JP2020505837A - 無線通信ネットワークにおける制御プレーンレイテンシ低減 - Google Patents
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Abstract
アップリンク送信をプロビジョニングするためのネットワークノード、無線デバイス、および方法が提供される。一実施形態では、ネットワークノードは、少なくとも1つのランダムアクセス(RA)メッセージを送信することと、応答メッセージを受信することとを行うように設定された、ノード処理回路要素を含む。少なくとも1つのRAメッセージは、無線リソースの指示を含み、無線リソースは、少なくとも1つのRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための複数の時間ロケーションにおいて有効である。応答メッセージは、アップリンク送信のための複数の時間ロケーションのうちの1つに従って受信される。【選択図】図4
Description
本開示は、無線通信に関し、詳細には、レイテンシ低減のためのアップリンクグラント(uplink grant)のオーバープロビジョニングに関する。
図1は、図2で説明されるランダムアクセス(RA:Random Access)シグナリングを実施するための、LTEにおけるRAのためのシステムのブロック図である。システム10は、(まとめて無線デバイス11と呼ばれる)1つまたは複数の無線デバイス11a〜nと、1つまたは複数のネットワークノード12とを含む。システム10などの現代のセルラー無線システムでは、無線ネットワークは、無線デバイス11の挙動に対する厳しい制御を有する。周波数、タイミング、および電力のようなアップリンク送信パラメータが、基地局から端末へのダウンリンク制御シグナリングを介して規制される。たとえば、アップリンク(UL)送信を時間整合することによって、無線デバイス間の直交性が時間領域において達成され得、これは、無線リソースが乏しいので必要である。本明細書で使用されるULは、無線デバイスからネットワークノードへの送信を指す。
電源投入時に、または長い待機時間の後に、無線デバイス11、たとえば、ユーザ機器(UE)、端末などは、アップリンクにおいて同期されない。無線デバイスは、ダウンリンク(制御)信号からアップリンク周波数と電力推定値とを導出することができる。しかしながら、ネットワークノード12、たとえば、基地局、eノードBなどと、無線デバイス11との間のラウンドトリップ伝搬遅延は知られていないので、タイミング推定を行うことは困難である。したがって、無線デバイスアップリンクタイミングが、ダウンリンクに同期される場合でも、それは、伝搬遅延のために、ネットワークノード12の受信機に到着するのが遅すぎることがある。したがって、トラフィックを開始する前に、無線デバイスは、ネットワークに対してランダムアクセス(RA)プロシージャを遂行しなければならない。RAの後に、ネットワークノードは、無線デバイス11のアップリンクのタイミング不整合を推定し、補正メッセージを送ることができる。
通常、無線デバイス11がネットワークへのアクセスを要求するために、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)が提供される。良好な自己相関をもつ固有のシーケンスに基づくRAプリアンブルが、使用される。複数の無線デバイス11が、同時にアクセスを要求することができるので、要求側無線デバイス間で衝突が発生することがある。無線デバイス11の送信を分離するために、競合解消(contention resolution)方式が実装されなければならない。RAを実施する異なる無線デバイス11を区別するために、一般に、多くの異なるプリアンブルが存在する。RAを実施する無線デバイス11は、プールの中からプリアンブルをランダムに選び、そのプリアンブルを送信する。プリアンブルは、ランダム無線デバイスIDを表し、ランダム無線デバイスIDは、ネットワークへのアクセスを無線デバイスにグラントする(grant)ときにネットワークノード12によって使用され得る。ネットワークノード12の受信機は、異なるプリアンブルを用いて実施されたRA試みを解決し、対応するランダム無線デバイスIDを使用して各無線デバイス11に応答メッセージを送る。複数の無線デバイス11が同じプリアンブルを同時に使用する場合、衝突が発生し、ネットワークノード12は、同じランダム無線デバイスIDをもつ2つの無線デバイスを区別することができないので、RA試みが成功しない可能性が極めて高いことになる。衝突の確率を最小限に抑えるために、利用可能なシーケンスのセットは、大きいものであるべきである。
図2は、3GPP TS 36.321および36.213において規定されているLTEにおけるランダムアクセスシグナリングのブロック図である。無線デバイス11が、RAプリアンブルメッセージ、すなわち、メッセージ1またはMsg1をネットワークノード12に送信する(ブロックS100)。ネットワークノード12は、RA応答メッセージを送信する(ブロックS102)。RA応答メッセージは、3GPP TS 36.321および36.213において規定されている、当技術分野において知られているタイミングアドバンス、アップリンクグラントおよび他の情報を含む。無線デバイス11は、RAメッセージ3、すなわち、msg3をネットワークノード12に送信する(ブロックS104)。RAメッセージ3は、3GPP TS 36.321および36.213において規定されている、当技術分野において知られている無線デバイス識別情報、バッファステータス報告(BSR)、および他の情報を含み得る。ネットワークノード12は、RA競合解消メッセージを無線デバイス11に送信する(ブロックS106)。RA競合解消メッセージは、3GPP TS 36.321および36.213において規定されている、ULグラント、DL割り振りおよび他の情報を含み得る。無線デバイス11およびネットワークノード12は、更なるアップリンクおよび/またはダウンリンク送信に参加する(ブロックS108)。
ネットワークノード12の受信機は、プリアンブルを検出するためにすべてのRA機会においてリッスンする。プリアンブルが成功裡に検出された場合、たとえば、検出されたプリアンブルの数、タイミングアドバンス情報、およびUL送信についてのULグラントを含むRA応答(たとえば、RAプロシージャのステップ3におけるMsg3)が、ダウンリンク(DL)上で特殊メッセージ中で送られる。RA応答中に含まれるULグラントは、これ以降、RA応答グラント(RA response grant)と呼ばれる。
RAプリアンブル送信を最近実施した無線デバイス11は、RA応答を受信するために、プリアンブルが送られた後のある時間ウィンドウ内にリッスンしている。RA応答の受信の成功の場合、無線デバイス11は、RAプロシージャのブロックS104およびS106を続ける。指定されたウィンドウ内にRA応答が受信されない場合、新しい試みが行われる。
RA応答を受信した後に、無線デバイス11は、メッセージを復号し、封入されたRA応答グラントを読み取る。したがって、無線デバイス11は、このグラントを使用してRA msg3を送る。LTEでは、グラントのタイミングは、規格によって、およびグラント内のフラグによって与えられる。
LTEでは、無線デバイス11は、RA応答中のULグラント情報に従って、UL遅延フィールドがゼロに設定されている場合、UL−SCHトランスポートブロックを第1のサブフレームn+k1、k1≧6中で送信し、ここで、n+k1は、PUSCH送信のための第1の利用可能なULサブフレームである。無線デバイス11は、UL遅延フィールドが1に設定されている場合、PUSCH送信を、n+k1後の次の利用可能なULサブフレームに延期する。
いくつかの実施形態は、有利には、レイテンシ低減のためのアップリンクグラントのオーバープロビジョニングのための方法、ネットワークノードおよび無線デバイスを提供する。
本開示の一態様によれば、アップリンク送信をプロビジョニングするためのネットワークノードが提供される。ネットワークノードは、少なくとも1つのランダムアクセス(RA)メッセージを送信することと、応答メッセージを受信することとを行うように設定された、ノード処理回路要素を含む。少なくとも1つのRAメッセージは、無線リソースの指示を含み、無線リソースは、少なくとも1つのRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための複数の時間ロケーションにおいて有効である。応答メッセージは、アップリンク送信のための複数の時間ロケーションのうちの1つに従って受信される。
この態様の一実施形態によれば、少なくとも1つのRAメッセージは、第1のRAメッセージと第2のRAメッセージとを含む。第1のRAメッセージは、第1のRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための、複数の時間ロケーションのうちの第1の時間ロケーションを指示する。第2のRAメッセージは、第2のRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための、第1の時間ロケーションとは異なる複数の時間ロケーションのうちの第2の時間ロケーションを指示する。
この態様の一実施形態によれば、少なくとも1つのRAメッセージは、単一のRAメッセージである。複数の時間ロケーションは、第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションと、第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションとを含む。この態様の一実施形態によれば、第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションは、第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションと同じである。
この態様の一実施形態によれば、第1のタイプの無線デバイスは、レガシー無線デバイスである。第2のタイプの無線デバイスは、非レガシー無線デバイスである。この態様の一実施形態によれば、第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションは、第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションとは異なる。第2の時間ロケーションは、第1の時間ロケーションのシグナリングレイテンシと比較して、シグナリングレイテンシを低減する。この態様の一実施形態によれば、複数の時間ロケーションは、第1の時間ロケーションと、第1の時間ロケーションとは異なる第2の時間ロケーションとを含む。第1の時間ロケーションは、アップリンク送信のためのサブフレームn+k1を指示し、ここで、k1が、6以上のうちの1つであり、第2の時間ロケーションは、アップリンク送信のためのサブフレームn+k2を指示し、ここで、k2が6よりも小さい。この態様の一実施形態によれば、ノード処理回路要素は、RAプリアンブルメッセージを受信するように更に設定される。RAメッセージは、受信されたRAプリアンブルメッセージに応答して送信される。
