JP2020506870A - ガラスシートエッジの粒子を低減するための方法 - Google Patents

ガラスシートエッジの粒子を低減するための方法 Download PDF

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Abstract

ガラス物品を製造する方法は、物品のエッジ面へのエッチングクリームの適用を含む。エッチングクリームの適用により、エッジ面上の粒子密度を0.1平方ミリメートルあたり約200個未満に低減することができる。エッチングクリームは、たとえば、フッ化水素酸、塩酸、および増粘剤を含有することができる。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2017年1月31日に出願された米国仮出願第62/452,674号の優先権の利益を米国特許法第119条のもとに主張し、この内容は、下記に全文が記載されたものとして、その全体が参照により依拠され、本明細書に引用される。
本開示は一般に、ガラス物品を製造するための方法に関し、より詳細には、ガラス物品の製造中のガラスシートエッジの粒子を低減するための方法に関する。
テレビならびに電話およびタブレットなどのハンドヘルドデバイスなどのディスプレイ用途のためのガラスシートなどのガラス物品の生産において、ガラス物品は、表面汚染、具体的には、実質的に低いレベルの、たとえば、物品の表面上の有機物汚れ、埃、およびガラス粒子、に関する、ますます厳しくなりつつある要件を満たさなければならない。これらのますます厳しくなりつつある要件は、たとえば、ディスプレイ装置の解像度レベルの向上によってもたらされてきており、画素サイズが絶えず減少していることに伴い、粒子にますます影響されやすくなっている。
ガラス物品の生産中には、多くの加工工程があり、その工程中に、たとえば、ガラスおよび埃の粒子が、ガラスシートの表面だけでなくエッジにも付着する場合がある。ガラスシートの表面上の粒子の数を低減するために多大の注意が払われてきた一方で、ガラスシートのエッジ上の粒子の数を低減することには、相対的に注意があまり払われてこなかった。
粒子がガラスシートのエッジから表面まで移動する場合があるため、最近の試みでは、エッジ洗浄車などの、エッジの粒子を低減するための機械的な方法に焦点があてられてきた。しかしながら、そのような機械的な方法では、既存の粒子を除去するのみである場合があり、一方で、下流の加工工程がエッジ面形状に及ぼす影響に起因して、粒子がさらに生成される場合がある。したがって、既存の粒子の除去に対処するだけでなく、下流の加工工程の結果として粒子がさらに生成することも軽減する、エッジを洗浄する方法を開発することは望ましい。
本明細書で開示される実施形態は、ガラス物品を製造するための方法を含む。前記方法は、前記ガラス物品を形成することを含む。前記ガラス物品は、第1の主表面と、当該第1の主表面に対して平行である第2の主表面と、当該第1の主表面と当該第2の主表面との間に当該第1の主表面および当該第2の主表面に対して垂直の方向に延在するエッジ面とを含む。前記方法はまた、前記ガラス物品の前記エッジ面にエッチングクリームを適用するステップを含み、ここで、当該エッチングクリームの適用は当該エッジ面上の粒子密度を低減する。
本明細書で開示される実施形態のさらなる特徴および利点は、以下の詳細な説明において記載され、この説明から、当業者にとって、部分的に容易に明らかとなるか、または、以下の詳細な説明、特許請求の範囲、ならびに添付された図面を含む本明細書で説明される、開示される実施形態を実施することにより、認識されるであろう。
前述の一般的な説明および以下の詳細な説明はともに、特許請求される実施形態の性質および特徴を理解するための概観または枠組を提供することが意図される実施形態を呈示することが理解されるであろう。添付の図面は、さらなる理解を提供するために含まれ、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する。図面は、本開示の様々な実施形態を例示し、説明とともにその原理および実施を説明するために有用である。
例のフュージョンダウンドローガラス作製装置およびプロセスの概略図である。 ガラスシートの斜視図である。 ガラスシートのエッジ面の面取り加工の少なくとも一部の斜視図である。 エッチングクリームおよびエッチング液の種々の適用におけるエッチング速度を示すチャートである。 処理していない試料とエッチングクリームおよびエッチング液で処理した試料とを比較した、ガラス試料断面の走査型電子顕微鏡(SEM)画像を示す。 処理していない試料とエッチングクリームおよびエッチング液で処理した試料とを比較した、ガラス試料断面の走査型電子顕微鏡(SEM)画像を示す。 処理していない試料とエッチングクリームおよびエッチング液で処理した試料とを比較した、ガラス試料断面の走査型電子顕微鏡(SEM)画像を示す。 処理していない試料とエッチングクリームおよびエッチング液で処理した試料とを比較した、ガラス試料断面の走査型電子顕微鏡(SEM)画像を示す。
ここから本開示の好ましい本実施形態に詳細に言及し、その例は添付の図面において例示される。可能な場合は必ず、同じまたは同様の部分に言及するために、同じ参照番号が図面を通して使用される。しかしながら、本開示は多くの異なる形態において実現されてもよく、本明細書に記載される実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではない。
範囲は、「約」1つの特定の値から、かつ/または「約」別の特定の値まで、として、本明細書で表現することができる。そのような範囲が表現されるとき、別の実施形態は、その1つの特定の値から、かつ/またはその別の特定の値までを含む。同様に、たとえば先行する「約」を使用して、値が近似値として表現されるとき、その特定の値は別の実施形態を形成することが理解されるであろう。各範囲の端点は、他の端点との関連においても、他の端点から独立しても、重要であることがさらに理解されるであろう。
本明細書で使用する方向を示す用語、たとえば、上へ、下へ、右、左、前方、後方、頂部の、底部の、は、描写される図を参照してのみ設けられており、絶対的な向きを意味するものではない。
