JP2020144692A - 顔照合装置、顔照合システム、顔照合方法、及び情報記録媒体の発行システム - Google Patents

顔照合装置、顔照合システム、顔照合方法、及び情報記録媒体の発行システム Download PDF

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孝次 稲垣
飯原 岳志
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岳志 飯原
正稔 江守
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正稔 江守
憲二 小田
Kenji Oda
憲二 小田
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Abstract

【課題】顔認証の対象者である被撮影者の向き、視線等を安定させた状態で撮影した画像情報を用いて顔照合処理を行うことができる顔照合装置、顔照合システム、顔照合方法、及びそのような顔照合装置を含むシステムを提供すること。【解決手段】予め作成された顔画像情報を取得する顔画像情報取得部と、第1の位置に位置し、被撮影者を撮影する第1の撮影部と、第2の位置に位置し、被撮影者を撮影する第2の撮影部と、使用時に第1の位置よりも下方側であって第2の位置よりも上方側に位置し、第1の撮影部の撮影により得られた第1の撮影画像情報と第2の撮影部の撮影により得られた第2の撮影画像情報とのうち少なくとも一方の少なくとも一部を画像として表示する表示部と、第1の撮影画像情報と第2の撮影画像情報とのいずれか又は両方と、予め作成された顔画像情報とを用いて顔照合処理を行う顔照合処理部とを備えた顔照合装置を提供する。【選択図】図10

Description

本発明は、顔照合装置、顔照合システム、顔照合方法、及び情報記録媒体の発行システムに関する。
従来、本人確認方法として機器による顔認証が行われており、例えば運転免許証等の本人確認資料に表示された顔画像情報を機器に搭載されたスキャナで取得し、同じく機器に搭載されたカメラにより当該機器の操作者の顔を撮影し、スキャナで取得した顔画像情報とカメラで撮影した画像情報とを用いた顔照合処理により、機器の操作者が本人確認資料により特定される本人であるか否かの認証が行われる。
顔認証を行う場合、照合に用いる各々の画像情報としては、互いに同様の環境、姿勢で撮影された画像情報を用いて比較することが望ましい。照合の元画像情報として運転免許証等の本人確認資料に表示された画像を使用する場合、そのような画像においては被撮影者が正面を向き、且つ影等を生じないよう構成された照明環境で撮影されていることが一般的であるのに対し、顔認証用の従来の機器に搭載されたカメラによる撮影画像においては、
・被撮影者である操作者が操作パネル等を操作するため、うつむいた状態で撮影がされ、撮影画像において顔全体に歪みが出る場合がある。
・被撮影者の顔がカメラに向いておらず、撮影画像も正面画像とならない場合がある。
・機器に搭載されたディスプレイ等により、被撮影者に対してカメラを見るよう指示を出しても、被撮影者においてカメラ位置が分からない場合がある。
・照明環境が機器の設置場所により変化するため、影等の問題が起こる場合がある。
等の問題があり、十分高い認証精度を得られない場合があった。
特開平10−134188号公報 特開2004−126778号公報 特開2015−70448号公報(特許第6037989号) 特開2016−53896号公報 特開2017−167973号公報 特開2018−109935号公報 国際公開第2017/159185号 特開2000−099722号公報 特開2003−141542号公報 特開2004−062560号公報 特開2009−218806号公報 特開2009−239347号公報 特開2010−271872号公報
以上に鑑み、本発明は、顔認証の対象者である被撮影者の向き、視線等を安定させた状態で撮影した画像情報を用いて顔照合処理を行うことができる顔照合装置、顔照合システム、顔照合方法、及び、そのような顔照合装置を含むシステムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するべく、本発明は、予め作成された顔画像情報を取得する顔画像情報取得部と、第1の位置に位置し、被撮影者を撮影する第1の撮影部と、第2の位置に位置し、被撮影者を撮影する第2の撮影部と、使用時に第1の位置よりも下方側であって第2の位置よりも上方側に位置し、第1の撮影部の撮影により得られた第1の撮影画像情報と第2の撮影部の撮影により得られた第2の撮影画像情報とのうち少なくとも一方の少なくとも一部を画像として表示する表示部と、第1の撮影画像情報と第2の撮影画像情報とのいずれか又は両方と、予め作成された顔画像情報とを用いて顔照合処理を行う顔照合処理部とを備えた、顔照合装置を提供する。
上記顔照合装置の一例において、顔照合処理部は、第1の撮影画像情報から第1の顔撮影画像情報を取得し、第2の撮影画像情報から第2の顔撮影画像情報を取得し、第1の顔撮影画像情報と第2の顔撮影画像情報とのうちのいずれかを選択するものであってよく、顔照合処理部による顔照合処理は、選択された第1又は第2の顔撮影画像情報と予め作成された顔画像情報とを用いて行われるものであってよい。
上記顔照合装置の一例において、顔照合処理部は、第1の撮影画像情報から第1の顔位置を決定し、第2の撮影画像情報から第2の顔位置を決定するものであってよく、
顔照合処理部による第1の顔撮影画像情報と第2の顔撮影画像情報とのうちのいずれかの選択は、第1の顔位置と第2の顔位置とを用いて第1の顔撮影画像情報と第2の顔撮影画像情報とのうちのいずれかを選択することにより行われるものであってよい。
上記顔照合装置の一例において、顔照合処理部は、第1の撮影画像情報から第1の顔サイズを決定し、第2の撮影画像情報から第2の顔サイズを決定するものであってよく、
顔照合処理部による第1の顔撮影画像情報と第2の顔撮影画像情報とのうちのいずれかの選択は、第1の顔サイズと第2の顔サイズとを用いて第1の顔撮影画像情報と第2の顔撮影画像情報とのうちのいずれかを選択することにより行われるものであってよい。
上記顔照合装置の一例において、顔照合処理部による顔照合処理は、第1の撮影画像情報から第1の顔撮影画像情報を取得し、第1の顔撮影画像情報と予め作成された顔画像情報とを用いた第1の顔照合処理により、予め作成された顔画像情報により示される顔が被撮影者の顔であるか否かに関する一致度を示す第1の一致度を決定し、第2の撮影画像情報から第2の顔撮影画像情報を取得し、第2の顔撮影画像情報と予め作成された顔画像情報とを用いた第2の顔照合処理により、予め作成された顔画像情報により示される顔が被撮影者の顔であるか否かに関する一致度を示す第2の一致度を決定し、第1の一致度と第2の一致度とが異なる場合は高い方の一致度を照合の一致度として決定し、第1の一致度と第2の一致度とが等しい場合は等しい一致度を照合の一致度として決定することを含むものであってよい。
上記顔照合装置の一例において、被撮影者を照明する照明部を更に備えてよい。
上記顔照合装置の一例において、照明部は、散乱した照明光により、使用時に第1の位置よりも上方側に位置する照明位置から被撮影者を照明する散乱照明部であってよい。
上記顔照合装置の一例において、表示部は、第1の撮影画像情報の少なくとも一部と第2の撮影画像情報の少なくとも一部との両方を画像として並べて表示するものであってよい。
上記顔照合装置の一例において、顔照合処理部による第1の顔撮影画像情報と第2の顔撮影画像情報とのうちいずれかの選択の終了前において、表示部は、第1の撮影画像情報の少なくとも一部と第2の撮影画像情報の少なくとも一部との両方を画像として並べて表示するものであってよく、顔照合処理部による第1の顔撮影画像情報と第2の顔撮影画像情報とのうちいずれかの選択の終了後において、表示部は、選択された第1又は第2の顔撮影画像情報を含む、第1又は第2の撮影画像情報の少なくとも一部を画像として表示するものであってよい。
上記顔照合装置の一例において、被撮影者からの入力を受け付けるインターフェース部を更に備えてよく、インターフェース部は、表示部を見るよう被撮影者に指示する指示情報を出力するものであってよい。
上記顔照合装置の一例において、第1の撮影部の撮影可能領域と第2の撮影部の撮影可能領域との両方に属する領域であるオーバーラップ領域が生じるよう、第1の位置、第2の位置、及び、第1の撮影部と第2の撮影部のそれぞれの画角が選択されてよい。
上記顔照合装置の一例において、顔画像情報取得部による顔画像情報の取得は、表面顔画像情報が表面に記録され、且つ記録顔画像情報が記録された顔画像情報記録媒体から表面顔画像情報と記録顔画像情報とを取得することにより行われてよく、顔照合処理部による顔照合処理は、第1の撮影画像情報と第2の撮影画像情報とのいずれか又は両方と、表面顔画像情報及び記録顔画像情報とを用いて行われてよい。
また本発明は、
予め作成された顔画像情報と、申込者情報とを取得する情報取得部として顔画像情報取得部が構成され、更に情報記録媒体発行部を備えた、上記顔照合装置の一例としての顔照合装置と、
1以上の処理部と、1以上の記録装置により発行依頼情報データベースと発行情報データベースとを記録する記録部とを備えた、1以上の外部情報処理装置を含む外部サーバと
を備え、
顔照合装置又は外部サーバが、申込者情報を発行依頼情報データベースに含まれる発行依頼情報における登録申込者情報と照合することにより、申込者情報に対応する申込者が正当な申込者であるか否かを決定し、申込者が正当な申込者であると決定されたことを少なくとも一つの要件として、顔照合装置の顔照合処理部が顔照合処理を行うことにより、予め作成された顔画像情報により示される顔が被撮影者の顔であるか否かを決定し、予め作成された顔画像情報により示される顔が被撮影者の顔であると決定された場合、外部サーバが、発行情報データベースに含まれる、申込者情報に対応する発行情報を顔照合装置に送信し、顔照合装置の情報記録媒体発行部が、発行情報が記録された情報記録媒体を発行する、情報記録媒体の発行システムを提供する。
