JP2020191643A - デバイスを制御するための方法及びシステム - Google Patents

Abstract

【課題】ビデオ取り込みデバイス内の命令を登録及び実行するための方法及びドアステーションを提供する。【解決手段】方法は、認定デバイスを使用して行なわれた第１入力を表す少なくとも１つの信号を受信し、ビデオ取り込みデバイスにおいて、受信信号のグラフィック表示を生成し、ビデオ取り込みデバイスによって取り込まれて認定デバイスにストリームされるビデオに重ね合された後、ビデオ取り込みデバイスにおいて、認定デバイスを使用して行なわれた完了入力を表す完了信号を受信すると、完了入力に応答して、受信された少なくとも１つの信号を画像取り込みデバイスによって実行可能な命令に変換し、少なくとも１つの信号の変換から生じた命令を実行することを含む。【選択図】図４

Description

本発明は、ビデオ取り込みデバイスを制御し、エリアへの入場を制御するための方法及びシステムに関する。

特定のエリアへのアクセスを制御するように構成されるアクセス制御デバイスは、以前からあった。これらのアクセス制御デバイスは、例えば、カードリーダ、生体データのリーダ、キーパッド、タグリーダ、音声取り込みデバイス、ビデオ取り込みデバイスなどでありうる。エリアへのアクセスを得るために訪問者が人に接触することを可能にするドアステーションは、通常、オフィスビル、集合住宅、マンション、空港、キャンパス、物流センターの入口に備え付けられる。幾つかの適用例では、１つ又は少数のドアステーションは、例えば、各アパートに１つなど、複数のアクセス付与室内ステーション（ａｃｃｅｓｓ ｇｒａｎｔｉｎｇ ｉｎｄｏｏｒ ｓｔａｔｉｏｎ）に接続可能である。他の適用例では、アクセス制御センターが、複数のドアステーションからの全て又はほとんどのアクセスリクエストを扱うように構成される。ドアステーションは、上述のアクセス制御デバイスの多くの特徴を組み合わせることができる。しかしながら、１つの重要な特徴は、エリアへのアクセスを許可できる人との通信を可能にすることである。初期のドアステーションは、音声取り込みデバイス及び音声通信用スピーカを備え、それに入口を開く権限のある人が伴う。しかしながら、最近のドアステーションは、共通して同様にビデオカメラを含む。ビデオカメラからの画像によって、アクセスを許可できる人が、入場をリクエストしている人を視認することが可能になる。

従来、ドアステーションのようなアクセス制御デバイスは、インターホンシステムに含まれる。図１の例を参照。この従来型インターホンでは、例えば、システム固有のビデオフォン又はビデオ電話の形態で、複数のシステム固有室内ユニット１０２が、特別なインターホンサーバ１０４に接続される。システム固有ドアステーション１０６は、更にインターホンサーバ１０４及びドア１１０のロック機構１０８に接続される。更に、インターホンシステムは、システム内のデバイスの通信及び制御を可能にする制御デスク１１２を含みうる。ドアステーション１０６に接続されているドア１１０を介して入場をリクエストしている人は、ドアステーション上のリクエストボタンを押すか、又はドアステーション上の何らかの入力手段を介してリクエストアドレスを入力する。このリクエストは、次いで、リクエストボタンが使用されている場合、所定の室内ユニット及び／又は制御デスクのうちの１つ又は複数に送信され、或いは、リクエストアドレスを入力したユーザによって直接アドレス指定された室内ユニット又は制御ユニットに送信される。室内ユニット又は制御デスクでは、ユーザ又はオペレータが、ドアステーションによって取り込まれた画像を見るか、及び／又は、ドアステーションにいる人と口頭で通信することができ、適切であると判断した場合、ドアをロック解除及び／又は開放するべきであるとドアステーションに信号送信する。このような従来型システムの１つの欠点は、システム固有の室内ユニット、ドアステーションなどを必要とすることである。

エリアへのアクセスをリクエストするためのドアステーションを含め、益々多くのシステムが、エリアへのアクセスを許可するための室内ユニット又は制御デスクとして、特定のアプリケーションを実行する汎用コンピュータ又はスマートフォンの使用を可能にするように設計されている。しかしながら、これらのシステムは、室内ユニット又は制御デスクがアプリケーションを実行することを要求する。したがって、これらのシステムは、特定のオペレーティングシステムを有するデバイスを使用することに制限される。

本発明の１つの目的は、様々なデバイスを、認定デバイスとして、例えば、室内ユニット及び／又はデスクユニットとして使用することを容易にするドアステーションアクセスシステムを提供することである。