別段に明白に言明されない限り、本明細書に記載されるいかなる方法も、そのステップが特定の順番で実施されることを要求するものとして解釈されることも、いかなる機器に関して特定の向きが求められることも、全く意図されていない。したがって、方法クレームに、ステップが従うべき順番が実際に記載されていない場合、または、いかなる機器クレームにも、個々の構成要素に対する順番または向きが実際に記載されていない場合、または、特許請求の範囲または明細書に、ステップは特定の順番に限定されるべきであると別段に具体的に言明されていない場合、または機器の構成要素に対する特定の順番または向きが記載されていない場合、いかなる点においても、順番または向きが推測されることは全く意図されていない。このことは、ステップの配置、操作フロー、構成要素の順番、または構成要素の向きに関する論理事項、文法構成または句読法に由来する単純な意味、および本明細書において説明される実施形態の数または種類などの、解釈のための、あらゆる考え得る非明示的な根拠に関しても適用される。
本明細書では、文脈上明確に別段の指示がない限り、単数形の「a」、「an」、および「the」は、複数の指示対象を含む。したがって、たとえば、「a」 component(構成成分)への言及は、文脈上明確に別段の指示がない限り、2つ以上のそのような構成成分を有する態様を含む。
本明細書では、用語「エッチングクリーム」は、45℃の温度で少なくとも約10ポアズの動的粘度およびガラスをエッチングできる1Hzの動的せん断速度を有する組成物を意味する。たとえば、エッチングクリームは、本明細書で開示されるように、少なくとも1種の増粘剤で増粘したエッチング液を含んでもよい。
本明細書では、用語「動的せん断速度」は、組成物、たとえば、エッチングクリーム、が部材の間に配置されており、それらの部材が互いに対して移動する、Hz(サイクル毎秒)での速度を意味する。たとえば、本明細書で開示される実施形態において、動的せん断速度は、2枚の平行な板の間に組成物、たとえば、エッチングクリーム、を配置し、一方の板を固定し、他方の板をおよそ一定の速さで移動させることによって、測定した。
図1に示すのは、例示的なガラス製造機器10である。いくつかの例において、ガラス製造機器10は、溶融槽14を含むことができるガラス溶融炉12を備えることができる。溶融槽14に加えて、ガラス溶融炉12は、原材料を加熱し、その原材料を溶融ガラスに変える加熱要素、たとえば燃焼バーナーまたは燃焼電極、などの1つまたは複数の追加の構成要素を、任意選択で含むことができる。さらなる例において、ガラス溶融炉12は溶融槽の近傍から失われる熱を低減する熱管理装置、たとえば断熱構成要素、を含んでもよい。なおさらなる例において、ガラス溶融炉12は、原材料がガラス溶融物へと溶融するのを容易にする電子装置および/または電気機械式装置を含んでもよい。さらに、ガラス溶融炉12は、支持構造、たとえば、支持シャシー、支持部材など、または他の構成要素を含んでもよい。
ガラス溶融槽14は、典型的に、耐火セラミック材料、たとえばアルミナまたはジルコニアを含む耐火セラミック材料などの耐火材料から構成される。いくつかの例において、ガラス溶融槽14は、耐火セラミックレンガから構築されていてもよい。ガラス溶融槽14の特定の実施形態は、以下でより詳細に説明される。
いくつかの例において、ガラス溶融炉は、ガラス基板、たとえば長尺のガラスリボン、を製造するためのガラス製造機器の構成要素として組み入れられてもよい。いくつかの例において、本開示のガラス溶融炉は、スロットドロー機器、フロートバス機器、フュージョン法などのダウンドロー機器、アップドロー機器、プレスローリング機器、チューブドローイング機器、または任意の他のガラス製造機器を備える、本明細書で開示される態様から恩恵を受けるガラス製造機器の構成要素として組み入れられてもよい。例として、図1は、ガラスリボンをフュージョンドローし、続いて個別のガラスシートへと加工するためのフュージョンダウンドローガラス製造機器10の構成要素として、ガラス溶融炉12を概略的に示す。
ガラス製造機器10、たとえばフュージョンダウンドロー機器10、は、ガラス溶融槽14に対して上流に位置付けられる上流ガラス製造機器16を、任意選択で含むことができる。いくつかの例において、上流ガラス製造機器16の一部または全体は、ガラス溶融炉12の部分として組み入れられてもよい。
図示される例において示すように、上流ガラス製造機器16は、貯蔵容器18、原材料送出装置20、および原材料送出装置に接続されたモーター22を含むことができる。貯蔵容器18は、矢印26によって表すように、ガラス溶融炉12の溶融槽14に供給できる量の原材料24を貯蔵するように構成されてもよい。原材料24は、典型的には、1つまたは複数の、ガラスを形成する金属酸化物、および1つまたは複数の改質剤を含む。いくつかの例において、原材料送出装置20は、原材料送出装置20が所定量の原材料24を貯蔵容器18から溶融槽14に送出するような、モーター22によって電力供給することができる。さらなる例において、モーター22は、原材料送出装置20に電力供給して、溶融槽14から下流で検知される溶融ガラスのレベルに基づいて制御された速度で、原材料24を導入することができる。その後、溶融槽14内の原材料24は、加熱されて、溶融ガラス28を形成することができる。
ガラス製造機器10は、ガラス溶融槽12に対して下流に位置付けられる下流ガラス製造機器30を、任意選択で含むことができる。いくつかの例において、下流ガラス製造機器30の一部は、ガラス溶融炉12の部分として組み入れられてもよい。いくつかの例において、以下で議論される第1の接続管32、または下流ガラス製造機器30の他の一部は、ガラス溶融炉12の部分として組み入れられてもよい。第1の接続管32を含む、下流ガラス製造機器の要素は、貴金属から形成されてもよい。好適な貴金属としては、白金、イリジウム、ロジウム、オスミウム、ルテニウム、およびパラジウム、またはそれらの合金からなる金属群から選択される白金族金属が挙げられる。たとえば、ガラス製造機器の下流の構成要素は、重量比で約70%から約90%までの白金および重量比で約10%から約30%までのロジウムを含む白金−ロジウム合金から形成されてもよい。しかしながら、他の好適な金属として、モリブデン、パラジウム、レニウム、タンタル、チタン、タングステン、およびそれらの合金を挙げることができる。
