JP2020504270A - フリーホイールを有する同期ローラ - Google Patents

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Abstract

フリーホイールを有する同期ローラ(1)は、同期手段と並んだ2つの回転軌道の間を回転するよう設けられた外側円筒状回転面(3)を露出する中央部本体(2)を備え、上記本体(2)のそれぞれの端部(9)は、同期ピニオン(8)が周囲を自由に回転可能である滑面軸(10)を示し、上記軸(10)は、上記ピニオン(8)が上記軸(10)から出てくるのを防ぐピニオン軸方向停止手段(12)を持ち、一方でローラ軸方向誘導手段(13)は、中央部本体(2)および回転軌道を圧迫して、外側円筒状回転面(3)を上記軌道上でおおよそ中心に保つ。【選択図】図4

Description

本発明は、主として4つのラックおよび2つの平坦な回転軌道と協働するフリーホイールを有する同期ローラ、または内側環状回転軌道に面する2つの外側リング、および内側環状軌道の直径より大きい直径の外側環状走行軌道に面する2つの内側リングと協働するフリーホイールを有する同期ローラに関する。
同期されたローラが使用された、種々の出願が知られる。例えば、FR3001774で公開され、出願人が有する、固定的または可変容量型液圧モータ/ポンプに関する特許に記載のような接線アーム減摩ローラは、それ自体が同期されたローラである。
同一の上記特許FR3001774で、液圧モータ/ポンプの中央部モータベアリングは、中央部モータベアリングローラを備えてもよく、一方で上記モータ/ポンプの周辺部モータベアリングは、周辺部ロータベアリングローラを備えてもよい。上記ローラはまた、本来同期されたローラである。
この後者の出願によると、上記ローラは、内側環状回転軌道を形成する内側ベアリング軌道、および外側環状回転軌道を形成する外側ベアリング軌道上を同時に回転可能であることを述べておく。
同期ローラを用いたこの構成の利点は、上記ローラがそれらの2つの端部のそれぞれにおいて備えるローラギヤによって互いに常に等距離であり、それぞれのギヤは一方で内側冠部と協働し、他方で外側冠部と協働することである。
上記構成からもたらされた回転ベアリングは、多くの機械装置で通常使用されるボールまたはローラベアリングを必要とするようにはボールまたはローラケージを必要としない。これは、上記ケージが同期ローラより不正確で耐久性が少ないこと、およびそれが、自体が取り囲むボールまたはローラと定期的に衝突し、それが上記ビーズまたは上記ローラと接触する場合摩擦損失を発生させることで有益である。
また、特許FR3001774で、ローラギヤが協働する内側冠部および外側冠部とのメッシングで、ローラギヤは中央部ロータベアリングに対して中央部ロータの回転軸に正確に垂直な、および周辺部ロータベアリングに対して周辺部ロータの軸に正確に垂直な軌道をベアリングローラに与えることを述べておく。
特許FR3001774の上記ローラで主張された利点でとりわけ、それらが非常に高い負荷を受けた場合でも、それらが協働する内側軌道および外側軌道にそれらが及ぼすヘルツ接触応力が、回転ベアリングを得るのに当業者が一般的に使用する材料の機械的強度の制限内にとどまることが可能であるよう、これらは大径を有することが可能であることを述べておく。
またこの特別な設計は、モータ/ポンプが大径のロータベアリングを有するにもかかわらず許容可能な最大回転速度を上記ローラにもたらす。
よって、特許FR3001774に記載のような同期ローラベアリングは、同時に大きな直径を有し、大きな負荷および高い半径方向力に耐え、高速で回転する一方で、当業者が通常実装する回転ベアリングは、機能条件のこの組み合わせに近づく方法がほとんどまたは全くない。
また、特に前に述べたようにケージがないために、しかしまたローラと、上記ローラに構成要素のうちの1つであるベアリングの回転軸に可能な限り垂直な軌道に従わせるように協働する内側軌道および外側軌道に低摩擦を発生させる必要がないために、上記ベアリングが高い効率を提供可能であることがこの特殊な構成から容易に推測される。
実際に、特許FR3001774に記載のような同期ローラベアリングによると、上記ローラの方向は、ローラギヤおよびそれらが協働する内側冠部および外側冠部により形成されるギヤシステムにより確実にされる。
同期ローラが使用される他の出願でとりわけ、出願人に属する特許FR2,786,530の可変容量型モータ対象のための機械的伝達装置がある。
上記特許は、エンジンブロック上の2つの半分のラックに摩擦が少ない誘導を提供する2つの同期ローラからなる回転誘導装置を開示する。
上記特許FR2786530により提案された変形版によると、同期ローラは、スプラインにより上記軸と回転で一体化された歯付きホイールが固定された、両方の端部において軸により長手方向に横断される中空の円筒状スリーブからなってもよいことに注目すべきである。このケースでは、上記スリーブと上記軸の間に自由空間が残され、上記空間はスプリング接続を受け入れることに注目すべきである。
また出願人に属する特許FR2827634は、可変容量型モータのための機械的伝達装置の改良に関する。上記特許はまた、端部のそれぞれにおいてギヤを有する円筒状本体、ギヤの間に設けられている誘導溝からなる同期ローラを提供する。
この特別な構成はまた、これも出願人に属する特許2956452にも見られ、ローラにより誘導され歯付きのホイールおよびラックにより駆動される複動式ピストンコンプレッサに関する。上記特許第2956452で、複動式ピストンコンプレッサは、端部が小さい歯付きのホイールを有するガイドローラが上を回転可能な回転面を有する伝達部材を備えることに注目すべきである。
特許FR2827634に記載された同期ローラと同様に、特許2956452号で提供されたガイドローラは回転面およびラックと協働する。
特許FR3001774、FR2786530、FR2827634および2956452に記載されたような同期ローラは全て、上記ローラの本体を構成する円筒状回転面を有する特殊性を持ち、上記面の直径は、上記ローラがそれらの端部において備える歯付きのホイールのピッチ円のそれに近いまたは同一である。
いずれにしても、例えば、台車用ローラに関する、1893年6月20日の米国特許第499,847号で提案されたような円筒状回転面を有さない装置は、本特許出願で扱う主題と無関係である。この意見はまた、クランク機構の改良に関する1946年2月15日の特許GB608,153にもあてはまる。
最小の摩擦変位を確実にする回転円筒面を有することに加え、同期ローラの重要性は、記載されたようにそれらが協働するラックまたは冠部に対してそれらが同一の移動速度を常に保持することであり、または問題の機構によれば、それらが上記ラックまたは上記冠部に対して同一の位置を常に保持することである。
同期ローラが、上記ローラが、高い半径方向圧縮力をうける特に負荷を受ける適用のために主に保持されることに注目すべきである。ほとんどの場合、この半径方向圧縮は、特許FR2786530で提案されたような充分に硬質でなく破砕に抵抗力がない中空の円筒状スリーブに頼ることを排除する。さらに上記圧縮は、種々の実装問題を課し、それらを本発明による同期フリーホイールが直接対処する。
実際に、上記半径方向圧縮は、同期ローラの円筒状回転面を変形し、それはもはや正確な円形でなく2つの平面を持つようになる。この回転円筒面の半径方向圧縮は、上記面を構成する材料のある程度の接線方向圧縮を誘発し、それは同期ローラの円周の実質的な変化につながる。結果として、上記接線方向圧縮は、上記ローラの変位の同一線状速度において同期ローラの回転速度を実質的に変化させる。
上記回転円筒面で前述した幾何学的変更の結果を説明するのに、例えば、固定された平坦な回転面と移動する平坦な回転面の間に置かれ、それぞれの上記面は、それぞれ上記ローラの端部と一体式であるギヤが協働するラックと並べられている同期ローラを取り上げる。
移動する平坦な回転面が変位されるとき、同期ローラは、固定された平坦な回転面に対して上記面の半分の速度で移動し、それは上記ローラの負荷による破砕からもたらされる回転円筒面の幾何学的変更にかかわらず起こる。
しかし、上記同期ローラの破砕に付随して、後者の角度変位は、その線状変位に関連して非常に大幅に変わる。
問題は、上記ローラのそれぞれの端部に据え付けられたギヤの角度変位が、上記ギヤの歯およびそれらが協働するラックの歯により決定されることである。従って上記ギヤの角度変位は不変で、一方でローラの角度変位は、それが受ける半径方向負荷に応じて変わる。
