JP2020198052A - 商品販売データ処理装置及びその制御プログラム並びに表示制御方法 - Google Patents

商品販売データ処理装置及びその制御プログラム並びに表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表示デバイスに表示される内容から客が不審に思う懸念を排除する。【解決手段】商品販売データ処理装置は、処理手段と、制御手段とを備える。処理手段は、取引で売買される商品の販売データを処理する。制御手段は、特典が適用されない取引の場合には、処理手段で販売データが処理された商品の商品データを第1表示デバイス及び第2表示デバイスに出力する。制御手段は、特典が適用される取引の場合には、第1表示デバイスには処理手段で販売データが処理された商品の商品データを出力し、第2表示デバイスには処理手段で販売データが処理された商品の商品データのうち特典が適用される項目を除いた商品データを出力する。【選択図】 図10

Description

本発明の実施形態は、商品販売データ処理装置及びコンピュータを当該装置として機能させるための制御プログラム並びに当該装置の表示制御方法に関する。
一般に、POS(Point Of Sales)端末等の商品販売データ処理装置には、客用の表示デバイスが設けられている。この表示デバイスには、登録された商品の商品名、価格等が表示される。したがって客は、表示された情報から、購入する商品が正しく商品販売データ処理装置に登録されたことを確認できる。しかし、表示された情報を確認できるのは、登録された商品を購入する客だけとは限らない。例えば、その客の後に並んで会計を待っている客も、表示された情報を確認できる可能性がある。
店舗によっては、従業員値引の特典制度を採用しているところがある。この制度は、従業員に対しては、商品を値札の価格から値引して販売するという制度である。したがって、取引対象の客が従業員であった場合、客用の表示デバイスには値札の価格よりも値引された金額が表示される。このため、その表示内容を従業員以外の客が見た場合、不審に思う可能性がある。
特開2018−092425号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、表示デバイスに表示される内容から客が不審に思う懸念を排除できる商品販売データ処理装置を提供しようとするものである。
一実施形態において、商品販売データ処理装置は、処理手段と、制御手段とを備える。処理手段は、取引で売買される商品の販売データを処理する。制御手段は、特典が適用されない取引の場合には、処理手段で販売データが処理された商品の商品データを第1表示デバイス及び第2表示デバイスに出力する。制御手段は、特典が適用される取引の場合には、第1表示デバイスには処理手段で販売データが処理された商品の商品データを出力し、第2表示デバイスには処理手段で販売データが処理された商品の商品データのうち特典が適用される項目を除いた商品データを出力する。
一実施形態であるPOS端末の要部回路構成を示すブロック図。 同実施形態において、商品マスタファイルに保存される商品レコードの主要なデータ構造を示す模式図。 同実施形態において、POS端末のメインメモリに形成される主要なメモリ領域を示す模式図。 図3に示す表示設定テーブルの具体例を示す模式図。 同実施形態において、POS端末のプロセッサが制御プログラムに従って実行する1取引の処理手順を示す流れ図。 同実施形態において、POS端末のプロセッサが制御プログラムに従って実行する1取引の処理手順を示す流れ図。 従業員値引の特典制度が適用されない取引のときに第1ディスプレイに表示される登録画面の一例を示す図。 従業員値引の特典制度が適用されない取引のときに第2ディスプレイに表示される登録画面の一例を示す図。 従業員値引の特典制度が適用される取引のときに第1ディスプレイに表示される登録画面の一例を示す図。 従業員値引の特典制度が適用される取引のときに第2ディスプレイに表示される登録画面の一例を示す図。 従業員値引の特典制度が適用される取引のときに第1ディスプレイに表示される小計画面の一例を示す図。 従業員値引の特典制度が適用される取引のときに第2ディスプレイに表示される小計画面の一例を示す図。
以下、表示デバイスに表示される内容から客が不審に思う懸念を排除できる商品販売データ処理装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
本実施形態は、従業員値引の特典制度が実施されている店舗で使用されるPOS端末10を、商品販売データ処理装置の一態様とする。
図1は、POS端末10の要部回路構成を示すブロック図である。POS端末10は、プロセッサ101、メインメモリ102、補助記憶デバイス103、時計104、釣銭機インターフェース105、通信インターフェース106、キーボード107、スキャナ108、第1ディスプレイ109、第2ディスプレイ110、プリンタ111、リーダ112及びシステム伝送路113を備える。システム伝送路113は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。システム伝送路113は、プロセッサ101と、メインメモリ102、補助記憶デバイス103、時計104、釣銭機インターフェース105、通信インターフェース106、キーボード107、スキャナ108、第1ディスプレイ109、第2ディスプレイ110、プリンタ111及びリーダ112とを相互に接続する。プロセッサ101、メインメモリ102及び補助記憶デバイス103がシステム伝送路113で接続されることにより、POS端末10のコンピュータが構成される。
