JP2021014854A - ディスクブレーキ - Google Patents

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マユル パント
Mayul Pant
マユル パント
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【課題】ディスクブレーキにおいて、パッドの偏摩耗を抑える。【解決手段】ディスクブレーキ1は、車輪と一体回転する円盤状のロータ2と、ロータ2の幅方向WDの両側に配置された一対のパッド3A,3Bと、車体に固定されたブラケット5と、一方のパッド3Bを駆動するピストン4Bを有するとともに作動時にブラケット5に対して揺動するキャリパ4と、幅方向WDに延在するピン6とを備えている。ピン6は、ブラケット5に固定され、ロータ2の幅方向WDの中心軸上でキャリパ4をスライド自在に支持する。【選択図】図1

Description

本開示は、浮動式(片押し式)のディスクブレーキに関する。
従来、車両用の制動装置の一つとして、浮動式のディスクブレーキが知られている。浮動式のディスクブレーキでは、円盤状のロータにパッドを押し付けるキャリパが、車体に固定されたブラケットに対して揺動可能に設けられるとともに、このキャリパの揺動がピンによって案内される。一般に、このピンは、キャリパの車体側の面に一端部が固定され、ブラケットに対してキャリパと一体的にスライド移動する(例えば特許文献1参照)。
特開2004−225764号公報
ところで、回転するロータにパッドが接触する際、キャリパ及びピンには、ロータの回転方向のトルク(ドラッグトルク)が作用する。このドラッグトルクは、前述のようにピンがキャリパと一体的にスライド移動する場合、ピンのスライド移動の抵抗となる。このため、キャリパの揺動の不安定化を招き、パッドの偏摩耗を引き起こす可能性がある。
また、前述のようにピンの一端部がキャリパの車体側の面に固定される場合、ピンがディスクブレーキの幅方向の中心に対してオフセットした位置で片持ちに支持されたような状態となる。このため、ピンでは、前述のドラッグトルクにより作用するモーメントが大きくなりやすく、これによりパッドの偏摩耗が生じやすくなるという課題もある。
したがって、従来のディスクブレーキは、パッドの偏摩耗を抑えるうえで改善の余地がある。
本開示のディスクブレーキは、前述のような課題に鑑み創案されたものであり、パッドの偏摩耗を抑えることを目的の一つとする。
ここで開示するディスクブレーキは、車輪と一体回転する円盤状のロータと、前記ロータの幅方向の両側に配置された一対のパッドと、車体に固定されたブラケットと、一方の前記パッドを駆動するピストンを有するとともに前記ロータを前記幅方向に跨いで設けられ、作動時に前記ブラケットに対して揺動するキャリパと、前記幅方向に延在するとともに前記ブラケットに固定され、前記ロータの前記幅方向の中心軸上で前記キャリパをスライド自在に支持するピンと、を備えている。
これにより、ディスクブレーキの作動時にキャリパがスライド移動しても、ピンはスライド移動しないため、ドラッグトルクがピンのスライド移動の抵抗となることがない。よって、キャリパの揺動が安定化する。また、ピンによるキャリパの支持位置がロータの幅方向の中心軸上とされるため、ロータのドラッグトルクによりピンに作用するモーメントが小さく抑えられる。
本開示のディスクブレーキによれば、パッドの偏摩耗を抑えることができる。
実施形態としてのディスクブレーキの斜視図である。 図1のディスクブレーキの要部を示す平面図である。 図1のディスクブレーキの要部を示す斜視断面図である。
図面を参照して、実施形態としてのディスクブレーキについて説明する。以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、この実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。以下の実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることができる。
