JP2020197225A - ガス栓用ソケット取外し構造 - Google Patents

ガス栓用ソケット取外し構造 Download PDF

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Abstract

【課題】操作部を押し込み操作して、ソケットをプラグ部から取り外すガス栓用ソケット取外し構造に関し、外的衝撃によって操作部が不用意に押し込まれて、ソケットがプラグ部から離脱してしまう不都合を防止すること。【解決手段】壁面(W)に取り付けられたガス栓本体(3)を被覆するケース体(100)は、プラグ部(31a)及び胴部(30a)を軸線に沿って包囲する被覆ケース(1)と、被覆ケース(1)内にてスライド自在で且つ一端に操作部(20)が他端に押圧部(21)を有する可動部材(2)とからなり、被覆ケース(1)の一端には、操作部(20)が露出する第1開口(110)が、他端には、ソケット挿入用の第2開口(120)が設けられ、可動部材(2)は付勢手段によって操作部(20)の頂面が第1開口(110)の周縁に一致する付勢姿勢にて、係止手段によって抜け止め状態に係止されている。【選択図】図1

Description

本発明は、壁面等に設置されるガス栓のプラグ部に接続されたソケットを取り外すためのガス栓用ソケット取外し構造に関する。
従来、ソケット接続用のプラグ部を有するガス栓は、配管の先端に具備させたソケットがプラグ部に接続された時に開弁し、プラグ部から取り外された時に閉弁する構造を有している。
一般的なガス栓用ソケットは、接続方向の先端に、プラグ部への脱着に応じて軸線方向に進退する進退筒部が設けられており、プラグ部にソケットが接続されると、前記進退筒部がプラグ部の基端部側へ進出すると同時にソケット内に設けられているロック機構が作動してプラグ部に対して抜け止め状態となる。そして、この進出状態にある前記進退筒部を退出方向に強制的に押し込めば、前記ロック機構によるロック状態が解除されて、ソケットをプラグ部から取り外すことが出来る。
特許文献1に示すものは、継手を介してフレキ管を接続させる配管接続部と、ソケットを接続させるプラグ部とが、軸線に沿って上下に位置する直線状のガス栓であり、上下に開放するケース体内に収容された状態で壁面に取り付けられて使用される。なお、前記ケース体内には、プラグ部に接続させたソケットを取り外すための可動部材が上下方向にスライド可能に設けられている。
前記ケース体の下方の開放部を介して、ソケットをプラグ部に接続すると、前記進退筒部が上方に進出し、その進出端部で前記可動部材が下方から押され、ケース体内を上方へスライドすると共に、その上端がケース体の上面から上方へ突出する。この突出部分が、ソケットをプラグ部から取り外す際の操作部となる。
ソケットをプラグ部から取り外すには、ケース体の上面から上方へ突出している前記操作部を下方へ押し込んで可動部材を下方へスライドさせる。すると、可動部材の下端がソケットの進退筒部を退出方向に押圧し、これにより、ソケットとプラグ部のロック状態は解除され、ソケットはプラグ部から取り外される。
特開2018−40438号公報
しかしながら、上記したソケット取外し構造では、プラグ部へのソケットの接続中には、可動部材の上端の前記操作部がケース体の上面よりも上方へ突出する仕組みであるから、この突出状態にある操作部に人や物が当たったり、ケース体が上から押さえられたりして、操作部がケース体内に押し込まれてしまうと、ソケットがプラグ部から不用意に外れてしまう不都合がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、操作部を押し込み操作することにより、ソケットがプラグ部から取り外されるガス栓用ソケット取外し構造であって、人や物が当たっても操作部が押し込まれないようにすることで、ソケットがプラグ部から不用意に離脱してしまう不都合を防止することを課題とする。
上記課題を解決するために講じた本発明の解決手段は、
