JP2021014230A - 照明装置、照明装置の使用方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 照明装置の線状の光取り出し部の一方の端部から他方の端部まで略一定の輝度を有する照明装置を提供する。【解決手段】 薄箱型枠体3の平面視において、光取り出し部17は、表面部の輪郭に沿って直線部と曲線部を含む任意の形状に形成される。薄箱型枠体3の内部には、平面視において、光取り出し部17の形状に合わせた所定位置にLED光源13を支持する側壁部11aが、底面部9から起立して設けられる。LED光源13を支持する側壁部11aは、導光空間25の内部において、光取り出し部17から所定距離離間して、光取り出し部17と略平行になるように略相似形に形成される。したがって、各LED光源13から光取り出し部17までの距離は、略均一である。また、光取り出し部17の直線部21と曲線部23a、23bのそれぞれにおいて、LED光源13の側壁部11aに沿ったピッチが異なる。【選択図】図5

Description

本発明は、例えば自動車等に用いられる照明装置に関するものである。
省エネルギーおよび長寿命であることから、LED(Light Emitting Diode)照明が普及しており、LEDを用いた照明は数多く提案されている。例えば、自動車等の車内に用いられる加飾用の照明装置として、線状の雰囲気照明がある。
このような線状雰囲気照明としては、いわゆる線状ライトガイドである側面発光型光ファイバを使用する方法が提案されている(特許文献1)。
また、略円板状の枠体の内部に、円板形状の導光空間が形成され、導光空間を形成する枠体の内表面に高拡散反射率を有するマイクロ発泡樹脂が貼り付けられ、光をリング状に取り出すことが可能な照明装置が提案されている(特許文献2)。
また、レーザ光を放出する光源と、光ファイバ、線状導光体、レフレクターなどからなる集合照明装を有し、線状導光体のそれぞれの出射面から放出される光を照明光として放出可能で、線状照明装置として利用可能な集合照明装置が提案されている(特許文献3)。
また、導光板の出光面と対向する面側に配置された反射シートと、導光板の出光面または当該出光面と対向する面に複数形成された反射プリズムと、出光面に形成された複数の反射ドットと、を備えた照明装置が提案されている(特許文献4)。特許文献4の反射プリズムは、それぞれの断面が台形状であり、入光面に対して平行な方向に延びるように形成される。このような、複数の反射プリズムの台形状の突出量、複数の反射プリズムの配列ピッチ、および複数の反射ドットの密度分布などを調整することで、均一な光を取り出すことができる。
特開2016−201200号公報 特開2017−016854号公報 特開2013−080638号公報 特開2015−041439号公報
しかし、特許文献1の照明装置のように、光ファイバの端面から光を入射させる方法では、光ファイバの軸方向に少しずつ漏光させながら他方の端面に向かって導光されるため、光源から距離が遠くなると、少しずつ輝度が低下する問題がある。また、曲り部での輝度低下が大きい問題があるため、光取り出し部の形状に曲がり部がある場合には、線状の光取り出し部から均一な光を取り出すことが不可能であるという問題がある。
また、このような光ファイバは、量産品が用いられるため、例えば、断面が円形状でない異形断面の光取り出し部材から光を取り出すような場合には、光源との光接続が困難であるという問題がある。このため、断面形状が異形の部材に使用することが困難である。
また、特許文献2の照明装置は、略円板状の枠体が形成する導光空間の中央であって、光取り出し部から視認できない位置にLED光源が配置されているため、照明装置からリング状に光を取り出すことはできるものの、例えば直線部と曲線部を有する線状の光取り出し部を形成して、この光取り出し部から均一な輝度を有する光を取り出すものではない。
また、特許文献3は、光ファイバ、線状導光体、線状導光体を覆うレフレクターなどを必要とし、レーザ光を利用するため、高輝度の照明として利用するには高出力にする必要があり、発熱の問題がある。
また、特許文献4の照明装置も、特許文献2と同様に、直線部と曲線部を有する光取り出し部を形成して光取り出し部から均一な光を取り出すものではない。
このように、特許文献2〜4の照明装置のような、導光空間の内面を光拡散性部材で覆った導光空間内に、点光源を配置して環状に光を取り出す照明装置や、直線状に光源を配置した照明装置は存在するが、L字状などの直線部と曲線部が複合した線状の細長い光取り出し部を有する照明装置から均一な光を取り出すことが可能な照明装置は存在しない。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、少なくとも直線部と曲線部とを組み合わせた形状からなる線状の光取り出し部を有する薄箱型の雰囲気照明装置であって、照明装置の線状の光取り出し部の一方の端部から他方の端部まで略一定の輝度を有する照明装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために、第1の発明は、薄箱型枠体の中空部の内部に複数のLED光源が配置され、前記薄箱型枠体の所定幅を有する線状の光取り出し部から光を取り出す照明装置において、前記薄箱型枠体は、相互に所定距離離間した表面部と底面部と、前記表面部と前記底面部を繋ぐ側壁部により形成され、前記表面部は、前記光取り出し部と化粧パネルにより形成され、前記薄箱型枠体の内部には、前記表面部と前記底面部と前記側壁部により枠体内空間が形成され、前記光取り出し部を除く前記表面部の前記化粧パネルの内表面と、前記底面部の内表面には、高光拡散反射性部材が設けられていて、前記薄箱型枠体の平面視において、前記光取り出し部は、前記表面部の輪郭に沿って直線部と曲線部を含む任意の形状に形成され、前記薄箱型枠体の断面において、前記光取り出し部は、前記薄箱型枠体の端部位置、あるいは前記薄箱型枠体の端部から所定距離離隔した位置に形成され、前記枠体内空間の内部には、前記光取り出し部の形状に合わせた所定位置に前記LED光源を支持する前記側壁部が、前記底面部から起立して設けられ、前記LED光源を支持する前記側壁部の両端部は、前記薄箱型枠体の他の前記側壁部に接続されることで、前記薄箱型枠体の内部には、前記光取り出し部を含む前記表面部と前記底面部と前記側壁部により導光空間が形成され、前記LED光源を支持する前記側壁部は、前記導光空間の内部において、前記光取り出し部から所定距離離間して、前記光取り出し部と略平行になるように略相似形に形成され、複数の前記LED光源は、発光面を前記光取り出し部側に対向する前記側壁部の方向に向けて、相互に所定距離離間して前記LED光源を支持する側壁部に形成され、平面視において、前記光取り出し部の前記曲線部が、前記LED光源からの光の出射方向に向けて凸状に形成されている部分では、当該曲線部に対応する、曲線状の前記側壁部における前記LED光源の配置間隔は、前記光取り出し部の前記直線部に対応する、直線状の前記側壁部における前記LED光源の配置間隔より小さく、平面視において、前記光取り出し部の前記曲線部が、前記LED光源からの光の出射方向に向けて凹状に形成されている部分では、当該曲線部に対応する、曲線状の前記側壁部における前記LED光源の配置間隔は、前記光取り出し部の前記直線部に対応する、直線状の前記側壁部における前記LED光源の配置間隔より大きく、前記LED光源から放出される光を、前記光取り出し部のいずれの位置においても略均一な光として取り出すことが可能であることを特徴とする照明装置である。
前記高光拡散反射性部材は、波長450nm〜650nm可視光帯における、酸化アルミニウム反射板に対する光の拡散反射率90%以上のマイクロ発泡樹脂シート製であり、前記側壁部の前記LED光源が配置される面にも、前記高光拡散反射性部材が設けられ、前記導光空間の内部に配置された前記LED光源から放出される光を、前記光取り出し部のいずれの位置においても略均一な光として取り出すことが可能であってもよい。
前記光取り出し部の直線部から略均等な輝度の光を取り出すためのLED光源の配置間隔は、発光面の法線のLED光源の発光面の中心から前記光取り出し部の幅方向中心までの距離Hをとすると、H×tan(45°)以下とする必要がある。具体的には、配置間隔を、発光面の法線のLED光源の発光面の中心から前記光取り出し部の幅方向中心までの距離H以下とする必要がある。このようにすることで、光取り出し部から取り出す光を略均一な光として、より確実に取り出すことができる。
前記側壁部が前記薄箱型枠体の側面を兼ねることで、前記薄箱型枠体が形成する前記枠体内空間と前記導光空間が一致する枠体構造としてもよい。
前記化粧パネルが前記光取り出し部の反対方向である前記側壁部より外方に延出されていてもよい。
断面において、前記LED光源が配置される前記側壁部は、前記底面部から前記化粧パネル側に向かって先細り、前記LED光源が、前記側壁部の斜面に配置され、前記LED光源の発光面の法線が、前記光取り出し部の中央に向かうように、前記化粧パネルに対して傾斜して配置されてもよい。
前記LED光源は、テープ状あるいはリジッド基板上に所定間隔で配置されていてもよい。
