以下の実施例は本発明の構成要素と特徴を所定の形態で結合したものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的言及がない限り、選択的なものとして考慮することができる。各構成要素又は特徴は別の構成要素や特徴と結合しない形態で実施されてもよく、一部の構成要素及び/又は特徴を結合させて本発明の実施例を構成してもよい。本発明の実施例において説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部の構成や特徴は他の実施例に含まれてもよく、他の実施例の対応する構成又は特徴に取り替えられてもよい。
図面に関する説明において、本発明の要旨を曖昧にさせ得る手順又は段階などは記述を省略し、当業者のレベルで理解可能な程度の手順又は段階も記述を省略する。
明細書全体を通じて、ある部分がある構成要素を「含む(comprising又はincluding)」とされているとき、これは、別に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。また、明細書でいう“…部”、“…器”、“モジュール”などの用語は、少なくとも1つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの結合によって具現することができる。また、「ある(a又はan)」、「1つ(one)」、「その(the)」及び類似の関連語は、本発明を記述する文脈において(特に、以下の請求項の文脈において)本明細書に別に指示されたり文脈によって明らかに反駁されない限り、単数及び複数の両方を含む意味で使うことができる。
この明細書において本発明の実施例は基地局と移動局の間のデータ送受信関係を中心に説明されている。ここで、基地局は、移動局と通信を直接行うネットワークの終端ノード(terminal node)としての意味を有する。本文書において基地局によって行われるとされている特定動作は、場合によっては、基地局の上位ノード(upper node)によって行われてもよい。
即ち、基地局を含む複数のネットワークノード(network node)からなるネットワークにおいて、移動局との通信のために行われる様々な動作は、基地局、又は基地局以外の他のネットワークノードで行うことができる。このとき、「基地局」は、固定局(fixed station)、Node B、eNode B(eNB)、発展した基地局(ABS:Advanced Base Station)又はアクセスポイント(access point)などの用語に言い換えることができる。
また、本発明の実施例において、端末(Terminal)は、ユーザ機器(UE:User Equipment)、移動局(MS:Mobile Station)、加入者端末(SS:Subscriber Station)、移動加入者端末(MSS:Mobile Subscriber Station)、移動端末(Mobile Terminal)、又は発展した移動端末(AMS:Advanced Mobile Station)などの用語に言い換えることができる。
また、送信端はデータサービス又は音声サービスを提供する固定及び/又は移動ノードを意味し、受信端はデータサービス又は音声サービスを受信する固定及び/又は移動ノードを意味する。したがって、上りリンクでは移動局を送信端にし、基地局を受信端にすることができる。同様に、下りリンクでは移動局を受信端にし、基地局を送信端にすることができる。
本発明の実施例は、無線接続システムであるIEEE 802.xxシステム、3GPP(3rd Generation Partnership Project)システム、3GPP LTEシステム及び3GPP2システムのうち少なくとも1つに開示されている標準文書によってサポートすることができ、特に、本発明の実施例は、3GPP TS 36.211、3GPP TS 36.212、3GPP TS 36.213、3GPP TS 36.321及び3GPP TS 38.331の文書によってサポートすることができる。即ち、本発明の実施例のうち、説明していない自明な段階又は部分は、上記文書を参照して説明することができる。また、本文書に開示している用語はいずれも、上記標準文書によって説明することができる。
以下、本発明に係る好適な実施形態を添付の図面を参照して詳しく説明する。添付の図面と共に以下に開示する詳細な説明は、本発明の例示的な実施形態を説明するためのもので、本発明が実施され得る唯一の実施形態を表すことを意図するものではない。
また、本発明の実施例で使われる特定用語は本発明の理解易さのために提供されるものであり、このような特定用語の使用は本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で他の形態に変更されてもよい。
以下、本発明の実施例を利用可能な無線接続システムの一例として3GPP LTE/LTE−Aシステムだけではなく、3GPP NRシステムについて説明する。
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような様々な無線接続システムに適用することができる。
CDMAは、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)やCDMA2000のような無線技術(radio technology)によって具現することができる。TDMAは、GSM(Global System for Mobile communications)/GPRS(General Packet Radio Service)/EDGE(Enhanced Data Rates for GSM Evolution)のような無線技術によって具現することができる。OFDMAは、IEEE 802.11(WiFi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802−20、E−UTRA(Evolved UTRA)などのような無線技術によって具現することができる。
UTRAはUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。3GPP LTE(Long Term Evolution)はE−UTRAを用いるE−UMTS(Evolved UMTS)の一部であり、下りリンクでOFDMAを採用し、上りリンクでSC−FDMAを採用する。LTE−A(Advanced)システムは3GPP LTEシステムを改良したシステムである。
本発明の技術的特徴に関する説明を明確にするために、本発明の実施例は3GPP LTE/LTE−Aシステムだけではなく、3GPP NRシステムを中心に述べられるが、IEEE 802.16e/mシステムなどに適用されてもよい。
1.3GPP LTE/LTE Aシステム
1.1.物理チャネル及びこれを用いた信号送受信方法
無線接続システムにおいて端末は下りリンク(DL:Downlink)で基地局から情報を受信し、上りリンク(UL:Uplink)で基地局に情報を送信する。基地局と端末とが送受信する情報は一般データ情報及び種々の制御情報を含み、基地局と端末とが送受信する情報の種類/用途によって様々な物理チャネルが存在する。
図1は、本発明の実施例で使用可能な物理チャネル及びそれらを用いた信号送信方法を説明するための図である。
電源が消えた状態で電源がついたり、新しくセルに進入したりした端末は、S11段階で、基地局と同期を取るなどの初期セル探索(Initial cell search)作業を行う。そのために、端末は基地局から主同期チャネル(P−SCH:Primary Synchronization Channel)及び副同期チャネル(S−SCH:Secondary Synchronization Channel)を受信して基地局と同期を取り、セルIDなどの情報を取得する。
その後、端末は基地局から物理放送チャネル(PBCH:Physical Broadcast Channel)信号を受信してセル内放送情報を取得することができる。
一方、端末は初期セル探索段階で下りリンク参照信号(DL RS:Downlink Reference Signal)を受信して下りリンクチャネル状態を確認することができる。
初期セル探索を終えた端末は、S12段階で、物理下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)、及び物理下りリンク制御チャネル情報に対応する物理下りリンク共有チャネル(PDSCH:Physical Downlink Control Channel)を受信して、より具体的なシステム情報を取得することができる。
その後、端末は基地局への接続を完了するために、段階S13〜段階S16のようなランダムアクセス過程(Random Access Procedure)を行うことができる。そのために、端末は物理ランダムアクセスチャネル(PRACH:Physical Random Access Channel)でプリアンブル(preamble)を送信し(S13)、物理下りリンク制御チャネル及びそれに対応する物理下りリンク共有チャネルでプリアンブルに対する応答メッセージを受信することができる(S14)。競合ベースのランダムアクセスでは、端末は、更なる物理ランダムアクセスチャネル信号の送信(S15)、及び物理下りリンク制御チャネル信号及びそれに対応する物理下りリンク共有チャネル信号の受信(S16)のような衝突解決手順(Contention Resolution Procedure)を行うことができる。
上述したような手順を行った端末は、その後、一般的な上りリンク/下りリンク信号送信手順として、物理下りリンク制御チャネル信号及び/又は物理下りリンク共有チャネル信号の受信(S17)、及び物理上りリンク共有チャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)信号及び/又は物理上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)信号の送信(S18)を行うことができる。
端末が基地局に送信する制御情報を総称して上りリンク制御情報(UCI:Uplink Control Information)という。UCIは、HARQ−ACK/NACK(Hybrid Automatic Repeat and reQuest Acknowledgement/Negative−ACK)、SR(Scheduling Request)、CQI(Channel Quality Indication)、PMI(Precoding Matrix Indication)、RI(Rank Indication)情報などを含む。
LTEシステムにおいてUCIは一般的にPUCCHで周期的に送信されるが、制御情報とトラフィックデータが同時に送信されるべき場合にはPUSCHで送信されてもよい。また、ネットワークの要求/指示によってPUSCHでUCIを非周期的に送信することもできる。
1.2.リソースの構造
図2は、本発明の実施例で用いられる無線フレームの構造を示す図である。
図2(a)にはタイプ1フレーム構造(frame structure type1)を示す。タイプ1フレーム構造は、全二重(full duplex)FDD(Frequency Division Duplex)システムにも半二重(half duplex)FDDシステムにも適用可能である。
1無線フレーム(radio frame)はTf=307200*Ts=10msの長さを有するものであり、Tslot=15360*Ts=0.5msの均等な長さを有し、0〜19のインデックスが与えられた20個のスロットで構成される。1サブフレームは2個の連続したスロットで定義され、i番目のサブフレームは、2iと2i+1に該当するスロットで構成される。すなわち、無線フレーム(radio frame)は10個のサブフレーム(subframe)で構成される。1サブフレームを送信するためにかかる時間をTTI(transmission time interval)という。ここで、Tsはサンプリング時間を表し、Ts=1/(15kHz×2048)=3.2552×10−8(約33ns)と表示される。スロットは時間領域において複数のOFDMシンボル又はSC−FDMAシンボルを含み、周波数領域において複数のリソースブロック(Resource Block)を含む。
1スロットは時間領域において複数のOFDM(orthogonal frequency division multiplexing)シンボルを含む。3GPP LTEは下りリンクにおいてOFDMAを用いるので、OFDMシンボルは1シンボル区間(symbol period)を表現するためのものである。OFDMシンボルは1つのSC−FDMAシンボル又はシンボル区間ということができる。リソースブロック(resource block)はリソース割り当て単位であり、1つのスロットで複数の連続した副搬送波(subcarrier)を含む。
全二重FDDシステムでは各10ms区間において10個のサブフレームを下りリンク送信と上りリンク送信のために同時に利用することができる。このとき、上りリンクと下りリンク送信は周波数領域において分離される。これに対し、半二重FDDシステムでは端末が送信と受信を同時に行うことができない。
上述した無線フレームの構造は1つの例示に過ぎず、無線フレームに含まれるサブフレームの数、サブフレームに含まれるスロットの数、又はスロットに含まれるOFDMシンボルの数は様々に変更されてもよい。
図2(b)にはタイプ2フレーム構造(frame structure type2)を示す。タイプ2フレーム構造はTDDシステムに適用される。1無線フレーム(radio frame)はTf=307200*Ts=10msの長さを有し、153600*Ts=5msの長さを有する2個のハーフフレーム(half−frame)で構成される。各ハーフフレームは30720*Ts=1msの長さを有する5個のサブフレームで構成される。i番目のサブフレームは2iと2i+1に該当する各Tslot=15360*Ts=0.5msの長さを有する2個のスロットで構成される。ここで、Tsはサンプリング時間を表し、Ts=1/(15kHz×2048)=3.2552×10−8(約33ns)と表示される。
タイプ2フレームにはDwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、保護区間(GP:Guard Period)、UpPTS(Uplink Pilot Time Slot)の3つのフィールドで構成される特別サブフレームを含む。ここで、DwPTSは、端末における初期セル探索、同期化又はチャネル推定に用いられる。UpPTSは、基地局におけるチャネル推定と端末との上り伝送同期化に用いられる。保護区間は、上りリンクと下りリンクとの間に下りリンク信号の多重経路遅延によって上りリンクにおいて干渉を除去するための区間である。
次の表1は、特別フレームの構成(DwPTS/GP/UpPTSの長さ)を表す。
またLTE Rel−13システムにおいては、特別フレームの構成(DwPTS/GP/UpPTSの長さ)が下記の表のようにX(追加的なSC−FDMAのシンボルの数、上位階層パラメータsrs−UpPtsAddにより提供され、パラメータが設定されないと、Xは0である)を考慮して設定される構成が新しく追加されており、LTE Rel−14システムにおいては、Special subframe configuration#10が新しく追加されている。ここで、UEは、下りリンクにおける一般CPのためのSpecial subframe configurations{3,4,7,8}及び下りリンクにおける拡張されたCPのためのSpecial subframe configurations{2,3,5,6}に対して2つの追加UpPTS SC−FDMAシンボルが設定されることを期待しない。さらに、UEは、下りリンクにおける一般CPのためのSpecial subframe configurations{1,2,3,4,6,7,8}及び下りリンクにおける拡張されたCPのためのSpecial subframe configurations{1,2,3,5,6}に対して4つの追加UpPTS SC−FDMAシンボルが設定されることを期待しない。(The UE is not expected to be configured with 2 additional UpPTS SC−FDMA symbols for special subframe configurations{3,4,7,8} for normal cyclic prefix in downlink and special subframe configurations{2,3,5,6} for extended cyclic prefix in downlink and 4 additional UpPTS SC−FDMA symbols for special subframe configurations{1,2,3,4,6,7,8} for normal cyclic prefix in downlink and special subframe configurations{1,2,3,5,6} for extended cyclic prefix in downlink)
図3は、本発明の実施例で利用可能な下りリンクスロットに対するリソースグリッド(resource grid)を例示する図である。
図3を参照すると、1つの下りリンクスロットは時間領域において複数のOFDMシンボルを含む。ここで、1つの下りリンクスロットは7個のOFDMシンボルを含み、1つのリソースブロックは周波数領域において12個の副搬送波を含むとしているが、これに限定されるものではない。
リソースグリッド上で各要素(element)をリソース要素(resource element)といい、1つのリソースブロックは12×7個のリソース要素を含む。下りリンクスロットに含まれるリソースブロックの数NDLは、下りリンク送信帯域幅(bandwidth)に従属する。
図4には、本発明の実施例で利用可能な上りリンクサブフレームの構造を示す。
図4を参照すると、上りリンクサブフレームは、周波数領域において制御領域とデータ領域とに分けることができる。制御領域には、上りリンク制御情報を搬送するPUCCHが割り当てられる。データ領域には、ユーザデータを搬送するPUSCHが割り当てられる。単一搬送波特性を維持するために1つの端末はPUCCHとPUSCHを同時に送信しない。1つの端末に対するPUCCHにはサブフレーム内にRB対が割り当てられる。RB対に属するRBは2個のスロットのそれぞれにおいて異なる副搬送波を占める。このようなPUCCHに割り当てられたRB対は、スロット境界(slot boundary)で周波数ホッピング(frequency hopping)する、という。
図5は、本発明の実施例で利用可能な下りリンクサブフレームの構造を示す図である。
図5を参照すると、サブフレームにおける一番目のスロットにおいてOFDMシンボルインデックス0から最大で3個までのOFDMシンボルが、制御チャネルが割り当てられる制御領域(control region)であり、残りのOFDMシンボルは、PDSCHが割り当てられるデータ領域(data region)である。3GPP LTEで用いられる下りリンク制御チャネルの例に、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PDCCH、PHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)などがある。
