JP2020194296A - 情報処理装置、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】取得した撮影画像に人物とICチップが搭載されたオブジェクトとの両方が含まれているか否かによらず処理を進める場合に比べて、オブジェクトの信頼性を高めることを目的とする。【解決手段】情報処理装置1は、オブジェクト3に搭載されたICチップから取得した個人を識別する個人情報と、撮影された画像データとを取得する取得部102と、取得部102により取得した画像データを解析し、当該画像データに、人物2とICチップが搭載されたオブジェクトとの両方が含まれている場合、ICチップから取得した個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する制御を行い、画像データに、人物2とICチップが搭載されたオブジェクト3との少なくともいずれか一方が含まれていない場合、個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する処理を行わない制御部103と、を有する【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理装置、及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、顔画像データを記憶した記憶手段を備えたICカードを認証する認証システムであって、前記ICカードは、予め指定した暗証番号、或いは当該暗証番号に対応するデータを暗号化キーとしてデータが暗号化されたものであり、認証対象者の顔を撮像する撮像手段と、前記ICカードとの間で電磁波を送受信するアンテナと、前記アンテナを介して送受信される電磁波に基づいて前記ICカードを捕捉する捕捉手段と、前記捕捉手段によって捕捉された前記ICカードから前記顔画像データを読み取る読取手段と、前記撮像手段によって得られた前記認証対象者の顔の撮像画像と、前記読取手段によって読み取られた前記顔画像データとを照合する照合手段と、前記照合手段による照合結果を出力する出力手段と、を備え、前記撮像手段は、前記捕捉手段が前記ICカードを捕捉した後、前記認証対象者の顔を撮像する構成であり、前記読取手段は、前記撮像手段が前記認証対象者の顔を撮像した後に、前記暗証番号を取得し、前記暗証番号に基づいて前記ICカードのデータを解読し、解読が成功した場合に前記ICカードに記憶された前記顔画像データを取得することを特徴とするICカードの認証システムが開示されている。
特開2012−068924号公報
近年では、スマートフォン等のユーザ端末で、運転免許証等のオブジェクトを用いて、本人であることの確認を行うサービスもある。ユーザ端末を使用する場合、公の場での認証にならない場合があり、人物を認証する書類等に様々な偽装が行われる可能性がある。
本開示は、ICチップから取得される個人情報を用いた処理を行うのに際し、取得した撮影画像に人物とICチップが搭載されたオブジェクトとの両方が含まれているか否かによらず処理を進める場合に比べて、オブジェクトの信頼性を高めることを目的とする。
第1の態様の情報処理装置は、オブジェクトに搭載されたICチップから取得した個人を識別する個人情報と、撮影された画像データとを取得する取得部と、取得部により取得した画像データを解析し、当該画像データに、人物とICチップが搭載されたオブジェクトとの両方が含まれている場合、ICチップから取得した個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する制御を行い、画像データに、人物とICチップが搭載されたオブジェクトとの少なくともいずれか一方が含まれていない場合、個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する処理を行わない制御部と、を有する。
第2の態様の情報処理装置は、オブジェクトは、人物の画像を含み、個人情報は、予め登録された人物の画像を含み、制御部は、照合として、個人情報に含まれる予め登録された人物の画像と、オブジェクトに含まれる人物の画像とが対応するか否かを確認する。
第3の態様の情報処理装置は、オブジェクトは、文字を含み、個人情報は、予め登録された文字を含み、制御部は、照合として、個人情報に含まれる予め登録された文字と、画像データを解析して得られるオブジェクトに含まれる文字とが対応するか否かを確認する。
第4の態様の情報処理装置は、オブジェクトは、形状を有し、個人情報は、予め登録された形状の情報を有し、制御部は、照合として、個人情報に含まれる予め登録された形状の情報と、オブジェクトの形状とが対応するか否かを確認する。
第5の態様の情報処理装置は、形状は、形、色、及び模様の少なくとも1つを含む。
第6の態様の情報処理装置は、制御部は、異なる角度から撮影された複数の前記オブジェクトの画像を用いて、前記オブジェクトの立体的な形状を解析する。
第7の態様の情報処理装置は、画像、音声、文字の少なくとも1つを用いて、人物に通知を行う通知部をさらに有し、制御部は、オブジェクトの立体的な形状を解析するための複数のオブジェクトの画像を得るために、通知部により、オブジェクトを回転させる指示を通知する。
第8の態様の情報処理装置は、制御部は、オブジェクトの立体的な形状を解析するための複数のオブジェクトの画像を得るためには、オブジェクトの回転量が足りない場合、オブジェクトをさらに回転させる指示を通知する。
第9の態様の情報処理装置は、オブジェクトに搭載されたICチップと近距離通信を行う通信部をさらに有する。
第10の態様の情報処理装置は、通知部は、オブジェクトを回転させる指示を通知した後に、オブジェクトを通信部に近づけさせる指示を通知する。
第11の態様の情報処理装置は、オブジェクトが通信部に近づけられた後に、制御部は、通知部により、オブジェクトを回転させる指示を通知する。
第12の態様の情報処理装置は、個人情報は、通信部により前記ICチップから読み取られる情報、又は前記ICチップから読み取られた情報により特定される情報である。
第13の態様の情報処理装置は、撮影しているオブジェクト及び人物の画像を画面に表示する表示部をさらに有し、通知部は、表示部の画面中の予め定められた領域に人物及びオブジェクトの少なくとも一方が映っていない場合、予め定められた領域に映すための指示を通知する。
第14の態様の情報処理装置は、撮影しているオブジェクト及び人物の画像を画面に表示する表示部をさらに有し、通知部は、表示部の画面中の予め定められた領域に複数の人物又は複数のオブジェクトが映っている場合、予め定められた領域に単一の人物又は単一のオブジェクトを映すための指示を通知する。
第15の態様の情報処理プログラムは、オブジェクトに搭載されたICチップから取得した個人を識別する個人情報と、撮影された画像データとを取得する取得ステップと、
取得した画像データを解析し、当該画像データに、人物とICチップが搭載されたオブジェクトとの両方が含まれている場合、ICチップから取得した個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する制御を行い、画像データに、人物とICチップが搭載されたオブジェクトとの少なくともいずれか一方が含まれていない場合、個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する処理を行わない制御ステップと、をコンピュータに実行させる。
第1の態様の情報処理装置及び第15の態様の情報処理プログラムによれば、人物を認証するためのオブジェクトの信頼性を高めることができる。
第2の態様の情報処理装置によれば、個人情報とオブジェクトに表される人物の画像とを照合した照合結果を用いて認証できる。
第3態様の情報処理装置によれば、個人情報とオブジェクトに表される文字とを照合した照合結果を用いて認証できる。
第4の態様の情報処理装置1よれば、個人情報に含まれる形状の情報とオブジェクトの形状とを照合した照合結果を用いて認証できる。
第5の態様の情報処理装置によれば、オブジェクトの形、色、模様の少なくとも1つを取得できる。
第6の態様の情報処理装置によれば、異なる角度で撮影されたオブジェクトの画像を用いて認証できる。
第7の態様の情報処理装置によれば、人物の動きを誘導し、オブジェクトの立体的な形状を取得できる。
第8の態様の情報処理装置によれば、オブジェクトを十分に回転させ、確実にオブジェクトの三次元の形状を解析できる。
