JP2020523284A - ヒドロキノン及びカテコールを含む組成物、これらの組成物を作製するための方法 - Google Patents

ヒドロキノン及びカテコールを含む組成物、これらの組成物を作製するための方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、0.1ppmと10,000ppmとの間の2−(アルコキシ)フェノール、4−(アルコキシ)フェノール、2−(アルキル)フェノール、4−(アルキル)フェノール、(アルキル)カテコール及び(アルキル)ヒドロキノンから選択される少なくとも1つの化合物をさらに含むことを特徴とする、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物を記載する。本発明の別の態様は、アルコールを含む溶媒中において、触媒の存在下で過酸化水素とフェノールを反応させる工程(a)を含むことを特徴とする、本発明によるヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物を作製するための方法に関する。【選択図】なし

Description

本発明は、ヒドロキノン及び/又はカテコールを含む組成物並びにフェノールのヒドロキシル化によるこれらの組成物の作製のためのプロセスに関する。
芳香族ヒドロキシル化化合物は、有機合成において重要な化合物である。これらの生成物の合成のための様々な経路が、特に、触媒の存在下でのフェノールのヒドロキシル化によって、長い期間をかけて開発されてきた。フェノールのヒドロキシル化のための反応は、得られる2つの異性体、すなわち、1,4−ジヒドロキシベンゼン又はヒドロキノン(HQ)及び1,2−ジヒドロキシベンゼン又はカテコール(PC)をもたらすが、これらは高い工業的潜在力を有する化合物である。ヒドロキノンは、重合禁止剤、エラストマーでの酸化防止剤として、又は合成中間体としての用途の多くの分野で使用される製品である。用途の別の分野は写真撮影である。一方、カテコールは広範にわたって使用される製品であり、特に、医薬品、農芸化学、香料製造、又は食品産業などの多様な用途において使用され得る分子の合成における中間体として使用される。少なくとも1つのカテコール誘導体、芳香族溶媒及びアルコールを含む組成物について記載している文献である国際公開第1998/02500号パンフレットを挙げてもよい。これらの組成物は重合禁止剤として使用される。これらの組成物は、−50℃までの範囲の温度で液体のままであり、したがって、サーモスタット制御式の工業ラインの使用を回避することを可能にしている。
この広範な分野での利用の観点において、これらの生成物を工業規模で生産すること、及び利用可能な最適化された製造プロセスを有することが必要である。
従来、ヒドロキノン及びカテコールは、酸触媒、(例えば、仏国特許第2071464号明細書における)強力なプロトン酸、又は例えば、ゼオライトTS−1(仏国特許第2489816号明細書)、MELチタンシリカライト型のゼオライト(欧州特許第1131264号明細書)、MFI型のチタノゼオライト(欧州特許第1123159号明細書)若しくはさらにゼオライトMCM−22(仏国特許第2856681号明細書)などの酸特性を有するその他の固体触媒の存在下での過酸化水素によるフェノールのヒドロキシル化によって生成される。
これらのプロセスの課題の1つは、一般的な方法において、ヒドロキノン及びカテコールに対する要求を満たすことができるための反応の生産性を最適化することである。最適化されるパラメーターは、特に、反応の収量、カテコールに対するヒドロキノンの比率又は反応のエネルギー効率であり得る。
生産性のこの一般的な問題に対応するために、多数の文献が特定の反応条件を報告している。例えば、溶媒、すなわち反応のために使用される溶媒の性質は、Thangaraj et al.,Indian Journal of Chemistry,Vol.33A,March 1994,pp.255−258による科学論文、並びにさらに欧州特許出願公開第3048091号明細書及び米国特許第5426244号明細書において記載される。
このようなヒドロキシル化反応の帰結において、可変の割合においてヒドロキノン及びカテコール、並びにレゾルシノール、ピロガロールなどの様々な副生成物も含む混合物が一般に得られる。本発明者らが知る限り、1つ又は複数の溶媒に由来する望ましくない副生成物の形成は、フェノールのヒドロキシル化についての反応との関係において研究されてこなかった。実際のところ、これらの副生成物の存在は、反応自体の効率及びさらにはその後の精製プロセスに影響を及ぼす場合がある。
