JP2020508854A - 化合物の加水分解のための方法および装置 - Google Patents

化合物の加水分解のための方法および装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020508854A
JP2020508854A JP2019543782A JP2019543782A JP2020508854A JP 2020508854 A JP2020508854 A JP 2020508854A JP 2019543782 A JP2019543782 A JP 2019543782A JP 2019543782 A JP2019543782 A JP 2019543782A JP 2020508854 A JP2020508854 A JP 2020508854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
section
water
compound
carrying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019543782A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6915071B2 (ja
Inventor
クローゼ,ゲラン
ホフマン,アルベルト
マイヤー,ヘレーネ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wacker Chemie AG
Original Assignee
Wacker Chemie AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wacker Chemie AG filed Critical Wacker Chemie AG
Publication of JP2020508854A publication Critical patent/JP2020508854A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6915071B2 publication Critical patent/JP6915071B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J19/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J19/26Nozzle-type reactors, i.e. the distribution of the initial reactants within the reactor is effected by their introduction or injection through nozzles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J19/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J19/24Stationary reactors without moving elements inside
    • B01J19/2415Tubular reactors
    • B01J19/244Concentric tubes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J19/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J19/0006Controlling or regulating processes
    • B01J19/002Avoiding undesirable reactions or side-effects, e.g. avoiding explosions, or improving the yield by suppressing side-reactions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J4/00Feed or outlet devices; Feed or outlet control devices
    • B01J4/001Feed or outlet devices as such, e.g. feeding tubes
    • B01J4/002Nozzle-type elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2219/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J2219/00049Controlling or regulating processes
    • B01J2219/00245Avoiding undesirable reactions or side-effects
    • B01J2219/00252Formation of deposits other than coke
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2219/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J2219/24Stationary reactors without moving elements inside
    • B01J2219/2401Reactors comprising multiple separate flow channels

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Silicon Compounds (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

本発明の主題は、少なくとも1つの化合物の加水分解のための装置である。装置は、直径Dmaxと、中央管と、中央管を同軸に取り囲む外側管と、を有する第1の円筒形セクションと、直径DAを有する出口と、第2のセクションであって、および出口に向かってテーパー状となっており且つ管がそれに対して開いている第2のセクションと、を含む。第2のセクションは、装置の長手軸ALに沿った断面において、互いに接線方向に合わさる2つの半径R1およびR2により記述される輪郭を有し、0.2<R1/DA<4.0および0.3<R2/DA<5.0である。本発明はまた、少なくとも1つの化合物の加水分解のための方法に関する。方法において、水を少なくとも外側管を通じて運ぶために、ならびに加水分解されるべき化合物を中央管および/または少なくとも1つの中間管を通じて運ぶために、ならびにそれらを第2のセクションにおいて少なくとも部分的に互いに混合するために、装置が使用される。化合物および水は液体形態である。

