JP2020205221A - 車両用前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源と可動シェードとが精度良く位置決めされる車両用前照灯を提供すること。【解決手段】車両用前照灯は、光源と、光源からの光を配光制御する可動シェード機構と、光源及び可動シェード機構を支持するヒートシンクと、を備える。可動シェード機構は、可動シェードと、可動シェードを回転可能に支持するシャフトと、ヒートシンクに固定されるブラケット基板部及びブラケット基板部よりも上方に配置されシャフトを固定する支持部を有するブラケットと、を有する。ヒートシンクは、シャフトを位置決めする位置決め部を有する。【選択図】図5

Description

本発明は、車両用前照灯に関する。
可動シェード機構を備える車両用前照灯が知られている。可動シェード機構は、光源からの光を配光制御する。特許文献1には、光源ユニットと、光源ユニットに固定される配光制御ユニットとを備える車両用灯具が開示されている。特許文献1に開示されている車両用灯具において、光源ユニットは、光源及びヒートシンクを備える。配光制御ユニットは、可動シェード及びソレノイドを備える。光源ユニットと配光制御ユニットとは、ねじにより固定される。
特開2014−229361号公報
可動シェードは、光源からの光の一部を遮蔽する。光源からの光の一部が適切に遮蔽されるように、光源と可動シェードとは精度良く位置決めされる必要がある。
また、可動シェード機構とヒートシンクとを固定する場合、可動シェード機構をヒートシンクに安定して固定できることが要望される。
本発明は、光源と可動シェードとが精度良く位置決めされる車両用前照灯を提供することを目的とする。
また、本発明は、可動シェード機構をヒートシンクに安定して固定できる車両用前照灯を提供することを目的とする。
本発明の車両用前照灯は、光源と、前記光源からの光を配光制御する可動シェード機構と、前記光源及び前記可動シェード機構を支持するヒートシンクと、を備え、前記可動シェード機構は、可動シェードと、前記可動シェードを回転可能に支持するシャフトと、前記ヒートシンクに固定されるブラケット基板部及び前記ブラケット基板部よりも上方に配置され前記シャフトを固定する支持部を有するブラケットと、を有し、前記ヒートシンクは、前記シャフトを位置決めする位置決め部を有する。
また、前記位置決め部は、前記ブラケット基板部よりも上方に配置され前記シャフトを支持する溝部を有することが好ましい。
また、前記位置決め部は、前記シャフトを前後方向に位置決めする前後方向位置決め部を含み、前記前後方向位置決め部は、前記シャフトよりも前側に配置され前記シャフトに接触する前記溝部の前側内面と、前記シャフトよりも後側に配置され前記シャフトに接触する前記溝部の後側内面とを含むことが好ましい。
また、前記位置決め部は、前記シャフトを上下方向に位置決めする上下方向位置決め部を含み、前記上下方向位置決め部は、前記シャフトよりも下方に配置され前記シャフトに接触する前記溝部の底面を含むことが好ましい。
また、前記ブラケット基板部よりも上方に配置され前記光源からの光を反射するリフレクタを備え、前記ブラケットは、ねじが挿入される締結孔と、前記締結孔の周囲の一部に設けられたスリットと、を有し、前記ブラケットが前記リフレクタと前記ヒートシンクとに挟まれた状態で、前記リフレクタと前記ブラケットと前記ヒートシンクとは、前記ねじにより固定されることが好ましい。
また、前記位置決め部は、前記シャフトを上下方向に位置決めする上下方向位置決め部を含み、前記ブラケット基板部よりも上方に配置され前記光源からの光を反射するリフレクタを備え、前記上下方向位置決め部は、前記ブラケットが前記リフレクタと前記ヒートシンクとに挟まれた状態で、前記リフレクタと前記ブラケットと前記ヒートシンクとを固定するねじを含むことが好ましい。
また、前記位置決め部は、前記ブラケットを左右方向に位置決めする左右方向位置決め部を含み、前記ヒートシンクは、位置決めピンを有し、前記ブラケットは、前記位置決めピンが配置される位置決め孔を有し、前記左右方向位置決め部は、前記位置決めピンよりも左側に配置され前記位置決めピンに接触する前記位置決め孔の左側内面と、前記位置決めピンよりも右側に配置され前記位置決めピンに接触する前記位置決め孔の右側内面とを含むことが好ましい。
また、前記位置決め部は、前記ブラケットを左右方向に位置決めする左右方向位置決め部を含み、前記可動シェード機構は、前記可動シェードの少なくとも一部に接触する左右位置規制部を有し、前記左右方向位置決め部は、前記ブラケット基板部よりも上方に配置され前記左右位置規制部に接触して前記左右位置規制部を左右方向に位置決めする突起部を含むことが好ましい。
また、前記位置決め部は、前記シャフトを上下方向に位置決めする上下方向位置決め部を含み、前記ブラケット基板部よりも上方に配置され前記光源からの光を反射するリフレクタを備え、前記上下方向位置決め部は、前記ブラケットが前記リフレクタと前記ヒートシンクとに挟まれた状態で、前記リフレクタと前記ブラケットと前記ヒートシンクとを固定するねじを含むことが好ましい。
また、前記位置決め部は、前記シャフトを前後方向に位置決めする前後方向位置決め部を含み、前記ヒートシンクは、位置決めピンを有し、前記ブラケットは、前記位置決めピンが配置される位置決め孔を有し、前記前後方向位置決め部は、前記位置決めピンよりも前側に配置され前記位置決めピンが接触する前記位置決め孔の前側内面と、前記位置決めピンよりも後側に配置され前記位置決めピンが接触する前記位置決め孔の後側内面とを含むことが好ましい。
本発明の車両用前照灯は、光源と、前記光源からの光を配光制御する可動シェード機構と、前記光源及び前記可動シェード機構を支持するヒートシンクと、を備え、前記可動シェード機構は、可動シェードと、前記可動シェードを回転可能に支持するシャフトと、前記ヒートシンクに固定されるブラケットと、を有し、前記ブラケットは、前記ヒートシンクに固定されるブラケット基板部と、後側曲折部を介して前記ブラケット基板部の後部と接続され前記シャフトを固定する支持部と、前側曲折部を介して前記ブラケット基板部の前部と接続される前板部と、を有する。
