JP2020191563A - 複合機 - Google Patents

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宏隆 青木
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Abstract

【課題】大型化を抑制することができる複合機を提供する。【解決手段】複合機10は、筐体14と、筐体14の内部空間16に位置しており、用紙15を収容する収容部31と、内部空間16に形成されており、収容部31から排出口21へ反転することなく延びており、用紙15、17が通過する搬送路38と、筐体14の上面73に形成されており用紙17が挿入される開口84と、一端が搬送路38と連通し且つ他端が開口84と連通しており、用紙17が通過する搬送路39と、内部空間16において収容部31に対して前方にオフセットした位置にあり、搬送路38に位置する用紙15に画像を記録する記録部36と、内部空間16に位置しており、開口84から挿入されて搬送路39に位置する用紙17の画像を読み取る読取部37と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、シートに画像を記録する機能及びシートの画像を読み取る機能を有する複合機に関する。
シートに画像を記録するプリンタと、シートの画像を読み取るスキャナの双方の機能を有する複合機が知られている。従来の複合機は、特許文献1に開示されているように、下部にプリンタが位置しており、上部にスキャナが位置している。
また、従来のプリンタは、下部に画像が記録されるシートの収容部が位置しており、収容部の直上にシートに画像を記録する記録部が位置している。記録部は、例えば、特許文献1に開示されたインクジェット方式のプリンタの場合はノズルを備えたヘッド、電子写真方式のプリンタの場合はトナーカートリッジ、ドラムユニット、及び定着器である。
特開2015−124079号公報
上述したように、従来の複合機では、下から順に、プリンタのシートの収容部、プリンタの記録部、スキャナが設けられている。そのため、複合機の上下のサイズが大きくなってしまっていた。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、大型化を抑制することができる複合機を提供することにある。
(1) 本発明に係る複合機は、筐体と、上記筐体の内部に位置しており、シートを収容する収容部と、上記筐体の内部に形成されており、上記収容部から上記筐体の外面に形成された排出口へ反転することなく延びており、シートが通過する第1搬送路と、上記筐体の上面に形成されたシートの挿入口と、一端が上記第1搬送路と連通し且つ他端が上記挿入口と連通しており、シートが通過する第2搬送路と、上記筐体の内部において上記収容部に対して上記上面に沿った方向にオフセットした位置にあり、上記第1搬送路に位置するシートに画像を記録する記録部と、上記筐体の内部に位置しており、上記挿入口から挿入されて上記第1搬送路または上記第2搬送路に位置するシートの画像を読み取る読取部と、を備える。
収容部と記録部が互いに上面に沿った方向にオフセットした位置に設けられているため、収容部の上に記録部が位置する構成に比べて複合機の高さを抑えることができる。
挿入口から挿入されるシート(画像が読み取られるシート)は、収容部に収容されたシート(画像が記録されるシート)の第1搬送路を通る。これにより、画像が読み取られるシートの搬送路と、画像が記録されるシートの搬送路とが完全に独立した構成に比べて複合機の高さを抑えることができる。
仮に挿入口が筐体の側面に形成されている場合、挿入口の分だけ側面が上下に長くなり、複合機が上下に長くなってしまう。本構成では、挿入口が筐体の上面に形成されているため、挿入口が筐体の側面に形成されている構成に比べて複合機の高さを抑えることができる。
本発明によれば、複合機の大型化を抑制することができる。
