JP2020528784A - 連続的な加熱調理 - Google Patents

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Abstract

いくつかの実施形態は、調理器具/機器(例えば、オーブン)を含む。調理器具は、交流(AC)電力を引き出し、引き出したAC電力を変換する電力構成要素を介して、調理器具の加熱システムに利用可能な最大電力を生成することができる。その後、調理器具は、シーケンスの各ステップが加熱システムの利用可能な最大電力を利用することができるように、調理器具の調理チャンバ内の少なくとも片側に設けられた加熱システムの1以上の加熱要素を使用して、調理器具の調理チャンバ内の異なるゾーンのそれぞれを、順に方向付けて加熱する。【選択図】図8

Description

(関連出願への相互参照)
この継続的特許出願は、2017年7月25日に出願された「Sequential Broiling」と題された米国特許出願第15/659,543号の優先権及び利益を主張し、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
米国特許出願第15/659,543号は、2016年8月2日に出願され、「ARIABLE PEAK WAVELENGTH COOKING INSTRUMENT WITH SUPPORT TRAY」と題された米国仮特許出願第62/370,076号の優先権及び利益を主張するものであり、かつ、2016年9月9日に出願され、「IN-OVEN CAMERA」と題された米国特許出願番第15/261,784号の一部継続出願である。米国特許出願番第15/261,784号は、2015年11月17日に出願され、「CLOUD-BASED RECIPE STORE FOR CONFIGURABLE COOKING INSTRUMENT」と題された米国仮特許出願第62/256,626号、2015年11月2日に出願され、「HEATING TECHNIQUE VIA FILAMENT WAVELENGTH TUNING」と題された米国仮特許出願第62/249,456号、2015年10月13日に出願され、「TEMPERATURE PROBE ATTACHMENT WITHIN COOKING INSTRUMENT」と題された米国仮特許出願第62/240,794号、2015年9月15日に出願され、「IN-OVEN CAMERA」と題された米国仮特許出願第62/218,942号、及び、2015年9月10日に出願され、「WIRELESS TEMPERATURE MEASUREMENT SYSTEM」と題された米国仮特許出願第62/216,859号の利益を主張するものである。これらは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
様々な実施形態は、オーブンなどの調理器具に関する。
料理のアートは、賞に値する料理の体系的な作成を料理産業が助けることができないので、少なくとも部分的には「アート」のままである。フルコースの食事を作るために、料理人は、多くの場合、複数の調理器具を使用し、調理器具の加熱パターンを理解し、目的の食品の進行(例えば、調理/加熱に起因する変化)の料理人による観察に基づいて、調理プロセス全体で動的な決定を行う必要がある。このため、従来より、一部の低価格の食事は電子レンジで調理できる(例えば、電子レンジで調理できる食事)か、または素早く作ることができる(例えば、即席麺類など)が、本当に複雑な食事(例えば、ステーキ、ケバブ、洗練されたデザートなど)は、従来の調理器具を自動的に使用して、体系的に作ることができない。産業界は、正確であり、迅速であり、不必要な人間の介入のない、複雑な食事を自動的かつ一貫して作ることができる、高度な処理能力を有する調理器具を未だ作成できていない。
様々な実施形態による、調理器具の斜視図の構造図である。 様々な実施形態による、調理器具の物理的構成要素を示すブロック図である。 様々な実施形態による、調理器具の機能的構成要素を示すブロック図である。 様々な実施形態による、食品を調理するために調理器具を操作する方法を示すフローチャートである。 様々な実施形態による、調理器具の第1の例の正面断面図である。 様々な実施形態による、線A−A'に沿った図5Aの調理器具の上面断面図である。 様々な実施形態による、線B−B'に沿った図5Aの調理器具の上面断面図である。 様々な実施形態による、線C−C'に沿った図5Aの調理器具の上面断面図である。 様々な実施形態による、調理器具の第2の例の正面断面図である。 様々な実施形態による、調理器具の加熱システムの回路図である。 様々な実施形態による、調理器具を操作する方法を示すフローチャートである。 様々な実施形態による、異なるモードで食用物質を調理するために調理器具を操作する方法を示すフローチャートである。
図面は、例示のみを目的として本開示の様々な実施形態を示している。当業者は、以下の議論から、本明細書に示された構造及び方法の代替実施形態が、本明細書に記載された実施形態の原理から逸脱することなく採用され得ることを容易に認識するであろう。
対流式オーブンなどの従来の調理器具は、食品を均一に調理することを目的としている。これらの従来の調理器具は、指向性の加熱を避けることによって均一な調理を実現する。その結果、従来の調理器具の加熱要素によって、対象の食品の外面が均一に調理される。しかしながら、無指向性の加熱は、指向性加熱と比較して、より大きい電力を消費する。したがって、従来の調理器具が食品を調理できる速度は、従来の器具が、回路遮断器(回路ブレーカ)を作動させることなく家庭用コンセントから引き出すことのできる電力の量によって制限されることが多い。
いくつかの実施形態では、調理器具は、その加熱システムの利用可能な総電力(「伝達可能な総電力」)を、対象の食品の外面のそれぞれのサブセクションに連続的に集中させるように構成される。明確化のため、それぞれのサブセクションは必ずしも互いに隣接している必要はない。
いくつかの実施形態は、調理器具/機器(例えば、調理器具100)を含む。調理器具は、調理チャンバ(例えば、チャンバ102)、電力構成要素(例えば、リレー、インバータ、コンバータ、または、電源202などのそれらの任意の組み合わせ)、加熱システム(例えば、加熱要素114)、及び制御システム(例えば、コンピューティングデバイス206)を含むことができる。電力構成要素は、実質的に電源の最大制限量で、交流(AC)電源(例えば、交流電線710)から電力を引き出し、引き出されたAC電力を、赤外線ベースの加熱システムへの最大伝達可能電力に変換、及び/または提供するように適合され得る。電源構成要素は、可変DC電源構成要素であり得る。電源構成要素は、外部AC電源を加熱システムの加熱要素に直接提供するリレーであり得る。電源構成要素は、電源の回路ブレーカをトリガすることなく電源から引き出され得る最大量である所定の電力レベルで、電力を供給するように構成され得る。いくつかの例では、最大伝達可能電力は、加熱シーケンスの各ステップ中に、電力変換/リレーの非効率性と、調理器具の他の構成要素の電力消費とによって減少した、引き出されたAC電力である。
加熱システムは、食品に熱を直接伝達する無線波を発することができる。これらの無線波には、赤外線スペクトルのピーク波長を有する波が含まれ得る。これらの例では、加熱システムは、「赤外線ベースの加熱システム」と言及され得る。赤外線ベースの加熱システムは、調理チャンバの側面の複数の加熱要素と、複数の加熱要素のための1以上の加熱要素ドライバ(例えば、フィラメントドライバ224)とを含む。いくつかの実施形態では、1以上の加熱要素ドライバのそれぞれは、複数の加熱要素のうちの単一の加熱要素に対応する。いくつかの実施形態では、1以上の加熱要素ドライバのそれぞれは、複数の加熱要素のうちの2以上の加熱要素に対応する。
制御システムは、複数の加熱要素のサブセットを順に駆動するように構成されている。シーケンスの各ステップにおいて、制御システムは、最大転送可能電力を利用して各サブセットを駆動するように構成されている。一例では、最大の制限は、1500Wの連続的な引き出し、及び1800Wの一時的な引き出しである。いくつかの場合には、サブセットのそれぞれは、単一の加熱要素である。他の場合には、各サブセットは、複数の加熱要素を含む。いくつかの例では、サブセットは、少なくとも1つの互いに異なる加熱要素を有する。