また、前記ブラケット基板部よりも上方に配置され前記光源からの光を反射するリフレクタを備え、前記ヒートシンクは、前記リフレクタと前記ブラケットと前記ヒートシンクとは、ねじにより固定されることが好ましい。
また、前記ブラケットは、前記ブラケット基板部から左方及び右方のそれぞれに張り出す一対の第1張出部と、前記第1張出部に設けられ前記ねじが挿入される第1締結孔と、を有し、前記リフレクタは、前記リフレクタ本体と、前記リフレクタ本体から左方及び右方のそれぞれに張り出す一対の第2張出部と、前記第2張出部に設けられ前記ねじが挿入される第2締結孔と、を有し、前記ヒートシンクは、前記第1張出部に対向する一対の第3張出部と、前記第3張出部に設けられ前記ねじが結合されるねじ孔と、を有し、前記第1張出部が前記第2張出部と前記第3張出部とに挟まれた状態で、前記リフレクタと前記ブラケットと前記ヒートシンクとは、前記ねじにより固定されることが好ましい。
また、前記可動シェード機構は、前記可動シェードを回転させる動力を発生するアクチュエータを有し、前記アクチュエータは、左右方向において、一対の前記第1張出部の間に配置されることが好ましい。
また、前記ヒートシンクは、ヒートシンク基板部と、前記ヒートシンク基板部に設けられるフィン部と、を有し、前記第3張出部は、前記ヒートシンク基板部の前部の左部及び右部のそれぞれから前方に張り出すことが好ましい。
本発明によれば、光源と可動シェードとを精度良く位置決めできる車両用前照灯が提供される。
また、本発明によれば、可動シェード機構をヒートシンクに安定して固定できる車両用前照灯が提供される。
図1は、第1実施形態に係る車両用前照灯を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る車両用前照灯を示す分解斜視図である。 図3は、第1実施形態に係る車両用前照灯の一部を右後方から見た斜視図である。 図4は、第1実施形態に係る車両用前照灯の一部を拡大した斜視図である。 図5は、第1実施形態に係る車両用前照灯の一部を示す平面図である。 図6は、第1実施形態に係る車両用前照灯の一部を示す断面図である。 図7は、第1実施形態に係る車両用前照灯の一部を拡大した断面図である。 図8は、第1実施形態に係る車両用前照灯の一部を拡大した平面図である。 図9は、第1実施形態に係る第1張出部、第2張出部、及び第3張出部を示す断面図である。 図10は、第1実施形態に係る第1張出部、第2張出部、及び第3張出部を示す断面図である。 図11は、第2実施形態に係る車両用前照灯の一部を示す断面図である。 図12は、第2実施形態に係る車両用前照灯の一部を拡大した断面図である。 図13は、第3実施形態に係る車両用前照灯の一部を右後方から見た斜視図である。 図14は、第3実施形態に係る車両用前照灯の一部を拡大した斜視図である。 図15は、第3実施形態に係る車両用前照灯の一部を示す平面図である。 図16は、第3実施形態に係る車両用前照灯の一部を示す断面図である。 図17は、第3実施形態に係る位置決めピン及び位置決め孔を拡大した平面図である。 図18は、第3実施形態に係る車両用前照灯の一部を示す断面図である。
以下、本発明に係る車両用前照灯の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、実施形態により本発明が限定されるものではない。また、実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
以下の説明において、前後方向、上下方向、及び左右方向のそれぞれは、車両に取り付けられた状態における車両用前照灯の方向を示す。前方とは、車両が直進状態で前進するときの前方向をいう。後方とは、水平面内において前方の逆方向をいう。上方とは、水平面と直交する方向において車両の走行面から離れる方向をいう。下方とは、水平面と直交する方向において上方の逆方向をいう。左方とは、車両が直進状態で前進するときの左方向をいう。右方とは、水平面内において左方の逆方向をいう。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る車両用前照灯1を示す斜視図である。図2は、本実施形態に係る車両用前照灯1を示す分解斜視図である。図1及び図2に示すように、車両用前照灯1は、光源10と、光源10からの光を配光制御する可動シェード機構20と、光源10からの光を反射するリフレクタ30と、リフレクタ30で反射した光が供給されるレンズ40と、光源10及び可動シェード機構20を支持するヒートシンク50とを備える。本実施形態において、車両用前照灯1は、プロジェクタ型のランプユニットにより構成される。
車両用前照灯1は、車両前部の左部及び右部のそれぞれに取り付けられる。車両に取り付けられる場合、車両用前照灯1は、ランプハウジングとランプレンズとで形成される灯室に収容される。また、車両用前照灯1は、光軸調整機構に接続される。光軸調整機構は、上下方向及び左右方向のそれぞれにおける光軸の位置を調整する。本実施形態において、車両用前照灯1は、車両の右部に取り付けられる車両用前照灯であることとする。車両の左部に取り付けられる車両用前照灯1は、車両の右部に取り付けられる車両用前照灯1と同様の構造である。
なお、灯室内には、本実施形態に係る車両用前照灯1に加えて、クリアランスランプユニット、ターンシグナルランプユニット、及びデイタイムランニングランプユニットが配置されてもよい。また、灯室内には、インナーパネル、インナーハウジング、及びインナーレンズが配置されてもよい。
光源10は、光を射出する。光源10として、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)、半導体レーザ(LD:Laser Diode)、及び有機EL(OEL:Organic Electro Luminescence)のような固体光源が例示される。光源10は、発光面11を有する。発光面11は、上方を向く。発光面11は、水平面と平行である。光源10は、光源ホルダ12に保持される。
