JP2022148643A - 商品販売データ処理システム、商品販売データ処理装置及びその制御プログラム、並びに商品販売データ処理方法 - Google Patents

商品販売データ処理システム、商品販売データ処理装置及びその制御プログラム、並びに商品販売データ処理方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2022148643000001
【課題】会員毎に複数の優待グループ毎の優待ランクを設定し、その優待ランクに応じて特典を付与する。
【解決手段】第1記憶手段は、2種類以上の優待割引グループにそれぞれ対応して、優待ランク別の割引率を記憶する。第2記憶手段は、各会員を識別する会員識別コードにそれぞれ対応して、優待割引グループ毎の優待ランクを記憶する。第3記憶手段は、優待割引が適用される各商品に対応して、いずれかの優待割引グループを記憶する。受付手段は、会員が買い上げる商品の入力を受け付ける。第1取得手段は、商品に対応した優待割引グループを取得する。第2取得手段は、商品を買い上げる会員の会員識別コードに対応した優待ランクを取得する。第3取得手段は、優待割引グループに対応した優待ランク別の割引率の中から、優待ランクの割引率を取得する。処理手段は、割引率により商品の販売データを割引処理する。
【選択図】 図12

Description

本発明の実施形態は、商品販売データ処理システム、商品販売データ処理装置及びその制御プログラム、並びに商品販売データ処理方法に関する。
百貨店、チェーンストア等の比較的規模が大きい小売店の中には、店舗の利用状況に応じた優待ランクによって会員をランク分けしているところがある。例えば優待ランクは、店舗で購入した購買商品の累計購買金額を基に、複数のランクの中の1つが会員に付与される。そして優待ランク毎に商品の単価、割引率等が設定される。
このような小売店は、複数の商品グループ(食品、衣料品、日用品、家電製品等)を取り扱う。このため、例えば食品の購入頻度は高いが、日用品の購入頻度は少ない等、会員が購入する購買商品の商品グループにばらつきが生じる。しかしながら、会員に付与された1つの優待ランクでは、例えば購入頻度の高い食品には割引率を高く設定し、購入頻度の少ない日用品には割引率を低く設定する等の対応ができない。したがって、会員毎に複数の優待グループ毎の優待ランクを設定し、その優待ランクに応じて特典を付与する仕組みの構築が望まれている。
特開2012-221014号公報
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、会員毎に複数の優待グループ毎の優待ランクを設定し、その優待ランクに応じて特典を付与することができる商品販売データ処理システム、商品販売データ処理装置及びその制御プログラム、並びに商品販売データ処理方法を提供しようとするものである。
一実施形態において、商品販売データ処理システムは、第1記憶手段と、第2記憶手段と、第3記憶手段と、受付手段と、第1取得手段と、第2取得手段と、第3取得手段と、処理手段と、を具備する。第1記憶手段は、2種類以上の優待割引グループにそれぞれ対応して、優待ランク別の割引率を記憶する。第2記憶手段は、各会員を識別する会員識別コードにそれぞれ対応して、優待割引グループ毎の優待ランクを記憶する。第3記憶手段は、優待割引が適用される各商品に対応して、いずれかの優待割引グループを記憶する。受付手段は、会員が買い上げる商品の入力を受け付ける。第1取得手段は、受付手段で入力を受け付けた商品に対応して記憶されている優待割引グループを第3記憶手段から取得する。第2取得手段は、受付手段で入力を受け付けた商品を買い上げる会員の会員識別コードに対応して記憶されている優待ランクを第2記憶手段から取得する。第3取得手段は、第1取得手段で取得した優待割引グループに対応して第1記憶手段で記憶されている優待ランク別の割引率の中から、第2取得手段で取得した優待ランクの割引率を取得する。処理手段は、第3取得手段で取得した割引率により受付手段で入力を受け付けた商品の販売データを割引処理する。
一実施形態に係る商品販売データ処理システムの概略構成を示す模式図。 会員サーバの要部回路構成を示すブロック図。 会員データベースに保存される会員データレコードのデータ構造を示す模式図。 店舗サーバの要部回路構成を示すブロック図。 単品マスタファイルに保存される単品データレコードのデータ構造を示す模式図。 紐づけテーブルの一例を示す模式図。 グループ1テーブルの一例を示す模式図。 グループ2テーブルの一例を示す模式図。 会計機の要部回路構成を示すブロック図。 取引メモリの一例を示す模式図。 会計機におけるプロセッサの要部制御手順を示す流れ図。 会計機におけるプロセッサの要部制御手順を示す流れ図。 会員サーバにおけるプロセッサの要部制御手順を示す流れ図。 会員サーバにおけるプロセッサの要部制御手順を示す流れ図。 レシートの一例を示す模式図。
以下、各実施形態について、図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る商品販売データ処理システムSの概略構成を示す模式図である。
商品販売データ処理システムSは、会員サーバ10、店舗サーバ20及び会計機30を含む。会員サーバ10、店舗サーバ20及び会計機30は、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク40に接続されている。会員サーバ10は、商品販売データ処理システムSが導入された店舗の会員に関する情報を管理し、その会員に係わる種々の情報処理を実行するコンピュータである。店舗サーバ20は、商品販売データ処理システムSが導入された店舗で販売される商品に関する情報を管理し、その商品に係わる種々の情報処理を実行するコンピュータである。会計機30は、購買商品の会計を店員若しくは会員が行うことを可能とした機器である。会計機30の台数は、特に制限されない。
図2は、会員サーバ10の要部回路構成を示すブロック図である。会員サーバ10は、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13、通信インターフェース14及びシステム伝送路15を備えている。システム伝送路15は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。会員サーバ10は、システム伝送路15に、プロセッサ11、メインメモリ12、補助記憶デバイス13及び通信インターフェース14を接続する。会員サーバ10では、プロセッサ11、メインメモリ12及び補助記憶デバイス13と、これらを接続するシステム伝送路15とによってコンピュータが構成される。