[1.構成]
本実施形態のディスクブレーキ1は、車両の車輪と車体との間に配置される。図1に示すように、ディスクブレーキ1は、車輪と一体回転するロータ2と、ロータ2の回転を摩擦により制動する一対のパッド3と、各パッド3をロータ2に押し付けるキャリパ4と、キャリパ4を支持するブラケット5とを備えている。
ディスクブレーキ1は、キャリパ4がブラケット5に対して揺動可能に設けられた、いわゆる浮動式(片押し式)のものである。このため、ディスクブレーキ1は、ブラケット5に対するキャリパ4の揺動を案内するピン6を更に備えている。本実施形態では、二つのピン6が設けられている例を示す。
ロータ2は、一定の厚みをもつ円盤状に形成されている。以下、ロータ2の厚み方向であってロータ2の回転軸が延びる方向を「幅方向WD」ともいう。なお、幅方向WDは、ディスクブレーキ1が適用された車両の幅方向と一致する。
パッド3は、ロータ2の幅方向WDの両側に配置される。より具体的には、パッド3は、ロータ2の一部を幅方向WDの両側から挟むように対向配置される。パッド3は、回転するロータ2に摺接して摩擦を生じることでロータ2を制動する。
以下、一対のパッド3のうち、ロータ2よりも車輪側(図1では右側)に配置される一方を「アウタパッド3A」ともいい、ロータ2よりも車体側(図1では左側)に配置される他方を「インナパッド3B」ともいう。
キャリパ4は、ロータ2を幅方向WDに跨いで設けられ、一対のパッド3を支持する。本実施形態のキャリパ4は、ロータ2の一部を囲むような略U字型に形成されたキャリパボディ4Aと、キャリパボディ4A内に配置されたピストン4Bとを有する。
キャリパボディ4Aは、より具体的には、アウタパッド3Aよりも車輪側に配置された外壁部4cと、インナパッド3Bよりも車体側に配置された内壁部4dと、ロータ2の外周に沿って配置されて外壁部4c及び内壁部4dを繋ぐ中間壁部4eとを有する。
外壁部4cは、アウタパッド3Aに当接配置され、アウタパッド3Aを支持する。一方、内壁部4dは、インナパッド3Bとの間にピストン4Bを介して配置される。中間壁部4eは、ロータ2及びパッド3の各々と離隔して配置される。
ピストン4Bは、供給される油圧に応じて幅方向WDに往復運動する。ピストン4Bは、ディスクブレーキ1の作動時に、インナパッド3Bを車輪側へ駆動してロータ2に密着させる。このとき、キャリパボディ4Aは、ピストン4Bから加えられる反力により車体側へと移動し、アウタパッド3Aをロータ2に密着させる。
このように、キャリパ4は、ディスクブレーキ1の作動時に、一対のパッド3でロータ2を挟み込むことでロータ2の回転を止めるとともに、ブラケット5に対して幅方向WDに揺動する。
本実施形態のキャリパ4は、キャリパボディ4Aの中間壁部4eから突設された二つの腕部4fを有する。図2に示すように、腕部4fは、ピン6によって支持される部位であり、ピン6が挿通される貫通孔4hを有する。なお、貫通孔4hには、ピン6及び腕部4fの摩耗を防止するための環状の弾性体7が装着される。
腕部4fは、ロータ2の幅方向WDの中心軸O上に配置される。換言すると、腕部4fは、ロータ2の幅方向WDの中心Cと、ロータ2の径方向に並んで配置される。
ブラケット5は、アンカー又はトルクメンバとも呼ばれる部材であって、図示しないナックルを介して車体に固定されている。図1に示すように、ブラケット5は、ロータ2の一部を幅方向WDに跨いで設けられる。
本実施形態のブラケット5は、ピン6を保持する凸部5a,5bを有する。本実施形態では、二つのピン6が設けられているため、凸部5a,5bも二つずつ設けられている。凸部5a,5bは、幅方向WDに互いに離隔して配置される。
図2及び図3に示すように、一方(本実施形態では車体側)の凸部5aには、ピン6の一端部6aが挿通される貫通孔5hが形成されている。また、他方(本実施形態では車輪側)の凸部5bには、ピン6の他端部6bが螺合する雌ねじ孔5cが形成されている。
ピン6は、幅方向WDに延在し、腕部4fの貫通孔4hに挿通されるとともに、その両端部6a,6bがブラケット5の凸部5a,5bにそれぞれ固定される。本実施形態のピン6は、略円柱状であり、一端部6aに雌ねじ孔6cが形成され、他端部6bの外周面に雄ねじ溝6dが形成されている。