また、第2の発明は、薄箱型枠体の中空部の内部に複数のLED光源が配置され、前記薄箱型枠体の所定幅を有する線状の光取り出し部から光を取り出す照明装置において、前記薄箱型枠体は、相互に所定距離離間した表面部と底面部と、前記表面部と前記底面部を繋ぐ側壁部により形成され、前記表面部は、前記光取り出し部と化粧パネルにより形成され、前記薄箱型枠体の内部には、前記表面部と前記底面部と前記側壁部により枠体内空間が形成され、前記光取り出し部を除く前記表面部の前記化粧パネルの内表面と、前記底面部の内表面には、波長450nm〜650nm可視光帯における、酸化アルミニウム反射板に対する光の拡散反射率90%以上の高光拡散反射性部材が設けられていて、前記薄箱型枠体の平面視において、前記光取り出し部は、前記表面部の輪郭に沿って直線部と曲線部を含む任意の形状に形成され、前記薄箱型枠体の断面において、前記光取り出し部は、前記薄箱型枠体の端部位置、あるいは前記薄箱型枠体の端部から所定距離離隔した位置に形成され、前記枠体内空間の内部には、前記光取り出し部の形状に合わせた所定位置に前記側壁部が前記底面部から起立して設けられ、前記薄箱型枠体の内部には、前記光取り出し部を含む前記表面部と前記底面部と前記側壁部により導光空間が形成され、平面視において、複数の前記LED光源は、前記光取り出し部から所定距離離間して、前記側壁部の近傍であって、前記側壁部に沿って、前記光取り出し部と略平行に略相似形に、前記光取り出し部の外部から視認できない位置か、あるいは、前記光取り出し部が、前記LED光源の発光面の配光半角の範囲に含まれないような位置に、前記LED光源の発光面を前記化粧パネルの裏面に向けて、相互に所定距離離間して配置され、平面視において、前記光取り出し部の前記曲線部が、前記LED光源からの光の出射方向に向けて凸状に形成されている部分では、当該曲線部に対応する、曲線状に配置された前記LED光源の配置間隔は、前記光取り出し部の前記直線部に対応する、直線状に配置された前記LED光源の配置間隔より小さく、平面視において、前記光取り出し部の前記曲線部が、前記LED光源からの光の出射方向に向けて凹状に形成されている部分では、当該曲線部に対応する、曲線状に配置された前記LED光源の配置間隔は、前記光取り出し部の前記直線部に対応する、直線状に配置された前記LED光源の配置間隔より大きく、前記LED光源から放出される光を、前記光取り出し部のいずれの位置においても略均一な光として取り出すことが可能であることを特徴とする照明装置である。
第1、第2の発明において、前記光取り出し部を含む前記表面部と前記底面部の対向面の間隔が、前記LED光源から、前記光取り出し部に向かって、徐々に縮小するように、前記薄箱型枠体が、略楔形状に形成されていてもよい。
前記LED光源が、前記光取り出し部の端部近傍に対応する位置に配置されず、前記光取り出し部の端部近傍の輝度が、端部に向かって徐々に低下してもよい。
前記光取り出し部の面積が、前記導光空間の全表面積の20%以下であることが望ましい。望ましくは前記導光空間の全表面積の15%以下であり、さらに望ましくは10%以下であってもよい。
前記光取り出し部には、光拡散性の光透過部材、着色された光透過率の低い光透過部材、あるいは表面に微細プリズムが形成された透明材料からなる光透過部材のいずれかが配置され、前記光透過部材は、アクリル樹脂またはポリカーボネート樹脂製であり、前記LED光源は消灯時には、前記薄箱型枠体の内部が視認できない材料や構造であってもよい。
前記LED光源は、RGB一体型光源であり、RGBのそれぞれが独立して切り替え可能な構造を有していてもよい。
照明装置が、自動車の内装部材用の照明装置であってもよい。
第1の発明では、薄箱型枠体の中空部の内部にLED光源が配置され、LED光源からの光を導光する導光空間が形成される。この際、導光空間の内部に、LED光源を支持する側壁部が形成される。側壁部は、光取り出し部の形状に合わせて設けられ、この側壁部に複数のLED光源が所定間隔で配置される。このように、複数個のLED光源が光取り出し部の長手方向に対して、所定距離間隔に配置される。
ここで、光取り出し部の、幅方向の中心を通る中心線を基準に考えることにする。この場合、複数個のLED光源が配置される側壁部は、化粧パネルの裏面側であって、光取り出し部から所定距離離間して、光取り出し部の中心線と略平行になるように略相似形に形成される。このため、LED光源の発光面の法線方向に対して、複数のLED光源のそれぞれの発光面と、光取り出し部のそれぞれに対応する位置との距離は略同一に設定される。このため、部位によらず、光取り出し部から均一な光を取り出すことができる。
さらに、光取り出し部の曲線部が、出射方向に向けて凸状に形成されている部分では、薄箱型枠体の内部に形成された側壁部におけるLED光源の配置間隔を、側壁部の直線部における配置間隔より小さくして、光取り出し部の曲線部が、出射方向に向けて凹状に形成されている部分では、薄箱型枠体の内部に形成された側壁部におけるLED光源の配置間隔を、側壁部の直線部における配置間隔より大きくするようにLED光源を配置する。このように曲線部におけるLED光源の配置間隔を調整することで、直線部の他に曲線部が存在しても、曲線部からも略均一な光を取り出すことが可能になる。
この際、線状の光取り出し部から取り出す光は、側面発光型光ファイバ照明のように、光取り出し部の内部を長手方向に導光されるものでないことから、光取り出し部の内部を導光されることによる輝度低下が起こることがない。このため、光取り出し部の長手方向位置が異なっても、光取り出し部から均一な光を取り出すことができる。
このように、直線部と曲線部とを有する線状の光取り出し部に対して、ほぼ平行に複数のLED光源を配置し、このLED光源同士の間隔を、光取り出し部の形状に応じて適切に変更することで、光取り出し部のいずれの位置においても略均一な輝度で、光として取り出すことができる。
なお、LED光源の配置間隔は、光取り出し部とLED光源の発光面との距離を所定距離とした際に、所定角度の配光角が互いに重なるように設定される。この際、光取り出し部とLED光源の発光面との距離が等距離となるようにLED光源を配置することで、直接光の輝度を略均一にすることができる。また、照明装置の内部空間から取り出す間接光の輝度も、照明装置の内部の導光空間の断面形状(より具体的には、LED光源とこれと対向する光取り出し部を含むLED光源の発光面の法線方向の断面形状)を光取り出し部の形状に合わせた所定の形状とすることで、照明装置から取り出す間接光も均一化することができる。
また、薄箱型枠体の内表面の内、少なくとも光取り出し部以外の表面部の裏面と底面部には、拡散反射率の高いマイクロ発泡樹脂製の高光拡散反射性部材が貼り付けられる。このように、高光拡散反射性部材が、マイクロ発泡樹脂で形成されていれば、マイクロ発泡樹脂の拡散反射性が高いため、LED光源から出射された光を導光空間内で繰り返し拡散反射させることができる。このため、金属などの他の光反射部材を使用して多重反射された場合より、照明装置の外部に取出す光の輝度をより均一化することができる。
このように、マイクロ発泡樹脂製の高光拡散反射性部材を用いることで、LED光源の出射方向にできる導光空間の内部に光を閉じ込めると同時に、薄箱型枠体の内部の導光空間に閉じ込めた光を、導光空間で多重拡散反射により均一化することができる。また、薄箱型枠体の内部の側壁部に、マイクロ発泡樹脂製の高光拡散反射性部材を貼り付けることで、側壁部で仕切られた導光空間における拡散反射性をより高め、枠体の剛性を高めると同時に、薄箱型枠体の衝撃吸収性を高めることができる。
また、LED光源が配置される側壁部が、薄箱型枠体の側面を兼ねるようにすることで、側壁部の後方に、過剰な空間を形成する必要がなく、コンパクトな照明装置を得ることができる。
また、化粧パネルを光取り出し部の反対方向の側壁部より外方に延出させることで、設置場所あるいは設置部材に応じたサイズの化粧パネルを適用することができ、任意の形状の照明装置を得ることができる。また、化粧パネルを外方に延出した形状とすることで、外方に延出した部分を放熱空間に利用することができる。
また、断面において、LED光源が配置される側壁部の厚みを、底面部から化粧パネル側に向かって先細るようにして、LED光源を側壁部の斜面に配置することで、LED光源の発光面の法線を、光取り出し部の中央線に向かうようにすることができる。このように、LED光源の発光面の法線が化粧パネルに対して傾斜するようにLED光源を配置することで、LED光源からの直接光を効率良く光取り出し部から取り出すことができ、全体的な輝度を向上させることができる。
また、側壁部へのLED光源の取り付けは、可撓性を有するテープ状の基板を用いてもよいし、リジッド基板をそのまま、あるいはリジッド基板を多数折れ線状に連続して用いてもよい。可撓性を有するテープ状の基板を用いることで、側壁部の直線形状及び曲線形状に沿うようにLED光源を配置することができる。
また、第2の発明によれば、第1の発明と略同様の効果を得ることができる。第2の発明では、側壁部ではなく、底面部にLED光源が配置されるため、光取り出し部から視認できない位置にLED光源を配置するか、あるいは、光取り出し部がLED光源の配光角の範囲内に入らないように、側壁部に沿って、側壁部近傍の底面部に配置される。このような配置とすることで、LED光源からの直接光が光取り出し部から出射することを抑制し、拡散反射によって均一化した間接光を光取り出し部まで導光することができる。
このように、導光空間が光取り出し部に沿って長手方向に著しく長い場合であっても、側壁部にLED光源を配置する場合と略同様の断面形状の導光空間を実現することで、側壁部にLED光源を配置する場合と比較して、直接光の出射を抑制して、低次反射の拡散反射光の強度を略同様にすることができる。これにより、LED光源を枠体の底面に配置し、間接光のみを光取り出し部に導入したとしても、側壁部にLED光源を配置した場合と同様の効果を得ることができ、光取り出し部から、均一な光を取り出すことができる。