いくつかの例では、電力構成要素は、AC電源から最大制限量を超える電力を引き出すハードウェア機能を有するが、そのため、最大制限量を超える電力の引き出しを防止するフィードバックループが構成される。いくつかの実施形態では、電力構成要素及び加熱要素は、単一のインピーダンス/抵抗レベルと、さらなる電力の引き出しを防止する特徴的な電力負荷とを有しているので、準拠AC電源に繋がれた場合、最大伝達可能電力で安定化する。電力構成要素は、電源と言及され得る。
制御システムは、フィードバック制御ループを利用して、シーケンスの完了後に、調理チャンバ内の食品の少なくとも片側で、均一な加熱を達成するように構成されている。いくつかの実施形態では、制御システムは、センサ入力に基づいて、シーケンスにおける加熱要素のサブセットのステップの持続時間及び/または強度、すなわち加熱強度を動的に調整するように構成されている。例えば、制御システムは、フィードバック制御ループへの入力として、加熱システムの電力消費をモニタリングするように構成され得る。例えば、制御システムは、加熱要素の各サブセットの電力消費を、確実に、シーケンスのステップ間で実質的に等しくすることができる。制御システムは、最大伝達可能電力よりも多くの電力を引き出さないように、シーケンスを構成することができる。いくつかの実施形態では、調理器具は、画像センサを備える。それらの実施形態では、制御システムは、対象の食品が、別のサブセットの対象の食品と、褐変レベルにおいて視覚的に同等になるまで、加熱要素の各サブセットによる加熱が確実に継続されるように、画像センサからの画像を分析してフィードバック制御ループへの入力を生成するように構成されている。いくつかの実施形態では、調理器具は、サブセットがそれぞれ対象とする食品の温度をモニタリングするように構成された1以上の温度センサを備える。それらの実施形態では、制御システムは、加熱要素の各サブセットによる加熱が、対象の食品が所定の温度に達するまで、制御システムによって確実に継続されるように、対象の食品の温度を所定の温度と比較し、検出された温度をフィードバック制御ループへの入力として利用するように構成される。
いくつかの実施形態では、制御システムは、所定の一定持続時間の間、シーケンス内の連続するステップ間の前記加熱を低減するように構成される。
いくつかの実施形態は、複数の加熱要素を有する加熱システム、少なくとも1つの加熱要素ドライバ、最大制限量まで加熱システムに電力(例えば、可変電力)を提供することができる電力構成要素、及び、加熱システムを操作するために加熱シーケンスを選択するように構成されたコントローラ、を備えた調理器具を含む。少なくとも1つの加熱要素ドライバは、加熱シーケンスの所定のステップで、供給電力を最大制限量で(例えば、等しく、または不均一に)加熱要素に迂回させるか、または、供給電力を最大制限量で複数の加熱要素のサブセットのみ集中させることができるように構成される。
調理器具は、入力インターフェース(例えば、入力構成要素234)を備え得る。調理器具は、調理チャンバも備え得る。少なくとも1つの加熱要素ドライバは、コントローラによって、入力インターフェースを介して受信したデジタルレシピにしたがって調理チャンバ内の食品を加熱するように構成される。入力インターフェースは、ユーザインターフェース(例えば、1以上のボタン、タッチスクリーン、マイク、またはそれらの任意の組み合わせ)、または別のデバイスと通信する無線通信インターフェースであり得る。
図1は、様々な実施形態による、調理器具100の斜視図の構造図である。調理器具100は、ドア106を有するチャンバ102を備える。チャンバ102の内部には、少なくとも1つの調理台110が配置される。調理台110は、トレイ、ラック、またはそれらの任意の組み合わせであり得る。チャンバ102の裏側には、1以上の加熱要素114(例えば、集合的に「加熱要素114」とされる加熱要素114A、加熱要素114Bなど)が設けられている。加熱要素114のそれぞれは、波長制御可能なフィラメントアセンブリを含み得る。波長制御可能なフィラメントアセンブリは、調理器具100のコンピューティングデバイス(図示せず)からのコマンドに応じて、放射周波数/波長、放射電力、及び/または、放射信号パターンを独立して調整することができる。
いくつかの実施形態では、チャンバ102は窓を有していない。すなわち、ドア106を備えたチャンバ102は、ドア106が閉じられると、透明(及び/または半透明)の部分なしに完全に囲まれる。例えば、チャンバ102は、ドア106が閉じられたときに、金属エンクロージャ内に(例えば、チャンバ102の外側へ/からの断熱により)密閉することができる。チャンバ102の内部には、カメラ118を取り付けることができる。いくつかの実施形態では、カメラ118は、ドア106に取り付けられる。例えば、ドア106が閉じられると、カメラ118はチャンバ102の内部に向かって内側を向き、図示のようにドア106が開かれると、上向きになる。いくつかの実施形態では、カメラ118は、チャンバ102の天井(例えば、上部内面)に設置される。カメラ118は、チャンバ102の天井のドア106に、またはドア106に近接して(例えば、3インチ以内で)取り付けられて、簡単な洗浄、好都合なラベルのスキャン、プライバシー、熱損傷の回避などを可能にすることができる。
いくつかの実施形態では、加熱要素114は、チャンバ内の1以上の位置に、1以上の波長制御可能なフィラメントアセンブリを備えている。いくつかの実施形態では、1以上の波長制御可能フィラメントアセンブリの各々は、その放射周波数(例えば、ピーク放射周波数)及び/またはその放射電力を、独立して調整することができる。例えば、波長制御可能なフィラメントアセンブリのピーク放射周波数は、広い帯域範囲(例えば、20テラヘルツ〜300テラヘルツ)内で調整され得る。異なる周波数は、食品、チャンバ102内の他のアイテム、及び/または調理器具100の部品を加熱するための異なる浸透深さ(penetration depth)に対応することができる。
加熱要素は、加熱フィラメント自体の熱慣性と比較して比較的迅速にオン/オフするリレーのような制御を有することで、高速スイッチングパルス幅変調(PWM)のような電子機器を使用することにより、様々な電力を有するように制御することができる。ピーク放射周波数の変化は、加熱要素に伝達される電力量と直接相関する可能性がある。より多くの電力は、より高いピーク放射周波数に相関する。場合によっては、調理器具100は、それぞれ、より小さい電力で、より多くの加熱要素を作動させることによって、ピーク放射周波数を低下させながら電力を一定に保つことができる。調理器具100は、フィラメントアセンブリのピーク放射周波数を独立して制御し、これらのフィラメントアセンブリを個別に駆動することによって、フィラメントアセンブリに電力を供給することができる。
いくつかの実施形態では、個々の加熱要素について、最大電力を使用して最も高い放射周波数を達成することは、AC電源によって不適当に電力が消費され得るので(例えば、ヒューズがトリップするので)、困難である。いくつかの実施形態では、このことは、電力を低減した状態で個々の加熱要素を並行して駆動する代わりに、それぞれの個々の加熱要素を連続的に最大電力で駆動することによって解決する。中間のピーク放射周波数は、連続駆動と並行駆動との組み合わせによって実現可能である。
いくつかの実施形態では、カメラ118は、熱調整アルゴリズムへのフィードバックとして熱画像をコンピューティングデバイスに提供する赤外線センサを含む。いくつかの実施形態では、調理器具100は、複数のカメラを備える。いくつかの実施形態では、カメラ118は、保護シェルを含む。いくつかの実施形態では、加熱要素114及びカメラ118は、カメラ118が加熱要素のいかなる対の間にも直接存在しないようにチャンバ102内に配置される。例えば、加熱要素114は、ドア106に対して垂直な2つの垂直壁に沿って配置することができる。加熱要素114は、垂直壁上で水平にドア106に対して水平に、かつドア106に対して垂直に延びる石英管(例えば、加熱フィラメントを含む)であり得る。
いくつかの実施形態では、ドア106にディスプレイ122が取り付けられている。ディスプレイ122は、タッチスクリーンディスプレイであり得る。ディスプレイ122は、カメラ118とは反対側の、ドア106のチャンバ102の外部に取り付けることができる。ディスプレイ122は、カメラ118によってキャプチャされ、及び/またはカメラ118からストリーミングされた、チャンバ内部のリアルタイム画像またはリアルタイムビデオを表示するように構成することができる。
