JP2020205530A - 制御装置、撮像システム、制御方法 - Google Patents

制御装置、撮像システム、制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020205530A
JP2020205530A JP2019112176A JP2019112176A JP2020205530A JP 2020205530 A JP2020205530 A JP 2020205530A JP 2019112176 A JP2019112176 A JP 2019112176A JP 2019112176 A JP2019112176 A JP 2019112176A JP 2020205530 A JP2020205530 A JP 2020205530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metadata
maxcll
control device
image data
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019112176A
Other languages
English (en)
Inventor
伊藤 靖
Yasushi Ito
靖 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2019112176A priority Critical patent/JP2020205530A/ja
Publication of JP2020205530A publication Critical patent/JP2020205530A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】基準の情報が予め定まられていない場合にも、複数の撮像装置それぞれについて適当な情報を決定できるようにする。【解決手段】制御装置は、複数の撮像装置のそれぞれが撮像した所定の期間の画像データに対する第1メタデータを決定する制御装置であって、複数の撮像装置のそれぞれから前記画像データについての第2メタデータを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した複数の第2メタデータに基づいて、前記第1メタデータを決定し、前記複数の第2メタデータが所定の条件を満たす場合には、前記複数の撮像装置が撮像した画像データに対して共通の前記第1メタデータを決定する決定手段とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、制御装置、撮像システム、制御方法に関する。
例えば、スタジアムにおいて行われるスポーツの撮影において、スタジアム内の様々な場所に設置した複数の撮像装置(カメラ)によって、様々な角度から同一の被写体を撮影する場合がある。このとき、それぞれの撮像装置は、撮像装置自身が決定する情報に応じて撮影する。
特許文献1には、1つの撮像装置に対して所定の設定を行うための情報がユーザから入力されると、当該撮像装置が他の撮像機器に当該情報を送信することによって、複数の撮像装置において同一の設定を行う技術が示されている。
特開2008−154073号公報
ここで、特許文献1では、ユーザが入力した情報を基準として、複数の撮像装置は当該基準と同様の設定を行っている。しかしながら、ユーザの入力がない場合などの基準が予め定められていない場合には、特許文献1の技術は適用できない。
従って、基準の情報が予め定まられていない場合にも、複数の撮像装置それぞれについて適当な情報を決定できることを目的とする。
本発明の第1の態様は、
複数の撮像装置のそれぞれが撮像した所定の期間の画像データに対する第1メタデータを決定する制御装置であって、
複数の撮像装置のそれぞれから前記画像データについての第2メタデータを取得する取得手段と、
前記取得手段が取得した複数の第2メタデータに基づいて、前記第1メタデータを決定し、前記複数の第2メタデータが所定の条件を満たす場合には、前記複数の撮像装置が撮像した画像データに対して共通の前記第1メタデータを決定する決定手段と、
を備えることを特徴とする制御装置である。
本発明の第2の態様は、
複数の撮像装置のそれぞれが撮像した所定の期間の画像データに対する第1メタデータを決定する制御方法であって、
複数の撮像装置のそれぞれから前記画像データについての第2メタデータを取得する取得工程と、
前記取得工程において取得された複数の第2メタデータに基づいて、前記第1メタデータを決定し、前記複数の第2メタデータが所定の条件を満たす場合には、前記複数の撮像装置が撮像した画像データに対して共通の前記第1メタデータを決定する決定工程と、
を有することを特徴とする制御方法である。
本発明によれば、基準の情報が予め定まられていない場合にも、複数の撮像装置それぞれについて適当な情報を決定することができる。
実施形態1に係る撮像システムの外観を示す図である。 実施形態1に係る撮像装置の構成を示す図である。 実施形態1に係るMaxCLLの算出方法を示すフローチャートである。 実施形態1に係る新MaxCLLの決定方法を示すフローチャートである。 実施形態1に係るトーンマッピングを示す図である。 実施形態1に係る新MaxCLLを説明する図である。 変形例1に係る新MaxCLLを説明する図である。 変形例2に係る新MacCLLを説明する図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