ここで、光取り出し部と化粧パネルから構成される表面部と、表面部に対向する底面部とは、必ずしも平行でなくてもよい。例えば、表面部と底面部との距離が、LED光源側から光取り出し部方向に向かって徐々に縮小するように、表面部に対して底面部を傾斜させても良い。このように、表面部に対して底面部が傾斜部を有していれば、傾斜部での反射により、光取り出し部から取り出す光の強度を高めることできる。
また、側壁部の両端部近傍にLED光源を配置せず、LED光源の配置に対して光取り出し部の長さを長くすることで、光取り出し部の端部近傍の輝度が、端部側に行くほど低下するグラデーション効果を付与することが可能になる。これにより、照明装置による装飾性が向上する。
ここで、導光空間の全内表面積に対して、線状の光取り出し部の面積の割合は20%以下とすることで、光閉じ込め効果が大きくなる。このように、光取り出し部の面積を導光空間の内表面積に対して小さく設計することで、光閉じ込め効果を高めることができる。また、導光空間の全内表面積に対する、線状の光取り出し部の面積割合を15%以下や10%以下とすることで、光閉じ込め効果をより高くすることができる。
また、光取り出し部に光拡散性の光透過部材、着色された光透過率の低い光透過部材、あるいは表面に微細プリズムが形成された透明材料からなる光透過部材のいずれかを配置することで、光取り出し部から取り出す光のグレア感を低減することができる。さらに照明装置を使用していない状態では、照明装置の内部を視認できないようにすることができる。このため、照明装置の外観を損なうことがない。
また、LED光源がRGB一体型光源であって、RGBのそれぞれが独立して切り替え可能な構造を有している場合には、LED光源の切換え、または混合により、発光色を制御することが可能である。以上のように、LED光源をRGBの異なる発光色に発光させることが可能であるため、加飾効果などを付与することができる。例えば、側壁部に配置されたLED光源の発光色を、使用者の好みに応じて、又はスピーカなどと組み合わせて変えることで、自動車用の雰囲気照明として好適である。
第3の発明は、第1又は第2の発明にかかる照明装置を自動車の室内に設置し、前記自動車は、前記自動車の周囲の障害物を検知する障害物検知センサと、前記照明装置の制御部とを有し、前記制御部によって、通常時には、前記照明装置の照明を通常照明信号で制御するとともに、前記障害物検知センサで障害物があると検知されると、前記照明装置の照明を警告照明信号で制御することを特徴とする照明装置の使用方法である。
第3の発明によれば、照明装置を、緊急時には危険を知らせる緊急時の警告照明としても使用することができる。例えば、底面部及び側壁部の両者にLED光源を配置した場合には、側壁部上の光源あるいは底面部上の光源の一方を雰囲気照明として使用し、他方を緊急時に危険を知らせるオレンジ色の点滅光源などとすることができ、さらにスピーカで危険を知らせるインテリジェント照明として使用することもできる。
本発明によれば、少なくとも直線部と曲線部とを組み合わせた形状からなる線状の光取り出し部を有する薄箱型の雰囲気照明装置であって、照明装置の線状の光取り出し部の一方の端部から他方の端部まで略一定の輝度を有する照明装置を提供することができる。
照明装置1を示す分解斜視図。 照明装置1を示す組立斜視図。 照明装置1の断面図であって、図2のA−A線断面図。 (a)は、側壁部11aに対して、テープ状基板19aを配置する構成を示す図、(b)は、側壁部11aに対して、リジッド基板19bを配置する構成を示す図。 化粧パネル15を透視した照明装置1の平面図。 導光空間25内での導光態様を示す概念図。 光取り出し部17の形状に対応した、LED光源13の配置を示す図で、(a)は一定のピッチでLED光源13を配置した状態を示す図、(b)は、光取り出し部17の形態に応じて、LED光源13のピッチを変えた状態を示す図。 (a)は、隣接するLED光源13a、13bと、これと対向する光取り出し部17a、17bの関係を示す図、(b)は、隣接する2つのLED光源13a、13bの光束の重なりを示す図 化粧パネル15を透視した照明装置1aの平面図。 (a)は、照明装置1bの部分断面図、(b)は、照明装置1cの部分断面図。 (a)は、照明装置1dの部分断面図、(b)は、照明装置1eの部分断面図。 照明装置1fを示す分解斜視図。 照明装置1fを示す組立斜視図。 照明装置1gを示す分解斜視図。 照明装置1gを示す平面図。 照明装置1hを示す分解斜視図。 照明装置1hを示す断面図。 照明装置1iを示す分解斜視図。 化粧パネルを透視した従来の照明装置100を示す平面図。 照明装置取り付け構造40を示す図。 照明装置制御システム30の構成を示すブロック図。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は、照明装置1を示す分解斜視図であり、図2は、照明装置1の組立斜視図である。なお、以下の説明において、LED光源の配線等は図示を省略する。
照明装置1は、薄箱型枠体3の中空部の内部に、複数のLED光源13が配置され、薄箱型枠体3の表面部7の所定幅を有する線状の光取り出し部17から光を取り出すものである。照明装置1は、主に、薄箱型枠体3、高光拡散反射性部材5、LED光源13等から構成される。薄箱型枠体3は、相互に所定距離離間した表面部7と底面部9と、表面部7と底面部9を繋ぐ側壁部11、11aにより形成される。
表面部7は、光取り出し部17と化粧パネル15により形成される。薄箱型枠体3の平面視において、光取り出し部17は、表面部7の輪郭に沿って直線部と曲線部を含む任意の形状に形成される。なお、光取り出し部17の形状等の詳細は後述する。
図3は、照明装置1の断面図であって、図2のA−A線断面図である。薄箱型枠体3の内部には、表面部7と底面部9と側壁部11により枠体内空間24が形成される。なお、側壁部11は、薄箱型枠体3の側面の全周を覆うように配置される。枠体内空間24の内部には、平面視において、光取り出し部17の形状に合わせた所定位置にLED光源13を支持する側壁部11aが、底面部9から起立して設けられる。
LED光源13を支持する側壁部11aの両端部が、薄箱型枠体3の他の側壁部11に接続されることで、薄箱型枠体3の内部には、表面部7と底面部9と側壁部11aにより、光取り出し部17を含む導光空間25が形成される。すなわち、薄箱型枠体3の側面の外周を覆う側壁部11によって枠体内空間24が形成され、側壁部11aは、枠体内空間24を、導光空間25と空間12とに2分するように配置される。
ここで、導光空間25に対して、底面部9と化粧パネル15のサイズが大きく、両者の外縁部が側壁部11で囲まれるため、側壁部11a(薄箱型枠体3の内部の壁部)の後方であって、化粧パネル15の背面側に空間12が形成される。この場合は、後方の空間12を、LED光源13からの発熱の放熱空間として使用することができる。ここで、側壁部11aの上端と化粧パネル15の裏面とを完全に密着させずに、両者の間に隙間を設けても良いし、側壁部11aに小孔やスリットを設けても良い。側壁部11aと化粧パネル15の裏面との間の少なくとも一部に隙間を設けることで、LED光源13からの発熱を効率的に導光空間25の後の空間12に放熱することができる。
導光空間25における光取り出し部17の面積は、導光空間25の内面の全表面積の20%以下であることが望ましい。すなわち、高光拡散反射性部材5の占める面積の割合は、導光空間25の内面の全表面積の80%以上である。さらに望ましくは、導光空間25の全内表面積に対して、光取り出し部17の面積の割合は10%以下であり、高光拡散反射性部材5の占める面積の割合は90%以上である。このように、光取り出し部17の面積を、導光空間25の内表面積に対して小さく設計することで、光閉じ込め効果を高めることができ、光取り出し部17からの光の輝度を高めることができる。
なお、図1等において、側壁部11aとLED光源13とは一体で示すが、側壁部11aに対して、LED光源13が搭載された基板を張り付けてもよい。例えば、図4(a)に示すように、可撓性を有するテープ状基板19a上に、LED光源13を所定の間隔で配置し、側壁部11aの形状に沿って張り付けてもよい。この場合には、テープ状基板19aが可撓性を有するため、側壁部11aの直線形状又は曲線形状に沿ってLED光源13を配置することができる。
また、図4(b)に示すように、リジッド基板19b上にLED光源13を所定間隔で配置し、側壁部11aの形状に沿って張り付けてもよい。この場合には、直線部では、平坦なリジッド基板19bがそのまま張り付けられ、側壁部11aの曲線部では、互いに分割されたリジッド基板19b同士を、可撓性を有するフレキシブルケーブル等で接続して、リジッド基板19bが側壁部11aの形状に近似するように張り付けられる。
また、リジッド基板19bを用いる場合には、側壁部11aを曲線状でなく、曲線に近似した折れ線状に形成してもよい。このように、側壁部11aを折れ線状に形成し、各面にリジッド基板19bを配置してもよい。このように、側壁部11aを折れ線状に形成しても、LED光源13を略曲面に近似した形態で配置することができる。
