JP2021017486A - ゴム用添加剤 - Google Patents

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央帆 川原
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翔吾 亀ノ上
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Abstract

【課題】未加硫のゴム組成物の粘度を低減して加工を向上させることができるゴム用添加剤、及び加工性に優れたゴム組成物を提供する。【解決手段】下記化学式(1)で表される化合物を含有するゴム用添加剤。【化1】(式中、R1及びR2はそれぞれ炭素数1以上33以下の脂肪族炭化水素基であり、R1とR2の合計炭素数は2以上34以下であり、Xは単結合又は炭素数1以上5以下の脂肪族炭化水素基であり、Aは−O−CH2−CH(OH)−CH2OH又は−O−CH(−CH2−OH)2を表す。)【選択図】なし

Description

本発明は、ゴム用添加剤、及びゴム組成物に関する。
ゴムとは無定形かつ軟質の高分子物質のことであるが、特に天然ゴムや合成ゴムのような有機高分子を主成分とする、弾性限界が高く弾性率の低い材料、すなわち弾性ゴムを指すことが多い。この特性を利用して、ゴムを含有する組成物(ゴム組成物)はタイヤ、シール材や免震防振材など様々な分野で利用されている。
例えば車両用タイヤにおいては、ゴムの有するゴム弾性が、凹凸のある路面上を車両が走行する時に発生する衝撃を吸収し、車両の乗り心地をよくしたり、車両そのものへの衝撃をやわらげたりする役割を果たす。また、ゴムは水や空気を通しにくいため、タイヤの中にしっかりと空気を保持し、雨や雪にも耐えることができる。更にゴムは摩擦力が大きいことから、路面と接するタイヤの摩擦力も大きくなり、動力や制動力を速やかに路面に伝え、滑りにくくすることができる。
このようなゴムの特性を有効に生かし、更により好ましい性能を得るためにゴムには様々な添加剤が使用されている。例えば、タイヤ用ゴム組成物には、低発熱性、湿潤路面でのグリップ性などを向上させるための充填剤として、シリカが配合されることがある。しかし、シリカは、その表面官能基であるシラノール基の水素結合により粒子同士が凝集する傾向にあり、ゴム中へのシリカの分散を良くするためには混練時間を長くする必要がある。また、ゴム中へのシリカの分散が不十分なためゴム組成物のムーニー粘度が高くなり、押出しなどの加工性に劣る傾向がある。更に、シリカ粒子の表面が酸性であることから、加硫促進剤として使用される塩基性物質を吸着し、ゴム組成物の加硫が十分に行われず、貯蔵弾性率が期待されるほど上がらないことがあった。そのため、従来から、シリカ配合ゴム組成物における加工性等の改良が求められている。
例えば、特許文献1には、天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴムから選択される少なくとも一種のゴム成分に対して、シリカと、グリセリン脂肪酸エステル組成物とを配合してなるゴム組成物であって、グリセリン脂肪酸エステル組成物の配合量が、前記ゴム成分100質量部に対して0.5〜15質量部であり、前記脂肪酸の炭素数が8〜28であり、グリセリン脂肪酸エステル組成物が、グリセリン脂肪酸モノエステルとグリセリン脂肪酸ジエステルとを含み、グリセリン脂肪酸エステル組成物中、グリセリン脂肪酸モノエステル含有量が85質量%以下であるゴム組成物が開示されている。
特許文献2には、天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴムから選択される少なくとも一種のゴム成分に対して、白色充填剤と、所定のモノアルカノールアミドの少なくとも一種とを配合してなるゴム組成物が開示されている。
特許文献3には、天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴムに、カーボンブラック及び所定の3級アミンを配合してなり、3級アミンの配合量がゴム100重量部に対して1〜15重量部であるゴム組成物が開示されている。
国際公開第2014/098155号 国際公開第2012/070626号 特開2001−72801号公報
本発明は、未加硫のゴム組成物の粘度を低減して加工を向上させることができるゴム用添加剤、及び加工性に優れたゴム組成物を提供する。
本発明は、下記化学式(1)で表される化合物を含有するゴム用添加剤に関する。
Figure 2021017486
