JP2021006524A - 複素環化合物 - Google Patents

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Kiyohiko Nakaya
潔彦 中屋
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隆生 工藤
孝将 古橋
Takamasa Furuhashi
孝将 古橋
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Abstract

【課題】 新規な農薬、特に除草剤を提供する。【解決手段】 式(1):【化1】[式中、QはQ−1、Q−2又はQ−3を表し、R1は水素原子、ハロゲン原子、C1〜C6アルキル等を表し、R2はハロゲン原子、C1〜C6アルキル等を表し、R3はC1〜C6アルキル、C3〜C6シクロアルキル(C1〜C6)アルキル等を表し、R4は水素原子又はC1〜C6アルキルを表す。]で表される複素環化合物及びそれらを含有する除草剤。【選択図】 なし

Description

本発明は、新規な複素環化合物及びその塩、並びに該複素環化合物及びその塩を有効成分として含有する農薬、特に除草剤に関するものである。また、本発明における農薬とは、農園芸分野における殺虫・殺ダニ剤、殺線虫剤、除草剤及び殺菌剤等を意味する。
例えば、特許文献1乃至4には、ある種の複素環化合物が開示されているが、本発明に係る複素環化合物に関しては何ら開示されていない。
国際公開第2014/126070号 国際公開第2017/005564号 国際公開第2017/005567号 国際公開第2017/055146号
本発明の目的は、より低薬量で各種雑草に対して効果を確実に示し、且つ、土壌汚染や後作物への影響等の問題が軽減された、安全性の高く、除草剤の有効成分として有用な化学物質を提供することである。
本発明者らは、上記の課題解決を目標に鋭意研究を重ねた結果、本発明に係る下記式(1)で表される新規な複素環化合物が除草剤として優れた除草活性並びに対象となる作物に対する高い安全性を有し、且つ、ホ乳動物、魚類及び益虫等の非標的生物に対してほとんど悪影響の無い、極めて有用な化合物であることを見い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は下記〔1〕〜〔9〕に関するものである。
〔1〕
式(1):
Figure 2021006524
[式中、Qは、Q−1、Q−2又はQ−3の何れかで表される環を表し、
Figure 2021006524
は、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、R1aに置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cシクロアルキル又はR1bに置換された(C〜C)シクロアルキルを表し、
1aは、ハロゲン原子、シアノ、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル又はC〜Cアルキルスルホニルを表し、
1bは、ハロゲン原子を表し、
は、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル又はハロ(C〜C)アルキルを表し、
は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキル(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、ハロ(C〜C)アルケニル、C〜Cアルキニル、ハロ(C〜C)アルキニル、R3aに置換された(C〜C)アルキル、−C(O)R10、−C(O)OR11、−C(O)SR12、−C(O)N(R13)R14、−C(S)OR16、−C(S)SR17、−S(O)18、ピリジン−2−イル、5−クロロピリジン−2−イル又は5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルを表し、
3aは、−OR21、−OC(O)R22、−OC(O)OR23、−S(O)nR24、−C(O)R25、−C(O)OR26、−C(O)SR27、−C(O)N(R28)R29、−N(R30)R31、シアノ、ニトロ、ナフチル又はG1を表し、
は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
10は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキル(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、R10aに置換された(C〜C)アルキル又はG1を表し、
10aは、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルカルボニル、フェノキシ、シアノ、ニトロ又はG1を表し、
11は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキル(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、R11aに置換された(C〜C)アルキル又はG1を表し、
11aは、C〜Cアルコキシ、テトラヒドロフラン−2−イル又はG1を表し、
12は、C〜Cアルキル又はR12aに置換された(C〜C)アルキルを表し、
12aは、C〜Cアルコキシカルボニル又はG1を表し、
13及びR14は、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル、ハロ(C〜C)アルキル、C〜Cアルコキシ(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル又はフェニルを表すか、或いは、R13はR14と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R13及びR14が結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成することを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)、S(O)又はN(R15)を1個含んでもよく、
15は、C〜Cアルキルを表し、
16及びR17は、フェニルを表し、
18は、C〜Cアルキル、ハロ(C〜C)アルキル、−N(R19)R20、R18aに置換された(C〜C)アルキル又はG1を表し、
18aは、C〜Cアルコキシ又はG1を表し、
19及びR20は、各々独立してC〜Cアルキル又はフェニルを表し、
21、R22、R24及びR25は、各々独立してC〜Cアルキル、ハロ(C〜C)アルキル、C〜Cアルコキシ(C〜C)アルキル又はG1を表し、
23は、C〜Cアルキル又はC〜Cシクロアルキルを表し、
26、R27、R28、R29、R30、R31、R33、R34、R35、R36、R37及びR38は、各々独立してC〜Cアルキルを表し、
32は、C〜Cアルキル、ハロ(C〜C)アルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル又はC〜Cアルキルスルホニルを表し、
G1は、G1−1〜G1−31の何れかで表される環を表し、
Figure 2021006524
は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、ハロ(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、ハロ(C〜C)アルケニル、C〜Cアルキニル、ハロ(C〜C)アルキニル、C〜Cアルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシ、C〜Cアルキルチオ、ハロ(C〜C)アルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、ハロ(C〜C)アルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロ(C〜C)アルキルスルホニル、C〜Cアルコキシ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、C〜Cアルキルチオ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキルチオ(C〜C)アルキル、C〜Cアルキルスルフィニル(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキルスルフィニル(C〜C)アルキル、C〜Cアルキルスルホニル(C〜C)アルキル、ハロ(C
)アルキルスルホニル(C〜C)アルキル、C〜Cアルコキシ(C〜C)アルコキシ、シアノ(C〜C)アルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、−CHO、−NHR32、−N(R33)R34、−C(O)OH、−C(O)NH、−C(O)N(R35)R36、−S(O)N(R37)R38、ヒドロキシ、−NH、シアノ又はニトロを表し、p2、p3、p4又はp5が2以上の整数を表す場合には、各々のZは互いに同一であっても又は互いに相異なっていても良く、さらに、2つのZが隣接する場合には、隣接する2つのZは−CH=CH−CH=CH−、−NH−CH=CH−、−S−CH=CH−、−O−CH=CH−又は−OCHO−を形成することにより、それぞれのZが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、
は、水素原子、C〜Cアルキル又はハロ(C〜C)アルキルを表し、
p1は、0又は1の整数を表し、
p2は、0、1又は2の整数を表し、
p3は、0、1、2又は3の整数を表し、
p4は、0、1、2、3又は4の整数を表し、
p5は、0、1、2、3、4又は5の整数を表し、
nは、0、1又は2の整数を表す。]で表される複素環化合物又はその塩。
〔2〕
は、C〜Cアルキル、R1aに置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル又はR1bに置換された(C〜C)シクロアルキルを表し、
1aは、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル又はC〜Cアルキルスルホニルを表し、
は、ハロ(C〜C)アルキルを表し、
は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、R3aに置換された(C〜C)アルキル、−C(O)R10、−C(O)OR11、−C(O)N(R13)R14又は−S(O)18を表し、
3aは、−OR21、−OC(O)OR23、シアノ又はG1を表し、
10は、C〜Cアルキル又はG1を表し、
11は、C〜Cアルキルを表し、
13及びR14は、各々独立してC〜Cアルキルを表すか、或いは、R13はR14と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R13及びR14が結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成することを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)、S(O)又はN(R15)を1個含んでもよく、
18は、C〜Cアルキル、−N(R19)R20又はG1を表し、
19及びR20は、各々独立してC〜Cアルキルを表し、
21は、C〜Cアルキルを表す上記〔1〕に記載の複素環化合物又はその塩。
〔3〕
Qは、Q−1で表される環を表す上記〔2〕に記載の複素環化合物又はその塩。
〔4〕
Qは、Q−2で表される環を表す上記〔2〕に記載の複素環化合物又はその塩。
〔5〕
Qは、Q−3で表される環を表す上記〔2〕に記載の複素環化合物又はその塩。
〔6〕
は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R3aに置換された(C〜C)アルキル又は−C(O)OR11を表し、
3aは、−OR21、−OC(O)OR23又はG1を表し、
23は、C〜Cアルキルを表し、
G1は、G1−1又はG1−3を表し、
は、ハロゲン原子を表し、
p4は、1の整数を表し、
p5は、0の整数を表す上記〔3〕に記載の複素環化合物又はその塩。
〔7〕
は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R3aに置換された(C〜C)アルキル又は−C(O)OR11を表し、
3aは、−OR21、−OC(O)OR23又はG1を表し、
23は、C〜Cアルキルを表し、
G1は、G1−1又はG1−3を表し、
は、ハロゲン原子を表し、
p4は、1の整数を表し、
p5は、0の整数を表す上記〔4〕に記載の複素環化合物又はその塩。
〔8〕
上記〔1〕〜〔7〕に記載の複素環アミド化合物及びその塩から選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する農薬。
〔9〕
上記〔1〕〜〔7〕に記載の複素環アミド化合物及びその塩から選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する除草剤。
本発明化合物は、各種雑草に対して優れた除草活性を有し、且つ、対象となる作物に対しては高い安全性を有する。さらに、ホ乳動物、魚類及び益虫等の非標的生物に対してほとんど悪影響を及ぼさず、低残留性で環境に対する負荷も軽い。
従って、本発明は水田、畑地及び果樹園等の農園芸分野において有用な除草剤を提供することができる。
本発明に包含される化合物には、置換基の種類によってはE−体及びZ−体の幾何異性体が存在する場合があるが、本発明はこれらE−体、Z−体又はE−体及びZ−体を任意の割合で含む混合物を包含するものである。例えば一般式(1−B)[式中、R、R、R及びRは前記と同じ意味を表す。]中の波線の結合は、E−体、Z−体又はE−体及びZ−体を任意の割合で含む混合物を包含するものを意味する。
Figure 2021006524
また、本発明に包含される化合物は、1個又は2個以上の不斉炭素原子又は不斉硫黄原子の存在に起因する光学活性体が存在するが、本発明は全ての光学活性体又はラセミ体を包含する。
また、本発明に包含される化合物には、置換基の種類によって互変異性体が存在する場合があるが、本発明は全ての互変異性体又は任意の割合で含む互変異性体の混合物を包含するものである。
本発明に包含される化合物のうちで、常法に従って酸付加塩にすることができるものは、例えば、フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸等のハロゲン化水素酸の塩、硝酸、硫酸、燐酸、塩素酸、過塩素酸等の無機酸の塩、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸等のスルホン酸の塩、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸、フマール酸、酒石酸、蓚酸、マレイン酸、リンゴ酸、コハク酸、安息香酸、マンデル酸、アスコルビン酸、乳酸、グルコン酸、クエン酸等のカルボン酸の塩又はグルタミン酸、アスパラギン酸等のアミノ酸の塩とすることができる。
或いは、本発明に包含される化合物のうちで、常法に従って金属塩にすることができるものは、例えば、リチウム、ナトリウム、カリウムといったアルカリ金属の塩、カルシウム、バリウム、マグネシウムといったアルカリ土類金属の塩又はアルミニウムの塩とすることができる。
次に、各置換基の具体例を以下に示す。ここで、n−はノルマル、i−はイソ、s−はセカンダリー及びtert−はターシャリーを各々意味する。
「ハロゲン原子」としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子及びヨウ素原子が挙げられる。尚、「ハロ」の表記もこれらのハロゲン原子を表す。
「C〜Cアルキル」の表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状の炭化水素基を表し、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチル基、1,1−ジメチルプロピル基、n−ヘキシル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「ハロ(C〜C)アルキル」の表記は、炭素原子に結合した水素原子がハロゲン原子によって任意に置換された、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状の炭化水素基を表し、このとき、2個以上のハロゲン原子によって置換されている場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも、または互いに相異なっていてもよい。例えばフルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨードメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、トリフルオロメチル基、クロロジフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ブロモジフルオロメチル基、1−フルオロエチル基、2−フルオロエチル基、2−クロロエチル基、2−ブロモエチル基、2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、2−ブロモ−2,2−ジフルオロエチル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチル基、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエチル基、2−クロロ−1,1,2,2−テトラフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、2,2−ジフルオロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、3−ブロモ−3,3−ジフルオロプロピル基、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル基、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピル基、ヘプタフルオロプロピル基、2,2,2−トリフルオロ−1−(メチル)エチル基、2,2,2−トリフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチル基、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフル
オロメチル)エチル基、2,2,3,4,4,4−ヘキサフルオロブチル基、2,2,3,3,4,4,4−ヘプタフルオロブチル基、ノナフルオロブチル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「C〜Cシクロアルキル」の表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる環状の炭化水素基を表し、3員環から6員環までの単環又は複合環構造を形成することが出来る。また、各々の環は指定の炭素原子数の範囲でアルキル基によって任意に置換されていてもよい。例えばシクロプロピル基、1−メチルシクロプロピル基、2−メチルシクロプロピル基、2,2−ジメチルシクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「C〜Cアルケニル」の表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の二重結合を有する不飽和炭化水素基を表し、例えばビニル基、1−プロペニル基、2−プロペニル基、1−メチルエテニル基、2−ブテニル基、2−メチル−2−プロペニル基、3−メチル−2−ブテニル基、1,1−ジメチル−2−プロペニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「ハロ(C〜C)アルケニル」の表記は、炭素原子に結合した水素原子が、ハロゲン原子によって任意に置換された、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の二重結合を有する不飽和炭化水素基を表す。このとき、2個以上のハロゲン原子によって置換されている場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも、又は互いに相異なっていてもよい。例えば2,2−ジクロロビニル基、2−フルオロ−2−プロペニル基、2−クロロ−2−プロペニル基、3−クロロ−2−プロペニル基、2−ブロモ−2−プロペニル基、3,3−ジフルオロ−2−プロペニル基、2,3−ジクロロ−2−プロペニル基、3,3−ジクロロ−2−プロペニル基、2,3,3−トリフルオロ−2−プロペニル基、2,3,3−トリクロロ−2−プロペニル基、1−(トリフルオロメチル)エテニル基、4,4−ジフルオロ−3−ブテニル基、3,4,4−トリフルオロ−3−ブテニル基、3−クロロ−4,4,4−トリフルオロ−2−ブテニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「C〜Cアルキニル」の表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の三重結合を有する不飽和炭化水素基を表し、例えばエチニル基、プロパルギル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基、1−ペンチニル基、1−ヘキシニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「ハロ(C〜C)アルキニル」の表記は、炭素原子に結合した水素原子が、ハロゲン原子によって任意に置換された、炭素原子数がa〜b個よりなる直鎖状又は分岐鎖状で、且つ分子内に1個又は2個以上の三重結合を有する不飽和炭化水素基を表す。このとき、2個以上のハロゲン原子によって置換されている場合、それらのハロゲン原子は互いに同一でも、又は互いに相異なっていてもよい。例えば2−クロロエチニル基、2−ブロモエチニル基、2−ヨードエチニル基、3−クロロ−2−プロピニル基、3−ブロモ−2−プロピニル基、3−ヨード−2−プロピニル基、4,4,4−トリフルオロ−2−ブチニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「C〜Cアルコキシ」の表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−O−基を表わす。例えばメトキシ基、エトキシ基、n−プロピルオキシ基、i−プロピルオキシ基、n−ブチルオキシ基、i−ブチルオキシ基、s−ブチルオキシ基、tert−ブチルオキシ基、2−エチルへキシルオキシ基等が具体例として挙げられ、各
々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「ハロ(C〜C)アルコキシ」の表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるハロアルキル−O−基を表わす。例えばジフルオロメトキシ基、トリフルオロメトキシ基、クロロジフルオロメトキシ基、ブロモジフルオロメトキシ基、2−フルオロエトキシ基、2−クロロエトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、1,1,2,2,−テトラフルオロエトキシ基、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエトキシ基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルオキシ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「C〜Cアルキルチオ」の表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−S−基を表わす。例えばメチルチオ基、エチルチオ基、n−プロピルチオ基、i−プロピルチオ基、n−ブチルチオ基、i−ブチルチオ基、s−ブチルチオ基、tert−ブチルチオ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「ハロ(C〜C)アルキルチオ」の表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるハロアルキル−S−基を表わす。例えばジフルオロメチルチオ基、トリフルオロメチルチオ基、クロロジフルオロメチルチオ基、ブロモジフルオロメチルチオ基、2,2,2−トリフルオロエチルチオ基、1,1,2,2−テトラフルオロエチルチオ基、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエチルチオ基、ペンタフルオロエチルチオ基、1,1,2,3,3,3−ヘキサフルオロプロピルチオ基、ヘプタフルオロプロピルチオ基、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチルチオ基、ノナフルオロブチルチオ基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「C〜Cアルキルスルフィニル」の表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−S(O)−基を表わす。例えばメチルスルフィニル基、エチルスルフィニル基、n−プロピルスルフィニル基、i−プロピルスルフィニル基、n−ブチルスルフィニル基、i−ブチルスルフィニル基、s−ブチルスルフィニル基、tert−ブチルスルフィニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「ハロ(C〜C)アルキルスルフィニル」の表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるハロアルキル−S(O)−基を表わす。例えばジフルオロメチルスルフィニル基、トリフルオロメチルスルフィニル基、クロロジフルオロメチルスルフィニル基、ブロモジフルオロメチルスルフィニル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルフィニル基、1,2,2,2−テトラフルオロ−1−(トリフルオロメチル)エチルスルフィニル基、ノナフルオロブチルスルフィニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「C〜Cアルキルスルホニル」の表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−SO−基を表わす。例えばメチルスルホニル基、エチルスルホニル基、n−プロピルスルホニル基、i−プロピルスルホニル基、n−ブチルスルホニル基、i−ブチルスルホニル基、s−ブチルスルホニル基、tert−ブチルスルホニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「ハロ(C〜C)アルキルスルホニル」の表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるハロアルキル−SO−基を表わす。例えばジフルオロメチルスルホニル基、トリフルオロメチルスルホニル基、クロロジフルオロメチルスルホニル基、ブロモ
ジフルオロメチルスルホニル基、2,2,2−トリフルオロエチルスルホニル基、1,1,2,2−テトラフルオロエチルスルホニル基、2−クロロ−1,1,2−トリフルオロエチルスルホニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「C〜Cアルキルカルボニル」の表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−C(O)−基を表わす。例えば、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、2−メチルブタノイル基、ピバロイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「C〜Cアルコキシカルボニル」の表記は、炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル−O−C(O)−基を表わす。例えばメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロピルオキシカルボニル基、i−プロピルオキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、i−ブトキシカルボニル基、s−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基、2−エチルへキシルオキシカルボニル基等が具体例として挙げられ、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「C〜Cシクロアルキル(C〜C)アルキル」、「C〜Cアルコキシ(C〜C)アルキル」、「ハロ(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル」、「C〜Cアルキルチオ(C〜C)アルキル」、「ハロ(C〜C)アルキルチオ(C〜C)アルキル」、「C〜Cアルキルスルフィニル(C〜C)アルキル」、「ハロ(C〜C)アルキルスルフィニル(C〜C)アルキル」、「C〜Cアルキルスルホニル(C〜C)アルキル」、「ハロ(C〜C)アルキルスルホニル(C〜C)アルキル」又は「シアノ(C〜C)アルキル」等の表記は、それぞれ前記の意味であるC〜Cシクロアルキル、C〜Cアルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシ、C〜Cアルキルチオ、ハロ(C〜C)アルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、ハロ(C〜C)アルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロ(C〜C)アルキルスルホニル又はシアノによって、炭素原子に結合した水素原子が任意に置換された炭素原子数がd〜e個よりなる前記の意味であるアルキル基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「C〜Cアルコキシ(C〜C)アルコキシ」等の表記は、それぞれ前記の意味であるC〜Cアルコキシによって、炭素原子に結合した水素原子が任意に置換された炭素原子数がd〜e個よりなる前記の意味であるアルコキシ基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。
「R1aに置換された(C〜C)アルキル」、「R3aに置換された(C〜C)アルキル」、「R10aに置換された(C〜C)アルキル」、「R11aに置換された(C〜C)アルキル」、「R12aに置換された(C〜C)アルキル」、「R18aに置換された(C〜C)アルキル」等の表記は、任意のR1a、R3a、R10a、R11a、R12a又はR18aによって、炭素原子に結合した水素原子が任意に置換された炭素原子数がa〜b個よりなる前記の意味であるアルキル基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。このとき、それぞれの(C〜C)アルキル基上の置換基R1a、R3a、R10a、R11a、R12a又はR18aが2個以上存在するとき、それぞれのR1a、R3a、R10a、R11a、R12a又はR18aは互いに同一でも異なってもよい。
「R1bに置換された(C〜C)シクロアルキル」等の表記は、任意のR1bによって、炭素原子に結合した水素原子が任意に置換された炭素原子数がa〜b個よりなる前
記の意味であるシクロアルキル基を表し、各々の指定の炭素原子数の範囲で選択される。このとき、それぞれの(C〜C)シクロアルキル基上の置換基R1bが2個以上存在するとき、それぞれのR1bは互いに同一でも異なってもよい。
「R13はR14と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R13及びR14が結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成することを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)、S(O)又はN(R15)を1個含んでもよく」の表記の具体例としては、例えばアジリジン、アゼチジン、ピロリジン、オキサゾリジン、チアゾリジン、イミダゾリジン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ホモピペリジン等が挙げられ、各々の指定の原子数の範囲で選択される。
次に、前記式(1)で表される本発明化合物の製造法を以下に説明する。本発明化合物は、例えば、以下の製造法1〜6により製造できる。
製造法1
前記式(1)で表される本発明化合物のうち、(1−A)、(1−B)及び(1−C)で表される化合物は、例えば、化合物(2−1)と、化合物(50)とを反応させることにより製造できる。
Figure 2021006524
(式中、R、R、R及びRは前記と同じ意味を表し、Lはハロゲン原子、−OSOCH、−OSOCF等の脱離基を表す。)
化合物(1−A)、(1−B)及び(1−C)は、化合物(2−1)と化合物(50)とを、溶媒中又は無溶媒で、場合によっては塩基存在下、反応させることにより製造できる。
溶媒を用いる場合、溶媒としては反応に不活性であればよく、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
該反応は塩基の存在下に行うことができる。塩基としては、例えばピリジン、2,6−ルチジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、4-(ジメチルアミノ)ピリジン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(DBU)又は1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン(DBN)等の有機塩基類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の無機塩基類が挙げられる。塩基の使用量は、化合物(2−1)の1当量に対して0
.1〜100当量で用いることができ、1〜20当量が好ましい。
反応温度は、−80℃から反応混合物の還流温度まで任意の温度で設定することができ、0℃から反応混合物の還流温度の範囲が好ましい。
反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分〜100時間で任意に設定でき、1〜48時間が好ましい。
基質の使用量は、化合物(50)は化合物(2−1)1当量に対して、0.5〜50当量で用いることができ、1〜20当量が好ましい。
化合物(2−1)の或るものは公知化合物であり、文献記載の公知の方法に準じた方法によって合成できる。文献既知の公知の方法とは、例えば、国際公開第2014/192936号等に記載の方法が挙げられる。
化合物(50)の或るものは公知化合物であり、一部は市販品として入手できる。
製造法2
化合物(1−A)は、例えば、化合物(3−1)と、化合物(4−1)とを反応させることにより製造できる。
Figure 2021006524
(式中、R、R、R及びRは前記と同じ意味を表す。)
化合物(1−A)は、化合物(3−1)と化合物(4−1)とを、溶媒中又は無溶媒で、脱水縮合剤存在下、場合によっては塩基存在下、場合によっては添加物存在下、反応させることにより製造できる。
溶媒を用いる場合、溶媒としては反応に不活性であればよく、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
脱水縮合剤としては、例えば1H−ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスファート、N,N'−ジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、2−クロロ−1−メチルピリジニウムヨージド等が挙げられる。脱水縮合剤の使用量は、化合物(3−1)1当量に対して、0.1〜100当量で用いることができ、1〜20当量が好ましい。
該反応は、塩基の存在下にて行うことができる。塩基としては、例えば、ピリジン、トリエチルアミン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の有機塩基類、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の無機塩基類が挙げられる。塩基の使用量は、化合物(3−1)1当量に対して、0.1〜100当量で用いることができ、1〜20当量が好ましい。
該反応は、添加物の存在下にて行うことができる。添加物としては、例えば、3H−[1,2,3]トリアゾロ[4,5−b]ピリジン−3−オール、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール等が挙げられる。添加物の使用量は、化合物(3−1)1当量に対して、0.1〜100当量で用いることができ、1〜20当量が好ましい。
反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分〜100時間で任意に設定でき、1〜48時間が好ましい。
基質の使用量は、化合物(4−1)は、化合物(3−1)1当量に対して、0.5〜50当量で用いることができ、1〜20当量が好ましい。
化合物(4−1)の或るものは公知化合物であり、文献記載の公知の方法に準じた方法によって合成できる。文献既知の公知の方法とは、例えば、国際公開第2008/006540号、国際公開第2014/192936号等に記載の方法が挙げられる。
製造法3
化合物(1−A)は、例えば、化合物(3−1)と、化合物(4−2)とを反応させることにより製造できる。
Figure 2021006524
(式中、R、R、R及びRは前記と同じ意味を表し、Xはハロゲン原子を表す。)
化合物(1−A)は、化合物(3−1)と化合物(4−2)とを、溶媒中又は無溶媒で、場合によっては塩基存在下、反応させることにより製造できる。
溶媒を用いる場合、溶媒としては反応に不活性であればよく、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
該反応は、塩基の存在下にて行うことができる。塩基としては、例えば、ピリジン、トリエチルアミン、4−(ジメチルアミノ)ピリジン等の有機塩基類、水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の無機塩基類が挙げられる。塩基の使用量は、化合物(3−1)1当量に対して、0.1〜100当量で用いることができ、1〜20当量が好ましい。
反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分〜100時間で任意に設定でき、1〜48時間が好ましい。
基質の使用量は、化合物(4−2)は、化合物(3−1)1当量に対して、0.5〜50当量で用いることができ、1〜20当量が好ましい。
化合物(4−2)の或るものは公知化合物であり、文献記載の公知の方法に準じた方法によって合成できる。文献既知の公知の方法とは、例えば、国際公開第2014/192
936号等に記載の方法が挙げられる。
製造法4
化合物(1−B)は、例えば、化合物(5−1)と、化合物(4−1)とを反応させることにより製造できる。
Figure 2021006524
(式中、R、R、R及びRは前記と同じ意味を表し、Xはハロゲン原子を表す。)
化合物(1−B)は、化合物(5−1)と化合物(4−1)とを、製造法2に記載の方法に準じて反応させることにより製造できる。
製造法5