ガス栓のプラグ部に接続させると進出し、押して退出させると接続が解除される進退筒部が先端に備えられたガス栓用ソケットをプラグ部から取り外すためのソケット取外し構造において、
プラグ部を含むガス栓本体はケース体内に収容された状態で壁面に取り付けられ、
前記ケース体は、プラグ部及びこれに続くガス栓本体の胴部を軸線に沿って包囲する被覆ケースと、前記被覆ケースと前記ガス栓本体の胴部との間に介在され且つ前記軸線方向にスライド自在な可動部材を有し、
前記可動部材のスライド方向の一端には前記可動部材を押込み操作する操作部が設けられると共に、他端には前記操作部の押込み操作によって前記進退筒部を退出方向に押圧する押圧部が設けられ、
前記被覆ケースにおける前記軸線方向の一端には、前記操作部が露出する第1開口が設けられていると共に、他端には、ソケット挿入用の第2開口が設けられ、
前記可動部材を前記第1開口側に付勢する付勢手段が設けられ、
前記操作部の頂面が前記第1開口の周縁に一致し且つ前記押圧部がプラグ部に接続状態にあるソケットの進退筒部の進出端よりも前記第1開口側寄りに位置する付勢姿勢にて、 前記可動部材を抜け止め状態に係止する係止手段が設けられていることを特徴とする。
上記手段は次のように作用する。
壁面に固定させたガス栓本体に、プラグ部の先端が第2開口側に向くように被覆ケースを被覆させる。この状態にて、ガス栓本体の胴部と被覆ケースとの間に介在させた可動部材は、付勢手段によって被覆ケースの第1開口側へ付勢され、その一端である操作部の頂面が第1開口の周縁に一致する姿勢に保持されるように係止手段によって抜け止め状態に係止されている。
被覆ケースの第2開口からソケットを挿入させてプラグ部に接続させると、ソケットの進退筒部が進出する。可動部材の他端である押圧部は、進退筒部の進出端よりも第1開口側寄りに位置するように付勢させているから、進退筒部の進出に対して負荷となるものはなく、ソケットそのものの装着力のみでプラグ部に接続させることが出来る。
ソケットを取り外すには、第1開口内の操作部を指で押し込む。すると、可動部材が付勢手段の付勢力に抗して、第2開口側へスライドし、前記押圧部がソケットの進退筒部を退出方向に押圧する。これにより、ソケットは、プラグ部との接続状態が解除されてプラグ部から取り外される。その後、操作部から指を離すと、可動部材は付勢手段の付勢力によって、操作部の頂面が第1開口の周縁に一致する初期位置に復帰する。
上記ガス栓用ソケット取外し構造において、好ましくは、『前記操作部は、前記第1開口内に略密嵌状態に嵌め込まれる大きさ形状の板状体とし、
一端にプラグ部が連設されている第1胴部の他端には、前記板状の操作部の裏面に対向する基端面が設けられ、
前記付勢手段は、前記操作部の裏面と、前記基端面との間に介在されて両者を離反する方向に付勢する圧縮バネとし、
前記係止手段は、前記可動部材から被覆ケースの内面に向かって突設する係止突起と、前記被覆ケース内の所定位置に設けられ且つ前記係止突起が前記第2開口側から係止する被係止部とからなる』ことである。
壁面に固定されたガス栓本体を構成している第1胴部のプラグ部側の反対側に基端面を形成し、それを付勢手段として設けた圧縮バネのバネ受けとして機能させることにより、別途バネ受け部を設ける必要がない。また、操作部を押し込む際に、操作部が必要以上に深く押し込まれることを防止する押込み規制部としても機能する。これにより、操作部を前記第1開口の内方向に指で押すことにより、圧縮バネを弾性変形させながら正確に押し込むことが出来、可動部材の押圧部でソケットの進退筒部を確実に押圧してソケットをプラグ部から取り外すことが出来る。操作部から指を話すと、圧縮バネの弾性復帰力によって、操作部が可動部材と共に第1開口側へ付勢される。この状態にて、可動部材に設けた係止突起が被覆ケースの内面に設けた被係止部に前記第2開口側から係止することとなり、操作部の頂面が被覆ケースの第1開口内に位置する状態にて抜け止め状態に保持される。
上記ガス栓用ソケット取外し構造において、好ましくは、『前記ガス栓本体は、前記第1胴部に対して直角方向に連設されると共に壁面に設けられた挿通孔に挿通可能な第2胴部を有し、
