JP2021015578A - 物品管理システムおよび物品管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】病院自身がSPDを行う場合に効率的に物品管理を行うことができるようにする。【解決手段】一実施形態に係る物品管理システムは、物品を消費する際に当該物品から取り外されたカードから、カードデータを読み取る第1の読取装置と、第1の読取装置と通信可能であって、第1の読取装置に読み取られたカードデータを基に、消費された物品を補充するための処理を実行するサーバと、サーバによって実行される処理に基づいて入荷された物品である補充物品に表示されるコード情報を読み取る第2の読取装置と、補充物品に取り付けるカードとして、消費された物品から取り外されたカードの無線通信媒体に記憶されるカードデータの少なくとも一部を、第2の読取装置によって読み取られたコード情報に含まれるデータに書き換えるか、新たなカードを発行するカード発行装置と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、病院内で消費される物品を管理する物品管理システムおよび物品管理方法に関する。
従来、病院内の医療材料管理システムとしてSPDが知られている。SPDは、供給(Supply)、加工(Processing)、分配(Distribution)の略であり、医療現場の要望に応じて医療材料の物流管理を的確に行うことで、医療材料の死蔵・過剰在庫の解消、請求・発注業務の軽減、保険請求漏れを防止すること等を目的としたシステムである。
他方、医療材料にデータカードを貼り付けて管理することが知られている(特許文献1)。
特開平10−10978号公報
ところで、中規模以上の病院では、SPDを外部業者(SPD業者)に業務委託することが行われている。SPD業者は、例えば病院の外部に医療現場で消費する物品を製造業者又は流通業者から大量購入して物流センターに在庫として所有し、この物流センターにある物品を基に病院に対してSPDを提供する。
しかし、例えば100〜200床の比較的小規模の病院では、扱う物品の量が比較的少ないことから、SPDをSPD業者に業務委託せず自身で行うことがコストの点から有利な場合がある。その一方で、病院自身がSPD業務を行う場合であっても、物品管理を効率的に行うことがもとめられる。
そこで、本発明は、病院自身がSPDを行う場合に効率的に物品管理を行うことができるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様は、物品に関するデータを含むコード情報が表示された状態で物品が病院に入荷され、前記病院内で消費される物品を管理する物品管理システムであって、無線通信媒体を含むカードが物品を消費する前に当該物品に取り付けられ、前記カードの無線通信媒体は、前記カードが取り付けられた物品を特定するためのカードデータを記憶し、前記物品管理システムは、物品を消費する際に当該物品から取り外されたカードから、カードデータを読み取る第1の読取装置と、第1の読取装置と通信可能であって、第1の読取装置に読み取られたカードデータを基に、消費された物品を補充するための処理を実行するサーバと、前記サーバによって実行される処理に基づいて入荷された物品である補充物品に表示されるコード情報を読み取る第2の読取装置と、前記補充物品に取り付けるカードとして、前記消費された物品から取り外されたカードの無線通信媒体に記憶されるカードデータの少なくとも一部を、第2の読取装置によって読み取られたコード情報に含まれるデータに書き換えるか、あるいは、前記消費された物品から取り外されたカードに代えて、第2の読取装置によって読み取られたコード情報に含まれるデータが書き込まれた無線通信媒体を含む新たなカードを発行するカード発行装置と、を含む物品管理システムである。
本発明の第2の態様は、物品に関するデータを含むコード情報が表示された状態で物品が病院に入荷され、前記病院内で消費される物品を管理する物品管理方法であって、無線通信媒体を含むカードを物品を消費する前に当該物品に取り付け、当該カードの無線通信媒体は、当該カードが取り付けられた物品を特定するためのカードデータを記憶しており、第1の読取装置が、物品を消費する際に当該物品から取り外されたカードからカードデータを読み取り、サーバが、第1の読取装置に読み取られたカードデータを基に、消費された物品を補充するための処理を実行し、第2の読取装置が、前記サーバによって実行される処理に基づいて入荷された物品である補充物品に表示されるコード情報を読み取り、カード発行装置が、前記消費された物品から取り外されたカードの無線通信媒体に記憶されるカードデータの少なくとも一部を、第2の読取装置によって読み取られたコード情報に含まれるデータに書き換えるか、あるいは、前記消費された物品から取り外されたカードに代えて、第2の読取装置によって読み取られたコード情報に含まれるデータが書き込まれた無線通信媒体を含む新たなカードを発行し、前記カード発行装置によって書き換えられたカード、あるいは、新たに発行されたカードを、前記補充物品に取り付ける、物品管理方法である。
本発明のある態様によれば、病院自身がSPDを行う場合に効率的に物品管理を行うことができる。
第1の実施形態の医療材料管理システムのシステム構成を示す図である。 第1の実施形態の医療材料管理システムにおいて、医療材料のパッケージに貼付されるカードを例示する図である。 第1の実施形態の医療材料管理システムのブロック図である。 第1の実施形態の医療材料管理システムにおいて、病院内の情報処理装置に表示される画面の例を示す図である。 定数データベースのデータ構成例を示す図である。 材料マスタデータベースのデータ構成例を示す図である。 払出消費データベースのデータ構成例を示す図である。 検品データベースのデータ構成例を示す図である。 第1の実施形態の医療材料管理システムにおける材料消費時の処理を示すシーケンスチャートである。 第1の実施形態の医療材料管理システムにおける材料消費時の手順を説明する図である。 第1の実施形態の医療材料管理システムにおける検品処理を示すシーケンスチャートである。 第1の実施形態の医療材料管理システムにおける検品時の手順を説明する図である。 第1の実施形態の医療材料管理システムにおける検品時の手順を説明する図である。 第1の実施形態の医療材料管理システムにおける別の検品処理を示すシーケンスチャートである。 第2の実施形態の医療材料管理システムのシステム構成を示す図である。
本発明において「物品」とは、病院で使用・消費する物品(医療材料を主として、医薬品、試薬、滅菌・再生品、手術器械・鋼製小物、ME(Medical Engineering)機器、文具・日用雑貨、印刷物など)を意味する。以下の実施形態では、物品が医療材料である場合について例示的に説明する。
本発明において「無線通信媒体」は、NFC(Near field communication)やRFID(Radio Frequency Identification)等、比較的近距離での無線通信を行うための通信媒体である。例えばRFIDの場合、薄膜状のアンテナとICチップを組み合わせたものを含み、インレイ又はタグの形態を採り得る。
本発明において「カード」は、比較的厚みが少ない形態を有する情報媒体であり、その厚みは特に限定されず、例えば、いわゆるラベルも本発明のカードに含まれる。
(1)第1の実施形態