また本発明は、
予め作成された顔画像情報を取得する顔画像情報取得部と、第1の位置に位置し、被撮影者を撮影する第1の撮影部と、第2の位置に位置し、被撮影者を撮影する第2の撮影部と、使用時に第1の位置よりも下方側であって第2の位置よりも上方側に位置し、第1の撮影部の撮影により得られた第1の撮影画像情報と第2の撮影部の撮影により得られた第2の撮影画像情報とのうち少なくとも一方の少なくとも一部を画像として表示する表示部とを備えた、顔画像撮影装置と、
第1の撮影画像情報と第2の撮影画像情報とのいずれか又は両方と、予め作成された顔画像情報とを用いて顔照合処理を行う顔照合処理部を備えた外部装置と
を備えた、顔照合システムを提供する。
また本発明は、顔画像情報取得部が予め作成された顔画像情報を取得し、第1の位置に位置する第1の撮影部と第2の位置に位置する第2の撮影部とが被撮影者を撮影し、使用時に第1の位置よりも下方側であって第2の位置よりも上方側に位置する表示部が、第1の撮影部の撮影により得られた第1の撮影画像情報と第2の撮影部の撮影により得られた第2の撮影画像情報とのうち少なくとも一方の少なくとも一部を画像として表示し、顔照合処理部が、第1の撮影画像情報と第2の撮影画像情報とのいずれか又は両方と、予め作成された顔画像情報とを用いて顔照合処理を行うことを含む、顔照合方法を提供する。
本発明によれば、顔照合装置、または顔画像撮影装置に備えられた第1の撮影部、第2の撮影部で被撮影者を撮影して得られた第1の撮影画像情報、第2の撮影画像情報の少なくとも一方の少なくとも一部を画像として表示部に表示することで被撮影者が表示部に視線を向けることが期待され、これにより、一例においては被撮影者が表示部に表示された自身の顔画像を見ることにより、被撮影者の視線が表示部へと誘導されて概ね正面を向いた顔画像情報を取得できる可能性がある。また、使用時において第1の撮影部が位置する第1の位置よりも下方側であって第2の撮影部が位置する第2の位置よりも上方側に表示部を位置づけることで、被撮影者の身長の高低に起因する撮影部と顔位置との間の高低差が小さくなって顔照合処理に好適な撮影画像情報を取得できると期待される。また、カメラに向け写真をかざすなどのなりすましの対策として、表示部に第1の撮影部、第2の撮影部の画像を共に表示することで、写真をどちらの撮影部に向けてよいかわからなくすることにより、不正を抑制する効果も期待できる。
本発明の一実施形態における顔照合装置を正面側から見たときの概略的外観図。 図1の顔照合装置を側面側から見たときの内部構成を示す概略的透視図。 図2Aの構成に加えて遮光用暗幕を備えた顔照合装置の構成例を示す概略透視図(暗幕内側の要素は点線で示す。)。 図1の顔照合装置の機能ブロック、及び、顔照合装置がインターネット等の通信回線(有線であっても無線であってもよい)を介して外部の発行サーバと通信することを示すブロック図。 図1の顔照合装置に設けられた照明部の一例としての散乱照明部を説明する図。 光源部が回転可能(角度可変)であることを示す図。 図3の発行サーバの構成例を示す図。 図1の顔照合装置と図6の発行サーバとを含む一例としての情報記録カード発行システムを用いてクレジットカードを発行するときの、前処理における情報のやりとりを示す図。 図1の顔照合装置と図6の発行サーバとを含む一例としての情報記録カード発行システムを用いてクレジットカードを発行するときの、メイン処理における情報のやりとりを示す図。 図8におけるメイン処理のフローチャート。 図9のフローチャート中、本人確認(顔認証)の一例を更に詳細に示すフローチャート。 図9のフローチャート中、本人確認(顔認証)の図10とは異なる一例を更に詳細に示すフローチャート。 図1の顔照合装置に備えられた上方カメラ部と下方カメラ部が被撮影者を撮影している様子を示す図。 図12の上方カメラ部及び下方カメラ部による撮影で得られた撮影画像情報を画像として横に並べて表示したときの撮影画像表示部を示す図。 図13に示す画像表示において顔画像情報が抽出されることを説明するための概念図。 図14に示す画像中、上方カメラ部の撮影による顔撮影画像情報が選択されて、これを含む撮影画像情報が画像として表示されることを示す図。 図1の顔照合装置に備えられた上方カメラ部と下方カメラ部が被撮影者を撮影している様子を示す図。 図16の上方カメラ部及び下方カメラ部による撮影で得られた撮影画像情報を画像として横に並べて表示したときの撮影画像表示部を示す図。 図17に示す画像表示において顔画像情報が抽出されることを説明するための概念図。 図18に示す画像中、下方カメラ部の撮影による顔撮影画像情報が選択されて、これを含む撮影画像情報が画像として表示されることを示す図。 上方カメラ部の撮影可能領域と下方カメラ部の撮影可能領域との両方に属する領域であるオーバーラップ領域を示す図。 図20中で示す被撮影者の顔のさまざまな高さに応じて、上方カメラ部及び下方カメラ部の撮影による撮影画像中で顔画像の位置等が変わることを示す図。 上方カメラ部及び下方カメラ部による撮影で得られた撮影画像情報を画像として縦に並べて表示したときの撮影画像表示部を示す図。 図22の撮影画像表示においてトリミングにより除去される領域を示す図。 図23に示すトリミング後の画像表示を示す図。 本発明の一実施形態における顔照合装置を具現化するにあたり製作された試作機の写真。 本発明の一実施形態における顔照合装置を具現化するにあたり設定される上方カメラ部及び下方カメラ部の高さの一例を説明する図。 図26に示す高さの上方カメラ部及び下方カメラ部を用いて、被撮影者の目の高さを変えつつ顔照合処理の実験をしたときの実験結果を示すグラフ。 本発明の一実施形態における顔照合装置を具現化するにあたり設けることができる照明構成を説明する図。 図28に示す照明構成を検討するにあたり製作された試作機の写真。 図28に示す照明構成で被撮影者を変えつつ顔照合処理の実験をしたときの実験結果を示すグラフ。 図28に示す照明構成を踏まえて設計された試作機の寸法等を示す図。
以下、本発明の例示的実施形態である顔照合装置、顔照合システム、顔照合方法、及び情報記録媒体の発行システムを、図面を参照しつつ説明する。ただし本発明による顔照合装置、顔照合システム、顔照合方法、及び情報記録媒体の発行システムが以下に説明する具体的態様に限定されるわけではなく、本発明の範囲内で適宜変更可能であることに留意する。特に、以下の実施例においては顔照合装置がクレジットカード等の情報記録カード(情報記録媒体の一例)の発行システムの一部として構成される実施形態を説明するが、これは単なる一例であり、情報記録媒体の発行に関する機能、機器等を顔照合装置に備えることは必須ではない。本発明に係る顔照合装置は、情報記録カード以外の任意の情報記録媒体の発行の用途に用いることが可能であるし、情報記録媒体の発行以外の任意の用途に用いることも可能である。後述の実施形態に含まれる個々の機能、機器、要素等は本発明の範囲内で適宜削除・変更可能であるし、実施形態に含まれない任意の機能、機器、要素等を本発明の範囲内で追加することも可能である。一例において、本発明の顔照合装置が図1,図2A,図2Bに示される全ての機器、要素等を備える必要はなく、少なくとも照明光照射部5、遮光用暗幕5a、操作表示部6、コード情報取得部9、カード発行部10、カード受取口11、光源部12、つや消し白色板13、ネットワークI/F(インターフェース)部15は顔照合装置に含まれなくてもよい。なお、本明細書中、「顔画像情報」、「撮影画像情報」「顔撮影画像情報」等の「画像情報」とは、例えば液晶ディスプレイ装置等、任意の表示装置に表示される画像自体としての「画像情報」であっても、或いは画像を任意のデータ形式で表したデータとしての「画像情報」であってもよく、「画像情報」の形式・態様は任意である。また本明細書中、「画像」とは、静止画像であっても動画像(動画)であってもよい。なお、顔照合処理を外部装置で行う場合は、後述の図1等における顔照合装置1を顔画像撮影装置1と呼んでもよい(この場合、顔照合処理部は顔画像撮影装置1ではなく外部装置に備えてよい。)。また、本発明によるシステムを、情報記録媒体の発行とは無関係の任意の顔照合システムとして構成してもよい。
顔照合装置の構成
図1は、本発明の一実施形態における顔照合装置を正面側から見たときの概略的外観図であり、図2Aは、図1の顔照合装置を側面側から見たときの内部構成を示す概略的透視図である。顔照合装置1は、上方カメラ部2、下方カメラ部3、撮影画像表示部4、照明光照射部5、操作表示部6、本人確認情報取得部7、本人確認カード挿入口8、コード情報取得部9、カード発行部10、カード受取口11、光源部12、つや消し白色板13、制御部14、ネットワークI/F(インターフェース)部15を備える。
上方カメラ部2は、レンズ、CCD(Charge−Coupled Device)イメージセンサ等の撮像素子、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の画像処理部、その他の制御部(各種の制御回路等。以下においても同様。)、メモリ、データ入出力部(データ入出力用の回路やインターフェース機器等を用いて適宜構成される。以下においても同様。)等を備えたデジタルカメラを用いて構成され、下方カメラ部3も同様にデジタルカメラを用いて構成される。なお、上方カメラ部2と下方カメラ部3とは、スチルカメラ(静止画像撮影用カメラ)を用いて構成しても、ビデオカメラ(動画撮影用カメラ)を用いて構成してもよく、上方カメラ部2と下方カメラ部3とが用いるカメラが互いに同タイプのカメラである必要もない。図1中では参照符号2と3によって上方カメラ部2のレンズと下方カメラ部3のレンズが示されており、顔照合装置1の正面に立った被撮影者が上方カメラ部2と下方カメラ部3とによって撮影される。
