JP2020190278A - バルブステムシール - Google Patents

バルブステムシール Download PDF

Info

Publication number
JP2020190278A
JP2020190278A JP2019095415A JP2019095415A JP2020190278A JP 2020190278 A JP2020190278 A JP 2020190278A JP 2019095415 A JP2019095415 A JP 2019095415A JP 2019095415 A JP2019095415 A JP 2019095415A JP 2020190278 A JP2020190278 A JP 2020190278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve stem
guide
seal
stem guide
tubular portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019095415A
Other languages
English (en)
Inventor
一寿 平山
Kazutoshi Hirayama
一寿 平山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP2019095415A priority Critical patent/JP2020190278A/ja
Publication of JP2020190278A publication Critical patent/JP2020190278A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Abstract

【課題】補強環をバルブステムガイドに対して安定的に固定可能にしつつ、補強環のバルブステムガイドへの装着作業性に優れたバルブステムシールを提供する。【解決手段】筒状部110における内向きフランジ部120が設けられている側とは反対側の端部には、筒状部110がバルブステムガイド30に装着される過程で、当該装着方向に向かって縮径する傾斜面により構成される加締め部形成部33の表面を摺動しながら折り曲げられて、バルブステムガイド30に設けられた被加締め部32に加締められる加締め部111が設けられると共に、加締め部111の外周面側の先端には面取り部111aが形成されていることを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、バルブステムとバルブステムガイドとの間をシールするバルブステムシールに関する。
内燃機関における吸排気弁機構には、バルブステムとバルブステムガイドとの間をシールするバルブステムシールが設けられている。このバルブステムシールは、バルブステムガイドに固定されるように構成されており、背圧が作用した場合でも、バルブステムガイドから抜け落ちないようにする必要がある。そこで、バルブステムシールをバルブステムガイドに装着する過程で、バルブステムシールに備えられる補強環の先端がバルブステムガイドに設けられた被加締め部に加締められる技術を採用することが考えられる。図8を参照して、仮想技術について説明する。図8は仮想技術に係るバルブステムシールをバルブステムガイドに取り付ける途中の状態を示す一部破断断面図である。
バルブステムシール500は、バルブステム20と、バルブステム20の軸方向の運動をガイドするバルブステムガイド30との間をシールする役割を担っている。そして、バルブステムシール500は、金属製の補強環510と、補強環510に一体的に設けられる弾性体製のシール本体520と、シール本体520におけるシールリップ先端をバルブステム20に押し付けるためのガータスプリング530とを備えている。また、補強環510の端部には、間隔を空けて複数の突起511が設けられている。そして、バルブステムガイド30は、環状の部材により構成されており、その内周面31の内側にバルブステム20の軸部が挿通され、その外周面側には、環状の溝が形成されている。この溝の内周面側は被加締め部32として機能し、当該溝の外周面側は、加締め部形成部33として機能する。
すなわち、バルブステムシール500がバルブステムガイド30に取り付けられる際においては、補強環510がバルブステムガイド30に対して、図中、矢印S方向に装着される。この装着過程において、補強環510の端部に設けられた突起511が加締め部形成部33の表面を摺動しながら折り曲げられて、バルブステムガイド30に設けられた被加締め部32に加締められる。つまり、装着過程で、突起511は、図中、矢印R方向に折れ曲がる。
以上により、補強環510をバルブステムガイド30に装着することで、バルブステムシール500をバルブステムガイド30に取り付けることができ、かつ、装着過程において、加締め部として機能する突起511が被加締め部32に加締められる。これにより、背圧が生じた場合でも、バルブステムシール500がバルブステムガイド30から外れてしまうことを抑制することができる。
しかしながら、上記の仮想技術の場合には、突起511の外周面側の先端(図中、X部分参照)が、加締め部形成部33に食い込んでしまい、突起511が円滑に折り曲げられなかったり、加締め部形成部33の一部が削れて金属粉が生じてしまったりするおそれがある。
特開平9−126323号公報