壁面の表面に添設固定される固定板が前記第2胴部の軸線に対して直交する方向に一体的に張り出し、
前記被覆ケースには裏側開放部が設けられ、この裏側開放部からプラグ部と第1胴部とを被覆ケース内に収容させた状態にて、裏側開放部の開放端周縁を前記固定板に係合保持可能とした』ことである。
ガス栓本体の胴部は、第1胴部と第2胴部から略L型に形成されており、第2胴部には、軸線に対して直交する方向に固定板が一体的に張り出している。この第2胴部を、壁面に設けた挿通孔に挿通させると共に固定板を壁面の表面に添設させ、これをネジ止め等により固定する。これにより、プラグ部を備えた第1胴部は、壁面に平行に位置する態様でガス栓は壁面に取り付けられると共に、前記挿通孔は固定板によって気密状態に閉塞される。そして、この第1胴部とプラグ部を、裏側開放部から被覆ケース内に収容させると共に、裏側開放部の周縁を固定板に係合保持させるだけで、被覆ケースは、プラグ部を含む第1胴部を収容した状態で、壁面に容易に固定可能となる。
上記ガス栓用ソケット取外し構造において、好ましくは、『前記被覆ケースは、前記固定板がちょうど嵌入可能な枠部と、
前記枠部の表面側に連設されると共に長手方向両端に前記第1、第2開口が各々開放し且つ前記プラグ部と第1胴部を表面側から軸線に沿って包囲する円弧状内面を有する包囲筒と、
前記枠部と前記包囲筒とを区画するように前記第1開口寄りに設けられると共に、前記第1胴部及びプラグ部が挿入可能で且つ前記第2開口側に開放する第3開口を有する基板とからなり、
前記可動部材は、前記包囲筒の円弧状内面に沿った円弧状外面を有し且つ前記包囲筒と前記基板との間に収容されて前記包囲筒の長手方向に摺動可能な摺動筒部を有し、
前記摺動筒部には、前記第3開口に対応する第4開口が形成され、
前記操作部は前記摺動筒部の一方端に設けられると共に、前記押圧部は他方端に設けられ、
前記係止突起は前記押圧部から外方へ突設されて、前記第3開口の開放端縁に係止されると共に、前記第2開口の周縁にも抜け止め状態に係止される構成とした』ことである。
プラグ部を備えた第1胴部は、水平に位置する第2胴部から垂下する姿勢で、前記ガス栓本体が壁面に固定され、被覆ケースは第1、第2開口をそれぞれ上下方に開放させた縦長状態にて、プラグ部及び第1胴部を収容した状態で壁板に固定される。
なお、被覆ケースの基板に設けられた第3開口から、摺動筒部の円弧状外面が被覆ケースの包囲筒の円弧状内面に沿うように、可動部材を被覆ケースの前記包囲筒と前記基板との間に収容する。
可動部材の第4開口が基板の第3開口に対応する収容姿勢にて、壁面にネジ止め等により固定されているガス栓本体のプラグ部及びそれに続く第1胴部を第3、第4開口内に収容すると同時に、被覆ケースの枠部を固定板に保持固定する。
前記可動部材は、前記摺動筒部の上端に設けられた操作部と第1胴部との間に介在されている付勢手段によって第1開口側へ付勢されるが、この付勢状態にて、前記摺動筒部の下端に設けられた押圧部に突設させた係止突起が、基板の第3開口の開放端縁に係止される。すなわち、この第3開口の開放端縁が前記被係止部として機能し、操作部は第1開口から上方へ突出することなく抜け止め状態に保持される。
また、前記係止突起は、被覆ケースの第2開口の周縁にも抜け止め状態に保持されるようにしたから、ケース体に可動部材を組み込んだものを取り扱う際に可動部材が被覆ケースの第2開口から下方へ抜け落ちる不都合もない。
以上のように、プラグ部に接続状態にあるソケットを取り外す際に押し込み操作される操作部は、その頂面がガス栓本体に被覆させた被覆ケースの第1開口の周縁に一致する状態に抜け止め状態に保持され、前記第1開口から突出しない構成としたから、被覆ケースに人や物が当たる等の外的衝撃が加えられても、操作部のみが被覆ケース内に押し込まれて可動部材がソケットの取外し方向に移動することはない。言い換えれば、ソケットの進退筒部が押圧部によって不用意に退出方向に押圧されることはないから、プラグ部からソケットが外れてしまう不都合を防止することが出来る。
