JP2020192865A - 車両用電源制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】低電圧バッテリの充電状態を正確に判定することができる車両用電源制御装置を提供する。【解決手段】本発明は、電源の制御装置であって、電力を生成する発電機(13)と、この発電機によって生成された電力を蓄積する高電圧バッテリ(14)と、低電圧バッテリ(19)と、高電圧バッテリの電圧を降圧するための電圧変換器(17)と、この電圧変換器の出力電流を検出する電流センサ(18)と、制御ユニット(10)と、を有し、電圧変換器は、高電圧バッテリの出力電圧を降圧して低電圧バッテリに充電すると共に、低電圧バッテリ及び電圧変換器に接続された低電圧電気負荷に電力を供給するように構成され、制御ユニットは、車両に搭載されたエンジンが停止しているとき、電流センサによって検出された出力電流が所定の第1電流以下に低下すると、低電圧バッテリが満充電にされたことを判定することを特徴としている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両用電源制御装置に関し、特に、車両に搭載される電源の制御装置に関する。
特開2016−118126号公報(特許文献1)には、エンジンの停止制御装置が記載されている。このエンジンの停止制御装置には、第1蓄電部と第2蓄電部が備えられており、エンジンの始動に必要な始動電力量以上の電力が第2蓄電部に貯蔵されていない場合には、発電機に第2蓄電部を蓄電させ、所要の電力が貯蔵された後にエンジンが停止される。また、このエンジンの停止制御装置においては、第1蓄電部と第2蓄電部の充電状態に応じてDC−DCコンバータを作動させ、高圧の第2蓄電部に蓄積された電力を降圧して低圧の第1蓄電部に充電するように構成されている。
特許文献1記載の発明のように、作動する電圧が異なる2つの蓄電部を備え、それらの充電状態に応じてDC−DCコンバータを作動させて、各蓄電部に蓄積されている電力を移し替え、効率的に電力を使用しようとする車両用の電源制御装置が知られている。例えば、第1、第2の蓄電部として、高電圧バッテリと低電圧バッテリを備えた車両用の電源装置や、キャパシタと低電圧バッテリである鉛バッテリを備えた車両用の電源装置が知られている。これらの電源装置において、高電圧の蓄電部に蓄積された電力やモータジェネレータで生成された電力の一部をDC−DCコンバータで降圧して、鉛バッテリや、各種電気負荷に供給することが行われている。
特開2016−118126号公報
しかしながら、複数の蓄電部の充電状態を正確に把握することは困難であり、発電機等によって生成された電力の一部が無駄にされているという問題がある。例えば、各蓄電部に専用の電流センサを設けることにより、各蓄電部の充電状態を検出することも可能であるが、各々の蓄電部に専用の電流センサを設けたのではコスト高になるという問題がある。このため、低電圧の蓄電部として鉛バッテリを使用した場合、充電状態に関わらず、高圧側からDC−DCコンバータを介して常に充電が継続され、電力の一部が無駄にされているのが現状である。
従って、本発明は、低電圧の蓄電部に流入する電流を検出するための専用のセンサを設けることなく、低電圧の蓄電部の充電状態を正確に判定することができる車両用電源制御装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明は、車両に搭載される電源の制御装置であって、電力を生成する発電機と、この発電機によって生成された電力を蓄積する高電圧バッテリと、この高電圧バッテリよりも公称電圧が低い低電圧バッテリと、高電圧バッテリからの出力電圧を降圧するための電圧変換器と、この電圧変換器からの出力電流を検出するための電流センサと、電圧変換器を制御する制御ユニットと、を有し、電圧変換器は、高電圧バッテリからの出力電圧を降圧して低電圧バッテリに充電すると共に、低電圧バッテリ及び電圧変換器に接続された低電圧電気負荷に電力を供給するように構成され、制御ユニットは、車両に搭載されたエンジンが停止しているとき、電流センサによって検出された出力電流が所定の第1電流以下に低下すると、低電圧バッテリが満充電にされたことを判定することを特徴としている。
このように構成された本発明においては、発電機によって生成された電力が高電圧バッテリに蓄積される。また、電圧変換器は、高電圧バッテリからの出力電圧を降圧して、高電圧バッテリよりも公称電圧が低い低電圧バッテリに充電すると共に、低電圧バッテリ及び電圧変換器に接続された低電圧電気負荷に電力を供給する。制御ユニットは、電圧変換器の出力電流を検出する電流センサによって検出された電流に基づいて、低電圧バッテリが満充電にされたことを、エンジンが停止しているとき判定する。
