JP2020534157A - マルチローラ金属ストリップレベラー - Google Patents

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Abstract

本発明は、金属ストリップレベラー(B)であって、前記ストリップが応力分布に依存する厚さ(e)を有する、レベラーに関する。前記レベラーは、上方ローラ(1、3、5、7、9、・・・)の列および下方ローラ(2、4、6、8、10、・・・)の列を備え、上方ローラおよび下方ローラは、平行な軸を有し、これらの軸は、通過ライン方向(lp)において長手方向にオフセットされ、高さ方向においてオフセットされることにより、ローラの垂直方向の重なりによって前記ローラの間にストリップの波状経路を画定する。このレベラーは、少なくとも2つの上方ローラ([1、3];[5、7])および2つの下方ローラ([2、4];[6、8])が、3つの垂直方向の重なる間隙を形成するように通過ラインの上方および下方のそれぞれに配置され、前記間隙が、通過ライン方向において線形重なり値のプロファイル(Imbr_lin)に対して凸状または凹状のいずれかである非線形重なり値のプロファイル(Imbr)を有することを特徴とする。

Description

本発明は、請求項1のおいて書き部に記載の金属ストリップレベラーに関する。
現行では、特に自動車用途の分野におけるシートメタルなどの金属ストリップは、例えば制御の難しい条件(例えば急冷中)において相転移を引き起こすかつ金属製品に変形、変化、および内部応力を引き起こす熱処理システムの利用により、非常に高度な機械的特性を有するように展開されつつある。
したがって、例えばプレス加工または成形などによる金属製品の最終形成の問題は、高降伏特性(スプリングバック)により解決がさらに困難になり、内部応力の存在しない均一な材料から作られた被加工製品の調達を必要とする。
金属ストリップレベラーは、例えば上方レベリングローラおよび下方レベリングローラのそれぞれの2つのローラ列を利用することにより平坦度不良を矯正することが知られており、これらの上方ローラおよび下方ローラの軸は、平行であり、ストリップのパスライン方向において長手方向にオフセットされかつ高さ方向においてオフセットされ、それによりローラの侵入によってローラの間に波状経路を形成する。原則的には、このタイプのレベラーは、ストリップストランドを引き延ばすことによりストリップをより平坦にすることが可能である。反り防止機が、ストリップの反り効果に関連する任意の残留変形を矯正するために、かかるレベラーの出口に配置され得る。
最後に、前記レベラーは、出口に第2のマルチローラモジュールを有し、このモジュールは、金属ストリップ中の残留応力を軽減するように主に意図される。
本特許出願の出願人により出願された主要な先行技術文献である特許文献1は、前述の特徴および利点を利用して平坦度不良および残留応力の軽減を改善するために最適化されたかかるレベラーを開示している。
特に、非特許文献1と題する研究が、テンションレベリングプロファイルを提示しており、これらのプロファイルとしては、「ウェッジ」効果を形成する、パスライン方向におけるローラの第1の線形侵入値プロファイル(ローラ侵入設定値(mm)、図22)が含まれ、すなわち侵入度が、張力下にある製品の残留応力を相殺するために、レベラーの出口よりも入口において線形に大きい。最後に、ローラの第2の線形侵入値プロファイルがさらに用意され、このプロファイルは、パスライン方向における線形侵入値の2つの断続的な連続線形プロファイル(ローラ侵入設定値(mm)、図23)を含む。この改良されたプロファイルは、レベリングカセットの2つの連続セット(上方および下方)を配置することにより実現され、各セットが、ストリップパスラインに対して垂直な平面内において個別に傾斜され得る。かかる侵入値プロファイルは、材料中の線形残留応力を相殺するが、非線形応力が残存するらしい点が指摘されている。同様に、近年の特許文献2は、テンションレベラーの同一の原理について論じており、したがって同様にこれらの同一の欠点とさらに以下に提示する欠点とを有する。