本発明の目的は、補強環をバルブステムガイドに対して安定的に固定可能にしつつ、補強環のバルブステムガイドへの装着作業性に優れたバルブステムシールを提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
本発明のバルブステムシールは、
バルブステムと、該バルブステムの軸方向の運動をガイドするバルブステムガイドとの間をシールするバルブステムシールにおいて、
前記バルブステムガイドに取り付けられる筒状部と、該筒状部の先端から径方向内側に向かって伸びる内向きフランジ部とを有する補強環と、
前記補強環に一体的に設けられ、前記バルブステムの外周面に摺動自在に密着する弾性体製のシール本体と、
を備え、
前記筒状部における前記内向きフランジ部が設けられている側とは反対側の端部には、前記筒状部が前記バルブステムガイドに装着される過程で、当該装着方向に向かって縮径する傾斜面により構成される加締め部形成部の表面を摺動しながら折り曲げられて、前記バルブステムガイドに設けられた被加締め部に加締められる加締め部が設けられると共に、
前記加締め部の外周面側の先端には面取り部が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、補強環における筒状部が、バルブステムガイドに装着されることで、筒状部の端部の加締め部が、バルブステムガイドに設けられた被加締め部に加締められる。これにより、補強環をバルブステムガイドに対して安定的に固定することができる。また、加締め部の外周面側の先端には面取り部が形成されているので、加締め部が加締め部形成部の表面に食い込んでしまうことを抑制することができる。従って、補強環のバルブステムガイドへの装着作業性を高めることができる。
前記加締め部は、前記筒状部における前記反対側の端部に、周方向に間隔を空けて複数設けられた突起により構成されるとよい。
前記加締め部は、前記筒状部における前記反対側の端部の全周に亘って設けられていることも好適である。
更に、前記加締め部は、前記筒状部における前記反対側の端部において、1か所に設けられた溝部を除く全周に亘って設けられていることも好適である。
以上説明したように、本発明によれば、補強環をバルブステムガイドに対して安定的に固定可能にしつつ、補強環のバルブステムガイドへの装着作業性を高めることができる。
図1は本発明の実施例1に係るバルブステムシールの底面図である。 図2は本発明の実施例1に係るバルブステムシールの一部破断断面図である。 図3は本発明の実施例1に係るバルブステムシールをバルブステムガイドに取り付ける途中の状態を示す一部破断断面図である。 図4は本発明の実施例1に係るバルブステムシールをバルブステムガイドに取り付けた状態を示す一部破断断面図である。 図5は本発明の実施例2に係るバルブステムシールの一部破断断面図である。 図6は本発明の実施例3に係るバルブステムシールの一部破断断面図である。 図7はバルブステムガイドの変形例を示す模式的断面図である。 図8は仮想技術に係るバルブステムシールをバルブステムガイドに取り付ける途中の状態を示す一部破断断面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
図1〜図4を参照して、本発明の実施例1に係るバルブステムシールについて説明する。図1は本発明の実施例1に係るバルブステムシールの底面図である。図2は本発明の実施例1に係るバルブステムシールの一部破断断面図である。なお、図2においては、バルブステムシールを正面から見た状態において、その一部について断面図を示している。図2中の断面図は、図1中のAA断面図に相当する。図3は本発明の実施例1に係るバルブステムシールをバルブステムガイドに取り付ける途中の状態を示す一部破断断面図である。図4は本発明の実施例1に係るバルブステムシールをバルブステムガイドに取り付けた状態を示す一部破断断面図である。図3及び図4においては、バルブステムシール等を正面から見た状態において、その一部について断面図を示している。図3及び図4中のバルブステムシールの断面図は、図1中のAA断面図に相当する。
<吸排気弁機構の概略構成>
図4を参照して、吸排気弁機構の概略構成について説明する。吸排気弁機構は、不図示のシリンダヘッドに設けられている。そして、吸排気弁機構は、バルブステム20と、バルブステム20の軸方向の運動をガイドするバルブステムガイド30と、バルブステム20とバルブステムガイド30との間をシールするバルブステムシール10とを備えている。バルブステムガイド30は、金属により構成される。
バルブステムガイド30は、環状の部材により構成されている。このバルブステムガイド30の内周面31の内側にバルブステム20の軸部が挿通される。また、バルブステムガイド30の外周面側には、環状の溝が形成されている。この溝の内周面側は被加締め部32として機能し、当該溝の外周面側は、加締め部形成部33として機能する。これら被加締め部32と加締め部形成部33は、いずれも図中下方(バルブステムシール10の取付方向(装着方向)に相当)に向かうにつれて縮径するテーパ面により構成されている。
<バルブステムシールの全体構成>