プロセッサ101は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ101は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、POS端末10としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
メインメモリ102は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ102は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ102は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ102は、プロセッサ101が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ102は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ101によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROM(Read Only Memory)である。揮発性のメモリ領域は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
補助記憶デバイス103は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、あるいはSSD(Solid State Drive)等が補助記憶デバイス103となり得る。補助記憶デバイス103は、プロセッサ101が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ101での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス103は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
メインメモリ102又は補助記憶デバイス103に記憶されるアプリケーションプログラムには、POS端末10で実行される情報処理に関して記述した制御プログラムが含まれる。制御プログラムをメインメモリ102又は補助記憶デバイス103にインストールする方法は特に限定されるものではない。リムーバブルな記録媒体に制御プログラムを記録して、あるいはネットワークを介した通信により制御プログラムを配信して、メインメモリ102又は補助記憶デバイス103にインストールすることができる。記録媒体は、CD−ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。
時計104は、POS端末10の時刻情報源として機能する。プロセッサ101は、時計104によって計時される時刻情報を基に、現在の日付及び時間を計時する。
釣銭機インターフェース105は、自動釣銭機との間でデータ通信を行う。釣銭機インターフェース105は、自動釣銭機から投入金額のデータ、貨幣収納枚数のデータ等を受信する。釣銭機インターフェース105は、釣銭データを自動釣銭機へと送信する。
通信インターフェース106は、有線LAN(Local Area Network)又は無線LAN等のネットワークを介して接続されるストアサーバ20との間でデータ通信を行う。ストアサーバ20は、商品マスタファイル21を備える。商品マスタファイル21は、ストアサーバ20が内蔵する記憶装置に形成されていてもよいし、ストアサーバ20の外部に接続された記憶装置に形成されていてもよい。
商品マスタファイル21は、商品レコード21R(図2を参照)を保存する。商品レコード21Rは、商品毎に作成される。商品レコード21Rの主要なデータ構造を図2の模式図で表す。図2に示すように、商品レコード21Rは、商品コード、商品名、第1単価、第2単価等の商品データを含む。
商品コードは、各商品を識別するために商品毎に設定された固有のコードである。通常、各商品には、商品コードをバーコード化したバーコードシンボル、若しくは二次元データコード化した2次元データコードシンボルが付されている。あるいは、商品コードを記憶したRFID(Radio Frequency Identification)タグが付されていてもよい。POS端末10は、上記のバーコードシンボル、2次元データコードシンボル又はRFIDタグのデータを読取装置で読み取ることで、商品の販売データを登録処理することができる。
商品名は、商品コードによって特定される商品の名称であり、第1単価は、その商品1点当たりの価格である。通常、売場に陳列されている商品の値札には、商品名とともに第1単価が表記されている。第2単価は、従業員値引の特典制度により値引が適用された後の価格である。第2単価は、第1単価よりも値引された金額となる。第2単価は、商品によっては第1単価と同額であってもよい。
キーボード107及びスキャナ108は、取引に関する情報を入力するための入力デバイスとして機能する。
