本出願は、通信分野に関し、詳細には、通信分野における、アップリンクチャネル上でリッスンするための方法および装置に関する。
第4世代(4G)モバイル通信技術のリリース13にはロングタームエボリューションを使用した認可支援型アクセス(licensed−assisted access using Long Term Evolution、LAA−LTE)技術(すなわち、LAA技術)が導入され、リリース14には拡張認可支援型アクセス(enhanced licensed−assisted access、eLAA)技術が導入されている。LAA技術およびeLAA技術では、利用可能なスペクトルは、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation、CA)技術を使用することによって5GHz無認可帯域に拡大され得る。認可スペクトルの支援を用いて、ネットワークデバイスおよび端末デバイスは、無認可スペクトル上でダウンリンク情報およびアップリンク情報を送信し得る。LAAおよびeLAAに基づいて、Multefire1.0規格は、さらに、認可スペクトルの支援に依拠することなしに、無認可スペクトル上でLTEシステムにおけるアップリンクおよびダウンリンク送信を完全に実装する。将来の第5世代新無線(fifth generation New Radio、5G NR)システムでは、無認可スペクトル上の送信も存在する。
無認可スペクトル上でWi−Fi無線ノードなどの異なる事業者およびインターRATのネットワークデバイスおよび端末デバイスとの公平な共存を実装するために、LAA、eLAA、およびMultefireシステムは、リッスンビフォアトーク(listen before talk、LBT)チャネルアクセス機構を使用し、この機構では、ネットワークデバイスがダウンリンク送信を実施するかまたは端末デバイスがアップリンク送信を実施する前に、チャネル上でリッスンすることが要求される。リッスン方式は、ランダムバックオフのクリアチャネルアセスメント(clear channel assessment、CCA)を含み、CCAの初期ランダムバックオフカウンタの値は、競合ウィンドウサイズ(contention window size、CWS)によって決定される。スケジューリングベースのアップリンク送信では、端末デバイスは、ネットワークデバイスによってフィードバックされるハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)ステータス情報に基づいてCWSを動的に調整して、チャネルステータスに適応し、競合ノードと公平に共存する。
リリース15に導入された追加拡張認可支援型アクセス(Further enhanced licensed−assisted access、FeLAA)システムおよびMultefire1.1システムでは、グラントフリーアップリンク(Grant−free UplinkもしくはGrantless Uplink、GUL)送信機構、または自律アップリンク(Autonomous UL、AUL)送信機構と呼ばれるものが導入されている。端末デバイスは、スケジューリング要求(scheduling request、SR)を送り、アップリンクグラント(UL grant)を待つ必要がない。代わりに、端末デバイスは、LBTが成功した後に、AULリソース上でアップリンクデータを直接送り、それにより、SRおよびULグラントについてのチャネルリッスンをなくし得る。グラントフリーアップリンク送信では、端末デバイスがAUL送信を送った後に、ネットワークデバイスは、端末デバイスのAUL送信を正しく受信しないことがあり、対応する端末デバイスを識別しない。結果的に、端末デバイスは、どんなHARQステータス情報も受信することができない。従来技術におけるアップリンクCWS調整基準は、端末デバイスがAUL送信においてHARQステータス情報を受信することができず、AUL送信における端末デバイスのチャネル適応問題を解決することができないシナリオには適用不可能である。
本発明の実施形態は、アップリンクCWS調整方法を提供するために、アップリンクチャネル上でリッスンするための方法および装置を提供する。
第1の態様によれば、本発明の実施形態は、アップリンクチャネル上でリッスンするための方法を提供する。本方法では、端末デバイスは、第1のリッスンビフォアトークLBTを実施し、第1のLBTが成功した後に、第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送る。端末デバイスは、第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定し、第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施する。
第1の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSよりも大きい。たとえば、第2のCWSは7であり得、第1のCWSは3であり得る。
第2の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以下であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSに等しい。
第3の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以下であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第2のインジケーション情報に基づいて決定され、第2のインジケーション情報は、第1のアップリンクバーストの前に端末デバイスによって受信され、HARQステータスを示すために使用されるインジケーション情報である。
第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1のCWSは、第2のLBTの前のLBTに対応するCWSであり、第1の基準時間単位は、第2の基準時間単位よりも後にある。
第2の態様によれば、本発明の実施形態はワイヤレス装置を提供する。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリおよびトランシーバとを含む。
プロセッサは、第1のリッスンビフォアトークLBTを実施するように構成され、トランシーバは、第1のLBTが成功した後に、第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送るようにさらに構成され、プロセッサは、第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定するようにさらに構成される。
第1の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、ワイヤレス装置が、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSよりも大きい。
第2の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以下であり、ワイヤレス装置が、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSに等しい。
第3の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以下であり、ワイヤレス装置が、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第2のインジケーション情報に基づいて決定され、第2のインジケーション情報は、第1のアップリンクバーストの前に受信され、HARQステータスを示すために使用されるインジケーション情報である。
プロセッサは、第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施するようにさらに構成される。
第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第1の基準時間単位は、第2の基準時間単位よりも後にある。
上記の3つの方式は、独立した解決策として使用され得るか、または上記の3つの方式のうちのいずれか2つが解決策全体として使用されるか、またはこれら3つの解決策が解決策全体として使用され得ることに留意されたい。たとえば、第1の方式が独立して使用される。別の場合には、別の方式が使用されてよく、本発明のこの実施形態において提供される方法に限定されない。代替として、第2の方式が独立して使用される。別の場合には、別の方式が使用されてよく、本発明のこの実施形態において提供される方法に限定されない。加えて、本発明の実施形態では、すべての並列方式はこの場合と同様であり、詳細について以下で再び説明されない。
任意選択で、端末デバイスは、第2のLBTが成功するという条件で、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送り、第2のアップリンクバーストは第1のアップリンクバーストよりも後にある。
任意選択で、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことは、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、および第2のアップリンクバーストの前に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことであり得るか、または端末デバイスが、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位の後に、および第1の基準時間単位の前に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことであり得るか、または端末デバイスが、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位から開始する第1の時間しきい値内に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことであり得る。
第1のアップリンクバーストおよび第2のアップリンクバーストは、自律アップリンク(Autonomous UL、AUL)送信のバーストである。この記述は、本発明の実施形態におけるすべてのアップリンクバーストに適用可能であることを理解されたい。第2のLBTの以前のLBTは、ランダムバックオフCCAに基づいて以前のLBTである。この記述も、本発明の実施形態におけるすべてのLBTに適用可能であることを理解されたい。
上記の実施形態では、CWSは、時間しきい値、たとえば、タイマーに関して決定される。(第1のアップリンクバーストと呼ばれる)アップリンクバーストを送った後に、端末デバイスが、HARQステータスを搬送する(第1のインジケーション情報と呼ばれる)インジケーション情報を受信しない場合、たとえば、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストと第2のアップリンクバーストとの間で第1のインジケーション情報を受信せず、第1の基準時間単位が、第1のアップリンクバーストに対応する第1の時間しきい値、具体的には、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの持続時間を超える場合、端末デバイスは、第2のアップリンクバーストに対応するCWSを増加させた後に、チャネルリッスンを実施する。時間しきい値、たとえば、タイマーは、第1の基準時間単位がタイマーを超え、HARQステータス情報が受信されないとき、CWSが増加されるように設定され、それにより、HARQステータス情報をフィードバックするのに遅延があるので、1つのアップリンクバーストの後の時間間隔(たとえば、その遅延よりも小さい時間間隔)内に、ネットワークデバイスによってフィードバックされるHARQステータス情報が受信されないとき、CWSが増加されることが回避される。したがって、CWSの過大な増加により、端末デバイスがチャネルにアクセスする成功率が低減されることが回避され、それにより、端末デバイスは、AULアップリンク送信を実施するとき、チャネルステータスにより適切に適応することができる。
第3の態様によれば、本発明の実施形態は、アップリンクチャネル上でリッスンするための方法を提供する。本方法では、端末デバイスは、第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送る。端末デバイスは、第1のLBTを実施し、第1のLBTが成功した後に、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送る。第2のアップリンクバーストは第1のアップリンクバーストよりも後にある。端末デバイスは、第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定し、第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施する。端末デバイスは、第2のLBTが成功するという条件で、第3のアップリンクバースト上で第3のデータパケットを送り、第3のアップリンクバーストは第2のアップリンクバーストよりも後にある。第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1の基準時間単位と、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第2の時間長である。第2の時間長が第1の時間しきい値以上であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは、第1のCWSに基づいて増加されたCWSであり、第1のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
第4の態様によれば、本発明の実施形態はワイヤレス装置を提供する。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリおよびトランシーバとを含む。
トランシーバは、第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送るように構成される。プロセッサは、第1のLBTを実施するようにさらに構成される。トランシーバは、第1のLBTが成功した後に、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送るようにさらに構成され、第2のアップリンクバーストは第1のアップリンクバーストよりも後にある。プロセッサは、第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定することと、第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施することとを行うようにさらに構成される。
第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1の基準時間単位と、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第2の時間長である。第2の時間長が第1の時間しきい値以上であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは、第1のCWSに基づいて増加されたCWSであり、第1のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
プロセッサは、第2のLBTが成功するという条件で、端末デバイスを制御し第3のアップリンクバースト上で第3のデータパケットを送るようにさらに構成され、第3のアップリンクバーストは第2のアップリンクバーストよりも後にある。
第3の態様および第4の態様では、第1の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応する第1の時間しきい値、すなわち、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの持続時間を超え、第1の基準時間単位はまた、第2のアップリンクバーストに対応するタイマーの持続時間を超える。加えて、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータス情報が受信されないという条件で、言い換えれば、端末デバイスが、複数のアップリンクバーストに対応するタイマーを超え、HARQステータス情報を受信しないとき、端末デバイスは、CWSを1回のみ増加させ、それにより、複数回の満了があるとき、CWSへの過大なペナルティを回避し、AULシナリオにおいて端末デバイスによってCWSを調整することの妥当性を改善する。
任意選択で、第2のCWSは、第2のインジケーション情報に基づいて決定され得る。第2のインジケーション情報がACKであるかまたはNDIがトグル状態にあるULグラントであるとき、第2のCWSは第1のCWSよりも小さい。第2のインジケーション情報がNACKであるかまたはNDIが非トグル状態にあるULグラントであるとき、第2のCWSは第1のCWSよりも大きい。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中の時間単位である。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位から第3の時間長の間隔を有する時間単位であり、第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位の後にある。さらに、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位であり得る。
任意選択で、第1のCWSと第2のCWSとは、同じアクセス優先度に対応する。
第5の態様によれば、本発明の実施形態は、端末デバイスによってアップリンクチャネル上でリッスンするための方法を提供する。本方法では、端末デバイスは、第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送る。端末デバイスは、第1のLBTを実施し、第1のLBTが成功した後に、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送り、第2のアップリンクバーストは第1のアップリンクバーストよりも後にある。端末デバイスは、第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定し、第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施する。第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1の基準時間単位と、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第2の時間長である。端末デバイスは、第2のLBTが成功するという条件で、第3のアップリンクバースト上で第3のデータパケットを送り、第3のアップリンクバーストは第2のアップリンクバーストよりも後にある。
第1の方式では、第2の時間長が第1の時間しきい値未満であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、さらに、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第3のCWSと比較して増加されないという条件で、第2のCWSは第4のCWSよりも大きく、第4のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第3のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
第2の方式では、第2の時間長が第1の時間しきい値未満であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、さらに、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第3のCWSと比較して増加されるという条件で、第2のCWSは第4のCWSに等しく、第4のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第3のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
第6の態様によれば、本発明の実施形態はワイヤレス装置を提供する。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリおよびトランシーバとを含む。
トランシーバは、第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送るように構成される。プロセッサは、第1のLBTを実施するように構成される。トランシーバは、第1のLBTが成功した後に、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送るようにさらに構成され、第2のアップリンクバーストは第1のアップリンクバーストよりも後にある。プロセッサは、第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定することと、第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施することとを行うようにさらに構成される。第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1の基準時間単位と、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第2の時間長である。
第1の方式では、第2の時間長が第1の時間しきい値未満であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、ワイヤレス装置が、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、さらに、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第3のCWSと比較して増加されないという条件で、第2のCWSは第4のCWSよりも大きく、第4のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第3のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
第2の方式では、第2の時間長が第1の時間しきい値未満であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、ワイヤレス装置が、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、さらに、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第3のCWSと比較して増加されるという条件で、第2のCWSは第4のCWSに等しく、第4のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第3のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、
トランシーバは、第2のLBTが成功するという条件で、第3のアップリンクバースト上で第3のデータパケットを送るようにさらに構成され、第3のアップリンクバーストは第2のアップリンクバーストよりも後にある。
上記の実施形態では、第3のアップリンクバーストが、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーを超えるという条件で、言い換えれば、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であるという条件で、第1のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間に第2のアップリンクバーストがあるとき、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第3のCWSと比較して増加されるという条件で、第3のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、言い換えれば、第2のアップリンクバーストに対応するCWSは、以前のLBTに対応するCWSと比較して増加されたCWSである。加えて、第3のアップリンクバーストが、第2のアップリンクバーストに対応するタイマーを超えない場合、言い換えれば、第2の時間長が第1の時間しきい値よりも小さい場合、端末デバイスは第2のCWSを増加させず、すなわち、第2のCWSは第4のCWSに等しい。任意選択で、端末デバイスは、CWSがその上で調整される第2のアップリンクバーストのために新しいタイマーを再開し、HARQステータスの受信ステータス、および第2のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間の時間間隔に基づいて、第3のアップリンクバーストに対応するCWSを決定する。
この実施形態において提供される方法によれば、第1のアップリンクバーストの後にHARQステータス情報が受信されず、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間の第2のアップリンクバーストに対応するCWSを増加させており、第1の基準時間単位が第2のアップリンクバーストのタイマー持続時間を超えないという条件で、端末デバイスは、第3のアップリンクバーストが、第1のアップリンクバーストに対応するタイマー持続時間を超えるので、第3のアップリンクバーストに対応するCWSを増加させず、第3のアップリンクバーストに対応するCWSを不変に保つ。端末デバイスが、第1の基準時間がタイマー持続時間を超えるとすれば、CWSを増加させる方法と比較して、この実施形態は、AULシナリオにおいて端末デバイスによってCWSを調整することの妥当性を改善する。
本明細書における第1の方式および第2の方式は、解決策全体として使用され得るか、または独立した解決策として使用され得ることに留意されたい。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中の時間単位であるか、または第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位から第3の時間長の間隔を有する時間単位であり、第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位の後にあり、
第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバースト中の時間単位であるか、または第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位から第3の時間長の間隔を有する時間単位であり、第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位の後にある。
さらに、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位とは異なり得る。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位であるか、または第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。
任意選択で、第2のCWSと第3のCWSは、同じアクセス優先度に対応し、第1のCWSと第4のCWSとは、同じアクセス優先度に対応する。
任意選択で、上記の態様では、第1の基準時間単位は、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位である。
さらに、上記の態様の実施形態は、第2のLBTが成功するという条件で、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送ることをさらに含んでよく、第2のアップリンクバーストは第1のアップリンクバーストよりも後にある。
任意選択で、第1の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。
任意選択で、第2のLBTの以前のLBTは、第1のLBTと同じである。
さらに、第2の時間長は、あらかじめ定義されるか、またはネットワークデバイスから受信され得る。
任意選択で、第3の時間長は、ネットワークデバイスによってHARQステータスをフィードバックする遅延に関係し得る。たとえば、
任意選択で、第2のCWSと第1のCWSは、同じアクセス優先度に対応する。
任意選択で、端末デバイスによって、第2のCWSを決定することは、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後および第2のアップリンクバーストの前の時間内に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信せず、第2のアップリンクバーストが、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位の直後のアップリンクバーストであるという条件で、第2のCWSは第1のCWSよりも大きく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位よりも後にあり、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の時間間隔が、第1の時間しきい値であることをさらに含む。
任意選択で、本発明のこの実施形態では、第2のCWSが第1のCWSよりも大きいことは、CWSセットにおいて、第2のCWSが、第1のCWSのネクストレベルCWSであること、すなわち、第1のCWSよりも大きく、CWSセット中にある最小のCWSであることを意味し得る。
たとえば、端末デバイスのために利用可能なCWS値が、CWSセットを形成する。CWSを増加させるとき、端末デバイスは、CWSセット中の次のより高い値にCWSを増加させる。たとえば、CWSセットは、{3,7}、{7,15}、または{15,31,63,127,255,511,1023}であり得る。
任意選択で、CWSを減少させるとき、端末デバイスは、CWSセット中の最小値にCWSを減少させる。
第7の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、上記の方法における端末デバイスの挙動の機能を実際に実施するように構成される。これらの機能は、ハードウェアによって実装され得るか、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のユニットを含む。
第8の態様によれば、命令を含むコンピュータ記憶媒体が提供される。命令がコンピュータ上で走らされたとき、コンピュータは、上記の方法における端末デバイスの挙動の機能を実際に実施することが可能である。
本発明の実施形態が適用された通信システムの概略図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための方法の概略通信図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための別の方法の概略通信図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための別の方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための別の方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするためのさらに別の方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための装置の概略ブロック図である。
