JP2021002307A - 情報処理装置、画像形成システム、画像データ転送方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、画像形成システム、画像データ転送方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コストアップを抑えつつ、特色版の画像データ転送を行う。【解決手段】複数のプロセスカラー版と特色版の画像を形成する画像形成装置に接続可能なプリンターコントローラー(情報処理装置)は、印刷ジョブに対応する画像についてラスタライズ処理を行い、複数のプロセスカラー版と特色版からなる画像データを生成し、当該生成した各版の画像データを記憶部に記憶させる。プリンターコントローラーは、複数のプロセスカラー版のうち、特色版の画像データの転送に利用する少なくとも一つのプロセスカラー版を決定し、当該決定した少なくとも一つのプロセスカラー版に予め割り当てられている転送経路を用いて、少なくとも一つのプロセスカラー版と特色版の画像データを、インターフェース部を介して画像形成装置へ転送する。【選択図】図5

Description

本発明は、情報処理装置、画像形成システム、画像データ転送方法及びプログラムに関する。
シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)のプロセスカラーを用いる画像形成装置(プリントエンジン)は、プリンターコントローラーにおいてラスタライズされたCMYK版の画像データに基づいて、画像を形成する。プリンターコントローラーから画像形成装置へのデータ転送は、専用の通信線を用いて行われている。
従来のCMYKに加え、白や透明等の特色を用いる画像形成装置も利用されている。画像形成装置に新たに特色を追加する場合、プリンターコントローラーと画像形成装置との間の通信において、特色版のデータ転送のための回路やデバイス等のハードウェアを追加する必要があり、コストアップの要因となる。
そこで、プリンターコントローラーから画像形成装置にCMYK版以外の特色版の画像データを転送する際に、CMYK版の画像データの画素ごとに付随する属性フラグに、特色版の情報を付与する方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−55601号公報
しかしながら、上記従来技術のように、属性フラグを特色版の画像データ転送用に用いると、オブジェクト属性(テキスト・グラフィック・イメージ)の伝達等、属性フラグ本来の機能に制限がかかってしまうという問題があった。
また、一般的な画像形成システムでは、プリンターコントローラーから画像形成装置へのデータ転送に対し、1画素(ピクセル)あたり、CMYKの各版8ビット、合計32ビットの画像転送帯域を有している。
ところが、画像の構成によっては、32ビット全ての画像転送帯域を必要としない場合がある。極端な例を挙げると、単色ベタ(100%)のみで構成されるようなページであれば、画像転送帯域は4ビット(CMYK各版1ビットずつ)あれば十分であり、28ビット分の帯域は無駄になっている。さらに、画像の構成によっては、知覚が困難な特定の版(Y版等)において多少階調を削減しても、画像品質にほとんど影響しないため、実質的に画像転送帯域が無駄となっている場合もある。このように、無駄になっている画像転送帯域を特色版の画像データの転送に利用できると、効率の良いデータ転送が可能となる。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、コストアップを抑えつつ、特色版の画像データ転送を行うことを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数のプロセスカラー版と特色版の画像を形成する画像形成装置に接続可能な情報処理装置であって、記憶部と、前記画像形成装置にデータを送信するためのインターフェース部と、制御部と、を備え、前記制御部は、印刷ジョブに対応する画像についてラスタライズ処理を行い、前記複数のプロセスカラー版と前記特色版からなる画像データを生成し、当該生成した各版の画像データを前記記憶部に記憶させ、前記複数のプロセスカラー版のうち、前記特色版の画像データの転送に利用する少なくとも一つのプロセスカラー版を決定し、当該決定した前記少なくとも一つのプロセスカラー版に予め割り当てられている転送経路を用いて、前記少なくとも一つのプロセスカラー版と前記特色版の画像データを、前記インターフェース部を介して前記画像形成装置へ転送する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記印刷ジョブは複数ページで構成されるものであり、前記制御部は、前記複数ページのうち所定ページに対応する前記特色版の画像データを、前記所定ページ又は前記所定ページに先行するページに対応する前記複数のプロセスカラー版のいずれかに割り当てる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の情報処理装置において、前記印刷ジョブは3以上のページで構成されるものであり、前記制御部は、前記3以上のページのうち2以上のページに対応する前記特色版の画像データを、前記2以上のページに先行する、前記2以上のページよりも少ないページ数のページに対応する前記複数のプロセスカラー版のいずれかに割り当てる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記印刷ジョブは複数ページで構成されるものであり、前記制御部は、前記複数ページのそれぞれについて、前記特色版の画像データの転送に利用する前記少なくとも一つのプロセスカラー版を決定する。