化合物(1−B)は、例えば、化合物(5−1)と、化合物(4−2)とを反応させることにより製造できる。
Figure 2021006524
(式中、R、R、R、R、X及びXは前記と同じ意味を表す。)
化合物(1−B)は、化合物(5−1)と化合物(4−2)とを、製造法3に記載の方法に準じて反応させることにより製造できる。
製造法6
化合物(1−C)は、例えば、化合物(6−1)と、化合物(51)とを反応させることにより製造できる。
Figure 2021006524
(式中、R、R、R及びRは前記と同じ意味を表し、Wは水素原子、ナトリウム原子又はカリウム原子を表す。)
化合物(1−C)は、化合物(6−1)と化合物(51)とを、溶媒中又は無溶媒で、場合によっては塩基存在下、反応させることにより製造できる。
溶媒を用いる場合、溶媒としては反応に不活性であればよく、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
該反応は塩基の存在下に行うことができる。塩基としては、例えばピリジン、2,6−ルチジン、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン、4-(ジメチルアミノ)ピリジン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(DBU)又は1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]−5−ノネン(DBN)等の有機塩基類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水素化ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム等の無機塩基類が挙げられる。塩基の使用量は、化合物(6−1)の1当量に対して0.1〜100当量で用いることができ、1〜20当量が好ましい。
反応温度は、−80℃から反応混合物の還流温度まで任意の温度で設定することができ、0℃から反応混合物の還流温度の範囲が好ましい。
反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分〜100時間で任意に設定でき、1〜48時間が好ましい。
基質の使用量は、化合物(51)は化合物(6−1)1当量に対して、0.5〜50当量で用いることができ、1〜20当量が好ましい。
化合物(51)の或るものは公知化合物であり、一部は市販品として入手できる。
製造法2及び製造法3に用いられる化合物(3−1)は、例えば、下記の反応式で示される製造ルートにしたがって製造できる。
反応式1
Figure 2021006524
(式中、R、R及びLは前記と同じ意味を表す。)
工程1:化合物(52−a)を、文献既知の公知の方法、例えば、特開2011−513293号公報等に記載の方法に準じて、二炭酸−tert−ブチルと反応させることに
より、化合物(52−b)を製造できる。化合物(52−a)の或るものは公知化合物であり、一部は市販品として入手できる。
工程2:化合物(52−b)を、製造法1に記載の方法に準じて、化合物(50)と反応させることにより、化合物(52−c)を製造できる。
工程3:化合物(52−c)を、文献既知の公知の方法、例えば、特開2011−513293号公報等に記載の方法に準じて、塩酸、トリフルオロ酢酸等の酸と反応させることにより、化合物(3−1)を製造できる。
製造法4及び製造法5に用いられる化合物(5−1)は、例えば、下記の反応式で示される製造ルートにしたがって製造できる。
反応式2
Figure 2021006524
(式中、R及びRは前記と同じ意味を表し、Xはハロゲン原子を表す。)
化合物(5−1)は、化合物(52−a)と化合物(54)とを、溶媒中又は無溶媒で、反応させることにより製造できる。
溶媒を用いる場合、溶媒としては反応に不活性であればよく、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、水等の極性溶媒、メタノール、エタノール、プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジフェニルエーテル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ペンタン、n−ヘキサン等の脂肪族炭化水素類が挙げられる。これらの溶媒は単独で用いても、これらの内の2種類以上を混合して用いてもよい。
反応温度は、−80℃から反応混合物の還流温度まで任意の温度で設定することができ、0℃から反応混合物の還流温度の範囲が好ましい。
反応時間は、反応基質の濃度、反応温度によって変化するが、通常5分〜100時間で任意に設定でき、1〜48時間が好ましい。
基質の使用量は、化合物(54)は化合物(52−a)1当量に対して、0.5〜50当量で用いることができ、1〜20当量が好ましい。
化合物(52−a)の或るものは公知化合物であり、一部は市販品として入手できる。
製造法6に用いられる化合物(6−1)は、例えば、下記の反応式で示される製造ルートにしたがって製造できる。
反応式3
Figure 2021006524
(式中、R、R及びRは前記と同じ意味を表す。)
化合物(2−1)を、文献既知の公知の方法、例えば、国際公開第2015/087834号等に記載の方法に準じて、塩化チオニル、オキシ塩化リン又は五塩化リン等の塩素化剤と反応させることにより、化合物(6−1)を製造できる。
製造法1〜6及び反応式1〜3の反応において、反応終了後の反応混合物は、直接濃縮又は有機溶媒に溶解し、水洗後濃縮又は氷水に投入、有機溶媒抽出後濃縮といった通常の後処理を行ない、目的の本発明化合物を得ることができる。また、精製の必要が生じたときには、再結晶、カラムクロマトグラフ、薄層クロマトグラフ、液体クロマトグラフ分取等の任意の精製方法によって分離、精製できる。
本発明化合物は水田用の除草剤として、湛水下の土壌処理及び茎葉処理のいずれの処理方法においても使用できる。水田雑草としては、例えば、アゼガヤ(chinese sprangletop, Leptochloa chinensis)、オニアゼガヤ(bearded sprangletop, Leptochloa fascicularis)、イヌビエ(barnyard grass, Echinochloa crus-galli)、コヒメビエ(junglerice, Echinochloa colonum)、タイヌビエ(late watergrass, Echinochloa oryzicola)、タイワンアシカキ(southern cutgrass, Leersia hexandra)、キシュウスズメノヒエ(knotgrass, Paspalum distichum)、タイワンアイアシ(saramollagrass, Ischaemum rugosum)、ツノアイアシ(itchgrass, Rottboellia cochinchinensis)、メリケンニクキビ(broadleaf signalgrass, Brachiaria platyphylla)、アレキサンダーグラス(Alexandergrass, Brachiaria plantaginea)、オニメヒシバ(large crabgrass, Digitaria sanguinalis)、タツノツメガヤ(crowfoot grass, Dactyloctenium aegyptium)、オヒシバ(goosegrass, Eleusine indica)、雑草イネ(red rice, Oryza sativa)、ギョウギシバ(bermuda grass, Cynodon dactylon)、並びにオオクサキビ(fall panicum, Panicum dichotomiflorum)等に代表されるイネ科(Gramineae)雑草、クログワイ(Eleocharis kuroguwai)、ヒデリコ(globe fringerush, Fimbristylis miliacea)、イヌホタルイ(japanese bulrush, Schoenoplectus juncoides)、シズイ(Schoenoplectus nipponicus)、ヒメカンガレイ(ricefield bulrush, Schoenoplectus mucronatus)、ミズガヤツリ(Cyperus serotinus)、タマガヤツリ(smallflower umbrella sedge, Cyperus difformis)、コゴメガヤツリ(rice flat sedge, Cyperus iria)、ハマスゲ(purple nutsedge, Cyperus rotundus)、キハマスゲ(yellow nutsedge, Cyperus esculentus)、並びにコウキヤガラ(cosmopolitan bulrush, Bolboschoenus martimus)等に代表されるカヤツリグサ科(Cyperaceae)雑草、ヘラオモダカ(water plantain, Alisma canaliculatum)、ウリカワ(pygmy arrowhead, Sagittaria pygmaea)、並びにオモダカ(threeleaf arrowhead, Sagittaria trifolia)等に代表されるオモダカ科(Alismataceae)雑草、イボクサ(asian spiderwort, Murdannia keisak)、並びにマルバツユクサ(benghal dayflower, Commelina benghalensis)等に代表されるツユクサ科(Commelinaceae)雑草、ミズアオイ(heartleaf false pickerelweed, Monochoria korsakowii)、コナギ(oval-leafed pondweed, Monochoria vaginalis)、アメリカコナギ(ducksalad, Heteranthera limosa)、並びにホテイアオイ(water hyacinth, Eichhornia crassipes)等に代表されるミズアオイ科(Pontederiaceae)雑草、ミゾハコベ(threestamen waterwort, Elatine
triandra)等に代表されるミゾハコベ科(Elatinaceae)雑草、ホソバヒメミソハギ(redstem, Ammannia coccinea)、並びにキカシグサ(indian toothcup, Rotala indica)等に代表されるミソハギ科(Lythraceae)雑草、チョウジタデ(Ludwigia epilobioides)、並びにキダチキンバイ(mexican primrose-willow, Ludwigia octovalvis)等に代表されるアカバナ科(Oenotheraceae)雑草、アブノメ(rushlike dopatrium, Dopatrium junceum)、オオアブノメ(Gratiola japonica)、キクモ(dwarf ambulia, Limnophila sessiliflora)、アゼナ(prostrate false pimpernel, Lindernia pyxidaria)、並びにアメリカアゼナ(yellowseed false pimpernel , Lindernia dubia)等に代表されるゴマノハグサ科(Scrophulariaceae)雑草、ナガエツルノゲイトウ(alligator weed, Alternan
thera philoxeroides)、並びにハリビユ(spiny amaranth, Amaranthus spinosus)等に代表されるヒユ科(Amaranthaceae)雑草、ヤナギタデ(water pepper, Polygonum hydropiper)等に代表されるタデ科(Polygonaceae)雑草、ナガボノウルシ(gooseweed, Sphenoclea zeylanica)等に代表されるナガボノウルシ科(Sphenocleaceae)雑草、クサネム(indian jointvetch, Aeschynomene indica)、アメリカツノクサネム(hemp sesbania,
Sesbania exaltata)等に代表されるマメ科(Fabaceae)雑草、アメリカセンダングサ(devil's beggarticks, Bidens frondosa)、タウコギ(three-lobe beggarticks, Bidens
tripartita)、タカサブロウ(false daisy, Eclipta prostrata)、並びにカッコウアザミ(goatweed, Ageratum conyzoides)等に代表されるキク科(Asteraceae)雑草、ヨウサイ(swamp morningglory, Ipomoea aquatica)等に代表されるヒルガオ科(Convolvulaceae)雑草、デンジソウ(water clover, Marsilea minuta)等に代表されるデンジソウ科(Marsileaceae)雑草、ウキクサ(common duckmeat, Spirodela polyrhiza)、並びにアオウキクサ(duckweed, Lemna paucicostata)等に代表されるウキクサ科(Lemnaceae)雑草、並びにヒルムシロ(roundleaf pondweed, Potamogeton distinctus)等に代表されるヒルムシロ科(Potamogetonaceae)雑草等が挙げられる。
また、本発明化合物は、畑地及び果樹園用の除草剤として、土壌処理、土壌混和処理及び茎葉処理のいずれの処理方法においても使用できる。畑地雑草としては、例えば、オオクサキビ(fall panicum, Panicum dichotomiflorum)、シャッターケーン(shattercane, Sorgham bicolor)、ジョンソングラス(johnson grass , Sorghum halepense)、イヌビエ(barnyard grass, Echinochloa crus-galli var. crus-galli)、ヒメイヌビエ(cockspur grass, Echinochloa crus-galli var. praticola)、栽培ビエ(japanese barnyard millet , Echinochloa utilis)、メヒシバ(southern crabgrass, Digitaria ciliaris)、ススキメヒシバ(sourgrass, Digitaria insularis)、ムレメヒシバ(jamaican crabgrass, Digitaria horizontalis)、カラスムギ(wild oat, Avena fatua)、ブラックグラス(blackgrass, Alopecurus myosuroides)、スズメノテッポウ(shortawn foxtail, Alopecurus aequalis)、セイヨウヌカボ(windgrass, Apera spica-venti)、ウマノチャヒキ(downy brome, Bromus tectorum)、ネズミムギ(italian ryegrass , Lolium multiflorum)、ボウムギ(rigid ryegrass, Lolium rigidum)、ヒメカナリークサヨシ(littleseed canarygrass, Phalaris minor)、スズメノカタビラ(annual bluegrass, Poa annua)、オヒシバ(goosegrass, Eleusine indica)、エノコログサ(green foxtail, Setaria viridis)、アキノエノコログサ(giant foxtail, Setaria faberi)、シグナルグラス(signalgrass, Brachiaria decumbens)、並びにシンクリノイガ(southern sandbur, Cenchrus echinatus )等に代表されるイネ科(Poaceae)雑草、ハマスゲ(purple nutsedge, Cyperus rotundus)等に代表されるカヤツリグサ科(Cyperaceae)雑草、イヌホオズキ(black nightshade, Solanum nigrum)、並びにシロバナヨウシュチョウセンアサガオ(jimsonweed, Datura stramonium)等に代表されるナス科(Solanaceae)雑草、イチビ(velvetleaf, Abutilon theophrasti)、並びにアメリカキンゴジカ(prickly sida, Sida spinosa)等に代表されるアオイ科(Malvaceae)雑草、マルバアサガオ(tall morning-glory, Ipomoea purpurea)、アメリカアサガオ(ivyleaf morning-glory, Ipomoea hederacea)、並びにコヒルガオ(japanese bindweed, Calystegia hederacea)等に代表されるヒルガオ科(Convolvulaceae)雑草、イヌビユ(purple amaranth, Amaranthus lividus)、アオゲイトウ(redroot pigweed, Amaranthus retroflexus)、オオホナガアオゲイトウ(palmer amaranth, Amaranthus palmeri)、並びにヒユモドキ(tall waterhemp, Amaranthus tuberculatus)等に代表されるヒユ科(Amaranthaceae)雑草、オナモミ(common cocklebur, Xanthium strumarium)、ブタクサ(common ragweed,
Ambrosia artemisiifolia)、オオブタクサ(giant ragweed, Ambrosia trifida )、ヒメムカシヨモギ(horseweed, Conyza canadensis)、ヒマワリ(common sunflower, Helianthus annuus)、コシカギク(pineappleweed, Matricaria matricarioides)、ハキダメギク(hairy galinsoga, Galinsoga ciliata)、セイヨウトゲアザミ(canada thistle
, Cirsium arvense)、ノボロギク(common groundsel, Senecio vulgaris)、並びにヒメジョオン(annual fleabane, Erigeron annuus)等に代表されるキク科(Asteraceae)雑草、イヌガラシ(variableleaf yellowcress, Rorippa indica)、ノハラガラシ(wild
mustard , Sinapis arvensis)、並びにナズナ(shepherd's purse, Capsella bursa-pastoris)等に代表されるアブラナ科(Brassicaceae)雑草、イヌタデ(oriental lady's thumb, Persicaria longiseta)、並びにソバカズラ(wild buckwheat, Polygonum convolvulus)等に代表されるタデ科(Polygonaceae)雑草、スベリヒユ(common purslane, Portulaca oleracea)等に代表されるスベリヒユ科(Portulacaceae)雑草、シロザ(lambsquarters, Chenopodium album)、コアカザ(figleaved goosefoot, Chenopodium ficifolium)、ホウキギ(kochia, Kochia scoparia)、並びにロシアアザミ(russian thistle, Salsola tragus)等に代表されるアカザ科(Chenopodiaceae)雑草、コハコベ(common chickweed, Stellaria media)等に代表されるナデシコ科(Caryophyllaceae)雑草、オオイヌノフグリ(persian speedwell, Veronica persica)等に代表されるオオバコ科(Plantaginaceae)雑草、ツユクサ(asiatic dayflower, Commelina communis)、並びにマルバツユクサ(benghal dayflowe, Commelina benghalensis)等に代表されるツユクサ科(Commelinaceae)雑草、ホトケノザ(henbit, Lamium amplexicaule)、並びにヒメオドリコソウ(purple deadnettle, Lamium purpureum)等に代表されるシソ科(Lamiaceae)雑草、ショウジョウソウ(wild poinsettia, Euphorbia heterophylla)、並びにオオニシキソウ(spotted spurge, Euphorbia maculata)等に代表されるトウダイグサ科(Euphorbiaceae)雑草、ヤエムグラ(false cleavers , Galium spurium)、並びにアカネ(asian madder , Rubia akane)等に代表されるアカネ科(Rubiaceae)雑草、サンシキスミレ(pansy, Viola tricolor )等に代表されるスミレ科(Violaceae)雑草、ヒナゲシ(filed poppy, Papaver rhoeas)等に代表されるケシ科(Papaveraceae)雑草、アメリカツノクサネム(hemp sesbania, Sesbania exaltata)、並びにエビスグサ(sicklepod, Cassia obtusifolia)等に代表されるマメ科(Fabaceae)雑草、並びにカタバミ(creeping woodsorrel, Oxalis corniculata)等に代表されるカタバミ科(Oxalidaceae)雑草等が挙げられる。
