JP2021000450A - まつ毛のカール方法及び当該方法に用いるまつ毛用カーラー - Google Patents

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Abstract

【課題】 下瞼側から行う画期的な方法により、接着剤を使用することなくカール状態を形成することができ、まつ毛の長さや生え位置に起因するカール状態のバラツキを有効に解消することができると共に、カール対象のまつ毛を根元から確実にカールさせることができるカール方法の提供。【解決手段】 本発明に係るまつ毛のカール方法は、被施術者の下瞼13に固定する基部2と、該基部2に立設され上瞼11側へ回動可能な壁体部3とを備え、該壁体部3の回動方向前方の面を施術面4とするまつ毛用カーラー1を用い、上記壁体部3を上瞼11の上位まで回動させ上記施術面4を上瞼11に対向させて、カール対象のまつ毛10のカール状態を形成することを特徴とする。【選択図】 図9

Description

本発明は、上瞼に生えているまつ毛にパーマネント・ウェーブ(permanent wave:以下、略して「パーマ」という。)を施す際に、まつ毛をカールさせる方法及び当該カール方法に用いるまつ毛用カーラーに関するものである。
従来、ミュラー・リヤー錯視等の錯視を利用して目を大きく見せることを目的とし、まつ毛の先端をできるだけ目から離した位置に保持するために、特に上瞼のまつ毛をカールさせることが一般的に行われている。そして、まつ毛のカール状態をできるだけ長持ちさせるために、頭髪と同様にまつ毛にパーマを施すことも一般的に行われている。
まつ毛にパーマを施すにあたり、下記特許文献1に開示されているように、まつ毛をパーマロッドと称される、被施術者の上瞼に固定して使用する器具を利用してカールさせる方法が既知である。
特許第3612322号公報
上記特許文献1のカール方法のように、断面円形の棒状のパーマロッド(特許文献1:図4A)でまつ毛をカールさせるには、所望のカールの曲率とまつ毛の長さの関係から、接着剤を介してパーマロッドの周面(施術面)にまつ毛を巻き付けつつ接着し固定する必要がある(特許文献1:段落〔0039〕、図8・図9等)。
しかしながら、まつ毛への接着剤の付着は、パーマ用薬剤のまつ毛内への浸透にムラを生じさせ、カール状態の保持にバラツキを生じさせる原因となる。加えて、接着剤が被施術者の目の中に入ってしまう恐れがあると共に、パーマロッドへ接着したまつ毛を丁寧に剥がす作業が必須となり施術時間が徒に長くなってしまう。
また、上瞼上において、まつ毛は目頭側から目尻側へ一列に生えているわけではなく、上下に多少ばらついて生えているため、上記特許文献1のカール方法にあっては、図17(A)に示すように、まつ毛10(10a・10b・10c)の生えている位置によってパーマロッドPの施術面との距離が異なることとなり、それに伴い、まつ毛の根元からパーマロッドの施術面への固定部分までの長さ、つまりまつ毛の根元からカール箇所までの長さL1・L2・L3や、パーマロッドの施術面へ対するまつ毛の固定角度が不均一となってしまう。よって、図17(B)に示す如く、特にまつ毛10cのように根元からカール箇所までの長さL3が長い場合には当該まつ毛10cの先端を目から離した位置に持ってくることができず、したがって適切な仕上がりを期待できない恐れがある。
本発明は、従来のカール方法のように接着剤を使用することがないと共に、まつ毛の生え位置にかかわらず所望のカール状態を形成することができる画期的なカール方法を提供する。また、当該画期的なカール方法に最適なまつ毛用カーラーを提供する。
要述すると、本発明に係るまつ毛のカール方法は、被施術者の下瞼に固定する基部と、該基部に立設され上瞼側へ回動可能な壁体部とを備え、該壁体部の回動方向前方の面を施術面とするまつ毛用カーラーを用い、上記壁体部を上瞼の上位まで回動させ上記施術面を上瞼に対向させて、カール対象のまつ毛のカール状態を形成することにより、接着剤レスで、各まつ毛に均一なカール状態を付与することができる。