第9の態様の情報処理装置によれば、情報処理装置に通信部を設けられる。
第10の態様の情報処理装置によれば、人物の動きを誘導しつつ、オブジェクトの立体的な形状を取得してから個人情報を取得することができる。
第11の態様の情報処理装置によれば、人物の動きを誘導しつつ、個人情報を取得してからオブジェクトの立体的な形状を取得することができる。
第12の態様の情報処理装置によれば、個人情報をICチップから取得できる。
第13の態様の情報処理装置によれば、人物により自身及びオブジェクトの位置を確認しつつ、適切に配置することを可能とする。
第14の態様の情報処理装置によれば、認証の対象となる人物及びオブジェクトを単一に特定可能とする。
各実施形態に係る人物の認証の説明に供する情報処理装置の一例を模式的に示す模式図である。 各実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報処理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 第1実施形態に係る情報処理装置の人物及びオブジェクトの撮影処理の一例を示す概略図である。 第1実施形態に係る認証処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る情報処理装置の人物及びオブジェクトの撮影処理の一例を示す概略図である。 第2実施形態に係る情報処理装置のオブジェクトの撮影処理の一例を示す概略図である。 第2実施形態に係る認証処理の一例を示すフローチャートである。 各実施形態に係る人物及びオブジェクトの撮影処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るオブジェクトの撮影処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る情報処理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 第3実施形態に係る情報処理装置の人物及びオブジェクト撮影処理の一例を示す概略図である。 第3実施形態に係る情報処理装置のオブジェクトの撮影処理の一例を示す概略図である。 第3実施形態に係る認証処理の一例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るオブジェクトの撮影処理の一例を示すフローチャートである。
[第1実施形態]
以下、図面を参照して、本開示の技術を実施するための形態例を詳細に説明する。なお、本実施形態に係る情報処理装置1は、撮影装置4によって撮影された画像を表示するモニタ11、及びICチップから情報を取得する近距離通信部12を搭載している形態について説明する。しかし、これに限定されない。情報処理装置は、別の場所に設置されている近距離通信部12から情報を取得し、表示する画像を別の場所に設置されているモニタに送信する形態としてよい。なお、カメラは、静止画像を撮影してもよいし、複数の静止画像を連続して撮影することにより得られる動画を撮影してもよい。以下では、カメラが動画を撮影する場合を例示する。カメラにより撮影された複数の静止画像は、連続して再生されることにより、動く画像、すなわち動画として認知される。
図1は、各実施形態に係る人物2の認証の説明に供する情報処理装置の一例を模式的に示す模式図である。情報処理装置1は、モニタ11、及び近距離通信部12を備えている。
人物2が所持するオブジェクト3には、ICチップ(Integrated Circuit)が搭載されており、ICチップには、個人を識別するための人物2の個人情報、又は外部のデータベースに記憶されている人物2の個人情報にアクセスするために必要な情報が記憶されている。個人情報には、例えば、氏名、生年月日、住所、ID番号、人物2を撮影して予め登録された画像、及びオブジェクト3を撮影して予め登録された画像等が含まれる。
モニタ11は、後述する撮影装置4が撮影した人物2及びオブジェクト3の画像、人物2に通知を行うための文字、及び画像等を表示する。モニタ11は、画像を表示できる限りいかなる装置であってもよい。モニタ11は、例えば、液晶モニタ、CRT(Cathode Ray Tube)モニタ、FPD(Flat Panel Display)モニタ等である。
近距離通信部12は、オブジェクト3に搭載されているICチップに電波を送信することで、近距離で無線通信を行い、ICチップから情報を取得する。なお、近距離通信部12は、を書き込む機能をさらに備えてもよい。なお、本実施形態に係る近距離通信部12は、モニタ11の下方に設けている形態を例示している。しかし、これに限定されない。例えば、モニタ11の上方及び側方等に設ける形態であってもよい。
撮影装置4は、モニタ11と向かい合っている人物2及びオブジェクト3を撮影するために、情報処理装置1の上方に設置されている。なお、本実施形態に係る撮影装置4は、情報処理装置1とは別体として設けられている形態について説明する。しかし、これに限定されない。撮影装置4は、情報処理装置1に搭載されていてもよい。また、本実施形態に係る撮影装置4は、情報処理装置1の上方に設置されている形態について説明する。しかし、これに限定されない。人物2を撮影できれば、環境等に応じて、いかなる方向に設置してもよい。例えば、情報処理装置1の側方及び下方に設置してもよいし、人物2の鉛直軸方向の上方から撮影するように設置してもよいし、人物2の側方から撮影するように設置してもよい。
図2は、各実施形態に係る情報処理装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る情報処理装置1は、モニタ11、近距離通信部12、CPU(Central Processing Unit)13、ROM(Read Only Memory)14、RAM(Random Access Memory)15、ストレージ16、通信インターフェース(通信I/F)17、及びスピーカ18を含んで構成されている。モニタ11、近距離通信部12、CPU13、ROM14、RAM15、ストレージ16、通信I/F17、及びスピーカ18の各々はバス19により相互に接続されている。
CPU13は、情報処理装置1の全体を統括し、制御する。ROM14は、各実施形態で用いる情報処理プログラムを含む各種プログラム及びデータ等を記憶している。RAM15は、各種プログラムの実行時のワークエリアとして用いられるメモリである。CPU13は、ROM14に記憶されたプログラムをRAM15に展開して実行することにより、人物2及びオブジェクト3の認証を行う。ストレージ16は、一例としてHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はフラッシュメモリ等である。なお、ストレージ16には、情報処理プログラム等を記憶してもよい。通信I/F17は、データの送受信を行う。スピーカ18は、音声の出力を行う。
オブジェクト3は、アンテナ31、及びICチップ32を有する。アンテナ31は、近距離通信部12から受信した電波に応じて、近距離通信部12から情報の受信、及びデータの送信を行う。ICチップ32は、人物2の個人情報、又は人物2を一意に特定できる情報(以下、「対象者キー」という。)を記憶している。本実施形態では、一例として、ICチップ32は、個人情報を記憶している形態について説明する。
撮影装置4は、通信I/F41、及びカメラ42を有する。通信I/F41は、カメラ42によって撮影された画像データ等の送受信を行う。カメラ42は、人物2及びオブジェクト3を撮影する。なお、本実施形態に係るカメラ42は、単眼カメラを例示して説明する。しかし、これに限定されない。カメラ42は、他の形態のカメラ、例えばステレオカメラ等であってもよい。
次に、情報処理装置1の機能構成について説明する。図3は、第1実施形態に係る情報処理装置1の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、情報処理装置1は、通信部101、取得部102、制御部103、表示部104、及び通知部105を有する。CPU13が情報処理プログラムを実行することで、通信部101、取得部102、制御部103、表示部104、及び通知部105として機能する。
通信部101は、オブジェクトに搭載されたICチップ32と近距離通信を行う。具体的には、通信部101は、オブジェクト3のアンテナ31に電波を送信し、オブジェクト3のICチップ32に記憶されている個人情報、または外部のデータベースに記憶されている人物2の個人情報にアクセスするために必要な情報を受信する。また、通信部101は、外部のサーバ及び端末等にデータの送受信を行う。