請求項5に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記印刷ジョブは複数ページで構成されるものであり、前記制御部は、前記複数ページのそれぞれについて、前記複数のプロセスカラー版のいずれかを前記特色版の画像データの転送に利用可能か否かを判断し、前記複数ページのうち前記複数のプロセスカラー版のいずれかを前記特色版の画像データの転送に利用可能な一部のページに対し、前記少なくとも一つのプロセスカラー版を決定する。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記制御部は、前記印刷ジョブを構成するページのうち処理中のページ又は当該処理中のページに先行する全てのページで、前記複数のプロセスカラー版のそれぞれについて、当該プロセスカラー版に予め割り当てられている転送経路の全てが必要な場合に、所定の条件に基づいて、画像データの階調を削減するプロセスカラー版を決定する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の情報処理装置において、前記所定の条件は、前記複数のプロセスカラー版のそれぞれに対して予め定められている優先順位である。
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の情報処理装置において、前記制御部は、前記複数のプロセスカラー版のそれぞれの画像データからページ内の階調ヒストグラムを求め、当該階調ヒストグラムの分散が最も大きいプロセスカラー版を、画像データの階調を削減するプロセスカラー版に決定する。
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の情報処理装置において、前記制御部は、前記複数のプロセスカラー版のそれぞれの画像データからページ内の階調ヒストグラムを求め、当該階調ヒストグラムの有効ピクセル数が最も少ないプロセスカラー版を、画像データの階調を削減するプロセスカラー版に決定する。
請求項10に記載の発明は、請求項6から9のいずれか一項に記載の情報処理装置において、前記制御部は、前記印刷ジョブを構成する複数ページのうち、各ページのオブジェクト種類の構成に基づいて、前記複数のプロセスカラー版のいずれかの画像データの階調を削減するページを決定する。
請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置と、前記画像形成装置と、を備える画像形成システムである。
請求項12に記載の発明は、複数のプロセスカラー版と特色版の画像を形成する画像形成装置にデータを送信するためのインターフェース部を備える情報処理装置における画像データ転送方法であって、印刷ジョブに対応する画像についてラスタライズ処理を行い、前記複数のプロセスカラー版と前記特色版からなる画像データを生成し、当該生成した各版の画像データを記憶部に記憶させる工程と、前記複数のプロセスカラー版のうち、前記特色版の画像データの転送に利用する少なくとも一つのプロセスカラー版を決定する工程と、当該決定した前記少なくとも一つのプロセスカラー版に予め割り当てられている転送経路を用いて、前記少なくとも一つのプロセスカラー版と前記特色版の画像データを、前記インターフェース部を介して前記画像形成装置へ転送する工程と、を含む。
請求項13に記載の発明は、複数のプロセスカラー版と特色版の画像を形成する画像形成装置にデータを送信するためのインターフェース部を備える情報処理装置のコンピューターに、印刷ジョブに対応する画像についてラスタライズ処理を行い、前記複数のプロセスカラー版と前記特色版からなる画像データを生成し、当該生成した各版の画像データを記憶部に記憶させる工程、前記複数のプロセスカラー版のうち、前記特色版の画像データの転送に利用する少なくとも一つのプロセスカラー版を決定する工程、当該決定した前記少なくとも一つのプロセスカラー版に予め割り当てられている転送経路を用いて、前記少なくとも一つのプロセスカラー版と前記特色版の画像データを、前記インターフェース部を介して前記画像形成装置へ転送する工程、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、コストアップを抑えつつ、特色版の画像データ転送を行うことができる。
本発明の実施の形態における画像形成システムのシステム構成図である。 プリンターコントローラーの機能的構成を示すブロック図である。 CMYK各版に予め割り当てられている転送経路のイメージを示す図である。 画像転送スケジューリングテーブルのデータ構成例を示す図である。 プリンターコントローラーにおいて実行される特色版割り当て処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係る情報処理装置及び画像形成システムの実施の形態について説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
図1に、本実施の形態における画像形成システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、画像形成システム100は、操作端末10、情報処理装置としてのプリンターコントローラー20、画像形成装置30を備えて構成される。操作端末10とプリンターコントローラー20とは、通信ネットワーク40(図2参照)を介してデータ通信可能に接続されている。また、プリンターコントローラー20と画像形成装置30とは、専用の通信線50(図2、図3参照)を介してデータ通信可能に接続されている。
操作端末10は、ユーザーが操作するPC(Personal Computer)等の端末装置である。操作端末10は、ユーザーの操作に応じて、印刷ジョブとしてのPDL(Page Description Language)データをプリンターコントローラー20に送信する。