さらに被施術者の上瞼にパーマロッドを固定し、該パーマロッドでカール対象のまつ毛を下支えしつつ、上記まつ毛用カーラーでカール状態を形成することにより、カール対象のまつ毛が不用意に動いたり変形したりするのを適切に防止しつつカール状態を付与することができる。
また、本発明に係るまつ毛用カーラーは、被施術者の下瞼に固定する基部と、該基部に立設された壁体部を備え、該壁体部はカール対象のまつ毛が生えている上瞼側へ回動可能であり、該壁体部の回動方向前方の面をまつ毛をカールさせる施術面とする構成により、上記壁体部を回動して施術面を上瞼に対向させれば、容易且つ適切にまつ毛をカールさせることができると共に、各まつ毛の生え位置に起因するカール状態のバラツキを解消することができる。
好ましくは、上記壁体部の施術面に上記カール対象のまつ毛を受け入れる溝を刻設することにより、各まつ毛に指向性を付与すると共に、各まつ毛を有効にカールさせることができる。
また、上記壁体部が湾曲変形可能であることにより、上記施術面を凹曲面にする等の変形が可能となり、上記施術面を凹曲面とすることにより、自然なカール状態を形成することができると共に、適切に上瞼に対向させることができる。
好ましくは、上記壁体部の回動位置を固定する固定手段を設けることにより、効果的に施術面の位置を保持することができる。
本発明に係るまつ毛のカール方法によれば、下瞼側から行う画期的な方法により、接着剤を使用することなくカール状態を形成することができ、まつ毛の長さや生え位置に起因するカール状態のバラツキを有効に解消することができると共に、カール対象のまつ毛を根元部から確実にカールさせることができる。
また、本発明に係るまつ毛用カーラーによれば、上述した本発明に係るカール方法を容易且つ適切に実施することができる。
実施例1に係るまつ毛用カーラーの斜視図である。 実施例1に係るまつ毛用カーラーの正面図である。 実施例1に係るまつ毛用カーラーの背面図である。 実施例1に係るまつ毛用カーラーを基部を下側にして示す側面図である。 固定手段を構成する楔部の斜視図である。 まつ毛用カーラーの楔部受入間隙に楔部を浅めに挿入し壁体部の回動位置を固定した状態を示す側面図である。 まつ毛用カーラーの楔部受入間隙に楔部を深めに挿入し壁体部の回動位置を固定した状態を示す側面図である。 壁体部に把手部を設けたまつ毛用カーラーの例を示す側面図である。 本発明に係るまつ毛のカール方法を説明する側面図であり、(A)はカール対象のまつ毛の根元部を直線状にして根元からカール箇所までの長さを均一にしてカールする方法を楔部を省略して説明する図、(B)は仕上がり状態を示す説明図である。 本発明に係るまつ毛のカール方法を楔部を省略して説明する側面図であり、(A)はカール対象のまつ毛の根元部を撓ましてカールする方法を説明する図であり、(B)はカール対象のまつ毛の根元からカール箇所までの長さを不均一にしてカールする方法を説明する図である。 実施例2に係るまつ毛用カーラーを示す側面図である。 実施例2に係るまつ毛用カーラーを示す平面図である。 実施例2に係るまつ毛用カーラーを示す斜視図であり、(A)は壁体部の施術面側から見た斜視図、(B)は壁体部の背面側から見た斜視図である。 実施例2に係るまつ毛用カーラーによるカール方法を説明する図である。 実施例2に係るまつ毛用カーラーと専用パーマロッドを利用したカール方法を説明する図である。 実施例2に係るまつ毛用カーラーと専用パーマロッドを利用したカール方法の他例を説明する図である。 従来のまつ毛のカール方法を説明する図であり、(A)はパーマロッドを用いてまつ毛をカールする方法を説明する側面図、(B)は仕上がり状態を示す説明図である。