本出願人は、非線形残留応力の研究をさらに進めることを意図する。現場での実験およびシミュレーション実験により、前述の先行技術に記載されるようなテンションレベリング後には、金属ストリップは、製品厚さにわたりかつストリップの少なくとも1つの中立軸に対して非常に非対称的な強度を伴う機械的応力を主に有することが実証されている。実際に、European Commission studyであるISSN1018−5593または特許文献2により述べられている先行技術におけるように、複数の傾斜が可能な前記連続的または断続的な線形侵入プロファイルを試験したところ、以降では非対称と呼ぶこれらの残留応力が残存し、レベリングされた製品の所要品質に対してマイナスの影響をもたらす。
これに関して、2つの図面を提示する。
− 図1:先行技術による、レベリング段階後などのストリップの厚さに応じた残留応力の非対称プロファイル
− 図2:本発明により提案される最適化された残留応力プロファイル
図1は、先行技術によるレベリング段階後などの、ストリップ(B)の厚さ(e)に応じた残留応力(c)の典型的な一例の非対称プロファイルを示す。応力値は、少なくとも1つの中立軸(fn)に沿ってゼロであり、前記中立軸は、この場合には、ストリップの厚さの中間に位置する「ストリップ中心」軸(cb)から離れるように設定される。これにより、非線形残留応力(c)プロファイルにおいて典型的な一例の非対称性が得られる。なぜならば、ストリップ中心からオフセットされた中立軸の下方の厚さ領域において、低い負応力(=圧縮)が記録され、一方でストリップ中心からオフセットされた中立軸の上方の厚さ領域では、高い非線形正応力(=牽引)が存在するからである。この非線形応力の非対称な分布不均衡は、ストリップ厚さに応じた制御された応力特性(対称性の確立)を必要とする後の成形段階に対して非常に不利な効果を明らかに有する。
図2は、本発明により提案される最適化された残留応力プロファイルを示し、図1のプロファイルの非対称性は、正および負の非対称応力間の均衡を取ることにより矯正される傾向となる。このように均衡を取る結果として、ストリップ中心に対して対称的な応力プロファイルが得られ、正応力および負応力(c)の分布もまた可能な限り均衡化される。
欧州特許出願公開第0665069号明細書 欧州特許出願公開第2813299号明細書
「The mechanical and metallurgical effects of skin passing and tension levelling」、European Commission(ISSN1018-5593、Technical Steel Research、1992年、§2.3.3.3、§2.3.3.4、図20~図23)
本発明の1つの目的は、特に高降伏鋼のレベリングされたストリップの厚さにわたる残留応力分布における不均衡、特に非対称的不均衡を少なくとも相殺することが可能である金属ストリップレベラーを提案することである。
したがって、請求項1の特徴により、金属ストリップレベラーが提案される。
本発明は、金属ストリップレベラーを開示する。前記ストリップは、応力プロファイルに依存する厚さを有し、前記プロファイルは、少なくとも1つの平坦度不良および/または製品の厚さに応じた非対称性を有する。前記レベラーは、
− 上方ローラの列および下方ローラの列であって、ストリップと接触するレベリングローラまたは直線化ローラである、上方ローラの列および下方ローラの列
を備え、
− 上方ローラおよび下方ローラの軸は、平行であり、ストリップのパスライン方向において長手方向にオフセットされかつ高さ方向においてオフセットされ、それにより前記ローラの垂直方向侵入によってローラの間にストリップの波状経路を形成し、
− 少なくとも2つの上方ローラおよび2つの下方ローラが、3つの垂直方向侵入間隙を形成するようになどパスラインの上方および下方のそれぞれに配置され、前記間隙は、パスライン方向において線形侵入値のプロファイルに対して凸状または凹状のいずれかである少なくとも1つの非線形侵入値のプロファイルを有する。
少なくとも3つの非線形間隙による侵入値のプロファイルの主要な利点は、レベリング対象のストリップの厚さにわたり対称的な応力を吸収するレベリング効果のみをほぼ有するにすぎず、したがって非対称的な応力を均衡化することができない既知の線形プロファイルとは異なり、図2のモデルによれば、残留応力がレベリングされたストリップの厚さにわたりより良好に分布する点である。
したがって、本発明によるレベラーの複数の有利な実施形態が質的要件に応じて可能である。また、一連の従属請求項は、本発明のこれらの実施形態および追加的な利点を示す。