この目的は、請求項１に記載の命令を登録及び実行するための方法、及び請求項１２に記載のドアステーションを用いて達成される。

より具体的には、本発明の１つの態様の実施形態によると、ビデオ取り込みデバイス内の命令を登録及び実行するための方法は、ビデオ取り込みデバイスの通信インターフェースにおいて、認定デバイスを使用して行なわれた第１入力を表す少なくとも１つの信号を受信すること、ビデオ取り込みデバイスにおいて、少なくとも１つの受信信号のグラフィック表示を生成すること、ビデオ取り込みデバイスにおいて、グラフィック表示を、ビデオ取り込みデバイスによって取り込まれて認定デバイスにストリームされるビデオに重ね合せること、認定デバイスで行なわれた入力を表す少なくとも１つの信号が受信され、グラフィック表示が、生成され、ビデオ取り込みデバイスによって取り込まれて認定デバイスにストリームされるビデオに重ね合わされた後、ビデオ取り込みデバイスにおいて、認定デバイスを使用して行なわれた完了入力を表す完了信号を受信すること、前記完了入力に応答して、受信された少なくとも１つの信号を画像取り込みデバイスによって実行可能な命令に変換すること、及び少なくとも１つの信号の変換から生じた命令を実行することを含む。ビデオ取り込みデバイスで受信信号のグラフィックを生成し、次いで、このグラフィックをビデオストリームにオーバーレイすることの利点は、ビデオ取り込みデバイスを制御するために使用されるデバイス、すなわち認定デバイスに課せられうる技術的要件が低いということである。更に、特定のビデオ取り込みデバイスのために形成される特定のアプリケーションを必要とせずに汎用デバイスを使用することができる。更に、リターンストリーム内のグラフィック表示により、制御デバイス、すなわち認定デバイスのユーザが、何が入力されているかを確認し、ユーザ本人が正しく入力したかどうか、及び／又は、ビデオ取り込みデバイスが正しい入力値を受信したかどうか、そのヒントを得ることが可能になる。

幾つかの実施形態によると、少なくとも１つの信号によって表示される命令は、認定デバイスのユーザによってリクエストされた操作である。したがって、ビデオ取り込みデバイスの制御に使用されるデバイス、すなわち認定デバイスは、認定制御デバイスが操作又は命令の任意の情報を有することなく、操作の実行をビデオ取り込みデバイスに命令してもよい。

幾つかの実施形態では、前記受信された少なくとも１つの信号は、認定デバイスのオペレータによって入力された記号を表す。この実施形態の１つの利点は、認定デバイスはシンプルであってもよく、認定デバイスのユーザからの命令を解釈するすべての論理をビデオ取り込みデバイス内で構成できるため、任意の知能型操作を実行する必要がないことである。記号は、ビデオ取り込みデバイスにおける認定デバイスのユーザの認定及び／又は識別のために更に使用してもよい。

幾つかの実施形態によると、グラフィック表示をビデオストリームの取り込まれたビデオに前記重ね合せることは、ビデオストリーム内の記号を形成するピクセルのためのピクセル値を変えることを含む。１つの利点は、認定デバイスのユーザが、認定デバイスがシンプルなデバイスであったとしても、認定デバイスで入力された各記号を確認できることである。

幾つかの別の実施形態では、グラフィック表示をビデオストリームの取り込まれたビデオに前記重ね合せることは、前記リクエストされた操作の視覚表示を形成するピクセルのためのピクセル値を変えることを含む。この実施形態の１つの利点は、上述の利点に対応する。それは、認定デバイスのユーザが、非常にシンプルな認定デバイスを使用しているときでも、自分の入力結果を見ることが可能になることである。

この方法では、受信された少なくとも１つの信号及び受信された完了信号は、ＤＴＭＦ信号の形態であってもよい。この特徴の利点は、電話デバイスに基づく多くの既存のシステムが、本発明による方法を実施することができることである。

更に、ビデオ取り込みデバイスと認定デバイスとの間の通信セッションは、ＳＩＰセッション（セッション開始プロトコル）であってもよい。ＳＩＰセッションを実施する１つの利点は、ＶｏＩＰ（ビデオオーバーインターネットプロトコル）を使用してもよいことである。更に、ＳＩＰセッションは、ソフトウェアベースクライアント、すなわち、認定デバイスを可能にする。更に、結果として、ＳＩＰを採用する複数の既存デバイスと動作且つ情報をやり取りすることを可能にするオープンシステムとなる。

幾つかの実施形態によると、エリアへの入場を制御するための方法は、上述のような命令を登録及び実行するための前記方法を含む。この方法では、ビデオ取り込みデバイスは、認定デバイスを使用して行なわれた第１入力を表す少なくとも１つの信号を受信する前に、ドアステーションにおいて、エリアへの入場を認める権限が与えられた認定デバイスとの通信セッションのリクエストを表す入力値を受信し、リクエストを表す前記入力値の受信に応答して、通信セッションを設定するリクエストを認定デバイスに送信し、及び認定デバイスからの少なくとも１つの信号及び完了信号の受信に応答して、入場制御信号を生成するドアステーションである。この方法を使用してエリアへの入場を制御することの利点は、この方法が、入場制御の様々な異なるシステム、シンプルなシステムと高度なシステムの両方における使用を容易にする。したがって、本発明を実施するドアステーションは、既存システムを交換又は更新する必要なく、既存システム内に設置されてもよい。

入場制御信号は、ドアステーションから前記エリアへの入場を制御する物理的アクセスコントローラに送信されてもよい。このことの利点は、ドアステーションは、新しいアクセス制御システムにおいて動作してもよく、それと同時に異なる入場制御システム、旧入場制御システム、又は既存の入場制御システムにおいて動作してもよいことである。