図2は、様々な実施形態による、調理器具200(例えば、調理器具100)の物理的構成要素を示すブロック図である。調理器具200は、電源202、コンピューティングデバイス206、動作メモリ210、永続メモリ214、1以上の加熱要素218(例えば、加熱要素114)、冷却システム220、カメラ222(例えば、カメラ118)、ネットワークインターフェース226、ディスプレイ230(例えば、ディスプレイ122)、入力構成要素234、出力構成要素238、光源242、マイク244、1以上の環境センサ246、チャンバ温度計250、温度プローブ254、または、それらの任意の組み合わせを備える。
コンピューティングデバイス206は、例えば、制御回路であり得る。制御回路は、特定用途向けの集積回路、または動作メモリ210及び/または永続メモリ214に格納された実行可能命令によって構成される汎用プロセッサを備えた回路であり得る。コンピューティングデバイス206は、調理器具200の物理的構成要素、及び/または機能的構成要素のすべて、または少なくともサブセットを制御することができる。
電源202は、調理器具200の物理的構成要素を動作させるのに必要な電力を提供する。例えば、電源202は、交流(AC)電力を、物理的構成要素のための直流(DC)電力に変換することができる。いくつかの実施形態では、電源202は、加熱要素218に対して第1のパワートレインを実行し、他の構成要素に対して第2のパワートレインを実行することができる。
コンピューティングデバイス206は、加熱要素218のピーク波長、及び/またはスペクトルパワー分布(例えば、異なる波長にわたる)を制御することができる。コンピューティングデバイス206は、調理器具200の運転を容易にする(例えば、自動または半自動運転など)ために、様々な機能的構成要素(例えば、図3を参照)を実装することができる。例えば、永続メモリ214は、加熱要素218を駆動するための動作命令とスケジュールとのセットである1以上の調理レシピを格納することができる。動作メモリ210は、ランタイムメモリを提供して、コンピューティングデバイス206の機能的構成要素を動かすことができる。いくつかの実施形態では、永続メモリ214及び/または動作メモリ210は、カメラ222によってキャプチャされた画像ファイルまたはビデオファイルを格納することができる。
加熱要素218は波長制御可能であり得る。例えば、加熱要素218は、各々が1以上の加熱フィラメントを囲む石英管を含み得る。様々な実施形態では、チャンバの内部の代わりにチャンバ壁に面する石英管の側面は、耐熱コーティングでコーティングされている。しかしながら、加熱フィラメントの動作温度は非常に高くなり得るので、冷却システム220が、対流冷却を提供し、耐熱コーティングの融解または蒸発を防止する。
加熱要素218は、それぞれ、フィラメントドライバ224、フィラメントアセンブリ228、及び格納容器232を含み得る。例えば、各加熱要素は、格納容器に収容されるフィラメントアセンブリを含み得る。フィラメントアセンブリは、フィラメントドライバによって駆動される。次に、フィラメントドライバは、コンピューティングデバイス206によって制御することができる。例えば、コンピューティングデバイス206は、設定された量のDC電力をフィラメントドライバに提供するように、電源202に指示することができる。次に、コンピューティングデバイス206は、設定されたピーク波長で電磁波を生成すべく、フィラメントアセンブリを駆動するように、フィラメントドライバに指示することができる。
カメラ222は、調理器具200の動作において様々な機能を果たす。例えば、カメラ222及びディスプレイ230は、調理器具200に窓がないにもかかわらず、チャンバの内側に仮想窓を協働して提供することができる。カメラ222は、食品パッケージの機械読み取り可能な光学ラベルを認識することによって、調理器具200を構成する食品パッケージラベルスキャナとして機能することができる。いくつかの実施形態では、カメラ222は、調理レシピを実行するときに、コンピューティングデバイス206が光学フィードバックを使用することを可能にする。いくつかの実施形態では、光源242は、カメラ222が調理器具の中の食品の画像を明確にキャプチャできるように、調理器具200の内部を照明する。
ネットワークインターフェース226は、コンピューティングデバイス206が外部コンピューティングデバイスと通信することを可能にする。例えば、ネットワークインターフェース226は、Wi−FiまたはBluetooth(登録商標)を有効にすることができる。ユーザデバイスは、ネットワークインターフェース226を介して直接、または、ルータもしくは他のネットワークデバイスを介して間接的に、コンピューティングデバイス206に接続することができる。ネットワークインターフェース226は、コンピューティングデバイス206を、ルータまたはセルラーデバイスなどのインターネット接続を有する外部デバイスに接続することができる。次に、コンピューティングデバイス206は、インターネット接続を介してクラウドサービスにアクセスすることができる。いくつかの実施形態では、ネットワークインターフェース226は、インターネットへのセルラーアクセスを提供することができる。
ディスプレイ230、入力構成要素234、及び出力構成要素238は、ユーザがコンピューティングデバイス206の機能的構成要素と直接関わることを可能にする。例えば、ディスプレイ230はカメラ222からの画像を表示することができる。ディスプレイ230は、コンピューティングデバイス206によって実装される制御インターフェースを提示することもできる。入力構成要素234は、ディスプレイ230で覆われたタッチパネルであり得る(例えば、集合的にタッチスクリーンディスプレイとして)。いくつかの実施形態では、入力構成要素234は、1以上の機械的ボタンである。いくつかの実施形態では、出力構成要素238は、ディスプレイ230である。いくつかの実施形態では、出力構成要素238は、スピーカまたは1以上の外部ライトである。
いくつかの実施形態では、調理器具200は、マイク244、及び/または1以上の環境センサ246を備えている。例えば、コンピューティングデバイス206は、熱調整アルゴリズムにしたがって、リアルタイムで加熱要素218の制御を調節するための動的フィードバックとして、カメラ222からの画像と同様に、マイク244からの音声信号を利用することができる。一例では、音声信号は、火災警報器、煙警報器、ポップコーンが鳴る音、またはそれらの任意の組み合わせを示すことができる。環境センサ246は、圧力センサ、湿度センサ、煙センサ、汚染物質センサ、またはそれらの任意の組み合わせを含み得る。コンピューティングデバイス206は、環境センサ246の出力を動的フィードバックとして利用し、熱調整アルゴリズムにしたがって、リアルタイムで加熱要素218の制御を調整することもできる。
いくつかの実施形態では、調理器具200は、チャンバ温度計250、及び/または温度プローブ254を含む。例えば、コンピューティングデバイス206は、チャンバ温度計250からの温度測定値を動的フィードバックとして利用し、熱調整アルゴリズムにしたがって、リアルタイムで加熱要素218の制御を調整することができる。温度プローブ254は、調理器具200によって調理されるべき食品に挿入されるように適合することができる。コンピューティングデバイス206は、温度プローブ254の出力を動的フィードバックとして利用し、熱調整アルゴリズムにしたがって、リアルタイムで加熱要素218の制御を調整することもできる。例えば、調理レシピの熱調整アルゴリズムは、調理レシピに応じて、所定時間、所定の温度で食品を加熱すべきであることを指示することができる。
図3は、様々な実施形態による、調理器具300(例えば、調理器具100及び/または調理器具200)の機能的構成要素を示すブロック図である。例えば、機能的構成要素は、コンピューティングデバイス206、または1以上の専用の回路上で実行され得る。例えば、調理器具300は、少なくとも調理レシピライブラリ302(局所加熱レシピライブラリ)、レシピ実行エンジン306、遠隔制御インターフェース310、クラウドアクセスエンジン314、またはそれらの任意の組み合わせを実装することができる。