(式中、R及びRはそれぞれ炭素数1以上33以下の脂肪族炭化水素基であり、RとRの合計炭素数は2以上34以下であり、Xは単結合又は炭素数1以上5以下の脂肪族炭化水素基であり、Aは−O−CH−CH(OH)−CHOH又は−O−CH(−CH−OH)を表す。)
また、本発明は、ゴム、補強用充填剤、及び前記本発明のゴム用添加剤を含有する、ゴム組成物に関する。
本発明によれば、未加硫のゴム組成物の粘度を低減して加工を向上させることができるゴム用添加剤、及び加工性に優れたゴム組成物が提供される。
〔ゴム用添加剤〕
本発明のゴム用添加剤は、下記化学式(1)で表される化合物(以下、エーテルアルコールという)を含有する。
本発明では、これらの化合物が、ゴム組成物に通常配合されているシリカ等のフィラー表面に吸着してフィラーの分散性を向上させ、フィラーがゴム成分に対して滑性を付与することで、ゴム組成物の加工性が向上(ムーニー粘度が低下)するものと推察される。
Figure 2021017486
(式中、R及びRはそれぞれ炭素数1以上33以下の脂肪族炭化水素基であり、RとRの合計炭素数は2以上34以下であり、Xは単結合又は炭素数1以上5以下の脂肪族炭化水素基であり、Aは−O−CH−CH(OH)−CHOH又は−O−CH(−CH−OH)を表す。)
及びRはそれぞれ炭素数1以上33以下の脂肪族炭化水素基であり、好ましくは直鎖又は分岐アルキル基であり、より好ましくは直鎖アルキル基である。前記脂肪族炭化水素基は、本発明の効果を妨げない限り、ヒドロキシ基、ケトン基、カルボキシル基、アリール基、及びアルコキシ基等の置換基を有していてもよい。R及びRは、同じ脂肪族炭化水素基であってもよく、異なる脂肪族炭化水素基であってもよい。また、R及びRの置換基の数は、それぞれ、ゴムとの混合性の観点から、R及びRにおいて合計で、好ましくは5以下、より好ましくは3以下、更に好ましくは1以下、より更に好ましくは0である。
とRの合計炭素数は2以上34以下であり、ゴムとの混合性の観点から、好ましくは12以上、より好ましくは14以上であり、そして、好ましくは22以下、より好ましくは20以下、更に好ましくは18以下、より更に好ましくは16以下である。なお、R及びRの脂肪族炭化水素基が炭素を含む置換基を有する場合であって、化学式(1)のXから炭素以外の原子を介して結合している炭素原子、例えば「メトキシ基」の酸素原子を介して結合しているメチルの炭素原子は、RとRの合計炭素数に算入しない。
Xは単結合又は炭素数1以上5以下の脂肪族炭化水素基であり、ゴムとの混合性の観点から、好ましくは単結合又は炭素数1以上3以下の脂肪族炭化水素基、より好ましくは単結合又は炭素数1以上2以下の脂肪族炭化水素基、更に好ましくは単結合又は炭素数1の脂肪族炭化水素基、より更に好ましくは単結合である。
前記エーテルアルコールは、ゴムとの混合性の観点から、Xが単結合又は炭素数1以上3以下の脂肪族炭化水素基であり、RとRの合計炭素数が同じであり、かつRとRのそれぞれの炭素数が異なる2種以上の化合物を含むことが好ましい。
前記エーテルアルコールは、ゴムとの混合性の観点から、Xが単結合又は炭素数1以上2以下の脂肪族炭化水素基であり、RとRの合計炭素数が同じであり、かつRとRのそれぞれの炭素数が異なる2種以上の化合物を含むことがより好ましい。
前記エーテルアルコールは、ゴムとの混合性の観点から、Xが単結合又は炭素数1の脂肪族炭化水素基であり、RとRの合計炭素数が同じであり、かつRとRのそれぞれの炭素数が異なる2種以上の化合物を含むことが更に好ましい。
前記エーテルアルコールは、ゴムとの混合性の観点の観点から、Xが単結合であり、RとRの合計炭素数が同じであり、かつRとRのそれぞれの炭素数が異なる2種以上の化合物を含むことがより更に好ましい。
前記エーテルアルコールが、Xが単結合であり、RとRの合計炭素数が異なる2種以上の化合物を含有する場合、ゴムとの混合性の観点から、RとRの合計炭素数が14又は16である化合物の合計含有量は、エーテルアルコール中、好ましくは75質量%以上、より好ましくは85質量%以上、更に好ましくは95質量%以上、より更に好ましくは100質量%である。
前記Xが脂肪族炭化水素基である場合、ゴムとの混合性の観点から、好ましくは直鎖又は分岐アルキル基であり、より好ましくは直鎖アルキル基である。また、前記Xの脂肪族炭化水素基は、他に、アルキレン基(アルカンジイル基)のような二価の炭化水素基が挙げられる。
前記エーテルアルコールが、RとRのそれぞれの炭素数が異なる2種以上の化合物を含む場合、ゴムとの混合性の観点から、Rの炭素数が5以上かつRの炭素数が5以上の化合物の含有割合は、エーテルアルコール中、好ましくは10質量%以上、より好ましくは20質量%以上、更に好ましくは30質量%以上であり、好ましくは90質量%以下、より好ましくは80質量%以下、更に好ましくは70質量%以下である。Rの炭素数が5以上かつRの炭素数が5以上の化合物の含有割合は、例えばエーテルアルコールを、内部オレフィンを原料として製造する場合、原料の内部オレフィンの二重結合分布から推定することができる。