キーボード107は、テンキー、クリアキー、乗算キー、小計キー、預/現計キー、クレジットキー、電子マネーキー等を配置したPOS端末10専用のキーボードである。預/現計キーは、現金支払いによる取引の締めを宣言するキーである。クレジットキーは、クレジットカード支払いによる取引の締めを宣言するキーである。電子マネーキーは、電子マネー支払いによる取引の締めを宣言するキーである。預/現計キー、クレジットキー及び電子マネーキーは、総じて締めキーと称される。キーボード107は、テンキーを備えた汎用のキーボードの各ファンクションキーに、クリアキー、乗算キー、小計キー、預/現計キー等の機能を割り当てたものであってもよい。
スキャナ108は、バーコード、二次元データコード等のコードシンボルを読み取るものである。スキャナ108は、レーザ光の走査によりコードシンボルを読み取るタイプであってもよいし、撮像デバイスで撮像した画像からコードシンボルを読み取るタイプであってもよい。
第1ディスプレイ109及び第2ディスプレイ110は、いずれも商品データを表示するための表示デバイスである。商品データは、商品名、単価、点数、金額、合計点数、合計金額等の項目からなる。商品データは、その他の項目を含んでいてもよい。
第1ディスプレイ109は、POS端末10のオペレータである従業員、いわゆるキャッシャのための表示デバイスである。このため第1ディスプレイ109は、キャッシャが視認可能な位置に設けられている。第2ディスプレイ110は、POS端末10で会計を行う客のための表示デバイスである。このため第2ディスプレイ110は、客が視認可能な位置に設けられている。ここに、第1ディスプレイ109は第1表示デバイスとして機能し、第2ディスプレイ110は第2表示デバイスとして機能する。この種の表示デバイスとしては、例えば液晶ディスプレイ、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ等を利用できる。第1ディスプレイ109及び第2ディスプレイ110は、タッチパネルを用いてもよい。
プリンタ111は、レシート用紙に対して各種の文字列又は画像等を印刷するものである。プリンタ111は、印刷されたレシート用紙を切断して、レシートを発行する。この種のプリンタ111としては、例えばサーマルプリンタ又はドットインパクトプリンタ等を利用できる。なお、レシートは、レシート用紙に印刷された紙レシートに限定されるものではない。レシートは、紙レシートに印字されるデータを電子化した電子レシートであってもよい。
リーダ112は、カード,スマートフォン等の媒体に記録されたデータを読み取る機能を有したデバイスである。リーダ112は、媒体にデータを書き込む機能を有したリーダ・ライタであってもよい。カードは、クレジットカード、電子マネーカード等の決済用カードの他に、会員カード、従業員カード等のユーザカードであってもよい。
かかる構成のPOS端末10は、図3に示すように、メインメモリ102の揮発性領域に、モードフラグMFのフラグメモリ31、表示設定テーブル32、トランザクションメモリ33、合計金額メモリ34、合計点数メモリ35、第1バッファ36及び第2バッファ37としての領域を形成している。
フラグメモリ31に記憶されるモードフラグM1は、従業員値引の特典制度が適用される取引であるか否かを識別するための1ビットデータである。各従業員は、それぞれ固有の従業員コードが記録された従業員カードを所持している。プロセッサ101は、リーダ112を介して従業員カードから従業員コードを読み取ると、従業員値引の特典制度が適用される取引であると認識する。本実施形態では、モードフラグMFは、従業員値引の特典制度が適用される取引のときには“1”となり、適用されない取引のときには“0”となる。
表示設定テーブル32は、図4に示すデータ構造を有したデータテーブルである。すなわち表示設定テーブル32は、商品名、単価、点数、金額、合計点数及び合計金額の各項目にそれぞれ対応した表示フラグf1,f2,f3,f4,f5,f6を、モードフラグMFの値別に設定したものである。表示フラグf1〜f6は、モードフラグMFが対応する値の取引のとき、その項目の商品データを表示するか否かを識別するための1ビットデータである。本実施形態では、表示する項目の表示フラグf1〜f6は“1”となり、表示しない項目の表示フラグf1〜f6は“0”となる。したがって、図4に示された表示フラグf1〜f6の例では、モードフラグMFが“0”、すなわち従業員値引の特典制度が適用されない取引のときには、商品名、単価、点数、金額、合計点数及び合計金額を表示項目としている。モードフラグMFが“1”、すなわち従業員値引の特典制度が適用される取引のときには、商品名と合計点数とを表示項目としている。
トランザクションメモリ33は、1取引としてPOS端末10に登録された商品の販売データを記憶するための領域である。商品販売データは、商品コード、商品名、点数、金額、合計点数及び合計金額の各項目からなる。合計金額メモリ34は、トランザクションメモリ33に登録された商品販売データの金額を合計するための領域である。トランザクションメモリ33に登録された商品販売データの点数を合計するための領域である。
第1バッファ36は、第1ディスプレイ109に表示するデータを記憶するための領域である。第2バッファ37は、第2ディスプレイ110に表示するデータを記憶するための領域である。プロセッサ11は、第1バッファ36に記憶されたデータを基に、第1ディスプレイ109に表示される画面のデータを作成する。同様に、プロセッサ11は、第2バッファ37に記憶されたデータを基に、第2ディスプレイ110に表示される画面のデータを作成する。