高い負荷では、上記ローラは、その端部のそれぞれにおいて固定されたギヤに、ラックが上記ギヤにかける回転速度と異なる回転速度を与える傾向がある。上記ローラが高い半径方向負荷を受けるので、それは、その走行面に強く密着し、そのギヤが引き起こす傾向がある角度位置の補正に抵抗する。
その結果、ギヤおよびラックの歯が、ギヤおよびラックの歯の早過ぎる摩耗または破損にさえもつながりかねない異常な負荷を受けることになる。また、上記異常な負荷は摩擦を生じ、それは同期された回転が実行される機構または機器全体のエネルギーバランスに有害である。
ローラの角速度およびギヤの角速度の差はまた、一方で同期ローラの回転円筒面の製造の精度から、他方で上記ローラのそれぞれの端部に取り付けられたピニオン、およびそれらと協働するラックを構成するギヤシステムの製造の精度からも生じうることを述べておく。実際に、上記精度は無限的ではないので、回転円筒面の直径は上記ギヤシステムのピッチ円の直径と正確に一致しない。
また、同時に、同期ローラが高い半径方向負荷を受け、一方で上記ギヤシステムを構成する歯がすでに互いに接触し、一方で上記ローラの移動が上記歯を互いに近づける傾向がある場合には、異常な負荷が上記歯のレベルで起こり、前述のように、早過ぎる摩耗または破損にさえもつながりかねない。
前述のように、上記高い半径方向負荷は摩擦のエネルギー損失を生み、それは同期ローラが実装された機構または機器全体のエネルギーバランスに有害である。
特許FR2827634で、同期ローラがその中央部で誘導溝を有し、誘導溝が、可変容量型モータのエンジンブロックと一体の回転軌道内に備えられた垂直リブと協働することを述べておく。上記溝および上記リブは、同期された回転への側面誘導を提供する。
この構成の欠点は、特にエンジンブロックと一体の回転軌道は、もはや、調整しやすい単一の平坦なおよび均一な面でないので、実装にある程度の複雑性を呈すことである。
また、同期ローラの回転円筒面の2つの長手方向の部分への分割は、上記面の縁部の数を倍にする。これは、上記縁部における同期ローラの円筒状本体の構成材料に加えられる応力を限定するため、上記円筒面上に2つ(上記部分あたり1つ)の凸状の形状を作成することを伴い、上記応力は『端縁影響』の名で当業者に知られる。
2倍の凸状のこの必要性に続いて、2つの上記長手方向の部分が、単一の回転円筒面が2つの長手方向の部分に分割されなかったときに受けることになるヘルツ接触応力より大きい、最大のヘルツ接触応力を受けることが起こる。
特許FR2827634では、同期ローラが、単一片の材料委で機械加工された一片の組立体で作成され、一方で上記ローラは4つではなく3つの小さいラックのみと協働することも述べておく。
上記小さいラックのうちの2つがエンジンブロックと一体式であり、一方で可変容量型モータのピストンの一体式伝達部材が、1つのみを有することに留意すべきである。
この方法は、一方で、上記ピストンの垂直変位に対する上記ローラの垂直変位の適切な同期を確実にしながら、エンジンブロックに対する同期ローラの方向の保持を可能にし、他方で、機関の伝達部が、上記ローラを損傷せずに旋回することを可能にする。この方法は有効的であるが、欠点は、同期ローラの生産をより複雑で高価にすることである。
実際に、上記ローラの回転円筒面が、上記ローラのギヤとそれらが協働するラックにより形成されるギヤシステムのピッチ円の直径とできる限り一致しなければならないことを考えると、上記ギヤの製造は、上記ギヤを作成するのにツールの隙間が非常に小さいという点から困難になる。
また、そのような一体鋳造の同期ローラの生産は、精度の高い電気化学機械加工のような高価な製造方法の使用を必要とする。
また、高いヘルツ接触の応力を受ける回転円筒面に加えられる表面処理および熱処理は、サイズが小さく、脆弱になりすぎることになるギヤの歯にはしっかりと適合しない。
結果として、硬質層、例えば機械加工によって硬化または窒化されたケースを除去するために、上記ピニオン上の材料の高い厚みを残すことであって、同期ローラの製造コスト価格を大きく増加させることと、これらのギヤが、同期ローラのセメンテーションの間に作られなければならない領域をマスキングすることであって、これもまた、上記ローラの高い製造コスト価格につながることのどちらかが必要となる。
しかし、上記エンジンのそれぞれのシリンダは、上記ローラを1つだけ有するので、前述のように、一体鋳造の同期ローラの単位当たりの生産コストは、特許FR2827634に記載の可変容量型モータでは受け入れられる状態にとどまることに留意すべきである。
他方で、例えば、特許第FR3.001774に記載の、固定的または可変容量型液圧モータポンプの中央部ロータベアリングと周辺部ロータベアリングの同期ローラを生産する場合、多数の上記ローラが上記モータポンプに包含されることを考えると、同じ単位コストは受け入れられないであろう。
従って、顕示してきた、機能的およびコスト的な製造問題を解決するのは、特定の実施形態により、フリーホイールを有する同期ローラである。
従って、特定の実施形態によるフリーホイールを有する同期ローラの目的は、
・上記ローラの中央部本体内に備えられた円筒状回転面の回転速度が、上記ローラの端部において設けられたギヤの回転速度と実質的に異なることを可能にし、一方で特に同期ローラ自体が高い半径方向負荷を受けるとき、上記ギヤおよびそれらが協働するラックの歯に異常に高い負荷をかけないことと、
・上記ローラの適切な動作に影響することなしに、その直径が上記ローラの端部において設けられたギヤのピッチ円の直径より大きいまたは小さい上記ローラの中央部本体の円筒状回転面を提供することであって、これが、上記ローラおよび/またはそれが協働する回転軌道およびラックまたは冠部の製造コストを簡素化して減少させることを潜在的に可能にすることと、
・上記ローラが高い半径方向負荷を受けるとき、上記ギヤの歯およびそれらが協働するラックまたは冠部に異常に高い負荷をかけずに、上記ローラの中央部本体の回転円筒状面の前進速度と上記ローラの端部において設けられたギヤの前進速度とのわずかな差を可能にすることと、
・単純で製造が安価な軸方向誘導手段を提供することであって、この手段は、どのような誘導溝に対しても空間を設けるために上記ローラの円筒状回転面をいくつかの部分に分割することを必要としないことと、
・専用の独立した部分が回転、かみ合い、および軸方向誘導機能を提供することを可能にすることであって、それが、それぞれの上記部分で低コストおよび生産的な生産工程を用いることによって上記ローラの製造コストを著しく減少させることを可能にすることと
によって、顕示してきた機能および製造コストの問題を解決することである。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは主に、FR3001774で公開され、出願人に属する固定的または可変容量型液圧モータポンプに関する特許で示されたような、高速で回転し高い負荷を受ける大きいベアリング向けのものであることを理解するべきである。
しかし、本発明によるフリーホイールを有する同期ローラを、機能上またはエネルギー上の利点または任意の性質の利点をもたらすであろうどのような他のベアリングまたは機構にも制限なく適用可能であり、上記ベアリングまたは機構は、いかなる適用においても実施される。
制限のない例示の目的で、本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、出願人に属する特許FR2786530またはFR2827634に記載および開示されたようなスリーブまたは一体鋳造のローラを置き換えることにより、可変容量型モータ、特に、特許FR2786530またはFR2827634の対象に適用可能である。
制限のない他の例示の目的で、本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、FR3001774で公開され、出願人に属する固定的または可変容量型の液圧モータポンプに関する特許に記載のような接線アーム減摩ローラを好都合にも構成しうる。
本発明の他の特徴は、明細書、および主請求項に直接または間接的に従属する従属請求項に記載された。
本発明による同期フリーホイールローラは、2つの回転軌道の間に設けられた外側円筒状回転面を露出する中央部本体を備え、上記軌道が互いに対して移動するとき、外側円筒状回転面が2つの回転軌道上を同時に回転し、それぞれの上記軌道は、同期手段と一体的に隣接しており、同期手段は、中央部本体のそれぞれの端部の同期ピニオンと共にギヤシステムを形成し、上記ローラは、
・中央部本体のそれぞれの端部に配置された円筒状回転面の直径より小さい直径の滑面軸であって、同期ピニオンが周囲を自由に回転可能である滑面軸と、