<実施形態1>
本実施形態では、複数の撮像装置において適当に決定する情報として、複数の撮像装置が撮像した画像データに付加される情報であるメタデータを決定する撮像システムについて説明する。より具体的には、メタデータとして、各シーンに対応する期間または各フレームにおける画像データの最大輝度値を示すMaxCLL(Maximum Content Light Level)を用いる場合について説明する。しかしながら、メタデータは、例えば、ゲイン設定、露出の値、音量設定を示すものなどであってもよい。より詳細には、メタデータは、撮影環境に応じて複数の撮像装置の画像データに対して、それぞれに異なる情報にされ得るようなものであれば任意のメタデータであってもよい。
ここで、標準ダイナミックレンジ画像信号(SDR画像信号)よりも大幅に広い範囲の輝度を表現することができる高ダイナミックレンジ画像信号(以下、HDR画像信号)がある。MaxCLLは、HDR画像信号を符号化して得られる画像データに付加される。この場合、MaxCLLは、その画像の再生に適した輝度変換を表示装置が実行するために利用される。より詳細には、例えば、画像の再生に適したトーンマッピングを、表示装置が選択するために用いられる。ここで、本実施形態におけるトーンマッピングとは、画像データの輝度値(画素値)から、表示装置(表示部)における表示輝度へのマッピングである。
また、MaxCLLは、撮像装置が設置されている場所などの撮影環境の違いにより値が異なる。例えば、太陽の位置やスタジアムの照明、屋根の有無などの撮影環境の違いにより、MaxCLLは変化する。撮像装置のそれぞれが決定するMaxCLLは、同じ被写体の撮影がされる場合であっても、例えば、日向に設置した撮像装置では、明るく(高い数値で)記録される。一方、日陰に設置した撮像装置では、MaxCLLは、暗く(低い数値で)記録される。
[撮像システムの外観]
図1は、実施形態1に係る撮像システム1の外観を示している。撮像システム1は、撮像装置100A〜100Fを有している。撮像装置100A〜100Fのそれぞれは、フィールド101における撮像対象の人物102をそれぞれ異なる場所(方向)から撮像している。
また、本実施形態では、撮像装置100Aが、他の撮像装置100B〜100Fの制御
をすることが可能である。つまり、撮像装置100Aがマスターであり、撮像装置100B〜100Fがスレーブであるということができる。また、撮像装置100Aと撮像装置100B〜100Fのそれぞれとはケーブル109を介して互いに通信可能であり、例えば、ゲンロック信号(同期信号)の通信が行われる。ここで、ゲンロックとは、業務用の撮像装置などが外部からの同期信号を取得して、外部と同期をとる仕組みである。
[撮像装置の構成]
次に、図2を用いて、撮像装置100A〜100Fのそれぞれの構成について説明する。なお、撮像装置100A〜100Fのそれぞれは、互いに同じ構成を有しているため、以下では1つの撮像装置100Aの構成を例として説明する。
撮像装置100Aは、レンズ部201、撮像素子202、撮像処理部203、記録部204、表示処理部205、表示部206、算出部207、送受信部208、信号生成部210、決定部211を有する。撮像装置100Aは、送受信部208によって、伝送路209を介して、他の撮像装置と通信可能である。
レンズ部201は、撮像素子202の撮像面上に被写体像を結像する。レンズ部201は、ズーム機能、焦点調節機能および、絞り調節機能を備える。
撮像素子202は、多数の光電変換素子が配列された構成を有し、レンズ部201によって結像された被写体光学像を画素単位の画像信号に変換する。撮像素子202は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサや、CCD(Charged Coupled Device)イメージセンサである。
撮像処理部203は、撮像素子202に起因するデータの欠落などに対する補正を画像信号に施した後、当該画像信号に画像処理を施して画像データとして記録部204に記録する。なお、本実施形態では、撮像処理部203は、MaxCLLに対応したHDR10+と呼ばれる規格に準拠するように画像データを記録する。
記録部204は、画像データを記録(記憶)しており、例えば、RAM、SDカード、CFカードなどの記録素子である。
表示処理部205は、表示部206に表示するための最適な画像データに変換するための、リサイズ機能やパネルガンマ調整機能などを備える。
表示部206は、表示手段であり、例えば、EVF(Electronic View
Finder)や液晶モニターである。なお、表示部206は、必ずしも撮像装置200Aの内部に存在する必要はなく、外部に存在するモニターであってもよい。
算出部207は、撮影と同時に、記録部204に記録された画像データを読み出し、当該画像データからMaxCLLを算出(決定)する。算出部207は、撮影した画像データに対して、算出したMaxCLLを紐付け(付加)して記録部204に記録する。なお、MaxCLLの詳細な算出方法は、図3を用いて後述する。