以下で、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態における技術的解決策について説明する。
本明細書において使用される「構成要素」、「モジュール」、および「システム」などの用語は、コンピュータ関係のエンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行されているソフトウェアを示すために使用される。たとえば、構成要素は、限定はされないが、プロセッサ上で走らされる処理、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得る。図に示されているように、コンピューティングデバイスと、コンピューティングデバイス上で走るアプリケーションの両方が、構成要素であり得る。1つまたは複数の構成要素は、処理および/または実行スレッド内に存在し得、構成要素は、1つのコンピュータ上に配置され、および/または2つ以上のコンピュータ間で分散され得る。加えて、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶する様々なコンピュータ可読媒体から実行され得る。たとえば、構成要素は、ローカルおよび/またはリモート処理を使用することによって、ならびに、たとえば、1つまたは複数のデータパケット(たとえば、ローカルシステム中で、分散システム中で、および/または信号を使用することによって他のシステムと対話するインターネットなどのネットワークを横断して、別の構成要素と対話する2つの構成要素からのデータ)を有する信号に従って通信し得る。
本発明は、通信のために無認可スペクトルを使用するワイヤレスセルラー通信ネットワークシステム、たとえば、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)の認可支援型アクセス(Licensed assisted access、LAA)システム、拡張認可支援型アクセス(Enhanced Licensed Assisted Access、eLAA)システム、追加拡張認可支援型アクセス(Further Enhanced Licensed Assisted Access、FeLAA)システム、5G通信システムにおいて無認可スペクトルを使用する通信システム、および無認可スペクトルにおいて独立して動作するMulteFireシステム、および将来のモバイル通信ネットワークにおいて無認可スペクトルを使用する通信システムに適用可能であることを理解されたい。
図1は、本発明の実施形態による通信システムの概略図である。図1に示されているように、通信システム100はネットワークデバイス102を含む。ネットワークデバイス102は、複数のアンテナ、たとえば、アンテナ104、106、108、110、112、および114を含み得る。加えて、ネットワークデバイス102は、送信機チェーンおよび受信機チェーンをさらに含み得る。当業者は、送信機チェーンと受信機チェーンの両方が、信号送受信に関係する複数の構成要素(たとえば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、またはアンテナ)を含み得ることを理解されよう。ネットワークデバイス102は、(端末デバイス116および端末デバイス122などの)複数の端末デバイスと通信し得る。しかしながら、ネットワークデバイス102は、端末デバイス116または122と同様である端末デバイスの任意の量と通信し得ることが理解されよう。
図1に示されているように、端末デバイス116はネットワークデバイス102と通信する。ネットワークデバイス102は、ダウンリンク118を介して端末デバイス116に情報を送り、アップリンク120を介して端末デバイス116から情報を受信する。加えて、端末デバイス122はネットワークデバイス102と通信する。ネットワークデバイス102は、ダウンリンク124を介して端末デバイス122に情報を送り、アップリンク126を介して端末デバイス122から情報を受信する。
たとえば、無認可周波数帯域上で、ダウンリンク118とアップリンク120は同じ周波数帯域を使用することがあり、ダウンリンク124とアップリンク126は同じ周波数帯域を使用することがある。
加えて、通信システム100は、パブリックランドモバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)、D2Dネットワーク、M2Mネットワーク、または別のネットワークであり得る。図1は簡略図の例にすぎない。ネットワークは、図1に示されていない別のネットワークデバイスをさらに含み得る。
本発明の実施形態では、端末デバイスに関する実施形態について説明する。端末デバイスは、ユーザ機器(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、モバイル端末(Mobile Terminal)などと呼ばれることもある。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を使用することによって1つまたは複数のコアネットワークと通信し得る。たとえば、端末デバイスは、ワイヤレストランシーバ機能を有するデバイスであり、屋内もしくは屋外に展開されることを含めて、陸上に展開され得、ハンドヘルドもしくは車載型であり得るか、(船舶などの)水上に展開され得るか、または(飛行機、気球、および衛星などの)空中に展開され得る。端末デバイスは、モバイルフォン(mobile phone)、タブレットコンピュータ(パッド)、ワイヤレストランシーバ機能をもつコンピュータ、仮想現実(Virtual Reality、VR)端末デバイス、拡張現実(Augmented Reality、AR)端末デバイス、工業制御(industrial control)におけるワイヤレス端末、自動運転(self driving)におけるワイヤレス端末、遠隔医療(remote medical)におけるワイヤレス端末、スマートグリッド(smart grid)におけるワイヤレス端末、輸送安全性(transportation safety)におけるワイヤレス端末、スマートシティ(smart city)におけるワイヤレス端末、スマートホーム(smart home)におけるワイヤレス端末などであり得る。
加えて、本発明のこの実施形態におけるネットワークデバイス(たとえば、ネットワークデバイス201)は、無線アクセスネットワーク中に展開され、端末デバイスにワイヤレス通信機能を提供するように構成された装置である。ネットワークデバイスは、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、リレー局、アクセスポイントなどの様々な形態を含み得る。ネットワークデバイスは、GSMもしくはCDMAにおける基地トランシーバ局(Base Transceiver Station、BTS)であり得るか、WCDMAにおけるノードB(NodeB、NB)であり得るか、LTEもしくはeLTEにおける発展型ノードB(Evolutional Node B、eNB、もしくはe−NodeB)であり得るか、または次世代モバイルネットワーク、たとえば、5G(第5世代)における基地局gNB((次)世代ノードB)であり得る。
ワイヤレス通信のために通信システム100において使用される時間周波数リソースについて以下で詳細に説明される。
本発明の実施形態では、ネットワークデバイスおよび端末デバイスによって情報を送信するために使用される時間領域リソースは、時間領域において複数の時間単位に分割され得る。
加えて、本発明のこの実施形態では、複数の時間単位が連続し得るか、またはいくつかの隣接する時間単位の間でプリセット間隔が設定される。これは、本発明のこの実施形態では特に限定されない。
本発明の実施形態では、時間単位は、アップリンク情報(たとえば、アップリンクデータ)送信および/またはダウンリンク情報(たとえば、ダウンリンクデータ)送信のために使用される時間単位を含み得る。
本発明の実施形態では、1つの時間単位の長さがランダムに設定され得る。これは、本発明の実施形態では特に限定されない。
たとえば、1つの時間単位は、1つもしくは複数のサブフレームを含み得るか、または
1つの時間単位は、1つもしくは複数のスロットを含み得るか、または
1つの時間単位は、1つもしくは複数のシンボルを含み得るか、または
1つの時間単位は、1つもしくは複数のTTI(Transmission Time Interval、TTI)を含み得るか、または
1つの時間単位は、1つもしくは複数のショート送信時間間隔(short Transmission Time Interval、sTTI)を含み得る。
本発明のこの実施形態では、ワイヤレス通信のために通信システム100において使用される時間周波数リソースは、時間領域において複数のTTIに分割され得る。TTIは、現在の通信システム(たとえば、LTEシステム)において一般に使用されるパラメータであり、無線リンク上で情報送信をスケジュールするためのスケジューリング単位である。
本発明のこの実施形態では、TTIは、1ms TTIであり得るか、または1msの長さをもつサブフレームと呼ばれることがあるか、または1msよりも短いsTTIであり得るか、またはミニスロット(mini−slot)と呼ばれることがあることを理解されたい。sTTIによって占有される時間領域リソースの長さは、1ms TTIのそれよりも短い。言い換えれば、データチャネルに対応するTTIがsTTIであるとき、端末デバイスによって占有される時間領域リソースの長さは1msよりも小さい。アップリンク送信では、TTIは、アップリンクリソース割振りもしくはアップリンク送信のための時間領域グラニュラリティであるか、またはTTIは、端末デバイスによってアップリンク送信を実施するための最小時間領域単位である。
レイテンシ敏感なサービス要件により、スケジューリング間隔をさらに短縮し、ユーザエクスペリエンスを改善するために、より短いTTIフレームの構造が物理レイヤに導入される必要がある。たとえば、LTEシステムにおけるTTIの長さは、1msから、1つのシンボル(symbol)から(7つのシンボルを含む)1つのスロットの範囲に短縮され得る。上記のシンボルは、LTEシステムにおける直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)シンボルもしくはシングルキャリア周波数分割多元接続(Single Carrier Frequency Division Multiple Access、SC−FDMA)シンボルであり得るか、または別の通信システムにおけるシンボルであり得る。別の例では、5G通信システムにおけるTTI長さも、1msよりも小さい。
1msよりも小さい長さを有するTTIはsTTIと呼ばれることが可能である。たとえば、LTEシステムでは、sTTIの長さは、1つのシンボルから7つのシンボルの任意の長さであり得るか、またはsTTIの長さは、1つのシンボルから7つのシンボル内の少なくとも2つの異なる長さの組合せであり得る。たとえば、1msは6つのsTTIを含み、sTTIの長さは、それぞれ、3つのシンボル、2つのシンボル、2つのシンボル、2つのシンボル、2つのシンボル、および3つのシンボルであり得る。代替として、1msは4つのsTTIを含み、sTTIの長さは、それぞれ、3つのシンボル、4つのシンボル、3つのシンボル、および4つのシンボルであり得るか、または他の異なる長さの組合せであり得る。
本発明の実施形態では、従来技術(たとえば、LTEシステム)において指定されるTTI(たとえば、長さが1msであるかまたは1msよりも長いTTI)およびsTTIは、TTIと総称されることがある。加えて、本発明の実施形態では、TTIの長さは、実際の要件に基づいて変更されてよい。
時間単位の上記の列挙された構造は説明のための例にすぎないことを理解されたい。本発明のこの実施形態は特に限定されず、時間単位の構造は、実際の要件に基づいてランダムに変更されてよい。たとえば、sTTIをサポートしないLTEシステムでは、1つの時間単位は1つのサブフレーム(Subframe)であり得る。別の例では、sTTIをサポートするLTEシステムでは、1つの時間単位は1つのsTTIを含み得るか、1つの時間単位は1つのスロット(Slot)を含み得るか、1つの時間単位は、1つもしくは複数(たとえば、7未満の正の整数もしくは6未満の正の整数)のシンボルを含み得るか、または1つの時間単位は1つのサブフレームであり得る。
1つの時間単位が少なくとも1つのシンボルを含むとき、少なくとも1つのシンボルのいずれか1つは、完全なシンボルであり得るか、またはシンボルの一部であり得ることを理解されたい。シンボルの一部とは、デバイスが情報を送るためにシンボルの時間領域リソースの一部を占有し、残りの部分が、情報を送るために使用されないかまたはクリアとして予約されることを意味する。
本発明の実施形態では、時間単位についてであり、情報を送信するために使用される長さ(または情報送信持続時間)は、1msであり得るか、または1ms未満であり得ることに留意されたい。
本発明のこの実施形態では、通信システム100によって使用される周波数領域リソースは無認可周波数帯域を含む。本発明は、通信のために無認可スペクトルを使用するワイヤレスセルラー通信ネットワークシステム、たとえば、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)の認可支援型アクセス(Licensed Assisted Access、LAA)システム、拡張認可支援型アクセス(Enhanced Licensed Assisted Access、eLAA)システム、追加拡張認可支援型アクセス(Further Enhanced Licensed Assisted Access、FeLAA)システム、5G通信システムにおいて無認可スペクトルを使用する通信システム、または無認可スペクトルにおいて独立して動作するMulteFireシステムに適用可能であることを理解されたい。簡略化された通信システム100は、本発明のこの実施形態における例として使用され、本発明の実施形態において提供される技術的解決策への限定とはならない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの発展および新しいサービスシナリオの出現とともに、本発明の実施形態において提供される技術的解決策が、同様の技術的問題にも適用可能であることを知っていよう。
無認可スペクトル上でWi−Fi無線ノードなどの異なる事業者およびインターRATのネットワークデバイスおよび端末デバイスとの公平な共存を実装するために、LAA/eLAA/Multefireシステムなど、無認可スペクトル上で動作するシステムは、リッスンビフォアトーク(Listen−Before−Talk、LBT)チャネルアクセス機構を使用する必要がある。ネットワークデバイスがダウンリンク送信を実施する前に、または端末デバイスがアップリンク送信を実施する前に、ネットワークデバイスまたは端末デバイスは、チャネル上でリッスンする必要があり、チャネルがクリアであることを検出した後に、送信のためにチャネルを占有する。送りノードがリソースを占有することを希望する前に、送りノードがチャネルがクリアであることを検出した場合、それはLBT成功と呼ばれる。他の場合、それはLBT失敗と呼ばれる。
送信の前にチャネルを占有するために送りノード(ネットワークデバイスまたは端末デバイス)によって使用されるLBT手順は、ランダムバックオフクリアチャネルアセスメント(Clear Channel Assessment、CCA)処理を含む。ネットワークデバイスがダウンリンク送信を実施することが例として使用される。CCA処理の特定の手順は次のように記述され得る。ネットワークデバイスが、0と競合ウィンドウサイズ(Contention Window Size、CWS)との間でバックオフカウンタNを一様におよびランダムに生成し、リッスンスロット(CCAスロット、たとえば、9μsの持続時間)のグラニュラリティでリッスンを実施する。ネットワークデバイスが、チャネルがリッスンスロット内でクリアであることを検出した場合、ネットワークデバイスは、バックオフカウンタを1だけ減少させるか、またはネットワークデバイスが、チャネルがビジーであることを検出した場合、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスがチャネルがクリアであることを検出するまで、バックオフカウンタを一時停止し、すなわち、バックオフカウンタNは、チャネルがビジーである時間中は不変のままである。バックオフカウンタが(バックオフカウンタゼロ化と呼ばれる)0に減少されたとき、それはLBT成功と呼ばれ、ネットワークデバイスは、ダウンリンク情報を送るためにチャネルを直ちに占有し得る。加えて、バックオフカウンタが0にリセットされた後に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク情報を直ちに送る代わりに、時間期間の間待ち得る。待つのが終わった後に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク情報が送られる必要がある瞬間の前に、追加のスロット上でリッスンを実施する。ネットワークデバイスがリッスンし、追加のスロット中で、チャネルがクリアであることを検出した場合、チャネルリッスンが成功すると考えられ、ネットワークデバイスは情報を直ちに送り得る。ダウンリンク情報が送られる前にバックオフカウンタが0にリセットされないか、または追加のリッスンスロットがビジーである場合、それはチャネルリッスン失敗と呼ばれる。ネットワークデバイスは、ダウンリンク送信処理において、動的に調整されたCWSを使用する。ネットワークデバイスは、ダウンリンク基準サブフレームのために端末デバイスによってフィードバックされるHARQステータスに基づいてダウンリンク送信のためにCWSを動的に調整する。ダウンリンク基準サブフレームに対応する否定応答(negative acknowledgement、NACK)フィードバックの比率が比較的大きいとき、ネットワークデバイスは、CWSを増加させ、増加されたCWSを使用することによって次のLBTにおいてチャネルリッスンを実施して、リッスン時間を延長することによって周囲の競合ノードとの衝突を回避し、それにより、公平な共存を実装する。肯定応答(acknowledgement、ACK)フィードバックの比率が比較的大きいとき、ネットワークデバイスは、CWSを減少させて、より高速なチャネルアクセスのためにリッスン時間を低減する。
本発明のこの実施形態におけるアップリンクバーストは、時間的に連続する1つまたは複数の時間単位を含み得る。時間単位の概念については、上記の説明を参照されたい。特に、無認可スペクトル上で、成功したLBTを完了した後に、送りデバイスは、スペクトル上で最大時間期間の間、情報を連続的に送ることを可能にされる。この時間期間は最大チャネル占有時間と呼ばれる。最大チャネル占有時間内に、送りデバイスは、チャネル上で再リッスンするために送るのを中断する必要がない。最大チャネル占有時間が超えられると、送りデバイスは、チャネル上で再リッスンするために送るのを停止する必要があり、LBTが再び成功した後にのみ、再び送ることを実施することができる。本発明におけるアップリンクバーストは、端末デバイスがLBTを1回正常に完了した後に送ることを連続的に実施する1つまたは複数の時間単位であり、この1つまたは複数の時間単位の総持続時間は最大チャネル占有時間を超えない。端末デバイスが、1つのアップリンクバースト中断の後にアップリンク情報を送り続ける必要がある場合、端末デバイスは、チャネル上で再びリッスンする必要がある。次のアップリンクバーストは、LBTが再び成功した後にのみ開始されることが可能である。任意選択で、端末デバイスは、アップリンクバースト中でアップリンクデータ、アップリンク制御情報、またはアップリンク基準信号の1つまたは組合せを送り得る。任意選択で、アップリンクバースト中の2つの連続する時間単位は、時間的に不連続であり得る。たとえば、アップリンクバースト中に含まれる2つの隣接する時間単位間にギャップがあり得る。たとえば、アップリンクバーストは、いくつかの時間単位の開始シンボルおよび/または終了シンボルの時間領域リソースを占有しない。
リリース15に導入された追加拡張認可支援型アクセス(Further enhanced Licensed−Assisted Access、FeLAA)システムおよびMultefire1.1システムでは、グラントフリーアップリンク(Grant−free UplinkもしくはGrantless Uplink、GUL)送信機構、または自律アップリンク(Autonomous UL、AUL)送信機構と呼ばれるものが導入されている。このようにして、端末デバイスは、SRを送るかまたはULグラントを待つ必要がなく、SRおよびULグラントのためのチャネルリッスンは除去される。代わりに、端末デバイスは、LBTが成功した後に、予約されたAULリソース上でアップリンクデータを直接送り得る。本発明のこの実施形態で説明されるAUL送信機構は、以下の特徴のうちの少なくとも1つを含む。
1.スケジューリング要求(Scheduling Request、SR)は、端末デバイスのアップリンク情報のためにネットワークデバイスに送られる必要がなく、ネットワークデバイスは、アップリンク情報を動的にスケジュールする必要がない。代わりに、端末デバイスは、アップリンク情報を送ることを独立して決定する。
2.スケジューリングベースのアップリンク(Schedule based Uplink、SUL)送信とは異なり、ネットワークデバイスは、時間領域リソースおよび周波数領域リソースを含む、AUL送信のために使用されるAUL無線リソースを端末デバイスのために半静的または半永続的に構成する。特に、AUL無線リソースは、半永続的RRCシグナリングおよび/または半永続的DCIシグナリングを使用することによって端末デバイスのために構成される。特に、AUL時間領域リソースは周期的であるか、またはAUL時間領域リソースは永続的時間領域リソースであり、SULベースのアップリンク情報は、限られた量の時間単位の間のみ有効となる。
3.端末デバイスは、AULアップリンク情報を送るとき、グラントフリーアップリンク制御情報(Autonomous Uplink Control Information、A−UCI)を報告し、A−UCIは、アップリンクデータに対応する制御情報である。A−UCIは、アップリンク情報に対応するHARQ処理のHARQ処理番号情報、新規データインジケータ(New Data Indicator、NDI)情報、アップリンク情報に対応する冗長バージョン(Redundancy Version、RV)情報、および端末デバイスの(UE IDとして示される)ユーザ識別子情報のうちの少なくとも1つを含む。
アップリンク送信を実施する前に、端末デバイスはLBT手順を実施する必要もある。アップリンクチャネルを占有するために使用されるLBT手順はまた、ランダムバックオフCCAベースのLBTと呼ばれる、ランダムバックオフCCA手順を含む。ダウンリンクLBTと同様に、端末デバイスは、0とCWSとの間でバックオフカウンタNを一様におよびランダムに生成し、リッスンスロット(たとえば、9μsの持続時間)のグラニュラリティにおいてキャリア上でチャネルリッスンを実施する。端末デバイスが、チャネルがリッスンスロット内でクリアであることを検出した場合、端末デバイスは、バックオフカウンタを1だけ減少させる。端末デバイスが、チャネルがリッスンスロット内でビジーであることを検出した場合、端末デバイスは、端末デバイスがチャネルがクリアであることを検出するまで、バックオフカウンタを一時停止し、すなわち、バックオフカウンタNは、チャネルがビジーである時間内は不変のままであり、バックオフカウンタを再びカウントしない。バックオフカウンタが0にリセットされたとき、チャネルリッスンが成功すると考えられ、端末デバイスは、アップリンク情報を送るためにチャネルを直ちに占有し得る。加えて、バックオフカウンタが0にリセットされた後に、端末デバイスは、アップリンク情報を直ちに送る代わりに、時間期間の間待ち得る。待つのが終わった後に、端末デバイスは、アップリンク情報が送られる必要がある瞬間の前に、追加のスロット上でリッスンを実施する。端末デバイスがリッスンし、追加のスロット中で、チャネルがクリアであることを検出した場合、チャネルリッスンが成功すると考えられ、端末デバイスは情報を直ちに送り得る。アップリンク情報が送られる前にバックオフカウンタが0にリセットされないか、または追加のリッスンスロットがビジーである場合、それはチャネルリッスン失敗と呼ばれる。ダウンリンクと同様に、チャネルを占有するLBT手順を実施するとき、端末デバイスは、CWSを動的に調整する機構をも使用する。端末デバイスは、アップリンク基準サブフレームのHARQステータスに基づいてアップリンクバーストのためにCWSを動的に調整する。アップリンク基準サブフレームのHARQステータスが肯定応答されたとき、端末デバイスはCWSを減少させる。そうでないとき、端末デバイスはCWSを増加させる。
AUL送信をサポートする端末デバイスでは、HARQステータス情報を受信することは、以下の場合を含むことを理解されたい。
1.端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送られたアップリンクグラント(uplink grant、UL grant)を受信し、ネットワークデバイスは、端末デバイスをスケジュールしながら、AULデータの受信ステータス、すなわち、HARQステータスを示す。たとえば、ネットワークデバイスは、AULデータを正しく受信しないが、AUL送信のシーケンス情報(たとえば、アップリンク復調基準信号のシーケンス)を検出することによって、AULデータが属する端末デバイスを正しく識別するという条件で、ネットワークデバイスは、SULリソース上で再送信を実施するように端末デバイスをスケジュールするためにULグラントを送る。ULグラント中のNDIが、AULデータに対応するNDIと比較してトグルされない場合、すなわち、NDI値が変化しない場合、それは、AULデータが正しく受信されないことを示す。これは、AULデータのNACKフィードバックと等価である。この場合、端末デバイスはCWSを増加させる。AULデータのACKフィードバックと等価である、ULグラント中のNDIが、AULデータに対応するNDIと比較してトグルされるという条件で、端末デバイスはCWSを減少させる。
2.端末デバイスは、HARQ処理番号を使用することによって端末デバイスによって実施された以前の送信が正しく受信されたかどうかを示すための、ネットワークデバイスによって送られたHARQ−ACKフィードバック情報を受信する。たとえば、HARQ処理番号に基づいて実施された以前の送信が正しく受信された場合、ネットワークデバイスは端末デバイスにACKを送るか、またはHARQ処理番号に基づいて実施された以前の送信が正しく受信されない場合、ネットワークデバイスは端末デバイスにNACKを送る。さらに、HARQ−ACKフィードバック情報は、複数のAUL HARQ処理にそれぞれ対応する複数のHARQ−ACK情報であり得る。したがって、HARQ−ACKフィードバック情報は、独立したダウンリンク制御チャネル上で搬送され得る。ダウンリンク制御チャネルは、リソース割振り情報を概して含む必要がないが、電力制御情報などの情報を含み得る。任意選択で、HARQ−ACKフィードバック情報は、代替として、リソース割振り情報、電力制御情報などを含み得る。
端末デバイスのために利用可能なCWS値がCWSセットを形成することを理解されたい。CWSを増加させるとき、端末デバイスは、CWSセット中の次のより高い値にCWSを増加させる。CWSを低減するとき、端末デバイスは、CWSセット中の最小値にCWSを減少させる。たとえば、CWSセットは、{3,7}、{7,15}、または{15,31,63,127,255,511,1023}であり得る。
この実施形態では、CWSを増加させることは、CWSを次のレベルに増加させること、たとえば、3を7に増加させること、または63を127に増加させることであり得る。
グラントフリーアップリンク送信では、ネットワークデバイスは、端末デバイスがAUL送信を送ることを事前に知らない。したがって、端末デバイスがAUL送信を送った後に、ネットワークデバイスが、端末デバイスからAUL送信を正しく受信せず、AUL送信に対応する端末デバイスを識別しないとき、ネットワークデバイスは、端末デバイスに、対応するHARQステータス(ULグラント、HARQ−ACKフィードバックなどの)情報をフィードバックすることができない。AUL送信に対応する端末デバイスは、予約されたリソース上で複数の端末デバイスがAUL送信を同時に実施するために引き起こされる競合により、識別されないことがある。結果的に、ネットワークデバイスは、いずれかの端末デバイスによって送られたアップリンクシーケンス(たとえば、アップリンク復調基準信号)を識別しないか、またはアップリンクシーケンスが識別された場合でも、ネットワークデバイスは、アップリンクシーケンスを使用することのみによって端末デバイスを識別することはできない。たとえば、ネットワークデバイスは、アップリンク制御情報を正しく受信または復号していないことがあり、アップリンク制御情報は端末デバイスの識別情報を搬送する。上記の場合、端末デバイスは、AUL送信の後にどんなHARQステータス情報も受信することができず、チャネルステータスに適応するために、従来技術のネットワークデバイスによってフィードバックされるHARQステータス情報に基づいてアップリンクCWSを調整することができない。
別の可能な場合には、ネットワークデバイスは、アップリンクシーケンス検出を通して、AUL送信を実施するか、またはアップリンク制御情報およびアップリンクデータ情報を正しく復号する端末デバイスを識別する。しかしながら、システムオーバーヘッドを考慮して、ネットワークデバイスは、AUL端末デバイスにHARQステータス情報を直ちにフィードバックせず、端末デバイスがAUL送信を複数回実施するのを待つ。次いで、複数のAUL送信のHARQ処理に対応するHARQ−ACKフィードバック情報が、1つのダウンリンク送信を通して同時にフィードバックされる。この場合、アップリンクバーストの後の時間期間内にHARQステータス情報が受信されないことは、アップリンクチャネルステータスが悪くなることを示さない。この場合、端末デバイスがCWSを増加させた場合、端末デバイスは、より長い時間内にチャネルを占有することがおそらくできない。結果的に、チャネルリソース利用量が低減されることがあり、端末デバイスの送信効率が低減されることがある。
上記の問題を解決するために、本発明の実施形態は、無認可スペクトル上のグラントフリー送信のシナリオにおいて端末デバイスがHARQステータス情報を受信しないとき、CWSを適切に調整して、チャネルステータスに適応し、アップリンクCWSへの過大なペナルティを回避するために、アップリンクチャネル上でリッスンするための方法を提供する。
本発明の実施形態において提供される方法について、図2から図9を参照しながら詳細に説明される。図2は、本発明の実施形態によるチャネル上でリッスンするための方法の概略図である。
ステップ210:端末デバイスが第1のLBTを実施する。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ124によって実装され得る。
ステップ220:端末デバイスが、第1のLBTが成功した後に、第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送る。
1つのアップリンクバーストは、端末デバイスがランダムバックオフCCAベースのLBTを正常に1回実施した後に、データパケットを送るために占有される時間周波数リソースであることを理解されたい。アップリンクバーストは少なくとも1つの時間単位を含み、少なくとも1つの時間単位は時間的に連続し得る。たとえば、アップリンクバースト中に含まれるTTIまたはサブフレームシーケンス番号が連続する。代替として、少なくとも1つの時間単位は時間的に不連続であり得る。アップリンクバースト中に含まれるいずれか2つの隣接する時間単位間に間隔があり得る。たとえば、アップリンクバーストは、時間単位の開始または終了における時間領域リソースを占有しない。これは、本発明のこの実施形態では限定されない。