PCFICHはサブフレームの一番目のOFDMシンボルで送信され、サブフレームにおいて制御チャネルの送信のために用いられるOFDMシンボルの数(すなわち、制御領域のサイズ)に関する情報を搬送する。PHICHは、上りリンクに対する応答チャネルであり、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)に対するACK(Acknowledgement)/NACK(Negative−Acknowledgement)信号を搬送する。PDCCHで送信される制御情報を下りリンク制御情報(DCI:downlink control information)という。下りリンク制御情報は、上りリンクリソース割り当て情報、下りリンクリソース割り当て情報、又は任意の端末グループに対する上りリンク送信(Tx)電力制御命令を含む。
2.新しい無線接続技術(New Radio Access Technology)システム
多数の通信機器がより大きな通信容量を要求することにより、既存の無線接続技術(radio access technology、RAT)に比べて向上した端末広帯域(Mobile Broadband)通信の必要性が高まっている。また多数の機器及び物事を連結していつでもどこでも多様なサービスを提供する大規模(massive)MTC(Machine Type Communications)も必要となっている。さらに信頼性及び遅延などに敏感なサービス/UEを考慮した通信システムのデザインが提示されている。
このように向上した端末広帯域通信(Enhanced mobile broadband communication)、大規模MTC、URLLC(Ultra−Relialbe and Low Latency Communication)などを考慮した新しい無線接続技術であって、新しい無線接続技術システムが提案されている。以下、本発明では便宜上、該当技術をNew RAT又はNR(New Radio)と称する。
2.1.ニューマロロジー(Numeriologies)
本発明が適用可能なNRシステムにおいては、以下の表のような様々なOFDMニューマロロジーが支援されている。この時、搬送波帯域幅部分(carrier bandwidth part)ごとのμ及び循環前置(cyclic prefix)情報は、下りリンク(DL)又は上りリンク(UL)ごとに各々シグナリングされる。一例として、下りリンク搬送波帯域幅部分(downlink carrier bandwidth part)のためのμ及び循環前置(cyclic prefix)情報は、上位階層シグナリングDL−BWP−mu及びDL−MWP−cpを通じてシグナリングされる。他の例として、上りリンク搬送波帯域幅部分(uplink carrier bandwidth part)のためのμ及び循環前置(cyclic prefix)情報は、上位階層シグナリングUL−BWP−mu及びUL−MWP−cpを通じてシグナリングされる。
2.2.フレーム構造
下りリンク及び上りリンクの伝送は10ms長さのフレームで構成される。フレームは1ms長さの10つのサブフレームで構成される。この時、各々のサブフレームごとに連続するOFDMのシンボルの数は
である。
各々のフレームは2つの同じサイズのハーフフレーム(half−frame)で構成される。この時、各々のハーフフレームはサブフレーム0−4及びサブフレーム5−9で構成される。
副搬送波間隔(subcarrier spacing)μに対して、スロットは1つのサブフレーム内において昇順に
のようにナンバリングされ、1つのフレーム内において昇順に
のようにナンバリングされる。この時、1つのスロット内に連続するOFDMのシンボルの数
は、循環前置によって以下の表のように決定される。1つのサブフレーム内の開始スロット
は、同じサブフレーム内の開始OFDMのシンボル
と時間の次元で整列されている(aligned)。以下の表4は一般循環前置(normal cyclic prefix)のためのスロットごと/フレームごと/サブフレームごとのOFDMのシンボルの数を示し、表5は拡張された循環前置(extended cyclic prefix)のためのスロットごと/フレームごと/サブフレームごとのOFDMのシンボルの数を示す。
本発明が適用可能なNRシステムにおいては、上記のようなスロット構造であって、セルフスロット構造(Self−Contained subframe structure)が適用されている。
図6は本発明に適用可能なセルフサブフレーム構造(Self−Contained subframe structure)を示す図である。
図6において、斜線領域(例えば、symbol index=0)は下りリンク制御(downlink control)領域を示し、黒色領域(例えば、symbol index=13)は上りリンク制御(uplink control)領域を示す。その他の領域(例えば、symbol index=1〜12)は下りリンクデータ伝送又は上りリンクデータ伝送のために使用される。
このような構造により基地局及びUEは1つのスロット内でDL伝送とUL伝送を順次に行うことができ、1つのスロット内でDLデータを送受信し、これに対するUL ACK/NACKも送受信することができる。結果として、この構造ではデータ伝送エラーの発生時にデータの再伝送までにかかる時間を短縮させることにより、最終データ伝達の遅延を最小化することができる。
このようなセルフスロット構造においては、基地局とUEが送信モードから受信モードに、又は受信モードから送信モードに転換するために一定の時間長さのタイムギャップ(time gap)が必要である。このために、セルフスロット構造においてDLからULに転換される時点の一部OFDMシンボルは、ガード区間(guard period、GP)として設定されることができる。
以上ではセルフスロット構造がDL制御領域及びUL制御領域を全て含む場合を説明したが、制御領域はセルフスロット構造に選択的に含まれることができる。即ち、本発明によるセルフスロット構造は、図6に示したように、DL制御領域及びUL制御領域を全て含む場合だけではなく、DL制御領域又はUL制御領域のみを含む場合もある。
一例として、スロットは様々なスロットフォーマットを有することができる。この時、各々のスロットのOFDMシンボルは下りリンク(D’と表す)、フレキシブル(X’と表す)及び上りリンク(U’と表す)に分類される。
従って、下りリンクスロットにおいてUEは下りリンク伝送がD’及びX’シンボルでのみ発生すると仮定できる。同様に、上りリンクスロットにおいてUEは上りリンク伝送がU’及びX’シンボルでのみ発生すると仮定できる。
2.3.アナログビーム形成(Analog Beamforming)
ミリ波(Millimeter Wave、mmW)では波長が短いので、同一面積に多数のアンテナ要素(element)の設置が可能である。即ち、30GHz帯域において波長は1cmであるので、5*5cmのパネルに0.5lambda(波長)間隔で2次元(2−dimension)配列する場合、総100個のアンテナ要素を設けることができる。これにより、ミリ波(mmW)では多数のアンテナ要素を使用してビーム形成(beamforming、BF)利得を上げてカバレッジを増加させるか、或いはスループット(throughput)を向上させることができる。
この時、アンテナ要素ごとに伝送パワー及び位相の調節ができるように、各々のアンテナ要素はTXRU(transceiver)を含む。これにより、各々のアンテナ要素は周波数リソースごとに独立的なビーム形成を行うことができる。
しかし、100余個の全てのアンテナ要素にTXRUを設けることは費用面で実効性が乏しい。従って、1つのTXRUに多数のアンテナ要素をマッピングし、アナログ位相シフター(analog phase shifter)でビーム方向を調節する方式が考えられている。かかるアナログビーム形成方式では全帯域において1つのビーム方向のみを形成できるので、周波数選択的なビーム形成が難しいという短所がある。
これを解決するために、デジタルビーム形成及びアナログビーム形成の中間形態として、Q個のアンテナ要素より少ない数のB個のTXRUを有するハイブリッドビーム形成(hybrid BF)が考えられる。この場合、B個のTXRUとQ個のアンテナ要素の連結方式によって差はあるが、同時に伝送可能なビームの方向はB個以下に制限される。
図7及び図8は、TXRUとアンテナ要素(element)の代表的な連結方式を示す図である。ここで、TXRU仮想化(virtualization)モデルは、TXRUの出力信号とアンテナ要素の出力信号との関係を示す。
図7はTXRUがサブアレイ(sub−array)に連結された方式を示している。図7の場合、アンテナ要素は1つのTXRUのみに連結される。
反面、図8はTXRUが全てのアンテナ要素に連結された方式を示している。図8の場合、アンテナ要素は全てのTXRUに連結される。この時、アンテナ要素が全てのTXRUに連結されるためには、図8に示したように、別の加算器が必要である。
図7及び図8において、Wはアナログ位相シフター(analog phase shifter)により乗じられる位相ベクトルを示す。即ち、Wはアナログビーム形成の方向を決定する主要パラメータである。ここで、CSI−RSアンテナポートと複数のTXRUとのマッピングは1:1又は1:多である。
図7の構成によれば、ビーム形成のフォーカシングが難しいという短所があるが、全てのアンテナ構成を低価で構成できるという長所がある。
図8の構成によれば、ビーム形成のフォーカシングが容易であるという長所がある。但し、全てのアンテナ要素にTXRUが連結されるので、全体費用が増加するという短所がある。
本発明が適用可能なNRシステムにおいて、複数のアンテナが使用される場合、デジタルビーム形成(Digital beamforming)及びアナログビーム形成を結合したハイブリッドビーム形成(hybrid beamforming)方式が適用される。この時、アナログビーム形成(又はRF(radio frequency)ビーム形成)は、RF端でプリコーディング(又は組み合わせ(combining))を行う動作を意味する。またハイブリッドビーム形成において、ベースバンド(baseband)端とRF端は各々プリコーティング(又は組み合わせ)を行う。これによりRFチェーンの数とD/A(Digital to analog)(又はA/D(analog to digital))コンバーターの数を減らしながらデジタルビーム形成に近接する性能を得られるという長所がある。
説明の便宜上、ハイブリッドビーム形成の構造は、N個の送受信端(transceiver unit、TXRU)とM個の物理的アンテナで表すことができる。この時、送信端から伝送するL個のデータ階層(digital layer)に対するデジタルビーム形成は、N*L(L by L)行列で表される。その後、変換されたN個のデジタル信号はTXRUを介してアナログ信号に変換され、変換された信号に対してM*N(M by N)行列で表されるアナログビーム形成が適用される。
図9は、本発明の一例によるTXRU及び物理的アンテナ観点におけるハイブリッドビーム形成の構造を簡単に示す図である。この時、図9においてデジタルビームの数はL個であり、アナログビームの数はN個である。
さらに、本発明が適用可能なNRシステムにおいては、基地局がアナログビーム形成をシンボル単位で変更できるように設計して、所定の地域に位置した端末に効率的なビーム形成を支援する方法が考えられる。さらに、図9に示したように、所定のN個のTXRUとM個のRFアンテナを1つのアンテナパネルに定義した時、本発明によるNRシステムにおいては、互いに独立したハイブリッドビーム形成が適用可能な複数のアンテナパネルを導入する方案も考えられる。
以上のように基地局が複数のアナログビームを活用する場合、端末ごとに信号の受信に有利するアナログビームが異なる。よって本発明が適用可能なNRシステムにおいては、基地局が所定のサブフレーム(SF)内でシンボルごとに異なるアナログビームを適用して(少なくとも同期信号、システム情報、ページング(paging)など)信号を伝送することにより、全ての端末が受信機会を得るようにするビーム掃引(beam sweeping)動作が考えられている。
図10は本発明の一例による下りリンク(Downlink、DL)伝送過程のおいて、同期信号(Synchronization signal)とシステム情報(System information)に対するビーム掃引(Beam sweeping)動作を簡単に示す図である。
図10において、本発明が適用可能なNRシステムのシステム情報がブロードキャスティング(Broadcasting)方式で伝送される物理的リソース(又は物理チャネル)を、xPBCH(physical broadcast channel)と称する。この時、1つのシンボル内で互いに異なるアンテナパネルに属する複数のアナログビームは同時に伝送可能である。
また図10に示したように、本発明が適用可能なNRシステムにおいて、アナログビームごとのチャネルを測定するための構成であって、(所定のアンテナパネルに対応する)単一のアナログビームが適用されて伝送される参照信号(Reference signal、RS)であるビーム参照信号(Beam RS、BRS)の導入が論議されている。BRSは複数のアンテナポットに対して定義され、BRSの各々のアンテナポットは単一のアナログビームに対応する。この時、BRSとは異なり、同期信号又はxPBCHは、任意の端末がよく受信するようにアナログビームのグループ内の全てのアナログビームが適用されて伝送される。
2.4.帯域幅パート(Bandwidth part、BWP)
本発明が適用可能なNRシステムにおいて、1つの要素搬送波(component carrier、CC)当たり最大400MHzまでの帯域幅を支援できる。
特定のUEがかかる広帯域(wideband)CCで動作し、常にCC全体に対するRFモジュールをオンにしたまま動作する場合、特定のUEのUEバッテリー消耗が激しくなる。
また本発明が適用可能なNRシステムにおいて、1つの広帯域CC内で様々な使用例(例:eMBB(enhanced Mobile BroadBand)、URLLC(Ultra Reliability Low Latency Communication)、mMTC(masstive Machine type Communication)など)を支援可能な場合、NRシステムでは該当CC内に周波数帯域ごとに互いに異なるニューマロロジー(例:副搬送波間隔)を支援することができる。
又は本発明が適用可能なNRシステムで動作するUEはUEごとに最大の帯域幅に対して異なる能力(capability)を有する。
このように様々な事項を考慮する時、NRシステムの基地局はUEに広帯域CCの全体帯域幅ではない一部の帯域幅内における動作を指示することができる。以下の説明において、一部の帯域幅を説明の便宜上、帯域幅部分(bandwidth part、BWP)という。ここで、BWPは周波数軸上で連続するリソースブロック(resource block、RB)で構成され、1つのニューマロロジー(例:副搬送波間隔、CP(Cyclic Prefix)長さ、スロット/ミニスロット長さなど)に対応できる。
一方、基地局はUEに設定された1つのCC内の多数のBWPを設定することができる。
一例として、基地局はPDCCHモニタリングスロット(monitoring Slot)に対して相対的に小さい周波数領域を占める第1BWPを設定できる。この時、PDCCHが指示するPDSCHは第1BWPより大きい第2BWP上にスケジューリングされることができる。
また特定のBWPに多数のUEが密集する場合、基地局は負荷バランシング(load balancing)のために一部のUEに対して他のBWPを設定することができる。
又は隣接するセルの間の周波数次元のセル間干渉除去(frequency domain inter−cell interference cancellation)などを考慮して、基地局は全体帯域幅のうち、真ん中の一部スペクトラムを除いた両側のBWPを同一のスロット内で設定することができる。
これにより、基地局は広帯域CCに関連するUEに少なくとも1つのDL/UL BWPを設定でき、基地局は特定の時点に設定されたDL/UL BWPのうち、少なくとも1つのDL/UL BWPを(第1階層シグナリング(L1 signaling)又はMAC(Medium Access Control)CE(Control Element)又はRRC(radio Resource Control)シグナリングなどにより)活性化することができる。この時、活性化されたDL/UL BWPはアクティブ(active)DL/UL BWPと定義する。
またUEが初期接続(initial Access)過程にあるか、又はRRC連結が設定される前などの状況である場合、UEは基地局からDL/UL BWPに対する設定を受信できないこともできる。かかる状況でUEはデフォルト(default)DL/UL BWPを仮定することができる。このような状況でUEが仮定するDL/UL BWPを初期アクティブ(initial active)DL/UL BWPと定義する。
2.5.DCI format in NR system
本発明が適用可能なNRシステムでは、以下のようなDCIフォーマットを支援することができる。まずNRシステムではPUSCHスケジューリングのためのDCIフォーマットとしてDCI format 0_0、DCI format 0_1を支援し、PDSCHスケジューリングのためのDCIフォーマットとしてDCI format 1_0、DCI format 1_1を支援することができる。また、それ以外の目的で活用できるDCIフォーマットとして、NRシステムではさらにDCI format 2_0、DCI format 2_1、DCI format 2_2、DCI format 2_3を支援できる。
ここで、DCI format 0_0はTB(transmission Block)基盤(又はTB−level)のPUSCHをスケジューリングするために使用され、DCI format 0_1はTB(transmission Block)基盤の(又はTB−level)PUSCH又は(CBG(Code Block Group)基盤の信号送受信が設定された場合)CBG基盤(又はCBG−level)のPUSCHをスケジューリングするために使用される。
またDCI format 1_0はTB基盤(又はTB−level)のPDSCHをスケジューリングするために使用され、DCI format 1_1はTB基盤(又はTB−level)のPDSCH又は(CBG基盤の信号送受信が設定された場合)CBG基盤(又はCBG−level)のPDSCHをスケジューリングするために使用される。
