offset基準面EFは、透明テーブル3は透明であるため上面を検出することができないことから、offset基準面EFを透明テーブル3の上面近傍に設定して、これを透明テーブル3の上面と擬制して、offset基準面EFを基準とした測定対象物Wの位置を算出するものである。offset基準面EFの位置は、図3(b)の位置に限定されるものではなく、使用者の便宜に応じて適宜所望の位置に設定することが可能である。
また、透明テーブル3は自重による反りもあるので、それを勘案したoffset基準面EFの設定を自動的にないしオペレータの手動によって行うようにしてもよい。
図4に示すように、反射片4は測定可能領域26の周囲である位置決め枠6の真下位置のみであり、かつ、視野域は視野域24a〜視野域24iの9か所である。よって、視野域24a〜視野域24iに跨る大きさの測定対象物Wの測定においては、中央の視野域24eの測定(撮像・撮影・検出)は反射片4の画像の無い測定対象物Wのみの測定データとなり、視野域24b、視野域24f、視野域24h及び視野域24dにおいては直線上の2か所の反射片4のみの測定データとなる。
このような場合は、視野域24a〜24iの9か所をすべて測定してそのすべての測定データを記憶し視野域24a〜24iの測定データをディスプレイ上に表示し、ディスプレイ上に表示されている適当な3つの反射片4を手動又は自動により指定してその結線が描く三角形面位置を特定し該三角面位置を基準面ehとする。
制御部30には傾き補正部34が設けられていて、この傾き補正部34は基準面ehの傾きを0度(平坦度値が0値)とする傾き補正を行った後でoffset基準面EFを設定する。基準面ehでの傾き補正を行わずに、offset基準面EFにおいて平坦度を0値とする傾き補正を行うのもよい。
<浮き距離の算出>
制御部30には浮き距離算出部33が設けられている。
浮き距離算出部33は、センサ基準面DT(平坦度値が0値)からoffset基準面EF(平坦度値が0値)までの距離である基準距離ktを算出するとともに(図3の(b)図)、(対象物センサ基準距離zw−基準距離kt)の計算を行ってoffset基準面EF(平坦度値が0値)からの測定対象物Wの測定対象箇所mwの浮き距離UZを算出する(図3の(c)図)。
浮き距離UZは全ての各位置(x、y)において行われるか、指定された領域内の各位置(x、y)において行われる。測定目的によって、指定された領域内の各位置(x、y)の平均値、最も高い各位置(x、y)、最も低い各位置(x、y)を代表値として決定するなどを行う。
センサ基準面DT、基準面eh及びoffset基準面EFはプログラム上に作成される仮想的な平面である。
本実施例1は、測定方法を一例として位相シフト法による例を説明している。
位相シフト法(フェーズシフト,Phase shifting)は、プロジェクタを用いた3次元計測手法の一種であり、sin波を位相をずらしながら投影することで、測定対象物を3次元計測するものである。例えば、プロジェクタのX座標について考えると、投影パターンとして、プロジェクタのX方向に、適当な周期のサイン波パターンを作成し、それと同じ周期のサイン波を,位相を2/3π、−2/3πずらしたパターンをそれぞれ作成して、これらのパターンを投影しながら,カメラで撮影する。これらの撮影した画像の各ピクセル(各位置(x、y))の輝度値の変化から各ピクセルの位相を求めることにより、3次元計測が可能としている。
透明テーブル3の上面および下面は、少なくとも測定対象物の該上面への接触部位やピンセットなどの使用工具等よりも硬質であり、少なくても鏡面仕上げされたないし鏡面仕上げと同等の滑らかさであり、これによって、上面は測定対象物や工具等の擦れ等によって傷つくことが無く、汚れを拭き取り清掃しても傷つくことがなく、汚れを完全に除去することが可能である。このような透明テーブル本体は、例えば石英ガラスであるものが好ましい。
また、透明テーブル本体の上面に透過膜が形成されている該透過膜の上面が透明テーブル3の上面であるものは、該透過膜が測定対象物の該上面への接触部位やピンセットなどの使用工具よりも硬質であり、かつ、少なくとも鏡面仕上げされたないし鏡面仕上げと同等の滑らかさである。
本願発明における測定方法は位相シフト法に限定されるものではない。
3次元計測では、例えば、単眼視法、両眼視法、多眼視法、光レーダ法、光投影法、モアレ法、照度差ステレオ法があり、また、フォーカス変位センサ、ラインセンサ、1次元レーザ変位計、2次元レーザ変位計、光切断法などによる測定もあり、これらの測定方法によるものも本願発明の技術的範疇に含まれる。