低電圧バッテリの充電状態は、低電圧バッテリに流入する電流を検出する専用の電流センサを使用せず、低電圧バッテリ及び低電圧電気負荷に接続された電圧変換器の出力電流を検出する電流センサの検出電流に基づいて推定することも考えられる。しかしながら、車両に搭載されたエンジンが運転されている場合においては、エンジンのインジェクタや点火プラグに常にパルス状の電流が供給されており、これにより電気系統には大きなノイズが混入してしまい、低電圧バッテリの充電状態を正確に推定できないことが本件発明者により見出された。上記のように構成された本発明によれば、制御ユニットは、エンジンが停止しているとき、電流センサによって検出された出力電流が所定の第1電流以下に低下すると、低電圧バッテリが満充電にされたことを判定する。このため、エンジンが発生する電気的なノイズを回避することができ、電圧変換器の出力電流を検出する電流センサによって、低電圧バッテリが満充電にされたことを正確に判定することができる。
本発明において、好ましくは、制御ユニットは、低電圧バッテリが満充電にされたことを判定すると、電圧変換器の目標出力電圧を低下させる。
このように構成された本発明においては、低電圧バッテリが満充電にされたことが判定されると、電圧変換器の目標出力電圧が低下されるので、電圧変換器から低電圧バッテリに流入する電流が実質的にゼロとなる。これにより、満充電とされた低電圧バッテリに供給される電流を抑制することができ、高電圧バッテリに蓄積された電力を効率良く活用することができる。
本発明において、好ましくは、制御ユニットは、エンジンの運転中において電流センサによって検出された出力電流に基づいて、低電圧バッテリが満充電状態ではなくなったことを判定する。
低電圧バッテリに蓄積された電力が著しく低下すると、エンジンや車載電気機器に十分な電力を供給することができなくなり、それらの作動に支障を来す場合がある。上記のように構成された本発明によれば、電流センサによって検出された出力電流に基づいて、低電圧バッテリが満充電状態ではなくなったことが、エンジンの運転中において判定されるので、低電圧バッテリの蓄電量の低下を、蓄電量が著しく低下する前に判定することができる。これにより、低電圧バッテリの蓄電量の過剰な低下を確実に回避することができる。
本発明において、好ましくは、制御ユニットは、所定のアイドリングストップ条件が成立したとき、アイドリングストップを実行するように構成され、制御ユニットは、アイドリングストップによりエンジンが停止しているとき、低電圧バッテリが満充電状態であるか否かを判定する。
一般に、走行途中のアイドリングストップ状態では低電圧バッテリが満充電状態になっている場合が多く、また、低電圧バッテリの満充電を判定する十分な時間も確保することができる。上記のように構成された本発明によれば、アイドリングストップによりエンジンが停止しているとき、低電圧バッテリが満充電状態であるか否かが判定されるので、確実且つ効果的に低電圧バッテリの満充電を判定することができる。
本発明の車両用電源制御装置によれば、低電圧バッテリに流入する電流を検出するための専用のセンサを設けることなく、低電圧バッテリの充電状態を正確に判定することができる。
本発明の実施形態による車両用電源制御装置が適用されたハイブリッド車両の全体構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施形態による車両用電源制御装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施形態による車両用電源制御装置の作用を示すフローチャートである。 本発明の実施形態による車両用電源制御装置において、DC−DCコンバータから出力される電流と、低電圧バッテリ、低電圧電気負荷に流れる電流の関係を示す図である。 本発明の実施形態による車両用電源制御装置において、低電圧バッテリの充電状態と、DC−DCコンバータからの出力電流の関係を模式的に示す図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態による車両用電源制御装置を説明する。
[装置構成]