Description

本発明は、化合物を加水分解するための装置および方法に関する。
例えばポリシリコンの製造において発生する反応生成物は、一般に、水素、クロロシランおよび塩化水素を含有する。これらは、特に湿り空気中で、高度に腐食性の作用を有することがあり、追加的に、高分子ケイ素−塩化水素化合物の割合により自発的に可燃性なことがある。したがって、オフガスには、通常、有害成分を反応させて無害なまたは有害性の低い成分に変換させる処理を施す。そのような処理は、例えば、水との反応により化学的化合物を解離させる加水分解ステップを包含し得る。クロロシランは、水での処理により除去して、例えば、それらの加水分解生成物(例えば、RSi(OH))を形成させ、分離することができる。
特に、塩化水素および金属シリコンからのポリシリコンの製造のための出発材料として働くトリクロロシラン(TCS)の製造において、沸点範囲が基本的に約40〜160℃であるクロロシリコン化合物を含む画分が通常形成される。この画分は、高沸点物質または、高沸点物質混合物と一般に称され、クロロジシラン、クロロジシロキサン、金属塩化物、ドーパント、そしてまたトリクロロシランおよびテトラクロロシランを含み得る。記載した化合物の一部は、類似の沸点を有し得るので、蒸留によるそのような高沸点物質の分離は、一般に、大きい支出と関連付けられる。このため、高沸点物質は、他のクロロシランから分離され、その後に、通常、加水分解により反応させられる。
ドイツ特許出願公開第2820617号明細書には、例えば、下方向に円錐形のテーパー状になっている管(液体サイクロン)において高沸点物質混合物の加水分解が実行される方法が開示されている。高沸点物質混合物は、クロロシランを含む。水が液体サイクロンの上部において上から接線方向に供給され、その結果として、水の回転する円錐が形成される。液体状の高沸点物質混合物が、これもまた液体サイクロンの上部において、2液体または2チャンネルノズルを通じて不活性キャリアガスと共に水の円錐中にスプレーされる。水の大きい表面積およびスプレージェットの形態の高沸点物質混合物の微細分散により迅速かつ均一な反応を確実にすることができる。
しかしながら、そのような方法の場合、加水分解プロセスに対する妨害が起こり得る。これらの妨害は、特に、2液体ノズルおよびコニカルチューブの領域中の固体またはゲル状シリカの形態の閉塞物および堆積物の結果として起こり得る。微細に分散された(噴霧された)高沸点物質の水蒸気との接触の結果として、特にノズルに近い領域中で、閉塞が起こり得る。洗浄作業を頻繁に実行する必要があり、これは、より低いプラント可用性、したがってより高い製造コストを結果としてもたらす。上記の例による液体サイクロンには、平均で1日当たり1回の洗浄を施す必要があることが、しごく普通であり得る。
国際公開第2009/037923号パンフレットには、加水分解されるべき化合物が燃焼空間中で3液体または3チャンネルノズルにより水および不活性キャリアガスと混合される蒸気相加水分解用の装置が記載されている。化合物の混合およびしたがって加水分解は、主にノズル出口において起こる。
しかしながら、ノズルの下流の領域中の再循環ゾーン(乱流)の発生が、記載された装置において起こり得る。低流速のこれらのゾーンにおいて、形成された加水分解生成物がもはや確実に運び出されないので、堆積物が該ゾーンにおいて優先的に生じる。さらには、加水分解は、850〜1100℃の温度範囲において実行される。この温度範囲での装置の作動は相当な工学的支出(特に、冷却および加熱)を必要とする。
ドイツ特許出願公開第2820617号明細書 国際公開第2009/037923号
したがって、先行技術で公知の欠点が起こらない、化合物を加水分解するための保守不要の装置を提供することが本発明の目的である。また、加水分解は、材料に対する要求が比較的低い温度範囲において起こるべきである。
この目的は、請求項1の特徴を有する装置により、および請求項10の特徴を有する方法により達成される。
少なくとも1つの化合物を加水分解するための本発明の装置は、好ましくは、第1の円筒形セクションおよび第2のテーパー状セクション、そしてまた少なくとも2つのチャンネル、すなわち、中央チャンネルおよび外側チャンネルを含むノズルまたは排出装置である。長手軸Aは、好ましくは、中央チャンネルの中心を通り、好ましくはまた、出口の中心を通る。外側チャンネルは、中央チャンネルを同軸に取り囲む。原理的に、液体または気体形態のあらゆる媒体を、各チャンネルを通して運ぶことができる。したがって、装置はまた、例えば、多流体または多成分ノズルと称することができる。
好ましい実施形態では、装置の第2のセクションは、出口の直径Dに対する半径R1およびR2の比が0.8<R1/D<2.0および1.0<R2/D<3.0として定義される、互いに接線方向につながる2つの半径R1およびR2により表される長手軸Aに沿った断面の輪郭を有する。
第2のセクションの輪郭は、装置の内部における中空体積の外壁である。装置は、加水分解に関与する媒体の徹底的な混合が起こる混合ゾーンも含む。半径R2により描写される輪郭サブセクションは、軸Aに対して好ましくは平行な、直線で輪郭中に延びる第1のセクションにおける外側チャンネルの壁に、特に接線方向に隣接する。半径R1により記述される輪郭サブセクションは、直径Dを有する出口に、特に接線方向に、隣接する。
第2のセクションの輪郭の本発明による構成は、装置の作動中に、中空体積の外壁の領域において再循環ゾーン、逆流ゾーンおよびデッドゾーンの発生を防止することが見出されている。加水分解されるべき化合物および加水分解生成物の両方の外壁との長期の接触は、このようにして防止される。外壁上の堆積物の形成は、短い接触時間および高い流速により外壁のすぐ近くにおいて防止される。洗浄目的のために装置の作動を中止することが不必要となるので、これは、長時間の稼働を確実にする。
本発明の装置の特定の幾何学的構成は、加水分解に関与する成分が混合され且つ外壁から充分な距離に位置する最小サイズの混合ゾーンの形成に繋がる。さらには、特に加水分解生成物の、堆積物の形成を促進する再循環ゾーン、逆流ゾーンおよびデッドゾーンが起こらない。
さらなる実施形態では、装置は、外側チャンネルと中央チャンネルとの間に位置しかつ中央チャンネルを同軸に取り囲む少なくとも1つのさらなる中間チャンネルを含む。装置は、好ましくは8つ、特に好ましくは4つ、特には2つの、さらなる中間チャンネルを含む。装置は、特に好ましくは、合計で3つのチャンネル、すなわち、1つのさらなる中間チャンネルを有する装置である。
チャンネルは、好ましくは、互いに接線方向につながる半径R1およびR2のおおよそ変曲点の高さにおいて少なくとも部分的に装置の第2のセクションに開いている。ここで、「少なくとも部分的に」は、必ずしも全てのチャンネルがこの点の高さにおいて第2のセクションに開いてはいないことを意味する。少なくとも中央チャンネルは、好ましくは、変曲点の高さにおいて第2のセクションに開いている。さらには、半径R2により記述される輪郭サブセクション上にある点の高さにおいてチャンネルが第2のセクションに開いていることが好ましい。