プリンターコントローラー20は、操作端末10からPDLデータを通信ネットワーク40経由で受信し、PDLデータに対してラスタライズ処理(RIP(Raster Image Processor)処理)を行い、ビットマップデータに展開する。この際、プリンターコントローラー20は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)のプロセスカラー版については、8ビットで画像データを生成し、特色版(ここでは、W版(白版)とする。)については、1ビットで画像データを生成する。プリンターコントローラー20は、ビットマップデータを通信線50経由で画像形成装置30に送信する。
画像形成装置30は、CMYKのプロセスカラーに加え、白(W)の色材を用いて、CMYKのプロセスカラー版と特色版の画像を形成するプリントエンジンである。画像形成装置30は、プリンターコントローラー20からビットマップデータを受信し、ビットマップデータにスクリーン処理(階調値を網点に変換する処理)を施す。画像形成装置30は、スクリーン処理後の画像データに基づいて、トナーやインク等の色材により用紙に画像を形成し、印刷物として出力する。なお、スクリーン処理は、プリンターコントローラー20において行われることとしてもよい。
本発明の特徴は、プリンターコントローラー20から画像形成装置30への画像データ転送方法にある。
プリンターコントローラー20から画像形成装置30にデータを転送するための画像転送バス(通信線50)は、1画素あたり32ビット(CMYK各8ビット)の画像転送帯域を有している。プリンターコントローラー20は、画像データの転送を行う前に、複数ページで構成されるPDLデータに対し、全てのページについてラスタライズ処理(RIP処理)を行う。プリンターコントローラー20は、ラスタライズ処理後の画像データに対して、階調変換を行うとともに、特色版の画像データの転送方法を記述した画像転送スケジューリングテーブルT1(図4参照)を作成する。プリンターコントローラー20は、画像転送スケジューリングテーブルT1を画像形成装置30に送信し、画像転送スケジューリングテーブルT1に従った画像データの転送を行う。
図2に、プリンターコントローラー20の機能的構成を示す。図2に示すように、プリンターコントローラー20は、制御部21、記憶部22、通信部23、インターフェース部24等を備える。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成され、プリンターコントローラー20内の各部を制御する。CPUは、記憶部22に記憶されている各種プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、各種処理を実行する。
記憶部22は、不揮発性の半導体メモリーやハードディスク等で構成された記憶装置であり、各種データを記憶する。例えば、記憶部22には、制御部21で実行される各種プログラムや、プログラムの実行に必要なデータが記憶されている。また、記憶部22には、画像転送スケジューリングテーブルT1、画像グラデ割合テーブルT2、空き情報リストL1が記憶される。
通信部23は、NIC(Network Interface Card)やモデム等で構成され、通信ネットワーク40を介して接続された操作端末10等の外部装置との間でデータの送受信を行う。
インターフェース部24は、通信線50を介して接続された画像形成装置30との間でデータの送受信を行う。
図3に、プリンターコントローラー20と画像形成装置30とを接続する通信線50において、CMYK各版に予め割り当てられている転送経路のイメージを示す。C版に8ビット(C0〜C7)、M版に8ビット(M0〜M7)、Y版に8ビット(Y0〜Y7)、K版に8ビット(K0〜K7)、合計32ビットの転送経路(画像転送帯域)が用意されている。
図4に、画像転送スケジューリングテーブルT1のデータ構成例を示す。
画像転送スケジューリングテーブルT1は、印刷ジョブごとに生成される。画像転送スケジューリングテーブルT1には、印刷ジョブを構成するページごとに、「ページ番号」、「C版の階調」、「M版の階調」、「Y版の階調」、「K版の階調」、「W版のページ番号」、「W版の階調」、「W版の置き換え先の版とビット」が含まれる。なお、「W版のページ番号」、「W版の階調」、「W版の置き換え先の版とビット」については、「ページ番号」で特定されるページに割り当てられたW版のページの数だけ、情報が格納される。
「ページ番号」は、該当するページのページ番号である。
「C版の階調」は、該当するページのC版の画像データの階調である。元々、C版の画像データの階調は8ビットで表されているが、この階調を表すのに8ビットも必要ない場合がある。例えば、ページ内のC版の画像データの各画素における階調値(0〜255)として奇数のみしか使われていない場合は、階調を7ビットで表現できる。この場合、C版の画像データの階調を7ビットで表すよう変換し、画像転送スケジューリングテーブルT1内の該当ページの「C版の階調」を7ビットに書き換える。
「M版の階調」、「Y版の階調」、「K版の階調」については、版の色が異なるだけで、「C版の階調」と同様である。
「W版のページ番号」は、該当するページ(「ページ番号」で特定されるページ)に割り当てられたW版のページ番号である。
「W版の階調」は、「W版のページ番号」で特定されるページのW版の画像データの階調である。W版の画像データは1ビットで生成されるため、「W版の階調」は1ビットである。
「W版の置き換え先の版とビット」は、該当するページのCMYK版のどの版のどのビットを、「W版のページ番号」で特定されるページのW版の画像データで置き換えるかを示す情報である。