光源ホルダ12は、ねじ13によってヒートシンク50に固定される。光源ホルダ12がヒートシンク50に固定されることにより、光源10がヒートシンク50に固定される。光源10は、レンズ40の光軸AXよりも下方に配置される。
可動シェード機構20は、光源10から射出されリフレクタ30で反射した光の一部を遮蔽する。可動シェード機構20は、可動シェード21と、可動シェード21を回転可能に支持するシャフト22と、ヒートシンク50に固定されるブラケット23と、可動シェード21を回転させる動力を発生するアクチュエータ24とを有する。可動シェード21が回転することにより、光の遮蔽量が調整される。可動シェード21は、光源10からの光を第1の遮蔽量で遮蔽する第1位置P1と、第1の遮蔽量よりも少ない第2の遮蔽量で遮蔽する第2位置P2との間で回転する。
リフレクタ30は、光源10からの光を反射してレンズ40に供給する。リフレクタ30の上端部は、可動シェード機構20の上端部よりも上方に配置される。
可動シェード機構20及びリフレクタ30は、ねじ31によってヒートシンク50に固定される。
レンズ40は、リフレクタ30よりも前方に配置される。レンズ40は、レンズホルダ41に保持される。レンズホルダ41は、リフレクタ30に装着される。レンズ40の光軸AXは、リフレクタ30の光軸と一致する。光源10から射出されリフレクタ30で反射した光は、レンズ40に供給される。また、光源10から射出された光の一部は、リフレクタ30を介さずにレンズ40に供給される。レンズ40に供給された光は、車両の前方に照射される。
ヒートシンク50は、光源10、可動シェード機構20、及びリフレクタ30を支持する。ヒートシンク50は、光源10から発生する熱を放射する。
図3は、本実施形態に係る車両用前照灯1の一部を右後方から見た斜視図である。図4は、本実施形態に係る車両用前照灯1の一部を拡大した斜視図である。図5は、本実施形態に係る車両用前照灯1の一部を示す平面図である。図3は、車両用前照灯1からリフレクタ30及びレンズ40を取り除いた状態を示す図である。図4は、図3のA部分を拡大した図に相当する。図5は、車両用前照灯1からリフレクタ30を取り除いた状態を示す図である。
可動シェード機構20は、可動シェード21と、可動シェード21を回転可能に支持するシャフト22と、可動シェード21を支持するブラケット23と、可動シェード21を回転させるための動力を発生するアクチュエータ24とを有する。
可動シェード21は、光源10からの光の光路に配置されるシェード部21Aと、シャフト22に連結される軸受部21Bとを有する。シェード部21Aは、光源10からの光の一部を遮蔽する板状部材である。軸受部21Bは、シェード部21Aの後面に固定される板状部材である。軸受部21Bは、左右方向に間隔をあけて2つ設けられる。
シャフト22は、可動シェード21を回転可能に支持する。軸受部21Bに貫通孔25が形成される。シャフト22は、貫通孔25に挿入される。シャフト22の周囲にスプリング26が配置される。スプリング26の一端部は、可動シェード21に固定される。スプリング26の他端部は、ブラケット23に固定される。スプリング26は、可動シェード21が第1位置P1に移動するように弾性力を発生する。
ブラケット23は、シャフト22及びアクチュエータ24を支持する。ブラケット23は、ヒートシンク50に固定される。ブラケット23は、金属製の1枚の板部材によって構成される。ブラケット23は、ヒートシンク50に固定されるブラケット基板部23Aと、ブラケット基板部23Aよりも上方に配置されシャフト22を固定する支持部23Bと、ブラケット基板部23Aの前部に配置される前板部23Cと、ブラケット基板部23Aから左方及び右方のそれぞれに張り出す一対の第1張出部23Dと、第1張出部23Dに設けられねじ31が挿入される第1締結孔23Eとを有する。
ブラケット基板部23Aは、上面及び下面を有する。ブラケット基板部23Aの上面及び下面のそれぞれは、水平面と平行である。リフレクタ30は、ブラケット基板部23Aよりも上方に配置される。ヒートシンク50は、ブラケット基板部23Aよりも下方に配置される。ブラケット基板部23Aの上面は、リフレクタ30と対向する。ブラケット基板部23Aの下面は、ヒートシンク50と対向する。
支持部23Bは、後側曲折部23Fを介してブラケット基板部23Aの後部と接続される。支持部23Bは、ブラケット基板部23Aを含む板部材の後部を上方に折り曲げることによって形成される。支持部23Bは、シャフト22の左部を支持する第1の支持部23Bと、シャフト22の右部を支持する第2の支持部23Bとを含む。第1の支持部23Bは、一対の軸受部21Bのうち左側の軸受部21Bよりも左方に配置される。第2の支持部23Bは、一対の軸受部21Bのうち右側の軸受部21Bよりも右方に配置される。
図4に示すように、支持部23Bは、シャフト22よりも前方に配置される前側支持部23Baと、シャフト22よりも後方に配置される後側支持部23Bbとを含む。前側支持部23Baは、前方に折り曲げられる第1屈曲部分23Ba1と、第1屈曲部分23Ba1の前端部から後方に折り曲げられる第2屈曲部分23Ba2とを含む。前側支持部23Baは、シャフト22の一部を包囲するように曲げられる。後側支持部23Bbは、前側支持部23Baよりも左方及び右方のそれぞれに配置される。シャフト22の外面の一部は、前側支持部23Baの内面に接触する。シャフト22の外面の一部は、後側支持部23Bbの前面に接触する。前側支持部23Baを加締めることによって、シャフト22は支持部23Bに固定される。
前板部23Cは、前側曲折部23Gを介してブラケット基板部23Aの前部と接続される。前板部23Cは、ブラケット基板部23Aを含む板部材の前部を下方に折り曲げることによって形成される。