取得部102は、オブジェクト3に搭載されたICチップ32から取得される個人を識別するための個人情報と、撮影された複数の画像を示す画像データとを取得する。具体的には、取得部102は、通信部101を介して、オブジェクト3から個人情報と、撮影装置4によって撮影された人物2及びオブジェクト3の画像データとを取得する。
制御部103は、取得部102により取得した画像データを解析し、当該画像データに、人物2とICチップが搭載されたオブジェクト3との両方が含まれている場合、ICチップから取得した個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する。また、制御部103は、画像データに、人物2とICチップが搭載されたオブジェクト3との少なくともいずれか一方が含まれていない場合、個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する処理を行わない。また、制御部103は、照合として、個人情報に含まれる予め登録されたオブジェクト3の形状と、取得部102が取得した画像データに含まれるオブジェクト3の形状とが対応するか否かを確認する。
表示部104は、撮影しているオブジェクト3及び人物2の画像を画面に表示する。また、表示部104は、人物2及びオブジェクト3を配置するための予め定められた領域を表示する。
通知部105は、音声、画像、及び文字の少なくとも1つを用いて、人物2に通知を行う。
次に、情報処理装置1の作用について説明する前に、図4を参照して、情報処理装置1が行う人物2を照合するための手法について説明する。まず、図4を参照して、人物2及びオブジェクト3を撮影する場合について説明する。図4は、第1実施形態に係る情報処理装置1の人物2及びオブジェクト3の撮影処理の一例を示す概略図である。
オブジェクト3は、文字、人物2の画像、及び形状の少なくとも1つを有し、個人情報は、予め登録された文字、人物の画像、及びオブジェクト3の形状の情報の少なくとも1つを有する。また、オブジェクト3の形状は、形、色、及び模様の少なくとも1つを含む。
照合方法として、制御部103は、個人情報に含まれる文字、人物の画像、及び形状の情報の少なくとも1つの情報と、画像データを解析して得られる文字、人物2の画像、及び形状の少なくとも1つの情報とが対応するか否かを照合する。ここで、対応とは、個人情報に含まれる情報と、画像データを解析して得られる情報とが、同一であると推定されることである。カメラの映り方等によっては、画像データを解析して得られる情報が個人情報に含まれる情報には完全一致しない。しかし、個人情報に含まれる情報と、画像データを解析して得られる情報とが、同一であると推定される程度一致すれば、対応していると判断される。また、画像データを解析する手段として、例えば、画像データに映っている人物2及びオブジェクト3の目、鼻、口、輪郭、及び色等の特徴を特徴点として抽出する方法がある。つまり、取得した画像データから抽出した特徴点と、予め登録されている画像データの特徴点を比較することで、取得した画像データと、予め登録されている画像データとを照合することができる。
本実施形態では、一例として、オブジェクト3は、ICチップ32を搭載した物品(例えば、キーホルダー等)であり、個人情報は、予め登録されているオブジェクト3の形状の情報である形態について説明する。
図4に示すように、情報処理装置1に含まれる表示部104は、撮影装置4が撮影している人物2、オブジェクト3、人物2を配置する予め定められた領域51、及びオブジェクト3を配置する予め定められた領域52を表示する。
人物2及びオブジェクト3を撮影する場合、通知部105は、領域51に人物2を配置し、領域52にオブジェクト3を配置する旨を通知する。取得部102は、人物2及びオブジェクト3を撮影した画像データを取得する。制御部103は、取得部102が取得した画像データを解析し、人物2が予め定められた領域51に収まり、かつオブジェクト3が予め定められた領域52に収まっているか否かにより、人物2及びオブジェクト3が認識できるか否かの判定を行う。
制御部103は、人物2及びオブジェクト3が認識できた場合、個人情報を取得し、個人情報に含まれるオブジェクト3の形状の情報と、取得部102が取得した画像データに含まれるオブジェクト3の形状との照合を行う。また、人物2が予め定められた領域51に収まっていない、又はオブジェクト3が予め定められた領域52に収まっておらず、人物2又はオブジェクト3が認識できなかった場合、取得部102は、人物2及びオブジェクト3の画像データを取得する。
具体的には、人物2及びオブジェクト3が認識できた場合、制御部103は、オブジェクト3に搭載されたICチップ32から個人情報を取得する。また、制御部103は、個人情報に含まれるオブジェクト3の形状の情報と、取得部102が取得した画像データに含まれるオブジェクト3の形状とを照合する。照合した結果、オブジェクト3の形状が同一であると認められる場合、通信部101は、取得した個人情報及び画像データを離れた場所に設置してある端末又はサーバに送信する。また、人物2及びオブジェクト3の少なくとも一方が認識できなかった場合、人物2及びオブジェクト3を再度撮影する。
なお、本実施形態では、人物2及びオブジェクト3の少なくとも一方が認識できなかった場合、人物2及びオブジェクト3を再度撮影する。しかし、これに限定されない。再度撮影する場合、人物2又はオブジェクト3のうち認識できなかった一方のみを撮影する形態としてもよい。例えば、人物2及びオブジェクト3を撮影した際に、オブジェクト3が予め定められた領域51からはみ出し、認識できなかった場合、オブジェクト3のみを再度撮影する。再度撮影したオブジェクト3と、最初に撮影したオブジェクト3とが同一であると認められる場合、オブジェクト3が認識できたとして、最初に撮影した人物2及び再度撮影したオブジェクト3の画像データを送信してもよい。
また、人物2及びオブジェクト3の少なくとも一方が認識できなかった場合、個人情報を利用する処理を行わない形態としてもよい。例えば、人物2及びオブジェクト3の少なくとも一方が認識できなかった場合、個人情報を取得する処理を行わずに撮影した画像データを情報処理装置1のストレージに記憶する、又は撮影した画像を別の場所に設置されているサーバ等に送信する形態としてもよい。
次に、図5を参照して、本実施形態に係る情報処理プログラムの作用について説明する。図5は、第1実施形態に係る認証処理の一例を示すフローチャートである。CPU13がROM14又はストレージ16から情報処理プログラムを読み出し、実行することによって、図5に示す認証処理が実行される。図5に示す認証処理は、例えば、ユーザが情報処理装置1を起動した場合、情報処理プログラムの実行指示が入力され、認証処理が実行される。
ステップS101において、CPU13は、認証を開始するか否かの判定を行う。認証を開始する場合(ステップS101:YES)、CPU13は、ステップS102に移行する。一方、認証を開始しない場合(ステップS101:NO)、CPU13は、認証を開始するまで待機する。
ステップS102において、CPU13は、撮影装置4により、人物2及びオブジェクト3を撮影し、画像を取得する。
ステップS103において、CPU13は、人物2及びオブジェクト3の画像データの解析を行い、人物2の顔に関する情報と、オブジェクト3の形状に関する情報とを取得する。
ステップS104において、CPU13は、画像データを解析した結果、予め定められた領域に人物2及びオブジェクト3が映っているか否かの判定をする。人物2及びオブジェクト3が映っている場合(ステップS104:YES)、CPU13は、ステップS105に移行する。一方、人物2又はオブジェクト3が映っていない場合(ステップS104:NO)、CPU13は、ステップS102に移行する。
ステップS105において、CPU13は、オブジェクト3と近距離通信を行い、オブジェクト3に搭載されているICチップ32から個人情報を取得する。
ステップS106において、CPU13は、人物2及びオブジェクト3の画像データに含まれるオブジェクト3の形状と、個人情報に含まれるオブジェクト3の形状の情報とを照合する。
