JP2021005450A - 車両用灯具 - Google Patents

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孝幸 川村
Takayuki Kawamura
孝幸 川村
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Abstract

【課題】リフレクタで反射された光の一部がシェードと反射部材の隙間を通ってレンズに入射して漏光が出射することを防止できる車両用灯具を提供する。【解決手段】本発明の車両用灯具は、ロービーム配光用の光を出射する第1光源Lと、第1光源Lの前方側に配置されたレンズ70と、第1光源Lとレンズ70の間に配置され、ロービーム配光パターンのカットオフラインを形成するシェード40と、第1光源Lからの光をレンズ70側に反射するリフレクタ30と、第1光源Lとレンズ70の間に配置され、ハイビーム付加配光用の光を出射する第2光源Hと、第2光源Hよりも下側に配置され、第2光源Hからの光の一部をレンズ70の上側に向けて反射する反射部材50と、リフレクタ30で反射された光の一部がシェード40と反射部材50の間を通過するのを遮光する第1遮光部93と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は車両用灯具に関するものである。
特許文献1には、ロービーム照射とハイビーム照射とを選択的に行い得るように構成された車両用灯具において、レンズと、レンズの後方に配置されるとともに、ロービーム用の配光パターンを形成する光を出射する第1光源と、ハイビーム用の付加配光パターンを形成する光を出射する第2光源と、第1光源からの光を反射するリフレクタと、ロービーム用の配光パターンのカットオフラインを形成するシェードと、第2光源からの光の一部をレンズに向けて反射する反射部材と、を備える、車両用灯具が開示されている。
特開2018−26250号公報
しかしながら、第1光源用のシェードと、第2光源用の反射部材との間に隙間が形成されている場合がある。リフレクタで反射された光の一部が上記シェードと反射部材の隙間を通ってレンズに入射してレンズから漏光として出射してしまうという問題がった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、リフレクタで反射された光の一部がシェードと反射部材の隙間を通ってレンズに入射して漏光が出射することを防止できる車両用灯具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために以下の構成によって把握される。
(1)本発明の車両用灯具は、ロービーム配光用の光を出射する第1光源と、前記第1光源の前方側に配置されたレンズと、前記第1光源と前記レンズの間に配置され、ロービーム配光パターンのカットオフラインを形成するシェードと、前記第1光源からの光を前記レンズ側に反射するリフレクタと、前記第1光源と前記レンズの間に配置され、ハイビーム付加配光用の光を出射する第2光源と、前記第2光源よりも下側に配置され、前記第2光源からの光の一部を前記レンズの上側に向けて反射する反射部材と、前記リフレクタで反射された光の一部が前記シェードと前記反射部材の間を通過するのを遮光する第1遮光部と、を備えることを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記第2光源の第2発光チップが搭載され、前方斜め下側に傾斜する基板を有し、前記第1遮光部は、前記第2光源の出射軸に対して略平行に設けられている。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記第1光源からの光が前記レンズに直接入るのを遮光する第2遮光部を有する板部材を備え、前記第1遮光部は、前記板部材に設けられている。
(4)上記(1)又は(2)の構成において、前記第1遮光部は、前記反射部材に設けられている。
本発明によれば、リフレクタで反射された光の一部がシェードと反射部材の隙間を通ってレンズに入射して漏光が出射することを防止できる車両用灯具を提供することができる。