第1張出部23Dは、ブラケット基板部23Aの左部及び右部のそれぞれに接続される。ブラケット基板部23Aの上面と第1張出部23Dの上面とは、同一平面内に配置される。ブラケット基板部23Aの下面と第1張出部23Dの下面とは、同一平面内に配置される。第1張出部23Dの上面及び下面は、水平面と平行である。
第1締結孔23Eは、第1張出部23Dの前部に設けられる。第1締結孔23Eは、第1張出部23Dの上面と下面とを結ぶ貫通孔である。第1締結孔23Eにねじ31が挿入される。
本実施形態において、第1張出部23Dは、第1締結孔23Eの周囲の一部に設けられたスリット23Hを有する。水平面と平行な面内において、スリット23Hは、円弧状である。スリット23Hの一部は、第1締結孔23Eよりも後方に設けられる。スリット23Hの一部は、左右方向において第1締結孔23Eよりもブラケット基板部23Aの中心に近い位置に設けられる。
スリット23Hが設けられることにより、第1締結孔23Eを含む第1張出部23Dの一部分は、上下方向に撓むことができる。第1張出部23Dのうちスリット23Hと第1締結孔23Eとの間の一部分は、上下方向に弾性変形することができる。
アクチュエータ24は、ソレノイドを含む。ソレノイドは、電源装置に接続される。アクチュエータ24で発生した動力は、動力伝達機構を介して可動シェード21に伝達される。アクチュエータ24は、ブラケット23に接続される。アクチュエータ24は、一対の第1張出部23Dの間において、ブラケット23の前板部23Cの後面に配置される。
図1及び図2に示すように、リフレクタ30は、リフレクタ本体32と、リフレクタ本体32から左方及び右方のそれぞれに張り出す一対の第2張出部33と、第2張出部33に設けられ、ねじ31が挿入される第2締結孔34とを有する。
リフレクタ本体32は、実質的に半円筒状の部材である。リフレクタ本体32の内面に、光源10からの光を反射する反射面が設けられる。
第2張出部33は、リフレクタ本体32の下部から左方及び右方のそれぞれに張り出す。第2張出部33は、リフレクタ本体32の左部の下端部及び右部の下端部のそれぞれに接続される。第2張出部33の上面及び下面は、水平面と平行である。第2張出部33は、第1張出部23Dに対向する。
第2締結孔34は、第2張出部33の上面と下面とを結ぶ貫通孔である。第2締結孔34にねじ31が挿入される。
ヒートシンク50は、ヒートシンク基板部51と、ヒートシンク基板部51の上面及び下面のそれぞれに設けられる複数のフィン部52と、ヒートシンク基板部51の前部の左部及び右部のそれぞれから前方に張り出す一対の第3張出部53と、第3張出部53に設けられ、ねじ31が結合されるねじ孔54とを有する。
ヒートシンク基板部51は、光源10及び可動シェード機構20を支持する。図3に示すように、光源10を保持する光源ホルダ12は、ねじ13によりヒートシンク基板部51の上面の中央部に固定される。
第3張出部53は、ヒートシンク基板部51の前部の左部及び右部のそれぞれから前方に張り出す。第3張出部53の上面は、水平面と平行である。第3張出部53の上面は、第1張出部23Dの下面に対向する。
リフレクタ30と可動シェード機構20のブラケット23とヒートシンク50とは、ねじ31により固定される。リフレクタ30は、ブラケット23よりも上方に配置される。ヒートシンク50は、ブラケット23よりも下方に配置される。ブラケット23がリフレクタ30とヒートシンク50とに挟まれた状態で、リフレクタ30とブラケット23とヒートシンク50とは、ねじ31により固定される。
本実施形態において、第1張出部23Dの上面と第2張出部33の下面とが対向する。第1張出部23Dの下面と第3張出部53の上面とが対向する。第1張出部23Dに第1締結孔23Eが設けられ、第2張出部33に第2締結孔34が設けられ、第3張出部53にねじ孔54が設けられる。第1張出部23Dが第2張出部33と第3張出部53とに挟まれた状態で、リフレクタ30とブラケット23とヒートシンク50とは、ねじ31により固定される。
図6は、本実施形態に係る車両用前照灯1の一部を示す断面図である。図7は、本実施形態に係る車両用前照灯1の一部を拡大した断面図である。図8は、本実施形態に係る車両用前照灯1の一部を拡大した平面図である。図6は、図5のB−B線断面矢視図に相当する。図7は、図6のC部分を拡大した図に相当する。図8は、図5のD部分を拡大した図に相当する。
ヒートシンク50は、ブラケット23を位置決めする位置決め部60を有する。シャフト22及びブラケット23が位置決めされることにより、可動シェード21が位置決めされる。位置決め部60は、シャフト22を前後方向に位置決めする前後方向位置決め部60Aと、シャフト22を上下方向に位置決めする上下方向位置決め部60Bと、ブラケット23を左右方向に位置決めする左右方向位置決め部60Cとを含む。
本実施形態において、位置決め部60は、ヒートシンク基板部51から上方に突出する突起部61と、突起部61に設けられた溝部62とを含む。
溝部62は、ブラケット基板部23Aよりも上方に配置される。溝部62にシャフト22が配置される。溝部62は、シャフト22を支持する。シャフト22は、溝部62の内面の少なくとも一部に接触する。シャフト22が溝部62の内面の少なくとも一部に接触することによって、シャフト22に連結されている可動シェード21が位置決めされる。
図7に示すように、溝部62の内面は、シャフト22よりも前側に配置される前側内面62Aと、シャフト22よりも後側に配置される後側内面62Bと、シャフト22よりも下方に配置される底面62Cとを含む。シャフト22は、前側内面62A、後側内面62B、及び底面62Cのそれぞれに接触する。
前後方向位置決め部60Aは、シャフト22に接触する溝部62の前側内面62Aと、シャフト22に接触する溝部62の後側内面62Bとを含む。上下方向位置決め部60Bは、シャフト22に接触する溝部62の底面62Cを含む。
シャフト22が前側内面62A及び後側内面62Bのそれぞれに接触することにより、シャフト22に連結されている可動シェード21は前後方向に位置決めされる。シャフト22が底面62Cに接触することにより、シャフト22に連結されている可動シェード21は上下方向に位置決めされる。このように、本実施形態において、前後方向位置決め部60A及び上下方向位置決め部60Bは、突起部61及び溝部62を含む。