本発明に係るまつ毛のカール方法及びまつ毛用カーラーの最適な実施例について、図1乃至図17に基づき、説明する。説明の便宜上、まつ毛用カーラーから説明し、その後にまつ毛のカール方法について説明する。なお、本書において、「下瞼に固定する」とは、文字通り、「下瞼」に固定することを意味するが、「下瞼」だけに固定するのでなく、その下の頬を含めて「下瞼」に固定することを排除するものではない。
〈実施例1のまつ毛用カーラー〉
実施例1に係るまつ毛用カーラー1は、図1乃至図4に示すように、被施術者の下瞼に固定する基部2と、該基部2に立設された壁体部3を備える。壁体部3は基部2と離間する方向へ回動可能であり、カール対象のまつ毛が生えている上瞼側に回動することができる。また、壁体部3の回動方向前方の面を施術面4とし、該施術面4は後述するように、施術時に上瞼11に対向する。また、まつ毛用カーラー1は、図2・図3に示すように、基部2は、正面又は背面から見ると、全体的に円弧状に成形されており、カール対象のまつ毛や上瞼に沿う形状を呈している。
好ましくは、基部2及び壁体部3をゴム、シリコン等の可撓性及び弾性を有する材で成形し、その可撓性及び弾性を利用して壁体部3を回動可能且つ湾曲変形可能とする。また、図4に示すように、壁体部3の施術面4とは反対面である背面5には凹凸部5aを設け、壁体部3の回動を補完することができる。なお、上記説明した凹凸部5aを背面5ではなく、施術面4に設けることも実施に応じ任意である。
壁体部3の施術面4は、図1・図4に示すように、好ましくは凹曲面とし、後述するように、カール対象のまつ毛10が生えている上瞼11に自然に対向するようにする。より好ましくは、図4に示すように、施術面4の基端側(壁体部3の基端側)を曲率の大きい(曲率半径の短い)第一曲面部4aとし、該第一曲面部4aに続く曲面部を当該第一曲面部4aよりも曲率の小さい第二曲面部4bとする。このような構成により、第一曲面部4aで施術面4と瞼との対向間隔を確保すると共に、第二曲面部4bを上瞼の形状に自然に沿う形状とすることができる。
また、図1に示すように、施術面4にはカール対象のまつ毛を受け入れる溝4cを多数刻設するのが望ましい。カール対象のまつ毛に理想的な指向性を付与するためである。なお、多数の溝4cは図示の如く、並列して設ける他、放射状に広がるように設けても良い。さらに、施術面4には複数のスリット4dを設けて、上瞼、ひいてはまつ毛の立体形状に適切に追随できるようにする。
好ましくは、図4等に示すように、壁体部3の自由端部には、後述する固定手段7の楔部7Bと嵌合するフランジ部3aを設ける。当該フランジ部3aは、図4に示すように、支持壁部6の先端部に係合可能にし、壁体部3を回動開始する際に手指で把持し易くする。又は、図7に示すように、当該フランジ部3aを後述する支持壁部6の支持面6aに支持されるようにし、代わりに把手部3bを設けて壁体部3の回動開始の際に手指で把持し易くする。
図6・図7中の7は、壁体部3の回動位置を固定する固定手段を示している。詳述すると、固定手段7は、図4乃至図7に示すように、壁体部3の背面5と該壁体部3の近傍に設けられた支持壁部6の支持面6a間に画成された楔受入間隙7Aと、該楔受入間隙7A内に挿入する楔部7Bとで構成されている。なお、支持壁部6は、好ましくは図示するように、基端部側を太くして確実に楔部7B、ひいては壁体部3を支持して固定できるようにする。
図5に示すように、楔部7Bは、支持壁部6の支持面6aに支持される被支持面7Baと、壁体部3の背面5と対峙する傾斜面部7Bbを備える先細り形状を呈し、該傾斜面部7Bbには、壁体部3のフランジ部3aと嵌合する嵌合凹部7Bcを複数有する構成となっている。よって、図6・図7に示すように、壁体部3のフランジ部3aと嵌合する嵌合凹部7Bcを変えることによって壁体部3の回動位置を変更することができる一方、当該壁体部3の回動位置を確実に固定することができる。