プロセッサ11は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ11は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、会員サーバ10としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ11は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。
メインメモリ12は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域及び揮発性のメモリ領域を含む。メインメモリ12は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ12は、プロセッサ11が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを揮発性のメモリ領域で記憶する。またメインメモリ12は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ11によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROM(Read Only Memory)である。揮発性のメモリ領域は、例えばRAM(Random Access Memory)である。
補助記憶デバイス13は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス13としては、例えばEEPROM(登録商標)(Electric Erasable Programmable Read-Only Memory)、HDD(Hard Disc Drive)又はSSD(Solid State Drive)等の周知の記憶デバイスを単独で、あるいは複数組み合わせて用いられる。補助記憶デバイス13は、プロセッサ11が各種の処理を行う上で使用するデータや、プロセッサ11での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶デバイス13は、アプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
通信インターフェース14は、通信ネットワーク40を介して接続された他の機器とデータ通信を行うための回路である。
かかる構成の会員サーバ10は、補助記憶デバイス13において、会員データベース131を記憶している。会員データベース131は、会員毎に会員データを記述した会員データレコード1311(図3を参照)を保存する。
図3は、会員データベース131に保存される会員データレコード1311のデータ構造を示す模式図である。図3に示すように、会員データレコード1311は、会員毎に作成される会員データを保存する。会員データレコード1311は、会員ID、氏名、性別、メールアドレス、グループ1累計購買金額、グループ2累計購買金額、優待ランク等の項目を含む。なお、会員に係る項目は、上記の項目に限定されない。
会員IDは、各会員を識別する会員識別コードである。グループ1累計購買金額は、会員が店舗で購買した優待割引グループ1に属する商品の合計金額である。優待割引グループ1は、店舗により予め設定された、優待割引の対象となる商品が属するグループの1つである。優待割引グループ1は、以下では、単にグループ1と称する。グループ2累計購買金額は、会員が店舗で購買した優待割引グループ2に属する商品の合計金額である。優待割引グループ2は、店舗により予め設定された、優待割引の対象となる商品が属するグループの1つである。優待割引グループ2は、以下では、単にグループ2と称する。優待ランクは、グループ1ランクとグループ2ランクとから構成される。グループ1ランクは、グループ1累計購買金額に基づいて決定されるランクである。グループ1ランクは、ランク“0”からランク“p”までランク分けされている。ランク“p”は、1以上の任意の整数である。ランク“0”は、グループ1累計購買金額が存在しない、又はグループ1累計購買金額が店舗により予め設定された所定の条件を満たさない場合に設定される。グループ1累計購買金額が存在し、予め設定された所定の条件を満たす場合には、ランク“1”からランク“p”までのいずれか1つのランクが設定される。グループ1累計購買金額が高くなるほど、グループ1ランクは高くなる。グループ2ランクは、グループ2累計購買金額に基づいて決定されるランクである。グループ2ランクは、ランク“0”からランク“q”までランク分けされている。ランク“q”は、1以上の任意の整数である。ランク“0”は、グループ2累計購買金額が存在しない、又はグループ2累計購買金額が店舗により予め設定された所定の条件を満たさない場合に設定される。グループ2累計購買金額が存在し、予め設定された所定の条件を満たす場合には、ランク“1”からランク“q”までのいずれか1つのランクが設定される。グループ2累計購買金額が高くなるほど、グループ2ランクは高くなる。このように会員には、グループ毎のランクが設定される。
本実施形態では、優待ランクは、2桁の数値とする。十の位の数値は、グループ1ランクを示す。一の位の数値は、グループ2ランクを示す。例えば優待ランクが優待ランク“12”である場合、グループ1ランクは“1”であり、グループ2ランクは“2”であることを意味する。例えば優待ランクが優待ランク“03”である場合、グループ1ランクは“0”であり、グループ2ランクは“3”であることを意味する。例えば優待ランクが優待ランク“20”である場合、グループ1ランクは“2”であり、グループ2ランクは“0”であることを意味する。
このように、会員データベース131は、各会員を識別する会員識別コードすなわち会員IDにそれぞれ対応して、優待割引グループ毎の優待ランクを記憶する第2記憶手段として機能する。第2記憶手段は、第2記憶部と言い換えることができる。
図4は、店舗サーバ20の要部回路構成を示すブロック図である。店舗サーバ20は、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶デバイス23、通信インターフェース24及びシステム伝送路25を備えている。システム伝送路25は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。店舗サーバ20は、システム伝送路25に、プロセッサ21、メインメモリ22、補助記憶デバイス23及び通信インターフェース24を接続する。店舗サーバ20では、プロセッサ21、メインメモリ22及び補助記憶デバイス23と、これらを接続するシステム伝送路25とによってコンピュータが構成される。