図4に示す画像転送スケジューリングテーブルT1内の「W版のページ番号」、「W版の階調」、「W版の置き換え先の版とビット」において、括弧内の数字は、該当するページに割り当てられたW版の画像データに対して、割り当てられた順に付与される番号である。
画像グラデ割合テーブルT2は、印刷ジョブごとに生成される。画像グラデ割合テーブルT2には、ページ番号と、画像グラデ割合とが対応付けられて格納されていく。画像グラデ割合とは、各ページの画像全体に対して、自然画像オブジェクトとグラデーションオブジェクトの面積の合計が何%を占めているかを示すものである。
空き情報リストL1は、印刷ジョブごとに生成される。空き情報リストL1は、各ページでCMYK各版の階調に空きがある場合に、当該空きのうち、特色版の画像データの転送に割り当てられていない空き領域を記録しておくリストである。空き情報リストL1には、ページ番号と、階調に空きがあると判断され階調変換された版(CMYK版)と、空きビットとが対応付けられて格納される。
制御部21は、印刷ジョブに対応する画像についてラスタライズ処理を行い、複数のプロセスカラー版と特色版からなる画像データを生成し、当該生成した各版の画像データを記憶部22に記憶させる。
制御部21は、複数のプロセスカラー版のうち、特色版の画像データの転送に利用する少なくとも一つのプロセスカラー版を決定する。
制御部21は、決定した少なくとも一つのプロセスカラー版に予め割り当てられている転送経路を用いて、少なくとも一つのプロセスカラー版と特色版の画像データを、インターフェース部24を介して画像形成装置30へ転送する。
制御部21は、印刷ジョブを構成する複数ページのうち所定ページに対応する特色版の画像データを、所定ページ又は所定ページに先行するページに対応する複数のプロセスカラー版のいずれかに割り当てる。
制御部21は、印刷ジョブを構成する3以上のページのうち2以上のページに対応する特色版の画像データを、2以上のページに先行する、2以上のページよりも少ないページ数のページに対応する複数のプロセスカラー版のいずれかに割り当てる。
制御部21は、印刷ジョブを構成する複数ページのそれぞれについて、特色版の画像データの転送に利用する少なくとも一つのプロセスカラー版を決定する。
制御部21は、印刷ジョブを構成する複数ページのそれぞれについて、複数のプロセスカラー版のいずれかを特色版の画像データの転送に利用可能か否かを判断し、複数ページのうち複数のプロセスカラー版のいずれかを特色版の画像データの転送に利用可能な一部のページに対し、少なくとも一つのプロセスカラー版を決定する。
制御部21は、印刷ジョブを構成するページのうち処理中のページ又は当該処理中のページに先行する全てのページで、複数のプロセスカラー版のそれぞれについて、当該プロセスカラー版に予め割り当てられている転送経路の全てが必要な場合に、所定の条件に基づいて、画像データの階調を削減するプロセスカラー版を決定する。
所定の条件として、例えば、複数のプロセスカラー版のそれぞれに対して予め定められている優先順位を用いる。
階調を削減するプロセスカラー版を決定する際の優先順位は、人間の色知覚性能によって予め定めておくことができる。具体的には、Y版等の知覚が困難な版の優先順位が高くなるように設定しておく。
また、印刷用紙の紙色と、CMYK版のうち、対応する色材との色差が最も小さい版の優先順位が高くなるように設定しておくこととしてもよい。
また、制御部21は、複数のプロセスカラー版のそれぞれの画像データからページ内の階調ヒストグラムを求め、階調ヒストグラムの分散が最も大きいプロセスカラー版を、画像データの階調を削減するプロセスカラー版に決定することとしてもよい。階調ヒストグラムは、横軸に階調値、縦軸にその頻度をとったものである。階調ヒストグラムにおいて、分散が大きい(階調値の分布がなだらかに広がっている)方が、階調差を示す刻みを大きくしても、画像データの劣化が少ない。
また、制御部21は、複数のプロセスカラー版のそれぞれの画像データからページ内の階調ヒストグラムを求め、階調ヒストグラムの有効ピクセル数が最も少ないプロセスカラー版を、画像データの階調を削減するプロセスカラー版に決定することとしてもよい。ここで、有効ピクセルとは、各プロセスカラー版に対応する色材で書き込む画像がある画素のことである。画像形成した際に用紙の色そのものとなる領域(紙白)は、有効ピクセルではない。
制御部21は、印刷ジョブを構成する複数ページのうち、各ページのオブジェクト種類の構成に基づいて、複数のプロセスカラー版のいずれかの画像データの階調を削減するページを決定する。制御部21は、印刷ジョブにおいて指定されている属性情報からオブジェクト種類を判断してもよいし、画像解析によってオブジェクト種類を判断してもよい。
次に、プリンターコントローラー20における動作について説明する。
図5は、プリンターコントローラー20において実行される特色版割り当て処理を示すフローチャートである。この処理は、ユーザーが操作端末10から印刷ジョブをプリンターコントローラー20に送信した際に行われる処理であり、制御部21のCPUと記憶部22に記憶されているプログラムとの協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、制御部21は、操作端末10から受信した印刷ジョブに対応する画像について、1ページ目から順に処理対象ページのラスタライズ処理(RIP処理・ビットマップ化)を行う(ステップS1)。具体的には、制御部21は、CMYK各版については8ビットの画像データ、特色版(W版)については1ビットの画像データを生成する。制御部21は、処理対象ページの各版の画像データを記憶部22に記憶させる。