本開示の別の態様によれば、アップリンク送信をプロビジョニングするためのネットワークノードのための方法が提供される。少なくとも1つのランダムアクセス(RA)メッセージが、送信される。少なくとも1つのRAメッセージは、無線リソースの指示を含み、無線リソースは、少なくとも1つのRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための複数の時間ロケーションにおいて有効である。応答メッセージが受信される。応答メッセージは、アップリンク送信のための複数の時間ロケーションのうちの1つに従って受信される。
この態様の一実施形態によれば、少なくとも1つのRAメッセージは、第1のRAメッセージと第2のRAメッセージとを含む。第1のRAメッセージは、第1のRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための、複数の時間ロケーションのうちの第1の時間ロケーションを指示する。第2のRAメッセージは、第2のRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための、第1の時間ロケーションとは異なる複数の時間ロケーションのうちの第2の時間ロケーションを指示する。この態様の一実施形態によれば、少なくとも1つのRAメッセージは、単一のRAメッセージである。複数の時間ロケーションは、第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションと、第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションとを含む。
この態様の一実施形態によれば、第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションは、第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションと同じである。この態様の一実施形態によれば、第1のタイプの無線デバイスは、レガシー無線デバイスである。第2のタイプの無線デバイスは、非レガシー無線デバイスである。この態様の一実施形態によれば、第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションは、第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションとは異なる。第2の時間ロケーションは、第1の時間ロケーションのシグナリングレイテンシと比較して、シグナリングレイテンシを低減する。この態様の一実施形態によれば、複数の時間ロケーションは、第1の時間ロケーションと、第1の時間ロケーションとは異なる第2の時間ロケーションとを含む。第1の時間ロケーションは、アップリンク送信のためのサブフレームn+k1を指示し、ここで、k1が、6以上のうちの1つである。第2の時間ロケーションは、アップリンク送信のためのサブフレームn+k2を指示し、ここで、k2が6よりも小さい。この態様の一実施形態によれば、RAプリアンブルメッセージが受信される。RAメッセージは、受信されたRAプリアンブルメッセージに応答して送信される。
本開示の別の態様によれば、無線デバイスが提供される。無線デバイスは、少なくとも1つのランダムアクセス(RA)メッセージを受信するように設定された、デバイス処理回路要素を含む。少なくとも1つのRAメッセージは、無線リソースの指示を含み、無線リソースは、受信された少なくとも1つのRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための複数の時間ロケーションにおいて有効である。デバイス処理回路要素は、アップリンク送信のための複数の時間ロケーションのうちの1つに従って、応答メッセージを送信するように更に設定される。
この態様の一実施形態によれば、少なくとも1つのRAメッセージは、第1のRAメッセージと第2のRAメッセージとを含む。第1のRAメッセージは、第1のRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための、複数の時間ロケーションのうちの第1の時間ロケーションを指示する。第2のRAメッセージは、第2のRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための、第1の時間ロケーションとは異なる複数の時間ロケーションのうちの第2の時間ロケーションを指示する。送信された応答メッセージは、第1の時間ロケーションと第2の時間ロケーションとのうちの1つに従って送信される。
この態様の一実施形態によれば、少なくとも1つのRAメッセージは、単一のRAメッセージである。複数の時間ロケーションは、第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションと、第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションとを含む。送信された応答メッセージは、第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションと、第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションとのうちの1つに従って送信される。この態様の一実施形態によれば、第1のタイプの無線デバイスは、レガシー無線デバイスである。第2のタイプの無線デバイスは、非レガシー無線デバイスである。
この態様の一実施形態によれば、第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションは、第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションと同じである。この態様の一実施形態によれば、第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションは、第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションとは異なる。第2の時間ロケーションは、第1の時間ロケーションのシグナリングレイテンシと比較して、シグナリングレイテンシを低減する。この態様の一実施形態によれば、複数の時間ロケーションは、第1の時間ロケーションと、第1の時間ロケーションとは異なる第2の時間ロケーションとを含む。第1の時間ロケーションは、アップリンク送信のためのサブフレームn+k1を指示し、ここで、k1が、6以上のうちの1つである。第2の時間ロケーションは、アップリンク送信のためのサブフレームn+k2を指示し、ここで、k2が6よりも小さい。この態様の一実施形態によれば、デバイス処理回路要素は、RAプリアンブルメッセージを送信するように更に設定される。RAメッセージは、送信されたRAプリアンブルメッセージに応答して受信される。
本開示の別の態様によれば、無線デバイスのための方法が提供される。少なくとも1つのランダムアクセス(RA)メッセージが、受信される。少なくとも1つのRAメッセージは、無線リソースの指示を含み、無線リソースは、受信された少なくとも1つのRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための複数の時間ロケーションにおいて有効である。アップリンク送信のための複数の時間ロケーションのうちの1つに従って、応答メッセージが送信される。
この態様の一実施形態によれば、少なくとも1つのRAメッセージは、第1のRAメッセージと第2のRAメッセージとを含む。第1のRAメッセージは、第1のRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための、複数の時間ロケーションのうちの第1の時間ロケーションを指示する。第2のRAメッセージは、第2のRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための、第1の時間ロケーションとは異なる複数の時間ロケーションのうちの第2の時間ロケーションを指示する。送信された応答メッセージは、第1の時間ロケーションと第2の時間ロケーションとのうちの1つに従って送信される。
この態様の一実施形態によれば、少なくとも1つのRAメッセージは、単一のRAメッセージであり、複数の時間ロケーションは、第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションと、第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションとを含む。送信された応答メッセージは、第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションと、第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションとのうちの1つに従って送信される。この態様の一実施形態によれば、第1のタイプの無線デバイスは、レガシー無線デバイスである。第2のタイプの無線デバイスは、非レガシー無線デバイスである。
この態様の一実施形態によれば、第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションは、第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションと同じである。この態様の一実施形態によれば、第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションは、第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションとは異なる。第2の時間ロケーションは、第1の時間ロケーションのシグナリングレイテンシと比較して、シグナリングレイテンシを低減する。この態様の一実施形態によれば、複数の時間ロケーションは、第1の時間ロケーションと、第1の時間ロケーションとは異なる第2の時間ロケーションとを含む。第1の時間ロケーションは、アップリンク送信のためのサブフレームn+k1を指示し、ここで、k1が、6以上のうちの1つである。第2の時間ロケーションは、アップリンク送信のためのサブフレームn+k2を指示し、ここで、k2が6よりも小さい。この態様の一実施形態によれば、RAプリアンブルメッセージが送信される。RAメッセージは、送信されたRAプリアンブルメッセージに応答して受信される。