端末デバイスは、第1のアップリンクバースト中でグラントフリーAULアップリンク情報を送るか、または第1のバースト中でAULアップリンク情報の一部を送ることをさらに理解されたい。上記の記述は、本発明のこの実施形態における別のアップリンクバースト、たとえば、第2のアップリンクバーストおよび第3のアップリンクバーストにも適用可能である。いずれか2つの異なるアップリンクバースト、たとえば、図2の第1のアップリンクバーストおよび第2のアップリンクバーストは、時間的に不連続である。
このステップにおける送るアクションは、図12の端末デバイスのトランシーバ121によって実装され得る。もちろん、アクションは、代替として、図12において、トランシーバ121を制御することによって端末デバイスのモデムプロセッサ124によって実装され得る。
ステップ230:端末デバイスが第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定する。
第1の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSよりも大きい。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ124によって実装され得る。
任意選択で、端末デバイスは、第2のLBTが成功するという条件で、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送り、第2のアップリンクバーストは第1のアップリンクバーストよりも後にある。
任意選択で、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報は、AUL送信およびSUL送信に対応するHARQステータス情報を含むか、またはHARQステータスを示す第1のインジケーション情報は、AUL送信に対応するHARQステータス情報を含むが、SUL送信に対応するHARQステータス情報を含まない。HARQステータスを示す第1のインジケーション情報の上記の記述は、本発明の別の実施形態にも適用可能であることを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、CWSを決定するためにタイマーが導入される。第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの開始点である。特に、タイマーの開始瞬間は、第2の基準時間単位の終了瞬間または開始瞬間であり、タイマーの長さは第1の時間しきい値である。本発明のこの実施形態では、タイマーの開始瞬間が第2の基準時間単位の終了瞬間である例が使用される。タイマーの開始点および長さの上記の記述は、本発明のこの実施形態における別のバーストに対応するタイマーにも適用可能であることを理解されたい。たとえば、本発明の別の実施形態では、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストに対応するタイマーの開始点である。
第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位について以下の可能な場合があることに留意されたい。
場合1
第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中の時間単位、たとえば、サブフレームまたはTTIである。任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中の終了サブフレームまたはTTIである。特に、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの開始点は、図2の(a)に示されているように、第1のアップリンクバーストの終了瞬間である。任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中の最も早いサブフレームまたはTTIである。特に、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの開始点は、図2の(b)に示されているように、第1のアップリンクバースト中の最も早いサブフレームまたはTTIの終了瞬間である。
場合2
第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中のターゲット時間単位の後の第3の時間長の間隔における時間単位である。任意選択で、第1のアップリンクバースト中のターゲット時間単位は、第1のアップリンクバースト中の第1の時間単位である。たとえば、ターゲット時間単位は、第1のアップリンクバースト中の第1のサブフレームまたはTTIである。特に、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの開始点は、図2の(c)に示されているように、第1のアップリンクバースト中の第1のサブフレームまたはTTIの後の第3の時間長における瞬間である。
任意選択で、第2の時間長は、プロトコルまたは規定において定義され得、たとえば、端末デバイス中でプリセットされ得る。代替として、第2の時間長は、上位レイヤシグナリングを使用することによってネットワークデバイスによって構成されるか、または物理レイヤシグナリングを使用することによってネットワークデバイスによって通知され得る。さらに、第2の時間長は、HARQステータス情報フィードバック遅延であるか、またはこのフィードバック遅延よりも大きくなり得る。特に、アップリンクデータ情報を受信した後に、ネットワークデバイスは、遅延を伴ってデータ情報のHARQステータス情報をフィードバックする。たとえば、時間単位#n中のデータ情報に対応するHARQステータス情報は、時間単位#n+k中で最初にフィードバックされ得る。この場合、HARQステータス情報フィードバック遅延はk個の時間単位と呼ばれる。任意選択で、第2の時間長はk個のサブフレームまたはTTIであり得る。たとえば、第2の時間長はk=4個のサブフレームまたはTTIであり得る。
第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位の2つの可能な場合は、本発明のこの実施形態における別のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間、たとえば、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間にも適用可能であることを理解されたい。詳細について以下で再び説明されない。
可能な設計では、第1の基準時間単位は、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位である。たとえば、端末デバイスがTTI中の第2のCWSを決定する場合、第1の基準時間単位は、このTTIまたは第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。たとえば、開始時間単位は、時系列関係に基づいて端末デバイスによって決定される開始時間単位であり得る。以下で、第1の基準時間単位の2つの可能性について別々に説明する。
可能性1:第1の基準時間単位は、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位である。この場合、第1の時間長は、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの開始点から、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位までの時間長である。この可能性では、第1の時間長が第1の時間しきい値よりも大きいことは、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位が、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの終了点を超えることを示し、これは、第1の基準時間単位がタイマーを超えることと呼ばれる。
端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位は、端末デバイスが第2のLBTを実施する前の時間単位であることを理解されたい。たとえば、端末デバイスは、アップリンクAUL情報を送る必要があり、第2のLBTが無認可チャネルを占有する前に、第2のLBTに対応する第2のCWSを決定する必要がある。
任意選択で、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位では、端末デバイスは、アップリンクAUL情報を送る必要がない。たとえば、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーが満了し、HARQステータス情報が受信されないという条件で、端末デバイスは、CWSを直ちに増加させ、すなわち、第2のCWSを決定する。時間期間の後に、端末デバイスがアップリンクAUL情報を送る必要があるとき、端末デバイスは、第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施し、第2のLBTが成功するという条件で、第2のアップリンクバースト中でアップリンク情報を送る。
可能性2:第1の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。たとえば、開始時間単位は、時系列関係に基づいて端末デバイスによって決定される開始時間単位であり得る。任意選択で、第2のアップリンクバーストの開始時間単位は、第2のアップリンクバースト中の第1の(最も早い)サブフレームまたはTTIであり得る。この可能性では、第1の時間長が第1の時間しきい値よりも大きいことは、第2のアップリンクバーストの開始時間単位または開始瞬間が、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの終了点を超えることを示し、これは、第1の基準時間単位がタイマーを超えることと呼ばれる。
第1の基準時間単位の2つの可能な場合は、本発明のこの実施形態における別のアップリンクバーストに対応する第1の基準時間、たとえば、第3のアップリンクバーストに対応する第1の基準時間にも適用可能であることを理解されたい。詳細について以下で再び説明されない。
第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、すなわち、第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの開始点との間の間隔が、第1の時間長である。
第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSよりも大きく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。図2の図示された(a)、(b)、および(c)のように、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信せず、第2のアップリンクバーストに対応する第1の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーT1を超える。上記で説明されたように、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報は、HARQ−ACKフィードバック情報およびULグラントのうちの少なくとも1つを含むことを理解されたい。この場合、端末デバイスはCWSを増加させる。言い換えれば、第2のCWSは第1のCWSよりも大きく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。特に、第2のLBTの以前のLBTは、以前のランダムバックオフCCAベースのLBTを指す。別段に規定されていない限り、本発明のこの実施形態で説明されるLBTはランダムバックオフCCAベースのLBTである。詳細について以下で説明されない。
端末デバイスによって実施されるLBTの各時間に対応するCWSは、端末デバイスによって実施される以前のLBTに対応するCWSに基づいて調整され、調整は、増加させること、不変に保つこと、および低減を含むことを理解されたい。たとえば、現在のLBTに対応するCWSが増加されるべきであると決定された場合、現在のLBTに対応するCWSは、以前のLBTに対応するCWSと比較して、CWSセット中の次のより高い値に増加される。現在のLBTに対応するCWSが不変のままであると決定された場合、現在のLBTに対応するCWSは、以前のLBTに対応するCWSと同じままである。
第1のCWSと第2のCWSとは、同じアクセス優先度に対応する。言い換えれば、第1のCWSは、第2のCWSと同じアクセス優先度に対応する第2のLBTの以前のLBTのCWSである。
チャネルにアクセスするとき、各端末デバイスは、少なくとも2つのアクセス優先度(優先度クラス)のうちの1つを使用することによってサービスタイプに基づいてLBTを実施し得ることを理解されたい。各アクセス優先度は、特定のCWS値セットに対応する。たとえば、4つのアクセス優先度では、アクセス優先度1をもつCWSセットは{3,7}であり、アクセス優先度2をもつCWSセットは{7,15}であり、アクセス優先度3をもつCWSセットは{15,31,63,127,255,511,1023}であり、アクセス優先度4をもつCWSセットは{15,31,63,127,255,511,1023}である。端末デバイスがLBTを実施する前にCWSを調整するたびに、CWSを増加させるか、減少させるか、または不変に保つ調整動作が、少なくとも2つのアクセス優先度の各々について実施され、LBTを実施するために使用されるアクセス優先度に限定されない。たとえば、4つのアクセス優先度では、端末デバイスがアクセス優先度1を使用することによってLBTを実施する前に、CWSが増加される必要がある場合、4つのアクセス優先度の各々について、CWSは、アクセス優先度に対応するCWS値セット中の次のより高い値に増加され、次いで、LBTを実施するために、アクセス優先度1に基づいて調整されたCWS値が使用される。したがって、本発明のこの実施形態で説明されるいずれか2つのCWSの間の大きさの関係は、同じアクセス優先度をもつ2つのCWSの間の関係を指す。たとえば、第2のCWSが第1のCWSよりも大きいことは、いずれかのアクセス優先度について、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第2のLBTに対応する第2のCWSに増加されることを意味する。別の例では、第2のCWSが第1のCWSに等しいことは、いずれかのアクセス優先度について、第2のLBTに対応する第2のCWSが、第1のLBTに対応する第1のCWSに等しく保たれることを意味する。
同じアクセス優先度に対応する第1のCWSと第2のCWSの記述は、本発明の別の実施形態にも適用可能であることを理解されたい。本発明のこの実施形態で説明されるいずれか2つのCWSの間の大きさの関係は、同じアクセス優先度をもつ2つのCWSの間の関係である。
任意選択で、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことは、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、および第2のアップリンクバーストの前に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことであり得るか、または端末デバイスが、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位の後に、および第1の基準時間単位の前に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことであり得るか、または端末デバイスが、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位から開始する第1の時間しきい値内に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことであり得る。
任意選択で、第1の時間長が第1の時間しきい値よりも大きく、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間と、第1の基準時間単位との間の時間内に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSよりも大きく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、言い換えれば、端末デバイスはCWSを増加させる。図3に示されているように、可能な場合には、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位中に、すなわち、タイマーの開始点の前に、および第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信する。この場合、第1の基準時間単位がタイマーをそれによって超える第2のアップリンクバーストのために、端末デバイスはCWSを増加させる。
任意選択で、第1の時間長が第1の時間しきい値よりも大きく、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間から開始する第1の基準時間しきい値内に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSよりも大きく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、言い換えれば、端末デバイスはCWSを増加させる。図4に示されているように、可能な場合には、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーが満了した後に、および第1の基準時間単位の前に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信する。この場合、第1の基準時間単位がタイマーをそれによって超える第2のアップリンクバーストのために、端末デバイスはCWSを増加させる。
第2の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以下であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSに等しい。
第2のLBTの以前のLBTは、以前のランダムバックオフCCAベースのLBTを指すことを理解されたい。
図5に示されているように、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信せず、第2のアップリンクバーストに対応する第1の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーT1を超えない。上記で説明されたように、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報は、HARQ−ACKフィードバック情報およびULグラントのうちの少なくとも1つを含むことを理解されたい。この場合、端末デバイスはCWSを増加させない。言い換えれば、第2のCWSは第1のCWSに等しく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
任意選択で、この可能な設計では、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間が、上記で説明された場合3を満たすとき、端末デバイスが第2のCWSを決定することは、第1の基準時間単位が、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位よりも後にないとき、または第1の時間長が第1の時間しきい値よりも小さく、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位と、第1の基準時間単位との間に、HARQステータスを含む第1のインジケーション情報を受信しないとき、端末デバイスがCWSを増加させないことを含む。言い換えれば、第2のCWSは第1のCWSに等しく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
任意選択で、第3の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以下であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第2のインジケーション情報に基づいて決定され、第2のインジケーション情報は、第1のアップリンクバーストの前に端末デバイスによって受信され、HARQステータスを示すために使用されるインジケーション情報である。
図6に示されているように、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信せず、第2のアップリンクバーストに対応する第1の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーT1を超えない。上記で説明されたように、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報は、HARQ−ACKフィードバック情報およびULグラントのうちの少なくとも1つを含むことを理解されたい。この場合、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストの前にHARQステータス情報に基づいて第2のCWSを決定する。端末デバイスは、従来技術の方法を使用することによってHARQステータス情報に基づいてCWSを調整し得る。
上記の3つの方式は、独立した解決策として使用され得るか、または上記の3つの方式のうちのいずれか2つが解決策全体として使用されるか、またはこれら3つの解決策が解決策全体として使用され得ることに留意されたい。
任意選択で、可能な設計では、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後および第2のアップリンクバーストの前の時間内に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信せず、第2のアップリンクバーストが、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位の直後のアップリンクバーストであるという条件で、端末デバイスはCWSを増加させる。言い換えれば、第2のCWSは第1のCWSよりも大きく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位よりも後にあり、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の時間間隔が、第1の時間しきい値である。第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの終了時間単位であることを理解されたい。この可能な設計では、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーが満了した後に現れる第1のアップリンクバーストのためにのみCWSを増加させる。任意選択で、第2のアップリンクバーストは、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位の後の第1のAULアップリンクバーストであり得る。任意選択で、第2のアップリンクバーストは、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位の後の、ランダムバックオフCCAベースのLBTがその上で実施される第1のアップリンクバーストであり得る。任意選択で、第2のアップリンクバーストは、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位の後の、ランダムバックオフCCAベースのLBTがその上で実施される第1のAULアップリンクバーストであり得る。
端末デバイスは、本発明のこの実施形態において提供される方法を実施し、時間しきい値、たとえば、タイマーに関してCWSを決定する。時間しきい値、たとえば、タイマーは、第1の基準時間単位がタイマーを超え、HARQステータス情報が受信されない場合、CWSが増加されるように設定され、それにより、HARQステータス情報をフィードバックするのに遅延があるので、1つのアップリンクバーストの後の時間間隔(たとえば、その遅延よりも小さい時間間隔)内に、ネットワークデバイスによってフィードバックされるHARQステータス情報が受信されないとき、CWSが増加されることが回避される。したがって、CWSの過大な増加により、端末デバイスがチャネルにアクセスする成功率が低減されることが回避され、それにより、端末デバイスは、AULアップリンク送信を実施するとき、チャネルステータスにより適切に適応することができる。
図8は、本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための方法の概略処理図である。図9および図10は、本発明の実施形態による方法のシーケンス図である。以下で、図8から図10を参照しながら本発明の実施形態において提供される方法について説明する。
ステップ810:端末デバイスが第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送る。
ステップ820:端末デバイスが第1のLBTを実施する。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ124によって実装され得る。
ステップ830:第1のLBTが成功した後に、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送り、第2のアップリンクバーストが第1のアップリンクバーストよりも後にある。
上記のステップにおける送るアクションは、図12の端末デバイスのトランシーバ121によって実装され得る。もちろん、アクションは、代替として、図12において、トランシーバ121を制御することによって端末デバイスのモデムプロセッサ124によって実装され得る。
ステップ840:端末デバイスが第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定する。
第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1の基準時間単位と、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第2の時間長である。
第1の方式では、第2の時間長が第1の時間しきい値未満であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信せず、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第3のCWSと比較して増加されないという条件で、第2のCWSは第4のCWSよりも大きく、第4のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第3のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
第2の方式では、第2の時間長が第1の時間しきい値未満であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信せず、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第3のCWSと比較して増加されるという条件で、第2のCWSは第4のCWSに等しく、第4のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第3のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
特に、第3のアップリンクバーストが、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーを超える場合、言い換えれば、第1の時間長が第1の時間しきい値以上である場合、第1のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間に第2のアップリンクバーストがあり、第2のアップリンクバーストに対応するCWSが、調整されたCWSであり、第1の基準時間が、第2のアップリンクバーストに対応するタイマーを超えず、言い換えれば、第2の時間長が第1の時間しきい値よりも小さいとき、端末デバイスは第2のCWSを増加させない。言い換えれば、端末デバイスは、CWSがその上で調整される第2のアップリンクバーストのために新しいタイマーを再開し、HARQステータスの受信ステータス、および第2のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間の時間間隔に基づいて、第3のアップリンクバーストに対応するCWSを決定する。
さらに、端末デバイスが第2のアップリンクバーストのCWSを調整することは、端末デバイスが第2のアップリンクバーストのCWSを増加させることを意味する。言い換えれば、第1のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間にアップリンクバーストがあり、アップリンクバーストに対応するCWSが、以前のLBTに対応するCWSと比較して不変のままであるか、または以前のLBTに対応するCWSと比較して減少された場合、端末デバイスは第2のCWSを増加させる必要がある。端末デバイスは、CWSを繰り返し処罰するのを回避するために、第2のアップリンクバーストに対応するCWSが増加されたときのみ、第3のアップリンクバーストに対応する第2のCWSを増加させない。第2のアップリンクバーストがCWSを不変に保つかまたはCWSを減少させた場合、端末デバイスはCWSを増加させ、すなわち、第2のCWSは第4のCWSよりも大きく、第4のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。第2のLBTの以前のLBTは、以前のランダムバックオフCCAベースのLBTを指すことを理解されたい。
任意選択で、第2のアップリンクバーストに対応するCWSは、HARQステータスを含むインジケーション情報に基づいて増加され得る。図7に示されているように、たとえば、第1のアップリンクバーストの前に端末デバイスによって受信されるHARQステータス情報は、NACKである。したがって、端末デバイスは、第2のアップリンクバーストに対応するCWSを増加させる。
任意選択で、第2のアップリンクバーストに対応するCWSは、HARQステータス受信タイムアウトにより増加され得る。図8に示されているように、たとえば、第2のアップリンクバーストは、以前のバーストのタイマーを超え、それら2つのバースト間でHARQステータス情報は受信されない。したがって、端末デバイスは、第2のアップリンクバーストに対応するCWSを増加させる。
本明細書における第1の方式および第2の方式は、解決策全体として使用され得るか、または独立した解決策として使用され得ることに留意されたい。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ124によって実装され得る。
ステップ850:第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施する。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ124によって実装され得る。
ステップ860:第2のLBTが成功するという条件で、第3のアップリンクバースト上で第3のデータパケットを送り、第3のアップリンクバーストが第2のアップリンクバーストよりも後にある。