まず、本発明の実施形態による車両用電源制御装置に関する装置構成について説明する。図1は、本発明の実施形態による車両用電源制御装置が適用されたハイブリッド車両の全体構成を概略的に示すブロック図である。図1に示すように、ハイブリッド車両1は、主に、エンジン11と、ギヤ駆動式スタータ12と、ISG(Integrated Starter Generator)13と、リチウムイオン電池14と、電圧変換器であるDC−DCコンバータ17と、鉛蓄電池19と、高電圧電気負荷20と、低電圧電気負荷21と、を有する。以下では、リチウムイオン電池14の電圧(公称電圧)が鉛蓄電池19の電圧(公称電圧)よりも高いことから、リチウムイオン電池14を適宜「高電圧バッテリ14」と呼び、鉛蓄電池19を適宜「低電圧バッテリ19」と呼ぶ。
エンジン11は、ハイブリッド車両1の駆動力を発生する内燃機関(ガソリンエンジンやディーゼルエンジン)である。エンジン11の駆動力は、出力軸9、トランスミッション2、減速機3及び駆動軸4を介して、車輪5に伝達される。エンジン11の出力軸9には、ギヤを介してギヤ駆動式スタータ12が連結されている。ギヤ駆動式スタータ12は、ユーザによりイグニッションスイッチ(図示省略)がオンにされると、低電圧バッテリ19から供給される電力を用いて、エンジン11を始動する。また、ハイブリッド車両1は、ドライバによるブレーキペダルの操作に応じた制動力を車両1に付与するためのブレーキシステム7を有する。このブレーキシステム7は、例えば電動ブレーキにより構成される。
ISG13は、エンジン11により駆動されて発電する発電機能と、ハイブリッド車両1の駆動力を発生する電動機能とを備えるモータジェネレータである。ISG13は、ベルト8を介してエンジン11の出力軸9に連結されている。また、ISG13は、抵抗器6a及びスイッチ素子6b、6cを介して、高電圧バッテリ14に電気的に接続されるようになっている。これらのスイッチ素子6b、6cは、高電圧バッテリ14とDC−DCコンバータ17の接続、非接続を切り替えるリレー装置として機能する。ISG13と高電圧バッテリ14とを最初に接続する際には、抵抗器6aが設けられた側のスイッチ素子6bをオンにして、突入電流による電子部品などの破損を防止している。そして、この後にスイッチ素子6cをオンにして、ISG13と高電圧バッテリ14との接続を維持するようになっている。
また、ISG13は、発電機能により動作する際は、エンジン11の出力軸9と連動して回転するロータを磁界中で回転させることにより発電を行う発電機として機能する。ISG13は、整流器(図示省略)を内蔵しており、この整流器を用いて、発電した交流電力を直流電力に変換する。ISG13の発電により生成された電力は、高電圧バッテリ14に供給されて充電されたり、高電圧電気負荷20に供給されたりする。他方で、ISG13は、電動機能により動作する際は、高電圧バッテリ14に充電された電力を用いて、ベルト8を介してエンジン11の出力軸9を駆動する。なお、ISG13における発電機能による動作と電動機能による動作との切り替え時などにおいてベルト8のテンションを調整するために、振り子式可変張力テンショナー(デカップリング・オルタネータ・テンショナー)をベルト8に適用するのがよい。
高電圧バッテリ14は、直列接続された複数のリチウムイオン電池を含み、低電圧バッテリ19は、直列接続された複数の鉛蓄電池を含む。例えば、高電圧バッテリ14の公称電圧はDC24Vであり、低電圧バッテリ19の公称電圧はDC12Vである。これら高電圧バッテリ14及び低電圧バッテリ19は、化学反応によって電気エネルギーを蓄えるものであるため、急速な充放電には不向きであるが、充電容量を確保し易いため、比較的多量の電力を蓄えることができるという特性を有する。
DC−DCコンバータ17は、高電圧バッテリ14と低電圧バッテリ19との間に設けられている。DC−DCコンバータ17は、例えば、内蔵するスイッチング素子のオンオフスイッチングによって入力電圧を変化させて出力する。具体的には、DC−DCコンバータ17は、高電圧バッテリ14の出力電圧を降圧して低電圧バッテリ19側へ供給し、低電圧バッテリ19に充電する。例えば、DC−DCコンバータ17は、高電圧バッテリ14側から供給されるDC24V程度の電圧をDC12V程度に降圧して低電圧バッテリ19側へと出力する。また、DC−DCコンバータ17の出力側には、DC−DCコンバータ17からの出力電流を検出するための電流センサであるコンバータ出力電流センサ18が接続されている。このコンバータ出力電流センサ18には、DC−DCコンバータ17から低電圧バッテリ19、低電圧電気負荷21等に供給される電流が流れ、これらの電流の合計値を測定することができる。
