JP2020501844A - 一体化された可動シート装置を有する歯科用撮像装置 - Google Patents

一体化された可動シート装置を有する歯科用撮像装置 Download PDF

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Abstract

本発明は、患者の放射線画像を得るための歯科用口外撮像装置に関し、撮像装置は、支持フレームと、X線源およびX線源に対応する少なくとも1つのX線センサを支持し、支持フレームに対して可動であるガントリとを備える。撮像装置は、シート装置をさらに備える。このシート装置は支持フレームに連結され、少なくとも2つの別個の位置の間、すなわち、シート装置がガントリの下の作業領域に配置される作業位置と、ガントリの下の作業領域を空いた状態にするようシート装置が作業領域から離れて配置された少なくとも1つの休止位置と、の間で可動である。

Description

本発明は、概して歯科用口外X線撮像の分野に関する。
従来の歯科用口外X線撮像装置は、一般的に、
− 支持フレームと、
− X線源およびX線源に対応するX線センサを支持し、支持フレームに対して可動であるガントリと、
を備える。
装置が、放射線による患者頭部の歯科用画像を得るために作動しているとき、一般的に患者はガントリの下で立ち、X線源とX線センサとの間に位置付けられる。
X線センサに達する前に患者の歯に放射されるX線ビームを生成するよう、X線源にはエネルギーが与えられる。ガントリは動くよう駆動され、撮像プロセスに従った所与の経路をたどる。
高齢および若年の患者など、特定の人にとっては、立っていることが困難であることが判っている。
さらに、特定のタイプの撮像プロセスでは、撮像プロセスが作動している間は、患者の頭部が動かないようにする必要がある。
これは多くの人にとって困難であり、上記で引用した人にとっては、より問題となる。
したがって、上記を考慮する装置および方法を提供することが望ましい。
歯科用口外撮像の技術を向上させることが、本開示の目的である。本出願の別の目的は、関連技術における、少なくとも前述の、および他の不備の、全てまたは一部に対処することである。少なくとも本明細書で説明する利点の、全てまたは一部を提供することが、本出願の別の目的である。
1つの態様によると、患者の放射線画像を得るための口外撮像装置は、
− 支持フレームと、
− X線源およびX線源に対応する少なくとも1つのX線センサを支持し、支持フレームに対して可動であるガントリと、
を備え、
装置は、支持フレームに連結され、少なくとも2つの別個の位置の間、すなわち、
シート装置がガントリの下の作業領域に配置される作業位置と、
ガントリの下の作業領域を空いた状態にするよう、シート装置が作業領域から離れて配置される少なくとも1つの休止位置と、
の間で可動である、シート装置を更に備える。
特定の例示的方法および/または装置の実施形態は、可動シートを一体化することができ、患者は撮像プロセスの間中、作業位置でシートに座ったままでいられる。撮像プロセスが終わったとき、または患者がシートを必要としない場合、シートは少なくとも1つの休止位置に動かされる。これは、撮像装置の簡単かつ確実な構成である。
考えられる特徴によると、
− シート装置は、シートアセンブリおよび連結アームを備え、
− シートアセンブリは、シート部および床面支持のための脚部アセンブリを備え、
− シート装置は、支持フレームに対して回動するよう構成され、
− シート装置は、回動アセンブリを介して、支持フレームに対して回動するよう構成され、
− 支持フレームは、シート装置の少なくとも2つの別個の位置にそれぞれ対応する少なくとも2つの割出し位置を含む割出し面を備え、シート装置は、1つの割出し位置から別の割出し位置へ動くよう、回動アセンブリを介して割出し面に対して回動するよう構成され、
− 割出し面は、シート装置の3つの別個の位置、すなわち作業位置および2つの休止位置にそれぞれ対応する3つの割出し位置を含み、
− シート装置は、少なくとも1つの弾性部材を介して、割出し面に対して付勢され、
− シート装置は、連結アームを支持フレームに連結する連結部材を備え、連結部材は、一方の端部において、回動アセンブリを介して1つの割出し位置から別の割出し位置まで動くよう割出し面に対して回動するよう構成され、
− 連結部材は、反対側の他方の端部において、連結アームの第1の端部に連結され、連結アームの反対側の第2の端部はシートアセンブリに連結され、
− 連結アームの第1の端部は、回動アセンブリの回動軸を含む鉛直面内において連結部材に対して可動に取り付けられ、
− 連結アームの第1の端部は、シートアセンブリ上に患者がいないときに、連結アームが上部の休止位置へ付勢されるよう少なくとも1つの弾性部材を介して上方へ付勢され、
− 連結アームの第1の端部は、鉛直面に直交する回動軸の周りを連結部材に対して回動可能に、当該連結部材に取り付けられ、
− シート装置は、支持フレーム(C4)に対して回動および並進するよう構成され、
− 連結アームはヒンジ式のアームである。
別の態様によると、患者の放射線画像を得るための歯科用口外撮像装置を使用する方法は、
− 支持フレームと、
− X線源およびX線源に対応する少なくとも1つのX線センサを支持し、支持フレームに対して可動であるガントリと、
− 支持フレームに連結されたシート装置と、
を備え、
方法は、シート装置を少なくとも2つの別個の位置の間、すなわち、
シート装置がガントリの下の作業領域に配置される作業位置と、
ガントリの下の作業領域を空いた状態にするよう、シート装置が作業領域から離れて配置された休止位置と、
の間で動かすことを含む。
考えられる特徴によると、