また、押圧部は、プラグ部に接続状態にあるソケットの進退筒部の進出端よりも第1開口側寄りに位置するように、可動部材を付勢手段によって付勢される構成としたから、進退筒部の進出に対して可動部材からの負荷を受けることがない。よって、ソケットは、支障なくプラグ部に接続させることが出来る。
さらに、可動部材の押圧部でソケットの進退筒部を押圧してプラグ部からソケットを取り外した後は、付勢手段によって、操作部が第1開口の周縁に一致する元の位置に復帰し、その状態は抜け止め状態に保持される構成としたから、使い勝手の良いソケット取り外し構造を提供することが出来る。
本願発明の実施の形態のガス栓用ソケット取外し構造に採用したガス栓本体とケース体とを壁面へ取り付けた状態を示す断面図である。 本願発明の実施の形態のガス栓用ソケット取外し構造に採用したケース体の後方斜視図である。 本願発明の実施の形態のガス栓用ソケット取外し構造に採用したケース体の背面図である。 本願発明の実施の形態のガス栓用ソケット取外し構造に採用したケース体の底面図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について添付図面を参照しながら説明する。
本発明の実施の形態のガス栓は、図1に示すように、下流端にソケット接続用のプラグ部(31a)が、上流端に継手を介してフレキ管(図示せず)が接続される配管接続部(31b)がそれぞれ設けられ、プラグ部(31a)に続く第1胴部(30a)と、配管接続部(31b)に続く第2胴部(30b)とが直角に屈曲するL型胴部を有するガス栓本体(3)からなり、第2胴部(30b)には、配管接続部(31b)に続く軸線に対して直角方向に張り出す縦長長方形状の固定板(32)が一体的に設けられている。
壁面(W)に設けた挿通孔(W0)に、配管接続部(31b)とそれに続く第2胴部(30b)を表面側から挿通させ、壁面(W)の裏面側に配管接続部(31b)及びそれに続く第2胴部(30b)を水平に突出させると共に、壁面(W)の表面側に、プラグ部(31a)の先端が下方に向くように、第1胴部(30a)及びそれに続くプラグ部(31a)を垂下させて、固定板(32)を壁面(W)の表面に添設させて、ネジ止めにより固定する。これにより、挿通孔(W0)は固定板(32)によって気密状態に閉塞された状態にて、ガス栓本体(3)は、プラグ部(31a)の先端を下に向けた姿勢で壁面(W)に固定される。
このように、壁面(W)に固定させたガス栓本体(3)の第1胴部(30a)とプラグ部(31a)にケース体(100)を被覆させる。
ケース体(100)は、固定板(32)とプラグ部(31a)と第1胴部(30a)とを被覆する被覆ケース(1)と、被覆ケース(1)内に収容され且つガス栓本体(3)との間に介在されて上下方向にスライド自在な可動部材(2)とからなり、被覆ケース(1)の裏側に開放するように設けられている矩形枠部(11)を固定板(32)に外嵌させると共に、矩形枠部(11)の上端縁に設けた係合片(11a)を、固定板(32)の上端に設けた係合段部(32a)に係合させることにより、被覆ケース(1)は固定板(32)に対して係合保持される。
なお、矩形枠部(11)の開放端が、発明特定事項としての裏面開放部として機能する。
まず、被覆ケース(1)について説明する。
被覆ケース(1)は、図1及び図2に示すように、上述した矩形枠部(11)の表面側に一体的に連設される縦長筒状の包囲筒(12)と、矩形枠部(11)と包囲筒(12)との間の上部域に設けられる基板(13)とで構成されている。矩形枠部(11)の開放端から、基板(13)までの深さは、ガス栓本体(3)に具備させた固定板(32)の厚みに略一致させている。
包囲筒(12)の上面(12a)には、基板(13)側に直線状の一辺を有する略D字状の第1開口(110)が開放していると共に、下面(12b)には、プラグ部(3)に接続させるソケット(4)が挿通可能な円形の第2開口(120)が開放している。
また、基板(13)には、第1胴部(30a)が挿通可能な第3開口(130)が下方に開放するように形成されている。