高電圧電気負荷20は、例えばDC24V程度の電圧で動作する電気負荷であり、低電圧電気負荷21は、高電圧電気負荷20よりも低い、例えばDC12V程度の電圧で動作する電気負荷である。高電圧電気負荷20には、ISG13の発電により生成された電力及び高電圧バッテリ14に充電された電力の少なくともいずれかが供給される。また、低電圧電気負荷21には、ISG13の発電により生成されて高電圧バッテリ14に充電され、DC−DCコンバータ17により降圧された電力、及び低電圧バッテリ19に充電された電力の少なくともいずれかが供給される。1つの例では、高電圧電気負荷20は、ヒータ(シートヒータなど)などを含み、低電圧電気負荷21は、電動式パワーステアリング機構(EAPS)やエアコンやオーディオ機器などを含む。
次に、図2を参照して、本発明の実施形態による車両用電源制御装置の電気的構成を説明する。図2は、本発明の実施形態による車両用電源制御装置の電気的構成を概略的に示すブロック図である。
本実施形態においては、ハイブリッド車両1は、図2に示すような制御ユニットである制御器10によって制御される。この制御器10は、1つ以上のプロセッサ、当該プロセッサ上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを記憶するためのROMやRAMの如き内部メモリを備えるコンピュータにより構成される。
具体的には、図2に示すように、制御器10は、主に、コンバータ入力電圧センサ30、バッテリ電圧センサ34、バッテリ温度センサ35、ISG温度センサ36、コンバータ出力電流センサ18、及びボンネットセンサ38のそれぞれによって検出されたパラメータに対応する検出信号が入力される。コンバータ入力電圧センサ30は、DC−DCコンバータ17の入力電圧を検出する。バッテリ電圧センサ34は、低電圧バッテリ19の端子電圧を検出する。バッテリ温度センサ35は、低電圧バッテリ19の温度を検出する。ISG温度センサ36は、ISG13の温度を検出する。
コンバータ出力電流センサ18は、DC−DCコンバータ17から出力される電流を検出する。このコンバータ出力電流センサ18には、DC−DCコンバータ17から低電圧バッテリ19、低電圧電気負荷21等に供給される電流が流れ、これらの電流の合計値を測定することができる。ボンネットセンサ38は、車両1のボンネットが、開状態にあるか、閉状態にあるかを示す検出信号を出力するように構成されている。
また、制御器10は、上述した各センサ18、30、33、34、35、36からの検出信号に基づき、ISG13、DC−DCコンバータ17、ギヤ駆動式スタータ12、スイッチ素子6b、6c、高電圧電気負荷20及び低電圧電気負荷21のそれぞれに対して制御信号を出力する。こうして、制御器10は、ISG13の発電動作及び電動動作と、DC−DCコンバータ17による降圧動作と、高電圧電気負荷20、低電圧電気負荷21及びギヤ駆動式スタータ12の駆動及び停止と、スイッチ素子6b、6cのオンオフと、を制御する。
典型的には、制御器10は、燃費の改善などを目的としてハイブリッド車両1の運転状態に応じて規定された複数の制御を、少なくともISG13を用いて実行するよう構成されている。この複数の制御は、ハイブリッド車両1が加速するときに、ISG13から動力を発生させてエンジン11による加速をアシストするための加速アシスト制御と、ハイブリッド車両1が減速するときに、ISG13を回生発電させる減速回生制御と、所定条件が成立したときに(例えばISG13の発電によるエンジン11の負荷の増加を抑制すべき状況など)、高電圧電気負荷20や低電圧電気負荷21に電力を供給するためのISG13の発電を禁止する無発電制御と、ハイブリッド車両1が停止したときにエンジン11を自動停止させ、この後にハイブリッド車両1が発進するときにISG13から動力を発生させてエンジン11を再始動させるアイドリングストップ制御と、を含む。
更に、制御器10は、高電圧電気負荷20及び低電圧電気負荷21のそれぞれを動作させるための制御を行う。具体的には、制御器10は、高電圧電気負荷20を動作させる場合には、ISG13の発電により生成された電力及び高電圧バッテリ14に充電された電力の少なくともいずれかを高電圧電気負荷20に供給するための制御を行う。また、制御器10は、低電圧電気負荷21を動作させる場合には、高電圧バッテリ14に充電され、DC−DCコンバータ17によって降圧された電力、及び低電圧バッテリ19に充電された電力の少なくともいずれかを低電圧電気負荷21に供給するための制御を行う。
なお、本発明の実施形態による「車両用電源制御装置」は、主に、「発電機」としてのISG13と、高電圧バッテリ14と、低電圧バッテリ19と、「電圧変換器」としてのDC−DCコンバータ17と、「電流センサ」としてのコンバータ出力電流センサ18と、「制御ユニット」としての制御器10と、によって構成される。