− シート装置を動かすことが、シート装置を回動軸の周りで支持フレームに対して回動させることを含み、
− シート装置を動かすことが、シート装置を支持フレームに対して並進させることをさらに含み、
− シート装置は、シートアセンブリおよびヒンジ式の連結アームを備え、シート装置を動かすことが、ヒンジ式の連結アームを折畳むか、または広げることを含む。
これらの対象は例としてのみ与えられ、このような対象は、本発明の1つ以上の実施形態の例示であり得る。開示した方法によって固有に実現される、他の望ましい目的および利点は、当業者に見出されるかまたは明白となり得る。本発明は、添付の特許請求の範囲によって定義される。
他の特徴および利点は、以下の図面を参照して、非限定の例である後続の説明で明白となろう。
本発明の実施形態による、口外撮像装置の全体斜視図である。 図1のシート装置の2つの休止位置の一方を示す図である。 図1のシート装置の2つの休止位置の他方を示す図である。 図1のシート装置の連結アームと支持フレームとの間の連結領域の、長手方向に沿った拡大部分断面図である。 割出しプレートの拡大上面図である。 図4の連結領域の、横断方向の拡大部分断面図である。 図1のシート装置の、中央にある作業位置を示す図である。 シート装置の考えられる別の実施形態を示す図である。 シート装置の考えられる別の実施形態を示す図である。 シート装置の考えられる別の実施形態を示す図である。 シート装置の考えられる別の実施形態を示す図である。 シート装置の考えられる別の実施形態を示す図である。 シート装置の考えられる別の実施形態を示す図である。 シート装置の考えられる別の実施形態を示す図である。 シート装置の考えられる別の実施形態を示す図である。
図1は、口外撮像装置10の実施形態を示す。装置10は、支持柱であり得る支持フレーム12を含む支持構造を備える。柱12は、2次元または3次元で調整され得る。例えば、柱12は入れ子式とすることができ、固定された下部12bの上にスライド可能に取り付けられた、上部12aを含み得る。
支持構造は、直立柱12によって支持または保持され得る水平マウント14も含む。水平マウント14は、直立柱12から離れるように延び、直立柱12に対して実質的に直交してよい。水平マウント14は、直立柱12に対して動くことができる。より詳細には、水平マウント14は、鉛直の上部12aに固定して取り付けられ、そのために鉛直の上部12aと共に可動である。例えば、直立柱の背後に配置された電気タイプのアクチュエータ(図示せず)に指令して、制御しながら水平マウント14を昇降駆動することができる。水平マウント14は、ガントリ16を支持することができる。ガントリ16は、支持構造、より詳細には水平マウント14に対して可動である。より詳細には、ガントリ16は、水平マウント14に対して回動可能であってよい。ガントリ16は、回動の鉛直軸の周りに回動可能で、選択された撮像プロセスに従って、撮像プロセス中に静止してもよく、またいくつかの所定の軌道の中の1つに従ってもよい。ガントリ16を所定の動きに駆動するための公知の駆動機構(図示せず)は、水平マウント14の内部に一体化されている。例として、このような駆動機構は、例えば2つのステッピングモータなどの、X,Y面における第1の運動を与えるためのモータ、および例えばブラシレスモータなどの、鉛直軸Zの周りの回動運動を与えるためのモータを含む。
ガントリ16は、X線源18、およびX線源に対応して配置された少なくとも1つのX線センサ20の両方を支持する。X線源18と、少なくとも1つのX線センサ20は、互いに対面して配置され得る。ガントリ16は、対向して下方に延びる2つのアームを含んでよく、第1のアーム16aは、第1のアーム16aに装着されたX線源18を支持し、反対側の第2のアーム16bは、第2のアーム16bに装着された少なくとも1つのX線センサ20を支持する。
作動したとき、X線源18は、少なくとも1つのX線センサ20に達する前に、例えば患者の頭部を位置付ける作業領域である撮像領域の全てまたは一部に放射される、X線ビームを発する。
本実施形態において、少なくとも1つのX線センサ20は、例えばスリット状センサなどのパノラマセンサ、立体センサもしくはコンピュータ化センサ(例えば長方形、正方形)、または頭部計測センサ、またはいくつかのセンサを含み得る。
装置に存在するセンサによって、1つもしくはいくつかの作動モード、または撮像プロセス(1、2または3)を、パノラマモード、立体もしくはコンピュータ化トモグラフィモード、および頭部計測モードの中で使用してもよい。
支持構造は、支持フレーム、より詳細には直立柱12に連結された患者位置付けアーム22も含み得る。患者位置付けアーム22は、支持フレームに対して可動である。より詳細には、アーム22は、指令によって上下に動くよう直立柱12に沿ってスライドできる。患者位置付けアーム22は、固定された下部直立柱12bに対してスライド可能に取り付けられたアーム支持部22aから延びる。患者位置付けアーム22は、水平マウント14の延びる方向に実質的に対応した方向に、装置に沿って延びる。患者位置付けアーム22は、水平マウント14と実質的に水平関係で、装置に対して側方に配置される。例えば、直立柱の背後に配置された電気タイプのアクチュエータ(図示せず)に指令して、制御しながらアーム支持部22aを昇降駆動することができる。
患者位置付けアーム22は、患者を装置の所与の位置に位置付けるために働く。1つの実施形態において、患者位置付けアーム22は、装置10の作動モードの選択に従った撮像領域に患者を位置付けることができる。
患者位置付けアーム22は、概してアームの自由端22bに、または自由端22bに近接して配置される1つ以上の患者の位置付けシステムおよび/または保持システムを含み得る。
