JP2020520422A - マルチパラメータ動的採取可能な人工地層凍結の実験装置及び実験方法 - Google Patents

マルチパラメータ動的採取可能な人工地層凍結の実験装置及び実験方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、マルチパラメータ動的採取可能な人工地層凍結の実験装置及び実験方法を提供する。当該実験装置は、土壌サンプル容器と、データ採取システムと、油圧システムと、凍結システムと、を備え、前記土壌サンプル容器は、上蓋と、筒体と、底板と、を備え、前記データ採取システムは、データ採取パネルと、水分採取手段と、塩分採取手段と、を備え、前記凍結システムは、冷凍機と、液体供給管と、液戻り管と、冷凍器と、を備え、前記冷凍機は、低温又は高温媒体を生成してポンプ輸送することに用いられ、前記媒体は、前記冷凍器内に前記土壌サンプルと熱交換を行う。当該実験装置は、人工地層の土壌サンプルを凍結又は強制解凍でき、凍結過程において土壌サンプルの水分、塩分、温度、及び変位などの複数のパラメーターのデータを動的採取可能であり、当該実験装置は、近海塩漬地層凍結の試験環境を模擬でき、塩漬凍土の凍結規則への研究に用いられ、近海塩漬地層凍結の方案の設計及び施工に参照を提供できる。【選択図】図1

Description

本発明は、人工地層凍結方法の分野に関し、特に、マルチパラメータ動的採取可能な人工地層凍結の実験装置及び実験方法に関する。
目前、人工地層凍結方法は、水豊富軟土層地下工程施工の主な工法である。この工法は、国内の立坑掘削及びトンネル建設に広く用いられている。近年、国内の東部沿岸地域の地下鉄トンネル建設の過程において、大量の近海塩漬地層が現れる。この地層は、塩分含有量が高く、地下水が活躍である特徴を有している。ここで、当該地層の土壌は、凍結過程において水分移転、塩分移転、凍上、塩上などの複雑な物理変化に伴い、形成された凍土と普通の凍土との間に物理力学パラメータにおける大きな差異があることになった。しかし、目前では、近海塩漬凍土に対する系統的な試験研究が欠乏している。
凍土テストブロック試験は、テストブロックの各特性をより正確に反映することができるが、実際工程における土壌の凍結規則と大きな差異があるので、テストブロック試験に提供されたデータは、実際工程に直観的に指導することができない。相似モデル試験は、工程実行可能性分析に対する重要な試験手段であり、その試験結果の精度が、試験モデルと実際工程との相似比に主に限られ、相似比が大きいほど、工程に対するモデルの復元程度が高くなり、さらに工程に対する試験結果の参考価値が大きくなる。
本発明は、マルチパラメータ動的採取可能な人工地層凍結の実験装置及び実験方法を提供することを目的とする。当該実験装置は、人工地層の土壌サンプルを凍結又は強制解凍でき、凍結過程において土壌サンプルの水分、塩分、温度、及び変位などの複数のパラメーターのデータを動的採取可能である。
上記した目的を達成するために、本発明は、以下のような技術案を提供している。
人工地層の土壌サンプルを凍結又は強制解凍することができる、近海塩漬地層凍結の試験環境を模擬するためのマルチパラメータ動的採取可能な人工地層凍結の実験装置であって、土壌サンプル容器と、データ採取システムと、凍結システムと、を備え、
前記土壌サンプル容器は、上蓋と、筒体と、底板とを有し、前記底板は、前記筒体の底端に固結され、前記上蓋は、前記筒体の頂端に載置され、前記上蓋、前記筒体及び前記底板によりチャンバーが囲まれ、前記上蓋は、上下移動可能であり、前記上蓋には、中心孔が設けられ、前記筒体の側壁には、複数の第1リード線孔が設けられ、
前記データ採取システムは、データ採取パネルと、水分採取手段と、塩分採取手段と、を有し、前記データ採取パネルは、前記チャンバー内に水平に設けられ、前記チャンバーを第1収容空間と第2収容空間とに画分し、前記第1収容空間は、前記第2収容空間の上方に位置し、前記土壌サンプルを収容することに用いられ、前記データ採取パネルには、複数の塩分採取素子と複数の水分採取素子とが設けられ、前記水分採取手段は、前記水分採取素子により前記土壌サンプルの水分データを動的採取し、前記塩分採取手段は、前記塩分採取素子により前記土壌サンプルの塩分データを動的採取し、前記データ採取パネルは、前記チャンバー内に上下移動可能であり、
前記凍結システムは、冷凍機と、液体供給管と、液戻り管と、冷凍器と、を有し、前記冷凍器は、前記第1収容空間内に縦方向に設けられ、前記冷凍器の底端が前記データ採取パネルに接続され、前記冷凍器の頂端が前記中心孔を通して前記土壌サンプル容器外に延出し、前記冷凍機は、それぞれに前記液体供給管と前記液戻り管とを介して前記冷凍器の頂端に連接され、低温又は高温媒体を生成してポンプ輸送することに用いられ、前記冷凍機と、前記液体供給管と、前記冷凍器と、前記液戻り管と、前記冷凍機とが順次に連通して前記媒体の循環回路を形成し、前記媒体は、前記土壌サンプルを凍結又は強制解凍するよう、前記冷凍器内に前記土壌サンプルと熱交換を行うマルチパラメータ動的採取可能な人工地層凍結の実験装置。
上記実験装置において、さらに、前記上蓋は、環状構造であり、前記上蓋は、内層カバープレートと外層カバープレートとを組み合せてなり、前記内層カバープレートは、プラスチックの材質であり、前記外層カバープレートは、金属の材質であり、前記外層カバープレートは、前記内層カバープレートの上表面に設けられ、前記内層カバープレートの下表面は、前記土壌サンプルに接触し、好ましくは、前記内層カバープレートは、複数の扇形環状内板により接続されてなり、2枚の前記扇形環状内板の接続箇所には、それぞれ上へ延びる凸縁が設けられ、前記凸縁は、外層カバープレートの上方に延び、前記凸縁には、それぞれ複数のボルト穴が設けられ、複数の第1ボルトは、複数の前記ボルト穴を通して複数の前記扇形環状内板を順次に接続し、好ましくは、前記外層カバープレートは、複数の扇形環状外板から構成され、複数の前記扇形環状内板の上表面には、それぞれ扇形環状溝が設けられ、複数の前記扇形環状外板は、前記扇形環状溝内に嵌入され、好ましくは、前記内層カバープレートは、2枚の前記扇形環状内板から構成され、好ましくは、前記内層カバープレートは、ポリ塩化ビニールの材質であり、好ましくは、前記外層カバープレートは、アルミニウム合金の材質であり、好ましくは、前記扇形環状外板ごとには、それぞれ第1溝が設けられ、前記第1溝内には、ハンドルが設けられ、前記ハンドルと前記扇形環状外板とは、回動可能に接続され、前記第1溝内には、水平テスタがさらに設けられ、好ましくは、前記上蓋の外周には、第1シールリングが設けられる。
上記実験装置において、さらに、前記筒体は、外筒と、前記外筒の内側に設けられる内筒とを備え、前記内筒は、プラスチックの材質であり、前記外筒は、金属の材質であり、前記外筒の外壁には、複数の環状の補強リブが配設され、そのうち1つの前記補強リブには、同一の高さで複数の円形の第2溝が等間隔に設けられ、前記第1リード線孔は、前記第2溝内に設けられ、前記第1リード線孔は、前記補強リブと、前記外筒と、前記内筒とを貫通し、前記第1リード線孔の内壁には、ねじ山が設けられ且つプラスチック螺子が取り付け可能であり、前記内筒の内壁には、縦方向の目盛線が設けられ、前記内筒の内壁には、前記データ採取パネルが載置されるための耐荷重リングが設けられ、
前記底板には、第2リード線孔が設けられ、前記底板の外縁には、前記筒体に接続されるための複数のねじ穴が設けられ、前記底板には、凸台が設けられ、前記底板の下表面には、前記第2リード線孔を経由する第1リード線溝が設けられ、前記筒体の内径は、0.1〜2mであり、深さは、0.5〜2mであり、好ましくは、前記筒体の内径は、1mであり、深さは、1mであり、好ましくは、3つの前記補強リブは、前記外筒の頂端、底端及び中央部にそれぞれ設けられ、好ましくは、前記内筒は、ポリ塩化ビニールの材質であり、好ましくは、前記外筒は、アルミニウム合金の材質あり、 好ましくは、前記筒体底端に設けられる前記補強リブには、複数の縦方向のねじ穴が設けられ、複数の第2ボルトは、複数の前記ねじ穴を通して前記筒体を前記底板に固結する。
上記実験装置において、さらに、前記データ採取パネルは、上層パネルと下層パネルとから構成され、前記データ採取パネルには、第3リード線孔が設けられ、前記上層パネルの中心位置には、冷凍器ベースが設けられ、前記冷凍器が記冷凍器ベースに接続され、前記上層パネルの外縁には、複数の第2シールリングが設けられ、前記上層パネルには、径方向に沿って複数の第2リード線溝が設けられ、前記第2リード線溝ごとには、複数の素子配置孔が設けられ、前記素子配置孔ごとには、1つの塩分採取素子と1つの水分採取素子が設けられ、前記塩分採取素子は、塩分採取プロッブと、素子ベースと、塩分データ線とからなり、前記塩分採取プロッブは、前記土壌サンプルに設けられ、前記素子ベースによって前記素子配置孔内に固設され、前記塩分採取プロッブが前記塩分データ線に接続され、前記水分採取素子は、水分採取プロッブと、素子ベースと、水分データ線とからなり、前記水分採取プロッブは、前記土壌サンプルに設けられ、前記素子ベースによって前記素子配置孔内に固設され、前記水分採取プロッブが前記水分データ線に接続され、前記塩分データ線と前記水分データ線とは、それぞれ前記第2リード線溝内に設けられ、且つ、前記第3リード線孔、前記第2収容空間及び前記第2リード線孔を順次に通して前記筒体外に引き出され、前記塩分データ線が前記塩分採取手段のデータ線に接続され、前記水分データ線が前記水分採取手段のデータ線に接続され、好ましくは、前記第2収容空間内の前記塩分データ線と前記水分データ線とは、それぞれスプリングケ−ブルに設けられ、
