JP2021014535A - インクジェット記録用水性インク及びインクセット - Google Patents

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光範 前田
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友香 津坂
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Abstract

【課題】 マゼンタ〜レッドにかけての彩度(a*−b*平面方向への色域)を広げつつ、印字濃度(L*−C*方向への色域)が高いインクジェット記録用水性インクを提供する。【解決手段】 本発明のインクジェット記録用水性インクは、キナクリドン顔料と、アゾ顔料と、水と、を含み、前記キナクリドン顔料は、C.I.ピグメントバイオレット19及びC.I.ピグメントレッド202を含む固溶体を含み、前記アゾ顔料は、C.I.ピグメントレッド150を含むことを特徴とする。【選択図】 なし

Description

本発明は、インクジェット記録用水性インク及びインクセットに関する。
従来から、インクに二種類の顔料を併用してインクの特性を改良することが広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2018−150515号公報
一方、インクジェット記録においては、視認性の面から、赤系の発色が重要である。そこで、マゼンタ〜レッドの色域を広げて記録媒体上での色の再現性を広げることが求められる。イエロー、マゼンタ、シアンの3原色以外のレッドインクでそれを達成した場合には、カラーバランスに影響するので、3原色の1つであるマゼンタインクの改良が重要である。
しかしながら、マゼンタ〜レッドにかけての彩度(a−b平面方向への色域)を広げつつ、記録濃度(L−C方向への色域)が高いインクジェット記録用水性インクは、これまでなかった。
そこで、本発明は、マゼンタ〜レッドにかけての彩度(a−b平面方向への色域)を広げつつ、記録濃度(L−C方向への色域)が高いインクジェット記録用水性インクを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明のインクジェット記録用水性インクは、
キナクリドン顔料と、アゾ顔料と、水と、を含み、
前記キナクリドン顔料は、C.I.ピグメントバイオレット19及びC.I.ピグメントレッド202を含む固溶体を含み、
前記アゾ顔料は、C.I.ピグメントレッド150を含む、
ことを特徴とする。
本発明のインクジェット記録用水性インクは、C.I.ピグメントバイオレット19及びC.I.ピグメントレッド202を含む固溶体と、C.I.ピグメントレッド150とを併用したことで、マゼンタ〜レッドにかけての彩度(a−b平面方向への色域)を広げつつ、記録濃度(L−C方向への色域)が高い。
図1は、本発明の相乗的効果を説明するグラフである。 図2は、本発明のインクジェット記録装置の一例の構成を示す概略斜視図である。
本発明のインクジェット記録用水性インク(以下、「水性インク」又は「インク」と言うことがある。)について説明する。本発明の水性インクは、キナクリドン顔料と、アゾ顔料と、水と、を含む。
前記キナクリドン顔料は、C.I.ピグメントバイオレット19(以下、「PV19」と言うことがある。)及びC.I.ピグメントレッド202(以下、「PR202」と言うことがある。)を含む固溶体を含む。本発明において、「固溶体」とは、二種以上の顔料分子の混晶体(混合状態で結晶化した状態)として存在する顔料のことを指し、二種以上の顔料を単純に混合したものとは異なる。前記固溶体は、少なくともPV19及びPR202を含むキナクリドン顔料であればよく、PV19及びPR202以外のキナクリドン顔料(以下、「他の顔料」と言う。)を含んでもよいし、含まなくてもよい。前記固溶体が前記他の顔料を含む場合には、前記固溶体全量に占める前記他の顔料の含有割合は、例えば、前記水性インク全量における前記固溶体の含有量、及び、前記水性インク全量におけるC.I.ピグメントレッド150の含有量よりも少ない。前記固溶体全量に占める前記他の顔料の含有割合は、例えば、0.3質量%未満、0.1質量%以下である。