以上のように、LED光源13は、テープ状基板19a又はリジッド基板19b上に所定間隔で配置し、各基板を側壁部11aに沿って配置することで、側壁部11aの直線形状又は曲線形状に沿ってLED光源13を配置することができる。なお、以下の図においては、基板の図示は省略する。
ここで、照明装置1は、加飾用照明であることから、LED光源13は、RGB一体型光源であり、RGBのそれぞれが独立して切り替え可能な構造を有していることが望ましい。このように、LED光源13としてRGBの切り換え可能な光源を用いることで、所定時間ごとにLED光源13の発光色を自動で切り変えたり、あるいは使用者の好みに応じて、使用者自体がRGB光源の発光色を変更したりすることができる。なお、LED光源13は、RGB一体型光源であることが望ましいが、RGBのLED光源13を独立して近接配置したものでも良い。
なお、この際注意すべきことは、同一の駆動電流でも発光色により輝度が異なるため、最も輝度が低い発光色における輝度レベルを所定のレベルに保つことが重要である。例えば、近紫外LED励起RGB蛍光体積層型LED光源は、可視光の配光はいずれの色においてもランベルト配光を有し、駆動電流:20mA動作時の発光効率は、赤色は40lm/W、緑色は130lm/W、青色は24lm/Wと、各色で発光効率が異なる。また、必要に応じて3色同時発光させて昼光色、または白色光とすることも可能である。
表面部7の光取り出し部17を除く化粧パネル15の内表面には、波長450nm〜650nm可視光帯における、酸化アルミニウム反射板に対する光の拡散反射率90%以上の高光拡散反射性部材5が設けられる。なお、図1では図示を省略するが、底面部9の内表面及び側壁部11等の表面にも高光拡散反射性部材5を配置してもよく、または、底面部9及び側壁部11自体を高光拡散反射性部材で製造してもよい。また、さらに、高光拡散反射性部材5は、側壁部11aにおけるLED光源13が配置される面(基板表面)に配置されてもよい。なお、高光拡散反射性部材5は、例えば、マイクロ発泡樹脂シート製である。
図5は、照明装置1の平面図であり、化粧パネル15の透視図である。LED光源13を支持する側壁部11aは、導光空間25の内部において、光取り出し部17から所定距離離間して、光取り出し部17と略平行になるように略相似形に形成される。したがって、各LED光源13から光取り出し部17までの距離は、略均一である。また、複数のLED光源13は、発光面を光取り出し部17側に対向する側壁部11の方向に向けて、相互に所定距離離間して側壁部11aに形成される。
図6は、導光空間25内での光の導光を示した概念図である。薄箱型枠体3の断面において、光取り出し部17は、薄箱型枠体3の端部近傍であって、薄箱型枠体3の端部から所定距離離隔した位置に形成される。LED光源13は、光の出射方向に対して、主に配光半角(例えば約60°)の角度範囲に対して光を強く出射する。このため、底面部9に対して略垂直に起立する側壁部11aに配置されたLED光源13からの光の一部は、LED光源13の出射方向に対して略平行に低角度で開口する光取り出し部17から、直接光として取り出される(図中矢印B)。この際、光取り出し部17に入射する直接光の割合は、配光角内部の全光束の全断面からすると、ごく一部に過ぎない。
一方、LED光源13からの残りの光の一部であって、光取り出し部17から直接光として取り出されない光は、導光空間25内で高光拡散反射性部材5によって、多重の拡散反射を繰り返しながら、光取り出し部17まで導光される(図中矢印C)。LED光源13から光取り出し部17はある程度の距離があるため、この間の拡散反射によって、光は均一化される。
このように、導光空間25の内表面を高光拡散反射性部材5で構成することで、導光空間25の内部において、LED光源13からの直接光以外の光を均一化することができ、導光空間25の内部に配置されたLED光源13から放出される光を、光取り出し部17のいずれの位置においても略均一な光として取り出すことが可能である。
ここで、図5に示すように、光取り出し部17は、直線部21と曲線部23a、23bを含む形状に形成される。なお、曲線部23aは、LED光源13からの光の出射方向に向けて凸状に湾曲した部位であり、曲線部23bは、LED光源13からの光の出射方向に向けて凹状に湾曲した部位である。
なお、光取り出し部17の形状は、図示した例には限られず、複数のLED光源13の配置間隔が所定の間隔を有していて、それぞれのLED光源13からの光取り出し部17の対応位置までの距離が略一定であれば、光取り出し部17の形状は特に特定されない。例えば、図示した例では、光取り出し部17の形状として、直線部21と曲線部23a、23bの全てを含む形状としたが、曲線部23a、23bのいずれか一方のみでもよい。例えば、直線部21と曲線部23aとを含む、略L字状の光取り出し部17であってもよい。また、直線部21の他に細長状の曲線部を有する波形状を有する曲線の光取り出し部17としてもよい。すなわち、光取り出し部17の形状は、直線部と曲線部から形成されていれば、特に制約はない。
図7(a)、図7(b)は、平面視におけるLED光源13からの光の出射方向を示す概念図である。前述したように、LED光源13を支持する側壁部11aと、光取り出し部17とは、略平行であって、略相似形に形成される。このため、それぞれのLED光源13から、光取り出し部17までの距離は、略同一である。このため、各LED光源13の発光面の法線方向に対して、光取り出し部17から取り出される直接光の強さは、略均一である。
例えば、図7(a)、図7(b)において、LED光源13の発光面の法線方向への直接光(図中D)については、いずれの部位でも略均一となる。一方、LED光源13同士の間においては、各LED光源13の発光面の法線方向に対して、配光角度に応じた光の強度となるため、法線方向と比較して直接光の強度は弱くなる。しかし、隣り合うLED光源13からの光が重なり合い、また、前述した拡散反射光による影響で、ある程度までは輝度ムラを抑制することができる。
ここで、LED光源13が略等間隔で配置され、LED光源13とこれと対向する光取り出し部17を含む導光空間断面の形状が略一定であることから、光取り出し部17から取り出す導光空間25内の間接光の輝度は、略一定であることは容易に理解できる。そこで、LED光源13が略等間隔に配置された場合の直接光の均一性について、LED光源13の配向特性を考慮した上での確認を行うことにする。
図8(a)は、相互に隣接する直線状に配置された2つのLED光源13a、13bと、これと対向するそれぞれの光取り出し部17a、17bの関係を示す図である。ここで、隣接する2つのLED光源13a,13bの発光面の中心をそれぞれ、S、Sとし、隣接するLED光源13a、13bの発光面の2本の法線(LED光源13a、13bのそれぞれの発光面の中心とこれと対向する光取り出し部17a、17bの幅方向中心の対応位置を繋ぐ線)が、光取り出し部17を横切る位置をそれぞれQ、Rとし、それぞれのLED光源13a、13bと、LED光源13a、13bからそれぞれの光取り出し部17a、17bの対向部までの距離をHとする。この際、一方のLED光源13aの発光面の法線(SQ)と、一方のLED光源13aの発光面(S)と他方のLED光源13bの法線に対向する光取り出し部17bの交点(R)を斜めに結ぶ線(SR)が形成する角度をΘで示す。
また、図8(b)は、隣接する2つのLED光源13a、13b間の光束の重なりを説明する図である。QR間の任意の位置をNとする。また、QR間の任意の位置NにおけるそれぞれのLED光源13の法線とそれぞれS、SをNと結んだ直線とのなす角度∠QSN、角度∠RSNを、それぞれθ、θとする。θ、θは、任意位置Nにおける2つのLED光源13a、13bからそれぞれ出射される照射光の重なり位置におけるなす角を示すことになる。
次に、光取り出し部17a、17bが直線状に形成される場合に、隣接するLED光源13a、13bの配光による光束が相互に重なりあって、LED光源13a、13bの輝度分布が略均一になるためのLED光源13a、13bの配置間隔を検討する。ここで、LED光源13a、13bはランベルト配光を有する点光源であり、点光源の角度Θ方向の輝度は、LED光源13a、13bの法線方向の輝度をLとすると、L×cos(Θ)となる。ラフな近似としては、上記の配光強度のみを考慮して、LED光源13a、13bの輝度を考える場合もある。
また、光速の広がりを考えて照明光の輝度の算出精度を向上させるため、LED光源13a、13bの配光強度L×cos(Θ)に、LED光源13a、13bの法線方向に対して斜めの角度Θの照射位置を想定すると、角度Θの照射位置での輝度は、逆2乗の法則でcos(Θ)だけ法線方向の輝度より低下することになる。したがって、配光強度と組み合わせると、L×cos(Θ)となり、さらにLED光源13の入射方向と光取り出し部17の角度調整(入射余弦法則による補正)を行うとcos(Θ)をかける必要があるため、最終的に、照明光の輝度は、L×cos(Θ)で表すことができる。
ここで、図8(b)に示すように、光取り出し部17a、17bのQR間の任意の位置Nで、一方のLED光源13aと他方のLED光源13bの光束が、それぞれの角度θ、θで相互に重なることになる。