本開示の別の態様によれば、アップリンク送信をプロビジョニングするためのネットワークノードが提供される。ネットワークノードは、少なくとも1つのランダムアクセス(RA)メッセージを送信することと、応答メッセージを受信することとを行うように設定された、スケジューリングモジュールを含む。少なくとも1つのRAメッセージは、少なくとも1つのRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための複数の時間ロケーションの指示を含む。応答メッセージは、アップリンク送信のための複数の時間ロケーションのうちの1つに従って受信される。
本開示の別の態様によれば、無線デバイスが提供される。アクセスモジュールは、少なくとも1つのランダムアクセス(RA)メッセージを受信するように設定される。少なくとも1つのRAメッセージは、無線リソースの指示を含み、無線リソースは、受信された少なくとも1つのRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための複数の時間ロケーションにおいて有効である。アクセスモジュールは、アップリンク送信のための複数の時間ロケーションのうちの1つに従って、応答メッセージを送信するように更に設定される。
したがって、本開示の詳細な態様は、無線デバイスが、制御プレーンレイテンシ低減を実施するための無線デバイスのキャパシティ(capacity)(すなわち、ランダムアクセスプロセスなどのプロセス中の、レガシー無線デバイスと比較して低減された処理時間)をネットワークノードに指示することができる機構を与える。ネットワークノードは、複数の時間ロケーションにおいて有効であるリソースの指示を、無線デバイスに与え得る。次いで、無線デバイスは、制御プレーンレイテンシ低減を利用するための無線デバイスの能力(capability)に従って、リソースを利用し得る。無線デバイスが、制御プレーンレイテンシ低減を利用することが可能である場合、無線デバイスは、複数の時間ロケーションのうちの第1の時間ロケーションにおいて応答メッセージを送信し得、無線デバイスが、制御プレーンレイテンシ低減を利用することができない場合、無線デバイスは、複数の時間ロケーションのうちの第2の時間ロケーションにおいて応答メッセージを送信し得る。したがって、ネットワークノードは、応答メッセージを送信するために無線デバイスによってどちらの時間ロケーションが利用されるかに従って、無線デバイスが制御プレーンレイテンシ低減を実施することが可能であるかどうかを決定し得る。
この概念は、無線デバイスの他の能力のシグナリングに拡張され得る。したがって、概して、無線デバイスは、複数の時間ロケーションにおいて有効であるリソースをグラントされ得る。それらの時間ロケーションのうちの特定の1つを選択することによって、無線デバイスは、特定の機能、たとえば、無線通信ネットワークにおいて実装される電気通信規格の特徴を実施するための無線デバイスの能力を、暗黙的にシグナリングすることができる。たとえば、無線デバイスは、より高次のMIMOなど、特定の送信方式を利用するための無線デバイスの能力をシグナリングし得る。
本実施形態、ならびに本実施形態の付随する利点および特徴のより完全な理解が、添付の図面とともに考慮されるとき、以下の詳細な説明を参照することによって、より容易に理解されよう。
本明細書で使用される、「第1の」および「第2の」、「上部」および「下部」など、関係を示す用語は、あるエンティティまたは要素を別のエンティティまたは要素と区別するためにのみ使用され得、必ずしも、そのようなエンティティまたは要素間の物理的または論理的な関係または順序を必要とするまたは暗示するものではない。
別段に規定されていない限り、本明細書で使用される(技術用語および科学用語を含む)すべての用語は、本開示が属する技術の当業者によって通常理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で使用される用語は、本明細書および関連技術の文脈におけるそれらの用語の意味に従う意味を有するものとして解釈されるべきであり、明確にそのように本明細書で規定されていない限り、理想的なまたは過度に形式的な意味において解釈されないことを更に理解されよう。
本明細書で説明される実施形態では、結合用語(joining term)「と通信している(in communication with)」などは、たとえば、物理的な接触、誘導、電磁放射、無線シグナリング、赤外線シグナリングまたは光シグナリングによって達成され得る、電気またはデータ通信を指示するために使用され得る。複数の構成要素が相互動作し得ること、ならびに修正および変形が、電気およびデータ通信を達成することについて可能であることを、当業者は諒解されよう。
次に、同様の参照符号が同様の要素を指す図面を参照すると、図3では、本発明の原理による、アップリンク(UL)グラントのプロビジョニングのための例示的なシステムが示されており、全体的に「14」として指定されている。システム14は、1つまたは複数のノード16と、1つまたは複数の無線デバイス18とを含む。ノード16は、基地局、無線基地局、基地トランシーバ局、基地局コントローラ、ネットワークコントローラ、エボルブドノードB(eNB)、ノードB、マルチセル/マルチキャスト協調エンティティ(MCE)、リレーノード、アクセスポイント、無線アクセスポイント、リモートラジオユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)、コアネットワークノード(たとえば、MME、SONノード、協調ノード、測位ノード、MDTノードなど)などの無線ネットワークノード、更には、外部ノード(たとえば、第三者ノード、現在のネットワークの外部のノード)などを含み得る、任意の種類のネットワークノードであり得る。1つまたは複数の実施形態では、ノード16に関して本明細書で説明される機能は、ネットワーククラウドにおいてなど、いくつかのノード16間での分散的な様式で実施される。
ネットワークノード16は、LTEベース通信プロトコルなど、当技術分野で知られている1つまたは複数の通信プロトコルを使用して無線デバイス18と通信するための、1つまたは複数の送信機20と1つまたは複数の受信機22とを含む。1つまたは複数の実施形態では、送信機20および受信機22は、1つまたは複数の通信インターフェースを含むか、または1つまたは複数の通信インターフェースによって置き換えられる。
ネットワークノード16は処理回路要素24を含む。処理回路要素24は、プロセッサ26とメモリ28とを含む。処理回路要素24は、処理および/または制御のための集積回路要素、たとえば、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路要素)を含み得る。プロセッサ26は、メモリ28にアクセスする(たとえば、メモリ28に書き込む、および/またはメモリ28から読み取る)ように設定され得、メモリ28は、任意の種類の揮発性および/または不揮発性メモリ、たとえば、キャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(読取り専用メモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)を含み得る。そのようなメモリ28は、プロセッサ26によって実行可能なコード、ならびに/あるいは他のデータ、たとえば、通信に関係するデータ、たとえば、ノードの設定および/またはアドレスデータなどを記憶するように設定され得る。
処理回路要素24は、本明細書で説明される方法および/またはプロセスのいずれをも制御するように、ならびに/あるいはそのような方法および/またはプロセスを、たとえば、ネットワークノード16によって実施させるように、設定され得る。対応する命令がメモリ28に記憶され得、メモリ28は、プロセッサ26に読取り可能であり、および/またはプロセッサ26に読取り可能に接続され得る。1つまたは複数のプロセッサ26は、本明細書で説明されるノード12の機能を実施するように設定される。メモリ28は、データ、プログラマチックソフトウェアコードおよび/または本明細書で説明される他の情報を記憶するように設定される。メモリ28は、スケジューリングコード30を記憶するように設定される。たとえば、スケジューリングコード30は、プロセッサ26によって実行されたとき、プロセッサ26に、図4に関して詳細に論じられるプロセスを実施させる命令を含む。ネットワークノード16によって実施されるものとして本明細書で説明される機能が、複数のネットワークノード16上に分散されることに更に留意されたい。言い換えれば、本明細書で説明されるネットワークノードの機能は、単一の物理デバイスによる実施に限定されず、実際は、単一の物理的ロケーション内の、またはインターネットなどのネットワークにわたる、いくつかの物理デバイス間で分散され得ると考えられる。
無線デバイス18は、システム14中のネットワークノード16および/または他のエンティティと通信するための、1つまたは複数の送信機32と1つまたは複数の受信機34とを含む。無線デバイス18は、当技術分野で知られている無線(radio)または無線(wireless)信号を通信することができるデバイスの中でも、無線通信デバイス、センサーデバイス、ターゲットデバイス、デバイスツーデバイス無線デバイス、ユーザ機器(UE)、マシン型無線デバイスまたはマシンツーマシン通信が可能な無線デバイス、無線デバイスを装備したセンサー、タブレット、モバイル端末、携帯電話、ラップトップ、コンピュータ、機器、自動車、スマートフォン、ラップトップ組込み装備(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、および顧客構内機器(CPE)であり得る。
無線デバイスは処理回路要素36を含む。処理回路要素36は、プロセッサ38とメモリ40とを含む。処理回路要素36は、処理および/または制御のための集積回路要素、たとえば、1つまたは複数のプロセッサおよび/またはプロセッサコアおよび/またはFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)および/またはASIC(特定用途向け集積回路要素)を含み得る。プロセッサ38は、メモリ40にアクセスする(たとえば、メモリ40に書き込む、および/またはメモリ40から読み取る)ように設定され得、メモリ40は、任意の種類の揮発性および/または不揮発性メモリ、たとえば、キャッシュおよび/またはバッファメモリおよび/またはRAM(ランダムアクセスメモリ)および/またはROM(読取り専用メモリ)および/または光メモリおよび/またはEPROM(消去可能プログラマブル読取り専用メモリ)を含み得る。そのようなメモリ40は、プロセッサ38によって実行可能なコード、ならびに/あるいは他のデータ、たとえば、通信に関係するデータ、たとえば、ノードの設定および/またはアドレスデータなどを記憶するように設定され得る。