またDCI format 2_0はスロットフォーマットを知らせるために使用され(used for notifying the Slot format)、DCI format 2_1は特定のUEが意図した信号送信がないことを仮定するPRB及びOFDMシンボルを知らせるために使用され(used for notifying the PRB(s) and OFDM symbol(s) Where UE may assume no transmission is intended for the UE)、DCI format 2_2はPUCCH及びPUSCHのTPC(transmission Power Control)命令の送信のために使用され、DCI format 2_3は1つ以上のUEによるSRS送信のためのTPC命令グループの送信のために使用される(used for the transmission of a group of TPC commands for SRS transmissions by one or more UEs)。
このDCIフォーマットに関する具体的な特徴は、3GPP TS 38.212文書により裏付けられる。即ち、DCIフォーマット関連特徴のうち、説明していない自明な段階又は部分は上記文書を参照して説明できる。また、この文書で開示している全ての用語は上記標準文書により説明できる。
3.提案する実施例
以下、上記のような技術的思想に基づいて本発明で提案する構成についてより詳しく説明する。
具体的には、本発明では本発明が適用可能なNRシステムにおいてHARQ−ACKの送受信方法について詳しく説明する。
LTEシステムの場合、DLデータのサイズ(即ち、TB(transmission Block)サイズ)が一定水準以上になると、PDSCHを介して送信されるビットストリームは複数のCB(Code Block)に分割される。その後、各CBは各CBごとにチャネルコーディングが適用され、CRCが個々に印加されてPDSCHを介して送信される。
よって、UEが1つのPDSCHに含まれた複数のCBのうちの1つでも受信に失敗した場合は、UEは該当PDSCHに対応するHARQ−ACKフィードバックをNACKと基地局に報告する。これに対応して、基地局は全てのCBをUEに再送信する。
言い換えれば、LTEシステムにおいてDLデータに対するHARQ動作は基地局によるTB単位のスケジューリング/送信及びこれに対応するUEのTB単位のHARQ−ACKフィードバック構成に基づいて行われる。
反面、本発明が適用可能なNRシステムでは、基本的にLTEシステムに比べて大きいシステム(wider carrier)BWを有することができる。これにより、NRシステムで支援する(最大)TBサイズは、従来のLTEシステムで支援するTBサイズより大きくなり、これにより1つのTBを構成するCB数もLTEシステムよりは多くなる。
従ってこのような特徴を有するNRシステムにおいて、LTEシステムのようにTB単位のHARQ−ACKフィードバックが適用される場合、一部のCBに対してデコーディングエラー(decoding error、即ち、NACK)が発生した場合にも、TB単位の再伝送スケジューリングが伴わなければならず、これによりリソース使用の効率性が低下することができる。
また本発明が適用可能なNRシステムでは、大きい時間区間(例:TTI(transmission Time Interval))を有し、遅延に敏感でない(delay−insensitive)第1タイプデータ(例:eMBB)の送信に割り当てられたリソースの一部(シンボル)により、小さい時間区間を有し、遅延に敏感な(delay−sensitive)第2タイプデータ(例:URLLC)が該当第1タイプデータをパンクチャリングする形態で送信される動作が支援される。よって上記のような場合を含めて時間選択的な(time−selective)特性を有する干渉信号の影響によって、第1タイプデータに対して1つのTBを構成する複数のCBのうちの特定一部のみにデコーディングエラーが集中する現像が発生することができる。
従って、本発明では上記のような特性を有するNRシステムの動作上の特性を考慮して、基地局及びUEがCB又はCBグループ(CBG)単位で(再伝送)スケジューリングを行い、CB/CBG単位でHARQ−ACKフィードバックを構成/送信する方法について詳しく説明する。
一例として、1つのDLデータから対応するHARQ−ACK送信時点が所定のセットの一部値のうちの1つに決定され、1つの値はDL割り当て(DL assignment)により動的に指示されると仮定する。この場合、特定のスロット内に送信されるHARQ−ACK情報は1つ以上のスロットで送信されるDLデータに対応することができる。
図11は本発明の一例によって1つのスロットで送信されるDLデータが4つのHARQタイミングに対応できる場合を簡単に示す図である。
図11に示したように、予め上位階層シグナリングにより4つのHARQタイミングが設定される場合、Slot♯Tで送信されるDLデータに対応するHARQ−ACKの送信時点はSlot♯T+6、Slot♯T+7、Slot♯T+8、Slot♯T+9のうちの1つに動的に指示される(dynamic Indication)。これにより、1つのスロット内で複数のDLデータに対応するHARQ−ACKが送信される。一例として、Slot♯T+9でSlot♯T及び/又はSlot♯T+1及び/又はSlot♯T+2及び/又はSlot♯T+3のDLデータに対応するHARQ−ACK情報が送信されることができる。以下、上記のような場合のHARQ−ACKの送受信方法について詳しく説明する。
図12は本発明の他の例によって搬送波結合(carrier aggregation、CA)システムにおいて1つ以上のCC上のHARQ−ACK情報が特定のCC内の特定のスロットで送信される場合を簡単に示す図である。以下、図12に示したような場合のHARQ−ACKの送受信方法について詳しく説明する。
図13及び図14はCCの間のニューマロロジー又はTTIが異なる場合のHARQ−ACKの送受信方法を簡単に示す図である。以下、図13及び図14のようにCCの間のニューマロロジー(例:副搬送波間隔)又はTTI(transmit time interval)などが異なる場合のHARQ−ACKの送受信方法について詳しく説明する。
この時、図13はCC♯1で受信したDLデータのTTI又はスロット長さがCC♯2に比べて相対的に短い場合、CC♯1より長いTTI又は長いスロット長さが支援されるCC♯2上にHARQ−ACKが送信される場合を示す。図13とは逆に、図14はCC♯2で受信したDLデータのTTI又はスロット長さがCC♯1に比べて相対的に長い場合、CC♯2より短いスロット長さが支援されるCC♯1上にHARQ−ACKが送信される場合を示す。
さらにHARQ−ACKコードブックを構成するにおいて、LTEシステムでは、コードブックのサイズが上位階層シグナリング(例:RRCシグナリング)により予め設定され、実際スケジューリングされたCC(及びサブフレームインデックス)とは関係なく設定されたCC数を基準として常にコードブックサイズを固定させる準−静的コードブック(準−静的なコードブック)方法と、HARQ−ACK送信の効率性を増大させるために実際スケジューリングされたCC(及びサブフレームインデックス)に対してのみHARQ−ACK送信を指示してコードブックサイズを適応的に変化させる動的なコードブック(dynamic codebook)方法を支援する。この時、動的なコードブック方法によれば、基地局はDLデータをスケジューリングするDL割り当て内のDAI(downlink assignment indicator)値をシグナリングすることにより、現在スケジューリングされるDLデータが何番目のDLデータであり(即ち、counter−DAI、便宜上、C−DAIという)、送信されるHARQ−ACKペイロードの総サイズがどのくらいであるか(即ち、total−DAI、便宜上T−DAIという)を知らせることができる。これにより、UEがDCI(Downlink Control Information)を紛失(missing)することにより発生する基地局とUEの間のHARQ−ACKペイロード認知の不一致を減らすことができる。この時、準−静的なコードブック方法又は動的なコードブック方法のうち、どのコードブック方法を使用するかは、上位階層シグナリング(例:RRCシグナリング)により予め設定できる。
以下、本発明では上述した様々な場合(例:単一CC又はTTI/スロットの長さが同一である複数CC又はTTI/スロットの長さが異なる複数のCCの場合など)におけるHARQ−ACKの送受信方法について詳しく説明する。
この時、説明の便宜上、本発明で提案するHARQ−ACKの送受信方法を準−静的なコードブック又は動的なコードブックに区分して説明するが、これは説明の便宜のためにものであり、本発明で提案する構成が特定のコードブック方法を使用する場合に限定されることではない。即ち、本発明で提案する構成が第1コードブック方法に関するセクションに記述されていても、上記構成が第2コードブック方法に拡張適用できるものであれば、該当構成は第2コードブック方法が適用される実施例で解釈できる。
以下、上記のような前提に基づいて本発明で提案する技術構成について詳しく説明する。
3.1.CBG送信が設定された単一CCの場合(例:図11)
3.1.1.準−静的なコードブック
3.1.1.1.HARQ−ACK multiplexing per TB(又はスロット)
UEはTB(又はスロット)ごとに互いに異なるPUCCHを介してHARQ−ACKを送信することができる。この時、PUCCHごとのHARQ−ACKペイロードサイズは該当TBに設定されたCBG数全体又は(再)送信されたCBG数に対応する。また、異なるPUCCHとは、互いに異なるスロット上に送信されるPUCCH又は同じスロット内で互いに異なるPUCCHリソース(例:同じスロット内における互いに異なる時間/周波数コード次元(time/frequency/code domain)のリソース領域上のPUCCH)を介して送信されることを意味する。一例として、同じスロット内における互いに異なるPUCCHリソース送信とは、互いに異なるシンボルで送信される複数の1−シンボルPUCCH又は互いに異なるシンボルに送信される複数の2−シンボルPUCCHを意味する。
3.1.1.2.HARQ−ACK multiplexing per bundling window(BW)(又はBWの一部サブセット)
説明の便宜上、以下では同一の1つのHARQ−ACKタイミングにリンクされたN個の複数のスロットが存在する場合、N個のスロットをbundling window(BW)と定義する。
この場合、UEはBW(又はBWの一部サブセット)ごとに互いに異なるPUCCHを介してHARQ−ACKを送信することができる。この時、PUCCHごとのHARQ−ACKペイロードサイズは、該当BW(又はBWの一部サブセット)に含まれたスロット(又はTB)数と、該当TBに設定されたCBG数を乗じた値に対応する。また、異なるPUCCHとは、互いに異なるスロット上に送信されるPUCCH又は同じスロット内で互いに異なるPUCCHリソース(例:同じスロット内の互いに異なる時間/周波数コード次元(time/frequency/code domain)のリソース領域上のPUCCH)を介して送信されることを意味する。一例として、同じスロット内の互いに異なるPUCCHリソース送信とは、互いに異なるシンボルで送信される複数の1−シンボルPUCCH又は互いに異なるシンボルに送信される複数の2−シンボルPUCCHを意味する。
図15は本発明によって1つのBW内のスロットのうち、一部のスロットがUL用途に活用される一例を示す図である。
BWの一部サブセットのみを活用してHARQ−ACKを送信する方法によれば、PUCCHごとにHARQ−ACKペイロードが分散することができる。一例として、図15に示したように、BW内の一部スロットがUL用途に活用されることができる。
具体的な例として、基地局がHARQ−ACKがDL割り当てにより送信されるスロットのタイミングとして+6/+7/+8/+9のうちの1つの値を指示する場合、Slot♯T+9に対応するBWは、Slot♯T/T+1/T+2/T+3の4スロットである。この時、BWが2つに分かれてSlot♯T及びSlot♯T+1に対応するHARQ−ACKのみがSlot♯T+9で送信され、Slot♯T+2及びSlot♯T+3がUL用途に活用される場合、Slot♯T+9で送信されるHARQ−ACKペイロードサイズは減少することができる。このような設定は基地局により行われる。
図11においてBW(又はBWの一部サブセット)ごとに互いに異なるPUCCHでHARQ−ACKが送信される場合、Slot♯T+9に対応するBWはSlot♯T〜Slot♯T+3であり、Slot♯T+10に対応するBWはSlot♯T+1〜Slot♯T+4である。この時、Slot♯T+9及びSlot♯T+10の両方でPUCCHが送信される場合、Slot♯T+1〜Slot♯T+3は両側のスロットに対応するBWで重畳(overlap)することができる。
このようにBWの間の重畳するスロットに対するHARQ−ACK情報は、最初に送信されないと、DTX(discontinuouS transmission)処理されるか、又は全てのPUCCHで繰り返して送信されるように設定される。一例として、Slot♯T+9でSlot♯T〜Slot♯T+3に対するHARQ−ACK情報を最初に含むPUCCHが送信される場合、UEはSlot♯T+9でSlot♯T〜Slot♯T+3に対する実際HARQ−ACK情報を送信することができる。次いで、UEはSlot♯T+10でSlot♯T+1〜Slot♯T+3に対するHARQ−ACK情報をDTX(又はNACK)処理し、Slot♯T+4に対するHARQ−ACK情報のみを送信するか、又はSlot♯T+1〜Slot♯T+4の全てのHARQ−ACK情報を含むHARQ−ACK情報をPUCCHで送信することができる。
本発明において、BWの一部サブセットのみで準−静的なコードブックを構成する場合、UEが割り当てられたPUCCHリソースを介してどのサブセットに対するコードブックを構成するかに関する規則が予め設定されることができる。言い換えれば、もし特定のPUCCHリソースに対して支援可能な最大のペイロード(例:Xビット)が決められる場合、該当PUCCHリソースが割り当てられると、UEはBW内に(所定の規則により)特定スロットに対してのみ準−静的なコードブックを構成することができる。
このような方法は、複数のCCである場合にも容易に拡張して適用することができる。一例として、特定のPUCCHリソースに対して支援可能な最大ペイロード(例:Xビット)が決められる場合、該当PUCCHリソースが割り当てられると、UEはBW内に(所定の規則により)特定のCC及び特定スロットの組み合わせに対してのみ準−静的なコードブックを構成することができる。
3.1.1.3.HARQ−ACK multiplexing per TB(又はスロット)及びHARQ−ACK multiplexing per bundling window(BW)のスイッチング
基地局は上述した3.1.1.1.におけるHARQ−ACK multiplexing per TB(又はスロット)及び3.1.1.2.におけるHARQ−ACK multiplexing per bundling window(BW)のうちの1つをUEに設定することができる。即ち、基地局は設定により3.1.1.1.におけるHARQ−ACK multiplexing per TB(又はスロット)及び3.1.1.2.におけるHARQ−ACK multiplexing per bundling window(BW)をスイッチングすることができる。一例として、基地局はDL割り当てにより動的に2つの方式のうちのどの方式を適用するかをUEに指示することができる。
3.1.1.4.CBG−levelの信号送受信設定+TB−levelの信号スケジューリング
特定の状況(例:データ送受信に問題があると認知した状況)が発生した場合、基地局はCBGが設定されていてもTB基盤にフォールバック(fallback)してDLデータ送信を試みることができる。このための一例として、基地局は共通検索領域(common search space)を介してDL割り当てを送信することによりUEにTB基盤へのフォールバックを知らせることができる。
この時、一般的にTB基盤のDLデータに対応するHARQ−ACKは、TB当たり1ビットのサイズを有する。特に、HARQ−ACKが多重化される場合、HARQ−ACKペイロードに対する不一致が発生することができるので、本発明によるTB基盤のHARQ−ACKは所定のCBG数だけのHARQ−ACKで構成されるように設定される。
より具体的には、UEはCBG数だけのHARQ−ACKのうち、特定の1つ(例:最初)のCBGインデックスに対応するHARQ−ACKのみにTB基盤のDLデータのHARQ−ACK情報を載せ、残りにNACK(又はDTX)に含ませて送信するか、又は全てのCBGインデックスに対応するHARQ−ACKを介してTB基盤のDLデータのHARQ−ACK情報を繰り返して送信することができる。
3.1.2.動的なコードブック
3.1.2.1.TB−level C−DAI+TB−level T−DAI
図16は本発明の一例によってTB単位の(TB−level)C−DAI及びT−DAIに基づくHARQ−ACKの送受信方法を簡単に示す図である。
図16に示したように、Slot♯T+9に対応するBWがSlot♯T/T+1/T+2/T+3である場合、基地局は実際スケジューリングされるSlot♯T/T+1/T+3のDL割り当てによりTB数を知らせるC−DAI及びT−DAIをシグナリングすることができる。この時、UEがSlot♯T+9で送信するHARQ−ACKペイロードサイズは、所定のCBG数とUEがBW内に最後に受信したDL割り当て上のT−DAIでシグナリングされたTB数とを乗じて決定される。即ち、図16において所定のCBG数が4であると、Slot♯T+9上に送信されるHARQ−ACKサイズは12ビットである。
このような方法は、2TB per PDSCHの場合にも拡張して適用できる。これにより、各PDSCHごとに最大2TBまで送信可能である時、C−DAI及びT−DAIは実際スケジューリングされたTB数をカウントする手段として活用できる。又は上記のような方法は、TB−levelではないスロット−level(又はPDSCH−level)C−DAI+スロット−level(又はPDSCH−level)T−DAIにも拡張して適用できる。この時、C−DAI及びT−DAIは、各PDSCHごとに1TBであるか又は2TBであるかを区別せず、スロット(又はPDSCH)単位でカウントする手段として活用できる。
特定の状況(例:データ送受信に問題があると認知した状況)が発生した場合は、基地局はCBGが設定されていてもTB基盤にフォールバックしてDLデータ送信を試みることができる。このための一例として、基地局は共通検索領域を介してDL割り当てを送信することによりUEにTB基盤へのフォールバックを知らせることができる。
この時、一般的にTB基盤のDLデータに対応するHARQ−ACKは、TB当たり1ビットのサイズを有する。但し、図16のようにHARQ−ACKが多重化される場合、HARQ−ACKペイロードに対する不一致が発生することができるので、本発明によるTB基盤のHARQ−ACKは所定のCBG数だけのHARQ−ACKで構成されるように設定される。