このステップにおける送るアクションは、図12の端末デバイスのトランシーバ121によって実装され得る。もちろん、アクションは、代替として、図12において、トランシーバ121を制御することによって端末デバイスのモデムプロセッサ124によって実装され得る。
CWSおよびLBTの上記の記述はこの実施形態にも適用可能であり、詳細について本明細書で再び説明されないことを理解されたい。
可能な設計では、第1の基準時間単位は、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位である。たとえば、端末デバイスがTTI中の第2のCWSを決定する場合、第1の基準時間単位は、このTTIまたは第3のアップリンクバーストの開始時間単位である。たとえば、開始時間単位は、時系列関係に基づいて端末デバイスによって決定される開始時間単位であり得る。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中の時間単位であるか、または第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位から第3の時間長の間隔を有する時間単位であり、第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位の後にあり、
第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバースト中の時間単位であるか、または第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位から第3の時間長の間隔を有する時間単位であり、第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位の後にある。
さらに、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位とは異なり得る。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位であるか、または第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。
任意選択で、第1のCWSと第3のCWSとは、同じアクセス優先度に対応し、第2のCWSと第4のCWSは、同じアクセス優先度に対応する。
端末デバイスによって実施されるLBTの各時間に対応するCWSは、端末デバイスによって実施される以前のLBTに対応するCWSに基づいて調整され、調整は、増加させること、不変に保つこと、および低減を含むことを理解されたい。たとえば、現在のLBTに対応するCWSが増加されるべきであると決定された場合、現在のLBTに対応するCWSは、以前のLBTに対応するCWSと比較して、CWSセット中の次のより高い値に増加される。現在のLBTに対応するCWSが不変のままであると決定された場合、現在のLBTに対応するCWSは、以前のLBTに対応するCWSと同じままである。
チャネルにアクセスするとき、各端末デバイスは、少なくとも2つのアクセス優先度(優先度クラス)のうちの1つを使用することによってサービスタイプに基づいてLBTを実施し得ることを理解されたい。各アクセス優先度は、特定のCWS値セットに対応する。たとえば、4つのアクセス優先度では、アクセス優先度1をもつCWSセットは{3,7}であり、アクセス優先度2をもつCWSセットは{7,15}であり、アクセス優先度3をもつCWSセットは{15,31,63,127,255,511,1023}であり、アクセス優先度4をもつCWSセットは{15,31,63,127,255,511,1023}である。端末デバイスがLBTを実施する前にCWSを調整するたびに、CWSを増加させるか、減少させるか、または不変に保つ調整動作が、少なくとも2つのアクセス優先度の各々について実施され、LBTを実施するために使用されるアクセス優先度に限定されない。たとえば、4つのアクセス優先度では、端末デバイスがアクセス優先度1を使用することによってLBTを実施する前に、CWSが増加される必要がある場合、4つのアクセス優先度の各々について、CWSは、アクセス優先度に対応するCWS値セット中の次のより高い値に増加され、次いで、LBTを実施するために、アクセス優先度1に基づいて調整されたCWS値が使用される。したがって、本発明のこの実施形態で説明されるいずれか2つのCWSの間の大きさの関係は、同じアクセス優先度をもつ2つのCWSの間の関係を指す。たとえば、第2のCWSが第1のCWSよりも大きいことは、いずれかのアクセス優先度について、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第2のLBTに対応する第2のCWSに増加されることを意味する。別の例では、第2のCWSが第1のCWSに等しいことは、いずれかのアクセス優先度について、第2のLBTに対応する第2のCWSが、第1のLBTに対応する第1のCWSに等しく保たれることを意味する。
任意選択で、第1の基準時間単位は、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位である。
任意選択で、第1の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。
任意選択で、第2のLBTの以前のLBTは、第1のLBTと同じである。
さらに、第2の時間長は、あらかじめ定義されるか、またはネットワークデバイスから受信され得る。
任意選択で、第3の時間長は、ネットワークデバイスによって示される遅延に関係し得る。
この実施形態において提供される方法によれば、第1のアップリンクバーストの後にHARQステータス情報が受信されず、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間の第2のアップリンクバーストに対応するCWSを増加させており、第1の基準時間単位が第2のアップリンクバーストのタイマー持続時間を超えないという条件で、端末デバイスは、第3のアップリンクバーストが、第1のアップリンクバーストに対応するタイマー持続時間を超えるので、第3のアップリンクバーストに対応するCWSを増加させず、第3のアップリンクバーストに対応するCWSを不変に保つ。端末デバイスが、第1の基準時間がタイマー持続時間を超えるとすれば、CWSを増加させる方法と比較して、この方法は、CWSが短時間に増加されたとき、タイマー満了により、CWSが再び増加されることを回避することができ、それにより、CWSへの過大なペナルティを回避し、AULシナリオにおいて端末デバイスによってCWSを調整することの妥当性を改善する。
図11は、本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするためのさらに別の方法のシーケンス図である。本発明の実施形態において提供されるさらに別の方法について、図8および図11を参照しながら以下で説明される。
ステップ810:端末デバイスが第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送る。
ステップ820:端末デバイスが第1のLBTを実施する。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ124によって実装され得る。
ステップ830:第1のLBTが成功した後に、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送り、第2のアップリンクバーストが第1のアップリンクバーストよりも後にある。
ステップ840:端末デバイスが第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定する。
第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1の基準時間単位と、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第2の時間長である。第2の時間長が第1の時間しきい値以上であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは、第1のCWSに基づいて増加されたCWSであり、第1のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
CWSおよびLBTの上記の記述はこの実施形態にも適用可能であり、詳細について本明細書で再び説明されないことを理解されたい。
特に、第3のアップリンクバーストが、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーを超え、すなわち、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、第3のアップリンクバーストが、第2のアップリンクバーストに対応するタイマーを超え、すなわち、第2の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、および第3のアップリンクバーストの前に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、端末デバイスは、CWSを1回のみ増加させる。具体的には、第1のCWSは、第2のCWSを1回増加させることによって取得されるCWSであり、第2のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
図9に示されているように、第3のアップリンクバーストは、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーT1と、第2のアップリンクバーストに対応するタイマーT2の両方を超え、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間で、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しない。この場合、端末デバイスはCWSを1回のみ増加させる。特に、第3のアップリンクバーストに対応する第1のCWSは、第2のCWSよりも大きく、第2のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第1のCWSは、第2のCWSよりも大きく、同じアクセス優先度を有するCWSのセット中にあるCWS中の最小のCWSである。アクセス優先度の概念について上記で説明され、詳細について本明細書で再び説明されないことに留意されたい。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ124によって実装され得る。
ステップ850:第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施する。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ124によって実装され得る。
ステップ860:第2のLBTが成功するという条件で、第3のアップリンクバースト上で第3のデータパケットを送り、第3のアップリンクバーストが第2のアップリンクバーストよりも後にある。
上記のステップにおける送るアクションは、図12の端末デバイスのトランシーバ121によって実装され得る。もちろん、アクションは、代替として、図12において、トランシーバ121を制御することによって端末デバイスのモデムプロセッサ124によって実装され得る。
可能な設計では、第1の基準時間単位は、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位である。たとえば、端末デバイスがTTI中の第2のCWSを決定する場合、第1の基準時間単位は、このTTIまたは第3のアップリンクバーストの開始時間単位である。たとえば、開始時間単位は、時系列関係に基づいて端末デバイスによって決定される開始時間単位であり得る。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中の時間単位であるか、または第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位から第3の時間長の間隔を有する時間単位であり、第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位の後にあり、
第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバースト中の時間単位であるか、または第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位から第3の時間長の間隔を有する時間単位であり、第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位の後にある。
さらに、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位とは異なり得る。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位であるか、または第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。
任意選択で、第1の基準時間単位は、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位である。
任意選択で、第1の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。
任意選択で、第1のCWSと第2のCWSとは、同じアクセス優先度に対応する。
任意選択で、第2のLBTの以前のLBTは、第1のLBTと同じである。
さらに、第2の時間長は、あらかじめ定義されるか、またはネットワークデバイスから受信され得る。
任意選択で、第3の時間長は、ネットワークデバイスによってHARQステータスをフィードバックする遅延に関係し得る。
上記の実施形態では、第1の基準時間単位が、第1のアップリンクバーストに対応する第1の時間しきい値、すなわち、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの持続時間を超え、第1の基準時間単位が、第2のアップリンクバーストに対応するタイマーの持続時間をも超え、第1のアップリンクバーストの後にHARQステータス情報が受信されないという条件で、言い換えれば、端末デバイスが、複数のアップリンクバーストに対応するタイマーを超え、HARQステータス情報を受信しないという条件で、端末デバイスは、CWSを1回のみ増加させ、それにより、複数回の満了があるとき、CWSへの過大なペナルティを回避し、AULシナリオにおいて端末デバイスによってCWSを調整することの妥当性を改善する。
図12は、端末デバイスの可能な概略構造図である。端末デバイスは、本発明の実施形態において提供される方法を実施することができる。端末デバイスは、図1の2つの端末デバイス116および122のうちのいずれか1つであり得る。端末デバイスは、トランシーバ121、アプリケーションプロセッサ(application processor)122、メモリ123、およびモデムプロセッサ(modem processor)124を含む。
トランシーバ121は、出力サンプリングを調整(たとえば、アナログ変換、フィルタ処理、増幅、およびアップコンバージョンを実施)し、アップリンク信号を生成し得る。アップリンク信号は、アンテナを使用することによって上記の実施形態のネットワークデバイスに送信される。ダウンリンクにおいて、アンテナは、ネットワークデバイスによって送信されたダウンリンク信号を受信する。トランシーバ121は、アンテナから受信された信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバージョン、およびデジタル化を実施)し、入力サンプルを提供し得る。トランシーバ121は、アップリンクバースト中でデータパケットを送る機能を含む、上記の方法実施形態における端末デバイスの送受信機能を実装し得る。上記の方法実施形態における技術的特徴は装置実施形態にも適用可能である。詳細について本明細書で再び説明されない。
モデムプロセッサ124は、コントローラまたはプロセッサと時々呼ばれ、ベースバンドプロセッサ(baseband processor、BBP)(図示されず)を含み得る。ベースバンドプロセッサは、受信されたデジタル化信号を処理して、この信号中で送信された情報またはデータビットを抽出する。要件または期待に基づいて、BBPは、通常、モデムプロセッサ124中に1つもしくは複数の桁で実装されるか、または分離された集積回路(IC)として実装される。
設計では、モデムプロセッサ(modem processor)1004は、エンコーダ1241、変調器1242、デコーダ1243、および復調器1244を含み得る。エンコーダ1241は、送られるべき信号を符号化するように構成される。たとえば、エンコーダ1241は、アップリンク中で送られるべきサービスデータおよび/またはシグナリングメッセージを受信し、サービスデータおよびシグナリングメッセージを処理(たとえば、フォーマット、符号化、またはインターリーブ)するように構成され得る。変調器1242は、エンコーダ1241の出力信号を変調するように構成される。たとえば、変調器は、エンコーダの出力信号(データおよび/またはシグナリング)上でシンボルマッピングおよび/または変調などの処理を実施し、出力サンプルを提供し得る。復調器1244は、入力信号を復調するように構成される。たとえば、復調器1244は、入力サンプルを処理し、シンボル推定を行う。デコーダ1243は、復調された入力信号を復号するように構成される。たとえば、デコーダ1243は、復調された入力信号上でデインターリーブおよび/または復号などの処理を実施し、復号信号(データおよび/またはシグナリング)を出力する。エンコーダ1241、変調器1242、復調器1244、およびデコーダ1243は、複合モデムプロセッサ124によって実装され得る。これらのユニットは、無線アクセスネットワークにおいて使用される無線アクセス技術に基づいて処理を実施する。
モデムプロセッサ124は、アプリケーションプロセッサ122から、音声、データ、または制御情報を表し得るデジタル化データを受信し、送信のためにデジタル化データを処理する。モデムプロセッサは、たとえば、LTE、新無線、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)、および高速パケットアクセス(High Speed Packet Access、HSPA)など、複数の通信システムの複数のワイヤレス通信プロトコルのうちの1つまたは複数をサポートし得る。任意選択で、モデムプロセッサ124は、1つまたは複数のメモリをも含み得る。
任意選択で、モデムプロセッサ124とアプリケーションプロセッサ122は、1つのプロセッサチップに統合され得る。
モデムプロセッサ124は、CWSを決定することおよびLBTを実施することを含む、上記の方法実施形態における端末デバイスの処理機能を実装し得るか、またはモデムプロセッサ124は、データパケットを送ることおよびトランシーバ121とともにLBTを実施することという機能を実装し得る。上記の方法実施形態における技術的特徴はこの装置実施形態にも適用可能である。詳細について本明細書で再び説明されない。
メモリ123は、端末デバイスの通信をサポートするために使用されるプログラムコード(プログラム、命令、ソフトウェアなどとも時々呼ばれる)および/またはデータを記憶するように構成される。
メモリ123は、1つまたは複数の記憶ユニットを含むことがあり、たとえば、モデムプロセッサ124もしくはアプリケーションプロセッサ122内にあり、プログラムコードを記憶するように構成された記憶ユニットであり得るか、またはモデムプロセッサ124もしくはアプリケーションプロセッサ122とは無関係の外部記憶ユニットであり得るか、またはモデムプロセッサ124もしくはアプリケーションプロセッサ122内の記憶ユニット、およびモデムプロセッサ124もしくはアプリケーションプロセッサ122とは無関係の外部記憶ユニットを含む構成要素であり得ることに留意されたい。
モデムプロセッサ121は、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application−Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、別の集積回路、またはそれらの任意の組合せであり得る。モデムプロセッサ121は、本発明の実施形態で開示される内容に関して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路を実装または実行し得る。プロセッサはまた、コンピューティング機能デバイスを実装する組合せ、たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、またはシステムオンチップ(system−on−a−chip、SOC)を含む組合せであり得る。
本出願で開示される様々な態様に関して説明される様々な説明的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムは、電子ハードウェア、メモリもしくは別のコンピュータ可読媒体に記憶され、プロセッサもしくは別の処理デバイスによって実行される命令、またはそれらの組合せとして実装され得ることを、当業者なら理解することができる。たとえば、本明細書で説明されるデバイスは、任意の回路、ハードウェア構成要素、IC、またはICチップに適用され得る。本出願で開示されるメモリは、任意のサイズで任意のタイプのメモリであってよく、任意のタイプの必要な情報を記憶するように構成され得る。そのような互換性について明確に説明するために、様々な説明的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて上記では機能に基づいて概して説明された。どのようにそのような機能を実装すべきかは、特定の適用例、設計選択、および/またはシステム全体に課された設計制約に依存する。当業者は、特定の適用例ごとに、説明される機能を実装するために異なる方式を使用し得るが、そのような実装が本発明の範囲を越えると考えられるべきではない。
モデムプロセッサ121は、端末のアクションを制御および管理し、上記の実施形態において端末デバイスによって実施されるアクションを実施するように構成される。トランシーバ121は、モデムプロセッサ121に接続され、アンテナを使用することによって無線信号を送るかまたは受信し、単一のアンテナまたは複数のアンテナがあってよい。メモリ123は、端末デバイスが本発明の実施形態の方法を実施するときに生成されるデータと、端末デバイスの通信をサポートするために使用されるプログラムコードとを記憶するように構成される。
本発明の例は、上記の方法を実装するように構成された装置(たとえば、集積回路、ワイヤレスデバイス、または回路モジュール)をさらに提供する。本明細書で説明される方法を実装するための装置は、自立したデバイス、またはより大きいデバイスの一部であり得る。デバイスは、(i)独立したIC、(ii)1つもしくは複数の1Cのセットであって、データおよび/もしくは命令を記憶するように構成されたメモリICを含み得る、セット、(iii) RF受信機もしくはRF送信機/受信機などのRFIC、(iv)移動局モデムなどのASIC、(v)別のデバイスに埋め込まれ得るモジュール、(vi)受信機、セルラーフォン、ワイヤレスデバイス、もしくはモバイルユニット、または(vii)その他であり得る。
本発明の実施形態において提供される方法および装置は、端末デバイスに適用され得る。端末デバイスは、ハードウェアレイヤ、ハードウェアレイヤ上で走るオペレーティングシステムレイヤ、およびオペレーティングシステムレイヤ上で走るアプリケーションレイヤを含み得る。ハードウェアレイヤは、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、メモリ管理ユニット(memory management unit、MMU)、およびメモリ(メインメモリとも呼ばれる)などのハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、処理(process)を使用することによってサービス処理を実装するいずれか1つまたは複数のコンピュータオペレーティングシステム、たとえば、Linuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、またはWindowsオペレーティングシステムであり得る。アプリケーションレイヤは、ブラウザ、アドレス帳、ワード処理ソフトウェア、およびインスタントメッセージングソフトウェアなどのアプリケーションを含む。加えて、本方法の実行本体の特定の構造は、本発明の実施形態の方法のコードを記録するプログラムが、本発明のこの実施形態の信号送信方法に従って通信を実施するように走らされることが可能であるとすれば、本発明の実施形態では限定されない。たとえば、本発明の実施形態のワイヤレス通信方法は、プログラムを呼び出し、プログラムを実行することができる端末デバイス、または機能モジュールによって実行され得る。
当業者は、本明細書で開示される実施形態において説明される例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実装され得ることに気づいているであろう。機能がハードウェアによって実施されるか、またはソフトウェアによって実施されるかは、特定の適用例および技術的解決策の設計制約条件に依存する。当業者は、特定の適用例ごとに、説明される機能を実装するために異なる方法を使用し得るが、実装が本発明の実施形態の範囲を越えると考えられるべきではない。
加えて、本発明の実施形態における態様または特徴は、標準のプログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を使用する方法、装置または製品として実装され得る。本出願において使用される「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読構成要素、キャリアまたは媒体からアクセスされ得るコンピュータプログラムを包含する。たとえば、コンピュータ可読媒体は、限定はされないが、磁気記憶構成要素(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスクまたは磁気テープ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(compact disc、CD)、デジタル多用途ディスク(digital versatile disc、DVD)、スマートカードおよびフラッシュメモリ構成要素(たとえば、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(erasable programmable read−only memory、EPROM)、カード、スティック、またはキードライブ)を含み得る。加えて、本明細書で説明される様々な記憶媒体は、情報を記憶するように構成された1つまたは複数のデバイスおよび/または他の機械可読媒体を示し得る。「機械可読媒体」という用語は、限定はされないが、命令および/またはデータを記憶、含有、および/または搬送することができる無線チャネル、および様々な他の媒体を含み得る。
上記の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装され得る。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態は、完全にまたは部分的にコンピュータプログラム製品の形態で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされ、実行されたとき、本発明の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得るか、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信され得る。たとえば、コンピュータ命令は、ワイヤード(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバー、もしくはデジタル加入者線(DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数の使用可能な媒体を組み込んでいる、サーバまたはデータセンターなどのコンピュータまたはデータ記憶デバイスによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体であり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(たとえば、DVD)、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートドライブ(Solid State Disk、SSD))などであり得る。
上記の処理の説明順序は、本発明の実施形態の様々な実施形態における実行順序を意味しないことを理解されたい。処理の実行順序は、処理の機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本発明の実施形態の実装処理に対するいかなる限定としても考えられるべきではない。
便宜的で簡単な説明のために、上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業処理については、上記の方法実施形態における対応する処理を参照されたく、詳細について本明細書で再び説明されないことを当業者は明確に理解されよう。
本出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置、および方法は、他の方式で実装され得ることを理解されたい。たとえば、説明される装置実施形態は例にすぎない。たとえば、ユニット分割は、論理機能分割にすぎず、実際の実装では他の分割であり得る。たとえば、複数のユニットまたは構成要素が組み合わされるかもしくは別のシステムに統合されることがあるか、またはいくつかの特徴が無視されるかもしくは実施されないことがある。加えて、表示または説明された相互結合もしくは直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装され得る。装置またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的な形態、機械的な形態、または他の形態で実装され得る。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であることもそうでないこともあり、ユニットとして表示された部分は、物理ユニットであることもそうでないこともあり、1つの位置に位置し得るか、または複数のネットワークユニット上に分散され得る。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために実際の要件に基づいて選択され得る。
機能が、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、機能はコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本質的に本発明の実施形態の技術的解決策、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策のうちのいくつかは、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本発明の実施形態で説明される方法のステップの全部または一部を実施するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読取り専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