ステップS107において、CPU13は、照合結果が一致するか否かの判定を行う。照合結果が一致する場合(ステップS107:YES)、CPU13は、ステップS108に移行する。照合結果が一致しない場合(ステップS107:NO)、CPU13は、ステップS109に移行する。
ステップS108において、CPU13は、予め定められた処理として、人物2及びオブジェクト3の画像データと、個人情報とを送信し、認証処理を終了する。
ステップS109において、CPU13は、照合結果が一致しない旨を通知する。
以上説明したように、本実施形態によれば、人物2及びオブジェクト3を撮影した画像データを解析し、人物2及びオブジェクト3が認識された場合、個人情報を取得する処理を行う。また、情報処理装置1は、オブジェクト3に搭載されているICチップ32から個人情報を取得し、個人情報に含まれるオブジェクト3の形状の情報と、画像データから取得したオブジェクト3の形状と、を照合する。したがって、人物を認証するオブジェクト3の信頼性を高めることができる。
[第2実施形態]
第1実施形態では、撮影されたオブジェクト3の画像データと、個人情報に含まれるオブジェクト3の形状の情報を照合する形態について説明した。本実施形態では、オブジェクト3は立体的な形状を有しており、情報処理装置1は、オブジェクト3の立体的な形状を照合する形態について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理装置1の構成(図1参照)、及び情報処理装置1のハードウェア構成(図2参照)は、第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
まず、図3を参照して、情報処理装置1の機能構成について説明する。第2実施形態においては、制御部103及び通知部105の機能が、第1実施形態と異なる。従って、制御部103及び通知部105についてのみ説明する。
制御部103は、取得部102により取得した画像データを解析し、当該画像データに、人物2とICチップが搭載されたオブジェクト3との両方が含まれている場合、ICチップから取得した個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する。また、制御部103は、画像データに、人物2とICチップが搭載されたオブジェクト3との少なくともいずれか一方が含まれていない場合、個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する処理を行わない。また、制御部103は、異なる角度から撮影された複数のオブジェクト3の画像を用いて、オブジェクト3の立体的な形状を解析し、照合として、個人情報に含まれる予め登録された形状の情報と、オブジェクト3の立体的な形状とが対応するか否かを確認する。
通知部105は、音声、画像、及び文字の少なくとも1つを用いて、人物2に通知を行う。また、通知部105は、表示部104の画面中に予め定められた領域に人物2及びオブジェクト3の少なくとも一方が映っていない場合、予め定められた領域に映すための指示を通知する。また、通知部105は、表示部104の画面中の予め定められた領域に複数の人物2又は複数のオブジェクト3が映っている場合、予め定められた領域に単一の人物2又は単一のオブジェクト3を映すための指示を通知する。
また、制御部103は、オブジェクト3の立体的な形状を解析するための複数のオブジェクト3の画像を得るために、通知部105により、オブジェクト3を回転させる指示を通知する。また、通知部105は、オブジェクト3を回転させる指示を通知した後に、オブジェクト3を通信部101に近づけさせる指示を通知する。また、制御部103は、オブジェクト3の立体的な形状を解析するための複数のオブジェクトの画像を得るためには、オブジェクトの回転量が足りない場合、オブジェクト3をさらに回転させる通知をする。
なお、本実施形態では、撮影装置4は、人物2の正面の画像を撮影する形態について説明する。しかし、これに限定されない。撮影装置4は、複数箇所に設置され、人物2の正面及び側面の画像を撮影し、正面及び側面を撮影した画像からオブジェクト3の立体的な形状を解析してもよい。また、本実施形態では、オブジェクト3を回転させる指示を通知した後に、オブジェクト3を通信部101に近づける指示を通知する形態について説明した。しかし、これに限定されない。オブジェクト3が通信部101に近づけられた後に、オブジェクト3を回転させる指示を通知してもよい。
次に、情報処理装置1の作用について説明する前に、図6、7を参照して、情報処理装置1が行う人物2を照合するための手法について説明する。まず、図6を参照して、オブジェクト3を回転させる通知をする前の人物2及びオブジェクト3を撮影する場合について説明する。図6は、第2実施形態に係る情報処理装置1の人物2及びオブジェクト3の撮影処理の一例を示す概略図である。なお、図6に示す情報処理装置1は、図4に示す情報処理装置1と同様であるため、同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態では、一例として、オブジェクト3は、ICチップ32を搭載した立体的な形状を有する物品(例えば、キーホルダー等)であり、個人情報は、予め登録されている人物の画像、及びオブジェクト3の形状の情報である形態について説明する。
図6に示すように、情報処理装置1に含まれる表示部104は、撮影装置4が撮影している人物2、オブジェクト3、人物2を配置する予め定められた領域51、及びオブジェクト3を配置する予め定められた領域52を表示する。
人物2及びオブジェクト3を撮影する場合、通知部105は、領域51に人物2を配置し、領域52にオブジェクト3を配置する旨を通知する。また、通知部105は、人物2及びオブジェクト3の画像が取得できなかった場合、通知部105に画像が取得できなかった旨を通知させる。
具体的には、通知部105は、領域51に人物2、及び領域52にオブジェクト3の少なくとも一方が配置されていない場合、領域51に人物2、及び領域52にオブジェクト3を配置する旨を通知する。また、通知部105は、領域51に複数の人物2、又は領域52に複数のオブジェクト3が配置されている場合、領域51に単一の人物2、及び領域52に単一のオブジェクト3を配置する旨を通知する。また、通知部105は、人物2が領域51内に収まっていない場合、又はオブジェクト3が領域52内に収まっていない場合、人物2を領域51内、又はオブジェクト3を領域52内に収まるように配置する旨を通知する。
次に、図7を参照して、オブジェクト3の外観を撮影する場合について説明する。図7は、第2実施形態に係る情報処理装置1のオブジェクト3の撮影処理の一例を示す概略図である。
図7に示すように、情報処理装置1に含まれる表示部104は、撮影装置4が撮影している人物2、オブジェクト3、人物2を配置する予め定められた領域51、及びオブジェクト3を配置する予め定められた領域52を表示する。
通知部105は、人物2に対して、オブジェクト3を回転させる旨の通知を行う。また、通知部105は、オブジェクト3の立体的な形状を取得できない場合、オブジェクト3をさらに回転させる旨を通知する。また、通知部105は、画像が取得できなかった場合、画像が取得できなかった旨を通知する。
制御部103は、オブジェクト3の回転により、オブジェクト3の三次元的な外観を撮影した画像を取得した場合、人物2及びオブジェクト3を撮影した画像、及びオブジェクト3を撮影した画像の解析を行う。また、通知部105は、オブジェクト3を近距離通信部12に近づける旨を通知する。
取得部102は、オブジェクト3から個人情報を取得し、制御部103は、撮影装置4によって撮影された人物2及びオブジェクト3の画像と、オブジェクト3の画像と、個人情報とを照合し、人物2の認証を行う。
照合方法として、制御部103は、オブジェクト3を撮影した画像データを解析して、オブジェクト3の立体的な形状を取得する。また、制御部103は、オブジェクト3に搭載されているICチップ32から取得した個人情報と、オブジェクト3の立体的な形状とを照合する。
また、制御部103は、人物2及びオブジェクト3を撮影した画像を解析して、取得した人物2の顔画像と、個人情報から取得した人物の画像とを照合する。
上述した照合結果が一致した場合、制御部103は、取得した人物2及びオブジェクト3の画像データ、オブジェクト3の外観の画像データ、及びオブジェクト3から取得した個人情報を離れた場所に設置してある端末又はサーバに送信する。