いくつかの実施形態では、レシピ実行エンジン306は、カメラ(例えば、カメラ222)からの画像を分析して、ドア(例えば、ドア106)が開いているかどうかを判定することができる。例えば、カメラからの画像は、調理器具300の内部に向かっているとき、特定の光源(例えば、光源242)の特定の色によって照らされてもよい。いくつかの実施形態では、レシピ実行エンジン306は、カメラからの画像を分析して、機械読み取り可能な光学ラベルが画像内にあるかどうかを判定するように構成される。例えば、レシピ実行エンジン306は、機械読み取り可能な光学ラベルに基づいて、調理レシピライブラリ302から調理レシピを選択するように構成され得る。いくつかの実施形態では、遠隔制御インターフェース310は、自動的に選択された調理レシピを確認するために、ユーザデバイスにメッセージを送信するように構成される。いくつかの実施形態では、レシピ実行エンジン306は、ローカルディスプレイ上に確認のために調理レシピを表示し、調理レシピが表示されると、ローカル入力構成要素の確認を受信するように構成される。調理レシピの選択に応答して、レシピ実行エンジン306は、調理レシピ、及び調理レシピで指定された熱調整アルゴリズムにしたがって加熱要素を制御することにより、加熱構成スケジュールを実行することができる。熱調整アルゴリズムは、入力変数の変化に応じて、リアルタイムで加熱要素218を動的に制御することができる(例えば、出力、スペクトル出力分布、及び/またはピーク波長を調整する)。
遠隔制御インターフェース310を使用して、ユーザと関係することができる。例えば、ユーザデバイス(例えば、コンピュータまたはモバイルデバイス)は、ネットワークインターフェース226を介してリモートコントロールインターフェースに接続することができる。この接続を介して、ユーザは、調理器具300をリアルタイムで構成することができる。一例では、ユーザは、ユーザデバイス側のアプリケーションを介して調理レシピを選択することができる。ユーザデバイス側アプリケーションは、選択された調理レシピを調理器具300に実行させるために、遠隔制御インターフェース310と通信することができる。クラウドアクセスエンジン314によって、調理レシピの実行を容易にするか、または調理レシピライブラリ302内の調理レシピを更新するために、調理器具300はクラウドサービスにアクセスすることができる。
調理器具に関連付けられている構成要素(物理的または機能的)は、デバイス、モジュール、回路、ファームウェア、ソフトウェア、またはその他の機能的命令として実装することができる。例えば、機能構成要素は、専用回路の形態で、すなわち、1以上の適切にプログラムされたプロセッサ、単一のボードチップ、フィールドプログラマブルゲートアレイ、ネットワーク対応コンピューティングデバイス、仮想マシン、クラウドコンピューティング環境、またはそれらの任意の組み合わせの形態で、実装することができる。例えば、説明した機能的構成要素は、プロセッサまたは他の集積回路チップによって実行することができる有形の記憶メモリ上の命令として実装することができる。有形の記憶メモリは、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってもよい。いくつかの実施形態では、揮発性メモリは、一時的な信号でないという意味において「一時的でない」と見なされ得る。図示されているメモリ空間及びストレージは、揮発性または不揮発性メモリを含む有形のストレージメモリによっても実装することができる。
各構成要素は、他の構成要素とは別個に、独立して動作する。構成要素の一部、またはすべてが、同一のホストデバイスまたは別のデバイスで実行されてもよい。個別のデバイスを1以上の通信チャネル(例えば、無線または有線チャネル)を介して結合させて、動作を調整することができる。構成要素の一部、またはすべてが、1つの構成要素として組み合わされてもよい。単一の構成要素はサブ構成要素に分割されてもよく、各サブ構成要素は、単一の構成要素の個別の方法ステップ、または複数の方法ステップを実行する。
いくつかの実施形態では、構成要素の少なくともいくつかは、メモリ空間へのアクセスを共有している。例えば、1つの構成要素が、別の構成要素によってアクセスされたデータ、または別の構成要素によって変換されたデータにアクセスしてもよい。構成要素は、物理接続または仮想接続を直接的または間接的に共有し、1つの構成要素によってアクセスまたは変更されたデータを別の構成要素でアクセスできるようにする場合、互いに「結合」されていると見なされ得る。いくつかの実施形態では、構成要素の少なくともいくつかは、遠隔でアップグレードまたは修正することができる(例えば、機能構成要素の一部を実装する実行可能命令を再構成することによって)。本明細書に記載のシステム、エンジン、またはデバイスは、様々な用途のための、追加の、より少ない、または異なる構成要素を含み得る。
図4は、様々な実施形態による、食品を調理するために、調理器具(例えば、調理器具100、調理器具200、及び/または調理器具300)操作する方法400を示すフローチャートである。方法400は、コンピューティングデバイス(例えば、コンピューティングデバイス206)によって制御することができる。
ステップ402において、コンピューティングデバイスは、調理レシピを選択することができる(例えば、コンピューティングデバイス及び/または調理器具のローカルメモリ(例えば、動作メモリ210及び/または永続メモリ214)に格納されたローカル調理レシピライブラリ、ネットワークインターフェース(例えば、ネットワークインターフェース226)、またはコンピューティングデバイスに接続された別の外部ソースを介してアクセス可能なクラウドサービスによって実装された加熱ライブラリから)。任意選択で、ステップ404において、コンピューティングデバイスは、調理器具の中、または、中に入れられようとしている食品の食品プロファイルを識別することができる。例えば、コンピューティングデバイスは、カメラを使用して食品のプロファイルを識別することができる(例えば、食品の画像認識の実行、または、食品の外側パッケージにはり付けられたデジタルラベルのスキャン)。食品プロファイルは、食品のサイズ、食品の重量、食品の形状、食品の現在の温度、またはそれらの任意の組み合わせを識別することができる。
ステップ406において、コンピューティングデバイスは、調理レシピ及び/または食品プロファイルに基づいて、食品の加熱プロセスを制御するための熱調整アルゴリズムを生成及び/または構成することができる。熱調整アルゴリズムは、経時的に変化し得る入力変数に基づいて、調理器具の1以上の加熱要素の駆動パラメータを調整する方法を指定する。入力変数には、経過時間(例えば、加熱要素が最初に駆動されたとき、及び/または加熱プロセスが最初に開始されたときからの)、調理器具内の温度(例えば、その中の温度センサによって検出される)、ユーザ入力(例えば、コンピューティングデバイス、または調理器具のコントロールパネルに接続された外部デバイスを介する)、食品内の温度(例えば、食品に挿入され、かつコンピューティングデバイスに通信可能に結合された温度プローブによって伝えられる)、リアルタイムまたは非同時性の食品の画像分析、調理器具の内部または外部のマイクからのリアルタイムまたは非同時性のオーディオ信号分析、リアルタイムまたは非同時性の環境センサ出力分析、ネットワーク経由で受信した他のデータ、調理器具の構成要素によって生成された他のデータ、またはそれらの任意の組み合わせが含まれる。コンピューティングデバイスは、ステップ408において、入力変数をリアルタイムで更新し、ステップ410において、加熱調整アルゴリズムにしたがって、加熱要素に対する駆動パラメータを再調整することができる。
熱調整アルゴリズムによって行われる調整の一部には、熱強度、ピーク波長(例えば、調理チャンバ内の様々な食品または材料を対象とするための)、熱持続時間、局所的な熱位置(例えば、ゾーン)、またはそれらの任意の組み合わせが含まれ得る。コンピューティングデバイスは、加熱要素を構成することによって、調理器具のトレイ上の異なるゾーンに異なる加熱パターンを適用することができる。異なるゾーンは、トレイの一部、またはトレイに載っている食品の領域であり得る。コンピューティングデバイスは、様々な量の電力を様々な加熱要素に供給することによって、支持トレイ上の異なるゾーン(例えば、トレイの上方の領域)に異なる加熱パターン(例えば、加熱レベル)を同時にまたは連続して適用するように、加熱要素を構成することができる。コンピューティングデバイスは、様々なピーク波長で加熱システムの加熱要素を駆動することによって、支持トレイ上の異なるゾーンに異なる加熱パターンを適用するように加熱要素を構成することができる。調理器具は、トレイと加熱要素の少なくとも1つとの間に穿孔金属シートを含むことができる。コンピューティングデバイスは、穿孔金属シートを使用し、加熱要素の少なくとも1つによって放射された波の部分を空間的に遮断することによって、支持トレイ上の異なるゾーンに異なる加熱パターンを適用するように加熱要素を構成することができる。