図5及び図6は、制御プログラムに従ってプロセッサ101が実行する1取引の処理手順を示す流れ図である。また、図7乃至図12は、この手順の処理に基づき、第1ディスプレイ109及び第2ディスプレイ110に表示される画像の一例である。以下、これらの図を適宜参照しながら、POS端末10の動作を説明する。なお、以下に説明する動作の手順及びその内容は一例である。同様な結果を得ることが可能であれば、その手順及び内容は特に限定されるものではない。
プロセッサ101は、先ず、ACT1としてフラグメモリ31のモードフラグMFを“0”に設定する。すなわちPOS端末10は、従業員値引の特典制度が適用されない取引をデフォルトとする。
この状態で、プロセッサ101は、ACT2として従業員値引の特典制度が適用される取引が宣言されたか否かを確認する。かかる宣言がなされていない場合、プロセッサ101は、ACT2においてNOと判定し、ACT3へと進む。プロセッサ101は、ACT3として商品登録が行われたか否かを確認する。商品登録が行われていない場合、プロセッサ101は、ACT3においてNOと判定し、ACT2へと戻る。このようにプロセッサ101は、モードフラグMFを“0”に初期化した後、従業員値引の特典制度が適用される取引が宣言されるか、1点目の商品登録が行われるのを待ち受ける。
この待ち受け状態において、リーダ112で従業員カードのデータが読み取られると、プロセッサ101は、従業員値引の特典制度が適用される取引が宣言されたと認識する。プロセッサ101は、ACT2においてYESと判定し、ACT4へと進む。プロセッサ101は、ACT4としてフラグメモリ31のモードフラグMFを“1”に設定する。その後、プロセッサ101は、ACT5として商品登録が行われるのを待ち受ける。
プロセッサ101は、スキャナ108で商品コードを含むコードシンボルが読み取られると、商品登録が行われたと認識する。あるいはプロセッサ101は、キーボード107を介して商品コードが入力されると、商品登録が行われたと認識する。プロセッサ101は、商品登録が行われたと認識すると、ACT3又はACT5においてYESと判定し、ACT6へと進む。
プロセッサ101は、ACT6としてストアサーバ20から商品データを取得する。すなわちプロセッサ101は、商品データの問合せコマンドをストアサーバ20宛に送信するように通信インターフェース106を制御する。この制御により、通信インターフェース106からストアサーバ20へと問合せコマンドが送信される。問合せコマンドには、商品コードが含まれている。
問合せコマンドを受信したストアサーバ20では、商品マスタファイル21が検索されて、問合せコマンド中の商品コードを含む商品レコード21Rが読み出される。そして、当該商品レコード21Rの商品データが、ストアサーバ20から問合せコマンド送信元のPOS端末10へと送信される。上記商品データは、問合せコマンドを送信したPOS端末10の通信インターフェース106で受信される。かくしてプロセッサ101は、商品データを取得し得る。
商品データを取得したプロセッサ101は、ACT7としてモードフラグMFを調べる。ここで、モードフラグMFが“0”に設定されている場合、プロセッサ101は、ACT7においてNOと判定し、ACT8へと進む。プロセッサ101は、ACT8として商品データから第1単価を選択する。そしてプロセッサ101は、ACT9としてその第1単価に点数を乗算して金額を算出し、商品データの商品コード、商品名及び第1単価と、点数及び金額とから商品販売データを生成して、トランザクションメモリ33に格納する。因みに、点数は、商品コードが入力される前に、キーボード107のテンキーと乗算キーとで乗数が入力されている場合にはその乗数であり、乗数が入力されていない場合には“1”である。
プロセッサ101は、ACT10として商品販売データの金額を合計金額メモリ34に加算し、点数を合計点数メモリ35に加算する。
プロセッサ101は、ACT11として表示設定テーブル32を参照する。そしてプロセッサ101は、モードフラグMFが“0”に対応した表示フラグのうち、“1”に設定されている表示フラグの項目Aを選択する。すなわち図4の設定例では、プロセッサ101は、商品名、単価、点数、金額、合計点数及び合計金額を表示項目Aとして選択する。
プロセッサ101は、ACT12として表示項目Aの商品データを第1バッファ36に格納する。またプロセッサ101は、ACT13として表示項目Aの商品データを第2バッファ37にも格納する。
一方、モードフラグMFが“1”に設定されている場合には、プロセッサ101は、ACT7においてYESと判定し、ACT14へと進む。プロセッサ101は、ACT14として商品データから第2単価を選択する。そしてプロセッサ101は、ACT15としてその第2単価に点数を乗算して金額を算出し、商品データの商品コード、商品名及び第2単価と、点数及び金額とから商品販売データを生成して、トランザクションメモリ33に格納する。
プロセッサ101は、ACT16として商品販売データの金額を合計金額メモリ34に加算し、点数を合計点数メモリ35に加算する。