撮影画像表示部4は、液晶ディスプレイ等のディプレイ装置、その他の制御部、データ入出力部等を備えた表示装置を用いて構成され、被撮影者に対するさまざまな情報表示や、上方カメラ部2、下方カメラ部3によって撮影された被撮影者の顔画像の表示等を行う。
照明光照射部5は、被撮影者を照明する光を通過させるために設けられた領域であり、開口部を拡散板(乳白色透明板等)、或いはその他の光透過性部材で覆うことにより構成される(図2A、後述の図2Bでは拡散板等の部材を図示していない)。LED(Light Emitting Diode)面光源等の光源、その他の制御部、データ入出力部等を用いて構成される光源部12からの光が、発泡スチロール等のつや消し白色板、或いはその他の光反射性又は光散乱性部材を用いて構成される光反射又は散乱部13によって反射又は散乱され、照明光照射部5を通って被撮影者を照明している状態で、上方カメラ部2、下方カメラ部3による撮影を行うことが可能となるのであり、特に散乱された光によって被撮影者を照明すれば、LED光源や蛍光灯等で被撮影者を直接照明する場合に比べて影のできにくい環境で撮影を行うことが可能となり、また外乱光等の影響も低減できる。なお、外乱光等の影響を低減させる目的で、図2Bに示すように顔照合装置1の本体部(図1,図2Aに示されている構成の全体を「本体部」と呼ぶ。)を少なくとも部分的に覆うよう、遮光用暗幕5aを設けてもよい(遮光性の布等により、本体部を上方から、及び側方周囲から少なくとも部分的に取り囲み、当該遮光性の布等を適宜固定部材で固定すること等により遮光用暗幕5aを構成できる。)。被撮影者の顔が遮光用暗幕5aの内側に位置する状態で、照明光照射部5からの光で被撮影者を照明しつつ撮影を行えば、外光が非常に強い場合でもその影響を低減できる。その他、顔照合装置1の本体部の周囲に衝立(ついたて)、あるいは遮光性の障壁等を設けて、外乱光の影響を低減させてもよい。顔照合装置1の本体部、被撮影者の周りに何らかの遮光用の要素がある状態で、照明光照射部5からの光で被撮影者を照明しつつ撮影を行えば、外光の影響を少なくとも低減できる。
操作表示部6は、液晶パネル装置等の表示画面に情報を表示しつつ、表示画面内で操作者が触れた位置をセンサ等で感知することで操作命令入力を受け付けるタッチパネル、その他の制御部、データ入出力部等を用いて構成され、被撮影者に対するさまざまな情報表示や、被撮影者による操作命令の受け付け、及び受け付けた操作命令を示すデータの制御部14への送信等を行う。
本人確認情報取得部7は、スキャナ装置、IC(Integrated Circuit)カードリーダ装置等の情報取得装置、本人確認カード挿入口8に挿入されたカードを取り込むための取り込み機構部、当該カードを送り出して戻すための送り出し機構、その他の制御部、データ入出力部等を用いて構成され、本人確認カード挿入口8に挿入されて取り込み機構部により取り込まれた運転免許証等の本人確認資料の表面に表示された表面顔画像情報をスキャナ装置によりスキャンして読み取ったり、本人確認資料に設けられたIC部(リーダとの通信に用いるアンテナ等も適宜含むとする。)に記録された情報(記録顔画像情報、或いはその他の本人確認情報)をNFC(Near Field Communication)等の通信方式に従ってICカードリーダ装置により読み取ったりすることにより、被撮影者の本人確認情報を取得し、取得した本人確認情報を制御部14に送信する。
コード情報取得部9は、バーコードリーダ、QRコード(登録商標)リーダ(2次元コードリーダ)等のコードリーダ装置、その他の制御部、データ入出力部等を用いて構成され、顔照合装置1による顔照合処理を開始するための条件として必要とされるバーコード等のコード情報を読み取り、得られた情報を制御部14に送信する。
カード発行部10は、情報記録カードの表面に表示情報を印刷により記録するプリンタ装置、情報記録カードがクレジットカードである場合等にカード番号等をエンボス加工でカード表面に記録するエンボス加工機、カードに設けられたIC部にNFC等の通信方式に従って情報を記録するICカードライタ装置等、情報記録カードに何らかの情報を記録する情報記録装置、情報記録カードを送り出すための送り出し機構部、その他の制御部、データ入出力部等を用いて構成され、カード発行部10内に格納されている情報が記録されていないカードに情報記録装置により情報を記録した上で、送り出し機構部により当該カードをカード受取口11から送り出すことにより、情報記録カードを発行する。
制御部14は、一例においてはCPU(Central Processing Unit)等の処理装置と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブ、SSD(Solid State Drive)等の記録デバイスと、顔照合装置1に含まれる機器等と制御部14との間でデータ入出力を行うためのデータ入出力部と、外部のサーバ等と通信するための通信部(通信回路等を用いて適宜構成される。記録デバイスに記録されている通信プログラムを制御部14のCPUで実行する等の態様でもよい。以下においても同様。)と、を含んで構成され、ハードディスクドライブ等に記録された制御プログラムをCPUが実行することにより、操作表示部6から入力された操作命令データ、外部のサーバ等から入力された情報データ等に応じて、顔照合装置1に含まれる上述の機器、要素等の動作を制御する。また制御部14は、CPUがハードディスクドライブ等に記録された画像処理プログラムを実行することにより、後述のとおり画像情報を用いた顔画像抽出、顔照合処理や、トリミング等、その他の画像処理を行う。制御部14のハードディスクドライブ等には、その他、コード情報を復号化するための復号プログラム等、制御部14による後述の各種処理を行うためにCPUが実行する各種プログラムが記録されているとする。ただし、制御部14の具体的構成は任意であり、例えば制御部14はASIC等の特定用途向けに設計された回路を用いて構成されていてもよい。
ネットワークI/F部15は、インターフェース機器等を用いて構成され、制御部14が外部のサーバ等と通信するときのインターフェースとして機能する。制御部14と外部のサーバ等との通信は有線通信でも無線通信でもよく、また制御部14と外部のサーバ等とは直接通信しても、インターネット等の通信回線17(図3参照)を経由して通信してもよい。
図3は、図1の顔照合装置の機能ブロック、及び、顔照合装置がインターネット等の通信回線(有線であっても無線であってもよい)を介して外部の発行サーバと通信することを示すブロック図である。図3に示すとおり制御部14と各機器、要素等との間で各種データ入出力が行われ、またネットワークI/F部15を介して制御部14が発行サーバ16と通信しつつ、制御部14が各機器、要素等の動作を制御して、顔照合装置1の機能動作が実現される。
図4は、図1の顔照合装置に設けられた照明部の一例としての散乱照明部を説明する図である。発泡スチロール等の光散乱性部材を用いて光反射又は散乱部13を構成することによりこのような散乱照明部を構成することができる。図4中の矢印で示すとおり、光源部12からの光が光反射又は散乱部13で反射されて散乱し、照明光照射部5から外部へと発せられることにより、散乱した照明光により被撮影者が照明されることとなり、この状態で上方カメラ部2及び下方カメラ部3により被撮影者を撮影すれば、既に述べたとおり直接照明する場合に比べて影のできにくい環境で撮影を行うことが可能となり、また外乱光等の影響も低減できる。特に、顔照合装置1を設置する部屋等で室内灯を用いず、散乱照明部による照明光で被撮影者を照明しつつ撮影すれば、運転免許証等の本人確認資料に表示する証明写真等の撮影環境と近い環境で上方カメラ部2及び下方カメラ部3により被撮影者を撮影することが可能となり、後述の顔照合処理の精度が向上すると考えられる。なお、図5に示すとおり光源部12は回転可能(角度可変)であり、軸部18(図5中、紙面垂直方向に伸びているとする。)を中心として図5中の矢印で示されるとおり回転することにより、照明強度等を調整することが可能である。
発行サーバの構成
図6は、図3で示した発行サーバの構成例を示す図である。図6の例において、発行サーバ16は登録ホストコンピュータ19と即時発行コンピュータ22を含んで構成される。登録ホストコンピュータ19は、処理部20(CPU等の処理装置、メモリ等を用いて構成される。以下においても同様。)、ハードディスクドライブやSSD等の記録デバイス21、通信部や通信インターフェース機器(不図示)等を備え、記録装置21には後述の発行依頼情報データベースが記録される。即時発行コンピュータ22は、処理部23、ハードディスクドライブやSSD等の記録デバイス24、通信部や通信インターフェース機器(不図示)等を備え、記録装置24には後述の発行情報データベースが記録される。顔照合装置1と発行サーバ16とを用いることにより、本発明の一実施形態における情報記録媒体の発行システム(本実施形態においては情報記録カードの発行システム)が構成される。記録装置21,24には、登録ホストコンピュータ19,即時発行コンピュータ22の動作をそれぞれ実行するための処理プログラムや通信プログラム等が記録されており、処理部20,23が記録装置21,24に記録された各種プログラムをそれぞれ実行することにより、後述のとおり発行サーバ16の機能動作が実現される。
顔照合装置と発行サーバとを用いて構成される情報記録カード発行システムの動作
以下、図1等に示す顔照合装置1と、図6等に示す発行サーバ16とを用いて構成される情報記録カード発行システムの動作を、クレジットカードの発行を例として説明する。
前処理