より具体的には、UEはCBG数だけのHARQ−ACKのうち、特定の1つ(例:最初)CBGインデックスに対応するHARQ−ACKのみにTB基盤のDLデータのHARQ−ACK情報を載せ、残りにNACK(又はDTX)に含ませて送信するか、又は全てのCBGインデックスに対応するHARQ−ACKを介してTB基盤のDLデータのHARQ−ACK情報を繰り返して送信することができる。
3.1.2.2.CBG−level C−DAI+CBG−level T−DAI
図17は本発明の一例によってCBG単位の(CBG−level)C−DAI及びT−DAIに基づくHARQ−ACKの送受信方法を簡単に示す図である。
図17に示したように、Slot♯T+9に対応するBWがSlot♯T/T+1/T+2/T+3である場合、基地局は実施スケジューリングされるSlot♯T/T+1/T+3のDL割り当てによりCBG数を知らせるC−DAI及びT−DAIをUEにシグナリングすることができる。この時、UEがSlot♯T+9で送信するHARQ−ACKペイロードサイズは、最後に受信したDL割り当て上のT−DAIでシグナリングされたCBG数により決定される。即ち、図17においてSlot♯T+3で受信したT−DAI値が12であるので、UEがSlot♯T+9で送信するHARQ−ACKペイロードサイズは12ビットである。
基地局がC−DAI及びT−DAI値をシグナリングするにおいて、基地局はC−DAI及びT−DAI値を所定のCBG数全体に常に仮定するか(Opt 1)、各TBごと(又はスロットごと)の実際(再)伝送されたCBG数に基づいてC−DAI及びT−DAI値を設定することができる(Opt 2)。一例として、Opt 2によれば、基地局がSlot♯T+1で実際(再)伝送したCBG数が2である場合、基地局がシグナリングする全てのT−DAI値は10に設定され、Slot♯T+1上にシグナリングされたC−DAIは6、Slot♯T+3上にシグナリングされたC−DAIは10に設定される。
また特定の状況が発生した場合、基地局はCBG基盤の信号送信が設定されていてもTB基盤にフォールバックしてDLデータ送信を試みることができる。
この場合、基地局がC−DAI及びT−DAI値をシグナリングするにおいて、基地局は所定のCBG数全体に常に仮定したC−DAI及びT−DAI値をシグナリングすることができる。これに対応して、UEはCBG数だけのHARQ−ACKのうち、特定の1つ(例:最初)のCBGインデックスに対応するHARQ−ACKのみにTB基盤のDLデータのHARQ−ACK情報を載せ、残りにNACK(又はDTX)に含ませて送信するか、又は全てのCBGインデックスに対応するHARQ−ACKによりTB基盤のDLデータのHARQ−ACK情報を繰り返して送信することができる。
又は上述したOpt 2のように実際スケジューリングされたCBG数に基づいてC−DAI及びT−DAI値が設定される場合、基地局はTB基盤にフォールバックされたDLデータをCBG1つのみを(再)伝送することと同様に扱って決定されたC−DAI及びT−DAIをUEにシグナリングすることができる。
3.1.2.3. TB or CBG level C−DAI with scheduling restriction
HARQ−ACKペイロードを減らす方案として、BW内の全てのスロットではない一部スロットに対してのみスケジューリングが許容され、一部のスロット数のみに対応するHARQ−ACK送信が許容されることができる。この時、HARQ−ACKペイロードは常にBW内に許容されたスロット数と所定のCBG数を乗じた値に対応するサイズに決定される。
この場合、基地局はTB−level C−DAIのみをDL割り当てによりUEにシグナリングすることによりHARQ−ACKの順序を知らせることができる。又は基地局はCBG−level C−DAIのみをDL割り当てによりUEにシグナリングすることによりHARQ−ACKの順序を知らせることができる。
よって上記方法は各々の観点によって準−静的なコードブックと見なされることができる。
上述した方法において、基地局がCBG−level C−DAIのみをシグナリングする場合、基地局は所定のCBG数全体に基づいて常にCBG−level C−DAI値を仮定するか(Opt 1)、各TBごと(又はスロットごと)に実際(再)伝送されたCBG数に基づいてC−DAIを決定することができる(Opt 2)。特に、Opt 2の場合、UEは(再)伝送されなかったCBGに対してNACK(又はDTX)に対応するHARQ−ACKを送信することができる。
3.1.2.1.で上述したように、特定の状況が発生した場合は、基地局はCBG基盤の信号送信が設定されていてもTB基盤にフォールバックしてDLデータ送信を試みることができる。
これに対応して、UEはCBG数だけのHARQ−ACKのうちの特定の1つ(例:最初)のCBGインデックスに対応するHARQ−ACKのみにTB基盤のDLデータのHARQ−ACK情報を載せ、残りにNACKを満たして送信するか、又は全てのCBGインデックスに対応するHARQ−ACK情報としてTB基盤のDLデータのHARQ−ACK情報を繰り返して送信することができる。
TB−level C−DAIの場合、該当DAIフィールドのビット幅(bit−width)はceiling{log2(BW内にスケジューリングが許容された最大のスロット数)}に設定されることができる。一例として、UEが4つの連続するDCIを紛失(missing)する可能性が薄いという仮定下でDAIフィールドのビット幅は2ビットに設定できる。
CBG−level C−DAIの場合、該当DAIフィールドのビット幅はceiling{log2BW内にスケジューリングが許容された最大のスロット数*該当CCに設定(configure)された最大のCBG数)}に設定されることができる。一例として、UEが4つの連続するDCIを紛失(missing)する可能性が薄いという仮定下で、DAIフィールドのビット幅は2ビット+ceiling{log2(該当CCに設定(configure)された最大のCBG数)}に設定される。
又はCBG−level C−DAIである場合にも、DAIフィールドのビット幅は所定の最大CBG数とは関係なく設定されることができる。これは、{BW内にスケジューリングが許容された最大のスロット数*該当CCに設定(configure)された最大のCBG数}にHARQ−ACKペイロードサイズが常に固定され、DAI値が何番目のスロットに対応するかのみを分かる場合、UEは各スロットごと(又はDAIインデックスごと)に該当CCに設定された最大のCBG数だけのHARQ−ACKを送信すればよいためである。
具体的には、(CBG−level C−DAIであるか又はTB−level C−DAIであるかに関係なく)C−DAIのビット幅は以下のように設定される。
−BW内にスケジューリングが許容された最大のスロット数が1つである場合:C−DAIビット幅は0ビットに設定される(即ち、該当フィールドは存在しないことができる)
−BW内にスケジューリングが許容された最大のスロット数が2つである場合:C−DAIビット幅は1ビットに設定される
−BW内にスケジューリングが許容された最大のスロット数が3つ以上である場合:C−DAIビット幅は2ビットに設定される
−BW内にスケジューリングが許容された最大のスロット数がBWの全体スロット数と同一である場合:C−DAIのビット幅は0ビットに設定される(即ち、該当フィールドは存在しないこともできる)
上記場合とは異なり、UEがN個(例:N=4)のDCIを連続して紛失(missing)する確率が薄いという仮定下で、C−DAIのビット幅はmin{log2(N)、log2(BW内にスケジューリングが許容された最大のスロット数)}に設定できる。但し、BW内にスケジューリングが許容された最大のスロット数がBWの全体スロット数と同一である場合は、C−DAIのビット幅は0ビットに設定される(即ち、該当フィールドが存在しないことができる)。
又はC−DAIのビット幅はlog2(BW内にスケジューリングが許容された最大のスロット数)に設定されることができる。但し、BW内にスケジューリングが許容された最大のスロット数がBWの全体スロット数と同一である場合は、C−DAIのビット幅は0ビットに設定されることができる(即ち、該当フィールドが存在しないことができる)。
上述したように、一部のスロットのみでスケジューリングが許容される場合、許容されたスロット数は上位階層シグナリング(又はL1シグナリング)により設定される。この時、該当スロット数が1つである場合、特徴的には、本発明によるHARQ−ACKの送受信動作は、DAI値又はDAIをシグナリングするDCIフィールド無しに行われることができる。また常にBW内の全てのスロットに対するHARQ−ACKコードブックを構成する場合にも、本発明によるHARQ−ACKの送受信動作はDAI値又はDAIをシグナリングするDCIフィールド無しに行われることができる。
図18は本発明の一例によるHARQ−ACKの送受信方法を簡単に示す図である。
一例として、BWはNスロットであるが、各BW内に最大K(<N)個のスロットまでDLデータスケジューリングが行われる場合を仮定する。この時、図18に示したように、N=4であり、K=3と設定されることができる。この時、図18のDAIはTB level DAIと仮定する。
図18において、該当CCに設定された最大のCBG数を4つと仮定した場合、送信されるHARQ−ACKコードブックは常に12ビットに固定される。
よって、UEはDAI値1及び2は受信し、DAI値3は受信していないので、Slot♯T+8で送信するHARQ−ACKコードブックを構成するにおいて、DAI1/2に対応するTBに対するHARQ−ACK情報8ビットを満たし、残りの4ビットをDTX処理(即ち、全てNACK送信)することができる。またSlot♯T+9で送信するHARQ−ACKコードブックを構成するにおいて、UEはDAI値1、2及び3を全て受信したので、DAI1/2/3に対応するTBに対するHARQ−ACK情報12ビットを満たして送信することができる。
上述した3.1.2.1〜3.1.2.3におけるHARQ−ACKの送受信方法において、BWごとに1つのPUCCHでHARQ−ACKが送信されることができる。
3.2. TTI又はスロット長さが同一である複数のCCの場合
3.2.1.準−静的なコードブック
ここでは多数のCCに対するHARQ−ACKが特定のCC上のPUCCHに送信される場合、UEが準−静的なコードブックでHARQ−ACKを送信する方法について詳しく説明する。
この時、HARQ−ACKペイロードサイズは設定されたCC数、各CCごとのBWサイズ及び所定のCBG数により決定される。
図19は本発明の一例によって複数のCCに対するHARQ−ACKがCC♯1上で送受信される動作を簡単に示す図である。
図19において、3つの設定されたCCがあり、3つのCCに対するHARQ−ACKがCC♯1上のPUCCHに送信され、BWはCCに対して共通的に2スロットに設定されると仮定する。この時、CC♯1についてはCBGが設定されず、CC♯2については4つのCBGが設定され、CC♯3については3つのCBGが設定される。この場合、1TBの送信に対する総HARQ−ACKペイロードサイズは16(=1*2ビット for CC♯1+4*2ビット for CC♯2+3*2ビット for CC♯3)ビットで構成される。
さらに、CBG導入などによりHARQ−ACKペイロードが非常に大きくなることができるので、準−静的なコードブックに基づくHARQ−ACKの送受信方法であるにも関わらず、HARQ−ACKペイロードサイズを適応的に減らす方法が導入されることができる。
一例として、1つのスロット内に4シンボルから14シンボルまでシンボル数が可変するlong duration PUCCHについて、シンボル数によってHARQ−ACKペイロードサイズが異なるように設定される。
具体的な例として、long duration PUCCHのシンボル数がXシンボル以上である場合、HARQ−ACKペイロードサイズはPに設定され、Xシンボル未満の場合、HARQ−ACKペイロードサイズはPより小さいP’に設定される。
この時、P’にHARQ−ACK情報量を減らす方法として、所定の規則によるバンドリング(bundling)方法を適用できる。一例として、CBGサブセットごとのHARQ−ACKバンドリング−>TB又はスロットごとのHARQ−ACKバンドリング−>CC内HARQ−ACKバンドリングの順に漸進的なバンドリング(gradual bundling)を適用できる。
上記の特徴をより一般化すると、PUCCHのシンボル数だけではなく、PUCCHに割り当てられた周波数/時間リソース量に基づいてUEが送信するHARQ−ACKペイロードサイズが予め決められることができる。
一例として、PUCCHに割り当てられた(UCI、Uplink Control Indicator用)のRE数がY個以上である場合、HARQ−ACKペイロードサイズはPに設定され、(UCI用)のRE数がY個未満である場合は、HARQ−ACKペイロードサイズはPより小さいP’に設定される。
上記のような方法は、3.1.1でのように、単一CCの場合にも同様に適用できる。さらに、3.3.1でのようにスロット又はTTI長さが異なる複数のCCの場合にも同様に適用できる。
さらに、特定の状況(例:データ送受信に問題があると認知した状況)が発生した場合、基地局はCBGが設定されていてもTB基盤にフォールバックしてDLデータ送信を試みることができる。その一例として、基地局は共通検索領域を介してDL割り当てを送信することによりUEにTB基盤へのフォールバックを知らせることができる。
この時、一般的にTB基盤のDLデータに対応するHARQ−ACKは、TB当たり1ビットのサイズを有する。特にHARQ−ACKが多重化される場合、HARQ−ACKペイロードに対する不一致が発生することができるので、本発明によるTB盤のHARQ−ACKは複数のCCに対して所定のCBG数ほどのHARQ−ACKで構成されるように設定される。
より具体的には、UEは複数のCCに対するCBG数ほどのHARQ−ACKのうち、特定の1つ(例:最初)のCBGインデックスに対応するHARQ−ACKのみにTB盤のDLデータのHARQ−ACK情報を載せ、残りにNACK(又はDTX)に含ませて送信するか、又は複数のCCに対する全てのCBGインデックスに対応するHARQ−ACKによりTB基盤のDLデータのHARQ−ACK情報を繰り返して送信することができる。
3.2.2.動的なコードブック
3.2.2.1. TB−level C−DAI across all CCs+TB−level T−DAI across all CCs
ここで提案するHARQ−ACKの送受信方法は、上述した3.1.2.1.におけるHARQ−ACKの送受信方法をCA状況に拡張する方法である。
図20は本発明によって2つのCCが搬送波結合された(Carrier Aggregated)場合、HARQ−ACKの送受信方法を簡単に示す図である。
図20に示したように、2つのCCに対するHARQ−ACKがCC♯1に送信される場合、TB−level DAIは全体CC に対して設定され、BW内でC−DAIは特定のスロット内の搬送波をまず考慮した後(例:カウント)、次のスロット内の搬送波を考慮する(カウント)方式で設定される。
CCごとにCBGを設定できることを考慮した時、UEがSlot♯T+9で送信するHARQ−ACKペイロードサイズは、CCごとに予め設定されたCBG数のうちの最大値とUEがBW内に最後に受信したDL割り当て上のT−DAIでシグナリングされたTB数とを乗じた値により決定される。即ち、図20において、CC♯1についてCBGが設定されず、CC♯2について予め設定されたCBG数が4つである場合、UEがSlot♯T+9上で送信するHARQ−ACKペイロードサイズは24ビット(4*T−DAI値である6)である。
また上述した3.1.2.1.におけるHARQ−ACKの送受信方法をCA状況及び/又は2TB per PDSCH caseに拡張して適用する場合(言い換えれば、各PDSCHごとに最大2TBまで送信可能な場合)、C−DAI及びT−DAIは実際スケジューリングされたTB数をカウントする手段として活用できる。
又はC−DAI及びT−DAIはTB−levelではないスロット−level(又はPDSCH−level)C−DAI+スロット−level(又はPDSCH−level)T−DAIに設定されることにより、各PDSCHごとに1TBであるか又は2TBであるかを区別せず、スロット(又はPDSCH)をカウントする手段として活用することができる。
基地局がCBGが設定されたCCに対してTB基盤にフォールバックしてDLデータ送信を試みる場合、上述した3.1.2.1.で提案した方法が拡張適用されることができる。
言い換えれば、特定の状況(例:データ送受信に問題がある認知した状況)が発生した場合、基地局は特定のCCに対してCBGが設定されていてもTB基盤にフォールバックしてDLデータ送信を試みることができる。その一例として、基地局は共通検索領域を介してDL割り当てを送信することによりUEにTB基盤へのフォールバックを知らせることができる。
これに対応して、UEは特定のCCに対するCBG数ほどのHARQ−ACKのうち、特定の1つ(例:最初)のCBGインデックスに対応するHARQ−ACKのみに特定のCCに対するTB基盤のDLデータのHARQ−ACK情報を載せ、残りにNACK(又はDTX)に含ませて送信するか、又は特定のCCに対する全てのCBGインデックスに対応するHARQ−ACKにより特定のCCに対するTB基盤のDLデータのHARQ−ACK情報を繰り返して送信することができる。
3.2.2.2.CBG−level C−DAI across all CCs+CBG−level T−DAI across all CCs
上述した3.2.2.1.によれば、HARQ−ACKが複数のCCのうちの最大のCBG数に基づいて決定されるHARQ−ACKペイロードサイズを有するので、HARQ−ACKオーバーヘッドが大きくなることができる。従って、ここではHARQ−ACKオーバーヘッドを減らすために、各搬送波ごとに設定されたCBG数及び実際スケジューリングされたスロットに基づくHARQ−ACKの送受信方法について詳しく説明する。
以下に説明する方法は、上述した3.1.2.2.におけるHARQ−ACKの送受信方法をCA状況に拡張した方法と類似する。
図21は本発明によって2つのCCが搬送波結合された(Carrier Aggregated)場合、HARQ−ACKの送受信方法を簡単に示す図である。
図21に示したように、2CCに対するHARQ−ACKがCC♯1に送信される場合、CC♯1についてはCBGが設定されず、CC♯2については予め設定されたCBG数が4つであると仮定する。この時、CBG−level T−DAIは全体のCCに対して適用されて決定され、C−DAIはまずBW内における特定スロット内の搬送波を考慮した(例:カウント)後、次のスロット内の搬送波を考慮して決定される。この場合、UEがSlot♯T+9で送信するHARQ−ACKペイロードサイズは、UEが最後に受信したDL割り当て上のT−DAIでシグナリングされたCBG数により決定される。これにより、図21のSlot♯T+9上に送信されるHARQ−ACKペイロードサイズは15ビットである。