幾つかの実施形態では、通信セッションのリクエストを表している入力値は、ドアステーション内に備え付けられるデバイスとの物理的な意思の疎通によって生成される。

受信された完了信号は、認定デバイスで行なわれた確認入力に応答して、認定デバイスから受信された確認信号であってもよい。

本発明の別の態様によると、ドアステーションの前の人の画像を取り込むためのカメラと、制御デバイスとの通信を開始するための入力デバイスと、通過ロック信号（ｐａｓｓａｇｅ ｌｏｃｋ ｓｉｇｎａｌ）を運ぶように構成されるロック出力と、制御デバイスにビデオを送信し、且つ命令を表す信号を受信するように構成される通信トランシーバとを含むドアステーションが提供される。ドアステーションは、通信トランシーバを介して受信される信号のグラフィック表示を生成し、且つ通信トランシーバを介して送信されるべきビデオを、生成されたグラフィック表示とオーバーレイするように構成されるビデオオーバーレイデバイス、及びトランシーバで受信された完了信号に応答して、受信された命令を実行するように構成される命令実行デバイスを更に含む。ビデオ取り込みデバイスで受信信号のグラフィックを生成し、次いで、このグラフィックをビデオストリームにオーバーレイすることの利点は、ビデオ取り込みデバイスを制御するために使用されるデバイス、すなわち認定デバイスに課せられうる技術的要件が低いということである。更に、特定のビデオ取り込みデバイスのために形成される特定のアプリケーションを必要とせずに汎用デバイスを使用することができる。更に、リターンストリーム内のグラフィック表示により、制御デバイス、すなわち認定デバイスのユーザが、入力された命令を確認することが可能になる。

命令を表す信号及び完了信号は、ＤＴＭＦ信号の形態であってもよい。この特徴の利点は、電話デバイスに基づく多くの既存のシステムが、本発明による方法を実施することができることである。

更に、ドアステーションと制御デバイスとの間の前記通信は、ＳＩＰセッション（セッション開始プロトコル）であってもよい。ＳＩＰセッションを実施する１つの利点は、ＶｏＩＰ（ビデオオーバーインターネットプロトコル）を使用してもよいことである。更に、ＳＩＰセッションは、ソフトウェアベースクライアント、すなわち、認定デバイスを可能にする。更に、結果として、ＳＩＰを採用する複数の既存デバイスと動作且つ情報のやり取りすることを可能にするオープンシステムとなる。

幾つかの実施形態では、ロック出力とトランシーバは、同一のデバイスである。これは、ドアステーションが、１つのシステム、すなわち入場制御システムとは異なるアクセスシステムで開始されたロック解除信号の通信を可能にするという点で有利である。

本発明の適用性のさらなる範囲は、以下の詳細な説明から明らかになるであろう。しかしながら、当業者にとっては、本発明の範囲内の様々な変更及び修正がこの詳細な説明より明らかになるため、詳細な説明及び具体例は、本発明の好適な実施形態を示しながらも、例示的な形でのみ提示されることを理解されたい。したがって、記載のデバイス及び記載の方法は異なる場合があるため、この発明は、記載のデバイスの特定のコンポーネント部品又は記載の方法のステップに限定されないことを理解されたい。本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明する目的のためにすぎず、限定的であることを意図しないことを更に理解されたい。明細書及び添付の特許請求の範囲で使用されるように、冠詞（「ａ」、「ａｎ」、「ｔｈｅ」、及び「ｓａｉｄ」）は、文脈によって他のことが明らかに示されない限り、１つ又は複数の要素があることを意味していると意図されることに留意するべきである。したがって、例えば、「センサ」（ａ ｓｅｎｓｏｒ）又は「前記センサ」（ｔｈｅ ｓｅｎｓｏｒ）に言及した場合、これは幾つかのセンサなどを含んでもよい。更に、「含む（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」という用語は、他の要素又はステップを除外しない。

本発明の他の特徴及び利点は、添付の特許請求の範囲を参照して、現在の好適な実施形態の以下の詳細な説明から明らかになるであろう。

インターホンシステムに基づく従来の入場システムのブロック図である。 コンピュータネットワーク通信を少なくとも部分的に含む、様々な通信方法に基づく最新の入場システムのブロック図である。 本発明の１つの実施形態のよるビデオ取り込みデバイスを概略的に示すブロック図である。この特定の図面では、ブロック図は、ドアステーションの特徴を含む。 本発明の１つの実施形態による、ビデオ取り込みデバイスで命令を登録及び実行するための方法のフロー図である。 本発明の１つの実施形態による、特定のブロックされたエリアへの入場を実行するための方法のフロー図である。

更に、図面では、同様の参照文字が、幾つかの図面を通して同様の部分又は対応する部分を指定する。

本発明の１つの実施形態によるドアステーションは、様々な種類の通信システム又は様々な組み合わせの通信システムを使用して通信するように構成されてもよい。図２では、通信システムであって、それ自体で実装可能な通信システム又は組み合わせによって実装可能な通信システムの幾つかの例が説明される。ドアステーション１０６は、従来のインターホンシステムのように、例えば、人がエリアに入場することを防ぐために通路に置くことができる、ドア１１０、ゲート、回転ドア、引戸、及び他の可動のブロッキングデバイスを介して、エリアへの入場を制御する施錠機構１０８に接続される。施錠機構１０８への接続は、ドアステーション１０６から施錠機構１０８への直接接続であってもよい。これは、従来のシステムでよく使用される設計である。しかしながら、ドアステーションは、代替的に、保護領域に配置され、施錠機構１０８と直接通信するアクセスコントローラ（図示せず）に接続されてもよい。ドアステーション１０６とこのようなアクセスコントローラとの間の通信は、コンピュータネットワーク及びインターネットプロトコルを使用することができる。ドアステーション１０６は、エリアの入場口に配置され、ユーザが、任意の自動的に読み取り可能な認証情報を持たずにエリアへの入場をリクエストすることを可能にする。ドアステーション１０６は、更に、認証情報リーダー（ｃｒｅｄｅｎｔｉａｌ ｒｅａｄｅｒ）、すなわち、カードリーダー、キーパッド、指紋リーダーなどと組み合わせてもよい。ドアステーション１０６は、更に、ユーザが、エリアからの退場をリクエストすることを可能にするように構成されてもよい。

