JP2020095876A - 車両用灯具 - Google Patents

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Takayuki Kawamura
孝幸 川村
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Abstract

【課題】 レーザ光源による光学部品への影響を効率的に低減する。【解決手段】 レーザ光源を含む光源装置と、光源装置に対してレーザ光源の光軸方向で第1側に設けられ、レーザ光源からの光の入射面を有する光学部品と、光源装置に対して光軸方向で第1側とは逆の第2側に設けられ、光源装置に熱的に接続され、第2側にフィンを有し、第1側と第2側とを連通させる通風孔が形成される放熱部材と、放熱部材に対して第2側に設けられ、光軸方向でレーザ光源と光学部品との間の空間に、通風孔を介して連通する送風機とを備える、車両用灯具が開示される。【選択図】 図2B

Description

本発明は車両用灯具に関するものである。
特許文献1には、レンズ自身にシェードと反射鏡を一体に形成した複合光学レンズを用いた異なる配光特性の複数の光源ユニットでロービーム配光パターンを形成するようにした車両用灯具が開示されている。
また、特許文献2には、光源に熱的に接続されるヒートシンクの背面に送風するファンを設ける車両用灯具が開示されている。
特開2004−241349号公報 特開2012−212521号公報
ところで、光源としてレーザ光源を使用する場合、光源としてLED(Light Emitting Diode)を用いる場合に比べて、光学部品とレーザ光源との間の距離(隙間)が短くなる傾向があり、レーザ光源による光学部品への影響(例えば溶損)を低減することが難しくなる。
そこで、1つの側面では、本発明は、レーザ光源による光学部品への影響を効率的に低減することを目的とする。
1つの側面では、レーザ光源を含む光源装置と、
前記光源装置に対して前記レーザ光源の光軸方向で第1側に設けられ、前記レーザ光源からの光の入射面を有する光学部品と、
前記光源装置に対して前記光軸方向で前記第1側とは逆の第2側に設けられ、前記光源装置に熱的に接続され、前記第2側にフィンを有し、前記第1側と前記第2側とを連通させる通風孔が形成される放熱部材と、
前記放熱部材に対して前記第2側に設けられ、前記光軸方向で前記レーザ光源と前記光学部品との間の空間に、前記通風孔を介して連通する送風機とを備える、車両用灯具が提供される。
1つの側面では、本発明によれば、レーザ光源による光学部品への影響を効率的に低減することが可能となる。
本実施形態の車両用灯具を備えた車両の平面図である。 本実施形態の灯具ユニットの斜視図である。 本実施形態の灯具ユニットの分解斜視図である。 本実施形態の複合光学レンズの断面図である。 ヒートシンクの正面図である。 本実施形態の灯具ユニットの正面図である。 図5のラインA−Aに沿った本実施形態の灯具ユニットの縦断面図である。 比較例による灯具ユニットの縦断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」と称する。)について詳細に説明する。
なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
また、実施形態及び図中において、特に断りがない場合、「前」、「後」は、各々、車両102の「前進方向」、「後進方向」を示し、「上」、「下」、「左」、「右」は、各々、車両102に乗車する運転者から見た方向を示す。
なお、言うまでもないが「上」、「下」は鉛直方向での「上」、「下」でもあり、「左」、「右」は水平方向での「左」、「右」でもある。
以下、ある部材(又は部位)の前方側(第1側の一例)とは、当該部材(又は部位)を基準として前方側を指し、同様に、ある部材(又は部位)の後方側(第2側の一例)とは、当該部材(又は部位)を基準として後方側を指す。
図1は、本実施形態の車両用灯具を備えた車両102の平面図である。
図1に示すように、本実施形態の車両用灯具は、車両102の前方側の左右のそれぞれに設けられる車両用の前照灯(101L、101R)であり、以下では単に車両用灯具と記載する。
本実施形態の車両用灯具は、車両前方側に開口したハウジング(図示せず)と開口を覆うようにハウジングに取り付けられるアウターレンズ(図示せず)を備え、ハウジングとアウターレンズとで形成される灯室内に灯具ユニット1(図2A参照)等が配置されている。