下流ガラス製造機器30は、溶融槽14から下流に設置され、上記で参照した第1の接続管32を介して溶融槽14に結合されている、清澄槽34などの第1の調整(すなわち、処理)槽を含むことができる。いくつかの例において、溶融ガラス28は、溶融槽14から第1の接続管32を介して清澄槽34まで重力送りされてもよい。たとえば、重力により、溶融ガラス28を溶融槽14から清澄槽34まで第1の接続管32の内側通路を通過させてもよい。しかしながら、他の調整槽が溶融槽14の下流に、たとえば溶融槽14と清澄槽34との間に、位置付けられてもよいことは理解されるであろう。いくつかの実施形態において、調整槽は溶融槽と清澄槽との間で用いられてもよく、ここで、一次溶融槽からの溶融ガラスはさらに加熱されて溶融プロセスが継続するか、または清澄槽に入る前に溶融槽中の溶融ガラスの温度より低い温度まで冷却される。
気泡は、清澄槽34内の溶融ガラス28から様々な技法によって除去されてもよい。たとえば、原材料24は、加熱されると化学還元反応し酸素を放出する酸化スズなどの多価化合物、すなわち、清澄剤、を含んでもよい。他の好適な清澄剤としては、限定することなく、ヒ素、アンチモン、鉄およびセリウムが挙げられる。清澄槽34は、溶融槽の温度より高い温度に加熱され、それにより溶融ガラスおよび清澄剤が加熱される。清澄剤(複数可)の温度誘発された化学還元によって生成した酸素の気泡は、清澄槽内の溶融ガラスを通って上昇し、ここで、溶融炉中で生成した溶融ガラス中のガスは拡散するか、または清澄剤によって生成された酸素の気泡へ合体することができる。拡大したガスの気泡は、次に清澄槽中の溶融ガラスの自由表面へ上昇し、その後、清澄槽の外へ排出されることができる。酸素の気泡はさらに、清澄槽中の溶融ガラスの機械的混合を誘発することができる。
下流ガラス製造機器30は、溶融ガラスを混合するための混合槽36などの別の調整槽をさらに含むことができる。混合槽36は、清澄槽34から下流に設置されてもよい。混合層36を使用して均質なガラス溶融組成物をもたらし、それによって、そうしなければ清澄槽から出る清澄された溶融ガラス内に存在することがあるひも状の化学的または熱的不均質を、低減することができる。図示するように、清澄槽34は、第2の接続管38を介して混合槽36に結合されてもよい。いくつかの例において、溶融ガラス28は、清澄槽34から第2の接続管38を介して混合槽36まで重力送りされてもよい。たとえば、重力により、溶融ガラス28を清澄槽34から混合槽36まで第2の接続管38の内側通路を通過させてもよい。混合槽36は清澄槽34の下流に示されているが、混合槽36は清澄槽34から上流に位置付けられてもよいことに留意されたい。いくつかの実施形態において、下流ガラス製造機器30は、複数の混合槽、たとえば清澄槽34から上流の混合槽および清澄槽34から下流の混合槽、を含んでもよい。これらの複数の混合槽は同じ設計であってもよく、これらの複数の混合槽は異なる設計であってもよい。
下流ガラス製造機器30は、混合槽36から下流に設置されてもよい送出槽40などの別の調整槽をさらに含むことができる。送出槽40により溶融ガラス28は調整されて下流成形装置に送られてもよい。たとえば、送出槽40は、アキュムレーターおよび/または流量制御装置として機能し、出口管44を介して成形体42に向かう溶融ガラス28の一貫した流量を調節するかつ/または提供することができる。図示するように、混合槽36は、第3の接続管46を介して送出槽40に結合されてもよい。いくつかの例において、溶融ガラス28は、混合槽36から第3の接続管46を介して送出槽40まで重力送りされてもよい。たとえば、重力により、溶融ガラス28を混合槽36から送出槽40まで第3の接続管46の内側通路を通過させてもよい。
下流ガラス製造機器30は、上記で参照した成形体42および入口管50を備える成形機器48をさらに含むことができる。出口管44は、溶融ガラス28を送出槽40から成形機器48の入口管50へ送出するように位置付けることができる。たとえば、例において、出口管44は、入口管50の内表面内側に入れ子状にされ、かつ入口管50の内表面から間隔を開けられていてもよく、それにより、出口管44の外表面と入口管50の内表面との間に位置付けられる溶融ガラスの自由表面を提供することができる。フュージョンダウンドローガラス製造機器における成形体42は、成形体の上面に位置付けられたトラフ52、および成形体の下縁部56に沿って板引き方向に集合する集合成形面(複数)54を備えることができる。送出槽40、出口管44および入口管50を介して成形体トラフに送出された溶融ガラスは、トラフの側壁からあふれ出て、溶融ガラスの別々の流れとして集合成形面54に沿って下降する。溶融ガラスの別々の流れは、下で下縁部56に沿って合わさり、単一のガラスリボン58を生成し、当該単一のガラスリボンは、ガラスが冷却してガラスの粘度が増す際に、ガラスリボンの寸法を制御するために、重力、エッジロール72、およびプルロール82によるなどのガラスリボンへの引張力の適用によって、下縁部56から板引きのまたは流れの方向60に板引きされるものである。したがって、ガラスリボン58は、粘弾性遷移を経て、ガラスリボン58に安定した寸法特性を与える機械的特性を得る。ガラスリボン58は、いくつかの実施形態において、ガラスリボンの弾性領域において、ガラス分離機器100によって個別のガラスシート62に分離されてもよい。次に、ロボット64により、個別のガラスシート62は把持具65を使用してコンベアシステムに移され、そこで個別のガラスシートはさらに加工されてもよい。
図2は、第1の主表面162と、ガラスシート62において第1の主表面の反対側にある、第1の主表面に対して略平行である第2の主表面164と、第1の主表面と第2の主表面との間に延在し、第1の主表面162および第2の主表面164に対して略垂直の方向に延在するエッジ面166とを有するガラスシート62の斜視図を示す。