更に、本発明化合物は、例えば、堤防ののり面、河川敷、道路の路肩及びのり面、鉄道敷、公園緑地、グラウンド、駐車場、空港、工場及び貯蔵設備等の工業施設用地、休耕地、或いは、市街の有休地等の雑草の生育を制御する必要のある非農耕地、或いは、樹園地、牧草地、芝生地、林業地等に発生する広範囲の雑草を除草することができる。その雑草としては、畑地及び果樹園用雑草で述べたものに加えて、スズメノカタビラ(annual bluegrass, Poa annua)、セイヨウタンポポ(dandelion, Taraxacum officinale)、アレチノギク(hairy fleabane, Conyza bonariensis)、ヒメムカシヨモギ(horseweed, Conyza canadensis)、オオアレチノギク(guernsey fleabane, Conyza sumatrensis)、タネツケバナ(wavy bittercress, Cardamine flexuosa)、シロツメクサ(white clover, Trifolium repens)、チドメグサ(lawn pennywort, Hydrocotyle sibthorpioides)、オオバコ(Chinese plantain, Plantago asiatica)、ヒメクグ(green kyllinga, Kyllinga brevifolia)、スギナ(field horsetail, Equisetum arvense)等が挙げられる。
本発明化合物を除草剤として施用するにあたっては、通常適当な固体担体又は液体担体と混合し、更に所望により界面活性剤、浸透剤、展着剤、増粘剤、凍結防止剤、結合剤、固結防止剤、崩壊剤及び分解防止剤等を添加して、水和剤、乳剤、フロアブル剤、ドライフロアブル剤、液剤、粉剤、粒剤又はゲル剤等任意の剤型の製剤にて実用に供することができる。また、省力化及び安全性向上の観点から、上記任意の剤型の製剤を水溶性包装体に封入して供することもできる。
固体担体としては、例えば石英、カオリナイト、パイロフィライト、セリサイト、タルク、ベントナイト、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライト及び珪藻土等の天然鉱物質
類、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム及び塩化カリウム等の無機塩類、合成珪酸並びに合成珪酸塩が挙げられる。
液体担体としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール及びイソプロパノール等のアルコール類、キシレン、アルキルベンゼン及びアルキルナフタレン等の芳香族炭化水素類、ブチルセロソルブ等のエーテル類、シクロヘキサノン等のケトン類、γ−ブチロラクトン等のエステル類、N−メチルピロリドン、N−オクチルピロリドン等の酸アミド類、大豆油、ナタネ油、綿実油及びヒマシ油等の植物油並びに水が挙げられる。
これら固体及び液体担体は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル及びポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等のノニオン性界面活性剤、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸及び燐酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸及び燐酸塩、ポリカルボン酸塩及びポリスチレンスルホン酸塩等のアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩及びアルキル4級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤並びにアミノ酸型及びベタイン型等の両性界面活性剤が挙げられる。
これら界面活性剤の含有量は、特に限定されるものではないが、本発明の製剤100重量部に対し、通常0.05から20重量部の範囲が望ましい。また、これら界面活性剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
本発明化合物は必要に応じて製剤又は散布時に他種の除草剤、各種殺虫剤、殺菌剤、植物生長調節剤又は共力剤等と混合施用してもよい。
特に、他の除草剤と混合施用することにより、施用薬量の減少による低コスト化、混合薬剤の相乗作用による殺草スペクトラムの拡大や、より高い殺草効果が期待できる。この際、同時に複数の公知除草剤との組み合わせも可能である。
本発明化合物と混合使用されるのに好ましい除草剤としては、例えば、4−CPA、4−CPAの塩(4−CPA−salts)、4−CPB、4−CPP、2,4−D(2,4−PA)、2,4−Dの塩(2,4−D−salts)、2,4−Dのエステル(2,4−D−esters)、3,4−DA、2,4−DB、2,4−DBの塩(2,4−DB−salts)、2,4−DBのエステル(2,4−DB−esters)、3,4−DB、2,4−DEB、2,4−DEP、3,4−DP、2,4,5−T、2,4,5−Tの塩(2,4,5−T−salts)、2,4,5−Tのエステル(2,4,5−T−esters)、2,4,5−TB(2,4,5−TB)、2,3,6−TBA(2,3,6−TBA, TCBA)、2,3,6−TBAの塩(2,3,6−TBA−salts)、アセトクロール(acetochlor)、アシフルオルフェン(acifluorfen)、アシフルオルフェンメチル(acifluorfen−methyl)、アシフルオルフェンナトリウム(acifluorfen−sodium)、アクロニフェン(aclonifen)、アクロレイン(acrolein)、アラクロール(alachlor)、アリドクロール(allidochlor, CDAA)、アロキシジム(alloxydim)、アロキシジムナトリウム(alloxydim−sodium)、アリルアルコール(allyl alchol)、アロラック(alorac)、アメトリジオン(ametridione)、アメトリン(ametryn)、アミブジン(amibuzin)、アミカルバソン(amicarbazone)、アミドクロール(amidochlor)、アミドスルフロン(amidosulfuron)、アミノ
シクロピラクロール(aminocyclopyrachlor)、アミノシクロピラクロールメチル(aminocyclopyrachlor−methyl)、アミノシクロピラクロールカリウム(aminocyclopyrachlor−potassium)、アミノピラリド(aminopyralid)、アミノピラリドの塩(aminopyralid−salts)、アミプロホス(amiprophos)、アミプロホスメチル(amiprophos−methyl)、アミトロール(amitrole, aminotriazole, ATA)、スルファミン酸アンモニウム(ammonium sulfamate, AMS)、アニロホス(anilofos)、アニスロン(anisuron)、アシュラム(asulam)、アシュラムの塩(asulam−salts)、アトラトン(atraton)、アトラジン(atrazine)、アザフェニジン(azafenidin)、アジムスルフロン(azimsulfuron)、アジプロトリン(aziprotryne, azyprotryn)、バルバン(barban, CBN)、1BCPC、ベフルブタミド(beflubutamid)、ベフルブタミドM(beflubutamid−M)、ベナゾリン(benazolin)、ベナゾリンエチル(benazolin−ethyl)、ベナゾリンの塩(benazolin−salts)、ベンカルバゾン(bencarbazone)、ベンフルラリン(benfluralin, benefin)、ベンフレセート(benfuresate)、ベンスルフロン(bensulfuron)、ベンスルフロンメチル(bensulfuron−methyl)、ベンスリド(bensulide, SAP)、ベンタゾン(bentazon, bentazone)、ベンタゾンナトリウム(bentazone−sodium)、ベントラニル(bentranil)、ベンザドックス(benzadox)、ベンザドックスアンモニウム(benzadox−ammonium)、ベンズフェンジゾン(benzfendizone)、ベンジプラム(benzipram)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、ベンゾフルオル(benzofluor)、ベンゾイルプロップ(benzoylprop)、ベンゾイルプロップエチル(benzoylprop−ethyl)、ベンズチアズロン(benzthiazuron)、ビシクロピロン(bicyclopyrone)、ビフェノックス(bifenox)、ビラナホス(bilanafos, bialaphos)、ビラナホスナトリウム(bilanafos−sodium)、ビナパクリル(binapacryl)、ビスピリバック(bispyribac)、ビスピリバックナトリウム(bispyribac−sodium)、ビクスロゾン(bixlozone)、ボラックス(borax)、ブロマシル(bromacil)、ブロマシルの塩(bromacil−salts)、ブロモボニル(bromobonil)、ブロモブチド(bromobutide)、ブロモフェノキシム(bromofenoxim)、ブロモピラゾン(bromopyrazon)、ブロモキシニル(bromoxynil)、ブロモキシニルカリウム(bromoxynil−potassium)、ブロモキシニルのエステル(bromoxynil−esters)、ブタクロール(butachlor)、ブタフェナシル(butafenacil)、ブタミホス(butamifos)、ブテナクロール(butenachlor)、ブトラリン(butralin, butraline)、ブチダゾール(buthidazole)、ブチウロン(buthiuron)、ブトロキシジム(butroxydim)、ブツロン(buturon)、ブチレート(butylate)、カフェンストロール(cafenstrole)、カルシウムシアナミド(calcium cyanamide)、カンベンジクロル(cambendichlor)、塩素酸カルシウム(calcium chlorate)、カルバスラム(carbasulam)、カルベタミド(carbetamide)、カルボキサゾール(carboxazole)、カルフェントラゾン(carfentrazone)、カルフェントラゾンエチル(carfentrazone−ethyl)、CDEA、CEPC、クロメトキシフェン(chlomethoxyfen, chlomethoxynil)、クロランベン(chloramben)、クロランベンの塩(chloramben−salts)、クロランベ
ンメチル(chloramben−methyl)、クロランベンメチルアンモニウム(chloramben−methylammonium)、クロラノクリル(chloranocryl, dicryl)、クロラジホップ(chlorazifop)、クロラジホッププロパルギル(chlorazifop−propargyl)、クロラジン(chlorazine)、クロルブロムロン(chlorbromuron)、クロルブファム(chlorbufam, BIPC)、クロレツロン(chloreturon)、クロルフェナック(chlorfenac, fenac)、クロルフェナックの塩(chlorfenac−salts)、クロルフェンプロップ(chlorfenprop)、クロルフェンプロップメチル(chlorfenprop−methyl)、クロルフルラゾール(chlorflurazole)、クロルフルレノール(chlorflurenol)、クロルフルレノールメチル(chlorflurenol−methyl)、クロリダゾン(chloridazon, PAC, pyrazon)、クロリムロン(chlorimuron)、クロリムロンエチル(chlorimuron−ethyl)、クロルニジン(chlornidine)、クロルニトロフェン(chlornitrofen, CNP)、クロロ酢酸(chloroacetic acid, monochloroacetic acid)、クロロ酢酸ナトリウム(sodium chloroacetate, SMA)、クロロトルロン(chlorotoluron)、クロロクスロン(chloroxuron)、クロロキシニル(chloroxynil)、クロルプロカルブ(chlorprocarb)、クロルフタリム(chlorphtalim)、クロルプロファム(chlorpropham, IPC)、クロルスルフロン(chlorsulfuron)、クロルタル(chlorthal, TCTP)、クロルタルのエステル(chlorthal−esters)、クロルチアミド(chlorthiamid, DCBN)、シニドンエチル(cinidon−ethyl)、シンメスリン(cinmethylin)、シノスルフロン(cinosulfuron)、シサニリド(cisanilide)、クラシホス(clacyfos)、クレトジム(clethodim)、クリオジネート(cliodinate)、クロジナホップ(clodinafop)、クロジナホッププロパルギル(clodinafop−propargyl)、クロホップ(clofop)、クロホップイソブチル(clofop−isobutyl)、クロマゾン(clomazone)、クロメプロップ(clomeprop)、クロプロップ(cloprop)、クロプロキシジム(cloproxydim)、クロピラリド(clopyralid)、クロピラリドメチル(clopyralid−methyl)、クロピラリドの塩(clopyralid−salts)、クロランスラム(cloransulam)、クロランスラムメチル(cloransulam−methyl)、硫酸銅(2価)(copper sulfate)、CPMF、CPPC、クレダジン(credazine)、クレゾール(cresol)、クミルロン(cumyluron)、シアナトリン(cyanatryn)、シアナミド(cyanamide)、シアナジン(cyanazine)、シクロエート(cycloate)、シクロピラニル(cyclopyranil)、シクロピリモレート(cyclopyrimorate)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、シクロキシジム(cycloxydim)、シクルロン(cycluron, COMU)、シハロホップ(cyhalofop)、シハロホップブチル(cyhalofop−butyl)、シペルコート(cyperquat)、シペルコートクロリド(cyperquat−chloride)、シプラジン(cyprazine)、シプラゾール(cyprazole)、シプロミッド(cypromid)、ダイムロン(daimuron, dymron)、ダラポン(dalapon)、ダラポンの塩(dalapon−salts)、ダゾメット(dazomet)、ダゾメットナトリウム(dazomet−sodium)、デラクロール(delachlor)、デスメディファム(desmedipham)、デスメトリン(desmetryn)、ジアレート(di−allate)、ジカンバ(dicamba, MDBA)、ジカンバの塩(dicamba−salts)、ジカンバのエステル(dicamba−ester
s)、ジクロベニル(dichlobenil、DBN)、ジクロラウレア(dichloraurea, DCU)、ジクロルメート(dichlormate)、オルトジクロロベンゼン(o−dichlorobenzene, DCB)、ジクロルプロップ(dichlorprop)、ジクロルプロップの塩(dichlorprop−salts)、ジクロルプロップのエステル(dichlorprop−esters)、ジクロルプロップP(dichlorprop−P)、ジクロルプロップPの塩(dichlorprop−P−salts)、ジクロルプロップPのエステル(dichlorprop−P−esters)、ジクロホップ(diclofop)、ジクロホップメチル(diclofop−methyl)、ジクロホップP(diclofop−P)、ジクロホップPメチル(diclofop−P−methyl)、ジクロスラム(diclosulam)、ジエタムコート(diethamquat)、ジエタムコートジクロリド(diethamquat dichloride)、ジエタチル(diethatyl)、ジエタチルエチル(diethatyl−ethyl)、ジフェノペンテン(difenopenten)、ジフェノペンテンエチル(difenopenten−ethyl)、ジフェノキスロン(difenoxuron)、ジフェンゾコート(difenzoquat)、パラコートジメチルスルフェート(difenzoquat metilsulfate)、ジフルフェニカン(diflufenican)、ジフルフェンゾピル(diflufenzopyr)、ジフルフェンゾピルナトリウム(diflufenzopyr−sodium)、ジメフロン(dimefuron)、ジメピペレート(dimepiperate)、ジメスルファゼット(dimesulfazet)、ジメタクロール(dimethachlor)、ジメタメトリン(dimethametryn)、ジメテナミド(dimethenamid)、ジメテナミドP(dimethenamid−p)、ジメキサノ(dimexano)、ジミダゾン(dimidazon)、ジメチルジスルフィド(dimethyl disulfide)、ジニトラミン(dinitramine)、ジノフェネート(dinofenate)、ジノプロップ(dinoprop)、ジノサム(dinosam)、ジノセブ(dinoseb, DNBP)、ジノセブの塩(dinoseb−salts)、ジノセブのエステル(dinoseb−esters)、ジノテルブ(dinoterb)、ジノテルブの塩(dinoterb−salts)、ジノテルブのエステル(dinoterb−esters)、ジフェナミド(diphenamid)、ジプロパリン(dipropalin)、ジプロペトリン(dipropetryn)、ジクワット(diquqt)、ジクワットジブロミド(diquqt dibromide)、ジスル(disul, 2,4−PS)、ジスルナトリウム(disul−sodium)、ジチオピル(dithiopyr)、ジウロン(diuron, DCMU)、DMPA、DNOC、DNOCの塩(DNOC−salts)、EBEP、エグリナジン(eglinazine)、エグリナジンエチル(eglinazine−ethyl)、エンドタール(endothal)、エンドタールの塩(endothal−salts)、エプロナズ(epronaz)、EPTC、エピリフェナシル(epyrifenacil)、エルボン(erbon)、エスプロカルブ(esprocarb)、エタクロール(ethachlor)、エタルフルラリン(ethalfluralin)、エタメトスルフロン(ethametsulfuron)、エタメトスルフロンメチル(ethametsulfuron−methyl)、エタプロクロール(ethaprochlor)、エチジムロン(ethidimuron)、エチオレート(ethiolate)、エチオジン(ethiozin)、エトフメセート(ethofumesate)、エトキシフェン(ethoxyfen)、エトキシフェンエチル(ethoxyfen−ethyl)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、エチノフェン(etinofen)、エトニプロミド(etnipromid)、エトベンザニド(etobenzanid)、EXD、フェナシュラム(fenasulam)、フェノプロップ(fenoprop, 2,4,5−TP, silvex)、フェノプロップの塩(fenoprop−salts)、フェノプロップのエステル(fenoprop−esters)、フェノキサプロップ(fenoxa