図1は、複合機10の斜視図である。 図2は、複合機10の内部構造を模式的に示す縦断面図であり、開閉壁82が被覆位置、開閉壁87が起立位置、カバー85が閉位置の状態が示されている。 図3は、複合機10の内部構造を模式的に示す縦断面図であり、開閉壁82が露出位置、開閉壁87が起立位置、カバー85が閉位置の状態が示されている。 図4は、複合機10の内部構造を模式的に示す縦断面図であり、開閉壁82が被覆位置、開閉壁87が起立位置、カバー85が開位置の状態が示されている。 図5は、複合機10の内部構造を模式的に示す縦断面図であり、開閉壁82が被覆位置、開閉壁87が倒伏位置、カバー85が閉位置の状態が示されている。 図6は、複合機10の内部構造を模式的に示す縦断面図であり、開閉壁82が露出位置、開閉壁87が倒伏位置、カバー85が閉位置の状態が示されている。 図7は、開閉壁82が着脱可能に構成された複合機10の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図8は、開閉壁82がスライド可能に構成された複合機10の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図9は、連結部材92を備えた複合機10の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図10は、カバー97を備えた複合機10の内部構造を模式的に示す縦断面図である。 図11は、トレイ98を備えた複合機10の内部構造を模式的に示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。また、以下の説明では、複合機10が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向7が定義され、排出口21が設けられている面を前面71として前後方向8が定義され、複合機10を前方から視て左右方向9が定義される。上下方向7、前後方向8、及び左右方向9は互いに直交している。本実施形態において、上下方向7は鉛直方向であり、前後方向8及び左右方向9は水平方向である。
複合機10は、用紙15(シートの一例、図2参照)に画像を記録する機能と、用紙17(シートの一例、図4参照)上の画像を読み取る機能とを有している。図1及び図2に示されるように、複合機10は、筐体14を備えている。筐体14は、概ね直方体の箱形状である。筐体14の前後方向8及び左右方向9の長さは、筐体14の上下方向7の長さより長い。筐体14の前後方向8の長さは、筐体14の左右方向9の長さより短い。なお、筐体14の各方向の長短関係は、前記の関係に限らない。例えば、筐体14の左右方向9の長さが、筐体14の前後方向8の長さより短くてもよい。
筐体14の外面は、前面71、後面72、上面73、下面74、右面75、及び左面76を備えている。
前面71には、排出口21が形成されている。筐体14の内部空間16において画像を記録された用紙15または画像を読み取られた用紙17が、排出口21を通じて筐体14の外部へ排出される。
図1に示されるように、前面71には、複合機10を起動・停止させる電源スイッチ18や、各種LED19などが設けられている。
筐体14の上面73は、筐体14の上壁81の上面と、筐体14の開閉壁82の上面とによって構成されている。上壁81は、筐体14の前上部を構成する壁である。開閉壁82は、筐体14の後上部を構成する壁である。本実施形態において、開閉壁82は筐体14の右端から左端に亘って設けられているが、開閉壁82は筐体14の右端から左端に亘っていなくてもよい。
図2に示されるように、開閉壁82は、上壁81によって回動可能に支持されている。開閉壁82は、その後端部に設けられた左右方向9に延びる軸83を中心として、図1及び図2に示される被覆位置と、図3に示される露出位置とに回動可能である。図2に示されるように、開閉壁82が被覆位置のとき、後述する収容部31は上方から開閉壁82に覆われている。図3に示されるように、開閉壁82が露出位置のとき、収容部31は筐体14の上方から外部へ露出されている。