送受信部208は、伝送路209を介して、他の撮像装置との情報の送受信を行う。本実施形態では、送受信部208は、例えば、同期信号(ゲンロック信号)やMaxCLLを送受信する。
伝送路209は、撮像装置同士を接続するケーブルであり、例えば、BNC(Bayo
net Neill Concelman;同軸)ケーブルである。伝送路209では、算出部207が生成したMaxCLLや、外部の撮像装置から入力されたMaxCLLが、例えば、同期信号に重畳されて送受信される。
信号生成部210は、画像信号の伝送を行う際、信号の読み出しタイミングを伝えるための同期信号を生成し、撮像素子202や撮像処理部203に対して送信する。また、信号生成部210は、生成した同期信号を外部へ出力することも可能である。さらに、信号生成部210は、外部から同期信号を受信して、撮像素子202や撮像処理部203に送信する同期信号と同期することも可能である。
なお、マスターである撮像装置100Aでは、送受信部208および信号生成部210が送信状態であれば、ゲンロック信号に準拠した同期信号を、スレーブである撮像装置100B〜100Fに送信する。このとき、撮像装置100B〜100Fの送受信部208および信号生成部210は、当該同期信号を受信するための受信状態である。
決定部211は、新たなMaxCLL(新MaxCLL)を画像データに付加して記録部204に記憶する。つまり、決定部211は、算出部207が算出したMaxCLLを新MaxCLLに更新するともいえる。なお、必ずしも更新される必要はなく、例えば、新MaxCLLと元のMaxCLLとが並存する形で記録されていてもよい。ここで、新MaxCLLは、撮像装置100A〜100Fのそれぞれが画像データに対してトーンマッピングを選択するために用いる、MaxCLLである。
なお、マスターである撮像装置100Aの決定部211は、算出部207からのMaxCLLと、外部の撮像装置100B〜100Fから取得した複数のMaxCLLから新MaxCLLを決定し、記録部204に記録する。また、撮像装置100Aの決定部211は、生成した新MaxCLLを、送受信部208を介して外部に出力する。一方、スレーブである撮像装置100B〜100Fの決定部211は、撮像装置100Aから取得した新MaxCLLを自身の記録部204に記録する。
[MaxCLLの算出方法]
ここで、図3のフローチャートを用いて、撮影と同時に、算出部207がMaxCLLを算出(決定)する方法の一例を説明する。
S301では、算出部207は、変数Y’を初期化する(変数Y’=0にする)。ここで、変数Y’は、1つのシーンにおける画像データの最大輝度値を格納するための変数である。
S302では、算出部207は、記録部204から、画像データの1フレームにおける1つの画素データを読み出す。
S303では、算出部207は、読み出した画素データが1フレームの終わりに対応するデータか否かを判定する。終わりに対応するデータであれば、S307に遷移し、終わりに対応するデータでなければ、S304へ遷移する。
S304では、算出部207は、S302にて読み出した画素データの輝度値Yを取得する。
S305では、算出部207は、読み出した輝度値Yと変数Y’の大小関係を比較する。輝度値Yの方が変数Y’より大きい場合には、S306へ遷移し、それ以外の場合には、S302へ遷移する。
S306では、算出部207は、取得した輝度値Yを変数Y’に代入し、変数Y’を保持する。S306の処理が終了すると、S302に遷移して、算出部207は、対象の画素を変えて、S302の処理を再度実行する。
S307では、算出部207は、フレーム間の輝度差分の監視やユーザ操作などにより、画像データのシーンが変化したか否かを判定する。シーンが変化した場合には、S308に遷移する。シーンが変化しない場合には、S302に遷移して、算出部207は、対象のフレームを次のフレームに変えて処理を繰り返す。なお、シーンの変化は、画像データに付加された、シーンを示すメタデータによって判定されてもよい。
S308では、算出部207は、変数Y’を、シーンにおける最大の輝度値であるMaxCLLとして決定(算出)する。このように、本実施形態では、MaxCLLの算出は、シーンが変化するごと(シーンに対応する期間が経過するごと)に実施される。しかし、例えば、S303において1フレームが終了したと判定される場合にはS308に遷移することによって、フレームごとにMaxCLLの算出が実施されてもよい。
[新MaxCLLの決定方法]
撮像システム1が実施する新MaxCLLを決定する方法を、図4、図5を用いて説明する。図4は、マスターである撮像装置100Aとスレーブである撮像装置100Bの処理を示したシーケンス図である。なお、以下では、撮像装置100Bを用いてスレーブである撮像装置の処理を説明するが、撮像装置100C〜100Fのいずれも撮像装置100Bと同様の処理を実施する。
まず、本実施形態におけるMaxCLLと表示輝度との関係について、図5の一例を用いて説明する。図5では、縦軸は、表示輝度を示し、横軸は、入力される輝度値を示している。