なお、本実施形態では、人物2及びオブジェクト3の画像データ、オブジェクト3の外観の画像データ、及び個人情報の順番で、画像データ及び情報を取得する形態について説明した。しかし、これに限定されない。個人情報を取得してからオブジェクト3の画像データと、人物2及びオブジェクト3の画像データとを取得する等、画像データ及び情報を取得する順番を入れ替えてもよい。
次に、図8、9、10を参照して、第2実施形態に係る情報処理プログラムの作用について説明する。まず、図8は、第2実施形態に係る認証処理の一例を示すフローチャートである。CPU13がROM14又はストレージ16から情報処理プログラムを読み出し、実行することによって、図8に示す認証処理が実行される。図8に示す認証処理は、例えば、ユーザが情報処理装置1を起動した場合、情報処理プログラムの実行指示が入力され、認証処理が実行される。
なお、図8における図5に示す情報処理装置1の機能と同一の構成要素については、図5と同一の符号を付して、その説明を省略する。
ステップS111において、CPU13は、撮影装置4により、人物2及びオブジェクト3を撮影し、画像データを取得する。詳細については、図9を参照して、後述する。
ステップS112において、CPU13は、撮影装置4により、オブジェクト3の外観を撮影し、画像データを取得する。詳細については、図10を参照して、後述する。
ステップS113において、CPU13は、人物2及びオブジェクト3の画像データと、オブジェクト3の外観の画像データとの解析を行い、人物2の顔に関する情報と、オブジェクト3の外観に関する情報とを取得する。
ステップS114において、CPU13は、通知部105を用いて、オブジェクト3を近距離通信部12に近づける旨の通知を行う。
ステップS115において、CPU13は、人物2及びオブジェクト3の画像データと、オブジェクト3の外観の画像データとを解析した解析結果から取得した人物2の顔に関する情報及びオブジェクト3の立体的な形状と、個人情報とを照合する。
次に、図9を参照して、本実施形態に係る人物2及びオブジェクト3の撮影処理について説明する。図9は、第2実施形態に係る人物及びオブジェクトの撮影処理の一例を示すフローチャートである。CPU13がROM14又はストレージ16から人物及びオブジェクト撮影プログラムを読み出し、実行することによって、図9に示す人物2及びオブジェクト3の撮影処理が実行される。図9に示す人物2及びオブジェクト3の撮影処理は、例えば、情報処理プログラムが人物2及びオブジェクト3の撮影処理の実行指示を行い、実行される。
ステップS201において、CPU13は、撮影装置4から人物2及びオブジェクト3の画像データを取得する。
ステップS202において、CPU13は、予め定められた領域に人物2及びオブジェクト3が映っているか否かの判定をする。人物2及びオブジェクト3が映っている場合(ステップS202:YES)、CPU13は、ステップS204に移行する。一方、人物2及びオブジェクト3が映っていない場合(ステップS202:NO)、CPU13は、ステップS203に移行する。
ステップS203において、CPU13は、通知部105を用いて、人物2及びオブジェクト3を予め定められた領域に映す旨の通知を行う。
ステップS204において、CPU13は、予め定められた領域に人物2及びオブジェクト3がそれぞれ単一で映っているか否かの判定をする。人物2及びオブジェクト3がそれぞれ単一で映っている場合(ステップS204:YES)、CPU13は、ステップS206に移行する。一方、人物2又はオブジェクト3がそれぞれ単一で映っていない場合(ステップS204:NO)、CPU13は、ステップS205に移行する。
ステップS205において、CPU13は、通知部105を用いて、人物2、又はオブジェクト3をそれぞれ単一で映す旨の通知を行う。
ステップS206において、CPU13は、人物2及びオブジェクト3が予め定められた領域内に収まっているか否かの判定を行う。人物2及びオブジェクト3が予め定められた領域内に収まっている場合(ステップS206:YES)、CPU13は、ステップS208に移行する。人物2、又はオブジェクト3が予め定められた領域内に収まっていない場合(ステップS206:NO)、CPU13は、ステップS207に移行する。
ステップS207において、CPU13は、通知部105を用いて、人物2又はオブジェクト3を予め定められた領域内に収める旨の通知を行う。
ステップS208において、CPU13は、撮影した画像をRAM15に記憶し、撮影処理を終了する。
次に、図10を参照して、本実施形態に係るオブジェクト3の撮影処理について説明する。図10は、第2実施形態に係るオブジェクト3の撮影処理の一例を示すフローチャートである。CPU13がROM14又はストレージ16からオブジェクト撮影プログラムを読み出し、実行することによって、図10にオブジェクト3の撮影処理が実行される。図10に示すオブジェクト3の撮影処理は、例えば、情報処理プログラムがオブジェクト3の撮影処理の実行指示を行い、実行される。
ステップS301において、CPU13は、通知部105を用いて、人物2にオブジェクト3を回転させる旨の通知を行う。
ステップS302において、CPU13は、撮影装置4から人物2及びオブジェクト3の画像データを取得する。
ステップS303において、CPU13は、予め定められた領域に人物2及びオブジェクト3が映っているか否かの判定をする。人物2及びオブジェクト3が映っている場合(ステップS303:YES)、CPU13は、ステップS305に移行する。一方、人物2及びオブジェクト3が映っていない場合(ステップS303:NO)、CPU13は、ステップS304に移行する。
ステップS304において、CPU13は、通知部105を用いて、人物2及びオブジェクト3を予め定められた領域に映す旨の通知を行う。
ステップS305において、CPU13は、予め定められた領域に人物2及びオブジェクト3が単一で映っているか否かの判定をする。人物2及びオブジェクト3が単一で映っている場合(ステップS305:YES)、CPU13は、ステップS307に移行する。一方、人物2又はオブジェクト3が単一で映っていない場合(ステップS305:NO)、CPU13は、ステップS306に移行する。
ステップS306において、CPU13は、通知部105を用いて、人物2又はオブジェクト3を単一で映す旨の通知を行う。
ステップS307において、CPU13は、人物2及びオブジェクト3が予め定められた領域内に収まっているか否かの判定を行う。人物2及びオブジェクト3が予め定められた領域内に収まっている場合(ステップS307:YES)、CPU13は、ステップS309に移行する。人物2又はオブジェクト3が予め定められた領域内に収まっていない場合(ステップS307:NO)、CPU13は、ステップS308に移行する。
ステップS308において、CPU13は、通知部105を用いて、人物2又はオブジェクト3を予め定められた領域内に収める旨の通知を行う。
ステップS309で、CPU13は、オブジェクト3が十分回転して、オブジェクト3の立体的な形状を取得できたか否かの判定をする。立体的な形状を取得できた場合(ステップS309:YES)、CPU13は、ステップS311に移行する。一方、立体的な形状を取得できなかった場合(ステップS309:NO)、CPU13は、ステップS310に移行する。
ステップS310において、CPU13は、通知部105を用いて、オブジェクト3をさらに回転させる旨の通知を行う。
ステップS311において、CPU13は、撮影した画像をRAM15に記憶し、撮影処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
[第3実施形態]
第2実施形態では、人物2が所持するオブジェクト3が立体的な形状を有し、かつ個人情報をICチップ32に記憶している形態について説明した。本実施形態では、オブジェクト3に文字及び人物の画像が付され、かつICチップに対象者キーを記憶している形態について説明する。なお、本実施形態に係る情報処理装置1の構成(図1参照)、情報処理装置1のハードウェア構成(図2参照)、及び人物2及びオブジェクト3の撮影処理のフローチャート(図9参照)は、第2実施形態と同様であるため、説明を省略する。