出口と、特に変曲点にある、チャンネルが第2のセクションに開いている点との間で、加水分解されるべき化合物の水との徹底的な混合が始まる混合ゾーンが画定され得る。混合ゾーンの外壁と加水分解されるべき化合物または加水分解生成物との接触はこの構成によりおおかた回避されることが見出された。さらには、混合ゾーンの内部領域、特に軸に近い領域における特に激しい混合がこのようにして実現される。
第1のセクションが装置の先細りの第2のセクションに合わさる高さにおいて第2のセクションに開いている少なくとも1つのチャンネルを提供することができる。この変化する高さにおいて、外側チャンネルが、第2のセクションに開いていることが好ましい。
さらなる実施形態では、チャンネルは、第2のセクションへの入口まで一定のまたは減少していく流れ断面積を有する。装置の様々なチャンネルはまた、この特性に関して異なる構成を有し得る。外側チャンネルの流れ断面積は、好ましくは、入口断面積のサイズの10〜60%、好ましくは20〜50%、特に30〜45%に対応するサイズまで減少する。40%が特に好ましい。
装置のチャンネルは、原理的に、同じまたは異なる流れ断面積を有し得る。特に、外側チャンネルおよび/または少なくとも1つの中間チャンネルの流れ断面積は、中央チャンネルの流れ断面積より大きいものであり得る。
外側チャンネルの(第2のセクションへの外側チャンネルの入口における)出口における流れ断面積Aouterと出口の流れ断面積Aとの比は、好ましくは0.3<Aouter/A<20、特に好ましくは1.0<Aouter/A<10、特には2.0<Aouter/A<8.0である。
さらなる実施形態では、第1の円筒形セクションの直径Dmaxとノズル出口の直径Dとの比は、1<Dmax/D<8、好ましくは1.5<Dmax/D<6、特に好ましくは2<Dmax/D<5として定義される。
0<l/D<100、好ましくは3<l/D<40、特に好ましくは5<l/D<20の長さlを有する第3の円筒形セクションが、好ましくは、出口の下流に配置される。これは特に、その内径が好ましくは出口の直径Dに対応する管またはホースである。
第3の円筒形セクションにより、特に、加水分解中に放出されたあらゆる反応熱を運び去ることを確実にすることができる。したがって、第3のセクションは、好ましくは、耐熱性材料、例えばステンレス鋼から作られる。
加水分解は、好ましくは、最高で200℃までの温度範囲において行われる。
装置は、1部品により作られていてもよく、または複数の部品から作られていてもよい。特に管の形態の、第3の円筒形セクションは、好ましくは、例えば、ネジ止め、接着またはクランプで、第2のセクションに取外し可能に連結される。特に、装置は、第1のセクションおよび第2のセクションを含み、かつ好ましくは第3のセクションを含む管に取外し可能に連結されたノズルであり得る。
さらなる実施形態では、堆積物を除去するために軸Aに沿って動くことができるパンチング装置が中央チャンネル中に配置される。出口の方向にパンチング装置を動かすことにより、この領域中で堆積物を機械的に除去することができる。パンチング装置は、手動で、または例えば電気モーターにより特定の時間後に自動的に動かすことができる。パンチング装置は、好ましくは円筒形であり、かつ好ましくは、中央チャンネルの流れ断面積より小さい断面積を有する。このようにして、パンチング装置が出口の方向に動いている時でも、液体は、装置の作動中に中央チャンネルを通過し続けることができる。それにより、洗浄目的のために装置のスイッチを切ることが不必要となる。
しかしながら、パンチング装置は、引き戻り状態(通常の作動)において中央チャンネルの流れ断面積を減少させないように配置されることが好ましい。これは、例えば、中央チャンネルが(チャンネルの出口の方向に)パンチング装置の上流に配置された側部の液体入口を有することにより確実にすることができる。
本発明のさらなる態様は、少なくとも1つの化合物を加水分解する方法であって、記載された装置により水が少なくとも外側チャンネルを通じて運ばれ、かつ加水分解されるべき化合物が中央チャンネルおよび/または少なくとも1つの中間チャンネルを通じて運ばれ、かつ、これらが第2のセクションにおいて互いに少なくとも部分的に混合される、方法を提供する。化合物および水は、それぞれの場合において、液体として存在する。
装置を使用する化合物の加水分解は、加水分解に関与する全ての成分が排他的に液体状態で互いに混合される場合に特に効果的であることが見出された。成分の混合を通じて、通常、少なくとも1つの成分の微粒化の効果がもたらされる。さらには、混合されるべき成分に、一般に加水分解に関与しない気体を加えることが通常である。次に、混合が気泡流の形成と共に起こる。特に、追加の気体の導入は、装置に関して支出の増加と関連付けられ得る。この支出は、本発明の場合に不要になる。微粒化のさらなる欠点は、比較的大きい混合ゾーンが形成されることである。上記の通り、本発明の方法において形成される混合ゾーンは、最小サイズである。
第2のセクションの輪郭に沿った水の被覆が、中央チャンネルを同軸に取り囲む外側チャンネルを通じて、水で供給することにより特に有利なことに生成される。この水の被覆は、加水分解生成物の壁との接触を最小まで低減させかつ形成されるあらゆる堆積物を直ちに流し去る。換言すれば、水の被覆は、形成されている混合ゾーンを取り囲み、かつ第2のセクションの中空体積の外壁から、加水分解生成物を本質的に分離させる。
この方法は、原理的に、あらゆる種類の加水分解可能な化合物かつ/または水溶性の化合物の処理のために好適である。供給導管または排出導管中の堆積物に繋がり、したがって閉塞に繋がり得る、固体が水との反応中に形成される場合に、化合物にとって、特に、この方法は好適である。
液体として存在する化合物はまた、特に、エマルションおよび/または懸濁液の形態であり得る。
化合物は、好ましくは、ハロシラン(例えば、テトラクロロシラン)、シロキサン(例えば、ヘキサクロロシラン、ペンタクロロシラン)およびこれらの混合物からなる群から選択される。
ガス相から半導体、特にポリシリコンを製造するための工程からの反応生成物の処理において、特に有利に、この方法は使用することができる。それはまた、有機および無機化学における反応性の高い蒸留残留物の破壊のために有利に用いることができる。
好ましい実施形態では、加水分解されるべき化合物を運ぶチャンネルは、少なくとも、水を運ぶチャンネルにより挟まれている。
これにより、特に、1つより多くの中間チャンネルを有する装置の実施形態の場合に、加水分解されるべき化合物が、チャンネルから出た直後に水と境界面を形成し、その結果として、特に良好な混合が混合ゾーンにおいて起こることが確実になる。