以下、本発明の第1の実施形態である医療材料管理システムおよび医療材料管理方法の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、物品としての医療材料に貼付されるカードにNFCタグが内蔵され、携帯端末にはNFCリーダが実装されている場合について説明する。
(1−1)医療材料管理システムの概要
先ず、本実施形態の医療材料管理システムについて、図1および図2を参照して説明する。
図1は、本実施形態の医療材料管理システム1と当該システムが実装される環境とを概略的に示す図である。図2は、本実施形態の医療材料管理システム1において医療材料に貼付されるカードの例を示す図である。
以下の説明では、「医療材料」を適宜「材料」と略記する。また、定数管理される医療材料を適宜「定数品」という。
一般にSPD運用方式としては様々な方式が存在するが、本実施形態の医療材料管理システム1では、病院がSPD業務を外部業務委託せずに、自らカードを用いて医療材料の定数管理を行う場合について説明する。この場合、医療材料が病院購入品であってもよいし業者預託品であってもよい。
なお、実際の運用では、定数品のほかに、定数管理するほど消費頻度が高くなく、臨時的に必要となる医療材料(臨時品)が扱われるが、本実施形態の医療材料管理システム1では、定数品の物流を管理する場合について説明する。しかし、本実施形態の医療材料管理システム1が臨時品にも適用可能であることは、以下の説明から当業者には明白である。
図1では、医療材料およびカード等の物の流れを点線で示し、通信等の信号ラインを実線で示している。
図1に示すように、病院には、医療現場がある病棟、医療材料の倉庫、および、事務所が含まれる。倉庫では、各仕入先から入荷される医療材料が検品される。医療材料の消費後に当該医療材料に貼付されていた定数カードCが回収されて事務所で保管されるとともに、消費された材料を補充するために各仕入先に対して発注が行われる。消費された材料を補充するために倉庫に入荷される医療材料を、以下では適宜、補充材料(補充物品の一例)という。
本実施形態の医療材料管理システム1において医療材料に貼付する定数カードCの表面(おもて面)には印字のための感熱発色層を含む印字面が形成され、定数カードCの裏面の少なくとも一部には、医療材料に貼付するために粘着剤が塗布されている。なお、カードを医療材料に取り付ける方法は、カードの裏面に粘着剤を塗布する方法に限られない。その他の方法として、粘着テープによってカードを医療材料に貼り付けてもよいし、医療材料とカードを1袋に入れてパッキングしてもよい。
図2に示す例では、定数カードCの表面に印字されている情報は、文字情報とバーコードである。図2に例示する定数カードCには、病院名(「ABC病院」)の他、部位p1には日付(例えば、病院の倉庫で定数カードCを発行した日付)のデータ、部位p3には材料名のデータ、部位p4には材料の規格のデータ、部位p5にはメーカー品番のデータ、部位p6には材料のメーカーのデータ(メーカーコード)、部位p8には定価のデータ、部位p9には同時に納品される同一の材料のカード番号のデータ、部位p10にはバーコード、部位p12にはロット番号のデータ、部位p13には有効期限のデータ、部位p14には払出数のデータが印字されている。なお、定数カードCに印字するデータは、適宜選択、追加可能である。
カード表面のバーコードには、カードが貼付された材料と紐付けられた情報であればよく、例えば、払出番号や材料コードを含む。払出番号は、注文に対して割り当てられる一意の番号である。
本実施形態の定数カードCには、医療材料の情報が記録されたNFCタグが内蔵されている。定数カードCはリユースカードで運用(カードの再利用による運用)してもよいし、ディスポーザルカードで運用(カードの使い捨てによる運用)してもよい。
NFCタグに記録されるデータ(以下、適宜「カードデータ」という。)は、限定するものではないが、上記定数カードCに印字するデータ以外にも、例えば以下の項目のうち少なくとも一部のデータを含んでもよい。
・材料区分…例えば、「医療材料」、「医薬品」
・薬事法承認番号…薬事法による医療用具の承認番号および許可番号
・分類名(大分類)…例えば、「治療用器材」、「診断および検査用記載」
・分類名(中分類)…例えば、「ドレ−ン及びドレナ−ジセット」、「造影用器材」
・分類名(小分類)…例えば、「腹部用ドレナ−ジセット」、「血管造影用ガイドワイヤー」
・特徴・用途…例えば、「膵腸吻合法用チューブ」、「ガイドワイヤー」
・素材…例えば、「ポリ塩化ビニル」、「アルミニウム」、「アロイ」、「ポリウレタン」
・課税区分…「課税」、「非課税」
・医療機器クラス分類…例えば、「クラスII、「クラスIV」
・生物由来製品…例えば、「通常品」、「生物由来」
・償還価格(国が定めた価格)
・保険請求区分…例えば、「条件償還」、「償還価格」
・特定器材コード(「レセ電算コード」や「支払い基金コード」ともいう。)
・UID(シリアル番号)
・患者ID
・オーダー登録担当ID(オーダー登録を行った担当者のID)および担当者の氏名
・ピッキング担当ID(倉庫でのピッキング作業をした担当者のID)および担当者の氏名
・搬送担当ID(倉庫から定数棚への材料搬送作業を行う担当者のID)および担当者の氏名
・検品担当ID(検品処理をする担当者のID)および担当者の氏名
・不動日数(倉庫の在庫棚に停滞したままの状態の継続日数)
・切迫期限(有効期限から所定月または所定日前に設定された期限)
・ロケーション(例えば、在庫棚の中の配置エリアを識別する棚番)
・ロケーションID(例えば、グローバルロケーション番号(GLN))
・医事コード
・JANコード
・使用頻度
・切替えフラグ(材料がメーカーの都合で切替えられる際に切替え前後を区別するフラグ)
・在庫区分(倉庫に在庫されているか否かを示すデータ)
・入荷日
・医療材料の最終消費日
・順位(部署で使われる頻度の順位)
・採用フラグ(病院内の医療材料委員会で認可されたものか否かを示すフラグ)
・サイズ
・重量
・搬送コンテナ番号
・箱バラ区分(材料を払い出す際に材料のパッケージ内の材料を分割するか否かを示すデータ)
・梱包方法
・搬送区分(病院に通常のとおりに搬送されるか、又は病院に持ち込みされるかを示すデータ)
・医事シールフラグ
・コストシールフラグ
・病院内部コード
・院内最低払出ユニット
・院内滅菌フラグ
・院内滅菌の期限
・発注点(在庫数がどこまで減少したら発注するかを示す値)
・管理部門(病棟の管理部署)
・災害備蓄対象フラグ
・納品日
・受取り部署(および受取者)
・院内検品担当IDおよび担当者の氏名
・受領書担当者
・使用開始フラグ
・各種機関管理コード(薬価基準収載医薬品コード、個別医薬品コード、レセプトコード等)
・薬効分類
・使用分類(内用薬・外用薬・注射薬等)
・価格改定日
・製品区分(毒薬・劇薬・向精神薬・覚せい剤等)
・先発後発情報
・棚卸日
・棚卸担当者情報
・棚卸実施
・バラ残数
・薬価基準収載
・記帳管理区分
・中止
・中止理由
・保管方法(室温・冷所・冷蔵・暗所等)
・GTIN(Global Trade Item Number)
再度図1を参照すると、病院の倉庫には、携帯端末9およびプリンタ7が配置される。携帯端末9は、倉庫に入荷された医療材料の検品を行うための端末であり、ネットワークNWを介してSPDサーバ10と通信可能である。携帯端末9は、例えば、タブレット端末やスマートフォン等である。