好ましくは、前記上層パネルは、プラスチックの材質であり、前記下層パネルは、金属の材質であり、前記下層パネルは、前記上層パネルにおける下表面の円形溝内に設けられ、好ましくは、前記第2シールリングは、2つ設けられ、好ましくは、前記上層パネルは、ポリ塩化ビニールの材質であり、好ましくは、前記下層パネルは、アルミニウム合金の材質であり、好ましくは、前記第2リード線溝ごとには、前記素子配置孔が5つ設けられる。
上記実験装置において、さらに、前記データ採取システムは、前記第1収容空間の中央部の土壌サンプルに水平に設けられ、内円環、外円環及び複数の鋼ストランドにより構成される温度採取パネルをさらに備え、前記鋼ストランドが前記内円環と前記外円環とにそれぞれ接続され、前記鋼ストランドごとには、複数の温度採取素子が設けられ、前記温度採取素子ごとには、温度データ線が接続され、前記外円環の外縁には、第3リード線溝が設けられ、前記温度データ線が前記第3リード線溝内に設けられ、 全ての前記温度データ線は、集約された後前記第1リード線孔に入り、且つ前記第1リード線孔を介して温度採取手段のデータ線に接続され、集約された際にスプリングワイヤースリーブが全ての前記温度データ線の外部に配設され、温度採取データ線が前記第1リード線孔を通した後前記温度データ採取手段のデータ線に接続され、前記温度採取手段が前記温度採取素子により前記土壌サンプルの温度データを動的採取し、前記温度採取パネルが前記筒体内に上下移動可能であり、好ましくは、前記鋼ストランドは、六本設けられ、放射状に均等分布され、好ましくは、前記温度採取素子は、コンスタンタンと銅線とから製作される熱電対である。
上記実験装置において、さらに、油圧制御装置と、オイルパイプと、油圧シリンダとから構成される油圧システムをさらに備え、前記油圧制御装置は、前記オイルパイプを介して前記油圧シリンダに給油し、複数の前記油圧シリンダは、前記第2収容空間内に設けられ、前記油圧シリンダは、底端が前記底板に接続され、頂端が前記データ採取パネルに当接され、前記油圧制御装置は、前記オイルパイプによって前記油圧シリンダの昇降を制御することができ、前記油圧シリンダの昇降は、前記データ採取パネルの昇降を推し進めることができ、前記油圧シリンダは、多段油圧シリンダであり、好ましくは、前記油圧シリンダは、4つ設けられ、好ましくは、前記凸台には、複数のシリンダ槽が設けられ、前記油圧シリンダの底端が前記シリンダ槽内にそれぞれ設けられ、好ましくは、前記シリンダ槽は、4つ設けられる。
上記実験装置において、さらに、前記冷凍機は、冷凍設備、加熱設備及びポンプ輸送設備を有し、前記土壌サンプルを凍結又は強制解凍させる機能を実現することができ、前記冷凍器の底端には、ネジ端部が設けられ、前記冷凍器は、前記ネジ端部を介して前記冷凍器ベースに螺接され、前記冷凍器の頂端は、前記中心孔を通して前記上蓋外に延び、前記冷凍器は、内管と前記内管の外周に配設される外管とからなるケーシング構造であり、前記外管の外径は、8〜159mmであり、前記内管の外径は、前記外管の外径の √2/2倍であり、前記外管の底端は、封止され、前記内管は、底部が前記外管の底部に連通し、頂端が前記液体供給管に連通し、前記液戻り管は、前記外管の上段の側壁に接続され、前記外管の頂端には、前記外管を閉栓するための突出円環が設けられ、
前記液体供給管及び前記液戻り管における前記冷凍機に近い一端には、それぞれ前記液体供給管と前記液戻り管との開閉のための制御弁が設けられ、前記液体供給管及び前記液戻り管における前記冷凍器に近い一端には、それぞれ手動調整弁が設けられ、前記液体供給管及び前記液戻り管には、それぞれ流量計が設けられ、前記冷凍器の前記上蓋外に延出する部分には、保温カバーが設けられ、好ましくは、前記上蓋の移動に適応するために前記保温カバーは、変形可能であり、好ましくは、前記媒体は、アルコールであり、好ましくは、前記内管と前記外管とは、赤銅パイプの材質であり、 好ましくは、前記冷凍器の外径は、80mmである。
上記実験装置において、さらに、変位採取装置をさらに備え、2つの前記変位採取装置は、前記土壌サンプルを凍結させている過程における前記上蓋の変位量を採取するように、前記上蓋の上表面に設けられ、前記変位採取装置は、変位計と、横梁と、立柱と、変位装置ベースとから構成され、前記立柱は、前記変位装置ベースによって前記筒体の頂端に設けられ、前記横梁は、前記上蓋と平行に設けられ、前記横梁の一端は、前記立柱に配設されてノブボルトにより固定され、前記横梁は、前記立柱に沿って上下移動可能であり、前記変位計は、前記上蓋の上表面に立設され、前記変位計の底端は、前記上蓋の上表面に当接され、前記変位計は、ノブボルトによって前記横梁の他端に固設される。
一方、本発明は、マルチパラメータ動的採取可能な人工地層凍結の実験装置を用いて実験を行う方法をさらに提供している。
水準器を用いて土壌サンプル容器の設置場所について検出を行って、土壌サンプル容器が水平の地面に置かれることを確保し、上蓋を外し、油圧システムの油圧制御装置を起動し、油圧シリンダがデータ採取パネルを推進して上昇させることによってデータ採取パネルを土壌サンプル容器の頂端に上昇させ、且つデータ採取パネルに設けられる水分採取プロッブ及び塩分採取プロッブを検査し、検査完了後、油圧シリンダへの制御によってデータ採取パネルを土壌サンプル容器の底部位置に戻させ、冷凍器をデータ採取パネルの冷凍器ベースに取り付ける、試験設備を装着して検査するというサブステップ1.1)と、
サブステップ1.1)の装着と検査が完了後、土壌サンプルを土壌サンプル容器に層ごとに充填させ、土壌サンプルが土壌サンプル容器の第1リード線孔と平行に充填された時に、水準器を用いて土壌サンプルが充填された平面の平坦度を測定し、土壌サンプル充填を、その平面が水平になるまで調整し、その後温度採取パネルを土壌サンプル容器内に取り付け、温度データ線を第1リード線孔から引き出し、その上第1リード線孔の隙間を密封させ、内筒上の目盛線を介して充填された土壌サンプルの高さを制御し、上蓋の下表面にある位置まで土壌サンプル充填を続け、水準器を用いて土壌サンプル平面の平坦度を測定し、土壌サンプル平面を、その平面が水平になるまで調整し、それで上蓋を取り付け、水平テスタを使用して上蓋が水平になるかどうかを測定し、上蓋が要求された水平を満たした後、変位採取装置を上蓋の上表面に取り付ける、土壌サンプル充填というサブステップ1.2)と、
サブステップ1.2)における土壌サンプル充填完了後、冷凍器の上蓋から延出される部分には、保温カバーを取り付け、冷凍器の内管は、液体供給管を介して冷凍機に連通し、冷凍器の外管は、液戻り管を介して冷凍機に連通し、液体供給管及び液戻り管における冷凍器に近い一端には、手動調整弁をそれぞれ取り付け、冷凍機に近い一端には、制御弁をそれぞれ取り付け、手動調整弁と制御弁の間には、流量計をそれぞれ取り付ける、凍結管を接続するというサブステップ1.3)と、
温度採取素子を、温度データ線を介して温度採取手段のデータ線に接続し、塩分採取素子を、塩分データ線を介して塩分採取手段のデータ線に接続し、水分採取素子を、水分データ線を介して水分採取手段のデータ線に接続する、データ採取システムを接続するというサブステップ1.4)と、
を有する試験準備というステップ1)と、
冷凍機の冷凍設備を起動し、媒体の温度を-30℃までに低下させる、というサブステップ2.1)と、
液体供給管及び液戻り管における制御弁、手動調整弁をそれぞれ開け、その後冷凍機のポンプ輸送装置を起動し、流量計に基づいて手動調整弁により媒体の流量を制御する、というサブステップ2.2)と、
温度採取手段、水分採取手段及び塩分採取手段を起動し、土壌サンプルの温度、水分及び塩分のデータをそれぞれ自動採取し、変位採取装置を用いて土壌サンプルの凍上率を手動採取する、というサブステップ2.3)と、
温度採取手段によって採取された温度データの値は、3回で連続的に同様になると、土壌サンプルは、定常凍結状態になり、媒体をポンプ輸送することを停止させ、データ採取システムを停止する、というサブステップ2.4)と、
冷凍機の加熱設備を用いて媒体が40℃まで加熱させ且つポンプ輸送し、凍結された土壌サンプルに対して強制解凍を行い、温度採取手段を用いて解凍状況を監視し、土壌サンプルの温度が0℃以上になると解凍を終了させ、制御弁を閉じて媒体の循環を停止させ、土壌サンプルが解凍される過程においてサブステップ2.3)を繰り返し、土壌サンプルの温度、水分、塩分、及び凍上率のデータをそれぞれ自動採取する、というサブステップ2.5)と、