ピン6は、一方の凸部5aから他方の凸部5bへ向けて貫通孔5h,4hの各々に挿通されたうえで、他端部6bが凸部5bに固定(螺合)される。そして、ピン6は、雌ねじ孔6cにボルト8が締結されることにより、ブラケット5と一体化される。
ピン6は、腕部4fの貫通孔4hに挿通された状態では、腕部4fの位置(すなわち、ロータ2の幅方向WDの中心軸O上)でキャリパ4をスライド自在に支持する。したがって、キャリパ4は、ディスクブレーキ1の作動時に、ピン6の外周面を幅方向WDに沿って摺動する。
[2.作用,効果]
従来のディスクブレーキでは、その作動時に、ピンがキャリパと一体的にスライド移動していた。このため、ロータの回転方向に作用するドラッグトルクが、ピンのスライド移動の抵抗となり、キャリパの揺動の不安定化を招く可能性があった。
これに対し、ディスクブレーキ1では、ピン6がブラケット5に固定されるとともにキャリパ4をスライド自在に支持するため、キャリパ4が幅方向WDにスライド移動しても、ピン6はスライド移動しない。このように、ディスクブレーキ1では、ブラケット5に固定されたピン6に沿ってキャリパ4をスライド移動させるため、キャリパ4の揺動を安定化できる。これにより、ロータ2にパッド3をより適切に密着させられることから、パッド3の偏摩耗を抑制できる。
また、ピン6がロータ2の幅方向WDの中心軸O上でキャリパ4を支持するため、ロータ2の回転で生じるドラッグトルクによりピン6に作用するモーメントを、小さく抑えることができる。これにより、ピン6の捩れや変形が抑制されることから、キャリパ4をより安定して支持できる。ディスクブレーキ1によれば、これによってもキャリパ4の揺動を安定化できる。このため、パッド3の偏摩耗を抑制できる。
さらに、前述のようにパッド3の偏摩耗が抑制されることで、パッド3の寿命を長期化できるとともに、ブレーキダストの発生を抑えられる。
[3.変形例]
前述したブラケット5に対するピン6の固定方法は一例である。ピン6は、ボルト8以外の手段でブラケット5に固定されてもよい。また、ピン6は、ブラケット5の凸部5a,5b以外の部位に固定されてもよい。
ピン6によるキャリパ4の支持構造も、前述したものに限定されない。例えば、キャリパ4は、複数の腕部4fで各ピン6に支持されてもよい。
1 ディスクブレーキ
2 ロータ
3 パッド
3A アウタパッド
3B インナパッド
4 キャリパ
4A キャリパボディ
4B ピストン
4c 外壁部
4d 内壁部
4e 中間壁部
4f 腕部
4h 貫通孔
5 ブラケット
5a 凸部
5b 凸部
5c 雌ねじ孔
5h 貫通孔
6 ピン
6a 一端部
6b 他端部
6c 雌ねじ孔
6d 雄ねじ溝
7 弾性体
8 ボルト
C 中心
O 中心軸
WD 幅方向

Claims (1)

  1. 車輪と一体回転する円盤状のロータと、
    前記ロータの幅方向の両側に配置された一対のパッドと、
    車体に固定されたブラケットと、
    一方の前記パッドを駆動するピストンを有するとともに前記ロータを前記幅方向に跨いで設けられ、作動時に前記ブラケットに対して揺動するキャリパと、
    前記幅方向に延在するとともに前記ブラケットに固定され、前記ロータの前記幅方向の中心軸上で前記キャリパをスライド自在に支持するピンと、
    を備えたことを特徴とするディスクブレーキ。
JP2019128021A 2019-07-10 2019-07-10 ディスクブレーキ Pending JP2021014854A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11203450B2 (en) * 2015-06-18 2021-12-21 Nexperia B.V. Cover tape feeder for a tape-and-reel system

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