図11を参照して、情報処理装置1の機能構成について説明する。図11は、第3実施形態に係る情報処理装置1の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図11に示すように、情報処理装置1は、通信部101、取得部102、制御部103、表示部104、通知部105、及び記憶部116を有する。CPU13が情報処理プログラムを実行することで、通信部101、取得部102、制御部103、表示部104、通知部105、及び記憶部116として機能する。
通信部101は、オブジェクト3と近距離通信を行い、オブジェクト3に記憶されている対象者キーを受信する。
取得部102は、通信部101を介して、オブジェクト3から対象者キーを取得する。また、取得部102は、撮影装置4によって、撮影された人物2及びオブジェクト3の画像データを取得する。
制御部103は、取得部102により取得した画像データを解析し、当該画像データに、人物2とICチップが搭載されたオブジェクト3との両方が含まれている場合、ICチップから取得した個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する。また、制御部103は、画像データに、人物2とICチップが搭載されたオブジェクト3との少なくともいずれか一方が含まれていない場合、個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する処理を行わない。また、ICチップ32から取得される対象者キーを用いて、後述する記憶部116に記憶されている個人情報を取得する。制御部103は、記憶部116に記憶されている個人情報と、画像データを解析した解析結果とを照合し、個人情報と、解析結果とを照合する。照合として、制御部103は、個人情報に含まれる予め登録された人物の画像と、オブジェクト3に含まれる人物2の画像とが対応するか否かを確認する。また、制御部103は、照合として、個人情報に含まれる予め登録された文字と、画像データを解析して得られるオブジェクト3に含まれる文字とが対応するか否かを確認する。
表示部104は、撮影しているオブジェクト3及び人物2の画像を画面に表示する。また、表示部104は、人物2及びオブジェクト3を配置するための予め定められた領域を表示する。
通知部105は、音声、画像、及び文字の少なくとも1つを用いて、人物2に通知を行う。また、通知部105は、表示部104の画面中に予め定められた領域に人物2及びオブジェクト3の少なくとも一方が映っていない場合、予め定められた領域に映すための指示を通知する。また、通知部105は、表示部104の画面中の予め定められた領域に複数の人物2又は複数のオブジェクト3が映っている場合、予め定められた領域に単一の人物2又は単一のオブジェクト3を映すための指示を通知する。
また、制御部103は、オブジェクト3に含まれる文字、及び人物の画像を得るために、通知部105により、オブジェクト3を撮影装置4に近づける指示を通知する。また、通知部105は、オブジェクト3を撮影装置4に近づける指示を通知した後に、オブジェクト3を通信部101に近づけさせる指示を通知する。
記憶部116は、対象者キーを含む個人情報を記憶している。
次に、情報処理装置1の作用について説明する前に、図12、13を参照して、情報処理装置1が行う人物2を照合するための手法について説明する。まず、図12を参照して、人物2及びオブジェクト3を撮影する場合について説明する。図12は、第3実施形態に係る情報処理装置1の人物2及びオブジェクト3の撮影処理の一例を示す概略図である。
本実施形態では、一例として、オブジェクト3は、ICチップ32を搭載し、表面に氏名及び住所等の文字と、人物の画像とが付されたカード(例えば、運転免許証等)である。また、個人情報は、氏名及び住所等の文字と、人物の画像とが予め登録されている形態について説明する。
図12に示すように、情報処理装置1に含まれる表示部104は、撮影装置4が撮影している人物2、オブジェクト3、人物2を配置する予め定められた領域51、及びオブジェクト3を配置する予め定められた領域52を表示する。
通知部105は、人物2に対して、表示部104において、領域51に人物2を配置し、領域52にオブジェクト3を配置する旨を通知する。また、通知部105は、人物2及びオブジェクト3の画像が取得できなかった場合、画像が取得できなかった旨を通知する。
具体的には、通知部105は、領域51に人物2、及び領域52にオブジェクト3の少なくとも一方が配置されていない場合、領域51に人物2、及び領域52にオブジェクト3を配置する旨を通知する。また、通知部105は、領域51に複数の人物2、又は領域52に複数のオブジェクト3が配置されている場合、領域51に単一の人物2、及び領域52に単一のオブジェクト3を配置する旨を通知する。また、通知部105は、人物2が領域51内に収まっていない場合、又はオブジェクト3が領域52内に収まっていない場合、人物2を領域51内、又はオブジェクト3を領域52内に収まるように配置する旨を通知する。
次に、図13を参照して、オブジェクト3の外観を撮影する場合について説明する。図13は、第3実施形態に係る情報処理装置1のオブジェクト3の撮影処理の一例を示す概略図である。
図13に示すように、情報処理装置1に含まれる表示部104は、撮影装置4が撮影している人物2、オブジェクト3、人物2を配置する予め定められた領域51、及びオブジェクト3を配置する予め定められた領域52を表示する。
通知部105は、人物2に対して、オブジェクト3を撮影装置4に近づける旨の通知を行う。また、通知部105は、オブジェクト3の表面に付されている文字及び人物の画像を取得できない場合、オブジェクト3をさらに近づける旨を通知する。また、通知部105は、表面に付されている文字及び人物の画像が取得できなかった場合、表面に付されている文字及び人物の画像が取得できなかった旨を通知する。
取得部102は、オブジェクト3から対象者キーを取得し、制御部103は、対象者キーを用いて、記憶部116から個人情報を取得する。また、制御部103は、撮影装置4によって撮影された人物2及びオブジェクト3の画像と、個人情報とを照合し、人物2の認証を行う。
照合方法として、制御部103は、オブジェクト3を撮影した画像データを解析して、人物2の顔画像と、オブジェクト3の表面に付されている人物2の画像及び文字とを取得する。また、制御部103は、記憶部116から取得した個人情報と、オブジェクト3の表面に付されている人物2の画像及び文字とを照合する。
また、制御部103は、人物2及びオブジェクト3を撮影した画像を解析して、取得した人物2の顔画像と、個人情報から取得した人物の画像とを照合する。
上述した照合結果が一致した場合、制御部103は、取得した人物2及びオブジェクト3の画像データと、オブジェクト3から取得した個人情報とを離れた場所に設置してある端末又はサーバに送信する。
次に、図14、15を参照して、本実施形態に係る情報処理プログラムの作用について説明する。まず、図14は、第3実施形態に係る認証処理の一例を示すフローチャートである。CPU13がROM14又はストレージ16から情報処理プログラムを読み出し、実行することによって、図14に認証処理が実行される。図14に示す認証処理は、例えば、ユーザが情報処理装置1を起動した場合、情報処理の実行指示が入力され、認証処理が実行される。
なお、図14における図8に示す情報処理装置1の機能と同一の構成要素については、図8と同一の符号を付して、その説明を省略する。
ステップS121において、CPU13は、撮影装置4により、オブジェクト3の外観を撮影し、画像を取得する。詳細については、図15を参照して、後述する。
ステップS122において、CPU13は、オブジェクト3と近距離通信を行い、オブジェクト3に搭載されているICチップ32から対象者キーを取得する。CPU13は、取得した対象者キーを用いて、記憶部116に記憶されている個人情報を取得する。
次に、図15を参照して、本実施形態に係るオブジェクト3の撮影処理について説明する。図15は、第3実施形態に係るオブジェクト3の撮影処理の一例を示すフローチャートである。CPU13がROM14又はストレージ16からオブジェクト撮影プログラムを読み出し、実行することによって、図15にオブジェクト3の撮影処理が実行される。図15に示すオブジェクト3の撮影処理は、例えば、情報処理プログラムがオブジェクト3の撮影処理の実行指示を行い、実行される。
なお、図15における図10に示す情報処理装置1の機能と同一の構成要素については、図10と同一の符号を付して、その説明を省略する。
ステップS321において、CPU13は、通知部105を用いて、人物2にオブジェクトを撮影装置4に近づける旨の通知を行う。