前記エーテルアルコールの融点は、ゴムとの混合性の観点から、好ましくは30℃以下、より好ましくは20℃以下、更に好ましくは10℃以下である。また、−200℃以上であってよい。
前記エーテルアルコールの製造方法は特に制限されず、例えば、内部オレフィン化合物の二重結合を過酸化水素、過ギ酸、過酢酸等の過酸化物により酸化して内部エポキシドを合成し、得られた内部エポキシドにグリセリンを反応させることにより製造することができる。なお、前記製造方法により得られる前記エーテルアルコールは、R又はRの炭素数が異なる複数の化合物の混合物である。また、前記製造方法により得られる生成物は、通常、Aが−O−CH−CH(OH)−CHOHであるエーテルアルコール(以下、エーテルアルコール1ともいう)と、Aが−O−CH(−CH−OH)であるエーテルアルコール(以下、エーテルアルコール2ともいう)の混合物である。
前記エーテルアルコールの製造に用いられるオレフィンは、内部オレフィンの他に、アルファ−オレフィンを含有していてもよい。その場合、オレフィン中に含まれるアルファ−オレフィンの含有量は、例えば、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、また、好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、更に好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.5質量%以下などである。
本発明のゴム用添加剤は、少なくとも1種の前記エーテルアルコールを含有する。
本発明のゴム用添加剤は、前記エーテルアルコール1の少なくとも1種と、前記エーテルアルコール2の少なくとも1種とを含有するものであってよい。
本発明のゴム用添加剤中の前記エーテルアルコールの総含有量は特に制限されないが、本発明の効果を得る観点から、好ましくは50質量%以上、より好ましくは60質量%以上、更に好ましくは70質量%以上、より更に好ましくは80質量%以上、より更に好ましくは90質量%以上である。また、本発明のゴム用添加剤中の前記エーテルアルコールの含有量の上限は100質量%である。すなわち、前記化合物をそのままゴム用添加剤として用いることもできる。
本発明のゴム用添加剤が、前記エーテルアルコール1と前記エーテルアルコール2を含有する場合、前記エーテルアルコール1の含有量は、補強用充填剤に対する高い吸着力を得る観点から、前記エーテルアルコール1と前記エーテルアルコール2の合計に対し、好ましくは1質量%以上、より好ましくは30質量%以上、更に好ましくは40質量%以上、より更に好ましくは50質量%以上であり、好ましくは99質量%以下、より好ましくは90質量%以下、更に好ましくは80質量%以下である。また、同様の観点から、好ましくは1〜99質量%、より好ましくは30〜99質量%、更に好ましくは40〜90質量%、より更に好ましくは50〜80質量%である。
本発明のゴム用添加剤は、エーテルアルコール1及びエーテルアルコール2以外に、例えば、硫黄等の加硫剤、酸化亜鉛等の加硫促進剤、軟化剤、ステアリン酸、老化防止剤、溶剤及び水等を、本発明の目的を損なわない範囲で含有してもよい。
〔ゴム組成物〕
本発明のゴム組成物は、ゴム、補強用充填剤、及び前記本発明のゴム用添加剤を含有する。
本発明のゴム組成物における前記ゴム用添加剤の含有量は、加工性の観点から、ゴム100質量部に対し、0.1質量部以上が好ましく、0.5質量部以上がより好ましく、1質量部以上が更に好ましく、2質量部以上がより更に好ましい。また、本発明のゴム組成物における前記ゴム用添加剤の含有量は、ゴム組成物の破壊特性の観点から、ゴム100質量部に対し、20質量部以下が好ましく、15質量部以下がより好ましく、10質量部以下が更に好ましく、8質量部以下がより更に好ましく、6質量部以下がより更に好ましい。
また、本発明のゴム組成物における前記エーテルアルコールの含有量は、加工性の観点から、ゴム100質量部に対し、0.1質量部以上が好ましく、0.5質量部以上がより好ましく、1質量部以上が更に好ましく、2質量部以上がより更に好ましい。また、本発明のゴム組成物における前記エーテルアルコールの含有量は、ゴム組成物の破壊特性の観点から、ゴム100質量部に対し、20質量部以下が好ましく、15質量部以下がより好ましく、10質量部以下が更に好ましく、8質量部以下がより更に好ましく、6質量部以下がより更に好ましい。