プリンタ7は、材料に貼付する定数カードを発行するカードプリンタであり、定数カード内のNFCタグに対するデータ書き込みも行う。プリンタ7は、SPDサーバ10とネットワークNWを介して通信可能である。プリンタ7は、装填した定数カードのカードデータの中の有効期限およびロット番号のデータを、SPDサーバ10から受信するカードデータに含まれる有効期限およびロット番号のデータに書き換えるか(リユースカードによる運用)、あるいは、新しい定数カードにSPDサーバ10から受信するカードデータを書き込む(ディスポーザルカードによる運用)。いずれの場合も、プリンタ7は、定数カードの表面に、SPDサーバ10から受信する印字データに基づき印字を行う。印字を行う場合、リユースカードによる運用では、プリンタ7としてリライト機能を備えたプリンタが適用される。
なお、リユースカードによる運用では、カードデータに含まれる有効期限およびロット番号の両方ではなく、いずれか一方を書き換える場合もある。ディスポーザルカードによる運用においても、有効期限およびロット番号の両方ではなく、いずれか一方のみを書き込む場合がある。
医療現場である病棟には、携帯端末8が配置される。携帯端末8は、ネットワークNWを介してSPDサーバ10と通信可能である。携帯端末8はNFCリーダを備え、医療材料が消費される際に当該医療材料から取り外された定数カードのカードデータをNFCリーダによって読み取ることによって当該医療材料の消費処理を行うための端末である。携帯端末8は、例えば、タブレット端末やスマートフォン等である。消費処理は、材料が消費されたことを登録するための処理であり、その詳細については後述する。
病院の事務所には、クライアント端末2が配置される。クライアント端末2は、例えばパーソナルコンピュータやタブレット端末であり、ネットワークNWを介してSPDサーバ10と通信可能である。クライアント端末2は、病院で扱う各医療材料の詳細や物流の状態を閲覧するための端末である。また、病院職員が、必要に応じて仕入先に医療材料を補充するための発注を行う端末である。
図1では、病棟で定数カードCのカードデータを読み取ることを想定して携帯端末8を病棟に配置した例を示しているが、定数カードCを事務所に回収して事務所でカードデータを読み取ってもよい。その場合には、カードデータを読み取る携帯端末8は事務所に配置される。
クライアント端末2、携帯端末8、携帯端末9、および、SPDサーバ10は、病院内のLAN(Local Area Network)によって接続されてもよい。その場合、図1のネットワークNWは院内LANに相当する。
あるいは、クライアント端末2、携帯端末8、携帯端末9が院内LANに接続され、SPDサーバ10がインターネットに接続されていてもよい。その場合、図1のネットワークNWはインターネットに相当する。院内LANとインターネットの間にはプロキシサーバを設定してもよいし、ファイルウォールを設定してもよい。
仕入先には例えば情報処理装置6(以下、「PC6」という。)が配置されており、SPDサーバ10およびクライアント端末2から発注を受ける。仕入先は、病院からの発注に従って医療材料を病院の倉庫に向けて出荷する。
仕入先から病院の倉庫に入荷された医療材料には、例えば国際規格のGS1に準拠したバーコードが印刷されたラベルが貼付されている。当該バーコードには、医療材料に対応するJAN(Japanese Article Number)コードと、医療材料の有効期限およびロット番号のデータとが含まれる。JANコードは物品コードの一例である。
医療材料が倉庫に入荷されると、当該医療材料に対して検品作業が行われる。検品作業を行うために、携帯端末9には、事務所に保管される定数カードCのNFCタグと通信を行うためのNFCリーダと、入荷された医療材料に貼付されるラベルのバーコードを読み取るためのバーコードリーダとが備わっている。検品作業の詳細については後述する。
検品後には、プリンタ7によって発行された定数カードが材料に貼付されるとともに、病棟内の目的の部署の定数棚SLまで配送され、配置される。
病棟において材料が医療行為に使用されて消費される際には、当該材料に貼付されていた定数カードが取り外され、携帯端末8により消費処理が行われる。それによって材料が消費されたことが認識され、SPDサーバ10が当該材料を補充するための発注を行う。医療現場で材料から取り外された定数カードは事務所に回収され、例えば部署ごとに整理されて事務所内の保管場所(例えば、棚)に保管される。保管された定数カードは、当該定数カードに対応する材料が補充のために入荷された時点で事務所内の保管場所から取り出され、入荷された材料の検品に使用される場合がある。
SPDサーバ10は、病院内の物流管理を制御するサーバであり、事務所における医療材料の消費処理、倉庫における検品処理を行うための各種のデータベースを記憶する。クライアント端末2からこれらのデータベースにアクセスして、院内の定数品の管理状態を閲覧することができる。
なお、院内の定数品の管理状態の閲覧は、携帯端末8、9によっても可能である。
本実施形態の医療材料管理システム1において定数品が処理される流れをまとめると、以下のとおりである。
後述する定数データベースに従って、病棟の各部署の定数棚SLに配置すべき定数の医療材料(定数品)の各々に1枚の定数カードが貼付される。そして、定数品の消費の際に当該定数品に貼付されている定数カードが取り外され、携帯端末8によって定数カードが読み取られることにより定数品が消費されたことが認識される。医療現場から回収された定数カードは、いったん病院の事務所の保管場所に保管される。
定数品が消費認識されると仕入先に対して自動的に発注が行われ、当該定数品を補充するための補充材料が仕入先から入荷される。このとき、上記定数品の消費認識の際に読み取った定数カードが保管場所から取り出され、入荷された補充材料の検品処理に使用される。
検品処理の後、当該定数カードのカードデータのうち少なくとも有効期限およびロット番号を補充材料の有効期限およびロット番号に書き換える(リユースカードによる運用)。あるいは、上記定数品の消費認識の際に読み取った定数カードを破棄し、プリンタ7によって補充材料に対応する新たな定数カードを発行する(ディスポーザルカードによる運用)。そして、データが書き換えられたカード、あるいは新たに発行したカードを補充材料に貼付して、定数棚SLに配置する。いずれにしても、定数品が消費された後、補充材料が定数棚に配置される時点で、1枚のカードが引き継がれることになる。つまり、定数品の1パッケージにつき1枚のカードで常時管理される。
(1−2)本実施形態の医療材料管理システム1の各装置の構成
次に、本実施形態の医療材料管理システム1を構成する主要な装置の構成について、図3および図4を参照して説明する。
図3は、本実施形態の医療材料管理システム1のブロック図である。図4は、病院内のクライアント端末2に表示される画面の例を示す図である。
図3に示すように、クライアント端末2は、制御部21、ストレージ22、操作入力部23、表示部24、および、通信部25を備える。
制御部21は、マイクロプロセッサを主体として構成され、クライアント端末2の全体を制御する。例えば、制御部21に含まれるマイクロプロセッサは、ストレージ22に記録されている管理プログラムをロードして実行する。管理プログラムを実行することによって実現される機能は、少なくとも以下の内容を含む。
(i) 補充するための発注(「補充依頼」ともいう。)を行った医療材料の履歴の一覧を閲覧可能とする機能(履歴閲覧機能)