次に、図3乃至図5を参照して、本発明の実施形態による車両用電源制御装置の作用を説明する。
図3は、本発明の実施形態による車両用電源制御装置の作用を示すフローチャートである。図4は、DC−DCコンバータから出力される電流と、低電圧バッテリ、低電圧電気負荷に流れる電流の関係を示す図である。図5は、低電圧バッテリの充電状態と、DC−DCコンバータからの出力電流の関係を模式的に示す図である。
図3は、DC−DCコンバータ17の目標出力電圧を設定するために、制御器10において実行される処理を示すフローチャートである。
まず、図3のステップS1においては、各センサの検出信号が制御器10に読み込まれる。具体的には、ステップS1においては、コンバータ入力電圧センサ30によって検出されたDC−DCコンバータ17の入力電圧、バッテリ電圧センサ34によって検出された低電圧バッテリ19の端子電圧、バッテリ温度センサ35によって検出された低電圧バッテリ19の温度、及び、ISG温度センサ36によって検出されたISG13の温度が、制御器10に読み込まれる。さらに、ステップS1においては、コンバータ出力電流センサ18によって検出されたDC−DCコンバータ17から出力される電流も制御器10に読み込まれる。
次に、ステップS2においては、エンジン11がアイドリングストップ中であるか否かが判断される。本実施形態において、制御器10は、所定のアイドリングストップ条件が成立すると、エンジン11に制御信号を送信し、アイドリングストップを実行するように構成されている。従って、図3のフローチャートにおける処理は、制御器10がアイドリングストップを実行している場合にはステップS3に進み、アイドリングストップを実行していない場合にはステップS1に戻る。
即ち、エンジン11が運転されている状態では、インジェクタや、点火プラグ等(図示せず)に電流が供給されるため、ハイブリッド車両1の電源システムには大きなパルス性の電流が流れる。これにより、コンバータ出力電流センサ18によって検出される電流値には、大きなノイズが含まれることになる。このように、エンジン11が運転されている場合には、コンバータ出力電流センサ18による検出値が安定しないため、ステップS3以下の満充電の判定は実行されない。ステップS2においてアイドリングストップ中でない場合には、フローチャートにおける処理はステップS1に戻り、以降、アイドリングストップが実行されるまでステップS1、S2の処理が繰り返される。
次に、アイドリングストップ中である場合にはステップS3に進み、ステップS3においては、消費電流の大きい低電圧電気負荷21が使用されているか否かが判断される。消費電流の大きい低電圧電気負荷21が使用されていない場合にはステップS4に進み、消費電流の大きい低電圧電気負荷21が使用されている場合には、処理はステップS1に戻る。
即ち、図4に示すように、高電圧バッテリ14から供給され、DC−DCコンバータ17によって降圧された電流は、低電圧電気負荷21に供給されると共に、低電圧バッテリ19の充電にも使用される。ここで、コンバータ出力電流センサ18によって検出される電流Idcout[A]は、低電圧電気負荷21に供給される電流Icar[A]と、低電圧バッテリ19への充電電流Ibat[A]の合計の電流である。従って、コンバータ出力電流センサ18によっては、低電圧バッテリ19への充電電流Ibatを直接測定することはできないが、低電圧電気負荷21に供給される電流Icarが小さい場合には、低電圧バッテリ19への充電電流Ibatを推定することができる。このため、消費電流の大きい電装品(低電圧電気負荷21)が使用されていない場合にはステップS4に進み、使用されている場合には、低電圧バッテリ19が満充電であるか否かの判定は実行せず、ステップS1に戻る。
次に、ステップS4においては、コンバータ出力電流センサ18によって検出されたDC−DCコンバータ17からの出力電流Idcoutが所定の第1電流以下であるか否かが判断される。DC−DCコンバータ17からの出力電流Idcoutが所定の第1電流以下である場合には、低電圧バッテリ19が「満充電にされている」と判定して、ステップS5に進み、所定の第1電流未満である場合には、「満充電ではない」と判定して、ステップS1に戻る。