以上によれば、各部における輝度は、以下のようにして求めることができる。まず、所定の角度Θに対応する、LED光源13a、13bの配置間隔を求めた後、さらに、それぞれのLED光源13a、13bの発光面の中心S、SとQR間の任意の位置Nとを結んだ直線のなす角度θ(∠QSN)、θ(∠RSN)を求める。さらに、QR間の所定角度θ、θに対向する光取り出し部17の任意位置Nにおける法線方向の輝度を計算により求めて、角度θ、θを所定間隔で変更してその都度変更された各Nの位置における輝度を計算する。以上により、両端のLED光源13a、13bの輝度に対する、QR間の任意の位置Nにおける輝度分布を計算により求めることができる。
上記のような輝度計算を、Θが10°から60°までの範囲の所定角度間隔で繰り返し行ったが、Θが50°の場合には、光取り出し部17の任意位置における両端部と比べた場合の輝度は10%程度低下する。Θが45°の場合には、上記のような輝度低下が起こらず略均一な輝度分布が得られる。Θが45°より大きいと、隣接する2つのLED光源13の間の輝度分布が両端のLED光源13の輝度に対して、低下する部分が生じるため、均一な光を取り出すことができず、好ましくない。ここで、Θが50°を超えると、さらに角度の増大につれて、LED光源13a、13bの間の輝度の低下が増大する傾向がある。Θが60°の場合には、両端部に比べて輝度が大幅に低下する部分が生じる。
以上のように、光取り出し部17a、17bのLED光源13a、13bの対応位置の間の任意の位置で、一方のLED光源13aと他方のLED光源13bの光束が、それぞれの角度で相互に重なった場合に、両端部と比較してその間の任意の位置における取り出す光の輝度が略均一で両端部の輝度を下回らないことが望ましい。
結局、Θが10°から60°までの範囲の所定角度間隔での輝度計算の結果から、両端部と比較してその間の任意の位置における取り出す光の輝度が略均一で両端部の輝度を下回らない条件を満たすための隣接するLED光源13間の距離は、下記〔式1〕を満たすようにΘを設定する必要があるという結論が得られた。
〔式1〕 H×tan(45°) ≧ H×tan(Θ)
〔式1〕より、Θを45°以下にする必要があることが分かる。このようにΘを45°以下にすることで、輝度分布が略均等で隣接する光源間の任意位置でも輝度低下を無くすことができる。隣接するLED光源13a、13b間の距離を、LED光源13の発光面の中心S、Sからそれぞれの前記光取り出し部17の幅方向中心までの距離Hに対して、H以下とすればよい。また、Θを45°以下とすれば、45°以下のいずれの角度においても、隣接する光源間の任意位置において、両端のLED光源13a、13bの輝度を約10%以上上回らない輝度範囲にて、略均等な光を取り出すことができる。
ここで、光取り出し部17a、17bの輝度をさらに高めるためには、隣接するLED光源13a、13bの配置間隔を、Θを30°として狭めることも可能である。このようなLED光源13a、13bの配置間隔は、約0.58Hで、LED光源13a、13bからこれと対向する光取り出し部17a、17bまでの距離の58%程度になるが、LED光源13が1個の場合の法線方向輝度に較べて、少なくとも1.50倍以上の輝度を得ることができる。このため、後述する曲線部の場合の配置間隔の調整は、LED光源13a、13bの配置間隔が狭い方がLED光源13a、13bの曲線部における距離を調整しやすい。
また、LED光源13a、13bの配置間隔の下限は、特に決める必要はないが、配線等の関係及びLED光源13a、13b間の放熱性や直接光の輝度と間接光の輝度の関係などを総合的に考慮して適宜決定すれば良い。
ここで、図7(a)は、LED光源13を側壁部11aに沿って一定のピッチ(図中P1)で配置した状態を示す図である。この場合には、直線部21においては、略一定の条件で光が取り出される。しかし、出射方向に対して凸形状となる曲線部23aにおいては、光の出射方向が広げられる。このため、例えば隣り合うLED光源13同士の光の重なりが少なくなる。この結果、曲線部23aにおいては、LED光源13の発光面の法線方向への直接光に対して、LED光源13同士の間においては、直接光が弱くなり、輝度ムラが生じる。
同様に、出射方向に対して凹形状となる曲線部23bにおいては、光の出射方向が狭められる。このため、例えば隣り合うLED光源13同士の光の重なりが大きくなる。この結果、曲線部23bにおいては、LED光源13の発光面の法線方向への直接光に対して、LED光源13同士の間においては、直接光が強くなり、輝度ムラが生じる。
これに対し、本発明では、図7(b)に示すように、直線部21におけるLED光源13のピッチP1と、曲線部23aにおけるLED光源13のピッチP2と、曲線部23bにおけるLED光源13のピッチP3とがそれぞれ異なる。すなわち、直線部21と曲線部23a、23bのそれぞれにおいて、LED光源13の側壁部11aに沿ったピッチが異なる。
例えば、平面視において、LED光源13からの光の出射方向に向けて凸状に形成されている光取り出し部17の曲線部23aでは、当該曲線部23aに対応する、曲線状の側壁部11aにおけるLED光源13の配置間隔P2が、光取り出し部17の直線部21に対応する、直線状の側壁部11aにおけるLED光源13の配置間隔P1より小さい。このように、曲線部23aに対応する部位では、LED光源13同士のピッチP2を小さくすることで、一定のピッチP1で配置する場合と比較して、隣り合うLED光源13同士の重なりを増やすことができる。このため、LED光源13同士の間の輝度低下を抑制し、略均一に光を取り出すことができる。
また、平面視において、LED光源13からの光の出射方向に向けて凹状に形成されている光取り出し部17の曲線部23bでは、当該曲線部23bに対応する、曲線状の側壁部11aにおけるLED光源13の配置間隔P3が、光取り出し部17の直線部21に対応する、直線状の側壁部11aにおけるLED光源13の配置間隔P1より大きい。このように、曲線部23bに対応する部位では、LED光源13同士のピッチP3を大きくすることで、一定のピッチP1で配置する場合と比較して、隣り合うLED光源13同士の重なりを減らすことができる。このため、LED光源13同士の間の輝度増加を抑制し、略均一に光を取り出すことができる。
以上、本実施の形態によれば、光取り出し部17より、LED光源13からの直接光の一部を取り出すことができるため、高い輝度を得ることができる。また、複数のLED光源13の配置間隔が所定の間隔を有していて、それぞれのLED光源13からの光取り出し部17の対応位置までの距離が略一定であるため、光取り出し部17から取り出される輝度を略均一にすることができる。
例えば、平面視において、導光空間25は所定の長さを有し、導光空間25が細長状に形成されているため、LED光源13が導光空間25内の長手方向の一部にのみに配置されていると、LED光源13が存在しない部分に反射光が到達するまでの反射回数が多くなり、反射光の強度が低下する。このため、光取り出し部17から取り出す光の輝度分布は一定にはならない。
これに対し、本実施形態では、導光空間25の長手方向において、所定の間隔でLED光源13が配置され、平面視において、光取り出し部17と略平行に略相似形にLED光源13が所定間隔で配置される。このため、導光空間25における、LED光源13と光取り出し部17までの距離が略一定となるため、光取り出し部17から略均一な光を取り出すことができる。
さらに、各部のLED光源13の配置間隔を、光取り出し部17の直線部21、曲線部23a、23bのそれぞれにおいて適切に変えることで、光取り出し部17が直線部21と曲線部23a、23bを有していたとしても、LED光源13から放出される光を、光取り出し部17のいずれの位置においても略均一な光として取り出すことが可能である。
また、薄箱型枠体3の内部の導光空間25において、内面が略全面にわたって高光拡散反射性部材5で覆われるため、多数回の光反射によっても輝度の低下を抑制し、光を均一にして取り出すことができる。なお、側壁部11の内面は、化粧パネル15の内表面と、底面部9の内表面と比較して狭いため、高光拡散反射性部材5は、少なくとも化粧パネル15の内表面と、底面部9の内表面とに配置されれば、側壁部11等の内表面には必ずしもなくてもよい。しかし、側壁部11及びLED光源13の発光面側の側壁面を含む、導光空間25の内面の略全面に高光拡散反射性部材5が配置されることが望ましい。
(第2実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図9は、照明装置1aを示す平面図(化粧パネル15の透視図)である。なお、以下の説明において、照明装置1と同一の機能を奏する構成については、図1〜図8と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
照明装置1aは、照明装置1と略同様の構成であるが、LED光源13の配置が異なる。照明装置1aでは、側壁部11aに沿ってLED光源13が配置されるが、光取り出し部17の端部近傍(図中F部)に対応する側壁部11aの位置(図中E部)にはLED光源13が配置されない。
例えば、複数のLED光源13の配列を、光取り出し部17の長さよりもわずかに長く形成する場合には、薄箱型枠体3の側面と光取り出し部17の端部の反射により、光取り出し部17の輝度分布を略一定とすることができる。これに対し、光取り出し部17から均一な輝度が得られるように配置されるLED光源13の配列に対して、側壁部11aの端部近傍にLED光源13を配置せず、LED光源13の配列に対して、光取り出し部17の長さを延長して形成することで、光取り出し部17の端部近傍(図中F部)の輝度が、光取り出し部17の端部側に向かって徐々に低下するグラデーション効果を付与することが可能になる。これにより、照明装置1aの装飾性を向上させることができる。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、光取り出し部17の端部近傍の輝度を、端部に行くにつれて徐々に低下させるようにすることで、照明装置1aの装飾性を向上させることができる。