図1及び図2に示されるように、筐体14の上面73(本実施形態では開閉壁82の上面)に、開口84(挿入口の一例)が形成されている。なお、開口84は、開閉壁82の上面ではない上壁81の上面73に形成されていてもよい。開口84は、後述する搬送路39と連通している。用紙17が、開口84を通じて搬送路39へ挿入される(図4参照)。開口84は、用紙17が挿入可能なように、用紙17に合わせて左右方向9に長く形成されている。
カバー85が、開閉壁82によって回動可能に支持されている。カバー85は、その後端部に設けられた左右方向9に延びる軸86を中心として、図2に示される閉位置と、図4に示される開位置とに回動可能である。図2に示されるように、カバー85が閉位置のとき、開口84は閉塞されている。図4に示されるように、カバー85が開位置のとき、開口84は開放されている。
カバー85が閉位置のときに、カバー85の外面のうち上方を向く面851は、開閉壁82の上面73と面一である。なお、カバー85が閉位置のとき、面851は、開閉壁82の上面73と面一でなくてもよいが、面851は上面73より下方に位置している(つまり、上面73より上方へ突出していない)ことが好ましい。
図4に示されるように、カバー85が開位置のときに、カバー85の外面のうち前方を向く面852は、下方へ向かうにしたがって前方へ向かって(つまり排出口21へ向かって)延びている。つまり、開位置のカバー85の面852は、その上端から前方斜め下方へ延びている。開位置のカバー85の面852は、開口84へ挿入される用紙17と当接可能である。
なお、カバー85は、その上端から前方斜め下方以外へ延びていてもよい。また、複合機10は、カバー85を備えていなくてもよい。
図2に示されるように、筐体14の後面72には、開閉壁87が設けられている。開閉壁87は、筐体14の他の部分によって回動可能に支持されている。開閉壁87は、その下端部に設けられた左右方向9に延びる軸88を中心として、図2に示される起立位置と、図5に示される倒伏位置とに回動可能である。
図2に示されるように、開閉壁87が起立位置のとき、収容部31は後方から開閉壁87に覆われている。図5に示されるように、開閉壁87が倒伏位置のとき、収容部31は筐体14の後方から外部に露出されている。
なお、複合機10は、開閉壁87を備えていなくてもよい。つまり、筐体14の後面72は、開閉可能でなくてもよい。この場合、後述する開口42が後面72に形成されないことは言うまでもない。
筐体14は、内部空間16を有している。内部空間16は、筐体14の内面によって区画されている。筐体14の内部空間16に、収容部31、給送部33、搬送ローラ対34、排出ローラ対35、記録部36、プラテン27、及び読取部37が配置されている。筐体14の内部空間16に、搬送路38、39が形成されている。
収容部31は、上方に開放された箱形状である。収容部31の前後方向8及び左右方向9の長さは、収容部31の上下方向7の長さより長い。収容部31の前後方向8の長さは、収容部31の左右方向9の長さより短い。なお、収容部31の各方向の長短関係は、前記の関係に限らない。例えば、収容部31の左右方向9の長さが、収容部31の前後方向8の長さより短くてもよい。
収容部31は、用紙15の収容空間89を有している。収容部31は、筐体14に固定されている。収容空間89は、底面77、開閉壁87の前面、筐体14の右内面78、筐体14の左内面(右内面78と左右に対向する面、不図示)、及び傾斜壁32によって区画されている。収容部31は、その内部に用紙15を上下に重ねて収容可能である。
図3に示されるように、開閉壁82が露出位置のとき、収容空間89が開口40を通じて筐体14の外部に露出される。これにより、用紙15が、収容部31の上方から開口40を通じて収容部31に対して出し入れ可能となる。開口40は、収容部31における上方に開放された部分のうち、他の部材(本実施形態では、給送部33)が配置されていない部分である。具体的には、図2において、収容部31における上方に開放された部分のうち、破線で示された前後の位置P1よりも後方の部分である。
図2に示されるように、開閉壁82が被覆位置のとき、収容空間89及び開口40は上方から開閉壁82に覆われて筐体14の外部に対して閉塞されている。つまり、開閉壁82は、開口40を開閉可能である。