特に、図1及び図2を参照して、バルブステムシール10の全体構成について説明する。バルブステムシール10は、金属製の補強環100と、補強環100に対して一体的に設けられる弾性体製(例えば、フッ素ゴムやアクリルゴムなどのゴム製)のシール本体200とを備えている。また、バルブステムシール10は、シール本体200を内周面側に向かって押圧することで、シール本体200におけるシールリップ210の先端をバルブステム20に押し付けるためのガータスプリング300も備えている。なお、例えば、補強環100をインサート部品として、シール本体をインサート成形することにより、補強
環100に対してシール本体200を一体的に設けることができる。
補強環100は、バルブステムガイド30に取り付けられる筒状部110と、筒状部110の先端から径方向内側に向かって伸びる内向きフランジ部120とを有する。なお、バルブステムガイド30は略円筒形状であり、筒状部110も略円筒形状である。このように構成される補強環100は、内向きフランジ部120とは反対側からバルブステムガイド30に対して筒状部110が装着される。
シール本体200は、シールリップ210と、嵌合部220とを一体に備えている。シールリップ210は、補強環100における内向きフランジ部120の先端から、内向きフランジ部120を介して筒状部110とは反対側に向かって伸び、バルブステム20の外周面に摺動自在に密着するように構成されている。そして、嵌合部220は、バルブステムガイド30の外周面に嵌合固定されるように構成されている。この嵌合部220を設けることによって、バルブステムガイド30に対する補強環100のガタツキを抑制することができる。
また、筒状部110における内向きフランジ部120が設けられている側とは反対側の端部には、複数の突起により構成される加締め部111が設けられている。以下、この加締め部111に関して詳細に説明する。
<加締め部>
特に、図3及び図4を参照して、加締め部111について、より詳細に説明する。筒状部110における内向きフランジ部120が設けられている側とは反対側の端部には、周方向に間隔を空けて複数の突起が設けられている。これら複数の突起は、加締め部111として機能する。なお、図示の例では、突起は等間隔に2か所設けられているが、突起の個数は筒状部110の大きさや求められる加締め力等に応じて適宜設定される。また、突起の間隔は、通常、等間隔にするのが望ましいが、必要に応じて等間隔に配置しなくてもよい。
以上のように構成される複数の突起が、加締め部111として機能する理由について説明する。バルブステムシール10をバルブステムガイド30に取り付ける際においては、補強環100の筒状部110が、バルブステムガイド30に対して、図3中矢印S方向に装着される。この装着過程で、加締め部111は、装着方向(矢印S方向)に向かって縮径する傾斜面により構成される加締め部形成部33の表面を摺動しながら折り曲げられて、被加締め部32に加締められる。なお、本実施例においては、バルブステムガイド30における円柱面状の外周面と、被加締め部32との境界部付近が、加締め部111により加締められる(図4参照)。
これにより、背圧等によって、バルブステムシール10に対してバルブステムガイド30から抜ける方向(図3中矢印S方向と反対方向)に力が作用しても、加締め部111が被加締め部32に突き当たる。従って、バルブステムシール10がバルブステムガイド30から外れてしまうことが抑制される。
ここで、本実施例に係る加締め部111の外周面側の先端には、面取り部111aが形成されている。なお、本実施例に係る面取り部111aは、テーパ面の一部となるような湾曲した傾斜面により構成される。ただし、この面取り部111aは、平面状の傾斜面によって構成することもできる。
<本実施例に係るバルブステムシールの優れた点>
本実施例に係るバルブステムシール10によれば、補強環100における筒状部110
が、バルブステムガイド30に装着されることで、筒状部110の端部の加締め部111が、バルブステムガイド30に設けられた被加締め部32に加締められる。これにより、補強環100をバルブステムガイド30に対して安定的に固定することができる。また、加締め部111の外周面側の先端には面取り部111aが形成されているので、加締め部111が加締め部形成部33の表面に食い込んでしまうことを抑制することができる。従って、補強環100のバルブステムガイド30への装着力が高まってしまうことを抑制することができ、装着作業性を高めることができる。また、加締め部形成部33の表面が削れてしまうことを抑制することができ、金属粉の発生を抑制することができる。
(実施例2)
図5には、本発明の実施例2が示されている。本実施例においては、加締め部の構成が、上記実施例1とは異なる場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図5は本発明の実施例2に係るバルブステムシールの一部破断断面図である。なお、図5においては、バルブステムシールを正面から見た状態において、その一部について断面図を示している。図5中の断面図は、上記実施例1で示した図1中のAA断面図に相当する。
本実施例に係るバルブステムシール10Xについては、補強環100Xの構成のみが実施例1とは異なっており、その他の構成については、上記実施例1で説明した構成をそのまま採用すればよいので、その説明は省略する。本実施例に係る補強環100Xも、上記実施例1の場合と同様に、バルブステムガイド30に取り付けられる筒状部110Xと、筒状部110Xの先端から径方向内側に向かって伸びる内向きフランジ部120とを有する。また、本実施例においても、筒状部110Xは略円筒形状である。
