JP2021017204A - サスペンション装置 - Google Patents

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真一 濱本
Shinichi Hamamoto
真一 濱本
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【課題】熟練作業者でなくても簡便にスラストワッシャを位置決めしてシャックルのピン穴に対し同心状に配置し得るサスペンション装置を提供する。【解決手段】シャックル11の上下部におけるスラストワッシャ16,17が配置される領域に、該各スラストワッシャ16,17の半周未満の範囲における少なくとも二箇所で当接し且つその当接状態で前記シャックル11におけるスプリングピン12,13を通すためのピン穴20,21に対しスプリングピン12,13が同心状に配置されるように段差部22,23を形成する。【選択図】図2

Description

本発明は、サスペンション装置に関するものである。
アクスルをフレームに懸架する為に用いられるサスペンション装置には、各種の形式を採用したものがあるが、それらのうちで複数枚の板ばねを積層して成るリーフスプリングを用いたサスペンション装置は、構造が簡単でコストが安く済む上に強度が大きくて耐久性も高いという特徴を有しており、従来よりトラック等の車両に広く用いられている。
図3はリーフスプリングを用いたリーフスプリング式のサスペンション装置の一例を示すもので、図中1は車両前後方向に延びてシャシフレームの一部を成す左右一対のサイドレール、2はサイドレール1に沿って配置されているリーフスプリング、3はビーム材から成るアクスルを示しており、リーフスプリング2は、複数の板ばねピース2aで構成され、該各板ばねピース2aは、リーフスプリング2の中央部を挿通するセンターボルト4によって束ねられている。
前記アクスル3は、一対のリーフスプリング2と当接する一対の取付座面3aを車体左右方向両側に備え、該取付座面3aをリーフスプリング2の長手方向中間部の底面に当接した状態でUボルト5を介しリーフスプリング2に担持されるようになっている。
ここで、前記リーフスプリング2を構成する一部の板ばねピース2aは、前端部が上向きに巻かれてアイ6として形成されており、該アイ6がサイドレール1側のフロントブラケット7に装備されたスプリングピン8に対し回動自在に軸支されるようになっている一方、一部の板ばねピース2aの後端部は、前端部側と同様に上向きに巻かれてアイ9として形成されており、サイドレール1側のリヤブラケット10にスプリングピン12を介し揺動自在に装備されたシャックル11下部のスプリングピン13に対し回動自在に軸支されるようになっていて、リーフスプリング2が弓状に撓むことによる前後方向の伸び縮みが前記シャックル11の揺動により吸収されるようにしてある。
より具体的には、図4に図3のIV−IV矢視の断面図を示す通り、前記シャックル11は、その上下部が車幅方向に一対の壁部が対峙するよう二股状に形成されたH形断面を成しており、前記シャックル11上部の各壁部間に挟まれた前記リヤブラケット10下部の軸受部10aにブッシュ14(例えば銅製のメタルブッシュ等)が嵌装され、該ブッシュ14内にスプリングピン12が挿通されて両端部を前記シャックル11上部の各壁部により軸支されており、また、一部の板ばねピース2aの後端部にあるアイ9に前記と同様のブッシュ15が嵌装され、該ブッシュ15内にスプリングピン13が挿通されて両端部を前記シャックル11下部の各壁部により軸支されるようになっている。
この際、前記リヤブラケット10下部の軸受部10a及びブッシュ14の両端面や、前記アイ9及びブッシュ15の両端面と、これら両端面に対向する前記シャックル11側の各壁部の端面との間には、スラストワッシャ16,17が介装されるようになっていて、相互端面間のガタ吸収や摩耗防止が図られるようにしてある。
尚、前記リーフスプリング2によりUボルト5を介してアクスル3が担持されている箇所には、ブラケット18も一緒にUボルト5で固定されており、このブラケット18の先端部と、その直上のサイドレール1との間がショックアブソーバ19により連結されている(図3参照)。
また、この種のサスペンション装置に関連する先行技術文献情報としては下記の特許文献1等がある。
特開2004−314669号公報
しかしながら、斯かる従来構造においては、スプリングピン12,13をブッシュ14,15に挿通するにあたり、スラストワッシャ16,17を前記シャックル11におけるスプリングピン12,13を通すためのピン穴20,21(図4参照)に対し同心状に配置(センタリング)する必要があるが、これまでスラストワッシャ16,17が前記ピン穴20,21に対し同心状に配置されているか否かを確認する術がなく、熟練作業者の勘を頼りにスラストワッシャ16,17の位置合わせをしているのが実情であったため、スラストワッシャ16,17のセンタリングが上手くいかないことでスプリングピン12,13がブッシュ14,15に通し難くなる場合があり、特に重量物であるリーフスプリング2をリフトアップしながらスラストワッシャ16を位置合わせしてスプリングピン13を通す作業は極めて大きな労力負担を伴うものとなっている。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、熟練作業者でなくても簡便にスラストワッシャを位置決めしてシャックルのピン穴に対し同心状に配置し得るサスペンション装置を提供することを目的とする。
本発明は、サイドレールのアクスルを挟んだ前後位置にフロントブラケットとリヤブラケットとを配置し、リーフスプリングの前端部をフロントブラケットに枢着し且つ後端部を前後に揺動自在なシャックルを介してリヤブラケットに枢着したサスペンション装置であって、リヤブラケット側に嵌装された第一のブッシュ内に第一のスプリングピンが挿通されて両端部を前記シャックル上部により第一のスラストワッシャを介し軸支されていると共に、リーフスプリングの後端部に形成したアイに嵌装された第二のブッシュ内に第二のスプリングピンが挿通されて両端部を前記シャックル下部により第二のスラストワッシャを介して軸支されており、前記シャックルの上下部における第一及び第二のスラストワッシャが配置される領域に、該各スラストワッシャの半周未満の範囲における少なくとも二箇所で当接し且つその当接状態で前記シャックルにおける第一及び第二のスプリングピンを通すためのピン穴に対し第一及び第二のスラストワッシャが同心状に配置されるように段差部が形成されていることを特徴とするものである。