一定の副生成物、性質及び制御されている内容物を含有する新規のヒドロキノン及び/又はカテコール組成物を同定したことは本出願人の功績である。
したがって、本発明の第1の主題は、0.1ppmと10000ppmとの間の2−(アルコキシ)フェノール、4−(アルコキシ)フェノール、2−(アルキル)フェノール、4−(アルキル)フェノール、(アルキル)カテコール、(アルキル)ヒドロキノン及びアルコキシベンゼンから選択される少なくとも1つの化合物を追加的に含むことを特徴とする、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物である。
好ましくは、本発明の主題は、0.1ppmと10000ppmとの間の2−(tert−ブトキシ)フェノール、4−(tert−ブトキシ)フェノール、2−(tert−ブチル)フェノール、4−(tert−ブチル)フェノール、(tert−ブチル)カテコール、(tert−ブチル)ヒドロキノン及びtert−ブトキシベンゼンから選択される少なくとも1つの化合物を追加的に含むことを特徴とする、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物である。
別の態様によれば、本発明の主題は、0.1ppmと10000ppmとの間の2−(イソプロポキシ)フェノール、4−(イソプロポキシ)フェノール、2−イソプロピルフェノール、4−イソプロピルフェノール、イソプロピルカテコール、イソプロピルヒドロキノン及びイソプロピルベンゼンから選択される少なくとも1つの化合物を追加的に含むことを特徴とする、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物である。
本発明の別の態様は、アルコール、又は好ましくはイソプロパノール、2,2−ジメチルプロパノール及びtert−ブタノールから選択されるアルコールの混合物を含む溶媒中において、触媒の存在下での過酸化水素とフェノールの反応の工程(a)を含むことを特徴とする、本発明によるヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物の作製のためのプロセスに関する。
本発明との関係において、及び別段の指示がない限り、「…と…との間」という表現は境界を含む。別段の指示がない限り、パーセンテージ及びppmは、重量パーセンテージ及び重量ppmである。
本発明との関係において、及び別段の指示がない限り、「アルキル」という表現は、1〜6個の炭素原子を含む直鎖又は分岐鎖を表す。
本発明との関係において、及び別段の指示がない限り、「アルコキシ」という表現は、酸素原子に結合したアルキル基:R−Oを表す。
本発明との関係において、及び別段の指示がない限り、「ppm」という用語は「百万分率」を意味する。この単位は、重量による比率:1ppm=1mg/kgを表す。
本発明の第1の態様は、0.1ppmと10000ppmとの間の2−(アルコキシ)フェノール、4−(アルコキシ)フェノール、2−(アルキル)フェノール、4−(アルキル)フェノール、(アルキル)カテコール、(アルキル)ヒドロキノン及びアルコキシベンゼンから選択される少なくとも1つの化合物を追加的に含むことを特徴とする、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物である。
Figure 2020523284
好ましくは、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物は、2−(アルコキシ)フェノール、4−(アルコキシ)フェノール、2−(アルキル)フェノール、4−(アルキル)フェノール、(アルキル)カテコール及び(アルキル)ヒドロキノンから選択される少なくとも1つの化合物を、
− 0.5ppm以上の量、好ましくは1ppm以上の量、及びより好ましくはさらに10ppm以上の量;並びに/又は
− 500ppm以下の量、好ましくは300ppm以下の量、及びより好ましくはさらに100ppm以下の量で追加的に含むことを特徴とする。
加えて、本発明による組成物は、1ppm以上の量、好ましくは10ppm以上の量、及びより好ましくはさらに100ppm以上の量のアルコキシベンゼンを含んでもよい。本発明による組成物はさらに、10000ppm以下の量、好ましくは5000ppm以下の量、及びより好ましくはさらに1000ppm以下の量のアルコキシベンゼンを含んでもよい。
特定の態様によれば、本発明による組成物は芳香族溶媒を含まない。