液体供給管及び液戻り管と冷凍器との間の接続を切断し、油圧シリンダによりデータ採取パネルを押し動かして上に向かって移動させ、よって土壌体を押し動かして上に向かって移動させ、データ採取パネルが第1リード線孔にある平面位置に近い位置に押し動かされた時、土壌サンプル容器における第1リード線孔が位置する平面より上の土壌サンプルを除去し、その上温度データ線と温度採取手段のデータ線との間の接続を切断し、温度採取パネルを外し、第1リード線孔をプラスチック螺子により閉栓し、そして油圧シリンダを利用してデータ採取パネルを土壌サンプル容器の頂端までに押し続けて、土壌サンプルを全部取り除き、データ採取パネルの整理を行い、水分採取プロッブと塩分採取プロッブの検査を行い、検査完了後、油圧シリンダを制御することによりデータ採取パネルを土壌サンプル容器の底部位置に戻させる、というサブステップ2.6)と、
土壌サンプルを変更し、サブステップ1.2)〜1.4)及びステップ2)を繰り返し、別の土壌サンプルに対して試験を行い、その温度、水分、塩分、及び凍上率のデータの自動採取を行う、というサブステップ2.7)と、
と有する、試験を行うというステップ2)と、
単一試験における同じ時点で取得した同一輪径の温度監視データに対する選別を行い、その他のデータと大きい差異があるデータを取り除き、正確のデータに対して平均値をその時点でその位置での温度測定データとして求め、同じ平面上の異なる位置の温度の時間に伴う変化規則を、曲線図に作成し、同様な方法で塩分、水分、及び凍上についてもデータ処理を行う、試験データ処理というステップ3)と、
を含む、ことを特徴とするマルチパラメータ動的採取可能な人工地層凍結の実験装置を用いて実験を行う方法。
上記実験装置を用いて実験を行う方法において、さらに、
前記サブステップ1.2)において、前記土壌サンプルの土質は、粘土と、砂土と、砂質粘土との中の1つであり、前記土壌サンプルの含水率は、0〜40%であり、好ましくは、20-40%であり、
前記サブステップ1.2)において、前記土壌サンプルを調製するための水溶液の塩分含有量は、1%〜3%であり、
前記サブステップ1.3)において、温度採取手段の測定時間間隔は、10〜60minであり、水分採取手段及び塩分採取手段の測定時間間隔は、30〜60minであり、変位採取装置のデータ採取時間間隔は、30〜60minであり、
前記サブステップ2.6)において、油圧シリンダの毎回の押動かし高さは、5〜20cmである。
分析からわかるように、本発明は、マルチパラメータ動的採取可能な人工地層凍結の実験装置及び実験方法が開示されている。当該実験装置は、土壌サンプル容器と、データ採取システムと、油圧システムと、凍結システムと、を備え、人工地層の土壌サンプルを凍結又は強制解凍でき、凍結過程において土壌サンプルの水分、塩分、温度、及び変位などの複数のパラメーターのデータを動的採取可能である。当該実験装置は、近海塩漬地層凍結の試験環境を模擬でき、塩漬凍土の凍結規則への研究に用いられ、近海塩漬地層凍結の方案の設計及び施工に参照を提供できる。
本願の一部となる明細書の図面は、本発明への更なる理解を提供するためである。本発明の模式的な実施例及びその説明は、本発明への解釈のためであり、本発明に不適当な限定とはならない。
本発明一実施例の構成の模式図。 本発明一実施例の上蓋の模式平面図。 本発明一実施例の筒体の模式正面図。 本発明一実施例の底板の模式平面図。 本発明一実施例のデータ採取パネルの模式平面図。 本発明一実施例の温度採取パネルの模式平面図。 本発明一実施例の変位採取装置の構成の模式図。 本発明一実施例の冷凍器の構成の模式図。 本発明一実施例の塩分採取素子と水分採取素子の組み立ての模式図。 図1のA箇所の拡大模式図。 図1のB箇所の拡大模式図。
以下、図面を参照して実施例を用いて本発明を詳しく説明する。各例示は、本発明を限定するものではなく、本発明を説明するように提供されている。実際には、本発明の範囲または精神を逸脱しない場合、本発明において変更及び変形を行うことができるのは、当業者にとって明らかである。例えば、1つの実施例の一部として示される又は説明される特徴は、更なる実施例を生じるように、他の実施例に用いることができる。したがって、本発明は、請求の範囲及びその同等物の範囲内に所属する上記のような変更及び変形を含むことが望ましい。
本発明の説明において、「縦方向」、「横方向」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂」、「中」、「底」等の用語が示した方位又は位置関係は、附図に基づいて示された方位又は位置関係であり、ただ本発明を説明しやすくさせるためであり、本発明が特定の方位で構成又は操作されなければならないことを求めないので、本発明への限定と理解することができない。本発明において使用される用語である「連接」、「接続」、「設ける」は広義に理解すべきであり、例えば、固結でも、着脱可能な接続でもよい、直接連接でも、中間部材を介して間接連接でもよい、有線接続、無線接続でも、無線通信信号接続でもよい。当業者は、具体的な状況に応じて上記用語の具体的な意味を理解することができる。
図1〜図11に示すように、本発明の実施例によれば、人工地層の土壌サンプルを凍結又は強制解凍でき、凍結過程において土壌サンプルの水分、塩分、温度、及び変位等の複数のパラメーターのデータを動的採取可能であるマルチパラメータ動的採取可能な人工地層凍結の実験装置が提供されている。実験装置は、。当該実験装置は、土壌サンプル容器1と、データ採取システム2と、凍結システム4と、を含んでいる。
土壌サンプル容器1は、中空の円柱体構造であり、上蓋11と、筒体12と、底板13と、を有する。底板13は、筒体12の底端に固結され、上蓋11は、筒体12の頂端に載置され、上蓋11、筒体12、及び底板13により、1つのチャンバーを形成するように囲まれる。上蓋11は、土壌サンプルを覆うことに用いられ、上下移動可能である。上蓋11の円心箇所には、中心孔113が設けられ、筒体12の側壁には、複数の第1リード線孔124が設けられている。
データ採取システム2は、データ採取パネル21と、水分採取手段25と、塩分採取手段26と、を有し、データ採取パネル21は、チャンバー内に水平に設けられ、チャンバーを第1収容空間15と第2収容空間16とに画分する。第1収容空間15は、第2収容空間16の上方に位置し、土壌サンプルを収容することに用いられる。データ採取パネル21には、複数の塩分採取素子213と複数の水分採取素子214が設けられている。水分採取手段25は、水分採取素子214により土壌サンプルの水分データを動的採取する。塩分採取手段26は、塩分採取素子213により土壌サンプルの塩分データを動的採取する。データ採取パネル21は、筒体12内に上下移動可能である。
凍結システム4は、冷凍機41と、液体供給管42と、液戻り管43と、冷凍器44と、を有し、冷凍器44は、第1収容空間15の土壌サンプル内に鉛直に設けられ、冷凍器44の底端は、データ採取パネル21に接続され、冷凍器44の頂端は、中心孔113を通して土壌サンプル容器1の外部に延出し、冷凍機は、それぞれに液体供給管42と液戻り管43とを介して冷凍器44の頂端に連接され、低温又は高温媒体を生成してポンプ輸送することに用いられる。冷凍機41、液体供給管42、冷凍器44、液戻り管43、及び冷凍機が順に連通して媒体の循環回路を形成する。冷凍器44は、土壌サンプルを凍結又は強制解凍することができる。
具体的に、冷凍機41は、媒体の温度を低下又は上昇させ、液体供給管42を介して冷凍器44に媒体をポンプ輸送させる。冷凍器44は、土壌サンプルと熱交換を行い、さらに土壌サンプルを凍結又は強制解凍することができる。熱交換が完成した媒体は、液戻り管43を介して冷凍機41に戻り、循環を完成させる。土壌サンプルが凍結又は強制解凍される過程で、土壌サンプルに設けられた水分採取素子214と塩分採取素子213は、土壌サンプルの水分と塩分のデータを動的採取し、データをそれぞれに水分採集採取手段25と塩分採取手段26に伝送し、パソコンによりデータ処理を行い、規則に従って曲線図を作成し、塩漬凍土の凍結規則を研究することに用いられ、近海塩漬地層凍結の方案の設計及び施工に参照を提供することができる。