基地局がCBGが設定されたCCについてTB基盤にフォールバックしてDLデータ送信を試みる場合、これによる動作及び基地局が所定のCBG数全体を常に仮定するか又は各TBごと(又はスロットごと)に実際(再)伝送されたCBG数に基づいてDAIを計算するかなどは、上述した3.1.2.2.におけるHARQ−ACKの送受信方法が拡張適用されることができる。
上述した3.1.でのような単一CCの場合(又はHARQ−ACK情報にCRCが含まれない場合)、スケジューリングされたCBG単位でDAIを計算する動作は、NACK−to−ACKエラーの発生時にNACKであるCBGに対する再送信を常に補償することが難しい。
従って、上記のような問題を解決するために、HARQ−ACKオーバーヘッドを減少できる3.1.2.1.におけるTB−level DAIを適用することができる。
又は上述した3.2.でのように複数のCCの場合(又はHARQ−ACK情報にCRCが含まれる場合)、NACK−to−ACKエラーの確率は相対的に小さい。よって、上記問題を解決するために、HARQ−ACKオーバーヘッドを減少できる3.2.2.2.におけるCBG−level DAIを適用することができる。
3.2.2.3. TB or CBG level C−DAI with scheduling restriction
HARQ−ACKペイロードを減らす方案として、BW内の全てのスロットではない一部スロットに対してのみ及び/又は設定された全てのCCではない一部に対してのみスケジューリングが許容され、一部スロット数及び/又は一部CCのみに対応するHARQ−ACK送信が許容されることができる。この時、HARQ−ACKペイロードは、常にBW内に許容されたスロット数及び/又は許容されたCC数と所定のCBG数とを乗じた値に対応するサイズに決定される。
この場合、基地局はTB−level C−DAIのみをDL割り当てによりUEにシグナリングすることによりHARQ−ACKの手順を知らせることができる。又は基地局はCBG−level C−DAIのみをDL割り当てによりUEにシグナリングすることによりHARQ−ACKの手順を知らせることができる。
よって上記方法は各々の観点によって準−静的なコードブックと見なされることができる。
上述した方法において、基地局がCBG−level C−DAIのみをシグナリングする場合、基地局は所定のCBG数全体に基づいて常にCBG−level C−DAI値を仮定するか(Opt 1)、各TBごと(又はスロットごと)に実際(再)伝送されたCBG数に基づいてCBG−level C−DAI値を仮定することができる(Opt 2)。特に、Opt 2の場合、UEは(再)伝送されないCBGについてNACKに対応するHARQ−ACKを送信することができる。
3.1.2.1.で述べたように、特定の状況が発生した場合、基地局はCBG基盤の信号送信が設定されていてもTB基盤にフォールバックしてDLデータ送信を試みることができる。
これに対応して、上述した3.1.2.1.でのように、UEはCBG数ほどのHARQ−ACKのうち、特定の1つ(例:最初)のCBGインデックスに対応するHARQ−ACKのみにTB基盤のDLデータのHARQ−ACK情報を載せ、残りにNACKを満たして送信するか、又は全てのCBGインデックスに対応するHARQ−ACK情報としてTB基盤のDLデータのHARQ−ACK情報を繰り返して送信することができる。
一部のスロットに対してのみスケジューリングが許容される場合、(CCごとに)許容されたスロット数は上位階層シグナリング(又はL1シグナリング)により設定される。この時、該当(CCごとの)スロット数が1つである場合、特徴的には本発明によるHARQ−ACKの送受信動作はDAI値又はDAIをシグナリングするDCIフィールドなしに行われることができる。
より具体的には、CCごとに許容されたスロット数がBW内のスロット数より小さい場合、スケジューリングが許容されたスロット位置はCCごとに異なり、HARQ−ACKペイロードサイズはCC数と許容されたスロット数を乗じた値の関数により決定される。
一例として、BW内のスロット数が4つであるが、CCごとに許容されたスロット数が1つである場合、各CCごとにPDSCHが送信されるスロットの位置は異なるように設定される。もしCC数がN個であり、CCごとに必要なHARQ−ACKビットがKビットであれば、HARQ−ACKペイロードサイズはK*Nビットである。
また常にBW内の全てのスロットに対するHARQ−ACKコードブックを構成する場合、本発明によるHARQ−ACKの送受信方法は、DAI値又はDAIをシグナリングするDCIフィールド無しに行われることができる。
このようにBWはNスロットであるが、各BW内に最大K個(≦N)のスロットまでDLデータスケジューリングが行われる場合、設定されるK値はCA状況で設定されたCCに対して共通的に設定されるか、又はCCごとに異なるように設定される。
またTB又はCBG levelのC−DAIは、CCごとに(per CC)カウントされる。
TB−level C−DAIの場合、各CCごとのDAIフィールドのビット幅はceiling{log2(該当CCのBW内にスケジューリングが許容された最大のスロット数)}と設定されることができる。又はUEが4つの連続するDCIを紛失(missing)する可能性が薄いという仮定下で、TB−level C−DAIは2ビットに設定されることができる。
CBG−level C−DAIの場合、各CCごとのDAIフィールドのビット幅はceiling{log2(該当CCのBW内にスケジューリングが許容された最大のスロット数*該当CCに設定された最大CBG数)}と設定されることができる。又は、UEが4つの連続するDCIを紛失(missing)する可能性が薄いという仮定下で、CBG−level C−DAIは2ビット+ceiling{log2(該当CCに設定された最大CBG数)}に設定されることができる。
又はCBG−level C−DAIである場合であっても、DAIフィールドのビット幅は設定された最大CBG数とは関係なく設定されることができる。
この時、CBG−level C−DAIのビット幅は3.1.2.3.で提案した方法がCCごとに適用されて決定される。即ち、(CBG−level C−DAIであるか又はTB−level C−DAIであるかに関係なく)C−DAIのビット幅は以下のように設定される。
−該当CCのBW内にスケジューリングが許容された最大のスロット数(即ち、K値)が1つである場合:C−DAIビット幅は0ビットに設定される(即ち、該当フィールドが存在しないことができる)。
−K=2つである場合:C−DAIビット幅は1ビットに設定される
−K=3つ以上である場合:C−DAIビット幅は2ビットに設定される
−但し、K=N(Nは該当CCのBW内のスロット数)である場合:C−DAIのビット幅は0ビットに設定される(即ち、該当フィールドが存在しないことができる)
上記の場合とは異なり、UEがN個(例:N=4)のDCIを連続して紛失(missing)する確率が薄いという仮定下で、C−DAIのビット幅はmin{log2(N)、log2(K)}に設定されることができる。但し、K=Nである場合は、C−DAIのビット幅は0ビットに設定されることができる(即ち、該当フィールドが存在しないことができる)。
又はC−DAIのビット幅はlog2(K)に設定されることができる。但し、K=Nである場合は、C−DAIのビット幅は0ビットと設定されることができる(即ち、該当フィールドが存在しないことができる)。
3.2.2.4. Separate TB−level DAI per CC or Separate TB/CBG−level DAI per CC
図22は本発明によってCCごとにDAIが適用されるHARQ−ACKの送受信方法を簡単に示す図である。
上述した3.2.2.1におけるHARQ−ACKの送受信方法及び3.2.2.2.におけるHARQ−ACKの送受信方法を比較した時、3.2.2.1.におけるHARQ−ACKの送受信方法はCCのうち、最大CBG数に合わせてHARQ−ACKを送信するので、HARQ−ACKオーバーヘッドの問題がある反面、3.2.2.2.におけるHARQ−ACKの送受信方法は、HARQ−ACKのオーバーヘッドの問題は解決できるが、CBG−level DAIを使用することによりDL割り当てに対するオーバーヘッドが発生することができる。
これを解決するために、ここでは図22でのようにTB−level DAIをCCごとに使用することによりDCIオーバーヘッドを減らし、CCごとのCBG数が異なることをHARQ−ACKに反映するHARQ−ACKの送受信方法を提案する。
図22に示したように、2つのCCに対するHARQ−ACKがCC♯1に送信される場合、CC♯1についてはCBGが設定されず、CC♯2については所定のCBG数が4つであると仮定する。この時、UEがSlot♯T+9上で送信するHARQ−ACKペイロードサイズは7ビットである(3ビット for CC♯1+4ビット for CC♯2)。
さらに、CCごとにDAIが適用される場合、一部CCについてはTB−level DAIが適用される反面、他のCCについてはCBG−level DAIが適用されることができる。
一例として、CBGが設定されたCCについてはCBG−level DAIが適用され、CBGが設定されていないCCについてはTB−level DAIが適用される。
この時、CCごとのTB−level DAIとしては、上述した3.1.2.1.における方法が適用され、CCごとのCBG−level DAIとしては、上述した3.1.2.2.における方法が適用される。
また基地局がCBGが設定されたCCについてTB基盤にフォールバックしてDLデータ送信を試みる場合、これによる動作及び基地局が所定のCBG数全体を常に仮定するか、又は各TBごと(又はスロットごと)に実際(再)伝送されたCBG数に基づいてDAIを計算するかは、上述した3.1.2.2.におけるHARQ−ACKの送受信方法を拡張適用することができる。
3.2.2.5. Separate TB−level DAI between TB−based cell group and CBG−based cell group(CG)
上述した3.2.2.4.におけるHARQ−ACKの送受信方法の場合、特定CC上のBW内の全てのDL割り当てをUEが紛失(missing)すると、UEと基地局の間のHARQ−ACKペイロードサイズに対する不一致が発生する問題がある。
よって、ここではこの問題を緩和するために、CBGが設定されたCC(又はCBG数がK以上であるCC)を1つのCG(Carrier Group)に集め、CBGが設定されていないCC(又はCBG数がK未満であるか又はCBGが設定されていないCC)を1つのCGに集めた後、CGごとにDAIを計算し、特定CCでHARQ−ACKを送受信する方法を提案する。
図23は本発明によって4つのCCが2つのCGに区分される場合、HARQ−ACKの送受信方法を簡単に示す図である。
図23に示したように、4つのCCに対応するHARQ−ACKがCC♯1に送信され、CC♯1及びCC♯2についてはCBGが設定され、CC♯3及びCC♯4についてはCBGが設定されない場合を仮定する。
この時、基地局及びUEはCC♯1及びCC♯2を1つのCG♯Aに設定し、CC♯3及びCC♯4を1つのCG♯Bに設定することができる。
この時、CG♯Aについては上述した3.2.2.1.におけるHARQ−ACKの送受信方法が適用される。即ち、CC♯1に設定されたCBG数が2つであり、CC♯2に設定されたCBG数が4つである場合、UEがSlot♯T+9で送信するHARQ−ACKペイロードサイズは最大CBG数である4に合わせて構成される。これにより、図23においてUEがSlot♯T+9で送信するHARQ−ACKペイロードサイズは18ビット(16ビット for CG♯A+2ビット for CG♯B)に設定される。
又は、CGごとにDAIが適用されるが、あるCGに対してはTB−level DAIが適用される反面、他のCGについてはCBG−level DAIが適用されることができる。
具体的な例として、CBGが設定されたCC(又はCBG数がK以上であるCC)で構成されたCGについてはCBG−level DAIが適用され、CBGが設定されていないCC(又はCBG数がK未満であるか又はCBGが設定されていないCC)で構成されたCGについてはTB−level DAIが適用されることができる。
この時、CGごとのTB−level DAIとしては、上述した3.2.2.1.における方法が適用され、CGごとのCBG−level DAIとしては、上述した3.2.2.2.における方法が適用される。
また基地局がCBGが設定されたCCについてTB基盤にフォールバックしてDLデータ送信を試みる場合、これによる動作及び基地局が所定のCBG数全体を常に仮定するか又は各TBごと(又はスロットごと)に実際(再)伝送されたCBG数に基づいてDAIを計算するかなどは、上述した3.2.2.2.におけるHARQ−ACKの送受信方法が拡張適用されることができる。
上述したように、UEが1つのCC上のPUCCHに多数のCCに対応するHARQ−ACKを送信し、該当多数のCCがCG(例:TB−based CGとCBG−based CG)に分かれてCGごとにDAIが計算される場合、TB−based CGに属するCCのうちの一部CCは2TB送信が設定(及び/又はスケジューリング)されることができる。
この時、該当CGについてTB−level DAI(又は動的なコードブック)が適用される場合、基地局及びUEの間のHARQ−ACKペイロードサイズに対する不一致の問題を解決するために該当CG内の全てのCCのHARQ−ACKは2ビットと算定されることができる。
一例として、図23においてCC♯3に対して1TB送信がスケジューリング(又は設定)され、CC♯4について2TB送信がスケジューリング(又は設定)される場合、TB−based CGに対応するHARQ−ACKビットは4ビットで構成される。
さらに、UEが1つのCC上のPUCCHに多数のCCに対応するHARQ−ACKを送信し、該当多数のCCがCG(例:TB−based CGとCBG−based CG)に分かれてCGごとにDAIが計算される場合は、CBGが設定されていない多数のCCについて1TB送信又は2TB送信が設定されたかによってCGがさらに分かれることができる。
一例として、1TB送信が設定されたCCを1TB−CGに集め、2TB送信が設定されたCCを2TB−CGに集めた後、各CGごとにC−DAI及びT−DAIが適用されることができる。この場合、1TB−CGについてはCC−level DAIが適用され、2TB−CGについてはTB−level DAIが適用されることができる。
図24は本発明によって1TB−CG、2TB−CGが構成される場合のHARQ−ACKの送受信方法を簡単に示す図である。
図24に示したように、1TBが設定されたCC♯1とCC♯2が1TB−CGで構成され、2TBが設定されたCC♯3とCC♯4が2TB−CGで構成された場合、UEがSlot♯T+9上で送信するHARQ−ACKペイロードサイズは7ビット(4ビット for 1TB−CG+3ビット for 2TB−CG)である。
又は1TB−CGだけではなく2TB−CGの全てに対してCC−level DAIが適用されることができる。この時、2TB−CGに対してCC−level DAIが適用される場合、DAIカウント値1に対応するHARQ−ACKペイロードサイズは2ビットであることができる。
一般的に、各CCごとに1TB送信又は2TB送信が設定され、CBG送信も設定できる。これにより、以下のような総4つのタイプのCCが存在することができる。
−1TB TB−based CC
−2TB TB−based CC
−1TB CBG−based CC
−2TB CBG−based CC
この時、1つのCGを{1TB TB−based CC、2TB TB−based CC、1TB CBG−based CC}で構成し、他のCGを{2TB CBG−based CC}で構成することができる。これにより、UEは各CGごとにCG内のPDSCHごとのHARQ−ACKビット数を類似に合わせてHARQ−ACK送信を行うことができる。
又は1つのCGを{1TB TB−based CC、2TB TB−based CC}、他のCGを{1TB CBG−based CC}、さらに他のCGを{2TB CBG−based CC}として、総3つのCGで構成することもできる。
より一般的には、複数のCGはCCごとに1つのPDSCHに対応するHARQ−ACKビット数を考慮して構成できる。一例として、CG内に属するCCごとの1つのPDSCHに対応するHARQ−ACKビット数の最大差がXビットに制限されるように複数のCGが構成される。
3.2.2.6. HARQ−ACKペイロードに1ビットをCC当たり又はCG当たり1つずつ追加
上述した3.2.2.4.及び3.2.2.5.でのように、CC又はCGごとにDAIを計算する場合、UEが特定のCC上又は特定のCG上のBW内の全てのDL割り当てを紛失(missing)すると、UEと基地局の間のHARQ−ACKペイロードサイズに対する不一致が発生する。
これを解決するために、ここではHARQ−ACKペイロードに1ビットを(3.2.2.4.の場合)CC当たり又は(3.2.2.5.の場合)CG当たり1つずつ追加して、該当CC又は該当CGごとにHARQ−ACKペイロードの存在有無をシグナリングする方案を提案する。
一例として、図23の場合、2CGであるので、全てのDL割り当てを確実に受信したUEであれば、HARQ−ACKペイロードの最前に追加配置された2ビットとして“00”(又は逆に“11”)を送信することにより、全てのCGに対するHARQ−ACKが存在することを基地局に知らせることができる。又は、CC♯3及びCC♯4のDL割り当てを全て紛失(missing)したUEの場合は、UEはHARQ−ACKペイロードの最前に“01”(又は逆に“10”)を送信することにより、2番目のCGに対するHARQ−ACKペイロードが存在しないことを基地局に知らせることができる。
かかる情報を受信した基地局はHARQ−ACKペイロードの最前の2ビットの情報を先に確認することにより、CC又はCGごとのHARQ−ACKペイロードの存在有無を予め判断することができる。一例として、基地局がHARQ−ACKペイロードの最前の2ビットの情報により1番目のCGに対するHARQ−ACKペイロードがないという情報を受信した場合、基地局はHARQ−ACKペイロードの3番目のビットから2番目のCGに対するHARQ−ACK情報であることを仮定(又は判断)することができる。
3.2.2.7.TB−level C−DAI+CBG−level T−DAI across all CCs
ここでは、C−DAIがTB数をカウントする反面、T−DAIが設定された全てのCCのCBG数をカウントする動作を提案する。これによれば、基地局のDCIオーバーヘッドを減らすと同時に、UEがCCごとにCBG数が異なっても、CCのうちの最大のCBG数の代わりに各CCに実際設定されたCBG数に対応するHARQ−ACKペイロードを構成する動作が可能である。
3.2.2.8.TB−level C−DAI per CG+CBG−level T−DAI across all CGs
上述した3.2.2.5.でのようにCGを構成する場合、C−DAIはCGごとのTB数をカウントする反面、T−DAIは全てのCGのCBG数をカウントすることができる。