即ち、低電圧バッテリ19が満充電にされている状態では、低電圧バッテリ19へ流れる充電電流Ibatは僅かであり、主としてガッシングに消費され、この電流が低電圧バッテリ19に電気エネルギーとして蓄積されることはない。また、消費電流の大きい低電圧電気負荷21が使用されていない状態では、低電圧電気負荷21に供給される電流Icarも比較的小さく、ほぼ一定の値となる。このため、消費電流の大きい低電圧電気負荷21が使用されていない状態で、DC−DCコンバータ17からの出力電流Idcoutが所定の第1電流以下である場合には、低電圧バッテリ19が「満充電にされている」と判定することができる。なお、本実施形態においては、DC−DCコンバータ17からの出力電流が12.5[A]以下である場合に、低電圧バッテリ19が「満充電にされている」と判定される。
図5は、この関係を模式的に図示したものである。図5は、消費電流の大きい低電圧電気負荷21が使用されていない場合におけるDC−DCコンバータ17からの出力電流Idcoutを縦軸に、低電圧バッテリ19の充電状態を横軸に示した図である。また、図5においては、エンジン11が運転されていない場合の出力電流Idcoutを実線で、エンジン11が運転されていない場合の出力電流Idcoutを一点鎖線で示している。
図5の実線に示すように、低電圧バッテリ19が満充電でない(充電不足)場合には比較的大きな充電電流Ibatが流れるため、DC−DCコンバータ17からの出力電流Idcoutは比較的大きく、満充電状態に近づくにつれて出力電流Idcoutは小さくなる。低電圧バッテリ19が満充電の状態では、低電圧バッテリ19の充電電流Ibatは非常に小さくなるため、DC−DCコンバータ17からの出力電流Idcoutは、低電圧電気負荷21に供給される電流Icarとほぼ等しくなる。本実施形態においては、この電流が約12.5[A]であり、出力電流Idcoutが12.5[A]以下になると、満充電状態であると判定される。換言すれば、低電圧バッテリ19が満充電ではなく、実質的に充電電流Ibatが流れている状態では、DC−DCコンバータ17からの出力電流Idcoutが約12.5[A]以下に低下することはない。
このように、図3のステップS4において、出力電流Idcoutが所定の第1電流(12.5[A])以下と判定され、低電圧バッテリ19が「満充電である」と判定された場合には、ステップS5において、DC−DCコンバータ17の目標出力電圧が低下される。即ち、制御器10がDC−DCコンバータ17に制御信号を送り、DC−DCコンバータ17が高電圧バッテリ14の電圧を降圧して出力する電圧の目標値を低下させる。本実施形態においては、DC−DCコンバータ17の目標出力電圧が13.85[V]から13.5[V]に低下される。
このようにDC−DCコンバータ17の目標出力電圧を低下させることにより、DC−DCコンバータ17から低電圧バッテリ19に流れ、ガッシングに消費されていた充電電流Ibatがほぼゼロとなり、電流の浪費を抑制することができる。なお、上記の目標出力電圧は、バッテリ温度センサ35によって検出された低電圧バッテリ19のバッテリ液の温度が30℃の場合の値であり、目標出力電圧は、予め設定されたマップ(図示せず)等を使用して、温度に基づいて変更することが好ましい。
次に、ステップS6においては、再び、各センサの検出信号が制御器10に読み込まれる。ステップS6における処理は、上述したステップS1と同様であるため、説明を省略する。
さらに、ステップS7においては、DC−DCコンバータ17の出力電流Idcoutがゼロよりも大きいか否かが判断される。通常の状態においては、DC−DCコンバータ17の出力電流Idcoutはゼロよりも大きく(DC−DCコンバータ17から電流が流出する)なるが、何らかの原因でDC−DCコンバータ17の出力電圧が低下した場合には、出力電流Idcoutがゼロよりも小さくなる(DC−DCコンバータ17に電流が流入する)。出力電流Idcoutがゼロよりも大きい場合には、ステップS8に進み、出力電流Idcoutがゼロ、又はゼロよりも小さい場合には、ステップS10に進んで、DC−DCコンバータ17の目標出力電圧を上昇させる。
次に、ステップS8においては、バッテリ電圧センサ34によって検出された低電圧バッテリ19の端子間電圧が、所定電圧よりも高いか否かが判断される。即ち、低電圧バッテリ19が過放電状態となると、端子間電圧が著しく低下するので、この場合には、ステップS10に進んで、DC−DCコンバータ17の出力電圧を上昇させる。本実施形態においては、低電圧バッテリ19の端子間電圧が約11[V]よりも低くなった場合には、過放電と判断し、DC−DCコンバータ17の出力電圧が上昇される。なお、ステップS8が実行される時点では、DC−DCコンバータ17の目標出力電圧は13.5[V]に設定されている(ステップS5)が、過放電となった場合等は、低電圧バッテリ19の端子間電圧は、目標出力電圧よりも著しく低下する。一方、低電圧バッテリ19の端子間電圧が所定電圧よりも高い場合には、ステップS9に進む。