本発明に係る実施形態の車両用灯具を備えた車両の平面図である。 本発明に係る実施形態の灯具ユニットの側面図である。 本発明に係る実施形態の灯具ユニットの断面図である。 本発明に係る実施形態の灯具ユニットの一部分解斜視図である。 本発明に係る実施形態の灯具ユニットのレンズ及びレンズホルダを除く部分の分解斜視図である。 灯具ユニット1をレンズとは反対側の光源1側からみた斜視図である。 本発明に係る実施形態のスクリーン上に投影される配光パターンを模式的に示した図である。 本発明の他の実施形態の灯具ユニットの灯具光軸Zに沿った断面図である。 本発明の他の実施形態の灯具ユニットのレンズ及びレンズホルダを除く部分の分解斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する。)について詳細に説明する。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
また、実施形態及び図中において、特に断りがない場合、「前」、「後」は、各々、車両の「前進方向」、「後進方向」を示し、「上」、「下」、「左」、「右」は、各々、車両に乗車する運転者から見た方向を示す。
なお、言うまでもないが「上」、「下」は鉛直方向での「上」、「下」でもあり、「左」、「右」は水平方向での「左」、「右」でもある。
図1は、本発明に係る実施形態の車両用灯具を備えた車両102の平面図である。
図1に示すように、本発明に係る実施形態の車両用灯具は、車両102の前方の左右のそれぞれに設けられる車両用の前照灯(101L、101R)であり、以下では単に車両用灯具と記載する。
本実施形態の車両用灯具は、車両前方側に開口したハウジング(図示せず)と開口を覆うようにハウジングに取り付けられるアウターレンズ(図示せず)を備え、ハウジングとアウターレンズとで形成される灯室内に灯具ユニット1(図2参照)等が配置されている。
図2は灯具ユニット1の側面図であり、図3は灯具ユニット1の図2に示す灯具ユニット光軸(以下、灯具光軸Zともいう)に沿った断面図である。
また、図4は灯具ユニット1の一部分解斜視図であり、図5は灯具ユニット1のレンズ70及びレンズホルダ60を除く部分の分解斜視図である。図6は、灯具ユニット1をレンズ70とは反対側の光源1側からみた斜視図である。
さらに、図7は、スクリーン上に投影される配光パターンを模式的に示した図であり、具体的には、ロービーム配光パターンLPとハイビーム配光パターンHP(ハイビーム付加配光HAP)を説明するための図である。
なお、図7のVU−VL線はスクリーン上での鉛直基準線を示し、図7のHL−HR線はスクリーン上での水平基準線を示している。
図3及び図5に示すように、灯具ユニット1は、主に、ヒートシンク10と、冷却ファン20と、第1光源Lと、リフレクタ30と、シェード40と、第2光源Hと、反射部材50と、レンズホルダ60と、レンズ70と、板部材90と、を備えている。
(ヒートシンク10)
ヒートシンク10は、第1光源L及び第2光源Hの発生する熱を効率よく、放熱するために、熱伝導率のよい金属又は樹脂等によって形成され、本実施形態では、ヒートシンク10の後述する各部が一体成型されたアルミダイカスト製のヒートシンク10になっている。
ただし、本実施形態のように、一体成型品のヒートシンク10に限定される必要はなく、一部が別部品で作製されて組み付けた形態のヒートシンク10であってもよい。
ヒートシンク10は、第1光源Lが配置される第1ベース部12と、第1ベース部12の前方側に位置するとともに前方斜め下側に傾斜する、第2光源Hが配置される第2ベース部13と、を有するベース部11を備えている。
第1ベース部12は、図5に示すように、上面に一体に形成され、第1光源Lを配置する第1光源配置部12Aを備えている。
そして、第1光源配置部12Aに配置された第1光源Lは、第1ベース部12に一対のネジ12N1で固定される光源ホルダ80によって、第1光源配置部12Aに対して固定される。
一方、第2ベース部13は、前方側を向く前面が第2光源Hを受けて、第2光源Hを配置する第2光源配置部13Aになっている。
なお、第2光源配置部13Aには、左右一対の位置決めピン13AAが前方側に突出するように形成されているとともに、その位置決めピン13AAの少し上側の位置に左右一対のネジ固定孔13ABが形成されている。