prop)、フェノキサプロップエチル(fenoxaprop−ethyl)、フェノキサプロップP(fenoxaprop−p)、フェノキサプロップPエチル(fenoxaprop−p−ethyl)、フェノキサスルホン(fenoxasulfone)、フェンキノトリオン(fenquinotrione)、フェンテラコール(fenteracol)、フェンチアプロップ(fenthiaprop)、フェンチアプロップエチル(fenthiaprop−ethyl)、フェントラザミド(fentrazamide)、硫酸鉄(2価)(ferrous sulfate)、フェニュロン(fenuron)、フェニュロンTCA(fenuron−TCA)、フラムプロップ(flamprop)、フラムプロップのエステル(flamprop−esters)、フラムプロップM(flamprop−M)、フラムプロップMのエステル(flamprop−M−esters)、フラザスルフロン(flazasulfuron)、フロラスラム(florasulam)、フロルピラウキシフェン(florpyrauxifen)、フロルピラウキシフェンベンジル(florpyrauxifen−benzyl)、フルアジホップ(fluazifop)、フルアジホップのエステル(fluazifop−esters)、フルアジホップP(fluazifop−P)、フルアジホップPのエステル(fluazifop−p−esters)、フルアゾレート(fluazolate)、フルカルバゾン(flucarbazone)、フルカルバゾンナトリウム(flucarbazone−sodium)、フルセトスルフロン(flucetosulfuron)、フルクロラリン(fluchloralin)、フルフェナセット(flufenacet)、フルフェニカン(flufenican)、フルフェンピル(flufenpyr)、フルフェンピルエチル(flufenpyr−ethyl)、フルメツラム(flumetsulam)、フルメジン(flumezin)、フルミクロラック(flumiclorac)、フルミクロラックペンチル(flumiclorac−pentyl)、フルミオキサジン(flumioxazin)、フルミプロピン(flumipropyn)、フルオメツロン(fluometuron)、フルオロジフェン(fluorodifen)、フルオログリコフェン(fluoroglycofen)、フルオログリコフェンエチル(fluoroglycofen−ethyl)、フルオロミジン(fluoromidine)、フルオロニトロフェン(fluoronitrofen, CFNP)、フルオチウロン(fluothiuron)、フルポキサム(flupoxam)、フルプロパシル(flupropacil)、フルプロパネート(flupropanate, tetrapion)、フルプロパネートナトリウム(flupropanate−sodium)、フルピルスルフロン(flupyrsulfuron)、フルピルスルフロンメチル(flupyrsulfuron−methyl)、フルピルスルフロンナトリウム(flupyrsulfuron−sodium)、フルピルスルフロンメチルナトリウム(flupyrsulfuron−methyl−sodium)、フルリドン(fluridone)、フルロクロリドン(flurochloridone)、フルロキシピル(fluroxypyr)、フルロキシピルのエステル(fluroxypyr−esters)、フルルタモン(flurtamone)、フルチアセット(fluthiacet)、フルチアセットメチル(fluthiacet−methyl)、フォメサフェン(fomesafen)、フォメサフェンナトリウム(fomesafen−sodium)、フォラムスルフロン(foramsulfuron)、フォサミン(fosamine)、フォサミンアンモニウム(fosamine−ammonium)、フリロキシフェン(furyloxyfen)、グルホシネート(glufosinate)、グルホシネートの塩(glufosinate−salts)、グルホシネートP(glufosinate−P)、グルホシネートPの塩(glufosinate−P−salts)、グリホサート(glyphosate)、グリホサートの塩(glyphosate−salts)、ハロウキシフェン(halauxifen)、ハロウキシフェンメチル(halauxifen−methyl)、ハロサフェン(halosafen)、ハロスルフロン(halosulfuron)、ハロスルフロンメチル(halosulfuron−methyl)、ハロキシ
ジン(haloxydine)、ハロキシホップ(haloxyfop)、ハロキシホップナトリウム(haloxyfop−sodium)、ハロキシホップのエステル(haloxyfop−esters)、ハロキシホップP(haloxyfop−P)、ハロキシホップPのエステル(haloxyfop−p−esters)、ハービマイシン(herbimycin)、ヘキサクロロアセトン(hexachloroacetone, HCA)、ヘキサジノン(hexazinone)、イマザメタベンズ(imazamethabenz)、イマザメタベンズメチル(imazamethabenz−methyl)、イマザモックス(imazamox)、イマザモックスアンモニウム(imazamox−ammonium)、イマザピク(imazapic)、イマザピクアンモニウム(imazapic−ammonium)、イマザピル(imazapyr)、イマザピルイソプロピルアンモニウム(imazapyr−isopropylammonium)、イマザキン(imazaquin)、イマザキンメチル(imazaquin−methyl)、イマザキンの塩(imazaquin−salts)、イマゼタピル(imazethapyr)、イマゼタピルアンモニウム(imazethapyr−ammonium)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、インダノファン(indanofan)、インダジフラム(indaziflam)、ヨードボニル(iodobonil)、ヨードスルフロン(iodosulfuron)、ヨードスルフロンナトリウム(iodosulfuron−sodium)、ヨードスルフロンメチル(iodosulfuron−methyl)、ヨードスルフロンメチルナトリウム(iodosulfuron−methyl−sodium)、ヨーフェンスルフロン(iofensulfuron)、ヨーフェンスルフロンナトリウム(iofensulfuron−sodium)、アイオキシニル(ioxynil)、アイオキシニルの塩(ioxynil−salts)、アイオキシニルのエステル(ioxynil−esters)、イパジン(ipazine)、イプフェンカルバゾン(ipfencarbazone)、イプリミダム(iprymidam)、イソカルバミド(isocarbamid)、イソシル(isocil, isoprocil)、イソメチオジン(isomethiozin)、イソノルロン(isonoruron)、イソポリネート(isopolinate)、イソプロパリン(isopropalin)、イソプロチュロン(isoproturon)、イソウロン(isouron)、イソキサベン(isoxaben)、イソキサクロルトール(isoxachlortole)、イソキサフルトール(isoxaflutole)、イソキサピリホップ(isoxapyrifop)、カルブチレート(karbutilate)、ケトスピラドックス(ketospiradox)、ケトスピラドックスカリウム(ketospiradox−potassium)、ラクトフェン(lactofen)、ランコトリオン(lancotrione)、ランコトリオンナトリウム(lancotrione−sodium)、レナシル(lenacil)、リニュロン(linuron)、MCPA、MCPAの塩(MCPA−salts)、MCPAのエステル(MCPA−esters)、MCPB、MCPBの塩(MCPB−salts)、MCPBのエステル(MCPB−esters)、メコプロップ(mecoprop, MCPP)、メコプロップの塩(mecoprop−salts)、メコプロップのエステル(mecoprop−esters)、メコプロップP(mecoprop−P)、メコプロップPの塩(mecoprop−P−salts)、メコプロップPのエステル(mecoprop−P−esters)、メジノテルブ(medinoterb)、メジノテルブアセテート(medinoterb acetate)、メフェナセット(mefenacet)、メフルイジド(mefluidide)、メフルイジドの塩(mefluidide−salts)、メソプラジン(mesoprazine)、メソスルフロン(mesosulfuron)、メソスルフロンメチル(mesosulfuron−methyl)、メソトリオン(mesotrione)、メタム(metam, carbam)、メタムの塩(metam−salts)、メタミホップ(metamifop)、メタミトロン(metamitron)、メタザクロール(metazachlor)、メタゾスルフロン(metazosulfuron
)、メトフルラゾン(metflurazon)、メタベンズチアズロン(methabenzthiazuron, methibenzuron)、メタルプロパリン(methalpropalin)、メタゾール(methazole)、メチオベンカルブ(methiobencarb)、メチウロン(methiuron)、メトメトン(methometon)、メトプロトリン(methoprotryne, methoprotryn)、メトキシフェノン(methoxyphenone)、メチオピリスルフロン(methiopyrisulfuron)、メチオゾリン(methiozolin)、メチルアジド(methyl azide)、臭化メチル(methyl bromide)、メチルダイムロン(methyl dymron)、ヨウ化メチル(methyl iodide)、メチルイソチオシアナート(methyl isothiocyanate)、メトベンズロン(metobenzuron)、メトブロムロン(metobromuron)、メトラクロール(metolachlor)、Sメトラクロール(S−metolachlor)、メトスラム(metosulam)、メトクスロン(metoxuron)、メトリブジン(metribuzin)、メトスルフロン(metsulfuron)、メトスルフロンメチル(metsulfuron−methyl)、モリネート(molinate)、モナリッド(monalide)、モニソウロン(monisouron)、モノリニュロン(monolinuron)、モノスルフロン(monosulfuron)、モノスルフロンメチル(monosulfuron−methyl)、モニュロン(monuron, CMU)、モニュロンTCA(monuron−TCA)、モルファムコート(morfamquat)、モルファムコートジクロリド(morfamquat dichloride)、ナプロアニリド(naproanilide)、ナプロパミド(napropamide)、ナプロパミドM(napropamide−M)、ナプタラム(naptalam, NPA)、ナプタラムナトリウム(naptalam−sodium)、ネブロン(neburon)、ニコスルフロン(nicosulfuron)、ニピラクロフェン(nipyraclofen)、ニトラリン(nitralin)、ニトロフェン(nitrofen, NIP, niclofen)、ニトロフルオルフェン(nitrofluorfen)、ノルフルラゾン(norflurazon)、ノルロン(noruron, norea)、OCH、オレイン酸(oleic acid)、オルベンカルブ(orbencarb)、オルソスルファムロン(orthosulfamuron)、オリザリン(oryzalin)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オキサピラゾン(oxapyrazon)、オキサピラゾンの塩(oxapyrazon−salts)、オキサスルフロン(oxasulfuron)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、オキシフルオルフェン(oxyfluorfen)、パラフルロン(parafluron)、パラコート(paraquat)、パラコートジクロリド(paraquat dichloride)、パラコートジメチルスルフェート(paraquat dimethylsulfate)、ペブレート(pebulate)、ペラルゴン酸(pelargonic acid, nonanoic
acid)、ペンディメタリン(pendimethalin)、ペノキススラム(penoxsulam)、ペンタクロロフェノール(pentachlorophenol)、ペンタクロロフェノールナトリウム(sodium pentachlorophenoxide)、ペンタクロロフェノールラウレート(pentachlorophenyl laurate)、ペンタノクロール(pentanochlor,solan,
CMMP)、ペントキサゾン(pentoxazone)、ペルフルイドン(perfluidone)、ペトキサミド(pethoxamid)、フェニソファム(phenisopham)、フェンメディファム(phenmedipham)、フェンメディファムエチル(phenmedipham−ethyl)、フェノベンズロン(phenobenzuron)、ピクロラム(picloram)、ピクロラムの塩(picloram−salts)、ピクロラムのエステル(picloram−esters)、ピコリナフェン(picolinafen)、ピノキサデン(pinoxaden)、ピペロ
ホス(piperophos)、アジ化カリウム(potassium azide)、シアン酸カリウム(potassium cyanate)、プレチラクロール(pretilachlor)、プリミスルフロン(primisulfuron)、プリミスルフロンメチル(primisulfuron−methyl)、プロシアジン(procyazine)、プロジアミン(prodiamine)、プロフルアゾール(profluazol)、プロフルラリン(profluralin)、プロフォキシジム(profoxydim)、プログリナジン(proglinazine)、プログリナジンエチル(proglinazine−ethyl)、プロメトン(prometon)、プロメトリン(prometryn, prometryne)、プロパクロール(propachlor)、プロパニル(propanil, DCPA)、プロパキザホップ(propaquizafop)、プロパジン(propazine)、プロファム(propham)、プロピソクロール(propisochlor)、プロポキシカルバゾン(propoxycarbazone)、プロポキシカルバゾンナトリウム(propoxycarbazone−sodium)、プロピリスルフロン(propyrisulfuron)、プロピザミド(propyzamide, pronamide)、プロスルファリン(prosulfalin)、プルスルホカルブ(prosulfocarb)、プロスルフロン(prosulfuron)、プロキサン(proxan, IPX)、プロキサンナトリウム(proxan−sodium)、プリナクロール(prynachlor)、ピダノン(pydanon)、ピラクロニル(pyraclonil)、ピラフルフェン(pyraflufen)、ピラフルフェンエチル(pyraflufen−ethyl)、ピラスルホトール(pyrasulfotole)、ピラゾリネート(pyrazolynate, pyrazolate)、ピラゾスルフロン(pyrazosulfuron)、ピラゾスルフロンエチル(pyrazosulfuron−ethyl)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfen)、ピリバムベンズイソプロピル(pyribambenz−isopropyl)、ピリバムベンズプロピル(pyribambenz−propyl)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxim)、ピリブチカルブ(pyributicarb)、ピリクロル(pyriclor)、ピリダフォル(pyridafol)、ピリデート(pyridate)、ピリフタリド(pyriftalid)、ピリミノバック(pyriminobac)、ピリミノバックメチル(pyriminobac−methyl)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)、ピリチオバック(pyrithiobac)、ピリチオバックナトリウム(pyrithiobac−sodium)、ピロキサスルホン(pyroxasulfone)、ピロキシスラム(pyroxsulam)、キンクロラック(quinclorac)、キンクロラックジメチルアンモニウム(quinclorac−dimethylammonium)、キンクロラックメチル(quinclorac−methyl)、キンメラック(quinmerac)、キノクラミン(quinoclamine, ACN)、キノナミド(quinonamid)、キザロホップ(quizalofop)、キザロホップのエステル(quizalofop−esters)、キザロホップP(quizalofop−P)、キザロホップPのエステル(quizalofop−P−esters)、ロデタニル(rhodethanil)、リムスルフロン(rimsulfuron)、サフルフェナシル(saflufenacil)、セブチラジン(sebuthylazine)、セクブメトン(secbumeton)、セトキシジム(sethoxydim)、シデュロン(siduron)、シマジン(simazine, CAT)、シメトン(simeton)、シメトリン(simetryn, simetryne)、アジ化ナトリウム(sodium azide)、塩素酸ナトリウム(sodium chlorate)、スルコトリオン(sulcotrione)、スルファレート(sulfallate, CDEC)、スルフェントラゾン(sulfentrazone)、スルフォメツロン(sulfometuron)、スルフォメツロンメチル(sulfometuron−methyl)、スルフォスルフロン(sulfosulfuron)、硫酸(sulfuric acid)、スルグリカピン(su