<ゴム>
本発明のゴム組成物に用いるゴムとしては、ジエン系ゴム、更に共役ジエン系ゴムが挙げられる。
ジエン系ゴムとしては、天然ゴム(NR)及び合成ジエン系ゴムからなる群から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。
合成ジエン系ゴムとして、具体的には、ポリブタジエンゴム(BR)、合成ポリイソプレンゴム(IR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、スチレン−イソプレン共重合体ゴム(SIR)等が挙げられる。
ゴム組成物のtanδを小さくして、例えば、タイヤに用いた際の転がり抵抗を低減する観点から、ジエン系ゴムは、スチレン−ブタジエン共重合体ゴムを含むことが好ましい。上記観点から、ジエン系ゴム中のスチレン−ブタジエン共重合体ゴムの含有量は、好ましくは50質量%以上、より好ましくは70質量%以上、更に好ましくは80質量%以上、より更に好ましくは90質量%以上である。また、当該含有量の上限は100質量%である。
これらジエン系ゴムは、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、使用するジエン系ゴムは、変性されていても、未変性であってもよい。
ゴム組成物中のゴムの含有量は、ゴム由来の物性を発現する観点から、好ましくは30質量%以上、より好ましくは40質量%以上、更に好ましくは50質量%以上である。また、好ましくは90質量%以下、より好ましくは80質量%以下、更に好ましくは70質量%以下である。
<補強用充填剤>
本発明のゴム組成物は、ゴムの機械的物性を補強し、所望の貯蔵弾性率及びtanδを示すゴム組成物を得る観点から、更に補強用充填剤を含有する。
本発明のゴム組成物に用いる補強用充填剤としては、例えば、カーボンブラックの他、後述する有機補強用充填剤や、無機補強用充填剤が挙げられる。これらの補強用充填剤は1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
カーボンブラックは、機械的物性等を向上させるものである限り、I吸着量、CTAB比表面積、N吸着量、DBP吸着量等の範囲を適宜選択した公知のカーボンブラックを使用することができる。カーボンブラックとしては特に限定されるものではなく、例えば、GPF、FEF、HAF、ISAF、SAFグレードのカーボンブラックが挙げられる。これらカーボンブラックは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
有機補強用充填剤の例としては、WO2006/069792号及びWO2006/069793号に記載されている有機官能化ポリビニル芳香族充填剤等が挙げられる。
無機補強用充填剤としては、例えば、シリカ、水酸化アルミニウム、クレー、タルク、炭酸カルシウム、及びゼオライトから選ばれる少なくとも1種が挙げられる。優れた貯蔵弾性率及びtanδを示すゴム組成物を得る観点からは、無機補強用充填剤は、好ましくはシリカ及び水酸化アルミニウムから選ばれる少なくとも1種であり、より好ましくはシリカである。
シリカとしては特に限定されるものではなく、例えば、湿式シリカ(含水ケイ酸)、乾式シリカ(無水ケイ酸)、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム等が挙げられ、これらの中でも、入手性の観点から、湿式シリカが好ましい。これらシリカは、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を併用してもよい。
ゴム組成物中の補強用充填剤の含有量は、補強性の観点から、ゴム100質量部に対し、1質量部以上が好ましく、5質量部以上がより好ましく、10質量部以上が更に好ましく、20質量部以上がより更に好ましく、30質量部以上がより更に好ましく、40質量部以上がより更に好ましい。また、ゴム組成物の加工性の観点から、ゴム組成物中の補強用充填剤の含有量は、ゴム100質量部に対し、120質量部以下が好ましく、100質量部以下がより好ましく、80質量部以下が更に好ましい。
<カップリング剤>
本発明のゴム組成物は、無機補強用充填剤の配合効果を向上させるために、更に、カップリング剤を含有することが好ましい。カップリング剤としては特に限定されるものではないが、無機補強用充填剤との反応性の観点からは、シランカップリング剤が好ましく、硫黄原子を含有するシランカップリング剤がより好ましい。