化合物を運ぶチャンネルおよび水を運ぶチャンネルは交互の順序で配置されることが特に好ましい。この構成は、複数の加水分解されるべき化合物がある場合に特に有利であり得る。装置のチャンネルを通じた水および加水分解されるべき化合物の交互の導入は、混合ゾーンにおける特に迅速な混合に繋がる。
加水分解されるべき化合物および水は、好ましくは、異なる流速でチャンネルを通って運ばれる。流速の決定は、好ましくはオリフィスプレート測定により、特に好ましくはコリオリ質量流量測定機により、質量流量測定を介して実行されることが好ましい。流速は以下の式により質量流量から決定することができる。
Figure 2020508854
は、流れ方向に垂直な各々のチャンネルの断面積である。ρは、各々のチャンネル中の媒体の密度であり、これは、既知の入口温度および媒体の組成に基づいて算出することができる。
異なる流速の結果として、個々のチャンネル間の流速勾配を有する流速プロファイル(流出速度プロファイル)が、第2のセクションに開いているチャンネルからの成分の出口において生成される。これにより、水と加水分解されるべき化合物との各々の境界面において激しいせん断力が結果としてもたらされ、それにより、成分の激しい乱流の混合がもたらされる。
好ましい実施形態では、1つが化合物を平均流出速度Vで運びかつ1つが水を平均流出速度VH2Oで運ぶ2つの隣接するチャンネルのVとVH2Oとの差の絶対値は、
0m/s<|V−VH2O|<200m/s、好ましくは
2m/s<|V−VH2O|<100m/s、特に好ましくは
5m/s<|V−VH2O|<50m/s
として定義される。
流出速度の決定は、上記の通り、好ましくは基礎としてチャンネル軸に平行に延びる流れ方向に垂直なチャンネルの出口における断面を使用して、質量流量測定により実行されることが好ましい。
全ての隣接するチャンネルの間でチャンネルを離れる成分の平均流出速度の間に差異があることが好ましい。
さらなる実施形態では、水は、0.5m/sより大きい、好ましくは2m/sより大きい、特に好ましくは4m/sより大きい平均流出速度Vouterで外側チャンネルを離れる。水が外側チャンネルを離れる平均流出速度は、中空体積の外壁の近くにおいて高い流速を生じさせる。これらの流速はまた、特に、第3のセクションの内壁の領域において続くことができる。したがって、形成される加水分解生成物のあらゆる堆積物は、流し出される。出口および第3のセクションの閉塞がこのようにして防止され、装置の稼働時間が増加する。
化合物を運ぶチャンネルが質量流量
Figure 2020508854
を有しかつ水を運ぶチャンネルが質量流量
Figure 2020508854
を有し、化合物を運ぶ全てのチャンネルの質量流量の和
Figure 2020508854
と水を運ぶ全てのチャンネルの質量流量の和
Figure 2020508854
との比が、
Figure 2020508854
好ましくは、
Figure 2020508854
特に好ましくは、
Figure 2020508854
として定義されるものであることが好ましい。
特に強発熱反応の場合、過剰な水により混合ゾーンにおける100℃未満の最高温度を確実にすることができる。したがって、特に高温の反応生成物の複雑な取扱いが必要でない。
本発明の利点は、以下の通りに要約することができる。
第2のセクションの領域および第3のセクションの領域の両方において堆積物が回避される。これにより、本発明の装置の稼働時間は、先行技術で公知の加水分解装置と比較して少なくとも5倍増加する。洗浄の必要性が大幅に低減される。液体サイクロンは、通常、1日当たり1回洗浄する必要がある。対照的に、本発明の装置は、1週当たり1回以下の洗浄を必要とする。特に装置の第2のセクションの幾何学的構成と組み合わさった加水分解に関与する全ての成分の単相追加、および該方法による成分の導入は、均質な混合を伴う最小サイズの混合ゾーンの形成を結果としてもたらす。本発明の目的のために、「単相」は、液体形態での全ての成分の追加を意味する。小型の混合ゾーンにより、以前に使用されていた液体サイクロンと比較して高沸点物質のスループットを有意に増加させることができる。
図1は、本発明の方法を実行するための装置の断面図を示す。 本発明の方法の間の液体の平均流出速度の速度プロファイルを示す。 本発明の方法の間の液体の平均流出速度の速度プロファイルを示す。
図1は、長手軸Aに沿った本発明の装置10の図式的な断面の描写を示す。
装置10は、直径Dmaxを有する第1の円筒形セクション12、第2のテーパー状セクション14および長さlを有する第3の円筒形セクション16を含む。装置10は、中央チャンネル18、中央チャンネル18を同軸に取り囲む外側チャンネル20および中央チャンネルを同軸に取り囲む中間チャンネル22をさらに含む。第1のセクション12および第2のセクション14は、直径Dを有する出口24を有するノズルの構成要素である。その全体が描写されていない第3のセクション16は反応管、例えばステンレス鋼から作られた管であり、この管は、出口24に隣接しており、出口24と同じ高さである。この管の内部体積17は、同じ直径Dを有する。比l/Dは、10である。比Dmax/Dは、3である。
第2のセクション14には、チャンネル18、20、22が開いており、第2のセクション14は、出口24からチャンネル18、20、22の好ましくは円形の開口面26に延びる中空体積15を含む。第2のセクション14は、点Aと点Bとの間に延びる輪郭28により画定され、互いに接線方向につながる2つの半径R1およびR2により記述することができる。Pは、2つの半径R1、R2が互いにつながる変曲点を画定する。輪郭28は、断面において、中空体積15の境界を定める壁27である。壁27は、点Bと点P’との間の輪郭セクションにより表され、P’は、輪郭28との開口面26の交差点である。点P’と点Aとの間の外側チャンネル20の壁21の部分は、輪郭28のさらなるセクションを形成する。比R1/Dは、1であり、比R2/Dは、2である。
好ましくはその前端部に向いたパンチング装置19が中央チャンネル18に配置されている。パンチング装置は、少なくとも出口24まで軸Aに沿って動くことができ、特に中空体積15および出口24の領域において、装置10の作動中に起こり得る堆積物を除去する働きをする。パンチング装置19の寸法は、液体が中央チャンネル18を通じて流れることができるようなものである。
例1
ポリシリコンの製造において形成されるクロロシラン(典型的に、テトラクロロシラン、ジシランおよびジシロキサンの混合物)には、図1に図式的に描写される装置10を使用して水による加水分解を施した。クロロシランおよび水の両方を約1〜3絶対バールの圧力下20〜30℃の温度範囲内の装置に液体として供給した。ここで、水は外側チャンネル20および中間チャンネル22を通じて運ばれ、クロロシランは、中央チャンネル18を通じて運ばれた。