先行技術による、レベリング段階後などのストリップの厚さに応じた残留応力の非対称プロファイルである。 本発明により提案される最適化された残留応力プロファイルである。 本発明によるレベラーの第1の実施形態である。 図3による侵入プロファイルである。 本発明によるレベラーの第2の実施形態および第3の実施形態である。 第2の実施形態による侵入プロファイルである。 第3の実施形態による侵入プロファイルである。
例示の実施形態および用途が、図面の説明を用いて提示される。
− 図3:本発明によるレベラーの第1の実施形態
− 図4:図3による侵入プロファイル
− 図5:本発明によるレベラーの第2の実施形態および第3の実施形態
− 図6:第2の実施形態による侵入プロファイル
− 図7:第3の実施形態による侵入プロファイル
図3は、本発明による金属ストリップ(B)のレベラーの第1の実施形態の側面図(例えばオペレータ側)である。ストリップの厚さは、図1に関連して上述したような応力プロファイルに依存する。また、ストリップは、任意のタイプの平坦度不良を有し得る。
レベラーは、
− 上方ローラ(1、3、5、7、9、・・・)の列および下方ローラ(2、4、6、8、10、・・・)の列であって、前記ローラが、ストリップと接触するレベリングローラまたは直線化ローラである、上方ローラ(1、3、5、7、9、・・・)の列および下方ローラ(2、4、6、8、10、・・・)の列
を備え、
− 上方ローラおよび下方ローラの軸は、平行であり、パスライン方向(lp)において長手方向にオフセットされかつ高さ方向においてオフセットされ、それにより前記ローラの垂直方向侵入によりローラの間にストリップの波状経路を形成し、
− 少なくとも2つの上方ローラ(1、3)および2つの下方ローラ(2、4)は、3つの垂直方向侵入間隙を形成するようになどパスラインの上方および下方のそれぞれに配置され、前記間隙は、図4によりさらに詳細に説明される非線形侵入値のプロファイルを有する。
図3を参照して、図4は、パスライン方向(この場合ではローラ1〜16)における線形侵入値のプロファイル(Imbr_lin)(破線)に対して凸状または凹状である、非線形侵入値のプロファイル(Imbr)(実線)による前記間隙を示す。
図3および図4では、本発明によるレベラーの第1の実施形態によれば、2つの上方ローラおよび2つの下方ローラ(1、2、3、4)が、第1のレベリングアセンブリ(pl1)内に配置され、この第1のレベリングアセンブリ(pl1)は、この目的のためにレベラーに備えられるフレーム、ビーム、カセット、または任意の他の保持要素に対する個別の垂直方向調節部(v1、v2、v3、v4)を各ローラごとに組み込む。理想的には、これらのローラのうちの少なくとも1つの調節部が、少なくとも1つのジャッキを備える。
第1のレベリングアセンブリ(pl1)内のレベラーの第1のローラは、平坦度不良および応力を矯正するためにストリップの引延しの大部分を原則的に実施する。
また、レベラーは、マルチローラレベラー(5、6、7、8、・・・)の上方カセット(C1)および下方カセット(C2)によりそれぞれ形成された少なくとも1つの第2のレベリングアセンブリ(pl2)を備え得る。このレイアウトは、例えば金属パッケージングの製造などに適した「ブリキ」鋼のレベリングに対して特に適している。
図3および図4においては、凸状または凹状の侵入プロファイルを実現するための非線形間隙のみが、第1のレベリングアセンブリ(pl1)のローラの侵入により形成され、それにより非対称的な応力不均衡の相殺が可能となる。
通常は、第2のレベリングアセンブリ(pl2)のカセット(C1、C2)の少なくとも一方が、垂直方向変位手段(v2hg、v2hd、v2bg、v2bd)を使用して傾斜され、それによりこれらのカセットは、パス方向の垂直平面内において所定の開放角に配置される。これにより、ローラの侵入を、図3および図4の場合においてまたは先行技術と同様に漸進的かつ線形的に軽減することが可能となり、それにより非対称応力を除くストリップ中の応力の軽減を支援する。
最後に、図5〜図7は、本発明によるレベラーの第2の実施形態および第3の実施形態を示す。
本発明によるレベラーの第2の実施形態では、図5に示すように、レベラーは、第2のマルチローラレベリングアセンブリのみを備える(第1のレベリングアセンブリはないかまたは作動していない)。通常は、このタイプのマルチローラレベラーは、多数のローラ(15個またはそれ以上)を有し、大部分の平坦度不良および応力を軽減することが可能であるという利点を有する。