なお、図1乃至図4中の8は、まつ毛用カーラー1の固定を補完する舌片部であり、カーラー固定箇所、つまり被施術者の下瞼の立体形状に追随できるように、スリット8aを設けることが望ましい。また、スリット8aは好ましくは、基部2まで到達するように設け、基部2自体も被施術者の下瞼の凹凸に追随できるようにする。
〈実施例2のまつ毛用カーラー〉
実施例2に係るまつ毛用カーラー1は、図11乃至図13に示すように、実施例1のカーラーと同様に、被施術者の下瞼に固定する基部2と、該基部2に立設された壁体部3を備える。そして、壁体部3は基部2と離間する方向へ回動可能であり、上瞼側に回動することができる。また、壁体部3の回動方向前方の面を施術面4とし、当該施術面4は施術時に上瞼に対向する点も実施例1のカーラーと同様である。
本実施例においても、基部2及び壁体部3をゴム、シリコン等の可撓性及び弾性を有する材で成形し、その可撓性及び弾性を利用して壁体部3を回動可能且つ湾曲変形可能とする。また、図11・図13(A)・(B)に示すように、壁体部3の施術面4とは反対面である背面5には突条5bを設けることにより、後述するように、壁体部3を粘着テープで固定する際に、該粘着テープと突条5bが係合して確実に壁体部3を固定することができる。なお、本実施例のまつ毛用カーラー1は、実施例1とは異なり、壁体部3が薄く、容易に変形できるので、実施例1のような固定手段7を設ける必要はなく、上述のように粘着テープで固定することができる。
本実施例においては、壁体部3の施術面4は、図13に示すように、壁体部3の回動前は垂直平面状ではあるが、壁体部3が回動すると共に湾曲変形することにより凹曲面となり、後述するように、カール対象のまつ毛10が生えている上瞼11に自然に対向する。また、図12・図13に示すように、施術面4はスリット4dを設けることにより、上瞼の凹凸形状や上瞼に生えているまつ毛の生え位置に適切に対応できる
また、本実施例のまつ毛用カーラー1においても、具体的には図示しないが、施術面4に溝4cを刻設することができる。また、図11乃至図13中の9は、液だれ防止片であり、まつ毛に塗布するカール剤等の薬液がまつ毛を伝って目の中に入るのを防止するものである。
なお、本実施例のまつ毛用カーラー1においては、実施例1のように舌片部8を設ける必要はなく、図11乃至図13に示すように、基部2自体が舌片状であり、基部2全体にスリット2aを設けて、被施術者の下瞼の立体形状に追随することができる。
〈まつ毛のカール方法〉
次に本発明に係るまつ毛のカール方法について説明する。
カール対象のまつ毛をカールするにあたっては、まつ毛用カーラー1の基部2を被施術者の下瞼13(その下の頬に亘る場合含む)に固定する。被施術者は仰向けに寝た状態で施術を受けるため、基部2をゴムやシリコン等で成形している場合、置くだけで固定できるが、当該固定を補完するために、図1乃至図4に示す実施例1のカーラー1を用いる場合には舌片部8を粘着テープで固定し、図11乃至図13に示す実施例2のカーラー1を用いる場合には基部2自体を粘着テープで固定する。
次いで、カール対象のまつ毛10に当該まつ毛を軟化させるカール剤を塗布した後、図9(A)に示すように、壁体部3を上瞼11の上位まで回動させて、該壁体部3の施術面4をカール対象のまつ毛10が生えている上瞼11に対向させる。そして、カール対象のまつ毛10の先端部を施術面4に摺接させてカールさせる。なお、カール対象のまつ毛10の根元側はピンセット等の器具により、図9(A)に示すように、まっすぐにし、各まつ毛10a・10b・10cの根元からカール箇所までの長さLを均一にする。また、図中の12は被施術者の鼻である。