硫黄原子を含有するシランカップリング剤としては、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)トリスルフィド、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、ビス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)テトラスルフィド、3−メルカプトプロピルジメトキシメチルシラン、ジメトキシメチルシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルテトラスルフィド、ジメトキシメチルシリルプロピルベンゾチアゾリルテトラスルフィド等が挙げられる。これらカップリング剤は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記の中でも、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィドが好ましい。
ゴム組成物におけるカップリング剤の配合量は、補強性の観点から、無機補強用充填剤100質量部に対して、1質量部以上が好ましく、3質量部以上がより好ましく、5質量部以上が更に好ましい。また、カップリング反応に寄与しない成分を低減する観点から、25質量部以下が好ましく、20質量部以下がより好ましく、15質量部以下が更に好ましい。
<その他の成分>
本発明のゴム組成物には、前記ゴム用添加剤、ゴム、補強用充填剤、カップリング剤の他、ゴム組成物として通常使用される配合剤、例えば、硫黄等の加硫剤、酸化亜鉛等の加硫促進剤、軟化剤、ステアリン酸、老化防止剤等を、本発明の目的を損なわない範囲で適宜選択して配合してもよい。これらの成分としては、市販品を好適に使用することができる。
<ゴム組成物の製造方法>
本発明のゴム組成物の製造方法は特に限定されない。例えば、バンバリーミキサー、ロール、インテンシブミキサー等の混練機を用いて、ゴム組成物に含有される各成分を配合し、混合することができる。
ゴム組成物の製造時に加硫が起こるのを抑制し、製造時のハンドリング性を向上させる観点からは、ゴム組成物に含有される各成分のうち、加硫剤及び加硫促進剤を除く成分を予め配合して混合し(第1混練工程)、次いで、加硫剤及び加硫促進剤を配合して混合する(第2混練工程)方法によりゴム組成物を製造することが好ましい。この方法により、第1混練工程を高温条件下で行っても加硫が起こることがないので、本発明のゴム組成物を生産性よく製造することができる。
第1混練工程における混合温度は、各成分の熱分解を抑制する観点からは、最高温度が好ましくは250℃以下、より好ましくは200℃以下、更に好ましくは180℃以下となる範囲である。また生産性の観点からは、第1混練工程における混合温度は、好ましくは100℃以上、より好ましくは120℃以上、更に好ましくは140℃以上である。
第2混練工程における混合温度は、混合時の加硫発生を抑制する観点から、最高温度が好ましくは150℃以下、より好ましくは130℃以下となる範囲である。また生産性の観点からは、第2混練工程における混合温度は、好ましくは80℃以上、より好ましくは100℃以上である。
本発明のゴム組成物は、特に、タイヤに使用することでその効果を発現することができる。すなわち本発明のゴム組成物はタイヤ、又はタイヤの部材として用いることができる。タイヤ部材としては、トレッドやトレッドベースに好適に用いられる。本発明により、本発明のゴム組成物を用いたタイヤが提供できる。
空気入りタイヤは、本発明のゴム組成物を用いて通常の方法によって製造される。すなわち、本発明のゴム組成物が未加硫の段階で、例えばトレッド用部材に押出し加工され、タイヤ成形機上で通常の方法により貼り付け成形され、生タイヤが成形される。この生タイヤを加硫機中で加熱加圧して、タイヤが得られる。
<内部オレフィンの二重結合位置の測定方法>
エポキシドグリセリン開環体の原料化合物として作製した内部オレフィンの二重結合位置は、ガスクロマトグラフィー(以下、GCと省略)により測定した。具体的には、オレフィンに対しジメチルジスルフィドを反応させることでジチオ化誘導体とした後、各成分をGCで分離した。それぞれのピーク面積より内部オレフィンの二重結合位置を求めた。なお、測定に使用した装置及び分析条件は次の通りである。
GC装置:商品名HP6890(HEWLETT PACKARD社製)
カラム:商品名Ultra−Alloy−1HTキャピラリーカラム30m×250μm×0.15μm(フロンティア・ラボ株式会社製)
検出器:水素炎イオン検出器(FID)
インジェクション温度:300℃
ディテクター温度:350℃
オーブン:60℃(0min.)→2℃/min.→225℃→20℃/min.→350℃→350℃(5.2min.)