例えば、各撮像装置の表示部206が、MaxCLL501のメタデータが付与された画像データを取得した場合、表示部206は、MaxCLL501が表示輝度の最大値であるようなトーンマッピング502を選択する。また、MaxCLL503のメタデータが付与された画像データを取得した場合には、表示部206は、MaxCLL503が表示輝度の最大値であるようなトーンマッピング504を選択する。つまり、MaxCLLを取得した表示部206は、このMaxCLLが、表示装置の最大輝度であるようなトーンマッピングを選択する。なお、このようなトーンマッピングの仕組みは、HDR10+というHDR10の拡張規格によって規格(規定)されている。
このため、撮影環境に依存して、撮像装置100A〜100Fにおいて異なるMaxCLLが決定されると、撮像装置100A〜100Fにおいて異なるトーンマッピングが選択される。このため、撮像装置100A〜100Fそれぞれが撮像した画像データに対応する画像が表示される際に、表示輝度が大きく異なってしまうことがある。そこで、以下では、図4を用いて、このような表示輝度の違いを抑制すべく、撮像された複数の画像データに対して共通する新MaxCLLを撮像システム1が決定する方法を説明する。
S401では、撮像装置100Aは、送受信部208によって、撮像装置100Bに対して同期信号(垂直同期信号)を送信する。なお、このとき、撮像装置100Aは、撮像装置100C〜100Fのそれぞれに対しても同様に同期信号を送信する。
S402では、撮像装置100Bは、送受信部208によって、同期信号を受信する。
S403では、撮像装置100Bの信号生成部210は、取得した同期信号により処理
タイミングの同期をする。
S404では、撮像装置100Bの算出部207は、図3を用いて上述したように、撮像装置100Bの記録部204に記録された画像データからMaxCLLを算出する。なお、このとき、S404’として、撮像装置100Aの算出部207も同様に自身のMaxCLLを算出するとよい。なお、撮像装置100AのMaxCLLは、S404において算出される必要はなく、S404’の前工程や後工程において算出されていてもよい。
S405では、撮像装置100Bは、送受信部208によって、S404にて生成したMaxCLLを、撮像装置100Aに送信する。なお、この際、MaxCLLとともに画像データも送信されてもよい。つまり、撮像装置100Bは、画像データにMaxCLLを付加して送信してもよい。
S406では、撮像装置100Aの決定部211は、送受信部208を介して、撮像装置100BからMaxCLLを受信する。なお、このとき、撮像装置100Aの決定部211は、撮像装置100C〜100Fのそれぞれからも同様に、MaxCLLを受信する。また、S406にて撮像装置100Aの決定部211は、撮像装置100Aの算出部207が算出したMaxCLLを取得するとよい。つまり、S406では、撮像装置100Aの決定部211は、全ての撮像装置100A〜100FからMaxCLLを取得しているため、本実施形態では、取得手段でもあるということができる。
S407では、撮像装置100Aの決定部211は、撮像装置100A〜100Fから取得した全てのMaxCLLの平均値を、新MaxCLLに決定する。なお、新MaxCLLは、取得した全てのMaxCLLの平均値である必要はなく、例えば、取得した全てのMaxCLLの中央値や、取得した全てのMaxCLLのうちの最大値と最小値との平均であってもよい。
S408では、撮像装置100Aの決定部211は、記録部204に新MaxCLLを記録する。つまり、決定部211は、記録部204に記録されたMaxCLLを新MaxCLLに更新する。
S409では、撮像装置100Aは、S407にて生成した新MaxCLLを撮像装置100Bに送信する。なお、撮像装置100Aは、撮像装置100C〜100Fに対しても同様に、新MaxCLLを送信する。
S410では、撮像装置100Bは、新MaxCLLを受信する。
S411では、撮像装置100Bの決定部211は、記録部204に新MaxCLLを記録する。つまり、決定部211は、記録部204に記録されたMaxCLLを新MaxCLLに更新する。
ここで、本実施形態が示すように新MaxCLLが決定されることによる効果を図6を用いて説明する。図6において、撮像装置100A〜100Fのそれぞれが算出したMaxCLLがそれぞれ600A〜600Fである。そして、MaxCLL600A〜600Fの平均値がMaxCLL600である。従って、本実施形態によれば、新MaxCLLは、MaxCLL600が示す値である。
このように、共通する新MaxCLLを決定して、撮像装置100A〜100Fにおいて新MaxCLLを用いることによれば、撮像装置100A〜100Fに対応する画像データに対して共通するトーンマッピングが選択される。これによって、撮像装置100A〜100Fのそれぞれが撮像した画像データに対する表示輝度の差が抑制される。より詳細には、MaxCLLが大きかった画像データは暗くされて、MaxCLLが小さかった
画像データは明るくされることによって、表示される画像間の表示輝度の差が抑制される。
なお、自身が算出したMaxCLLが小さい撮像装置100A,100E,100Fについての画像は、MaxCLLが大きくされるが、もともとの入力される輝度値が小さいため相対的に暗く表示される。一方、自身が算出したMaxCLLが大きい撮像装置100Cについての画像は、MaxCLLが小さくされるため、高輝度において若干の白潰れはあるものの、相対的に明るく表示される。