更に、図2に示すように、上蓋11は、環状構造であり、内層カバープレート111と外層カバープレート112とを組み合せてなり、内層カバープレート111は、プラスチックの材質であり、外層カバープレート112は、金属の材質であり、外層カバープレート112は、内層カバープレート111の上表面に設けられ、内層カバープレート111の下表面は、土壌サンプルに接触する。好ましくは、内層カバープレート111は、複数の扇形環状内板により接続されてなり、2枚の扇形環状内板の接続箇所には、それぞれ上方に延びる凸縁114が設けられ、凸縁114は、外層カバープレート112の上方に延び、凸縁114には、それぞれ複数のボルト穴が設けられ、複数の第1ボルト115は、複数のボルト穴を通して複数の扇形環状内板を順次に接続する。着脱を便利になり、また上蓋11の取り付けに起因する土壌サンプルに対する干渉を減少させるために、内層カバープレート111は、2枚の扇形環状内板から構成される。好ましくは、外層カバープレートは、複数の扇形環状外板から構成され、複数の扇形環状内板の上表面には、それぞれ扇形環状溝が設けられ、複数の扇形環状外板は、扇形環状溝内に嵌入される。好ましくは、内層カバープレート111は、ポリ塩化ビニールの材質であり、ポリ塩化ビニールの最低温度耐性は、-40℃に達し、よい保温効果がある。外層カバープレート112は、アルミニウム合金の材質であり、アルミニウム合金は、よい変形抵抗能力があり、より小さい密度があり、また加工プロセスが簡単である。好ましくは、凸縁114のそれぞれには、3つの第1ボルト115が設けられている。好ましくは、上蓋11は、2枚の扇形環状の内層カバープレート111から構成される。上蓋11の着脱を便利になり、ハンドル118による次の素子取り付けの不便に起こすことを防止するために、好ましくは、扇形環状外板ごとには、それぞれ第1溝117が設けられ、第1溝117内には、ハンドル118が設けられ、ハンドル118は、扇形環状外板に回動接続され、ハンドル118は、非使用時に、第1溝117に水平に設置され、第1溝117内には、上蓋11の水平度を測定するための水平テスタ116が更に設けられている。
好ましくは、図10に示すように、上蓋11の外周には、土壌サンプル温度の流失を防止するように、上蓋11と筒体12との間の隙間をシールする2つの第1シールリング119が設けられている。
更に、図3に示すように、筒体12は、外筒121と、外筒121の内側に設けられる内筒122と、を備え、外筒121の内壁は、内筒122の外壁と接触し、内筒122は、プラスチックの材質であり、外筒121は、金属の材質であり、外筒121の外壁には、複数の環状の補強リブ123が配設されている。ここで、外筒121の中央部に位置する1つの補強リブ123には、同一の高さで複数の円形の第2溝125が等間隔に設けられ、4つの第2溝125が設けられていることが好ましい。第1リード線孔124は、第2溝125内に設けられ、第1リード線孔124のそれぞれは、外筒121の中央部に位置する補強リブ123と、外筒121と、内筒122と、を貫通する。第1リード線孔124の内壁には、プラスチック螺子126を取り付け可能になるようにねじ山が設けられている、プラスチック螺子126は、螺杆と、十字形溝付きの円柱形端部と、から構成され、円柱形端部の寸法は、第2溝125の開口よりもやや小さく、内筒122は、プラスチック螺子126によって外筒121の内壁に固定されている。このように設置することにより、データ採取パネル21が土壌サンプルを押し動かして上方に移動させる過程における内筒122の移動を防止することができる。内筒122の内壁には、土壌サンプルの充填量を制御するための縦方向の目盛線が設けられている。内筒122における底端に近接する内壁には、耐荷重リング128が設けられ、耐荷重リング128は、データ採取パネル21を位置決めするとともに耐荷重を補助するように、データ採取パネル21に係合されている。このように、下移の過程でデータ採取パネル21の下移量が過大になることを防止し、試験の過程で油圧シリンダ33の耐荷重を補助することができる。好ましくは、補強リブ123は、3本設けられ、それぞれ外筒121の頂端、底端、中央部に設けられている。好ましくは、内筒122は、ポリ塩化ビニールの材質であり、外筒121は、ステンレスの材質である。筒体12の底端に設けられる補強リブ123には、複数のねじ穴が縦方向に設けられ、複数の第2ボルト127は、筒体12を底板13に固結する。
近海塩漬地層凍結工程において、隣接した凍結管の配置間隔は、約1mであり、1本の凍結管が機能を果たす最大直径は、2mである。現場において1本の管の凍結過程を比較的に真実に再現するために、筒体12の直径は、実際工程との相似比により確定されるが、その相似比は、1〜20であってもよい。したがって、筒体12の内径は、0.1〜2mであり、相似モデル試験の効果を保証するとともに土工を交換して充填する仕事量を減少させるために、好ましくは、相似比は、2であり、対応的には、筒体12の内径は、1mである。筒体12の高さが測定素子の配置空間の要求を満たす必要があるとともに冷凍器44に機能を果たす十分な深さを提供する必要があるため、筒体12の深さは、0.5〜2mである。土工の掘削量を減少するとともに塩分採取素子213、水分採取素子214、及び温度採取素子231の配置難度を低下するために、筒体12の高さは、1mであることが好ましい。
更に、図4に示すように、底板13の円心箇所には、第2リード線孔131が設けられ、底板13の外縁には、第2ボルト127によって底板13を筒体12に接続するための複数のねじ穴が均等に設けられている。好ましくは、ねじ穴の数は、6つである。底板13には、凸台132が設けられ、その下表面に、径方向に沿って第1リード線溝134が設けられている。
更に、図5に示すように、データ採取パネル21は、上層パネル215と下層パネル216から構成されている。上層パネル215は、プラスチックの材質であり、ポリ塩化ビニールの材質であることが好ましくい。下層パネル216は、金属の材質であり、アルミニウム合金の材質であることが好ましい。下層パネル216は、上層パネル215の下表面における円形溝内に嵌入され、データ採取パネル21には、第3リード線孔218が設けられている。上層パネル215の中心位置には、冷凍器44を取り付けるための冷凍器ベース219が設けられている。第2リード線溝211は、上層パネル215に径方向に沿って複数設けられ、4つがあり、且つ上層パネル215の円心を囲って均等分布されていることが好ましい。第2リード線溝211は、それぞれに直径が2cmである複数の素子配置孔212が設けられている。好ましくは、素子配置孔212は、5つがあり、且つ等間隔で分布されている。素子配置孔212には、それぞれに1つの塩分採取素子213と1つの水分採取素子214が設けられている。
図11に示すように、上層パネル215の外縁には、複数の第2シールリング217が設けられている。好ましくは、第2シールリング217は、2つがある。このように設置することにより、データ採取パネル21と内筒122との間に隙間が存在しないことを確保することができ、また凍結実験の過程で土壌サンプルが隙間から落ちて実験効果に影響を与えることを防止することができる。
図9に示すように、塩分採取素子213は、塩分採取プロッブ220と、素子ベース221と、塩分データ線222とからなり、塩分採取プロッブ220は、土壌サンプルに埋設され、素子ベース221を介して素子配置孔212内に固設されている。塩分採取プロッブ220は、素子ベース221を通して塩分データ線222に接続される。水分採取素子214は、水分採取プロッブ223と、素子ベース221と、水分データ線224とからなり、水分採取プロッブ223は、土壌サンプルに埋設され、素子ベース221を介して素子配置孔212内に固設されている。水分採取プロッブ223は、素子ベース221を通して水分データ線224に接続されている。
好ましくは、素子ベース221は半円形構造であり、塩分採取素子213の素子ベース221は、水分採取素子214の素子ベース221と組み合せて円形構造が形成されて素子配置孔212の形状と合っている。
塩分データ線222と水分データ線224とは、それぞれ第2リード線溝211内に設けられ、且つ、第3リード線孔218、第2収容空間16及び第2リード線孔131を順に通して筒体12の外部に引き出されている。塩分データ線222は、塩分採取手段26のデータ線に接続され、水分データ線は、水分採取手段25のデータ線に接続されている。ここで、第2収容空間16内における塩分データ線222と水分データ線224とは、それぞれスプリングケ−ブルで設けられる。このように設置することにより、塩分データ線222及び水分データ線224の引き抜き抵抗力を高めることができるとともに、データ採取パネル21の完全性を保証することができるので、再利用率を高めた。
水分採取素子214は、素子ベース221の直径が素子配置孔212より小さい水分測定手段(即ち素子ベース221の直径が2cmより小さい)を採用することができる。水分採取手段25は、データ採取の便利性及び低温環境への適応性を考慮して、TDR3000水分速度測定装置であることが好ましい。TDR3000水分速度測定装置は、シリアル通信インターフェースを介してパソコンに接続され、水分データへの自動採取を実現することができる。採取温度としては、凍結実験の温度要求を満たすように、-40〜70℃の範囲である。
塩分採取素子213は、素子ベース221の直径が素子配置孔212より小さい塩分測定手段(即ち素子ベース221の直径が2cmより小さい)を採用することができる。塩分採取手段26は、データ採取の便利性を考慮して、TZS−EC塩分含有量採取手段であることが好ましくい。TZS−EC塩分含有量採取手段は、複数点の塩分データの採取を実現するように、パソコンに接続されていることができる。