図3は、ガラスシート62のエッジ面166の面取り加工の少なくとも一部の斜視図を示す。図3に示すように、面取り加工は、砥石車200をエッジ面166に適用することを含み、ここで、砥石車200はエッジ面166に沿って、矢印300によって表される方向に動く。面取り加工は、少なくとも1つ研磨車(図示せず)をエッジ面166に適用することをさらに含んでもよい。そのような面取り加工により、エッジ面166上での、多数のガラス粒子の存在、ならびに表面および表面下の損傷(すなわち、不規則な形状)がもたらされるおそれがある。
ガラスシート62の下流加工では、エッジ面166への機械的または化学的処理の適用が関与する場合があり、これにより、不規則なエッジ面形状の存在に起因して、さらなる粒子の生成が起こるおそれがある。そのような粒子は、ガラスシート62の少なくとも1つの表面に移動する場合がある。したがって、本明細書で開示される実施形態は、不規則なエッジ面形状が除去され、それと同時に、エッジ面166に存在するエッジ粒子が除去され、ならびに不規則なエッジ面形状の除去の際に形成される場合がある反応副生成物が除去される実施形態を含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッジ面166がエッチングクリームの適用前に図3に示されるなどの面取り加工に供される実施形態を含む、エッチングクリームがガラスシート62のエッジ面166に適用される実施形態を含む。
ある特定の例示的な実施形態において、エッチングクリームは、フッ化水素酸および塩酸を含んでもよい。たとえば、ある特定の例示的な実施形態において、エッチングクリームは、フッ化水素酸および塩酸を増粘剤と組み合わせて含むエッチング液を含んでもよい。
ある特定の例示的な実施形態において、エッチングクリームは、実質的にフッ化水素酸、塩酸、および増粘剤からなってもよい。たとえば、ある特定の例示的な実施形態において、エッチングクリームは、実質的に、増粘剤と組み合わせて、水、フッ化水素酸および塩酸からなる水溶液から実質的になってもよい。
限定されないが、好ましくは、エッチングクリームが低pH環境において実質的に劣化しないような増粘剤が選択されるべきである。たとえば、増粘剤は、ポリアクリルアミド類、ポリエチレン酸化物、およびエーテルアミン類からなる群より選択される少なくとも1つの構成成分を含んでもよい。例示的なポリアクリルアミドは、Polysciences社から入手可能なPolyacrylamide(Mw600,000からMw1,000,000)である。例示的なポリエチレンオキシドは、Dow Chemical(ダウ・ケミカル)社から入手可能なPOLYOX(ポリオックス)(商標)である。例示的なエーテルアミンは、Air Products社から入手可能なTomamine(登録商標)Acid Thickenerである。
増粘剤は、得られるエッチングクリームが所定の範囲内である粘度を有するようなエッチング液と組み合わせることができる。たとえば、エッチングクリームは、重量比で約20%の増粘剤を含む、重量比で約15%から約25%までの増粘剤などの、重量比で約10%から約30%までの増粘剤を含む、重量比で少なくとも15%の増粘剤などの、さらに重量比で少なくとも約20%の増粘剤などの、重量比で少なくとも約10%の増粘剤を含んでもよい。そのような実施形態は、エッチング液がエッチングクリームの均衡をとる実施形態を含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームが、45℃の温度かつ1Hzの動的せん断速度で、約20ポアズから約100ポアズまでなどの約10ポアズから約200ポアズまでを含む、少なくとも20ポアズなどの、さらに少なくとも50ポアズなどの、なおさらに少なくとも100ポアズなどの、少なくとも約10ポアズの動的粘度を有する実施形態を含む。
エッチングクリームがフッ化水素酸および塩酸を含有するとき、エッチングクリーム中の塩酸の濃度は、たとえば、エッチングクリーム中のフッ化水素酸の濃度の少なくとも約2倍などの、さらにエッチングクリーム中のフッ化水素酸の濃度の少なくとも約3倍などの、なおさらにエッチングクリーム中のフッ化水素酸の濃度の少なくとも約4倍などの、なおさらにエッチングクリーム中のフッ化水素酸の濃度の少なくとも約5倍などの、エッチングクリーム中のフッ化水素酸の濃度以上であってもよい。たとえば、エッチングクリーム中の塩酸とフッ化水素酸の濃度比は、約2:1から約5:1までなどの、約1:1から約6:1までの範囲であってもよい。
そのような実施形態において、エッチングクリームのエッチング液中のフッ化水素酸の濃度は、少なくとも約2モル濃度などの、さらに少なくとも約2.5モル濃度などの、なおさらに少なくとも3モル濃度などの、少なくとも約1.5モル濃度であってもよい。たとえば、エッチングクリームのエッチング液中のフッ化水素酸の濃度は、約2モル濃度から約4モル濃度までなどの、約1.5モル濃度から約6モル濃度までの範囲であってもよい。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液中の塩酸の濃度が、少なくとも約3モル濃度などの、さらに少なくとも約4.5モル濃度などの、なおさらに少なくとも約6モル濃度などの、なおさらに少なくとも約7.5モル濃度などの、少なくとも約1.5モル濃度であってもよい実施形態を含む。たとえば、エッチングクリームのエッチング液中の塩酸の濃度は、約3モル濃度から約12モル濃度までなどの、さらに約4.5モル濃度から約9モル濃度までなどの、約1.5モル濃度から約12モル濃度までの範囲であってもよい。