本実施形態によれば、このように、複数の撮像装置が撮像した画像データに対して共通の適当な情報(メタデータ)である新MaxCLLが決定できる。つまり、基準の情報が予め定まられていない場合にも、複数の撮像装置それぞれについて適当な情報を決定できる。このため、撮影環境に依存するような撮像装置間の表示(記録)輝度の違いが軽減できる。
なお、本実施形態では、撮像装置100Aが新MaxCLLを決定する例を説明したが、撮像装置100A〜100Fでない、例えば、制御装置が新MaxCLLを決定してもよい。この場合には、当該制御装置は、送受信部208および決定部211を有し、撮像装置100A〜100Fから取得したMaxCLLから、上述と同様に新MaxCLLを決定する。そして、制御装置が、撮像装置100A〜100Fに対して新MaxCLLを送信することによって本実施形態と同様の効果が得られる。従って、本実施形態に係る撮像装置100Aは、当該制御装置を含んでいるということもできる。また、本実施形態に係る送受信部208および決定部211を合わせて制御装置であるということもできる。
[変形例1]
実施形態1では、全ての撮像装置100A〜100Fが算出したMaxCLLの平均値を新MaxCLLとしたが、全てのMaxCLLの平均値を新MaxCLLとすることには限られない。本変形例では、撮像装置100Aは、撮像装置100A〜100Fが算出したMaxCLLがある条件を満たす場合には、一部のMaxCLLの平均値を新MaxCLLとする。
本変形例に係る撮像システム1は、実施形態1と新MaxCLLの決定方法に係るS407の処理のみが異なるため、以下では、S407の処理のみを説明する。
S407では、撮像装置100Aの決定部211は、取得したMaxCLLの一部に他のMaxCLLと比較して突出して高い値または低い値が含まれている場合には、取得したMaxCLLのうち当該値を除いたものの平均値を新MaxCLLとして決定する。具体的には、まず、決定部211は、取得したMaxCLLそれぞれと、取得した全てのMaxCLLの平均値との差分を判定する。決定部211は、取得したMaxCLLのうちに当該平均値と当該所定の値より大きい差分があるようなMaxCLLがある場合には、当該MaxCLLを除いたMaxCLLの平均値を新MaxCLLと決定する。つまり、取得したMaxCLLのうち当該差分が所定の値以下のMaxCLLの平均値が新MaxCLLにされる。なお、当該平均値に限らず、中央値や、最大値と最小値の平均であってもよい。なお、本変形例では、所定の値は、予め決定された値であってもよいし、例えば、全てのMaxCLLの平均値の所定の割合の値であってもよい。なお、以下では、他のMaxCLLと比較して突出して高い値または低い値を「外れ値」と呼ぶ。
なお、外れ値であるか否かは、上述の方法に限らず、例えば、全てのMaxCLLうち一部が、所定の範囲外あるか否かや、所定の偏差値の範囲外にあるか否かなどによって判定されてもよい。
例えば、決定部211は、図7(A)が示すような場合には、MaxCLL600A〜600Fの一部であるMaxCLL600Cが、外れ値あると判定する。この場合、決定部211は、MaxCLL600A,600B,600D〜600Fの平均値であるMaxCLL600を、新MaxCLLとする。この新MaxCLLを各撮像装置が用いると、撮像装置100Cが撮影した画像については、必要以上に表示輝度が暗くされるため正常な表示(記録)にならない。しかしながら、他の撮像装置が撮像された画像については、他の画像との表示輝度の違いが軽減された画像として表示(記録)できる。
また同様に、決定部211は、図7(B)が示すような場合には、MaxCLL600A〜600Fの一部であるMaxCLL600Fが、外れ値であると判定する。この場合、決定部211は、MaxCLL600A〜600Eの平均値であるMaxCLL600を、新MaxCLLとする。この新MaxCLLを用いることによれば、撮像装置100Fが撮影した画像については、必要以上に表示輝度が明るくされるため正常な表示(記録)にならない。しかしながら、他の撮像装置が撮像された画像については、他の画像との表示輝度の違いが軽減された画像が表示(記録)できる。
なお、本実施形態では、取得したMaxCLLのうちに外れ値が存在しない場合には、決定部211は、実施形態1が示す場合と同様に、取得した全てのMaxCLLの平均値を新MaxCLLに決定するとよい。
なお、例えば、決定部211は、取得したMaxCLLにおける最大値と最小値との差分が所定の値より小さい場合には、実施形態1のように新MaxCLLを決定する。それ以外の場合には、決定部211は、本変形例のように新MaxCLLを決定してもよい。
このように、本変形例では、撮像装置100Aは、外れ値に該当するMaxCLLが存在する場合には、当該外れ値を除いて新MaxCLLを決定する。これによれば、実施形態1のように全てのMaxCLLから新MaxCLLを決定する場合には、当該外れ値によって新MaxCLLが必要以上に低い値や高い値にされてしまうところを、本変形例では、抑制することができる。つまり、本実施形態によれば、より好適に新MaxCLLを決定することができる。
[変形例2]