エリアへの入場のリクエストは、ドアステーション１０６からデバイス２０２、２０４、２０６、２０８、及び２１０に送信される。これらのデバイスは、リクエストをしている人がエリアに入場できるように、エリアの入場口を開ける指令をする権限が与えられている。以下の記載では、エリアの入場口を開ける指令をする権限が与えられているデバイスは、認定デバイスと呼ばれる。認定デバイスは、アナログビデオ電話２０２、ビデオ機能を有するデジタルボイスオーバーインターネットプロトコル（ＶｏＩＰ）電話２０４、エリアへのアクセスを許可することを可能にするアプリケーションが設けられる汎用コンピュータ２０６、スマートフォン２０８、携帯電話２０８、カメラ監視システムに接続されるビデオ管理サーバ（ＶＭＳ）２１０であってもよい。認定デバイスのうちの幾つかは、ハードウェアによって、例えば、配線ＩＤ、ハードコードＩＤ、ネットワーク内の位置などによって、エリアへのアクセスを許可する権限が与えられており、他のデバイスは、人が通路を通過することを許可する権限をデバイスに与えるユーザ入場認定認証情報（ｕｓｅｒ ｅｎｔｅｒｉｎｇ ａｕｔｈｏｒｉｚａｔｉｏｎ ｃｒｅｄｅｎｔｉａｌ）によって、権限が与えられている。

システム内の通信は、セッション開始プロトコル（ＳＩＰ）に基づくことができる。ＳＩＰによって、ドアステーション１０６が接続手段２１４を介してＳＩＰサーバ２１２に接続される。この通信は、次いで、コンピュータネットワーク２１６、例えば、イントラネット、ＬＡＮ、ＷＡＮ、有線、無線などを介して、別のＳＩＰサーバ２１８に中継されてもよい。このＳＩＰサーバ２１８は、接続手段を介して、又はアナログ電話接続２２２を介して、認定デバイスへの最終的な通信リンクを設定する。ＳＩＰサーバは、インターネットプロトコル構内交換機（ＩＰ ＰＢＸ）の中央コンポーネントであり、ネットワーク２１４、２２０内のＳＩＰコールの設定に対処するように構成される。ビデオ及び／又は音声の送信は、通常、別のプロトコル、例えば、リアルタイムトランスポートプロトコル（ＲＴＰ）、ＲＴＳＰ、ＳＲＴＰ、ＺＲＴＰ、又は似たようなプロトコルを用いて実行される。

代替的に、この通信は、コンピュータネットワーク２１６を介して、ＲＴＰ制御プロトコル（ＲＴＣＰ）、及びＲＴＰ、ＲＴＳＰ、ＳＲＴＰ，ＳＲＴＣＰ、又はＺＲＴＰを使用する完全なコンピュータネットワークプロトコルベースであってもよい（図面の線２２４を参照）。更に、ビデオ管理システムとの通信は、例えば、図面の線２２６によって示される任意の既知のＡＰＩを使用して、ビデオ監視システムのプロトコルを使用して実行されてもよい。１つのコンピュータネットワークプロトコルに基づいた実装形態では、ドアステーション１０６と認定デバイス２０２−２１０との間の通信は、ピアツーピア通信として実装される。

これらの通信プロトコル又は方法或いは他の通信プロトコル又は方法は、その任意の１つ又は組み合わせがドアステーション１０６内に実装されてもよい。

これより図３を参照すると、本発明の１つの実施形態によるドアステーション１０６が示される。ドアステーション１０６は、ドアステーション１０６の前の人の動画を取り込むように構成されるカメラ３０２、及び、リクエストキー、複数の機能キー、及び／又は数字キーパッドを含む入力デバイス３０４を含む。更に、ドアステーション１０６は、ドアステーション１０６の近くの音を取り込むためのマイクロフォン３０６、他のところで取り込まれたり、録音されたりした音声を提示し、及び／又はドアステーション１０６内に保存された音声メッセージを提示するように構成されるスピーカ３０８、認定デバイス２０２−２１０から受信された信号のグラフィック表示を生成し、及び生成されたグラフィックを、認定デバイス２０２−２１０に送信されるビデオにオーバーレイするように構成されるオーバーレイデバイス３１０、ドアステーション１０６の機能及び処理を実装するように構成される処理ユニット３１２、認定デバイス２０２−２１０への情報の送信及び認定デバイスからの情報の受信のために、上述のようにドアステーション１０６を通信チャネルに接続するように構成される通信インターフェース３１４、及び開から閉へと又は閉から開へとロック状態を変えるために、入場口の通過を遮断するロックに信号を送信するように構成されるロックインターフェース３１６を含む。