本発明との関係において、ジアルコキシル化、ジアルキル化又はアルキル化及びアルコキシル化型の誘導体が反応中に形成される可能性もある。限定されないが、2,3−ジアルコキシフェノール、2,6−ジアルコキシフェノール、2,3−ジアルキルフェノール、2,6−ジアルキルフェノール、2−アルコキシ−6−アルキルフェノール又は2−アルコキシ−3−アルキルフェノール型の誘導体を挙げてもよい。
有利には、本発明の主題は、0.1ppmと10000ppmとの間の2−(tert−ブトキシ)フェノール、4−(tert−ブトキシ)フェノール、2−(tert−ブチル)フェノール、4−(tert−ブチル)フェノール、(tert−ブチル)カテコール、(tert−ブチル)ヒドロキノン及びtert−ブトキシベンゼンから選択される少なくとも1つの化合物を追加的に含むことを特徴とする、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物に関する。
Figure 2020523284
好ましくは、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物は、2−(tert−ブトキシ)フェノール、4−(tert−ブトキシ)フェノール、2−(tert−ブチル)フェノール、4−(tert−ブチル)フェノール、(tert−ブチル)カテコール及び(tert−ブチル)ヒドロキノンから選択される少なくとも1つの化合物を、
− 0.5ppm以上の量、好ましくは1ppm以上の量、及びより好ましくはさらに10ppm以上の量;並びに/又は
− 500ppm以下の量、好ましくは300ppm以下の量、及びより好ましくはさらに100ppm以下の量で追加的に含むことを特徴とする。
加えて、本発明による組成物は、1ppm以上の量、好ましくは10ppm以上の量、及びより好ましくはさらに100ppm以上の量のtert−ブトキシベンゼンを含んでもよい。本発明による組成物はさらに、10000ppm以下の量、好ましくは5000ppm以下の量、及びより好ましくはさらに1000ppm以下の量のtert−ブトキシベンゼンを含んでもよい。
有利には、本発明の主題は、0.1ppmと10000ppmとの間の2−(イソプロポキシ)フェノール、4−(イソプロポキシ)フェノール、2−イソプロピルフェノール、4−イソプロピルフェノール、イソプロピルカテコール、イソプロピルヒドロキノン及びイソプロピルベンゼンから選択される少なくとも1つの化合物を追加的に含むことを特徴とする、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物に関する。
Figure 2020523284
好ましくは、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物は、2−(イソプロポキシ)フェノール、4−(イソプロポキシ)フェノール、2−イソプロピルフェノール、4−イソプロピルフェノール、イソプロピルカテコール及びイソプロピルヒドロキノンから選択される少なくとも1つの化合物を、
− 0.5ppm以上の量、好ましくは1ppm以上の量、及びより好ましくはさらに10ppm以上の量;並びに/又は
− 500ppm以下の量、好ましくは300ppm以下の量、及びより好ましくはさらに100ppm以下の量で追加的に含むことを特徴とする。
加えて、本発明による組成物は、1ppm以上の量、好ましくは10ppm以上の量、及びより好ましくはさらに100ppm以上の量のイソプロピルベンゼンを含んでもよい。本発明による組成物はさらに、10000ppm以下の量、好ましくは5000ppm以下の量、及びより好ましくはさらに1000ppm以下の量のイソプロピルベンゼンを含んでもよい。
本発明の一態様は、
− 少なくとも80%のヒドロキノン、好ましくは少なくとも90%ヒドロキノン、より好ましくは少なくとも99%のヒドロキノン、並びに
− 0.1ppm以上の量、好ましくは1ppm以上の量、及びより好ましくはさらに10ppm以上の量の2−(アルコキシ)フェノール、4−(アルコキシ)フェノール、(アルキル)カテコール及び(アルキル)ヒドロキノンから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物に関する。
有利には、2−(アルコキシ)フェノール、4−(アルコキシ)フェノール、(アルキル)カテコール及び(アルキル)ヒドロキノンから選択される少なくとも1つの化合物の量は、1000ppm以下、好ましくは500ppm以下及びより好ましくはさらに100ppm以下であり得る。