(第3実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。図10(a)は照明装置1bを示す断面図である。照明装置1bは、照明装置1と略同様の構成であるが、側壁部11aの形態が異なる。
断面において、LED光源13が配置される側壁部11aは、底面部9から化粧パネル15側に向かって先細り、光取り出し部17側の側面に斜面が形成される。LED光源13は、側壁部11aの斜面に配置される。すなわち、LED光源13の発光面の法線が、光取り出し部17の幅方向(図中左右方向)の中央に向かうように、化粧パネル15に対して傾斜して配置される。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、LED光源13からの直接光を効率良く光取り出し部17から取り出すことができ、全体的な輝度を向上させることができる。ここで、例えば、LED光源13を所定角度傾けて、発光面の法線が、光取り出し部17の中央に一致する際の傾け角度をφとすると、1/cos(φ)だけ、直接光の輝度が向上する。すなわち、LED光源13の発光面の法線を10°傾けた場合は、4.7%、15°傾けた場合では、約11%直接光の輝度の向上効果が得られる。尚、光取り出し部17からは、直接光の他に、間接光も同時に取り出されるため、実際の輝度の向上効果は上記の値より低くなる。
(第4実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。図10(b)は照明装置1cを示す断面図である。照明装置1cは、照明装置1と略同様の構成であるが、底面部9の形態が異なる。
照明装置1cでは、表面部7と底面部9とが平行ではなく、位置によって両者の間隔が異なる。図示した例では、LED光源13(側壁部11a)側から光取り出し部17方向に向かって、底面部9が、表面部7側に徐々に近くなるように配置される。すなわち、光取り出し部17を含む表面部7と底面部9の対向面の間隔が、LED光源13から光取り出し部17に向かって、徐々に縮小するように、薄箱型枠体3の少なくとも一部が、略楔形状に形成されている。
第4の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、底面部9と表面部7との間隔が、LED光源13から光取り出し部17に向かって、徐々に縮小するように、少なくとも一方が傾斜面を有していれば、傾斜部での反射により、光取り出し部17から取り出される光の強度を高めることできる。
(第5実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。図11(a)は照明装置1dを示す断面図である。照明装置1dは、照明装置1と略同様の構成であるが、光取り出し部17の形態が異なる。
照明装置1dでは、光取り出し部17は、薄箱型枠体3の端部の位置に形成される。また、LED光源13が支持される側壁部11aと対向する側壁部11の上端部にも光取り出し部17が形成される。すなわち、光取り出し部17が、表面部7の端部と、表面部7と連続する側壁部11の上端とにわたって、断面視において略L字に形成される。
第5の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、光取り出し部17が薄箱型枠体3の端部に配置されることで、光取り出し部17を2方向に向けて形成することができる。このため、2方向に向けて光を取り出すことができる。このように、薄箱型枠体3の断面において、光取り出し部17は、薄箱型枠体3の端部の位置に形成してもよく、あるいは薄箱型枠体3の端部から所定距離離隔した位置に形成されてもよい。
(第6実施形態)
次に、第6の実施形態について説明する。図11(b)は照明装置1eを示す断面図である。照明装置1eは、照明装置1と略同様の構成であるが、光取り出し部17に、光透過部材27が配置される点で異なる。
照明装置1eの光取り出し部17には、光透過部材27が配置される。光透過部材27は、例えば、アクリル樹脂またはポリカーボネート樹脂製である。光透過部材27は、光拡散性の光透過部材、着色された光透過率の低い(例えば透明スモークの)光透過部材、あるいは表面に微細プリズムが形成された透明材料からなる光透過部材のいずれかからなる。例えば、光取り出し部17に配置される光透過部材27に無着色の透明樹脂を使用する場合であっても、光透過部材27の表面に微小な凹凸を設けるプリズム加工などを行うことで、光取り出し部の表面から取り出す光を拡散反射させることができる。
このように、光透過部材27を用いることで、拡散や吸収などによって、光取り出し部17から取り出す光のグレア感を低減することができる。また、照明装置1eの外部から、薄箱型枠体3の内面に貼り付けられた高光拡散反射性部材5やLED光源13などを、光取り出し部17を通じて視認でないようにすることが可能となり、照明装置1eの外観を損なうことがない。
第6の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、光取り出し部17に拡散反射性を有する光透過部材27を用いることで、光透過部材27に入射した直接光を拡散反射させることできる。また、光取り出し部17に微細な微粒子を分散させた材料あるいは着色された光透過性樹脂(所定の光透過率を有する光透過性半透明樹脂)を使用した光透過部材27を用いることで、同様の効果を得ることができる。
また、光透過部材27は、光は透過するが、光拡散や着色によって、LED光源13を消灯した時には、目隠しの機能を有する。このため、照明装置1eを使用していない状態では、照明装置1eの薄箱型枠体3の内部が視認することができないようにすることができる。
(第7実施形態)
次に、第7の実施形態について説明する。図12は、照明装置1fを示す分解斜視図であり、図13は、照明装置1fを示す組立斜視図である。照明装置1fは、照明装置1と略同様の構成であるが、薄箱型枠体3の形態が異なる。
照明装置1fは、導光空間25の背面に空間12が形成されない。すなわち、LED光源13を支持する側壁部11aが、薄箱型枠体3の側面を兼ねる。このため、薄箱型枠体3が形成する枠体内空間24と導光空間25が一致する枠体構造である。このため、薄箱型枠体3の外形は、導光空間25の形態と略一致するものである。
第7の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、導光空間25以外の空間が形成されないため、コンパクトな照明装置1fを得ることができる。
(第8実施形態)
次に、第8の実施形態について説明する。図14は、照明装置1gを示す分解斜視図であり、図15は、照明装置1gの平面図である。照明装置1gは、照明装置1と略同様の構成であるが、薄箱型枠体3の形態が異なる。
表面部7を除く薄箱型枠体3は、前述した照明装置1fと同様である。すなわち、導光空間25の外形と、底面部9及び側壁部11、11aの形態が略一致する。一方、表面部7の形態は、前述した照明装置1等と同様である。したがって、表面部7は、底面部9のサイズよりも大きく、化粧パネル15が、光取り出し部17の反対方向である側壁部11aより外方に延出され、側壁部11aからはみ出すように形成される。
第8の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、前述したように、LED光源13が配置される側壁部11aと光取り出し部17とは略一定の距離で平行に形成されるため、側壁部11、11aで囲まれる導光空間25の形状は、概ね光取り出し部17の形状によって略決定されることとなる。したがって、例えば、第7の実施形態の照明装置1fのように、導光空間25の形状に合わせて化粧パネル15の形状を設計すると、化粧パネル15の設計の自由度が小さい。
これに対し、化粧パネル15を光取り出し部17の反対方向の側壁部11aより外方に延出させることで、設置場所に応じたサイズの化粧パネルを適用することができる。このため、任意の形状の照明装置1gとすることができ、設計の自由度や取り付け性に加えて意匠性を高めることができる。
(第9実施形態)
次に、第9の実施形態について説明する。図16は、照明装置1hを示す分解斜視図であり、図17は、照明装置1hの断面図である。照明装置1hは、照明装置1fと略同様の構成であるが、LED光源13の配置が異なる。
前述したように、枠体内空間の内部には、光取り出し部17の形状に合わせた所定位置に側壁部11aが底面部9から起立して設けられる。本実施形態では、側壁部11aには、LED光源13は配置されない。照明装置1hの平面視において、複数のLED光源13は、光取り出し部17から所定距離離間して、側壁部11aの近傍の底面部9において、側壁部11aに沿って、光取り出し部17と略平行に略相似形に、相互に所定距離離間して配置される。この際、複数のLED光源13は、光取り出し部17の外部から視認できない位置か、あるいは、光取り出し部17が、LED光源13の発光面の配光半角(図17のGであって、例えば60°)の範囲に含まれないような位置に、LED光源13の発光面を化粧パネル15の裏面に向けて配置される。