処理回路要素36は、本明細書で説明される方法および/またはプロセスのいずれをも制御するように、ならびに/あるいはそのような方法および/またはプロセスを、たとえば、無線デバイス18によって実施させるように、設定され得る。対応する命令がメモリ40に記憶され得、メモリ40は、プロセッサ38に読取り可能であり、および/またはプロセッサ38に読取り可能に接続され得る。
1つまたは複数のプロセッサ38は、本明細書で説明される無線デバイス18の機能を実施するように設定される。メモリ40は、データ、プログラマチックソフトウェアコードおよび/または本明細書で説明される他の情報を記憶するように設定される。メモリ40は、アクセスコード42を記憶するように設定される。たとえば、アクセスコード42は、プロセッサ38によって実行されたとき、プロセッサ38に、図5に関して詳細に論じられるプロセスを実施させる命令を含む。
新しいタイプの無線デバイス18、たとえば、非レガシー無線デバイス18の場合、無線リソース制御(RRC)接続再開要求について処理遅延が低減され得る。しかしながら、ネットワークノード16は、ランダムアクセス(RA)応答グラントを送る時点で、無線デバイス18がレガシータイプのものであるのか、新しいタイプのものであるのかを知らない。
本開示は、無線デバイス18からのmsg3、すなわち、RAメッセージ3または応答メッセージのスケジューリング機会(scheduling opportunities)をオーバープロビジョニングする。一実施形態では、ネットワークノード16は、RA応答グラントを各々含んでいる2つのRA応答メッセージを、無線デバイス18に送る。一方は、msg3のためのn+k1タイミングをもつレガシーメッセージであり、他方は、msg3のための新しいn+kタイミングをもつ新しいメッセージであることになる。代替的に、新しいタイプの無線デバイス18は、RA応答グラントを受信するとき、新しいn+kタイミングを適用する。
これは、アイドル(IDLE)モードと接続(CONNECTED)モードとの間の遷移のためのレイテンシが低減されることを可能にする。たとえば、ランダムアクセス中に、ネットワークノード16は、msg3のための、レガシータイミングとより短いタイミングの両方をスケジュールし、新しいタイプの無線デバイス18は、新しいRA応答メッセージを読み取ること、または新しいタイミングをレガシーメッセージに適用することのいずれかによって、より短いタイミングを使用し、レガシー無線デバイス18のプロシージャは影響を及ぼされない。
リソースのスケジューリング
RA応答を送る時点で、ネットワークノード16は、無線デバイス18がレガシータイプのものであるのか、新しいタイプのものであるのかを知らない。したがって、ネットワークノード16は、無線デバイス18からのmsg3を、レガシー無線デバイス18の場合はタイミングn+k1で受信し、また、新しいタイプの無線デバイス18の場合はタイミングn+kで受信するように準備されることによって、msg3スケジューリング機会をオーバープロビジョニングする。したがって、ネットワークノード16は、両方のリソースをスケジュールする。
RA応答を送る時点で、ネットワークノード16は、無線デバイス18がレガシータイプのものであるのか、新しいタイプのものであるのかを知らない。したがって、ネットワークノード16は、無線デバイス18からのmsg3を、レガシー無線デバイス18の場合はタイミングn+k1で受信し、また、新しいタイプの無線デバイス18の場合はタイミングn+kで受信するように準備されることによって、msg3スケジューリング機会をオーバープロビジョニングする。したがって、ネットワークノード16は、両方のリソースをスケジュールする。
RA応答グラントのオーバープロビジョニング
ネットワークノード16は、RACHプリアンブルを受信した後の2つのRA応答メッセージ、すなわち、レガシーRA応答グラントと新しいRA応答グラントとを発行する。
ネットワークノード16は、RACHプリアンブルを受信した後の2つのRA応答メッセージ、すなわち、レガシーRA応答グラントと新しいRA応答グラントとを発行する。
レガシーRA応答グラント
これらの2つのRA応答メッセージのうちの第1のものは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術仕様書(TS)36.321および36.213において規定されているアップリンク(UL)グラントを含んでいる、レガシーメッセージである。このULグラントは、次のように説明される、レガシータイミングn+k1を有する。
これらの2つのRA応答メッセージのうちの第1のものは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)技術仕様書(TS)36.321および36.213において規定されているアップリンク(UL)グラントを含んでいる、レガシーメッセージである。このULグラントは、次のように説明される、レガシータイミングn+k1を有する。
Long Term Evolution(LTE)では、無線デバイス18は、RA応答中のULグラント情報に従って、UL遅延フィールドがゼロに設定されている場合、UL−SCHトランスポートブロックを第1のサブフレームn+k1、k1≧6中で送信し、ここで、n+k1は、物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信のための第1の利用可能なULサブフレームである。無線デバイス18は、UL遅延フィールドが1に設定されている場合、PUSCH送信を、n+k1後の次の利用可能なULサブフレームに延期する。
レガシー無線デバイス18は、このメッセージを復号し、続いて、msg3のためのULグラントを使用することになる。
新しいRA応答グラント
これらの2つのRA応答メッセージのうちの第2のものは、新しいULグラントを含んでいるメッセージである。このULグラントは、n+kのタイミングを有する。一例として、このタイミングは、レガシー規定に従い、k1がknewによって置き換えられる。新しいタイプの無線デバイス18は、このメッセージを復号することができ、次いで、第1のRA応答メッセージを廃棄することになる。レガシー無線デバイス18は、第2のメッセージを復号しないことになり、したがって、第1のRA応答メッセージのULグラントを使用することになる。
これらの2つのRA応答メッセージのうちの第2のものは、新しいULグラントを含んでいるメッセージである。このULグラントは、n+kのタイミングを有する。一例として、このタイミングは、レガシー規定に従い、k1がknewによって置き換えられる。新しいタイプの無線デバイス18は、このメッセージを復号することができ、次いで、第1のRA応答メッセージを廃棄することになる。レガシー無線デバイス18は、第2のメッセージを復号しないことになり、したがって、第1のRA応答メッセージのULグラントを使用することになる。
単一のRA応答グラント
代替実施形態では、1つのRA応答のみがネットワークノード16から送られる。このRA応答は、レガシーRA応答グラントと同等であり得るRA応答グラントを含んでいる。たとえば、
− レガシー無線デバイス18は、当技術分野で知られている、3GPP TS 36.213および36.321に記載されている、レガシータイミングn+k1を適用する。
− 新しいタイプの無線デバイス18は、新しいタイミングn+kを適用する。一例では、UL遅延ビット=0である場合、k>=knewであり、ここで、n+kは、第1の利用可能なULサブフレームである。UL遅延フィールドビット=1である場合、無線デバイス18は、送信を、n+k後の次の利用可能なULサブフレームに延期する。それにより、タイミングプロシージャは、レガシー規定に従い、6がknewによって置き換えられ得る。
代替実施形態では、1つのRA応答のみがネットワークノード16から送られる。このRA応答は、レガシーRA応答グラントと同等であり得るRA応答グラントを含んでいる。たとえば、
− レガシー無線デバイス18は、当技術分野で知られている、3GPP TS 36.213および36.321に記載されている、レガシータイミングn+k1を適用する。
− 新しいタイプの無線デバイス18は、新しいタイミングn+kを適用する。一例では、UL遅延ビット=0である場合、k>=knewであり、ここで、n+kは、第1の利用可能なULサブフレームである。UL遅延フィールドビット=1である場合、無線デバイス18は、送信を、n+k後の次の利用可能なULサブフレームに延期する。それにより、タイミングプロシージャは、レガシー規定に従い、6がknewによって置き換えられ得る。
例示的なタイミング
一例として、新しいタイプの無線デバイス18は、knew=4サブフレームのタイミングに従い、それにより、2msでシグナリングレイテンシを低減する。
一例として、新しいタイプの無線デバイス18は、knew=4サブフレームのタイミングに従い、それにより、2msでシグナリングレイテンシを低減する。
したがって、ネットワークノード16は、無線デバイス18に、複数の時間ロケーションにおいて有効である送信リソースをプロビジョニングする。たとえば、ネットワークノード16は、複数のメッセージを無線デバイス18に送信し得、各メッセージは、それぞれの時間ロケーションにおけるリソースのグラントを含む。代替的に、ネットワークノード16は、複数の時間ロケーションにおいて有効であるリソースのグラントを含むメッセージを、無線デバイス18に送信し得る。リソース(たとえば送信周波数)は、異なる時間ロケーションにおいて、同じであるかまたは異なり得る。
この文脈では、「時間ロケーション」という用語は、無線通信ネットワークにおいて実装される特定の規格に従って規定された、時間インスタンスを指す。時間ロケーションのための好適な例は、送信時間間隔(TTI:transmission time interval)、サブフレーム、タイムスロット、時間ミニスロットなどを含む。
したがって、ネットワークノード16は、RA応答メッセージを送信するために無線デバイスによって使用されるリソースに基づいて、無線デバイス18が制御メッセージを比較的迅速に処理することが可能である(たとえば、無線デバイス18が新しいタイプの無線デバイスである)のか、無線デバイス18が制御メッセージを比較的遅く処理することが可能である(たとえば、無線デバイス18がレガシー無線デバイスである)のかを決定することが可能である。無線デバイス18がレガシータイミング(すなわちn+k1)を適用する場合、ネットワークノード16は、無線デバイス18が、制御プレーン信号を比較的遅いレートにおいて(すなわち、レガシーレートにおいて)のみ処理することができると決定し得、無線デバイス18が新しいタイミング(すなわち、n+kまたはknew)を適用する場合、ネットワークノード16は、無線デバイス18が、制御プレーン信号を比較的より高速のレートにおいて処理することが可能であると決定し得る。
Msg4および更なるメッセージ