(ii) 各種のマスタデータベースを登録、更新する機能
(iii) SPDサーバ10による材料の自動発注以外に、必要に応じて仕入先に対して注文を行う機能
(iv) 病院内の各部署にある医療材料の在庫量の照会機能
(v) 病院内の各部署で消費され、払い出された医療材料の実績についての検索機能
表示部24は、例えば液晶表示パネルを含み、物流プログラムの実行結果を表示する。表示部24がタッチパネル入力用表示パネルを備える場合、表示部24は、操作入力部23の一部を構成する。
ストレージ22は、不揮発性のメモリであり、例えばフラッシュメモリ等のSSD(Solid State Drive)であってもよい。操作入力部23は、例えば、ポインティングデバイス、タッチパネル等の入力デバイスを含む。
図4の画面G1は、制御部21によって管理プログラムを実行する場合に表示される画面例である。画面G1は、メニュー表示部101のうち「履歴閲覧機能」ボタンを操作したときに表示される。リスト表示部102には、補充依頼を行った医療材料の履歴の一覧を含む。この一覧の各行は、材料に関する情報のほか、補充依頼を行った医療材料の状態(例えば、「消費済」、「補充依頼済」等の状態)、カード番号を含む。条件設定部103において条件を設定することによって、リスト表示部102に表示させる一覧を限定させることができる。
病院の事務所の担当者は履歴閲覧機能を利用することで、補充依頼を行った医療材料の現在の状態を確認することができる。
再度図3を参照すると、携帯端末8(第1の読取装置の一例)は、制御部81、ストレージ82、操作入力部83、表示部84、NFCリーダ85、および、通信部86を備える。
制御部81は、マイクロプロセッサを主体として構成され、携帯端末8の全体を制御する。例えば、制御部81に含まれるマイクロプロセッサは、病院内で検品・払出・消費の各作業を行うための作業用アプリケーションプログラム(以下、「作業用アプリケーション」という。)をロードして実行する。作業用アプリケーションは、ストレージ82に格納されている。制御部81は特に、作業用アプリケーションを実行することで消費処理を行う。
ストレージ82は、不揮発性のメモリであり、例えばフラッシュメモリ等のSSD(Solid State Drive)であってもよい。操作入力部83は、例えば、ポインティングデバイス、タッチパネル等の入力デバイスを含む。
表示部84は、例えば液晶表示パネルを含み、作業用アプリケーションの実行結果を表示する。表示部84がタッチパネル入力用表示パネルを備える場合、表示部84は、操作入力部83の一部を構成する。
NFCリーダ85は、定数カードに内蔵されているNFCタグと通信を行って、当該NFCタグに記録されているカードデータを読み取る。本実施形態の医療材料管理システム1では、作業用アプリケーションが実行されている状態で、病院職員が定数カードに携帯端末8をかざすことで、NFCリーダ85が当該定数カードのNFCタグからカードデータを読み取るように構成される。あるいは、病院職員が定数カードに携帯端末8をかざすことで作業用アプリケーションが起動し、次いで、NFCリーダ85が当該定数カードのNFCタグからカードデータを読み取るように構成してもよい。
図3に示すように、携帯端末9(第2の読取装置および情報処理端末の一例)は、制御部91、ストレージ92、操作入力部93、表示部94、バーコードリーダ95、NFCリーダ96、および、通信部97を備える。
制御部91は、マイクロプロセッサを主体として構成され、携帯端末9の全体を制御する。例えば、制御部91に含まれるマイクロプロセッサは、ストレージ92に格納されている作業用アプリケーションをロードして実行する。
ストレージ92は、不揮発性のメモリであり、例えばフラッシュメモリ等のSSDであってもよい。操作入力部93は、例えば、ポインティングデバイス、タッチパネル等の入力デバイスを含む。
表示部94は、例えば液晶表示パネルを含み、作業用アプリケーションの実行結果を表示する。表示部94がタッチパネル入力用表示パネルを備える場合、表示部94は、操作入力部93の一部を構成する。
バーコードリーダ95は、所定の操作入力に応じてバーコードを読み取る。本実施形態では、バーコードリーダ95は、仕入先から倉庫に入荷された医療材料に貼付されるラベルに印刷されたバーコード(コード情報の一例)を読み取る。当該バーコードには、前述したように、医療材料に対応するJANコードと、医療材料の有効期限およびロット番号のデータとが含まれる。
NFCリーダ96は、定数カードに内蔵されているNFCタグと通信を行って、当該NFCタグに記録されているカードデータを読み取る。本実施形態の医療材料管理システム1では、入荷された医療材料に対応する定数カードを事務所の保管場所から取り出し、作業用アプリケーションが実行されている状態で当該定数カードに携帯端末9をかざすことで、NFCリーダ96が当該定数カードのNFCタグに記録されているカードデータを読み取るように構成される。あるいは、定数カードに携帯端末9をかざすことで作業用アプリケーションが起動し、次いで、NFCリーダ96が当該定数カードのNFCタグからカードデータを読み取るように構成してもよい。
制御部91は、作業用アプリケーションを実行することで検品処理を行う。検品処理では、バーコードリーダ95によって読み取られたバーコードに含まれるJANコードと、NFCリーダ96によって読み取られたカードデータに含まれるカード番号に対応して予め登録されているJANコードが一致するか否かについて判定される。
SPDサーバ10に格納されている材料マスタデータベース(後述する)には、カード番号とJANコードが対応付けられており、作業用アプリケーションは、NFCリーダ96によって読み取られたカードデータに含まれるカード番号を基に、対応するJANコードの問合せをSPDサーバ10に対して行い、当該問合せに対する応答としてカード番号に対応するJANコードを取得する。
JANコードが一致した場合には、対象となる医療材料に対する検品処理が完了したことになる。
制御部91は、作業用アプリケーションを実行することで払出処理を行う。払出処理は検品処理と同時に行ってもよいが、別個に行ってもよい。払出処理は、検品処理が完了した医療材料を、病棟に払い出すときに行う処理である。
プリンタ7(カード発行装置の一例)は、携帯端末9からの指示に基づいて、検品が完了した材料に貼付するカードを発行するサーマルプリンタである。定数カードに印字すべき情報(印字データ)、および、定数カードのNFCタグに書き込むべきカードデータは、SPDサーバ10からプリンタ7に送信される。
プリンタ7は、本実施形態のカードを、シリコーン等の剥離剤が塗布された剥離紙の表面に貼り合わせた状態で、印字およびNFCタグへのデータ書き込みを行う。プリンタ7から定数カードが発行された後に、剥離紙を剥がしてから医療材料に定数カードを貼付する。
図3に示すように、プリンタ7は、制御部71、ストレージ72、モータ駆動部73、ヘッド駆動部74、NFCリーダライタ76、通信部77、および、アンテナ78を備える。
制御部71は、マイクロコンピュータおよびメモリ(RAM(Random Access Memory),ROM(Read Only Memory))を含み、プリンタ7の動作を制御する。マイクロコンピュータは、プリンタ7の起動時にROMに記憶されているファームウェアを読み出して実行する。
ストレージ72は、例えばSSD等の記憶装置である。ストレージ72には、各定数カードの表面に情報を印字するときの印字フォーマットのデータを格納してもよい。