上記の説明は、本発明の特定の実装方式にすぎず、本発明の保護範囲を限定するようには意図されない。本発明で開示される技術範囲内で当業者によって容易に想到されるいかなる変形または置換も、本発明の保護範囲内に入るものである。
本出願は、通信分野に関し、詳細には、通信分野における、アップリンクチャネル上でリッスンするための方法および装置に関する。
第4世代(4G)モバイル通信技術のリリース13にはロングタームエボリューションを使用した認可支援型アクセス(licensed−assisted access using Long Term Evolution、LAA−LTE)技術(すなわち、LAA技術)が導入され、リリース14には拡張認可支援型アクセス(enhanced licensed−assisted access、eLAA)技術が導入されている。LAA技術およびeLAA技術では、利用可能なスペクトルは、キャリアアグリゲーション(carrier aggregation、CA)技術を使用することによって5GHz無認可帯域に拡大され得る。認可スペクトルの支援を用いて、ネットワークデバイスおよび端末デバイスは、無認可スペクトル上でダウンリンク情報およびアップリンク情報を送信し得る。LAAおよびeLAAに基づいて、Multefire1.0規格は、さらに、認可スペクトルの支援に依拠することなしに、無認可スペクトル上でLTEシステムにおけるアップリンクおよびダウンリンク送信を完全に実装する。将来の第5世代新無線(fifth generation New Radio、5G NR)システムでは、無認可スペクトル上の送信も存在する。
無認可スペクトル上でWi−Fi無線ノードなどの異なる事業者およびインターRATのネットワークデバイスおよび端末デバイスとの公平な共存を実装するために、LAA、eLAA、およびMultefireシステムは、リッスンビフォアトーク(listen before talk、LBT)チャネルアクセス機構を使用し、この機構では、ネットワークデバイスがダウンリンク送信を実施するかまたは端末デバイスがアップリンク送信を実施する前に、チャネル上でリッスンすることが要求される。リッスン方式は、ランダムバックオフのクリアチャネルアセスメント(clear channel assessment、CCA)を含み、CCAの初期ランダムバックオフカウンタの値は、競合ウィンドウサイズ(contention window size、CWS)によって決定される。スケジューリングベースのアップリンク送信では、端末デバイスは、ネットワークデバイスによってフィードバックされるハイブリッド自動再送要求(hybrid automatic repeat request、HARQ)ステータス情報に基づいてCWSを動的に調整して、チャネルステータスに適応し、競合ノードと公平に共存する。
リリース15に導入された追加拡張認可支援型アクセス(Further enhanced licensed−assisted access、FeLAA)システムおよびMultefire1.1システムでは、グラントフリーアップリンク(Grant−free UplinkもしくはGrantless Uplink、GUL)送信機構、または自律アップリンク(Autonomous UL、AUL)送信機構と呼ばれるものが導入されている。端末デバイスは、スケジューリング要求(scheduling request、SR)を送り、アップリンクグラント(UL grant)を待つ必要がない。代わりに、端末デバイスは、LBTが成功した後に、AULリソース上でアップリンクデータを直接送り、それにより、SRおよびULグラントについてのチャネルリッスンをなくし得る。グラントフリーアップリンク送信では、端末デバイスがAUL送信を送った後に、ネットワークデバイスは、端末デバイスのAUL送信を正しく受信しないことがあり、対応する端末デバイスを識別しない。結果的に、端末デバイスは、どんなHARQステータス情報も受信することができない。従来技術におけるアップリンクCWS調整基準は、端末デバイスがAUL送信においてHARQステータス情報を受信することができず、AUL送信における端末デバイスのチャネル適応問題を解決することができないシナリオには適用不可能である。
本発明の実施形態は、アップリンクCWS調整方法を提供するために、アップリンクチャネル上でリッスンするための方法および装置を提供する。
第1の態様によれば、本発明の実施形態は、アップリンクチャネル上でリッスンするための方法を提供する。本方法では、端末デバイスは、第1のリッスンビフォアトークLBTを実施し、第1のLBTが成功した後に、第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送る。端末デバイスは、第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定し、第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施する。
第1の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSよりも大きい。たとえば、第2のCWSは7であり得、第1のCWSは3であり得る。
第2の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以下であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSに等しい。
第3の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以下であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第2のインジケーション情報に基づいて決定され、第2のインジケーション情報は、第1のアップリンクバーストの前に端末デバイスによって受信され、HARQステータスを示すために使用されるインジケーション情報である。
第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1のCWSは、第2のLBTの前のLBTに対応するCWSであり、第1の基準時間単位は、第2の基準時間単位よりも後にある。
第2の態様によれば、本発明の実施形態はワイヤレス装置を提供する。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリおよびトランシーバとを含む。
プロセッサは、第1のリッスンビフォアトークLBTを実施するように構成され、トランシーバは、第1のLBTが成功した後に、第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送るように構成され、プロセッサは、第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定するようにさらに構成される。
第1の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、ワイヤレス装置が、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSよりも大きい。
第2の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以下であり、ワイヤレス装置が、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSに等しい。
第3の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以下であり、ワイヤレス装置が、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第2のインジケーション情報に基づいて決定され、第2のインジケーション情報は、第1のアップリンクバーストの前に受信され、HARQステータスを示すために使用されるインジケーション情報である。
プロセッサは、第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施するようにさらに構成される。
第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第1の基準時間単位は、第2の基準時間単位よりも後にある。
上記の3つの方式は、独立した解決策として使用され得るか、または上記の3つの方式のうちのいずれか2つが解決策全体として使用されるか、またはこれら3つの解決策が解決策全体として使用され得ることに留意されたい。たとえば、第1の方式が独立して使用される。別の場合には、別の方式が使用されてよく、本発明のこの実施形態において提供される方法に限定されない。代替として、第2の方式が独立して使用される。別の場合には、別の方式が使用されてよく、本発明のこの実施形態において提供される方法に限定されない。加えて、本発明の実施形態では、すべての並列方式はこの場合と同様であり、詳細について以下で再び説明されない。
任意選択で、端末デバイスは、第2のLBTが成功するという条件で、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送り、第2のアップリンクバーストは第1のアップリンクバーストよりも後にある。
任意選択で、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことは、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、および第2のアップリンクバーストの前に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことであり得るか、または端末デバイスが、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位の後に、および第1の基準時間単位の前に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことであり得るか、または端末デバイスが、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位から開始する第1の時間しきい値内に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことであり得る。
第1のアップリンクバーストおよび第2のアップリンクバーストは、自律アップリンク(Autonomous UL、AUL)送信のバーストである。この記述は、本発明の実施形態におけるすべてのアップリンクバーストに適用可能であることを理解されたい。第2のLBTの以前のLBTは、ランダムバックオフCCAに基づいて以前のLBTである。この記述も、本発明の実施形態におけるすべてのLBTに適用可能であることを理解されたい。
上記の実施形態では、CWSは、時間しきい値、たとえば、タイマーに関して決定される。(第1のアップリンクバーストと呼ばれる)アップリンクバーストを送った後に、端末デバイスが、HARQステータスを搬送する(第1のインジケーション情報と呼ばれる)インジケーション情報を受信しない場合、たとえば、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストと第2のアップリンクバーストとの間で第1のインジケーション情報を受信せず、第1の基準時間単位が、第1のアップリンクバーストに対応する第1の時間しきい値、具体的には、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの持続時間を超える場合、端末デバイスは、第2のアップリンクバーストに対応するCWSを増加させた後に、チャネルリッスンを実施する。時間しきい値、たとえば、タイマーは、第1の基準時間単位がタイマーを超え、HARQステータス情報が受信されないとき、CWSが増加されるように設定され、それにより、HARQステータス情報をフィードバックするのに遅延があるので、1つのアップリンクバーストの後の時間間隔(たとえば、その遅延よりも小さい時間間隔)内に、ネットワークデバイスによってフィードバックされるHARQステータス情報が受信されないとき、CWSが増加されることが回避される。したがって、CWSの過大な増加により、端末デバイスがチャネルにアクセスする成功率が低減されることが回避され、それにより、端末デバイスは、AULアップリンク送信を実施するとき、チャネルステータスにより適切に適応することができる。
第3の態様によれば、本発明の実施形態は、アップリンクチャネル上でリッスンするための方法を提供する。本方法では、端末デバイスは、第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送る。端末デバイスは、第1のLBTを実施し、第1のLBTが成功した後に、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送る。第2のアップリンクバーストは第1のアップリンクバーストよりも後にある。端末デバイスは、第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定し、第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施する。端末デバイスは、第2のLBTが成功するという条件で、第3のアップリンクバースト上で第3のデータパケットを送り、第3のアップリンクバーストは第2のアップリンクバーストよりも後にある。第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1の基準時間単位と、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第2の時間長である。第2の時間長が第1の時間しきい値以上であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは、第1のCWSに基づいて増加されたCWSであり、第1のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
第4の態様によれば、本発明の実施形態はワイヤレス装置を提供する。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリおよびトランシーバとを含む。
トランシーバは、第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送るように構成される。プロセッサは、第1のLBTを実施するようにさらに構成される。トランシーバは、第1のLBTが成功した後に、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送るようにさらに構成され、第2のアップリンクバーストは第1のアップリンクバーストよりも後にある。プロセッサは、第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定することと、第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施することとを行うようにさらに構成される。
第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1の基準時間単位と、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第2の時間長である。第2の時間長が第1の時間しきい値以上であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは、第1のCWSに基づいて増加されたCWSであり、第1のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
プロセッサは、第2のLBTが成功するという条件で、端末デバイスを制御し第3のアップリンクバースト上で第3のデータパケットを送るようにさらに構成され、第3のアップリンクバーストは第2のアップリンクバーストよりも後にある。
第3の態様および第4の態様では、第1の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応する第1の時間しきい値、すなわち、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの持続時間を超え、第1の基準時間単位はまた、第2のアップリンクバーストに対応するタイマーの持続時間を超える。加えて、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータス情報が受信されないという条件で、言い換えれば、端末デバイスが、複数のアップリンクバーストに対応するタイマーを超え、HARQステータス情報を受信しないとき、端末デバイスは、CWSを1回のみ増加させ、それにより、複数回の満了があるとき、CWSへの過大なペナルティを回避し、AULシナリオにおいて端末デバイスによってCWSを調整することの妥当性を改善する。
任意選択で、第2のCWSは、第2のインジケーション情報に基づいて決定され得る。第2のインジケーション情報がACKであるかまたはNDIがトグル状態にあるULグラントであるとき、第2のCWSは第1のCWSよりも小さい。第2のインジケーション情報がNACKであるかまたはNDIが非トグル状態にあるULグラントであるとき、第2のCWSは第1のCWSよりも大きい。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中の時間単位である。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位から第3の時間長の間隔を有する時間単位であり、第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位の後にある。さらに、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位であり得る。
任意選択で、第1のCWSと第2のCWSとは、同じアクセス優先度に対応する。
第5の態様によれば、本発明の実施形態は、端末デバイスによってアップリンクチャネル上でリッスンするための方法を提供する。本方法では、端末デバイスは、第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送る。端末デバイスは、第1のLBTを実施し、第1のLBTが成功した後に、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送り、第2のアップリンクバーストは第1のアップリンクバーストよりも後にある。端末デバイスは、第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定し、第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施する。第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1の基準時間単位と、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第2の時間長である。端末デバイスは、第2のLBTが成功するという条件で、第3のアップリンクバースト上で第3のデータパケットを送り、第3のアップリンクバーストは第2のアップリンクバーストよりも後にある。
第1の方式では、第2の時間長が第1の時間しきい値未満であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、さらに、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第3のCWSと比較して増加されないという条件で、第2のCWSは第4のCWSよりも大きく、第4のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第3のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
第2の方式では、第2の時間長が第1の時間しきい値未満であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、さらに、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第3のCWSと比較して増加されるという条件で、第2のCWSは第4のCWSに等しく、第4のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第3のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
第6の態様によれば、本発明の実施形態はワイヤレス装置を提供する。本装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリおよびトランシーバとを含む。
トランシーバは、第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送るように構成される。プロセッサは、第1のLBTを実施するように構成される。トランシーバは、第1のLBTが成功した後に、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送るようにさらに構成され、第2のアップリンクバーストは第1のアップリンクバーストよりも後にある。プロセッサは、第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定することと、第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施することとを行うようにさらに構成される。第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1の基準時間単位と、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第2の時間長である。
第1の方式では、第2の時間長が第1の時間しきい値未満であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、ワイヤレス装置が、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、さらに、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第3のCWSと比較して増加されないという条件で、第2のCWSは第4のCWSよりも大きく、第4のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第3のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
第2の方式では、第2の時間長が第1の時間しきい値未満であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、ワイヤレス装置が、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、さらに、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第3のCWSと比較して増加されるという条件で、第2のCWSは第4のCWSに等しく、第4のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第3のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、
トランシーバは、第2のLBTが成功するという条件で、第3のアップリンクバースト上で第3のデータパケットを送るようにさらに構成され、第3のアップリンクバーストは第2のアップリンクバーストよりも後にある。
上記の実施形態では、第3のアップリンクバーストが、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーを超えるという条件で、言い換えれば、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であるという条件で、第1のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間に第2のアップリンクバーストがあるとき、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第3のCWSと比較して増加されるという条件で、第3のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、言い換えれば、第2のアップリンクバーストに対応するCWSは、以前のLBTに対応するCWSと比較して増加されたCWSである。加えて、第3のアップリンクバーストが、第2のアップリンクバーストに対応するタイマーを超えない場合、言い換えれば、第2の時間長が第1の時間しきい値よりも小さい場合、端末デバイスは第2のCWSを増加させず、すなわち、第2のCWSは第4のCWSに等しい。任意選択で、端末デバイスは、CWSがその上で調整される第2のアップリンクバーストのために新しいタイマーを再開し、HARQステータスの受信ステータス、および第2のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間の時間間隔に基づいて、第3のアップリンクバーストに対応するCWSを決定する。
この実施形態において提供される方法によれば、第1のアップリンクバーストの後にHARQステータス情報が受信されず、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間の第2のアップリンクバーストに対応するCWSを増加させており、第1の基準時間単位が第2のアップリンクバーストのタイマー持続時間を超えないという条件で、端末デバイスは、第3のアップリンクバーストが、第1のアップリンクバーストに対応するタイマー持続時間を超えるので、第3のアップリンクバーストに対応するCWSを増加させず、第3のアップリンクバーストに対応するCWSを不変に保つ。端末デバイスが、第1の基準時間単位がタイマー持続時間を超えるとすれば、CWSを増加させる方法と比較して、この実施形態は、AULシナリオにおいて端末デバイスによってCWSを調整することの妥当性を改善する。
本明細書における第1の方式および第2の方式は、解決策全体として使用され得るか、または独立した解決策として使用され得ることに留意されたい。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中の時間単位であるか、または第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位から第3の時間長の間隔を有する時間単位であり、第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位の後にあり、
第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバースト中の時間単位であるか、または第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位から第3の時間長の間隔を有する時間単位であり、第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位の後にある。
さらに、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位とは異なり得る。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位であるか、または第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。
任意選択で、第2のCWSと第3のCWSは、同じアクセス優先度に対応し、第1のCWSと第4のCWSとは、同じアクセス優先度に対応する。
任意選択で、上記の態様では、第1の基準時間単位は、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位である。
さらに、上記の態様の実施形態は、第2のLBTが成功するという条件で、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送ることをさらに含んでよく、第2のアップリンクバーストは第1のアップリンクバーストよりも後にある。
任意選択で、第1の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。
任意選択で、第2のLBTの以前のLBTは、第1のLBTと同じである。
さらに、第2の時間長は、あらかじめ定義されるか、またはネットワークデバイスから受信され得る。
任意選択で、第3の時間長は、ネットワークデバイスによってHARQステータスをフィードバックする遅延に関係し得る。
任意選択で、第2のCWSと第1のCWSは、同じアクセス優先度に対応する。
任意選択で、端末デバイスによって、第2のCWSを決定することは、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後および第2のアップリンクバーストの前の時間内に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信せず、第2のアップリンクバーストが、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位の直後のアップリンクバーストであるという条件で、第2のCWSは第1のCWSよりも大きく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位よりも後にあり、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の時間間隔が、第1の時間しきい値であることをさらに含む。
任意選択で、本発明のこの実施形態では、第2のCWSが第1のCWSよりも大きいことは、CWSセットにおいて、第2のCWSが、第1のCWSのネクストレベルCWSであること、すなわち、第1のCWSよりも大きく、CWSセット中にある最小のCWSであることを意味し得る。
たとえば、端末デバイスのために利用可能なCWS値が、CWSセットを形成する。CWSを増加させるとき、端末デバイスは、CWSセット中の次のより高い値にCWSを増加させる。たとえば、CWSセットは、{3,7}、{7,15}、または{15,31,63,127,255,511,1023}であり得る。
任意選択で、CWSを減少させるとき、端末デバイスは、CWSセット中の最小値にCWSを減少させる。
第7の態様によれば、通信装置が提供される。通信装置は、上記の方法における端末デバイスの挙動の機能を実際に実施するように構成される。これらの機能は、ハードウェアによって実装され得るか、または対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実装され得る。ハードウェアまたはソフトウェアは、機能に対応する1つまたは複数のユニットを含む。
第8の態様によれば、命令を含むコンピュータ記憶媒体が提供される。命令がコンピュータ上で走らされたとき、コンピュータは、上記の方法における端末デバイスの挙動の機能を実際に実施することが可能である。
本発明の実施形態が適用された通信システムの概略図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための方法の概略通信図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための別の方法の概略通信図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための別の方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための別の方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするためのさらに別の方法のシーケンス図である。