換言すると、本発明に係るカール方法にあっては、被施術者の上瞼11が開いた状態で壁体部3を回動し、当該壁体部3でカール対象のまつ毛10及び上瞼11を間隔を置いて覆って、当該上瞼11、ひいてはまつ毛10と施術面4とを対向させ、被施術者が上瞼11を閉じることにより、施術面4に接したまつ毛10の先端部が当該施術面4に摺りながら方向付けられ、まつ毛10がカールする。又は、被施術者が上瞼11を閉じた後、壁体部3を回動して施術面4にカール対象のまつ毛10を摺接させながら当該まつ毛10を根元部からカールさせる。よって、いずれにしても、接着剤によるまつ毛の固定は不要であり、施術面4にまつ毛10を摺接させるだけで当該まつ毛10をカールさせることができる。なお、施術面4に溝4cを刻設している場合には、上記のようにまつ毛10がカールする過程でまつ毛10は施術面4の溝4cに受け入れられ、所望の方向に方向付けられる。
所望の位置まで回動し又は変形した壁体部3は固定され、該壁体部3の施術面4が固定される。図1乃至図4に示す実施例1のカーラー1を用いる場合には、既述した固定手段7により壁体部3を固定する。なお、図9(A)・図10においては、楔部7Bを省略して描いている。また、図11乃至図13に示す実施例2のカーラー1を用いる場合には、壁体部3を背面5の突条5bを利用しながら粘着テープで固定する。
本発明のカール方法にあっては、図9(A)に示すように、カール対象のまつ毛10が上段に生えているまつ毛10a、中段に生えているまつ毛10b、下段に生えているまつ毛10cのように、生え位置が異なっていても、これらまつ毛10の根元からカール箇所(施術面4)までの長さLを同一にすることができる。よって、カール対象のまつ毛10の生え位置にかかわらず、カール箇所を均一にすることができる。
そして、図9(A)に示す状態のまま、10分ほど放置してカール対象のまつ毛10の軟化を確認した後、カール剤を除去しつつ、軟化したまつ毛10を元の硬さに復帰させるために中和剤を塗布する。その後、10〜12分ほど放置した後、中和剤を精製水を含ませたコットン等で除去する。これにより、図9(B)に示すように、カール対象のまつ毛10を均一な箇所でカールさせた仕上がりとすることができる。このように均一な箇所でカールさせることは、ボリューム感アップにもつながる。
なお、本発明のカール方法にあっては、図9(A)に示すように、カール対象のまつ毛10の根元側をピンセット等の器具によりまっすぐにする他、図10(A)に示すように、撓ませてカールさせることや、図10(B)に示すように、各まつ毛10a・10b・10cの根元からカール箇所までの長さを敢えて不均一にしてカールさせることや、図14に示すように、カール対象のまつ毛10の根元部から強制的にカールさせることも可能である。よって、カール対象のまつ毛10の根元部を自由に変形させることができる。
また、本発明のカール方法にあっては、図15,図16に示すように、本発明に係るカーラー1のみではなく、パーマロッド20を用いることにより、さらに適切且つ確実なカール方法を実現できる。すなわち、パーマロッド20の施術面21によって、カール対象のまつ毛10を下支えしつつ、該パーマロッド20側(上瞼11側)にカーラー1の壁体部3を回動させることにより、当該回動する壁体部3の施術面4がまつ毛10をカールさせることができる。よって、まつ毛10が不用意に動いたり変形したりするのを適切に防ぎながら、まつ毛10を根元部から確実にカールさせることができる。また、最終的にパーマロッド20の施術面21とカーラー1の施術面4でカール対象のまつ毛10を挾持することにより、確実なカール状態を付与することができる。
既述したカール方法において、パーマロッドとしては、図17(A)に示した従来の形状のものを用いることもできるが、好ましくは、図15,図16に示す特殊形状を備えた専用のパーマロッド20であることが好ましい。詳述すると、図15,図16に示すパーマロッド20は、上瞼11に固定する固定面部20aと、下瞼13側に向けて膨らんだ膨出部20bを備え、まつ毛10側に露出している外表面を施術面21とする構成を有している。このように、膨出部20bを備えることにより、該膨出部20bの形状に伴い張り出した施術面21がまつ毛10の根元部に対峙し、適切にまつ毛10を下支えすることができると共に、確実にまつ毛10の根元部をカールさせることができる。