図7は、図1の顔照合装置と図6の発行サーバとを含む一例としての情報記録カード発行システムを用いてクレジットカードを発行するときの、前処理における情報のやりとりを示す図である。ここでいう前処理とは、新たなクレジットカードの発行を希望する申込者が申込みを行い、申込情報に基づいて審査が行われ、クレジットカードの発行が可能であるとの審査結果が得られた場合に、当該申込者の申込情報に対応する発行依頼情報を発行依頼情報データベースに登録するまでの処理である。
前処理において、まず申込者は、自己の情報処理端末25(CPU等の処理装置、メモリ、通信アンテナ等を備えた通信部、タッチパネル等のユーザインターフェース等を備え、申込者が入力した申込情報を申込処理コンピュータ26に対して送信可能な任意の端末装置であり、スマートフォン等を用いて構成される。)を用いてクレジットカード会社のWebサイトにアクセスする等し、申込情報(住所、氏名、電子メールアドレス、年間収入金額等、申込者に関する情報)を入力して申込処理コンピュータ26に送信する。
申込処理コンピュータ26は、処理部27、ハードディスクドライブやSSD等の記録デバイス28、通信部や通信インターフェース機器(不図示)等を備え、記録装置28には申込情報データベースが記録される。また記録装置28には、申込処理コンピュータ26の動作を実行するための処理プログラムや通信プログラム等が記録されており、処理部27がそれらプログラムを実行することにより、申込処理コンピュータ26の機能動作が実現される。情報処理端末25から申込情報を受信した申込処理コンピュータ26は、記録装置28に記録された申込情報データベースに、受信した申込情報を登録する。
申込情報データベースには、クレジットカード会社のオフィス等に設けられた事務センター29内のシステム端末装置(CPU、メモリ、システム端末装置の機能動作を実現するためにCPUが実行する各種プログラムを記録した記録デバイス、通信インターフェース等を備えたコンピュータ)からアクセス可能であり、一例においては事務センター29内の審査担当者がシステム端末装置を用いて申込情報データベースから申込情報を取得し、システム端末装置の画面に表示させて確認することにより、クレジットカードの発行が可能であるか否かを審査する。別の一例においては、審査プログラムを申込処理コンピュータ26の記録装置28に記録しておき、処理部27が審査プログラムを実行することにより審査を行ってもよい。
年間収入金額が所定の基準額を超えていることが確認される等して、クレジットカードの発行が可能であるとの審査結果が得られた場合(申込者が審査に合格した場合)、事務センター29内のシステム端末装置から登録ホストコンピュータ19に対し、申込者が審査に合格したことを示す情報と、発行依頼情報を生成するために必要な情報とが送信される。登録ホストコンピュータ19は、審査に合格した申込者に対応する発行依頼情報を生成して、記録装置21に記録された発行依頼情報データベースに生成した発行依頼情報を登録する。発行依頼情報は、上記のとおり登録ホストコンピュータ19が生成してもよいし、或いは事務センター29内のシステム端末装置で発行依頼情報を生成して登録ホストコンピュータ19に送信し、登録ホストコンピュータ19が受信した発行依頼情報を発行依頼情報データベースに登録してもよい。発行依頼情報には、当該発行依頼情報を識別する申込IDと、審査に合格した申込者を特定する情報(住所、氏名等)やクレジットカードに記録するべき情報とが含まれる。また、申込者が審査に合格した場合には、審査に合格した旨を通知するメッセージと、後に情報記録カード発行システムによってクレジットカードを発行する際に用いられる、当該申込者に関する発行依頼情報を識別する情報(申込ID)をコード化された情報として含むバーコード、2次元コード(登録商標)等のコード情報と、顔照合装置1の場所を知らせる場所情報とが、事務センター29内のシステム端末装置により、或いは登録ホストコンピュータ19により生成されて、当該申込者のために送信される(審査合格の通知)。審査合格の通知は、一例においては審査結果表示とコード情報と場所情報とを含む電子メールを申込者の電子メールアドレス宛に送信することで行われ、申込者は自己の情報処理端末25等を用いて当該電子メールを取得することにより、審査に合格したことを知るとともに、情報記録カード発行システムによりクレジットカードを発行するために必要な上記コード情報を取得し、また顔照合装置1の場所を知る。電子メールの送信は事務センター29内のシステム端末装置から行っても、或いは登録ホストコンピュータ19から行ってもよく、送信やコード情報、場所情報生成等、前処理に含まれる各種処理を行うコンピュータの記録装置には予め電子メール送受信に必要なプログラムやコード情報生成に必要なプログラム、場所情報生成に必要なプログラム等、各種処理に必要なプログラムが記録されているとする。
メイン処理
図8は、図1の顔照合装置と図6の発行サーバとを含む一例としての情報記録カード発行システムを用いてクレジットカードを発行するときの、メイン処理における情報のやりとりを示す図である。また図9は、図8におけるメイン処理のフローチャートである。審査に合格した申込者は、上記電子メールに記載される等して通知された場所情報に従い、顔照合装置1が設置された場所を訪れ、操作表示部6に表示された指示に従いタッチ操作等することにより、クレジットカード発行のための認証を開始させる(なお、認証動作中以外、撮影画像表示部4や操作表示部6には、サイネージ等の技術により広告情報等を表示していてもよい。)。操作表示部6は、コード情報が表示されたスマートフォン等をコード情報取得部9に向けてかざすことによりコード情報を入力することを申込者に対して指示するメッセージを表示し、申込者はこれに従い、コード情報を含む上記電子メールを表示した状態の情報処理端末25の画面をコード情報取得部9に向けて近づける。コード情報取得部9は情報処理端末25の画面に表示されたコード情報を読み取って取得し、取得したコード情報を制御部14に出力する。コード情報の入力を受けた制御部14は、コード情報の復号プログラムを実行して申込IDを取得する(ステップS1)。なお、復号処理はコード情報取得部9で行ってもよく、この場合にはコード情報取得部9に含まれる復号回路がコード情報を復号して申込IDを取得し、コード情報取得部9が制御部14に対して申込IDを出力する。
制御部14は、復号処理で得られた申込IDのデータをネットワークI/F部15から登録ホストコンピュータ19に送信することにより、当該申込IDに対応する発行依頼情報が発行依頼情報データベースに登録されているか否かを照会する。登録ホストコンピュータ19の処理部20は、受信した申込IDによって識別される発行依頼情報が発行依頼情報データベースに登録されているか否かを、発行依頼情報データベースを検索することによりに確認し(ステップS2)、登録されている場合には(ステップS2の条件分岐における「YES」)、当該申込IDによって識別される発行依頼情報に含まれる、申込者を特定する情報(住所、氏名等。「登録申込者情報」と呼ぶ。)を発行依頼情報データベースから取得して顔照合装置1に送信する。これにより制御部14は登録申込者情報を取得する(ステップS3)。登録ホストコンピュータ19が受信した申込IDによって識別される発行依頼情報が、発行依頼情報データベースに登録されていなかった場合(ステップS2の条件分岐における「NO」)、登録ホストコンピュータ19は、申込IDに対応する発行依頼情報が見つからなかった旨の通知を顔照合装置1に送信し、これに対応して操作表示部6は、入力された申込IDに対応するクレジットカードの発行依頼情報が見つからなかったこと、最初から操作をやり直すべきことを指示するメッセージを表示し、顔照合装置1はコード情報の入力待ち状態に戻る。
制御部14がステップS3で登録申込者情報を取得した場合、操作表示部6は、運転免許証等の本人確認資料(本人確認カード)を本人確認カード挿入口8に挿入することを申込者に対して指示するメッセージを表示し、申込者はこれに従い、本人確認カードを本人確認カード挿入口8に挿入する(ステップS4)。本人確認カードにPIN(Personal Identification Number)が設定されており、本人確認カードに設けられたIC部に記録された情報の読み取りを行うために正しいPINの入力が要求される場合、操作表示部6は引き続きPINを入力することを申込者に対して指示するメッセージを表示し、申込者はこれに従い、操作表示部6のタッチパネル上に表示された0〜9の数字をタッチする等してPINを入力する。入力されたPINは操作表示部6から制御部14を介して本人確認情報取得部7へと送られ、本人確認情報取得部7は、例えばICカードリーダ装置から、申込者によって入力されたPINを含む信号を本人確認カードのIC部に送信することにより、入力されたPINが正しいPINであるか否かを確認する。
申込者によって入力されたPINが正しいPINであった場合(ステップS5の条件分岐における「YES」)、本人確認情報取得部7は、本人確認カードの表面に印刷する等して記録された表面顔画像情報をスキャナ装置で読み取り、本人確認カードのIC部に記録された記録顔画像情報、及び住所、氏名等の申込者情報をICカードリーダ装置でIC部から読み取った上で、取得したそれら情報を制御部14に出力し、引き続き制御部14は、表面顔画像情報と記録顔画像情報との示す顔が同一の者の顔であるか否かを顔照合処理により判定し(本人確認カードの真贋判定)、またステップS3で登録ホストサーバ19から取得した登録申込者情報と、本人確認情報取得部7で読み取られた申込者情報と、を照合することにより、本人確認カードから取得された申込者情報に対応する申込者が、登録申込者情報に対応する正当な申込者であるか否かを判定する(ステップS6)。また本人確認情報取得部7は、挿入されていた本人確認カードを本人確認カード挿入口8から送り出して戻す。申込者によって入力されたPINが正しいPINでなかった場合(ステップS5の条件分岐における「NO」。ただし、所定回数だけ申込者にPINを入力させても正しいPINが入力されなかったときのみ、ステップS5の条件分岐で「NO」となることとしてもよい。)、操作表示部6は、正しいPINが入力されなかったことを示すメッセージを表示し、本人確認情報取得部7は挿入されていた本人確認カードを本人確認カード挿入口8から送り出して戻し、顔照合装置1はコード情報の入力待ち状態に戻る(ただし、同一の本人確認カードによる申込者判定はロックされるため、同一の本人確認カードで再び図9の処理を行うためにはロック解除作業等が必要となる。)。