そして、本実施例においては、筒状部110Xにおける内向きフランジ部120が設けられている側とは反対側の端部の全周によって、加締め部111Xが構成されている。つまり、筒状部110Xにおける内向きフランジ部120が設けられている側とは反対側の端部全体が加締め部111Xとして機能する。
なお、バルブステムシール10Xのバルブステムガイド30への取り付け方、及び、筒状部110Xがバルブステムガイド30に対して装着される過程で加締め部111Xが折り曲げられて被加締め部32に加締められるメカニズムについては、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明は省略する。
そして、本実施例に係る加締め部111Xの外周面側の先端においても、面取り部111Xaが形成されている。なお、本実施例に係る面取り部111Xaは、テーパ面により構成される。
以上のように構成される本実施例に係るバルブステムシール10Xにおいても、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができる。なお、本実施例の場合には、上記実施例1の場合のように、加締め部111を突起により構成する場合に比べて、補強環100Xの製作コストを軽減できるメリットがある。
(実施例3)
図6には、本発明の実施例3が示されている。本実施例においては、加締め部の構成が、上記実施例1とは異なる場合の構成を示す。その他の構成および作用については実施例1と同一なので、同一の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
図6は本発明の実施例3に係るバルブステムシールの一部破断断面図である。なお、図6においては、バルブステムシールを正面から見た状態において、その一部について断面図を示している。図6中の断面図は、上記実施例1で示した図1中のAA断面図に相当する。
本実施例に係るバルブステムシール10Yについては、補強環100Yの構成のみが実施例1とは異なっており、その他の構成については、上記実施例1で説明した構成をそのまま採用すればよいので、その説明は省略する。本実施例に係る補強環100Yも、上記実施例1の場合と同様に、バルブステムガイド30に取り付けられる筒状部110Yと、筒状部110Yの先端から径方向内側に向かって伸びる内向きフランジ部120とを有する。また、本実施例においても、筒状部110Yは略円筒形状である。
そして、本実施例においては、筒状部110Yにおける内向きフランジ部120が設けられている側とは反対側の端部において、1か所に設けられた溝部111Ybを除く全周によって、加締め部111Yが構成されている。つまり、筒状部110Yにおける内向きフランジ部120が設けられている側とは反対側の端部の略全体が加締め部111Yとして機能する。
なお、バルブステムシール10Yのバルブステムガイド30への取り付け方、及び、筒状部110Yがバルブステムガイド30に対して装着される過程で加締め部111Yが折り曲げられて被加締め部32に加締められるメカニズムについては、上記実施例1の場合と同様であるので、その説明は省略する。
そして、本実施例に係る加締め部111Yの外周面側の先端においても、面取り部111Yaが形成されている。なお、本実施例に係る面取り部111Yaは、テーパ面(ただし、溝部111Ybの部分を除く)により構成される。
以上のように構成される本実施例に係るバルブステムシール10Yにおいても、上記実施例1の場合と同様の効果を得ることができる。なお、本実施例の場合には、上記実施例1の場合のように、加締め部111を突起により構成する場合に比べて、補強環100Yの製作コストを軽減できるメリットがある。
なお、上記実施例2の構成を採用した場合には、筒状部110Xにおける内向きフランジ部120が設けられている側とは反対側の端部全体で構成される加締め部111Xを折り曲げる必要があるため、補強環100Xの肉厚によっては、装着力が高すぎてしまうことがある。そのような場合に、本実施例のように、1か所に溝部111Ybを設けることで、加締め部111Yは無理なく折り曲げられるため、装着力を抑制することが可能となる。
(その他)
上記実施例においては、バルブステムガイド30の外周面側に形成された環状の溝の内周面側が被加締め部32として機能し、当該溝の外周面側が加締め部形成部33として機能する場合の構成を示した。しかしながら、被加締め部32と加締め部形成部33については、そのような構成に限定されることはない。
その他の一例について、図7を参照して説明する。図7はバルブステムガイドの変形例を示す模式的断面図である。図7に示すバルブステムガイド30Xは、内周面側の環状の第1ガイド部材30Aと、外周面側の環状の第2ガイド部材30Bの2部材により構成される。そして、第1ガイド部材30Aの内周面31の内側にバルブステム20の軸部が挿通される。また、第1ガイド部材30Aの外周面に設けられた環状溝の図中上方側の側面
が被加締め部32として機能するように構成される。また、第2ガイド部材30Bの先端に形成されたテーパ面が加締め部形成部33として機能する。
以上のように構成されるバルブステムガイド30Xに対して、上記実施例1〜3に示すバルブステムシール10,10X,10Yを装着させる場合でも、各補強環100,100X,100Yにおける加締め部111,111X,111Yが加締め部形成部33により折り曲げられて被加締め部32に加締められるメカニズムが同様であることは言うまでもない。