１つの実施形態では、入場口の通過を遮断するロックを対象とした信号は、通信インターフェース３１４を介して、アクセスコントローラ（図示せず）に送信される。この信号は、ネットワーク通信を使用して送信されるデータの形態をとる。次いで、アクセスコントローラは、通信を解読し、ロックの開閉を指令するために通路に送信される信号を生成する。

通信インターフェース３１４は、ネットワークトランシーバを含む。当業者にとっては既知であり、選択することができるトランシーバは数多くある。様々な通信プロトコル、例えば、ＴＣＰ、ＵＤＰ、ＩＰ、ＳＩＰ、ＲＴＰ、ＲＴＣＰ、ＳＩＰＳ、ＲＴＳＰ、ＳＲＴＰ、ＨＴＴＰ、ＨＴＴＰＳ、ＺＲＴＰ、ＴＬＳ、ＳＲＴＣＰを使用してもよい。

カメラ３０２は、ビデオを取り込む任意のカメラであってもよく、１つの実施形態によると、ドアステーション１０６の前に位置する人又は物体が、カメラ３０２の視野内にあり、それゆえビデオに取り込まれるように構成される。

入力デバイス３０４は、通信リクエストを認定デバイスに送信することを開始するように構成される単一のキー又はボタン、すなわち、ＳＩＰを介してビデオコールのリクエストを認定デバイスに送信することを開始するように構成される単一のキー又はボタン、ＲＴＰを介して通信のリクエストを認定デバイスに送信することを開始するように構成される単一のキー又はボタンなどであってもよい。１つの実施形態では、入力デバイス３０４は、代替的に又は追加的に複数のキーを含む。例えば、入力デバイス３０４は、通信リクエストが送信されるべきＩＤ、例えば、電話番号、アパート番号、オフィス番号、又はリクエストの対象受信者を識別するコードの入力に使用されうるキーパッドであってもよい。

オーバーレイデバイス３１０は、受信された信号又はコードをグラフィック表示に変換し、それを、通信トランシーバ３１４を介して認定デバイスに送信されるべきビデオの上面に置くように構成されるビデオ処理デバイスである。これは、オーバーレイ機能を実装する専用デバイスであってもよく、或いは処理ユニット３１２上で実行されるプロセスであってもよい。専用デバイスは、ハードワイヤードロジック回路又はプログラム可能なデバイスであってもよい。異なる認定デバイス又は他のデバイスを用いてドアステーション１０６から確立される様々なビデオセッションがあってもよい。異なるセッションは異なるオーバーレイを取得してもよい。例えば、命令を入力する認定デバイスのセッションは、記号のオーバーレイ又は命令の表示を取得してもよいが、ドアステーションからのビデオを表示するだけの別のデバイスは、任意のオーバーレイがないビデオを取得する。つまり、オーバーレイは、セッション固有と見なしてもよい。グラフィック表示に変換されるべき受信信号は、認定デバイス２０２−２１０から受信される。例えば、認定デバイス２０２−２１０のキーパッド上のキー「４」を押した人を表すデュアルトーン多重周波数信号（ＤＴＭＦ信号）が受信された場合、オーバーレイデバイス３１０は、数字４のグラフィック表示を生成し、それを認定デバイス２０２に送信されるべきビデオの上面に置く。グラフィック表示の生成は、任意の既知の方法で実行されてもよく、グラフィックをビデオストリームに重ね合わせること、すなわち、グラフィックを出力されるビデオに適用する処理は、当業者にとって既知の様々な方法で実行されてもよい。グラフィックをビデオストリームに重ね合せるための方法の１つのサブセットは、例えば、対応ピクセルのメモリアドレスに情報を書き込むことによって、各フレーム内の対応するピクセルをオーバーレイグラフィックと交換することを含む。

処理ユニット３１２は、ドアステーション１０６のために設計された特別注文の処理ユニット、又はドアステーション１０６及びその機能性を制御するように構成される一般的な処理ユニットであってもよい。更に、処理ユニット３１２は、認定デバイス２０２−２１０から受信された命令を認識及び実行するように構成される。

これより図４を参照すると、通信ネットワークに接続される独立型ビデオカメラ、或いは通信ネットワークに接続されている別のデバイスに組み込まれるビデオカメラなどのビデオ取り込みデバイス１０６内の命令を登録及び実行するための処理４００が説明される。ビデオカメラを組み込むことができるデバイスの例としては、ドアステーション１０６がある。処理４００は、ビデオ取り込みデバイス１０６と同じ通信ネットワーク２１６に接続されている認定デバイス２０２−２１０があることを必要とする。認定デバイス２０２−２１０は、ビデオ取り込みデバイス１０６の機能性及び操作を制御する権限が与えられているデバイスである。この処理は、ビデオ取り込みデバイス１０６が認定デバイス２０２−２１０から信号を受信するところ（ステップ４０２）から開始される。信号は記号を表し、同様に、認定デバイス２０２−２１０で入力された命令又は命令の一部を示す。記号の表示は、ビデオ取り込みデバイスのバッファ内に保存（ステップ４０４）され、オーバーレイデバイス３１０は、記号のグラフィック表示を生成（ステップ４０６）し、それをビデオ取り込みデバイス１０６によって現在取り込まれてストリームされているビデオに重ね合せる（ステップ４０８）。このビデオストリームは、認定デバイス２０２−２１０にストリームされてもよい。しかしながら、このビデオストリームは、代替的に、認定デバイス２０２−２１０のユーザに視覚的にビデオを提示することが可能なデバイス、例えば、独立型ネットワーク接続ディスプレイ、コンピュータ、スマートフォンなどにストリームされてもよい。認定デバイス２０２−２１０がディスプレイ機能をもたず、ディスプレイデバイスが認定されておらず、及び／又は実装されているシステムに起因して認定デバイス２０２−２１０を準備することが難しい場合、このような別個のディスプレイデバイスを使用することが有利でありうる。