図2Aは、本実施形態の灯具ユニット1の斜視図である。図2Bは、本実施形態の灯具ユニット1の分解斜視図である。図3は本実施形態の複合光学レンズ31の断面図であり、レンズ光軸Zに沿って鉛直方向に切断した側面側から見た断面図である。図4は、ヒートシンク10の正面図である。なお、図3には、模式的に記載した光源22の発光領域22Bも併せて図示している。
図2Aから図4に示すように、灯具ユニット1は、ヒートシンク10(放熱部材の一例)と、ヒートシンク10に取り付けられる光源装置20と、光源装置20の前方側に配置される光学制御部材30と、ファン50と、を備えている。
(ヒートシンク10)
ヒートシンク10は、光源装置20を配置するベース部11(第1取付部の一例)と、ベース部11の後方側に設けられ、車両幅方向に並ぶ複数の放熱フィン12と、ベース部11の鉛直方向の一方側(図2Aでは下側)に設けられ、前方側に突出する車両幅方向に離間した位置決めピン11A、11Cと、取付部111と、取付部112(第2取付部の一例)とを備えている。
なお、ベース部11には、車両幅方向の中央側であって、鉛直方向に離間する位置に1対のネジ螺合孔11Bが形成されており、1対のネジ螺合孔11Bには、後述する光源装置20を止着させる1対のネジNが螺合固定される。また、ベース部11には、左右1対の位置決めピン11Cが設けられる。
また、ヒートシンク10は、前方側(光源装置20が設けられる側)であってベース部11の車両幅方向の外側に、左右1対の取付部111が形成されており、取付部111には、左右1対の位置決めピン11Aが設けられるとともに、後述する光学制御部材30を止着させる締結部材BTが螺合固定される。締結部材BTは、例えばネジである。また、ヒートシンク10は、後方側の4隅に取付部112が形成されており、取付部112には、ファン50を止着させる締結部材(図示せず)が螺合固定される。
放熱フィン12は、外気との接触面積を増大することで放熱効率を高める部位である。放熱フィン12は、ピンの形態であってもよいし、直線状のストレートフィンの形態であってもよいし、形状等は任意である。本実施形態では、放熱フィン12は、ヒートシンク10の後方側(光源装置20が設けられる側とは逆側)に形成され、左右方向に複数並ぶ態様で、それぞれ上下方向に延在する。
本実施形態では、ヒートシンク10はアルミダイカスト製のヒートシンク10になっているが、これに限定される必要はなく、熱伝導率の高い金属又は樹脂等を用いて形成されたものであればよい。
本実施形態では、ヒートシンク10は、図4に示すように、左右方向でベース部11の両側に、通風孔114が形成される。通風孔114は、前後方向に貫通する貫通穴である。すなわち、通風孔114は、ヒートシンク10の前方側と後方側とを連通させる貫通穴である。
通風孔114は、後述のファン50からの風を通し、光源22の光軸方向(=レンズ光軸Z)で光源装置20と光学制御部材30との間の空間90(図3参照)に後述のファン50からの風を送る機能(以下、単に「通風機能」と称する)を有する。
通風孔114は、必要な通風機能が確保される限り、任意の形態及びサイズであってもよく、任意の箇所に形成されてもよい。
本実施形態では、一例として、通風孔114は、図4に示すように、左右方向(光軸方向に交差する方向の一例)に並んで設けられる。具体的には、通風孔114は、図4に示すように、ベース部11の両側にそれぞれ設けられる(合計2箇所)。すなわち、左右対の通風孔114は、光軸方向に視て、左右方向で通風孔114の間に光源装置20が位置するように、設けられる。この場合、光源装置20の左右方向の両側からヒートシンク10の前方側へと風を導くことができ、通風機能を効率的に高めることができる。
また、本実施形態では、一例として、通風孔114は、図4に示すように、上下方向に長い長孔の形態であり、光軸方向に視て光源装置20の両側で、光源装置20の上下方向の全体にわたって延在する。この場合、通風孔114は、光源装置20と光学制御部材30との間の空間90等に風を効率的に導くことができ、通風機能を高めることができる。
また、本実施形態では、一例として、通風孔114は、左右方向(光軸方向に交差する方向の一例)で放熱フィン12の間に形成される。この場合、放熱フィン12と通風孔114とを同時に成立させることができる。すなわち、放熱フィン12の形成領域に通風孔114を形成できるので、放熱フィン12に当たる風(ファン50からの風)の一部を、通風孔114を介してヒートシンク10の前方側に導くことができる。