次に、制御部21は、処理対象ページのCMYK各版の画像データの階調に空きがあるか否かを判断する(ステップS2)。具体的には、制御部21は、CMYK各版のそれぞれに対し、画像データの階調を表すのに8ビットが必要か否かを判断する。例えば、制御部21は、CMYK各版の画像データを解析し、各画素における階調値(0〜255)として奇数のみしか使われていない場合は、階調を7ビットで表現できるため、1ビット分の空きがあると判断する。また、制御部21は、CMYK各版の画像データを解析し、各画素における階調値(0〜255)として0と255しか使われていない場合は、階調を1ビットで表現できるため、7ビット分の空きがあると判断する。
処理対象ページのCMYK各版の画像データの階調に空きがある場合には(ステップS2;YES)、制御部21は、階調に空きがある版の画像データを、より少ないビット数で階調を表すよう変換する(ステップS3)。この変換は、可逆圧縮に相当する。制御部21は、記憶部22に記憶されている階調に空きがある版の画像データを、階調変換後のビット数の画像データに書き換える。階調表現に用いるビット数が減った場合に、CMYK各版に対して割り当てられているどのビットを使用するかは、予め定められている。制御部21は、階調変換によりビット数が減った版を、特色版の画像データの転送に利用する版(以下、利用版ともいう。)として決定する。ここで、階調変換によりビット数が減った版が複数存在する場合には、予め定められた優先順位に基づいて、あるいは、ランダムに、CMYKいずれかの版を利用版に決定する。
次に、制御部21は、処理対象ページの特色版の画像データを、処理対象ページの階調に空きがある版に割り当てられた空き領域にマッピングする(ステップS4)。制御部21は、記憶部22に記憶されている処理対象ページの利用版として決定した版の空きビットに、特色版の画像データを割り当てる(埋め込む)。
次に、制御部21は、記憶部22の空き情報リストL1に対し、処理対象ページのページ番号と、階調に空きがあると判断され、より少ないビット数に階調変換された版と、空きビットとを対応付けて格納し、空き情報リストL1を更新する(ステップS5)。なお、ステップS4で、特色版の画像データがマッピングされた領域は、空き情報リストL1から除かれる。
次に、制御部21は、処理対象ページのオブジェクト種類の構成に基づいて、自然画像オブジェクトとグラデーションオブジェクトの面積が画像全体に対して占める割合を算出し、処理対象ページと、算出した割合とを対応付けて、記憶部22の画像グラデ割合テーブルT2に格納し、画像グラデ割合テーブルT2を更新する(ステップS6)。
ステップS2において、処理対象ページのCMYK各版の画像データの階調に空きがない場合(ステップS2;NO)、すなわち、処理対象ページのCMYK各版の画像データにおいて、階調をフルに使用している場合には、制御部21は、記憶部22の空き情報リストL1に利用可能なページがあるか否かを判断する(ステップS7)。
空き情報リストL1に利用可能なページがある場合には(ステップS7;YES)、制御部21は、空き情報リストL1において、利用可能なページの「ページ番号」に対応付けられている「版」を利用版として決定する。ここで、利用可能なページが複数存在する場合には、例えば、「ページ番号」が小さい方から利用するページを決定する。また、利用可能なページの「ページ番号」に対応付けられている「版」が複数存在する場合には、予め定められた優先順位に基づいて、あるいは、ランダムに、CMYKいずれかの版を利用版に決定する。
次に、制御部21は、処理対象ページの特色版の画像データを、空き情報リストL1に含まれている利用可能ページの階調に空きがある版に割り当てられた空き領域にマッピングする(ステップS4)。制御部21は、記憶部22に記憶されている利用可能ページの利用版として決定した版の空きビットに、処理対象ページの特色版の画像データを割り当てる(埋め込む)。
次に、制御部21は、特色版の画像データがマッピングされた領域(ページ番号、版、空きビット)を空き情報リストL1から除き、空き情報リストL1を更新する(ステップS5)。
次のステップS6の処理は、特色版の画像データを同一ページのCMYKいずれかの版の空き領域にマッピングした場合と同様である。
ステップS7において、空き情報リストL1に利用可能なページがない場合(ステップS7;NO)、すなわち、処理対象ページ及び処理対象ページに先行するページの全てのページで、CMYK各版のそれぞれについて、予め割り当てられている転送経路の全てが必要な場合(階調をフルに使用しているか、特色版の画像データが既に割り当てられている場合)には、制御部21は、処理対象ページのオブジェクト種類の構成に基づいて、自然画像オブジェクトとグラデーションオブジェクトの面積が画像全体に対して占める割合を算出し、処理対象ページと、算出した割合とを対応付けて、記憶部22の画像グラデ割合テーブルT2に格納し、画像グラデ割合テーブルT2を更新する(ステップS8)。
次に、制御部21は、画像データの階調を削減するページ(以下、削減対象ページともいう。)を決定する(ステップS9)。制御部21は、以下の条件1〜3の全てを満たすページを削減対象ページとして決定する。
<削減対象ページ決定条件>
1.処理対象ページ、又は、処理対象ページに先行するページであること。
2.CMYK版における階調の削減が未実施であること。
3.画像グラデ割合テーブルT2の中で、自然画像オブジェクトとグラデーションオブジェクトの面積が画像全体に対して占める割合が最も小さいページであること。
次に、制御部21は、決定された削減対象ページに対し、CMYK各版のうち、画像データの階調を削減するいずれかの版(以下、削減版ともいう。)を決定する(ステップS10)。制御部21は、予め設定されている方法に従って、削減版を決定する。画像データの階調を無劣化のまま削減することが困難な場合における削減版の決定方法として、以下の方法1〜4のいずれかがユーザーにより選択され、設定されている。