図2は、液体が中空体積15に入る開口面26の位置における液体の流出速度の速度プロファイルを示す(図1を参照)。図1に基づく円形の開口面26の半径rを縦座標にプロットしている。流出速度vを横座標にプロットしている。ゾーンIII(クロロシランストリーム)は、中央チャンネル18の流速を示し、ゾーンIIおよびゾーンI(水ストリーム)は、それぞれ中間チャンネル22および外側チャンネル20の流出速度に対応する。
ゾーンIIIにおけるクロロシランストリームは、最高の平均速度(40m/s)を有し、これに隣接するゾーンIIにおける水ストリームは、最低の平均速度(2m/s)を有する。この差異により、2つのストリームの境界面において激しいせん断力が生じ、その結果として、チャンネルを離れた直後に徹底的な混合が起こる。特に良好な混合は、出口24の領域において完結する加水分解を結果としてもたらす。このようにして、冷却のために働く反応管は、短いままであることができ、それにより材料の節約に繋がる。
ゾーンIIからの水ストリームより高い速度(4m/s)を有する外側チャンネル20(ゾーンI)からの水ストリームは、特に、ゾーンIIからの水およびゾーンIIIからのクロロシランが混合する、形成された混合ゾーンを最初に囲う。これにより、加水分解生成物が壁27と接触できることが防止される。したがって、堆積物の形成が概ね回避される。次に、特別に構成された輪郭28との組合せで、壁27に沿った水の高速流が生成され、それにより壁27上に形成されたあらゆる堆積物が流し出される。装置の稼働時間は、有意に増加する。これまでに使用されてきた液体サイクロンと比較して、稼働時間を7倍、約200時間まで増加させることができた。クロロシランのスループットを3倍、600l/hまで増加させることができた。
例2
ポリシリコンの製造において典型的に形成されるクロロシランを、図1に示される装置を使用して水による加水分解に供した。反応条件は、例1におけるものと同一であった。
しかしながら、図3にしたがって、例1とは対照的に、クロロシランを10m/sの最大平均流出速度で中間チャンネル22(ゾーンII)を通じて運んだ。クロロシランストリームは、2つの水ストリーム(ゾーンIおよびゾーンIII)により挟まれており、中央チャンネル18の水ストリームは、2m/sの最低の流出速度を有した。ここでもまた、大きい速度差は、水ストリーム(ゾーンIII)とのクロロシランの激しい混合をもたらした。高沸点物質ストリーム(ゾーンII)は、両側を水により挟まれているので、より多量のクロロシランが反応することができた。以前に使用されていた液体サイクロンと比較して、稼働時間を5倍、143時間まで増加させることができた。クロロシランのスループットを6倍、1200l/hまで増加させることができた。
図3に示す実施形態は、堆積物の形成に関して問題がより小さい化合物を加水分解するために特に好適である。この実施形態において形成される特に大きい混合ゾーンの結果として、非常に迅速な加水分解反応を達成することが可能であり、したがって反応管の形態の第3のセクション16が不要になり得る。
例3
ポリシリコンの製造において典型的に形成されるクロロシランには、図1に示される装置を使用して水による加水分解を施した。反応条件は、例1におけるものと同一であった。
クロロシランは、8m/sの平均流出速度で中央チャンネル18(ゾーンIII)を通じて運ばれた。水は、35m/sの流出速度で中間チャンネル22(ゾーンII)を通じて、および3m/sの流出速度で外側チャンネル20(ゾーンI)を通じて運ばれた。速度プロファイルは、図3に示されるものに本質的に対応した。ゾーンIIIとゾーンIIとの間の大きい速度差により、中空体積15の領域において激しい混合が起こり、形成される反応生成物は、外側チャンネル20における水ストリームにより壁27から離れた状態を保たれる。以前に使用されていた液体サイクロンと比較して、稼働時間を10倍、約290時間まで増加させることができた。クロロシランのスループットは、200l/hであり、したがって以前に使用されていた液体サイクロンにおける値であった。
この実施形態は、その加水分解生成物が堆積物を形成させる増加した傾向を有する高沸点物質混合物を加水分解するために特に好適である。ここで、特に、比較的高濃度の金属塩化物、例えばAlClまたはTiClを有する媒体に言及することができる。
例4
ポリシリコンの製造において典型的に形成されるクロロシランには、図1に示される装置を使用して水による加水分解を施した。反応条件は例1におけるものと同一であった。
クロロシランは、2m/sの平均流出速度で中間チャンネル22(ゾーンII)を通じて運ばれた。クロロシランストリームは、2つの水ストリーム(ゾーンIおよびゾーンIII)により挟まれており、中央チャンネル18における水ストリームは50m/sの最高の流出速度を有した。ここでの速度プロファイルは、図2に示されるものに本質的に対応する。混合に関して、例2について言及したものを参照することができる。以前に使用されていた液体サイクロンと比較して、稼働時間を8倍、約220時間まで増加させることができた。クロロシランのスループットを3倍、600l/hまで増加させることができた。
この実施形態は、その加水分解生成物が堆積物を形成させる非常に高い傾向を有する高沸点物質混合物を加水分解するために特に好適である。ここでもまた、特に、比較的高濃度の金属塩化物、例えばAlClまたはTiClを有する媒体に言及することができる。さらには、この実施形態は、放出される熱を過剰な水により迅速に除去できるので、強発熱性加水分解反応のために特に好適である。
比較例
ポリシリコンの製造において典型的に形成されるクロロシランには、液体サイクロンを使用して水による加水分解を施した。作動の様式およびサイクロンの構築は、ドイツ特許出願公開第2820617号明細書から公知である。
ハロシランを不活性ガス、例えば窒素の補助によりフリーハンギング2液体ノズルを通じてサイクロン中にスプレーする。サイクロンの上端部における水の接線方向の追加により、ハロシラン混合物は、水と接触する。高沸点物質と水との反応は、発熱反応であるので、導入される水は、部分的に蒸発する。上昇する水蒸気は2液体ノズルを湿らせ、その結果として、2液体ノズルの閉塞に繋がり得る閉塞物が、定期的に生じる。サイクロンの湿った表面積および水の体積ストリームの大きい比により、反応物は、完全には洗い流されない(低い流速)。これもまた、閉塞物の定期的な発生に繋がる。サイクロンの稼働時間は、したがって、わずか約28時間である。クロロシランのスループットは、200[l/h]である。
本発明の装置のさらなる利点は、より短い稼働時間をもたらす液体サイクロンと比較して、洗浄の必要性が少ないことである。本発明の装置を洗浄するために最大でわずか2時間が必要とされるのに対して、液体サイクロンを洗浄するために約48時間の時間が必要とされる。本発明の装置が堆積物を除去するためのパンチング装置を備える場合、作動中であってもパンチング装置が閉塞物を除去できるので、洗浄目的のために必要とされる時間をさらに低減することができる。