可動部材(2)は、被覆ケース(1)の包囲筒(12)の横断面円弧状の内周面に沿った横断面円弧状の外周面と、第3開口(130)に対応する第4開口(140)を備えた摺動筒部(22)からなり、摺動筒部(22)の上端には、第1開口(110)に略内嵌可能な大きさ形状の操作部(20)が設けられている。また、摺動筒部(22)の下端にはソケット(4)の進退筒部(41)を退出方向に押圧可能な押圧部(21)が略全域に渡って設けられていると共に、その第4開口(140)側の一端縁から係止突起(23)を、被覆ケース(1)の包囲筒(12)の内周面に向かって突設させている。
なお、操作部(20)の下面には、図1及び図3に示すように、圧縮バネ(40)の一端を巻回させるバネ固定筒(24)が突設されている。
図1に示すように、包囲筒(12)の上面(12a)と操作部(20)の頂面が面一となるように、操作部(20)を第1開口(110)内に内嵌させた状態にて、摺動筒部(22)の下端に設けた係止突起(23)が基板(13)の下端に設けられている段部(10)に下方から係止されるように、各々の寸法関係は設定されている。すなわち、段部(10)が、発明特定事項としての被係止部として機能することとなり、可動部材(2)は、被覆ケース(1)に対して上方へ抜け止め状態に係止される。
なお、可動部材(2)の下端の外径は、第2開口(120)よりも大きく設定されており、これにより、被覆ケース(1)内に収容させた可動部材(2)は、下方にも抜け止め状態となる。
係止突起(23)は、図4に示すように、可動部材(2)の下端の押圧部(21)のうち、第4開口(140)の一方の端縁側にのみ突設されており、係止突起(23)を除いた、第4開口(140)の両側外面(25)は、包囲筒(12)の円弧状内周面に沿った断面円弧状に形成されている。また、基板(13)に設けられている第3開口(130)の上辺から下面(12b)までの高さは、可動部材(2)の高さよりも高く形成されている。
これにより、第4開口(140)の一方の端縁側から、可動部材(2)を基板(13)の第3開口(130)に挿入し、摺動筒部(22)の円弧状外周面を、被覆ケース(1)の包囲筒(12)の円弧状内周面に沿って回動させることにより、可動部材(2)の第4開口(140)が被覆ケース(1)の基板(13)の第3開口(130)に対応する姿勢で、可動部材(2)を被覆ケース(1)の包囲筒(12)と基板(13)との間に収容させる。
この収容状態にて、可動部材(2)は、被覆ケース(1)内を上下方向にスライド自在であると共に、メンテナンス時には、可動部材(2)を被覆ケース(1)内で回動させて第3開口(130)から取り出すことが出来る。
なお、可動部材(2)の係止突起(23)は、第2開口(120)の周縁に被覆ケース(1)の内側から係止される構成となっているから、ガス栓本体(3)に装着させる前のケース体(100)において、可動部材(2)が被覆ケース(1)から脱落する不都合はない。
被覆ケース(1)内に可動部材(2)を収容させた状態のケース体(100)を、壁面(W)に取り付けられているガス栓本体(3)に装着させるには、まず、可動部材(2)のバネ固定筒(24)に圧縮バネ(40)の一端を巻回させて取り付ける。そして、圧縮バネ(40)の他端を指で支持しながら、ケース体(100)を壁面(W)に対して斜めに対峙させ、被覆ケース(1)の下面(12b)の第2開口(120)にガス栓本体(3)のプラグ部(31a)をその先端から挿入させる。第2開口(120)からプラグ部(31a)の先端を突出させた状態で、圧縮バネ(40)から指を離し、矩形枠部(11)の上端を壁面(W)に近づけて、固定板(32)を矩形枠部(11)に収容させる。係合片(11a)を固定板(32)の係合段部(32a)に係合させると共に、下面(12b)に形成されているネジ挿通孔(14)と固定板(32)の下面に形成されているネジ孔(図示せず)とを合わせて、被覆ケース(1)の下方から両者をネジ止めする。
これにより、矩形枠部(11)内に固定板(32)が収容され、第1胴部(30a)が、被覆ケース(1)の包囲筒(12)と可動部材(2)の摺動筒部(22)とで二重に被覆され、第2開口(120)をプラグ部(31a)の先端に向けた姿勢で、ケース体(100)をガス栓本体(3)に装着することが出来る。