また、ヒートシンク50は、第3張出部53から上方に突出する位置決めピン55を有する。ブラケット23は、位置決めピン55が配置される位置決め孔27を有する。位置決め孔27は、第1張出部23Dにおいて、第1締結孔23E及びスリット23Hよりも後方に設けられる。位置決め孔27は、第1張出部23Dの上面と下面とを結ぶ貫通孔である。位置決め孔27に位置決めピン55が配置された状態で、位置決めピン55の上端部は、第1張出部23Dの上面よりも上方に突出する。
図5に示すように、位置決め孔27は、一対の第1張出部23Dのそれぞれに設けられる。位置決めピン55は、一対の位置決め孔27に対応するように、一対設けられる。一方の位置決めピン55及び一方の位置決め孔27と、他方の位置決めピン55及び他方の位置決め孔27とは、同様の構造である。
図8に示すように、位置決め孔27の内面は、位置決めピン55よりも左側に配置される左側内面27Aと、位置決めピン55よりも右側に配置される右側内面27Bとを含む。
左右方向位置決め部60Cは、位置決めピン55に接触する位置決め孔27の左側内面27Aと、位置決めピン55に接触する位置決め孔27の右側内面27Bとを含む。位置決めピン55は、左側内面27A及び右側内面27Bのそれぞれに接触する。
位置決めピン55がブラケット23の左側内面27A及び右側内面27Bのそれぞれに接触することにより、ブラケット23の左右方向の位置を規制することにより可動シェード21は、左右方向に位置決めされる。このように、左右方向位置決め部60Cは、位置決めピン55及び位置決め孔27を含む。
図9及び図10のそれぞれは、本実施形態に係る第1張出部23D、第2張出部33、及び第3張出部53を示す断面図である。図9及び図10のそれぞれは、図5のE−E線断面矢視図に相当する。
リフレクタ30と可動シェード機構20とヒートシンク50とを固定する場合、図9に示すように、第1張出部23Dの上面と第2張出部33の下面とが対向し、第1張出部23Dの下面と第3張出部53の上面とが対向した状態で、第1締結孔23Eと第2締結孔34とねじ孔54とが一致するように、リフレクタ30と可動シェード機構20とヒートシンク50とが位置合わせされる。ねじ31は、第2張出部33に設けられている第2締結孔34、第1張出部23Dに設けられている第1締結孔23E、及び第3張出部53に設けられているねじ孔54に挿入される。
図10に示すように、ねじ31が締め付けられることにより、第2張出部33と第1張出部23Dとが密着し、第1張出部23Dと第3張出部53とが密着する。第1張出部23Dが第2張出部33と第3張出部53とに挟まれた状態で、リフレクタ30とブラケット23とヒートシンク50とは、ねじ31により固定される。また、ねじ31が締め付けられることにより、図7を参照して説明したように、シャフト22と溝部62の底面62Cとが接触する。
本実施形態において、第1締結孔23Eの周囲の一部にスリット23Hが設けられる。スリット23Hが設けられることにより、ねじ31が締め付けられると、図10に示すように、第1締結孔23Eを含む第1張出部23Dの一部分は、ブラケット基板部23Aよりも下方に撓む。すなわち、第1張出部23Dのうちスリット23Hと第1締結孔23Eとの間の一部分は、ブラケット基板部23Aよりも下方に弾性変形する。スリット23Hによりブラケット基板部23Aの弾性変形が許容されることにより、ブラケット23又はシャフト22に寸法誤差が存在しても、シャフト22は溝部62の底面62Cに確実に接触することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ヒートシンク50は、ブラケット基板部23Aよりも下方に配置される。ヒートシンク50は、光源10及び可動シェード機構20を支持する。ヒートシンク50は、シャフト22を位置決めする位置決め部60を有する。光源10及び可動シェード機構20を支持するヒートシンク50が、シャフト22を位置決めする位置決め部60を有するので、光源10とシャフト22とは精度良く位置決めされる。
本実施形態において、前後方向位置決め部60A及び上下方向位置決め部60Bは、ヒートシンク50のヒートシンク基板部51から上方に突出する突起部61と、突起部61に設けられシャフト22を支持する溝部62とを含む。左右方向位置決め部60Cは、ヒートシンク50の第3張出部53から上方に突出し位置決め孔27に配置される位置決めピン55を含む。突起部61は、ブラケット基板部23Aの上面よりも上方に配置される。位置決めピン55は、第1張出部23Dの上面よりも上方に配置される。すなわち、本実施形態において、位置決め部60(60A,60B,60C)は、ブラケット23の上面よりも上方に配置される部分(突起部61、位置決めピン55)を有する。ブラケット23よりも下方に配置されているヒートシンク50が、ブラケット23の上面よりも上方に配置される位置決め部60を有するので、ヒートシンク50は、シャフト22を精度良く位置決めすることができる。
また、本実施形態によれば、可動シェード機構20のブラケット23は、ヒートシンク50に固定されるブラケット基板部23Aと、後側曲折部23Fを介してブラケット基板部23Aの後部と接続されシャフト22を支持する支持部23Bと、前側曲折部23Gを介してブラケット基板部23Aの前部と接続される前板部23Cと、を有する。1枚の板部材を折り曲げるだけで、ヒートシンク50に固定されるブラケット基板部23Aと、シャフト22を支持する支持部23Bと、ヒートシンク50の前方に配置される前板部23Cとが形成される。ブラケット基板部23Aは、ヒートシンク50に対向する下面を有する板状である。そのため、ブラケット基板部23Aは、ヒートシンク50に安定して固定される。ブラケット基板部23Aとヒートシンク50との接触面積は大きい。そのため、ブラケット基板部23Aは、ヒートシンク50に安定して固定される。