1つ以上の患者の位置付けシステムおよび/または保持システムは、様々な向きに患者の頭部の解剖学的構造を位置付けること、および考えられるどのような動きをも減じるよう検査中の患者の頭部を動かなくすることを可能にする。
各種の検査を実行するため、1つまたはいくつかのシステムが存在する。アーム22は、これらのシステムに順応するよう構成される。
図1に示すように、これらのシステムのうち、24で表わす1つは、2つの側頭部保持部材を含む。2つの側頭部保持部材はアーム22から上方に延び、アーム22に取外し可能に装着される。側頭部保持部材の一方のみが示され、他方はアーム16bによって隠されている。
示されている別のシステムは、顎部支持部26である。顎部支持部26はアーム22から上方に延び、アーム22に取外し可能に装着される。顎部支持部26は、2つの側頭部保持部材の間に配置することができる。
他の考えられる装着可能、可動、または一体化されたシステムとして、鼻部支持部、咬合支持部などが想定され得る。
ハンドルアセンブリ28を、アームの自由端22b、アームの下、かつアームに平行となるように位置付けてもよい。このハンドルアセンブリ28は、2つの鉛直で別個の握り部28a、28bを含み、これらは、患者が撮像プロセスを受けるときに動かないよう、患者によって把持されることができる。
このハンドルアセンブリ28の全体はU字形であり、水平ベース部28c、および鉛直に上方に延びてアーム22に固定される2つの枝部28a、28bを含み得る。各枝部は、鉛直の握り部としての役割を担う。
患者位置付けアーム22は、装置のユーザが装置の特定の機能を視認して駆動させることを可能にするモニタすなわち表示アセンブリ30も支持する。
装置10は、支持フレーム12に連結されたシート装置40をさらに備える。シート装置40は、少なくとも2つの別個の位置、すなわち、
− ガントリ16および水平マウント14との規定の空間的関係(図1では、例えば下方または下)を有し、当該シート装置40が作業領域に配置される作業位置と、
− ガントリ16の下の作業領域を空いた状態にするよう、作業領域から離して当該シート装置40が配置される少なくとも1つの休止位置と、
の間で、可動である。
図2および図3は、シート装置40の考えられる異なる休止位置の2つの例を示す(簡略化のため、撮像装置の他の部分は表わさない。)。シート装置は、好ましくは互いに180°離れて配置された、直径方向に対置した2つの休止位置を占有する。しかし、他の実施形態では、180°よりも大きいか、または180°未満(例えば270°まで、または90°未満)の休止位置同士の間の角度を想定することができる。図1における作業位置は、この2つの正確に対称である休止位置に対する、中央位置とすることができる。あるいは、作業位置と所望の休止位置との間の角度は、180°までとすることができる。また、図1における作業位置は、2つの正確に対称である休止位置のうちの、一方の近くにずらした位置であってよい。図1において、シート装置40は、ガントリ16および水平マウント14の下方に、かつそれらと平行に配置される。2つの休止位置のそれぞれにおいては、もはやシート装置40は、ガントリ16および水平マウント14の下方になく、例えば水平マウント14に対して90°の角度にある。
特定の例示的方向および/または装置の実施形態では、シート装置40を、上述の様々な異なる位置の間で、相互に繰返し動かすことができる。例えば、1つの実施形態において、シート装置40は、回動アセンブリを介して支持フレーム12に対して回動するよう構成され、シート装置が上述の異なる位置の間で旋回可能にする。
図1〜図3に示すように、シート装置40は、シートアセンブリ42および連結アーム44を備えてよい。シートアセンブリ42は、シート部46および床面支持のための脚部アセンブリ48を備えてよい。脚部アセンブリ48は、鉛直の中央支持部材50および支持部材50を担持する水平横断部材52を備えてよく、棒状であってもよい。横断部材52には、その2つの両端部52a、52bにパッド54および56が設けられ、それらは横断部材の下、かつ横断部材の両端側部に配置される。パッド54および56によって、横断部材を床面から上げた状態で維持できる。
シートアセンブリ42は、例えば細長いスロット58および60を備えてよく、それらはシートアセンブリ42の厚さを貫通して形成され、外側周辺の近くに配置される。スロット58および60は、手動でシートアセンブリ42を取り扱うための取扱部として、および、シートアセンブリ42を図1の中央作業位置から、図2および図3の2つの両端の休止位置のうちの一方に向けて、またはその逆に動かす役割を担う。スロット58、60は、シートアセンブリをより容易かつ便利に取り扱うために、シートアセンブリの2つの両端側に配置され得る。
より詳細には、柱12は、その下端部をベースプレートすなわち支持プレート62によって支持され、シート装置40は上述の回動アセンブリを介してベースプレート62に連結される。固定された下部12bは、ベースプレート62に結合される。
シート装置40の支持フレーム12への連結を、シート装置の長手方向の断面における連結領域の拡大図である図4に、さらに詳細に示す。
取付ブラケット64は、明確化のためにここでは表わされていない、ねじなどの従来の恒久的な固定または再装着可能な締結部材を介してベースプレート62に固定される。
例えば、取付ブラケット64は、開口Oが柱12の反対側を向いているC字形である。取付ブラケット64は、背面が柱12を向くように鉛直に配置された中間部64aと、水平に配置されて、ベースプレート62に載って、そこに固定される下部64bと、下部64bに対面する上部水平部64cと、の3つの部分を備える。下部64bおよび上部64cの両方は、中間部に隣接し、結合して開口Oを画定する。