<構造異性体の含有量比の測定方法>
実施例及び比較例で製造したエポキシドグリセリン開環体0.05g、トリフルオロ酢酸無水物0.2g、重クロロホルム1gを混合し、H−NMRにて測定を行った。測定条件は以下のとおりである。
核磁気共鳴装置:Agilent 400−MR DD2、アジレント・テクノロジー株式会社製
観測範囲:6410.3Hz
データポイント:65536
測定モード:Presat
パルス幅:45°
パルス遅延時間:10sec
積算回数:128回
<内部エポキシドとグリセリンの反応物(添加剤)の融点の測定>
高感度型示差走査熱量計(株式会社日立ハイテクサイエンス製、商品名:DSC7000X)を使用し、70μLパンに各添加剤を入れ、−60℃から80℃まで2℃/minで昇温し、昇温時間に対する示差熱電極で検出する温度差の最大ピーク時の温度を融点とした。
<内部オレフィンの製造>
製造例A1
(炭素数16の内部オレフィン(C16内部オレフィン)の製造)
撹拌装置付きフラスコに1−ヘキサデカノール(製品名:カルコール6098、花王株式会社製)7000g(28.9モル)、固体酸触媒としてγ−アルミナ(STREMChemicals,Inc社)700g(原料アルコールに対して10wt%)を仕込み、撹拌下、280℃にて系内に窒素(7000mL/分)を流通させながら32時間反応を行った。反応終了後のアルコール転化率は100%、C16オレフィン純度は99.6%であった。得られた粗C16内部オレフィンを蒸留器に移し、136〜160℃/4.0mmHgで蒸留することでオレフィン純度100%のC16内部オレフィンを得た。得られたC16内部オレフィンの二重結合分布はC1位0.2%、C2位15.8%、C3位14.5%、C4位15.7%、C5位17.3%、C6位16.5%、C7位、8位の合計が20.0%であった。
製造例A2
(炭素数18の内部オレフィン(C18内部オレフィン)の製造)
撹拌装置付き反応器に1−オクタデカノール(製品名:カルコール8098、花王株式会社製)800kg(3.0キロモル)、固体酸触媒として活性アルミナGP−20(水澤化学工業株式会社)80kg(原料アルコールに対して10wt%)を仕込み、撹拌下、280℃にて系内に窒素(15L/分)を流通させながら16時間反応を行った。反応終了後のアルコール転化率は100%、C18オレフィン純度は98.7%であった。得られた粗C18内部オレフィンを蒸留器に移し、163〜190℃/4.6mmHgで蒸留することでオレフィン純度100%のC18内部オレフィンを得た。得られたC18内部オレフィンの二重結合分布はC1位0.3%、C2位13.3%、C3位12.6%、C4位13.9%、C5位14.8%、C6位13.7%、C7位12.6、C8位、9位の合計が18.8%であった。
<内部エポキシドの製造>
製造例B1
(炭素数16の内部エポキシド(C16内部エポキシド)の製造)
撹拌装置付きフラスコに製造例A1で得たC16内部オレフィン(800g、3.56モル)、酢酸(富士フイルム和光純薬株式会社製)107g(1.78モル)、硫酸(富士フイルム和光純薬株式会社製)15.6g(0.15モル)、35%過酸化水素(富士フイルム和光純薬株式会社製)415.7g(4.28モル)、硫酸ナトリウム(富士フイルム和光純薬株式会社製)25.3g(0.18モル)を仕込み、50℃で4時間反応した。その後、70℃に昇温し更に2時間反応を行った。反応後、分層して水層を抜出し、油層をイオン交換水、飽和炭酸ナトリウム水溶液(富士フイルム和光純薬株式会社製)、飽和亜硫酸ナトリウム水溶液(富士フイルム和光純薬株式会社製)、1%食塩水(富士フイルム和光純薬株式会社製)にて洗浄を行いエバポレーターにて濃縮し、C16内部エポキシドを820g得た。
製造例B2
(炭素数18の内部エポキシド(C18内部エポキシド)の製造)