・一方で上記軸を直接または間接的に押圧し、他方で同期ピニオンを直接または間接的に押圧して、上記ピニオンが上記軸から出るのを防ぐ、滑面軸と一体式の軸方向ピニオン停止手段と、
・円筒状回転面を上記軌道上でおおよそ中心に保つために、一方で中央部本体を直接または間接的に押圧し、他方で円筒状回転面と協働する回転軌道のうちの少なくとも1つを直接または間接的に押圧するローラ軸方向誘導手段と
を備える。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、滑面軸上に配置されたスプリングリング溝内に収容された軸方向停止スプリングリングからなる軸方向ピニオン停止手段を備える。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、ローラ軸方向誘導手段を備え、ローラ軸方向誘導手段は、同期ピニオンと、滑面軸と外側円筒状回転面との間で中央部本体を露出する軸方向ベアリング面との間に軸方向に、および直接または間接的に入れられる剛性軸方向誘導ワッシャからなり、上記剛性ワッシャは、回転軌道のうち少なくとも1つにより軸方向に露出される軸方向誘導軌道を圧迫可能である。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、剛性軸方向誘導ワッシャと同期ピニオンとの間に入れられる軸方向誘導スプリングワッシャを備え、上記スプリングワッシャは、一方で上記スプリングワッシャが協働する軸方向ベアリング面に対して剛性軸方向誘導ワッシャを押圧し、他方で上記スプリングワッシャが協働する軸方向ピニオン停止手段に対して同期ピニオンを押圧する傾向がある。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、同期ピニオンとピニオン軸方向停止手段との間に入れられる軸方向誘導スプリングワッシャを備え、剛性軸方向誘導ワッシャが、それが協働する軸方向ベアリング面に対して次に押圧されるように、上記スプリングワッシャは、ピニオン軸方向誘導の剛性ワッシャに対して同期ピニオンを押圧する傾向がある。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、軸方向誘導スプリングワッシャを備え、軸方向誘導スプリングワッシャは、その中心部において滑面軸上に配置された爪溝内にはめこまれたセンタリング爪を備え、上記溝は軸方向ピニオン停止手段を構成する。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、スプリング半径方向センタリング手段を備え、スプリング半径方向センタリング手段は、滑面軸と同期ピニオンとの間に半径方向に入れられ、上記手段は、上記軸上に上記ピニオンを常に再度センタリングする傾向がある。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、スプリング半径方向センタリング手段を備え、スプリング半径方向センタリング手段は、少なくとも3つのスプリング半径方向センタリングタブからなり、スプリング半径方向センタリングタブは、一方で同期ピニオン内に包含された中央部のくぼみの内表面から半径方向に出てきて、他方で滑面軸に接触可能である。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、スプリング半径方向センタリング手段を備え、スプリング半径方向センタリング手段は、少なくとも1つのタブワッシャからなり、タブワッシャは、その中心部に回転スリーブを有し、回転スリーブは、滑面軸の周辺を回転可能であり、その外側円筒面は、少なくとも3つのスプリング半径方向センタリングタブで逆立てられており、スプリング半径方向センタリングタブは、同期ピニオン内に包含された中央部のくぼみの内表面を押圧可能である。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、スプリング半径方向センタリング手段を備え、スプリング半径方向センタリング手段は、少なくとも3つの変形可能なリングからなり、変形可能なリングは、一方で同期ピニオン内に包含された中央部のくぼみの内表面に配置されたリング収容部内に置かれ、他方で滑面軸に接触可能である。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、スプリング半径方向センタリング手段を備え、スプリング半径方向センタリング手段は、半径方向波形を有する少なくとも1つのスプリングワッシャからなり、スプリングワッシャは、一方で同期ピニオン内に包含された中央部のくぼみの内側円筒面と、他方で滑面軸との間に収容される。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、スプリング半径方向センタリング手段を備え、スプリング半径方向センタリング手段は、可撓性材料で作成された少なくとも1つの圧縮性リングからなり、上記リングは、一方で同期ピニオン内に包含された中央部のくぼみの内表面と、他方で滑面軸の周辺を回転可能な可撓性リング支持円盤との間に半径方向に入れられる。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、同期ピニオンを備え、同期ピニオンは、スプリング半径方向センタリング手段を有し、スプリング半径方向センタリング手段は、滑面軸上に上記ピニオンを常に再度センタリングする傾向があり、スプリング半径方向センタリング手段は、少なくとも1つのスプリング半径方向センタリングタブからなり、スプリング半径方向センタリングタブの第1の端部は、同期ピニオンの周辺に位置するピニオン縁部と一体式であり、スプリング半径方向センタリングタブの第2の端部は、同期ピニオンの中心部に位置するピニオンハブと一体式であり、上記ハブは、滑面軸の周辺で連接されている。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、同期ピニオンを備え、同期ピニオンは、スプリング半径方向センタリング手段を有し、スプリング半径方向センタリング手段は、滑面軸上に上記ピニオンを常に再度センタリングする傾向があり、スプリング半径方向センタリング手段は、少なくとも1つのウェブ円すい体を形成する薄いウェブからなり、上記ウェブの第1の端部は、同期ピニオンの周辺に位置するピニオン縁部と一体式であり、一方で上記ウェブの第2の端部は、同期ピニオンの中心部に位置するピニオンハブと一体式であり、上記ハブは滑面軸の周辺で連接されている。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラは、中央部本体の端部のうち少なくとも1つの中に抗端縁影響を有するくぼみを備え、くぼみは滑面軸と外側円筒状回転面の間に位置する。
添付の図を参照し、限定しない例示の目的で提示された後述の記載は、本発明、それが示す特性、およびそれが提供する可能性が高い利点のよりよい理解をもたらす。
同期ピニオンが、2つのウェブ円すい体を形成する薄いウェブからなるスプリング半径方向センタリング手段を有し、一方で剛性軸方向誘導ワッシャが、軸方向ローラ誘導手段を構成し、上記剛性ワッシャが、それが協働する軸方向ベアリング面に対して上記剛性ワッシャと同期ピニオンの間に軸方向に入れられるスプリング誘導リングにより押圧され続ける、変形版の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラのそれぞれ側面図および概略断面図である。 図1および図2に示された変形版の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラの3次元図である。 図1および図2に示された変形版の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラの3次元分解図である。 図1および図2に示された変形版の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラを実装する同期ローラベアリングの3次元図である。 図1および図2に示された変形版の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラを実装する、図5に示された同期ローラベアリングの3次元分解図である。 