光検出部9は、CMOSカメラに限定されるものではなく、例えば、CCDカメラ、ラインセンサカメラ(例えば「TDIカメラ」など。)、TOFカメラなど、多様な検出部が技術的範疇に含まれる。本願発明における反射片は拡散反射片に限定されるものではない。鏡面反射など(正反射片など)も本願発明の技術的範疇に含まれるものである。例えば、レーザ変位計によるものは鏡面を高精度測定するのに適している。
本実施例1では加熱炉18による加熱を行うものであるので、加熱炉18内に位置する透明テーブル3の上面は加熱温度に直接さらされることになるのであるが、反射片4は加熱炉外に位置する透明テーブル3の下面ないし下方に設けた構成であるので、透明テーブル3の断熱効果等によって反射片4は加熱炉18内の温度よりも低温での加熱影響となり、上面に設ける形態よりも加熱温度による影響が低減されるものである。加熱炉外に位置する透明テーブル3の下面は外気に触れるようにするのがよい。
本願発明は、加熱炉の無い構成の測定装置もその技術的範疇に含むものである。
図6に示す本発明の実施例2において前記実施例1と主に異なる点は、反射部27を、測定可能領域26の周囲の22個の反射片4に加えて、測定対象物Wの測定不要箇所WXの真下に当たる位置にさらに反射片4を3つ設けた形態とした点にある。より具体的には、反射片4の一部が測定対象物Wと位置決め枠6の内壁の間で、視野域24fと視野域24iに跨る形態で1か所、視野域24gと視野域24hに跨る形態で1か所に設けた点にある。
測定対象物Wは視野域24a〜24iに跨る大きさであり、反射片4を測定不要箇所WXの真下に当たる位置にも設けたことによって、全ての視野域の検出が3つ以上の反射片4を検出することになるので、全ての視野域毎に3つの反射片4を直線で結ぶ三角形平面を作成して各視野域の各基準面ehを作成することを可能としている。
図7に示す本発明の実施例3において前記実施例1と主に異なる点は、透明テーブル3の下面に開口を有する凹部35を測定可能領域26の周囲に複数設け、各凹部35内に反射片4を設けた点にある。
図8に示す本発明の実施例4において前記実施例1と主に異なる点は、
反射片4が接着性のある塗布部材であり、該反射片4の下に、位置決め枠6と略同形態の枠体36を反射片4によって接着固定形態で設けた点にある。
枠体36によって反射片4の下面が真っ平とされている。
枠体形態ではなく、石英ガラス片を一つ一つの反射片4に接着する形態もよい。
図9に示す本発明の実施例5において前記実施例1と主に異なる点は以下のようである。
<図(a)>
反射片4を透明テーブル3とは別体である透明プレート40の上面に設け、反射片4が透明テーブル3の下方側に位置するように、透明テーブル3の下方側にワッシャ41を挟んで透明プレート40を設けた点にある。
<図(b)>
反射片4を透明テーブル3とは別体である透明プレート40の上面に設け、透明テーブル3の下面に反射片4が接する形態で透明プレート40を該透明テーブル3の下側に設けた点にある。反射片4の上面は透明テーブル3の下面に接着固定形態とするのもよい。
<図(c)>
反射片4を透明テーブル3とは別体である透明プレート40の凹部42内に設け、透明プレート40を透明テーブル3の下側に接する形態で設け、反射片4を透明テーブル3の下方側に位置するように設けた点にある。
透明プレート40はボルト17によって着脱自在形態で透明テーブル3の下側に固定されていて、交換可能形態となっている。
図10、11に示す本発明の実施例6において前記実施例1と主に異なる点は、照射検出ユニット10が測定対象物Wを上方から検出するように透明テーブル3の上方に設けた形態とし、位置決め枠6を設けない構成とし、測定可能領域26を光検出部の検出視野域とし、反射部27を、反射片4が複数でありかつ該複数の反射片4が適当中だし隙間を開けて測定可能領域26の略全面を埋め尽くす配列形態ないし配散らす形態で設けてなる反射部27とした点にある。
「測定可能領域26の略全面を埋め尽くす配列形態ないし配散らす形態」には、測定可能領域26の範囲を超えて反射片4で埋め尽くす形態もよい。
側壁枠11が筐体19に固定され、透明テーブル3が側壁枠11上部にボルト17によって交換可能形態で固定されている。
照射光は透明テーブル3を透過し反射片4の上面に投影され、その反射部反射光が透明テーブル3を透過して照射検出ユニット10の光検出部で検出される。