そして、後述するように、第2光源H、シェード40、及び、反射部材50は、それぞれ位置決めピン13AAに対応する一対の位置決めピン挿入孔(位置決めピン挿入孔H11、位置決めピン挿入孔42A、位置決めピン挿入孔52A)と、ネジ固定孔13ABに対応する一対のネジ挿入孔(ネジ挿入孔H12、ネジ挿入孔42B、ネジ挿入孔52B)と、を備えており、図4に示すように、第2光源H、シェード40、及び、反射部材50が、ネジ13N1で第2ベース部13に対して、共止めされるようになっている。
また、図3に示すように、ヒートシンク10は、ベース部11の下側にベース部11に一体に設けられた複数の放熱フィン11Fを備えている。
具体的には、放熱フィン11Fは、第1ベース部12から下側に延在し、第1ベース部12と一体に設けられた前後方向に並ぶ複数の第1放熱フィン12Fと、第2ベース部13から後方側に延在し、第2ベース部13と一体に設けられた水平方向に並ぶ複数の第2放熱フィン13Fと、を備えている。
第1放熱フィン12Fは、薄板状であって、その薄板状の面が前後方向に向くように形成されており、冷却ファン20から第1放熱フィン12F同士の間に送られた風は、水平方向に流れるようになっている。
近年は、車両用灯具の小型化のために、灯具ユニット1が配置される灯室内の後方側の内壁面が灯具ユニット1の後方近くに位置する傾向にある。
この場合、風の流れを後方側に向けるようにすると、灯具ユニット1の後方近くに位置する灯室内の後方側の内壁面の影響で風の流れが悪くなり、冷却効率が低下するおそれがあるが、本実施形態のように、水平方向に風を流すようにすれば、そのような冷却効率の低下を回避することができる。
一方、第2放熱フィン13Fは、薄板状であって、その薄板状の面が左右方向(水平方向)に向くように形成されており、冷却ファン20から送られる風が第2ベース部13に沿って、上側に流れるようにしている。
そして、この風の流れを阻害しないように、第1ベース部12と第2ベース部13の間には、水平方向に横長の上下方向に開口する開口部11Aが形成されている。
また、風は、第2ベース部13に沿って流れるうちに熱を奪い、温度が上昇するため、左右方向ではなく、上側に流れるようにすることで、より一層流れがよくなるため、冷却効率を高めることが可能である。
さらに、その風は開口部11Aを通じてリフレクタ30側に流入して、第1ベース部12とリフレクタ30の間の空間の冷却にも寄与するため、第1光源Lの冷却効率をより一層高めることができる。
ヒートシンク10は、図5に示すように、第2ベース部13の左右外側に設けられた一対のレンズホルダ取付部14を備えており、図4に示すように、レンズホルダ取付部14は、それぞれ位置決めピン14Aと、位置決めピン14Aを挟んで上下に設けられた一対のネジ固定孔14Bと、を備えている。
そして、後述するように、レンズホルダ60は、位置決めピン14Aに対応する位置決めピン挿入孔(位置決めピン挿入孔61BA、位置決めピン挿入孔62BA)と、ネジ固定孔14Bに対応するネジ挿入孔(ネジ挿入孔61BB、ネジ挿入孔62BB)と、を備えており、図2に示すように、ネジ14N1でレンズホルダ取付部14に対して固定されるようになっている。
なお、ヒートシンク10は、図2に示すように、下向きに開口するネジ固定孔が形成された冷却ファン取付脚部15を有しており、その冷却ファン取付脚部15にネジ15N1で冷却ファン20が取り付けられている。
(冷却ファン20)
冷却ファン20は、図3に示すように、ヒートシンク10の放熱フィン11Fの下側に配置され、先に述べたように、ネジ15N1によって、ヒートシンク10の冷却ファン取付脚部15に固定されている。
そして、冷却ファン20を駆動させることで、風が複数の放熱フィン11F同士の間に送り込まれ、ヒートシンク10による冷却効率が高められ、効率よく第1光源L及び第2光源Hを冷却することができる。
(第1光源L)
第1光源Lは、ロービーム配光用の光を出射する光源であり、基板L1と、基板L1上に設けられた1つの第1発光チップL2と、を備えている。
なお、第1発光チップL2の数は1つに限定される必要はなく、複数の第1発光チップL2(例えば4チップ)が基板L1上に設けられたものであってもよい。