前記水性インク全量における前記キナクリドン顔料の含有量(Q)は、例えば、2質量%〜10質量%、4質量%〜8.5質量%、5質量%〜8質量%、5質量%〜7質量%である。
前記水性インクに含まれるキナクリドン顔料は、PV19及びPR202を含む固溶体のみであってもよい。また、前記水性インクは、PV19及びPR202を含む固溶体に加え、さらに、PV19及びPR202を含む固溶体以外キナクリドン顔料を含んでもよい。前記水性インクにおいて、キナクリドン顔料全量に占めるPV19及びPR202を含む固溶体の質量割合は、例えば、50質量%以上、70質量%以上、100質量%である。
前記アゾ顔料は、C.I.ピグメントレッド150(以下、「PR150」と言うことがある。)を含む。
前記水性インク全量における前記アゾ顔料の含有量(A)は、例えば、0.1質量%〜5質量%、0.2質量%〜4質量%、0.5質量%〜3質量%である。
前記水性インクに含まれるアゾ顔料は、PR150のみであってもよい。また、前記水性インクは、PR150に加え、さらに、PR150以外のアゾ顔料を含んでもよい。前記水性インクにおいて、アゾ顔料全量に占めるPR150の質量割合は、例えば、50質量%以上、70質量%以上、100質量%である。
前記水性インクは、PV19及びPR202を含む固溶体と、PR150とを併用したことで、マゼンタ〜レッドにかけての彩度(a−b平面方向への色域)を広げつつ、記録濃度(L−C方向への色域)が高い。
前記水性インク全量における前記キナクリドン顔料の含有量(Q)と、前記アゾ顔料の含有量(A)との質量比は、例えば、Q:A=95:5〜40:60、90:10〜50:50、90:10〜60:40、80:20〜60:40である。
前記水性インク全量における前記キナクリドン顔料の含有量(Q)と、前記アゾ顔料の含有量(A)との合計(Q+A)は、例えば、4質量%〜8質量%、4.5質量%〜8質量%、5質量%〜8質量%、6質量%〜8質量%である。
前記質量比を、Q:A=90:10〜50:50とし、且つ、前記合計(Q+A)を、4.5質量%〜8質量%とすれば、マゼンタ彩度及びレッド彩度のバランスにより優れた水性インクを得ることができる。
前記質量比を、Q:A=90:10〜60:40とし、且つ、前記合計(Q+A)を、5質量%〜8質量%とすれば、マゼンタ彩度とレッド彩度との合計にさらに優れた水性インクを得ることができる。
前記質量比を、Q:A=80:20〜60:40とし、且つ、前記合計(Q+A)を、6質量%〜8質量%とすれば、記録濃度にさらに優れた水性インクを得ることができる。
前記着色剤は、前記キナクリドン顔料及び前記アゾ顔料に加え、さらに、前記キナクリドン顔料及び前記アゾ顔料以外の顔料及び染料等を含んでもよい。
前記水性インクに用い得る顔料としては、前記キナクリドン顔料及び前記アゾ顔料を含めて、C.I.ピグメントレッド2、3、5、6、7、12、15、16、48、48:1、53:1、57、57:1、112、122、123、139、144、146、149、150、166、168、175、176、177、178、184、185、190、202、221、222、224及び238;C.I.ピグメントバイオレット19及び196;等があげられ、これらの中でも、キナクリドン顔料及びアゾ顔料が好ましい。
前記水性インクは、顔料を分散剤で水に分散させたものであってもよい。前記分散剤としては、例えば、一般的な高分子分散剤(顔料分散用樹脂)等を用いてよい。前記顔料は、自己分散型顔料であってもよい。前記自己分散型顔料は、例えば、顔料粒子に、カルボニル基、ヒドロキシル基、カルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基等の親水性基及びそれらの塩の少なくとも一種が、直接又は他の基を介して化学結合により導入されていることによって、分散剤を使用しなくても水に分散可能なものである。
前記水は、イオン交換水又は純水であることが好ましい。前記水性インク全量における前記水の含有量は、例えば、10質量%〜90質量%、20質量%〜80質量%である。前記水の含有量は、例えば、他の成分の残部としてもよい。