初期信号を受信した後、別の信号が認定デバイス２０２−２１０から受信される（ステップ４１０）。この信号は、認定デバイス２０２−２１０で行なわれた完了信号を表すかどうかを判定するために、確認される（ステップ４１２）。完了信号は、所定の命令の長さ、すなわち、命令内の記号の数を実装するシステムによって、命令内の最後の記号として定義されてもよい。例えば、３つの記号の命令の長さを有するシステムでは、ビデオ取り込みデバイス１０６は、３つ目に入力された記号を、受信時に完了信号として識別する。このような実装においては、完了記号も命令の一部としてバッファリングされる。代替的に、完了信号は、認定デバイスのオペレータによる確認入力から認定デバイスによって生成され且つ送信される信号であってもよい。この実施形態では、認定デバイスを操作する人は、ビデオ取り込みデバイスが命令を実行する前に、入力された命令全体を見直す機会を有する。認定デバイス２０２−２１０のユーザが、ビデオストリーム内で提示された記号が意図した命令に対応することに満足したことに応答して、確認信号が生成される。ＤＴＭＦをベースにした信号システムでは、確認入力は、例えば、ハッシュタグ記号＃であってもよい。したがって、このような実施形態では、受信された信号は、ハッシュタグ記号を表す信号について確認される。図４に関連する残りの説明は、確認信号である完了信号に基づく。

受信された信号がさらに別の記号である場合、すなわち、認定デバイス２０２−２１０で実行される確認入力を表す記号ではない場合、処理はステップ４０４に戻り、この記号は、以前受信された１つ又は複数の記号と共にバッファリングされる。

受信された信号が確認入力を表す確認信号である場合、処理はステップ４１４に進む。ステップ４１４は、バッファ内の記号は、ビデオ取り込みデバイス１０６の命令に変換される。この命令は、１つ又は複数の記号を含んでもよい。バッファ内の記号がシステムにとって既知の任意の命令に対応しない場合、エラーメッセージが生成されて、ビデオストリームに重ね合わされる。次いで、命令が実行されて、認定デバイス２０２−２１０からリクエストされた操作又は機能が実行される（ステップ４１６）。

認定デバイス２０２−２１０から受信された信号は、更に、コンピュータネットワークを通してデータパケットで送信された情報であってもよい。例えば、この信号は、ＳＩＰ ＩＮＦＯパケット、ＲＴＰパケットなどを介してＤＴＭＦ信号として受信されてもよい。

命令を登録及び実行するこの方法は、カメラを有するドアステーションを含むアクセスシステムにおいて特に有利でありうる。具体的な例としては、認定デバイス２０２−２１０が、ドアステーション１０６のためにカスタマイズされたソフトウェアアプリケーションを提供されないとき、又は認定デバイス２０２−２１０が、例えばＤＴＭＦなどの信号を送信し、ドアステーション１０６のカメラ３０２によって取り込まれたビデオを受信することを可能にしたシンプルなデバイスであるときがある。既に述べられたように、ビデオは、命令を与えるためにドアステーション１０６に送信されるべき信号を生成するように手動入力を可能にするデバイスと同じデバイス上で必ずしも提示されない場合がある。

図５では、ドアステーション１０６を用いてエリアへの入場を制御するための方法の例、並びに図４に関連して説明される方法を使用する認定デバイス２０２−２１０が示される。特定のエリアに入場したい人が、ドアステーション１０６に到着し、そこでその人は、ドアステーション１０６との情報のやり取りによってエリアへの入場をリクエストする（ステップ５０２）。リクエストを行う人のこの情報のやり取りが、ドアステーション１０６で入力を受信する結果となる。この入力は、リクエストを行う人がドアステーション１０６上のボタンを押すこと、リクエストを行う人が認定デバイス２０２−２１０の識別子を入力することなどであってもよい。ステップ５０２から生じた入力に応答して、通信セッションのリクエストが認定デバイス２０２−２１０に送信される（ステップ５０４）。リクエストは、所定の認定デバイス２０２−２１０に送信されてもよく、又は識別情報を入力した人によるステップ５０２の入力と関連して識別された認定デバイス２０２−２１０に送信されてもよい。次いで、認定デバイス２０２−２１０は、リクエストを受け入れ、認定デバイス２０２−２１０とドアステーション１０６は、通信セッションを開始する（ステップ５０６）。図４に関連して説明されるように、ドアステーション１０６は、次に、命令を登録及び実行する（ステップ５０８）。実行された命令が通路を開ける命令ではない場合、ドアステーション１０６は、ドアステーション１０６で定義された処理に従って命令を実行する（ステップ５１０及び５１２）。しかしながら、実行された命令が通路を開ける命令である場合、ドアステーション１０６は、次に、エリアへの入場を許可するように指令する入場制御信号を生成する（ステップ５１０及び５１４）。この信号は、ドアステーション１０６から通路１１０内に配置されるロック１０８に直接送信されてもよく、又は、この信号は、通路１１０の開口と施錠を制御するように構成されるアクセスコントローラに送信されてもよい。