図5および図6に示された同期ローラベアリングの状況で、一方で回転外側円筒面自体の軸に沿った上記ローラの回転外側円筒面の角速度と、他方で同期ピニオン自体の軸に沿った上記ローラの同期ピニオンの同様の角速度との間のどのような差(上記差が上記面と上記ピニオンの間の回転角度差につながる)も調整する上記ローラの能力を示すよう意図された、図1および図2に示された変形版の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラの側面図である。 図5および図6に示された同期ローラベアリングの状況で、一方でベアリング軸に対する回転外側円筒面の角速度と、他方で上記ベアリング軸に対する同期ピニオンの角速度との間のどのような差(上記差が上記面と上記ピニオンの間の回転偏心につながる)も調整する上記ローラの能力を示すよう意図された、図1および図2に示された変形版の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラの側面図である。 図5および図6に示された同期ローラベアリングの状況で、特に上記ローラに備えられた剛性軸方向誘導ワッシャおよびスプリング軸方向誘導ワッシャを用いて上記ローラの回転外側円筒面が協働する回転軌道に対するどのような位置ずれも調整する上記ローラの能力を示すよう意図された、図1および図2に示された変形版の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラの概略断面図である。 同期ピニオンが、可撓性材料で作成された圧縮性リングからなるスプリング半径方向センタリング手段を有し、一方でスプリング軸方向誘導ワッシャが、同期ピニオンとピニオン軸方向停止手段との間に入れられ、上記ワッシャが、その中央部において滑面軸上に配置された爪溝内にはめこまれたセンタリング爪を有する、変形版の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラのそれぞれ側面図および概略断面図である。 スプリング半径方向センタリング手段が、上記軸と上記ピニオンの間に半径方向に入れられ、それは上記ピニオン内に包含された中央部のくぼみの内表面から半径方向に出てくる3つの半径方向センタリングタブの形態を取り、上記タブが、上記軸に接触可能である、変形版の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラの同期ピニオンおよび滑面軸の概略断面図である。 スプリング半径方向センタリング手段が、上記軸と上記ピニオンの間に半径方向に入れられ、それは、その中心部において上記軸の周囲を回転可能な回転スリーブを有するタブワッシャの形態を取り、その外側円筒面は、3つのスプリング半径方向センタリングタブで逆立てられており、スプリング半径方向センタリングタブは、同期ピニオン内に包含された中央部のくぼみの内表面を押圧可能である、変形版の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラの同期ピニオンおよび滑面軸の概略断面図である。 スプリング半径方向センタリング手段が、上記軸と上記ピニオンの間に半径方向に入れられ、それは、3つの変形可能なリングの形態を取り、それぞれが、同期ピニオン内に包含された中央部のくぼみの内表面に配置された円盤収容部内に置かれ、上記リングは、滑面軸に接触可能である、変形版の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラの同期ピニオンおよび滑面軸の概略断面図である。 スプリング半径方向センタリング手段が、上記軸と上記ピニオンの間に半径方向に入れられ、それは、一方で同期ピニオン内に包含された中央部のくぼみの内側円筒面と、他方で滑面軸との間に収容された半径方向波形を持つスプリングワッシャの形態を取る、変形版の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラの同期ピニオンおよび滑面軸の概略断面図である。 同期ピニオンが、3つのスプリング半径方向センタリングタブからなるスプリング半径方向センタリング手段を備え、その第1の端部は、同期ピニオンの周辺に位置するピニオン縁部と一体式であり、その第2の端部は、同期ピニオンの中心に位置するピニオンハブと一体式であり、上記ピニオンハブは、滑面軸の周辺で連接されている、変形版の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラの同期ピニオンおよび滑面軸の概略断面図である。
図1から図19は、フリーホイールを有する同期ローラ1、その構成要素の種々の詳細、その変形、およびその付属品を示す。
特に図2で示されるように、フリーホイールを有する同期ローラ1は、外側回転円筒面3を露出する中央部本体2を備える。図7から図12に見られるように、上記面3は、2つの回転軌道4の間に入れられ、上記軌道4が、互いに対して移動するとき、上記面3が回転軌道4上で回転するよう意図される。
図7から図12で、および同期ローラベアリング35内に実装された本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1を示す図5および図6で、それぞれの回転軌道4は、同期ラックまたは同期リング6からなる同期手段と一体的に並び、同期手段は、中央部本体2のそれぞれの端部9において包含された同期ピニオン8と共にギヤシステム7を形成することに注目すべきである。
図1から図19で、本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1は、同期ラックまたは同期リング6が同期ピニオン8にかける回転速度と実質的に異なる回転速度を回転軌道4が外側円筒状回転面3にかける傾向がある場合、ギヤシステム7内に包含される歯11が過度の負荷を受けないように、本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1が、中央部本体2のそれぞれの端部9に配置された円筒状回転面3の直径より小さい直径の滑面軸10を備え、その周囲を同期ピニオン8が、自由に回転可能である点で、先行技術と異なることに注目すべきである。
また、特に図1から図14で、滑面軸10と一体式の軸方向ピニオン停止手段12が、一方で上記軸10を直接または間接的に押圧し、他方で同期ピニオン8を直接または間接的に押圧し、上記ピニオン8が上記軸10から出るのを防ぐことを述べておく。
最終的に、本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1は、ローラ軸方向誘導手段13を備え、ローラ軸方向誘導手段13は、回転円筒面3を上記軌道4上でおおよそ中心に保つために、一方で中央部本体2を直接または間接的に押圧し、他方で回転円筒面3と協働する回転軌道4のうちの少なくとも1つを直接または間接的に押圧することに注目すべきである。これは特に、図11および図12で明らかに見られる。
図1から図4は、本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1が、ピニオン軸方向停止手段12を備えてもよく、ピニオン軸方向停止手段12は、滑面軸10上に配置されたスプリングリング溝15内に収容されたスプリング軸方向停止リング14、このケースでは上記リング14と同期ピニオン8の間に軸方向に入れられる軸方向停止ワッシャ25からなることを観察することを可能にする。
図1から図4および図7から図19で、ローラ軸方向誘導手段13は、剛性軸方向誘導ワッシャ16からなっていてもよく、剛性軸方向誘導ワッシャ16は、同期ピニオン8と、滑面軸10と外側円筒状回転面3の間の、中央部本体2により露出される軸方向ベアリング面17との間に軸方向におよび直接または間接的に入れられることに注目すべきである。
このケースでは、上記剛性ワッシャ16は、回転軌道4のうち少なくとも1つにより軸方向に露出される軸方向誘導軌道18を圧迫することが可能である。
剛性軸方向誘導ワッシャ16および/または軸方向誘導軌道18は、上記ワッシャ16と上記軌道18の間の接触ゾーンのレベルにおいて、上記ワッシャ16の構成材料が上記軌道18の構成材料を切断、またはその逆を防ぐ傾斜縁部36を露出することが可能であることを述べておく。
図1、図4、図11、および図12に示されるように、スプリング軸方向誘導ワッシャ19を剛性軸方向誘導ワッシャ16と同期ピニオン8の間に入れてもよく、上記スプリングワッシャ19は、一方でそれが協働する軸方向ベアリング面17に対して剛性軸方向誘導ワッシャ16を押圧し、他方でそれが協働する軸方向ピニオン停止手段12に対して同期ピニオン8を押圧する傾向があることを明記しうる。