ステップS6中で、制御部14が行う顔照合処理に関し、画像情報から顔照合を行う手法は既に知られており(例えば、特許文献8〜10等)、制御部14による顔照合処理も、任意の既知の手法、或いは任意の新規な手法を用いて行ってよい。また正当な申込者であるか否かの上記判定は、例えば本人確認カードから取得された申込者情報に含まれる住所、氏名が、登録申込者情報に含まれる住所、氏名とそれぞれ一致するか否かを確認することにより行われる。真贋判定の顔照合処理において表面顔画像情報と記録顔画像情報との示す顔が同一の者の顔であり本人確認カードが真正なものであると決定され、本人確認カードから取得された申込者情報に含まれる住所、氏名が、登録申込者情報に含まれる住所、氏名とそれぞれ一致することにより本人確認カードから取得された申込者情報に対応する申込者が登録申込者情報に対応する正当な申込者であると決定された場合には(ステップS7の条件分岐における「YES」)、引き続き顔認証による本人確認処理が行われる(ステップS8)。それ以外の場合には(ステップS7の条件分岐における「NO」)、顔認証による本人確認処理は行われず、操作表示部6が申込者の認証に失敗した旨のメッセージを表示する等して、情報記録カード発行システムの処理は終了する。なお、本人確認カードがIC部を備えておらず、IC部の記録顔画像情報が取得できない場合等、状況に応じてカード真贋判定を省略することも可能であり、この場合には、本人確認カードから取得された申込者情報に対応する申込者が登録申込者情報に対応する正当な申込者であると決定された場合にはステップS7の条件分岐における「YES」に従いステップS8へと進み、正当な申込者でないと決定された場合にはステップS7の条件分岐における「NO」に従い情報記録カード発行システムの処理を終了してよい。
なお、ステップS6における、本人確認カードの真贋判定や、本人確認カードから取得された申込者情報に対応する申込者が、登録申込者情報に対応する正当な申込者であるか否かの判定は、上述のとおり制御部14で行ってもよいし、或いは登録ホストコンピュータ19の処理部20で行ってもよい。登録ホストコンピュータ19の処理部20で上記判定を行う場合、制御部14は本人確認カードから取得された、表面顔画像情報と記録顔画像情報、申込者情報をネットワークI/F部15を介して登録ホストコンピュータ19へと送信し、登録ホストコンピュータ19の処理部20は、受信したこれら情報と登録申込者情報とを用いて、上述のとおりの真贋判定と正当な申込者であるか否かの判定とを行い、各判定の結果に応じてステップS7と同様に処理が分岐する(この場合においても、上述のとおり状況に応じてカード真贋判定を省略できる。またカード真贋判定を行う場合、登録ホストコンピュータ19の記録装置21には顔画像抽出、顔照合等の画像処理を行うプログラムが記録されており、処理部20が当該プログラムを実行することでカード真贋判定を行うとする)。
本人確認(顔認証)
図10は、図9のフローチャート中、ステップS8における本人確認(顔認証)の一例を更に詳細に示すフローチャートである。ステップS81Aにおいて、上方カメラ部2と下方カメラ部3は、申込者(以下において「被撮影者30」と呼ぶ。)の撮影を開始する(図12も参照。)。操作表示部6は、「画面の顔を見てください。」等の指示メッセージを、撮影画像表示部4の方向を示す矢印と共に表示し、被撮影者30に撮影画像表示部4を見るよう促す(ステップS82A)。撮影画像表示部4は、上方カメラ部2と下方カメラ部3とから制御部14を介して入力される画像信号より画像を生成して、一例においては上方カメラ部2からの画像と下方カメラ部3からの画像を横に並べて表示する(ステップS83A。図13も参照。)。
撮影画像表示部4にはビデオ画像(動画)、もしくはスチルカメラによる連続画像が表示される。一例において、上方カメラ部2と下方カメラ部3とがビデオカメラを用いて構成されている場合は、これら両カメラにより2方向から被撮影者30の画像(動画)が撮影され続け、両カメラからの動画信号(画像情報)がそれぞれ制御部14を介して撮影画像表示部4へと随時出力されて、撮影画像表示部4が、上方カメラ部2の撮影により得られた動画と下方カメラ部3の撮影により得られた動画とを、一例においては横に並べて表示する。別の一例において、上方カメラ部2と下方カメラ部3とがスチルカメラを用いて構成されている場合は、カメラのレンズを通った光を撮像素子でアナログ電気信号に変換し、画像処理部での増幅やデジタル信号への変換等を行って得られる画像信号(画像情報)を両カメラからそれぞれ制御部14を介して撮影画像表示部4へと出力し、撮影画像表示部4が、上方カメラ部2からの画像信号から生成される画像と下方カメラ部3からの画像信号から生成される画像とを、一例においては横に並べて表示する。なお、撮影画像表示部4が、上方カメラ部2と下方カメラ部2からの画像(動画又は静止画)信号から生成される画像を全て表示する必要はなく、例えば制御部14により画像情報をトリミングして画像の大きさを調整したり、画像情報から顔画像情報のみを抽出したりといった画像処理を行った上で、画像処理後の画像情報を撮影画像表示部4が画像として表示してもよい。またステップS82Aにおいては、例えば操作表示部6にスピーカーを設けて、撮影画像表示部4の方向を見るよう促すメッセージを音声出力してもよい。また上方カメラ部2により得られた画像と下方カメラ部2により得られた画像の両方を撮影画像表示部4に表示することも必須ではなく、一方の画像のみを表示することとしてもよい。
操作表示部6の指示により視線が誘導された被撮影者30は、自身の画像が表示された撮影画像表示部4を見ることとなり、これにより上方カメラ部2と下方カメラ部3との撮影における被写体である被撮影者の視線や姿勢(向き)が安定する。引き続き、制御部14は、上方カメラ部2から第1の基準時点において入力されて取得した撮影画像情報と、下方カメラ部3から第2の基準時点(上方カメラ部2からの入力がされる第1の基準時点とは同じ時点でも別の時点であってもよい。)において入力されて取得した撮影画像情報のそれぞれに対して顔撮影画像情報の抽出処理を行い、上方カメラ部2による撮影画像中の顔位置と、下方カメラ部3による撮影画像中の顔位置(例えば鼻の位置であってよいし、顔領域の幾何学的中心であってもよい。)と、をそれぞれ決定する(ステップS84A)。画像情報から顔画像情報を検出する手法は既に知られており(例えば、特許文献11〜13等)、制御部14による顔撮影画像情報の抽出処理も、任意の既知の手法、或いは任意の新規な手法を用いて行ってよい。
図13は、図12の上方カメラ部及び下方カメラ部による撮影で得られた撮影画像情報を画像として横に並べて表示したときの撮影画像表示部を示す図であり(カメラ部による撮影画像において、検出された顔部分に丸や四角などを上書き表示する等、表示態様は適宜変更可能。)、図14は、図13に示す画像表示において顔画像情報が抽出されることを説明するための概念図である。図13中の上方カメラ画像31の画像情報から、図14に示すとおり上方カメラ顔画像33の画像情報が抽出され、図13中の下方カメラ画像32の画像情報から、図14に示すとおり下方カメラ顔画像34の画像情報が抽出される。ただし、抽出された顔画像情報を画像として図14に示すとおり表示することは不要であり、図14は制御部14が行う画像処理を概念的に示したものである(ただし、図14に示すとおり実際に画像表示してもよい。)。また制御部14が顔撮影画像情報を抽出することも必須ではなく、図13に示すとおり顔を含む撮影画像情報から顔位置を直接決定してもよい。
制御部14は、引き続き、上方カメラ部2の撮影画像情報から決定された顔位置と、下方カメラ部3の撮影画像情報から決定された顔位置とを比較して、どちらのカメラの撮影画像情報を用いて顔照合処理を行うかを決定する(ステップS85A)。図13の例においては、上方カメラ画像31中の上方カメラ顔画像33の位置が、下方カメラ画像32中の下方カメラ顔画像34の位置よりも中心付近にあり、一例においては顔がより中心付近に位置する上方カメラ画像31の画像情報を用いて顔照合処理を行うことが決定される(上方カメラ顔画像33の画像情報が選択される。)。なお、どちらのカメラの撮影画像情報を用いるかを、特に顔位置に基づいて決定することは必須ではなく、別の例としては顔サイズに基づいて決定してもよい。この場合、ステップS84Aにおいて、制御部14は、上方カメラ部2の撮影画像情報から上方カメラ画像31における上方カメラ顔画像33の顔サイズ(上下又は左右の幅、面積等。)を決定し、下方カメラ部3の撮影画像情報から下方カメラ画像32における下方カメラ顔画像34の顔サイズを決定し、ステップS85Aにおいて制御部14が両方の顔サイズを比較することにより、どちらのカメラの撮影画像情報を用いて顔照合処理を行うかを決定する。図13の例においては、上方カメラ画像31中の上方カメラ顔画像33のサイズが、下方カメラ画像32中の下方カメラ顔画像34のサイズよりも大きく、一例においては顔がより大きい上方カメラ画像31の画像情報を用いて顔照合処理を行うことが決定される(上方カメラ顔画像33の画像情報が選択される。)。さらに別の例としては、制御部14の画像処理により、上方カメラ顔画像33と下方カメラ顔画像34それぞれの顔の向きを検知して、より正面に近い方を向いている顔画像を含む撮影画像情報を用いて顔照合処理を行うことを決定してもよい。図13の場合、上方カメラ顔画像33の顔は、下方カメラ顔画像34の顔よりも、より正面を向いており、上方カメラ画像31の画像情報を用いて顔照合処理を行うことが決定される(上方カメラ顔画像33の画像情報が選択される。)。