次いで、ステップS9においては、DC−DCコンバータ17の出力電流Idcoutが所定の第2電流以上であるか否かが判断される。なお、本実施形態においては、ステップS9における出力電流Idcoutの判定は、エンジン11が運転されている状態で実行され、DC−DCコンバータ17の出力電流Idcoutが22.0[A]以上である場合には、低電圧バッテリ19が「満充電状態ではなくなった」と判定する。
図5の一点鎖線には、この状態が示されている。即ち、エンジン11が運転されている状態では、エンジン11の付属機器によって電力が消費されているため、低電圧バッテリ19が満充電であっても、DC−DCコンバータ17の出力電流Idcoutは、約19.5[A]程度となる。これに対し、低電圧バッテリ19が満充電状態でなくなる(充電不足になる)と、低電圧バッテリ19へ充電電流Ibatが流れ始めるため、DC−DCコンバータ17の出力電流Idcoutが大きくなる。本実施形態においては、エンジン11の運転中における平均的な出力電流Idcoutである約19.5[A]に対して、約2.5[A]出力電流Idcoutが増加し、22.0[A]以上になると、低電圧バッテリ19は満充電状態ではないと判定される。
このように、本実施形態においては、低電圧バッテリ19が「満充電状態ではなくなった」ことが、エンジン11の運転中において判定されるため、低電圧バッテリ19が満充電状態ではなくなったか否かの判定を頻繁に実行することができる。このため、判定が実行されない状態でハイブリッド車両1が長時間運転され、低電圧バッテリ19が過放電に陥るのを防止することができる。また、上述したように、エンジン11の運転中においては大きなノイズが発生するため、電流を正確に検出することは困難である。しかしながら、仮に、ノイズにより「満充電状態ではなくなった」ことが誤判定された場合でも、低電圧バッテリ19が過放電に陥るのを確実に回避することができ、安全側である。
また、本実施形態においては、低電圧バッテリ19が満充電状態ではなくなったか否かの判定が、エンジン11の運転中において実行されるが、変形例として、この判定をエンジン11の停止中にも実行することができる。この場合には、低電圧バッテリ19が「満充電状態ではなくなった」ことを判定する所定の第2電流を、「満充電である」ことを判定する第1電流よりも高く設定するのが良い。例えば、第2電流を、第1電流(12.5[A])よりも約2.5[A]多く設定し、DC−DCコンバータ17の出力電流Idcoutが15[A]以上となったとき、「満充電状態ではなくなった」と判定することができる。
次いで、ステップS10においては、DC−DCコンバータ17の目標出力電圧を13.5[V]から13.85[V]に上昇させる。即ち、ステップS9において「満充電状態ではなくなった」と判定された場合や、ステップS8において「過放電である」と判定された場合には、目標出力電圧を上昇させることにより、低電圧バッテリ19に十分な充電電流Ibatを流すことができ、早期に充電不足を解消することができる。また、ステップS7において、DC−DCコンバータ17の出力電流Idcoutがマイナスであると判定された場合にも、目標出力電圧を上昇させることによりDC−DCコンバータ17の出力電圧を上昇させ、電流の逆流を回避することができる。なお、ステップS10における目標出力電圧の設定も、ステップS5における処理と同様に、低電圧バッテリ19の液温に応じて変更するのが良い。
ステップS10においてDC−DCコンバータ17の目標出力電圧を上昇させた後、図3のフローチャートにおける処理はステップS1に戻り、以降、ステップS4において、満充電になったことが判定されるまで、ステップS1〜S4の処理が繰り返し実行される。
本発明の実施形態の車両用電源制御装置によれば、制御器10は、エンジン11が停止しているとき(図3のステップS2→S3)、コンバータ出力電流センサ18によって検出された出力電流Idcoutが所定の第1電流(12.5[A])以下に低下すると、低電圧バッテリ19が満充電にされたことを判定する(図3のステップS4→S5)。このため、エンジン11が発生する電気的なノイズを回避することができ、DC−DCコンバータ17の出力電流を検出するコンバータ出力電流センサ18によって、低電圧バッテリ19が満充電にされたことを正確に判定することができる。