更に、データ採取システム2は、温度採取パネル23を更に備えている。図6に示すように、温度採取パネル23は、第1収容空間15の中央部における土壌サンプルに水平に設けられている。温度採取パネル23は、内円環232と、外円環233と、複数本の鋼ストランド234とから構成され、鋼ストランド234は、それぞれ内円環232と外円環233に接続されている。鋼ストランド234は、放射状に均等分布に6本設けられていることが好ましい。鋼ストランド234は、それぞれに複数の温度採取素子231が均等に設けられ、温度採取素子231のそれぞれは、1箇所の温度を採取することができる。このように、異なる位置の温度データの採取を実現した。同一な輪径における測点の正常データに対して平均値を取る方法でデータの精確度を高める。温度採取素子231のそれぞれは、温度データ線235に接続され、外円環233の外縁には、第3リード線溝236が設けられ、温度データ線235は、第3リード線溝236内に設けられ、全ての温度採取データ線は、集約された後第1リード線孔124に入り、第1リード線孔124を介して温度データ採取手段のデータ線に接続されている。集約された際に、スプリングワイヤースリーブ237は、全ての温度採取データ線の外部に配設される。温度採取データ線は、第1リード線孔124を通した後温度データ採取手段のデータ線に接続され、温度採取手段24は、温度採取素子231により土壌サンプルの温度データを動的採取し、温度採取パネル23は、筒体12内に上下移動可能であり、スプリングワイヤースリーブ237の設置により、温度データ線235の引き抜き抵抗力を高めることができるとともに、温度採取パネル23の完全性を保証することができるので、再利用率を高めた。温度採取素子231は、コンスタンタンと銅線とから製作される熱電対であることが好ましい。
更に、当該実験装置は、油圧制御装置31と、オイルパイプ32と、油圧シリンダ33とからなる油圧システム3を更に備えている。オイルパイプ32は、第1リード線溝134から土壌サンプル容器1の外部に引き出されて油圧制御装置31に連通されている。油圧制御装置31は、オイルパイプ32を介して油圧シリンダ33に給油するものである。複数の油圧シリンダ33は、第2収容空間16内に設けられている。油圧シリンダ33の頂端は、データ採取パネル21に当接されている。油圧制御装置31は、オイルパイプ32によって、データ採取パネル21の昇降を押し動かすことができるように、油圧シリンダ33の昇降を制御することができる。
油圧シリンダ33は、多段油圧シリンダ33であり、4つで設けられることが好ましい。多段油圧シリンダ33は、設置空間が比較的に狭くて、比較的に大きな推進高さを提供することができる。
好ましくは、凸台132には、4つのシリンダ槽133が設けられ、油圧シリンダ33の底端は、それぞれにシリンダ槽133の内部に設けられている。シリンダ槽133の直径は、油圧シリンダ33の取り付け及び固定が便利になるために、油圧シリンダ33の底部の直径よりもやや大きい。これにより、凸台132は、油圧シリンダ33に大きい推進高さを提供することができる。
更に、冷凍機41は、土壌サンプルを凍結又は強制解凍させる機能を実現するように、冷凍設備、加熱設備、及びポンプ輸送設備を有するものである。冷凍器44は、底端にネジ端部443が設けられ、ネジ端部443を介して冷凍器ベース219に螺接されている。冷凍器44は、ベース219に取り付けられた後、保温効果に影響を与えることを防止するとともに土壌サンプルが落ちることを防止するように、その底端にベース219が密接されている。冷凍器44の頂端は、中心孔113を通して上蓋11の外部に延出している。
図8に示すように、冷凍器44は、内管441と、内管441の外周に配設される外管442とからなるケーシング構造である。外管442の底端は、封止されている。内管441は、その底部が外管442の底部に連通され、その頂端が液体供給管42に連通されている。液戻り管43は、外管442の上段の側壁に接続されている。外管442の頂端には、外管442を閉栓するための突出円環444が設けられている。
媒体は、冷凍器44において土壌サンプルと熱交換を行って、さらに土壌サンプルを凍結又は強制解凍させる。液体供給管42及び液戻り管43における冷凍機41に近い一端には、それぞれ液体供給管42と液戻り管43の開閉のための制御弁45が設けられ、液体供給管42及び液戻り管43における冷凍器44に近い一端には、それぞれ手動調整弁46が設けられ、液体供給管42及び液戻り管43には、それぞれ流量計47が設けられている。冷凍器44の上蓋11の外部に延出する部分には、保温カバー48が設けられ、上蓋11の移動に適応するために、保温カバー48が変形可能に設けられることが好ましい。媒体は、アルコールであることが好ましい。アルコールは、氷点が-117.3℃であり、沸点が78℃であるため、媒体の高温又は低温の要求を同時に満たすことができる。内管441と外管442は、両者とも赤銅パイプの材質であることが好ましい。赤銅パイプは、熱伝導性が良いであるため、土壌サンプルの凍結又は強制解凍を效率的に高めることができる。
近海塩漬地層凍結工程において、冷凍器の外径は、159mmである。冷凍器44の外径は、相似比により決定され、相似比は、1〜20であってもよい。対応的には、冷凍器の外管442の外径は、8〜159mmであってもよい。冷凍器44の相似比は、筒体12の相似比と一致すべきである。したがって、冷凍器44の相似比は、2である。対応的には、冷凍器44の外管442の外径は、80mmである。内管441の外径は、外管442の外径の√2/2倍である(即ち、内管441の外径は、56mmである)。
更に、当該実験装置は、変位採取装置27を更に備えている。2つの前記変位採取装置は、上蓋の上表面に対向に配置され、土壌サンプルの凍結過程において土壌サンプルの凍上作用による上蓋11の変位量の採取に用いるものであり、変位計271からのデータに対して平均値を取る方法で最終の凍上率を確定することができる。変位採取装置27は、図7に示すように、変位計271と、変位装置ベース272と、立柱274と、横梁275と、から構成される。立柱274は、変位装置ベース272を介して筒体12の頂端に設けられている。横梁275は、上蓋11と平行に設けられ、その一端が立柱274に配設されてノブボルト273により固定され、立柱274に沿って上下移動可能である。変位計271は、上蓋11の上表面に立設され、その底端が上蓋11の上表面に当接され、ノブボルト273によって横梁275の他端に固設されている。
好ましくは、変位装置ベース272は、ネオジウム鉄ボロン磁石から加工され、ネオジウム鉄ボロン磁石の超強い吸着力によって筒体12の頂端の外縁に吸着されている。このように設置することにより、横梁275及び変位計271の取り付け及び調整が便利になる。
本発明には、マルチパラメータ動的採取可能な人工地層凍結の実験装置を用いて人工地層凍結を行う実験方法がさらに開示されている。当該実験方法は、
水準器を用いて土壌サンプル容器1の設置場所について検出を行って、土壌サンプル容器1が水平の地面に置かれることを確保し、上蓋11を外し、油圧システム3の油圧制御装置31を起動し、油圧シリンダ33がデータ採取パネル21を推進して上昇させることによってデータ採取パネル21を土壌サンプル容器1の頂端に上昇させ、且つデータ採取パネル21に設けられる水分採取プロッブ223及び塩分採取プロッブ220を検査し、検査完了後、油圧シリンダ33への制御によってデータ採取パネル21を土壌サンプル容器1の底部位置に戻させ、冷凍器44をデータ採取パネル21の冷凍器ベース219に取り付ける、試験設備を装着して検査するというサブステップ1.1)と、
サブステップ1.1)の装着と検査が完了後、土壌サンプルを土壌サンプル容器1に層ごとに充填させ、土壌サンプルが土壌サンプル容器1の第1リード線孔124と平行に充填された時に、水準器を用いて土壌サンプルが充填された平面の平坦度を測定し、土壌サンプル充填を、その平面が水平になるまで調整し、その後温度採取パネル23を土壌サンプル容器1内に取り付け、温度データ線235を第1リード線孔124から引き出し、その上第1リード線孔124の隙間をエポキシ樹脂で密封させ、内筒122上の目盛線を介して充填された土壌サンプルの高さを制御し、上蓋11の下表面にある位置まで土壌サンプル充填を続け、水準器を用いて土壌サンプル平面の平坦度を測定し、土壌サンプル平面を、その平面が水平になるまで調整し、それで上蓋11を取り付け、水平テスタ116を使用して上蓋11が水平になるかどうかを測定し、上蓋11が要求された水平を満たした後、変位採取装置27を上蓋11の上表面に取り付ける、土壌サンプル充填というサブステップ1.2)と、
サブステップ1.2)における土壌サンプル充填完了後、冷凍器44の上蓋11から延出される部分には、保温カバー48を取り付け、冷凍器44の内管441は、液体供給管42を介して冷凍機41に連通し、冷凍器の外管442は、液戻り管43を介して冷凍機41に連通し、液体供給管42及び液戻り管43における冷凍器44に近い一端には、手動調整弁46をそれぞれ取り付け、冷凍機41に近い一端には、制御弁45をそれぞれ取り付け、手動調整弁46と制御弁45の間には、流量計47をそれぞれ取り付ける、凍結管を接続するというサブステップ1.3)と、