上記の回動アセンブリは、上部64cと下部64bとの間に鉛直に配設された中空回動軸66を介し、シート装置40の一方の自由端40aにおいて、取付ブラケット64と連結して取り付けられる。中空軸66は、例えばねじなどの締結部材68および70により、上部64cおよび下部64bにそれぞれ締結される。締結部材68および70は、上部64cおよび下部64bのそれぞれの外側面を介して、軸66の、ねじが切られた中空の2つの両端部の中にそれぞれ係合する。
より詳細には、割出し支持部すなわち割出しパッド72が、シート装置の端部40aと下部64bの上面との間に挿入され、下部64bの上面に固定される。割出しパッド72は、図4のシート装置の端部40aと接触する割出し上面72aを備え、図5で上から表わされた3つの別個の割出し位置を含むよう構成される。割出し上面72aは、4つの***部を含むように構成され、各***部は、それぞれ当該上面の4つの角部のうちの1つに配置される。2つの個別の***部74bおよび74cは、それらの間に第1の空間S1を画定し、より大きい寸法である他の2つの個別の***部74dおよび74eは、それらの間に狭められた第2の空間S2を画定する。***部74bおよび大きい***部74dは、それらの間に、好ましくは、狭められた第2の空間S2と同じ幅の空間S3を画定する。***部74cおよび大きい***部74eは、それらの間に、好ましくは、狭められた第2の空間S2と同じ幅の空間S4を画定する。
対応する***部の間の空間S2、S3およびS4は、シート装置の端部40aを3つの割出し位置のそれぞれに収容することを可能にし、これらの3つの割り出し位置のそれぞれは、作業位置および2つの休止位置のうちの1つに位置を合わせられている。作業位置において、シート装置の端部40aは空間S2を占有し(より詳細には端部40aの下面の一部が、面72aに対する空間S2に載り)、小さい***部74bと74cの間に配設された箇所まで延びる。
小さい***部74bおよび74cは、それらの間に貫通穴76、78を位置付けることを可能にし、その一方でシート装置の端部40aを、穴76、78の間の作業割出し位置に収容するのに十分な余地を残す。これらの穴は、割出しパッド72を下部64bに締結するための締結部材(簡略化のために表わさない。)を収容可能にする。
図6は、作業割出し位置から、図5の空間S3によって画定された休止割出し位置まで動かされたシート装置の端部40aの横断面の拡大図である。
図6は、***部74bおよび74dそれぞれの傾斜縁部74b1および74d1を示し、端部40aはこれらの傾斜縁部の間に位置付けられる。
同様の構造が、空間S2および空間S4の両側にそれぞれ配置された傾斜縁部74d2、74e2、74e1および74c1を有する他の***部に提供される。傾斜縁部の各対は、対応する中央の空間と共に、端部40aを位置付けることができる溝を画定する。
傾斜縁部の全体が、1つの割出し位置から別の隣接した割出し位置への、端部40aの動き(例えば回動)をより容易にする。傾斜縁部は、端部40aが溝を離れるのを案内し、補助する傾斜路として作用する。他の公知の従来の縁部、側部または移行部を使用して、端部40aの、1つの割出し位置から別の隣接した割出し位置への動きを、より容易にすることができる。
図4および図6に示すように、シート装置40は、少なくとも1つの弾性部材80を介して割出しパッド72に対して付勢される。弾性部材80は、端部40aと上部64cとの間に延びる、軸66の突出した端部66aの周りに配設される。弾性部材80は、圧縮された状態でこの位置に維持され、端部40aを対応する割出し位置(図4では作業位置、および図6では休止位置)へと下方に偏らせる。したがって、シート装置は、弾性部材80によって、3つの割出し位置のうちの1つに強制的に維持される。非限定の例として、弾性部材80は、ばね、またはいくつかのばねで構成されてよい。
上記のシート装置およびその運動機構は、便利かつ信頼できる構成を撮像装置に提供する。この新しい構成によって、撮像プロセスは患者に対して再現可能または最適な条件で操作されることになる。高齢および若年の患者は、プロセス中にガントリの下に座っていることになる。これは、ガントリの下で立つと困難に直面し得る、長身の患者にも有効である。
撮像プロセスが終了すると、作業位置を妨害しないまま、シート装置は、容易かつ迅速に休止位置に動かすことができる。
シート装置40の回動アセンブリに関して上述したことの全ては、その自由端に任意の特定の構成を与えられていないシート装置にも適用される。このようなシート装置は、端部が軸66の周りに回動可能に取り付けられるよう配置された連結アームのみを有する。
次に、シート装置40の、より詳細で例示的な考えられる実施形態を説明する。この実施形態は、図1〜図4に示したシート装置の端部40aの特定の構成を示す。
この点で、シート装置40は、連結アーム44を支持フレームに連結する連結部材90を備える。この実施形態において、連結アーム44は支持フレームに直接連結されず、連結部材90は連結アーム44を長手方向に延ばす。この実施形態において、連結部材90は、例えば細長い中空形状で、2つの両端部、すなわち、
− アーム44の第1の端部44aと連結されるよう構成された、第1の端部90aと、
− 連結部材90を動かし、それによってシート装置40全体を1つの割出し位置から別の割出し位置へ動かすために、上述の回動アセンブリを介して、割出し面72aに対して回動可能に取り付けられるよう構成された、第2の端部90bと、
を有する。
連結アーム44の第2の反対側の端部44bは、シートアセンブリ42の支持部材50に連結される(図3)。