図5に示されるように、開閉壁87が倒伏位置のとき、収容空間89が後面72に形成された開口42を通じて筐体14の外部に露出される。これにより、収容部31は、底面77よりも前後に長い用紙15の前部のみを底面77に支持させて、当該用紙15の後部を筐体14の外部に位置させることができる。その結果、底面77よりも前後に長い用紙15が収容部31から搬送路38へ給送可能となり、当該用紙15に画像を記録することが可能となる。
なお、本実施形態では、開閉壁87が起立位置のとき、開閉壁87の後面が、筐体14の後面72に相当する。開閉壁87が倒伏位置のとき、筐体14を後方から視て開口42を区画している面が、筐体14の後面72に相当する。
図2に示されるように、開閉壁87が起立位置のとき、収容空間89及び開口42は後方から開閉壁87に覆われて筐体14の外部に対して閉塞されている。
図6に示されるように、開閉壁82が露出位置且つ開閉壁87が倒伏位置のとき、開口40は、開口42と連続している。なお、開口40は、開口42と連続していなくてもよい。
図2に示されるように、傾斜壁32は、収容部31の前端部に位置している。換言すると、傾斜壁32は、収容部31と搬送路38の境界部に位置している。傾斜壁32は、底面77から上方へ突出している。傾斜壁32は、上方へ向かうにしたがって前方へ向かって延びている。つまり、傾斜壁32は、上下方向7に対して傾斜している。
傾斜壁32には、分離部が設けられている。本実施形態において、分離部は、傾斜壁32の後面90における左右方向9の中央部から突出した分離片91である。分離片91は、上下に間隔を空けて複数設けられている。なお、分離部は、上述した構成に限らない。例えば、複数の分離片91の代わりに摩擦係数が後面90よりも高い部材(例えばコルク)が配置されてもよい。
給送部33は、底面77の上方の所定空間41に位置している。所定空間41は、複合機10を上方から見た平面視において、開口40の前方に位置しており且つ開口40と連続した空間である。つまり、所定空間41は、前後方向8において、開口40と排出口21の間に位置している。所定空間41は、給送部33より前方(用紙15が給送される給送向きの下流)にまで拡がっている。つまり、給送部33の全体が所定空間41に位置している。図3に示されるように、開閉壁82が露出位置のとき、開口40に加えて所定空間41が筐体14の外部に露出される。このとき、給送部33より前方の空間まで露出されるため、ユーザは上方から所定空間41における給送部33より前方の空間にアクセスすることができる。
読取部37の後部も、所定空間41に位置している。
なお、開閉壁82が露出位置のときに、給送部33は、読取部37と同様に、全体ではなく一部のみが筐体14の外部に露出していてもよい。例えば、開閉壁82が露出位置のときに、給送部33のうち給送ローラ25の後方を向く面が筐体14の外部に露出する一方で、給送部33のうち給送ローラ25の前方を向く面が筐体14の外部に露出しなくてもよい。つまり、給送ローラ25の前方を向く面は、開閉壁82の位置にかかわらず、筐体14によって被覆されていてもよい。また、例えば、開閉壁82の位置にかかわらず、給送部33の全体が、筐体14によって被覆されていてもよい。
また、読取部37の全体が、所定空間41に位置していてもよい。また、給送部33及び読取部37以外の部材が、所定空間41に位置していてもよい。
図2に示されるように、給送部33は、給送ローラ25、給送アーム26、及び軸28を備えている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端部で回転可能に支持されている。給送アーム26は、基端部に設けられた軸28を中心として回動する。これにより、給送ローラ25は、底面77または底面77に支持された用紙15に対して、当接及び離間が可能である。
給送ローラ25は、給送用モータ(不図示)の駆動力が伝達されて回転する。これにより、底面77に支持された複数の用紙15が前方へ送られる。前方へ送られた複数の用紙15は、分離片91に当接する。これにより、複数の用紙15のうちの最上の用紙15が他の用紙15から分離されて傾斜壁32の後面90に沿って搬送路38へ給送される。