3.2.2.9.{TB−level C−DAI&T−DAI for own CG+TB−level T−DAI for other CG} per CG
上述した3.2.2.5.でのように、CGごとにDAIを計算する場合、UEが特定のCG上のBW内の全てのDL割り当てを紛失(missing)すると、UEと基地局の間のHARQ−ACKペイロードサイズに対する不一致が発生する問題がある。これを解決するために、ここでは基地局が他のCGに対する追加T−DAIをDL割り当てによりUEに知らせる方法を提案する。
図25は本発明によって互いに異なるCGに対して追加T−DAIが適用された場合、HARQ−ACKの送受信方法を簡単に示す図である。
図25において、T1−DAIはCBG−based CG(即ち、CBGが設定されたCCのグループ)に対するtotal DAIを意味し、T2−DAIはTB−based CG(即ち、CBGが設定されていないCCグループ)に対するtotal DAIを意味する。この場合、UEがCC♯3及びCC♯4に対するDL割り当てを全て紛失(missing)しても、CC♯1及びCC♯2においてTB−based CGに対するT−DAIによりUEと基地局の間のHARQ−ACKペイロードサイズに対する不一致を解決することができる。
かかる方法もCGごとにTB−level DAI又はCBG−level DAIが適用されることができる。一例として、BGが設定されたCC(又はCBG数がK以上であるCC)で構成されたCGについてはCBG−level DAIが適用され、CBGが設定されていないCC(又はCBG数がK未満であるか、又はCBGが設定されていないCC)で構成されたCGについてはTB−level DAIが適用されることができる。
また上記のような方法は、3.2.2.5.で述べた方法が様々なCG構成方法(例:1TB−CGと2TB−CGでCGが構成される場合など)について拡張適用されることができる。
3.2.2.10.準−静的なコードブック for one CG+TB−level DAI(or CBG−level DAI) for other CG
3.2.2.5.で述べたようにCGが区別される場合、特定のCGについては準−静的なコードブックが設定され、他のCGについては上述した3.2.2.1.(又は3.2.2.2.)のようにTB−level DAI(又はCBG−level DAI)がCG内の全てのCCに対して適用されることができる。
図26は本発明によって2つのCGに区別される場合のHARQ−ACKの送受信方法を簡単に示す図である。
図26に示したように、CBG−based CGに属するCCのうち、最大CBG数が4つである場合、UEがSlot♯T+9で送信するHARQ−ACKのペイロードサイズは24ビット(4*5ビット for CBG−based CG+4ビット for TB−based CG、BWが4スロットであるので、該当CGについては常に4ビットを送信)であることができる。
かかる方法は、3.2.2.6.及び3.2.2.9.で述べたHARQ−ACKの送受信方法と結合して、UEが特定のCG上の全てのDL割り当てを紛失(missing)した場合に発生可能な問題を解決することができる。
また上記のような方法は、3.2.2.5.で述へた方法が様々なCG構成方法(例:1TB−CGと2TB−CGでCGが構成される場合など)についても拡張して適用することができる。
3.2.2.11.TB−level C−DAI(or CBG−level C−DAI)+PUCCHリソースごとに最大のDAI値を決定
各ARI(ACK/NACKリソース指示子)に割り当てられるPUCCHによって、最大HARQ−ACKペイロード(又は最大DAI値)のサイズが予め決定されることができる。一例として、2nサイズの符号化ビットが適用される場合、最適化されたポーラ符号化(polar coding)の特性を考慮する時、PUCCHリソースのMother code及び最大の情報ビット数は予め決定される。
この場合、基地局はDCIによりT−DAIなしにC−DAIのみをUEにシグナリングすることができる。この時、UEは最後のDAI値を指示したDCIにより割り当てられたARIが対応するPUCCHを介してHARQ−ACKを送信する。この時、該当PUCCHに対応する最大のHARQ−ACKペイロードサイズが予め決定される場合、UEは対応するpolar Mother code(又はRM Mother code)も設けることができる。具体的には、UEはARIにより割り当てられたPUCCHに所定の最大DAI値(これはUEの最後の受信DAI値より大きいことができる)までHARQ−ACKペイロードを構成して得られたpolar(又はRM) codeを適用することができる。
さらにペイロードサイズによる効率的なPUCCHリソース活用のために基地局は(T−DAIの対案として)使用されるMother codeのサイズを端末にシグナリングすることができる。一例として、基地局はDCIによりRM codeであるか、polar code with Y1 bits Mother codeであるか、又はpolar code with Y2 bits Mother codeであるかなどをUEに指示することができる。
この時、UEは該当Mother codeのサイズを知らせるフィールド値によってPUCCHリソースを指示するARI値に対応する構成を異なるように解釈することができる。言い換えれば、該当Mother codeのサイズを知らせるフィールド値によってARI値に対応するPUCCHリソースが異なるように設定されることができる。
かかる方法は複数のCCの場合だけではなく、単一CCの場合及びTTI又はスロット長さが異なる複数のCCの場合にも適用できる。
3.2.2.12. Slot−level C−DAI only+Configured A/N bits in CC domain
基地局がDCIによりスロット−level C−DAIのみをシグナリングする場合、UEは最後に受信されたDAI値に基づいてHARQ−ACKペイロードを構成し、HARQ−ACKペイロードはCC次元(domain)で準−静的なコードブックの形態で構成される。一例として、UEが最後に受信したDAI値が2である場合、UEは2つのスロットに対して設定された全てのCC上のスロットでスケジューリングされたことを仮定してコードブックを構成することができる。
かかる方法は、上述した3.2.2.11.におけるHARQ−ACKの送受信方法と結合する場合、基地局はARIにより割り当てられるPUCCHごとに最大の(スロット−level)DAI値を設定し、UEはこれに基づいてHARQ−ACKペイロードを構成することができる。
さらに、スロット−levelのC−DAI値に対する解釈は、PUCCHリソースを指示するARI値によって異なる。言い換えれば、スロット−levelのC−DAI値ごとにARI値に対応するPUCCHリソースが異なるように設定される。
かかる方法は複数のCCの場合だけではなく、単一CCの場合及びTTI又はスロット長さが異なる複数のCCの場合にも適用できる。
特に、TTI又はスロット長さが異なる複数のCCの場合、TTI又はスロット長さが最も長いCCを基準として該当CCのスロット長さ(Slot duration)内に含まれた全てのCCのスロットが1つのDAI値に対応するか(Method 1)、TTI又はスロット長さが最も短いCCを基準として該当CCのスロット開始時点と同じCCのスロットが1つのDAI値に対応する(Method 2)ことができる。
図27は本発明によってTTI又はスロット長さが異なる3つのCCによりDLデータが送信される例を示す図である。
図27において、Method 1による場合、CC♯1のスロット5/6/7/8及びCC♯2のSlot♯c/d及びCC♯3のSlot♯Bが1つのDAI値に対応することができる。よって、1つのDAI値がスロットのうちの1つ以上のスロットに対応する場合、UEは全てのスロットに対するHARQ−ACK情報を1つのDAI値に対応して送信することができる。
又は図27において、Method 2による場合、CC♯1のSlot♯5及びCC♯2のSlot♯c及びCC♯3のSlot♯Bが第1DAI値に対応し、CC♯1のSlot♯6が第2DAI値に対応し、CC♯1のSlot♯7及びCC♯2のSlot♯dが第3DAI値に対応し、CC♯1のSlot♯8が第4DAI値に対応することができる。
3.2.2.13.同じスロット内のDAI countingを非−フォールバック DCI first−フォールバック DCI second方式で行う
HARQ−ACK情報が多重化されて送信される時、対応するPDSCHのうちの一部がフォールバックDCIフォーマット(例:NR DCI format 1_0)によりスケジューリングされるPDSCHを含むと、DAIカウントは以下のように行われる。
具体的には、同じスロット内のフォールバックDCIフォーマットによりスケジューリングされるPDSCHが含まれる場合、基地局及びUEは優先して非−フォールバックDCIフォーマットによりスケジューリングされるPDSCHに対してDAIカウントを行った後、フォールバックDCIフォーマットによりスケジューリングされるPDSCHに対してDAIカウントを行うことができる。言い換えれば、同じスロット内の非−フォールバックDCIフォーマットによりスケジューリングされるPDSCH(以下、‘非−フォールバックPDSCH’という)とフォールバックDCIフォーマットによりスケジューリングされるPDSCH(以下、‘フォールバックPDSCH’という)が全て存在する場合、基地局はDCIによりシグナリングされる非−フォールバックPDSCHに対応するPDSCHスケジューリング順序(又はカウンター)値をフォールバックPDSCHに対応するPDSCHスケジューリング順序(又はカウンター)値より小さい値に(即ち、フォールバックPDSCHに対応する値を非−フォールバックPDSCHに対応する値より大きい値に)設定/指示することができる。
上記方法はTTI又はスロット長さが異なる複数のCC(又はBWP)の間のHARQ−ACKの多重化にも同様に拡張適用することができる。
一般的に、フォールバックDCIフォーマットは信頼度(reliability)を高めるための目的でDCIサイズを最小化し、RRC連結が設定されていない状態でも動作を支援するためにRRCの設定に関連するパラメータを最小限に含むことができる。
これらを考慮した時、動的なコードブックが設定される場合、非−フォールバックDCIはcounter DAI(例:2ビットのビット幅フィールド)及びtotal DAI(例:2ビットのビット幅フィールド)に対応するDCIフィールドを含むことができる反面、フォールバックDCIはcounter DAIとtotal DAIを互いに異なるDCIフィールドに区分して含まないことができる。この時、total DAIが該当スロットまでのスケジューリングされたPDSCHの総数に対応するので、本発明ではフォールバックDCIフォーマット内の1つのDAIフィールドを介してcounter DAI及びtotal DAI値を同時にシグナリングする動作を提案する。これにより同じスロットで他のPDSCH紛失ケースによるHARQ−ACKペイロード不一致の問題を解決することができる。
図28は基地局とUEの間のHARQ−ACKペイロードサイズに対する不一致が発生する例示を示す図である。
図28に示したように、同じスロット内のDAIカウントがCC♯1 first CC♯2 secondの規則により行われる場合、UEがSlot♯(T+3)で送信されたCC♯2上のPDSCH(非−フォールバックDCIフォーマットによりスケジュールされる)を受信せず(missing)、CC♯1上のPDSCH(フォールバックDCIフォーマットによりスケジュールされる)のみを受信することができる。この時、UEは‘total DAI=6’を指示するDCKを受信できないので、total DAI値が6であること認知できない。これにより、基地局とUEの間のHARQ−ACKペイロードサイズに対する不一致が発生することができる。
図29は本発明によって図28の問題を解決するHARQ−ACKの送受信方法を示す図である。
図28とは異なり、図29に示したように、本発明で提案する方法によってSlot♯(T+3)でDAIカウントがCC♯2 first CC♯1 secondの規則により行われる場合、UEがSlot♯(T+3)で送信されたCC♯2上のPDSCH(非−フォールバックDCIフォーマットによりスケジュールされる)を受信できなくても、CC♯1上のPDSCH(フォールバックDCIフォーマットによりスケジュールされる)により‘total DAI=6’であることを認知することができる。言い換えれば、基地局はフォールバックDCIに含まれたDAI情報によりUEにcounter DAI及びDAIが6であることを知らせることができるので、基地局との間のHARQ−ACKペイロードサイズに対する不一致無しに成功的なHARQ−ACKの送受信が可能である。
3.3.TTI又はスロット長さが異なる複数のCCの場合
3.3.1.準−静的なコードブック
ここでは、TTI又はスロット長さが異なる多数のCCに対するHARQ−ACKが特定のCC上のPUCCHに送信される場合、準−静的なコードブックでHARQ−ACKを送受信する方法について詳しく説明する。この時、HARQ−ACKペイロードサイズは設定されたCC数、各CCごとのBW(Bundling Window)サイズ、及び設定されたCBG数により決定される。
特徴的には、PUCCHが送信されるCCとTTI又はスロット長さが異なるCCが存在する場合、HARQ−ACKペイロードサイズはPUCCHが送信されるCC上のHARQタイミングを指示する値の範囲(range)及び/又は数に基づいて決定されるBW基準として決定される。
一例として、CCに設定されたCBG数が同一であり、PUCCHが送信されるCC上のBW内においてHARQ−ACKペイロードサイズがZビットであると仮定する。この時、PUCCHが送信されるスロット(又はTTI)の1/K倍のスロット(又はTTI)長さを有するCCに対応するHARQ−ACKペイロードサイズはZ*kビットに設定され、PUCCHが送信されるスロット(又はTTI)のK倍のスロット(又はTTI)長さを有するCCに対応するHARQ−ACKペイロードサイズはZ/Kビットに設定される。
図30は互いに異なるスロット長さを有する2つのCCによりDLデータが送信される場合、本発明の一例によるHARQ−ACKの送受信方法を簡単に示す図である。
図30に示したように、CC♯1上にPUCCHが送信され、CC♯2のスロット長さがCC♯1のスロット長さの2倍に設定されたと仮定する。この時、Slot♯11に対するBWはSlot♯2/3/4/5であり、Slot♯12に対するBWはslot3/4/5/6であると仮定する。この場合、Slot♯B及びSlot♯Cに対応するHARQ−ACKタイミング内にSlot♯11とSlot♯12が全て含まれることができるが、Slot♯B及びSlot♯Cに対応するHARQ−ACK情報は、上記2つのスロットのうちの1つのみで送信されるように規定される。この時、CC♯1のBWに対応するHARQ−ACKペイロードサイズがWビットであると、CC♯2のBWに対応するHARQ−ACKペイロードサイズはW/2ビットに設定される。従って、Slot♯11で送信されるHARQ−ACKペイロードサイズはWビットであり、Slot♯12で送信されるHARQ−ACKペイロードサイズはW+W/2ビットである。
又は、CC♯1上の全てのスロットにおいて、CC♯2のBWに対応するHARQ−ACKが送信できるように規定される。この場合、Slot♯11で送信されるHARQ−ACKペイロードサイズはW+W/2ビットであり、Slot♯12で送信されるHARQ−ACKペイロードサイズも同様にW+W/2ビットである。
この時、Slot♯11で送信されるHARQ−ACKペイロードサイズであるW+W/2ビットのうち、CC♯2に対応するW/2ビットとして(UE処理時間(processing time)により)CC♯2上のSlot♯B/CのHARQ−ACK情報が含まれることが難しい。この場合は、Slot♯11で送信されるHARQ−ACKペイロードサイズであるW+W/2ビットのうち、CC♯2に対応するHARQ−ACK情報は、Slot♯A/Bに対応するW/2ビットであるか又は(W/2ビットではない)Slot♯Bのみに対応するW/4ビットで構成されることができる。
図31は互いに異なるスロット長さを有する2つのCCによりDLデータが送信される場合、本発明の他の例によるHARQ−ACKの送受信方法を簡単に示す図である。
図31に示したように、CC♯2上にPUCCHが送信され、CC♯2のスロット長さがCC♯1のスロット長さの2倍であり、Slot♯Fに対するBWはSlot♯B/Cであると仮定する。この時、Slot♯B及びSlot♯Cで構成されたBWに含まれたCC♯1上のSlot♯3/4/5/6に対応するHARQ−ACK情報もSlot♯F上のPUCCHで送信されることができる。この場合、CC♯2のBWに対応するHARQ−ACKペイロードサイズがWビットであれば、CC♯1のBWに対応するHARQ−ACKペイロードサイズはW*2ビットであることができる。従って、Slot♯Fで送信されるHARQ−ACKペイロードサイズはW+W*2ビットであることができる。
図32は本発明によって互いに異なるスロット長さを有する2つのCCによるHARQ−ACKの送受信方法を簡単に示す図である。
図32に示したように、CC♯1でBWにより互いに異なるPUCCHにHARQ−ACK情報が送信され、基地局がDL割り当てによりHARQ−ACK送信タイミングとして+5/+6/+7/+8のうちの1つをUEに指示する場合、Slot♯9に対応するBWはSlot♯1/2/3/4の4スロットである。
よって、CC♯1に設定されたCBG数が4つである場合、Slot♯9で送信されるHARQ−ACKペイロードサイズは(1TBの送信時)16ビットである。同様に、Slot♯10で送信されるSlot♯2/3/4/5に対応するHARQ−ACKのペイロードサイズは16ビットである。
もしCC♯1よりスロット長さが長いCC♯2上のSlot♯E上にCC♯1のHARQ−ACKが送信される場合、Slot♯9及びSlot♯10に連関するBWのHARQ−ACKが送信されることができる。この場合、Slot♯9、Slot♯10の各々のスロットで送信されるHARQ−ACKペイロードサイズは16ビットである反面、Slot♯Eで送信されるSlot♯2/3/4に対するHARQ−ACK情報は(重複なしに)20ビットであることができる。
3.3.2.動的なコードブック
多数のCCに対応するHARQ−ACK情報が特定のCCのPUCCHに送信される場合、CCのタイプは大きく以下のような4つに区分できる。
−Type1:CBGが設定されず、スロット又はTTI長さが短いCC(又は全てのCCに対してCBGが設定されていない場合、1TB送信が設定され、スロット又はTTI長さが短いCCをType1と区分する)
−Type2:CBGが設定されず、スロット又はTTI長さが長いCC(又は全てのCCに対してCBGが設定されていない場合、1TB送信が設定され、スロット又はTTI長さが長いCCをType2と区分する)
−Type3:CBGが設定され、スロット又はTTI長さが短いCC(又は全てのCCに対してCBGが設定されていない場合、2TB送信が設定され、スロット又はTTI長さが短いCCをType3と区分する)