リフレクタ30は、ブラケット基板部23Aよりも上方に配置される。ヒートシンク50は、ブラケット基板部23Aよりも下方に配置される。そのため、リフレクタ30とブラケット23とヒートシンク50とが上下方向に重ねられた状態で、リフレクタ30とブラケット23とヒートシンク50とは、ねじ31により安定して固定される。
ブラケット23は、ブラケット基板部23Aから左方及び右方のそれぞれに張り出す一対の第1張出部23Dと、第1張出部23Dに設けられねじ31が挿入される第1締結孔23Eとを有する。リフレクタ30は、リフレクタ本体32と、リフレクタ本体32から左方及び右方のそれぞれに張り出す一対の第2張出部33と、第2張出部33に設けられ、ねじ31が挿入される第2締結孔34と、を有する。ヒートシンク50は、第1張出部23Dに対向する一対の第3張出部53と、第3張出部53に設けられ、ねじ31が結合されるねじ孔54と、を有する。これにより、リフレクタ30とブラケット23とヒートシンク50とが上下方向に重ねられ、第1張出部23Dが第2張出部33と第3張出部53とに挟まれた状態で、リフレクタ30とブラケット23とヒートシンク50とは、ねじ31により作業性良く固定される。また、リフレクタ30とブラケット23とヒートシンク50とは、ねじ31により安定して固定される。
可動シェード機構20のアクチュエータ24は、左右方向において、一対の第1張出部23Dの間に配置される。これにより、左右方向において車両用前照灯1の寸法が大きくなることが抑制される。
ヒートシンク50は、ヒートシンク基板部51と、ヒートシンク基板部51に設けられるフィン部52と、を有する。第3張出部53は、ヒートシンク基板部51の前部の左部及び右部のそれぞれから前方に張り出す。これにより、左右方向において車両用前照灯1の寸法が大きくなることが抑制される。
[第2実施形態]
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
上述の実施形態においては、第1締結孔23Eの周囲の一部にスリット23Hが設けられ、ねじ31を締め付けることにより、シャフト22が溝部62の底面62Cに接触することとした。シャフト22が溝部62の底面62Cに接触することにより、シャフト22が上下方向に位置決めされることとした。
スリット23Hは、省略されてもよい。スリット23Hが設けられていない第1張出部23Dが第2張出部33と第3張出部53とに挟まれた状態で、リフレクタ30とブラケット23とヒートシンク50とがねじ31により固定されることにより、シャフト22は上下方向に位置決めされる。
図11は、本実施形態に係る車両用前照灯1の一部を示す断面図である。図12は、本実施形態に係る車両用前照灯1の一部を拡大した断面図である。図12は、図11のF部分を拡大した図に相当する。
図11及び図12に示すように、本実施形態において、ねじ31が締め付けられても、シャフト22と溝部62の底面62Cとは離れていることが好ましい。ねじ31が締め付けられても、シャフト22と溝部62の底面62Cとは離れていることにより、上下方向においてシャフト22に過度な力が作用することが抑制される。シャフト22と溝部62の底面62Cとが離れていても、第1張出部23Dが第2張出部33と第3張出部53とに挟まれた状態でねじ31により固定されることにより、シャフト22は上下方向に位置決めされる。
すなわち、本実施形態において、上下方向位置決め部60Bは、ブラケット23がリフレクタ30とヒートシンク50とに挟まれた状態で、リフレクタ30とブラケット23とヒートシンク50とを固定するねじ31を含む。
上述の第1実施形態と同様、前後方向位置決め部60Aは、シャフト22よりも前側に配置されシャフト22に接触する溝部62の前側内面62Aと、シャフト22よりも後側に配置されシャフト22に接触する溝部62の後側内面62Bとを含む。左右方向位置決め部60Cは、位置決めピン55よりも左側に配置され位置決めピン55に接触する位置決め孔27の左側内面27Aと、位置決めピン55よりも右側に配置され位置決めピン55に接触する位置決め孔27の右側内面27Bとを含む。シャフト22が溝部62の前側内面62A及び後側内面62Bのそれぞれに接触することにより、シャフト22は前後方向に位置決めされる。位置決めピン55が位置決め孔27の左側内面27A及び右側内面27Bのそれぞれに接触することにより、ブラケット23は左右方向に位置決めされる。
[第3実施形態]
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略又は省略する。
図13は、本実施形態に係る車両用前照灯1の一部を右後方から見た斜視図である。図14は、本実施形態に係る車両用前照灯1の一部を拡大した斜視図である。図15は、本実施形態に係る車両用前照灯1の一部を示す平面図である。図13は、車両用前照灯1からリフレクタ30及びレンズ40を取り除いた状態を示す図である。図14は、図13のG部分を拡大した図に相当する。図15は、車両用前照灯1からリフレクタ30を取り除いた状態を示す図である。
本実施形態において、可動シェード機構20は、可動シェード21の少なくとも一部に接触して、可動シェード21を左右方向に位置決めする左右位置規制部29を有する。
上述の実施形態と同様、ブラケット23は、ブラケット基板部23Aと、ブラケット基板部23Aよりも上方に配置されシャフト22を固定する支持部23Bとを有する。
図14に示すように、本実施形態において、支持部23Bは、シャフト22よりも前方に配置される前側支持部23Baと、シャフト22よりも後方に配置される後側支持部23Bbと、シャフト22よりも後方に配置される後側支持部23Bcとを含む。後側支持部23Bcは、後側支持部23Bbよりも軸受部21Bに近い位置に配置される。
前側支持部23Baを加締めることによって、シャフト22は、後側支持部23Bcに押し付けられる。これにより、シャフト22が支持部23Bに固定される。