前記水性インクは、さらに、アセチレングリコール系界面活性剤を含んでもよい。前記アセチレングリコール系界面活性剤としては、例えば、式(1)で表される化合物等があげられる。
Figure 2021014535
式(1)において、p及びqは同一でも異なっていてもよく、例えば、p+q=1〜15、3〜11、4〜10を満たす数である。式(1)において、R、R、R及びRは、それぞれ同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜5の直鎖状又は分岐鎖状アルキル基である。
前記アセチレングリコール系界面活性剤としては、例えば、市販品を用いてもよい。前記市販品としては、例えば、エアープロダクツアンドケミカルズ社製の「サーフィノール(登録商標)440」、「サーフィノール(登録商標)465」及び「サーフィノール(登録商標)485」;日信化学工業(株)製の「オルフィン(登録商標)E1004」、「オルフィン(登録商標)E1008」及び「オルフィン(登録商標)E1010」;川研ファインケミカル(株)製の「アセチレノール(登録商標)E40」及び「アセチレノール(登録商標)E100」;等があげられる。
前記アセチレングリコール系界面活性剤の含有割合は、例えば、前記キナクリドン顔料の含有量と、前記アゾ顔料の含有量との合計100質量部に対して、4質量部以上である。
前記水性インクは、さらに、アセチレングリコール系界面活性剤以外の他の界面活性剤を含んでもよい。アセチレングリコール系界面活性剤の溶解性の観点からは、前記他の界面活性剤と併用することが好ましい。前記他の界面活性剤としては、例えば、花王(株)製のノニオン界面活性剤「EMULGEN(登録商標)」シリーズ、「RHEODOL(登録商標)」シリーズ、「EMASOL(登録商標)」シリーズ、「EXCEL(登録商標)」シリーズ、「EMANON(登録商標)」シリーズ、「AMIET(登録商標)」シリーズ及び「AMINON(登録商標)」シリーズ等;東邦化学工業(株)製のノニオン界面活性剤「ソルボン(登録商標)」シリーズ等;ライオン(株)製のノニオン界面活性剤「DOBANOX(登録商標)」シリーズ、「LEOCOL(登録商標)」シリーズ、「LEOX(登録商標)」シリーズ、「LAOL,LEOCOL(登録商標)」シリーズ、「LIONOL(登録商標)」シリーズ、「CADENAX(登録商標)」シリーズ、「LIONON(登録商標)」シリーズ及び「LEOFAT(登録商標)」シリーズ等;花王(株)製のアニオン界面活性剤「EMAL(登録商標)」シリーズ、「LATEMUL(登録商標)」シリーズ、「VENOL(登録商標)」シリーズ、「NEOPELEX(登録商標)」シリーズ、NS SOAP、KS SOAP、OS SOAP及び「PELEX(登録商標)」シリーズ等;ライオン(株)製のアニオン界面活性剤「LIPOLAN(登録商標)」シリーズ、「LIPON(登録商標)」シリーズ、「SUNNOL(登録商標)」シリーズ、「LIPOTAC(登録商標) TE,ENAGICOL」シリーズ、「LIPAL(登録商標)」シリーズ及び「LOTAT(登録商標)」シリーズ等;第一工業製薬(株)製のカチオン界面活性剤「カチオーゲン(登録商標)ES−OW」及び「カチオーゲン(登録商標)ES−L」等;があげられる。前記他の界面活性剤は、1種類を単独で用いても、2種類以上を併用してもよい。
前記水性インクは、さらに、水溶性有機溶剤を含んでもよい。前記水溶性有機溶剤としては、例えば、インクジェットヘッドのノズル先端部におけるインクの乾燥を防止する湿潤剤及び記録媒体上での乾燥速度を調整する浸透剤等があげられる。