そして、第1光源Lは、光を上側に出射するように第1ベース部12上に配置されており、出射した光は、第1光源L側を向くリフレクタ30の反射面31によってレンズ70側に反射される。
なお、本実施形態では、第1光源Lは、第1発光チップL2がLEDチップであるLED光源を用いるようにしているが、第1発光チップL2がLDチップ(レーザダイオードチップ)であるレーザ光源等であってもよく、第1光源Lには、半導体型光源が好適に用いられる。
(リフレクタ30)
リフレクタ30は、図5に示すように、第1光源Lからの光をレンズ70側に反射する反射面31(図3参照)を有する反射部30Aと、反射部30Aの下端外周に設けられたフランジ部30Bと、を備えている。
そして、第1ベース部12上には、リフレクタ30の位置決め用の左右一対の位置決めピン12Bと、リフレクタ30をネジ固定するための一対のネジ12N2を固定する左右一対のネジ固定孔12Cが設けられており、リフレクタ30のフランジ部30Bは、位置決めピン12Bに対応する左右一対のピン挿入孔30BAと、ネジ固定孔12Cに対応する左右一対のネジ挿入孔30BBと、を備えている。
このため、リフレクタ30を位置決めピン12Bで位置決めするように、第1ベース部12上に配置した後、ネジ12N2をネジ固定孔12Cに螺合させることで、リフレクタ30を第1ベース部12に対して固定することができる。
このように固定されたリフレクタ30は、図3に示すように、前方側を開口した状態として、第1光源L上を半ドーム状に覆った状態となり、第1光源Lからの光が前方側の開口を通じてレンズ70側に照射されることになる。
また、リフレクタ30は反射面31が2つの焦点を有する楕円面状に形成されており、リフレクタ30は、後方側の焦点となる反射面31の第1焦点(リフレクタ30の後方側の第1焦点ともいう。)がほぼ第1光源Lの第1発光チップL2の発光中心に一致するとともに、前方側の焦点となる反射面31の第2焦点BP(リフレクタ30の前方側の第2焦点BPともいう。)が前後方向で見てシェード40と重なる範囲内であって遮光部41の下側に位置する。
(シェード40)
シェード40は、図3及び図4に示すように、前後方向で見て、第1光源Lとレンズ70の間に配置され、リフレクタ30でレンズ70側に反射された第1光源Lからの光のうち、レンズ70の下側に向かう光の一部を遮光し、ロービーム配光パターンLP(図7参照)のカットオフラインCL(図7参照)を形成するための部材である。
このため、シェード40は、図5に示すように、カットオフラインCL(図7参照)の形状に合わせた形状を有し、後述する第2光源Hの第2発光チップH2の上側に位置し、カットオフラインCL(図7参照)を形成する遮光部41を備えている。
具体的には、カットオフラインCLは、水平方向に延在する上側水平カットオフラインCL1と、クリーンの水平基準線(HL−HR線参照)より下側まで延在するように、上側水平カットオフラインCL1のスクリーンの鉛直基準線(VU−VL線参照)側の端部から鉛直基準線(VU−VL線参照)に向かって斜め下側に延びる斜めカットオフラインCL2と、斜めカットオフラインCL2から離れる方向に斜めカットオフラインCL2のスクリーンの鉛直基準線(VU−VL線参照)側の端部から水平方向に延在する下側水平カットオフラインCL3と、を備えており、シェード40は、図5に示すように、上側水平カットオフラインCL1、斜めカットオフラインCL2、及び、下側水平カットオフラインCL3を形成するのに合わせた形状の遮光部41を備えている。
また、シェード40は、遮光部41の左右の端部(つまり、両端部)のそれぞれに一体に設けられ、ヒートシンク10(より詳細には、第2ベース部13)に固定するための一対のアーム部42を備えている。
そして、左右一対のアーム部42のそれぞれには、第2ベース部13の第2光源配置部13Aの位置決めピン13AAに対応する位置決めピン挿入孔42Aと、第2ベース部13の第2光源配置部13Aのネジ固定孔13ABに対応するネジ挿入孔42Bと、が形成されており、先に説明したように、ネジ13N1で第2ベース部13に対して固定できるようになっている。
(第2光源H)
第2光源Hは、ハイビーム付加配光用の光を出射する光源であり、図3に示すように、前後方向の位置で見て、第1光源Lとレンズ70の間に配置されている。