この際、平面視において、光取り出し部17が、前記LED光源からの光の出射方向に向けて凸状に形成されている部分(曲線部23a)では、当該曲線部に対応する、曲線状に配置されたLED光源13の配置間隔は、光取り出し部17の直線部21に対応する、直線状に配置されたLED光源13の配置間隔より小さい。また、同様に、平面視において、光取り出し部17が、LED光源13からの光の出射方向に向けて凹状に形成されている部分(曲線部23b)では、当該曲線部に対応する、曲線状に配置されたLED光源13の配置間隔は、光取り出し部17の直線部21に対応する、直線状に配置されたLED光源13の配置間隔より大きい。
このように、LED光源13が、側壁部11aに配置されずに、側壁部11aに沿って底面部9に配置される場合でも、光取り出し部17の形状に応じて、LED光源13同士の間隔を変えることで、LED光源13から放出される光を、光取り出し部17のいずれの位置においても略均一な光として取り出すことが可能となる。
第9の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、LED光源13を底面部9に配置するため、基板を使用せずに、配線のみでも対応することができる。また、底面部9にLED光源13を配置する設計を取り入れることで、LED光源13の配置の自由度を向上させることができる。また、底面部9にLED光源13を配置することで、光取り出し部17からは、LED光源13の直接光ではなく、間接光のみを取り出すことができる。
(第10実施形態)
次に、第10の実施形態について説明する。図18は、照明装置1iを示す分解斜視図である。照明装置1iは、照明装置1hと略同様の構成であるが、LED光源13の配置が異なる。
照明装置1iでは、LED光源13が、側壁部11aと底面部9の両方に配置される。すなわち、側壁部11aに配置されたLED光源13によって、照明装置1等と同様に光を取り出すことが可能であり、底面部9に配置されたLED光源13によって、照明装置1hと同様に光を取り出すことができる。
第10の実施形態によれば、第1の実施形態等と同様の効果を得ることができる。また、LED光源13を側壁部11aと底面部9の両方に配置するため、光取り出し部17から取り出される光の輝度を高めることができる。
いくつかの照明装置を用いて、光取り出し部から取り出される光を評価した。
(実施例1)
図1等に示した照明装置1について評価した。すなわち、実施例1は、側壁部11aにLED光源13を配置した。また、側壁部11aの裏面側に光を導光しない空間12と照明装置1の導光空間25が存在し、空間12は、LED光源13を取り付けための予備の空間と、LED光源13の放熱空間として利用した。また、導光空間25の内面の略全面に、高光拡散反射性部材5を配置した。なお、実施例1では、LED光源13からの直接光の照射空間と間接光の導光空間が一致し、直接光と間接光の両者を取り出すものである。
(実施例2)
図12等に示した照明装置1fについて評価した。すなわち、実施例2においても、側壁部11aにLED光源13を配置した。また、実施例2では、実施例1と異なり、側壁部11aの裏面側には空間12は形成されず、薄箱型枠体3と導光空間25とが、略同一の形態とした。なお、実施例2は、空間12を有さない以外、光学的には実施例1と同様である。
(実施例3)
図16に示した照明装置1hについて評価した。すなわち、実施例3においては、側壁部11aに沿って底面部9にLED光源13を配置した以外は、実施例2と略同様である。なお、側壁部11aの裏面側には空間12は形成されず、薄箱型枠体3と導光空間25とが、略同一の形態である。また、実施例3では、LED光源13からの間接光のみを取り出すものである。
(比較例1)
図19は、比較例1の照明装置100の平面図(表面部の透視図)である。比較例1は、実施例1と同様に、側壁部111、111a、底面部109及び表面部(図示せず)で囲まれた空間が導光空間125となる。比較例1では、実施例1と略同様に、曲線部を含む光取り出し部117に対向する側壁部111aに、所定間隔でLED光源113が配置される。但し、実施例1と異なり、側壁部111aは、光取り出し部117に対してほぼ平行に配置されずに、直線状に配置される。このため、LED光源113から、これと対応する光取り出し部117までの距離は一定でない。
これらについて、光取り出し部からの光の輝度ムラ等を目視で確認したところ、実施例1〜実施例3は、光取り出し部17のいずれの位置においても、略均一な輝度であったが、比較例1は、実施例1〜実施例3と比較して、均一な明るさが得られないとともに、LED光源から光取り出し部までの距離が遠く、照明装置の輝度レベルも低かった。
(照明装置取り付け構造)
次に、本発明に係る照明装置を用いた照明装置取り付け構造について説明する。図20は、照明装置取り付け構造40を示す概念図である。本発明に係る照明装置は、自動車の内装部材用に特に好適である。
照明装置取り付け構造40は、照明装置1が、ドアパネル41の一部に配置され、化粧パネル15及び光取り出し部17が、車両室内に露出する。なお、図示した照明装置取り付け構造40では、照明装置1を用いた例を示すが、他の照明装置も適用可能である。
前述したように、照明装置1を点灯させると、光取り出し部17の形状に光が取り出され、車両室内の加飾用の照明装置として使用することができる。この際、運転者の操作によって、光の色を変えてもよい。また、スピーカなどと組み合わせて、発光色を変えてもよい。
また、自動車の危険を検知して、発光色を制御してもよい。図21は、照明装置制御システム30を示すブロック図である。照明装置制御システム30は、主に、照明制御部39、照明装置1及び音声再生装置35等から構成される。使用者は、図示を省略した操作部で照明制御部39を操作し、照明制御部39は、選定された発光モードに従い、照明装置1を制御して発光させる。この際、音声再生装置35と照明制御部39とを接続し、音声再生装置35から出力される音声情報に応じて、照明制御部39が照明装置1を制御することもできる。このようにすることで、音声再生装置35で再生される音楽の出力に合わせて、照明装置1の照度を変化させることもできる。
また、近年、自動車の前方における障害物との距離や、接近速度を検知する障害物検知センサ33を用いた安全システムが提案されている。例えば、走行中に、自動車の前方に障害物を検知した際には、制御部31によって制動装置37を作動させて、自動車のブレーキを掛けるシステムである。このような安全装置に対して、照明装置制御システム30を接続してもよい。
例えば、障害物検知センサ33が、車両の前方の障害物を検知し、制御部31が、障害物検知センサ33から出力された信号を演算により障害物であると判断した場合、制御部31は制動装置37に制動装置作動の信号を発すると共に、照明制御部39へ危険信号を発する。危険信号が入力された照明制御部39は、平常時の制御から、警告照明信号で照明装置1を制御し、照明装置1を警告モード(例えば赤色点滅等)に切り替えて運転者に危険を報知してもよい。さらに、この際、照明制御部39は、音声再生装置35へ警告信号を発して、警報を鳴らしてもよい。なお、制御部31と照明制御部39とは一体であってもよい。
このように、照明装置1の使用方法として、照明装置1を、自動車の周囲の障害物を検知する障害物検知センサ33と、照明装置1の照明制御部39とを有する自動車の室内に設置し、照明制御部39によって、通常時には、照明装置1の照明を通常照明信号で制御するとともに、障害物検知センサ33で障害物があると検知されると、照明装置1の照明を警告照明信号で制御してもよい。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、各実施形態における構成は、互いに組み合わせることができることは言うまでもない。
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h、1i………照明装置
3………薄箱型枠体
5………高光拡散反射性部材
7………表面部
9………底面部
11、11a………側壁部
12………空間
13、13a、13b………LED光源
15………化粧パネル
17、17a、17b………光取り出し部
19a………テープ状基板
19b………リジッド基板
21………直線部
23a、23b………曲線部
24………枠体内空間
25………導光空間
27………光透過部材
30………照明装置制御システム
31………制御部
33………障害物検知センサ
35………音声再生装置
37………制動装置
39………照明制御部
40………照明装置取り付け構造
41………ドアパネル
100………照明装置
109………底面部
111、111a………側壁部
113………LED光源
117………光取り出し部
125………導光空間
、S………LED光源の発光面の中心
Q、R………LED光源の法線が光取り出し部(の長手方向の中心)と交わる点
N………QR間の任意の位置における点
θ、θ………LED光源から出射される照射光の重なり位置におけるなす角
Θ………一方のLED光源の法線と一方のLED光源の発光面と他方のLED光源に対向する光取り出し部を斜めに結ぶ線が形成する角度
H………LED光源から光取り出し部の対向部までの距離

Claims (15)

  1. 薄箱型枠体の中空部の内部に複数のLED光源が配置され、前記薄箱型枠体の所定幅を有する線状の光取り出し部から光を取り出す照明装置において、