<削減版決定方法>
1.ユーザーが最も知覚しにくい版を事前に登録しておき、その版を削減版とする。初期設定では、Y版が登録されている。
2.使用する用紙の紙色を事前に測色し、紙色の測色結果(L値)を保存しておく。また、CMYK各色の色材(トナー、インク等)を測色し、紙色と色材の色差が最も小さい版を削減版とする。この方法は、色紙を使った印刷の場合に適用することが望ましい。
3.ページ内におけるCMYK各版の画像データの階調ヒストグラムを求め、階調ヒストグラムの分散が最も大きい版を削減版とする。
4.ページ内におけるCMYK各版の画像データの階調ヒストグラムを求め、階調ヒストグラムの有効ピクセル数が最も少ない版を削減版とする。
次に、制御部21は、ステップS9で決定された削減対象ページの、ステップS10で決定された削減版の画像データの階調を削減する(ステップS11)。階調を削減する程度は、画像データの解析から決定してもよいし、予め固定されていてもよい。ステップS11における画像データの階調の削減は、非可逆圧縮に相当する。制御部21は、記憶部22に記憶されている削減対象ページの削減版の画像データを、階調削減後のビット数の画像データに書き換える。制御部21は、階調が削減された版を利用版として決定する。
次に、制御部21は、処理対象ページの特色版の画像データを、削減対象ページの削減版に割り当てられた空き領域にマッピングする(ステップS12)。制御部21は、記憶部22に記憶されている削減対象ページの削減版の空きビットに、処理対象ページの特色版の画像データを割り当てる(埋め込む)。
ここで、階調削減により生じた空きビットが残っている場合には、削減対象ページのページ番号、削減版、空きビットを空き情報リストL1に追加することとしてもよい。
ステップS6又はステップS12の後、制御部21は、画像転送スケジューリングテーブルT1を更新する(ステップS13)。
具体的には、制御部21は、実行対象の印刷ジョブに対応する画像転送スケジューリングテーブルT1に対し、処理対象ページのページ番号、CMYK各版の階調を追加する。ここで、ステップS3で、処理対象ページのCMYK各版について、より少ないビット数に階調変換されている場合には、制御部21は、CMYK各版の階調として、変換後のビット数を格納する。
また、ステップS11で、削減対象ページの削減版について、階調が削減されている場合には、制御部21は、画像転送スケジューリングテーブルT1に対し、削減対象ページの削減版の階調を、削減後のビット数に変更する。
また、ステップS4で、処理対象ページの特色版の画像データを、処理対象ページの階調に空きがある版に割り当てられた空き領域にマッピングした場合には、制御部21は、画像転送スケジューリングテーブルT1に対し、処理対象ページの「W版のページ番号(1)」に処理対象ページを格納し、処理対象ページの「W版の階調(1)」に「1」を格納し、処理対象ページの「W版の置き換え先の版とビット(1)」に、処理対象ページの特色版の画像データに置き換えられた版(CMYK版のいずれか)とビット(何ビット目)を格納する。
また、ステップS4で、処理対象ページの特色版の画像データを、利用可能ページの階調に空きがある版に割り当てられた空き領域にマッピングした場合には、制御部21は、画像転送スケジューリングテーブルT1に対し、処理対象ページの特色版の画像データに置き換えられた置き換え先のページの「W版のページ番号(*)」に処理対象ページを格納し、置き換え先のページの「W版の階調(*)」に「1」を格納し、置き換え先のページの「W版の置き換え先の版とビット(*)」に、置き換え先の版(CMYK版のいずれか)とビット(何ビット目)を格納する。ここで、括弧内の「*」は、置き換え先のページに対し、W版の画像データが割り当てられた順番を示す数字である。
また、ステップS12で、処理対象ページの特色版の画像データを、削減対象ページの削減版に割り当てられた空き領域にマッピングした場合には、制御部21は、画像転送スケジューリングテーブルT1に対し、削減対象ページの「W版のページ番号(1)」に処理対象ページを格納し、削減対象ページの「W版の階調(1)」に「1」を格納し、削減対象ページの「W版の置き換え先の版とビット(1)」に、処理対象ページの特色版の画像データに置き換えられた版(CMYK版のいずれか)とビット(何ビット目)を格納する。
次に、制御部21は、実行対象の印刷ジョブにおいて、最終ページの処理が完了したか否かを判断する(ステップS14)。つまり、制御部21は、複数ページで構成される一つの印刷ジョブの全てのページに対して、処理を行ったか否かを判断する。
最終ページの処理が完了していない場合には(ステップS14;NO)、制御部21は、ページをインクリメントした後(ステップS15)、ステップS1に戻り、次のページを処理対象ページとして、処理を繰り返す。
ステップS14において、最終ページの処理が完了した場合には(ステップS14;YES)、制御部21は、画像転送スケジューリングテーブルT1を、通信線50を介して画像形成装置30に送信する(ステップS16)。
次に、制御部21は、全ページ分の画像データを、通信線50を介して画像形成装置30に転送する(ステップS17)。画像データ転送には、32ビットの画像転送帯域が使用されている。以上の処理において、CMYK各版に、特色版の画像データが埋め込まれているので、CMYK各版に割り当てられた転送経路を用いて、CMYK各版の画像データと特色版の画像データが転送されることになる。
以上で、特色版割り当て処理が終了する。