−Type4:CBGが設定され、スロット又はTTI長さが長いCC(又は全てのCCに対してCBGが設定されていない場合、2TB送信が設定され、スロット又はTTI長さが長いCCをType4と区分する)
以下、上記のようなタイプ区分に基づいて本発明で提案するHARQ−ACKの送受信方法について詳しく説明する。
3.3.2.1.各TypeごとにCGを形成して総4つのCGを構成し、CGごとにDAIを適用
基地局は、上述したように、互いに異なるタイプごとにCGを形成し、CGごとにDAIを適用してUEにDLデータを送信することができる。これに対応して、UEは上記受信されたDLデータに対するHARQ−ACK送信方法として、1)スロット又はTTI長さごとに各々異なるPUCCHを介してHARQ−ACKを送信するか、2)CGごとに異なるPUCCHを介してHARQ−ACKを送信するか、又は3)1つのPUCCHを介して全てのHARQ−ACKを送信する。
この時、CG基盤のDAI方法としては、上述した3.2.2.5.、3.2.2.6.、3.2.2.9.又は3.2.2.10における方法のうちの1つが適用される。
3.3.2.2.スロット又はTTI長さごとにCGを形成して総2つのCGを構成(又はType1/3を一つのCG、Type2/4を他のCGで構成)し、CGごとにDAIを適用
基地局はスロット又はTTI長さによってCGを形成し、CGごとにDAIを適用してUEにDLデータを送信することができる。これに対応して、UEはスロット又はTTI長さごとに各々異なるPUCCHを介してHARQ−ACKを送信するか、又は1つのPUCCHを介して全てのHARQ−ACKを送信する。
この時、CG基盤のDAI方法としては、上述した3.2.2.5.、3.2.2.6.、3.2.2.9.又は3.2.2.10における方法のうちの1つが適用される。
3.3.2.3.CBGが設定されたか否か(又はCBG数)によってCGを形成して総2つのCGを構成(又はType1/2を一つのCG、Type3/4を他のCGで構成)し、CGごとにDAIを適用
この場合、UEはCGごとに各々異なるPUCCHを介してHARQ−ACKを送信するか、又は1つのPUCCHに(全てのCGに対する)HARQ−ACKを送信することができる。この時、CG基盤のDAI方法としては、上述した3.2.2.5.、3.2.2.6.、3.2.2.9.又は3.2.2.10における方法のうちの1つが適用される。
スロット又はTTI長さが長いCCとスロット又はTTI長さが短いCCが1つのCGで構成された場合、基地局及びUEは以下の方法によってDAIを計算することができる。
図33及び図34は本発明の一例によるHARQ−ACKの送受信動作を支援するためのDAI算出例示を簡単に示す図である。
一例として、図33又は図34のように、CC♯1及びCC♯3のスロット長さがCC♯2のスロット長さより長い場合、Slot♯A及びSlot♯1/2に対するHARQ−ACK情報がいずれも同じPUCCHに送信されることができる。この場合、基地局及びUEはshort Slotを基盤としてDAIを計算するか(Opt A)、long Slotを基盤としてDAIを計算することができる(Opt B)。
(1)Opt A:図33のように、基地局とUEはshort SlotであるSlot♯1を基準としてSlot♯1が含まれたCC♯1−>CC♯2−>CC♯3の順にまずDAIをカウント(又は算出)した後、Slot♯2が含まれたCC♯2に対するDAIをカウント(又は算出)する。
(2)Opt B:図34のように、基地局とUEはlong SlotであるSlot♯Aを基準としてSlot♯Aが含まれたCC♯1−>CC♯2−>CC♯2−>CC♯3の順にDAIをカウント(又は算出)する。
3.3.2.4.CGに分けず、全てのCCに対してDAIを適用
この場合、端末は1つのPUCCHを介して全てのHARQ−ACKを送信することができる。この時、HARQ−ACK情報の構成方法としては、上述した3.2.2.1.、3.2.2.2.又は3.2.2.3.における方法を適用できる。
この時、スロット又はTTI長さが長いCCとスロット又はTTI長さが短いCCが混じっているので、基地局及びUEがDAIを計算する場合、上述した3.3.2.3.のようなDAIカウント方法が必要である。従って上述したように、基地局及びUEはshort Slotを基盤としてDAIを計算するか(Opt A)、long Slotを基盤としてDAIを計算することができる(Opt B)。
3.4.特定のNACK Slotに対するCBG ACK/NACKの送信方法
図19のように3つの設定されたCCがあり、3つのCCに対するHARQ−ACKがCC♯1上のPUCCHに送信され、BW(Bundling Window)はCC共通に2スロットであると仮定する。この時、各CCに対して設定された最大CBG数が10つである場合、UEがCC♯1上に送信するHARQ−ACKペイロードサイズは最大60(=3*2*10)ビットである。
この場合、UCIのオーバーヘッド減少のために、UEは各スロットに対するHARQ−ACK情報として、まずTBを基盤としてHARQ−ACKを報告し(即ち、特定のTBを構成するTBのうちの1つのCBでもNACKであるとNACK、そうではないとACKを報告)、1番目のNACKであるTBについてのみCBGの各々に対するHACK−ACK情報をフィードバックすることができる。
具体的な例として、図19のような状況において、[CC♯1 Slot♯T、CC♯2 Slot♯T、CC♯3 Slot♯T、CC♯1 Slot♯T+1、CC♯2 Slot♯T+1、CC♯3 Slot♯T+1]で構成された6つのスロットに対応するTB基盤のACK/NACK情報が[ACK、ACK、NACK、NACK、ACK、ACK]である場合、UEは該当6ビットと共に最初のNACKスロットであるCC♯3 Slot♯Tに対応するCBGごとのACK/NACK情報10ビットを共に送信することにより、総16ビットで構成されたHARQ−ACK情報を基地局にフィードバックすることができる。
上記のような方法は、上記3.1.、3.2.及び3.3.に記載した様々な方法だけではなく、UEがC−DAIを基盤として実際スケジューリングされたスロットに対応するHARQ−ACK情報を構成する場合により有用である。
また上述した動作において、UEがCBGごとにACK/NACK情報を送信する特定のNACKスロットは、1番目のNACKスロット又は最後のNACKスロットに設定されるか、予め設定されるか、又は(L1又は上位階層)シグナリングにより設定された特定のNACKスロットである。
3.5.追加HARQ−ACKの送受信方法
上記の3.2.及び3.3.に記載した様々な方法において、UEは1つのCC上のPUCCHに多数のCCに対応するHARQ−ACKを送信することができる。この時、該当多数のCCがCG(例:TB−based CGとCBG−based CG)に分れる場合、CGごとにDAIが計算されるので、UEは互いに異なるPUCCH上にCGごとのHARQ−ACKを送信することができる。
一例として、UEは同じスロット内で2つのlong duration PUCCH(又は2つの1−symbol PUCCH又は2つの2−symbol PUCCH又は互いに異なるフォーマットのPUCCH)を介して各々CGごとのHARQ−ACK情報を送信することができる。この時、2つのPUCCHはTDM(Time Division Multiplexing)/FDM(Frequency Division Multiplexing)/CDM(Code Division Multiplexing)などの方法で多重化される。
これにより、CBG基盤の(DLデータ)動作が可能な(capable)UEは、同じスロット内のmulti−PUCCH送信動作が予め必要な機能(pre−requisite capability)として設定されることができる。即ち、同じスロット内のmulti−PUCCH送信が可能なUEについてのみ基地局はCBG基盤の(DLデータ)動作を設定することができる。
上記提案した方法において、BW内に固定された(fixed)ULスロットが存在する場合、UEは該当スロットを排除し、準−静的なコードブックに基づいてHARQ−ACKコードブックを構成するように規定される。
一例として、ネットワークは周期的にRACH(Random Access Channel)送信又はスケジューリング要請(scheduling Request)又はビーム回復(beam recovery)の用途にデフォルトUL Slotを予め設定することができる。よって特定のPUCCHに対応するBW内に上記のようなUL Slotが含まれる場合に限って、UEは準−静的なコードブックが適用されても該当スロットを排除することによりコードブックのサイズを減らすことができる。
又はUEは該当UL Slotに対するHARQ−ACK情報を常にNACK(又はDTX)と処理して送信することができる。
さらに、多重ビーム動作(multi−beam operation)によってUEが受信する基地局のビームインデックスが設定され、スロットごとの基地局のビームインデックスがシグナリングされる場合、UEは受信しなくてもよい基地局の送信ビームインデックスに対応するスロット(説明の便宜上、‘beam−mismatch Slot’という)が生じることができる。
よって、上述した方法において、BW内にbeam−mismatch Slotが存在する場合、UEは準−静的なコードブックを設定するにおいて該当スロットを排除してコードブックを構成するように規定される。又は、UEは該当beam−mismatch Slotに対するHARQ−ACK情報を常にNACK(又はDTX)と処理して送信することができる。
上述した方法において基地局がDAI(又はC−DAI又はT−DAI)値をDCIによりシグナリングするにおいて、シグナリングのオーバーヘッドを考慮して基地局はDAI値として特定の値(例:16)にモジューロ演算が適用された値を指示するように設定されることができる。
この時、DAIがCBG−level DAIである場合、TB−level DAIに比べてより多いビット幅が必要である。また、CBG−level DAIに対して設定されたCBG数が多いほどDAIシグナリングのためのより多いビット幅が必要である(例:CBGが2つであれば、各DAIが3ビット、CBGが4つであれば、各DAIが4ビットで構成される)。
またUEがN個(例:N=4)のDCIを連続して紛失(missing)する確率が薄いという仮定下で、DAI値のビット幅は、Ceiling{log2(N)}+Ceiling{log2(max of(total Configured CBG number per CC) across CCs in a PUCCH cell group)}ビット、又はCeiling{log2(N*max of(total Configured CBG number per CC) across CCs in a PUCCH cell group)}ビットに設定されることができる。一例として、N=4であり、CC♯1に設定された最大CBG数が6つであり、CC♯2に設定された最大のCBG数が8つである時、このうちの最大値である8を基準としてDAIのビット幅が5ビットに決定される。
上述したように、CBG−level C−DAI及びT−DAIを活用した動的なコードブック方法において、C−DAIとT−DAIの間のCBG数を指示する粒度(granularity)が異なることができる。一例として、CBG−level C−DAI値はCBG数がK個(例:K=1)増加するたびに1ずつ増加し、CBG−level T−DAI値はCBG数がM(例:M>K、ここでM=4)増加するたびに1ずつ増加する。
この場合、C−DAIをシグナリングするビット幅はT−DAIをシグナリングするビット幅より大きく、その差はM/Kの関数で決定される。具体的には、K=1であれば、UEがN個(例:N=4)のDCIを連続して紛失(missing)する確率が薄いという仮定下で、C−DAI値のビット幅は、Ceiling{log2(N)}+Ceiling{log2(max of(total Configured CBG number per CC) across CCs in a PUCCH cell group)}ビット、又はCeiling{log2(N*max of(total Configured CBG number per CC) across CCs in a PUCCH cell group)}ビットに設定され、T−DAI値のビット幅は、Ceiling{log2(N)}+Ceiling{log2(max of(total Configured CBG number per CC)across CCs in a PUCCH cell group)−log2(M)}ビット、又はCeiling{log2(N*max of(total Configured CBG number per CC)across CCs in a PUCCH cell group)−log2(M)}ビットに設定される。
ここで、N=4、K=1、M=4であり、CCに設定された最大のCBG数が8つである場合、C−DAIフィールドは5ビット、T−DAIフィールドは3ビット(=2+log2(8)−log2(4))である。
この場合、HARQ−ACKのコードブックサイズはT−DAIに相応する粒度(granularity)で構成される。これにより、UEは受信したC−DAIが指示するDAI値のうち、T−DAI値を除いた残りのDAI値に対応するHARQ−ACKをNACKと処理することができる。一例として、UEにT−DAI値として8がシグナリングされ(M=4であるので)、C−DAI値として6がシグナリングされた場合(K=1であるので)、UEは8ビットのコードブックを構成し、C−DAI=7,8に対応するHARQ−ACKをNACKにマッピングして送信することができる。
上述したように、準−静的なコードブックのHARQ−ACKペイロードサイズは、設定されたCC数、各CCごとのBWサイズ及び設定されたCBG数などにより決定される。この時、UEに動的なコードブックが上位階層シグナリング(例:RRCシグナリング)により設定されていても、UEがフィードバックするように指示されたHARQ−ACKペイロードサイズが準−静的なコードブックが設定される時の(最大)HARQ−ACKペイロードサイズより大きい場合に限って、UEは準−静的なコードブックサイズでHARQ−ACKをフィードバックするように規定される。
図35は本発明によるHARQ−ACKの送受信動作を簡単に示す図である。
図35に示したように、CBGが設定されていないCC♯1と4つのCBGが設定されたCC♯2の間のCA(Carrier Aggregation)状況において、UEがSlot♯T+9で送信するHARQ−ACKに対応するBWはSlot♯TからT+3まで4スロットに設定されることができる。この場合、準−静的なコードブックが設定される場合、UEがSlot♯T+9で送信するHARQ−ACKペイロードサイズは最大20ビットで構成される。
反面、図35の例示について3.2.2.1.における方法(即ち、TB−level C−DAIとTB−level T−DAIが適用される方法)が適用される場合、UEがSlot♯T+9で送信するHARQ−ACK情報は総24ビットで構成される。
基地局の実際スケジューリング有無によって適応的にUEがHARQ−ACK情報をフィードバックするように動的なコードブックを設定しても、TB−level DAIの非効率性によって(図35の例示のように)準−静的なコードブックよりもHARQ−ACKペイロードサイズが大きくなることができる。かかる場合、UEが準−静的なコードブックにより全てのスロットに対応するHARQ−ACK情報を送信することが却って効率的である。
従って、図35のような場合、動的なコードブックを構成するように設定されてもUEは20ビットの準−静的なコードブックを構成してHARQ−ACK情報を送信することができる。
UEが動的なコードブックに基づいてHARQ−ACK情報をフィードバックする場合、HARQ−ACKビットのマッピング順序はC−DAI順であるが、上記提案した方法のように動的なコードブックが設定されたUEが準−静的なコードブックにフォールバックする場合は、UEはDAI順ではない(準−静的なコードブック用途に予め決められた)CCインデックス順、スロットインデックス順を基準としてACK/NACKペイロードを構成(A/Nビットをマッピング)することができる。
このような動作を支援するために、準−静的なコードブックと動的なコードブックの間の(T−DAIによる)ペイロードサイズ基盤の暗示的なスイッチング(implicit switching)方法やL1シグナリング基盤の明示的なスイッチング(explicit switching)方法が設定されることができる。
即ち、基地局はL1シグナリング(例:DL assignment、UL grant)により準−静的なコードブックであるか又は動的なコードブックであるかをUEに指示することができる。特徴的には、基地局はDL割り当て上のT−DAI(又はULグラント上のDAIフィールド)の特定のコードポイントにより準−静的なコードブックの適用有無を指示することができる。これにより、UE及び基地局は上記のような準−静的なコードブックと動的なコードブックの間の暗示的又は明示的なスイッチングに基づいてHARQ−ACKペイロードサイズ(DL assignmentの場合はPUCCHに含まれるHARQ−ACKペイロードサイズ、ULグラントである場合はPUSCHに含まれるHARQ−ACKペイロードサイズ)を構成/送信及び検出/受信するように動作/設定することができる。
上記方法は3.2.2.1.に記載した方法だけではなく、全ての動的なコードブックに対して提案された方法(例:CBGが設定されたにもかかわらずTB−level DAIを活用する場合、2TBが設定された場合、該当CCより多いCBG数が設定されたCCとCGが構成された場合など)にも拡張適用できる。
CBG (re)transmissionが設定される場合、CA状況でUEが動的なコードブックを構成するにおいて、上述した3.2.2.2.でのようにCBG−level DAIが活用されることができる。但し、non−CAの状況(即ち、シングルCCの状況)である場合には、上述した3.1.2.1.でのようにTB−level(又はSlot−level又はPDSCH−level)DAIが活用される。
上記3.1.2.、3.2.2.、3.3.2.などで提案したように、UEが動的なコードブックを活用してHARQ−ACKフィードバックを行うにおいて、UEがHARQ−ACKペイロードサイズ(又はHARQ−ACKコードブックサイズ)を決定(又は構成又は送信)するとは、実際HARQ−ACKビット列のチャネルエンコーダー(channel encoder)に対する入力サイズを決定することを意味する。また、Polar codeやRM(Reed−Muller) codeのようにエンコーディングの入力端における入力ビットの位置によって該当入力ビット受信の信頼度が変化するエンコーディング方式が使用される場合、UEがHARQ−ACKペイロードサイズ(又はHARQ−ACKコードブックのサイズ)を決定(又は構成又は送信)するとは、準−静的に固定された実際エンコーディング入力ビットのうち、HARQ−ACKペイロードサイズ(又はHARQ−ACKコードブックのサイズ)に属するHARQ−ACKビットをreliableした位置に置いてエンコーディングを行うことを意味する。