モータ駆動部73は、プラテンローラ(図示せず)の回転を制御するステッピングモータ(図示せず)を駆動して定数カードを搬送させる。
制御部71は、通信部77を介してSPDサーバ10から受信した印字データに基づいてヘッド駆動部74を制御し、定数カードの表面に情報を印字する。印字方式は問わないが、例えばラインサーマル熱転写方式である。
NFCリーダライタ76は、アンテナ78によって各定数カードに内蔵されるNFCタグと通信を行い、各定数カードに対してカードデータを書き込むか、あるいはカードデータの一部を書き換える。
通信部77は、カードデータおよび印字データを受信するためにSPDサーバ10と通信を行うインタフェースである。
前述したように、本実施形態の医療材料管理システム1では、補充材料に貼付する定数カードとして、リユースカードによる運用とディスポーザルカードによる運用とが想定される。
リユースカードによる運用では、定数カードのカードデータのうち少なくとも有効期限およびロット番号を補充材料の有効期限およびロット番号に書き換える。この運用では、消費された材料から回収したカードをプリンタ7に装填すると、補充材料に対応してSPDサーバ10から受信するカードデータに基づき、NFCリーダライタ76が、装填したカードのカードデータのうち有効期限およびロット番号を書き換えるとともに、SPDサーバ10から受信する印字データに基づきカード表面の印字を書き換える(リライト)。
他方、ディスポーザルカードによる運用では、補充材料に対応する新たな定数カードを発行する。この運用では、補充材料に対応してSPDサーバ10から受信するカードデータおよび印字データに基づいて、新たなカードにカードデータを書き込み、カード表面に印字を行う。
図3に示すように、SPDサーバ10は、制御部11、ストレージ12、および、通信部13を備えるネットワークサーバである。
制御部11は、マイクロコンピュータおよびメモリ(RAM,ROM)を含み、SPDサーバ10の動作を制御する。ストレージ12は、例えばHDD(Hard Disk Drive)等の大容量記憶装置であり、後述する各種データベースが格納されている。
制御部11は、ネットワークNWを介して病院内のクライアント端末2、携帯端末8および携帯端末9から受信する各種のデータに基づいて、後述する各種データベースを更新する。また、制御部11は、クライアント端末2、携帯端末8および携帯端末9からの要求に応じて、データベースに含まれるデータを要求元に送信する。
制御部11は、プリンタ7によってカードが発行される際に、プリンタ7に対して、対応する材料のカードデータおよび印字データを送信する。
制御部11は、補充の対象となる材料を、対応する仕入先に発注するための所定の発注処理を実行する。所定の発注処理は、例えば、病院と各仕入先の間で予め取り決められた電子データ交換(EDI)の手続きに従った処理であってもよいし、インターネット経由でファックスを送信する処理であってもよい。
なお、発注処理では、病院の在庫(いわゆる病院資産)の医療材料を定数管理する通常定数の運用と、仕入先の在庫のものを定数管理する預託定数の運用とで、発注処理に使用されるファイルが異なる場合が多い。通常定数の場合には、例えば発注書のファックスが仕入先に送信され、預託定数の場合には、例えば使用報告書兼補充依頼書のファックスが仕入先に送信される。
(1−3)データベース
次に、SPDサーバ10のストレージ12に格納される各種のデータベース(DB)について、図5〜図8を参照して説明する。図5〜図8はそれぞれ、定数データベース、材料マスタデータベース、払出消費データベース、検品データベースのデータ構成例を示す図である。
定数データベースは、病院の各部署(例えば、院内の部署H1〜H3の各々)の定数棚に、定数品として配置すべき医療材料を記述したものである。
図5に示すように、例示的な定数データベースの各レコードは、「定数番号」、「部署」、「医療材料」、「定数入数」、「定数単位」、「カード枚数」の各フィールドの値を含む。「医療材料」フィールドの値はさらに、「材料番号」、「メーカー名」、「品番」等のサブフィールドの値を含む。
図5に示す定数データベースにおいて、「定数番号」フィールドの値は一意の番号である。「部署」フィールドの値は、対象となる医療材料の定数品を配置する部署に相当する。「定数入数」、「定数単位」の各フィールドの値は、1枚のカードで管理される材料の量を示している。例えば、定数番号が「063」のレコードは、5個の材料を含む1パッケージに対して1枚のカードが貼付されることを示している。このレコードでは「カード枚数」フィールドの値が3枚であるため、部署H2の定数棚に合計15個(=5個×3パッケージ)の材料が定数品として配置されることを意味している。
各病棟の定数配置で運用上問題がなければ定数データベースに変更はない。しかし、定数棚における不動日数が長く、頻繁に消費されなくなった材料を定数品から外す場合、あるいは、頻繁に消費する臨時品を定数品に変更する場合には、図4の画面G1のメニュー表示部101において「マスタ登録」ボタンを操作する。その場合、定数データベースの内容を変更し、あるいは新たな定数データベースを登録することが可能である。
材料マスタデータベースには、病院内で消費される医療材料のデータがマスタデータとして登録される。材料マスタデータベースを更新するには、図4の画面G1のメニュー表示部101において「マスタ登録」ボタンを操作する。
図6に示すように、例示的な材料マスタデータベースの各レコードは、「材料コード」、「メーカー」、「規格」、「品番」、「JANコード」の各フィールドの値を含む。
「材料コード」フィールドの値は、病院内で医療材料を識別するためのコードである。
「メーカー」フィールドの値は、病院内で医療材料の製造業者を識別するためのコードである。
「規格」フィールドの値は、対応する医療材料の規格を示すデータである。
「品番」フィールドの値は、対応する医療材料の品番を示すデータである。
「JANコード」フィールドの値は、対応する医療材料を識別するJANコードである。
払出消費データベースは、医療材料の払い出しと消費を管理するためのデータベースである。
SPDサーバ10の制御部11は、材料が消費された時点で、当該材料の不足分を補充するために、払出消費データベースに新たなレコードを作成する。本実施形態の医療材料管理システム1では、定数品を消費した時点で当該定数品を補充する新たなオーダーを発行する自動オーダー方式を採る。
他方、臨時品を発注する際には、例えば、クライアント端末2上で材料コードと数量を特定する所定の操作に応じて、SPDサーバ10の制御部11が新たなレコードを払出消費データベースに作成する。
図7に示すように、例示的な払出消費データベースの各レコードは、「払出番号」、「区分」、「カード番号」、「払出部署」、「医療材料」、「払出数」、「払出単位」、「請求日」、「納品日」、「消費日」の各フィールドの値を含む。「医療材料」フィールドのデータはさらに、「材料コード」等のサブフィールドの値を含む。
「払出番号」フィールドの値は、1回の医療材料の発注に対して採番される一意の番号である。つまり、払出番号によって発注が特定される。
「区分」フィールドの値は、定数品(「定数」)であるか臨時品(「臨時」)であるかを特定するデータである。