ステップ412において、コンピューティングデバイスは、加熱調整アルゴリズムに基づいて、加熱プロセスをいつ終了するか(例えば、調理器具が加熱要素への電力の供給をいつ停止するか)計算することができる。いくつかの実施形態では、加熱調整アルゴリズムは、加熱プロセス(例えば、高速モード)の終了の実質的に直後に食品が調理器具から取り出されると予想されるかどうかを考慮する。例えば、加熱プロセス(例えば、低ストレスモード)の終了後、所定時間、食品が調理器具内に残ることをユーザが示す場合、加熱調整アルゴリズムは予想終了時間を短縮することができる。
プロセスまたは方法は所定の順序で提示されるが、代替実施形態では、ステップを含むルーチンを実行するか、またはブロックを含むシステムを異なる順序で採用してもよく、いくつかのプロセスまたはブロックは、削除、移動、追加、細分化、結合、及び/または、代替物もしくは部分的組み合わせを提供するために変更されてもよい。これらのプロセスまたはブロックはそれぞれ、様々な方法で実装され得る。さらに、プロセスまたはブロックは、時系列で実行されているように示されているが、これらのプロセスまたはブロックは、代わりに並列で実行されてもよく、または、異なる時間に実行されてもよい。プロセスまたはステップが値または計算に「基づいている」場合、プロセスまたはステップは、少なくともその値またはその計算に基づいていると解釈されるべきである。
図5Aは、様々な実施形態による、調理器具500(例えば、調理器具100、調理器具200、及び/または調理器具300)の第1の例の正面断面図である。調理器具500は、チャンバ502と、チャンバ502の1以上の位置に、1以上のフィラメントアセンブリ506(例えば、集合的に「フィラメントアセンブリ506」として、フィラメントアセンブリ506A、フィラメントアセンブリ506B、フィラメントアセンブリ506C、フィラメントアセンブリ506D、フィラメントアセンブリ506E、フィラメントアセンブリ506Fなど)とを含む。フィラメントアセンブリ506は、調理器具500の加熱要素の一部であり得る。フィラメントアセンブリ506の各々は、フィラメントアセンブリ506を囲む格納容器508を含み得る。格納容器508は、反射器511として機能するように反射材料でコーティングすることができる。このようにして、反射器511がごみによって汚されることを防止する。格納容器508は石英製であり得る。反射材料は、酸化ジルコニウム、酸化ケイ素などの金または白色のセラミックであり得る。フィラメントアセンブリ506は、タングステンハロゲンアセンブリであり得る。反射材料は、トレイ516とは反対側を向く各加熱要素の外面の一部にコーティングすることができる。いくつかの実施形態では、反射器511は、フィラメントアセンブリ506及び格納容器508のそれぞれとは別個の構成要素である。例えば、反射器511のそれぞれは、調理チャンバの中心から離れてフィラメントアセンブリ506のそれぞれに隣接して配置することができる。いくつかの実施形態では、反射器511は、通常の動作(例えば、華氏約450度以上)中に、反射器511とフィラメントアセンブリとの間でごみが燃え尽きるように、フィラメントアセンブリ506のそれぞれの十分近くに配置される。いくつかの実施形態では、フィラメントアセンブリ506の少なくとも1つは、反射器511とガラスカバーとの間に設けられる。いくつかの実施形態では、ガラスカバーは、フィラメントアセンブリ506の少なくとも1つと反射器511との間に設けられる。
コンピューティングデバイス(例えば、コンピューティングデバイス206)は、フィラメントアセンブリ506のピーク発光波長を制御するように構成され得る。例えば、コンピューティングデバイスは、センサ入力(例えば、ラベルをスキャンするカメラ)またはユーザ入力に基づいて、食品(例えば、チャンバ502内の)に関連する食品プロファイルを識別するように構成され得る。その後、コンピューティングデバイスは、食品プロファイルに関連する1以上の励起可能な波長を決定することができる。コンピューティングデバイスは、フィラメントアセンブリ506を駆動して、励起可能波長の少なくとも1つに対応するピーク発光波長で放射することにより、食品を加熱することができる。
いくつかの実施形態では、チャンバ502は、金属で完全に囲まれている。いくつかの実施形態では、チャンバ502は、ドアを有する。いくつかの実施形態では、チャンバ502は、1以上の透明窓(例えば、ガラス窓)を有する。いくつかの実施形態では、1以上の穿孔金属シート512(例えば、集合的に「穿孔金属シート512」とされる穿孔金属シート512A及び/または穿孔金属シート512B)が、チャンバ502内に配置される。いくつかの実施形態では、チャンバ502内には、単一の穿孔金属シートのみが設けられている(例えば、トレイ516の上方またはトレイ516の下方)。いくつかの実施形態では、(図示のように)2つの穿孔金属シートが設けられている。穿孔金属シート512のそれぞれは、取り外し可能パネルまたは固定パネルであり得る。穿孔金属シート512により、その表面に平行な水平面に沿った加熱集中を制御することができる。穿孔アルミニウム箔などの穿孔金属シートを使用して、加熱要素により発生した強い放射熱から特定の食品を保護することができる。例えば、ステーキと野菜とを並べて調理する場合、穿孔金属シートは、野菜が加熱され過ぎることを防ぎ、ステーキが加熱要素から最大の電力を受け取ることができるようにする。フィラメントアセンブリ506からのより長い波長の放射は、より短い波長と比較して、より均等に穿孔を通ることができる。したがって、例えば、穿孔によって直接放射加熱の90%が遮蔽されるように設計されていても、調理器具は波長を変えることで加熱を独立して調整することができる。これにより、直接放射加熱に加えて、並列調理の制御が可能になる。
いくつかの実施形態では、チャンバ502は、チャンバ502内にトレイ516(例えば、調理台110)を有する。いくつかの実施形態では、トレイ516は、1以上の穿孔金属シート512の少なくとも1つを含むか、その一部である。コンピューティングデバイスは、加熱要素を駆動して、トレイ516の励起波長に対応するピーク発光波長で放射するように構成することができる。ピーク発光波長をトレイ516の励起可能波長に調整することによって、コンピューティングデバイスは、チャンバ502内の空気または食品を直接加熱することなくトレイ516を加熱することができる。
トレイ516はガラス製であり得る。トレイ516は、可視光が、トレイ516の2つの対向する表面を実質的に通過することを可能にする光学的に透明な領域を含むことができる。例えば、調理器具500のユーザは、トレイ516の上に食品を配置し、トレイ516の下に指示書を配置することができる。ユーザは、指示書にしたがって、特定の食品を所望の場所に直接重ねることができる。トレイ516は、上部カメラ522がトレイ516上に載っている食品の底面図をキャプチャすることを可能にする反射部518を含むことができる。
調理器具500は、気流ベースの冷却システム520を含むことができる。気流ベースの冷却システム520は、格納容器508の反射器部分に直接風を吹きつけて反射器511を冷却(例えば、反射コーティングの蒸発防止)し、反射器511の性能を向上させることができる。気流を制御することにより、衝突対流加熱(impingement convection heating)を提供することができる。気流ベースの冷却システム520は、蒸気を濾過する空気路を有することができ、これにより、調理器具500のドアが開かれたときに熱い空気が逃げることを防止することができる。空気路はまた、調理器具500のカメラ(図示せず)の上を通って、カメラのレンズの結露を防止するように構成することができる。
いくつかの実施形態では、フィラメントアセンブリ506から離れてファンを設置することができる。フィラメントアセンブリのピーク波長が、覆い及び/または格納容器508を加熱するように構成されているとき、ファンは、チャンバ502内の空気を攪拌して、格納容器508に隣接する加熱された空気が、食品を調理するためにチャンバ502の他の部分に移動することを確実にすることができる。
いくつかの実施形態では、調理器具500は、パン屑トレイを欠いている。例えば、調理器具500は、加熱器具を覆う石英または他の耐熱シートを使用して、調理器具チャンバの底部につまずかせる加熱要素が備えられないようにすることができる。耐熱シートは、フィラメントアセンブリ506の動作波長において透明であり、加熱要素からの放射を、多くの損失なしに貫通させることができる。