別の態様によれば、本発明は、
− 少なくとも80%のカテコール、好ましくは少なくとも90%カテコール、より好ましくは少なくとも99%のカテコール、並びに
− 0.1ppm以上の量、好ましくは1ppm以上の量、及びより好ましくはさらに10ppm以上の量の2−(アルキル)フェノール及び4−(アルキル)フェノールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物に関する。
有利には、2−(アルキル)フェノール及び4−(アルキル)フェノールから選択される少なくとも1つの化合物の量は、1000ppm以下、好ましくは500ppm以下及びより好ましくはさらに又は100ppmと同等であり得る。
有利には、本発明は、
− 少なくとも80%のヒドロキノン、好ましくは少なくとも90%ヒドロキノン、より好ましくは少なくとも99%のヒドロキノン、並びに
− 0.1ppm以上の量、好ましくは1ppm以上の量、及びより好ましくはさらに10ppm以上の量の2−(tert−ブトキシ)フェノール、4−(tert−ブトキシ)フェノール、(tert−ブチル)カテコール及び(tert−ブチル)ヒドロキノンから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物に関する。
有利には、2−(tert−ブトキシ)フェノール、4−(tert−ブトキシ)フェノール、(tert−ブチル)カテコール及び(tert−ブトキシ)ヒドロキノンから選択される少なくとも1つの化合物の量は、1000ppm以下、好ましくは500ppm以下及びより好ましくはさらに100ppm以下であり得る。
別の態様によれば、本発明は、
− 少なくとも80%のカテコール、好ましくは少なくとも90%カテコール、より好ましくは少なくとも99%のカテコール、並びに
− 0.1ppm以上の量、好ましくは1ppm以上の量、及びより好ましくはさらに10ppm以上の量の2−(tert−ブチル)フェノール及び4−(tert−ブチル)フェノールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物に関する。
有利には、2−(tert−ブチル)フェノール及び4−(tert−ブチル)フェノールから選択される少なくとも1つの化合物の量は、1000ppm以下、好ましくは500ppm以下及びより好ましくはさらに又は100ppmと同等であり得る。
有利には、本発明は、
− 少なくとも80%のヒドロキノン、好ましくは少なくとも90%ヒドロキノン、より好ましくは少なくとも99%のヒドロキノン、並びに
− 0.1ppm以上の量、好ましくは1ppm以上の量、及びより好ましくはさらに10ppm以上の量の2−(イソプロポキシ)フェノール、4−(イソプロポキシ)フェノール、イソプロピルカテコール及びイソプロピルヒドロキノンから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物に関する。
有利には、2−(イソプロポキシ)フェノール、4−(イソプロポキシ)フェノール、イソプロピルカテコール及びイソプロピルヒドロキノンから選択される少なくとも1つの化合物の量は、1000ppm以下、好ましくは500ppm以下及びより好ましくはさらに100ppm以下であり得る。
別の態様によれば、本発明は、
− 少なくとも80%のカテコール、好ましくは少なくとも90%カテコール、より好ましくは少なくとも99%のカテコール、並びに
− 0.1ppm以上の量、好ましくは1ppm以上の量、及びより好ましくはさらに10ppm以上の量の2−イソプロピルフェノール及び4−イソプロピルフェノールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物に関する。
有利には、2−イソプロピルフェノール及び4−イソプロピルフェノールから選択される少なくとも1つの化合物の量は、1000ppm以下、好ましくは500ppm以下及びより好ましくはさらに又は100ppmと同等であり得る。
本発明の主題である組成物は、それらが工業プロセスを管理するための必要性に対応するため特に有利である。述べられた副生成物の存在及び含量は、一方ではPC及びHQの生産のために大規模な作業域を提供する高い生産性のフェノールのヒドロキシル化のためのプロセスと適合し、且つ他方ではプロセスの全体的なコストを管理することを可能にする精製プロセスと適合する。