また、本実施形態の車両用電源制御装置によれば、低電圧バッテリ19が満充電にされたことが判定されると、DC−DCコンバータ17の目標出力電圧が低下される(図3のステップS5)ので、DC−DCコンバータ17から低電圧バッテリ19に流入する電流が実質的にゼロとなる。これにより、満充電とされた低電圧バッテリ19に供給される電流を抑制することができ、高電圧バッテリ14に蓄積された電力を効率良く活用することができる。
さらに、本実施形態の車両用電源制御装置によれば、コンバータ出力電流センサ18によって検出された出力電流Idcoutに基づいて、低電圧バッテリ19が満充電状態ではなくなったことが、エンジン11の運転中において判定される(図3のステップS9→S10)。このため、低電圧バッテリ19の蓄電量の低下が頻繁に判定されるため、蓄電量が著しく低下する前に満充電状態ではなくなったことを判定することができる。これにより、低電圧バッテリ19の蓄電量の過剰な低下(過放電)を確実に回避することができる。
また、本実施形態の車両用電源制御装置によれば、アイドリングストップによりエンジンが停止しているとき、低電圧バッテリ19が満充電状態であるか否かが判定される(図3のステップS2→S3)。このため、コンバータ出力電流センサ18により、DC−DCコンバータ17の出力電流をノイズの少ない状態で検出することができ、確実且つ効果的に低電圧バッテリ19の満充電を判定することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述した実施形態においては、ハイブリッド車両に本発明の車両用電源制御装置が適用されていたが、ハイブリッド車両以外の車両に本発明を適用することもできる。また、上述した実施形態においては、エンジンがアイドリングストップ中である場合に、「低電圧バッテリが満充電状態である」ことを判定していたが、それ以外の場合にも判定を行うことができる。例えば、変形例として、車両のイグニッションスイッチがオンにされた後、クランキングが実行される前(エンジンの運転が開始される前)にも、低電圧バッテリが満充電状態であることが判定されるように本発明を構成することもできる。
1 ハイブリッド車両
2 トランスミッション
3 減速機
4 駆動軸
5 車輪
6a 抵抗器
6b、6c スイッチ素子(リレー装置)
7 ブレーキシステム
8 ベルト
9 出力軸
10 制御器(制御ユニット)
11 エンジン
12 ギヤ駆動式スタータ
13 ISG(発電機)
14 高電圧バッテリ
17 DC−DCコンバータ(電圧変換器)
18 コンバータ出力電流センサ(電流センサ)
19 低電圧バッテリ
20 高電圧電気負荷
21 低電圧電気負荷
30 コンバータ入力電圧センサ
34 バッテリ電圧センサ
35 バッテリ温度センサ
36 ISG温度センサ
38 ボンネットセンサ

Claims (4)

  1. 車両に搭載される電源の制御装置であって、
    電力を生成する発電機と、
    この発電機によって生成された電力を蓄積する高電圧バッテリと、
    この高電圧バッテリよりも公称電圧が低い低電圧バッテリと、
    上記高電圧バッテリからの出力電圧を降圧するための電圧変換器と、
    この電圧変換器からの出力電流を検出するための電流センサと、
    上記電圧変換器を制御する制御ユニットと、
    を有し、
    上記電圧変換器は、上記高電圧バッテリからの出力電圧を降圧して上記低電圧バッテリに充電すると共に、上記低電圧バッテリ及び上記電圧変換器に接続された低電圧電気負荷に電力を供給するように構成され、
    上記制御ユニットは、上記車両に搭載されたエンジンが停止しているとき、上記電流センサによって検出された出力電流が所定の第1電流以下に低下すると、上記低電圧バッテリが満充電にされたことを判定することを特徴とする車両用電源制御装置。
  2. 上記制御ユニットは、上記低電圧バッテリが満充電にされたことを判定すると、上記電圧変換器の目標出力電圧を低下させる請求項1記載の車両用電源制御装置。
  3. 上記制御ユニットは、上記エンジンの運転中において上記電流センサによって検出された出力電流に基づいて、上記低電圧バッテリが満充電状態ではなくなったことを判定する請求項1又は2に記載の車両用電源制御装置。
  4. 上記制御ユニットは、所定のアイドリングストップ条件が成立したとき、アイドリングストップを実行するように構成され、上記制御ユニットは、アイドリングストップにより上記エンジンが停止しているとき、上記低電圧バッテリが満充電状態であるか否かを判定する請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用電源制御装置。
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