そして、第2光源Hは、図5に示すように、基板H1と、基板H1上に設けられ、水平方向に並ぶ複数の第2発光チップH2と、を備えており、ハイビーム配光パターンHP(図7参照)とする場合には、第2光源Hからの光で形成されるハイビーム付加配光HAP(図7参照)がロービーム配光パターンLP(図6参照)の上側に付加されることで、ハイビーム配光パターンHP(図7参照)が形成される。
このため、第2発光チップH2の一部又は全部を点消灯させることで、対向車や先行車に対するグレアを抑制するように、ハイビーム配光パターンHP(より詳細には、ハイビーム付加配光HAPの状態)を変化させる可変ハイビーム(Adaptive Driving Beam)制御を行うことができる。
本実施形態では、第2光源Hも、第2発光チップH2にLEDチップを用いたLED光源である。
そして、基板H1には、第2ベース部13の第2光源配置部13Aの位置決めピン13AAに対応する左右一対の位置決めピン挿入孔H11と、第2ベース部13の第2光源配置部13Aのネジ固定孔13ABに対応する左右一対のネジ挿入孔H12と、が形成されており、先に説明したように、ネジ13N1で第2ベース部13に対して固定できるようになっている。
(反射部材50)
反射部材50は、第2発光チップH2よりも下側に配置され、第2発光チップH2からの光の一部をレンズ70の上部に向けて反射する部材であり、第2光源H(第2発光チップH2)からの光をレンズ70に向けて反射する反射部51と、反射部51の左右に一体に設けられ、第2ベース部13に固定するための固定部52と、を備えている。
そして、反射部51でレンズ70の下側に入射する光をレンズ70の上部に反射させることで、第2光源H(第2発光チップH2)からの光で形成されるハイビーム付加配光HAPが上方に広がりを有する配光となる。
また、左右一対の固定部52のそれぞれには、第2ベース部13の第2光源配置部13Aの位置決めピン13AAに対応する位置決めピン挿入孔52Aと、第2ベース部13の第2光源配置部13Aのネジ固定孔13ABに対応するネジ挿入孔52Bと、が形成されており、先に説明したように、ネジ13N1で第2ベース部13に対して固定できるようになっている。
(板部材90)
図3〜図6に示すように、本実施形態では、第1光源Lの前方側近傍を遮光する板部材90を備えている。
板部材90は、平板状のベース部91を有し、このベース部91の第1光源L側には、第1光源Lからの光がレンズ70に直接入るのを遮光する第2遮光部92を有する。
第2遮光部92の形状は、第1光源Lの形状に合わせて、ベース部91から突出するよう形成されている。
また、板部材90のベース部91のシェード40側には、リフレクタ30で反射された光の一部がシェード40と反射部材50の間を通過するのを遮光する第1遮光部93が設けられている。
第1遮光部93は、板部材90のベース部91から斜め前方に傾斜する傾斜部94の先端部分であって、前方斜め下側に傾斜する基板H1の上部位置付近に、第2光源の出射軸に対して略平行に、前方斜め上向きに傾斜するよう設けられている。第1遮光部93及び第2遮光部92は、板部材90のベース部91に一体的に形成されている。
ベース部91の両側には、第1ベース部12に固定するための固定部95が設けられており、この固定部95のそれぞれには、ネジ挿入孔95Aが形成されている。ネジ挿入孔95Aに、ネジ12N1を挿入し、光源ホルダ80と共に第1ベース部12に対して共止めされる。
第2遮光部92を設けることにより、第1光源Lからの直射光を遮光して漏光を防止することができる。
第1遮光部93を設けることにより、第1光源Lから発光された光はリフレクタ30で反射され、その一部が反射部材50とシェード40に向けて反射され、反射部材50とシェード40の隙間を通過する光が第1遮光部93によって遮光されるので、レンズ70からの漏光を防止することができる。
(レンズホルダ60)
レンズホルダ60は、図3及び図4に示すように、後述するレンズ70(より詳細にはフランジ部72)の後方側を受ける第1ホルダ61と、レンズ70(より詳細にはフランジ部72)の前方側からレンズ70(より詳細にはフランジ部72)を第1ホルダ61側に押圧する第2ホルダ62と、を備えている。