プロセッサ21は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ21は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、店舗サーバ20としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ21は、例えばCPUである。
メインメモリ22は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ22は、不揮発性のメモリ領域及び揮発性のメモリ領域を含む。メインメモリ22は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ22は、プロセッサ21が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを揮発性のメモリ領域で記憶する。またメインメモリ22は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ21によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROMである。揮発性のメモリ領域は、例えばRAMである。
補助記憶デバイス23は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶デバイス23としては、例えばEEPROM、HDD又はSSD等の周知の記憶デバイスを単独で、あるいは複数組み合わせて用いられる。補助記憶デバイス23は、プロセッサ21が各種の処理を行う上で使用するデータや、プロセッサ21での処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶デバイス23は、アプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
通信インターフェース24は、通信ネットワーク40を介して接続された他の機器とデータ通信を行うための回路である。
かかる構成の店舗サーバ20は、補助記憶デバイス23において、単品マスタファイル231(図5を参照)を記憶している。
図5は、単品マスタファイル231に保存される単品データレコード2311のデータ構造を示す模式図である。図5に示すように、単品データレコード2311は、単品毎に生成される単品データを保存する。単品データレコード2311は、単品コード、分類コード、商品名、単価等の項目を含む。なお、単品に係る項目は、上記の項目に限定されない。
単品コードは、単品毎に設定される一意の識別コードである。単品は、商品の1品目である。多くの商品には、その商品の単品コードをバーコード化した商品バーコードが付されている。分類コードは、対応する単品コードで識別される商品が属する分類を表す識別コードである。分類は、商品の種類である。分類には、例えば食品、衣料品、日用品、家電製品等がある。さらに分類は、食品を細分化して例えば生鮮食品、加工食品、飲料、菓子等でもよい。衣料品、日用品、家電製品等についても同様である。各分類には、予め一意の分類コードが設定されている。単価は、その商品の1点当たりの金額である。
図4の説明に戻る。
かかる構成の店舗サーバ20は、メインメモリ22における揮発性のメモリ領域の一部を紐づけテーブル221(図6を参照)、グループ1テーブル222(図7を参照)及びグループ2テーブル223(図8を参照)の領域とする。店舗サーバ20は、この領域に、紐づけテーブル221、グループ1テーブル222及びグループ2テーブル223を形成する。
図6は、紐づけテーブル221の一例を示す模式図である。図6に示すように、紐づけテーブル221は、分類コードに対応して優待割引グループを記述したデータテーブルである。優待割引グループには、グループ1又はグループ2が記述される。商品に対応した分類コードがグループ1に属する場合、優待割引グループにはグループ1が記述される。商品に対応した分類コードがグループ2に属する場合、優待割引グループにはグループ2が記述される。
第3記憶手段は、優待割引が適用される各商品に対応して、いずれかの優待割引グループを記憶する。すなわち第3記憶手段は、紐づけテーブル221を記憶する機能である。第3記憶手段は、第3記憶部と言い換えることができる。
図7は、グループ1テーブル222の一例を示す模式図である。図7に示すように、グループ1テーブル222は、グループ1ランクに対応してグループ1割引率を記述したデータテーブルである。グループ1割引率は、対応するグループ1ランク“1”からランク“p”までの会員に対してグループ1に属する商品を販売するときの割引率である。グループ1ランクが高くなるほど、グループ1割引率は大きくなる。
図8は、グループ2テーブル223の一例を示す模式図である。図8に示すように、グループ2テーブル223は、グループ2ランクに対応してグループ2割引率を記述したデータテーブルである。グループ2割引率は、対応するグループ2ランク“1” から“q”までの会員に対してグループ2に属する商品を販売するときの割引率である。グループ2ランクが高くなるほど、グループ2割引率は大きくなる。
このように、グループ1テーブル222及びグループ2テーブル223は、2種類以上の優待割引グループにそれぞれ対応して、優待ランク別の割引率を記憶する第1記憶手段として機能する。第1記憶手段は、第1記憶部と言い換えることができる。
図9は、会計機30の要部回路構成を示すブロック図である。会計機30は、プロセッサ311、メインメモリ312、補助記憶デバイス313、時計314、釣銭機インターフェース315、通信インターフェース316、タッチパネル317、スキャナ318、プリンタ319、リーダ320及びシステム伝送路321を備える。システム伝送路321は、アドレスバス、データバス、制御信号線等を含む。システム伝送路321は、プロセッサ311と、メインメモリ312、補助記憶デバイス313、時計314、釣銭機インターフェース315、通信インターフェース316、タッチパネル317、スキャナ318、プリンタ319及びリーダ320を相互に接続する。プロセッサ311、メインメモリ312及び補助記憶デバイス313がシステム伝送路321で接続されることにより、会計機30のコンピュータが構成される。
プロセッサ311は、上記コンピュータの中枢部分に相当する。プロセッサ311は、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムに従って、会計機30としての各種の機能を実現するべく各部を制御する。プロセッサ311は、例えばCPUである。