また、図7に示す例では、第1ガイド部材30Aと第2ガイド部材30Bによって、バルブステムガイド30Xが構成される場合を示したが、第2ガイド部材30Bに相当する部材が、バルブステムガイド以外の部材によって構成されてもよい。例えば、シリンダヘッドに、加締め部形成部33が設けられていても、本発明を適用することができる。
10,10X,10Y バルブステムシール
20 バルブステム
30,30X バルブステムガイド
31 内周面
32 被加締め部
33 加締め部形成部
100,100X,100Y 補強環
110,110X,110Y 筒状部
111,111X,111Y 加締め部
111a,111Xa,111Ya 面取り部
111Yb 溝部
120 内向きフランジ部
200 シール本体
210 シールリップ
220 嵌合部
300 ガータスプリング

Claims (4)

  1. バルブステムと、該バルブステムの軸方向の運動をガイドするバルブステムガイドとの間をシールするバルブステムシールにおいて、
    前記バルブステムガイドに取り付けられる筒状部と、該筒状部の先端から径方向内側に向かって伸びる内向きフランジ部とを有する補強環と、
    前記補強環に一体的に設けられ、前記バルブステムの外周面に摺動自在に密着する弾性体製のシール本体と、
    を備え、
    前記筒状部における前記内向きフランジ部が設けられている側とは反対側の端部には、前記筒状部が前記バルブステムガイドに装着される過程で、当該装着方向に向かって縮径する傾斜面により構成される加締め部形成部の表面を摺動しながら折り曲げられて、前記バルブステムガイドに設けられた被加締め部に加締められる加締め部が設けられると共に、
    前記加締め部の外周面側の先端には面取り部が形成されていることを特徴とするバルブステムシール。
  2. 前記加締め部は、前記筒状部における前記反対側の端部に、周方向に間隔を空けて複数設けられた突起により構成されることを特徴とする請求項1に記載のバルブステムシール。
  3. 前記加締め部は、前記筒状部における前記反対側の端部の全周に亘って設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバルブステムシール。
  4. 前記加締め部は、前記筒状部における前記反対側の端部において、1か所に設けられた溝部を除く全周に亘って設けられていることを特徴とする請求項1に記載のバルブステムシール。
JP2019095415A 2019-05-21 2019-05-21 バルブステムシール Pending JP2020190278A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019095415A JP2020190278A (ja) 2019-05-21 2019-05-21 バルブステムシール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019095415A JP2020190278A (ja) 2019-05-21 2019-05-21 バルブステムシール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020190278A true JP2020190278A (ja) 2020-11-26

Family

ID=73454421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019095415A Pending JP2020190278A (ja) 2019-05-21 2019-05-21 バルブステムシール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020190278A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20080084987A (ko) 립타입 시일
JPWO2015137491A1 (ja) ガスケット
WO2017099045A1 (ja) バルブステムシール
JP2018035855A (ja) 密封装置
EP1884630A1 (en) Valve stem seal
JP6346533B2 (ja) バルブステムシール
JP5950062B2 (ja) バルブステムシール
JP2020190278A (ja) バルブステムシール
JP2023075322A (ja) ガスケット
WO2021014798A1 (ja) 密封装置
US20200278028A1 (en) Sealing apparatus
JP3155483B2 (ja) バルブステムシール
JP4788906B2 (ja) バルブステムシール
JP2010255641A (ja) オイルシール
WO2020189612A1 (ja) 密封装置
JP2020063823A (ja) 密封装置
JP7303293B2 (ja) バルブステムシール
JP6451864B2 (ja) バルブステムシール及び密封構造
JP7224248B2 (ja) 密封装置
JP2017133614A (ja) 配管
JP2019044898A (ja) バルブステムシール
JP6868448B2 (ja) バルブステムシール
JP2010019331A (ja) 密封装置
JP2020041640A (ja) 密封装置
JP3960139B2 (ja) バルブステムシール