本発明の理解を助けるために、例示的な状況が以下で説明される。第１の例は、制限エリアに入場するために入場口１１０又は遮断通路１１０に近づく人に関する。人が遮断通路１１０の近くに配置されるドアステーション１０６に近づき、誰かが遮断通路１１０を施錠解除して開けるためにドアステーション１０６上のボタン３０４を押す。このボタン３０４は、ＳＩＰを使用した電話呼び出しの形態で通信リクエストを開始する。認定デバイス２０２−２１０は、例えば、ビデオ電話であるため、制限エリアの周囲の中のオフィス又は遠隔地に備え付けてもよい。ビデオ電話の応答によって通信が設定され、ドアステーション１０６のビデオカメラ３０２からの画像がビデオ電話２０２−２０４上に表示される。ここで、ドアステーション１０６でエリアへの入場を希望する人とビデオ電話２０２−２０４を制御する人が話し合い、ドアステーション１０６にいる人が自分の用事を伝える。次に、認定デバイス２０２−２１０を使用する人が、エリアへの入場をリクエストしている人のために通路１１０を開けるべきかどうかを判断する。認定デバイス２０２−２１０を使用する人が通路を開けると判断した場合を推定してみる。この例示的なシステムでは、数字１は、通路１１０を開ける命令を表す。すべての命令が、ハッシュタグ記号＃を使用して終了するはずである。数字の１が認定デバイス２０２−２１０で入力され、そしてその後間もなく、数字の１が、ビデオ電話２０２−２０４のスクリーン上に、ビデオカメラによって取り込まれたシーンの画像の上面に提示される。既に説明されたように、この数字は、ドアステーション１０６でオーバーレイされ、それにより、ビデオ電話２０２−２０４で受信されたビデオストリームに一体に組み込まれる。それにより、ビデオ電話２０２−２０４のユーザは、ビデオ電話２０２−２０４が電話として作動し、且つビデオストリームを受信することしかできなくても、ディスプレイを見ながらなされた入力を確認することができる。ビデオ電話２０２−２０４のユーザが、自分が数字の１を入力し、ドアステーション１０６が数字の１を受信したことをスクリーン上で確認するとき、そのユーザーは、数字の１によって表される命令をドアステーション１０６に実行させるために単純にハッシュタグキーを押す。この場合では、通路１１０を施錠解除するためにハッシュタグキーが押される。ドアステーション１０６は、確認信号、すなわちハッシュタグを受信し、通路１１０が施錠解除されるように指令する信号を生成する。この信号は、次に、通路１１０のロック１０８を制御するアクセス制御デバイスに送信される。

認定デバイス２０２−２１０から送信される他の命令は、例えば、ドアステーション１０６に、実行可能な命令を提示させる命令、以前の命令のリストとして最新の受信命令を示す命令、ドアステーション１０６上のＩ／Ｏ端末に接続されるデバイス／アクセサリを起動する命令、光源をオン又はオフに切り替える命令、スピーカ３０８をミュート及びミュート解除する命令、例えば、パン、チルト、及び／又はズームなどのカメラの方向を制御する命令、ドアステーション１０６を再起動させる命令などであってもよい。

ドアステーション１０６に、実行可能な命令のリストを提示させる命令は、ドアステーション１０６から送信されるべきビデオストリーム上で、実行可能な命令のリスト及び命令に関する短い説明のオーバーレイをドアステーションに生成させるように実行されてもよい。したがって、認定デバイス２０２−２１０は、特定のシステム用にカスタマイズされる必要がなく、複数のシステムにサービス提供することができる。更に、これにより、オペレータは、ドアステーション１０６自体から提示された実行可能な命令のリストを容易に入手することができるため、同じオペレータによって様々なシステムを操作することが容易となる。したがって、オペレータは、容易な態様で、異なるセットの命令を有する異なるシステムを操作することができる。

代替的な実施形態では、ネットワークビデオカメラなどのビデオ取り込みデバイス１０６は、図４に関連して説明されるように、認定デバイス２０２−２１０から制御可能である。それにより、ビデオカメラは、幅広い種類のデバイスから制御、設定、及び／又は構成されてもよい。したがって、任意デバイスから制御することが可能であり、それにより、任意の特殊用途のアプリケーションを使用することなく、命令を送信し、且つビデオを受信することを可能にするデバイスの利点によって、基本的な通信機能を有する様々な多くのデバイスをカメラの制御に使用することができるという点において、発明を実装するシステムの柔軟性が増す。

１０２ 室内ユニット
１０４ インターホンサーバ
１０６ ドアステーション
１０８ ロック機構
１１０ ドア
１１２ 制御デスク
２０２ アナログビデオ電話
２０４ ＶｏＩＰ電話
２０６ 汎用コンピュータ
２０８ スマートフォン
２０８ 携帯電話
２１０ ビデオ管理サーバ
２１２ ＳＩＰサーバ
２１４ 接続手段
２１６ コンピュータネットワーク
２１８ ＳＩＰサーバ
２２０ ネットワーク
２２２ アナログ電話接続
２２４ コンピュータネットワークプロトコルベース
２２６ ＡＰＩ
３０２ カメラ
３０４ 入力デバイス
３０６ マイクロフォン
３０８ スピーカ
３１０ オーバーレイデバイス
３１２ 処理ユニット
３１４ 通信インターフェース、通信トランシーバ
３１６ ロックインターフェース