メインメモリ312は、上記コンピュータの主記憶部分に相当する。メインメモリ312は、不揮発性のメモリ領域と揮発性のメモリ領域とを含む。メインメモリ312は、不揮発性のメモリ領域ではオペレーティングシステム又はアプリケーションプログラムを記憶する。メインメモリ312は、プロセッサ311が各部を制御するための処理を実行する上で必要なデータを不揮発性又は揮発性のメモリ領域で記憶する場合もある。メインメモリ312は、揮発性のメモリ領域を、プロセッサ311によってデータが適宜書き換えられるワークエリアとして使用する。不揮発性のメモリ領域は、例えばROMである。揮発性のメモリ領域は、例えばRAMである。
補助記憶デバイス313は、上記コンピュータの補助記憶部分に相当する。例えばEEPROM、HDD、あるいはSSD等が補助記憶デバイス313となり得る。補助記憶デバイス313は、プロセッサ311が各種の処理を行う上で使用するデータ、プロセッサ311での処理によって作成されたデータ等を保存する。補助記憶デバイス313は、上記のアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。
メインメモリ312又は補助記憶デバイス313に記憶されるアプリケーションプログラムには、会計機30で実行される情報処理に関して記述した制御プログラムが含まれる。制御プログラムをメインメモリ312又は補助記憶デバイス313にインストールする方法は特に限定されるものではない。リムーバブルな記録媒体に制御プログラムを記録して、あるいはネットワークを介した通信により制御プログラムを配信して、メインメモリ312又は補助記憶デバイス313にインストールすることができる。記録媒体は、CD-ROM,メモリカード等のようにプログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能であれば、その形態は問わない。
時計314は、会計機30の時刻情報源として機能する。プロセッサ311は、時計314によって計時される時刻情報を基に、現在の日付及び時間を計時する。
釣銭機インターフェース315は、自動釣銭機との間でデータ通信を行う。釣銭機インターフェース315は、自動釣銭機から投入金額のデータ、貨幣収納枚数のデータ等を受信する。釣銭機インターフェース315は、釣銭データを自動釣銭機へと送信する。
通信インターフェース316は、通信ネットワーク40に接続される。通信インターフェース316は、通信ネットワーク40を介して接続される他の機器との間で通信プロトコルに従いデータ通信を行う。
タッチパネル317は、会計機30の入力デバイスと表示デバイスとを兼ね備えた機器である。タッチパネル317は、表示された画像に対するタッチ位置を検出し、そのタッチ位置情報をプロセッサ311に出力する。
スキャナ318は、バーコードシンボル及びQRコード(登録商標)等のコードシンボルを読み取り、読み取ったデータをプロセッサ311に出力する読取装置の一例である。スキャナ318は、レーザ光の走査によりコードシンボルを読み取るタイプであってもよいし、撮像デバイスで撮像した画像からコードシンボルを読み取るタイプであってもよい。
プリンタ319は、レシート用紙に対して各種の文字列又は画像等を印刷することにより、レシートを発行する。この種のプリンタ319としては、例えばサーマルプリンタ又はドットインパクトプリンタ等を利用できる。プリンタ319は、会計機30の印刷デバイスとして機能する。
リーダ320は、記録媒体に記録されたデータを読み取り、読み取ったデータをプロセッサ311に出力する。リーダ320は、記録媒体が磁気カードの場合には磁気カードリーダであり、接触式ICカードの場合にはICカードリーダである。非接触式ICカード又はスマートフォン等のようにRFID(Radio Frequency Identification)を使用した記録媒体の場合には、RFIDリーダがリーダ320として使用される。
かかる構成の会計機30は、メインメモリ312における揮発性のメモリ領域の一部を取引メモリ3121(図10を参照)の領域とする。会計機30は、この領域に、取引メモリ3121を形成する。
図10は、取引メモリ3121の一例を示す模式図である。取引メモリ3121は、会員との商取引に関するデータを記憶する。商取引に関するデータは、購買商品の販売データ、例えば単品コード、商品名、単価、購買点数、購買金額、優待割引グループ、グループ1割引額、グループ2割引額等を含む。購買点数は、その単品コードで識別される商品の購買数であり、購買金額は、単価と購買点数とを乗算した金額である。優待割引グループは、その単品コードで識別される商品が属するグループである。例えば購買商品がグループ1に属する場合、“1”がセットされる。購買商品がグループ2に属する場合、“2”がセットされる。購買商品がいずれかのグループにも属さない場合、“0”がセットされる。グループ1割引額は、グループ1テーブル222におけるグループ1ランクに対応したグループ1割引率を基に算出された割引額である。グループ1割引額は、購買金額とグループ1割引率とを乗算した金額である。購買商品がグループ1に属さない場合、又は購買商品がグループ1に属するが会員のグループ1ランクが“0”である場合、グループ1割引額にはNULL値がセットされる。グループ2割引額は、グループ2テーブル223におけるグループ2ランクに対応したグループ2割引率を基に算出された割引額である。グループ2割引額は、購買金額とグループ2割引率とを乗算した金額である。購買商品がグループ2に属さない場合、又は購買商品がグループ2に属するが会員のグループ2ランクが“0”である場合、グループ2割引額にはNULL値がセットされる。取引メモリ3121は、会員IDと関連付けて作成される。
プロセッサ311は、受付手段3111、第1取得手段3112、第2取得手段3113、第3取得手段3114、処理手段3115及び出力手段3116としての機能を有する。受付手段3111は、会員が買い上げる商品の入力を受け付ける機能である。
第1取得手段3112は、受付手段3111で入力を受け付けた商品に対応して記憶されている優待割引グループを第3記憶手段、つまりは紐づけテーブル221から取得する機能である。
第2取得手段3113は、受付手段3111で入力を受け付けた商品を買い上げる会員IDに対応して記憶されている優待ランクを第2記憶手段、つまりは会員データベース131から取得する機能である。
第3取得手段3114は、第1取得手段3112で取得した優待割引グループに対応して第1記憶手段、つまりはグループ1テーブル222及びグループ2テーブル223で記憶されている優待ランク別の割引率の中から、第2取得手段3113で取得した優待ランクの割引率を取得する機能である。