実施形態1では、全ての場合において、全ての撮像装置が撮影した画像データにおいて共通する新MaxCLLを決定する。一方、本変形例では、以下に示す条件が満たされていない場合には、撮像装置100Aは、撮像装置100A〜100Fにおいて共通する新MaxCLLを決定しない。より詳細には、撮像装置100Aは、撮像装置100A〜100Fのそれぞれについて、新MaxCLLを決定する。
本変形例に係る撮像システム1は、実施形態1と新MaxCLLの決定方法に係るS407の処理のみが異なるため、以下では、S407の処理のみを説明する。
S407では、まず、撮像装置100Aの決定部211は、撮像装置100A〜100Fから取得したMaxCLL600A〜600Fの値が大きく異なっているか否かを判定する。なお、以下では、取得されたMaxCLLの値が大きく異なっていることを、MaxCLLの「ばらつきが大きい」と呼ぶ。
例えば、決定部211は、MaxCLL600A〜600Fを昇順(降順)に並べて、2つの隣接するMaxCLLの差分が所定の値以上である数が、所定数以上存在する場合には、MaxCLL600A〜600Fのばらつきが大きいと判定できる。また、例えば
、決定部211は、それぞれ最も近い値のMaxCLL同士の差分が所定の値以上である数が、所定数以上存在する場合に、MaxCLL600A〜600Fのばらつきが大きいと判定してもよい。さらには、決定部211は、MaxCLL600A〜600Fにおける分散が所定値より大きければ、MaxCLL600A〜600Fのばらつきが大きいと判定してもよい。なお、本変形例では、所定の値は、予め決定された値であってもよいし、例えば、全てのMaxCLLの平均値の所定の割合の値であってもよい。
ここで、MaxCLL600A〜600Fの場合には、決定部211は、新MaxCLLを、MaxCLL600A〜600Fのそれぞれについて決定する。具体的には、決定部211は、例えば、撮像装置100Aについての新MaxCLLとしてMaxCLL600Aを決定し、撮像装置100Bについての新MaxCLLとしてMaxCLL600Bを決定する。つまり、決定部211は、MaxCLLを取得した撮像装置についての新MaxCLLとして、当該取得したMaxCLLを決定する。従って、決定部211は、新MaxCLLを決定していないということもできる。
なお、MaxCLL600A〜600Fのばらつきが大きくない場合には、決定部211は、実施形態1と同様に、新MaxCLLを決定するとよい。
なお、S407において、決定部211は、MaxCLL600A〜600Fにおける最大値と最小値との差分が所定の値以上場合に、MaxCLL600A〜600Fのばらつきが大きいと判定してもよい。つまり、決定部211は、MaxCLL600A〜600Fにおける最大値と最小値との差分が所定の値より小さい場合には、実施形態1が示すように新MaxCLLを決定して、それ以外の場合には、本変形例が示すように新MaxCLLを決定してもよい。
このように、MaxCLL600A〜600Fのばらつきが大きい場合には、撮像装置100A〜100Fが撮像した画像データに対して、大きな輝度変化をさせる必要がある共通する新MaxCLLの決定は行われない。これによって、好適な新MaxCLLが決定可能であり、MaxCLL600A〜600Fのばらつきが大きい場合における画像の視認性の低下を抑制することができる。
なお、上述した実施形態1、変形例1,2は、下記の例のように任意に組合わせることが可能である。つまり、撮像装置100Aが取得したMaxCLLの値に応じて場合分けをして、新MaxCLLの決定方法を組合わせることができる。
1つ目の例として、決定部211は、MaxCLL600A〜600Fにおける最大値と最小値との差分が所定の値より小さい場合には、実施形態1が示すように新MaxCLLを決定する。次に、それ以外の場合であり、かつ、上述のように外れ値があると判定される場合には、決定部211は、変形例1が示すように新MaxCLLを決定する。そして、この2つの場合のいずれにも属さないような場合には、決定部211は、MaxCLL600A〜600Fのばらつきが大きいとして、本変形例のように新MaxCLLを決定してもよい。
2つ目の例として、決定部211は、MaxCLL600A〜600Fにおける最大値と最小値との差分が所定の値より小さい場合には、実施形態1が示すように新MaxCLLを決定する。次に、それ以外の場合であり、MaxCLL600A〜600Fのばらつきが大きい場合には、決定部211は、本変形例のように新MaxCLLを決定する。そして、この2つの場合のいずれにも属さないような場合には、決定部211は、変形例1のように新MaxCLLを決定してもよい。
なお、上記の各実施形態や各変形例の各機能部は、個別のハードウェアであってもよいし、そうでなくてもよい。2つ以上の機能部の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の複数の機能のそれぞれが、個別のハードウェアによって実現されてもよい。1つの機能部の2つ以上の機能が、共通のハードウェアによって実現されてもよい。また、各機能部は、ASIC、FPGA、DSPなどのハードウェアによって実現されてもよいし、そうでなくてもよい。例えば、装置が、プロセッサと、制御プログラムが格納されたメモリ(記憶媒体)とを有していてもよい。そして、装置が有する少なくとも一部の機能部の機能が、プロセッサがメモリから制御プログラムを読み出して実行することにより実現されてもよい。