プロセッサ101は、ACT17として表示設定テーブル32を参照する。そしてプロセッサ101は、モードフラグMFが“0”に対応した表示フラグのうち、“1”に設定されている表示フラグの項目Aを選択する。すなわち図4の設定例では、プロセッサ101は、商品名、単価、点数、金額、合計点数及び合計金額を表示項目Aとして選択する。
またプロセッサ101は、ACT18としてモードフラグMFが“1”に対応した表示フラグのうち、“1”に設定されている表示フラグの項目Bを選択する。すなわち図4の設定例では、プロセッサ101は、商品名と合計点数とを表示項目Bとして選択する。
プロセッサ101は、ACT19として表示項目Aの商品データを第1バッファ36に格納する。またプロセッサ101は、ACT20として表示項目Bの商品データを第2バッファ37に格納する。
このようにプロセッサ101は、商品登録が行われると、その商品の商品データを取得する。そしてプロセッサ101は、モードフラグMFが“0”のときにはACT8乃至ACT13の処理を実行する。すなわちプロセッサ101は、商品データの第1単価を使用して商品販売データを生成し、その商品販売データをトランザクションメモリ33に登録する。またプロセッサ101は、表示項目Aの商品データを選択して、第1バッファ12及び第2バッファ13にそれぞれ格納する。
モードフラグMFが“1”のときには、プロセッサ101は、ACT14乃至ACT20の処理を実行する。すなわちプロセッサ101は、商品データの第2単価を使用して商品販売データを生成し、その商品販売データをトランザクションメモリ33に登録する。またプロセッサ101は、表示項目Aの商品データを第1バッファ12に格納し、表示項目Bの商品データを第2バッファ13に格納する。
ACT13又はACT20の処理を終えると、プロセッサ101は、ACT21として第1ディスプレイ109及び第2ディスプレイ110にそれぞれ登録画面を表示させる。すなわちプロセッサ101は、第1バッファ36に記憶されているデータを基に、第1ディスプレイ109のための登録画面データを作成する。そしてプロセッサ101は、この登録画面データを第1ディスプレイ109に出力する。かくして、第1ディスプレイ109には登録画面が表示される。同様に、プロセッサ101は、第2バッファ37に記憶されているデータを基に、第2ディスプレイのための登録画面データを作成する。そしてプロセッサ101は、この登録画面データを第2ディスプレイ110に出力する。かくして、第2ディスプレイ110にも登録画面が表示される。
ここに、プロセッサ101を主体とするPOS端末10のコンピュータは、ACT9及びACT15の処理により、取引で売買される商品の販売データを処理するための処理手段を構成する。
POS端末10のコンピュータは、ACT11乃至ACT13及びACT17乃至ACT21の処理により、制御手段を構成する。すなわちPOS端末10のコンピュータは、特典が適用されない取引の場合には、表示項目Aの商品データを第1ディスプレイ109及び第2ディスプレイ110に出力する。特典が適用される取引の場合には、第1ディスプレイ109には表示項目Aの商品データを出力し、第2ディスプレイ110には表示項目Bの商品データを出力する。
表示項目Aの商品データは、処理手段で販売データが処理された商品の商品名、価格(第1単価又は第2単価)、点数、金額、合計点数及び合計金額である。表示項目Bの商品データは、処理手段で販売データが処理された商品の商品名及び合計金額である。商品の価格である第2単価は、特典が適用される項目のため、表示項目Bから除外される。同様に、点数と金額及びその合計金額も、第2単価を算出できる項目のため、表示項目Bから除外される。
プロセッサ101は、登録画面の表示制御を終えると、ACT22として新たな商品登録が行われたか否かを確認する。商品登録が行われていない場合、プロセッサ101は、ACT23として小計キーが入力されたか否かを確認する。小計キーが入力されていない場合、プロセッサ101は、ACT23にてNOと判定し、ACT22へと戻る。このようにプロセッサ101は、ACT22及びACT23として新たな商品登録が行われるか小計キーが入力されるのを待ち受ける。なお、この待ち受け状態において、別の入力が行われた場合には、プロセッサ101は、その入力に応じた処理を実行する。そしてプロセッサ101は、再び、ACT22及びACT23の待ち受け状態に戻る。
ここに、プロセッサ101を主体とするPOS端末10のコンピュータは、ACT23の処理により、取引で売買される商品の小計出力を受け付けるための受付手段を構成する。
ACT22及びACT23の待ち受け状態において、商品登録が行われると、プロセッサ101は、ACT22においてNOと判定し、ACT6へと戻る。そしてプロセッサ101は、ACT6以降の処理を前述したのと同様に実行する。
ACT22及びACT23の待ち受け状態において、小計キーが入力された場合には、プロセッサ101は、ACT23においてYESと判定し、図6のACT24へと進む。プロセッサ101は、ACT24としてモードフラグMFを調べる。モードフラグMFが“0”であった場合、プロセッサ101は、ACT24においてNOと判定し、ACT28へと進む。
モードフラグMFが“1”であった場合には、プロセッサ101は、ACT25として表示設定テーブル32を検索する。そしてプロセッサ101は、モードフラグFが“1”のときの項目「合計金額」に対応した表示フラグが“0”であるか否かを確認する。項目「合計金額」に対応した表示フラグが“1”であった場合、プロセッサ101は、ACT25においてNOと判定し、ACT28へと進む。