前記湿潤剤は、特に限定されず、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等の低級アルコール;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド;アセトン等のケトン;ジアセトンアルコール等のケトアルコール;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル;ポリアルキレングリコール等のポリエーテル;アルキレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタン等の多価アルコール;2−ピロリドン;N−メチル−2−ピロリドン;1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン;等があげられる。前記ポリアルキレングリコールは、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等があげられる。前記アルキレングリコールは、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、チオジグリコール、ヘキシレングリコール等があげられる。これらの湿潤剤は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。これらの中で、アルキレングリコール、グリセリン等の多価アルコールが好ましい。
前記水性インク全量における前記湿潤剤の含有量は、例えば、0質量%〜95質量%、5質量%〜80質量%、5質量%〜50質量%である。
前記浸透剤は、例えば、グリコールエーテルがあげられる。前記グリコールエーテルは、例えば、エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコール−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレングリコール−n−プロピルエーテル、ジエチレングリコール−n−ブチルエーテル、ジエチレングリコール−n−ヘキシルエーテル、トリエチレングリコールメチルエーテル、トリメチレングリコールエチルエーテル、トリエチレングリコール−n−プロピルエーテル、トリエチレングリコール−n−ブチルエーテル、プロピレングリコールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエーテル、プロピレングリコール−n−プロピルエーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコール−n−プロピルエーテル、ジプロピレングリコール−n−ブチルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエーテル、トリプロピレングリコールエチルエーテル、トリプロピレングリコール−n−プロピルエーテル及びトリプロピレングリコール−n−ブチルエーテル等があげられる。前記浸透剤は、1種類を単独で用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
前記水性インク全量における前記浸透剤の含有量は、例えば、0質量%〜20質量%、0質量%〜15質量%、1質量%〜6質量%である。
前記水性インクは、必要に応じて、さらに、従来公知の添加剤を含んでもよい。前記添加剤としては、例えば、pH調整剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、防黴剤、光沢紙定着剤等があげられる。前記粘度調整剤は、例えば、ポリビニルアルコール、セルロース、水溶性樹脂等があげられる。
前記水性インクは、例えば、前記キナクリドン顔料と、前記アゾ顔料と、前記水と、必要に応じて他の添加成分とを、従来公知の方法で均一に混合し、フィルタ等で不溶解物を除去することにより調製できる。
つぎに、本発明のインクセットについて説明する。
本発明のインクセットは、インクジェット記録用水性マゼンタインクと、インクジェット記録用水性イエローインクと、を含み、前記水性マゼンタインクは、本発明のインクジェット記録用水性インクであり、前記水性イエローインクは、イエロー顔料と、水と、を含む、ことを特徴とする。
前記イエロー顔料としては、例えば、C.I.ピグメントイエロー1、2、3、12、13、14、15、16、17、55、73、74、75、78、83、93、94、95、97、98、114、128、129、138、150、151、154、180、185及び194、並びにこれらの顔料の固溶体等があげられる。