本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための装置の概略ブロック図である。
以下で、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態における技術的解決策について説明する。
本明細書において使用される「構成要素」、「モジュール」、および「システム」などの用語は、コンピュータ関係のエンティティ、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアの組合せ、ソフトウェア、または実行されているソフトウェアを示すために使用される。たとえば、構成要素は、限定はされないが、プロセッサ上で走らされる処理、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータであり得る。図に示されているように、コンピューティングデバイスと、コンピューティングデバイス上で走るアプリケーションの両方が、構成要素であり得る。1つまたは複数の構成要素は、処理および/または実行スレッド内に存在し得、構成要素は、1つのコンピュータ上に配置され、および/または2つ以上のコンピュータ間で分散され得る。加えて、これらの構成要素は、様々なデータ構造を記憶する様々なコンピュータ可読媒体から実行され得る。たとえば、構成要素は、ローカルおよび/またはリモート処理を使用することによって、ならびに、たとえば、1つまたは複数のデータパケット(たとえば、ローカルシステム中で、分散システム中で、および/または信号を使用することによって他のシステムと対話するインターネットなどのネットワークを横断して、別の構成要素と対話する2つの構成要素からのデータ)を有する信号に従って通信し得る。
本発明は、通信のために無認可スペクトルを使用するワイヤレスセルラー通信ネットワークシステム、たとえば、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)の認可支援型アクセス(Licensed assisted access、LAA)システム、拡張認可支援型アクセス(Enhanced Licensed Assisted Access、eLAA)システム、追加拡張認可支援型アクセス(Further Enhanced Licensed Assisted Access、FeLAA)システム、5G通信システムにおいて無認可スペクトルを使用する通信システム、および無認可スペクトルにおいて独立して動作するMulteFireシステム、および将来のモバイル通信ネットワークにおいて無認可スペクトルを使用する通信システムに適用可能であることを理解されたい。
図1は、本発明の実施形態による通信システムの概略図である。図1に示されているように、通信システム100はネットワークデバイス102を含む。ネットワークデバイス102は、複数のアンテナ、たとえば、アンテナ104、106、108、110、112、および114を含み得る。加えて、ネットワークデバイス102は、送信機チェーンおよび受信機チェーンをさらに含み得る。当業者は、送信機チェーンと受信機チェーンの両方が、信号送受信に関係する複数の構成要素(たとえば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、またはアンテナ)を含み得ることを理解されよう。ネットワークデバイス102は、(端末デバイス116および端末デバイス122などの)複数の端末デバイスと通信し得る。しかしながら、ネットワークデバイス102は、端末デバイス116または122と同様である端末デバイスの任意の量と通信し得ることが理解されよう。
図1に示されているように、端末デバイス116はネットワークデバイス102と通信する。ネットワークデバイス102は、ダウンリンク118を介して端末デバイス116に情報を送り、アップリンク120を介して端末デバイス116から情報を受信する。加えて、端末デバイス122はネットワークデバイス102と通信する。ネットワークデバイス102は、ダウンリンク124を介して端末デバイス122に情報を送り、アップリンク126を介して端末デバイス122から情報を受信する。
たとえば、無認可周波数帯域上で、ダウンリンク118とアップリンク120は同じ周波数帯域を使用することがあり、ダウンリンク124とアップリンク126は同じ周波数帯域を使用することがある。
加えて、通信システム100は、パブリックランドモバイルネットワーク(Public Land Mobile Network、PLMN)、D2Dネットワーク、M2Mネットワーク、または別のネットワークであり得る。図1は簡略図の例にすぎない。ネットワークは、図1に示されていない別のネットワークデバイスをさらに含み得る。
本発明の実施形態では、端末デバイスに関する実施形態について説明する。端末デバイスは、ユーザ機器(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、モバイル端末(Mobile Terminal)などと呼ばれることもある。端末デバイスは、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を使用することによって1つまたは複数のコアネットワークと通信し得る。たとえば、端末デバイスは、ワイヤレストランシーバ機能を有するデバイスであり、屋内もしくは屋外に展開されることを含めて、陸上に展開され得、ハンドヘルドもしくは車載型であり得るか、(船舶などの)水上に展開され得るか、または(飛行機、気球、および衛星などの)空中に展開され得る。端末デバイスは、モバイルフォン(mobile phone)、タブレットコンピュータ(パッド)、ワイヤレストランシーバ機能をもつコンピュータ、仮想現実(Virtual Reality、VR)端末デバイス、拡張現実(Augmented Reality、AR)端末デバイス、工業制御(industrial control)におけるワイヤレス端末、自動運転(self driving)におけるワイヤレス端末、遠隔医療(remote medical)におけるワイヤレス端末、スマートグリッド(smart grid)におけるワイヤレス端末、輸送安全性(transportation safety)におけるワイヤレス端末、スマートシティ(smart city)におけるワイヤレス端末、スマートホーム(smart home)におけるワイヤレス端末などであり得る。
加えて、本発明のこの実施形態におけるネットワークデバイス(たとえば、ネットワークデバイス201)は、無線アクセスネットワーク中に展開され、端末デバイスにワイヤレス通信機能を提供するように構成された装置である。ネットワークデバイスは、マクロ基地局、マイクロ基地局(スモールセルとも呼ばれる)、リレー局、アクセスポイントなどの様々な形態を含み得る。ネットワークデバイスは、GSMもしくはCDMAにおける基地トランシーバ局(Base Transceiver Station、BTS)であり得るか、WCDMAにおけるノードB(NodeB、NB)であり得るか、LTEもしくはeLTEにおける発展型ノードB(Evolutional evolved Node B、eNB、もしくはe−NodeB)であり得るか、または次世代モバイルネットワーク、たとえば、5G(第5世代)における基地局gNB((次)世代ノードB)であり得る。
ワイヤレス通信のために通信システム100において使用される時間周波数リソースについて以下で詳細に説明される。
本発明の実施形態では、ネットワークデバイスおよび端末デバイスによって情報を送信するために使用される時間領域リソースは、時間領域において複数の時間単位に分割され得る。
加えて、本発明のこの実施形態では、複数の時間単位が連続し得るか、またはいくつかの隣接する時間単位の間でプリセット間隔が設定される。これは、本発明のこの実施形態では特に限定されない。
本発明の実施形態では、時間単位は、アップリンク情報(たとえば、アップリンクデータ)送信および/またはダウンリンク情報(たとえば、ダウンリンクデータ)送信のために使用される時間単位を含み得る。
本発明の実施形態では、1つの時間単位の長さがランダムに設定され得る。これは、本発明の実施形態では特に限定されない。
たとえば、1つの時間単位は、1つもしくは複数のサブフレームを含み得るか、または
1つの時間単位は、1つもしくは複数のスロットを含み得るか、または
1つの時間単位は、1つもしくは複数のシンボルを含み得るか、または
1つの時間単位は、1つもしくは複数のTTI(Transmission Time Interval、TTI)を含み得るか、または
1つの時間単位は、1つもしくは複数のショート送信時間間隔(short Transmission Time Interval、sTTI)を含み得る。
本発明のこの実施形態では、ワイヤレス通信のために通信システム100において使用される時間周波数リソースは、時間領域において複数のTTIに分割され得る。TTIは、現在の通信システム(たとえば、LTEシステム)において一般に使用されるパラメータであり、無線リンク上で情報送信をスケジュールするためのスケジューリング単位である。
本発明のこの実施形態では、TTIは、1ms TTIであり得るか、または1msの長さをもつサブフレームと呼ばれることがあるか、または1msよりも短いsTTIであり得るか、またはミニスロット(mini−slot)と呼ばれることがあることを理解されたい。sTTIによって占有される時間領域リソースの長さは、1ms TTIのそれよりも短い。言い換えれば、データチャネルに対応するTTIがsTTIであるとき、端末デバイスによって占有される時間領域リソースの長さは1msよりも小さい。アップリンク送信では、TTIは、アップリンクリソース割振りもしくはアップリンク送信のための時間領域グラニュラリティであるか、またはTTIは、端末デバイスによってアップリンク送信を実施するための最小時間領域単位である。
レイテンシ敏感なサービス要件により、スケジューリング間隔をさらに短縮し、ユーザエクスペリエンスを改善するために、より短いTTIフレームの構造が物理レイヤに導入される必要がある。たとえば、LTEシステムにおけるTTIの長さは、1msから、1つのシンボル(symbol)から(7つのシンボルを含む)1つのスロットの範囲に短縮され得る。上記のシンボルは、LTEシステムにおける直交周波数分割多重化(Orthogonal Frequency Division Multiplexing、OFDM)シンボルもしくはシングルキャリア周波数分割多元接続(Single Carrier Frequency Division Multiple Access、SC−FDMA)シンボルであり得るか、または別の通信システムにおけるシンボルであり得る。別の例では、5G通信システムにおけるTTI長さも、1msよりも小さい。
1msよりも小さい長さを有するTTIはsTTIと呼ばれることが可能である。たとえば、LTEシステムでは、sTTIの長さは、1つのシンボルから7つのシンボルの任意の長さであり得るか、またはsTTIの長さは、1つのシンボルから7つのシンボル内の少なくとも2つの異なる長さの組合せであり得る。たとえば、1msは6つのsTTIを含み、sTTIの長さは、それぞれ、3つのシンボル、2つのシンボル、2つのシンボル、2つのシンボル、2つのシンボル、および3つのシンボルであり得る。代替として、1msは4つのsTTIを含み、sTTIの長さは、それぞれ、3つのシンボル、4つのシンボル、3つのシンボル、および4つのシンボルであり得るか、または他の異なる長さの組合せであり得る。
本発明の実施形態では、従来技術(たとえば、LTEシステム)において指定されるTTI(たとえば、長さが1msであるかまたは1msよりも長いTTI)およびsTTIは、TTIと総称されることがある。加えて、本発明の実施形態では、TTIの長さは、実際の要件に基づいて変更されてよい。
時間単位の上記の列挙された構造は説明のための例にすぎないことを理解されたい。本発明のこの実施形態は特に限定されず、時間単位の構造は、実際の要件に基づいてランダムに変更されてよい。たとえば、sTTIをサポートしないLTEシステムでは、1つの時間単位は1つのサブフレーム(Subframe)であり得る。別の例では、sTTIをサポートするLTEシステムでは、1つの時間単位は1つのsTTIを含み得るか、1つの時間単位は1つのスロット(Slot)を含み得るか、1つの時間単位は、1つもしくは複数(たとえば、7未満の正の整数もしくは6未満の正の整数)のシンボルを含み得るか、または1つの時間単位は1つのサブフレームであり得る。
1つの時間単位が少なくとも1つのシンボルを含むとき、少なくとも1つのシンボルのいずれか1つは、完全なシンボルであり得るか、またはシンボルの一部であり得ることを理解されたい。シンボルの一部とは、デバイスが情報を送るためにシンボルの時間領域リソースの一部を占有し、残りの部分が、情報を送るために使用されないかまたはクリアとして予約されることを意味する。
本発明の実施形態では、時間単位についてであり、情報を送信するために使用される長さ(または情報送信持続時間)は、1msであり得るか、または1ms未満であり得ることに留意されたい。
本発明のこの実施形態では、通信システム100によって使用される周波数領域リソースは無認可周波数帯域を含む。本発明は、通信のために無認可スペクトルを使用するワイヤレスセルラー通信ネットワークシステム、たとえば、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)の認可支援型アクセス(Licensed Assisted Access、LAA)システム、拡張認可支援型アクセス(Enhanced Licensed Assisted Access、eLAA)システム、追加拡張認可支援型アクセス(Further Enhanced Licensed Assisted Access、FeLAA)システム、5G通信システムにおいて無認可スペクトルを使用する通信システム、または無認可スペクトルにおいて独立して動作するMulteFireシステムに適用可能であることを理解されたい。簡略化された通信システム100は、本発明のこの実施形態における例として使用され、本発明の実施形態において提供される技術的解決策への限定とはならない。当業者は、ネットワークアーキテクチャの発展および新しいサービスシナリオの出現とともに、本発明の実施形態において提供される技術的解決策が、同様の技術的問題にも適用可能であることを知っていよう。
無認可スペクトル上でWi−Fi無線ノードなどの異なる事業者およびインターRATのネットワークデバイスおよび端末デバイスとの公平な共存を実装するために、LAA/eLAA/Multefireシステムなど、無認可スペクトル上で動作するシステムは、リッスンビフォアトーク(Listen−Before−Talk、LBT)チャネルアクセス機構を使用する必要がある。ネットワークデバイスがダウンリンク送信を実施する前に、または端末デバイスがアップリンク送信を実施する前に、ネットワークデバイスまたは端末デバイスは、チャネル上でリッスンする必要があり、チャネルがクリアであることを検出した後に、送信のためにチャネルを占有する。送りノードがリソースを占有することを希望する前に、送りノードがチャネルがクリアであることを検出した場合、それはLBT成功と呼ばれる。他の場合、それはLBT失敗と呼ばれる。
送信の前にチャネルを占有するために送りノード(ネットワークデバイスまたは端末デバイス)によって使用されるLBT手順は、ランダムバックオフクリアチャネルアセスメント(Clear Channel Assessment、CCA)処理を含む。ネットワークデバイスがダウンリンク送信を実施することが例として使用される。CCA処理の特定の手順は次のように記述され得る。ネットワークデバイスが、0と競合ウィンドウサイズ(Contention Window Size、CWS)との間でバックオフカウンタNを一様におよびランダムに生成し、リッスンスロット(CCAスロット、たとえば、9μsの持続時間)のグラニュラリティでリッスンを実施する。ネットワークデバイスが、チャネルがリッスンスロット内でクリアであることを検出した場合、ネットワークデバイスは、バックオフカウンタを1だけ減少させるか、またはネットワークデバイスが、チャネルがビジーであることを検出した場合、ネットワークデバイスは、ネットワークデバイスがチャネルがクリアであることを検出するまで、バックオフカウンタを一時停止し、すなわち、バックオフカウンタNは、チャネルがビジーである時間中は不変のままである。バックオフカウンタが(バックオフカウンタゼロ化と呼ばれる)0に減少されたとき、それはLBT成功と呼ばれ、ネットワークデバイスは、ダウンリンク情報を送るためにチャネルを直ちに占有し得る。加えて、バックオフカウンタが0にリセットされた後に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク情報を直ちに送る代わりに、時間期間の間待ち得る。待つのが終わった後に、ネットワークデバイスは、ダウンリンク情報が送られる必要がある瞬間の前に、追加のスロット上でリッスンを実施する。ネットワークデバイスがリッスンし、追加のスロット中で、チャネルがクリアであることを検出した場合、チャネルリッスンが成功すると考えられ、ネットワークデバイスは情報を直ちに送り得る。ダウンリンク情報が送られる前にバックオフカウンタが0にリセットされないか、または追加のリッスンスロットがビジーである場合、それはチャネルリッスン失敗と呼ばれる。ネットワークデバイスは、ダウンリンク送信処理において、動的に調整されたCWSを使用する。ネットワークデバイスは、ダウンリンク基準サブフレームのために端末デバイスによってフィードバックされるHARQステータスに基づいてダウンリンク送信のためにCWSを動的に調整する。ダウンリンク基準サブフレームに対応する否定応答(negative acknowledgement、NACK)フィードバックの比率が比較的大きいとき、ネットワークデバイスは、CWSを増加させ、増加されたCWSを使用することによって次のLBTにおいてチャネルリッスンを実施して、リッスン時間を延長することによって周囲の競合ノードとの衝突を回避し、それにより、公平な共存を実装する。肯定応答(acknowledgement、ACK)フィードバックの比率が比較的大きいとき、ネットワークデバイスは、CWSを減少させて、より高速なチャネルアクセスのためにリッスン時間を低減する。
本発明のこの実施形態におけるアップリンクバーストは、時間的に連続する1つまたは複数の時間単位を含み得る。時間単位の概念については、上記の説明を参照されたい。特に、無認可スペクトル上で、成功したLBTを完了した後に、送りデバイスは、スペクトル上で最大時間期間の間、情報を連続的に送ることを可能にされる。この時間期間は最大チャネル占有時間と呼ばれる。最大チャネル占有時間内に、送りデバイスは、チャネル上で再リッスンするために送るのを中断する必要がない。最大チャネル占有時間が超えられると、送りデバイスは、チャネル上で再リッスンするために送るのを停止する必要があり、LBTが再び成功した後にのみ、再び送ることを実施することができる。本発明におけるアップリンクバーストは、端末デバイスがLBTを1回正常に完了した後に送ることを連続的に実施する1つまたは複数の時間単位であり、この1つまたは複数の時間単位の総持続時間は最大チャネル占有時間を超えない。端末デバイスが、1つのアップリンクバースト中断の後にアップリンク情報を送り続ける必要がある場合、端末デバイスは、チャネル上で再びリッスンする必要がある。次のアップリンクバーストは、LBTが再び成功した後にのみ開始されることが可能である。任意選択で、端末デバイスは、アップリンクバースト中でアップリンクデータ、アップリンク制御情報、またはアップリンク基準信号の1つまたは組合せを送り得る。任意選択で、アップリンクバースト中の2つの連続する時間単位は、時間的に不連続であり得る。たとえば、アップリンクバースト中に含まれる2つの隣接する時間単位間にギャップがあり得る。たとえば、アップリンクバーストは、いくつかの時間単位の開始シンボルおよび/または終了シンボルの時間領域リソースを占有しない。
リリース15に導入された追加拡張認可支援型アクセス(Further enhanced Licensed−Assisted Access、FeLAA)システムおよびMultefire1.1システムでは、グラントフリーアップリンク(Grant−free UplinkもしくはGrantless Uplink、GUL)送信機構、または自律アップリンク(Autonomous UL、AUL)送信機構と呼ばれるものが導入されている。このようにして、端末デバイスは、SRを送るかまたはULグラントを待つ必要がなく、SRおよびULグラントのためのチャネルリッスンは除去される。代わりに、端末デバイスは、LBTが成功した後に、予約されたAULリソース上でアップリンクデータを直接送り得る。本発明のこの実施形態で説明されるAUL送信機構は、以下の特徴のうちの少なくとも1つを含む。
1.スケジューリング要求(Scheduling Request、SR)は、端末デバイスのアップリンク情報のためにネットワークデバイスに送られる必要がなく、ネットワークデバイスは、アップリンク情報を動的にスケジュールする必要がない。代わりに、端末デバイスは、アップリンク情報を送ることを独立して決定する。
2.スケジューリングベースのアップリンク(Scheduling based Uplink、SUL)送信とは異なり、ネットワークデバイスは、時間領域リソースおよび周波数領域リソースを含む、AUL送信のために使用されるAUL無線リソースを端末デバイスのために半静的または半永続的に構成する。特に、AUL無線リソースは、半永続的RRCシグナリングおよび/または半永続的DCIシグナリングを使用することによって端末デバイスのために構成される。特に、AUL時間領域リソースは周期的であるか、またはAUL時間領域リソースは永続的時間領域リソースであり、SULベースのアップリンク情報は、限られた量の時間単位の間のみ有効となる。
3.端末デバイスは、AULアップリンク情報を送るとき、グラントフリーアップリンク制御情報(Autonomous Uplink Control Information、A−UCIとも呼ばれる)を報告し、A−UCIは、アップリンクデータに対応する制御情報である。A−UCIは、アップリンク情報に対応するHARQ処理のHARQ処理番号情報、新規データインジケータ(New Data Indicator、NDI)情報、アップリンク情報に対応する冗長バージョン(Redundancy Version、RV)情報、および端末デバイスの(UE IDとして示される)ユーザ識別子情報のうちの少なくとも1つを含む。
アップリンク送信を実施する前に、端末デバイスはLBT手順を実施する必要もある。アップリンクチャネルを占有するために使用されるLBT手順はまた、ランダムバックオフCCAベースのLBTと呼ばれる、ランダムバックオフCCA手順を含む。ダウンリンクLBTと同様に、端末デバイスは、0とCWSとの間でバックオフカウンタNを一様におよびランダムに生成し、リッスンスロット(たとえば、9μsの持続時間)のグラニュラリティにおいてキャリア上でチャネルリッスンを実施する。端末デバイスが、チャネルがリッスンスロット内でクリアであることを検出した場合、端末デバイスは、バックオフカウンタを1だけ減少させる。端末デバイスが、チャネルがリッスンスロット内でビジーであることを検出した場合、端末デバイスは、端末デバイスがチャネルがクリアであることを検出するまで、バックオフカウンタを一時停止し、すなわち、バックオフカウンタNは、チャネルがビジーである時間内は不変のままであり、バックオフカウンタを再びカウントしない。バックオフカウンタが0にリセットされたとき、チャネルリッスンが成功すると考えられ、端末デバイスは、アップリンク情報を送るためにチャネルを直ちに占有し得る。加えて、バックオフカウンタが0にリセットされた後に、端末デバイスは、アップリンク情報を直ちに送る代わりに、時間期間の間待ち得る。待つのが終わった後に、端末デバイスは、アップリンク情報が送られる必要がある瞬間の前に、追加のスロット上でリッスンを実施する。端末デバイスがリッスンし、追加のスロット中で、チャネルがクリアであることを検出した場合、チャネルリッスンが成功すると考えられ、端末デバイスは情報を直ちに送り得る。アップリンク情報が送られる前にバックオフカウンタが0にリセットされないか、または追加のリッスンスロットがビジーである場合、それはチャネルリッスン失敗と呼ばれる。ダウンリンクと同様に、チャネルを占有するLBT手順を実施するとき、端末デバイスは、CWSを動的に調整する機構をも使用する。端末デバイスは、アップリンク基準サブフレームのHARQステータスに基づいてアップリンクバーストのためにCWSを動的に調整する。アップリンク基準サブフレームのHARQステータスが肯定応答されたとき、端末デバイスはCWSを減少させる。そうでないとき、端末デバイスはCWSを増加させる。
AUL送信をサポートする端末デバイスでは、HARQステータス情報を受信することは、以下の場合を含むことを理解されたい。
1.端末デバイスは、ネットワークデバイスによって送られたアップリンクグラント(uplink grant、UL grant)を受信し、ネットワークデバイスは、端末デバイスをスケジュールしながら、AULデータの受信ステータス、すなわち、HARQステータスを示す。たとえば、ネットワークデバイスは、AULデータを正しく受信しないが、AUL送信のシーケンス情報(たとえば、アップリンク復調基準信号のシーケンス)を検出することによって、AULデータが属する端末デバイスを正しく識別するという条件で、ネットワークデバイスは、SULリソース上で再送信を実施するように端末デバイスをスケジュールするためにULグラントを送る。ULグラント中のNDIが、AULデータに対応するNDIと比較してトグルされない場合、すなわち、NDI値が変化しない場合、それは、AULデータが正しく受信されないことを示す。これは、AULデータのNACKフィードバックと等価である。この場合、端末デバイスはCWSを増加させる。AULデータのACKフィードバックと等価である、ULグラント中のNDIが、AULデータに対応するNDIと比較してトグルされるという条件で、端末デバイスはCWSを減少させる。
2.端末デバイスは、HARQ処理番号を使用することによって端末デバイスによって実施された以前の送信が正しく受信されたかどうかを示すための、ネットワークデバイスによって送られたHARQ−ACKフィードバック情報を受信する。たとえば、HARQ処理番号に基づいて実施された以前の送信が正しく受信された場合、ネットワークデバイスは端末デバイスにACKを送るか、またはHARQ処理番号に基づいて実施された以前の送信が正しく受信されない場合、ネットワークデバイスは端末デバイスにNACKを送る。さらに、HARQ−ACKフィードバック情報は、複数のAUL HARQ処理にそれぞれ対応する複数のHARQ−ACK情報であり得る。したがって、HARQ−ACKフィードバック情報は、独立したダウンリンク制御チャネル上で搬送され得る。ダウンリンク制御チャネルは、リソース割振り情報を概して含む必要がないが、電力制御情報などの情報を含み得る。任意選択で、HARQ−ACKフィードバック情報は、代替として、リソース割振り情報、電力制御情報などを含み得る。
端末デバイスのために利用可能なCWS値がCWSセットを形成することを理解されたい。CWSを増加させるとき、端末デバイスは、CWSセット中の次のより高い値にCWSを増加させる。CWSを低減するとき、端末デバイスは、CWSセット中の最小値にCWSを減少させる。たとえば、CWSセットは、{3,7}、{7,15}、または{15,31,63,127,255,511,1023}であり得る。
この実施形態では、CWSを増加させることは、CWSを次のレベルに増加させること、たとえば、3を7に増加させること、または63を127に増加させることであり得る。
グラントフリーアップリンク送信では、ネットワークデバイスは、端末デバイスがAUL送信を送ることを事前に知らない。したがって、端末デバイスがAUL送信を送った後に、ネットワークデバイスが、端末デバイスからAUL送信を正しく受信せず、AUL送信に対応する端末デバイスを識別しないとき、ネットワークデバイスは、端末デバイスに、対応するHARQステータス(ULグラント、HARQ−ACKフィードバックなどの)情報をフィードバックすることができない。AUL送信に対応する端末デバイスは、予約されたリソース上で複数の端末デバイスがAUL送信を同時に実施するために引き起こされる競合により、識別されないことがある。結果的に、ネットワークデバイスは、いずれかの端末デバイスによって送られたアップリンクシーケンス(たとえば、アップリンク復調基準信号)を識別しないか、またはアップリンクシーケンスが識別された場合でも、ネットワークデバイスは、アップリンクシーケンスを使用することのみによって端末デバイスを識別することはできない。たとえば、ネットワークデバイスは、アップリンク制御情報を正しく受信または復号していないことがあり、アップリンク制御情報は端末デバイスの識別情報を搬送する。上記の場合、端末デバイスは、AUL送信の後にどんなHARQステータス情報も受信することができず、チャネルステータスに適応するために、従来技術のネットワークデバイスによってフィードバックされるHARQステータス情報に基づいてアップリンクCWSを調整することができない。
別の可能な場合には、ネットワークデバイスは、アップリンクシーケンス検出を通して、AUL送信を実施するか、またはアップリンク制御情報およびアップリンクデータ情報を正しく復号する端末デバイスを識別する。しかしながら、システムオーバーヘッドを考慮して、ネットワークデバイスは、AUL端末デバイスにHARQステータス情報を直ちにフィードバックせず、端末デバイスがAUL送信を複数回実施するのを待つ。次いで、複数のAUL送信のHARQ処理に対応するHARQ−ACKフィードバック情報が、1つのダウンリンク送信を通して同時にフィードバックされる。この場合、アップリンクバーストの後の時間期間内にHARQステータス情報が受信されないことは、アップリンクチャネルステータスが悪くなることを示さない。この場合、端末デバイスがCWSを増加させた場合、端末デバイスは、より長い時間内にチャネルを占有することがおそらくできない。結果的に、チャネルリソース利用量が低減されることがあり、端末デバイスの送信効率が低減されることがある。
上記の問題を解決するために、本発明の実施形態は、無認可スペクトル上のグラントフリー送信のシナリオにおいて端末デバイスがHARQステータス情報を受信しないとき、CWSを適切に調整して、チャネルステータスに適応し、アップリンクCWSへの過大なペナルティを回避するために、アップリンクチャネル上でリッスンするための方法を提供する。
本発明の実施形態において提供される方法について、図2から図9を参照しながら詳細に説明される。図2は、本発明の実施形態によるチャネル上でリッスンするための方法の概略図である。
ステップ210:端末デバイスが第1のLBTを実施する。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ1240によって実装され得る。
ステップ220:端末デバイスが、第1のLBTが成功した後に、第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送る。
1つのアップリンクバーストは、端末デバイスがランダムバックオフCCAベースのLBTを正常に1回実施した後に、データパケットを送るために占有される時間周波数リソースであることを理解されたい。アップリンクバーストは少なくとも1つの時間単位を含み、少なくとも1つの時間単位は時間的に連続し得る。たとえば、アップリンクバースト中に含まれるTTIまたはサブフレームシーケンス番号が連続する。代替として、少なくとも1つの時間単位は時間的に不連続であり得る。アップリンクバースト中に含まれるいずれか2つの隣接する時間単位間に間隔があり得る。たとえば、アップリンクバーストは、時間単位の開始または終了における時間領域リソースを占有しない。これは、本発明のこの実施形態では限定されない。