「カード番号」フィールドの値は、払い出しの対象となる医療材料に貼付する定数カードを識別する番号である。カード番号は、検品処理後に携帯端末9がプリンタ7に対してカード発行指示を行うときに採番される。なお、カード番号を払出番号と同一とする場合には、払出消費データベースに「カード番号」フィールドはなくてもよい。
「払出部署」フィールドの値は、払い出しの対象となる医療材料の納品先の部署を示し、例えば部署H1〜H3のいずれかである。
「払出数」および「払出単位」の各フィールドのデータは、払い出す予定の材料の数量データである。
「請求日」フィールドの値は、材料の発注が実行された日付である。本実施形態の医療材料管理システム1では、定数品について自動発注が行われるため、定数品を消費した日が請求日となる。
「納品日」フィールドの値は、仕入先から病院に到着した材料が倉庫又は病棟で受領確認が行われた日付である。この受領確認は、携帯端末8又は携帯端末9に対する所定の入力操作によって行われる。なお、病院側で受領確認が省略されることがある。その場合には、物品管理担当者がPC2上で納品日を入力する操作を行い、その操作結果が「納品日」フィールドの値に反映される。
「消費日」フィールドの値は、材料が院内で消費された日のデータである。本実施形態の医療材料管理システム1では、図1に示したように、材料の消費時に当該材料に貼付された定数カードのカードデータが携帯端末8に読み取られる。そして、携帯端末8がSPDサーバ10に対して消費についての処理要求を送信する。そのため、消費日は、SPDサーバ10が携帯端末8から消費についての処理要求を受信した日である。
検品データベースは、倉庫における検品作業において検品処理が完了した(つまり、検品処理が終了した)後に、その検品内容を記録として残すためのデータベースである。
図8に示すように、例示的な検品データベースの各レコードは、「検品番号」、「カード番号」、「有効期限」、「ロット番号」の各フィールドの値を含む。
「検品番号」フィールドの値は、1回の検品処理が終了する度に発行される一意の番号である。
「有効期限」、「ロット番号」の各フィールドの値は、検品処理の対象である医療材料に貼付されているラベルのバーコードに含まれる有効期限、ロット番号のデータである。
(1−4)医療材料管理システム1の処理フロー
次に、本実施形態の医療材料管理システム1の処理フローについて、図9〜図14を参照して説明する。
図9は、本実施形態の医療材料管理システム1における材料消費時の処理を示すシーケンスチャートである。図10は、本実施形態の医療材料管理システム1における材料消費時の手順を説明する図である。図11は、本実施形態の医療材料管理システム1における検品処理を示すシーケンスチャートである。図12は、本実施形態の医療材料管理システム1における検品時の手順を説明する図である。図13は、本実施形態の医療材料管理システム1における検品時の手順を説明する図である。図14は、本実施形態の医療材料管理システム1における別の検品処理を示すシーケンスチャートである。
(A)材料の消費処理(図9、図10)
先ず、医療材料が消費されたときの消費処理について図9のシーケンスチャートに沿って説明する。
前述したように、医療材料が医療現場で消費される際には、当該材料に貼付されていた定数カードのカードデータが読み取られる。図10の動作A1に示すように病院職員が携帯端末8を定数カードにかざすと、携帯端末8は、定数カードのカードデータを読み取る(ステップS2)。携帯端末8の作業用アプリケーションは、読み取られたカードデータをSPDサーバ10に送信する(ステップS4)。
SPDサーバ10は、携帯端末8から受信したカードデータを基に、当該カードデータに対応する材料が払出し済みであるか否か判定する(ステップS6)。この判定は、払出消費データベース(図7)を参照することによって行われる。つまり、払出消費データベースにおいて、受信したカードデータに含まれるカード番号に対応するレコードの「納品日」フィールドに日付が書き込まれていれば材料が払出し済みであり、書き込まれていなければ材料が払出し済みでないと判定される。SPDサーバ10は、その判定結果を携帯端末8の作業用アプリケーションに返す(ステップS8)。
携帯端末8の作業用アプリケーションは、ステップS8の判定結果が「払出し済み」である場合(ステップS10:YES)、ステップS2で読み取られたカードデータに基づいて、図10の画面G3に例示する消費画面を表示する(ステップS12)。この消費画面には、ボタンb1(「消費」)が含まれる。担当者が画面G3に表示されるカードデータの内容を確認した上でボタンb1を操作すると(ステップS16:YES)、画面G4が表示され、対応する材料の消費処理が完了する。なお、より簡略な処理として、ステップS8の判定結果が「払出し済み」である場合(ステップS10:YES)、画面G3を表示させることなく画面G4を表示させてもよい。その場合でも、画面G4には、カードデータの内容を表示させることが好ましい。
他方、携帯端末8の作業用アプリケーションは、ステップS8の判定結果が「未払出し」である場合(ステップS10:NO)、例えば図10の画面G5に示す所定のエラーメッセージを表示する(ステップS12)。
図10の画面G3のボタンb1が操作された場合、携帯端末8の作業用アプリケーションは、SPDサーバ10に対して、対象となる材料の消費についての処理要求を送信する(ステップS18)。処理要求には、例えば、払出番号やカード番号等、払出消費データベースのレコードを特定するデータが含まれる。SPDサーバ10は、処理要求に対応するレコードの「消費日」フィールドの値が処理要求を受信した日付となるようにして、払出消費データベースを更新する(ステップS20)。次いで、SPDサーバ10は、定数データベースを参照することで処理要求に対応する材料の不足分を特定し(ステップS22)、当該不足分を補充するためのレコードを払出消費データベースに追加する(ステップS24)。そして、SPDサーバ10は、材料の不足分を補充するために、対応する仕入先に対して所定の発注処理を行う(ステップS26)。
(B)検品処理(図11〜図13)
次に、検品処理を図11のシーケンスチャートに沿って説明する。
仕入先から医療材料が病院の倉庫に入荷すると、検品作業が行われる。この検品作業は、消費時に回収されて事務所の保管場所に保管されていた定数カードが取り出されて使用される。つまり、材料が消費され、当該材料を補充するために入荷される材料(補充材料)を検品する場合には、消費された材料に対応する定数カードが補充材料の検品に使用される。
図12の動作A2に示すように作業者が携帯端末9を定数カードにかざすと、携帯端末9は、定数カードのカードデータを読み取る(ステップS30)。携帯端末9の作業用アプリケーションは、読み取られたカードデータからカード番号を取得する(ステップS32)。携帯端末9の作業用アプリケーションは、図12の画面G6に例示するように、読み取られたカードデータを所定の形式で表示する(ステップS34)。
次いで、携帯端末9の作業用アプリケーションは、取得したカード番号に対応する材料データをSPDサーバ10から取得する。具体的には、ステップS32で取得したカード番号を含む問合せをSPDサーバ10に送信する(ステップS36)。当該問合せを受信するとSPDサーバ10は、払出消費データベースを参照して、問合せに含まれるカード番号に対応するレコードの材料コードを取得し(ステップS38)、さらに材料マスタデータベース(図6参照)を参照して、ステップS38で取得した材料コードに対応するレコードのデータ(材料データ)を取得する(ステップS40)。当該材料データには、材料のJANコードが含まれる。SPDサーバ10は、ステップS40で取得した材料データを携帯端末9の作業用アプリケーションに返す(ステップS42)。