この場合に、非線形侵入値のプロファイルは、例えば2つの上方ローラ(5、7)および2つの下方ローラ(6、8)を使用して第2のレベリングアセンブリ(pl2)の少なくとも4つのローラに対して適用され、これらのローラは、マルチローラレベラーの上方カセット(C1)および下方カセット(C2)によりそれぞれ形成された(少なくとも)第2のレベリングアセンブリ(pl2)内に配置され、前記カセットのうちの少なくとも一方が、カセットに対するローラの個別の垂直方向調節部(r5、r7;r6、r8、・・・)を各ローラごとに組み込み、調節部は、理想的には機械的アクチュエータまたはサーボモータを備える。
図6は、この第2の実施形態に関しては図5に示す第2のレベリングアセンブリ(pl2)のローラ(5、6、7、8、等)のみに対して適用される、この場合には凸状である非線形侵入値の一例のプロファイル(Imbr)を示し、第1のレベリングアセンブリは、ないかまたは作動していない。
最後に、図5に示す本発明によるレベラーの第3の実施形態では、レベラーは、第1のレベリングアセンブリ(pl1)および第2のレベリングアセンブリ(pl2)をやはり備える。これを目的として、非線形侵入値のプロファイルに関連付けられた少なくとも2つの上方ローラおよび2つの下方ローラが、第1のアセンブリと第2のアセンブリとの間で分散または分割される。例として、第1のレベリングアセンブリ(pl1)内の4つのローラ(1、2、3、4)に関しておよび第2のレベリングアセンブリ(pl2)内のローラのうちの1つ、2つ、3つ、4つ、またはそれ以上(5、6、7、8、・・・)に関して、非線形侵入値のプロファイルを生成することが可能である。
図7では、パスラインに沿って連続的に配置されたこの例の2つのプロファイル(Imbr)は、先行技術においては通常である2つの連続する線形侵入プロファイル(Imbr_lin)のそれぞれに対する、ローラ(1、2、3、4)に関する第1の凸状プロファイルと、それに続くローラ(5、6、7、8、等)に関する第2の凹状プロファイルと、の形態において示される。
先行技術では、第2のレベリングアセンブリ(pl2)のローラが、線形レベリング侵入を減少させることにより発生した残留応力を制限することによって、製品中に誘起された応力を相殺することを可能にするので、前記線形プロファイルに関する図5による非線形侵入値のプロファイル(凸状および/または凹状)の適用は、製品の厚さにおける応力非対称性を非常に有利にさらに相殺することを支援する。第1のレベリングアセンブリ(pl1)のローラに加えて第2のレベリングアセンブリ(pl2)のローラに対して非線形侵入値のプロファイルを適用することにより、非対称的な応力をさらに軽減することが可能となり、第2のレベリングアセンブリ(pl2)の中の第1のローラのうちの少なくとも1つ、2つ、3つ、またはそれ以上を使用することにより、第1のレベリングアセンブリ(pl1)による十分な引延しの実現を妨げる特徴を有する前記ストリップに対する引延し動作を強化する(第2の実施形態)または継続する(第3の実施形態)という有利なオプションが存在する。この実現のために、第2のレベリングアセンブリ(pl2)の前記第1のローラ(ストリップパス方向の)は、凸状または凹状での非線形侵入値を利用して配置され、前記非線形侵入値は、線形侵入値(Imbr_lin)よりも大きい。非線形侵入値のかかる有利なプロファイルは、図6および図7に明示される。
さらに、
− 第1のレベリングアセンブリ(pl1)の垂直方向変位手段(v1、v2、v3、v4)が、前記第1のアセンブリを備える既存のレベラー内に存在する。
− 垂直方向変位手段(r5、r6、r7、r8・・・)が、第2のレベリングアセンブリ(pl2)の既存のカセット内に設けられ得るまたは挿入され得る、
ことを前提として、図示する(図3〜図7)実施形態のいずれに関しても、本発明によるレベラーの特徴および利点を実現するために既存のレベラーを容易にかつ安価に適用することが可能である。
最後に、同様に開示される(図3〜図7)実施形態のいずれに関しても、本発明によるレベラーは、以下の特徴および利点を有する。
− 第2のマルチローラレベリングアセンブリ(pl2)は、パスラインに沿って連続的に配置された上方カセットおよび下方カセットの複数対を有することにより、第1の対のカセットにおいてはより高い引延し効果(レベリング)を発生させ、第2の対のカセットではより低い引延し効果(直線化)を発生させる。これらの対のカセットはいずれも、非常に非対称的な応力に対して非線形侵入値の範囲を調整および拡大することを可能にする。