この装着状態において、バネ固定筒(24)に固定された圧縮バネ(40)は、可動部材(2)の操作部(20)の下面と、壁面(W)に固定されたガス栓本体(3)に設けられてバネ受けとして機能する基端面(33)との間で圧縮されており、操作部(20)は圧縮バネ(40)の付勢力によって上方へ押圧される。この状態にて、係止突起(23)が基板(13)の段部(10)に下方から係止することにより、可動部材(2)は上方へ抜け止め状態に保持され、操作部(20)が第1開口(110)から上方へ突出することはなく、操作部(20)の頂面が被覆ケース(1)の上面(12a)と面一となる初期姿勢に維持される。
上記要領にて、壁面(W)に取り付けられているガス栓本体(3)にケース体(100)を被覆させた状態にて、プラグ部(31a)に、図1の二点鎖線に示すように、ソケット(4)を接続する。
このソケット(4)は、プラグ部(31a)に接続させると、先端部に設けられている進退筒部(41)が上方に進出すると同時にロック機構が作動し、プラグ部(31a)に対して抜け止め状態にロックされる。そして、進出状態にある進退筒部(41)の先端を退出する方向に押し込むと、前記ロック機構のロック状態が解除され、ソケット(4)をプラグ部(31a)から取り外すことが出来る。
なお、上記構成のケース体(100)では、第2開口(120)からソケット(4)を差し込んで、プラグ部(31a)に接続させて、進退筒部(41)を上方へ進出させたとき、進出状態にある進退筒部(41)の先端が、可動部材(2)の下端の押圧部(21)に届かないように設定されている。これにより、ソケット(4)をプラグ部(31a)に接続させる際に、進退筒部(41)の進出に対して負荷となるものはないから、ソケット(4)は、その装着力のみでプラグ部(31a)に支障なく接続させることが出来る。
ソケット(4)をプラグ部(31a)から取り外すには、 操作部(20)を第1開口(110)内に指で押し込んで、可動部材(2)を下方へスライドさせる。可動部材(2)は、圧縮バネ(40)の付勢力に抗して、被覆ケース(1)内を降下し、それに伴い、下端の押圧部(21)で、ソケット(4)の進退筒部(41)が退出方向に押される。これにより、プラグ部(31a)に対するソケット(4)のロック機構が解除されて、ソケット(4)をプラグ部(31a)から取り外すことが出来る。
ソケット(4)が取り外された後に、操作部(20)から指を離せば、可動部材(2)は、圧縮バネ(40)の付勢力によって持ち上げられ、操作部(20)の頂面が被覆ケース(1)の上面(12a)と面一となる初期状態に復帰する。
上記初期状態にて、被覆ケース(1)の上方に操作部(20)は突出しないから、人や物が当たる等の外的衝撃は、被覆ケース(1)の上面(12a)が受けることとなり、操作部(20)のみが不用意に第1開口(110)内に押し込まれて、ソケット(4)の進退筒部(41)が可動部材(2)の係止突起(23)で押されて、プラグ部(31a)に接続状態にあるソケット(4)が不用意に外れてしまう不都合はない。
なお、図3の二点鎖線で示すように、ガス栓の不使用時におけるケース体(100)内や、プラグ部(31a)内への埃や塵芥等の異物の侵入を防止するために、第2開口(120)を開閉可能な蓋部(43)を設けても良い。
また、上記各実施の形態では、ケース体(100)は、壁面(W)に設ける構成としたが、システムキッチンやテーブル等の水平面に設置することも可能である。
(100) ・・・・・・・・ケース体
(1) ・・・・・・・・・被覆ケース
(10)・・・・・・・・・段部(係止手段)
(110) ・・・・・・・・第1開口
(120) ・・・・・・・・第2開口
(2) ・・・・・・・・・可動部材
(20)・・・・・・・・・操作部
(21)・・・・・・・・・押圧部
(22a) ・・・・・・・・開放端部
(23)・・・・・・・・・係止突起(係止手段)
(3) ・・・・・・・・・ガス栓本体
(30a) ・・・・・・・・胴部