搬送路38(第1搬送路の一例)は、筐体14の内部空間16に配置された不図示のガイド部材、搬送ローラ対34、排出ローラ対35、記録部36、及びプラテン27によって区画された空間である。搬送路38は、給送部33によって給送された用紙15が通過する経路である。搬送路38は、収容部31の前端(換言すると、傾斜壁32の上端)から反転することなく前方へ延びて排出口21へ至っている。
搬送路38は反転することなく延びていればよい。つまり、搬送路38は、図2のような真っ直ぐ前方へ延びた経路に限らない。例えば、搬送路38は、前方へ向かうにしたがって上方へ向かって延びていてもよい。この場合、排出口21は、前面71ではなく上面73に設けられることもあり得る。つまり、排出口21が設けられる位置は、前面71に限らない。また、例えば、搬送路38は、上方や下方へ湾曲する部分を有していてもよい。
搬送路39(第2搬送路の一例)は、筐体14の内部空間16に配置された不図示のガイド部材、及び読取部37によって区画された空間である。搬送路39は、開口84を通じて挿入された用紙17(図4参照)が通過する経路である。搬送路39は、開口84から下方へ向かうにしたがって前方へ向かって(つまり排出口21へ向かって)延びている。つまり、搬送路39は、開口84から前方斜め下方へ延びている。なお、搬送路39は、開口84から前方斜め下方以外の方向へ延びていてもよい。
搬送路39の一端は、合流位置P2において搬送路38と合流している。搬送路39の他端は、開口84と連通している。つまり、開口84を通じて挿入された用紙17は、搬送路39を通過した後、搬送路38を通過する。すなわち、搬送路38は、給送部33によって給送された用紙15が通過する経路であると共に、開口84を通じて挿入された用紙17が通過する経路でもある。
搬送ローラ対34は、搬送路38に配置されている。搬送ローラ対34は、搬送ローラ61及びピンチローラ62よりなる。ピンチローラ62は、ばねなどの弾性部材(不図示)によって搬送ローラ61に圧接されている。これにより、搬送ローラ対34は、用紙15、17を挟持可能である。
排出ローラ対35は、搬送路38における搬送ローラ対34よりも前方(用紙15、17の搬送方向の下流)に配置されている。排出ローラ対35は、排出ローラ64及び拍車65よりなる。拍車65は、ばねなどの弾性部材(不図示)によって排出ローラ64に圧接されている。これにより、排出ローラ対35は、用紙15、17を挟持可能である。
搬送ローラ61及び排出ローラ64は、搬送モータ(不図示)の駆動力が伝達されることによって駆動される。駆動力が伝達された搬送ローラ61は、ピンチローラ62との間に用紙15、17を挟持しつつ前方(搬送方向)へ搬送する。駆動力が伝達された排出ローラ64は、拍車65との間に用紙15、17を挟持しつつ前方(搬送方向)へ搬送する。
記録部36は、内部空間16に位置している。記録部36は、搬送路38における搬送ローラ対34及び排出ローラ対35の間に位置している。記録部36は、収容部31より前方に位置する。換言すると、記録部36は、収容部31に対して前方(上面73に沿った方向)にオフセットした位置にある。記録部36は、収容部31及び傾斜壁32より上方に位置する。
本実施形態において、記録部36は、インクジェット方式によって、搬送路38を搬送される用紙15に画像を記録する。なお、記録部36が用紙15に画像を記録する方式は、インクジェット方式に限らず、電子写真方式などの他の方式であってもよい。
プラテン27は、記録部36の下方に記録部36と対向して設けられている。プラテン27は、搬送路38を搬送される用紙15、17を支持する。
読取部37は、内部空間16の搬送路39に位置している。読取部37は、記録部36より後方に位置している。読取部37は、開口84より前方に位置している。つまり、読取部37は、前後方向8において、開口84より排出口21側であって開口84と記録部36の間に位置している。読取部37は、収容部31及び傾斜壁32より上方に位置する。本実施形態において、読取部37は、収容部31の真上に位置する。読取部37は、開口84を通じて挿入されて搬送路39に位置する用紙17に記録された画像をイメージセンサによって読み取って画像データを取得する。