次いで、図12の動作A3に示すように作業者が携帯端末9を用いて材料に貼付されているラベルLのバーコードをスキャンする動作を行うことにより、携帯端末9が当該バーコードを読み取る(ステップS44)。ステップS44で読み取られるバーコードには、材料に対応するJANコードと、材料の有効期限およびロット番号のデータとが含まれる。作業用アプリケーションは、ステップS42で取得した材料データに含まれるJANコードと、ステップS44で読み取られたバーコードに含まれるJANコードとが一致するか否か判定する(ステップS46)。
次いで、図12の画面G7に例示するように、読み取ったバーコードに対応する目視可能文字が表示されるとともに、有効期限およびロット番号の欄がバーコードに含まれるデータに書き換えられる(ステップS48)。
ステップS48の判定結果は、図12の画面G7のボタンb2(「検品」)を操作することによって携帯端末9に表示される。すなわち、ボタンb2(検品ボタン)が操作され(ステップS50:YES)、ステップS48の判定が「一致」である場合には(ステップS52:YES)、図13の画面G8に例示するように、検品および払出しが完了したことが通知される。
その場合、携帯端末9の作業用アプリケーションは、ステップS32で取得したカード番号と、ステップS44で得られたバーコードに含まれる有効期限およびロット番号とをSPDサーバ10に送信する(ステップS54)。SPDサーバ10は、ステップS54で受信したデータを基に検品データベースを更新する(ステップS56)。つまり、検品データベースに新たなレコードが作成されて、ステップS54で受信したデータが当該レコードに書き込まれる。また、携帯端末9の作業用アプリケーションは、更新されたカードデータ、つまり、ステップS30で読み取られたカードデータに含まれる有効期限およびロット番号を、ステップS44で読み取られたバーコードに含まれる有効期限およびロット番号に更新したカードデータをプリンタ7に送信する(ステップS58)。ステップS58で受信したカードデータと、印字データとに基づいて、プリンタ7が定数カードを発行する(ステップS60)。
他方、ステップS48の判定が「不一致」である場合には(ステップS52:NO)、図13の画面G9に例示するように、バーコードが一致しないことを示すエラーメッセージが通知される(ステップS58)。
なお、上記とは異なり、バーコードを読み取った後に、ボタンb2(「検品」)を操作することなく判定結果(画面G8又はG9)を表示するように構成してもよい。
図11〜図13では、払出しの処理が検品処理と同時に行われる場合について記載しているが、払出しの処理は、検品処理とは別個に行われるように構成してもよい。その場合も払出しの処理を完了させる前に、払出しの対象となる材料のデータを携帯端末9に表示させることが好ましい。
(C)別の検品処理(図14)
次に、図11〜図13を参照して説明した検品処理とは別の検品処理方法について、図14を参照して説明する。
この検品処理では先ず、携帯端末9の作業用アプリケーションを起動させ(ステップS70)、所定の検品画面を表示させる(ステップS72)。この検品画面において、作業者が携帯端末9を用いて材料に貼付されているラベルのバーコードをスキャンする作業を行うことにより(ステップS74)、携帯端末9が当該バーコードを読み取る。携帯端末9の作業用アプリケーションは、ステップS74で読み取られたバーコードに含まれるJANコードを基に、SPDサーバ10に対して問合せを行う(ステップS76)。問合せを受けたSPDサーバ10は、材料マスタデータベースを参照して、問合せに含まれるJANコードに対応する材料コードを特定し(ステップS78)、払出消費データベースにおいて、特定した材料コードに該当するレコードのうち未払出し材料のレコード(つまり、「納品日」フィールドに値がないレコード)のデータ(材料データ)を読み出す(ステップS80)。
SPDサーバ10が、未払出し材料の材料データを含む応答を携帯端末9の作業用アプリケーションに返し(ステップS82)、当該材料データが携帯端末9に表示される(ステップS84)。この表示態様は図示しないが、ステップS74で得られたJANコードに合致した1又は複数の未払出し材料を含むリストが表示される。このリストの中から作業者が検品対象の未払出し材料を選択することで検品処理が行われる。つまり、未払出し材料が選択されると(ステップS86)、選択された未払出し材料に対応するカード番号と、ステップS74で得られた有効期限およびロット番号とをSPDサーバ10に送信する(ステップS88)。SPDサーバ10は、ステップS88で受信したデータを基に検品データベースを更新する(ステップS90)。つまり、検品データベースに新たなレコードが作成されて、ステップS88で受信したデータが当該レコードに書き込まれる。
なお、ステップS82の応答に含まれる未払出し材料の材料データが1つの材料分のみである場合には、ステップS86が省略される。
以上説明したように、本実施形態の医療材料管理システム1では、定数管理すべき医療材料である定数品に対して1枚の特定のカードが対応付けられて管理される。このカードのNFCタグには材料に関するデータを含むカードデータが書き込まれている。定数品が消費されると、定数品に貼付されたカードが定数品から取り外されてカードデータを読み取ることで、定数品が消費されたことが認識され、当該定数品を補充するための補充材料の発注がなされる。補充材料が入荷されると、検品処理の後、補充材料にカードが貼付される。補充材料に貼付されるカードは、消費された定数品から取り外したカードのカードデータの有効期限およびロット番号を補充材料のデータに書き換えたものか、あるいは、消費された定数品から取り外したカードを破棄して、補充材料に対応するカードデータを書き込んだ新たなカードである。カードが貼付された補充材料は医療現場に払い出される。
すなわち、本実施形態の医療材料管理システム1によれば、同一の材料に係る定数品は、消費、発注、検品、払出しの一連の流れが1枚の定数カードで管理される。そのため、病院自身がSPDを行う場合に、特に定数管理を行う上で効率的に物品管理を行うことができるようになる。定数品の数がカード枚数と同じであるため、例えば10個分の医療材料の発注を行ったにも関わらず、7枚のカードしか払い出されていない場合には、残りの3個分の医療材料が発注残であることが直ちにわかる。そのため、病院自身がSPDを行う上でカードを媒体として管理がしやすいという利点がある。
本実施形態の医療材料管理システム1では、図2に例示したように、定数カードの表面にカードデータの少なくとも一部を印字する場合について説明したが、その限りではない。定数カードをスキャンすることによりカードデータを例えば携帯端末8又は携帯端末9によって閲覧することが可能であるため、カード表面に印字することは必須ではない。しかし、カード表面に印字することで、定数カードの管理がしやすく、かつ医療現場において目視で直ちに材料の情報が得られるという利点がある。
(2)第2の実施形態
次に、本発明の第2の実施形態に係る医療材料管理システム1Aについて、図15を参照して説明する。図15は、第2の実施形態の医療材料管理システム1Aのシステム構成を示す図である。