また、図16に示すパーマロッド20は、図15に示すものとは異なり、施術面21に角部21aや平面部21bを設けており、たとえばカーラー1の施術面4によって角部21aや平面部21bにまつ毛10を押し付ければ、確実なカール状態を付与することができる。
なお、具体的には図示しないが、既述したカーラー1の施術面4に設けた溝4cのように、専用パーマロッド20の施術面21にまつ毛10を受け入れる溝を刻設することもできる。
以上のとおり、本発明に係るまつ毛のカール方法によれば、施術面4を有する壁体部3を下瞼13側から上瞼11を覆うように回動するだけで、接着剤を使用することなくカール状態を形成することができると共に、まつ毛の長さや生え位置に起因するカール状態のバラツキを有効に解消することができる。
また、本発明に係るまつ毛用カーラー1によれば、上述した本発明に係るカール方法を容易且つ適切に実施することができる。
なお、本発明に係るまつ毛用カーラー1にあっては、施術面4を有する壁体部3を下瞼13側から上瞼11側に回動させ、該施術面4をカール対象のまつ毛10が生えている上瞼11に対向させることができれば、回動手段や回動位置の固定手段は既知の手段を用いることができる。
1…まつ毛用カーラー
2…基部、2a…スリット
3…壁体部、3a…フランジ部、3b…把手部
4…施術面、4a…第一曲面部、4b…第二曲面部、4c…溝、4d…スリット
5…背面、5a…凹凸部、5b…突条
6…支持壁部、6a…支持面、
7…固定手段、7A…楔受入間隙、7B…楔部、7Ba…被支持面、7Bb…傾斜部、
7Bc…嵌合凹部
8…舌片部、8a…スリット
9…液だれ防止片
10…カール対象のまつ毛、10a…上段のまつ毛、10b…中段のまつ毛、
10c…下段のまつ毛
11…上瞼
12…鼻
13…下瞼
20…ロッド、20a…固定面部、20b…膨出部
21…施術面、21a…角部、21b…平面部
L、L1、L2、L3…まつ毛の根元からカール箇所までの長さ
P…パーマロッド

Claims (7)

  1. 被施術者の下瞼に固定する基部と、該基部に立設され上瞼側へ回動可能な壁体部とを備え、該壁体部の回動方向前方の面を施術面とするまつ毛用カーラーを用い、上記壁体部を上瞼の上位まで回動させ上記施術面を上瞼に対向させて、カール対象のまつ毛のカール状態を形成することを特徴とするまつ毛のカール方法。
  2. さらに被施術者の上瞼にパーマロッドを固定し、該パーマロッドでカール対象のまつ毛を下支えしつつ、上記まつ毛用カーラーでカール状態を形成することを特徴とする請求項1記載のまつ毛のカール方法。
  3. 被施術者の下瞼に固定する基部と、該基部に立設された壁体部を備え、該壁体部はカール対象のまつ毛が生えている上瞼側へ回動可能であり、該壁体部の回動方向前方の面をまつ毛をカールさせるための施術面とすることを特徴とするまつ毛用カーラー。
  4. 上記壁体部の施術面に上記カール対象のまつ毛を受け入れる溝を刻設したことを特徴とする請求項3記載のまつ毛用カーラー。
  5. 上記壁体部は湾曲変形可能であることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のまつ毛用カーラー。
  6. 上記壁体部の施術面を凹曲面としたことを特徴とする請求項3乃至請求項5に記載のまつ毛用カーラー。
  7. 上記壁体部の回動位置を固定する固定手段を設けたことを特徴とする請求項3乃至請求項6の何れかに記載のまつ毛用カーラー。
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