上方カメラ部2により得られた画像と下方カメラ部2により得られた画像の両方が撮影画像表示部4に表示されている場合、ステップS85Aにおいて選択されたカメラ画像のみを表示するよう、撮影画像表示部4は画像表示を切り替える(ステップS86A)。一例において、図13のように上方カメラ画像31と下方カメラ画像32の両方が撮影画像表示部4に表示されている状態で上述のとおり上方カメラ画像31の画像情報を用いて顔照合処理を行うことが決定されると、撮影画像表示部4は、図15に示すとおり上方カメラ画像31を表示するが下方カメラ画像32を表示しないよう表示状態を切り替える(選択された上方カメラ画像31を全て表示する必要はなく、例えば制御部14により画像情報をトリミングして画像の大きさを調整したり、画像情報から顔画像情報のみを抽出したりといった画像処理を行った上で、画像処理後の画像情報を撮影画像表示部4が画像として表示してもよい。後述の図19の表示等に関しても同様。)。別の一例において、図16に示すとおり、図12の場合よりも身長の低い被撮影者30が上方カメラ部2と下方カメラ部3で撮影され、撮影画像表示部4が図17に示すとおり上方カメラ画像31と下方カメラ画像32の両方を表示する場合、制御部14は、図18に概念的に示すとおり上方カメラ画像31と下方カメラ画像32の画像情報から上方カメラ顔画像33と下方カメラ顔画像34の画像情報をそれぞれ抽出し、一例においては、下方カメラ画像32中の下方カメラ顔画像34の位置が、上方カメラ画像31中の上方カメラ顔画像33の位置よりも中心付近にあることを理由として、下方カメラ画像32の画像情報を用いて顔照合処理を行うことを決定し(下方カメラ顔画像34の画像情報が選択される。)、この場合に撮影画像表示部4は、図19に示すとおり下方カメラ画像32を表示するが上方カメラ画像31を表示しないよう表示状態を切り替える。
なお、被撮影者30の身長が非常に高いか非常に低い等、何らかの理由により、上方カメラ部2と下方カメラ部3とのうち、一方のみが被撮影者30の顔を撮影できた場合、制御部14は、上方カメラ画像31と下方カメラ画像32の画像情報のうち顔画像情報を抽出できた方の画像情報を用いて顔照合処理を行うことを決定し(抽出できた顔画像情報が選択される。)、この場合に撮影画像表示部4は、顔画像情報を抽出できた方のカメラ画像を表示するよう表示状態を切り替えるが、好ましくは図20に示すとおり、上方カメラ部2の画角α1、下方カメラ部3の画角α2、及び上方カメラ部2と下方カメラ部3とのそれぞれの位置を、上方カメラ部2の撮影可能領域と下方カメラ部3の撮影可能領域との両方に属する領域であるオーバーラップ領域35が生じるよう選択し、顔照合ができない高さが極力存在しないようにすることが好ましい。被撮影者30の顔位置がオーバーラップ領域35内(図20中の位置P2等)に位置する状態で上方カメラ部2と下方カメラ部3とにより被撮影者30を撮影すれば、図21に示すとおり上方カメラ部2と下方カメラ部3による画像の両方に顔画像(P2における上方カメラ顔画像37と、P2における下方カメラ顔画像38)が含まれることとなり、より顔照合に適した顔画像の画像情報を選択できるからである(なお、図21においては単純化のため顔画像以外の表示画像部分を略した。後述の図22〜図24も同様。)。
また、図13、図17等においては上方カメラ画像31と下方カメラ画像32とを横に並べて表示しているが、両方を表示する場合にどのような位置関係で表示するかは任意であり、一例においては図22に示すとおり両画像を縦に並べて表示してもよい。図22の画像表示例においては、撮影画像表示部4の表示領域中で上方カメラ画像31と下方カメラ画像32とによって占められる領域の割合が図13等に比較して小さく、結果として表示される上方カメラ顔画像33と下方カメラ顔画像34も小さい。このような場合には、図23に示すとおり、上方カメラ画像31と下方カメラ画像32とから上方カメラ画像トリミング領域40と下方カメラ画像トリミング領域41とを制御部14においてトリミングし(切り取り)、図24に示すとおり両トリミング領域40,41を除いた部分の画像を表示することで顔画像を大きく表示することが好ましい。
図10のフローチャート中、ステップS87Aにおいて、制御部14は、上方カメラ画像31と下方カメラ画像32とのうち選択された画像の画像情報と、本人確認カードから取得した顔画像情報とを用いて顔照合処理を行う。一例において、図13〜図15を用いて説明したとおりステップS85Aにおいて上方カメラ画像31の画像情報を用いることが決定された場合、制御部14は、上方カメラ顔画像33の示す顔(被撮影者30の顔)と、本人確認カードから取得した表面顔画像情報と記録顔画像情報との少なくとも一方の示す顔とが同一の者の顔であるか否か(或いは同一の者の顔であることの確からしさを示す一致度)を、既に述べたとおり顔照合処理の任意の既知の手法、或いは任意の新規な手法を用いて決定する。顔照合処理による同一の者であるか否かの決定、或いは一致度の決定(本人確認カードから取得した顔画像情報が被撮影者30の顔を示しているか否かの決定、或いは一致度の決定)は、表面顔画像情報の示す顔が被撮影者30の顔であるか否かの決定、或いは一致度の決定によって行っても、記録顔画像情報の示す顔が被撮影者30の顔であるか否かの決定、或いは一致度の決定によって行ってもよく、表面顔画像情報の示す顔と記録顔画像情報の示す顔との両方が被撮影者30の顔であると決定されることを条件として、本人確認カードから取得した顔画像情報が被撮影者30の顔を示していると決定することとしてもよい。
なお、ステップS87Aの顔照合は外部装置で行ってもよい。例えば、ステップS87Aの顔照合を登録ホストコンピュータ19で処理部20により行う場合、顔照合装置(顔画像撮影装置)1の制御部14は、上方カメラ画像31と下方カメラ画像32とのうち上述のとおり選択された画像の画像情報と、本人確認カードから取得した顔画像情報とを、ネットワークI/F部15を介して登録ホストコンピュータ19に送信し、これら情報を受信した登録ホストコンピュータ19は、その処理部20により、既に述べたとおり顔照合処理の任意の既知の手法、或いは任意の新規な手法を用いて(顔照合処理に用いるプログラム等は、予め登録ホストコンピュータ19の記録装置21に記録されており、登録ホストコンピュータ19の処理部20が適宜プログラムを実行する等して顔照合を行うとする。後述のステップS85B,S86Bを行う場合においても同様。)、上記選択された画像の示す顔(被撮影者30の顔)と、本人確認カードから取得した表面顔画像情報と記録顔画像情報との少なくとも一方の示す顔とが同一の者の顔であるか否か(或いは同一の者の顔であることの確からしさを示す一致度)等を上述のとおり決定する。
ステップS87Aが終了すると、処理は図9のステップS9へと進む。顔照合処理の結果(本人確認カードから取得した顔画像情報が被撮影者30の顔を示しているか否かの結果を「Yes」か「No」(一致度として解釈するならば、例えば「Yes」が「1」で「No」が「ゼロ」と解釈できる。)で示してもよいし、或いは本人確認カードから取得した顔画像情報が被撮影者30の顔を示していることの確からしさを示すスコアとしての一致度であってもよい。)は、ステップS9における判定で用いられる(ステップS87Aの顔照合が外部装置で行われる場合は、登録ホストコンピュータ19等、当該外部装置から顔照合装置1に対して、顔照合の結果を示す情報が送信され、当該顔照合の結果を示す情報を用いて顔照合装置1の制御部14によりステップS9における判定が行われる。或いは、ステップS9における判定も当該外部装置で行い(判定に用いるプログラム等は、予め当該外部装置の記録装置に記録されており、当該外部装置の処理部が適宜プログラムを実行する等して判定を行うとする。)、当該判定結果を示す情報を当該外部装置から顔照合装置1に送信して、当該判定結果に従い以降の処理を顔照合装置1で行ってもよい。)。なお、表面顔画像情報と記録顔画像情報との両方を用いて顔照合処理を行う場合、一例においては、表面顔画像情報の示す顔が被撮影者30の顔であるか否かの一致度と、記録顔画像情報の示す顔が被撮影者30の顔であるか否かの一致度とのうち高い方の一致度(同じであればどちらか任意の一致度)を、顔照合処理の結果としての一致度としてもよいし、別の一例においては、表面顔画像情報の示す顔が被撮影者30の顔であるか否かの結果と、記録顔画像情報の示す顔が被撮影者30の顔であるか否かの結果のうちいずれかが「Yes」であれば、顔照合処理の結果を「Yes」(一致度として解釈するならば、例えば「1」)とし、両方とも「No」であれば、顔照合処理の結果を「No」(一致度として解釈するならば、例えば「ゼロ」)とすることが可能である(後述の図11のフローチャートにおいても同様であってよい。)。