Claims (15)

  1. 少なくとも1つの化合物を加水分解するための装置(10)であって、
    −直径Dmax、中央チャンネル(18)および中央チャンネル(18)を同軸に取り囲む外側チャンネル(20)を有する第1の円筒形セクション(12)と、
    −直径Dを有する出口(24)と、
    −第2のセクション(14)であって、出口(24)の方向にテーパー状となっており且つチャンネル(18、20、22)がそれに対して開いている第2のセクション(14)と、
    を含み、
    第2のセクション(14)が、装置(10)の長手軸Aに沿った断面において、互いに接線方向につながる2つの半径R1およびR2により表された輪郭を有し、0.2<R1/D<4.0および0.3<R2/D<5.0である、装置。
  2. 0.8<R1/D<2.0および1.0<R2/D<3.0であることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
  3. 中央チャンネル(18)を同軸に取り囲む8つ、好ましくは4つ、特に好ましくは2つ、特に1つの、中間チャンネル(22)が、中央チャンネル(18)と外側チャンネル(20)との間に配置されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の装置。
  4. チャンネル(18、20、22)が、互いに接線方向につながる半径R1およびR2の変曲点Pの高さにおいて少なくとも部分的に第2のセクション(14)に開いていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の装置。
  5. チャンネル(18、20、22)が、第2のセクション(14)への入口までの一定のまたは減少していく流れ断面積を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 外側チャンネル(20)の流れ断面積Aouterと出口(24)の流れ断面積Aとの比が0.3<Aouter/A<20.0、好ましくは1.0<Aouter/A<10.0、特に好ましくは2.0<Aouter/A<8.0であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の装置。
  7. 1<Dmax/D<8、好ましくは1.5<Dmax/D<6、特に好ましくは2<Dmax/D<5であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の装置。
  8. 0<l/D<100、好ましくは3<l/D<40、特に好ましくは5<l/D<20の長さlを有する第3の円筒形セクション(16)が、出口(24)の下流に配置されていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 堆積物を除去するために軸Aに沿って動くことができるパンチング装置(19)が中央チャンネル(18)中に配置されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の装置(10)により、水が少なくとも外側チャンネル(20)を通じて運ばれ、かつ加水分解されるべき化合物が中央チャンネル(18)および/または少なくとも1つの中間チャンネル(22)を通じて運ばれ、かつ、これらが第2のセクション(14)において互いに少なくとも部分的に混合され、化合物および水が液体として存在する、少なくとも1つの化合物を加水分解する方法。
  11. 化合物を運ぶチャンネルが、少なくとも、水を運ぶチャンネルにより挟まれていることを特徴とする、請求項10に記載の方法。
  12. 化合物を運ぶチャンネルおよび水を運ぶチャンネルが交互の順序で配置されていることを特徴とする、請求項10または請求項11に記載の方法。
  13. 1つが化合物を平均流出速度Vで運びかつ1つが水を平均流出速度VH2Oで運ぶ2つの隣接するチャンネルのVとVH2Oとの差の絶対値が、
    0m/s<|V−VH2O|<200m/s、好ましくは
    2m/s<|V−VH2O|<100m/s、特に好ましくは
    5m/s<|V−VH2O|<50m/s
    であることを特徴とする、請求項10〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 水が、0.5m/sより大きい、好ましくは2m/sより大きい、特に好ましくは4m/sより大きい平均流出速度Vouterで外側チャンネル(20)を離れることを特徴とする、請求項10〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 化合物を運ぶチャンネルが質量流量
    Figure 2020508854
    を有しかつ水を運ぶチャンネルが質量流量
    Figure 2020508854
    を有し、化合物を運ぶ全てのチャンネルの質量流量の和
    Figure 2020508854
    と水を運ぶ全てのチャンネルの質量流量の和
    Figure 2020508854
    との比が、
    Figure 2020508854
    好ましくは
    Figure 2020508854
    特に好ましくは
    Figure 2020508854
    であることを特徴とする、請求項10〜14のいずれか一項に記載の方法。
JP2019543782A 2017-02-23 2017-02-23 化合物の加水分解のための方法および装置 Active JP6915071B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/EP2017/054204 WO2018153463A1 (de) 2017-02-23 2017-02-23 Verfahren und vorrichtung zur hydrolyse einer verbindung