いくつかの実施形態では、調理器具500内のコンピューティングデバイスは、調理レシピの指示にしたがってフィラメントアセンブリ506を駆動することができる。例えば、コンピューティングデバイスは、特定のピーク波長でフィラメントアセンブリ506の少なくとも1つを駆動することができる。特定のピーク波長は、支持トレイ、格納容器508(例えば、フィラメントアセンブリの覆い)、特定の種類の食用材料、水分子、またはそれらの任意の組み合わせの材料の励起可能波長に対応することができる。特定のピーク波長を一致させることによって、コンピューティングデバイスは、特定の材料を加熱の対象にすることができる。例えば、コンピューティングデバイスは、加熱要素の少なくとも1つをピーク波長(例えば、ガラストレイの場合3μm以上)で駆動することができ、支持トレイは、加熱要素の少なくとも1つから放射される波に対して実質的に不透明である。コンピューティングデバイスは、ピーク波長(例えば、ガラストレイの場合3μm〜4μm)で、加熱要素の少なくとも1つを駆動することができ、支持トレイは、調理チャンバ内のいかなる有機食品も加熱することなく加熱要素の少なくとも1つから放射される波によって加熱される。
図5Bは、様々な実施形態による、線A−A'に沿った図5Aの調理器具500の上面断面図である。図5Bは、穿孔金属シート512A、及びトレイ516を露出する穿孔金属シート512A内のキャビティを示すことができる。図5Cは、様々な実施形態による、線B−B'に沿った図5Aの調理器具500の上面断面図である。図5Cは、トレイ516を示すことができる。図5Dは、様々な実施形態による、線C−C'に沿った図5Aの調理器具500の上面断面図である。図5Dは、フィラメントアセンブリ506を示すことができる。
図6は、様々な実施形態による、調理器具600の第2実施例の正面断面図である。この第2実施例は、開示された調理器具の様々な実施形態における様々な特徴を示すことができる。第2実施例に関連して説明した特定の特徴、構造、または特性は、第1実施例に含めることができる。説明されているすべての実施例は、他の実施例と相互に排他的ではない特徴を有している。
例えば、調理器具600は加熱要素を含み、したがって、フィラメントアセンブリ(例えば、集合的に「フィラメントアセンブリ606」として、フィラメントアセンブリ606A、フィラメントアセンブリ606B、フィラメントアセンブリ606C、及びフィラメントアセンブリ606D)を含む。フィラメントアセンブリ606は、上部セット(例えば、フィラメントアセンブリ606A、606B、及び606C)が下部セット(例えば、フィラメントアセンブリ606D、及び図示されていない他のフィラメント)から実質的に垂直な角度で長手方向に延びている点で、フィラメントアセンブリ506と異なり得る。さらに、フィラメントアセンブリ506とは異なり、フィラメントアセンブリ606は、互いに均等に離間されていない。
反射器611は、フィラメントアセンブリ606のそれぞれから離間するように配置することができる。反射器611は、反射器511のコーティングとは異なり、独立した構造であり得る。反射器611は、フィラメントアセンブリ(例えば、したがって、発熱体)から或る距離内に離間させることにより、汚損防止特性を有し、食品のデブリを蒸発させることができる。調理器具600は、ファン620を含むことができる。冷却システム520とは異なり、ファン620は、フィラメントアセンブリ606のいずれにも特に方向付けられていない。
チャンバ602は、チャンバ502に実質的に類似している。穿孔金属シート612A、612Bは、穿孔金属シート512に実質的に類似している。トレイ616は、トレイ516に実質的に類似しているが、反射部分を含まない。カメラ622は、カメラ522に実質的に類似している。
図7は、様々な実施形態による、調理器具(例えば、調理器具100、調理器具200、及び/または調理器具300)の加熱システム700の回路図である。加熱システム700は、電磁波を生成するように構成された複数の加熱要素(例えば、集合的に「加熱要素702」とされる加熱要素702A、加熱要素702Bなど)を含むことができる。各加熱要素は、ピーク波長の範囲で動作するように構成可能である。
交流(AC)電源回路706は、AC電力線710からのAC電力を直流(DC)電力に供給、パイプ伝達、及び/または変換するように構成される。AC電力線710は、回路遮断器をトリガする前に、最大電力閾値までAC電力を提供する。AC電源回路706は、力率補正(PFC)回路を含むことができる。AC電源回路706は、AC電力線からのAC電力サイクルを2つの半波に分割することができる。
複数のリレースイッチ(例えば、集合的に「リレースイッチ714」として、リレースイッチ714A、リレースイッチ714Bなど)は、それぞれ複数の加熱要素702に対応し得る。リレースイッチ714は、TRIACスイッチであり得る。AC電源回路706からのDC電力は、対応するリレースイッチがオンに切り替えられると、加熱要素に送られる。制御回路718は、複数のリレースイッチ714のサブセットをオンにして、リレースイッチを通して引き出される総電力が最大電力閾値以下になるように構成される。制御回路718は、最大電力閾値でAC電源を介して提供されるDC電力を単一の加熱要素に集中させるために、単一のリレースイッチを一度にオンにするように構成され得る。制御回路718は、プロセッサ(例えば、コンピューティングデバイス206)を含むことができる。リレースイッチ714は、一方の半波を第1の加熱要素に、もう一方の半波を第2の加熱要素に提供するように、制御回路718によって構成され得る。
図8は、様々な実施形態による、調理器具(例えば、調理器具100)を操作する方法800を示すフローチャートである。ステップ802において、調理器具は、外部電源の実質的に予想される最大電力消費限界(例えば、回路遮断器限界)で、外部電源(例えば、AC電力系統などのAC電力線710)から交流(AC)電力を引き出すことができる。予想される最大の電力消費は、電力構成要素(例えば、電源202)の実装または構成において具体化することができる。例えば、調理器具は、実質的に予想される最大電力消費限界で、外部電源からの入力電流をゲートするように特に選択、構成、または適合される電子構成要素(例えば、電力リレー、トライアック回路、サイリスタ回路など)を含むことができる。
ステップ804において、調理器具は、引き込まれたAC電力を供給する電力構成要素(例えば、電源202)を介して、調理器具の加熱システム(例えば、加熱要素114)に利用可能な最大電力を生成することができる。加熱システムの最大利用可能電力は、外部電源から予想される最大消費電力限界以下である。例えば、加熱システムの最大利用可能電力は、電力構成要素によって消費される総電力(例えば、予想される最大電力消費制限に設定)から、電力構成要素の電力消費と、調理器具の1以上の他の負荷(例えば、コンピューティングシステム、カメラなど)に分配される電力との両方を差し引いたものである。
ステップ806において、調理器具は、シーケンスの各ステップが加熱システムに最大利用可能電力を利用するように、調理チャンバの少なくとも片側から、加熱システムの1以上の加熱要素(例えば、加熱要素114)を使用して、調理器具の調理チャンバ(例えば、チャンバ102)の異なるゾーンの各々を、順番に、指向性を持って加熱することができる。例えば、シーケンスの各ステップは、シーケンスの別のステップにおける第2ゾーンへの指向性の加熱するステップと同一の持続時間及び/または同一の強度での、第1ゾーンへの指向性の加熱するステップを含む。他の実施例では、連続するステップの持続時間または強度が同一である必要はない。いくつかの実施形態では、シーケンス中、調理チャンバ内に食品を保持する調理台は静止したままである。これによって、有利なことに、各ゾーンは、標的とする食品の領域に確実に対応する。
例えば、指向性加熱は、調理台表面で実質的に不均一であり、かつ、少なくとも片側に実質的に平行である平面強度分布を有する電磁波を放射することによって、達成できる。場合によっては、異なる加熱要素/フィラメントアセンブリ(例えば、加熱要素114または加熱要素218)によって異なるゾーンをそれぞれ標的とすることができる。これらの加熱要素は、異なるゾーン(例えば、調理台110またはトレイ516などの支持トレイの上の領域)に面する指向性加熱要素であり得る。場合によっては、異なるゾーンを、単一の指向性加熱要素によって(例えば、放射された無線電力をリダイレクトすることによって、または、単一の指向性加熱要素を機械的に回すことによって)それぞれ標的とすることができる。