端末デバイスは、第1のアップリンクバースト中でグラントフリーAULアップリンク情報を送るか、または第1のバースト中でAULアップリンク情報の一部を送ることをさらに理解されたい。上記の記述は、本発明のこの実施形態における別のアップリンクバースト、たとえば、第2のアップリンクバーストおよび第3のアップリンクバーストにも適用可能である。いずれか2つの異なるアップリンクバースト、たとえば、図2の第1のアップリンクバーストおよび第2のアップリンクバーストは、時間的に不連続である。
このステップにおける送るアクションは、図12の端末デバイスのトランシーバ1210によって実装され得る。もちろん、アクションは、代替として、図12において、トランシーバ1210を制御することによって端末デバイスのモデムプロセッサ1240によって実装され得る。
ステップ230:端末デバイスが第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定する。
第1の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSよりも大きい。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ1240によって実装され得る。
任意選択で、端末デバイスは、第2のLBTが成功するという条件で、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送り、第2のアップリンクバーストは第1のアップリンクバーストよりも後にある。
任意選択で、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報は、AUL送信およびSUL送信に対応するHARQステータス情報を含むか、またはHARQステータスを示す第1のインジケーション情報は、AUL送信に対応するHARQステータス情報を含むが、SUL送信に対応するHARQステータス情報を含まない。HARQステータスを示す第1のインジケーション情報の上記の記述は、本発明の別の実施形態にも適用可能であることを理解されたい。
本発明のこの実施形態では、CWSを決定するためにタイマーが導入される。第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの開始点である。特に、タイマーの開始瞬間は、第2の基準時間単位の終了瞬間または開始瞬間であり、タイマーの長さは第1の時間しきい値である。本発明のこの実施形態では、タイマーの開始瞬間が第2の基準時間単位の終了瞬間である例が使用される。タイマーの開始点および長さの上記の記述は、本発明のこの実施形態における別のバーストに対応するタイマーにも適用可能であることを理解されたい。たとえば、本発明の別の実施形態では、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストに対応するタイマーの開始点である。
第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位について以下の可能な場合があることに留意されたい。
場合1
第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中の時間単位、たとえば、サブフレームまたはTTIである。任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中の終了サブフレームまたはTTIである。特に、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの開始点は、図3の(a)に示されているように、第1のアップリンクバーストの終了瞬間である。任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中の最も早いサブフレームまたはTTIである。特に、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの開始点は、図3の(b)に示されているように、第1のアップリンクバースト中の最も早いサブフレームまたはTTIの終了瞬間である。
場合2
第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中のターゲット時間単位の後の第3の時間長の間隔における時間単位である。任意選択で、第1のアップリンクバースト中のターゲット時間単位は、第1のアップリンクバースト中の第1の時間単位である。たとえば、ターゲット時間単位は、第1のアップリンクバースト中の第1のサブフレームまたはTTIである。特に、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの開始点は、図3の(c)に示されているように、第1のアップリンクバースト中の第1のサブフレームまたはTTIの後の第3の時間長における瞬間である。
任意選択で、第2の時間長は、プロトコルまたは規定において定義され得、たとえば、端末デバイス中でプリセットされ得る。代替として、第2の時間長は、上位レイヤシグナリングを使用することによってネットワークデバイスによって構成されるか、または物理レイヤシグナリングを使用することによってネットワークデバイスによって通知され得る。さらに、第2の時間長は、HARQステータス情報フィードバック遅延であるか、またはこのフィードバック遅延よりも大きくなり得る。特に、アップリンクデータ情報を受信した後に、ネットワークデバイスは、遅延を伴ってデータ情報のHARQステータス情報をフィードバックする。たとえば、時間単位#n中のデータ情報に対応するHARQステータス情報は、時間単位#n+k中で最初にフィードバックされ得る。この場合、HARQステータス情報フィードバック遅延はk個の時間単位と呼ばれる。任意選択で、第2の時間長はk個のサブフレームまたはTTIであり得る。たとえば、第2の時間長はk=4個のサブフレームまたはTTIであり得る。
第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位の2つの可能な場合は、本発明のこの実施形態における別のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位、たとえば、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位にも適用可能であることを理解されたい。詳細について以下で再び説明されない。
可能な設計では、第1の基準時間単位は、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位である。たとえば、端末デバイスがTTI中の第2のCWSを決定する場合、第1の基準時間単位は、このTTIまたは第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。たとえば、開始時間単位は、時系列関係に基づいて端末デバイスによって決定される開始時間単位であり得る。以下で、第1の基準時間単位の2つの可能性について別々に説明する。
可能性1:第1の基準時間単位は、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位である。この場合、第1の時間長は、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの開始点から、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位までの時間長である。この可能性では、第1の時間長が第1の時間しきい値よりも大きいことは、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位が、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの終了点を超えることを示し、これは、第1の基準時間単位がタイマーを超えることと呼ばれる。
端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位は、端末デバイスが第2のLBTを実施する前の時間単位であることを理解されたい。たとえば、端末デバイスは、アップリンクAUL情報を送る必要があり、第2のLBTが無認可チャネルを占有する前に、第2のLBTに対応する第2のCWSを決定する必要がある。
任意選択で、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位では、端末デバイスは、アップリンクAUL情報を送る必要がない。たとえば、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーが満了し、HARQステータス情報が受信されないという条件で、端末デバイスは、CWSを直ちに増加させ、すなわち、第2のCWSを決定する。時間期間の後に、端末デバイスがアップリンクAUL情報を送る必要があるとき、端末デバイスは、第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施し、第2のLBTが成功するという条件で、第2のアップリンクバースト中でアップリンク情報を送る。
可能性2:第1の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。たとえば、開始時間単位は、時系列関係に基づいて端末デバイスによって決定される開始時間単位であり得る。任意選択で、第2のアップリンクバーストの開始時間単位は、第2のアップリンクバースト中の第1の(最も早い)サブフレームまたはTTIであり得る。この可能性では、第1の時間長が第1の時間しきい値よりも大きいことは、第2のアップリンクバーストの開始時間単位または開始瞬間が、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの終了点を超えることを示し、これは、第1の基準時間単位がタイマーを超えることと呼ばれる。
第1の基準時間単位の2つの可能な場合は、本発明のこの実施形態における別のアップリンクバーストに対応する第1の基準時間単位、たとえば、第3のアップリンクバーストに対応する第1の基準時間単位にも適用可能であることを理解されたい。詳細について以下で再び説明されない。
第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、すなわち、第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの開始点との間の間隔が、第1の時間長である。
第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSよりも大きく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。図3の図示された(a)、(b)、および(c)のように、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信せず、第2のアップリンクバーストに対応する第1の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーT1を超える。上記で説明されたように、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報は、HARQ−ACKフィードバック情報およびULグラントのうちの少なくとも1つを含むことを理解されたい。この場合、端末デバイスはCWSを増加させる。言い換えれば、第2のCWSは第1のCWSよりも大きく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。特に、第2のLBTの以前のLBTは、以前のランダムバックオフCCAベースのLBTを指す。別段に規定されていない限り、本発明のこの実施形態で説明されるLBTはランダムバックオフCCAベースのLBTである。詳細について以下で説明されない。
端末デバイスによって実施されるLBTの各時間に対応するCWSは、端末デバイスによって実施される以前のLBTに対応するCWSに基づいて調整され、調整は、増加させること、不変に保つこと、および低減を含むことを理解されたい。たとえば、現在のLBTに対応するCWSが増加されるべきであると決定された場合、現在のLBTに対応するCWSは、以前のLBTに対応するCWSと比較して、CWSセット中の次のより高い値に増加される。現在のLBTに対応するCWSが不変のままであると決定された場合、現在のLBTに対応するCWSは、以前のLBTに対応するCWSと同じままである。
第1のCWSと第2のCWSとは、同じアクセス優先度に対応する。言い換えれば、第1のCWSは、第2のCWSと同じアクセス優先度に対応する第2のLBTの以前のLBTのCWSである。
チャネルにアクセスするとき、各端末デバイスは、少なくとも2つのアクセス優先度(優先度クラス)のうちの1つを使用することによってサービスタイプに基づいてLBTを実施し得ることを理解されたい。各アクセス優先度は、特定のCWS値セットに対応する。たとえば、4つのアクセス優先度では、アクセス優先度1をもつCWSセットは{3,7}であり、アクセス優先度2をもつCWSセットは{7,15}であり、アクセス優先度3をもつCWSセットは{15,31,63,127,255,511,1023}であり、アクセス優先度4をもつCWSセットは{15,31,63,127,255,511,1023}である。端末デバイスがLBTを実施する前にCWSを調整するたびに、CWSを増加させるか、減少させるか、または不変に保つ調整動作が、少なくとも2つのアクセス優先度の各々について実施され、LBTを実施するために使用されるアクセス優先度に限定されない。たとえば、4つのアクセス優先度では、端末デバイスがアクセス優先度1を使用することによってLBTを実施する前に、CWSが増加される必要がある場合、4つのアクセス優先度の各々について、CWSは、アクセス優先度に対応するCWS値セット中の次のより高い値に増加され、次いで、LBTを実施するために、アクセス優先度1に基づいて調整されたCWS値が使用される。したがって、本発明のこの実施形態で説明されるいずれか2つのCWSの間の大きさの関係は、同じアクセス優先度をもつ2つのCWSの間の関係を指す。たとえば、第2のCWSが第1のCWSよりも大きいことは、いずれかのアクセス優先度について、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第2のLBTに対応する第2のCWSに増加されることを意味する。別の例では、第2のCWSが第1のCWSに等しいことは、いずれかのアクセス優先度について、第2のLBTに対応する第2のCWSが、第1のLBTに対応する第1のCWSに等しく保たれることを意味する。
同じアクセス優先度に対応する第1のCWSと第2のCWSの記述は、本発明の別の実施形態にも適用可能であることを理解されたい。本発明のこの実施形態で説明されるいずれか2つのCWSの間の大きさの関係は、同じアクセス優先度をもつ2つのCWSの間の関係である。
任意選択で、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことは、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、および第2のアップリンクバーストの前に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことであり得るか、または端末デバイスが、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位の後に、および第1の基準時間単位の前に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことであり得るか、または端末デバイスが、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位から開始する第1の時間しきい値内に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないことであり得る。
任意選択で、第1の時間長が第1の時間しきい値よりも大きく、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位と、第1の基準時間単位との間の時間内に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSよりも大きく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、言い換えれば、端末デバイスはCWSを増加させる。図3に示されているように、可能な場合には、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位中に、すなわち、タイマーの開始点の前に、および第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信する。この場合、第1の基準時間単位がタイマーをそれによって超える第2のアップリンクバーストのために、端末デバイスはCWSを増加させる。
任意選択で、第1の時間長が第1の時間しきい値よりも大きく、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位から開始する第1の基準時間しきい値内に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSよりも大きく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、言い換えれば、端末デバイスはCWSを増加させる。図4に示されているように、可能な場合には、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーが満了した後に、および第1の基準時間単位の前に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信する。この場合、第1の基準時間単位がタイマーをそれによって超える第2のアップリンクバーストのために、端末デバイスはCWSを増加させる。
第2の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以下であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第1のCWSに等しい。
第2のLBTの以前のLBTは、以前のランダムバックオフCCAベースのLBTを指すことを理解されたい。
図5に示されているように、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信せず、第2のアップリンクバーストに対応する第1の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーT1を超えない。上記で説明されたように、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報は、HARQ−ACKフィードバック情報およびULグラントのうちの少なくとも1つを含むことを理解されたい。この場合、端末デバイスはCWSを増加させない。言い換えれば、第2のCWSは第1のCWSに等しく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
任意選択で、この可能な設計では、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位が、上記で説明された場合3を満たすとき、端末デバイスが第2のCWSを決定することは、第1の基準時間単位が、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位よりも後にないとき、または第1の時間長が第1の時間しきい値よりも小さく、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位と、第1の基準時間単位との間に、HARQステータスを含む第1のインジケーション情報を受信しないとき、端末デバイスがCWSを増加させないことを含む。言い換えれば、第2のCWSは第1のCWSに等しく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
任意選択で、第3の方式では、第1の時間長が第1の時間しきい値以下であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは第2のインジケーション情報に基づいて決定され、第2のインジケーション情報は、第1のアップリンクバーストの前に端末デバイスによって受信され、HARQステータスを示すために使用されるインジケーション情報である。
図6に示されているように、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信せず、第2のアップリンクバーストに対応する第1の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーT1を超えない。上記で説明されたように、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報は、HARQ−ACKフィードバック情報およびULグラントのうちの少なくとも1つを含むことを理解されたい。この場合、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストの前にHARQステータス情報に基づいて第2のCWSを決定する。端末デバイスは、従来技術の方法を使用することによってHARQステータス情報に基づいてCWSを調整し得る。
上記の3つの方式は、独立した解決策として使用され得るか、または上記の3つの方式のうちのいずれか2つが解決策全体として使用されるか、またはこれら3つの解決策が解決策全体として使用され得ることに留意されたい。
任意選択で、可能な設計では、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後および第2のアップリンクバーストの前の時間内に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信せず、第2のアップリンクバーストが、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位の直後のアップリンクバーストであるという条件で、端末デバイスはCWSを増加させる。言い換えれば、第2のCWSは第1のCWSよりも大きく、第1のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位よりも後にあり、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の時間間隔が、第1の時間しきい値である。第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの終了時間単位であることを理解されたい。この可能な設計では、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーが満了した後に現れる第1のアップリンクバーストのためにのみCWSを増加させる。任意選択で、第2のアップリンクバーストは、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位の後の第1のAULアップリンクバーストであり得る。任意選択で、第2のアップリンクバーストは、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位の後の、ランダムバックオフCCAベースのLBTがその上で実施される第1のアップリンクバーストであり得る。任意選択で、第2のアップリンクバーストは、第1のアップリンクバーストに対応する第3の基準時間単位の後の、ランダムバックオフCCAベースのLBTがその上で実施される第1のAULアップリンクバーストであり得る。
端末デバイスは、本発明のこの実施形態において提供される方法を実施し、時間しきい値、たとえば、タイマーに関してCWSを決定する。時間しきい値、たとえば、タイマーは、第1の基準時間単位がタイマーを超え、HARQステータス情報が受信されない場合、CWSが増加されるように設定され、それにより、HARQステータス情報をフィードバックするのに遅延があるので、1つのアップリンクバーストの後の時間間隔(たとえば、その遅延よりも小さい時間間隔)内に、ネットワークデバイスによってフィードバックされるHARQステータス情報が受信されないとき、CWSが増加されることが回避される。したがって、CWSの過大な増加により、端末デバイスがチャネルにアクセスする成功率が低減されることが回避され、それにより、端末デバイスは、AULアップリンク送信を実施するとき、チャネルステータスにより適切に適応することができる。
図8は、本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするための方法の概略処理図である。図9および図10は、本発明の実施形態による方法のシーケンス図である。以下で、図8から図10を参照しながら本発明の実施形態において提供される方法について説明する。
ステップ810:端末デバイスが第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送る。
ステップ820:端末デバイスが第1のLBTを実施する。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ1240によって実装され得る。
ステップ830:第1のLBTが成功した後に、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送り、第2のアップリンクバーストが第1のアップリンクバーストよりも後にある。
上記のステップにおける送るアクションは、図12の端末デバイスのトランシーバ1210によって実装され得る。もちろん、アクションは、代替として、図12において、トランシーバ1210を制御することによって端末デバイスのモデムプロセッサ1240によって実装され得る。
ステップ840:端末デバイスが第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定する。
第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1の基準時間単位と、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第2の時間長である。
第1の方式では、第2の時間長が第1の時間しきい値未満であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信せず、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第3のCWSと比較して増加されないという条件で、第2のCWSは第4のCWSよりも大きく、第4のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第3のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
第2の方式では、第2の時間長が第1の時間しきい値未満であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信せず、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第3のCWSと比較して増加されるという条件で、第2のCWSは第4のCWSに等しく、第4のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第3のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
特に、第3のアップリンクバーストが、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーを超える場合、言い換えれば、第1の時間長が第1の時間しきい値以上である場合、第1のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間に第2のアップリンクバーストがあり、第2のアップリンクバーストに対応するCWSが、調整されたCWSであり、第1の基準時間単位が、第2のアップリンクバーストに対応するタイマーを超えず、言い換えれば、第2の時間長が第1の時間しきい値よりも小さいとき、端末デバイスは第2のCWSを増加させない。言い換えれば、端末デバイスは、CWSがその上で調整される第2のアップリンクバーストのために新しいタイマーを再開し、HARQステータスの受信ステータス、および第2のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間の時間間隔に基づいて、第3のアップリンクバーストに対応するCWSを決定する。
さらに、端末デバイスが第2のアップリンクバーストのCWSを調整することは、端末デバイスが第2のアップリンクバーストのCWSを増加させることを意味する。言い換えれば、第1のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間にアップリンクバーストがあり、アップリンクバーストに対応するCWSが、以前のLBTに対応するCWSと比較して不変のままであるか、または以前のLBTに対応するCWSと比較して減少された場合、端末デバイスは第2のCWSを増加させる必要がある。端末デバイスは、CWSを繰り返し処罰するのを回避するために、第2のアップリンクバーストに対応するCWSが増加されたときのみ、第3のアップリンクバーストに対応する第2のCWSを増加させない。第2のアップリンクバーストがCWSを不変に保つかまたはCWSを減少させた場合、端末デバイスはCWSを増加させ、すなわち、第2のCWSは第4のCWSよりも大きく、第4のCWSは、第2のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。第2のLBTの以前のLBTは、以前のランダムバックオフCCAベースのLBTを指すことを理解されたい。
任意選択で、第2のアップリンクバーストに対応するCWSは、HARQステータスを含むインジケーション情報に基づいて増加され得る。図7に示されているように、たとえば、第1のアップリンクバーストの前に端末デバイスによって受信されるHARQステータス情報は、NACKである。したがって、端末デバイスは、第2のアップリンクバーストに対応するCWSを増加させる。
任意選択で、第2のアップリンクバーストに対応するCWSは、HARQステータス受信タイムアウトにより増加され得る。図8に示されているように、たとえば、第2のアップリンクバーストは、以前のバーストのタイマーを超え、それら2つのバースト間でHARQステータス情報は受信されない。したがって、端末デバイスは、第2のアップリンクバーストに対応するCWSを増加させる。
本明細書における第1の方式および第2の方式は、解決策全体として使用され得るか、または独立した解決策として使用され得ることに留意されたい。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ1240によって実装され得る。
ステップ850:第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施する。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ1240によって実装され得る。
ステップ860:第2のLBTが成功するという条件で、第3のアップリンクバースト上で第3のデータパケットを送り、第3のアップリンクバーストが第2のアップリンクバーストよりも後にある。
このステップにおける送るアクションは、図12の端末デバイスのトランシーバ1210によって実装され得る。もちろん、アクションは、代替として、図12において、トランシーバ1210を制御することによって端末デバイスのモデムプロセッサ1240によって実装され得る。