画像形成装置30は、プリンターコントローラー20から画像転送スケジューリングテーブルT1、及び、特色版の画像データが埋め込まれた状態のCMYK各版の画像データを受信する。画像形成装置30は、画像転送スケジューリングテーブルT1を参照して、ページごとに、CMYK各版の画像データ(8ビット)と特色版(W版)の画像データ(1ビット)を生成し直す。
具体的には、画像形成装置30は、ページごとに、画像転送スケジューリングテーブルT1の「ページ番号」に対応する「C版の階調」、「M版の階調」、「Y版の階調」、「K版の階調」を取得し、各版の階調が示すビット数に基づいて、プリンターコントローラー20から受信した画像データ(32ビットデータ)の該当ページの該当版の該当ビットから、CMYK各版の画像データを生成する。
また、画像形成装置30は、画像転送スケジューリングテーブルT1の「W版のページ番号」ごとに、当該「W版のページ番号」に対応する「W版の置き換え先の版とビット」と「ページ番号」を取得し、プリンターコントローラー20から受信した画像データ(32ビットデータ)の「ページ番号」が示すページの「W版の置き換え先の版とビット」が示す版とビットから、「W版のページ番号」が示すページのW版の画像データを生成する。
画像形成装置30は、各版の画像データに対してスクリーン処理を施し、スクリーン処理後の画像データに基づいて、CMYKのプロセスカラー版と特色版の画像を形成する。
以上説明したように、本実施の形態によれば、特色版の画像データの転送を、プロセスカラー版に予め割り当てられている転送経路を用いて行うので、特色版の画像データの転送のためだけに用いる回路やデバイス等のハードウェアを追加する必要がない。したがって、コストアップを抑えつつ、特色版の画像データ転送を行うことができる。
また、所定ページに対応する特色版の画像データを、所定ページ又は所定ページに先行するページに対応する複数のプロセスカラー版のいずれかに割り当てるので、画像形成装置30において、各ページのプロセスカラー版の画像データを取得する時には、同じページの特色版の画像データを既に取得していることとなる。したがって、画像形成を遅滞なく行うことができる。
また、2以上のページに対応する特色版の画像データを、当該2以上のページに先行する、2以上のページよりも少ないページ数のページに対応する複数のプロセスカラー版に割り当てられている転送経路を用いて、画像形成装置30へ転送することができる。
また、印刷ジョブを構成する複数ページのそれぞれについて、特色版の画像データの転送に利用する少なくとも一つのプロセスカラー版を決定することができる。
また、印刷ジョブを構成する複数ページのうち一部のページのプロセスカラー版に、特色版の画像データを割り当てることができる。
また、印刷ジョブを構成するページのうち処理中のページ又は当該処理中のページに先行する全てのページで、複数のプロセスカラー版のそれぞれに割り当てられている転送経路に空き領域がない場合に、所定の条件に基づいて、画像データの階調を削減するプロセスカラー版を決定することができる。
また、印刷ジョブを構成する複数ページのうち、各ページのオブジェクト種類の構成に基づいて、複数のプロセスカラー版のいずれかの画像データの階調を削減するページを決定するので、階調を多少削減しても画像の劣化が少ないページを対象として、階調を削減することができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る情報処理装置及び画像形成システムの例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、プリンターコントローラー20から画像形成装置30へのデータ転送において、CMYK各版にそれぞれ割り当てられている転送経路としては、CMYK各版に割り当てられたビットごとに接続ケーブルの線が分かれている物理的なインターフェースに限定されず、CMYK各版のビットごとに通信プロトコル上の割り当て領域が用意された論理的なインターフェースであってもよい。
また、プリンターコントローラー20の機能が画像形成装置30に含まれていてもよい。この場合、CMYK各版にそれぞれ割り当てられている転送経路として、全体で32ビット分のデータ格納領域が用意され、CMYK各版に割り当てられたデータ格納領域の空き領域に特色版の画像データを格納し、画像形成時に、画像転送スケジューリングテーブルT1を参照して、各データ格納領域からデータを読み出し、CMYK各版及び特色版の画像データを生成すればよい。
また、上記実施の形態では、特色の例として白色について説明したが、これに限定されない。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピューター読み取り可能な媒体として不揮発性の半導体メモリーやハードディスクを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 操作端末
20 プリンターコントローラー
21 制御部
22 記憶部
23 通信部
24 インターフェース部
30 画像形成装置
40 通信ネットワーク
50 通信線
100 画像形成システム
T1 画像転送スケジューリングテーブル
T2 画像グラデ割合テーブル
L1 空き情報リスト

Claims (13)

  1. 複数のプロセスカラー版と特色版の画像を形成する画像形成装置に接続可能な情報処理装置であって、
    記憶部と、
    前記画像形成装置にデータを送信するためのインターフェース部と、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    印刷ジョブに対応する画像についてラスタライズ処理を行い、前記複数のプロセスカラー版と前記特色版からなる画像データを生成し、当該生成した各版の画像データを前記記憶部に記憶させ、