したがって、本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液中のフッ化水素酸の濃度が、少なくとも約1.5モル濃度であり、エッチングクリームのエッチング液中の塩酸の濃度が、少なくとも約1.5モル濃度である実施形態を含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液中のフッ化水素酸の濃度が、少なくとも約1.5モル濃度であり、エッチングクリームのエッチング液中の塩酸の濃度が、少なくとも約3モル濃度である実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液中のフッ化水素酸の濃度が、少なくとも約1.5モル濃度であり、エッチングクリームのエッチング液中の塩酸の濃度が、少なくとも約4.5モル濃度である実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液中のフッ化水素酸の濃度が、少なくとも約1.5モル濃度であり、エッチングクリームのエッチング液中の塩酸の濃度が、少なくとも約6モル濃度である実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液中のフッ化水素酸の濃度が、少なくとも約1.5モル濃度であり、エッチングクリームのエッチング液中の塩酸の濃度が、少なくとも約7.5モル濃度である実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液中のフッ化水素酸の濃度が、少なくとも約3モル濃度であり、エッチングクリームのエッチング液中の塩酸の濃度が、少なくとも約3モル濃度である実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液中のフッ化水素酸の濃度が、少なくとも約3モル濃度であり、エッチングクリームのエッチング液中の塩酸の濃度が、少なくとも約6モル濃度である実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液中のフッ化水素酸の濃度が、約1.5モル濃度から約6モル濃度までの範囲であり、エッチングクリームのエッチング液中の塩酸の濃度が、約1.5モル濃度から約12モル濃度までの範囲である実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液中のフッ化水素酸の濃度が、約1.5モル濃度から約6モル濃度までの範囲であり、エッチング液中の塩酸の濃度が、約3モル濃度から約12モル濃度までの範囲である実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液中のフッ化水素酸の濃度が、約1.5モル濃度から約6モル濃度までの範囲であり、エッチングクリームのエッチング液中の塩酸の濃度が、約4.5モル濃度から約9モル濃度までの範囲である実施形態も含む。
上述の実施形態を含む、本明細書で開示されるある特定の例示的な実施形態において、エッチングクリームは、ガラスシート62のエッジ面166に、少なくとも約50℃などの、さらに少なくとも約55℃などの、少なくとも約45℃の温度で適用されてもよい。たとえば、エッチングクリームは、ガラスシート62のエッジ面166に、約50℃から約55℃までなどの、約45℃から約60℃までの範囲の温度で適用されてもよい。
上述の実施形態を含む、本明細書で開示されるある特定の例示的な実施形態において、エッチングクリームは、ガラスシート62のエッジ面166に、約120秒を含む、少なくとも約60秒などの、さらに少なくとも約90秒などの、少なくとも約30秒の時間の間、適用されてもよい。たとえば、エッチングクリームは、ガラスシート62のエッジ面166に、約30秒から約60秒などの、約30秒から約120秒までの範囲の時間の間、適用されてもよい。
したがって、本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液がフッ化水素酸および塩酸を含み、エッチング液中のフッ化水素酸の濃度が少なくとも約1.5モル濃度であり、エッチング液中の塩酸の濃度が少なくとも約1.5モル濃度であり、エッチングクリームが少なくとも約45℃の液温でかつ少なくとも約30秒の時間の間、ガラスシートのエッジ面に適用される、実施形態を含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液がフッ化水素酸および塩酸を含み、エッチング液中のフッ化水素酸の濃度が少なくとも約1.5モル濃度であり、エッチング液中の塩酸の濃度がエッチング液中のフッ化水素酸の濃度の少なくとも約2倍であり、エッチングクリームが少なくとも約45℃の液温でかつ少なくとも約30秒の時間の間、ガラスシートのエッジ面に適用される、実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液がフッ化水素酸および塩酸を含み、エッチング液中のフッ化水素酸の濃度が少なくとも約1.5モル濃度であり、エッチング液中の塩酸の濃度がエッチング液中のフッ化水素酸の濃度の少なくとも約3倍であり、エッチングクリームが少なくとも約45℃の液温でかつ少なくとも約30秒の時間の間、ガラスシートのエッジ面に適用される、実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液がフッ化水素酸および塩酸を含み、エッチング液中のフッ化水素酸の濃度が少なくとも約1.5モル濃度であり、エッチング液中の塩酸の濃度がエッチング液中のフッ化水素酸の濃度の少なくとも約4倍であり、エッチングクリームが少なくとも約45℃の液温でかつ少なくとも約30秒の時間の間、ガラスシートのエッジ面に適用される、実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液がフッ化水素酸および塩酸を含み、エッチング液中のフッ化水素酸の濃度が少なくとも約1.5モル濃度であり、エッチング液中の塩酸の濃度がエッチング液中のフッ化水素酸の濃度の少なくとも約5倍であり、エッチングクリームが少なくとも約45℃の液温でかつ少なくとも約30秒の時間の間、ガラスシートのエッジ面に適用される、実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液がフッ化水素酸および塩酸を含み、エッチング液中のフッ化水素酸の濃度が少なくとも約3モル濃度であり、エッチング液中の塩酸の濃度がエッチング液中のフッ化水素酸の濃度の少なくとも約2倍であり、エッチングクリームが少なくとも約45℃の液温でかつ少なくとも約30秒の時間の間、ガラスシートのエッジ面に適用される、実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液がフッ化水素酸および塩酸を含み、エッチング液中のフッ化水素酸の濃度が少なくとも約1.5モル濃度であり、エッチング液中の塩酸の濃度が少なくとも約7.5モル濃度であり、エッチングクリームが少なくとも約45℃の液温でかつ少なくとも約30秒の時間の間、ガラスシートのエッジ面に適用される、実