本発明の別の態様は、アルコール、又は好ましくはイソプロパノール、2,2−ジメチルプロパノール及びtert−ブタノールから選択されるアルコールの混合物を含む溶媒中において、触媒の存在下での過酸化水素とフェノールの反応の工程(a)を含むことを特徴とする、本発明によるヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物の作製のためのプロセスに関する。
工程(a)はフェノールのヒドロキシル化に相当する。このプロセスは、ヒドロキノン(HQ)及びカテコール(PC)の合成を可能にする。有利には、本発明によるプロセスにより、PC/HQ比を制御することが可能になる。PC/HQモル比は、1以下、好ましくは0.7以下である。
本発明において使用される過酸化水素(H)は水溶液であってもよい。水中におけるHの任意の希釈物を使用してもよい。水中において30%の通常の濃度を本プロセスとの関係において使用してもよいが、水中において、そのまま又はアルコール、好ましくはメタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール若しくはtert−ブタノールから選択され得る不活性溶媒で希釈された形態でさらに高い濃度を呈する水溶液も使用してもよい。過酸化水素は一度に加えられてもよい。過酸化水素はまた、所与の期間にわたる反応に対して少量ずつ加えられてもよい。
本発明のプロセスによれば、反応は、触媒、好ましくは不均一系触媒の存在下で実施される。触媒は、チタンを含むゼオライトであってもよい。これらのゼオライトは、MFIファミリー又はMELファミリーの構造を示し得る。触媒は、チタノシリケートであってもよい。本発明によるチタノシリケートの組成物は、次の構造によって表されてもよい:(SiO(TiO(1−x)。x/(1−x)の値は、5と1000との間、好ましくは10と500との間であり得る。チタノシリケートは、当業者に知られる方法に従って作製されてもよく;例えば、米国特許第4410501号明細書のプロセスを挙げてもよい。触媒は、好ましくは、TS−1、TS−2、Ti−MWW又はTi−MCM68であり得る;より好ましくは、触媒はTS−1である。
本発明において使用される触媒の量は、一般に、フェノールに対しては0.1重量%以上、好ましくは0.4重量%以上である。本発明において使用される触媒の量は、一般に、30重量%以下、好ましくは20重量%以下である。
本発明によるプロセスにおいて、溶媒はアルコール、又はアルコールの混合物を含み;好ましくは、アルコールは、イソプロパノール、2,2−ジメチルプロパノール及びtert−ブタノールから選択される。前記アルコールは単独で又は共溶媒と使用されてもよい。共溶媒は、有利には水から選択されてもよい。
有利には、反応において使用されるアルコールの共溶媒に対する重量比は、1:99と90:10との間、好ましくは3:97と80:20との間であり得る。
使用されるアルコールの量は、反応における液体の総重量に対して、1重量%と90重量%との間、好ましくは3重量%と50重量%との間となる。
使用される水の量は、過酸化水素水溶液によってもたらされる水の量であり得る。共溶媒の量は、反応における液体の総重量に対して、5重量%と90重量%との間、好ましくは8重量%と90重量%との間、より好ましくは8重量%と85重量%との間となる。
好ましくは、本発明によるプロセスにおいて、溶媒はtert−ブタノールを含む。tert−ブタノールは単独で又は共溶媒と使用されてもよい。共溶媒は、有利には水、アセトン、アセトニトリル、1,4−ジオキサン若しくは式R’−OHのアルコール、又はそれらの混合物から選択されてもよく、R’は、1〜6個の炭素原子を含む直鎖状又は分岐鎖状のアルキル鎖を表し;好ましくは、アルコールは、メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール及びn−ブタノールから選択される。有利には、反応において使用されるtert−ブタノールの共溶媒に対する重量比は、1:99と90:10との間、好ましくは3:97と80:20との間であり得る。
使用されるtert−ブタノールの量は、反応における液体の総重量に対して、1重量%と90重量%との間、好ましくは3重量%と50重量%との間となる。
使用される水の量は、過酸化水素水溶液によってもたらされる水の量であり得る。共溶媒の量は、反応における液体の総重量に対して、5重量%と90重量%との間、好ましくは8重量%と90重量%との間、より好ましくは8重量%と85重量%との間となる。
反応の温度は、30℃以上、好ましくは40℃以上であり得る。反応の温度は、130℃以下、好ましくは100℃以下であり得る。