[実施形態の効果]
収容部31と記録部36が互いに前後方向8にオフセットした位置に設けられているため、収容部31の上に記録部36が位置する構成に比べて複合機10の高さを抑えることができる。
開口84から挿入される用紙17(画像が読み取られる用紙)は、収容部31に収容された用紙15(画像が記録される用紙)と同様、搬送路38を通る。これにより、画像が読み取られる用紙の搬送路と、画像が記録される用紙の搬送路とが完全に独立した構成に比べて複合機10の高さを抑えることができる。
仮に開口84が筐体14の側面に形成されている場合、開口84の分だけ側面が上下に長くなり、複合機10が上下に長くなってしまう。本実施形態では、開口84が筐体14の上面73に形成されているため、開口84が筐体14の側面に形成されている構成に比べて複合機10の高さを抑えることができる。
閉位置のカバー85が上面73よりも上方へ突出していないため、複合機10の高さを抑えることができる。また、上面73の上に他の物を置き易い。
開位置のカバー85が前方斜め下方へ延びているため(図4参照)、開位置のカバー85によって用紙17を搬送路39に沿って円滑に案内することができる。
読取部37が開口40より前方に位置しているため、開口40を通じた収容部31に対する用紙15の出し入れが読取部37によって阻害されることを防止できる。
開口84が開閉壁82に形成されているため、前後方向8において開口84と読取部37の間に所定の間隔を設けることができる。そのため、当該間隔に搬送路39を形成することができる。
読取部37が記録部36より後方に位置するため、記録部36による用紙15への画像記録によって用紙15に付着したインクやトナーなどの記録部材が読取部37に付着することを防止できる。
読取部37は収容部31の上方に位置しているため、読取部37と記録部36を同じ高さに配置できる。そのため、読取部37が記録部36の上方に位置する構成よりも、複合機10の高さを抑えることができる。また、収容部31と読取部37が前後方向8においてオフセットされて配置された構成よりも、複合機10の前後方向8における大型化を抑制できる。
[変形例]
上記実施形態では、読取部37は搬送路39に位置しており、収容部31の真上に位置していたが、読取部37の位置はこのような位置に限らない。例えば、読取部37は搬送路38に位置していてもよい。この場合、読取部37は、記録部36より後方(合流位置P2と記録部36の間)に位置していてもよいし、記録部36より前方(記録部36と排出口21の間)に位置していてもよい。この場合、読取部37は、収容部31より前方に位置するため、収容部31の真上に位置していない。
上記実施形態では、開閉壁82は、回動によって被覆位置及び露出位置に移動していたが、回動以外によって被覆位置及び露出位置に移動してもよい。
例えば、図7に示されるように、開閉壁82は、筐体14に対して着脱可能であってもよい。この場合、開閉壁82は、図7に破線で示されるように筐体14に装着されたときに被覆位置であり、図7に実線で示されるように筐体14から取り外されたときに露出位置である。
また、例えば、図8に示されるように、開閉壁82は、筐体14によって前後にスライド可能に支持されていてもよい。この場合、開閉壁82は、図8に破線で示される位置のときに被覆位置であり、図8に実線で示される位置(被覆位置から後方へスライドした位置)のときに露出位置である。なお、開閉壁82のスライド方向は前後に限らず、例えば開閉壁82は筐体14によって左右、上下、斜め上方などにスライド可能に支持されていてもよい。
また、例えば、図9に示されるように、開閉壁82は、連結部材92を介して筐体14の他の部分(図9では、筐体14の側壁93)と連結されていてもよい。
連結部材92は、筐体14の右上端部及び左上端部の各々に、前後に間隔を空けて2個ずつ設けられている。なお、連結部材92の数は、前記に限らない。