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液がフッ化水素酸および塩酸を含み、エッチング液中のフッ化水素酸の濃度が少なくとも約3モル濃度であり、エッチング液中の塩酸の濃度が少なくとも約6モル濃度であり、エッチングクリームが少なくとも約45℃の液温でかつ少なくとも約30秒の時間の間、ガラスシートのエッジ面に適用される、実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液がフッ化水素酸および塩酸を含み、エッチング液中のフッ化水素酸の濃度が約1.5モル濃度から約6モル濃度までの範囲であり、エッチング液中の塩酸の濃度が約7.5モル濃度から約12モル濃度までの範囲であり、エッチングクリームが約45℃から約60℃までの範囲の液温でかつ約30秒から約120秒までの範囲の時間の間、ガラスシートのエッジ面に適用される、実施形態も含む。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームのエッチング液がフッ化水素酸および塩酸を含み、エッチング液中のフッ化水素酸の濃度が約3モル濃度から約6モル濃度までの範囲であり、エッチング液中の塩酸の濃度が約6モル濃度から約12モル濃度までの範囲であり、エッチングクリームが約45℃から約60℃までの範囲の液温でかつ約30秒から約120秒までの範囲の時間の間、ガラスシートのエッジ面に適用される、実施形態も含む。
上述の実施形態を含む、本明細書で開示されるある特定の例示的な実施形態において、エッチングクリーム適用時のエッジ面のエッチング速度は、少なくとも毎分約3マイクロメートルなどの、さらに少なくとも毎分約4マイクロメートルなどの、なおさらに少なくとも毎分約5マイクロメートルなどの、少なくとも毎分約2マイクロメートルであってもよい。たとえば、エッチングクリーム適用時のエッジ面のエッチング速度は、毎分約4マイクロメートルから毎分約10マイクロメートルまでを含む、毎分約2マイクロメートルから毎分約20マイクロメートルまでの範囲であってもよい。
ある特定の例示的な実施形態において、約1マイクロメートルから約5マイクロメートルまでを含む、少なくとも2マイクロメートルなどの、さらに少なくとも3マイクロメートルなどの、なおさらに少なくとも4マイクロメートルなどの、なおさらに少なくとも5マイクロメートルなどの、少なくとも1マイクロメートルのエッジ面の深さが、エッチングクリーム適用の結果としてエッチング除去される。
エッチングクリームは、たとえば噴霧法、ミスト法、浸漬法、ロール法、およびブラシ法などの複数の方法のうち少なくとも1つによって、エッジ面166に適用されてもよい。
ある特定の例示的な実施形態において、エッチングクリームは、ガラス物品の第1の主表面162および第2の主表面164には実質的に適用されない。具体的には、そのような実施形態において、エッチングクリームは、ガラスシートなどのガラス物品のエッジ面のみに適用され、主表面のいずれにも適用されない。したがって、本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームはガラス物品のエッジ面に適用されるが、ガラスシートなどのガラス物品は化学エッチングによって薄化されない、実施形態を含む。
エッチングクリームの適用により、エッジ面上の粒子の密度を、0.1平方ミリメートルあたり約1個から約200個までを含む、さらに0.1平方ミリメートルあたり約10個から約150個までを含む、なおさらに0.1平方ミリメートルあたり約20個から約100個までを含む、0.1平方ミリメートルあたり約150個未満などの、さらに0.1平方ミリメートルあたり約100個未満などの、なおさらに0.1平方ミリメートルあたり約50個未満などの、0.1平方ミリメートルあたり約200個未満に、低減することができる。
粘度分析
それぞれが、特定の濃度の異なる増粘剤を有する、様々なエッチングクリームを調製した。使用した増粘剤には、Polysciences社から入手可能なPolyacrylamide(Mw600,000からMw1,000,000)、Dow Chemical社から入手可能な「POLYOX(ポリオックス)」、Air Products社から入手可能な「Tomamine」Acid Thickenerを含めた。各エッチングクリームを、Corning Lotus(商標)NXTガラスのエッジ面に適用して、エッチングクリームが約45℃の温度で約30秒以内にエッジから実質的にはがれ落ちるかどうかを特定した。エッチングクリームの粘度は、増粘剤濃度の増大に伴って増大し、重量比で少なくとも約10%のPolyacrylamideを含有するエッチングクリームは、エッジ面に実質的に付着しているのに十分な粘度を有し、重量比で少なくとも約20%の「POLYOX(ポリオックス)」または「Tomamine」を含有するエッチングクリームは、エッジ面に実質的に付着しているのに十分な粘度を有した。
エッチング速度分析
2種の異なるエッチングクリームを調整し、第1のエッチングクリームは、重量比で約20%の「Tomamine」Acid Thickenerおよび重量比で約80%の約1.5モル濃度のフッ化水素酸と約1.5モル濃度の塩酸とのエッチング水溶液との組み合わせを有し、第2のエッチングクリームは、重量比で約30%の「Tomamine」Acid Thickenerおよび重量比で約70%の約1.5モル濃度のフッ化水素酸と約1.5モル濃度の塩酸とのエッチング水溶液との組み合わせを有した。各エッチングクリームを、約45℃で約30秒間、Corning「Lotus」NXTガラスの試料に適用した。約1.5モル濃度のフッ化水素酸および約1.5モル濃度の塩酸のエッチング水溶液も、約45℃で約30秒間、Corning「Lotus」NXTガラスの試料に適用した。各適用のエッチング速度を、一片の耐酸性マスキングテープを、化学処理前にガラスの平らな面に貼り、化学処理後にZygo(登録商標)のNewView(商標)Optical Surface Profiler(光学表面粗さ形状測定器)を使用して段差の高さを測定することによって特定した。図4は、異なる適用に関するエッチング速度比較を示す。図4からわかるように、重量比で約20%の増粘剤を有するエッチングクリームは、重量比で約30%の増粘剤を有するエッチングクリームより高いエッチング速度を示す。観察された、より高い増粘剤濃度を有するエッチングクリームのエッチング速度の低減は、当該エッチングクリームの比較的高い粘度に起因する場合があり、この比較的高い粘度によって当該エッチングクリームの機能成分の拡散速度がより低くなる場合がある。