代わりに、図13および図14に示されたように、スプリング軸方向誘導ワッシャ19を同期ピニオン8と軸方向ピニオン停止手段12の間に入れることが可能であり、剛性軸方向誘導ワッシャ16が、それが協働する軸方向ベアリング面17に対して次に押圧されるように、上記スプリングワッシャ19は、剛性軸方向誘導ワッシャ16に対して同期ピニオン8を押圧する傾向がある。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1のこの特別な構成によると、上記スプリングワッシャ19は、滑面軸10上に配置されたスプリングリング溝15内に収容されたスプリング軸方向停止リング14(このケースでは上記リング14は軸方向ピニオン停止手段12を構成する)と同期ピニオン8との間に軸方向に入れられる軸方向停止ワッシャ25に置換可能であることを述べておく。
なお図13および図14に示された特別な構成により、上記スプリング軸方向誘導ワッシャ19は、その中心部において滑面軸10上に設けられた爪溝38内にはめこまれたセンタリング爪37を備えてもよく、上記溝38はそのとき軸方向ピニオン停止手段12を構成することを述べておく。
図14から図17で、スプリング半径方向センタリング手段20は、滑面軸10と同期ピニオン8の間に半径方向に挿入可能であり、上記手段20は、特に上記ピニオン8にかけられた半径方向力が、上記軸10に対して上記ピニオン8をオフセットした後に、上記軸10上に上記ピニオン8を常に再度センタリングする傾向があることを述べておく。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1のこの特別な構成によると、例えば、回転外側円筒面3が高い半径方向の負荷を受け、上記面3の、それが協働する回転軌道4に対する有効な前進速度が、同期ピニオン8の回転軌道4に対する前進速度と実質的に異なる場合、スプリング半径方向センタリング手段20は、上記ピニオン8を、それが周囲を回転することが可能な滑面軸10に対してわずかにオフセットすることを可能にし、とりわけ、上記オフセットは、引き起こされた速度差が、ギヤシステム7が備える歯11に過度の負荷をもたらすことを防ぐことを可能にすることを述べておく。
前述の本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1のこの特別な構成7によると、図15で、スプリング半径方向センタリング手段20が、少なくとも3つのスプリング半径方向センタリングタブ21からなってもよく、それは一方で同期ピニオン8内に包含された中央部のくぼみ22の内表面から半径方向に出てきて、他方で、滑面軸10に接触可能であることを見ることができる。スプリング半径方向センタリングタブ21を、同期ピニオン8と同一の材料片で作成することが可能であることを述べておく。
図16に示された変形版として、スプリング半径方向センタリング手段20は、少なくとも1つのタブワッシャ23からなってもよく、それはその中心部に回転スリーブ24を有し、回転スリーブ24は、滑面軸10の周辺を回転可能であり、その外側円筒面は、少なくとも3つのスプリング半径方向センタリングタブ21で逆立てられており、スプリング半径方向センタリングタブ21は、同期ピニオン8内に包含された中央部のくぼみ22の内表面を押圧可能であることを述べておく。
図17に示された他の変形版は、スプリング半径方向センタリング手段20が、少なくとも3つの変形可能なリング26からなってもよく、それは一方で同期ピニオン8内に包含された中央部のくぼみ22の内表面に配置されたリング収容部27内に置かれ、他方で、滑面軸10に接触可能であることを提示する。変形可能なリング26を、一方でそれらが置かれるリング収容部27間によりしっかりまたはよりゆるく据え付けることが可能であり、他方で滑面軸10にもしっかりまたはゆるく据え付けることが可能であることに注目すべきである。
図18に示された変形版は、スプリング半径方向センタリング手段20が、少なくとも1つの半径方向波形を有するスプリングワッシャ32からなってもよく、スプリングワッシャ32は、一方でピニオン8内に包含された中央部のくぼみ22の内側円筒面と、他方で滑面軸10との間に収容され、中央部のくぼみ22は、場合により半径方向波形を有するスプリングワッシャ32の形状と相補的な形状を有することを提示する。
図14で、スプリング半径方向センタリング手段20が、可撓性材料で作成された少なくとも1つの圧縮性リング28からなってもよく、上記リング28は、一方で同期ピニオン8内に包含された中央部のくぼみ22の内表面と、他方で滑面軸10の周辺を回転可能な可撓性リング支持円盤29との間に半径方向に入れられることを述べておく。
上記可撓性材料は、ゴム、シリコンのようなエラストマー、または所望の弾性および強度を有するあらゆる他の圧縮性の材料であってもよいことを述べておく。
上記可撓性材料は、構成要素、同期ピニオン8および可撓性リング支持円盤29と単一の部品を形成するために、同期ピニオン8および可撓性リング支持円盤29の上に直接オーバーモールドされ得ることもまた述べておく。
図19は今回、滑面軸10上に上記ピニオン8を常に再度センタリングする傾向があるスプリング半径方向センタリング手段20を有することが可能なのは同期ピニオン8自身であることを示し、スプリング半径方向センタリング手段20は、少なくとも1つのスプリング半径方向センタリングタブ21からなり、その第1の端部は、ピニオン同期部8の周辺に位置するピニオン縁部30と一体式であり、その第2の端部は、同期ピニオン8の中心に位置するピニオンハブ31と一体式であり、上記ハブ31は滑面軸10の周辺で連接されている。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1のこの特別な構成によると、スプリング半径方向センタリングタブ21は、限定されないいかなる幾何学構造も取ることが可能であることを述べておく。しかし、所望の状態でピニオン縁部30がピニオンハブ31に対してオフセットされることを可能にする弾性の十分な余地をもたらすように、スプリング半径方向センタリングタブ21は、厚さが薄く、滑面軸10に対して接線方向に方向付けられれば望ましい。
最後に、および図1から図4により具体的に示されたように、同期ピニオン8は、滑面軸10上に上記ピニオン8を常に再度センタリングする傾向があるスプリング半径方向センタリング手段20を有してもよく、スプリング半径方向センタリング手段20は、少なくとも1つのウェブ円すい体34を形成する薄いウェブ33からなり、上記ウェブ33の第1の端部は、ピニオン同期部8の周辺に位置するピニオン縁部30と一体式であり、一方で上記ウェブ33の第2の端部は、同期ピニオン8の中心に位置するピニオンハブ31と一体式であり、上記ハブ31は、滑面軸10の周辺で連接されている。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1のこの特別な構成によると、薄いウェブ33は、一方で滑面軸10と外側円筒状回転面3との間に中央部本体2により露出される軸方向ベアリング面17に対してピニオン縁部30によって剛性軸方向誘導ワッシャ16を押圧するため、他方でピニオン軸方向停止手段12に対してピニオンハブ31を押圧するためのスプリング軸方向誘導ワッシャ19に置換可能であることに注目すべきである。
好都合なことに、薄いウェブ33は、その剛性を減少させるために穴をあけることが可能であることもまた述べておく。
最後に図14は、中央部本体2の端部9のうち少なくとも1つが、滑面軸10と外側円筒状回転面3との間に位置する軸方向ベアリング面17を好都合にも有してよいことを示し、上記面17は、抗端縁影響を有するくぼみ39でくぼまされている。
問題の抗端縁影響を有するくぼみ39は、例えばドーナツ形幹形状を有してもよく、または「U」字形断面、「V」字形断面、または何らかの断面の円形であってもよく、または軸方向ベアリング面17内に配置された何らかの中空形態であってもよいことに注目すべきである。
よって、フリーホイールを有する同期ローラ1が高い負荷を支持するとき、抗端縁影響を有するくぼみ39は、外側円筒状回転面3の軸縁部において中央部本体2の構成材料
に加えられた応力を限定し、上記応力は「端縁影響」の名で当業者に公知である。
上記応力を限定するため、本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1の代替として設けられた抗端縁影響を有するくぼみ39は、好都合にも、外側円筒状回転面3またはそれが協働する回転軌道4上に設けられた凸状の形状に取って代わる。
上記凸状の形状に関して、抗端縁影響を有するくぼみ39は、接触圧の外側円筒状回転面3の長さ全体にわたるより均質な分散をもたらす利点を提供する。