ステップS322において、CPU13は、オブジェクト3が十分近づいて、オブジェクト3の表面に付されている文字及び人物の画像を取得できたか否かの判定をする。文字及び人物の画像を取得できた場合(ステップS322:YES)、CPU13は、ステップS311に移行する。一方、文字及び人物の画像を取得できなかった場合(ステップS322:NO)、CPU13は、ステップS323に移行する。
ステップS323において、CPU13は、通知部105を用いて、オブジェクト3をさらに近づける旨の通知を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1実施形態及び第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
上記各実施形態では、個人情報は、通信部によりICチップ32から読み取られる情報、又はICチップ32から読み取られた情報により特定される情報である形態について説明した。しかし、これに限定されない。個人情報は、ICチップ32及び情報処理装置1に記憶される形態としてもよい。例えば、情報処理装置1は、ICチップ32から取得した個人情報を取得し、情報処理装置1に記憶されている個人情報と照合してもよい。
また、上記各実施形態では、人物2及びオブジェクト3を撮影した画像データを解析し、解析結果と、個人情報に含まれる人物及びオブジェクト3の情報とを照合する形態について説明した。画像データと、個人情報を照合出
次に、本発明を利用した実施例について、説明する。
(実施例1)
まず、本発明を利用して、銀行口座の開設する際の個人情報の登録及び本人確認を行う実施例について説明する。また、情報処理装置1は、ユーザが所持しているスマートフォン等の端末を用いて実施する例について説明する。
端末は、ユーザが入力フォームに従い、必要事項を記入した後、ユーザ及び運転免許証(第一のデータ)を撮影を行う。端末は、「本人及び運転免許証の撮影を開始します」というメッセージを画面に表示し、ユーザに撮影の準備を促す。端末は、カメラ機能を起動する。端末は、「画面に表示された矩形の領域内に収まるように、本人及び運転免許証を映してください」というメッセージを画面に表示し、画面にカメラが撮影している画像及び矩形を表示する。端末は、ユーザ及び運転免許証を撮影する際に、矩形の領域内にユーザ及び運転免許証が矩形の領域内に収まっていない、又はユーザ及び運転免許証が映っていない場合、「矩形の領域内に本人及び運転免許証を収めてください」というメッセージを画面に表示する。また、端末は、複数のユーザ及び運転免許証が表示されている場合、「矩形の領域内には、一人のユーザ、及び一つの運転免許証だけを収めてください」というメッセージを画面に表示する。
ユーザ及び運転免許証の撮影が完了した場合、端末は、運転免許証(第二のデータ)を撮影する。端末は、「運転免許証をカメラに近づけて、画面に表示された矩形の領域内に運転免許証が収まるように配置してください」というメッセージを画面に表示し、矩形の領域を拡大して画面に表示する。端末は、運転免許証を撮影する際に、矩形の領域内に運転免許証が矩形の領域内に収まっていない場合、又は運転免許証が映っていない場合、「矩形の領域内に運転免許証を収めてください」というメッセージを画面に表示する。また、複数の運転免許証が表示されている場合、端末は、「矩形の領域内には、一つの運転免許証を収めてください」というメッセージを画面に表示する。
運転免許証(第二のデータ)の撮影が完了した場合、端末は、第一のデータに含まれるユーザの画像データと、第二のデータに含まれる人物の画像データとを抽出し、照合を行う。
また、端末は、「運転免許証を端末の近距離通信部に近づけてください」というメッセージを画面に表示する。端末は、近距離通信部を介して、運転免許証に搭載されているICチップと近距離通信を行い、ICチップに記憶されているユーザの氏名、住所、及び顔情報のデータ(第三のデータ)を取得する。端末は、第二のデータに含まれる運転免許証の画像データから運転免許証の表面に印刷されているユーザの氏名、住所、及び顔情報のデータ(ユーザ情報)を抽出し、第三のデータとユーザ情報とに含まれるユーザの氏名、住所、及び顔情報と照合をする。
照合結果が一致した場合、端末は、「本人確認が完了致しました」というメッセージを画面に表示し、ユーザが記入した情報、第一のデータ、第二のデータ、及び第三のデータをユーザの情報を管理するサーバに送信する。また、照合結果が一致しなかった場合、端末は、「本人確認ができませんでした。もう一度撮影を行ってください」というメッセージを画面に表示し、カメラ機能を起動する。
(実施例2)
次に、本発明を利用して、在宅勤務の勤怠管理を行う実施例について説明する。また、情報処理装置1は、ユーザが所持しているスマートフォン等の端末から個人情報等を取得し、端末に通知を行うサーバである例について説明する。
サーバは、ユーザが所有する携帯端末からの実行指示に従い、「勤怠の登録を行いますか」というメッセージを携帯端末の画面に表示させる。ユーザから登録を行う指示を受け取った場合、サーバは、携帯端末のカメラ機能を起動させ、「画面に表示された矩形の領域内に本人及び社員証を収めてください」というメッセージを携帯端末の画面に表示させる。また、サーバは、携帯端末から受信したユーザ及び社員証の画像データを解析し、社員証の表面に付された人物の画像と、画像データに含まれるユーザの画像とが一致した場合、ユーザによる勤怠の登録を受け付ける。また、サーバは、受信した画像データにユーザ又は社員証が認識できない場合、携帯端末の画面に「本人又は社員証が認識できませんでした。登録処理を終了します。」というメッセージを携帯端末の画面に表示させ、ユーザによる勤怠の登録を受け付けず、登録処理を終了する。
(実施例3)
次に、本発明を利用して、自宅のドアを開錠する(スマートキー)実施例について説明する。また、情報処理装置1は、ユーザの玄関に設置されているインターフォンである例について説明する。
インターフォンは、呼び出しボタンが押下された場合、「本人及び身分証明書を撮影します」というメッセージを画面に表示し、インターフォンのカメラ機能を起動する。インターフォンは、ユーザ及び身分証明書を撮影した後、「身分証明書をインターフォン通信部に近づけてください」というメッセージを画面に表示する。インターフォンは、ユーザが身分証明書を近距離通信部に近づける様子を撮影する。インターフォンは、撮影した画像を解析して、インターフォンと身分証明書とが近距離通信を行うまでの期間に、ユーザが身分証明書を近づける動作を認識できたか否かの判定を行う。ユーザによる身分証明書を近づける動作を認識できた場合、インターフォンは、ICチップから取得した情報と、撮影されたユーザ及び身分証明書の画像データと、開錠するか否かの問い合わせを管理者の端末に送信する。インターフォンは、問い合わせを送信した後、管理者からの応答に応じて、ドアの開錠を行う。また、ユーザによる身分証明書を近づける動作を認識できなかった場合、インターフォンは、「身分証明書を近づける動作を認識できませんでした」というメッセージを画面に表示して、処理を終了する。
(実施例4)
次に、本発明を利用して、オブジェクト3の形状を利用した鍵を作成し、ドアを開錠する実施例について説明する。また、情報処理装置1は、ユーザの玄関に設置されているインターフォンである例について説明する。
ICチップには、オブジェクト毎に一意に決まっている識別番号が予め記憶されており、インターフォンのストレージにも同様に、予めオブジェクトの三次元的な形状と、ユーザの顔画像と、識別番号が記憶されている。インターフォンは、呼び出しボタンが押下された場合、「本人及びオブジェクトを撮影します」というメッセージをスピーカを用いて再生し、インターフォンのカメラ機能を起動する。インターフォンは、ユーザ及びオブジェクトを撮影した後、「オブジェクトを回転させてください」というメッセージをスピーカを用いて再生し、オブジェクトを撮影する。インターフォンは、撮影したオブジェクトの画像データからオブジェクトの三次元的な形状を解析し、取得する。インターフォンは、オブジェクトの撮影が完了した後、「オブジェクトをインターフォンの近距離通信部に近づけてください」というメッセージをスピーカを用いて再生し、オブジェクトに搭載されているICチップと近距離通信を行い、識別番号を取得する。インターフォンは、取得した識別番号を用いて、インターフォンのストレージに予め記憶されているオブジェクトの三次元的な形状と、ユーザの顔画像を取得する。インターフォンは、撮影したユーザ及びオブジェクト3の画像データからユーザの顔画像を取得し、取得した顔画像と、予め記憶されているユーザの顔画像とを比較する。また、インターフォンは、撮影されたオブジェクトの三次元的な形状と、記憶されているオブジェクトの三次元的な形状を比較する。インターフォンは、顔画像の比較結果と、オブジェクトの三次元的な形状の比較結果とが一致した場合、ドアの開錠を行う。また、インターフォンは、顔画像の比較結果と、オブジェクトの三次元的な形状の比較結果とが一致しなかった場合、「本人又はオブジェクトの情報が登録されている情報と一致しませんでした」というメッセージをスピーカを用いて再生して、処理を終了する。