上記のとおり図10のフローチャートを用いて本人確認(顔認証)のステップS8を説明したが、本人確認(顔認証)は図10以外のフローに従って行うことも可能であり、一例においては、上方カメラ画像31と下方カメラ画像32の両方の画像情報を用いて顔照合処理をしてもよい。そのような一例としてのステップS8のフローチャートを図11に示す。図11中、ステップS81B〜S84Bまでは、図10中のステップS81A〜S84Aと同様であってよい。一方、図11のステップS85Bにおいて、制御部14は、図10のステップS87Aで行っていた顔照合処理と同様の処理として、上方カメラ画像31の画像情報と本人確認カードから取得した顔画像情報とを用いた顔照合処理と、下方カメラ画像32の画像情報と本人確認カードから取得した顔画像情報とを用いた顔照合処理とをそれぞれ行う(同時に行っても、交互に行ってもよい。)。すなわち、制御部14は、ステップS85Bにおいて、図10のステップS87Aにおける「選択された画像の画像情報」として、上方カメラ画像31の画像情報を用いた顔照合処理と、下方カメラ画像32の画像情報を用いた顔照合処理を別個に行う。したがってステップS85Bにおいては、上方カメラ画像31の画像情報を用いた顔照合処理の結果(本人確認カードから取得した顔画像情報が被撮影者30の顔を示しているか否かの結果を「Yes」か「No」で示してもよいし(一致度として解釈するならば、例えば「Yes」が「1」で「No」が「ゼロ」と解釈できる。)、或いは本人確認カードから取得した顔画像情報が被撮影者30の顔を示していることの確からしさを示すスコアとしての一致度であってもよい。)と、下方カメラ画像32の画像情報を用いた顔照合処理の結果(上方カメラ画像31の画像情報を用いた場合と同様に、「Yes」か「No」(一致度として解釈するならば、例えば「Yes」が「1」で「No」が「ゼロ」と解釈できる。)、或いはスコアとしての一致度であってよい。)と、が別個に得られる。ステップS86Bにおいて、制御部14は、上方カメラ画像31の画像情報を用いた顔照合処理の結果と下方カメラ画像32の画像情報を用いた顔照合処理の結果とを比較し、一例においては高い方の一致度(同じであれば、いずれか任意の顔照合処理の一致度)を、顔照合処理の結果としてステップS9で用いる。
なお、ステップS85Bの顔照合、ステップS86Bの照合結果の比較は外部装置で行ってもよい。例えば、ステップS85Bの顔照合、ステップS86Bの照合結果の比較を登録ホストコンピュータ19で処理部20により行う場合、顔照合装置1の制御部14は、上方カメラ画像31と下方カメラ画像32との画像情報と、本人確認カードから取得した顔画像情報とを、ネットワークI/F部15を介して登録ホストコンピュータ19に送信し、これら情報を受信した登録ホストコンピュータ19は、その処理部20により、上述のとおり、上方カメラ画像31の画像情報を用いた顔照合処理と、下方カメラ画像32の画像情報を用いた顔照合処理を別個に行い、上方カメラ画像31の画像情報を用いた顔照合処理の結果と下方カメラ画像32の画像情報を用いた顔照合処理の結果とを比較し、一例においては高い方の一致度(同じであれば、いずれか任意の顔照合処理の一致度)を示す情報を、顔照合処理の結果としてステップS9で用いるべく、顔照合装置1に送信する(ステップS9の判定を登録ホストコンピュータ19で処理部20により行う場合、上記顔照合処理の結果の比較結果(高い方の一致度等)を示す情報を登録ホストコンピュータ19から顔照合装置1に送信する必要はなく、ステップS9の判定を登録ホストコンピュータ19が処理部20により行った上で当該判定結果を示す情報を登録ホストコンピュータ19から顔照合装置1に送信して、当該判定結果に従い以降の処理を顔照合装置1で行ってもよい。)。
ステップS9において、制御部14は、被撮影者30と、本人確認カードから取得した顔画像情報により示される顔の者が同一人物であるか否かを判断する。一例においては、ステップS8で得られた顔照合処理の結果が所定の条件(「Yes」の結果が返ってきたことを条件としてもよいし、一致度としてのスコアが規定の閾値以上であったことを条件としてもよい。)を満たす場合に、同一人物であると判断する。同一人物であると判断された場合(ステップS9の条件分岐における「Yes」)、処理はステップS10のカード発行へと進む。同一人物であると判断されなかった場合(ステップS9の条件分岐における「No」)、ステップS10のカード発行は行われず、顔認証に失敗した旨のメッセージが撮影画像表示部4又は操作表示部6に表示されて、情報記録カード発行システムの処理は終了する。
ステップS10においては、制御部14から登録ホストコンピュータ19へと、顔認証に成功したこととステップS1で取得されていた申込IDとを示す情報が送信され、当該情報を受信した登録ホストコンピュータ19は、当該情報で示される申込IDによって識別される発行依頼情報を発行依頼情報データベースから抽出し、即時発行コンピュータ22に送信する(発行依頼情報中、クレジットカードに記録する必要がない情報項目については送信せず省いてもよい。)。即時発行コンピュータ22は、受信した発行依頼情報(或いはその一部の情報項目)から、クレジットカードに記録するべき情報として発行情報を生成し(一例においては、住所、氏名等、申込者を特定する情報として登録ホストコンピュータ19から受信した情報項目に加えて、特定のアルゴリズムによりクレジットカード番号を情報項目として生成し、これら情報項目の組として発行情報を生成する。)、発行情報データベースに記録すると共に、顔照合装置1に送信する。発行情報を受信した顔照合装置1は、カード発行部10により情報記録カードに発行情報を記録し、当該情報記録カードをクレジットカードとしてカード受取口11から送り出す。
実験等の説明
図25は、本発明の一実施形態における顔照合装置を具現化するにあたり製作された試作機の写真であり、図26は、本発明の一実施形態における顔照合装置を具現化するにあたり設定される上方カメラ部及び下方カメラ部の高さの一例を説明する図であり、図27は、図26に示す高さの上方カメラ部及び下方カメラ部を用いて、被撮影者の身長を変えつつ顔照合処理の実験をしたときの実験結果を示すグラフである。ただし、図27のグラフ中、横軸の数値は、被撮影者の目の高さである(頭頂の高さから目の高さまでを15cmと仮定しており、例えば横軸の数値「175」は、頭頂の高さが190cmであり目の高さが175cmであることを示す。)。

・想定条件
・被験者身長:頭頂最大 190cm、 あご下最小 100cm
・カメラ、被験者距離:60cm
・視線誘導:モニターセンター(自分の顔表示目視)
・頭頂〜目 距離:15cm

の下で、上下カメラで身長を変えて(したがって目の高さを変えて)顔認証をした結果が図27に示されている。横軸は既に述べたとおり目の高さ(cm)であり、縦軸は顔照合の一致度を示すスコア(本実験においては、一例として縦軸のスコア(本人認証スコア)の閾値を70に設定し、スコアが閾値以上であれば本人の顔であると判定される(認証成功)とした。)である。図27中、目の高さ175cmでの実験結果を示す3本のグラフは、左から「補助光(図25中、参照符号5)の下で上方カメラにより撮影した画像で顔照合した結果」、「室内灯と補助光の下で上方カメラにより撮影した画像で顔照合した結果」、「室内灯の下で上方カメラにより撮影した画像で顔照合した結果」であり、目の高さ160cm、150cmの実験結果を示すそれぞれ3本のグラフについても同様である。目の高さ130cmでの実験結果を示す3本のグラフは、左から「補助光の下で下方カメラにより撮影した画像で顔照合した結果」、「室内灯と補助光の下で下方カメラにより撮影した画像で顔照合した結果」、「室内灯の下で下方カメラにより撮影した画像で顔照合した結果」であり、目の高さ120cmの実験結果を示す3本のグラフについても同様である。目の高さ140cmでの実験結果を示す6本のグラフは、左から「補助光の下で上方カメラにより撮影した画像で顔照合した結果」、「補助光の下で下方カメラにより撮影した画像で顔照合した結果」、「室内灯と補助光の下で上方カメラにより撮影した画像で顔照合した結果」、「室内灯と補助光の下で下方カメラにより撮影した画像で顔照合した結果」、「室内灯の下で上方カメラにより撮影した画像で顔照合した結果」、「室内灯の下で下方カメラにより撮影した画像で顔照合した結果」である。実験結果として、目の高さ140cm前後で上下カメラの切替えが行われる(上方カメラの撮影による画像と下方カメラの撮影による画像との間でスコアが逆転する)と考えられることがわかった。
図28は、本発明の一実施形態における顔照合装置を具現化するにあたり設けることができる照明構成を説明する図であり、図29は、図28に示す照明構成を検討するにあたり製作された試作機の写真であり、図30は、図28に示す照明構成で被撮影者を変えつつ顔照合処理の実験をしたときの実験結果を示すグラフであり(図27と同様に、一例として縦軸のスコア(本人認証スコア)の閾値を70に設定し、スコアが閾値以上であれば本人の顔であると判定される(認証成功)とした。)、図31は、図28に示す照明構成を踏まえて設計された試作機の寸法(単位はmm)等を示す図である。図30のグラフは、左側の9本が9人の被撮影者が参加して室内灯の下で顔認証した結果であり(左から、A,B,C,D,E,F,G,H,I氏)、真ん中の9本が、9人の被撮影者が参加して室内灯と補助光の下で顔認証した結果であり(左から、A,B,C,D,E,F,G,H,I氏)、右側の9本が9人の被撮影者が参加して補助光の下で顔認証した結果である(左から、A,B,C,D,E,F,G,H,I氏)。図31に示す照明の一例として、

〇開口部
・高さ20cm以上、横幅はなるべく広く(筐体幅)
・カメラになるべく近いところから
〇光源
・LED平面光源
・できれば、輝度調整可能なもの
・設置位置は中心固定で、角度調整ができる
・モック使用ライト例
サンテック LEDシューティングライト CN−T96

とすることが提案される。
本発明は、クレジットカード発行時の認証を始めとして、顔照合を用いることができるあらゆる産業において利用可能である。
1 顔照合装置(顔画像撮影装置)
2 上方カメラ部
3 下方カメラ部
4 撮影画像表示部
5 照明光照射部
5a 遮光用暗幕
6 操作表示部
7 本人確認情報取得部
8 本人確認カード挿入口
9 コード情報取得部
10 カード発行部
11 カード受取口
12 光源部