前記水性イエローインクにおいて、前記水は、イオン交換水又は純水であることが好ましい。前記水性イエローインク全量における前記水の含有量は、例えば、10質量%〜90質量%、20質量%〜80質量%である。前記水の含有量は、例えば、他の成分の残部としてもよい。
前記水性イエローインクは、必要に応じて、前記キナクリドン顔料及び前記アゾ顔料を含む本発明の水性インクと同様の界面活性剤、水溶性有機溶剤、添加剤等を含んでもよい。
前記水性イエローインクは、例えば、前記イエロー顔料と、前記水と、必要に応じて他の添加成分とを、従来公知の方法で均一に混合し、フィルタ等で不溶解物を除去することにより調製できる。
本発明のインクセットは、さらに、下記条件式を満たしてもよい。

Y≦(Q+A)+2
Y:前記水性イエローインク全量における前記イエロー顔料の含有量(質量%)
Q+A:前記水性マゼンタインク全量における前記キナクリドン顔料の含有量(Q)と、前記アゾ顔料の含有量(A)との合計(質量%)
つぎに、本発明のインクジェット記録装置について説明する。
本発明のインクジェット記録装置は、インク収容部及びインク吐出手段を含み、前記インク収容部に収容されたインクを前記インク吐出手段によって吐出するインクジェット記録装置であって、前記インク収容部に、本発明のインクジェット記録用水性インクが収容されていることを特徴とする。
図2に、本発明のインクジェット記録装置の一例の構成を示す。図示のとおり、このインクジェット記録装置1は、4つのインクカートリッジ2と、インク吐出手段(インクジェットヘッド)3と、ヘッドユニット4と、キャリッジ5と、駆動ユニット6と、プラテンローラ7と、パージ装置8と、を主要な構成要素として含む。
4つのインクカートリッジ2は、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの4色の水性インクを、それぞれ1色ずつ含む。例えば、前記水性マゼンタインクが、本発明のインクジェット記録用水性インクである。また、例えば、前記水性イエローインクが、本発明のインクセットを構成するインクジェット記録用水性イエローインクである。本例では、4つのインクカートリッジ2のセットを示したが、これに代えて、水性イエローインク収納部、水性マゼンタインク収納部、水性シアンインク収納部及び水性ブラックインク収納部を形成するようにその内部が間仕切りされた一体型のインクカートリッジを用いてもよい。前記インクカートリッジの本体としては、例えば、従来公知のものを使用できる。
ヘッドユニット4に設置されたインクジェットヘッド3は、記録媒体(例えば、記録用紙)Pに記録を行う。キャリッジ5には、4つのインクカートリッジ2及びヘッドユニット4が搭載される。駆動ユニット6は、キャリッジ5を直線方向に往復移動させる。駆動ユニット6としては、例えば、従来公知のものを使用できる(例えば、特開2008−246821号公報参照)。プラテンローラ7は、キャリッジ5の往復方向に延び、インクジェットヘッド3と対向して配置されている。
パージ装置8は、インクジェットヘッド3の内部に溜まる気泡等を含んだ不良インクを吸引する。パージ装置8としては、例えば、従来公知のものを使用できる(例えば、特開2008−246821号公報参照)。
パージ装置8のプラテンローラ7側には、パージ装置8に隣接してワイパ部材20が配設されている。ワイパ部材20は、へら状に形成されており、キャリッジ5の移動に伴って、インクジェットヘッド3のノズル形成面を拭うものである。図2において、キャップ18は、水性インクの乾燥を防止するため、記録が終了するとリセット位置に戻されるインクジェットヘッド3の複数のノズルを覆うものである。