項目「合計金額」に対応した表示フラグが“0”であった場合には、プロセッサ101は、ACT25においてYESと判定し、ACT26へと進む。プロセッサ101は、ACT26として合計金額メモリ34から合計金額を取得する。そしてプロセッサ101は、ACT27としてその合計金額のデータを第2バッファ37に格納する。その後、プロセッサ101は、ACT28へと進む。
プロセッサ101は、ACT28として第1ディスプレイ109及び第2ディスプレイ110にそれぞれ小計画面を表示させる。すなわちプロセッサ101は、第1バッファ36に記憶されているデータを基に、第1ディスプレイ109のための小計画面データを作成する。そしてプロセッサ101は、この小計画面データを第1ディスプレイ109に出力する。かくして、第1ディスプレイ109には小計画面が表示される。同様に、プロセッサ101は、第2バッファ37に記憶されているデータを基に、第2ディスプレイのための小計画面データを作成する。そしてプロセッサ101は、この小計画面データを第2ディスプレイ110に出力する。かくして、第2ディスプレイ110にも小計画面が表示される。
ここに、プロセッサ101を主体とするPOS端末10のコンピュータは、ACT24乃至ACT28の処理により、制御手段としての機能の一部、すなわち、小計出力を受け付けると、特典が適用される項目から合計金額を除外する機能を実現する。
プロセッサ101は、小計画面の表示制御を終えると、ACT29として締めキーが入力されるのを待ち受ける。なお、この待ち受け状態において、商品登録が行われた場合には、プロセッサ101は、ACT6へと戻り、ACT6乃至ACT28の処理を前述したのと同様に処理して、締めキーの入力待ち状態に戻る。
預/現計キー、クレジットキー、電子マネーキー等の締めキーが入力されると、プロセッサ101は、ACT29においてYESと判定し、ACT30へと進む。プロセッサ101は、ACT30として締め処理を実行する。すなわち、預/現計キーが入力された場合には、プロセッサ101は、現金取引による締め処理を実行する。クレジットキーが入力された場合には、プロセッサ101は、クレジットカード取引による締め処理を実行する。電子マネーキーが入力された場合には、プロセッサ101は、電子マネー取引による締め処理を実行する。これらの締め処理は周知の処理であるので、ここでの説明は省略する。
締め処理を終えると、プロセッサ101は、ACT31としてレシートの発行を制御する。すなわちプロセッサ101は、トランザクションメモリ33、合計金額メモリ34及び合計点数メモリ35のデータを基にレシートデータを作成する。そしてプロセッサ101は、このレシートデータをプリンタ111に出力する。かくして、プリンタ111においては、レシートデータがレシート用紙に印刷されて、レシートが発行される。以上で、プロセッサ101は、1取引の処理を終了する。
図7は、従業員値引の特典制度が適用されない取引のときに第1ディスプレイ109に表示される登録画面SC1の一例であり、図8は、同取引のときに第2ディスプレイ110に表示される登録画面SC2の一例である。すなわち、図7及び図8は、第1単価が100円の商品「AAAAA」と、第1単価が120円の商品「BBBBB」と、第1単価が150円の商品「CCCCC」と、第1単価が200円の商品「DDDDD」との4品目を従業員以外の一般客が購入した取引の登録画面SC1及び登録画面SC2の表示例である。
図7に示すように、第1ディスプレイ109に表示される登録画面SC1は、明細エリア51と、最新エリア52と、合計エリア53とに区分されている。そして明細エリア51には、1点目から3点目までの商品「AAAAA」、「BBBBB」及び「CCCCC」の名称、点数、第1単価及び金額が、画面に向かって左から表示されている。最新エリア52には、4点目の商品「DDDDD」の名称及び第1単価が上段に表示され、点数及び金額が下段に表示されている。合計エリア53には、合計点数と合計金額とが上下に表示されている。このように、登録画面SC1においては、モードフラグMFが“0”に対して表示フラグが“1”に設定された項目、すなわち商品名、単価、点数、金額、合計点数及び合計金額が表示されている。
図8に示すように、第2ディスプレイ110に表示される登録画面SC2は、明細エリア61と、合計エリア62とに区分されている。そして明細エリア61には、1点目から4点目までの商品「AAAAA」、「BBBBB」、「CCCCC」及び「DDDDD」の名称、第1単価、点数及び金額が、画面に向かって左から表示されている。合計エリア62には、合計点数と合計金額とが、画面に向かって左から表示されている。このように、登録画面SC2においても、モードフラグMFが“0”に対して表示フラグが“1”に設定された項目、すなわち商品名、単価、点数、金額、合計点数及び合計金額が表示されている。
図9は、従業員値引の特典制度が適用される取引のときに第1ディスプレイ109に表示される登録画面SC3の一例であり、図10は、同取引のときに第1ディスプレイ109に表示される登録画面SC4の一例である。すなわち、図9及び図10の例は、第2単価が80円の商品「AAAAA」と、第2単価が100円の商品「BBBBB」と、第1単価が120円の商品「CCCCC」と、第1単価が160円の商品「DDDDD」との4品目を従業員が購入した取引の登録画面SC1及び登録画面SC2の表示例である。つまり、従業員が購入する商品は、図7及び図8を用いて説明した一般客と同一である。