連結部材92の一端部は、側壁93と連結されている。連結部材92の他端部は、開閉壁82と連結されている。連結部材92は、側壁93に対して左右方向9に延びた軸94を中心に回動可能であり、開閉壁82に対して左右方向9に延びた軸95を中心に回動可能である。
開閉壁82は、図9に破線で示される位置のときに被覆位置である。このとき、連結部材92は、前後に延びている。連結部材92が矢印96の方向に回動することによって、開閉壁82が筐体14の他の部分に対して持ち上がり、図9に実線で示される露出位置となる。露出位置の開閉壁82は、被覆位置の開閉壁82に対して前方及び上方にオフセットされた位置にある。
なお、図9に示される構成では、連結部材92が左右方向に延びた軸を中心に回動するように構成されているために、露出位置の開閉壁82は、被覆位置の開閉壁82に対して前方及び上方にオフセットされた位置にあったが、これに限らない。例えば、連結部材92が前後方向に延びた軸を中心に回動するように構成されており、露出位置の開閉壁82が、被覆位置の開閉壁82に対して左右方向及び上方にオフセットされた位置にあってもよい。
開閉壁82と同様に、カバー85も、回動以外によって閉位置及び開位置に移動してもよいし、開閉壁87も、回動以外によって起立位置及び倒伏位置に移動してもよい。
上記実施形態では、図1に示されるように、筐体14の上面73は、筐体14の上壁81の上面と、筐体14の開閉壁82の上面とによって構成されていた。
しかし、筐体14の上面73は、開閉壁82の上面のみによって構成されていてもよい。つまり、筐体14は、上壁81を備えていなくてもよい。すなわち、開閉壁82は、筐体14の上面73の少なくとも一部を構成している。
逆に、筐体14の上面73は、上壁81の上面のみによって構成されていてもよい。つまり、筐体14は、開閉壁82を備えていなくてもよい。
所定空間41に位置する部材の少なくとも一部を覆うカバーが設けられていてもよい。例えば、図10に示されるように、給送部33及び読取部37を上方から覆うカバー97が設けられていてもよい。カバー97は、開閉壁82が露出位置のときに、所定空間41に位置する部材(図10では給送部33及び読取部37)にユーザが直接触れることを防止可能な位置に設けられる。一方、カバー97は、当該部材の機能の発揮を妨げる位置には設けられてない。例えば、給送ローラ25の周面のうち下方を向く面は用紙15と当接する必要があるため、カバー97は当該下方を向く面を覆わない。
図11に示されるように、複合機10は、筐体14によって回動可能に支持されたトレイ98を備えていてもよい。トレイ98は、開口84の後方に位置している。トレイ98は、その前端部に設けられた左右方向9に延びる軸99を中心として、図11に破線で示される第1位置と、図11に実線で示される第2位置とに回動可能である。
トレイ98が第1位置のとき、トレイ98の上面981は、筐体14の上面73と面一である。トレイ98が第2位置のとき、トレイ98の上面981は、上面73から上方へ向かうにしたがって後方へ向かって(つまり前後方向8において排出口21から離れるように)延びている。トレイ98が第2位置のとき、トレイ98の上面981は、開口84へ挿入される用紙17を支持可能である。
なお、図11では、開閉壁82の軸83は開閉壁82の前端部に設けられているが、軸83は図2などと同様に開閉壁82の後端部に設けられていてもよい。また、図11では、トレイ98は開閉壁82の代わりに設けられており、トレイ98が開閉壁82の機能(収容部31を外部に露出させる機能)を有している。しかし、トレイ98は、開閉壁82に加えて設けられていてもよい。例えば、トレイ98は、開閉壁82によって回動可能に支持されていてもよい。
図11に示された構成によれば、第2位置のトレイ98が開口84へ挿入される用紙17を支持するため、用紙17の開口84への挿入時にユーザが当該用紙17を把持する必要がない。
上記実施形態では、収容部31は筐体14に固定されていたが、収容部31は筐体14に固定されていなくてもよい。