第1の端部90aは、アーム44の第1の端部44aを、長手方向の中空連結部材90の内側に挿入できるよう構成され、取外し可能に挿入されたプラグ92によって一時的に閉鎖される。プラグ92は、第1の端部44aが横切るよう穴が開けられている。
本実施形態において、連結部材90は、図3および図4に共同して示す、5つの壁90c〜90gを備える中空ケーシングの形態である。5つの壁とは、端部90bを閉鎖する端部鉛直壁90c、互いに反対側に位置する2つの上下壁90dおよび90e、および互いに反対側に位置する2つの側壁90f、90gである。壁90d〜90gは共同で、プラグ92および横切るアーム44によって閉鎖される開放端部90aを画定する。
第1の端部44aは、第1の端部44aが回動可能に取り付けられる水平回動軸94aを介して、連結部材90に連結される。回動軸94aは、壁90fおよび90g、ならびに端部44aに設けられ、位置を合わされた貫通部を通して挿入される。
第1の端部44a、または第1の端部44aに隣接したアームの終端部も、下壁90eの内面90e1に弾性的に取り付けられる。第1の端部44aは、アーム44の長手方向軸に対して横断して配置された空洞94を含むよう構成され、この空洞94は、2つの両端部である下端部94aおよび上端部94bにおいて開口している。空洞94は、アーム44の全高にわたって延びて更に端部44aの下面から下方に突出する横断壁96によって画定される。鉛直に延びるロッド98は、内部の下面90e1に載り、そこに結合されてもよい。ロッド98は、ロッドの周りに配置された少なくとも1つの弾性部材100の支持軸として働く。少なくとも1つの弾性部材100およびロッド98は、両方とも空洞94の内側に収納され、少なくとも1つの弾性部材100は圧縮された状態にあり、それによって第1の端部44aを上方に付勢する。少なくとも1つの弾性部材100は、例えばばねを備える。
特定の条件下で連結アーム44が上方に付勢されるとき、上面90dの内面90d1に対する機械式制止部として働くよう、エラストマーパッド102が、第1の端部44aの上部44a1の外面に配設されている。
連結部材90の第2の端部90bは、上部および下部の2つの穴の間に配置され、上壁90dおよび下壁90eのそれぞれに設けられた、鉛直方向に延びるシース104を含む。シース104は、壁90dおよび90eに固定され、かつ軸66を囲む。
穴94bは、連結部材90の内側でアーム端部44aを取り付けるために使用されることに、留意されたい。取付作業は、弾性部材100および弾性部材に囲まれたロッド98を空洞94の内側に挿入することで始まる。次に、ねじ(図示せず)が穴94bを貫通してロッド98の内部のねじ端部98aの中に挿入される。この一時的配置は、弾性部材100およびロッド98を共にアーム44に繋げ、アーム44を中空の連結部材90の内側に長手方向に、部分的に導入するのを可能にする。アームは、壁90fおよび90gの貫通部が端部44aの貫通部と位置が合わされ、かつ上壁90dに設けられた穴106が穴94bと位置が合わされる、長手方向位置に導入される。この位置において、ロッド98の頭部98bは、内面90e1に載る。軸94aは、回動可能な取り付けによってアーム44を連結部材90に連接するよう、対応する貫通部を貫通して水平方向に挿入されて、貫通部に固定して取り付けられる。また、ねじ端部98aまたはロッド98の中に固定されるねじは、穴106を介して上から抜いて外される。次に、弾性部材100は、空洞94の内側に部分的に延び、端部44aを上方に付勢することができる。次に、プラグ108は、穴106の中に導入され、穴106を封止する。
図4に示すシート装置40の位置は、患者が図1のシート部46に座っている状況に対応する。
この位置において、シートアセンブリを介して連結アーム44に及ぼす患者の体重は、弾性部材100を、ハウジング94の内側で完全に圧縮された状態に維持する。シートアセンブリは、パッド54および56を介して床面に載る(図1)。したがって、アーム44は、下部で水平位置にあり、パッド102は上面90dの内面90d1から離れている。この位置において、連結部材90は、患者の体重によって、作業割出し位置において割出し面72aに対して更に維持される。シート部に患者がいない場合、弾性部材80は、連結部材90を作業割出し位置、または任意の他の休止割出し位置における割出し面72aに対して、下方に付勢するのに十分なサイズにされることに留意されたい。
患者が立ちあがるとき(患者が受けた検査が終了したとき)、もはや患者の体重は、弾性部材100によって及ぼされた上方への力を相殺しない。次に、弾性部材100は、連結アーム44を上方に偏らせる。端部44aが回動軸94a周りで回動可能に取り付けられるので、アーム44の上方への動きは軸94a周りに回動運動を生じさせ、パッド102は内面90d1に当接する。弾性部材100によって及ぼされた力は、連結部材90を上昇させるのに十分な大きさではない。
この連結アーム44の上方の位置は、シートアセンブリに患者がいないアームの休止位置に対応する。シート装置40がまだ作業割出し位置にある、このような位置は図7に示される。表わすように、アーム44は軸94aの周りを上方に回動し、床面に対してシートアセンブリ42を上昇させている。したがって、ここではパッド54および56は床に接触していない。図7に示すように、アーム44および連結部材またはケーシング90は、ここでは互いに平行ではない。シートアセンブリ42の、この上昇した位置によって、装置のユーザは、容易にシート装置を鉛直周りに手動で回動させることができる。パッドがまだ床上にある場合は、ユーザは、シート装置を回動させる前に、まずはシート装置を持ち上げる必要があるであろう。上昇した位置において、ユーザは、シート装置40を図1の作業領域から離れた位置に片付けるように、図2および図3の2つの休止割出し位置のうちの1つに向けて、シート装置を回動運動で容易に駆動することができる。連結部材90を上述の位置にある溝から離すのを補助する、割出し面72aの傾斜縁部によって、回動運動は容易にされる。図2および図3は、アーム44の位置が図7の上述の休止位置にある、2つの休止割出し位置のそれぞれにおける、シート装置40を示す。これらの休止位置のそれぞれにおいて、シート装置40は、さらなる回動運動を防止するブラケット64に当接する。