而して、このようにすれば、第一及び第二のスラストワッシャを配置するにあたり、該各スラストワッシャをシャックル側の段差部に押し付けるように当接させると、前記各スラストワッシャの半周未満の範囲における少なくとも二箇所が段差部に当接して位置決めが成され、これにより前記各スラストワッシャが前記シャックルの各ピン穴に対し同心状に配置されることになるので、第一及び第二のスプリングピンを第一及び第二のブッシュ内に支障なく挿通させることが可能となる。
また、本発明をより具体的に実施するにあたり、シャックルは、その上下部が車幅方向に一対の壁部が対峙するよう二股状に形成されたH形断面を成し、前記シャックルの上下部における各壁部間で第一及び第二のスプリングピンの両端部が夫々軸支され、前記シャックルの上下部における各壁部の互いに対向する端面に段差部が形成されていると良く、更には、シャックルの上下部に、該シャックルの中間部に向けて閉じるV字状の加工ラインに対し少なくとも二箇所で沿うように段差部が形成されていることが好ましい。
上記した本発明のサスペンション装置によれば、熟練作業者でなくても簡便にスラストワッシャを位置決めしてシャックルのピン穴に対し同心状に配置することができるので、スプリングピンの挿入作業にかかる労力負担を従来より著しく軽減することができ、リーフスプリングの組み付け作業性の大幅な向上を図ることができるという優れた効果を奏し得る。
本発明を実施する形態の一例を示す断面図である。 図1のII−II方向から見たシャックルに関する矢視図である。 従来例の全体構成を示す側面図である。 図3のIV−IV矢視の断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1及び図2は本発明を実施する形態の一例を示すもので、図3及び図4と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、本形態例においても、サイドレール1のアクスル3を挟んだ前後位置にフロントブラケット7とリヤブラケット10とを配置し、リーフスプリング2の前端部をフロントブラケット7に枢着し且つ後端部を前後に揺動自在なシャックル11を介してリヤブラケット10に枢着した形式のサスペンション装置となっている。
そして、図3及び図4で説明した従来例の場合と同様に、前記シャックル11は、その上下部が車幅方向に一対の壁部が対峙するよう二股状に形成されたH形断面を成しており、シャックル11上部の各壁部間に挟まれた前記リヤブラケット10下部の軸受部10aにブッシュ14(第一のブッシュ)が嵌装され、該ブッシュ14内にスプリングピン12(第一のスプリングピン)が挿通されて両端部を前記シャックル11上部の各壁部により軸支されていると共に、前記リヤブラケット10下部の軸受部10a及びブッシュ14の両端面と、該両端面に対向する前記シャックル11上部の各壁部の端面との間にスラストワッシャ16(第一のスラストワッシャ)が介装されている。
また、一部の板ばねピース2aの後端部にあるアイ9に前記同様のブッシュ15(第二のブッシュ)が嵌装され、該ブッシュ15内にスプリングピン13(第二のスプリングピン)が挿通されて両端部を前記シャックル11下部の各壁部により軸支されていると共に、前記アイ9及びブッシュ15の両端面と、該両端面に対向する前記シャックル11下部の各壁部の端面との間にスラストワッシャ17(第二のスラストワッシャ)が介装されている。
ただし、前記シャックル11の上下部におけるスラストワッシャ16,17が配置される領域、即ち、前記シャックル11の上下部における各壁部の互いに対向する端面には、前記各スラストワッシャ16,17の半周未満の範囲における少なくとも二箇所で当接し且つその当接状態で前記シャックル11におけるスプリングピン12,13を通すためのピン穴20,21に対し前記各スラストワッシャ16,17が同心状に配置されるよう段差部22,23が形成されている。
ここに図示している例の場合、前記段差部22,23は、前記シャックル11の中間部に向けて閉じるV字状の加工ラインA,Bに対し少なくとも二箇所で沿うような段差部22,23として形成されており、これら段差部22,23は、図2中にクロスハッチで示す領域を一段下がりの切削面として加工することで未加工領域との境界に形成されるようにしてある。
而して、シャックル11の上下部にスラストワッシャ16,17を夫々配置するにあたり、該各スラストワッシャ16,17をシャックル11側の段差部22,23に押し付けるように当接させると、前記各スラストワッシャ16,17の半周未満の範囲における少なくとも二箇所が段差部22,23に当接して位置決めが成され、これにより前記各スラストワッシャ16,17が前記シャックル11の各ピン穴20,21に対し同心状に配置されることになるので、各スプリングピン12,13をブッシュ14,15内に支障なく挿通させることが可能となる。
従って、上記形態例によれば、熟練作業者でなくても簡便にスラストワッシャ16,17を位置決めしてシャックル11のピン穴20,21に対し同心状に配置することができるので、スプリングピン12,13の挿入作業にかかる労力負担を従来より著しく軽減することができ、リーフスプリング2の組み付け作業性の大幅な向上を図ることができる。
尚、本発明のサスペンション装置は、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 サイドレール
2 リーフスプリング
3 アクスル
7 フロントブラケット
9 アイ
10 リヤブラケット
11 シャックル
12 スプリングピン(第一のスプリングピン)
13 スプリングピン(第二のスプリングピン)
14 ブッシュ(第一のブッシュ)
15 ブッシュ(第二のブッシュ)
16 スラストワッシャ(第一のスラストワッシャ)
17 スラストワッシャ(第二のスラストワッシャ)
20 ピン穴
21 ピン穴
22 段差部
23 段差部
A,B 加工ライン