第1ホルダ61は、レンズ70の光が入射する入射面71Aに対応する開口部の周縁部がレンズ70のフランジ部72の後方側を受ける受部61AAとされ、ヒートシンク10に取り付けられたときに、レンズ70が前方側の所定の位置に位置するように形成された第1ホルダ本体部61Aと、第1ホルダ本体部61Aの後方側に一体に設けられ、ヒートシンク10の一対のレンズホルダ取付部14への固定のための左右一対の第1取付部61Bと、を備えている。
また、受部61AAには、レンズ70の左右一対の位置決め凹部72Aに係合する左右一対の位置決め突起61ABが設けられている。
一方、第2ホルダ62は、レンズ70の光が出射する出射面71Bに対応する開口部の周縁部がレンズ70のフランジ部72を第1ホルダ61の受部61AA側に押圧する押圧部62AAとされ、第1ホルダ61の第1ホルダ本体部61Aに外装される第2ホルダ本体部62Aと、ヒートシンク10の一対のレンズホルダ取付部14への固定のための左右一対の第2取付部62Bと、を備えている。
そして、左右一対の第1ホルダ61の第1取付部61B、及び、左右一対の第2ホルダ62の第2取付部62Bのそれぞれには、ヒートシンク10のレンズホルダ取付部14の位置決めピン14Aに対応する位置決めピン挿入孔(位置決めピン挿入孔61BA、位置決めピン挿入孔62BA)と、その位置決めピン挿入孔(位置決めピン挿入孔61BA、位置決めピン挿入孔62BA)を挟んで上下に一対設けられたヒートシンク10のレンズホルダ取付部14のネジ固定孔14Bに対応するネジ挿入孔(ネジ挿入孔61BB、ネジ挿入孔62BB)と、を備えている。
したがって、レンズホルダ60は、第1ホルダ61と第2ホルダ62とでレンズ70のフランジ部72を狭持するようにして、ネジ14N1でヒートシンク10のレンズホルダ取付部14に取り付けられるようになっている。
(レンズ70)
レンズ70は、図3及び図4に示すように、前後方向で見て、第1光源Lの前方側に配置されており、配光制御を行うレンズ部71と、レンズ部71の外周部に一体に設けられ、先に述べたように、レンズホルダ60(第1ホルダ61の受部61AAと第2ホルダ62の押圧部62AA)によって狭持されるフランジ部72と、を備えている。
また、フランジ部72には、第1ホルダ61の受部61AAに設けられた左右一対の位置決め突起61ABを受け入れる左右一対の外側に開放された切欠状の位置決め凹部72Aが設けられている。
そして、レンズ70(より詳細にはレンズ部71)は、光が入射する入射面71Aと、入射した光を前方側に照射する出射面71Bと、を備え、光が入射する入射面71Aから第1光源L及び第2光源Hからの光が入射し、その入射した光が出射する出射面71Bから前方側に照射される。
ここで、図3に示すように、第2ベース部13の第2光源配置部13Aは、前方斜め上側を向くようになっており、第2光源Hもそれによって、前方斜め上側を向くようになっている。
そして、この前方斜め上側への傾きが適切なものとされることで、第2光源H(第2発光チップH2)からの光が形成するハイビーム付加配光HAPは、第1光源L(第1発光チップL2)からの光が形成するロービーム配光パターンLPからほとんど分離しない状態になっている(図7参照)。
このため、レンズ70は、主に、レンズ70(より詳細にはレンズ部71)のレンズ光軸Oよりも下側の出射面71Bの全体の曲率を僅かに修正して第1光源Lからの光で形成されるロービーム配光パターンLP(図7参照)を僅かに上側(例えば、コンマ数度程度)に位置するようにすれば、ロービーム配光パターンLP(図7参照)とハイビーム付加配光HAP(図7参照)と、が分離しないものとできる。
したがって、本実施形態では、レンズ70の出射面71Bの僅かな修正だけでよいため、レンズ70の出射面71Bに歪みが現れることを抑制することができる。
また、本実施形態では、ロービーム配光パターンLPとハイビーム配光パターンHP(ハイビーム付加配光HAP)との間に光度の高い明るい筋が現れるのを抑制するために、図3に示すように、レンズ70(より詳細にはレンズ部71)の後方焦点Pがリフレクタ30の前方側の焦点である第2焦点BPよりも前方側に位置するようにしている。レンズ90はフランジ部72を介してレンズホルダ60で挟持されている。
次に本発明の他の実施形態について説明する。