いくつかの実施例では、加熱システムに複数の加熱要素が存在する。加熱システムは、加熱要素の少なくとも1つを使用して食品を加熱することができる。加熱要素は、無線波(電磁エネルギーなど)を放射することができる。調理器具は、調理器具の少なくとも片側の加熱要素の異なるサブセットを通して交互に作動または回転することによって加熱できる。異なるサブセットは、それぞれ、少なくとも単一の加熱要素を含むことができる。場合によっては、調理器具は、異なる各サブセットを同一のスペクトル放射構成によって少なくとも構成することにより、異なる各サブセットをアクティブにすることができる。場合によっては、サブセットの交替は周期的である(例えば、サブセットのシーケンスを繰り返すことによって)。
調理器具は、放射波のスペクトル分布を指定することによって、加熱要素のスペクトル放射構成を制御することができる。いくつかの実施形態では、調理器具は、異なるスペクトル放射構成を使用して、異なるゾーンを標的とする。いくつかの実施形態では、調理器具は、調理チャンバ内の食品に熱を直接伝達するように構成された放射スペクトルを有する電磁波を放射することによって、食品を加熱する。熱の「直接伝達」は、放射スペクトルの実質的なピーク放射波長を、食品の共振周波数に確実に対応させることによって達成できる。他の種類の加熱には、食品を保持するトレイの加熱または空気の加熱、したがって、間接的な食品の加熱が含まれる。
一実施例では、加熱要素は、等間隔に配置された少なくとも3つの加熱要素を含む。一実施例では、シーケンスの各ステップは、少なくとも1秒間続く。すなわち、調理器具は(例えば、コンピューティングデバイス206を介して)、1秒以上の持続時間にわたって同一の電力レベルで各サブセットを駆動し、各サブセットの各標的ゾーンにおいて食品を調理するのに十分な熱を伝達するように構成される。
図9は、様々な実施形態による、異なるモードで食品を調理するために調理器具を操作する方法900を示すフローチャートである。ステップ902において、調理器具のコンピューティングデバイスは、調理器具の1以上の加熱要素を動作させるための駆動ロジックを指定する調理レシピに基づいて熱調整アルゴリズム/プロセスを実行するように構成され得る。
例えば、調理レシピは、どの加熱要素をオンにするかを指定する(例えば、加熱の方向性を制御する)ことができる。例えば、調理レシピは、トレイの下方からの加熱要素をオンにし、トレイの上からの加熱要素をオフにするように指示することができる。この実施例では、調理器具は、レンジトップを再現することができる。調理器具は、様々な方法で食品を加熱することができる。調理器具は、食品を直接加熱するように構成され得る。調理器具は、その内部チャンバ(例えば、そのチャンバ壁及びそのトレイ)を直接加熱し、かつ、その内部チャンバの壁からの黒体のような放射が食用物質を加熱するように構成することができる。明確にするために、黒体のような放射は、加熱要素から放射される無線波の反射ではなく、加熱されている壁から放射される放射/放射物である。黒体のような放射のスペクトル分布は、加熱要素からの反射波のスペクトル分布とは異なる。調理器具は、内部チャンバと食品とを同時に加熱するように構成することができる。内部チャンバ内の加熱された空気は、食品も加熱することができる。調理器具は、加熱された空気の気流を提供することにより、衝突対流式オーブンとして食品を調理するように、さらに構成され得る。低い気流速度では、調理器具を通常の対流式オーブンとして構成することができる。
調理器具内のアイテム(例えば、食品、空気、チャンバ壁、及びトレイ)がそれぞれ1以上の励起可能な波長を有しているので、加熱要素のピーク放射波長を制御することによって、コンピューティングデバイスは、様々なアイテムを特に標的として加熱することができる。アイテムは、複数の励起可能な波長を有することができるので、コンピューティングデバイスは、異なるピーク放射波長を選択することにより、加熱要素によってもたらされる調理速度/効率を制御することができる。
調理器具を適切な動作温度に最初に加熱するとき、そのような調理器具は、電力を過剰に消費しようとし得る。したがって、開示された調理器具は、引き出される電力が一般的な回路遮断器の制限内になるように制限を設けるチョーク回路を含むことができる。例えば、一般的な回路遮断器は、突然の大きなサージに耐えることができるが、1800ワットを超える場合には、比較的安定した引き込みはできない。チョーク回路は、回路ブレーカのヒューズが切れないように、最初は調理器具を徐々に温めることができる。
ステップ904において、コンピューティングデバイスは、低応力モードまたは高速モードのいずれかにしたがって動作するように、熱調整アルゴリズムを構成することができる。ステップ906において、コンピューティングデバイスは、調理器具の1以上のセンサからの1以上のフィードバック制御信号をモニタリングすることができる。例えば、フィードバック制御信号は、温度プローブからの温度読み取り信号、光学センサ(例えば、カメラ)からの光学フィードバック信号、またはそれらの組み合わせを含むことができる。
ステップ908において、コンピューティングデバイスは、調理レシピ、及び調理レシピが低応力モードまたは高速モードで動作するように構成されているかどうかに基づいて、食品を調理すべく1以上の加熱要素を駆動することができる。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスは、フィードバック制御信号にさらに基づいて、1以上の加熱要素を駆動することができる。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスは、いつ調理を完了し、加熱要素をオフにするかの予測(例えば、加熱軌跡)を計算することができる。いくつかの実施形態では、加熱要素の制御は動的であり(例えば、温度プローブまたはカメラからのフィードバック制御信号に基づいて)、したがって、完了時間は明らかではない。
ステップ910において、コンピューティングデバイスは、加熱要素への電力をオフにすることができる。ステップ912において、コンピューティングデバイスは、調理レシピが低応力モードまたは高速モードのどちらであるように構成されているかにしたがって、熱調整アルゴリズムの完了インジケータをいつ提示するか決定することができる。いくつかの実施形態では、コンピューティングデバイスは、フィードバック制御信号に基づいて完了インジケータをいつ提示するか(例えば、光学センサにしたがって焼き付けが「視覚的に」行われたとき、または、食品が特定の期間にわたって特定の温度に達したとき)決定することができる。
高速モードでは、完了インジケータが提示されたときに調理器具から食品を取り出す必要がある(例えば、そうでない場合には、食品を加熱し過ぎている)。低応力モードでは、予め設定された時間範囲内に取り出すことができる(例えば、提示直後から30分以内、または、提示直後から2〜3時間以内)。
いくつかの実施形態では、高速モード下で、調理器具は、コンピューティングデバイスが加熱要素への電力をオフにしたときに完了インジケータを提示することができる。いくつかの実施形態では、低応力モード下で、コンピューティングデバイスは、コンピューティングデバイスが加熱要素への電力をオフにした後、一定時間、完了インジケータを提示することができる。例えば、加熱要素への電力がオフにされた後、調理器具のトレイ及び/またはチャンバ壁は黒体のような放射源のままである。内部の空気もまだ高温である。低応力モード下では、コンピューターデバイスは、コンピュータ化されたモデルを使用して黒体放射体及び熱風のシミュレーションを行い、食品の加熱軌跡を計算/予測することができる。コンピューティングデバイスは、黒体放射が十分に減衰し、熱気が冷却される時点に加熱軌跡が一度到達すると、完了インジケータを提示することができ、これにより、食品が予め設定された時間にわたってチャンバ内に残っていても、食品が過度に調理されたり古くなったりしない。
プロセスまたは方法は所与の順序で提示されるが、代替実施形態では、複数のステップを含むルーチンを実行するか、複数のブロックを有するシステムを異なる順序で採用してもよく、一部のプロセスまたはブロックは、代替物またはサブコンビネーションを提供するために、削除、移動、追加、細分化、結合、及び/または変更されてもよい。これらのプロセスまたはブロックはそれぞれ、様々な方法で実装され得る。さらに、プロセスまたはブロックは、時系列で実行されているように示されている場合があるが、これらのプロセスまたはブロックは、代わりに並列で実行されてもよく、異なる時間に実行されてもよい。プロセスまたはステップが値または計算に「基づいている」場合、プロセスまたはステップは、少なくともその値またはその計算に基づいていると解釈される必要がある。