lglycapin)、swep(swep, MCC)、タブロン(tavron)、TCA(trichloroacetic acid)、TCAの塩(TCA−salts)、TCAエタジル(TCA−ethadyl)、テブタム(tebutam, butam)、テブチウロン(tebuthiuron)、テフリルトリオン(tefuryltrione)、テンボトリオン(tembotrione)、テプラロキシジム(tepraloxydim)、ターバシル(terbacil)、テルブカルブ(terbucarb, terbutol, MPMC)、テルブクロール(terbuchlor)、テルブメトン(terbumeton)、テルブチラジン(terbuthylazine)、テルブトリン(terbutryn)、テトフルピロリメット(tetflupyrolimet)、テトラフルロン(tetrafluron)、テニルクロール(thenylchlor)、チアザフルロン(thiazafluron)、チアゾピル(thiazopyr)、チジアジミン(thidiazimin)、チジアズロン(thidiazuron)、チエンカルバゾン(thiencarbazone)、チエンカルバゾンメチル(thiencarbazone−methyl)、チフェンスルフロン(thifensulfuron)、チフェンスルフロンメチル(thifensulfuron−methyl)、チオベンカルブ(thiobencarb, benthiocarb)、チアフェナシル(tiafenacil)、チオカルバジル(tiocarbazil)、チオクロリム(tioclorim)、トルピラレート(tolpyralate)、トプラメゾン(topramezone)、トラルコキシジム(tralkoxydim)、トリアファモン(triafamone)、トリアレート(triallate, tri−allate)、トリアスルフロン(triasulfuron)、トリアジフラム(triaziflam)、トリベニュロン(tribenuron)、トリベニュロンメチル(tribenuron−methyl)、トリカンバ(tricamba)、トリクロピル(triclopyr)、トリクロピルの塩(triclopyr−salts)、トリクロピルのエステル(triclopyr−esters)、トリディファン(tridiphane)、トリエタジン(trietazine)、トリフロキシスルフロン(trifloxysulfuron)、トリフロキシスルフロンナトリウム(trifloxysulfuron−sodium)、トリフルディモキサジン(trifludimoxadin)、トリフルラリン(trifluralin)、トリフルスルフロン(triflusulfuron)、トリフルスルフロンメチル(triflusulfuron−methyl)、トリホップ(trifop)、トリホップメチル(trifop−methyl)、トリホプシム(trifopsime)、トリヒドロキシトリアジン(trihydroxytriazine, cyanuric acid)、トリメツロン(trimeturon)、トリプロピンダン(tripropindan)、トリタック(tritac)、トリトスルフロン(tritosulfuron)、バーナレート(vernolate)、キシラクロール(xylachlor)、6−{(ジフルオロメチル)チオ}−N2,N4−ジイソプロピル−1,3,5−トリアジン−2,4−ジアミン(CAS 103427−73−2)、(R)−2−[{7−(2−クロロ−4−(トリフルオロメチル)フェノキシ)ナフタレン−2−イル}オキシ]プロパン酸メチル(CAS 103055−25−0)、プロパン−2−オン O−(12H−ジベンゾ[d,g][1,3]ジオキソシン−6−カルボニル)オキシム(CAS 503819−68−9)、[{(2−(N−メチルメチルスルホンアミド)−2−オキソエチル)アミノ}メチル]ホスホン酸(CAS 98565−18−5)、2−[{2−(4−((6−クロロキノキサリン−2−イル)オキシ)フェノキシ)プロパノイル}オキシ]−3−メチル−3−ブテン酸エチル(CAS 1191932−79−2)、2−(3,7−ジクロロキノリン−8−カルボニル)−3−ヒドロキシ−2−シクロヘキセン−1−オン(CAS 1350901−36−8)、O−(2,4−ジメチル−6−ニトロフェニル)O−メチルイソプロピルホスホラミドチオエート(CAS 189517−75−7)、5−[N−{(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)カルバモイル}スルファモイル]−1−(ピリジン−2−イル)−1H−ピラゾー
ル−4−カルボン酸メチル(CAS 104770−29−8)、4−[2−クロロ−3−{(3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル)メチル}−4−(メチルスルホニル)ベンゾイル]−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−5−イル 1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(CAS 1911613−97−2)、4−[2−クロロ−4−(メチルスルホニル)−3−{(2,2,2−トリフルオロエトキシ)メチル}ベンゾイル]−1−エチル−1H−ピラゾール−5−イル 1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(CAS 1992017−55−6)、1−{2−クロロ−3−(3−シクロプロピル−5−ヒドロキシ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルボニル)−6−(トリフルオロメチル)フェニル}ピペリジン−2−オン(CAS 1855929−45−1)、1,3−ジメチル−4−{2−(メチルスルホニル)−4−(トリフルオロメチル)ベンゾイル}−1H−ピラゾール−5−イル
1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−4−カルボキシレート(CAS 1622908−18−2)、2−メチル−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−3−(メチルスルホニル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(CAS
1400904−50−8)、2−クロロ−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−3−(メチルチオ)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(CAS 1361139−71−0)、2−クロロ−N−(1−メチル−1H−テトラゾール−5−イル)−3−(メチルスルホニル)−4−(トリフルオロメチル)ベンズアミド(CAS 1361139−73−2)、4−(4−フルオロフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−6−オキソ−1−シクロヘキセン−1−カルボニル)−2−メチル−1,2,4−トリアジン−3,5(2H,4H)−ジオン(CAS 1353870−34−4)、4−アミノ−3−クロロ−5−フルオロ−6−(7−フルオロ−1H−インドール−6−イル)ピコリン酸(CAS 1628702−28−2)、2−プロピン−1−イル 4−アミノ−3−クロロ−5−フルオロ−6−(7−フルオロ−1H−インドール−6−イル)ピコリン酸(CAS 2251111−17−6)、シアノメチル 4−アミノ−3−クロロ−5−フルオロ−6−(7−フルオロ−1H−インドール−6−イル)ピコリン酸(CAS 2251111−18−7)、2−(3,4−ジメトキシフェニル)−4−(2−ヒドロキシ−6−オキソシクロ−1−ヘキセン−1−カルボニル)−6−メチルピリダジン−3(2H)−オン(CAS 2138855−12−4)、3−(2,6−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−6−オキソシクロ−1−ヘキセン−1−カルボニル)−1−メチルキナゾリン−2,4(1H,3H)−ジオン(CAS 1639426−14−4)、F4050(試験名)、F9960(試験名)、OK−701(試験名)及びSL−1201(試験名)等が挙げられる。これらの成分は単独でまたは2種以上混合して使用することができ、混合する場合の比も自由に選択できる。
薬害軽減剤としては、例えば、ベノキサコル(benoxacor)、BPCMS(CSB)、クロキントセット(cloquintocet)、クロキントセットメキシル(cloquintocet−mexyl)、クミルロン(cumyluron)、シオメトリニル(cyometrinil)、シプロスルファミド(cyprosulfamide)、ダイムロン(daimuron, dymron)、ジクロルミド(dichlormid)、ジシクロノン(dicyclonon, diclonon)、ジエトレート(dietholate)、ジメピペレート(dimepiperate)、ジスルフォトン(disulphoton)、フェンクロラゾール(fenchlorazole)、フェンクロラゾールエチル(fenchlorazole−ethyl)、フェンクロリム(fenclorim)、フルラゾール(flurazole)、フルキソフェニム(fluxofenim)、フリラゾール(furilazole)、ヘキシム(hexim)、イソキサジフェン(isoxadifen)、イソキサジフェンエチル(isoxadifen−ethyl)、MCPA、メコプロップ(mecoprop)、メフェンピル(mefenpyr)、メフェンピルジエチル(mefenpyr−diethyl)、メフェネート(mephenate)、メトカミフェン(metcamife
n)、メトキシフェノン(methoxyphenone)、1,8−ナフタル酸無水物(naphthalic anhydride, NA)、オクタメチレンジアミン(octamethylene−diamine)、オキサベトリニル(oxabetrinil)、4−(ジクロロアセチル)−1−オキサ−4−アザスピロ[4.5]デカン(AD67, MON4660)、4−カルボキシ−3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−4−酢酸(CL304415)、2,2−ジクロロ−N−[2−オキソ−2−(プロペニルアミノ)エチル]−N−2−プロペニルアセトアミド(DKA−24)、2−(ジクロロメチル)−2−メチル−1,3−ジオキソラン(MG191)、2−プロペニル
1−オキサ−4−アザスピロ[4,5]デカン−4−カルボジチオエート(MG838)、(3−ジクロロアセチル−5−(2−フリル)−2,2−ジメチルオキサゾキジン)(MON13900)、(N−アリル−N−[(1,3−ジオキソラン−2−イル)メチル]ジクロロアセトアミド(PPG−1292)、3−(ジクロロアセチル)−2,2−ジメチル−1,3−オキサゾリジン(R28725)、3−(ジクロロアセチル)−2,2,5−トリメチル−1,3−オキサゾリジン(R29148)及び1−ジクロロアセチルアゼパン(TI−35)等が挙げられる。これらの成分は単独でまたは2種以上混合して使用することができ、混合する場合の比も自由に選択できる。
本発明化合物の施用薬量は適用場面、施用時期、施用方法、栽培作物等により差異はあるが一般には有効成分量としてヘクタール(ha)当たり0.005から50kg程度が適当である。
次に本発明化合物を用いる場合の製剤の配合例を示す。但し本発明の配合例は、これらのみに限定されるものではない。尚、以下の配合例において「部」は重量部を意味する。
水和剤
本発明化合物 0.1〜80部
固体担体 5〜98.9部
界面活性剤 1〜10部
その他 0〜 5部
その他として、例えば固結防止剤、分解防止剤等が挙げられる。
乳 剤
本発明化合物 0.1〜30部
液体担体 45〜95部
界面活性剤 4.9〜15部
その他 0〜10部
その他として、例えば展着剤、分解防止剤等が挙げられる。
フロアブル(flowable)剤
本発明化合物 0.1〜70部
液体担体 15〜98.89部
界面活性剤 1〜12部
その他 0.01〜30部
その他として、例えば凍結防止剤、増粘剤等が挙げられる。
ドライフロアブル(dry flowable)剤
本発明化合物 0.1〜90部
固体担体 0〜98.9部
界面活性剤 1〜20部
その他 0〜10部
その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられる。
液 剤
本発明化合物 0.01〜70部
液体担体 20〜99.99部
その他 0〜10部
その他として、例えば凍結防止剤、展着剤等が挙げられる。
粒 剤
本発明化合物 0.01〜80部
固体担体 10〜99.99部
その他 0〜10部
その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられる。
粉 剤
本発明化合物 0.01〜30部
固体担体 65〜99.99部
その他 0〜10部
その他として、例えばドリフト防止剤、分解防止剤等が挙げられる。
使用に際しては上記製剤をそのままで、又は水で1〜10000倍に希釈して散布する。
製剤例
次に具体的に本発明化合物を有効成分とする農薬製剤例を示すがこれらのみに限定されるものではない。尚、以下の配合例において「部」は重量部を意味する。
〔配合例1〕水和剤
本発明化合物No.1−1−304 20部
パイロフィライト 76部
ソルポール5039 2部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
カープレックス#80 2部
(合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)
以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
〔配合例2〕乳 剤
本発明化合物No.1−1−304 5部
キシレン 75部
N−メチルピロリドン 15部
ソルポール2680 5部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
以上を均一に混合して乳剤とする。
〔配合例3〕フロアブル剤
本発明化合物No.1−1−304 25部
アグリゾールS−710 10部
(非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名)
ルノックス1000C 0.5部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
キサンタンガム 0.02部
水 64.48部
以上を均一に混合した後、湿式粉砕してフロアブル剤とする。
〔配合例4〕ドライフロアブル剤
本発明化合物No.1−1−304 75部
ハイテノールNE−15 5部
(アニオン性界面活性剤:第一工業製薬(株)商品名)
バニレックスN 10部
(アニオン性界面活性剤:日本製紙(株)商品名)
カープレックス#80 10部
(合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)
以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥してドライフロアブル剤とする。
〔配合例5〕粒 剤
本発明化合物No.1−1−304 1部
ベントナイト 55部
タルク 44部
以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて撹拌混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して粒剤とする。
以下に本発明において、式(1)で表される複素環化合物の合成例、試験例を実施例として具体的に述べることで、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。
まず本発明に係る化合物の合成例及び参考例を記載する。
合成例及び参考例に記載した中圧分取液体クロマトグラフィーは、山善株式会社中圧分取装置;YFLC−Wprep(流速18ml/min、シリカゲル40μmのカラム)を使用した。
また、以下に記載のプロトン核磁気共鳴スペクトル(以下、H−NMRと記載する。)は、300MHz(JNM−ECX300又はJNM−ECP300、JEOL社製)にて測定した。測定溶媒には、重クロロホルム又は重ジメチルスルホキシドを用いた。溶媒に重クロロホルムを用いた場合には、基準物質としテトラメチルシランを用いた。
H−NMRのケミカルシフト値における記号は、下記の意味を表す。
s:シングレット、brs:ブロードシングレット、d:ダブレット、dd:ダブルダブレット、t:トリプレット、q:カルテット、m:マルチプレット
また、2種類以上の異性体が存在する場合に解析が可能なシグナルについて、各々のケミカルシフト値を「and」で表記した。
合成例
〔合成例1〕
エチル(1−(3−((イソプロピルスルホニル)メチル)−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド)エチル)カーボネート(本発明化合物No.1−1−304)の合成
3−((イソプロピルスルホニル)メチル)−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド1.0gをアセトニトリル40mlに溶解させ
、室温にて1−クロロジエチル カーボネート720mg、炭酸カリウム660mg及びヨウ化カリウム780mgを添加した。添加終了後、該混合物を加熱還流下にて5時間攪拌した。反応終了後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物に水20mlを添加し、酢酸エチル(20ml×2回)にて抽出した。得られた有機層を、飽和食塩水、次いで無水硫酸ナトリウムの順で脱水・乾燥した後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物を、n−ヘキサン−酢酸エチル−メタノール[50:50:0〜0:100:0〜0:90:10(体積比、以下同じである。)のグラジエント]にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物283mgを茶色固体として得た。
融点:77−82℃
〔合成例2〕
エチル(1−(3−((イソプロピルチオ)メチル)−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド)エチル)カーボネート(本発明化合物No.1−1−524)の合成
3−((イソプロピルチオ)メチル)−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド250mgをアセトニトリル10mlに溶解させ、室温にて1−クロロジエチル カーボネート220mg、炭酸カリウム200mg及びヨウ化カリウム240mgを添加した。添加終了後、該混合物を加熱還流下にて3.5時間攪拌した。反応終了後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物に水10mlを添加し、クロロホルム(10ml×2回)にて抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水・乾燥した後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物を、n−ヘキサン−酢酸エチル(20:80〜0:100のグラジエント)次いでクロロホルム−メタノール(99:1)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物192mgを赤色樹脂状固体として得た。
1H-NMR(CDCl3) : δ8.08 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.44 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.82 (q, J=6.3Hz, 1H), 4.31 (s, 2H), 4.18 (q, J=6.9Hz, 2H), 3.15-3.00 (m, 1H), 2.42 (s, 3H), 1.78 (d, J=6.0Hz, 3H), 1.26 (t, J=7.2Hz, 3H), 1.25 (d, J=7.2Hz, 6H).