処理手段3115は、第3取得手段3114で取得した割引率により受付手段3111で入力を受け付けた商品の販売データを割引処理する機能である。
出力手段3116は、処理手段3115で割引処理された商品の販売データとともに、当該商品に対応して記憶されている優待割引グループを特定する情報を出力する機能である。
図11及び図12は、会計機30におけるプロセッサ311が制御プログラムに従って実行する要部制御手順を示す流れ図である。図13及び図14は会員サーバ10におけるプロセッサ11が制御プログラムに従って実行する要部制御手順を示す流れ図である。
以下、これらの流れ図を用いて、商品販売データ処理システムSの主要な動作について説明する。なお、以下に説明する動作は一例である。同様な結果が得られるのであれば、その手順は特に限定されるものではない。
はじめに、店舗にある会計機30を立ち上げると、プロセッサ311は、図11の流れ図に示す手順の情報処理を開始する。
なお、本実施形態では、会計機30は、第1取得手段3112の機能により紐づけテーブル221を店舗サーバ20から予め取得して、メインメモリ312における揮発性のメモリ領域の一部に紐づけテーブル221を記憶しているものとする。また会計機30は、グループ1テーブル222及びグループ2テーブル223を店舗サーバ20から予め取得して、メインメモリ312における揮発性のメモリ領域の一部にグループ1テーブル222及びグループ2テーブル223を記憶しているものとする。
購買者である会員は、買物を終えると、会計のために会計場に行く。会員は、自身の会員IDが記録された会員カードを所持している。プロセッサ311は、ACT1としてスキャナ318又はリーダ320で会員カードのデータが読み取られるのを待ち受ける。会員カードのデータが読み取られた場合、プロセッサ311は、ACT1においてYESと判定し、ACT2へと進む。
プロセッサ311は、ACT2として会員コマンドを会員サーバ10宛に送信するように通信インターフェース316を制御する。この制御により、通信インターフェース316は会員コマンドを送信する。会員コマンドには、スキャナ318又はリーダ320で読み取られた会員カードの会員IDが含まれる。
会員コマンドを受信した会員サーバ10のプロセッサ11は、図13の流れ図に示す手順のコマンド受信処理を開始する。
プロセッサ11は、ACT31として会員コマンドから会員IDを検出する。そしてプロセッサ11は、ACT32としてその会員IDで識別される会員の認証を行う。具体的にはプロセッサ11は、その会員IDを含む会員データレコード1311が会員データベース131に存在するか否かを確認する。
該当する会員データレコード1311が会員データベース131に存在しない場合、プロセッサ11は、ACT32においてNOと判定し、ACT33へと進む。プロセッサ11は、ACT33として会計機30に否認応答コマンドを送信するように通信インターフェース14を制御する。この制御により、通信インターフェース14から否認応答コマンドが送信される。否認応答コマンドは、通信ネットワーク40を介して会計機30で受信される。
該当する会員データレコード1311が会員データベース131に存在する場合、プロセッサ11は、ACT32においてYESと判定し、ACT34へと進む。プロセッサ11は、ACT34として該当する会員データレコード1311に記憶されている優待ランクを取得する。
プロセッサ11は、ACT35として会計機30に承認応答コマンドを送信するように通信インターフェース14を制御する。この制御により、通信インターフェース14から承認応答コマンドが送信される。承認応答コマンドは、通信ネットワーク40を介して会計機30で受信される。承認応答コマンドには、会員IDと、優待ランクとが含まれる。
このように、会員コマンドを受信した会員サーバ10は、その会員コマンド送信元の会計機30に対し、ACT33又はACT35において否認又は承認応答コマンドを送信する。プロセッサ11は、いずれかの応答コマンドを送信し終えると、会員コマンド受信処理を終了する。
図11の説明に戻る。
ACT2において会員コマンドの送信を制御した会計機30のプロセッサ311は、ACT3として会員サーバ10からの承認応答コマンドを待ち受ける。会員サーバ10から否認応答コマンドを受信した場合、プロセッサ311は、ACT3においてNOと判定し、ACT1に戻る。
会員サーバ10から承認応答コマンドを受信した場合、プロセッサ311は、ACT3においてYESと判定し、ACT4へと進む。プロセッサ311は、ACT4として第2取得手段3113の機能により承認応答コマンドに含まれている優待ランクをメインメモリ312に記憶する。またプロセッサ311は、承認応答コマンドに含まれている会員IDをメインメモリ312に記憶する。
プロセッサ211は、ACT5としてタッチパネル317に購買登録画面を表示させる。購買登録画面には、購買登録された商品の商品名及び購買金額と合計金額とを表示するための領域が形成される。
プロセッサ311は、ACT6として受付手段3111の機能により購買登録が行われたか否かを確認する。具体的には、スキャナ318によって購買商品のバーコードが読み取られるか、タッチパネル317からの信号によりバーコード無し商品のボタンがタッチされたことを検知すると、プロセッサ311は、購買商品が登録されたと認識する。
購買登録が行われた場合、プロセッサ311は、ACT6においてYESと判定し、図12のACT8へと進む。
プロセッサ311は、ACT8として単品コードを検出する。プロセッサ311は、ACT9としてその単品コードで店舗サーバ20に単品データレコード2311を問い合わせる。この問い合わせにより、店舗サーバ20は、問い合わせのあった単品コードが記憶された単品データレコード2311を単品マスタファイル231から抽出し、会計機30へ単品データレコード2311を送信する。しかしてプロセッサ311は、ACT10として単品データレコード2311を受信するのを待ち受ける。単品データレコード2311を受信した場合、プロセッサ311は、ACT10においてYESと判定し、ACT11へと進む。
プロセッサ311は、ACT11として単品データレコード2311に記憶された単品コードと同一行に記述された分類コードが紐づけテーブル221に存在するか否かを確認する。分類コードが紐づけテーブル221に存在しない場合、プロセッサ311は、ACT11においてNOと判定し、ACT17へと進む。
プロセッサ311は、ACT17として取引メモリ3121に販売データを書き込む。この場合、分類コードが紐づけテーブル221に存在しないため、その購買商品は優待割引グループに属さない商品である。したがって、取引メモリ3121の優待割引グループには“0”がセットされる。なお、グループ1割引額及びグループ2割引額にはNULL値がセットされる。