CWSおよびLBTの上記の記述はこの実施形態にも適用可能であり、詳細について本明細書で再び説明されないことを理解されたい。
可能な設計では、第1の基準時間単位は、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位である。たとえば、端末デバイスがTTI中の第2のCWSを決定する場合、第1の基準時間単位は、このTTIまたは第3のアップリンクバーストの開始時間単位である。たとえば、開始時間単位は、時系列関係に基づいて端末デバイスによって決定される開始時間単位であり得る。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中の時間単位であるか、または第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位から第3の時間長の間隔を有する時間単位であり、第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位の後にあり、
第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバースト中の時間単位であるか、または第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位から第3の時間長の間隔を有する時間単位であり、第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位の後にある。
さらに、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位とは異なり得る。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位であるか、または第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。
任意選択で、第1のCWSと第3のCWSとは、同じアクセス優先度に対応し、第2のCWSと第4のCWSは、同じアクセス優先度に対応する。
端末デバイスによって実施されるLBTの各時間に対応するCWSは、端末デバイスによって実施される以前のLBTに対応するCWSに基づいて調整され、調整は、増加させること、不変に保つこと、および低減を含むことを理解されたい。たとえば、現在のLBTに対応するCWSが増加されるべきであると決定された場合、現在のLBTに対応するCWSは、以前のLBTに対応するCWSと比較して、CWSセット中の次のより高い値に増加される。現在のLBTに対応するCWSが不変のままであると決定された場合、現在のLBTに対応するCWSは、以前のLBTに対応するCWSと同じままである。
チャネルにアクセスするとき、各端末デバイスは、少なくとも2つのアクセス優先度(優先度クラス)のうちの1つを使用することによってサービスタイプに基づいてLBTを実施し得ることを理解されたい。各アクセス優先度は、特定のCWS値セットに対応する。たとえば、4つのアクセス優先度では、アクセス優先度1をもつCWSセットは{3,7}であり、アクセス優先度2をもつCWSセットは{7,15}であり、アクセス優先度3をもつCWSセットは{15,31,63,127,255,511,1023}であり、アクセス優先度4をもつCWSセットは{15,31,63,127,255,511,1023}である。端末デバイスがLBTを実施する前にCWSを調整するたびに、CWSを増加させるか、減少させるか、または不変に保つ調整動作が、少なくとも2つのアクセス優先度の各々について実施され、LBTを実施するために使用されるアクセス優先度に限定されない。たとえば、4つのアクセス優先度では、端末デバイスがアクセス優先度1を使用することによってLBTを実施する前に、CWSが増加される必要がある場合、4つのアクセス優先度の各々について、CWSは、アクセス優先度に対応するCWS値セット中の次のより高い値に増加され、次いで、LBTを実施するために、アクセス優先度1に基づいて調整されたCWS値が使用される。したがって、本発明のこの実施形態で説明されるいずれか2つのCWSの間の大きさの関係は、同じアクセス優先度をもつ2つのCWSの間の関係を指す。たとえば、第2のCWSが第1のCWSよりも大きいことは、いずれかのアクセス優先度について、第1のLBTに対応する第1のCWSが、第2のLBTに対応する第2のCWSに増加されることを意味する。別の例では、第2のCWSが第1のCWSに等しいことは、いずれかのアクセス優先度について、第2のLBTに対応する第2のCWSが、第1のLBTに対応する第1のCWSに等しく保たれることを意味する。
任意選択で、第1の基準時間単位は、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位である。
任意選択で、第1の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。
任意選択で、第2のLBTの以前のLBTは、第1のLBTと同じである。
さらに、第2の時間長は、あらかじめ定義されるか、またはネットワークデバイスから受信され得る。
任意選択で、第3の時間長は、ネットワークデバイスによって示される遅延に関係し得る。
この実施形態において提供される方法によれば、第1のアップリンクバーストの後にHARQステータス情報が受信されず、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間の第2のアップリンクバーストに対応するCWSを増加させており、第1の基準時間単位が第2のアップリンクバーストのタイマー持続時間を超えないという条件で、端末デバイスは、第3のアップリンクバーストが、第1のアップリンクバーストに対応するタイマー持続時間を超えるので、第3のアップリンクバーストに対応するCWSを増加させず、第3のアップリンクバーストに対応するCWSを不変に保つ。端末デバイスが、第1の基準時間単位がタイマー持続時間を超えるとすれば、CWSを増加させる方法と比較して、この方法は、CWSが短時間に増加されたとき、タイマー満了により、CWSが再び増加されることを回避することができ、それにより、CWSへの過大なペナルティを回避し、AULシナリオにおいて端末デバイスによってCWSを調整することの妥当性を改善する。
図11は、本発明の実施形態によるアップリンクチャネル上でリッスンするためのさらに別の方法のシーケンス図である。本発明の実施形態において提供されるさらに別の方法について、図8および図11を参照しながら以下で説明される。
ステップ810:端末デバイスが第1のアップリンクバースト上で第1のデータパケットを送る。
ステップ820:端末デバイスが第1のLBTを実施する。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ1240によって実装され得る。
ステップ830:第1のLBTが成功した後に、第2のアップリンクバースト上で第2のデータパケットを送り、第2のアップリンクバーストが第1のアップリンクバーストよりも後にある。
ステップ840:端末デバイスが第2の競合ウィンドウサイズCWSを決定する。
第1の基準時間単位と、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第1の時間長であり、第1の基準時間単位と、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位との間の間隔が、第2の時間長である。第2の時間長が第1の時間しきい値以上であり、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、第2のCWSは、第1のCWSに基づいて増加されたCWSであり、第1のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
CWSおよびLBTの上記の記述はこの実施形態にも適用可能であり、詳細について本明細書で再び説明されないことを理解されたい。
特に、第3のアップリンクバーストが、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーを超え、すなわち、第1の時間長が第1の時間しきい値以上であり、第3のアップリンクバーストが、第2のアップリンクバーストに対応するタイマーを超え、すなわち、第2の時間長が第1の時間しきい値以上であり、端末デバイスが、第1のアップリンクバーストの後に、および第3のアップリンクバーストの前に、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しないという条件で、端末デバイスは、CWSを1回のみ増加させる。具体的には、第1のCWSは、第2のCWSを1回増加させることによって取得されるCWSであり、第2のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSである。
図9に示されているように、第3のアップリンクバーストは、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーT1と、第2のアップリンクバーストに対応するタイマーT2の両方を超え、端末デバイスは、第1のアップリンクバーストと第3のアップリンクバーストとの間で、HARQステータスを示す第1のインジケーション情報を受信しない。この場合、端末デバイスはCWSを1回のみ増加させる。特に、第3のアップリンクバーストに対応する第1のCWSは、第2のCWSよりも大きく、第2のCWSは、第1のLBTの以前のLBTに対応するCWSであり、第1のCWSは、第2のCWSよりも大きく、同じアクセス優先度を有するCWSのセット中にあるCWS中の最小のCWSである。アクセス優先度の概念について上記で説明され、詳細について本明細書で再び説明されないことに留意されたい。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ1240によって実装され得る。
ステップ850:第2のCWSに基づいて第2のLBTを実施する。
このステップの動作は、図12の端末デバイスのモデムプロセッサ1240によって実装され得る。
ステップ860:第2のLBTが成功するという条件で、第3のアップリンクバースト上で第3のデータパケットを送り、第3のアップリンクバーストが第2のアップリンクバーストよりも後にある。
上記のステップにおける送るアクションは、図12の端末デバイスのトランシーバ1210によって実装され得る。もちろん、アクションは、代替として、図12において、トランシーバ1210を制御することによって端末デバイスのモデムプロセッサ1240によって実装され得る。
可能な設計では、第1の基準時間単位は、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位である。たとえば、端末デバイスがTTI中の第2のCWSを決定する場合、第1の基準時間単位は、このTTIまたは第3のアップリンクバーストの開始時間単位である。たとえば、開始時間単位は、時系列関係に基づいて端末デバイスによって決定される開始時間単位であり得る。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバースト中の時間単位であるか、または第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位から第3の時間長の間隔を有する時間単位であり、第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位の後にあり、
第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバースト中の時間単位であるか、または第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位から第3の時間長の間隔を有する時間単位であり、第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位の後にある。
さらに、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位とは異なり得る。
任意選択で、第1のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第1のアップリンクバーストの開始時間単位であるか、または第2のアップリンクバーストに対応する第2の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。
任意選択で、第1の基準時間単位は、端末デバイスが第2のCWSをそれにおいて決定する時間単位である。
任意選択で、第1の基準時間単位は、第2のアップリンクバーストの開始時間単位である。
任意選択で、第1のCWSと第2のCWSとは、同じアクセス優先度に対応する。
任意選択で、第2のLBTの以前のLBTは、第1のLBTと同じである。
さらに、第2の時間長は、あらかじめ定義されるか、またはネットワークデバイスから受信され得る。
任意選択で、第3の時間長は、ネットワークデバイスによってHARQステータスをフィードバックする遅延に関係し得る。
上記の実施形態では、第1の基準時間単位が、第1のアップリンクバーストに対応する第1の時間しきい値、すなわち、第1のアップリンクバーストに対応するタイマーの持続時間を超え、第1の基準時間単位が、第2のアップリンクバーストに対応するタイマーの持続時間をも超え、第1のアップリンクバーストの後にHARQステータス情報が受信されないという条件で、言い換えれば、端末デバイスが、複数のアップリンクバーストに対応するタイマーを超え、HARQステータス情報を受信しないという条件で、端末デバイスは、CWSを1回のみ増加させ、それにより、複数回の満了があるとき、CWSへの過大なペナルティを回避し、AULシナリオにおいて端末デバイスによってCWSを調整することの妥当性を改善する。
図12は、端末デバイスの可能な概略構造図である。端末デバイスは、本発明の実施形態において提供される方法を実施することができる。端末デバイスは、図1の2つの端末デバイス116および122のうちのいずれか1つであり得る。端末デバイスは、トランシーバ1210、アプリケーションプロセッサ(application processor)1220、メモリ1230、およびモデムプロセッサ(modem processor)1240を含む。
トランシーバ1210は、出力サンプリングを調整(たとえば、アナログ変換、フィルタ処理、増幅、およびアップコンバージョンを実施)し、アップリンク信号を生成し得る。アップリンク信号は、アンテナを使用することによって上記の実施形態のネットワークデバイスに送信される。ダウンリンクにおいて、アンテナは、ネットワークデバイスによって送信されたダウンリンク信号を受信する。トランシーバ1210は、アンテナから受信された信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバージョン、およびデジタル化を実施)し、入力サンプルを提供し得る。トランシーバ1210は、アップリンクバースト中でデータパケットを送る機能を含む、上記の方法実施形態における端末デバイスの送受信機能を実装し得る。上記の方法実施形態における技術的特徴は装置実施形態にも適用可能である。詳細について本明細書で再び説明されない。
モデムプロセッサ1240は、コントローラまたはプロセッサと時々呼ばれ、ベースバンドプロセッサ(baseband processor、BBP)(図示されず)を含み得る。ベースバンドプロセッサは、受信されたデジタル化信号を処理して、この信号中で送信された情報またはデータビットを抽出する。要件または期待に基づいて、BBPは、通常、モデムプロセッサ1240中に1つもしくは複数の桁で実装されるか、または分離された集積回路(IC)として実装される。
設計では、モデムプロセッサ(modem processor)1240は、エンコーダ1241、変調器1242、デコーダ1243、および復調器1244を含み得る。エンコーダ1241は、送られるべき信号を符号化するように構成される。たとえば、エンコーダ1241は、アップリンク中で送られるべきサービスデータおよび/またはシグナリングメッセージを受信し、サービスデータおよびシグナリングメッセージを処理(たとえば、フォーマット、符号化、またはインターリーブ)するように構成され得る。変調器1242は、エンコーダ1241の出力信号を変調するように構成される。たとえば、変調器は、エンコーダの出力信号(データおよび/またはシグナリング)上でシンボルマッピングおよび/または変調などの処理を実施し、出力サンプルを提供し得る。復調器1244は、入力信号を復調するように構成される。たとえば、復調器1244は、入力サンプルを処理し、シンボル推定を行う。デコーダ1243は、復調された入力信号を復号するように構成される。たとえば、デコーダ1243は、復調された入力信号上でデインターリーブおよび/または復号などの処理を実施し、復号信号(データおよび/またはシグナリング)を出力する。エンコーダ1241、変調器1242、復調器1244、およびデコーダ1243は、複合モデムプロセッサ1240によって実装され得る。これらのユニットは、無線アクセスネットワークにおいて使用される無線アクセス技術に基づいて処理を実施する。
モデムプロセッサ1240は、アプリケーションプロセッサ1220から、音声、データ、または制御情報を表し得るデジタル化データを受信し、送信のためにデジタル化データを処理する。モデムプロセッサは、たとえば、LTE、新無線、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(Universal Mobile Telecommunications System、UMTS)、および高速パケットアクセス(High Speed Packet Access、HSPA)など、複数の通信システムの複数のワイヤレス通信プロトコルのうちの1つまたは複数をサポートし得る。任意選択で、モデムプロセッサ1240は、1つまたは複数のメモリをも含み得る。
任意選択で、モデムプロセッサ1240とアプリケーションプロセッサ1220は、1つのプロセッサチップに統合され得る。
モデムプロセッサ1240は、CWSを決定することおよびLBTを実施することを含む、上記の方法実施形態における端末デバイスの処理機能を実装し得るか、またはモデムプロセッサ1240は、データパケットを送ることおよびトランシーバ1210とともにLBTを実施することという機能を実装し得る。上記の方法実施形態における技術的特徴はこの装置実施形態にも適用可能である。詳細について本明細書で再び説明されない。
メモリ1230は、端末デバイスの通信をサポートするために使用されるプログラムコード(プログラム、命令、ソフトウェアなどとも時々呼ばれる)および/またはデータを記憶するように構成される。
メモリ1230は、1つまたは複数の記憶ユニットを含むことがあり、たとえば、モデムプロセッサ1240もしくはアプリケーションプロセッサ1220内にあり、プログラムコードを記憶するように構成された記憶ユニットであり得るか、またはモデムプロセッサ1240もしくはアプリケーションプロセッサ1220とは無関係の外部記憶ユニットであり得るか、またはモデムプロセッサ1240もしくはアプリケーションプロセッサ1220内の記憶ユニット、およびモデムプロセッサ1240もしくはアプリケーションプロセッサ1220とは無関係の外部記憶ユニットを含む構成要素であり得ることに留意されたい。
モデムプロセッサ1240は、中央処理ユニット(Central Processing Unit、CPU)、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、特定用途向け集積回路(Application−Specific Integrated Circuit、ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)もしくは別のプログラマブル論理デバイス、トランジスタ論理デバイス、ハードウェア構成要素、別の集積回路、またはそれらの任意の組合せであり得る。モデムプロセッサ1240は、本発明の実施形態で開示される内容に関して説明される様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路を実装または実行し得る。プロセッサはまた、コンピューティング機能デバイスを実装する組合せ、たとえば、1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、またはシステムオンチップ(system−on−a−chip、SOC)を含む組合せであり得る。
本出願で開示される様々な態様に関して説明される様々な説明的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムは、電子ハードウェア、メモリもしくは別のコンピュータ可読媒体に記憶され、プロセッサもしくは別の処理デバイスによって実行される命令、またはそれらの組合せとして実装され得ることを、当業者なら理解することができる。たとえば、本明細書で説明されるデバイスは、任意の回路、ハードウェア構成要素、IC、またはICチップに適用され得る。本出願で開示されるメモリは、任意のサイズで任意のタイプのメモリであってよく、任意のタイプの必要な情報を記憶するように構成され得る。そのような互換性について明確に説明するために、様々な説明的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップについて上記では機能に基づいて概して説明された。どのようにそのような機能を実装すべきかは、特定の適用例、設計選択、および/またはシステム全体に課された設計制約に依存する。当業者は、特定の適用例ごとに、説明される機能を実装するために異なる方式を使用し得るが、そのような実装が本発明の範囲を越えると考えられるべきではない。
モデムプロセッサ1240は、端末のアクションを制御および管理し、上記の実施形態において端末デバイスによって実施されるアクションを実施するように構成される。トランシーバ1210は、モデムプロセッサ1240に接続され、アンテナを使用することによって無線信号を送るかまたは受信し、単一のアンテナまたは複数のアンテナがあってよい。メモリ1230は、端末デバイスが本発明の実施形態の方法を実施するときに生成されるデータと、端末デバイスの通信をサポートするために使用されるプログラムコードとを記憶するように構成される。
本発明の例は、上記の方法を実装するように構成された装置(たとえば、集積回路、ワイヤレスデバイス、または回路モジュール)をさらに提供する。本明細書で説明される方法を実装するための装置は、自立したデバイス、またはより大きいデバイスの一部であり得る。デバイスは、(i)独立したIC、(ii)1つもしくは複数のICのセットであって、データおよび/もしくは命令を記憶するように構成されたメモリICを含み得る、セット、(iii) RF受信機もしくはRF送信機/受信機などのRFIC、(iv)移動局モデムなどのASIC、(v)別のデバイスに埋め込まれ得るモジュール、(vi)受信機、セルラーフォン、ワイヤレスデバイス、もしくはモバイルユニット、または(vii)その他であり得る。
本発明の実施形態において提供される方法および装置は、端末デバイスに適用され得る。端末デバイスは、ハードウェアレイヤ、ハードウェアレイヤ上で走るオペレーティングシステムレイヤ、およびオペレーティングシステムレイヤ上で走るアプリケーションレイヤを含み得る。ハードウェアレイヤは、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、メモリ管理ユニット(memory management unit、MMU)、およびメモリ(メインメモリとも呼ばれる)などのハードウェアを含む。オペレーティングシステムは、処理(process)を使用することによってサービス処理を実装するいずれか1つまたは複数のコンピュータオペレーティングシステム、たとえば、Linuxオペレーティングシステム、Unixオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステム、iOSオペレーティングシステム、またはWindowsオペレーティングシステムであり得る。アプリケーションレイヤは、ブラウザ、アドレス帳、ワード処理ソフトウェア、およびインスタントメッセージングソフトウェアなどのアプリケーションを含む。加えて、本方法の実行本体の特定の構造は、本発明の実施形態の方法のコードを記録するプログラムが、本発明のこの実施形態の方法に従って通信を実施するように走らされることが可能であるとすれば、本発明の実施形態では限定されない。たとえば、本発明の実施形態の方法は、プログラムを呼び出し、プログラムを実行することができる端末デバイス、または機能モジュールによって実行され得る。
当業者は、本明細書で開示される実施形態において説明される例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実装され得ることに気づいているであろう。機能がハードウェアによって実施されるか、またはソフトウェアによって実施されるかは、特定の適用例および技術的解決策の設計制約条件に依存する。当業者は、特定の適用例ごとに、説明される機能を実装するために異なる方法を使用し得るが、実装が本発明の実施形態の範囲を越えると考えられるべきではない。
加えて、本発明の実施形態における態様または特徴は、標準のプログラミングおよび/またはエンジニアリング技術を使用する方法、装置または製品として実装され得る。本出願において使用される「製品」という用語は、任意のコンピュータ可読構成要素、キャリアまたは媒体からアクセスされ得るコンピュータプログラムを包含する。たとえば、コンピュータ可読媒体は、限定はされないが、磁気記憶構成要素(たとえば、ハードディスク、フロッピーディスクまたは磁気テープ)、光ディスク(たとえば、コンパクトディスク(compact disc、CD)、デジタル多用途ディスク(digital versatile disc、DVD))、スマートカードおよびフラッシュメモリ構成要素(たとえば、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(erasable programmable read−only memory、EPROM)、カード、スティック、またはキードライブ)を含み得る。加えて、本明細書で説明される様々な記憶媒体は、情報を記憶するように構成された1つまたは複数のデバイスおよび/または他の機械可読媒体を示し得る。「機械可読媒体」という用語は、限定はされないが、命令および/またはデータを記憶、含有、および/または搬送することができる無線チャネル、および様々な他の媒体を含み得る。
上記の実施形態の全部または一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せを使用することによって実装され得る。実施形態を実装するためにソフトウェアが使用されるとき、実施形態は、完全にまたは部分的にコンピュータプログラム製品の形態で実装され得る。コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされ、実行されたとき、本発明の実施形態による手順または機能がすべてまたは部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、または他のプログラマブル装置であり得る。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得るか、またはコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信され得る。たとえば、コンピュータ命令は、ワイヤード(たとえば、同軸ケーブル、光ファイバー、もしくはデジタル加入者線(DSL))またはワイヤレス(たとえば、赤外線、無線、もしくはマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターから別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、またはデータセンターに送信され得る。コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数の使用可能な媒体を組み込んでいる、サーバまたはデータセンターなどのコンピュータまたはデータ記憶デバイスによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体であり得る。使用可能な媒体は、磁気媒体(たとえば、フロッピーディスク、ハードディスク、または磁気テープ)、光媒体(たとえば、DVD)、半導体媒体(たとえば、ソリッドステートドライブ(Solid State Disk、SSD))などであり得る。
上記の処理の説明順序は、本発明の実施形態の様々な実施形態における実行順序を意味しないことを理解されたい。処理の実行順序は、処理の機能および内部論理に基づいて決定されるべきであり、本発明の実施形態の実装処理に対するいかなる限定としても考えられるべきではない。
便宜的で簡単な説明のために、上記のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業処理については、上記の方法実施形態における対応する処理を参照されたく、詳細について本明細書で再び説明されないことを当業者は明確に理解されよう。
本出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示されるシステム、装置、および方法は、他の方式で実装され得ることを理解されたい。たとえば、説明される装置実施形態は例にすぎない。たとえば、ユニット分割は、論理機能分割にすぎず、実際の実装では他の分割であり得る。たとえば、複数のユニットまたは構成要素が組み合わされるかもしくは別のシステムに統合されることがあるか、またはいくつかの特徴が無視されるかもしくは実施されないことがある。加えて、表示または説明された相互結合もしくは直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装され得る。装置またはユニット間の間接結合または通信接続は、電子的な形態、機械的な形態、または他の形態で実装され得る。
別個の部分として説明されたユニットは、物理的に別個であることもそうでないこともあり、ユニットとして表示された部分は、物理ユニットであることもそうでないこともあり、1つの位置に位置し得るか、または複数のネットワークユニット上に分散され得る。ユニットの一部または全部は、実施形態の解決策の目的を達成するために実際の要件に基づいて選択され得る。
機能が、ソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売または使用されるとき、機能はコンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。そのような理解に基づいて、本質的に本発明の実施形態の技術的解決策、または従来技術に寄与する部分、または技術的解決策のうちのいくつかは、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、本発明の実施形態で説明される方法のステップの全部または一部を実施するように(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)コンピュータデバイスに命令するためのいくつかの命令を含む。上記の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読取り専用メモリ(Read−Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、または光ディスクなど、プログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
上記の説明は、本発明の特定の実装方式にすぎず、本発明の保護範囲を限定するようには意図されない。本発明で開示される技術範囲内で当業者によって容易に想到されるいかなる変形または置換も、本発明の保護範囲内に入るものである。