後側支持部23Bcは、左右位置規制部29を含む。軸受部21Bに対向する後側支持部23Bcの一部分が後方に折り曲げられることにより、左右位置規制部29が形成される。左右方向において、左右位置規制部29は、軸受部21Bに隣接する。左右位置規制部29は、軸受部21Bに接触する。左右位置規制部29が軸受部21Bに接触することにより、左右方向において可動シェード21が位置決めされる。また、左右方向位置規制部29は、左右方向においてヒートシンク50に対する可動シェード機構20を位置決めする。
本実施形態において、左右方向位置決め部60Cは、ブラケット基板部23Aよりも上方に配置される突起部63を含む。突起部63は、ヒートシンク50のヒートシンク基板部51から上方に突出する。左右方向において、突起部63は、左右位置規制部29に隣接する。突起部63は、左右位置規制部29に接触する。突起部63は、左右位置規制部29を左右方向に位置決めする。
図16は、本実施形態に係る車両用前照灯1の一部を示す断面図である。図16は、図15のH−H線断面矢視図に相当する。可動シェード21は、一対の軸受部21Bを有する。左右位置規制部29は、一対の軸受部21Bに対応するように一対設けられる。突起部63は、一対の左右位置規制部29に対応するように一対設けられる。
左右位置規制部29は、左側の軸受部21Bよりも左方に配置される第1の左右位置規制部29と、右側の軸受部21Bよりも右方に配置される第2の左右位置規制部29とを含む。第1の左右位置規制部29は、左側の軸受部21Bの左面に接触するように配置される。第2の左右位置規制部29は、右側の軸受部21Bの右面に接触するように配置される。
突起部63は、左側の左右位置規制部29よりも左方に配置される第1の突起部63と、右側の左右位置規制部29よりも右方に配置される第2の突起部63とを含む。第1の突起部63は、左側の左右位置規制部29の左面に接触するように配置される。第2の突起部63は、右側の左右位置規制部29の右面に接触するように配置される。
突起部63は、左右位置規制部29に接触して、左右位置規制部29を左右方向に位置決めする。左右位置規制部29が左右方向に位置決めされることにより、左右位置規制部29に接触する軸受部21Bを含む可動シェード21も、左右方向に位置決めされる。このように、本実施形態において、左右方向位置決め部60Cは、ブラケット23の上面よりも上方に配置される突起部63を有する。
上述の第2実施形態と同様、上下方向位置決め部60Bは、ブラケット23がリフレクタ30とヒートシンク50とに挟まれた状態で、リフレクタ30とブラケット23とヒートシンク50とを固定するねじ31を含む。ブラケット23の第1張出部23Dがリフレクタ30の第2張出部33とヒートシンク50の第3張出部53とに挟まれた状態で、リフレクタ30とブラケット23とヒートシンク50とがねじ31により固定されることにより、可動シェード21は上下方向に位置決めされる。
また、ヒートシンク50は、上方に突出する位置決めピン56を有する。ブラケット23は、位置決めピン56が配置される位置決め孔28を有する。位置決め孔28は、第1張出部23Dにおいて、第1締結孔23Eよりも後方に設けられる。位置決め孔28は、第1張出部23Dの上面と下面とを結ぶ貫通孔である。位置決め孔28に位置決めピン56が配置された状態で、位置決めピン56の上端部は、第1張出部23Dの上面よりも上方に突出する。
図15に示すように、位置決め孔28は、一対の第1張出部23Dのそれぞれに設けられる。位置決めピン56は、一対の位置決め孔28に対応するように一対設けられる。
図17は、本実施形態に係る位置決めピン56及び位置決め孔28を拡大した平面図である。図17は、図15のI部分を拡大した図に相当する。一方の位置決めピン56及び一方の位置決め孔28と、他方の位置決めピン56及び他方の位置決め孔28とは、同様の構造である。
図17に示すように、位置決め孔28の内面は、位置決めピン56よりも前側に配置される前側内面28Aと、位置決めピン56よりも後側に配置される後側内面28Bとを含む。
本実施形態において、前後方向位置決め部60Aは、位置決めピン56が接触する位置決め孔28の前側内面28Aと、位置決めピン56が接触する位置決め孔28の後側内面28Bとを含む。位置決めピン56は、前側内面28A及び後側内面28Bのそれぞれに接触する。
位置決めピン56がブラケット23の前側内面28A及び後側内面28Bのそれぞれに接触することにより、ブラケット23に支持されている可動シェード21は前後方向に位置決めされる。このように、前後方向位置決め部60Aは、位置決めピン56及び位置決め孔28を含む。
以上説明したように、本実施形態において、左右方向位置決め部60Cは、ヒートシンク50のヒートシンク基板部51から上方に突出する突起部63と、突起部63に接触する左右位置規制部29とを含む。前後方向位置決め部60Aは、ヒートシンク50の第3張出部53から上方に突出し位置決め孔28に配置される位置決めピン56を含む。突起部63は、ブラケット基板部23Aの上面よりも上方に配置される。位置決めピン56は、第1張出部23Dの上面よりも上方に配置される。すなわち、本実施形態においても、位置決め部60(60C,60A)は、ブラケット23の上面よりも上方に配置される部分(突起部63、位置決めピン56)を有する。ブラケット23よりも下方に配置されているヒートシンク50が、ブラケット23の上面よりも上方に配置される位置決め部60を有するので、ヒートシンク50は、可動シェード21を精度良く位置決めすることができる。
図18は、本実施形態に係る車両用前照灯1の一部を示す断面図である。図18は、図16の変形例を示す。図18に示すように、突起部63は、左側の左右位置規制部29よりも右方に配置される第3の突起部63と、右側の左右位置規制部29よりも左方に配置される第4の突起部63とを含んでもよい。第3の突起部63は、左側の左右位置規制部29の右面に接触するように配置される。第4の突起部63は、右側の左右位置規制部29の左面に接触するように配置される。