上述したように、同一の1つのHARQ−ACKタイミングにリンクされたN個の複数スロットが存在する場合、本発明ではN個のスロットをbundling window(BW)と定義する。この時、(準−静的なコードブックの時)BW値は以下のように設定される。より具体的には、BW値(per CC)は設定されたPDCCH monitoring periodicity(便宜上、MPという。スロット単位であることができる)、設定された(最大)HARQ process IDの個数(便宜上、Conf_HARQという)、及びK1(PDSCHから対応するPUCCH送信スロットまでのスロット間隔、一部の候補が基地局から設定され、そのうちの1つがDCIにより指示される)など(のうち一部又は全部)により決定される。
一例として、BW値は以下のように決定される。
[数1]
BW=Min{floor(A/B) or ceiling(A/B)、Conf_HARQ}
ここで、A値はT*K1g又はK1max−K1minに設定される。この時、K1gはK1の粒度(granularity)に対応する値であり、K1が2スロット間隔に設定されると、K1g=2である。また、K1maxは設定されたK1値のうちの最大値を意味し、K1minは設定されたK1値のうちの最小値を意味する。また、Tは設定されたK1値の個数を意味する。一例として、T=8である。
またB値はLCM(MP、K1g)又はMPに設定される。この時、LCM(a,b)とは、aとbの最小倍数を意味する。
上記式による時、各々の例示ごとのBWは以下のように設定される。
例1)T=8、MP=1、K1g=1、Conf_HARQ=6、−>BW=6
例2)T=8、MP=2、K1g=1、Conf_HARQ=6、−>BW=4
例3)T=8、MP=1、K1g=2、Conf_HARQ=6、−>BW=6
例4)T=8、MP=2、K1g=2、Conf_HARQ=6、−>BW=6
特に、BW=Conf_HARQである場合、UEは準−静的なコードブックを構成するにおいて、DAIの順又はHARQプロセスインデックスの順にHARQ−ACKをマッピングすることができる。
他の例として、BWとConf_HARQが異なる場合は、UEはDAIの順又はスロット(及びCC)インデックスの順に準−静的なコードブックを構成することができる。
さらに、本発明が適用可能なNRシステムにおい、UCIペイロードサイズによってUCIペイロードがK個の区間に区分され(例:1≦K≦4、Kは基地局により指示/設定できる)、各区間ごとにPUCCHリソースセットが設定され、1つのPUCCHリソースセット内にはN個(例:4≦N≦8或いは16、Nは基地局により指示/設定できる)のPUCCHリソースが設定される。
これにより、UEが特定のスロットでPUCCHを送信するにおいて、UEはUCIペイロードサイズによってPUCCHリソースセットを決定し、DL割り当て(及びDL controlのリソース情報との結合)により実際に送信するPUCCHリソース(例:シンボルインデックス/数、周波数リソース、コードドメインリソースなど)を決定することができる。
具体的な例として、UCIペイロードサイズの区間は[N_i、N_(i+1)−1]に設定されることができる。ここで、i値はi=0,1,…K−1である。この時、特定のN_iは予め定義され、他のN_i値は基地局からシグナリングされる。一例として、N_0=1、N_1=3に予め定義され、N_i(i=2,…,K−1)は基地局から設定される。この時、N_K値は以下のように設定される。
−Opt 1:K番目のセット内に構成されたPUCCHリソースのうち、該当リソースに割り当てられた実際(最大)のRE量及び該当リソースに対応するPUCCHフォーマットに設定された最大の符号化率(max coding rate)を適用した時に送信可能な最大のUCIペイロードサイズ
−Opt 2:K番目のセット内に構成されたPUCCHフォーマットのうち、該当フォーマットにできる限り最大のRE量(即ち、NRシステムにおいて該当PUCCHフォーマット用として割り当て可能な最大のRE数)及び最大の符号化率(max coding rate)を適用した時に可能な最大のペイロードサイズ
3.6.HARQ−ACKコードブックのサイズ決定方法
本発明で提案するHARQ−ACKコードブックのサイズ決定方法に関する説明に先立って、本発明で活用する用語を定義すると、以下の通りである。
−BW(bundling window):同一の1つのHARQ−ACK送信タイミングにリンクされた(PDCCH/PDSCHがスケジューリング/送信可能な)複数のスロット(或いは時間ユニット)の集合
−BW size:1つのBWに属する(PDCCH/PDSCHスケジューリング/送信可能)スロット(或いは時間ユニット)の数
−HARQ num:UEに設定された最大のDL HARQプロセスの数
−A/N size:1つのBWに対応するHARQ−ACKフィードバックの対象となる最大のPDCCH/PDSCHの数
3.6.1.準−静的なコードブの場合
A/N sizeはmin{BW size、HARQ num}に設定される。
この時、A/N size=BW sizeである場合、HARQ−ACKペイロードを構成するACK/NACKビットはスロット(或いは時間ユニット)インデックス順によってorderingされる。
またA/N size=HARQ numである場合、HARQ−ACKペイロードを構成するACK/NACKビットはHARQプロセスのIDインデックス順によってorderingされる。
CA状況において、このようなA/N sizeは各CCごとに適用される。一例として、該当CCに設定されたBW sizeとHARQ numの間の大小関係を比較することにより該当CCのA/N sizeが決定される。
3.6.2.動的なコードブックの場合
A/N sizeはmin{dCB size、sCB size}に設定される。ここで、dCB sizeとは、DL scheduling DCIにより指示されるtotalDAI値から算出されるA/N sizeを意味する。また、sCB sizeは(同一のBWについて)準−静的なコードブックの適用を仮定した時の(3.5.1.の方法に基づいて決定される)A/N sizeを意味する。
この時、A/N size=dCB sizeである場合、HARQ−ACKペイロードを構成するACK/NACKビットは(DL scheduling DCIにより指示される)counter−DAI値の順によってorderingされる。
またA/N size=sCB sizeである場合、HARQ−ACKペイロードを構成するACK/NACKビットはスロット(或いは時間ユニット)インデックス順(又は3.5.1.における方法)によってorderingされる。
図36は本発明の一例による端末の確認応答情報の送信方法を示す流れ図である。
無線通信システムにおいて、端末が基地局に確認応答情報を送信する方法において、
まず、端末はコードブロックグループ(Code Block Group;CBG)単位の信号受信が設定される。この時、設定情報は基地局から送信される上位階層シグナリング(例:RRCシグナリング)により受信される。
このようにCBG単位の信号受信が設定された端末は、基地局から送信ブロック(Transmission Block;TB)単位の下りリンクデータをスケジューリングするする下りリンク制御情報(Downlink Control Information;DCI)を受信することができる(S3610)。
次いで端末はDCIによりスケジューリングされる下りリンクデータの受信有無(例:デコーディング成功有無)を決定する(S3620)。
もし端末がDCIによりスケジューリングされる下りリンクデータのデコーディングに成功した場合、端末は下りリンクデータに対するTB単位の確認応答情報としてACK情報を所定のCBG数だけ繰り返して基地局に送信することができる(S3630)。又は、端末がDCIによりスケジューリングされる下りリンクデータのデコーディングに失敗した場合は、端末は下りリンクデータに対するTB単位の確認応答情報としてNACK情報を所定のCBG数だけ繰り返して基地局に送信することができる(S3640)。
この時、端末は基地局により準−静的コードブック方法に基づいて生成された確認応答情報を送信するように設定される。
また端末はDCIを共通検索領域を介して受信することができる。
上述した構成において、下りリンクデータは物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel;PDSCH)を介して受信される。
図37は本発明の他の例による端末の確認応答情報の送信方法を示す流れ図である。
本発明による端末はコードブロックグループ(Code Block Group;CBG)単位の信号送信が設定された1つ以上の第1セルを介して送信される1つ以上の第1下りリンクデータに対するCBG単位の第1確認応答情報を生成できる(S3710)。また、端末は送信ブロック(Transmission Block;TB)単位の信号送信が設定された1つ以上の第2セルを介して送信される1つ以上の第2下りリンクデータに対するTB単位の第2確認応答情報を生成することができる(S3720)。
この時、S3710及びS3720段階の第1/第2確認応答情報の生成は同時に行われるか、又は時系列的に行われる。
次いで、端末は第1確認応答情報と第2確認応答情報が結合された確認応答情報を基地局に送信する(S3730)。
ここで、第1セルが複数個である場合、端末は第1確認応答情報を複数個の第1セルに対して設定されたCBG数のうちの最大のCBG数に基づいて生成する。
より具体的には、第1下りリンクデータが複数個である場合、端末は第1下りリンクデータごとに最大のCBG数に基づいて生成されたCBG単位の第3確認応答情報を含むように第1確認応答情報を生成する。
この場合、端末は基地局により動的なコードブック方法に基づいて生成された確認応答情報を送信するように設定される。
また端末は1つ以上の第1下りリンクデータをスケジューリングするする第1下りリンク制御情報(Downlink Control Information;DCI)及び1つ以上の第2下りリンクデータをスケジューリングするする第2DCIを受信することができる。この時、第1DCIに含まれた第1DAI(Downlink Assignment Index)と第2DCIに含まれた第2DAIは個々にカウントされる。
より具体的には、第1DAIはCBG単位のDAIであり、第2DAIはTB単位のDAIである。
この時、第1DAI及び第2DAIはいずれもTB単位のDAIに対応する。
又は第1DCI及び第2DCIはいずれも第1DAIに対する総合DAI(Total DAI)及び第2DAIに対する総合DAI(Total DAI)を含む。
上述した構成において、確認応答情報はHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)ACK/NACK情報に対応する。
上述した提案方式に対する一例も本発明の具現方法の1つとして含まれてもよく、一種の提案方式と見なし得ることは明白な事実である。また、上述した提案方式は独立して具現されてもよく、一部の提案方式の組合せ(又は、併合)の形態で具現されてもよい。上記提案方法適用の有無に関する情報(又は、上記提案方法の規則に関する情報)は、基地局が端末に事前に定義されたシグナル(例えば、物理層シグナル又は上位層シグナル)で知らせるように規則が定義されてもよい。
4.装置構成
図38は提案する実施例を具現できる端末及び基地局の構成を示す図である。図38に示した端末及び基地局は、上述した端末と基地局の間で確認応答情報の送受信方法の実施例を具現するように動作する。
端末(UE:User Equipment)1は、上りリンクでは送信端として動作し、下りリンクでは受信端として動作することができる。また、基地局(eNB:e−Node B又はgNB:new generation NodeB)100は、上りリンクでは受信端として動作し、下りリンクでは送信端として動作することができる。
即ち、端末及び基地局は、情報、データ及び/又はメッセージの送信及び受信を制御するためにそれぞれ、送信器(Transmitter)10,110及び受信器(Receiver)20,120を含むことができ、情報、データ及び/又はメッセージを送受信するためのアンテナ30,130などを含むことができる。
また、端末及び基地局はそれぞれ、上述した本発明の実施例を行うためのプロセッサ(Processor)40,140、及びプロセッサの処理過程を臨時的に又は持続的に記憶できるメモリ50,150を含むことができる。
上記のように構成された端末及び基地局は以下のように動作する。
本発明に適用可能な一例によれば、コードブロックグループ(Code Block Group;CBG)単位の信号受信が設定された端末1は、受信器20を介して基地局100から送信ブロック(Transmission Block;TB)単位の下りリンクデータをスケジューリングする下りリンク制御情報(Downlink Control Information;DCI)を受信することができる。次いで、端末1は送信器10を介して下りリンクデータのデコーディング成功有無に対応するTB単位の確認応答情報を所定のCBG数だけ繰り返して基地局100に送信することができる。
これに対応して、基地局100は送信器110を介してコードブロックグループ(Code Block Group;CBG)単位の信号受信が設定された端末1に送信ブロック(Transmission Block;TB)単位の下りリンクデータをスケジューリングする下りリンク制御情報(Downlink Control Information;DCI)を送信することができる。次いで、基地局100は受信器120を介して所定のCBG数だけ繰り返して送信される下りリンクデータに対するTB単位の確認応答情報を端末1から受信することができる。
本発明に適用可能な他の例によれば、端末1はプロセッサ40を介してコードブロックグループ(Code Block Group;CBG)単位の信号送信が設定された1つ以上の第1セルを介して送信される1つ以上の第1下りリンクデータに対するCBG単位の第1確認応答情報を生成し、送信ブロック(Transmission Block;TB)単位の信号送信が設定された1つ以上の第2セルを介して送信される1つ以上の第2下りリンクデータに対するTB単位の第2確認応答情報を生成することができる。次いで、端末1は送信器10を介して第1確認応答情報及び第2確認応答情報が結合された確認応答情報を基地局100に送信することができる。
これに対応して、基地局100は送信器110を介してコードブロックグループ(Code Block Group;CBG)単位の信号送信が設定された1つ以上の第1セルを介して1つ以上の第1下りリンクデータを送信し、送信ブロック(Transmission Block;TB)単位の信号送信が設定された1つ以上の第2セルを介して1つ以上の第2下りリンクデータを送信することができる。次いで、基地局100は受信器120を介して端末1から1つ以上の第1下りリンクデータに対するCBG単位の第1確認応答情報及び1つ以上の第2下りリンクデータに対するTB単位の第2確認応答情報が結合された確認応答情報を受信することができる。
端末及び基地局に含まれた送信器及び受信器は、データ送信のためのパケット変復調機能、高速パケットチャネルコーディング機能、直交周波数分割多重接続(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)パケットスケジューリング、時分割デュプレックス(TDD:Time Division Duplex)パケットスケジューリング及び/又はチャネル多重化機能を有することができる。また、図38の端末及び基地局は、低電力RF(Radio Frequency)/IF(Intermediate Frequency)ユニットをさらに含むことができる。
一方、本発明において端末として、個人携帯端末機(PDA:Personal Digital Assistant)、セルラーフォン、個人通信サービス(PCS:Personal Communication Service)フォン、GSM(Global System for Mobile)フォン、WCDMA(Wideband CDMA)フォン、MBS(Mobile Broadband System)フォン、ハンドヘルドPC(Hand−Held PC)、ノートPC、スマート(Smart)フォン、又はマルチモードマルチバンド(MM−MB:Multi Mode−Multi Band)端末機などを用いることができる。
ここで、スマートフォンとは、移動通信端末機と個人携帯端末機の長所を混合した端末機であり、移動通信端末機に、個人携帯端末機の機能である日程管理、ファクシミリ送受信、及びインターネット接続などのデータ通信機能を統合した端末機を意味することができる。また、マルチモードマルチバンド端末機とは、マルチモデムチップを内蔵して携帯インターネットシステム及び他の移動通信システム(例えば、CDMA(Code Division Multiple Access)2000システム、WCDMA(Wideband CDMA)システムなど)のいずれにおいても作動し得る端末機のことを指す。
本発明の実施例は、様々な手段によって具現することができる。例えば、本発明の実施例は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア、又はそれらの結合などによって具現することができる。
ハードウェアによる具現の場合、本発明の実施例による方法は、1つ又はそれ以上のASIC(application specific integrated circuit)、DSP(digital signal processor)、DSPD(digital signal processing device)、PLD(programmable logic device)、FPGA(field programmable gate array)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例による方法は、以上で説明した機能又は動作を行うモジュール、手順又は関数などの形態として具現することができる。例えば、ソフトウェアコードは、メモリ50,150に格納し、プロセッサ14,140によって駆動することができる。上記メモリユニットは上記プロセッサの内部又は外部に設けられて、既に公知である様々な手段によって上記プロセッサとデータをやり取りすることができる。
本発明は、本発明の技術的アイディア及び必須特徴から逸脱しない範囲で他の特定の形態として具体化することができる。したがって、上記の詳細な説明はいずれの面においても制限的に解釈されてはならず、例示的なものとして考慮しなければならない。本発明の範囲は、添付する請求項の合理的解釈によって決定しなければならず、本発明の等価的範囲内における変更はいずれも本発明の範囲に含まれる。また、特許請求の範囲で明示的な引用関係にない請求項を結合して実施例を構成してもよく、出願後の補正によって新しい請求項として含めてもよい。