図8〜図13Bに示す他の実施形態は、歯科用口外撮像装置に一体化された、他の考えられる回動するシート装置を示す。この撮像装置は、図1の撮像装置10であってよく、または図1の撮像装置10と類似のものであってよく、少なくとも、支持フレーム、ならびにX線源およびX線源に対応する少なくとも1つのX線センサを支持するガントリを備える。ガントリは、支持フレームに対して可動である。撮像装置については、以下の実施形態ではさらなる説明をしない。
シート装置を一体化する撮像装置は、以下の実施形態の図に常には表わさないが、説明される実施形態の暗黙的な一部であることを理解されたい。以下の実施形態において、各シート装置は支持フレームに連結され、少なくとも2つの別個の位置の間、すなわち作業位置と、少なくとも1つの休止位置、例えば図1〜図7を参照して上述した2つの休止位置との間で可動である。
図8は、支持フレームに対して回動可能に取り付けられたシート装置202を備えた撮像装置200を表わす。回動アセンブリについて上述した全てを、ここで適用することができるので、説明は繰り返さない。
シート装置202は、回動アセンブリ204を介して回動可能に取り付けられ、シートアセンブリ206および連結アーム208を備える。シートアセンブリ206は、シート部210および床面支持のための脚部アセンブリ212を備える。脚部アセンブリ212は、鉛直の中央部材214および例えば円形のベースプレート216を更に備える。シート装置202は、中央の作業位置から90°回動運動した後の、回動した位置にある202’としても表わされる。
図9は、回動アセンブリ224を介して、支持フレームに対しても回動可能に取り付けられたシート装置222を有する撮像装置220を表わす。シート装置222は、シートアセンブリ226および連結アーム228を備える。シートアセンブリ226は、シート部230および床面支持のための脚部アセンブリ232を備える。脚部アセンブリ232は、鉛直の中央部材234およびベースプレート236をさらに備える。ベースプレート236は、それぞれが2つの両端部のうちの1つにおいて、鉛直の中央部材234に結合された2つの細長い部分236a、236bを備える。2つの部分236a、236bは、実質的にV型を形成するように、互いから離れるよう外側に延びる。このように構成されたベースプレート236は、図8のベースプレート216よりも安定した床面支持を与える。シート部230は実質的に方形であり、図8のように円形ではない。シート部230は、シートを形成する水平部230aに加えて、患者の脚を支持するよう働く、鉛直下方に延びる部分230bも含む。部分230bは、シート部230を軽くするために、その中央部が凹んでいるか、または部分的に取り除かれている。
図10は、シート装置240のみが示された、図9とは異なる実施形態を示す。この構成は、前述のシート装置222とは、
− 床面支持のためのベースプレート242が、図1の横断部材52のような実質的に直線形状である点と、
− 鉛直の中央部材244が、ベースプレート242から離れるよう、回動アセンブリ248に向かってアーム242に沿って軸方向にずらされる点と、
において主に異なる。
図11は、シート装置250のみが示された、図10とは異なる実施形態を示す。この構成は、シート装置240とは、床面支持のためのベースプレート252が、例えば2つのキャスタ256、258の上に取り付けられた横断部材254である点において、主に異なる。キャスタは、下方に向けられたレールの形態であり得る部材254に整合させて配設される。キャスタは、レールの内側に配置された取付支持部材(図示せず)を介して取り付けられる。この構成は、シート装置を手動で回動させるのに、さらに役立つ。
図12は、シート装置260のみが展開した位置すなわち広げられた位置で、および260’で示された収めた位置すなわち折畳んだ位置で図示された別の実施形態を示す。シート装置260は、図8のシート装置202の構成要素のうちのいくつか、すなわちシート部210、鉛直部材214、およびベースプレート216を有するシートアセンブリ206を引き継ぐ。しかし、シート装置260は、ヒンジ式アームの連結アーム262を備える。ヒンジ式のアーム262は、第1のヒンジ機構268によって連接された2つの細長い部分264、266を含む。細長い部分264は、その部材270のみが表わされている支持フレームに連結される。この部材は、図1のベースプレート62に装着されてよい。細長い部分266は、シートアセンブリ206の鉛直部材214に連結される。
細長い部材264、266と支持フレーム270との間、および細長い部材264、266とシートアセンブリ206との間のそれぞれの連結は、第2のヒンジ機構272および第3のヒンジ機構274をそれぞれ備える。
上記の3つのヒンジ機構のそれぞれは同一であってもよく、図4の同じタイプの回動アセンブリを含んでもよい。図4の回動アセンブリとは対照的に、各ヒンジ機構の回動軸は水平である。
広げた位置、すなわち展開した位置において、2つの細長い部分264、266は、シート装置を作業位置に位置付けるよう整合される。
広げた位置と、収めた位置すなわち折畳んだ位置とを変えるために、シートアセンブリ206は、2つの細長い部分264、266が3つのヒンジ機構に対して回動できるよう、ユーザによって押し戻される。