    前記薄箱型枠体は、相互に所定距離離間した表面部と底面部と、前記表面部と前記底面部を繋ぐ側壁部により形成され、
    前記表面部は、前記光取り出し部と化粧パネルにより形成され、
    前記薄箱型枠体の内部には、前記表面部と前記底面部と前記側壁部により枠体内空間が形成され、
    前記光取り出し部を除く前記表面部の前記化粧パネルの内表面と、前記底面部の内表面には、高光拡散反射性部材が設けられていて、
    前記薄箱型枠体の平面視において、前記光取り出し部は、前記表面部の輪郭に沿って直線部と曲線部を含む任意の形状に形成され、
    前記薄箱型枠体の断面において、前記光取り出し部は、前記薄箱型枠体の端部の位置、あるいは前記薄箱型枠体の端部から所定距離離隔した位置に形成され、
    前記枠体内空間の内部には、前記光取り出し部の形状に合わせた所定位置に前記LED光源を支持する前記側壁部が、前記底面部から起立して設けられ、
    前記LED光源を支持する前記側壁部の両端部は、前記薄箱型枠体の他の前記側壁部に接続されることで、前記薄箱型枠体の内部には、前記光取り出し部を含む前記表面部と前記底面部と前記側壁部により導光空間が形成され、
    前記LED光源を支持する前記側壁部は、前記導光空間の内部において、前記光取り出し部から所定距離離間して、前記光取り出し部と略平行になるように略相似形に形成され、
    複数の前記LED光源は、発光面を前記光取り出し部側に対向する前記側壁部の方向に向けて、相互に所定距離離間して前記LED光源を支持する側壁部に形成され、
    平面視において、前記光取り出し部の前記曲線部が、前記LED光源からの光の出射方向に向けて凸状に形成されている部分では、当該曲線部に対応する、曲線状の前記側壁部における前記LED光源の配置間隔は、前記光取り出し部の前記直線部に対応する、直線状の前記側壁部における前記LED光源の配置間隔より小さく、
    平面視において、前記光取り出し部の前記曲線部が、前記LED光源からの光の出射方向に向けて凹状に形成されている部分では、当該曲線部に対応する、曲線状の前記側壁部における前記LED光源の配置間隔は、前記光取り出し部の前記直線部に対応する、直線状の前記側壁部における前記LED光源の配置間隔より大きく、
    前記LED光源から放出される光を、前記光取り出し部のいずれの位置においても略均一な光として取り出すことが可能であることを特徴とする照明装置。
  2. 前記高光拡散反射性部材は、波長450nm〜650nm可視光帯における、酸化アルミニウム反射板に対する光の拡散反射率90%以上のマイクロ発泡樹脂シート製であり、前記側壁部の前記LED光源が配置される面にも、前記高光拡散反射性部材が設けられ、前記導光空間の内部に配置された前記LED光源から放出される光を、前記光取り出し部のいずれの位置においても略均一な光として取り出すことが可能であることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記側壁部が前記薄箱型枠体の側面を兼ねることで、前記薄箱型枠体が形成する前記枠体内空間と前記導光空間が一致する枠体構造とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記化粧パネルが前記光取り出し部の反対方向である前記側壁部より外方に延出されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明装置。
  5. 前記光取り出し部の前記直線部から略均等な輝度の光を取り出すための、当該直線部に対応する、直線状の前記側壁部における前記LED光源の配置間隔は、前記LED光源の発光面の中心から発光面の法線方向の前記光取り出し部の幅方向中心までの距離をHとすると、H×tan(45°)以下とすることを特徴する請求項1から請求項4のいずれかに記載の照明装置。
  6. 断面において、前記LED光源が配置される前記側壁部は、前記底面部から前記化粧パネル側に向かって先細り、前記LED光源が、前記側壁部の斜面に配置され、前記LED光源の発光面の法線が、前記光取り出し部の中央に向かうように、前記化粧パネルに対して傾斜して配置されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の照明装置。
  7. 前記LED光源は、テープ状あるいはリジッド基板上に所定間隔で配置されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の照明装置。
  8. 薄箱型枠体の中空部の内部に複数のLED光源が配置され、前記薄箱型枠体の所定幅を有する線状の光取り出し部から光を取り出す照明装置において、
    前記薄箱型枠体は、相互に所定距離離間した表面部と底面部と、前記表面部と前記底面部を繋ぐ側壁部により形成され、
    前記表面部は、前記光取り出し部と化粧パネルにより形成され、
    前記薄箱型枠体の内部には、前記表面部と前記底面部と前記側壁部により枠体内空間が形成され、
    前記光取り出し部を除く前記表面部の前記化粧パネルの内表面と、前記底面部の内表面には、波長450nm〜650nm可視光帯における、酸化アルミニウム反射板に対する光の拡散反射率90%以上の高光拡散反射性部材が設けられていて、
    前記薄箱型枠体の平面視において、前記光取り出し部は、前記表面部の輪郭に沿って直線部と曲線部を含む任意の形状に形成され、
    前記薄箱型枠体の断面において、前記光取り出し部は、前記薄箱型枠体の端部位置、あるいは前記薄箱型枠体の端部から所定距離離隔した位置に形成され、
    前記枠体内空間の内部には、前記光取り出し部の形状に合わせた所定位置に前記側壁部が前記底面部から起立して設けられ、
    前記薄箱型枠体の内部には、前記光取り出し部を含む前記表面部と前記底面部と前記側壁部により導光空間が形成され、
    平面視において、複数の前記LED光源は、前記光取り出し部から所定距離離間して、前記側壁部の近傍であって、前記側壁部に沿って、前記光取り出し部と略平行に略相似形に、前記光取り出し部の外部から視認できない位置か、あるいは、前記光取り出し部が、前記LED光源の発光面の配光半角の範囲に含まれないような位置に、前記LED光源の発光面を前記化粧パネルの裏面に向けて、相互に所定距離離間して配置され、
    平面視において、前記光取り出し部の前記曲線部が、前記LED光源からの光の出射方向に向けて凸状に形成されている部分では、当該曲線部に対応する、曲線状に配置された前記LED光源の配置間隔は、前記光取り出し部の前記直線部に対応する、直線状に配置された前記LED光源の配置間隔より小さく、
    平面視において、前記光取り出し部の前記曲線部が、前記LED光源からの光の出射方向に向けて凹状に形成されている部分では、当該曲線部に対応する、曲線状に配置された前記LED光源の配置間隔は、前記光取り出し部の前記直線部に対応する、直線状に配置された前記LED光源の配置間隔より大きく、
    前記LED光源から放出される光を、前記光取り出し部のいずれの位置においても略均一な光として取り出すことが可能であることを特徴とする照明装置。
  9. 前記光取り出し部を含む前記表面部と前記底面部の対向面の間隔が、前記LED光源から、前記光取り出し部に向かって、徐々に縮小するように、前記薄箱型枠体が、略楔形状に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の照明装置。
  10. 前記LED光源が、前記光取り出し部の端部近傍に対応する位置に配置されず、前記光取り出し部の端部近傍の輝度が、端部に向かって徐々に低下することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の照明装置。
  11. 前記光取り出し部の面積が、前記導光空間の全表面積の20%以下であることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の照明装置。
  12. 前記光取り出し部には、光拡散性の光透過部材、着色された光透過率の低い光透過部材、あるいは表面に微細プリズムが形成された透明材料からなる光透過部材のいずれかが配置され、前記光透過部材は、アクリル樹脂またはポリカーボネート樹脂製であり、前記LED光源は消灯時には、前記薄箱型枠体の内部が視認できないことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれかに記載の照明装置。
  13. 前記LED光源は、RGB一体型光源であり、RGBのそれぞれが独立して切り替え可能な構造を有していることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれかに記載の照明装置。
  14. 照明装置が、自動車の内装部材用の照明装置であることを特徴とする請求項1から請求項13のいずれかに記載の照明装置。
  15. 請求項14に記載の照明装置を、自動車の室内に設置し、
    前記自動車は、前記自動車の周囲の障害物を検知する障害物検知センサと、前記照明装置の制御部とを有し、
    前記制御部によって、通常時には、前記照明装置の照明を通常照明信号で制御するとともに、前記障害物検知センサで障害物があると検知されると、前記照明装置の照明を警告照明信号で制御することを特徴とする照明装置の使用方法。
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