図9に示すように、第1ディスプレイ109に表示される登録画面SC3は、明細エリア51と、最新エリア52と、合計エリア53とに区分されている。そして明細エリア51には、1点目から3点目までの商品「AAAAA」、「BBBBB」及び「CCCCC」の名称、点数、第2単価及び金額が、画面に向かって左から表示されている。最新エリア52には、4点目の商品「DDDDD」の名称及び第2単価が上段に表示され、点数及び金額が下段に表示されている。合計エリア53には、合計点数と合計金額とが上下に表示されている。このように、登録画面SC1においては、モードフラグMFが“0”に対して表示フラグが“1”に設定された項目、すなわち商品名、単価、点数、金額、合計点数及び合計金額が表示されている。
図10に示すように、第2ディスプレイ110に表示される登録画面SC4は、明細エリア61と、合計エリア62とに区分されている。そして明細エリア61には、1点目から4点目までの商品「AAAAA」、「BBBBB」、「CCCCC」及び「DDDDD」の名称だけが表示されている。合計エリア62には、合計点数だけが表示されている。このように、登録画面SC4には、モードフラグMFが“1”に対して表示フラグが“1”に設定された項目、すなわち商品名と合計点数とが表示されている。
図8の登録画面SC2と図10の登録画面SC4とは、いずれも第2ディスプレイ110に表示される。したがって、これらの登録画面SC2及び登録画面SC4に表示された内容は、取引対象の客だけでなく取引対象外の客も視認することができる。登録画面SC2に表示される商品の単価は第1単価であり、その商品の値札に表記されている価格である。したがって、取引対象外の客が登録画面SC2を視認しても不審に思うことはない。
登録画面SC4には、商品の単価、すなわち第2単価が表示されていない。したがって、取引対象外の客が登録画面SC4を視認しても、画面に表示される価格が値札の価格よりも低価格であると不審に思うことはない。つまり、第2ディスプレイ110に表示される内容から客が不審に思う懸念は排除される。一方、取引対象者である従業員は、登録画面SC4に商品名と合計点数とが表示されるので、購入する商品が正しくPOS端末10に登録されていると認識することができる。
図7の登録画面SC1と図9の登録画面SC3とは、いずれも第1ディスプレイ109に表示される。したがって、これらの登録画面SC1及び登録画面SC3に表示された内容は、POS端末10のオペレータであるキャッシャだけが視認することができる。取引対象者も含めて客は、登録画面SC1または登録画面SC3を視認することはできない。よって、第1ディスプレイ109に表示される内容から客が不審に思う懸念は起こり得ない。一方、キャッシャは、登録画面SC3に表示された内容から、従業員値引の特典制度が適用される取引に関して、第2単価で正しく登録されていることを容易に確認することができる。したがって、キャッシャの業務に支障をきたすことはない。
図11及び図12は、図9又は図10の登録画面SC3,SC4が表示された後に小計キーが入力された場合の小計画面SC5、SC6の一例である。すなわち図11は、第1ディスプレイ109に表示される小計画面SC5の一例であり、図12は、第2ディスプレイ110に表示される小計画面SC6の一例である。
図11に示すように、第1ディスプレイ109に表示される小計画面SC5は、登録画面SC3の最新エリア52及び合計エリア53に代えて締めエリア54を配置したものである。そして、締めエリア54には、合計点数と合計金額とが上段に表示されている。締めエリア54の下段は、預り金額と釣銭額の表示エリアとなっている。登録画面SC3の最新エリア52に表示されていた商品「DDDDD」の商品名、点数、単価及び金額は、明細エリア51に追加されている。
図12に示すように、第2ディスプレイ110に表示される小計画面SC6は、図10の登録画面SC4と同様に、明細エリア71と合計エリア72とに区分されている。そして、明細エリア71には、登録画面SC4と同様に、登録された商品の商品名だけが表示されている。これに対し、合計エリア72には、合計点数に加えて新たに合計金額が表示されている。
このように、小計キーが入力された後、第2ディスプレイ110には合計金額が表示される。したがって、取引対象者である従業員は、合計金額に見合った代金を支払えばよいので、支払金額を容易に知ることができる。一方、取引対象外の客が第2ディスプレイ110に表示された小計画面SC6を視認しても、合計エリア72に表示されている合計金額が、明細エリア71に商品名が表示されている商品の値札の価格を合計した金額と異なると不審に思う可能性は極めて低い。したがって、第2ディスプレイ110に表示される内容から客が不審に思う懸念を排除できる効果は、小計画面SC6においても奏し得る。
以上、表示デバイスに表示される内容から客が不審に思う懸念を排除できる商品販売データ処理装置の実施形態について説明したが、かかる実施形態はこれに限定されるものではない。