撹拌装置付きフラスコに製造例A2で得たC18内部オレフィン(595g、2.38モル)、酢酸(富士フイルム和光純薬株式会社製)71.7g(1.20モル)、硫酸(富士フイルム和光純薬株式会社製)9.8g(0.10モル)、35%過酸化水素(富士フイルム和光純薬株式会社製)324g(4.00モル)を仕込み、50℃で4時間反応した。その後、80℃に昇温し更に5時間反応を行った。反応後、分層して水層を抜出し、油層をイオン交換水、飽和炭酸ナトリウム水溶液(富士フイルム和光純薬株式会社製)、飽和亜硫酸ナトリウム水溶液(富士フイルム和光純薬株式会社製)、イオン交換水にて洗浄を行いエバポレーターにて濃縮し、C18内部エポキシドを629g得た。
<内部エポキシドとグリセリンの反応物の製造>
製造例(I)
〔添加剤1[C16内部エポキシドとグリセリンの反応物(炭素数16内部エポキシドグリセリン開環体)]の製造〕
撹拌装置付きフラスコにグリセリン(富士フイルム和光純薬株式会社製)2298g(25.0モル)、98%硫酸(富士フイルム和光純薬株式会社製)0.122g(1.25ミリモル)を仕込み130℃に昇温した。その後、製造例B1で得たC16内部エポキシド300g(1.25モル)を1時間かけ滴下した後、130℃/8時間反応を行った。この反応により得られた液にヘキサンを加えイオン交換水にて水洗を行った後、エバポレーターにて減圧濃縮を行い、融点が−18℃の炭素数16内部エポキシドグリセリン開環体(添加剤1)400gを得た。得られた添加剤1は、前記化学式(1)において、R及びRはぞれぞれ炭素数1〜13のアルキル基を含み、RとRの合計炭素数が14、Xが単結合であり、Aが−O−CH−CH(OH)−CHOHであるエーテルアルコール1を73質量%、Aが−O−CH(−CH−OH)であるエーテルアルコール2を27質量%含んでいた。また、Rの炭素数が5以上かつRの炭素数が5以上の化合物の含有割合が、原料に用いた内部オレフィンの二重結合分布から37質量%と推定された。
製造例(II)
〔添加剤2[C18内部エポキシドとグリセリンの反応物(炭素数18内部エポキシドグリセリン開環体)]の製造〕
製造例B1で得たC16内部エポキシド1.25モルに代えて、製造例B2で得たC18内部エポキシド1.25モルを用いた以外は、実施例1と同様の製造方法で、融点が1℃の炭素数18内部エポキシドグリセリン開環体(添加剤2)を得た。得られた添加剤2は、前記化学式(1)において、R及びRはぞれぞれ炭素数1〜15のアルキル基を含み、RとRの合計炭素数が16、Xが単結合であり、Aが−O−CH−CH(OH)−CHOHであるエーテルアルコール1を72質量%、Aが−O−CH(−CH−OH)であるエーテルアルコール2を28質量%含んでいた。また、Rの炭素数が5以上かつRの炭素数が5以上の化合物の含有割合が、原料に用いた内部オレフィンの二重結合分布から45質量%と推定された。
製造例C
〔グリセリン脂肪酸エステル2の製造〕
攪拌機、脱水管−冷却管、温度計、窒素導入管付きの1L四ツ口フラスコに、グリセリン450g、ステアリン酸[花王株式会社製、ルナックS−98]694gを入れ[グリセリン/脂肪酸(モル比)=2.0]、少量の水に溶解させた水酸化ナトリウムをナトリウムとして10ppm添加し、窒素を液上空間部に100mL/分流しながら400r/minで撹拌下、約1.5時間かけて240℃まで昇温した。240℃に達した後、酸成分をフラスコに環流させながら脱水し、その温度で4時間反応させた。
続いて反応混合物を170℃まで冷却し、そのままグリセリンを圧力2.7kPa以下で減圧留去し、さらに150℃、2kPaで2時間水蒸気を供給した後、ゼータプラス30S(キュノ(株)製)を用いて加圧で吸着濾過して、モノグリセライド含有組成物を得た。
<ゴム組成物の調製及び評価>
表に示す配合処方で、通常のバンバリーミキサーを用いて、第1混練工程、第2混練工程の順に混練を行って、ゴム組成物を調製した。表の成分のうち、酸化亜鉛、硫黄、加硫促進剤1、2以外の成分を第1混練工程で混練し、酸化亜鉛、硫黄、加硫促進剤1、2を第2混練工程で混練した。なお、第1混練工程におけるゴム組成物の最高温度は150℃とし、第2混練工程におけるゴム組成物の最高温度は110℃とした。