Claims (3)

  1. サイドレールのアクスルを挟んだ前後位置にフロントブラケットとリヤブラケットとを配置し、リーフスプリングの前端部をフロントブラケットに枢着し且つ後端部を前後に揺動自在なシャックルを介してリヤブラケットに枢着したサスペンション装置であって、リヤブラケット側に嵌装された第一のブッシュ内に第一のスプリングピンが挿通されて両端部を前記シャックル上部により第一のスラストワッシャを介し軸支されていると共に、リーフスプリングの後端部に形成したアイに嵌装された第二のブッシュ内に第二のスプリングピンが挿通されて両端部を前記シャックル下部により第二のスラストワッシャを介して軸支されており、前記シャックルの上下部における第一及び第二のスラストワッシャが配置される領域に、該各スラストワッシャの半周未満の範囲における少なくとも二箇所で当接し且つその当接状態で前記シャックルにおける第一及び第二のスプリングピンを通すためのピン穴に対し第一及び第二のスラストワッシャが同心状に配置されるように段差部が形成されていることを特徴とするサスペンション装置。
  2. シャックルは、その上下部が車幅方向に一対の壁部が対峙するよう二股状に形成されたH形断面を成し、前記シャックルの上下部における各壁部間で第一及び第二のスプリングピンの両端部が夫々軸支され、前記シャックルの上下部における各壁部の互いに対向する端面に段差部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のサスペンション装置。
  3. シャックルの上下部に、該シャックルの中間部に向けて閉じるV字状の加工ラインに対し少なくとも二箇所で沿うように段差部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のサスペンション装置。
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