また、本実施形態では、一例として、通風孔114は、左右方向で取付部111とベース部11との間に設けられる。すなわち、通風孔114は、光学制御部材30とヒートシンク10との間の接続部である取付部111に隣接する。この場合、取付部111にも風を送ることができ、取付部111でヒートシンク10から熱を受けうる光学制御部材30を保護できる。なお、通風孔114を介して流れる空気(風)による冷却作用については、図5及び図6を参照して後で更に詳説する。
(光源装置20)
光源装置20は、熱伝達部材21と、熱伝達部材21上に配置された光源22とを備えている。
本実施形態では、熱伝達部材21は、光源22よりも外形の大きいアルミ製の板材を用いているが、材料はアルミに限定される必要はなく、熱伝導率の高いアルミ以外の金属又は樹脂等であってもよい。
そして、熱伝達部材21は、光源22で発生する熱を速やかに広い範囲に拡散しつつ、熱を効率よくヒートシンク10に伝達して光源22の冷却効率を高める役目を果たす。
光源22は、光を透過する発光領域22Bを有する基板22Aと、基板22Aの裏側に配置され、発光領域22Bを発光させるための光を出射する発光チップ(図示せず)と、を備え、本実施形態では、発光チップにLDチップ(レーザーダイオードチップ)が用いられたLD光源(レーザー光源)になっている。
そして、光源装置20は、ベース部11に設けられた左右1対の位置決めピン11Cを通す1対の位置決め孔24Aと、ベース部11に設けられたネジ螺合孔11Bに対応する位置に設けられた1対のネジ孔24Bと、を備えており、位置決めピン11Cで位置決めされた状態でネジNによってヒートシンク10に対して固定できるようになっている。
なお、光源装置20には、図示しないが、光源22と外部コネクタとの電気的な接続を行うためのコネクタ接続部材が接続され、電気配線(図示せず)の一端側が光源22に電気的に接続され、その電気配線(図示せず)の他端側がコネクタ接続部材内に導出され、外部コネクタとの電気的な接続が行われるようになっている。
(光学制御部材30)
光学制御部材30は、光源22からの光を前方側に照射する複合光学レンズ31と、複合光学レンズ31をヒートシンク10に対して固定するための固定部32と、を備えており、複合光学レンズ31と固定部32が、透明な樹脂(例えば、アクリル系樹脂やポリカーボネート系樹脂)で一体成形された部材である。なお、光学制御部材30は、ガラスにより形成されてもよい。
図3に示すように、本実施形態の複合光学レンズ31は、光源22からの光を入射させる入射面31Bと、入射面31Bから入射した光を前方側に照射する出射面31Aと、入射面31Bと出射面31Aの間に形成されたシェード部31Cと、が一体成形されたレンズになっている。
そして、シェード部31Cは、複合光学レンズ31の入射面31Bと出射面31Aの間の位置の鉛直方向下側から複合光学レンズ31の内側に略三角形状の窪みを形成するようにして形成されており、その三角形状の窪みの頂点となる位置がカットオフラインの形状に合わせた頂線31CAとなるようにされている。
また、複合光学レンズ31は、シェード部31Cの頂線31CAより入射面31B側の上側(鉛直方向上側)に形成され、入射面31Bから入射したロービーム配光パターンの第1配光パターンを形成する光L1を出射面31Aに向けて反射する自由曲面の半ドーム状の第1リフレクタ面31Dと、頂線31CAより入射面31B側の下側(鉛直方向下側)に形成され、入射面31Bから入射したロービーム配光パターンの集光配光パターンを形成する光L2を出射面31Aに向けて反射する自由曲面の半ドーム状の第2リフレクタ面31E(全反射面)と、を備えている。なお、本実施形態では、第1配光パターンは、ロービーム配光パターンの拡散配光パターンになっているため、以下では第1拡散配光パターンと記載する場合がある。
また、第1リフレクタ面31Dと第2リフレクタ面31Eの隣接する位置の車両幅方向の幅は、第1リフレクタ面31Dの方が大きいものとし、良好にロービーム配光パターンの第1拡散配光パターンを形成できるようにしている。
このように、本実施形態では、1つの複合光学レンズ31でロービーム配光パターンの第1拡散配光パターンと集光配光パターンが形成できるためロービーム配光パターンを形成するための灯具ユニット1を数多く設ける必要がなく、車両用灯具の小型化が行えるようになっている。