(その他の実施形態)
本発明は、上記の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
1:撮像システム、100A:撮像装置、211:決定部

Claims (11)

  1. 複数の撮像装置のそれぞれが撮像した所定の期間の画像データに対する第1メタデータを決定する制御装置であって、
    複数の撮像装置のそれぞれから前記画像データについての第2メタデータを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した複数の第2メタデータに基づいて、前記第1メタデータを決定し、前記複数の第2メタデータが所定の条件を満たす場合には、前記複数の撮像装置が撮像した画像データに対して共通の前記第1メタデータを決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 前記所定の期間は、1つのシーンに対応する期間であり、
    前記第2メタデータは、1つの画像データの前記1つのシーンにおける最大の輝度値を示す、
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記決定手段は、前記複数の第2メタデータが前記所定の条件を満たす場合には、前記複数の第2メタデータの平均値を前記第1メタデータとして決定する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記複数の第2メタデータが前記所定の条件を満たす場合とは、前記複数の第2メタデータのうちの最大値と最小値との差分が第1の値より小さい場合である、
    ことを特徴する請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記決定手段は、前記複数の第2メタデータが前記所定の条件を満たす場合には、前記複数の第2メタデータのうち一部を除いた第2メタデータに基づき、前記第1メタデータを決定する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の制御装置。
  6. 前記決定手段は、前記複数の第2メタデータが前記所定の条件を満たす場合には、前記複数の第2メタデータのうち一部を除いた第2メタデータの平均値を、前記第1メタデータとして決定する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の制御装置。
  7. 前記複数の第2メタデータが前記所定の条件を満たす場合とは、前記複数の第2メタデータの平均値との差分が第2の値より大きいような第2メタデータが存在する場合であり、
    前記決定手段は、前記複数の第2メタデータが前記所定の条件を満たす場合には、前記複数の第2メタデータのうち当該差分が前記第2の値以下の第2メタデータに基づき、前記第1メタデータを決定する、
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の制御装置。
  8. 前記決定手段は、
    前記複数の第2メタデータが前記所定の条件を満たさない場合には、前記複数の撮像装置それぞれの前記第2メタデータを、前記複数の撮像装置それぞれの前記第1メタデータとして決定する、
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の制御装置と、
    複数の撮像装置と、
    を備え、
    前記複数の撮像装置のそれぞれは、
    撮像した画像データに対する前記第2メタデータを記録手段に記録しており、
    前記決定手段が決定した前記第1メタデータを取得すると、前記記録手段に記録された当該第2メタデータを当該第1メタデータに更新する、
    ことを特徴とする撮像システム。
  10. 複数の撮像装置のそれぞれが撮像した所定の期間の画像データに対する第1メタデータを決定する制御方法であって、
    複数の撮像装置のそれぞれから前記画像データについての第2メタデータを取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された複数の第2メタデータに基づいて、前記第1メタデータを決定し、前記複数の第2メタデータが所定の条件を満たす場合には、前記複数の撮像装置が撮像した画像データに対して共通の前記第1メタデータを決定する決定工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  11. コンピュータを請求項1から8のいずれか1項に記載の制御装置の各手段として機能させるプログラム。
JP2019112176A 2019-06-17 2019-06-17 制御装置、撮像システム、制御方法 Pending JP2020205530A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019112176A JP2020205530A (ja) 2019-06-17 2019-06-17 制御装置、撮像システム、制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019112176A JP2020205530A (ja) 2019-06-17 2019-06-17 制御装置、撮像システム、制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020205530A true JP2020205530A (ja) 2020-12-24