本例のインクジェット記録装置1においては、4つのインクカートリッジ2は、ヘッドユニット4と共に、1つのキャリッジ5に搭載されている。ただし、本発明は、これに限定されない。インクジェット記録装置1において、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジは、ヘッドユニット4とは別のキャリッジに搭載されていてもよい。また、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジは、キャリッジ5には搭載されず、インクジェット記録装置1内に配置、固定されていてもよい。これらの態様においては、例えば、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジと、キャリッジ5に搭載されたヘッドユニット4とが、チューブ等により連結され、4つのインクカートリッジ2の各カートリッジからヘッドユニット4に前記水性インクが供給される。また、これらの態様においては、4つのインクカートリッジ2に代えて、ボトル形状の4つのインクボトルを用いてもよい。この場合、前記インクボトルには、外部から内部にインクを注入するための注入口が設けられていることが好ましい。
このインクジェット記録装置1を用いたインクジェット記録は、例えば、つぎのようにして実施される。まず、記録用紙Pが、インクジェット記録装置1の側方又は下方に設けられた給紙カセット(図示せず)から給紙される。記録用紙Pは、インクジェットヘッド3と、プラテンローラ7との間に導入される。導入された記録用紙Pに、インクジェットヘッド3から吐出される水性インクにより所定の記録がされる。記録後の記録用紙Pは、インクジェット記録装置1から排紙される。本発明によれば、マゼンタ〜レッドにかけての彩度(a−b平面方向への色域)を広げつつ、記録濃度(L−C方向への色域)が高い記録物を得ることが可能である。図2においては、記録用紙Pの給紙機構及び排紙機構の図示を省略している。
図2に示す装置では、シリアル型インクジェットヘッドを採用するが、本発明は、これに限定されない。前記インクジェット記録装置は、ライン型インクジェットヘッドを採用する装置であってもよい。
つぎに、本発明の実施例について比較例と併せて説明する。なお、本発明は、下記の実施例及び比較例により限定及び制限されない。
〔顔料分散液A及びBの調製〕
顔料(PV19及びPR202の固溶体)20質量%、スチレン−アクリル酸共重合体の水酸化ナトリウム中和物 7質量%(酸価175mgKOH/g、分子量10000)に、純水を加え全体を100質量%とし、撹拌混合して混合物を得た。この混合物を、0.3mm径ジルコニアビーズを充填した湿式サンドミルに入れ、6時間分散処理を行った。その後、ジルコニアビーズをセパレータにより取り除き、孔径3.0μmセルロースアセテートフィルターでろ過することにより、表1に示す顔料分散液Aを得た。なお、スチレン−アクリル酸共重合体は、一般に顔料の分散剤として用いられる水溶性のポリマーである。また、顔料種、成分割合、分散処理時間を適宜変更した以外は同様にして、表1に示す顔料分散液Bを得た。
[実施例1〜12、比較例1及び2]
インク組成(表1)における、顔料分散液を除く成分を、均一に混合しインク溶媒を得た。つぎに、前記顔料分散液に、前記インク溶媒を加え、均一に混合した。その後、得られた混合物を、東洋濾紙(株)製のセルロースアセテートタイプメンブレンフィルタ(孔径3.00μm)でろ過することで、表1に示す実施例1〜12、比較例1及び2のインクジェット記録用水性インクを得た。
実施例1〜12、比較例1及び2の水性インクについて、(a)マゼンタ彩度評価、(b)レッド彩度評価、(c)マゼンタ彩度とレッド彩度との合計評価及び(d)記録濃度評価を、下記方法により実施した。
(a)マゼンタ彩度評価
ブラザー工業(株)製のインクジェット記録装置MFC−J6995CDWを使用して、実施例及び比較例の水性インクを用いて、記録媒体(International paper社製の「Hammermill Fore Multi−Purpose Paper」)に対して、記録デューティー100%で画像を記録した。前記画像中の5箇所の彩度(C)を、X−Rite社製の分光測色計SpectroEyeにより測定し、平均値を求め、マゼンタ彩度を、下記評価基準に従って評価した。
マゼンタ彩度評価 評価基準
AA:彩度(C)が、64以上であった。
A :彩度(C)が、62以上64未満であった。
B :彩度(C)が、60以上62未満であった。
C :彩度(C)が、60未満であった。
NG:マゼンタ色を表現できなかった。
(b)レッド彩度評価