一方、本実施形態では、入射面31Bは、全体形状が複合光学レンズ31の内側に凹む凹面状であって、中央側にロービーム配光パターンの第2配光パターンを形成する光L3を入射させる複合光学レンズ31の外側に突出する凸面31BAを有している。
なお、本実施形態では、第2配光パターンは、ロービーム配光パターンの第1拡散配光パターンより小さいロービーム配光パターンの中拡散配光パターンになっている。
この凸面31BAは、外形が略矩形状(正方形状)で、図3に示すように、頂線31CA又は頂線31CAの近傍に前方側焦点が位置するように形成されている。
そして、凸面31BAの中心と光源22の発光中心が車両幅方向及び鉛直方向で見て略一致するように光源22が凸面31BAの後方側に位置するため、この凸面31BAから入射する光は大きな屈折を伴わず、緩やかに頂線31CAに向けて集光され、更に前方側焦点から緩やかに出射面31Aに向けて広がり良好な中拡散配光パターンを形成できるようになっている。
なお、より正確には、凸面31BAは、鉛直方向では、集光するようになっているが、水平方向では、光を広げるように拡散するようになっている。
固定部32は、左右の外側に延在する脚部32Aと、脚部32Aに繋がるように設けられた固定のための基部32Bと、を備えている。
そして、基部32Bは、取付部111に設けられた左右1対の位置決めピン11Aを通す1対の位置決め孔32BAと、ベース部11の外側に設けられた取付部111に対応する位置に設けられた左右1対のネジ孔32BBと、を備えており、位置決めピン11Aで位置決めされた状態で、締結部材BTによってヒートシンク10に対して固定される。
本実施形態では、複合光学レンズ31は、所望の配光が得られるように形成されるが、複合光学レンズ31の構成自体は任意である。なお、対で設けられる複合光学レンズ31は、左右の対称ではなく、全体として所望の配光が得られるように、互いに異なる構成であってもよい。
なお、光学制御部材30は、図示しないが、カバーを備えてよい。この場合、カバーは、複合光学レンズ31の光を出射する出射面31A(図3参照)及び光を入射させる入射面31B(図3参照)を塞がないように開口し、複合光学レンズ31の側面を覆うように構成されてよい。カバーは、光学制御部材30とは別体であってよく、光学制御部材30とともにヒートシンク10に締結部材BTにより締結されてもよい。
(ファン50)
ファン50は、送風機の一例であり、例えば電動式で動作する。ファン50は、ヒートシンク10の後方側に設けられる。ファン50は、ヒートシンク10の放熱フィン12に向けて前向きに空気の流れを生成する。ファン50は、主に、ヒートシンク10の放熱フィン12に風を当てることで放熱を促進させる機能とともに、光源22と光学制御部材30の間に、空気の流れを生成することで、光源22からの熱又はエネルギによる光学制御部材30への影響を低減する機能(以下、「レンズ熱保護機能」とも称する)を備える。以下では、特に言及しない限り、説明中の空気(風)の流れは、ファン50によって形成される流れである。
本実施形態では、一例として、ファン50は、羽52の回転軸が光源22の光軸方向に略一致する態様で設けられる。ただし、ファン50は、羽52の回転軸が光源22の光軸方向に対して、オフセットして設けられてもよい。また、ファン50は、羽52の回転軸が光源22の光軸方向にわずかに傾斜する態様で設けられてもよい。
ファン50は、灯具ユニット1の点灯状態において常時動作してもよいし、灯具ユニット1の点灯状態において、所定の動作条件が成立した場合に動作してもよい。
(作用・動作等)
次に、図5から図7を参照して、本実施形態によるファン50及び通風孔114の作用について説明する。図5は、本実施形態の灯具ユニット1の正面図である。図6は、図5のラインA−Aに沿った本実施形態の灯具ユニット1の縦断面図である。図7は、比較例による灯具ユニット1Aの縦断面図である。図5及び図6には、ファン50の作動に起因した空気の流れが点線の矢印R1、R2、R3で模式的に示されるともに、熱の流れが太い矢印R20、R21で模式的に示される。同様に、図7には、ファン50の作動に起因した空気の流れが点線の矢印R1で模式的に示されるともに、熱の流れが太い矢印R30で模式的に示される。
比較例による灯具ユニット1Aは、本実施形態による灯具ユニット1に対して、ヒートシンク10がヒートシンク10Aで置換された点が異なる。比較例による灯具ユニット1Aのヒートシンク10Aは、本実施形態による灯具ユニット1のヒートシンク10に対して、通風孔114を備えていない点が異なる。