Family

ID=73838535

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019112176A Pending JP2020205530A (ja) 2019-06-17 2019-06-17 制御装置、撮像システム、制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020205530A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102557794B1 (ko) 화상 처리 장치, 화상 처리 장치의 제어 방법, 및 비일시적인 컴퓨터 판독가능한 저장 매체
US10623656B2 (en) Imaging device and flicker detection method
US11178371B2 (en) Image processing apparatus, imaging system, recording medium, and control method
CN110198418B (zh) 图像处理方法、装置、存储介质及电子设备
JP2013106149A (ja) 撮像装置、その制御方法、及びプログラム
JP6752667B2 (ja) 画像処理装置と画像処理方法およびプログラム
US11159739B2 (en) Apparatus and method for generating moving image data including multiple section images in electronic device
CN110290325B (zh) 图像处理方法、装置、存储介质及电子设备
US11258956B2 (en) Image capturing apparatus, image capturing method, and program
KR102375688B1 (ko) 촬상 장치, 촬영 시스템 및 촬영 방법
US20210176430A1 (en) Image capturing apparatus using learned model, information processing apparatus, methods of controlling respective apparatuses, learned model selection system, and storage medium
WO2019124289A1 (ja) 装置、制御方法および記憶媒体
JP2020202489A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2013229856A (ja) 画像処理装置、撮像装置、サーバ装置およびコンピュータプログラム
US10887511B2 (en) Image processing apparatus, information display apparatus, control method, and computer-readable storage medium that output a combined image based on brightness values of pixels in an image
CN110278375B (zh) 图像处理方法、装置、存储介质及电子设备
CN110266965B (zh) 图像处理方法、装置、存储介质及电子设备
CN110266967B (zh) 图像处理方法、装置、存储介质及电子设备
US10250760B2 (en) Imaging device, imaging system, and imaging method
JP2020205530A (ja) 制御装置、撮像システム、制御方法
US10212357B2 (en) Imaging apparatus and control method to realize accurate exposure
US20190052803A1 (en) Image processing system, imaging apparatus, image processing apparatus, control method, and storage medium
KR101075740B1 (ko) 동영상 및 정지영상 처리 장치 및 그 방법
US11184594B2 (en) Image processing apparatus, information display apparatus, control method, and computer-readable storage medium for improving image visibility
JP2019047436A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び撮像装置