本実施形態の医療材料管理システム1Aでは、定数カードにRFIDのインレイ(あるいはRFIDタグ)が内蔵されている。インレイは、カードデータが書き込まれたICチップを備える。
本実施形態のRFID通信は、HF(High Frequency)帯でもよいしUHF(Ultra High Frequency)帯でもよいが、UHF帯であることが好ましい。UHF帯では、数メートル離れた距離の間でRFIDリーダがインレイと通信を行うことができ、棚卸しの際の複数のインレイの一括読み取りに適している。
図15に示すように、病院の事務所には、回収された定数カードのインレイと通信を行うためのRFIDリーダライタ3が設置される。RFIDリーダライタ3は、ネットワークNWを介してSPDサーバ10と通信可能であり、定数カードのインレイから読み取ったカードデータをSPDサーバ10に送信する。
第1の実施形態とは異なり、病院の倉庫には、プリンタ7に加え、タブレット端末4およびハンディスキャナHSが設けられる。ハンディスキャナHSは、倉庫に入荷された材料に貼付されるラベルのバーコードを読み取るバーコードスキャナである。
タブレット端末4は、ネットワークNWを介してSPDサーバ10と通信可能である。タブレット端末4とハンディスキャナHSは、有線又は無線で通信可能である。また、タブレット端末4は、定数カードのインレイと通信を行うRFIDリーダを備える。検品処理の際には、タブレット端末4は、定数カードCのインレイからカードデータを読み取り、ハンディスキャナHSが読み取ったバーコードを取得する。
なお、タブレット端末4とハンディスキャナHSを一体とした構成の情報処理端末を使用してもよいし、タブレット端末4に代えてパーソナルコンピュータ(PC)を使用し、当該PCをハンディスキャナHSと有線で接続してもよい。
本実施形態の医療材料管理システム1Aでは、定数カードのカードデータをRFIDリーダが読み取る点が第1の実施形態と相違するが、その後の動作は図9〜図14に示したものと同じである。なお、本実施形態では、RFIDリーダライタ3、ハンディスキャナHS、タブレット端末4がそれぞれ、第1の読取装置、第2の読取装置、情報処理端末の一例である。
以上、本発明の物品管理システムおよび物品管理方法の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されない。また、上記の実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更が可能である。
例えば、消費される医療材料から取り外された定数カードを、箱型のRFIDリーダ装置に投函するようにしてもよい。その場合、RFIDリーダ装置は、UHF帯のRFID通信におり、投函された複数の定数カードを一括読み取りする。このような箱型のRFIDリーダ装置を適用することで、1枚ずつ定数カードをスキャンする操作を行う必要がなく、病院職員の労力が軽減される。
1,1A…医療材料管理システム、2…情報処理装置(PC)、21…制御部、22…ストレージ、23…操作入力部、24…表示部、25…通信部、3…RFIDリーダライタ、4…タブレット端末、6…情報処理装置(PC)、7…プリンタ、71…制御部、72…ストレージ、73…モータ駆動部、74…ヘッド駆動部、76…RFIDリーダライタ、77…通信部、78…アンテナ、8…携帯端末、81…制御部、82…ストレージ、83…操作入力部、84…表示部、85…NFCリーダ、86…通信部、9…携帯端末、91…制御部、92…ストレージ、93…操作入力部、94…表示部、95…バーコードリーダ、96…NFCリーダ、97…通信部、10…SPDサーバ、11…制御部、12…ストレージ、13…通信部、101…メニュー表示部、102,104…リスト表示部、103…条件設定部、105…ボタン表示部、SL…定数棚、HS…ハンディスキャナ、C…定数カード、NW…ネットワーク、G1〜G9…画面、A1〜A3…動作

Claims (4)

  1. 物品に関するデータを含むコード情報が表示された状態で病院に入荷され、前記病院内で消費される物品を管理する物品管理システムであって、
    無線通信媒体を含むカードが物品を消費する前に当該物品に取り付けられ、前記カードの無線通信媒体は、前記カードが取り付けられた物品を特定するためのカードデータを記憶し、
    前記物品管理システムは、
    物品を消費する際に当該物品から取り外されたカードから、カードデータを読み取る第1の読取装置と、
    第1の読取装置と通信可能であって、第1の読取装置に読み取られたカードデータを基に、消費された物品を補充するための処理を実行するサーバと、
    前記サーバによって実行される処理に基づいて入荷された物品である補充物品に表示されるコード情報を読み取る第2の読取装置と、
    前記補充物品に取り付けるカードとして、前記消費された物品から取り外されたカードの無線通信媒体に記憶されるカードデータの少なくとも一部を、第2の読取装置によって読み取られたコード情報に含まれるデータに書き換えるか、あるいは、前記消費された物品から取り外されたカードに代えて、第2の読取装置によって読み取られたコード情報に含まれるデータが書き込まれた無線通信媒体を含む新たなカードを発行するカード発行装置と、
    を含む物品管理システム。
  2. 前記コード情報には、対応する物品を識別する物品コードを含み、
    前記サーバは、物品と物品コードを対応付けるデータベースを記憶し、
    前記物品管理システムは、
    前記サーバと通信可能であって、前記補充物品に表示されるコード情報に含まれる物品コードと、前記補充物品と同一の物品に対して前記データベースに対応付けられる物品コードとが一致するか否かの判定結果を取得する情報処理端末を含む、
    請求項1に記載された物品管理システム。
  3. 前記カード発行装置は、前記カードの表面に前記カードデータの少なくとも一部を印字する、
    請求項1又は2に記載された物品管理システム。
  4. 物品に関するデータを含むコード情報が表示された状態で病院に入荷され、前記病院内で消費される物品を管理する物品管理方法であって、
    無線通信媒体を含むカードを物品を消費する前に当該物品に取り付け、当該カードの無線通信媒体は、当該カードが取り付けられた物品を特定するためのカードデータを記憶しており、
    第1の読取装置が、物品を消費する際に当該物品から取り外されたカードからカードデータを読み取り、
    サーバが、第1の読取装置に読み取られたカードデータを基に、消費された物品を補充するための処理を実行し、
    第2の読取装置が、前記サーバによって実行される処理に基づいて入荷された物品である補充物品に表示されるコード情報を読み取り、
    カード発行装置が、前記消費された物品から取り外されたカードの無線通信媒体に記憶されるカードデータの少なくとも一部を、第2の読取装置によって読み取られたコード情報に含まれるデータに書き換えるか、あるいは、前記消費された物品から取り外されたカードに代えて、第2の読取装置によって読み取られたコード情報に含まれるデータが書き込まれた無線通信媒体を含む新たなカードを発行し、
    前記カード発行装置によって書き換えられたカード、あるいは、新たに発行されたカードを、前記補充物品に取り付ける、
    物品管理方法。
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