凸状の形状がないことはまた、本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1の製造の単純化を可能にし、その場合、外側円筒状回転面3は、樽状の形状ではなく完全な円筒状を保つ。
本発明の運用方法
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1の運用方法は、図1から図19に照らせば容易に理解される。
上記運用方法を詳細に記載するため、ここでは、図1から図4に示されるように、本発明によるフリーホイール1を有する同期ローラ1の実施形態を引き続き取り上げ、上記ローラは、より見えづらいけれども、図5から図12と同一である。また、上記同期ローラ1は、図5および図6で示されるものなどの、同期ローラベアリング35の部分と想定する。上記ベアリング35は、出願人に属するFR3001774で公開された固定的または可変容量型の液圧モータポンプに関する特許にみられるものと同様であることに留意されたい。
図2から図4に示されたように、フリーホイールを有する同期ローラ1は、中央部本体2を備え、それは外側円筒状回転面3を露出し、外側円筒状回転面3が、図5、および図7から図11に示されるような2つの回転軌道4の間に入れられており、上記軌道4が互いに対して動くとき、上記面3は回転軌道4上で同時に回転する。それぞれの上記軌道4は、中央部本体2のそれぞれの端部9のそばに示される同期ピニオン8と共にギヤシステム7を形成する同期リング6からなる同期手段と一体的に並んでいる。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1の運用方法のよりよい理解のため、上記ベアリング35の部分を形成するフリーホイールを有する他の同期ローラ1は、図7から図10には表わされてなく、上記ベアリング35を構成する同期リング6の1つだけの部分として表されており、上記部分は、上記運用方法を説明するのに十分である。
図1から図4を見ると、ピニオン軸方向停止手段12は、スプリングリング溝15内に収容された軸方向停止スプリングリング14からなっており、スプリングリング溝15は、滑面軸10上に配置され、滑面軸10の周辺を同期ピニオン8は、自由に回転可能であり、一方で軸方向停止ワッシャ25は、上記リング14と上記ピニオン8との間で軸方向に入れられていることがわかる。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1の例示的な実施形態としてここで示される図1から図4を見ると、ローラ軸方向誘導手段13は、剛性軸方向誘導ワッシャ16からなっており、剛性軸方向誘導ワッシャ17は、同期ピニオン8と、中央部本体2の滑面軸10とその外側円筒状回転面3の間の、中央部本体2により露出される軸方向ベアリング面17との間に軸方向に入れられることがわかる。
さらにこの実施形態によると、図2および図4で、スプリング軸方向誘導ワッシャ19が提供されていて、剛性軸方向誘導ワッシャ16と同期ピニオン8との間に入れられていることを述べておく。上記スプリングワッシャ19は、一方で剛性軸方向誘導ワッシャ16を軸方向ベアリング面17に対し押圧する傾向があり、他方で同期ピニオン8を軸方向ピニオン停止手段12に対し押圧する傾向がある。
図11および図12を見ると、特に明らかに、剛性軸方向誘導ワッシャ16は、必要がある場合、回転軌道4のそれぞれにより軸方向に露出される軸方向誘導軌道18を押圧するために設けられていることが明らかにわかる。剛性軸方向誘導ワッシャ16は、上記ワッシャ16と上記軌道18との間の接触ゾーンにおいて傾斜縁部を露出し、傾斜縁部は、上記ワッシャ16の構成材料が、上記軌道18の構成材料を切断するのを防ぐことに注目すべきである。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1の運用方法を説明するため、図1から図4に示された変形版を取り上げ、それによるとスプリング半径方向センタリング手段20は、滑面軸10と同期ピニオン8との間に半径方向に入れられる。上記手段20は、上記ピニオン8を上記軸10上に常に再度センタリングする傾向があり、ここでは2つのウェブ円すい体34を形成する薄いウェブ33の形態をとっている。
図2で明らかに見ることができるように、上記ウェブ33の第1の端部は、同期ピニオン8の周辺部に位置するピニオン縁部30と一体であり、一方で上記ウェブ33の第2の端部は、同期ピニオン8の中心に位置するピニオンハブ31と一体であり、上記ハブ31は滑面軸10の周辺で連接されている。
ここで本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1が負荷を受けたときにおこることを詳述するが、それは、特許FR3001774に見られるものと同様の同期ローラベアリング35内で、およそ2分の1回転だけで起こる。
予防措置として、同期ピニオン8の歯11と同期リング6の歯との間に十分な隙間があるべきである。同期ローラベアリング35の回転の方向は二者択一的ではないが、持続的であることから、上記隙間は、いかなる音響的な放出によっても変形され得ない。
同期ローラベアリング35がほぼ1回転すると、フリーホイールを有する同期ローラ1は負荷を受け、後者は、高い半径方向の押圧を受ける。結果として、上記ローラ1は、その外側円筒状回転面3が変形される地点で実質的に押しつぶされ、もはや正確な円形ではなく2つの平面を有している。上記半径方向の押圧は、外側円筒状回転面3の構成材料のある程度の接線方向の押圧を誘発し、それが上記面3の外周の実質的な変化につながる。
また、外側円筒状回転面3の最初の直径と、フリーホイールを有する同期ローラ1の中央部本体2のそれぞれの端部9において備えられた同期ピニオン8のピッチ円の直径との間には、避けられない差がある。これは、上記面3および上記ピニオン8の製造の精度が無限的ではないからである。
それが、外側円筒状回転面3が受ける半径方向の押圧であろうと、上記面3の最初の直径と同期ピニオン8のピッチ円の直径との間の差であろうと、特にフリーホイールを有する同期ローラ1が、負荷を受けた状態でそれと協働する回転軌道4に対して移動するとき、これらの2つの因子は、外側円筒状回転面3の角速度と同期ピニオン8の角速度の差につながる。ここで上記角速度は、上記面3および上記ピニオン8が属するフリーホイールを有する同期ローラ1の軸周辺での上記面3および上記ピニオン8の回転に適用されることに注目すべきである。
同期ピニオン8が、中央部本体2に堅く固定されていれば、上記角速度の差は、同期ピニオン8の歯11および同期リング6の歯への過負荷に不可避的につながるであろう。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1は、同期ピニオン8が協働する滑面軸10を自由に回転することを可能にするので、上記角速度の差は、歯11への過負荷の影響を有しておらず、外側円筒状回転面3は、同期ピニオン8に対して角度的に自由にオフセットされ得る。
このオフセットは、図7および図8で示される。図7は、最初のゼロ角度オフセットDAIを示し、それは、フリーホイールを有する同期ローラ1がある距離を移動した後、図8に示さるように非ゼロ角度回転オフセットDARになる。よりよく理解するため、上記DARのオフセットは故意に視覚的に強調されている。
角度オフセットDARは、フリーホイールを有する同期ローラ1の、それが協働する回転軌道4に対する位置合わせおよび方向の適切な維持を損なうことなく起こることを述べておく。
実際に、同一の回転軌道4の2つの同期リング6が、同一の方向の回転で割り出されるとき、同一のフリーホイールを有する同期ローラ1の同期ピニオン8の同期ローラベアリング35に関する角度位置は、いつも同一である。ゆえに、上記角度位置は、ギヤシステム7によって課される。
さらに、外側円筒状回転面3が、それが協働する回転軌道4上を摺動することなく回転する場合、同期ローラベアリング35に対するその角度位置は、上記面3の直径にかかわらず、同一の中央部本体2に連結された2つの同期ピニオン8のそれといつも同一であり続けることになることを述べておく。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1の運用方法の説明のこの段階では、ギヤシステム7を構成する歯11に過負荷を掛けうる唯一の妨げはもはや、図8に示されるような角度オフセットDARにつながる、外側円筒状回転面3の角速度と同期ピニオン8の角速度のそれら自身の軸に沿った差から生じることはなく、一方で同期ローラベアリング35に対する上記面3の角速度と、他方で上記ベアリング35に対する同期ピニオン8の角速度との間の差から生じることになることが、結果的に明白である。