温度採取素子231を、温度データ線235を介して温度採取手段24のデータ線に接続し、塩分採取素子213を、塩分データ線222を介して塩分採取手段26のデータ線に接続し、水分採取素子214を、水分データ線224を介して水分採取手段25のデータ線に接続する、データ線を接続するというサブステップ1.4)と、
を有する試験準備というステップ1)と、
冷凍機の冷凍設備を起動し、媒体の温度を-30℃までに低下させる、というサブステップ2.1)と、
液体供給管42及び液戻り管43における制御弁45、手動調整弁46をそれぞれ開け、その後冷凍機41のポンプ輸送装置を起動し、流量計47に基づいて手動調整弁46により媒体の流量を制御する、というサブステップ2.2)と、
温度採取手段24、水分採取手段25及び塩分採取手段26を起動し、土壌サンプルの温度、水分及び塩分のデータをそれぞれ自動的に採取し、変位採取装置27を用いて土壌サンプルの凍上率を手動的に採取する、というサブステップ2.3)と、
温度採取手段24によって採取された温度データの値が3回で連続的に同様になると、土壌サンプルは、定常凍結状態になり、媒体のポンプ輸送を停止させる、というサブステップ2.4)と、
冷凍機41の加熱設備を用いて媒体が40℃まで加熱させ且つポンプ輸送し、凍結された土壌サンプルに対して強制解凍を行い、温度採取手段24を用いて解凍状況を監視し、土壌サンプルの温度が0℃以上になると解凍を終了させ、制御弁45を閉じて媒体の循環を停止させ、土壌サンプルが解凍される過程においてサブステップ2.3)を繰り返し、土壌サンプルの温度、水分、塩分、及び凍上率のデータをそれぞれ自動的に採取する、というサブステップ2.5)と、
液体供給管42及び液戻り管43と冷凍器44との間の接続を切断し、油圧シリンダ33によりデータ採取パネル21を押し動かして上に向かって移動させ、よって土壌体を押し動かして上に向かって移動させ、データ採取パネル21が第1リード線孔124にある平面位置に近い位置に押し動かされた時、土壌サンプル容器1における第1リード線孔124が位置する平面より上の土壌サンプルを除去し、その上温度データ線235と温度採取手段24のデータ線との間の接続を切断し、温度採取パネル23を外し、第1リード線孔124をプラスチック螺子126により閉栓し、そして油圧シリンダ33を利用してデータ採取パネル21を土壌サンプル容器1の頂端までに押し続けて、土壌サンプルを全部取り除き、データ採取パネル21の整理を行い、水分採取プロッブ223と塩分採取プロッブ220の検査を行い、検査完了後、油圧シリンダ33を制御することによりデータ採取パネル21を土壌サンプル容器1の底部位置に戻させる、というサブステップ2.6)と、
土壌サンプルを変更し、サブステップ1.2)〜1.4)及びステップ2)を繰り返し、全ての土壌サンプルが全部測定完了するまで、その温度、水分、塩分、及び凍上率のデータの自動採取を行う、というサブステップ2.7)と、
と有する、試験を行うというステップ2)と、
単一試験における同じ時点で取得した同一輪径の温度監視データに対する選別を行い、その他のデータと大きい差異があるデータを取り除き、残りの正確の温度データに対して平均値をその時点でその位置での温度測定データとして求め、同じ平面上の異なる位置の温度の時間に伴う変化規則を、曲線図に作成し、同様な方法で塩分、水分、及び凍上についてもデータ処理を行う、試験データ処理というステップ3)と、
を含む、マルチパラメータ動的採集可能な人工地層凍結の実験装置を用いて人工地層凍結を行う実験方法。データを整理することで、塩漬地層の凍結規則を総括し、塩漬地層凍結方法の施工凍結方案の設計に指導及びアドバイスを提出した。
更に、サブステップ1.2)において、土壌サンプルの土質は、様々な土質であってもよいが、粘土、砂土、及び砂質粘土の中の1種であることが好ましい。粘土、砂土、及び砂質粘土の土質は、近海領域に広い範囲で分布され、近海地層の物理特性を全体的に反映ことができる。土壌サンプルの含水率は、0〜40%(例えば、0%、10%、20%、30%、40%)であり、20〜40%(例えば、20%、25%、30%、35%、40%)であることが好ましい。
土壌サンプルが配置される水溶液の塩分含有量は、1%〜3%(例えば、1%、2%、3%)である。
サブステップ1.3)において、温度採取手段24の測定時間間隔は、10〜60minである。水分採取手段25及び塩分採取手段26の測定時間間隔は、30〜60minである。変位採取装置27のデータ採取時間間隔は、30〜60minである。
ステップ2.6)において、油圧シリンダ33の毎回の推進高さは、5〜20cmである。作業効率を高めるとともに操作の精度を確保するために、毎回の推進高さが10cmであることが好ましい。
以上の記載からわかるように、本発明の上記実施例は、以下のような技術的効果を実現した。
マルチパラメータ動的採取を行う人工地層凍結の実験装置及び実験方法であって、当該実験装置は、土壌サンプル容器と、データ採取システムと、油圧システムと、凍結システムと、を備え、人工地層の土壌サンプルを凍結又は強制解凍でき、凍結過程において土壌サンプルの水分、塩分、温度、及び変位などの複数のパラメーターのデータを動的採取可能であり、近海塩漬地層凍結の試験環境を模擬することができる。
冷凍機41は、媒体の温度を低下又は上昇させ、媒体を液体供給管42を介して冷凍器44にポンプ輸送させるものである。冷凍器44は、土壌サンプルと熱交換を行い、さらに土壌サンプルを凍結又は強制解凍することができる。熱交換の完成した媒体は、液戻り管43を介して冷凍機41に戻り、循環を完成させる。土壌サンプルが凍結又は強制解凍される過程において、土壌サンプルに設けられた水分採取素子214、塩分採取素子213は、及び温度採取素子231は、土壌サンプルの水分、塩分、及び温度のデータを動的採取する。採取されたデータは、それぞれに水分採取手段25、塩分採取手段26、及び温度採取手段24に伝送される。上蓋11の上表面に設けられた変位計271は、土壌サンプルの凍上率のデータを動的採取する。データ採取が完成した後、パソコンにより水分、塩分、温度、及び凍上率のデータの処理を行い、規則に従って曲線図を作成し、塩漬凍土の凍結規則を研究することに用いられ、近海塩漬地層凍結の方案の設計及び施工に参照を提供することができる。
上記の説明は、本発明の好ましい実施例のみであり、本発明を限定するためではない。当業者にとって、本発明は、各種の変更及び変化がある。本発明の精神及び原則内でいかなる修正、同等差し替え、改良等は、いずれも本発明の保護範囲に含まれている。
1 土壌サンプル容器
11 上蓋
111 内層カバープレート
112 外層カバープレート
113 中心孔
114 凸縁
115 第1ボルト
116 水平テスタ
117 第1溝
118 ハンドル
119 第1シールリング
12 筒体
121 外筒
122 内筒
123 補強リブ
124 第1リード線孔
125 第2溝
126 プラスチック螺子
127 第2ボルト
128 耐荷重リング
13 底板
131 第2リード線孔
132 凸台
133 シリンダ槽
134 第1リード線溝
15 第1収容空間
16 第2収容空間
2 データ採取システム
21 データ採取パネル
211 第2リード線溝
212 素子配置孔
213 塩分採取素子
214 水分採取素子
215 上層パネル
216 下層パネル
217 第2シールリング
218 第3リード線孔
219 冷凍器ベース
220 塩分採取プロッブ
221 素子ベース
222 塩分データ線
223 水分採取プロッブ
224 水分データ線
23 温度採取パネル
231 温度採取素子
232 内円環
233 外円環
234 鋼ストランド
235 温度データ線
236 第3リード線溝
237 スプリングワイヤースリーブ
24 温度採取手段
25 水分採取手段
26 塩分採取手段
27 変位採取装置
271 変位計
272 変位装置ベース
273 ノブボルト
274 立柱
275 横梁
3 油圧システム
31 油圧制御装置
32 オイルパイプ
33 油圧シリンダ
4 凍結システム
41 冷凍機
42 液体供給管
43 液戻り管
44 冷凍器
441 内管
442 外管
443 ネジ端部
444 突出円環
45 制御弁
46 手動調整弁
47 流量計
48 保温カバー

Claims (10)

  1. 人工地層の土壌サンプルを凍結又は強制解凍することができる、近海塩漬地層凍結の試験環境を模擬するためのマルチパラメータ動的採取可能な人工地層凍結の実験装置であって、
    土壌サンプル容器と、データ採取システムと、凍結システムと、を備え、
    前記土壌サンプル容器は、上蓋と、筒体と、底板とを有し、前記底板は、前記筒体の底端に固結され、前記上蓋は、前記筒体の頂端に載置され、前記上蓋、前記筒体及び前記底板によりチャンバーが囲まれ、前記上蓋は、上下移動可能であり、前記上蓋には、中心孔が設けられ、前記筒体の側壁には、複数の第1リード線孔が設けられ、