本プロセスは、連続的に、半連続的に又はバッチ式で実施され得る。
工程(a)の帰結において、0.1ppmと10000ppmとの間の2−(アルコキシ)フェノール、4−(アルコキシ)フェノール、2−(アルキル)フェノール、4−(アルキル)フェノール、(アルキル)カテコール、(アルキル)ヒドロキノン及びアルコキシベンゼンから選択される少なくとも1つの化合物を追加的に含むことを特徴とする、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む本発明による組成物を有利に得ることが可能である。
好ましくは、工程(a)の帰結において、0.1ppmと10000ppmとの間の2−(tert−ブトキシ)フェノール、4−(tert−ブトキシ)フェノール、2−(tert−ブチル)フェノール、4−(tert−ブチル)フェノール、(tert−ブチル)カテコール、(tert−ブチル)ヒドロキノン及びtert−ブトキシベンゼンから選択される少なくとも1つの化合物を追加的に含むことを特徴とする、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む本発明による組成物を有利に得ることが可能である。
好ましくは、工程(a)の帰結において、0.1ppmと10000ppmとの間の2−(イソプロポキシ)フェノール、4−(イソプロポキシ)フェノール、2−イソプロピルフェノール、4−イソプロピルフェノール、イソプロピルカテコール、イソプロピルヒドロキノン及びイソプロピルベンゼンから選択される少なくとも1つの化合物を追加的に含むことを特徴とする、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む本発明による組成物を有利に得ることが可能である。
本発明の一実施形態によれば、上述のプロセスは、工程(a)において得られる組成物の精製の工程(b)を追加的に含み得る。精製方法の選択は特に限定されない。使用される精製方法は、特に、液体/液体抽出、蒸溜、結晶化又はこれらの方法の組合せから選択され得る。
本発明の別の実施形態によれば、本発明によるプロセスは、ヒドロキノンとカテコールの分離の工程(c)を追加的に含み得る。
したがって、工程(c)の帰結において、
− 一方では、少なくとも80%のヒドロキノン並びに0.1ppmと1000ppmとの間の2−(アルコキシ)フェノール、4−(アルコキシ)フェノール、(アルキル)カテコール及び(アルキル)ヒドロキノンから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物、
− 並びに、他方では、少なくとも80%のカテコール並びに0.1ppmと1000ppmとの間の2−(アルキル)フェノール及び4−(アルキル)フェノールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物を得ることが可能である。
好ましくは、工程(c)の帰結において、
− 一方では、少なくとも80%のヒドロキノン並びに0.1ppmと1000ppmとの間の2−(tert−ブトキシ)フェノール、4−(tert−ブトキシ)フェノール、(tert−ブチル)カテコール及び(tert−ブチル)ヒドロキノンから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物、
− 並びに、他方では、少なくとも80%のカテコール並びに0.1ppmと1000ppmとの間の2−(tert−ブチル)フェノール及び4−(tert−ブチル)フェノールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物を得ることが可能である。
好ましくは、工程(c)の帰結において、
− 一方では、少なくとも80%のヒドロキノン並びに0.1ppmと1000ppmとの間の2−(イソプロポキシ)フェノール、4−(イソプロポキシ)フェノール、イソプロピルカテコール及びイソプロピルヒドロキノンから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物、
− 並びに、他方では、少なくとも80%のカテコール並びに0.1ppmと1000ppmとの間の2−イソプロピルフェノール及び4−イソプロピルフェノールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物を得ることが可能である。