収めた位置すなわち折畳んだ位置において、264’、266’で示す2つの細長い部分は、実質的に平行となるように一方が他方を背にして位置付けられる。したがって、この構成でシートアセンブリは、装置のガントリ(図示せず)の下の作業領域が空けられた、片付けられた位置すなわち休止位置に位置付けられている。この配置構成は、前述の配置構成よりもコンパクトである。
図13Aおよび図13Bは、撮像装置280の別の実施形態を示し、例えば支持フレーム284に対して、回動および並進の両方である3次元的に動くよう構成された、別のタイプのシート装置282を備える。
シート装置は、固定レール構造292にスライド可能に取り付けられた可動の支持構造290に結合されたシート部288を有するシートアセンブリ286を備える。可動の支持構造290は、間にレール経路を画定し、2つの両端部が閉じられて誘導レールとして働く2つの細長い部材の間に、それぞれ配置された側部ローラを含む。レール構造292は、支持フレームに固定される。より詳細には、構造290は、図13Aおよび図13Bで視認できる2つのローラの2つのセット294a〜294dを含み、運搬部として作用する。各セットの各ローラは、2つの細長い部材296aと296b、また296cと296dによって画定されたレール経路の内側に、位置付けられる。2対の細長い部材296aと296b、また296cと296dは、各セットの2つのローラ間の距離に対応した距離で、互いから横断方向に離隔される。2対の細長い部材296aと296b、また296cと296dは、寝かせた位置で実質的にLの形態となるよう、形状付けられる。したがって、シートアセンブリ286は、図13Aの作業位置から、シートアセンブリが鉛直に片付けられた位置である図13Bの休止位置まで、L状の経路に沿って手動で動かされる。このような構成は、使用に便利で、かつコンパクトな設計を提供する。支持構造290の部材、および固定レール構造292は、中空の円筒形で湾曲した管の形態をとってもよい。
図14は、シート装置300のみが示された、別の実施形態を示す。このシート装置は、撮像装置の支持フレームに対する回動運動に関しては、図1〜図7のシート装置と同様である。
シート装置300は、シート部304および床面支持のための脚部アセンブリ306を有するシートアセンブリ302備える。シートアセンブリ302は、シート部の構成において、図1〜図7のシートアセンブリ42とは異なる。シート部304は、患者が座る水平部304a、および図14で確認されるように、横から見るとSまたは逆S(反対側から見た場合)の形状で下方に延びる部分304bを含む。S形状、または逆S形状の上部が、水平方向に延びて水平部分304aを形成することも考えられる。S形状、または逆S形状の下部が、シート部に座る患者の足載せ台として働く。
この構成は、患者が1つの向きに従ってのみ座ることができるので、図10および図11のように非対称である。これに対し、他の構成は、患者がいくつかの向き、特に180°反対の2つの向きに向くことを可能にする。
他の考えられるシート装置の実施形態が、本発明の範囲内で想定され得る。
本出願による特定の例示的な方法、および/または装置の実施形態は、上述の様々な異なる位置(例えば少なくとも1つの作業位置、および少なくとも1つの休止格納/休止位置)の間で、相互的および繰返し動くことができる例示的なシート装置を提供できる。本出願による例示的な実施形態は、本明細書で説明した様々な特徴を(個々にまたは組み合わせて)含むことができる。本開示の実施形態が、歯科用撮像装置を使用して示されるが、同様の原理を、他のタイプの診断用撮像、および他の分析に適用することができる。
本発明は、1つ以上の実装に対して示されるが、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲を逸脱することなく、代替および/または変更を、示した例に対して成すことができる。追加として、本発明の特定の特徴が、いくつかの実装/実施形態のうちの1つのみに対して開示され得るが、このような特徴は、任意の所与の機能もしくは特定の機能にとって望ましいか、または有利であり得るよう、他の実装/実施形態の1つ以上の特徴と組み合わせることができる。用語「のうちの少なくとも1つ(at least one of)」は、列挙したアイテムのうちの1つ以上が選択され得ることを意味するよう使用される。用語「約(about)」は、変更が、示した実施形態にプロセスまたは構造の不順応をもたらさない限り、列挙された値がいくらか変更され得ることを示す。最後に、「例示的(exemplary)」は、説明が、理想的であると暗示するのではなく、例として使用されることを示す。本発明の他の実施形態は、当業者には、本明細書を考慮すること、および本明細書で開示する本発明を実行することによって、明らかとなろう。本明細書および例は、例示のみとして考慮されることが意図され、本発明の正しい範囲および趣旨は、少なくとも以下の特許請求の範囲によって示される。

Claims (16)

  1. 患者の放射線画像を得るための、歯科用口外撮像装置であって、
    − 支持フレームと、
    − X線源および前記X線源に対応する少なくとも1つのX線センサを支持し、前記支持フレームに対して可動であるガントリと、
    を備え、
    前記撮像装置は、前記支持フレームに連結されたシート装置をさらに備え、前記シート装置は、少なくとも2つの別個の位置の間、すなわち、
    前記シート装置が前記ガントリの下の作業領域に配置される作業位置と、
    前記ガントリの下の前記作業領域を空いた状態にするよう、前記シート装置が前記作業領域から離れて配置される少なくとも1つの休止位置と、