プロセッサ311は、ACT18として購買登録画面を更新する。すなわちプロセッサ311は、購買登録された商品の商品名、単価、点数及び購買金額が追加され、合計金額に購買金額が加算されるように、購買登録画面を更新する。そしてプロセッサ311は、図11のACT6に戻る。
分類コードが紐づけテーブル221に存在する場合、プロセッサ311は、ACT11においてYESと判定し、ACT12へと進む。プロセッサ311は、ACT12としてその分類コードに対応した優待割引グループがグループ1であるか否かを確認する。
優待割引グループがグループ1である場合、プロセッサ311は、ACT12においてYESと判定し、ACT14へと進む。プロセッサ311は、ACT14としてメインメモリ312に記憶された優待ランクのグループ1ランクがランク“1”からランク“p”までのいずれかが設定されているか否かを確認する。
ランク“1”からランク“p”までのいずれかが設定されていない場合すなわちグループ1ランクがランク“0”である場合、プロセッサ311は、ACT14においてNOと判定し、ACT17へと進む。プロセッサ311は、ACT17として取引メモリ3121に販売データを書き込む。この場合、優待割引グループがグループ1であるため、取引メモリ3121の優待割引グループには“1”がセットされる。グループ1ランクがランク“0”であるため、グループ1割引額にはNULL値がセットされる。なお、グループ2割引額にはNULL値がセットされる。その後、プロセッサ311は、ACT18として購買登録画面を更新し、図11のACT6に戻る。
ランク“1”からランク“p”までのいずれかが設定されている場合、プロセッサ311は、ACT14においてYESと判定し、ACT15へと進む。プロセッサ311は、ACT15として第3取得手段3114の機能によりグループ1テーブル222を検索してそのグループ1ランクに対応したグループ1割引率を取得する。
プロセッサ311は、ACT16として処理手段3115の機能によりそのグループ1割引率を基にグループ1割引額を算出する。
プロセッサ311は、ACT17して取引メモリ3121に販売データを書き込む。この場合、優待割引グループがグループ1であるため、取引メモリ3121の優待割引グループには“1”がセットされる。グループ1割引額にはACT16の処理で算出されたグループ1割引額が書き込まれる。なお、グループ2割引額にはNULL値がセットされる。
プロセッサ311は、ACT18として購買登録画面を更新する。すなわちプロセッサ11は、購買登録された商品の商品名、単価、点数、購買金額及びグループ1割引額が追加され、合計金額に、購買金額からグループ1割引額を減算した金額が加算されるように、購買登録画面を更新する。そしてプロセッサ311は、図11のACT6に戻る。
優待割引グループがグループ1でない場合、優待割引グループはグループ2である。よってプロセッサ311は、優待割引グループがグループ1でない場合、ACT12においてNOと判定し、ACT13へと進む。プロセッサ311は、ACT13としてグループ2ランクとしてランク“1”からランク“q”までのいずれかが設定されているか否かを確認する。
ランク“1”からランク“q”までのいずれかが設定されていない場合すなわちグループ2ランクがランク“0”である場合、プロセッサ311は、ACT13においてNOと判定し、ACT17へと進む。プロセッサ311は、ACT17として取引メモリ3121に販売データを書き込む。この場合、優待割引グループがグループ2であるため、取引メモリ3121の優待割引グループには“2”がセットされる。グループ2ランクがランク“0”であるため、グループ2割引額にはNULL値がセットされる。なお、グループ1割引額にはNULL値がセットされる。その後、プロセッサ311は、ACT18として購買登録画面を更新し、図11のACT6に戻る。
ランク“1”からランク“q”までのいずれかが設定されている場合、プロセッサ311は、ACT13においてYESと判定し、ACT19へと進む。プロセッサ311は、ACT19として第3取得手段3114の機能によりグループ2テーブル223を検索してそのグループ2ランクに対応したグループ2割引率を取得する。プロセッサ311は、ACT20として処理手段3115の機能によりそのグループ2割引率を基にグループ2割引額を算出する。
プロセッサ311は、ACT17として取引メモリ3121に販売データを書き込む。この場合、優待割引グループがグループ2であるため、取引メモリ3121の優待割引グループには“2”がセットされる。グループ2割引額にはACT21の処理で算出されたグループ2割引額が書き込まれる。なお、グループ1割引額にはNULL値がセットされる。
プロセッサ311は、ACT18として購買登録画面を更新する。すなわちプロセッサ11は、購買登録された商品の商品名、単価、点数、購買金額及びグループ2割引額が追加され、合計金額に、購買金額からグループ2割引額を減算した金額が加算されるように、購買登録画面を更新する。そしてプロセッサ311は、図11のACT6に戻る。
購買登録が行われていない場合、プロセッサ311は、ACT6においてNOと判定し、ACT7へと進む。プロセッサ311は、ACT7として購買登録を完了したか否かを確認する。具体的には、タッチパネル317からの信号により小計ボタンがタッチされたことを検知すると、プロセッサ311は、購買登録が完了されたと認識する。購買登録を完了していない場合、プロセッサ311は、ACT7においてNOと判定し、ACT6に戻る。すなわちプロセッサ311は、ACT6乃至ACT7の待ち受け状態に戻る。
購買登録を完了した場合、プロセッサ311は、ACT7においてYESと判定し、ACT21へと進む。プロセッサ311は、ACT21として取引メモリ3121を基にグループ1累計購買金額及びグループ2累計購買金額を算出する。グループ1累計購買金額は、取引メモリ3121の優待割引グループに“1”がセットされた購買商品それぞれの購買金額を合計した金額である。グループ2累計購買金額は、取引メモリ3121の優待割引グループに“2”がセットされた購買商品それぞれの購買金額を合計した金額である。そしてプロセッサ311は、グループ1累計購買金額及びグループ2累計購買金額をメインメモリ312に記憶する。
プロセッサ311は、ACT22としてタッチパネル317に決済画面を表示させる。決済画面には、例えば購買登録された商品の合計金額が表示される。
プロセッサ311は、ACT23として決済処理を実行する。決済処理については、周知の処理であるため詳細な説明は省略する。