前記実施形態では、プロセッサ101は、リーダ112を介して従業員カードから従業員コードを読み取ると、従業員値引の特典制度が適用される取引であると認識した。この点に関しては、例えばキーボード107に従業員取引の宣言キーを配置し、この宣言キーが入力された場合に、プロセッサ101が従業員値引の特典制度が適用される取引であると認識してもよい。
前記実施形態では、従業員値引の特典制度が適用される取引の場合に、第2ディスプレイ110に表示される項目を制限する場合を例示した。この点に関しては、従業員値引以外の特典制度が適用される取引において、第2ディスプレイ110に表示される項目を制限してもよい。例えば優待顧客に対しては値札の価格よりも値引して販売する特典制度がある場合には、その優待顧客との取引の際に第2ディスプレイ110に表示される項目を制限することで、前記実施形態と同様な作用効果を奏することができる。
特典制度が適用される取引の場合に、第2ディスプレイ110に表示されないように制限する項目は、単価、点数、金額及び合計金額に限定されるものではない。例えば単価と金額は表示させないが、点数と合計金額は表示させてもよい。また、商品毎に第2単価を設定するのではなく、特典制度が適用される取引に対して一律の割引率を設定する場合がある。この場合には、商品の単価と割引率とから特典対象者が購入する商品の価格が算出される。そこで、特典対象が適用される取引の場合には、割引後の価格あるいは値引額を、第2ディスプレイ110に表示させない制限項目とする。そうすることにより、表示デバイスに表示される内容から客が不審に思う懸念は排除される。
第2ディスプレイ110は、POS端末10に備えられた表示デバイスに限定されるものではない。第2ディスプレイ110は、客が所有するスマートフォン、タブレット端末等の情報端末に設けられた表示デバイスであってもよい。あるいは第2ディスプレイ110は、ショッピングカートに備えられた情報端末の表示デバイスであってもよい。この場合、第2ディスプレイ110は、POS端末10等の商品販売データ処理装置から出力され、情報端末で受信した商品のデータを表示することとなる。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…POS端末、20…ストアサーバ、21…商品マスタファイル、31…フラグメモリ、32…表示設定テーブル、33…トランザクションメモリ、34…合計金額メモリ34…合計点数メモリ、36…第1バッファ、37…第2バッファ、101…プロセッサ、102…メインメモリ、103…補助記憶デバイス、104…時計、105…釣銭機インターフェース、106…通信インターフェース、107…キーボード、108…スキャナ、109…第1ディスプレイ、110…第2ディスプレイ、111…プリンタ、112…リーダ、113…システム伝送路。

Claims (6)

  1. 取引で売買される商品の販売データを処理する処理手段と、
    特典が適用されない取引の場合には、前記処理手段で販売データが処理された商品の商品データを第1表示デバイス及び第2表示デバイスに出力し、前記特典が適用される取引の場合には、前記第1表示デバイスには前記処理手段で販売データが処理された商品の商品データを出力し、前記第2表示デバイスには前記処理手段で販売データが処理された商品の商品データのうち前記特典が適用される項目を除いた商品データを出力する制御手段と、
    を具備する商品販売データ処理装置。
  2. 前記商品データは、少なくとも商品名及び価格を含み、前記特典が適用される項目は、価格である、請求項1記載の商品販売データ処理装置。
  3. 前記商品データは、少なくとも商品名、価格及び前記処理手段で販売データが処理された商品の合計金額を含み、前記特典が適用される項目は、前記価格と合計金額である、請求項1記載の商品販売データ処理装置。
  4. 取引で売買される商品の小計出力を受け付ける受付手段、
    をさらに具備し、
    前記制御手段は、前記小計出力を受け付けると、前記特典が適用される項目から合計金額を除外する、請求項3記載の商品販売データ処理装置。
  5. 商品販売データ処理装置のコンピュータを、
    取引で売買される商品の販売データを処理する処理手段、及び、
    特典が適用されない取引の場合には、前記処理手段で販売データが処理された商品の情報を第1表示デバイス及び第2表示デバイスに出力し、前記特典が適用される取引の場合には、前記第1表示デバイスには前記処理手段で販売データが処理された商品の商品データを出力し、前記第2表示デバイスには前記処理手段で販売データが処理された商品の商品データのうち前記特典が適用される項目を除いた商品データを出力する制御手段、
    として機能させるための制御プログラム。
  6. 取引で売買される商品の販売データを処理する商品販売データ処理装置の表示制御方法であって、
    前記商品販売データ処理装置のプロセッサは、
    特典が適用されない取引の場合には、前記販売データが処理された商品の商品データを第1表示デバイス及び第2表示デバイスに出力し、
    前記特典が適用される取引の場合には、前記第1表示デバイスには前記販売データが処理された商品の商品データを出力し、前記第2表示デバイスには前記販売データが処理された商品の商品データのうち前記特典が適用される項目を除いた商品データを出力する、商品販売データ処理装置の表示制御方法。
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