本開示のいくつかの実施形態は、上記のものに加えて、またはその代わりに、他の態様、要素、特徴、及びステップを有する。可能性のあるこれらの追加及び置換は、本明細書の残りの部分で説明されている。「様々な実施形態」または「いくつかの実施形態」への本明細書における言及は、実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、または特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。代替実施形態(例えば、「他の実施形態」として参照される)は、他の実施形態と相互に排他的ではない。さらに、いくつかの実施形態に示され、かつ他の実施形態に示されなくてもよい、様々な特徴が説明されている。同様に、いくつかの実施形態の要件であり得るが、他の実施形態ではあり得ない、様々な要件が説明されている。

Claims (23)

  1. 調理器具を用いて調理する方法であって、
    電源の予想される最大消費電力限界で、実質的に前記電源から交流電力を引き出すステップと、
    引き出された前記交流電力から、電力構成要素を介して前記調理器具の加熱システムに利用可能な最大電力を生成するステップであって、前記加熱システムに利用可能な最大電力は、前記電源からの予想される最大電力消費限界以下である、該ステップと、
    シーケンスの各ステップが、対応する各ゾーンへの前記加熱システムに利用可能な最大消費電力を利用するように、前記加熱システムの1以上の加熱要素を使用して、調理チャンバの少なくとも片側から、前記調理器具の前記調理チャンバの2以上のゾーンのそれぞれを順に加熱するステップと、を含むことを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、
    前記加熱が、前記シーケンスにおいて、前記少なくとも片側の前記1以上の加熱要素の2以上のサブセットの各々を交替するステップを含み、前記2以上のサブセットの各々が、少なくとも単一の加熱要素を含むことを特徴とする方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、
    前記2以上のサブセットの各々を作動させるステップは、そのような各サブセットを、同一のスペクトル放射構成によって構成するステップを含むことを特徴とする方法。
  4. 請求項2に記載の方法であって、
    前記加熱の前記シーケンスの繰り返しによって、前記交替するステップが周期的になることを特徴とする方法。
  5. 請求項1に記載の方法であって、
    前記加熱が、前記調理チャンバ内の食品に熱を直接伝達するように構成された放射スペクトルを有する電磁波の放射によって行われることを特徴とする方法。
  6. 請求項1に記載の方法であって、
    前記シーケンスの各ステップは、前記シーケンスの別のステップにおける第2のゾーンへの指向性加熱と同一の持続時間の、第1のゾーンへの指向性加熱を含むことを特徴とする方法。
  7. 請求項1に記載の方法であって、
    前記加熱要素は、等間隔に配置された少なくとも3つの加熱要素を含むことを特徴とする方法。
  8. 請求項1に記載の方法であって、
    前記シーケンスの各ステップが少なくとも1秒間持続することを特徴とする方法。
  9. 請求項1に記載の方法であって、
    前記シーケンス中、前記調理チャンバ内に食品を保持する調理台が静止したままであることを特徴とする方法。
  10. 調理器具であって、
    調理チャンバと、
    実質的に外部交流電源の予想される最大制限量で、前記外部交流電源から引き出し、かつ、引き出された交流電力を最大伝達可能電力まで加熱システムへ提供するように適合された電力構成要素であって、前記電力構成要素は、実質的に前記予想される最大制限量で前記外部交流電源からの入力電流をゲートするように適合され、前記予想される最大制限量は、回路遮断器をトリガする前に、予想される電力限界に一致する、該電力構成要素と、
    シーケンス中に前記複数の加熱要素のサブセットを駆動するように構成された制御システムであって、前記シーケンスの各ステップにおいて、前記制御システムは、前記最大伝達可能電力を利用して各サブセットを駆動するように構成されている、該制御システムとを含み、
    前記加熱システムは、熱を食品に直接伝達する波を放射するように構成され、
    前記調理チャンバの片側の、前記複数の加熱要素と、
    前記複数の加熱要素のための1以上の加熱要素ドライバとを含むことを特徴とする調理器具。
  11. 請求項10に記載の調理器具であって、
    前記サブセットのそれぞれが少なくとも単一の加熱要素を有し、前記加熱システムが赤外線ベースの加熱システムであることを特徴とする調理器具。
  12. 請求項10に記載の調理器具であって、
    前記電力構成要素は、前記最大制限量を超えて引き込みを行うことを防止するために、フィードバックループを備えて構成されていることを特徴とする調理器具。
  13. 請求項10に記載の調理器具であって、
    前記制御システムは、前記シーケンスの完了後、前記調理チャンバ内の食品の少なくとも片側の均一な加熱を達成するために、フィードバック制御ループを利用するように構成されていることを特徴とする調理器具。
  14. 請求項13に記載の調理器具であって、
    前記制御システムは、前記フィードバック制御ループへの入力としての前記加熱システムの電力消費をモニタリングするように構成されていることを特徴とする調理器具。
  15. 請求項13に記載の調理器具であって、
    画像センサをさらに備え、
    前記制御システムは、前記画像センサからの画像を分析して、前記フィードバック制御ループへの入力を生成するように構成されていることを特徴とする調理器具。
  16. 請求項13に記載の調理器具であって、
    前記食品の温度をモニタリングするように構成された温度センサをさらに備え、
    前記制御システムは、前記温度を前記フィードバック制御ループへの入力として利用するように構成されていることを特徴とする調理器具。
  17. 請求項10に記載の調理器具であって、
    前記サブセットは、互いに異なる少なくとも1つの加熱要素を有することを特徴とする調理器具。
  18. 請求項10に記載の調理器具であって、
    前記制御システムは、所定の一定持続時間の間、前記シーケンスの連続するステップ間で前記加熱を低減するように構成されていることを特徴とする調理器具。
  19. 請求項10に記載の調理器具であって、
    少なくとも1つのセンサをさらに備え、
    前記制御システムは、前記少なくとも1つのセンサの入力に基づいて、前記シーケンスにおけるステップの持続時間または強度を動的に調整するように構成されていることを特徴とする調理器具。
  20. 請求項10に記載の調理器具であって、
    前記1以上の加熱要素ドライバのそれぞれが、前記複数の加熱要素のうちの単一の加熱要素に対応していることを特徴とする調理器具。
  21. 請求項10に記載の調理器具であって、
    前記1以上の加熱要素ドライバのそれぞれが、前記複数の加熱要素のうちの2以上に対応していることを特徴とする調理器具。
  22. 調理器具であって、
    複数の加熱要素を含む加熱システムと、
    少なくとも1つの加熱要素ドライバと、
    加熱システムに最大制限量まで電力を供給することができる電力構成要素と、
    前記加熱システムを動作させるために加熱シーケンスを選択するように構成されたコントローラとを備え、
    前記コントローラは、少なくとも1つの加熱要素ドライバを動作させることにより、前記加熱シーケンスの所定のステップで、前記電力構成要素によって提供される前記電力を、前記最大制限量で、前記複数の加熱要素の第1サブセットのみに収束させ、かつ、前記加熱シーケンスの後続のステップで、前記電力構成要素によって提供される前記電力を、前記第1サブセットとは異なる前記複数の加熱要素の第2サブセットに収束させるように構成されることを特徴とする調理器具。
  23. 請求項22に記載の調理器具であって、
    入力インターフェースと調理チャンバとをさらに備え、前記少なくとも1つの加熱要素ドライバは、前記入力インターフェースを介して受信されたデジタルレシピにしたがって前記調理チャンバ内の食品を加熱するように、前記コントローラによって構成されることを特徴とする調理器具。
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