図18に示す例においても、突起部63は、左右位置規制部29に接触して、左右位置規制部29を左右方向に位置決めする。左右位置規制部29が左右方向に位置決めされることにより、左右位置規制部29に接触する軸受部21Bを含む可動シェード21が、左右方向に位置決めされる。
1…車両用前照灯、10…光源、11…発光面、12…光源ホルダ、13…ねじ、20…可動シェード機構、21…可動シェード、21A…シェード部、21B…軸受部、22…シャフト、23…ブラケット、23A…ブラケット基板部、23B…支持部、23Ba…前側支持部、23Ba1…第1屈曲部分、23Ba2…第2屈曲部分、23Bb…後側支持部、23Bc…後側支持部、23C…前板部、23D…第1張出部、23E…第1締結孔、23F…後側曲折部、23G…前側曲折部、23H…スリット、24…アクチュエータ、25…貫通孔、26…スプリング、27…位置決め孔、27A…左側内面、27B…右側内面、28…位置決め孔、28A…前側内面、28B…後側内面、29…左右位置規制部、30…リフレクタ、31…ねじ、32…リフレクタ本体、33…第2張出部、34…第2締結孔、40…レンズ、41…レンズホルダ、50…ヒートシンク、51…ヒートシンク基板部、52…フィン部、53…第3張出部、54…ねじ孔、55…位置決めピン、56…位置決めピン、60…位置決め部、60A…前後方向位置決め部、60B…上下方向位置決め部、60C…左右方向位置決め部、61…突起部、62…溝部、62A…前側内面、62B…後側内面、62C…底面、63…突起部、AX…光軸

Claims (10)

  1. 光源と、
    前記光源からの光を配光制御する可動シェード機構と、
    前記光源及び前記可動シェード機構を支持するヒートシンクと、を備え、
    前記可動シェード機構は、可動シェードと、前記可動シェードを回転可能に支持するシャフトと、前記ヒートシンクに固定されるブラケット基板部及び前記ブラケット基板部よりも上方に配置され前記シャフトを固定する支持部を有するブラケットと、を有し、
    前記ヒートシンクは、前記シャフトを位置決めする位置決め部を有する、
    車両用前照灯。
  2. 前記位置決め部は、前記ブラケット基板部よりも上方に配置され前記シャフトを支持する溝部を有する、
    請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記位置決め部は、前記シャフトを前後方向に位置決めする前後方向位置決め部を含み、
    前記前後方向位置決め部は、前記シャフトよりも前側に配置され前記シャフトに接触する前記溝部の前側内面と、前記シャフトよりも後側に配置され前記シャフトに接触する前記溝部の後側内面とを含む、
    請求項2に記載の車両用前照灯。
  4. 前記位置決め部は、前記シャフトを上下方向に位置決めする上下方向位置決め部を含み、
    前記上下方向位置決め部は、前記シャフトよりも下方に配置され前記シャフトに接触する前記溝部の底面を含む、
    請求項3に記載の車両用前照灯。
  5. 前記ブラケット基板部よりも上方に配置され前記光源からの光を反射するリフレクタを備え、
    前記ブラケットは、ねじが挿入される締結孔と、前記締結孔の周囲の一部に設けられたスリットと、を有し、
    前記ブラケットが前記リフレクタと前記ヒートシンクとに挟まれた状態で、前記リフレクタと前記ブラケットと前記ヒートシンクとは、前記ねじにより固定される、
    請求項4に記載の車両用前照灯。
  6. 前記位置決め部は、前記シャフトを上下方向に位置決めする上下方向位置決め部を含み、
    前記ブラケット基板部よりも上方に配置され前記光源からの光を反射するリフレクタを備え、
    前記上下方向位置決め部は、前記ブラケットが前記リフレクタと前記ヒートシンクとに挟まれた状態で、前記リフレクタと前記ブラケットと前記ヒートシンクとを固定するねじを含む、
    請求項3に記載の車両用前照灯。
  7. 前記位置決め部は、前記ブラケットを左右方向に位置決めする左右方向位置決め部を含み、
    前記ヒートシンクは、位置決めピンを有し、
    前記ブラケットは、前記位置決めピンが配置される位置決め孔を有し、
    前記左右方向位置決め部は、前記位置決めピンよりも左側に配置され前記位置決めピンに接触する前記位置決め孔の左側内面と、前記位置決めピンよりも右側に配置され前記位置決めピンに接触する前記位置決め孔の右側内面とを含む、
    請求項3から請求項6のいずれか一項に記載の車両用前照灯。
  8. 前記位置決め部は、前記ブラケットを左右方向に位置決めする左右方向位置決め部を含み、
    前記可動シェード機構は、前記可動シェードの少なくとも一部に接触する左右位置規制部を有し、
    前記左右方向位置決め部は、前記ブラケット基板部よりも上方に配置され前記左右位置規制部に接触して前記左右位置規制部を左右方向に位置決めする突起部を含む、
    請求項1に記載の車両用前照灯。
  9. 前記位置決め部は、前記シャフトを上下方向に位置決めする上下方向位置決め部を含み、
    前記ブラケット基板部よりも上方に配置され前記光源からの光を反射するリフレクタを備え、
    前記上下方向位置決め部は、前記ブラケットが前記リフレクタと前記ヒートシンクとに挟まれた状態で、前記リフレクタと前記ブラケットと前記ヒートシンクとを固定するねじを含む、
    請求項8に記載の車両用前照灯。
  10. 前記位置決め部は、前記シャフトを前後方向に位置決めする前後方向位置決め部を含み、
    前記ヒートシンクは、位置決めピンを有し、
    前記ブラケットは、前記位置決めピンが配置される位置決め孔を有し、
    前記前後方向位置決め部は、前記位置決めピンよりも前側に配置され前記位置決めピンが接触する前記位置決め孔の前側内面と、前記位置決めピンよりも後側に配置され前記位置決めピンが接触する前記位置決め孔の後側内面とを含む、
    請求項8又は請求項9に記載の車両用前照灯。
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