(31a) ・・・・・・・・プラグ部
(31b) ・・・・・・・・配管接続部
(4) ・・・・・・・・・ソケット
(40)・・・・・・・・・圧縮バネ(付勢手段)
(41)・・・・・・・・・進退筒部
(W) ・・・・・・・・・壁面

Claims (4)

  1. ガス栓のプラグ部に接続させると進出し、押して退出させると接続が解除される進退筒部が先端に備えられたガス栓用ソケットをプラグ部から取り外すためのソケット取外し構造において、
    プラグ部を含むガス栓本体はケース体内に収容された状態で壁面に取り付けられ、
    前記ケース体は、プラグ部及びこれに続くガス栓本体の胴部を軸線に沿って包囲する被覆ケースと、前記被覆ケースと前記ガス栓本体の胴部との間に介在され且つ前記軸線方向にスライド自在な可動部材を有し、
    前記可動部材のスライド方向の一端には前記可動部材を押込み操作する操作部が設けられると共に、他端には前記操作部の押込み操作によって前記進退筒部を退出方向に押圧する押圧部が設けられ、
    前記被覆ケースにおける前記軸線方向の一端には、前記操作部が露出する第1開口が設けられていると共に、他端には、ソケット挿入用の第2開口が設けられ、
    前記可動部材を前記第1開口側に付勢する付勢手段が設けられ、
    前記操作部の頂面が前記第1開口の周縁に一致し且つ前記押圧部がプラグ部に接続状態にあるソケットの進退筒部の進出端よりも前記第1開口側寄りに位置する付勢姿勢にて、 前記可動部材を抜け止め状態に係止する係止手段が設けられていることを特徴とするガス栓用ソケット取外し構造。
  2. 請求項1に記載のガス栓用ソケット取外し構造において、
    前記操作部は、前記第1開口内に略密嵌状態に嵌め込まれる大きさ形状の板状体とし、
    一端にプラグ部が連設されている第1胴部の他端には、前記板状の操作部の裏面に対向する基端面が設けられ、
    前記付勢手段は、前記操作部の裏面と、前記基端面との間に介在されて両者を離反する方向に付勢する圧縮バネとし、
    前記係止手段は、前記可動部材から被覆ケースの内面に向かって突設する係止突起と、前記被覆ケース内の所定位置に設けられ且つ前記係止突起が前記第2開口側から係止する被係止部とからなるガス栓用ソケット取外し構造。
  3. 請求項2に記載のガス栓用ソケット取外し構造において、
    前記ガス栓本体は、前記第1胴部に対して直角方向に連設されると共に壁面に設けられた挿通孔に挿通可能な第2胴部を有し、
    壁面の表面に添設固定される固定板が前記第2胴部の軸線に対して直交する方向に一体的に張り出され、
    前記被覆ケースには裏側開放部が設けられ、この裏側開放部からプラグ部と第1胴部とを被覆ケース内に収容させた状態にて、裏側開放部の開放端周縁を前記固定板に係合保持可能としたガス栓用ソケット取外し構造。
  4. 請求項3に記載のガス栓用ソケット取外し構造において、
    前記被覆ケースは、前記固定板がちょうど嵌入可能な枠部と、
    前記枠部の表面側に連設されると共に長手方向両端に前記第1、第2開口が各々開放し且つ前記プラグ部と第1胴部を表面側から軸線に沿って包囲する円弧状内面を有する包囲筒と、
    前記枠部と前記包囲筒とを区画するように前記第1開口寄りに設けられると共に、前記第1胴部及びプラグ部が挿入可能で且つ前記第2開口側に開放する第3開口を有する基板とからなり、
    前記可動部材は、前記包囲筒の円弧状内面に沿った円弧状外面を有し且つ前記包囲筒と前記基板との間に収容されて前記包囲筒の長手方向に摺動可能な摺動筒部を有し、
    前記摺動筒部には、前記第3開口に対応する第4開口が形成され、
    前記操作部は前記摺動筒部の一方端に設けられると共に、前記押圧部は他方端に設けられ、
    前記係止突起は前記押圧部から外方へ突設されて、前記第3開口の開放端縁に係止されると共に、前記第2開口の周縁にも抜け止め状態に係止される構成としたガス栓用ソケット取外し構造。
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