Claims (15)

1. ビデオ取り込みデバイス内の命令を登録及び実行するための方法であって、
   前記ビデオ取り込みデバイス（１０６）の通信インターフェース（３１４）において、認定デバイス（２０２‐２１０）を使用して行なわれた第１入力を表す少なくとも１つの信号を受信すること（４０２）、
   前記ビデオ取り込みデバイスにおいて、前記少なくとも１つの受信信号のグラフィック表示を生成すること（４０６）、
   前記ビデオ取り込みデバイスにおいて、前記グラフィック表示を、前記ビデオ取り込みデバイスによって取り込まれて前記認定デバイスにストリームされるビデオに重ね合せること（４０８）、
   前記認定デバイスで行なわれた入力を表す前記少なくとも１つの信号が受信され、グラフィック表示が、生成され、前記ビデオ取り込みデバイスによって取り込まれて前記認定デバイスにストリームされるビデオに重ね合わされた後、前記ビデオ取り込みデバイスにおいて、前記認定デバイスを使用して行なわれた完了入力を表す完了信号を受信すること（４１０）、
   前記完了入力に応答して、前記受信された少なくとも１つの信号を画像取り込みデバイスによって実行可能な命令に変換すること（４１４）、及び
   前記少なくとも１つの信号の変換から生じた前記命令を実行すること（４１６）
   を含む、方法。
2. 前記少なくとも１つの信号によって表示される前記命令が、前記認定デバイスのユーザによってリクエストされた操作である、請求項１に記載の方法。
3. 前記受信された少なくとも１つの信号が、前記認定デバイスのオペレータによって入力された記号を表す、請求項１又は２に記載の方法。
4. 前記グラフィック表示を前記ビデオストリームの前記取り込まれたビデオに前記重ね合せることが、前記ビデオストリーム内の前記記号を形成するピクセルのためのピクセル値を変えることを含む、請求項３に記載の方法。
5. 前記グラフィック表示を前記ビデオストリームの前記取り込まれたビデオに前記重ね合せることが、前記リクエストされた操作の視覚表示を形成するピクセルのためのピクセル値を変えることを含む、請求項２に記載の方法。
6. 前記受信された少なくとも１つの信号及び前記受信された完了信号が、ＤＴＭＦ信号の形態である、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法。
7. 前記ビデオ取り込みデバイスと前記認定デバイスとの間の通信セッションが、ＳＩＰセッション（セッション開始プロトコル）である、請求項１から６のいずれか一項に記載の方法。
8. エリアへの入場を制御するための方法であって、
   請求項１から７のいずれか一項に記載の命令を登録及び実行するための方法を含み、前記ビデオ取り込みデバイスが、
   認定デバイスを使用して行なわれた第１入力を表す少なくとも１つの信号を受信する前に、ドアステーションにおいて、前記エリアへの入場を認める権限が与えられた認定デバイスとの通信セッションのリクエストを表す入力値を受信し、
   リクエストを表す前記入力値の受信に応答して、前記通信セッションを設定するリクエストを前記認定デバイスに送信し、及び
   前記認定デバイスからの前記少なくとも１つの信号及び完了信号の受信に応答して、入場制御信号を生成する、ドアステーションである、方法。
9. 前記入場制御信号が、前記ドアステーションから前記エリアへの入場を制御する物理的アクセスコントローラに送信される、請求項８に記載の方法。
10. 通信セッションのリクエストを表している前記入力値が、前記ドアステーション内に備え付けられるデバイスとの物理的な意思の疎通によって生成される、請求項８又は９に記載の方法。
11. 前記受信された完了信号が、前記認定デバイスで行なわれた確認入力に応答して、前記認定デバイスから受信された確認信号である、請求項８から１０のいずれか一項に記載の方法。
12. ドアステーションの前の人の画像を取り込むためのカメラと、制御デバイスとの通信を開始するための入力デバイス（３０４）と、通過ロック信号を運ぶように構成されるロック出力（３１６）と、前記制御デバイスにビデオを送信し、且つ命令を表す信号を受信するように構成される通信トランシーバ（３１４）とを含むドアステーションであって、
    前記通信トランシーバを介して受信される信号のグラフィック表示を生成し、且つ前記通信トランシーバを介して送信されるべき前記ビデオを前記生成されたグラフィック表示とオーバーレイするように構成されるビデオオーバーレイデバイス（３１０）、及び
    前記トランシーバで受信された完了信号に応答して、受信された命令を実行するように構成される命令実行デバイス（３１２）
    により特徴付けられる、ドアステーション。
13. 前記命令を表す信号及び前記完了信号が、ＤＴＭＦ信号の形態である、請求項１２に記載のドアステーション。
14. 前記ドアステーションと前記制御デバイスとの間の前記通信は、ＳＩＰセッション（セッション開始プロトコル）である、請求項１２又は１３に記載のドアステーション。
15. 前記ロック出力（３１６）と前記トランシーバ（３１４）は、同一のデバイスである、請求項１２から１４のいずれか一項に記載のドアステーション。

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