〔合成例3〕
N−(3,5−ジメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−イリデン)−3−((イソプロピルスルホニル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(本発明化合物No.1−2−221)の合成
3−((イソプロピルスルホニル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸400mg及びジクロロメタン20mlの混合溶液に、室温にて二塩化オキサリル289mg及びN,N−ジメチルホルムアミド30mgを添加した。添加終了後、該混合物を室温にて2時間撹拌した。撹拌終了後、減圧下にて、該反応混合物から溶媒を留去することで、3−((イソプロピルスルホニル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸クロリドの粗生成物を得た。得られた3−((イソプロピルスルホニル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸クロリドの粗生成物を、別容器で調製した3,5−ジメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−イミン ヨウ化水素酸塩329mg及びジクロロメタン20mlの混合溶液に、室温にて添加した。添加終了後、該混合物に、室温にてトリエチルアミン253mgを添加した。添加終了後、該混合物を室温にて1時間撹拌した。反応終了後、該反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液10mlを添加し、クロロホルム(10ml×2回)にて抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水・乾燥した後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物を、n−ヘ
キサン−酢酸エチル(10:90〜0:100のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物230mgを樹脂状固体として得た。
1H-NMR(CDCl3) : δ8.06 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.54 (d, J=7.2Hz, 1H), 5.00 (s, 2H), 3.96-3.80 (m, 1H), 3.69 (s, 3H), 2.48 (s, 3H), 1.46 (d, J=6.9Hz, 6H).
〔合成例4〕
N−(3−ベンジル−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−イリデン)−3−((イソプロピルスルホニル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド(本発明化合物No.1−2−274)の合成
3−((イソプロピルスルホニル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸400mg及びジクロロメタン20mlの混合溶液に、室温にて二塩化オキサリル289mg及びN,N−ジメチルホルムアミド30mgを添加した。添加終了後、該混合物を室温にて2時間撹拌した。撹拌終了後、減圧下にて、該反応混合物から溶媒を留去することで、3−((イソプロピルスルホニル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸クロリドの粗生成物を得た。得られた3−((イソプロピルスルホニル)メチル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボン酸クロリドの粗生成物を、別容器で調製した3−ベンジル−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−イミン 臭化水素酸塩370mg及びジクロロメタン20mlの混合溶液に、室温にて添加した。添加終了後、該混合物に、室温にてトリエチルアミン253mgを添加した。添加終了後、該混合物を室温にて16時間撹拌した。反応終了後、該反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液10mlを添加し、クロロホルム(10ml×2回)にて抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水・乾燥した後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物を、n−ヘキサン−酢酸エチル(20:80〜0:100のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、目的物345mgを樹脂状固体として得た。
1H-NMR(CDCl3) : δ8.06 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.55 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.49-7.30 (m, 5H), 5.17 (s, 2H), 5.01 (s, 2H), 3.96-3.80 (m, 1H), 2.44 (s, 3H), 1.46 (d, J=6.9Hz, 6H).
〔合成例5〕
エチル(3−イソプロピル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボニル)(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)カーバメート(本発明化合物No.1−1−882)及びエチル 2−((3−イソプロピル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボニル)イミノ)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−カルボキシレート(本発明化合物No.1−2−882)の合成
3−イソプロピル−N−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボキサミド120mgをジクロロメタン3mlに溶解させ、氷冷下にてトリエチルアミン38mg及びクロロギ酸エチル40mgを添加した。添加終了後、該混合物を氷冷下にて30分間攪拌した。反応終了後、該反応混合物に水10mlを添加し、クロロホルム(5ml×3回)にて抽出した。得られた有機層を無水硫酸ナトリウムで脱水・乾燥した後、減圧下にて溶媒を留去した。得られた残留物を、n−ヘキサン−酢酸エチル(30:70〜0:100のグラジエント)にて溶出する中圧分取液体クロマトグラフィーにて精製し、エチル(3−イソプロピル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボニル)(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)カーバメート及びエチル 2−((3−イソプロピル−5−(トリフルオロメチル)−[1,2,4]トリアゾロ[4,3−a]ピリジン−8−カルボニル)
イミノ)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−カルボキシレートの混合物67mgを樹脂状固体として得た。No.1−1−882とNo.1−2−882の混合比率はH−NMRにて算出し、その比率は1−1−882:1−2−882=43:57、又は1−1−882:1−2−882=57:43である。
1H-NMR(CDCl3) :δ8.23 and 8.06 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.52 and 7.44 (d, J=7.2Hz, 1H), 4.48-4.34 (m, 2H), 3.73-3.58 (m, 1H), 2.38 and 3.41 (s, 3H), 1.53 and 1.50 (d, J=6.6Hz, 6H), 1.35 (t, J=7.5Hz, 3H).
〔参考例1〕
3,5−ジメチル−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−イミン ヨウ化水素酸塩の合成
2−アミノ−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール1g及びN,N−ジメチルホルムアミド10mlの混合溶液に、室温にてヨウ化メチル1.72gを添加した。添加終了後、該混合物を室温にて16時間攪拌した。反応終了後、該反応混合物に酢酸エチル30mlを添加し、室温にて1時間撹拌した。撹拌終了後、該反応混合物中に析出した固体をろ過によりろ別した。得られた固体を酢酸エチルで洗浄し、目的物1.1gを白色固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d6) : δ9.89 (brs, 2H), 3.54 (s, 3H), 2.42 (s, 3H).
〔参考例2〕
3−ベンジル−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−イミン 臭化水素酸塩の合成
2−アミノ−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール1g及びN,N−ジメチルホルムアミド10mlの混合溶液に、室温にて臭化ベンジル2.07gを添加した。添加終了後、該混合物を室温にて16時間攪拌した。攪拌終了後、該混合物を50℃にて5時間攪拌した。反応終了後、該反応混合物に酢酸エチル30mlを添加し、室温にて1時間撹拌した。撹拌終了後、該反応混合物中に析出した固体をろ過によりろ別した。得られた固体を酢酸エチルで洗浄し、目的物1.58gを白色固体として得た。
1H-NMR(DMSO-d6) : δ10.24 (brs, 2H), 7.43-7.32 (m, 5H), 5.18 (s, 2H), 2.41 (s,
3H).
〔参考例3〕
参考例2と同様の方法で以下の化合物を合成した。
3−((6−クロロピリジン−3−イル)メチル)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−イミン 塩酸塩の合成
1H-NMR(DMSO-d6) : δ10.87 (brs, 2H), 8.55 (d, J=2.4Hz, 1H), 8.00(dd, J=8.1, 2.4Hz, 1H), 7.57 (d, J=8.1Hz, 1H), 5.48 (s, 2H), 2.38 (s, 3H).
3−アリル−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−イミン 臭化水素酸塩の合成
1H-NMR(DMSO-d6) : δ10.08 (brs, 2H), 5.96-5.80 (m, 1H), 5.41-5.26(m, 2H), 4.63-4.55 (m, 2H), 2.42 (s, 3H).
3−(メトキシメチル)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−イミン 臭化水素酸塩の合成
1H-NMR(DMSO-d6) : δ10.41 (brs, 2H), 5.30 (s, 2H), 3.39(s, 3H), 2.44 (s, 3H).
3−(シクロプロピルメチル)−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2(3H)−イミン 臭化水素酸塩の合成
1H-NMR(DMSO-d6) : δ10.02 (brs, 2H), 3.85 (d, J=6.9Hz, 2H), 2.45(s, 3H), 1.26-1.11 (m, 1H) , 0.61-0.53 (m, 2H) , 0.44-0.37 (m, 2H).
1−(2−イミノ−5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−3(2H)−イル)プロパン−2−オン 臭化水素酸塩の合成
1H-NMR(DMSO-d6) : δ10.28 (brs, 2H), 5.21 (s, 2H), 2.49(s, 3H), 2.25 (s, 3H).
次に本発明に係る化合物の代表例を第1表から第3表に挙げる。これらの化合物は前記合成例或いは前記した種々の製造方法に基づいて合成することができる。
尚、表中「=」は2重結合を表し、「≡」は3重結合を表し、「Me」はメチル基を表し、「Et」はエチル基を表し、「Pr」はプロピル基を表し、「Bu」はブチル基を表し、「Hex」はヘキシル基を表し、「Ph」はフェニル基を表し、「n−」はノルマルを表し、「i−」はイソを表し、「c−」はシクロを表し、「t−」はターシャリーを表す。また、表中の「*1」は化合物が固体であることを表し、「*2」は化合物が油状物又は樹脂状であることを表し、「m.p.」は融点(単位は℃)を表す。
表中、D1−1、D1−2、D1−3、D1−4、D1−5、D2、D3、D4−1、D4−2、D4−3、D4−4、D5、D6、D7、D8−1、D8−2、D8−3、D8−4、D8−5、D9、D10、D11−1、D11−2、D11−3、D12−1、D12−2、D12−3、D13、D14、D15、D16、D17、D18、D19−1、D19−2、D19−3及びD20は、以下の環構造を表す。
Figure 2021006524
[第1表]

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[第2表]

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[第3表]

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第1表〜第3表に示す本発明化合物のH−NMRデータを第4表に示す。
尚、プロトン核磁気共鳴ケミカルシフト値は、基準物質としてMeSi(テトラメチ
ルシラン)を用い、重クロロホルム溶媒中で、300MHz(機種;ECX300又はECP300、JEOL社製)にて測定した。
プロトン核磁気共鳴ケミカルシフト値における記号は、下記の意味を表す。
s:シングレット、brs:ブロードシングレット、d:ダブレット、dd:ダブルダブレット、t:トリプレット、q:カルテット、m:マルチプレット
[第4表]
――――――――――――――――――――――――――――――――――
No. 1H NMR (CDCl3, Me4Si, 300MHz).
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1-1-744 δ8.25 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.55 (d, J=7.5Hz, 1H), 6.88 (q, J=6.3Hz, 1H), 4.98 (s, 2H), 4.28-4.16 (m, 2H), 3.39 (q, J=7.5Hz, 2H), 2.47 (s, 3H), 1.82 (d, J=6.0Hz, 3H), 1.47 (t, J=7.8Hz, 3H), 1.30 (t, J=7.2Hz, 3H).
1-1-881 δ7.72 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.53 (d, J=7.8Hz, 1H), 4.15 (q, J=7.2Hz, 2H), 2.78 (d, J=7.8Hz, 1H), 2.38 (s, 3H), 1.83 (d, J=7.8Hz, 1H), 1.80 (s, 3H), 1.43 (t, J=7.2Hz, 3H).
1-2-225 δ8.01 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.52 (d, J=7.2Hz, 1H), 4.98 (d, J=7.2Hz, 2H), 3.95-3.80 (m, 3H), 2.49 (s, 3H), 1.48 (d, J=6.9Hz, 6H), 1.35-1.20(m, 1H), 0.66-0.58 (m, 2H), 0.55-0.43 (m, 2H).
1-2-231 δ8.06 (d, J=7.2Hz, 1H), 7.53 (d, J=7.2Hz, 1H), 6.04-5.82 (m, 1H), 5.45-5.32 (m, 2H), 5.00 (s, 2H), 4.63(dd, J=6.3, 1.5Hz, 2H), 3.96-3.80 (m, 1H), 2.48 (s, 3H), 1.46 (d, J=6.9Hz, 6H).
1-2-282 δ8.55 (d, J=3.0Hz, 1H), 8.08 (d, J=7.2Hz, 1H), 8.01 (dd, J=8.4, 2.4Hz,
1H), 7.57 (d, J=7.5Hz, 1H), 7.35 (d, J=7.5Hz, 1H), 5.19 (s, 2H), 5.02 (s, 2H), 3.94-3.78 (m, 1H), 2.45 (s, 3H), 1.48 (d, J=6.9Hz, 6H).
1-2-881 δ7.96 (d, J=7.8Hz, 1H), 7.53 (d, J=7.8Hz, 1H), 4.07 (q, J=7.2Hz, 2H), 2.91 (d, J=7.5Hz, 1H), 2.47 (s, 3H), 1.87 (d, J=7.8Hz, 1H), 1.85 (s, 3H), 1.44 (t, J=7.2Hz, 3H).