この第2の差は、ギヤシステム7を構成する歯11の製造上の欠陥からのみ生じうる。上記製造の精度が無限的ではないため、これらの欠陥は必然的に存在する。
上記欠陥は、同期ローラベアリング35に対する同期ピニオン8の回転を妨げることに注目すべきである。結果として、上記回転は、円の完全な内旋形状を有する同期ピニオン8の理想的回転と比較して、わずかに先行することとわずかに遅れることの間で変化する可能性がある。
実際には、上記わずかな前進または上記わずかな遅延は、ほんの数ミクロンしか相当しないかもしれない。しかし、小さい歯11上では、上記ミクロンは、高いまたは過度の負荷レベルでさえ示す可能性があり、それが、上記歯11の早過ぎる摩耗または破損にまでもつながりかねない。また、歯11の異常な過負荷は摩擦を生じ、それは、中に同期ローラベアリング35が実装された機構または機器の全体的エネルギーバランスに有害である。
ここでそれがどのように作動するのかを説明すると考えられている、フリーホイールを有する同期ローラ1の種々の実施形態によれば、上記ローラ1の中央部本体2のそれぞれの端部9において包含される同期ピニオン8が、上記ピニオン8と協働する滑面軸10上で、上記ピニオン8を常に再度センタリングする傾向があるスプリング半径方向センタリング手段20を備えることが、この問題を防止して解決することになる。このケースでは、上記手段20は、2つのウェブ円すい体34を形成する薄いウェブ33からなっている。
2つのウェブ円すい体34の剛性は、歯11の剛性よりかなり低いように意図されていたが、回転軌道4に対する中央部本体2の位置合わせをしっかりと維持するのを確実にするのには十分に高い。
スプリング半径方向センタリング手段20の動作の順序付けは、図9および図10に具体的に示される。図9は最初のゼロEXIオフセットを示し、それはフリーホイールを有する同期ローラ1がある距離を移動した後、図10に示されるように非ゼロ回転オフセットExRになる。よりよく理解するため、上記オフセットExRは故意に視覚的に強調されている。
よって、同期ローラベアリング35の軸に対する外側円筒状回転面3の角速度と上記ベアリング35の軸に対する同期ピニオン8の角速度の間で差が一瞬生じるとき、同期ピニオン8の周辺に位置するピニオン縁部30は、上記ピニオン8の中心に位置するピニオンハブ31に対して実質的にオフセットされ、それが回転オフセットExRを生み出すことが理解される。
このExRオフセットは、歯11を過度の過負荷から保護し、上記歯11は、上記オフセットに続いて、負荷のわずかな変化をうけない。
外側円筒状回転面3が、いかなる半径方向の押圧からも解放される(フリーホイールを有する同期ローラ1が、同期ローラベアリング35の非負荷角度セクタに位置しているときに起こる)と、スプリング半径方向センタリング手段20は、上記面3が新しい負荷サイクルを受ける前に、図9に示されるような最初のゼロオフセットEXIを復原するように、ピニオンハブ31上でピニオン縁部30を再度センタリングすることが可能であることに注目すべきである。
特に図1から図4では、ローラ軸方向誘導手段13は、同期ピニオン8と、中央部本体2の滑面軸10とその外側円筒状回転面3の間の、中央部本体2により露出される軸方向ベアリング面17との間に軸方向に入れられる剛性軸方向誘導ワッシャ16からなることに留意すべきである。
また、図2および図4では、剛性軸方向誘導ワッシャ16と同期ピニオン8の間に入れられる軸方向誘導スプリングワッシャ19にも注目すべきである。
負荷を受けているとき、外側円筒状回転面3が、それが協働する回転軌道4のうちのいずれか1つと位置ずれする傾向がある場合、剛性軸方向誘導ワッシャ16およびスプリング軸方向誘導ワッシャ19は、上記面3を上記軌道4と位置が合った状態に保つのに協働するために、または少なくとも、上記面3の2つのチャージングサイクルの間に上記面3を上記軌道4と再位置合わせするために提供される。
上記剛性ワッシャ16と上記スプリングワッシャ19の協働動作は、特に図11および図12で示される。
図11は、外側円筒状回転面3用に求められる回転軌道4上でセンタリングされた軸位置を示す。上記軌道4に対する上記面3の最初の位置ずれDIは、従ってゼロである。
外側円筒状回転面3が負荷を受けているとき、そしてそれが回転軌道4と位置ずれする傾向がある場合、第1のステップで、対応する剛性軸方向誘導ワッシャ16は、それが押圧される軸支持部17の面から離れることにより、およびスプリング軸方向誘導ワッシャ19を圧縮することにより上記面3の位置をずれさせる。
図12に示されるように、これは、外側円筒状回転面3が協働する回転軌道4に対する外側円筒状回転面3の非ゼロ回転位置ずれDRをもたらす。よりよく理解するため、上記位置ずれDRは、故意に視覚的に強調されている。
第2のステップで、外側円筒状回転面3に及ぼされた半径方向の負荷が減少または消滅するとすぐに、スプリング軸方向誘導ワッシャ19は、最小の労力で、剛性軸方向誘導ワッシャ16を通して、上記面3を回転軌道4に対してセンタリングした位置に動かすことが可能である。図11に示されるように、これは、外側円筒状回転面3が協働する回転軌道4に対する外側円筒状回転面3の最初のゼロの位置ずれDIへの復帰をもたらす。
剛性軸方向誘導ワッシャ16とスプリング軸方向誘導ワッシャ19の間の協働は、上記ワッシャ16が協働する回転軌道4により軸方向に露出される軸方向誘導軌道18上に剛性軸方向誘導ワッシャ16が及ぼす圧力を制限することが容易に理解される。
実際に、スプリング軸方向誘導ワッシャ19がない場合、剛性軸方向誘導ワッシャ16は、外側円筒状回転面3が高い負荷を受けるときを含み、外側円筒状回転面3を永続的に再度センタリングするべきである。
さらに、剛性軸方向誘導ワッシャ16は、それが、小さい接触面を介して軸方向誘導軌道18と協働し、上記接触は必ずよく滑るので、剛性軸方向誘導ワッシャ16は、高い軸方向力にほとんど対処できない。
前述の結果として、この例によればフリーホイールを有する同期ローラ1がその一部である同期ローラベアリング35もまた、かなり高い軸方向力に対処するようには設計されておらず、高い軸方向力は、代わりに、例えば同期ローラベアリング35と協働するそれ自体が知られているボールまたはローラの軸方向止め具によって引き受けられるべきである。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1が、前述の特別な運用方法のおかげで達成する大きな耐久性および高いエネルギー効率に加えて、フリーホイールを有する同期ローラは、特に種々の装置、とりわけ、非常に高いエネルギー効率、高電荷を備え、直径の大きさにもかかわらず高速で回転可能な同期ローラベアリング35を生成することを可能にすることを述べておく。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1はまた、可能な限り低い製造コストを提供するように意図されている。
実際に、ピニオン8を構成する歯11に加えられる負荷が低いので、上記ローラ1の同期ピニオン8は、焼結またはコールドスタンピングにより、高い幾何学的精度または高価な形状補正を必要とすることなく、別々に低コストで製造可能である。
ピニオン8に加えられる負荷が低いので、さらに、それらの製造に何らかの高価な表面処理または加熱処理を用いることを避けることが可能である。
剛性軸方向誘導ワッシャ16またはスプリング軸方向誘導ワッシャ19のようなより単純な部分の製造は、困難さを何ら呈さず、周知のとおり安価である。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1の中央部本体2の製造もまた、特に滑面軸10の具現が、高精度を必要としないという点において依然として単純なままである。さらに、外側円筒状回転面3の仕上げは、「心なし」として知られる研削方法により行うことが可能であり、その方法は周知のとおり正確で、安価であり、すぐれた再現性を保証する。
端縁影響を減らするため、横凸状形状は、好都合にも、外側円筒状回転面3ではなく回転軌道4に設けることが可能であることも述べておく。
同期リング6は、同期ローラベアリング35を受容する機械部品にネジ止めすることで取り付けて設けることができ、一方でそれらが協働する回転軌道4は、上記機械部品内に直接作られるか、後者に追加されるかする。