例えば、上記実施形態において収容部31の一部は筐体14の壁によって構成されているが、収容部31は筐体14とは完全に別部材で構成されており、筐体14と別部材で構成された収容部31が移動(例えば前後へスライド)することによって、収容空間89が筐体14の外部に露出されてもよい。この場合、収容部31を筐体14の上方から外部へ露出させることが必ずしも必要でなくなるため、開閉壁82は設けられていなくてもよい。
上記実施形態では、給送部33は、給送アーム26と、給送アーム26の先端に回転可能に支持された給送ローラ25とを備えていた。そして、収容部31に収容されている用紙15は、傾斜壁32に沿って給送され、分離片91によって最上の用紙15が他の用紙15から分離されていた。しかし、用紙15が給送される構成は、給送アーム26、給送ローラ25、傾斜壁32、及び分離片91を備えた構成に限らない。例えば、収容部31の前端部(収容部31と搬送路38の境界部)の上端部に、給送ローラが設けられており、底面77がバネなどによって上方に付勢されていてもよい。この場合、底面77に支持された用紙15のうち最上の用紙15が下方から当該給送ローラに当接し、最上の用紙15が給送ローラによって給送される。
10・・・複合機
14・・・筐体
15・・・用紙(シート)
17・・・用紙(シート)
21・・・排出口
31・・・収容部
36・・・記録部
37・・・読取部
38・・・搬送路(第1搬送路)
39・・・搬送路(第2搬送路)
73・・・上面
84・・・開口(挿入口)

Claims (8)

  1. 筐体と、
    上記筐体の内部に位置しており、シートを収容する収容部と、
    上記筐体の内部に形成されており、上記収容部から上記筐体の外面に形成された排出口へ反転することなく延びており、シートが通過する第1搬送路と、
    上記筐体の上面に形成されたシートの挿入口と、
    一端が上記第1搬送路と連通し且つ他端が上記挿入口と連通しており、シートが通過する第2搬送路と、
    上記筐体の内部において上記収容部に対して上記上面に沿った方向にオフセットした位置にあり、上記第1搬送路に位置するシートに画像を記録する記録部と、
    上記筐体の内部に位置しており、上記挿入口から挿入されて上記第1搬送路または上記第2搬送路に位置するシートの画像を読み取る読取部と、を備える複合機。
  2. 上記挿入口を開放する開位置と上記挿入口を閉塞する閉位置とに移動可能に上記筐体によって支持されたカバーを備え、
    上記閉位置の上記カバーは、上記上面よりも上方へ突出していない請求項1に記載の複合機。
  3. 上記第2搬送路は、下方へ向かうにしたがって上記上面に沿った方向において上記排出口へ向かって延びており、
    上記カバーが上記開位置のとき、上記カバーの面のうち上記挿入口へ挿入されるシートと当接可能な面は、下方へ向かうにしたがって上記上面に沿った方向において上記排出口へ向かって延びている請求項2に記載の複合機。
  4. 上記筐体は、上記収容部の上方に上記収容部におけるシートの収容空間を上記筐体の外部に露出可能な開口を有しており、
    上記読取部は、上記上面に沿った方向において上記開口よりも上記排出口側に位置している請求項1から3のいずれかに記載の複合機。
  5. 上記筐体は、上記上面の少なくとも一部を構成しており、上記開口を開閉可能な開閉壁を備え、
    上記挿入口は、上記開閉壁に形成されている請求項4に記載の複合機。
  6. 上記読取部は、上記上面に沿った方向において上記記録部よりも上記収容部側に位置している請求項1から5のいずれかに記載の複合機。
  7. 上記読取部は、上記収容部の上方に位置している請求項6に記載の複合機。
  8. 上記筐体によって回動可能に支持されたトレイを備え、
    上記トレイは、その外面が上記上面と面一となる第1位置、及び上記上面から上方へ向かうにしたがって上記上面に沿った方向において上記排出口から離れるように延びており、上記挿入口へ挿入されるシートを支持可能な第2位置に回動する請求項1から7のいずれかに記載の複合機。
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