図8は、本発明の他の実施形態の灯具ユニットの灯具光軸Zに沿った断面図である。図9は、本発明の他の実施形態の灯具ユニット100のレンズ70及びレンズホルダ60を除く部分の分解斜視図である。上記実施形態と同一箇所は同一符号を付して説明する。また、上記実施形態と異なる点を中心に説明する。
図8及び図9に示すように、灯具ユニット100は、主に、ヒートシンク10と、冷却ファン20と、第1光源Lと、リフレクタ30と、シェード40と、第2光源Hと、反射部材150と、レンズホルダ60と、レンズ70と、板部材190と、を備えている。
(板部材190)
灯具ユニット100は、第1光源Lの前方側近傍を遮光する板部材190を備えている。板部材190は、平板状のベース部191を有し、このベース部191の第1光源L側には、第1光源Lからの光がレンズ70に直接入るのを遮光する第2遮光部192を有する。第2遮光部192の形状は、例えば図9に示すように、第1光源Lの形状に合わせて、ベース部191から突出するよう形成されている。なお、第2遮光部192の形状はこの形状に限定されない。第2遮光部192を設けることにより、第1光源Lからのレンズ70への直射光を遮光することで、漏光を防止することができる。
ベース部191の両側には、第1ベース部12に固定するための固定部195が設けられている。固定部195のそれぞれには、ネジ挿入孔195Aと、位置決め12Bを通すためのピン挿入孔196が形成されている。板部材190は、ネジ挿入孔195Aに、ネジ12N2が挿入され、リフレクタ30と共に第1ベース部12に対して共止めされる。
(反射部材150)
反射部材150は、反射部材51が第2発光チップH2よりも下側に配置され、第2発光チップH2からの光の一部をレンズ70の上部に向けて反射する部材であり、第2光源H(第2発光チップH2)からの光をレンズ70に向けて反射する反射部51と、反射部51の左右に一体に設けられ、第2ベース部13に固定するための固定部52と、第1遮光部153と、を備えている。参照符号51Aは、基板H1に設けられるコネクタがレンズ70を通して外から見えるのを防止するための遮蔽部である。
そして、反射部51で光源Hから出射される光の内、下方に向かう光をレンズ70の上部に反射させることで、第2光源H(第2発光チップH2)からの光で形成されるハイビーム付加配光HAPが上方に広がりを有する配光となる。
第1遮光部153は、リフレクタ30で反射された光の一部がシェード40と反射部材150の隙間を通過するのを遮光するものである。第1遮光部153は、第2発光チップH2の上部後方に位置し、細長い平板形状を有し、前方斜め下側に傾斜する基板H1の上部の厚み方向に略平行であり、前方に斜め上向きに傾斜するよう形成されている。
固定部52の片側には、第1遮光部153を片持ちする屈曲形状を有するアーム部154が設けられている。第1遮光部153を片持ちする例について説明するが、両持ちする形状であってもよい。
反射部材150の第1遮光部153は、反射部51と所定の間隔を空けて設けられている。反射部51と第1遮光部153の間に間隔が設けられているのは、シェード40を反射部51と第1遮光部153の間であって、第1遮光部153をシェード40の遮光部41よりも後方付近に位置させるためである。
そして、第1光源Lから発光された光はリフレクタ30で反射され、その一部が反射部材150とシェード40の隙間に向けて反射され、反射部150とシェード40の隙間を通過する光が第1遮光部153によって遮光されるので、レンズ70からの漏光を防止することができる。
また、左右一対の固定部52のそれぞれには、第2ベース部13の第2光源配置部13Aの位置決めピン13AAに対応する位置決めピン挿入孔52Aと、第2ベース部13の第2光源配置部13Aのネジ固定孔13ABに対応するネジ挿入孔52Bと、が形成されており、先に説明したように、ネジ13N1で第2ベース部13に対して固定できるようになっている。
上記実施形態によれば、反射部50、150とシェード40の隙間を通過する光を第1遮光部93、153によって遮光することで、レンズ70からの漏光を防止することができる。