− パスライン方向における線形侵入値のプロファイル(Imbr_lin)は、前記パスラインに沿った少なくとも1つのストリップレベリング部分の入口から出口にかけて低下し、非線形侵入値のプロファイルは、残留応力の軽減効果(本発明により軽減される非対称的な応力を除く)が常に維持されるように、線形侵入値のプロファイルに近づくかまたは交差する。
− 前記ストリップが引っ張り応力下にさらされるように、少なくとも2つのテンショナーが、少なくとも1つの上方ローラおよび下方ローラの群のそれぞれ上流側および下流側に配置される。
− 第2の実施形態とは異なり、第2のレベリングアセンブリ(pl2)は、第1のレベリングアセンブリ(pl1)の少なくとも2.2倍の個数のローラを備え、理想的には2.5倍〜6倍の個数のローラを備え、それにより、本発明の意味の範囲内でのより集中的なレベリング(非常に高い降伏強度を有する硬質鋼)が必要とされる場合に、第1のレベリングアセンブリが存在するまたは作動する時には第1のレベリングアセンブリ(pl1)内のローラの個数を増加させることは不要となり、むしろ第2のレベリングアセンブリ(pl2)内のローラの個数を、および特にカセットメンテナンスまたはカセット交換中には非線形侵入値のプロファイルを有するローラ(5、6、7、8、・・・)の個数を増加させることが必要となり得る。
− 本発明によるレベラーの実施形態は、有利には、PLC制御ユニットによりおよび/またはオペレータにより制御され得る。前記ユニットは、レベリング対象のストリップの個別の材料の機械的特性に応じたそれぞれ異なる応力プロファイルモデルを含むデータ媒体を有し、連続するレベリングローラの垂直方向調節アクチュエータ(v1、v2、・・・;r5、r6、・・・)に対して送信される制御信号の形態で非線形侵入値の種々のプロファイルを提供する関連するレベリングモデルのうちの1つを選択することが可能である。これにより、レベリングされる製品の製造業者は、特に非対称応力が有利に相殺される結果として高い製品品質を保証しつつ、製品範囲をより容易に拡張することが可能となる。
− 最後に、有利には、本発明によるレベラーの実施形態では、連続する上方ローラおよび連続する下方ローラの第1の対の間の少なくとも3つの垂直方向間隙が、オペレータ側において非線形侵入値の第1のプロファイルを有し、連続する上方ローラおよび連続する下方ローラの第2の対の間の少なくとも3つの垂直方向間隙が、モータ側において第1のプロファイルとは異なる非線形侵入値の第2のプロファイルを有し、ローラの第1の対およびローラの第2の対は、同一のローラに対して装着されるか、または異なるローラから構成される。非常に有利には、この非線形侵入値のデュアルプロファイルにより、製品中の横断方向応力の発散的非対称性の相殺が可能となる。
1 上方ローラ
2 下方ローラ
3 上方ローラ
4 下方ローラ
5 上方ローラ
6 下方ローラ
7 上方ローラ
8 下方ローラ
9 上方ローラ
10 下方ローラ
11 上方ローラ
12 下方ローラ
13 上方ローラ
14 下方ローラ
15 上方ローラ
16 下方ローラ
C1 上方カセット
C2 下方カセット
pl1 第1のレベリングアセンブリ
pl2 第2のレベリングアセンブリ
r5 垂直方向調節部、垂直方向変位手段
r6 垂直方向調節部、垂直方向変位手段
r7 垂直方向調節部、垂直方向変位手段
r8 垂直方向調節部、垂直方向変位手段
v1 垂直方向調節部、垂直方向変位手段、垂直方向調節アクチュエータ
v2 垂直方向調節部、垂直方向変位手段、垂直方向調節アクチュエータ
v3 垂直方向調節部、垂直方向変位手段、垂直方向調節アクチュエータ
v4 垂直方向調節部、垂直方向変位手段、垂直方向調節アクチュエータ
v2hg 垂直方向変位手段
v2hd 垂直方向変位手段
v2bg 垂直方向変位手段
v2bd 垂直方向変位手段
B 金属ストリップ
e 厚さ
c 残留応力、非線形残留応力
fn 中立軸
cb ストリップ中心軸
Imbr 非線形侵入値のプロファイル
Imbr_lin 線形侵入値のプロファイル

Claims (11)

  1. 金属ストリップレベラー(B)であって、前記ストリップは、応力プロファイルに依存する厚さ(e)を有し、前記レベラーは、
    − 上方ローラ(1、3、5、7、9、・・)の列および下方ローラ(2、4、6、8、10、・・・)の列
    を備え、