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020508854A true JP2020508854A (ja) 2020-03-26
JP6915071B2 JP6915071B2 (ja) 2021-08-04

Family

ID=58185508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019543782A Active JP6915071B2 (ja) 2017-02-23 2017-02-23 化合物の加水分解のための方法および装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US10730033B2 (ja)
EP (1) EP3585513B1 (ja)
JP (1) JP6915071B2 (ja)
KR (1) KR102268957B1 (ja)
CN (1) CN110290864B (ja)
CA (1) CA3048054A1 (ja)
MY (1) MY188655A (ja)
WO (1) WO2018153463A1 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5594630A (en) * 1978-11-20 1980-07-18 Degussa Device for tightly contacting liquid
JPH11237007A (ja) * 1998-02-19 1999-08-31 Shin Etsu Chem Co Ltd 燃焼又は火炎加水分解用燃焼炉及び燃焼方法
JP2002292274A (ja) * 2001-04-02 2002-10-08 Mitsubishi Chemicals Corp 流通型微小反応流路,反応装置及び反応方法
EP1413354A1 (en) * 2002-10-21 2004-04-28 Bechtel BWXT Idaho, LLC Thermal synthesis apparatus and method
JP2005046650A (ja) * 2003-05-30 2005-02-24 Fuji Photo Film Co Ltd マイクロデバイス
WO2013004509A1 (fr) * 2011-07-06 2013-01-10 Rhodia Operations Catalyse hétérogène solide/liquide en milieu milli- ou micro-fluidique