    前記データ採取システムは、データ採取パネルと、水分採取手段と、塩分採取手段と、を有し、前記データ採取パネルは、前記チャンバー内に水平に設けられ、前記チャンバーを第1収容空間と第2収容空間とに画分し、前記第1収容空間は、前記第2収容空間の上方に位置し、前記土壌サンプルを収容することに用いられ、前記データ採取パネルには、複数の塩分採取素子と複数の水分採取素子とが設けられ、前記水分採取手段は、前記水分採取素子により前記土壌サンプルの水分データを動的採取し、前記塩分採取手段は、前記塩分採取素子により前記土壌サンプルの塩分データを動的採取し、前記データ採取パネルは、前記チャンバー内に上下移動可能であり、
    前記凍結システムは、冷凍機と、液体供給管と、液戻り管と、冷凍器と、を有し、前記冷凍器は、前記第1収容空間内に縦方向に設けられ、前記冷凍器の底端が前記データ採取パネルに接続され、前記冷凍器の頂端が前記中心孔を通して前記土壌サンプル容器外に延出し、前記冷凍機は、それぞれに前記液体供給管と前記液戻り管とを介して前記冷凍器の頂端に連接され、低温又は高温媒体を生成してポンプ輸送することに用いられ、前記冷凍機と、前記液体供給管と、前記冷凍器と、前記液戻り管と、前記冷凍機とが順次に連通して前記媒体の循環回路を形成し、前記媒体は、前記土壌サンプルを凍結又は強制解凍するよう、前記冷凍器内に前記土壌サンプルと熱交換を行う、
    ことを特徴とするマルチパラメータ動的採取可能な人工地層凍結の実験装置。
  2. 前記上蓋は、環状構造であり、前記上蓋は、内層カバープレートと外層カバープレートとを組み合せてなり、前記内層カバープレートは、プラスチックの材質であり、前記外層カバープレートは、金属の材質であり、前記外層カバープレートは、前記内層カバープレートの上表面に設けられ、前記内層カバープレートの下表面は、前記土壌サンプルに接触し、
    好ましくは、前記内層カバープレートは、複数の扇形環状内板により接続されてなり、2枚の前記扇形環状内板の接続箇所には、それぞれ上へ延びる凸縁が設けられ、前記凸縁は、外層カバープレートの上方に延び、前記凸縁には、それぞれ複数のボルト穴が設けられ、複数の第1ボルトは、複数の前記ボルト穴を通して複数の前記扇形環状内板を順次に接続し、
    好ましくは、前記外層カバープレートは、複数の扇形環状外板から構成され、複数の前記扇形環状内板の上表面には、それぞれ扇形環状溝が設けられ、複数の前記扇形環状外板は、前記扇形環状溝内に嵌入され、
    好ましくは、前記内層カバープレートは、2枚の前記扇形環状内板から構成され、
    好ましくは、前記内層カバープレートは、ポリ塩化ビニールの材質であり、
    好ましくは、前記外層カバープレートは、アルミニウム合金の材質であり、
    好ましくは、前記扇形環状外板ごとには、それぞれ第1溝が設けられ、前記第1溝内には、ハンドルが設けられ、前記ハンドルと前記扇形環状外板とは、回動可能に接続され、前記第1溝内には、水平テスタがさらに設けられ、
    好ましくは、前記上蓋の外周には、第1シールリングが設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の実験装置。
  3. 前記筒体は、外筒と、前記外筒の内側に設けられる内筒とを備え、前記内筒は、プラスチックの材質であり、前記外筒は、金属の材質であり、前記外筒の外壁には、複数の環状の補強リブが配設され、そのうち1つの前記補強リブには、同一の高さで複数の円形の第2溝が等間隔に設けられ、前記第1リード線孔は、前記第2溝内に設けられ、前記第1リード線孔は、前記補強リブと、前記外筒と、前記内筒とを貫通し、前記第1リード線孔の内壁には、ねじ山が設けられ且つプラスチック螺子が取り付け可能であり、前記内筒の内壁には、縦方向の目盛線が設けられ、前記内筒の内壁には、前記データ採取パネルが載置されるための耐荷重リングが設けられ、
    前記底板には、第2リード線孔が設けられ、前記底板の外縁には、前記筒体に接続されるための複数のねじ穴が設けられ、前記底板には、凸台が設けられ、前記底板の下表面には、前記第2リード線孔を経由する第1リード線溝が設けられ、
    前記筒体の内径は、0.1〜2mであり、深さは、0.5〜2mであり、
    好ましくは、前記筒体の内径は、1mであり、深さは、1mであり、
    好ましくは、3つの前記補強リブは、前記外筒の頂端、底端及び中央部にそれぞれ設けられ、
    好ましくは、前記内筒は、ポリ塩化ビニールの材質であり、
    好ましくは、前記外筒は、アルミニウム合金の材質あり、
    好ましくは、前記筒体底端に設けられる前記補強リブには、複数の縦方向のねじ穴が設けられ、複数の第2ボルトは、複数の前記ねじ穴を通して前記筒体を前記底板に固結する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の実験装置。
  4. 前記データ採取パネルは、上層パネルと下層パネルとから構成され、前記データ採取パネルには、第3リード線孔が設けられ、前記上層パネルの中心位置には、冷凍器ベースが設けられ、前記冷凍器が記冷凍器ベースに接続され、前記上層パネルの外縁には、複数の第2シールリングが設けられ、前記上層パネルには、径方向に沿って複数の第2リード線溝が設けられ、前記第2リード線溝ごとには、複数の素子配置孔が設けられ、前記素子配置孔ごとには、1つの塩分採取素子と1つの水分採取素子が設けられ、
    前記塩分採取素子は、塩分採取プロッブと、素子ベースと、塩分データ線とからなり、前記塩分採取プロッブは、前記土壌サンプルに設けられ、前記素子ベースによって前記素子配置孔内に固設され、前記塩分採取プロッブが前記塩分データ線に接続され、
    前記水分採取素子は、水分採取プロッブと、素子ベースと、水分データ線とからなり、前記水分採取プロッブは、前記土壌サンプルに設けられ、前記素子ベースによって前記素子配置孔内に固設され、前記水分採取プロッブが前記水分データ線に接続され、
    前記塩分データ線と前記水分データ線とは、それぞれ前記第2リード線溝内に設けられ、且つ、前記第3リード線孔、前記第2収容空間及び前記第2リード線孔を順次に通して前記筒体外に引き出され、前記塩分データ線が前記塩分採取手段のデータ線に接続され、前記水分データ線が前記水分採取手段のデータ線に接続され、
    好ましくは、前記第2収容空間内の前記塩分データ線と前記水分データ線とは、それぞれスプリングケ−ブルに設けられ、
    好ましくは、前記上層パネルは、プラスチックの材質であり、前記下層パネルは、金属の材質であり、前記下層パネルは、前記上層パネルにおける下表面の円形溝内に設けられ、
    好ましくは、前記第2シールリングは、2つ設けられ、
    好ましくは、前記上層パネルは、ポリ塩化ビニールの材質であり、
    好ましくは、前記下層パネルは、アルミニウム合金の材質であり、
    好ましくは、前記第2リード線溝ごとには、前記素子配置孔が5つ設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の実験装置。
  5. 前記データ採取システムは、前記第1収容空間の中央部の土壌サンプルに水平に設けられ、内円環、外円環及び複数の鋼ストランドにより構成される温度採取パネルをさらに備え、前記鋼ストランドが前記内円環と前記外円環とにそれぞれ接続され、前記鋼ストランドごとには、複数の温度採取素子が設けられ、前記温度採取素子ごとには、温度データ線が接続され、前記外円環の外縁には、第3リード線溝が設けられ、前記温度データ線が前記第3リード線溝内に設けられ、
    全ての前記温度データ線は、集約された後前記第1リード線孔に入り、且つ前記第1リード線孔を介して温度採取手段のデータ線に接続され、集約された際にスプリングワイヤースリーブが全ての前記温度データ線の外部に配設され、温度採取データ線が前記第1リード線孔を通した後前記温度データ採取手段のデータ線に接続され、前記温度採取手段が前記温度採取素子により前記土壌サンプルの温度データを動的採取し、前記温度採取パネルが前記筒体内に上下移動可能であり、
    好ましくは、前記鋼ストランドは、六本設けられ、放射状に均等分布され、
    好ましくは、前記温度採取素子は、コンスタンタンと銅線とから製作される熱電対である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の実験装置。
  6. 油圧制御装置と、オイルパイプと、油圧シリンダとから構成される油圧システムをさらに備え、前記油圧制御装置は、前記オイルパイプを介して前記油圧シリンダに給油し、複数の前記油圧シリンダは、前記第2収容空間内に設けられ、前記油圧シリンダは、底端が前記底板に接続され、頂端が前記データ採取パネルに当接され、前記油圧制御装置は、前記オイルパイプによって前記油圧シリンダの昇降を制御することができ、前記油圧シリンダの昇降は、前記データ採取パネルの昇降を推し進めることができ、前記油圧シリンダは、多段油圧シリンダであり、
    好ましくは、前記油圧シリンダは、4つ設けられ、
    好ましくは、前記凸台には、複数のシリンダ槽が設けられ、前記油圧シリンダの底端が前記シリンダ槽内にそれぞれ設けられ、
    好ましくは、前記シリンダ槽は、4つ設けられる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の実験装置。