13 光反射又は散乱部(つや消し白色板等)
14 制御部
15 ネットワークI/F部
16 発行サーバ
17 通信回線(インターネット等)
18 軸部
19 登録ホストコンピュータ
20 処理部
21 記録装置
22 即時発行コンピュータ
23 処理部
24 記録装置
25 情報処理端末(スマートフォン等)
26 申込処理コンピュータ
27 処理部
28 記録装置
29 事務センター
30 被撮影者
31 上方カメラ画像
32 下方カメラ画像
33 上方カメラ顔画像
34 下方カメラ顔画像
35 オーバーラップ領域
36 P1における上方カメラ顔画像
37 P2における上方カメラ顔画像
38 P2における下方カメラ顔画像
39 P3における下方カメラ顔画像
40 上方カメラ画像トリミング領域
41 下方カメラ画像トリミング領域
42 実験用試作機

Claims (15)

  1. 予め作成された顔画像情報を取得する顔画像情報取得部と、
    第1の位置に位置し、被撮影者を撮影する第1の撮影部と、
    第2の位置に位置し、前記被撮影者を撮影する第2の撮影部と、
    使用時に前記第1の位置よりも下方側であって前記第2の位置よりも上方側に位置し、前記第1の撮影部の撮影により得られた第1の撮影画像情報と前記第2の撮影部の撮影により得られた第2の撮影画像情報とのうち少なくとも一方の少なくとも一部を画像として表示する表示部と、
    前記第1の撮影画像情報と前記第2の撮影画像情報とのいずれか又は両方と、前記予め作成された顔画像情報とを用いて顔照合処理を行う顔照合処理部と
    を備えた、顔照合装置。
  2. 前記顔照合処理部は、前記第1の撮影画像情報から第1の顔撮影画像情報を取得し、前記第2の撮影画像情報から第2の顔撮影画像情報を取得し、該第1の顔撮影画像情報と該第2の顔撮影画像情報とのうちのいずれかを選択し、
    前記顔照合処理部による前記顔照合処理は、前記選択された第1又は第2の顔撮影画像情報と前記予め作成された顔画像情報とを用いて行われる、
    請求項1に記載の顔照合装置。
  3. 前記顔照合処理部は、前記第1の撮影画像情報から第1の顔位置を決定し、前記第2の撮影画像情報から第2の顔位置を決定し、
    前記顔照合処理部による前記第1の顔撮影画像情報と前記第2の顔撮影画像情報とのうちのいずれかの前記選択は、前記第1の顔位置と前記第2の顔位置とを用いて該第1の顔撮影画像情報と該第2の顔撮影画像情報とのうちのいずれかを選択することにより行われる、
    請求項2に記載の顔照合装置。
  4. 前記顔照合処理部は、前記第1の撮影画像情報から第1の顔サイズを決定し、前記第2の撮影画像情報から第2の顔サイズを決定し、
    前記顔照合処理部による前記第1の顔撮影画像情報と前記第2の顔撮影画像情報とのうちのいずれかの前記選択は、前記第1の顔サイズと前記第2の顔サイズとを用いて該第1の顔撮影画像情報と該第2の顔撮影画像情報とのうちのいずれかを選択することにより行われる、
    請求項2又は3に記載の顔照合装置。
  5. 前記顔照合処理部による前記顔照合処理は、
    前記第1の撮影画像情報から第1の顔撮影画像情報を取得し、該第1の顔撮影画像情報と前記予め作成された顔画像情報とを用いた第1の顔照合処理により、該予め作成された顔画像情報により示される顔が前記被撮影者の顔であるか否かに関する一致度を示す第1の一致度を決定し、
    前記第2の撮影画像情報から第2の顔撮影画像情報を取得し、該第2の顔撮影画像情報と前記予め作成された顔画像情報とを用いた第2の顔照合処理により、該予め作成された顔画像情報により示される顔が前記被撮影者の顔であるか否かに関する一致度を示す第2の一致度を決定し、
    前記第1の一致度と前記第2の一致度とが異なる場合は高い方の一致度を照合の一致度として決定し、該第1の一致度と該第2の一致度とが等しい場合は該等しい一致度を照合の一致度として決定すること
    を含む、
    請求項1に記載の顔照合装置。
  6. 前記被撮影者を照明する照明部を更に備えた、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の顔照合装置。
  7. 前記照明部は、散乱した照明光により、使用時に前記第1の位置よりも上方側に位置する照明位置から前記被撮影者を照明する散乱照明部である、請求項6に記載の顔照合装置。
  8. 前記表示部は、前記第1の撮影画像情報の少なくとも一部と前記第2の撮影画像情報の少なくとも一部との両方を画像として並べて表示する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の顔照合装置。
  9. 前記顔照合処理部による前記第1の顔撮影画像情報と前記第2の顔撮影画像情報とのうちいずれかの前記選択の終了前において、前記表示部は、前記第1の撮影画像情報の少なくとも一部と前記第2の撮影画像情報の少なくとも一部との両方を画像として並べて表示し、
    前記顔照合処理部による前記第1の顔撮影画像情報と前記第2の顔撮影画像情報とのうちいずれかの前記選択の終了後において、前記表示部は、該選択された第1又は第2の顔撮影画像情報を含む、前記第1又は第2の撮影画像情報の少なくとも一部を画像として表示する、
    請求項2乃至4のいずれか一項に記載の顔照合装置。
  10. 被撮影者からの入力を受け付けるインターフェース部を更に備え、該インターフェース部は、前記表示部を見るよう該被撮影者に指示する指示情報を出力する、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の顔照合装置。
  11. 前記第1の撮影部の撮影可能領域と前記第2の撮影部の撮影可能領域との両方に属する領域であるオーバーラップ領域が生じるよう、前記第1の位置、前記第2の位置、及び、該第1の撮影部と該第2の撮影部のそれぞれの画角が選択された、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の顔照合装置。
  12. 前記顔画像情報取得部による前記顔画像情報の前記取得は、表面顔画像情報が表面に記録され、且つ記録顔画像情報が記録された顔画像情報記録媒体から該表面顔画像情報と該記録顔画像情報とを取得することにより行われ、
    前記顔照合処理部による前記顔照合処理は、前記第1の撮影画像情報と前記第2の撮影画像情報とのいずれか又は両方と、前記表面顔画像情報及び前記記録顔画像情報とを用いて行われる、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の顔照合装置。
  13. 前記予め作成された顔画像情報と、申込者情報とを取得する情報取得部として前記顔画像情報取得部が構成され、更に情報記録媒体発行部を備えた請求項1乃至12のいずれか一項に記載の顔照合装置と、
    1以上の処理部と、1以上の記録装置により発行依頼情報データベースと発行情報データベースとを記録する記録部とを備えた、1以上の外部情報処理装置を含む外部サーバと
    を備え、
    前記顔照合装置又は前記外部サーバが、前記申込者情報を前記発行依頼情報データベースに含まれる発行依頼情報における登録申込者情報と照合することにより、該申込者情報に対応する申込者が正当な申込者であるか否かを決定し、
    前記申込者が正当な申込者であると決定されたことを少なくとも一つの要件として、前記顔照合装置の前記顔照合処理部が前記顔照合処理を行うことにより、前記予め作成された顔画像情報により示される顔が前記被撮影者の顔であるか否かを決定し、
    前記予め作成された顔画像情報により示される顔が前記被撮影者の顔であると決定された場合、前記外部サーバが、前記発行情報データベースに含まれる、前記申込者情報に対応する発行情報を前記顔照合装置に送信し、該顔照合装置の前記情報記録媒体発行部が、該発行情報が記録された情報記録媒体を発行する、
    情報記録媒体の発行システム。
  14. 予め作成された顔画像情報を取得する顔画像情報取得部と、
    第1の位置に位置し、被撮影者を撮影する第1の撮影部と、
    第2の位置に位置し、前記被撮影者を撮影する第2の撮影部と、
    使用時に前記第1の位置よりも下方側であって前記第2の位置よりも上方側に位置し、前記第1の撮影部の撮影により得られた第1の撮影画像情報と前記第2の撮影部の撮影により得られた第2の撮影画像情報とのうち少なくとも一方の少なくとも一部を画像として表示する表示部と
    を備えた、顔画像撮影装置と、
    前記第1の撮影画像情報と前記第2の撮影画像情報とのいずれか又は両方と、前記予め作成された顔画像情報とを用いて顔照合処理を行う顔照合処理部を備えた外部装置と
    を備えた、顔照合システム。
  15. 顔画像情報取得部が予め作成された顔画像情報を取得し、
    第1の位置に位置する第1の撮影部と第2の位置に位置する第2の撮影部とが被撮影者を撮影し、
    使用時に前記第1の位置よりも下方側であって前記第2の位置よりも上方側に位置する表示部が、前記第1の撮影部の撮影により得られた第1の撮影画像情報と前記第2の撮影部の撮影により得られた第2の撮影画像情報とのうち少なくとも一方の少なくとも一部を画像として表示し、
    顔照合処理部が、前記第1の撮影画像情報と前記第2の撮影画像情報とのいずれか又は両方と、前記予め作成された顔画像情報とを用いて顔照合処理を行う
    ことを含む、顔照合方法。
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WO2024069885A1 (ja) * 2022-09-29 2024-04-04 日本電気株式会社 認証装置、認証方法および記録媒体

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