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB856522A (en) * 1957-10-31 1960-12-21 Bayer Ag Production of finely divided solid hydrolysis products of organosilanes
DE2820617A1 (de) 1978-05-11 1979-11-22 Wacker Chemitronic Verfahren zum aufarbeiten hydrolysierbarer und/oder wasserloeslicher verbindungen und bevorzugte anwendung
DE19725955C1 (de) 1997-06-19 1999-01-21 Heraeus Quarzglas Verfahren zur Herstellung eines Quarzglasrohlings und dafür geeignete Vorrichtung
CN1344361A (zh) * 1999-03-18 2002-04-10 埃克森美孚研究工程公司 改进的流化床催化裂化原料注射器扇形喷嘴头结构
EP1892458A1 (en) * 2006-08-22 2008-02-27 Nederlandse Organisatie voor toegepast- natuurwetenschappelijk onderzoek TNO Controlled formation of hydrates
JP5457627B2 (ja) 2007-09-20 2014-04-02 株式会社クレハ環境 反応ノズル、気相加水分解処理装置および気相加水分解処理方法
EP2045002A1 (en) * 2007-10-02 2009-04-08 Ineos Europe Limited Mixing apparatus
DE102010037823A1 (de) 2010-09-28 2012-03-29 Reto Mebes Gasclathratherstellungs-Vorrichtung
CN106224302A (zh) 2016-09-12 2016-12-14 武汉大学 一种具有蜗壳式引水室的射流泵

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5594630A (en) * 1978-11-20 1980-07-18 Degussa Device for tightly contacting liquid
JPH11237007A (ja) * 1998-02-19 1999-08-31 Shin Etsu Chem Co Ltd 燃焼又は火炎加水分解用燃焼炉及び燃焼方法
JP2002292274A (ja) * 2001-04-02 2002-10-08 Mitsubishi Chemicals Corp 流通型微小反応流路,反応装置及び反応方法
EP1413354A1 (en) * 2002-10-21 2004-04-28 Bechtel BWXT Idaho, LLC Thermal synthesis apparatus and method
JP2005046650A (ja) * 2003-05-30 2005-02-24 Fuji Photo Film Co Ltd マイクロデバイス
WO2013004509A1 (fr) * 2011-07-06 2013-01-10 Rhodia Operations Catalyse hétérogène solide/liquide en milieu milli- ou micro-fluidique

Also Published As

Publication number Publication date
EP3585513B1 (de) 2020-06-17
KR20190122733A (ko) 2019-10-30
JP6915071B2 (ja) 2021-08-04
CN110290864A (zh) 2019-09-27
US20200030769A1 (en) 2020-01-30
EP3585513A1 (de) 2020-01-01
KR102268957B1 (ko) 2021-06-28
CA3048054A1 (en) 2018-08-30
WO2018153463A1 (de) 2018-08-30
MY188655A (en) 2021-12-22
CN110290864B (zh) 2021-07-30
US10730033B2 (en) 2020-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5067767B2 (ja) 混合装置及びプロセス
AU594138B2 (en) Apparatus for contacting particulate solids with a fluid
JP5788877B2 (ja) トリクロロシランを製造するための設備および方法
US20070292321A1 (en) Apparatus for making metal oxide nanopowder
KR101829288B1 (ko) 중질 공급 재료 혼합기
WO1994005413A1 (en) Method and apparatus for mixing fluids
AU2005203123A1 (en) Process for making metal oxide nanoparticles
JP7013040B2 (ja) 混合反応器および方法
US10722860B2 (en) Mixing reactor and related process
JP2020508854A (ja) 化合物の加水分解のための方法および装置
AU2008246295B2 (en) Injector assembly, chemical reactor and chemical process
AU592167B2 (en) Apparatus and process for mixing fluids
JP2004058059A (ja) 固定床反応器におけるプロセス流体のジェット混合
JP6223565B2 (ja) 金属酸化物の製造法
JPH0735887B2 (ja) ガス混合物の製造方法およびそのために用いるバーナノズル
JP2023503227A (ja) 浄化機希釈装置を備えたスラリー浄化システムおよびそれによりスラリーを浄化する方法
JP7470460B1 (ja) 配管アダプター
JPH0638908B2 (ja) 多段渦巻式反応装置
RU2264851C1 (ru) Устройство для проведения тепломассообменных процессов
JP7489143B1 (ja) フィルター装置
US20030021738A1 (en) Internal device for separating a mixture that comprises at least one gaseous phase and one liquid phase
RU2746392C1 (ru) Микрореактор-смеситель со встречными закрученными потоками
IT9020367A1 (it) Procedimento ed apparecchiatura per produrre nerofumo
CS276402B6 (en) Apparatus for separating particles from hot gas flow carrying dais particles
CN117482885A (zh) 一种粒径可控微米碳酸钙的制备装置及方法

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under article 34 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A529

Effective date: 20190903

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190903

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200721

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20201015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210615

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210714

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6915071

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150