任意選択により、本発明によるプロセスは、工程(c)において得られる生成物を成形する少なくとも1つの工程(d)を含み得る。工程(c)の帰結に得られる生成物を成形する方法の選択は限定されない。したがって、本発明のプロセスに従って得られる生成物は、結晶性又は非結晶粉末形態であり得る。本発明のプロセスに従って得られる生成物は、非結晶又は結晶性の薄片、ビーズ、球体若しくはペレットとして成形され得る。

Claims (10)

  1. 0.1ppmと10000ppmとの間の2−(アルコキシ)フェノール、4−(アルコキシ)フェノール、2−(アルキル)フェノール、4−(アルキル)フェノール、(アルキル)カテコール、(アルキル)ヒドロキノン及びアルコキシベンゼンから選択される少なくとも1つの化合物を追加的に含むことを特徴とする、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物。
  2. 少なくとも80%のヒドロキノン並びに0.1ppmと1000ppmとの間の2−(アルコキシ)フェノール、4−(アルコキシ)フェノール、(アルキル)カテコール及び(アルキル)ヒドロキノンから選択される少なくとも1つの化合物を含む、請求項1及び2のいずれか一項に記載の組成物。
  3. 少なくとも80%のカテコール並びに0.1ppmと1000ppmとの間の2−(アルキル)フェノール及び4−(アルキル)フェノールから選択される少なくとも1つの化合物を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の組成物。
  4. 0.1ppmと10000ppmとの間の2−(tert−ブトキシ)フェノール、4−(tert−ブトキシ)フェノール、2−(tert−ブチル)フェノール、4−(tert−ブチル)フェノール、(tert−ブチル)カテコール、(tert−ブチル)ヒドロキノン及びtert−ブトキシベンゼンから選択される少なくとも1つの化合物を追加的に含むことを特徴とする、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む、請求項1に記載の組成物。
  5. 0.1ppmと10000ppmとの間の2−(イソプロポキシ)フェノール、4−(イソプロポキシ)フェノール、2−イソプロピルフェノール、4−イソプロピルフェノール、イソプロピルカテコール、イソプロピルヒドロキノン及びイソプロピルベンゼンから選択される少なくとも1つの化合物を追加的に含むことを特徴とする、ヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む、請求項1に記載の組成物。
  6. アルコール、又は好ましくはイソプロパノール、2,2−ジメチルプロパノール及びtert−ブタノールから選択されるアルコールの混合物を含む溶媒中において、触媒の存在下での過酸化水素とフェノールの反応の工程(a)を含むことを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のヒドロキノン及びカテコールから選択される少なくとも1つの化合物を含む組成物の作製のための方法。
  7. 工程(a)において得られる前記組成物の精製の少なくとも1つの工程(b)を追加的に含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
  8. 前記ヒドロキノン及びカテコールの分離の工程(c)、任意選択に工程(c)において得られる精製された生成物を成形する少なくとも1つの工程(d)、を追加的に含み、工程(d)において得られる前記生成物が結晶性又は非結晶粉末形態となることを可能にすることを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  9. 前記触媒が不均一系触媒、優先的にはチタンを含むゼオライト、好ましくはTS−1、TS−2、Ti−MWW又はTi−MCM68、より優先的にはTS−1であることを特徴とする、請求項6〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記溶媒が、水並びにメタノール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール及びn−ブタノールから選択されるアルコールから選択される共溶媒の存在下で、アルコール、又は好ましくはイソプロパノール、2,2−ジメチルプロパノール及びtert−ブタノールから選択されるアルコールの混合物を含むことを特徴とする、請求項6〜9のいずれか一項に記載の方法。
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