前記インクジェット記録装置MFC−J6995CDWを使用して、実施例及び比較例の水性インクと、下記組成の水性イエローインクとを、100:0〜0:100まで5%刻みで変化させ、前記記録媒体「Hammermill Fore Multi−Purpose Paper」に対して、記録デューディー120%で画像を記録した。前記画像のうち、色相角が25°に最も近いものを、評価サンプルとした。前記評価サンプル中の5箇所の彩度(C)を、前記分光測色計SpectroEyeにより測定し、平均値を求め、レッド彩度を、下記評価基準に従って評価した。なお、下記水性イエローインク組成における顔料分散液Cは、顔料種、成分割合、分散処理時間を適宜変更した以外は前述の顔料分散液Aと同様にして調製した。
(水性イエローインク組成)
顔料分散液C(*1) 6質量%(顔料固形分量)
グリセリン 8質量%
ポリグリセリングリコール#200 3質量%
トリエチレングリコール 5質量%
トリエチレングリコール−n−ブチルエーテル 2質量%
サーフィノール(登録商標)440(*2) 0.4質量%
サンノール(登録商標)NL1430(*3) 0.4質量%
水 残部
*1:C.I.ピグメントイエロー74(平均粒子径110nm)の水分散液
*2及び*3:表1と同じ
レッド彩度評価 評価基準
A:彩度(C)が、58以上であった。
B:彩度(C)が、56以上58未満であった。
C:彩度(C)が、56未満であった。
(c)マゼンタ彩度とレッド彩度との合計評価
前述の(a)マゼンタ彩度評価における彩度(C)と、(b)レッド彩度評価における彩度(C)との合計(和)について、下記評価基準に従って評価した。
マゼンタ彩度とレッド彩度との合計評価 評価基準
AA:前記合計(和)が、125以上であった。
A :前記合計(和)が、120以上125未満であった。
C :前記合計(和)が、120未満であった。
NG:マゼンタ色を表現できなかった。
(d)記録濃度評価
前述の(b)レッド彩度評価における評価サンプル中の3箇所の光学濃度(OD値)を、前記分光測色計SpectroEye(光源:D50、視野角:2°、ANSI−T)により測定し、平均値を求め、記録濃度を、下記評価基準に従って評価した。
記録濃度評価 評価基準
AA:光学濃度(OD値)が、1.26以上であった。
A :光学濃度(OD値)が、1.23以上1.26未満であった。
B :光学濃度(OD値)が、1.19以上1.23未満であった。
C :光学濃度(OD値)が、1.19未満であった。
実施例1〜12、比較例1及び2のインク組成及び評価結果を、表1に示す。
Figure 2021014535
表1に示すとおり、実施例1〜12では、マゼンタ彩度、レッド彩度、マゼンタ彩度とレッド彩度との合計、記録濃度の全ての評価結果が良好であった。記録濃度の評価結果は、PV19及びPR202の固溶体(Q)と、PR150(A)との相加平均的な中間レベルを超えたものであった。図1に示すように、Q:A=50:50のとき、前記相加平均的な中間レベルは、PV19及びPR202の固溶体を単独で用いた比較例1の結果(1.17)と、PR150を単独で用いた比較例2の結果(1.32)から、1.245(図1中の一点鎖線)となる。これに対し、Q:A=50:50とした実施例2の結果は1.30となり、前記相加平均的な中間レベルを大幅に上回り、相乗的な効果を示した。また、図1に示すように、Q:A=70:30のとき、前記相加平均的な中間レベルは、PV19及びPR202の固溶体を単独で用いた比較例1の結果(1.17)と、PR150を単独で用いた比較例2の結果(1.32)から、1.215(図1中の二点鎖線)となる。これに対し、Q:A=70:30とした実施例4の結果は1.28となり、前記相加平均的な中間レベルを大幅に上回り、相乗的な効果を示した。
Q:A=90:10〜50:50とし、且つ、Q+Aを、4.5質量%〜8質量%とした実施例2〜6及び9〜12では、Q:A=40:60又は95:5である実施例1及び7、並びに、Q+A=4質量%である実施例8と比べて、マゼンタ彩度及びレッド彩度のバランスにより優れていた。
Q:A=90:10〜60:40とし、且つ、Q+Aを、5質量%〜8質量%とした実施例3〜6及び10〜12では、Q:A=50:50である実施例2、及び、Q+A=4.5質量%である実施例9と比べて、マゼンタ彩度とレッド彩度との合計の評価結果がさらに優れていた。