プロセッサ311は、ACT24として出力手段3116の機能によりプリンタ319を制御してレシート100(図15を参照)を発行させる。
図15は、レシート100の一例を示す模式図である。図15に示すように、レシート100には、購買商品の明細情報及び会計情報が印字される。優待割引が適用された購買商品がある場合、購買商品の明細情報には、その購買商品がグループ1又はグループ2に属する商品であることを示すマークMの画像と、グループ1割引額又はグループ2割引額と、グループ1割引率又はグループ2割引率と、マークMを説明するテキストデータとがさらに表示される。マークMは、優待割引が適用された購買商品が属する優待割引グループを特定するための図形である。マークMは、優待割引グループを特定する情報である。マークMは、図形に限定されず、各優待割引グループを識別できるものであればよい。図15の場合は、商品BBBはグループ1に属する購買商品であるため、マークMとして丸マークが表示される。またグループ1割引率である4パーセントを基に算出されたグループ1割引額が表示される。商品EEEはグループ2に属する購買商品であるため、マークMとして菱形マークが表示される。またグループ2割引率である3パーセントを基に算出されたグループ2割引額が表示される。商品KKKは優待割引が適用されない購買商品であるため、マークMと、割引額と、割引率とは表示されない。なお、図15に表示されているテキストデータの内容及び画像は一例である。
図11の説明に戻る。
プロセッサ311は、ACT25として更新コマンドを会員サーバ10宛に送信するように通信インターフェース316を制御する。この制御により、通信インターフェース316は更新コマンドを送信する。更新コマンドには、会員IDと、メインメモリ312に記憶されたグループ1累計購買金額及びグループ2累計購買金額が含まれる。
更新コマンドを受信した会員サーバ10のプロセッサ11は、図14の流れ図に示す手順のコマンド受信処理を開始する。
プロセッサ11は、ACT41として更新コマンドから会員IDを検出する。そしてプロセッサ11は、ACT42としてその会員IDに対応した会員データレコード1311を抽出する。
プロセッサ11は、ACT43として会員データレコード1311を更新する。具体的には、会員データレコード1311のグループ1累計購買金額に、更新コマンドに含まれているグループ1累計購買金額を加算して、新たに算出されたグループ1累計購買金額に更新する。また会員データレコード1311のグループ2累計購買金額に、更新コマンドに含まれているグループ2累計購買金額を加算して、新たに算出されたグループ2累計購買金額に更新する。以上で、プロセッサ11は、更新コマンド受信処理を終了する。
このような商品販売データ処理システムSであれば、まず会員カードの会員IDがスキャナ318又はリーダ320で読み取られると、会員の優待ランクが取得される。購買登録が行われると、その購買商品の単品コードに対応した分類コードが紐づけテーブル221に存在する場合、分類コードに対応した優待割引グループがグループ1であるか、グループ2であるかが確認される。グループ1であって、グループ1ランクとしてランク“1”からランク“p”までのいずれかが設定されている場合には、グループ1テーブル222からそのグループ1ランクに対応したグループ1割引率が取得される。そしてグループ1割引率を基にグループ1割引額が算出される。一方、分類コードに対応した優待割引グループがグループ2であって、グループ2ランクとしてランク“1”からランク“q”までのいずれかが設定されている場合には、グループ2テーブル223からそのグループ2ランクに対応したグループ2割引率が取得される。そしてグループ2割引率を基にグループ2割引額が算出される。したがって、会員毎に複数の優待グループ毎の優待ランクを設定し、その優待ランクに応じた優待割引の適用が可能となる。
また、優待割引が適用された購買商品がある場合、レシート100には、マークMと、割引額と、割引率と、マークMを説明するテキストデータとがさらに表示される。したがって、会員は割引処理された購買商品の販売データとともに、マークMにより当該購買商品が属する優待割引グループを確認することができる。
以上、商品販売データ処理システム、商品販売データ処理装置及びその制御プログラム並びに商品販売データ処理方法の実施形態について説明したが、かかる実施形態はこれに限定されるものではない。
前記実施形態では、優待割引グループは、グループ1及びグループ2の2種類を例示した。優待割引グループは、2種類以上であればよく、グループ1及びグループ2に限定されない。
前記実施形態では、優待ランクは、優待ランク“12”のように、2桁の数値として、十の位の数値がグループ1ランクを示し、一の位の数値がグループ2ランクを示すことを例示した。優待ランクは、2桁の数値に限定されない。例えばグループ1ランクとして優待ランク“1”とグループ2ランクとして優待ランク“2”とのように、優待割引グループ毎に独立してもよい。
前記実施形態では、優待ランクは、グループ1累計購買金額とグループ2累計購買金額とに基づいて決定されるランクであることを例示した。例えば優待ランクは、店舗で購買した購買商品全ての累計購買金額に対する、グループ1累計購買金額の割合及びグループ2累計購買金額の割合それぞれに基づいて決定されてもよい。
前記実施形態では、分類コードは、商品が属する分類を表す識別コードであることを例示した。例えば分類コードの下位コードとして中分類コード、小分類コード等を設定してもよい。例えば衣料品の場合、男性用又は女性用の衣料品に細分化したものを中分類コードとして設定し、男性用の衣料品をさらに男性用上着等に細分化したものを小分類コードとして設定してもよい。この場合、紐づけテーブル221は、中分類コード又は小分類コードに対応して優待割引グループを記述してもよい。
前記実施形態では、会計機30は、紐づけテーブル221、グループ1テーブル222及びグループ2テーブル223を店舗サーバ20から予め取得することを説明した。例えば会計機30は、店舗サーバ20から必要に応じて紐づけテーブル221、グループ1テーブル222又はグループ2テーブル223を取得してもよい。また例えば会計機30は、単品マスタファイル231を店舗サーバ20から予め取得してもよい。
前記実施形態では、店舗サーバ20のメインメモリ22における揮発性のメモリ領域の一部に紐づけテーブル221、グループ1テーブル222及びグループ2テーブル223を形成することを説明した。例えば会計機30のメインメモリ312における揮発性のメモリ領域の一部に紐づけテーブル221、グループ1テーブル222及びグループ2テーブル223を形成してもよい。