  7. 前記冷凍機は、冷凍設備、加熱設備及びポンプ輸送設備を有し、前記土壌サンプルを凍結又は強制解凍させる機能を実現することができ、
    前記冷凍器の底端には、ネジ端部が設けられ、前記冷凍器は、前記ネジ端部を介して前記冷凍器ベースに螺接され、前記冷凍器の頂端は、前記中心孔を通して前記上蓋外に延び、前記冷凍器は、内管と前記内管の外周に配設される外管とからなるケーシング構造であり、前記外管の外径は、8〜159mmであり、前記内管の外径は、前記外管の外径の √2/2倍であり、前記外管の底端は、封止され、前記内管は、底部が前記外管の底部に連通し、頂端が前記液体供給管に連通し、前記液戻り管は、前記外管の上段の側壁に接続され、前記外管の頂端には、前記外管を閉栓するための突出円環が設けられ、
    前記液体供給管及び前記液戻り管における前記冷凍機に近い一端には、それぞれ前記液体供給管と前記液戻り管との開閉のための制御弁が設けられ、前記液体供給管及び前記液戻り管における前記冷凍器に近い一端には、それぞれ手動調整弁が設けられ、前記液体供給管及び前記液戻り管には、それぞれ流量計が設けられ、前記冷凍器の前記上蓋外に延出する部分には、保温カバーが設けられ、
    好ましくは、前記上蓋の移動に適応するために前記保温カバーは、変形可能であり、
    好ましくは、前記媒体は、アルコールであり、
    好ましくは、前記内管と前記外管とは、赤銅パイプの材質であり、
    好ましくは、前記冷凍器の外径は、80mmである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の実験装置。
  8. 変位採取装置をさらに備え、2つの前記変位採取装置は、前記土壌サンプルを凍結させている過程における前記上蓋の変位量を採取するように、前記上蓋の上表面に設けられ、前記変位採取装置は、変位計と、横梁と、立柱と、変位装置ベースとから構成され、前記立柱は、前記変位装置ベースによって前記筒体の頂端に設けられ、前記横梁は、前記上蓋と平行に設けられ、前記横梁の一端は、前記立柱に配設されてノブボルトにより固定され、前記横梁は、前記立柱に沿って上下移動可能であり、前記変位計は、前記上蓋の上表面に立設され、前記変位計の底端は、前記上蓋の上表面に当接され、前記変位計は、ノブボルトによって前記横梁の他端に固設される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の実験装置。
  9. 水準器を用いて土壌サンプル容器の設置場所について検出を行って、土壌サンプル容器が水平の地面に置かれることを確保し、上蓋を外し、油圧システムの油圧制御装置を起動し、油圧シリンダがデータ採取パネルを推進して上昇させることによってデータ採取パネルを土壌サンプル容器の頂端に上昇させ、且つデータ採取パネルに設けられる水分採取プロッブ及び塩分採取プロッブを検査し、検査完了後、油圧シリンダへの制御によってデータ採取パネルを土壌サンプル容器の底部位置に戻させ、冷凍器をデータ採取パネルの冷凍器ベースに取り付ける、試験設備を装着して検査するというサブステップ1.1)と、
    サブステップ1.1)の装着と検査が完了後、土壌サンプルを土壌サンプル容器に層ごとに充填させ、土壌サンプルが土壌サンプル容器の第1リード線孔と平行に充填された時に、水準器を用いて土壌サンプルが充填された平面の平坦度を測定し、土壌サンプル充填を、その平面が水平になるまで調整し、その後温度採取パネルを土壌サンプル容器内に取り付け、温度データ線を第1リード線孔から引き出し、その上第1リード線孔の隙間を密封させ、内筒上の目盛線を介して充填された土壌サンプルの高さを制御し、上蓋の下表面にある位置まで土壌サンプル充填を続け、水準器を用いて土壌サンプル平面の平坦度を測定し、土壌サンプル平面を、その平面が水平になるまで調整し、それで上蓋を取り付け、水平テスタを使用して上蓋が水平になるかどうかを測定し、上蓋が要求された水平を満たした後、変位採取装置を上蓋の上表面に取り付ける、土壌サンプル充填というサブステップ1.2)と、
    サブステップ1.2)における土壌サンプル充填完了後、冷凍器の上蓋から延出される部分には、保温カバーを取り付け、冷凍器の内管は、液体供給管を介して冷凍機に連通し、冷凍器の外管は、液戻り管を介して冷凍機に連通し、液体供給管及び液戻り管における冷凍器に近い一端には、手動調整弁をそれぞれ取り付け、冷凍機に近い一端には、制御弁をそれぞれ取り付け、手動調整弁と制御弁の間には、流量計をそれぞれ取り付ける、凍結管を接続するというサブステップ1.3)と、
    温度採取素子を、温度データ線を介して温度採取手段のデータ線に接続し、塩分採取素子を、塩分データ線を介して塩分採取手段のデータ線に接続し、水分採取素子を、水分データ線を介して水分採取手段のデータ線に接続する、データ採取システムを接続するというサブステップ1.4)と、
    を有する試験準備というステップ1)と、
    冷凍機の冷凍設備を起動し、媒体の温度を-30℃までに低下させる、というサブステップ2.1)と、
    液体供給管及び液戻り管における制御弁、手動調整弁をそれぞれ開け、その後冷凍機のポンプ輸送装置を起動し、流量計に基づいて手動調整弁により媒体の流量を制御する、というサブステップ2.2)と、
    温度採取手段、水分採取手段及び塩分採取手段を起動し、土壌サンプルの温度、水分及び塩分のデータをそれぞれ自動採取し、変位採取装置を用いて土壌サンプルの凍上率を手動採取する、というサブステップ2.3)と、
    温度採取手段によって採取された温度データの値は、3回で連続的に同様になると、土壌サンプルは、定常凍結状態になり、媒体をポンプ輸送することを停止させ、データ採取システムを停止する、というサブステップ2.4)と、
    冷凍機の加熱設備を用いて媒体が40℃まで加熱させ且つポンプ輸送し、凍結された土壌サンプルに対して強制解凍を行い、温度採取手段を用いて解凍状況を監視し、土壌サンプルの温度が0℃以上になると解凍を終了させ、制御弁を閉じて媒体の循環を停止させ、土壌サンプルが解凍される過程においてサブステップ2.3)を繰り返し、土壌サンプルの温度、水分、塩分、及び凍上率のデータをそれぞれ自動採取する、というサブステップ2.5)と、
    液体供給管及び液戻り管と冷凍器との間の接続を切断し、油圧シリンダによりデータ採取パネルを押し動かして上に向かって移動させ、よって土壌体を押し動かして上に向かって移動させ、データ採取パネルが第1リード線孔にある平面位置に近い位置に押し動かされた時、土壌サンプル容器における第1リード線孔が位置する平面より上の土壌サンプルを除去し、その上温度データ線と温度採取手段のデータ線との間の接続を切断し、温度採取パネルを外し、第1リード線孔をプラスチック螺子により閉栓し、そして油圧シリンダを利用してデータ採取パネルを土壌サンプル容器の頂端までに押し続けて、土壌サンプルを全部取り除き、データ採取パネルの整理を行い、水分採取プロッブと塩分採取プロッブの検査を行い、検査完了後、油圧シリンダを制御することによりデータ採取パネルを土壌サンプル容器の底部位置に戻させる、というサブステップ2.6)と、
    土壌サンプルを変更し、サブステップ1.2)〜1.4)及びステップ2)を繰り返し、別の土壌サンプルに対して試験を行い、その温度、水分、塩分、及び凍上率のデータの自動採取を行う、というサブステップ2.7)と、
    と有する、試験を行うというステップ2)と、
    単一試験における同じ時点で取得した同一輪径の温度監視データに対する選別を行い、その他のデータと大きい差異があるデータを取り除き、正確のデータに対して平均値をその時点でその位置での温度測定データとして求め、同じ平面上の異なる位置の温度の時間に伴う変化規則を、曲線図に作成し、同様な方法で塩分、水分、及び凍上についてもデータ処理を行う、試験データ処理というステップ3)と、
    を含む、
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の実験装置を用いてマルチパラメータ動的採取を行うことを特徴とする人工地層凍結の実験方法。
  10. 前記サブステップ1.2)において、前記土壌サンプルの土質は、粘土と、砂土と、砂質粘土との中の1つであり、前記土壌サンプルの含水率は、0〜40%であり、好ましくは、20-40%であり、
    前記サブステップ1.2)において、前記土壌サンプルを調製するための水溶液の塩分含有量は、1%〜3%であり、
    前記サブステップ1.3)において、温度採取手段の測定時間間隔は、10〜60minであり、水分採取手段及び塩分採取手段の測定時間間隔は、30〜60minであり、変位採取装置のデータ採取時間間隔は、30〜60minであり、
    前記サブステップ2.6)において、油圧シリンダの毎回の押動かし高さは、5〜20cmである、
    ことを特徴とする請求項9に記載の実験方法。
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