Q:A=80:20〜60:40とし、且つ、Q+Aを、6質量%〜8質量%とした実施例3〜5、11及び12では、Q:A=90:10である実施例6、及び、Q+A=5質量%である実施例10と比べて、記録濃度の評価結果がさらに優れていた。
一方、アゾ顔料を用いなかった比較例1では、記録濃度の評価結果が悪かった。また、キナクリドン顔料を用いなかった比較例2では、マゼンタ彩度の評価結果が悪かった。
以上のように、本発明の水性インクは、マゼンタ〜レッドにかけての彩度(a−b平面方向への色域)を広げつつ、記録濃度(L−C方向への色域)が高いものである。本発明の水性インクは、例えば、インクジェット記録用水性マゼンタインクとして、各種インクジェット記録に広く適用可能である。
1 インクジェット記録装置
2 インクカートリッジ
3 インク吐出手段(インクジェットヘッド)
4 ヘッドユニット
5 キャリッジ
6 駆動ユニット
7 プラテンローラ
8 パージ装置

Claims (8)

  1. キナクリドン顔料と、アゾ顔料と、水と、を含み、
    前記キナクリドン顔料は、C.I.ピグメントバイオレット19及びC.I.ピグメントレッド202を含む固溶体を含み、
    前記アゾ顔料は、C.I.ピグメントレッド150を含む、
    ことを特徴とするインクジェット記録用水性インク。
  2. 全量における前記キナクリドン顔料の含有量(Q)と、前記アゾ顔料の含有量(A)との質量比が、Q:A=95:5〜40:60であり、且つ、
    全量における前記キナクリドン顔料の含有量(Q)と、前記アゾ顔料の含有量(A)との合計(Q+A)が、4質量%〜8質量%である、請求項1記載のインクジェット記録用水性インク。
  3. 全量における前記キナクリドン顔料の含有量(Q)と、前記アゾ顔料の含有量(A)との質量比が、Q:A=90:10〜50:50であり、且つ、
    全量における前記キナクリドン顔料の含有量(Q)と、前記アゾ顔料の含有量(A)との合計(Q+A)が、4.5質量%〜8質量%である、請求項2記載のインクジェット記録用水性インク。
  4. 全量における前記キナクリドン顔料の含有量(Q)と、前記アゾ顔料の含有量(A)との質量比が、Q:A=90:10〜60:40であり、且つ、
    全量における前記キナクリドン顔料の含有量(Q)と、前記アゾ顔料の含有量(A)との合計(Q+A)が、5質量%〜8質量%である、請求項3記載のインクジェット記録用水性インク。
  5. 全量における前記キナクリドン顔料の含有量(Q)と、前記アゾ顔料の含有量(A)との質量比が、Q:A=80:20〜60:40であり、且つ、
    全量における前記キナクリドン顔料の含有量(Q)と、前記アゾ顔料の含有量(A)との
    合計(Q+A)が、6質量%〜8質量%である、請求項4記載のインクジェット記録用水性インク。
  6. さらに、アセチレングリコール系界面活性剤を含み、
    前記アセチレングリコール系界面活性剤の含有割合が、前記キナクリドン顔料の含有量と、前記アゾ顔料の含有量との合計100質量部に対して、4質量部以上である、請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インク。
  7. インクジェット記録用水性マゼンタインクと、インクジェット記録用水性イエローインクと、を含み、
    前記水性マゼンタインクは、請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェット記録用水性インクであり、
    前記水性イエローインクは、イエロー顔料と、水と、を含む、
    ことを特徴とするインクセット。
  8. さらに、下記条件式を満たす、請求項7記載のインクセット。

    Y≦(Q+A)+2
    Y:前記水性イエローインク全量における前記イエロー顔料の含有量(質量%)
    Q+A:前記水性マゼンタインク全量における前記キナクリドン顔料の含有量(Q)と、前記アゾ顔料の含有量(A)との合計(質量%)
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