――――――――――――――――――――――――――――――――――
試験例
次に、本発明化合物の除草剤としての有用性について、以下の試験例において具体的に説明するが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
〔試験例1〕湛水条件における雑草発生前処理による除草効果試験
1/10000アールのワグネルポットに沖積土壌を入れた後、水を入れて混和し、水深4cmの湛水条件とした。タイヌビエ、イヌホタルイ及びコナギの種子を上記カップに混播した後、2.5葉期のイネ苗を移植した。播種当日、配合例2に準じて調製した本発明化合物の乳剤を所定の薬量になるように水で希釈し、水面に処理した。カップを25乃至30℃の温室内に置いて植物を育成し、薬剤処理3週間後に、各種植物に対する影響を下記の判定基準に従い調査した。結果を第5表に示す。
判定基準
5 … 殺草率 90%以上 (ほとんど完全枯死)
4 … 殺草率 70%以上90%未満
3 … 殺草率 40%以上70%未満
2 … 殺草率 20%以上40%未満
1 … 殺草率 5%以上20%未満
0 … 殺草率 5%以下 (ほとんど効力なし)
〔試験例2〕湛水条件における雑草生育期処理による除草効果試験
1/10000アールのワグネルポットに沖積土壌を入れた後、水を入れて混和し、水深4cmの湛水条件とした。タイヌビエ、イヌホタルイ及びコナギの種子を上記カップに混播し、25乃至30℃の温室内に置いて植物を育成した。タイヌビエ、イヌホタルイ及びコナギが1乃至2葉期に達したとき、配合例2に準じて調製した本発明化合物の乳剤を所定の薬量になるように水で希釈し、水面に処理した。薬剤処理3週間後に、各種植物に対する影響を試験例1の判定基準に従って調査した。結果を第6表に示す。
〔試験例3〕茎葉処理による除草効果試験
1/10000アールのワグネルポットに沖積土壌を入れた後、水を入れて混和し、水深0.1乃至0.5cmの条件とした。イヌビエ、アゼガヤ、コゴメガヤツリ及びイネの種子を播種し、25乃至30℃の温室内に置いて植物を育成した。14日間育成したのち、配合例2に準じて調製した本発明化合物の乳剤を所定の薬量になるように水で希釈し、茎葉部へ小型スプレーで均一に処理した。薬剤処理3週間後に、各種植物に対する影響を試験例1の判定基準に従って調査した。結果を第7表に示す。
〔試験例4〕茎葉処理による除草効果試験
縦21cm、横13cm、深さ7cmのプラスチック製箱に殺菌した洪積土壌を入れ、メヒシバ、エノコログサ、イヌビエ、イチビ、アオゲイトウ、シロザ、ハコベ、ヤエムグラ、オオイヌノフグリ、トウモロコシ、ダイズ、イネ、コムギ、ビート及びナタネの種子をそれぞれスポット状に播種し、約1.5cm覆土した後、25乃至30℃の温室内において植物を育成した。14日間育成したのち,配合例2に準じて調製した本発明化合物の乳剤を所定の薬量になるように水で希釈し、茎葉部へ小型スプレーで均一に処理した。薬剤処理3週間後に、各種植物に対する影響を試験例1の判定基準に従って調査した。結果を第8表に示す。
尚、第5表乃至第8表中の記号は以下の意味を表す。
A:タイヌビエ、B:イヌホタルイ、C:コナギ、D:アゼガヤ、E:コゴメガヤツリ、F:メヒシバ、G:エノコログサ、H:イヌビエ、M:イチビ、N:アオゲイトウ、O:シロザ、P:ハコベ、Q:ヤエムグラ、R:オオイヌノフグリ、a:移植イネ、b:直播イネ、c:トウモロコシ、d:ダイズ、e:コムギ、f:ビート、g:ナタネ
また処理薬量(g/ha)とは、1ヘクタール(1ha)当たりに換算したときに、記載した数値のグラム(g)数だけ処理されるように濃度を調整したことを表す。
なお、表中「1−1−882/1−2−882」は、合成例5に記載の方法で合成した化合物を用いて試験を行った結果である。
〔第5表〕
―――――――――――――――――――――――――――――
No. 処理薬量 A B C a
(g/ha)
―――――――――――――――――――――――――――――
1-1-304 1280 5 4 5 1
1-2-221 320 3 0 0 0
―――――――――――――――――――――――――――――
〔第6表〕
―――――――――――――――――――――――――――――
No. 処理薬量 A B C
(g/ha)
―――――――――――――――――――――――――――――
1-1-304 1280 4 4 4
―――――――――――――――――――――――――――――
〔第7表〕
―――――――――――――――――――――――――――――
No. 処理薬量 H D E b
(g/ha)
―――――――――――――――――――――――――――――
1-1-304 320 5 5 5 0
1-1-524 320 5 5 4 0
1-1-744 320 4 5 4 0
1-1-881 320 2 2 0 0
1-1-882/1-2-882 320 0 2 1 0
1-2-231 320 4 0 0 0
1-2-242 320 4 0 0 0
1-2-274 320 4 0 0 0
1-2-282 320 4 0 0 0
―――――――――――――――――――――――――――――
〔第8表〕
――――――――――――――――――――――――――――――――――
No. 処理薬量 F G H M N O P Q R b c d e f g
(g/ha)
――――――――――――――――――――――――――――――――――
1-1-304 320 5 4 5 4 4 5 5 5 0 2 3 2 5 5
1-1-524 320 4 0 4 4 3 5 3 3 0 0 3 0 5 3
1-1-744 320 4 3 4 4 4 5 5 5 0 2 4 1 5 3
1-1-881 320 0 0 0 0 4 5 3 3 3 0 0 0 0 4 0
1-1-882/1-2-882 320 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0
1-2-221 320 0 0 0 0 3 4 0 0 0 0 3 0 0 0
1-2-231 320 2 2 3 2 3 4 2 3 1 0 2 0 3 3
1-2-242 320 3 0 4 4 3 4 2 0 2 0 3 1 1 1
1-2-274 320 0 0 0 2 5 5 0 0 0 0 2 0 1 2
1-2-282 320 4 0 3 0 3 0 0 0 0 1 0 1 2
1-2-881 320 0 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0
――――――――――――――――――――――――――――――――――
本発明の複素環化合物は新規な化合物であり、イネ用、トウモロコシ用、ダイズ用、麦用、ビート用及びナタネ用の選択性除草剤として有用である。

Claims (9)

  1. 式(1):
    Figure 2021006524
    [式中、Qは、Q−1、Q−2又はQ−3の何れかで表される環を表し、
    Figure 2021006524
    は、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、R1aに置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cシクロアルキル又はR1bに置換された(C〜C)シクロアルキルを表し、
    1aは、ハロゲン原子、シアノ、C〜Cシクロアルキル、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル又はC〜Cアルキルスルホニルを表し、
    1bは、ハロゲン原子を表し、
    は、水素原子、ハロゲン原子、C〜Cアルキル又はハロ(C〜C)アルキルを表し、
    は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキル(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、ハロ(C〜C)アルケニル、C〜Cアルキニル、ハロ(C〜C)アルキニル、R3aに置換された(C〜C)アルキル、−C(O)R10、−C(O)OR11、−C(O)SR12、−C(O)N(R13)R14、−C(S)OR16、−C(S)SR17、−S(O)18、ピリジン−2−イル、5−クロロピリジン−2−イル又は5−トリフルオロメチルピリジン−2−イルを表し、
    3aは、−OR21、−OC(O)R22、−OC(O)OR23、−S(O)nR24、−C(O)R25、−C(O)OR26、−C(O)SR27、−C(O)N(R28)R29、−N(R30)R31、シアノ、ニトロ、ナフチル又はG1を表し、
    は、水素原子又はC〜Cアルキルを表し、
    10は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキル(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、R10aに置換された(C〜C)アルキル又はG1を表し、
    10aは、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、C〜Cアルキルカルボニル、フェノキシ、シアノ、ニトロ又はG1を表し、
    11は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル、C〜Cシクロアルキル(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、R11aに置換された(C〜C)アルキル又はG1を表し、
    11aは、C〜Cアルコキシ、テトラヒドロフラン−2−イル又はG1を表し、
    12は、C〜Cアルキル又はR12aに置換された(C〜C)アルキルを表し、
    12aは、C〜Cアルコキシカルボニル又はG1を表し、
    13及びR14は、各々独立して水素原子、C〜Cアルキル、ハロ(C〜C)アルキル、C〜Cアルコキシ(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル又はフェニルを表すか、或いは、R13はR14と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R13及びR14が結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成することを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)、S(O)又はN(R15)を1個含んでもよく、
    15は、C〜Cアルキルを表し、
    16及びR17は、フェニルを表し、
    18は、C〜Cアルキル、ハロ(C〜C)アルキル、−N(R19)R20、R18aに置換された(C〜C)アルキル又はG1を表し、
    18aは、C〜Cアルコキシ又はG1を表し、
    19及びR20は、各々独立してC〜Cアルキル又はフェニルを表し、
    21、R22、R24及びR25は、各々独立してC〜Cアルキル、ハロ(C〜C)アルキル、C〜Cアルコキシ(C〜C)アルキル又はG1を表し、
    23は、C〜Cアルキル又はC〜Cシクロアルキルを表し、
    26、R27、R28、R29、R30、R31、R33、R34、R35、R36、R37及びR38は、各々独立してC〜Cアルキルを表し、
    32は、C〜Cアルキル、ハロ(C〜C)アルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル又はC〜Cアルキルスルホニルを表し、
    G1は、G1−1〜G1−31の何れかで表される環を表し、
    Figure 2021006524
    は、ハロゲン原子、C〜Cアルキル、ハロ(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、ハロ(C〜C)アルケニル、C〜Cアルキニル、ハロ(C〜C)アルキニル、C〜Cアルコキシ、ハロ(C〜C)アルコキシ、C〜Cアルキルチオ、ハロ(C〜C)アルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、ハロ(C〜C)アルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル、ハロ(C〜C)アルキルスルホニル、C〜Cアルコキシ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルコキシ(C〜C)アルキル、C〜Cアルキルチオ(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキルチオ(C〜C)アルキル、C〜Cアルキルスルフィニル(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキルスルフィニル(C〜C)アルキル、C〜Cアルキルスルホニル(C〜C)アルキル、ハロ(C〜C)アルキルスルホニル(C〜C)アルキル、C〜Cアルコキシ(C〜C
    )アルコキシ、シアノ(C〜C)アルキル、C〜Cアルキルカルボニル、C〜Cアルコキシカルボニル、−CHO、−NHR32、−N(R33)R34、−C(O)OH、−C(O)NH、−C(O)N(R35)R36、−S(O)N(R37)R38、ヒドロキシ、−NH、シアノ又はニトロを表し、p2、p3、p4又はp5が2以上の整数を表す場合には、各々のZは互いに同一であっても又は互いに相異なっていても良く、さらに、2つのZが隣接する場合には、隣接する2つのZは−CH=CH−CH=CH−、−NH−CH=CH−、−S−CH=CH−、−O−CH=CH−又は−OCHO−を形成することにより、それぞれのZが結合する炭素原子と共に5員環又は6員環を形成してもよく、
    は、水素原子、C〜Cアルキル又はハロ(C〜C)アルキルを表し、
    p1は、0又は1の整数を表し、
    p2は、0、1又は2の整数を表し、
    p3は、0、1、2又は3の整数を表し、
    p4は、0、1、2、3又は4の整数を表し、
    p5は、0、1、2、3、4又は5の整数を表し、
    nは、0、1又は2の整数を表す。]で表される複素環化合物又はその塩。
  2. は、C〜Cアルキル、R1aに置換された(C〜C)アルキル、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル、C〜Cアルキルスルホニル又はR1bに置換された(C〜C)シクロアルキルを表し、
    1aは、C〜Cアルキルチオ、C〜Cアルキルスルフィニル又はC〜Cアルキルスルホニルを表し、
    は、ハロ(C〜C)アルキルを表し、
    は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、R3aに置換された(C〜C)アルキル、−C(O)R10、−C(O)OR11、−C(O)N(R13)R14又は−S(O)18を表し、
    3aは、−OR21、−OC(O)OR23、シアノ又はG1を表し、
    10は、C〜Cアルキル又はG1を表し、
    11は、C〜Cアルキルを表し、
    13及びR14は、各々独立してC〜Cアルキルを表すか、或いは、R13はR14と一緒になってC〜Cアルキレン鎖を形成することにより、R13及びR14が結合する窒素原子と共に3〜7員環を形成することを表し、このときこのアルキレン鎖はO、S、S(O)、S(O)又はN(R15)を1個含んでもよく、
    18は、C〜Cアルキル、−N(R19)R20又はG1を表し、
    19及びR20は、各々独立してC〜Cアルキルを表し、
    21は、C〜Cアルキルを表す請求項1記載の複素環化合物又はその塩。
  3. Qは、Q−1で表される環を表す請求項2記載の複素環化合物又はその塩。
  4. Qは、Q−2で表される環を表す請求項2記載の複素環化合物又はその塩。
  5. Qは、Q−3で表される環を表す請求項2記載の複素環化合物又はその塩。
  6. は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R3aに置換された(C〜C)アルキル又は−C(O)OR11を表し、
    3aは、−OR21、−OC(O)OR23又はG1を表し、
    23は、C〜Cアルキルを表し、
    G1は、G1−1又はG1−3を表し、
    は、ハロゲン原子を表し、
    p4は、1の整数を表し、
    p5は、0の整数を表す請求項3記載の複素環化合物又はその塩。
  7. は、C〜Cアルキル、C〜Cシクロアルキル(C〜C)アルキル、C〜Cアルケニル、R3aに置換された(C〜C)アルキル又は−C(O)OR11を表し、
    3aは、−OR21、−OC(O)OR23又はG1を表し、
    23は、C〜Cアルキルを表し、
    G1は、G1−1又はG1−3を表し、
    は、ハロゲン原子を表し、
    p4は、1の整数を表し、
    p5は、0の整数を表す請求項4記載の複素環化合物又はその塩。
  8. 請求項1〜請求項7記載の複素環アミド化合物及びその塩から選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する農薬。
  9. 請求項1〜請求項7記載の複素環アミド化合物及びその塩から選ばれる1種又は2種以上を有効成分として含有する除草剤。
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