前記実施形態では、レシート100が発行されることを説明した。例えば電子レシートサービスに登録している会員は、その会員の所有するスマートフォン等のモバイル端末でレシートの画像データを取得できるように設定してもよい。
前記実施形態では、特典は優待割引であることを例示した。例えば特典は、サービスポイントの倍率アップ、クーポン券等でもよい。
この他、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態及びその変形は、発明の範囲に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…会員サーバ、11,21,311…プロセッサ、12,22,312…メインメモリ、13,23,313…補助記憶デバイス、14,24,316…通信インターフェース、15,25,321…システム伝送路、20…店舗サーバ、30…会計機、40…通信ネットワーク、131…会員データベース、221…紐づけテーブル、222…グループ1テーブル、223…グループ2テーブル、231…単品マスタファイル、314…時計、315…釣銭機インターフェース、317…タッチパネル、318…スキャナ、319…プリンタ、320…リーダ、1311…会員データレコード、2311…単品データレコード、3121…取引メモリ、S…商品販売データ処理システム、3111…受付手段、3112…第1取得手段、3113…第2取得手段、3114…第3取得手段、3115…処理手段、3116…出力手段。

Claims (5)

  1. 2種類以上の優待割引グループにそれぞれ対応して、優待ランク別の割引率を記憶する第1記憶手段と、
    各会員を識別する会員識別コードにそれぞれ対応して、優待割引グループ毎の優待ランクを記憶する第2記憶手段と、
    優待割引が適用される各商品に対応して、いずれかの優待割引グループを記憶する第3記憶手段と、
    前記会員が買い上げる商品の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で入力を受け付けた商品に対応して記憶されている優待割引グループを前記第3記憶手段から取得する第1取得手段と、
    前記受付手段で入力を受け付けた商品を買い上げる会員の会員識別コードに対応して記憶されている優待ランクを前記第2記憶手段から取得する第2取得手段と、
    前記第1取得手段で取得した前記優待割引グループに対応して前記第1記憶手段で記憶されている優待ランク別の割引率の中から、前記第2取得手段で取得した前記優待ランクの割引率を取得する第3取得手段と、
    前記第3取得手段で取得した前記割引率により前記受付手段で入力を受け付けた商品の販売データを割引処理する処理手段と、
    を具備する商品販売データ処理システム。
  2. 前記処理手段で割引処理された前記商品の販売データとともに、当該商品に対応して記憶されている優待割引グループを特定する情報を出力する出力手段、
    をさらに具備する請求項1記載の前記商品販売データ処理システム。
  3. 2種類以上の優待割引グループにそれぞれ対応して、優待ランク別の割引率を記憶する第1記憶手段と、各会員を識別する会員識別コードにそれぞれ対応して、優待割引グループ毎の優待ランクを記憶する第2記憶手段と、優待割引が適用される各商品に対応して、いずれかの優待割引グループを記憶する第3記憶手段とを備えた商品販売データ処理装置であって、
    前記会員が買い上げる商品の入力を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段で入力を受け付けた商品に対応して記憶されている優待割引グループを前記第3記憶手段から取得する第1取得手段と、
    前記受付手段で入力を受け付けた商品を買い上げる会員の会員識別コードに対応して記憶されている優待ランクを前記第2記憶手段から取得する第2取得手段と、
    前記第1取得手段で取得した前記優待割引グループに対応して前記第1記憶手段で記憶されている優待ランク別の割引率の中から、前記第2取得手段で取得した前記優待ランクの割引率を取得する第3取得手段と、
    前記第3取得手段で取得した前記割引率により前記受付手段で入力を受け付けた商品の販売データを割引処理する処理手段と、
    を具備する商品販売データ処理装置。
  4. 2種類以上の優待割引グループにそれぞれ対応して、優待ランク別の割引率を記憶する第1記憶部と、各会員を識別する会員識別コードにそれぞれ対応して、優待割引グループ毎の優待ランクを記憶する第2記憶部と、優待割引が適用される各商品に対応して、いずれかの優待割引グループを記憶する第3記憶部とを備えた商品販売データ処理装置が、
    前記会員が買い上げる商品の入力を受け付け、
    入力を受け付けた前記商品に対応して記憶されている優待割引グループを前記第3記憶部から取得し、
    入力を受け付けた前記商品を買い上げる会員の会員識別コードに対応して記憶されている優待ランクを前記第2記憶部から取得し、
    取得した前記優待割引グループに対応して前記第1記憶部で記憶されている優待ランク別の割引率の中から、取得した前記優待ランクの割引率を取得し、
    取得した前記割引率により入力を受け付けた前記商品の販売データを割引処理する、
    商品販売データ処理方法。
  5. 商品販売データ処理装置のコンピュータを、
    2種類以上の優待割引グループにそれぞれ対応して、優待ランク別の割引率を記憶する第1記憶手段、
    各会員を識別する会員識別コードにそれぞれ対応して、優待割引グループ毎の優待ランクを記憶する第2記憶手段、
    優待割引が適用される各商品に対応して、いずれかの優待割引グループを記憶する第3記憶手段、
    前記会員が買い上げる商品の入力を受け付ける受付手段、
    前記受付手段で入力を受け付けた商品に対応して記憶されている優待割引グループを前記第3記憶手段から取得する第1取得手段、
    前記受付手段で入力を受け付けた商品を買い上げる会員の会員識別コードに対応して記憶されている優待ランクを前記第2記憶手段から取得する第2取得手段、
    前記第1取得手段で取得した前記優待割引グループに対応して前記第1記憶手段で記憶されている優待ランク別の割引率の中から、前記第2取得手段で取得した前記優待ランクの割引率を取得する第3取得手段、及び、
    前記第3取得手段で取得した前記割引率により前記受付手段で入力を受け付けた商品の販売データを割引処理する処理手段、
    として機能させるための制御プログラム。
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