更なる実施形態では、ネットワークノード16は、RAプロシージャ(図2参照)の一部として、1つまたは複数の更なるメッセージを無線デバイス18に送信する。たとえば、ネットワークノードは、RA競合解消またはRRC接続再開としても知られる、msg4を送信し得る。Msg4は、リソースのグラントを含むか、またはリソースのそのようなグラントを含む追加のメッセージが付随し得る。たとえば、追加のメッセージは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)など、ダウンリンク制御チャネル上での送信と、ダウンリンク制御情報(DCI)を使用するリソースのグラントとを含み得る。リソースのグラントは、更なるメッセージmsg4に対する応答(たとえば、RRC接続を確立するようにとの要求)など、1つまたは複数のアップリンクメッセージ、またはユーザデータを送信するために無線デバイス18によって使用され得る。リソースは、無線デバイスがレガシー無線デバイスであるという決定に応答して、レガシータイミングに従って規定され得る。そのような例では、リソースは、無線デバイス18によるより遅い処理を可能にするために、リソースのグラントを含んでいるメッセージの送信から比較的長い時間後である時間ロケーション(たとえば、N+5、ここで、Nは、メッセージが送信された時間ロケーションである)を指示し得る。代替的に、リソースは、無線デバイスが新しいタイプの無線デバイスであるか、または、場合によっては、レガシーデバイスよりも迅速に制御プレーンメッセージを処理することが可能であるという決定に応答して、リソースのグラントを含んでいるメッセージの送信から比較的短い時間後である時間ロケーション(たとえば、N+3)を指示し得る。
更なる実施形態では、ネットワークノード16は、RAプロシージャ(図2参照)の一部として、1つまたは複数の更なるメッセージを無線デバイス18に送信する。たとえば、ネットワークノードは、RA競合解消またはRRC接続再開としても知られる、msg4を送信し得る。Msg4は、リソースのグラントを含むか、またはリソースのそのようなグラントを含む追加のメッセージが付随し得る。たとえば、追加のメッセージは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)など、ダウンリンク制御チャネル上での送信と、ダウンリンク制御情報(DCI)を使用するリソースのグラントとを含み得る。リソースのグラントは、更なるメッセージmsg4に対する応答(たとえば、RRC接続を確立するようにとの要求)など、1つまたは複数のアップリンクメッセージ、またはユーザデータを送信するために無線デバイス18によって使用され得る。リソースは、無線デバイスがレガシー無線デバイスであるという決定に応答して、レガシータイミングに従って規定され得る。そのような例では、リソースは、無線デバイス18によるより遅い処理を可能にするために、リソースのグラントを含んでいるメッセージの送信から比較的長い時間後である時間ロケーション(たとえば、N+5、ここで、Nは、メッセージが送信された時間ロケーションである)を指示し得る。代替的に、リソースは、無線デバイスが新しいタイプの無線デバイスであるか、または、場合によっては、レガシーデバイスよりも迅速に制御プレーンメッセージを処理することが可能であるという決定に応答して、リソースのグラントを含んでいるメッセージの送信から比較的短い時間後である時間ロケーション(たとえば、N+3)を指示し得る。
図4は、本開示の原理による、スケジューリングコード30の例示的なスケジューリングプロセスの流れ図である。ノード処理回路要素24が、少なくとも1つのランダムアクセス(RA)メッセージを送信する(ブロックS110)。1つまたは複数の実施形態では、少なくとも1つのRAメッセージは、無線リソースの指示を含み、無線リソースは、少なくとも1つのRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための複数の時間ロケーションにおいて有効である。1つまたは複数の実施形態では、少なくとも1つのRAメッセージは、本開示のセクションの中でも、「RA応答グラントのオーバープロビジョニング」および「単一のRA応答グラント」において上記で説明された。ノード処理回路要素24は、応答メッセージを受信する(ブロックS112)。1つまたは複数の実施形態では、応答メッセージは、アップリンク送信のための複数の時間ロケーションのうちの1つに従って受信される。1つまたは複数の実施形態では、応答メッセージ、たとえば、msg3は、本開示のセクションの中でも、「RA応答グラントのオーバープロビジョニング」および「単一のRA応答グラント」において上記で説明された。ノード処理回路要素24は、アップリンクメッセージを送信するための、無線デバイス(すなわち、ブロックS112において応答メッセージがそこから受信された無線デバイス)のためのリソースのグラントを含む、少なくとも1つの更なるメッセージを送信する(ブロックS113)。たとえば、アップリンクメッセージは、少なくとも1つの更なるメッセージに応答して送信され得る。1つまたは複数の実施形態では、更なるメッセージは、Msg4メッセージ、RRC接続再開メッセージ、またはRA競合解消メッセージである。代替実施形態では、更なるメッセージは、PDCCHなど、物理制御チャネル上で送信され、グラントされたリソースを規定するダウンリンク制御情報を含み得る。グラントされたリソースは、更なるメッセージmsg4に対する応答(たとえば、RRC接続を確立するようにとの要求)など、1つまたは複数のアップリンクメッセージ、またはユーザデータを送信するために無線デバイス18によって使用され得る。リソースは、ブロックS110におけるRAメッセージの送信に対する第1の時間ロケーションにおいて応答メッセージが受信されるという決定に応答する、更なるメッセージの送信に対する第1の時間ロケーションにおけるリソース、または、ブロックS110におけるRAメッセージの送信に対する第2の時間ロケーションにおいて応答メッセージが受信されるという決定に応答する、更なるメッセージの送信に対する第2の時間ロケーションにおけるリソースを含み得る。たとえば、リソースは、無線デバイス18がレガシーデバイスであるという決定に応答して、レガシータイミングに従って規定され得、リソースは、無線デバイス18が新しいタイプのデバイスであるという決定に応答して、新しいタイミングに従って規定され得る。上記の「例示的タイミング」および「Msg4および更なるメッセージ」を参照されたい。
図5は、本開示の原理による、アクセスコード42の例示的なアクセスプロセスの流れ図である。デバイス処理回路要素36が、少なくとも1つのランダムアクセス(RA)メッセージを受信する(ブロックS114)。1つまたは複数の実施形態では、少なくとも1つのRAメッセージは、無線リソースの指示を含み、無線リソースは、受信された少なくとも1つのRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための複数の時間ロケーションにおいて有効である。1つまたは複数の実施形態では、少なくとも1つのRAメッセージは、本開示のセクションの中でも、「RA応答グラントのオーバープロビジョニング」および「単一のRA応答グラント」セクションにおいて上記で説明された。デバイス処理回路要素は、アップリンク送信のための複数の時間ロケーションのうちの1つに従って、応答メッセージを送信し得る(ブロックS116)。1つまたは複数の実施形態では、応答メッセージは、アップリンク送信のための複数の時間ロケーションのうちの1つに従って受信される。1つまたは複数の実施形態では、応答メッセージ、たとえば、msg3は、本開示のセクションの中でも、「RA応答グラントのオーバープロビジョニング」および「単一のRA応答グラント」において上記で説明された。デバイス処理回路要素36は、更なるRAメッセージに対する更なる応答メッセージを送信するための、無線デバイスのためのリソースのグラントを含む、少なくとも1つの更なるメッセージを受信する(ブロックS118)。1つまたは複数の実施形態では、更なるメッセージは、Msg4メッセージ、RRC接続再開メッセージ、またはRA競合解消メッセージである。代替実施形態では、更なるメッセージは、PDCCHなど、物理制御チャネル上で送信され、グラントされたリソースを規定するダウンリンク制御情報を含み得る。アップリンクメッセージは、たとえば、アップリンクデータ(たとえばユーザデータ)の送信であり得る。リソースは、ブロックS110におけるRAメッセージの送信に対する第1の時間ロケーションにおいて応答メッセージが受信されるという決定に応答する、更なるメッセージの送信に対する第1の時間ロケーションにおけるリソース、または、ブロックS110におけるRAメッセージの送信に対する第2の時間ロケーションにおいて応答メッセージが受信されるという決定に応答する、更なるメッセージの送信に対する第2の時間ロケーションにおけるリソースを含み得る。たとえば、リソースは、無線デバイス18がレガシーデバイスであるという決定に応答して、レガシータイミングに従って規定され得、リソースは、無線デバイス18が新しいタイプのデバイスであるという決定に応答して、新しいタイミングに従って規定され得る。上記の「例示的タイミング」および「Msg4および更なるメッセージ」を参照されたい。
図6は、本開示の原理による、ネットワークノード16の代替実施形態のブロック図である。ネットワークノード16は、図4に関して上記で説明されたプロセスを実施するように設定された、スケジューリングモジュール44を含む。
図7は、本開示の原理による、無線デバイス18の代替実施形態のブロック図である。無線デバイス18は、図5のプロセスを実施するように設定された、アクセスモジュール46を含む。
RA応答グラントタイミングの指示
一実施形態では、ネットワーク、たとえば、ネットワークノード16またはネットワーク14内の別のノードは、RA応答グラントのためのタイミングプロシージャを指示する。指示は、たとえば、システム情報(SI)中で、(たとえば、PDDCH上の)L1/L2制御シグナリング中で、またはRA応答メッセージ中で与えられ得る。この指示は、新しいタイプの無線デバイス18が、RA応答グラントを読み取るときにより短いタイミングを適用することを、指示することができる。代替的に、ネットワーク、たとえば、ネットワークノード16またはネットワーク14内の別のノードは、新しいタイプの無線デバイス18が新しいタイミングをそのために適用するべきである、新しいタイプのRA応答メッセージを新しいタイプの無線デバイス18が送信することを、新しいタイプの無線デバイス18に指示することができる。
一実施形態では、ネットワーク、たとえば、ネットワークノード16またはネットワーク14内の別のノードは、RA応答グラントのためのタイミングプロシージャを指示する。指示は、たとえば、システム情報(SI)中で、(たとえば、PDDCH上の)L1/L2制御シグナリング中で、またはRA応答メッセージ中で与えられ得る。この指示は、新しいタイプの無線デバイス18が、RA応答グラントを読み取るときにより短いタイミングを適用することを、指示することができる。代替的に、ネットワーク、たとえば、ネットワークノード16またはネットワーク14内の別のノードは、新しいタイプの無線デバイス18が新しいタイミングをそのために適用するべきである、新しいタイプのRA応答メッセージを新しいタイプの無線デバイス18が送信することを、新しいタイプの無線デバイス18に指示することができる。