得られたゴム組成物に対して、ムーニー粘度(未加硫ゴム粘度)を、JIS K 6300−1:2001)に従って測定した。ムーニー粘度は、値が小さいほど加工性が良好であることを示す。表では添加剤を未添加の比較例1のムーニー粘度を100とする相対値で加工性を示した。
Figure 2021017486
表に示す各成分の詳細は以下のとおりである。
・ゴム:スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、日本ゼオン株式会社製、乳化重合SBR、商品名「Nipol 1502」
・カーボンブラック:東海カーボン株式会社製、商品名「シースト3(HAF)」
・シリカ:東ソー・シリカ社製、商品名「Nipsil AQ」
・シランカップリング剤:ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、エボニック社製、商品名「Si69」
・ステアリン酸:花王株式会社製、商品名「ルナックS70−V」
・老化防止剤:東京化成工業株式会社製、N−(1,3−ジメチルブチル)−N‘−フェニル−1,4−フェニレンジアミン
・オイル:日本サン石油株式会社製、サンセン 410
・ゴム用添加剤1:製造例(I)で製造した炭素数16内部エポキシドグリセリン開環体
・ゴム用添加剤2:製造例(II)で製造した炭素数18内部エポキシドグリセリン開環体
・ジメチルステアリルアミン:花王株式会社製、商品名「ファーミンDM8098」
・グリセリン脂肪酸エステル1:分子蒸留モノグリセライド、花王株式会社製、商品名「エキセルV95」
・グリセリン脂肪酸エステル2:製造例Cで得られたモノグリセライド含有組成物
・アルキルアルカノールアミド:花王株式会社製、商品名「アミノーン C−01」、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド
・酸化亜鉛:富士フイルム和光純薬株式会社製
・硫黄:富士フイルム和光純薬株式会社製
・加硫促進剤1:富士フイルム和光純薬株式会社製、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド
・加硫促進剤2:富士フイルム和光純薬株式会社製、1,3−ジフェニルグアニジン

Claims (7)

  1. 下記化学式(1)で表される化合物を含有するゴム用添加剤。
    Figure 2021017486

    (式中、R及びRはそれぞれ炭素数1以上33以下の脂肪族炭化水素基であり、RとRの合計炭素数は2以上34以下であり、Xは単結合又は炭素数1以上5以下の脂肪族炭化水素基であり、Aは−O−CH−CH(OH)−CHOH又は−O−CH(−CH−OH)を表す。)
  2. 前記化学式(1)で表される化合物においてXが単結合である、請求項1に記載のゴム用添加剤。
  3. 前記化学式(1)中のAが−O−CH−CH(OH)−CHOHである化合物(以下、エーテルアルコール1という)と、前記化学式(1)中のAが−O−CH(−CH−OH)である化合物(以下、エーテルアルコール2という)とを含有し、エーテルアルコール1の含有量が、エーテルアルコール1とエーテルアルコール2の合計に対し、1質量%以上99質量%以下である、請求項1又は2に記載のゴム用添加剤。
  4. ゴム、補強用充填剤、及び請求項1〜3のいずれかに記載のゴム用添加剤を含有する、ゴム組成物。
  5. ゴム用添加剤の含有量が、ゴム100質量部に対して、0.1質量部以上20質量部以下である、請求項4に記載のゴム組成物。
  6. 補強用充填剤がシリカを含む、請求項4又は5に記載のゴム組成物。
  7. ゴムが、共役ジエン系ゴムである、請求項4〜6のいずれかに記載のゴム組成物。
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