本発明によるフリーホイールを有する同期ローラ1の可能性は、記載された通りの適用に限定されるものではなく、前述の記載は、例として提示されたにすぎず、決して上記発明の範囲を限定するものではなく、本明細書に記載された実施詳細のどのような他の等価物の変型例も、上記範囲から逸脱することなく採用され得ることがさらに理解されなければならない。

Claims (15)

  1. 2つの回転軌道(4)の間に入れられて設けられた外側円筒状回転面(3)を露出する中央部本体(2)を備え、前記軌道(4)が互いに対して移動するとき、前記外側円筒状回転面(3)が前記2つの回転軌道(4)上を同時に回転し、それぞれの前記軌道(4)は、同期手段(6)と一体的に並び、前記同期手段(6)は、前記中央部本体(2)のそれぞれの端部(9)に位置する同期ピニオン(8)と共にギヤシステム(7)を形成する、フリーホイールを有する同期ローラ(1)であって、前記ローラは、
    ・前記中央部本体(2)のそれぞれの端部(9)に配置された前記円筒状回転面(3)の直径より小さい直径の滑面軸(10)であって、前記同期ピニオン(8)が周囲を自由に回転可能である滑面軸(10)と、
    ・一方で前記軸(10)を直接または間接的に押圧し、他方で前記同期ピニオン(8)を直接または間接的に押圧して、前記ピニオン(8)が前記軸(10)から出るのを防ぐ、前記滑面軸(10)と一体式の軸方向ピニオン停止手段(12)と、
    ・前記円筒状回転面(3)を前記軌道(4)上でおおよそ中心に保つために、前記中央部本体(2)を直接または間接的に圧迫し、前記円筒状回転面(3)と協働する前記回転軌道(4)のうちの少なくとも1つを直接または間接的に押圧するローラ軸方向誘導手段(13)と
    を備えることを特徴とする、フリーホイールを有する同期ローラ(1)。
  2. 前記ピニオン軸方向停止手段(12)が、前記滑面軸(10)上に配置されたスプリングリング溝(15)内に収容された軸方向停止スプリングリング(14)からなることを特徴とする、請求項1に記載のフリーホイールを有する同期ローラ。
  3. 前記ローラ軸方向誘導手段(13)が、前記同期ピニオン(8)と、前記滑面軸(10)と前記外側円筒状回転面(3)との間で前記中央部本体(2)により露出される軸方向ベアリング面(17)との間に軸方向に、および直接または間接的に入れられる剛性軸方向誘導ワッシャ(16)からなり、前記剛性ワッシャ(16)は、前記回転軌道(4)のうち少なくとも1つにより軸方向に露出される軸方向誘導軌道(18)を圧迫可能であることを特徴とする、請求項1に記載のフリーホイールを有する同期ローラ。
  4. スプリング軸方向誘導ワッシャ(19)が、前記剛性軸方向誘導ワッシャ(16)と前記同期ピニオン(8)の間に入れられ、前記スプリングワッシャ(19)が、一方で前記スプリングワッシャ(19)が協働する前記軸方向ベアリング面(17)に対して前記剛性軸方向誘導ワッシャ(16)を押圧し、他方で前記スプリングワッシャ(19)が協働する前記ピニオン軸方向停止手段(12)に対して前記同期ピニオン(8)を押圧する傾向があることを特徴とする、請求項3に記載のフリーホイールを有する同期ローラ。
  5. スプリング軸方向誘導ワッシャ(19)が、前記同期ピニオン(8)と前記ピニオン軸方向停止手段(12)の間に入れられ、前記剛性軸方向誘導ワッシャ(16)が、それが協働する前記軸方向ベアリング面(17)に対して次に押圧されるように、前記スプリングワッシャ(19)が前記剛性軸方向誘導ワッシャ(16)に対して前記同期ピニオン(8)を押圧する傾向があることを特徴とする、請求項3に記載のフリーホイールを有する同期ローラ。
  6. 前記スプリング軸方向誘導ワッシャ(19)が、その中心部において前記滑面軸(10)上に配置された爪溝(38)内にはめこまれたセンタリング爪(37)を備え、前記溝(38)が、前記ピニオン軸方向停止手段(12)を構成することを特徴とする、請求項5に記載のフリーホイールを有する同期ローラ。
  7. 前記スプリング半径方向センタリング手段(20)が、前記滑面軸(10)と前記同期ピニオン(8)の間に半径方向に入れられ、前記手段(20)が、前記軸(10)上に前記ピニオン(8)を常に再度センタリングする傾向があることを特徴とする、請求項1に記載のフリーホイールを有する同期ローラ。
  8. 前記スプリング半径方向センタリング手段(20)が、少なくとも3つのスプリング半径方向センタリングタブ(21)からなり、前記スプリング半径方向センタリングタブ(21)が、一方で前記同期ピニオン(8)内に包含された中央部のくぼみ(22)の内表面から半径方向に出てきて、他方で前記滑面軸(10)に接触可能であることを特徴とする、請求項7に記載のフリーホイールを有する同期ローラ。
  9. 前記スプリング半径方向センタリング手段(20)が、少なくとも1つのタブワッシャ(23)からなり、前記タブワッシャ(23)が、その中心部に回転スリーブ(24)を有し、前記回転スリーブ(24)が、前記滑面軸(10)の周辺を回転可能であり、前記回転スリーブ(24)の外側円筒面が、少なくとも3つのスプリング半径方向センタリングタブ(21)で逆立てられており、前記スプリング半径方向センタリングタブ(21)が、前記同期ピニオン(8)内に包含された中央部のくぼみ(22)の内表面を押圧可能であることを特徴とする、請求項7に記載のフリーホイールを有する同期ローラ。
  10. 前記スプリング半径方向センタリング手段(20)が、少なくとも3つの変形可能なリング(26)からなり、前記変形可能なリング(26)が、一方で前記同期ピニオン(8)内に包含された中央部のくぼみ(22)の内表面に配置されたリング収容部(27)内に置かれ、他方で前記滑面軸(10)に接触可能であることを特徴とする、請求項7に記載のフリーホイールを有する同期ローラ。
  11. 前記スプリング半径方向センタリング手段(20)が、半径方向波形を有する少なくとも1つのスプリングワッシャ(32)からなり、前記スプリングワッシャ(32)が、一方で前記同期ピニオン(8)内に包含された中央部のくぼみ(22)の内側円筒面と、他方で前記滑面軸(10)との間に収容されることを特徴とする、請求項7に記載のフリーホイールを有する同期ローラ。
  12. 前記スプリング半径方向センタリング手段(20)が、可撓性材料で作成された少なくとも1つの圧縮性リング(28)からなり、前記リング(28)が、一方で前記同期ピニオン(8)内に包含された中央部のくぼみ(22)の内表面と、他方で前記滑面軸(10)の周辺を回転可能な可撓性リング支持円盤(29)との間に半径方向に入れられることを特徴とする、請求項7に記載のフリーホイールを有する同期ローラ。
  13. 前記同期ピニオン(8)が、スプリング半径方向センタリング手段(20)を備え、前記スプリング半径方向センタリング手段(20)が、前記滑面軸(10)上に前記ピニオン(8)を常に再度センタリングする傾向があり、前記スプリング半径方向センタリング手段(20)が、少なくとも1つのスプリング半径方向センタリングタブ(21)からなり、前記スプリング半径方向センタリングタブ(21)の第1の端部が、前記同期ピニオン(8)の周辺に位置するピニオン縁部(30)と一体式であり、前記スプリング半径方向センタリングタブ(21)の第2の端部が、前記同期ピニオン(8)の中心部に位置するピニオンハブ(31)と一体式であり、前記ハブ(31)が、前記滑面軸(10)の周辺で連接されていることを特徴とする、請求項1に記載のフリーホイールを有する同期ローラ。
  14. 前記同期ピニオン(8)が、スプリング半径方向センタリング手段(20)を有し、前記スプリング半径方向センタリング手段(20)が、前記滑面軸(10)上に前記ピニオン(8)を常に再度センタリングする傾向があり、前記スプリング半径方向センタリング手段(20)が、少なくとも1つのウェブ円すい体(34)を形成する薄いウェブ(33)からなり、前記ウェブ(33)の第1の端部が、前記同期ピニオン(8)の周辺に位置するピニオン縁部(30)と一体式であり、一方で第2の端部が、前記同期ピニオン(8)の中心部に位置するピニオンハブ(31)と一体式であり、前記ハブ(31)が、前記滑面軸(10)の周辺で連接されていることを特徴とする、請求項1に記載のフリーホイールを有する同期ローラ。
  15. 前記中央部本体(2)の前記端部(9)のうち少なくとも1つが、前記滑面軸(10)と前記外側円筒状回転面(3)の間に位置する抗端縁影響を有するくぼみ(39)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のフリーホイールを有する同期ローラ。
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