図8は、本開示の原理による、ネットワークノードにおける方法のフローチャートである。第1のステップにおいて、ネットワークノードは、(図ではリソースAおよびBと呼ばれる)複数の時間ロケーションにおいて有効である、無線デバイス18へのリソースのグラントを与える。上述のように、グラントは、無線デバイスへの1つまたは複数のメッセージ中に含まれ得る。その後、複数の時間ロケーションのうちの1つにおいてリソースを使用して、無線デバイスから応答メッセージが受信される。特に図9に関する、以下の説明からわかるように、無線デバイスは、特定の機能を実施するための無線デバイスの能力(たとえば、無線通信ネットワーク内に実装される、規格において規定されている機能)および/または無線デバイスの現在の動作状態(たとえば、無線デバイスの現在の処理キャパシティ)に従って、時間ロケーションのうちの1つを選択する。したがって、ネットワークノードは、無線デバイスが、応答メッセージを送信するためにどの時間ロケーション使用したかを決定し、その時間ロケーションに基づいて、特定の機能を実施するための無線デバイスの能力および/または無線デバイスの現在の動作状態を推論する。無線デバイスがリソースAを使用した場合、ネットワークノードは、後続のメッセージを送信するためのリソース(リソースC)のグラントを無線デバイスに与える。無線デバイスがリソースBを使用した場合、ネットワークノードは、後続のメッセージを送信するためのリソース(リソースD)のグラントを無線デバイスに与える。たとえば、リソースAは、第1のステップにおけるリソースのグラントの送信後の比較的後である時間ロケーションにおいて規定され得、リソースBは、第1のステップにおけるリソースのグラントの送信後の比較的すぐ(すなわち、リソースAよりもすぐ)である時間ロケーションにおいて規定され得る。同様に、リソースCは、最終ステップにおけるリソースのグラントの送信後の比較的後である時間ロケーションにおいて規定され得、リソースDは、最終ステップにおけるリソースのグラントの送信後の比較的すぐ(すなわち、リソースCよりもすぐ)である時間ロケーションにおいて規定され得る。
図9は、本開示の原理による、無線デバイスにおける方法のフローチャートである。第1のステップにおいて、無線デバイスは、(図ではリソースAおよびBと呼ばれる)複数の時間ロケーションにおいて有効であり得る、無線デバイス18へのリソースのグラントを受信する。上述のように、グラントは、無線デバイスへの1つまたは複数のメッセージ中に含まれ得る。無線デバイスは、特定の機能を実施するための無線デバイスの能力(たとえば、無線通信ネットワーク内に実装される、規格において規定されている機能)および/または無線デバイスの現在の動作状態(たとえば、無線デバイスの現在の処理キャパシティ)に従って、時間ロケーションのうちの1つを選択する。たとえば、無線デバイスが、特定の機能を実施することが不可能である(たとえば、無線デバイスが、制御プレーンメッセージを第1の比較的遅いレートにおいてのみ処理することができる)場合、および/または無線デバイスが、現在、比較的高い処理負荷(たとえば、しきい値を上回る処理負荷)を受けている場合、無線デバイスは、応答メッセージをネットワークノードに送信するためのリソースAを選択し得る。無線デバイスが、その機能を実施することが可能である(たとえば、無線デバイスが、制御プレーンメッセージを第2の比較的速いレートにおいて処理することができる)場合、および/または無線デバイスが、現在、比較的低い処理負荷(たとえば、しきい値を下回る処理負荷)を受けている場合、無線デバイスは、リソースのグラントが複数の時間ロケーションにおいて有効であるのか、単一の時間ロケーションのみにおいて有効であるのかを決定し得る。単一の時間ロケーションの場合、無線デバイスは、同じくリソースAを使用して応答メッセージを送信する。複数の時間ロケーションの場合、無線デバイスは、応答メッセージを送信するためのリソースBを選択する。たとえば、リソースBは、リソースAよりも、第1のステップにおけるグラントの受信後の比較的すぐであり得る。
応答メッセージが送信された後に、後続のメッセージの送信のための更なるグラントが、ネットワークノードから受信される。リソースAを使用して応答メッセージが送信された場合、グラントはリソースCを含み、リソースBを使用して応答メッセージが送信された場合、グラントはリソースDを含む。リソースDは、リソースCよりも比較的すぐである時間ロケーションにおいて有効であり得る。
図9の様々なステップが、方法全体の有効性に影響を及ぼすことなしに、異なる順序で実施され得ることに留意されたい。たとえば、無線デバイスは、機能を実施するための無線デバイスの能力および/または無線デバイスの現在の処理負荷を決定するより前に、グラントが単一の時間ロケーションにおいて有効であるのか、複数の時間ロケーションにおいて有効であるのかを決定し得る。
図10は、本開示の原理による、無線デバイスまたは端末とネットワークノードとの間のシグナリング図を示す。ネットワークノードは、無線デバイスにリソースのグラントをシグナリングし、リソースが1つまたは複数の時間ロケーションにおいて有効であるかどうかに関する指示を与える。代替的に、ネットワークノードは、異なる時間ロケーションにおいて各々有効であるリソースの複数のグラントを与え得る。
無線デバイスは、特定の機能を実施するための無線デバイスの能力(たとえば、無線通信ネットワーク内に実装される、規格において規定されている機能)および/または無線デバイスの現在の動作状態(たとえば、無線デバイスの現在の処理キャパシティ)に基づいて、どのリソースを使用すべきかを選択する。たとえば、機能は、無線デバイスが制御プレーンメッセージを処理することができるレートに関係し得る。無線デバイスは、次いで、選択されたリソースを利用してメッセージを送信する。
ネットワークノードは、メッセージを受信し、メッセージがその上で送信されたリソース(すなわち時間ロケーション)に基づいて、無線デバイスの、機能を実施するための能力および/または現在の動作状態を決定する。無線デバイスが、機能を実施することが可能であり、および/または比較的低い処理負荷を有する場合、ネットワークノードは、1つまたは複数の更なるアップリンクメッセージを送信するための無線デバイスへのリソースの比較的早期のグラントを送信し得る。したがって、制御プレーンメッセージを迅速に処理するための無線デバイスのアビリティ(ability)は、シグナリングのレイテンシを低減するために利用され得る。無線デバイスが、機能を実施することが不可能であり、および/または比較的高い処理負荷を有する場合、ネットワークノードは、1つまたは複数の更なるアップリンクメッセージを送信するための無線デバイスへのリソース(すなわち、リソースの比較的早期のグラントよりも後の時間ロケーションにおけるリソース)の比較的後のグラントを送信し得る。
図11は、ランダムアクセスプロシージャ中の、本開示の原理による、無線デバイスまたは端末とネットワークノードとの間のシグナリング図を示す。ネットワークノードは、無線デバイスへのリソースのグラントが1つまたは複数の時間ロケーションにおいて有効であるかどうかに関する指示を用いて、無線デバイスを事前設定し得る。代替的に、ネットワークノードは、リソースのグラント自体をもつそのような指示を与えるか、または異なる時間ロケーションにおいて各々有効であるリソースの複数のグラントを与え得る。
無線デバイスは、その後、ランダムアクセスプロシージャが始動すると、ランダムアクセスプリアンブルをネットワークノードに送信する。ネットワークノードは、時間Nにおいて、ランダムアクセス応答メッセージを無線デバイスに送信することによって応答する。ランダムアクセス応答メッセージは、無線デバイスがランダムアクセス応答メッセージに応答することができるリソースのグラントを含み、事前設定または他の方法に基づいて、1つまたは複数の時間ロケーションにおいて有効であり得る。たとえば、リソースは、時間ロケーションN+3およびN+5において有効であり得る。リソースが複数の時間ロケーションにおいて有効である場合、無線デバイスは、制御プレーンメッセージを迅速に処理するための無線デバイスの能力および/または無線デバイスの現在の動作状態(たとえば、無線デバイスの現在の処理キャパシティ)に基づいて、どのリソースを使用すべきかを選択する。たとえば、無線デバイスが、制御プレーンメッセージを比較的迅速に処理することが可能である場合、無線デバイスは、時間ロケーションN+3におけるリソースを選択し得、無線デバイスが制御プレーンメッセージを比較的遅く処理することが可能である場合、無線デバイスは、時間ロケーションN+5におけるリソースを選択し得る。無線デバイスは、次いで、選択されたリソースを利用して、メッセージ(たとえば、接続を確立または再開するようにとの要求)を送信する。
ネットワークノードは、そのメッセージを受信し、接続、たとえばRRC接続を確立または再開するためのコマンドを含むメッセージで応答する。ネットワークノードはまた、無線デバイスによってメッセージがその上で送信されたリソース(すなわち時間ロケーション)に基づいて、無線デバイスが制御プレーンメッセージを処理することが可能であるレート、および/または無線デバイスの現在の動作状態を決定する。無線デバイスが、制御プレーンメッセージを比較的迅速に処理することが可能であり、および/または比較的低い処理負荷を有する場合、ネットワークノードは、1つまたは複数の更なるアップリンクメッセージ(たとえば、接続確立完了または同様のもの)を送信するための比較的早期のリソースのグラントを、無線デバイスに送信し得る。したがって、制御プレーンメッセージを迅速に処理するための無線デバイスのアビリティは、シグナリングのレイテンシを低減するために利用され得る。無線デバイスが、制御プレーンメッセージを比較的遅く処理することが可能であり、および/または比較的高い処理負荷を有する場合、ネットワークノードは、1つまたは複数の更なるアップリンクメッセージを送信するための比較的後のリソース(すなわち、リソースの比較的早期のグラントよりも後の時間ロケーションにおけるリソース)のグラントを、無線デバイスに送信し得る。
当業者によって諒解されるように、本明細書で説明される概念は、方法、データ処理システム、および/またはコンピュータプログラム製品として具現され得る。したがって、本明細書で説明される概念は、完全にハードウェアの実施形態、完全にソフトウェアの実施形態、またはソフトウェア態様とハードウェア態様とを組み合わせる実施形態の形態をとり得、これらはすべて、本明細書では概して「回路」または「モジュール」と呼ばれることがある。更に、本開示は、コンピュータによって実行され得る媒体において具現されるコンピュータプログラムコードを有する、有形コンピュータ使用可能記憶媒体上のコンピュータプログラム製品の形態をとり得る。ハードディスク、CD−ROM、電子ストレージデバイス、光ストレージデバイス、または磁気ストレージデバイスを含む、任意の好適な有形コンピュータ可読媒体が利用され得る。