粒子密度分析
上述のエッチング速度分析において使用した2種の異なるエッチングクリームおよびエッチング液を、Corning「Lotus」NXTガラスの試料に約45℃で約30秒間適用した後、粒子密度への効果に関しても分析した。この分析には「ゲル−タック」法を使用してガラス物品のエッジ面上の粒子密度を特定した。この方法では、ガラスのエッジ面を粘着性ゲル片に押し付けて粒子をゲルに移し、ゲルの押し付けられた部位を光学顕微鏡下で撮像し、次にその画像を分析して粒子密度を特定する。2種の異なるエッチングクリームとエッチング液との間では、重量比で約20%の増粘剤を含有するエッチングクリームおよび重量比で約80%の約1.5モル濃度のフッ化水素酸と約1.5モル濃度の塩酸とのエッチング水溶液が、最も低い粒子数を示し、0.1平方ミリメートルあたり約28個の粒子であった。比較すると、重量比で約30%の増粘剤を含有するエッチングクリームおよび重量比で約70%の約1.5モル濃度のフッ化水素酸と約1.5モル濃度の塩酸とのエッチング水溶液が、0.1平方ミリメートルあたり約594個の粒子数を示したのに対し、約1.5モル濃度のフッ化水素酸と約1.5モル濃度の塩酸とのエッチング水溶液は、0.1平方ミリメートルあたり約510個の粒子数を示した。
図5Aから図5Dは、様々なガラス試料の断面のSEM画像を示し、図5AはCorning「Lotus」NXTガラスの処理していない試料を示し、図5Bから図5Dは、約45℃で約30秒の間、様々な処理に供されたCorning「Lotus」NXTガラスの試料を示す。具体的には、図5Bは、約1.5モル濃度のフッ化水素酸および約1.5モル濃度の塩酸のエッチング水溶液で処理したガラス試料の画像を示し、図5Cは、重量比で約20%の「Tomamine」Acid Thickenerおよび重量比で約80%の約1.5モル濃度のフッ化水素酸と約1.5モル濃度の塩酸とのエッチング水溶液を含有するエッチングクリームで処理したガラス試料の画像を示し、図5Dは、重量比で約30%「Tomamine」Acid Thickenerおよび重量比で約70%の約1.5モル濃度のフッ化水素酸と約1.5モル濃度の塩酸とのエッチング水溶液を含有するエッチングクリームで処理したガラス試料の画像を示す。エッチングクリームで処理したエッジ面は、処理していない表面またはエッチング溶液で処理した表面と比較して、より平滑な表面を示し、重量比で約20%の増粘剤を含有するエッチングクリームで処理した表面が最も平滑であった。
本明細書で開示される実施形態は、エッチングクリームがエッジ面に適用された後、当該エッチングクリームをエッジ面から洗い落してもよい実施形態を含む。たとえば、エッジ面は、少なくとも1種の洗浄液で洗浄されてもよく、当該少なくとも1種の洗浄液は、水、たとえば脱イオン水、などの液体を含んでもよく、洗浄液中のエッチングクリームの可溶性を増すために、洗浄剤または界面活性剤などの少なくとも1つの構成成分を含んでも含まなくてもよい。
ある特定の例示的な実施形態において、ガラス物品は、たとえば超音波エネルギーで攪拌した洗浄液などの洗浄液に浸されてもよい。ガラス物品はまた、ブラシによるなどの機械的作用によって適用した洗浄液で洗浄されてもよい。
ある特定の例示的な実施形態において、エッチングクリームは、少なくとも約75℃の温度などの、約75℃から約95℃までの範囲の温度などの、昇温状態の洗浄液によってエッジ面から洗い落とされてもよい。そのような実施形態において、エッチングクリームは、洗浄液がエッチングクリームより高い温度でエッジ面に適用されるような、たとえば、約45℃から約60℃までの範囲の温度で適用されてもよい。
たとえば、出願人は、重量比で少なくとも約20%の増粘剤を含むエッチングクリームは、ガラスシートなどのガラス物品のエッジ面にエッチングクリームを適用した後、ガラス物品を約75℃の温度で超音波エネルギーで攪拌した脱イオン水に浸漬したとき、約45℃の温度で超音波エネルギーで攪拌した脱イオン水に浸漬した場合と比較して、約半分未満の時間で除去される場合があることを見出した。
本明細書で開示される実施形態は、0.1平方ミリメートルあたり約200個未満などの低減した粒子密度を有し、それと同時に、たとえば面取り加工によって生じる表面下損傷が実質的に除去された好都合に平滑な表面形態を有するエッジ面を有する、ガラスシートを含むガラス物品を可能にすることができる。したがって、本明細書で開示される実施形態は、比較的低いエッジ粒子密度という利点を提供できるだけではなく、下流加工工程の結果としてさらに生成する粒子から影響をより受けにくい比較的平滑な表面という追加の利点を提供することもできる。本明細書で開示される実施形態は、エッチング液の適用により生成される反応副生成物が除去される実施形態も含む。
上記の実施形態を、フュージョンダウンドロー法を参照して説明してきたが、そのような実施形態は、フロート法、スロットドロー法、アップドロー法、およびプレスローリング法などの他のガラス成形法に適用可能であることも理解されるであろう。
様々な修正および変形が、本開示の趣旨と範囲から逸脱することなく、本開示の実施形態に対し行われ得ることは、当業者に明らかとなろう。したがって、本開示はそのような修正および変形を含むことが意図され、ただし、そのような修正および変形が添付の特許請求の範囲およびその均等物の範囲内にあることを条件とする。
以下、本発明の好ましい実施形態を項分け記載する。
実施形態1
ガラス物品を製造するための方法であって、
当該ガラス物品を形成するステップであって、当該ガラス物品は第1の主表面と、当該第1の主表面に対して平行である第2の主表面と、当該第1の主表面と当該第2の主表面との間に当該第1の主表面および当該第2の主表面に対して垂直の方向に延在するエッジ面とを含む、ステップと、
前記ガラス物品の前記エッジ面にエッチングクリームを適用するステップであって、当該エッチングクリームの適用は当該エッジ面上の粒子密度を低減する、ステップと、