    前記複数のプロセスカラー版のうち、前記特色版の画像データの転送に利用する少なくとも一つのプロセスカラー版を決定し、
    当該決定した前記少なくとも一つのプロセスカラー版に予め割り当てられている転送経路を用いて、前記少なくとも一つのプロセスカラー版と前記特色版の画像データを、前記インターフェース部を介して前記画像形成装置へ転送する情報処理装置。
  2. 前記印刷ジョブは複数ページで構成されるものであり、
    前記制御部は、前記複数ページのうち所定ページに対応する前記特色版の画像データを、前記所定ページ又は前記所定ページに先行するページに対応する前記複数のプロセスカラー版のいずれかに割り当てる請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記印刷ジョブは3以上のページで構成されるものであり、
    前記制御部は、前記3以上のページのうち2以上のページに対応する前記特色版の画像データを、前記2以上のページに先行する、前記2以上のページよりも少ないページ数のページに対応する前記複数のプロセスカラー版のいずれかに割り当てる請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記印刷ジョブは複数ページで構成されるものであり、
    前記制御部は、前記複数ページのそれぞれについて、前記特色版の画像データの転送に利用する前記少なくとも一つのプロセスカラー版を決定する請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記印刷ジョブは複数ページで構成されるものであり、
    前記制御部は、前記複数ページのそれぞれについて、前記複数のプロセスカラー版のいずれかを前記特色版の画像データの転送に利用可能か否かを判断し、前記複数ページのうち前記複数のプロセスカラー版のいずれかを前記特色版の画像データの転送に利用可能な一部のページに対し、前記少なくとも一つのプロセスカラー版を決定する請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、前記印刷ジョブを構成するページのうち処理中のページ又は当該処理中のページに先行する全てのページで、前記複数のプロセスカラー版のそれぞれについて、当該プロセスカラー版に予め割り当てられている転送経路の全てが必要な場合に、所定の条件に基づいて、画像データの階調を削減するプロセスカラー版を決定する請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記所定の条件は、前記複数のプロセスカラー版のそれぞれに対して予め定められている優先順位である請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記複数のプロセスカラー版のそれぞれの画像データからページ内の階調ヒストグラムを求め、当該階調ヒストグラムの分散が最も大きいプロセスカラー版を、画像データの階調を削減するプロセスカラー版に決定する請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、前記複数のプロセスカラー版のそれぞれの画像データからページ内の階調ヒストグラムを求め、当該階調ヒストグラムの有効ピクセル数が最も少ないプロセスカラー版を、画像データの階調を削減するプロセスカラー版に決定する請求項6に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、前記印刷ジョブを構成する複数ページのうち、各ページのオブジェクト種類の構成に基づいて、前記複数のプロセスカラー版のいずれかの画像データの階調を削減するページを決定する請求項6から9のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
    前記画像形成装置と、
    を備える画像形成システム。
  12. 複数のプロセスカラー版と特色版の画像を形成する画像形成装置にデータを送信するためのインターフェース部を備える情報処理装置における画像データ転送方法であって、
    印刷ジョブに対応する画像についてラスタライズ処理を行い、前記複数のプロセスカラー版と前記特色版からなる画像データを生成し、当該生成した各版の画像データを記憶部に記憶させる工程と、
    前記複数のプロセスカラー版のうち、前記特色版の画像データの転送に利用する少なくとも一つのプロセスカラー版を決定する工程と、
    当該決定した前記少なくとも一つのプロセスカラー版に予め割り当てられている転送経路を用いて、前記少なくとも一つのプロセスカラー版と前記特色版の画像データを、前記インターフェース部を介して前記画像形成装置へ転送する工程と、
    を含む画像データ転送方法。
  13. 複数のプロセスカラー版と特色版の画像を形成する画像形成装置にデータを送信するためのインターフェース部を備える情報処理装置のコンピューターに、
    印刷ジョブに対応する画像についてラスタライズ処理を行い、前記複数のプロセスカラー版と前記特色版からなる画像データを生成し、当該生成した各版の画像データを記憶部に記憶させる工程、
    前記複数のプロセスカラー版のうち、前記特色版の画像データの転送に利用する少なくとも一つのプロセスカラー版を決定する工程、
    当該決定した前記少なくとも一つのプロセスカラー版に予め割り当てられている転送経路を用いて、前記少なくとも一つのプロセスカラー版と前記特色版の画像データを、前記インターフェース部を介して前記画像形成装置へ転送する工程、
    を実行させるためのプログラム。
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