以上、具体的な実施形態を基に本発明の説明を行ってきたが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、技術的思想を逸脱することのない変更や改良を行ったものも発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1、100 灯具ユニット
10 ヒートシンク
11 ベース部
11A 開口部
11F 放熱フィン
12 第1ベース部
12A 第1光源配置部
12B 位置決めピン
12C ネジ固定孔
12F 第1放熱フィン
12N1、12N2 ネジ
13 第2ベース部
13A 第2光源配置部
13AA 位置決めピン
13AB ネジ固定孔
13F 第2放熱フィン
13N1 ネジ
14 レンズホルダ取付部
14A 位置決めピン
14B ネジ固定孔
14N1 ネジ
15 冷却ファン取付脚部
15N1 ネジ
20 冷却ファン
30 リフレクタ
30A 反射部
30B フランジ部
30BA ピン挿入孔
30BB ネジ挿入孔
31 反射面
40 シェード
41 遮光部
42 アーム部
42A 位置決めピン挿入孔
42B ネジ挿入孔
50、150 反射部材
51 反射部
52 固定部
52A 位置決めピン挿入孔
52B ネジ挿入孔
153 第1遮光部
60 レンズホルダ
61 第1ホルダ
61A 第1ホルダ本体部
61AA 受部
61AB 位置決め突起
61B 第1取付部
61BA 位置決めピン挿入孔
61BB ネジ挿入孔
62 第2ホルダ
62A 第2ホルダ本体部
62AA 押圧部
62B 第2取付部
62BA 位置決めピン挿入孔
62BB ネジ挿入孔
70 レンズ
71 レンズ部
71A 入射面
71B 出射面
72 フランジ部
72A 位置決め凹部
80 光源ホルダ
90、190 板部材
91、191 ベース部
92、192 第2遮光部
93 第1遮光部
95、195 固定部
BL 境界
BP 第2焦点
CL カットオフライン
CL1 上側水平カットオフライン
CL2 斜めカットオフライン
CL3 下側水平カットオフライン
H 第2光源
H1 基板
H11 位置決めピン挿入孔
H12 ネジ挿入孔
H2 第2発光チップ
HAP ハイビーム付加配光
HP ハイビーム配光パターン
L 第1光源
L1 基板
L2 第1発光チップ
LP ロービーム配光パターン
O レンズ光軸
OPD1 第1の光拡散部
OPD2 第2の光拡散部
OPD3 第3の光拡散部
P 後方焦点
RN 10度以内の範囲
W 第1範囲
Z 灯具光軸
ZN1 中央側領域
ZN2 外側領域
101L、101R 車両用の前照灯
102 車両

Claims (4)

  1. 車両用灯具であって、
    ロービーム配光用の光を出射する第1光源と、
    前記第1光源の前方側に配置されたレンズと、
    前記第1光源と前記レンズの間に配置され、ロービーム配光パターンのカットオフラインを形成するシェードと、
    前記第1光源からの光を前記レンズ側に反射するリフレクタと、
    前記第1光源と前記レンズの間に配置され、ハイビーム付加配光用の光を出射する第2光源と、
    前記第2光源よりも下側に配置され、前記第2光源からの光の一部を前記レンズの上側に向けて反射する反射部材と、
    前記リフレクタで反射された光の一部が前記シェードと前記反射部材の間を通過するのを遮光する第1遮光部と、を備えることを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記第2光源の第2発光チップが搭載され、前方斜め下側に傾斜する基板を有し、
    前記第1遮光部は、前記第2光源の出射軸に対して略平行に設けられている、請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記第1光源からの光が前記レンズに直接入るのを遮光する第2遮光部を有する板部材を備え、
    前記第1遮光部は、前記板部材に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記第1遮光部は、前記反射部材に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用灯具。
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