その他、上記実施形態で説明した情報処理装置1の構成は、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更してもよい。
また、上記各実施形態で説明したプログラムの処理の流れも、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
なお、上記各実施形態でCPUがソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した情報処理及び撮影処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、画像を撮影する処理及び個人情報を取得する処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記各実施形態では、情報処理及び撮影処理のプログラムがストレージ16に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
1 情報処理装置
2 人物
3 オブジェクト
4 撮影装置
11 モニタ
12 近距離通信部
13 CPU
14 ROM
15 RAM
16 ストレージ
17 通信I/F
18 スピーカ
19 バス
31 アンテナ
32 チップ
41 通信I/F
42 カメラ
51、52 領域
101 通信部
102 取得部
103 制御部
104 表示部
105 通知部
107 通知部
116 記憶部

Claims (15)

  1. オブジェクトに搭載されたICチップから取得した個人を識別する個人情報と、撮影された画像データとを取得する取得部と、
    前記取得部により取得した前記画像データを解析し、当該画像データに、人物と前記ICチップが搭載されたオブジェクトとの両方が含まれている場合、前記ICチップから取得した前記個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する制御を行い、前記画像データに、人物とICチップが搭載されたオブジェクトとの少なくともいずれか一方が含まれていない場合、前記個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する処理を行わない制御部と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記オブジェクトは、前記人物の画像を含み、
    前記個人情報は、予め登録された人物の画像を含み、
    前記制御部は、前記照合として、前記個人情報に含まれる予め登録された人物の画像と、前記オブジェクトに含まれる前記人物の画像とが対応するか否かを確認する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記オブジェクトは、文字を含み、
    前記個人情報は、予め登録された文字を含み、
    前記制御部は、前記照合として、前記個人情報に含まれる予め登録された文字と、前記画像データを解析して得られる前記オブジェクトに含まれる文字とが対応するか否かを確認する請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記オブジェクトは、形状を有し、
    前記個人情報は、予め登録された形状の情報を有し、
    前記制御部は、前記照合として、前記個人情報に含まれる予め登録された形状の情報と、前記オブジェクトの形状とが対応するか否かを確認する請求項1から請求項3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記形状は、形、色、及び模様の少なくとも1つを含む請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記制御部は、異なる角度から撮影された複数の前記オブジェクトの画像を用いて、前記オブジェクトの立体的な形状を解析する請求項4又は請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 画像、音声、文字の少なくとも1つを用いて、前記人物に通知を行う通知部をさらに有し、
    前記制御部は、前記オブジェクトの立体的な形状を解析するための複数のオブジェクトの画像を得るために、前記通知部により、前記オブジェクトを回転させる指示を通知する請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記制御部は、前記オブジェクトの立体的な形状を解析するための複数のオブジェクトの画像を得るためには、前記オブジェクトの回転量が足りない場合、前記オブジェクトをさらに回転させる指示を通知する請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記オブジェクトに搭載されたICチップと近距離通信を行う通信部をさらに有する請求項7又は請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記通知部は、前記オブジェクトを回転させる指示を通知した後に、前記オブジェクトを前記通信部に近づけさせる指示を通知する請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記オブジェクトが前記通信部に近づけられた後に、前記制御部は、前記通知部により、前記オブジェクトを回転させる指示を通知する請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 前記個人情報は、前記通信部により前記ICチップから読み取られる情報、又は前記ICチップから読み取られた情報により特定される情報である請求項9から請求項11の何れか1項に記載の情報処理装置。
  13. 撮影している前記オブジェクト及び前記人物の画像を画面に表示する表示部をさらに有し、
    前記通知部は、前記表示部の画面中の予め定められた領域に前記人物及び前記オブジェクトの少なくとも一方が映っていない場合、前記予め定められた領域に映すための指示を通知する請求項7から請求項12の何れか1項に記載の情報処理装置。
  14. 撮影している前記オブジェクト及び前記人物の画像を画面に表示する表示部をさらに有し、
    前記通知部は、前記表示部の画面中の予め定められた領域に複数の人物又は複数のオブジェクトが映っている場合、前記予め定められた領域に単一の人物又は単一のオブジェクトを映すための指示を通知する請求項7から請求項12の何れか1項に記載の情報処理装置。
  15. オブジェクトに搭載されたICチップから取得した個人を識別する個人情報と、撮影された画像データとを取得する取得ステップと、
    取得した前記画像データを解析し、当該画像データに、人物とICチップが搭載されたオブジェクトとの両方が含まれている場合、前記ICチップから取得した前記個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する制御を行い、前記画像データに、人物とICチップが搭載されたオブジェクトとの少なくともいずれか一方が含まれていない場合、前記個人情報と、当該画像データを解析した解析結果とを照合する処理を行わない制御ステップと、
    を有する情報処理プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024024986A1 (ja) * 2022-07-29 2024-02-01 パナソニックIpマネジメント株式会社 認証画像取得装置、認証画像取得方法および認証画像取得プログラム

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