図12、13に示す本発明の実施例7において前記実施例6と主に異なる点は、反射部27を、反射片4が1つでありかつ該1つの反射片4の大きさが測定可能領域26の大きさ超える大きさである反射部27とした点にある。反射部27の大きさを測定可能領域26と略同じ大きさとするのもよい。1つの反射片4片からなる反射部27には、透明テーブル3の全面を埋める形態もよい。
1つの反射片4片からなる反射部27の形態としては、例えば、反射部材で全面を塗りつぶす、一枚のシート部材やプレート部材からなる反射部材を張り付ける、透明テーブル3の下面に接触保持する、透明テーブル3の下側に位置させるなどがある。
図14に示す本発明の実施例8において前記実施例1と主に異なる点は、透明テーブル3には反射片4を設けない形態とし、下面に反射片4を複数設けた透明プレート40を側壁枠11の上部に載せ、その上に透明テーブル3を載せボルト17で固定した形態とした点にある。
反射片4の配列の異なる透明プレート40と差し替えての使用が容易に行える。
図15に示す本発明の実施例9において前記実施例1と主に異なる点は、測定対象物Wを上方から測定する照射検出ユニット10と同様の照射検出ユニット43を透明テーブル3の上方に設けた点にある。
測定対象物Wの上面の測定データと下面の測定データを同時に取得することができる。
照射検出ユニット43の検出データに基づく高さデータの基準位置は、高さの基準位置はoffset基準面EFとするのがよい。
本発明は、主に電子部品、電子部品用コネクター等を製造又は使用する産業で利用される。
DT:センサ基準面、
zw:対象物センサ基準距離、
zh:反射部センサ基準距離、
eh:基準面、
EF:offset基準面、
kt:基準距離、
mw:測定対象箇所、
UZ:浮き距離、
(x、y):各位置、
W:測定対象物、
WX:測定不要箇所
1:測定装置、
2:照射光、
3:透明テーブル、
4:反射部、
5:貫通開口、
6:位置決め枠、
7:断熱ガラス、
8:照射部、
9:光検出部、
10:照射検出ユニット、
11:側壁枠、
12:センサ距離算出部、
13:検出データ、
14:空間、
15:対象物反射光、
16:反射部反射光、
17:ボルト、
18:加熱炉、
19:筐体、
20:天井窓、
21:貫通開口、
23:視野幅、
24:測定視野域、
24a〜24i:視野域、
25:画像データ合成部、
26:測定可能領域、
27:反射部、
30:制御部、
31:基準面設定部、
32:offset部、
33:浮き距離算出部、
34:傾き補正部、
35:凹部、
36:枠体、
40:透明プレート、
41:ワッシャ、
42:凹部、
43:照射検出ユニット。

Claims (4)

  1. 照射部が照射する照射光が透過する透明テーブルの上面又は上方に測定対象物を位置させて、前記測定対象物からの前記照射光の反射光である対象物反射光を検出する光検出部を備えた測定装置において、
    前記透明テーブルの下面、該透明テーブルの下面に開口を有する凹部内又は該透明テーブルの下方側に、前記透明テーブルを透過した前記照射光を反射して前記光検出部が検出可能な反射部反射光が得られる1つの反射片又は複数の反射片からなる反射部を設けたことを特徴とする測定装置。
  2. 前記照射部及び前記光検出部が前記透明テーブルの下方に設けられ、
    前記反射部が、前記測定対象物の測定を可能としている測定可能領域の周囲に設けられた複数の前記反射片と、前記測定対象物の測定不要箇所の真下に当たる位置に設けられた前記反射片とかなるものであることを特徴とする請求項1記載の測定装置。
  3. 前記照射部及び前記光検出部が前記透明テーブルの上方に設けられ、
    前記反射部の前記反射片が1つでありかつ該1つの反射片の大きさが前記測定可能領域の大きさと略同じ大きさないし該測定可能領域を超える大きさであり、又は、前記反射部の前記反射片が複数でありかつ該複数の反射片が隙間を開けて前記測定可能領域の略全面を埋め尽くす配置形態で設けられてなることを特徴とする請求項1記載の測定装置。
  4. 前記測定対象物を加熱する加熱炉が設けられ、
    前記透明テーブルの上面は前記加熱炉内に位置し、
    前記透明テーブルの下面は前記加熱炉外に位置し、
    以上のように構成されてなることを特徴とする請求項1,2又は3記載の測定装置。
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