比較例では、図7に示すように、ファン50が作動すると、矢印R1で示すように、放熱フィン12に向けて前方側へと空気が流れる。放熱フィン12に当たる空気は、放熱フィン12から熱を奪い、放熱フィン12の冷却を実現する。
この点は本実施形態の場合も同様であり、図6を参照するに、ファン50が作動すると、矢印R1で示すように、放熱フィン12に向けて前方側へと空気が流れる。放熱フィン12に当たる空気は、放熱フィン12から熱を奪い、放熱フィン12の冷却を実現する。すなわち、図5及び図6に矢印R20、R21で示すように、光源装置20からの熱は、熱伝達部材21を介してヒートシンク10に伝わり、ヒートシンク10と接触する空気を回して外部へと放出される。
しかしながら、比較例では、通風孔114を備えていないので、本実施形態で実現される通風機能が実現されない。すなわち、放熱フィン12に向かう風は、すべてヒートシンク10の後方側を流れるだけであり、ヒートシンク10の前方側へと流れることがない。
これに対して、本実施形態では、放熱フィン12に向かう風の一部は、矢印R2で示すように、ヒートシンク10の前方側へと流れる。このようにしてヒートシンク10の前方側へと導かれた空気は、光学制御部材30と光源22との間の空間90へと流入する(矢印R3参照)。なお、この際、光源22を含む光源装置20自体も直接的に空気(風)が当たることで冷却される。
矢印R3に示すように、光学制御部材30と光源22との間の空間90に空気が流れると、空間90に溜まりうる熱が、空気とともに空間90の外へと(空間90の上側へと)移動される。これにより、レンズ熱保護機能が実現される。
また、図6を参照するに、光学制御部材30と光源22との間の空間90に空気が流れると、取付部111まわりにも空気が流れる。これにより、取付部111を冷却できる。
ところで、灯具ユニット1の小型化を図るためには、光学系の小型化を図るべくLEDよりも面積の小さい蛍光体をもつLD光源(レーザー光源)とするとき、光源光束の損失を最小限に抑えるため、LD光源(レーザー光源)と光学部品の距離が、LEDのそれより近いレイアウトとなる。すなわち、本実施形態でいう光学制御部材30と光源22との間の距離Δ1(光軸方向での離間距離、図3参照)は、LD光源(レーザー光源)を用いるほうが、LEDを用いる場合よりも短くなる傾向となる。
光学制御部材30と光源22との間の距離Δ1が小さくなると、光源22による光学制御部材30への悪影響(例えば光学制御部材30の溶損)が生じやすくなる。具体的には、光源22の発する光エネルギと、光源22を熱源とする熱伝達による空間温度上昇(すなわち空間90における温度上昇)が顕著となる。この場合、空間90の温度が、光学制御部材30の入射面31Bが耐熱温度を越えると、光学制御部材30の溶損が生じるおそれがある。
この点、比較例では、上述したように通風孔114を備えていないので、光学制御部材30と光源22との間の空間90に空気の流れが生じ難く、光学制御部材30の溶損が生じるおそれがある。
これに対して、本実施形態によれば、上述のように、光学制御部材30と光源22との間の空間90に向けて、ファン50から通風孔114を介して空気が強制的に流されるので、空間90における温度上昇を低減できる。この結果、空間90の温度が、光学制御部材30の入射面31Bが耐熱温度を越える可能性を低減できる。よって、本実施形態によれば、光学制御部材30と光源22との間の距離Δ1が小さい場合でも、光学制御部材30の溶損が生じる可能性を低減できる。
ここで、光学制御部材30と光源22との間の距離Δ1が小さくなると、ヒートシンク10等のような、光学制御部材30と光源22の間に介する部品を伝う熱伝導に起因して、光学制御部材30の取り付け部である固定部32(すなわちネジ孔32BB付近)が材料の耐熱温度を超え、溶損するおそれがある。また、熱によって固定部32が変形すると、ヒートシンク10と光学制御部材30との間の位置関係が変化し、これに伴い、ヒートシンク10に取り付けられる光源22と光学制御部材30との間の位置関係が変化し、当該位置関係の変化が、灯具ユニット1の配光性能に影響を及ぼすおそれがある。特に、灯具ユニット1のように、LD光源を用いる場合、LEDを用いる場合に比べて、光源22と光学制御部材30と間に高い位置精度が要求される傾向にある。
この点、比較例では、上述したように通風孔114を備えていないので、光学制御部材30に前方側へとファン50の空気を導くことができず、ファン50からの空気を取付部111まわりに流すことができない。このため、光学制御部材30の固定部32が変形しやすく、また、溶損する可能性がある。