方法、システムおよびコンピュータプログラム製品のフローチャート図および/またはブロック図を参照しながら、いくつかの実施形態が本明細書で説明される。フローチャート図および/またはブロック図の各ブロック、ならびにフローチャート図および/またはブロック図中のブロックの組合せは、コンピュータプログラム命令によって実装され得ることを理解されよう。これらのコンピュータプログラム命令は、(専用コンピュータをそれにより作成するための)汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または機械を製造するための他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサに与えられ得、その結果、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置のプロセッサを介して実行される命令は、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装するための手段を作成する。
これらのコンピュータプログラム命令はまた、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置に特定の様式で機能するように指示することができるコンピュータ可読メモリまたは記憶媒体に記憶され得、その結果、コンピュータ可読メモリに記憶された命令は、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装する命令手段を含む製造品を製造する。
コンピュータプログラム命令はまた、コンピュータ実装プロセスを生成するために、一連の動作ステップをコンピュータまたは他のプログラマブル装置上で実施させるように、コンピュータまたは他のプログラマブルデータ処理装置にロードされ得、その結果、コンピュータまたは他のプログラマブル装置上で実行される命令は、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックにおいて指定された機能/行為を実装するためのステップを提供する。
ブロックにおいて言及される機能/行為が、動作図において言及される順序から外れて行われ得ることを理解されたい。たとえば、連続して示されている2つのブロックが、事実上、実質的に同時に実行され得るか、またはそれらのブロックは、関与する機能性/行為に応じて、時々逆順で実行され得る。図のうちのいくつかは、通信の主要な方向を示すために通信経路上に矢印を含むが、図示された矢印に対して反対方向の通信が行われ得ることを理解されたい。
本明細書で説明される概念の動作を遂行するためのコンピュータプログラムコードが、Java(登録商標)またはC++など、オブジェクト指向プログラミング言語で書かれ得る。しかしながら、本開示の動作を遂行するためのコンピュータプログラムコードは、「C」プログラミング言語など、従来の手続き型プログラミング言語でも書かれ得る。プログラムコードは、完全にユーザのコンピュータ上で実行するか、部分的にユーザのコンピュータ上で実行するか、スタンドアロンソフトウェアパッケージとして実行するか、部分的にユーザのコンピュータ上でおよび部分的にリモートコンピュータ上で実行するか、または完全にリモートコンピュータ上で実行し得る。後者のシナリオでは、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を通してユーザのコンピュータに接続され得るか、あるいは接続は、(たとえば、インターネットサービスプロバイダを使用してインターネットを通して)外部コンピュータに対して行われ得る。
多くの異なる実施形態が、上記の説明および図面に関して、本明細書で開示された。これらの実施形態のあらゆる組合せおよび部分組合せを文字通り説明および図示することは、過度に繰返しが多く、不明瞭になることを理解されよう。したがって、すべての実施形態は、何らかのやり方および/または組合せで組み合わせられ得、図面を含む本明細書は、本明細書で説明される実施形態のすべての組合せおよび部分組合せと、それらを作製および使用する様式およびプロセスのすべての組合せおよび部分組合せとの完全な記載された説明を構成すると解釈されたく、ならびに、任意のそのような組合せまたは部分組合せに対して特許請求の範囲を支持するものとする。
本明細書で説明される実施形態は、上記の本明細書で具体的に図示および説明されたことに限定されないことが、当業者によって諒解されよう。更に、そうでないことが上記で述べられていない限り、添付の図面のすべてが一定の縮尺であるとは限らないことに留意されたい。上記の教示に照らして、様々な修正および変形が可能である。
Claims (36)
- アップリンク送信をプロビジョニングするためのネットワークノード(16)であって、前記ネットワークノードが、
ノード処理回路要素(24)を備え、前記ノード処理回路要素(24)が、
少なくとも1つのランダムアクセス(RA)メッセージを送信すること(S110)であって、前記少なくとも1つのRAメッセージが、無線リソースの指示を含み、前記無線リソースが、前記少なくとも1つのRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための複数の時間ロケーションにおいて有効である、少なくとも1つのRAメッセージを送信すること(S110)と、
応答メッセージを受信すること(S112)であって、前記応答メッセージが、アップリンク送信のための前記複数の時間ロケーションのうちの1つに従って受信される、応答メッセージを受信すること(S112)と
を行うように設定された、
ネットワークノード(16)。 - 前記少なくとも1つのRAメッセージが、単一のRAメッセージであり、前記複数の時間ロケーションが、
第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションと、
第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションと
を含む、請求項1に記載のネットワークノード。 - 第1のタイプの無線デバイスのための前記第1の時間ロケーションが、第2のタイプの無線デバイスのための前記第2の時間ロケーションとは異なり、前記第2の時間ロケーションが、前記第1の時間ロケーションのシグナリングレイテンシと比較して、シグナリングレイテンシを低減する、請求項2に記載のネットワークノード。
- 前記ノード処理回路要素(24)は、
前記応答メッセージが前記複数の時間ロケーションのうちの第1の時間ロケーションにおいて受信されるという決定に応答して、前記応答メッセージを送信した無線デバイスが、制御プレーンメッセージを第1のレートで処理することが可能であると推論することと、
前記応答メッセージが前記複数の時間ロケーションのうちの第2の時間ロケーションに従って受信されるという決定に応答して、前記応答メッセージを送信した前記無線デバイスが、制御プレーンメッセージを、前記第1のレートよりも遅い第2のレートで処理することが可能であると推論することと
を行うように更に設定された、請求項1に記載のネットワークノード。 - 前記ノード処理回路要素は、
前記無線デバイスに更なるメッセージを送信すること(S113)であって、前記更なるメッセージが、前記無線デバイスがアップリンクメッセージを送信するためのリソースのグラントを含み、前記リソースが、
前記応答メッセージが前記複数の時間ロケーションのうちの第1の時間ロケーションにおいて受信されるという決定に応答する、第3の時間ロケーションにおけるリソースと、
前記応答メッセージが前記複数の時間ロケーションのうちの第2の時間ロケーションにおいて受信されるという決定に応答する、第4の時間ロケーションにおけるリソースと
のうちの1つを含む、更なるメッセージを送信すること(S113)
を行うように更に設定された、請求項1に記載のネットワークノード。 - 前記第1の時間ロケーションが、前記RAメッセージの送信から第1の時間後であり、前記第3の時間ロケーションが、前記更なるメッセージの送信から前記第1の時間後であり、前記第2の時間ロケーションが、前記RAメッセージの送信から第2の時間後であり、前記第4の時間ロケーションが、前記更なるメッセージの送信から前記第2の時間後である、請求項5に記載のネットワークノード。
- 前記複数の時間ロケーションが、第1の時間ロケーションと、前記第1の時間ロケーションとは異なる第2の時間ロケーションとを含み、
前記第1の時間ロケーションが、前記アップリンク送信のためのサブフレームn+k1を指示し、ここで、k1が、6以上のうちの1つであり、
前記第2の時間ロケーションが、前記アップリンク送信のためのサブフレームn+k2を指示し、ここで、k2が6よりも小さい、
請求項1に記載のネットワークノード。 - 前記ノード処理回路要素(24)が、RAプリアンブルメッセージを受信するように更に設定され、前記RAメッセージが、前記受信されたRAプリアンブルメッセージに応答して送信される、請求項1から7のいずれか一項に記載のネットワークノード。
- 前記ノード処理回路要素(24)が、前記少なくとも1つのRAメッセージに応答するために無線デバイスによって従われるべきタイミングプロシージャの指示を送信するように更に設定された、請求項1から8のいずれか一項に記載のネットワークノード。
- アップリンク送信をプロビジョニングするためのネットワークノード(16)のための方法であって、前記方法は、
少なくとも1つのランダムアクセス(RA)メッセージを送信すること(S110)であって、前記少なくとも1つのRAメッセージが、無線リソースの指示を含み、前記無線リソースが、前記少なくとも1つのRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための複数の時間ロケーションにおいて有効である、少なくとも1つのRAメッセージを送信すること(S110)と、
応答メッセージを受信すること(S112)であって、前記応答メッセージが、アップリンク送信のための前記複数の時間ロケーションのうちの1つに従って受信される、応答メッセージを受信すること(S112)と
を含む、方法。 - 前記少なくとも1つのRAメッセージが、単一のRAメッセージであり、前記複数の時間ロケーションが、
第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションと、
第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションと
を含む、請求項10に記載の方法。 - 第1のタイプの無線デバイスのための前記第1の時間ロケーションが、第2のタイプの無線デバイスのための前記第2の時間ロケーションとは異なり、前記第2の時間ロケーションが、前記第1の時間ロケーションのシグナリングレイテンシと比較して、シグナリングレイテンシを低減する、請求項11に記載の方法。
- 前記応答メッセージが前記複数の時間ロケーションのうちの第1の時間ロケーションにおいて受信されるという決定に応答して、前記応答メッセージを送信した無線デバイスが、制御プレーンメッセージを第1のレートで処理することが可能であると推論することと、
前記応答メッセージが前記複数の時間ロケーションのうちの第2の時間ロケーションに従って受信されるという決定に応答して、前記応答メッセージを送信した前記無線デバイスが、制御プレーンメッセージを、前記第1のレートよりも遅い第2のレートで処理することが可能であると推論することと
を更に含む、請求項10に記載の方法。 - 前記無線デバイス(18)に更なるメッセージを送信すること(S113)であって、前記更なるメッセージが、前記無線デバイスがアップリンクメッセージを送信するためのリソースのグラントを含み、前記リソースが、
前記応答メッセージが前記複数の時間ロケーションのうちの第1の時間ロケーションにおいて受信されるという決定に応答する、第3の時間ロケーションにおけるリソースと、
前記応答メッセージが前記複数の時間ロケーションのうちの第2の時間ロケーションにおいて受信されるという決定に応答する、第4の時間ロケーションにおけるリソースと
のうちの1つを含む、更なるメッセージを送信すること(S113)
を更に含む、請求項10に記載の方法。 - 前記第1の時間ロケーションが、前記RAメッセージの送信から第1の時間後であり、前記第3の時間ロケーションが、前記更なるメッセージの送信から前記第1の時間後であり、前記第2の時間ロケーションが、前記RAメッセージの送信から第2の時間後であり、前記第4の時間ロケーションが、前記更なるメッセージの送信から前記第2の時間後である、請求項14に記載の方法。
- 前記複数の時間ロケーションが、第1の時間ロケーションと、前記第1の時間ロケーションとは異なる第2の時間ロケーションとを含み、
前記第1の時間ロケーションが、前記アップリンク送信のためのサブフレームn+k1を指示し、ここで、k1が、6以上のうちの1つであり、
前記第2の時間ロケーションが、前記アップリンク送信のためのサブフレームn+k2を指示し、ここで、k2が6よりも小さい、
請求項10に記載の方法。 - RAプリアンブルメッセージを受信することを更に含み、前記RAメッセージが、前記受信されたRAプリアンブルメッセージに応答して送信される、請求項10から16のいずれか一項に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのRAメッセージに応答するために無線デバイスによって従われるべきタイミングプロシージャの指示を送信することを更に含む、請求項10から17のいずれか一項に記載の方法。
- 無線デバイス(18)であって、
デバイス処理回路要素(36)を備え、前記デバイス処理回路要素(36)が、
少なくとも1つのランダムアクセス(RA)メッセージを受信すること(S114)であって、前記少なくとも1つのRAメッセージが、無線リソースの指示を含み、前記無線リソースが、前記受信された少なくとも1つのRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための複数の時間ロケーションにおいて有効である、少なくとも1つのRAメッセージを受信すること(S114)と、
アップリンク送信のための前記複数の時間ロケーションのうちの1つに従って、応答メッセージを送信すること(S116)と
を行うように設定された、
無線デバイス(18)。 - 前記少なくとも1つのRAメッセージが、単一のRAメッセージであり、前記複数の時間ロケーションが、
第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションと、
第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションと
を含み、
前記送信された応答メッセージが、前記第1のタイプの無線デバイスのための前記第1の時間ロケーションと、前記第2のタイプの無線デバイスのための前記第2の時間ロケーションとのうちの1つに従って送信される、
請求項19に記載の無線デバイス。 - 前記第1のタイプの無線デバイスが、レガシー無線デバイスであり、
前記第2のタイプの無線デバイスが、非レガシー無線デバイスである、
請求項20に記載の無線デバイス。 - 第1のタイプの無線デバイスのための前記第1の時間ロケーションが、第2のタイプの無線デバイスのための前記第2の時間ロケーションとは異なり、前記第2の時間ロケーションが、前記第1の時間ロケーションのシグナリングレイテンシと比較して、シグナリングレイテンシを低減する、請求項20に記載の無線デバイス。
- 前記デバイス処理回路要素(36)が、
更なるメッセージを受信すること(S118)であって、前記更なるメッセージが、前記無線デバイスがアップリンクメッセージを送信するためのリソースのグラントを含み、前記リソースが、
前記応答メッセージが前記複数の時間ロケーションのうちの第1の時間ロケーションにおいて送信されたという決定に応答する、第3の時間ロケーションにおけるリソースと、
前記応答メッセージが前記複数の時間ロケーションのうちの第2の時間ロケーションにおいて送信されたという決定に応答する、第4の時間ロケーションにおけるリソースと
を含む、更なるメッセージを受信すること(S118)
を行うように更に設定された、請求項19に記載の無線デバイス。 - 前記第1の時間ロケーションが、前記RAメッセージの送信から第1の時間後であり、前記第3の時間ロケーションが、前記更なるメッセージの送信から前記第1の時間後であり、前記第2の時間ロケーションが、前記RAメッセージの送信から第2の時間後であり、前記第4の時間ロケーションが、前記更なるメッセージの送信から前記第2の時間後である、請求項23に記載の無線デバイス。
- 前記複数の時間ロケーションが、第1の時間ロケーションと、前記第1の時間ロケーションとは異なる第2の時間ロケーションとを含み、
前記第1の時間ロケーションが、前記アップリンク送信のためのサブフレームn+k1を指示し、ここで、k1が、6以上のうちの1つであり、
前記第2の時間ロケーションが、前記アップリンク送信のためのサブフレームn+k2を指示し、ここで、k2が6よりも小さい、
請求項19に記載の無線デバイス。 - 前記デバイス処理回路要素(36)が、RAプリアンブルメッセージを送信するように更に設定され、前記RAメッセージが、前記送信されたRAプリアンブルメッセージに応答して受信される、請求項19から25のいずれか一項に記載の無線デバイス。
- 前記デバイス処理回路要素(36)が、前記少なくとも1つのRAメッセージに応答するために前記無線デバイスによって従われるべきタイミングプロシージャの指示を受信するように更に設定された、請求項19から26のいずれか一項に記載の無線デバイス。
- 無線デバイス(18)のための方法であって、
少なくとも1つのランダムアクセス(RA)メッセージを受信すること(S114)であって、前記少なくとも1つのRAメッセージが、無線リソースの指示を含み、前記無線リソースが、前記受信された少なくとも1つのRAメッセージに応答するためのアップリンク送信のための複数の時間ロケーションにおいて有効である、少なくとも1つのRAメッセージを受信すること(S114)と、
アップリンク送信のための前記複数の時間ロケーションのうちの1つに従って、応答メッセージを送信すること(S116)と
を含む、方法。 - 前記少なくとも1つのRAメッセージが、単一のRAメッセージであり、前記複数の時間ロケーションが、
第1のタイプの無線デバイスのための第1の時間ロケーションと、
第2のタイプの無線デバイスのための第2の時間ロケーションと
を含み、
前記送信された応答メッセージが、前記第1のタイプの無線デバイスのための前記第1の時間ロケーションと、前記第2のタイプの無線デバイスのための前記第2の時間ロケーションとのうちの1つに従って送信される、
請求項28に記載の方法。 - 前記第1のタイプの無線デバイスが、レガシー無線デバイスであり、
前記第2のタイプの無線デバイスが、非レガシー無線デバイスである、
請求項29に記載の方法。 - 第1のタイプの無線デバイスのための前記第1の時間ロケーションが、第2のタイプの無線デバイスのための前記第2の時間ロケーションとは異なり、前記第2の時間ロケーションが、前記第1の時間ロケーションのシグナリングレイテンシと比較して、シグナリングレイテンシを低減する、請求項29に記載の方法。
- 更なるメッセージを受信すること(S118)であって、前記更なるメッセージが、前記無線デバイスがアップリンクメッセージを送信するためのリソースのグラントを含み、前記リソースが、
前記応答メッセージが前記複数の時間ロケーションのうちの第1の時間ロケーションにおいて送信されたという決定に応答する、第3の時間ロケーションにおけるリソースと、
前記応答メッセージが前記複数の時間ロケーションのうちの第2の時間ロケーションにおいて送信されたという決定に応答する、第4の時間ロケーションにおけるリソースと
を含む、更なるメッセージを受信すること(S118)
を更に含む、請求項28に記載の方法。 - 前記第1の時間ロケーションが、前記RAメッセージの送信から第1の時間後であり、前記第3の時間ロケーションが、前記更なるメッセージの送信から前記第1の時間後であり、前記第2の時間ロケーションが、前記RAメッセージの送信から第2の時間後であり、前記第4の時間ロケーションが、前記更なるメッセージの送信から前記第2の時間後である、請求項32に記載の方法。
- 前記複数の時間ロケーションが、第1の時間ロケーションと、前記第1の時間ロケーションとは異なる第2の時間ロケーションとを含み、
前記第1の時間ロケーションが、前記アップリンク送信のためのサブフレームn+k1を指示し、ここで、k1が、6以上のうちの1つであり、
前記第2の時間ロケーションが、前記アップリンク送信のためのサブフレームn+k2を指示し、ここで、k2が6よりも小さい、
請求項28に記載の方法。 - RAプリアンブルメッセージを送信することを更に含み、前記RAメッセージが、前記送信されたRAプリアンブルメッセージに応答して受信される、請求項28から34のいずれか一項に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのRAメッセージに応答するために前記無線デバイスによって従われるべきタイミングプロシージャの指示を受信することを更に含む、請求項28から35のいずれか一項に記載の方法。
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