    の間で可動であることを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  2. 請求項1に記載の歯科用口外撮像装置であって、前記シート装置が、シートアセンブリおよび連結アームを備えることを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  3. 請求項1または2に記載の歯科用口外撮像装置であって、前記シートアセンブリが、シート部および床面支持のための脚部アセンブリを備えることを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の歯科用口外撮像装置であって、前記シート装置が、前記支持フレーム(best mode+C2)に対して回動するよう構成されることを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  5. 請求項4に記載の歯科用口外撮像装置であって、前記シート装置が、回動アセンブリを介して、前記支持フレームに対して回動するよう構成されることを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  6. 請求項5に記載の歯科用口外撮像装置であって、前記支持フレームが、前記シート装置の前記少なくとも2つの別個の位置に対応した少なくとも2つの割出し位置を含む割出し面を備え、前記シート装置が、前記回動アセンブリを介して1つの割出し位置から別の割出し位置まで動くよう、前記割出し面に対して回動するよう構成されることを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  7. 請求項6に記載の歯科用口外撮像装置であって、前記割出し面が、前記シート装置の3つの別個の位置、すなわち前記作業位置および2つの前記休止位置にそれぞれ対応する3つの割出し位置を含むことを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  8. 請求項6または7に記載の歯科用口外撮像装置であって、前記シート装置が、少なくとも1つの弾性部材を介して前記割出し面に対して付勢されていることを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  9. 請求項2または3、および請求項6〜8のいずれか1項に記載の歯科用口外撮像装置であって、前記シート装置が、前記連結アームを前記支持フレームに連結する連結部材を備え、前記連結部材は、一方の端部において、前記回動アセンブリを介して1つの割出し位置から別の割出し位置まで動くよう、前記割出し面に対して回動するよう構成されることを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  10. 請求項9に記載の歯科用口外撮像装置であって、前記連結部材が、反対側の他方の端部において前記連結アームの第1の端部に連結され、前記連結アームの反対側の第2の端部が前記シートアセンブリに連結されることを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  11. 請求項10に記載の歯科用口外撮像装置であって、前記連結アームの前記第1の端部が、前記回動アセンブリの回動軸を含む鉛直面内において、前記連結部材に対して可動に取り付けられることを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  12. 請求項11に記載の歯科用口外撮像装置であって、前記連結アームの前記第1の端部は、前記シートアセンブリ上に患者がいないときに前記連結アームが上部の休止位置へ付勢されるよう、少なくとも1つの弾性部材を介して上方へ付勢されることを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  13. 請求項11または12に記載の歯科用口外撮像装置であって、前記連結アームの前記第1の端部が、前記鉛直面に直交する回動軸の周りを前記連結部材に対して回動可能に、当該連結部材に取り付けられることを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  14. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の歯科用口外撮像装置であって、前記シート装置が、前記支持フレーム(C4)に対して回動および並進の両方を行うよう構成されることを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  15. 請求項2または3に記載の歯科用口外撮像装置であって、前記連結アームがヒンジ式アーム(C3)であることを特徴とする歯科用口外撮像装置。
  16. 患者の放射線画像を得るための歯科用口外撮像装置を使用する方法であって、前記撮像装置は、
    − 支持フレームと、
    − X線源および前記X線源に対応する少なくとも1つのX線センサを支持し、前記支持フレームに対して可動である、ガントリと、
    − 前記支持フレームに連結されたシート装置と、
    を備え、
    前記方法は、前記シート装置を少なくとも2つの別個の位置の間、すなわち、
    前記シート装置が前記ガントリの下の作業領域に配置される作業位置と、
    前記ガントリの下の前記作業領域を空いた状態にするよう、前記シート装置が前記作業領域から離れて配置された休止位置と、
    の間で動かすことを含むことを特徴とする方法。
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