を含む方法。
実施形態2
前記エッチングクリームは、フッ化水素酸および塩酸を含む、実施形態1記載の方法。
実施形態3
前記方法は、エッチング液および増粘剤を配合して前記エッチングクリームを調製するステップをさらに含み、当該エッチング液中の塩酸の濃度は、当該エッチング液中のフッ化水素酸の濃度の少なくとも約2倍である、実施形態2記載の方法。
実施形態4
前記エッチング液中のフッ化水素酸の前記濃度は、少なくとも約1.5モル濃度である、実施形態3記載の方法。
実施形態5
前記エッチング液中のフッ化水素酸の前記濃度は、約1.5モル濃度から約6モル濃度までの範囲である、実施形態4記載の方法。
実施形態6
前記エッチング液中の塩酸の前記濃度は、約3モル濃度から約12モル濃度までの範囲である、実施形態4記載の方法。
実施形態7
前記エッチング液中の塩酸とフッ化水素酸との濃度比は、約2:1から約6:1までの範囲である、実施形態3記載の方法。
実施形態8
前記エッチングクリームの適用は、前記エッジ面上の粒子密度を0.1平方ミリメートルあたり約200個未満に低減する、実施形態1記載の方法。
実施形態9
前記エッチングクリームは、重量比で少なくとも約10%の増粘剤を含む、実施形態1記載の方法。
実施形態10
前記増粘剤は、ポリアクリルアミド類、ポリエチレン酸化物、およびエーテルアミン類からなる群より選択される少なくとも1つの構成成分を含む、実施形態9記載の方法。
実施形態11
前記エッチングクリーム適用時の前記エッジ面のエッチング速度は、少なくとも毎分約2マイクロメートルである、実施形態1記載の方法。
実施形態12
前記適用するステップは、前記エッチングクリームを、少なくとも約45℃の温度で適用するステップをさらに含む、実施形態1記載の方法。
実施形態13
前記エッジ面は、前記エッチングクリーム適用前に面取り加工に供される、実施形態1記載の方法。
実施形態14
前記適用するステップは、噴霧法、ミスト法、浸漬法、ロール法、およびブラシ法からなる群より選択される少なくとも1つの方法によって、前記エッチングクリームを適用するステップをさらに含む、実施形態1記載の方法。
実施形態15
前記方法は、前記エッチングクリームを前記エッジ面から少なくとも約75℃の温度で洗い落すステップをさらに含む、実施形態1記載の方法。
実施形態16
前記適用するステップは、前記エッチングクリームを、約45℃から約60℃の範囲の温度で適用するステップをさらに含む、実施形態1記載の方法。
実施形態17
実施形態1記載の方法によって作製されるガラス物品。
実施形態18
実施形態17記載のガラス物品を含む電子デバイス。
10 ガラス製造機器
12 ガラス溶融炉
14 溶融槽
16 上流ガラス製造機器
18 貯蔵容器
20 原材料送出装置
22 モーター
24 原材料
26、300 矢印
28 溶融ガラス
30 下流ガラス製造機器
32 第1の接続管
34 清澄槽
36 混合槽
38 第2の接続管
40 送出槽
42 成形体
44 出口管
46 第3の接続管
48 成形機器
50 入口管
52 トラフ
54 集合成形面
56 下縁部
58 ガラスリボン
60 流れの方向
62 ガラスシート
64 ロボット
65 把持具
72 エッジロール
82 プルロール
100 ガラス分離機器
162 第1の主表面
164 第2の主表面
166 エッジ面
200 砥石車

Claims (15)

  1. ガラス物品を製造するための方法であって、
    該ガラス物品を形成するステップであって、該ガラス物品は第1の主表面と、該第1の主表面に対して平行である第2の主表面と、該第1の主表面と該第2の主表面との間に該第1の主表面および該第2の主表面に対して垂直の方向に延在するエッジ面とを含む、ステップと、
    前記ガラス物品の前記エッジ面にエッチングクリームを適用するステップであって、該エッチングクリームの適用は該エッジ面上の粒子密度を低減する、ステップと、
    を含む方法。
  2. 前記エッチングクリームは、フッ化水素酸および塩酸を含む、請求項1記載の方法。
  3. 前記方法は、エッチング液および増粘剤を配合して前記エッチングクリームを調製するステップをさらに含み、該エッチング液中の塩酸の濃度は、該エッチング液中のフッ化水素酸の濃度の少なくとも約2倍である、請求項2記載の方法。
  4. 前記エッチング液中のフッ化水素酸の前記濃度は、少なくとも約1.5モル濃度である、請求項3記載の方法。
  5. 前記エッチング液中の塩酸とフッ化水素酸との濃度比は、約2:1から約6:1までの範囲である、請求項3記載の方法。
  6. 前記エッチングクリームの適用は、前記エッジ面上の粒子密度を0.1平方ミリメートルあたり約200個未満に低減する、請求項1から5いずれか一項に記載の方法。
  7. 前記エッチングクリームは、重量比で少なくとも約10%の増粘剤を含む、請求項1から6いずれか一項に記載の方法。
  8. 前記増粘剤は、ポリアクリルアミド類、ポリエチレン酸化物、およびエーテルアミン類からなる群より選択される少なくとも1つの構成成分を含む、請求項7記載の方法。
  9. 前記エッチングクリームの適用時の前記エッジ面のエッチング速度は、少なくとも毎分約2マイクロメートルである、請求項1から8いずれか一項に記載の方法。
  10. 前記適用するステップは、前記エッチングクリームを、少なくとも約45℃の温度で適用するステップをさらに含む、請求項1から9いずれか一項に記載の方法。
  11. 前記エッジ面は、前記エッチングクリームの適用前に面取り加工に供される、請求項1から10いずれか一項に記載の方法。
  12. 前記方法は、前記エッチングクリームを前記エッジ面から少なくとも約75℃の温度で洗い落すステップをさらに含む、請求項1から11いずれか一項に記載の方法。
  13. 前記適用するステップは、前記エッチングクリームを、約45℃から約60℃の範囲の温度で適用するステップをさらに含む、請求項12記載の方法。
  14. 請求項1から13いずれか一項に記載の方法によって作製されるガラス物品。
  15. 請求項14記載のガラス物品を含む電子デバイス。
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