これに対して、本実施形態によれば、上述のように、ファン50から通風孔114を介して空気を取付部111まわりに流すことができる。従って、光学制御部材30の固定部32は、ファン50により流される空気により冷却できる。これにより、光学制御部材30の固定部32が変形したり溶損したりする可能性も低減できる。よって、本実施形態によれば、熱による固定部32の変形に起因して灯具ユニット1の配光性能が低下する可能性を、効果的に低減できる。
また、比較例では、ヒートシンク10Aは、上述したように通風孔114を備えていないので、図7で矢印R30にて示すように、光源22からの熱は、ヒートシンク10Aに伝わると取付部111へと伝わりやすい。
これに対して、本実施形態によれば、ヒートシンク10は、上述したように通風孔114を備えているので、光源22からの熱が取付部111へと伝わり難い。すなわち、比較例で問題となる熱伝達経路を遮断する態様で通風孔114が設けられるので、取付部111へ伝わる熱を低減できる。これにより、光学制御部材30の固定部32が変形したり溶損したりする可能性を更に低減できる。よって、本実施形態によれば、熱による固定部32の変形に起因して灯具ユニット1の配光性能が低下する可能性を、更に効果的に低減できる。
以上、各実施形態について詳述したが、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施形態の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施形態では、複合光学レンズ31は、一体に成形されているが、別体で構成されてもよい。
また、上述した実施形態では、灯具ユニット1は、1つの光源装置20(及び1つの光学制御部材30)を含むユニットとして実現されているが、2つ以上の光源装置20(及び1つの光学制御部材30)を含むユニットとして実現されてもよい。この場合、ヒートシンク10は、2つ以上の光源装置20(及び1つの光学制御部材30)に対して共通であってよいし、ファン50も、2つ以上の光源装置20(及び1つの光学制御部材30)に対して共通であってよい。
1 灯具ユニット
10 ヒートシンク
11 ベース部
11A 位置決めピン
11B ネジ螺合孔
11C 位置決めピン
12 放熱フィン
20 光源装置
21 熱伝達部材
22 光源
22A 基板
22B 発光領域
24A 位置決め孔
24B ネジ孔
30 光学制御部材
31 複合光学レンズ
31B 入射面
32 固定部
32A 脚部
32B 基部
32BA 位置決め孔
32BB ネジ孔
90 空間
N ネジ
Z レンズ光軸
BT 締結部材
101L、101R 車両用の前照灯
102 車両

Claims (5)

  1. レーザ光源を含む光源装置と、
    前記光源装置に対して前記レーザ光源の光軸方向で第1側に設けられ、前記レーザ光源からの光の入射面を有する光学部品と、
    前記光源装置に対して前記光軸方向で前記第1側とは逆の第2側に設けられ、前記光源装置に熱的に接続され、前記第2側にフィンを有し、前記第1側と前記第2側とを連通させる通風孔が形成される放熱部材と、
    前記放熱部材に対して前記第2側に設けられ、前記光軸方向で前記レーザ光源と前記光学部品との間の空間に、前記通風孔を介して連通する送風機とを備える、車両用灯具。
  2. 前記フィンは、前記光軸方向に交差する方向に並んで複数設けられ、
    前記通風孔は、前記光軸方向に交差する方向で、複数の前記フィンの間に位置する、請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記通風孔は、前記光軸方向に交差する方向に並んで複数設けられ、
    前記光源装置は、前記光軸方向に交差する方向で、複数の前記通風孔の間に位置する、請求項1又は2に記載の車両用灯具。
  4. 前記放熱部材は、前記光源装置が取り付けられる第1取付部と、前記光学部品が取り付けられる第2取付部とを有し、
    前記通風孔は、前記第1取付部と前記第2取付部との間に位置する、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の車両用灯具。
  5. 前記通風孔は、前記取付部に対して隣接する、請求項4に記載の車両用灯具。
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