    − 前記上方ローラおよび前記下方ローラの軸が、平行であり、パスライン方向(lp)において長手方向にオフセットされかつ高さ方向においてオフセットされ、それにより前記ローラの垂直方向侵入によって前記ローラの間に前記ストリップの波状経路を形成する、前記レベラーにおいて、
    少なくとも2つの上方ローラ([1、3];[5、7])および2つの下方ローラ([2、4];[6、8])が、3つの垂直方向侵入間隙を形成するようになど前記パスラインの上方および下方のそれぞれに配置され、前記間隙は、前記パスライン方向において線形侵入値のプロファイル(Imbr_lin)に対して凸状または凹状のいずれかである非線形侵入値のプロファイル(Imbr)を有することを特徴とする、レベラー。
  2. 前記2つの上方ローラ(1、3)および前記2つの下方ローラ(2、4)は、前記ローラのそれぞれに対して個別の垂直方向調節部(v1、v2、v3、v4)を組み込んだ第1のレベリングアセンブリ(pl1)内に配設される、請求項1に記載のレベラー。
  3. 前記2つの上方ローラ(5、7)および前記2つの下方ローラ(6、8)は、マルチローラレベラーの上方カセット(C1)および下方カセット(C2)によりそれぞれ形成された少なくとも1つの第2のレベリングアセンブリ(pl2)内に配置され、前記カセットの少なくとも一方が、前記カセットに対する前記ローラのための個別の垂直方向調節部(r5、r7;r6、r8)を各前記ローラごとに組み込み、前記調節部は、理想的には機械的アクチュエータまたはサーボモータを備える、請求項1または2に記載のレベラー。
  4. 少なくとも前記2つの上方ローラおよび前記2つの下方ローラは、前記第1のアセンブリと前記第2のアセンブリとの間で分割される、請求項2または3に記載のレベラー。
  5. 前記第2のレベリングアセンブリ(pl2)の前記第1のローラは、凹状または凸状での非線形侵入値を利用して配置され、前記非線形侵入値は、前記線形侵入値(Imbr_lin)よりも大きい、請求項3または4に記載のレベラー。
  6. 前記第2のアセンブリ(pl2)は、前記パスラインに沿って連続的に配置された上方カセットおよび下方カセットの複数の対を有する、請求項3から5のいずれか一項に記載のレベラー。
  7. 前記パスライン方向における線形侵入値の前記プロファイル(Imbr_lin)は、前記パスラインに沿った少なくとも1つのストリップレベリング部分の入口から出口にかけて低下する、請求項1から6のいずれか一項に記載のレベラー。
  8. 前記ストリップが引っ張り応力下にさらされるように、少なくとも2つのテンショナーが、少なくとも1つの上方ローラおよび下方ローラの群のそれぞれ上流側および下流側に配置される、請求項1から7のいずれか一項に記載のレベラー。
  9. 前記第2のレベリングアセンブリ(pl2)は、前記第1のレベリングアセンブリ(pl1)の少なくとも2.2倍の個数のローラを備え、理想的には2.5倍〜6倍の個数のローラを備える、請求項2から8のいずれか一項に記載のレベラー。
  10. 前記レベラーが、PLC制御ユニットによりおよび/またはオペレータにより制御され、前記ユニットは、レベリング対象の前記ストリップの個別の材料の機械的特性に応じてそれぞれ異なる応力プロファイルモデルを含むデータ媒体を有し、前記連続するレベリングローラの前記垂直方向調節アクチュエータ(v1、v2、・・・;r5、r6、・・・)に対して送信される制御信号の形態で非線形侵入値の種々のプロファイルを提供する関連するレベリングモデルのうちの1つを選択することが可能である、請求項1から9のいずれか一項に記載のレベラー。
  11. 連続する上方ローラおよび連続する下方ローラの第1の対の間の少なくとも3つの垂直方向間隙が、オペレータ側において非線形侵入値の第1のプロファイルを有し、連続上方ローラおよび連続下方ローラの第2の対の間の少なくとも3つの垂直方向間隙が、モータ側において前記第1のプロファイルとは異なる非線形侵入値の第2のプロファイルを有し、ローラの前記第1の対およびローラの前記第2の対は、同一のローラに対して装着されるか、または異なるローラから構成される、請求項1から10のいずれか一項に記載のレベラー。
JP2020505775A 2017-08-04 2018-07-17 マルチローラ金属ストリップレベラー Active JP7071011B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

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